JP2016518549A - カムシャフト - Google Patents

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Abstract

本発明は、中空軸として具現化される支持軸(3)を備えるカムシャフトに関する。内軸(5)は、支持軸の内部に同心円状に配置され、前記内軸(5)は支持軸(3)に対して回転可能である。第1のカムセグメント(7)は、支持軸(3)上に配置され、前記カムセグメントは、支持軸(3)を受け入れる第1の切欠き(9)を有し、支持軸(3)に対して回転可能であり、支持軸(3)の第1の開口部(11)によって内軸(5)に対して回転不能に連結される。第1のカムセグメント(7)は、少なくとも2つのカム輪郭(13、15)を備える。さらに、内軸(5)と第1のカムセグメント(7)との連結は、第1のカムセグメント(7)が、内軸(5)および支持軸(3)に対して軸方向に移動可能なように設計される。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のシリンダ弁を作動させるためのカムシャフトに関する。
内燃機関の効率を改善するために、カムシャフトのカムを内燃機関の運転条件に適合させることが知られている。たとえば、独国特許出願公開第102004011596A1号明細書は、軸方向に変位可能なカムホルダを有する変位カムシステムを示し、カムホルダの変位によって、カム輪郭を異なる形状に変化させることが可能である。この結果、たとえば、弁作動の時間および強度を変更することができる。一方、欧州特許出願公開第1696107A1号明細書から、カムが支持軸に回転可能に取り付けられて、支持軸に対して回転可能にピンによって内軸に連結されるという事実により、カムを回転可能に構成することがわかる。よって、シリンダ弁の角度位置およびそれによる移動時間を変更することが可能である。
本発明の目的は、内燃機関の現在の運転条件の、より好適な調整を実現し、それにより内燃機関の効率を高めるために、シリンダ弁の移動時間ならびに弁作動の時間および強度について、どちらも変更可能な新たなカムシャフトを提供することである。
この目的は、中空軸として形成される支持軸を有するカムシャフトにより実現され、その支持軸の内部においては、内軸が支持軸に対して同心円状に配置される。内軸は、支持軸に対して回転可能である。さらに、支持軸を受ける第1の凹部を有する第1のカムセグメントが支持軸上に配置され、カムセグメントは支持軸に対して回転可能であり、支持軸の第1の開口部によって、内軸と結合して回転可能に連結されている。ここで、第1のカムセグメントは少なくとも2つのカム輪郭を有する。内軸と第1のカムセグメントとの間に連結が、第1のカムセグメントが、内軸および支持軸に対して軸方向に変位可能であるようにさらに構成される。この構造により、2つのカム輪郭の間で同時に変更が可能であり、さらにカム輪郭の角度位置が自在に設定可能であることが保証される。
特に、この目的のために、内軸は、支持軸の第1の開口部を通って伸び、第1のカムセグメントの第1の凹部の内側で軸方向溝に係合するピンを有する穴を有する。したがって、第1のカムセグメントは軸方向に変位可能であり、その一方で、円周方向のピンと溝との間にポジティブロックが存在し、それによって、内軸に対する第1のカムセグメントの回転が防止される。このようにして、一方で、内軸と第1のカムエレメントとの単純な結合が実現でき、同時に、他方で、内軸および支持軸に対する変位性が保証される。
本願の意義の範囲内で、用語「軸方向」は、カムシャフトの回転軸と平行する方向を指す。円周方向は、カムシャフトの周縁に沿って、回転軸に垂直な方向である。
カムシャフトのさらに発展した実施形態の場合、内軸は、支持軸の第1の開口部および第2の開口部を通って伸びるピンを有する連続的な穴を有し、ここで、第2の開口部は第1の開口部の反対側にあり、ピンは、第1のカムセグメントの第1の凹部の内側における2つの軸方向溝でその対向する端部と係合する。2つの相対する開口部および軸方向溝によるこの対称的な変形例により、内軸と第1のカムセグメントとの連結の安定性はより向上し、その結果、カム輪郭によって、より高いトルクが伝達可能となる。
円周方向における第1の開口部の範囲は、一般的にピンの直径より広い。このように、支持軸に対する内軸の回転は、ピンにより完全には防止されない。他方で、円周方向における第1の開口部の範囲を選択することは、いくつかの変形例において好適であり、第1の開口部の円周方向における対向する端部は、支持軸に対する内軸の回転角を固定するピンの端止めとして働く。よって、明確に定義された角度範囲が、角度位置の設定のために特定される。あるいは、角度範囲は、内軸の回転のための制御装置によっても自然に特定される可能性がある。この場合、ピンと第1の開口部との間の円周方向の小さい角度の遊びも、端部位置にとどまる。
内軸および支持軸に対する第1のカムセグメントの明確な変位を保証するために、凹部の内側の軸方向溝は、変位中、ピンによって案内される。ピンは、軸方向溝に沿って摺動する。いくつかの実施形態において、軸方向溝は、カム輪郭の1つの最大値が外側にもある円周方向における凹部の内側に配置される。これは、材料厚さがここでより大きいという利点を有し、軸方向溝およびそれにもかかわらず安定したカムを提供することはより簡単である。原則として、それにもかかわらず、軸方向溝は円周方向において最大値と一致する必要はなく、むしろ任意の所望の他の位置に配置される可能性もある。
1つのさらに発展した実施形態の場合、第1のカムセグメントに隣接して、支持軸を受ける第2の凹部を有する第2のカムセグメントが支持軸上に配置され、ここで、第2のカムセグメントは少なくとも2つのカム輪郭を有し、第2のカムセグメントと支持軸との連結は、第2のカムセグメントが結合して回転可能および支持軸上で軸方向に変位可能に配置されるように構成される。
第2の隣接したカムセグメントの配置により、同一のシリンダの2つの弁を同一のカムシャフトで制御することが可能となる。あるいは、2つの隣接したシリンダの2つの弁も、このような配置により制御可能である。第2のカムセグメントも支持軸上で軸方向に変位可能に配置され、少なくとも2つのカム輪郭を有するという事実のため、作動のためのそれぞれのカム輪郭の間で、両方のカムセグメントによる変化が可能である。この結果、シリンダ弁の作動の高い適応性が実現される。
第1のカムセグメントの複数のカム輪郭は一般的に、互いに異なる。第2のカムセグメントの複数のカム輪郭も、互いに異なる。この結果、高い可変性が保証される。
しかし、第1のカムセグメントの2つのカム輪郭が同一である、または、第2のカムセグメントの2つのカム輪郭が同一である場合、それも有利である。たとえば、多くのカムシャフトの以下の構成において、第1および第2のカムセグメントは、共同でのみ軸方向に変位可能である。特に、そのような場合、第2のカムセグメントの2つのカム輪郭が同一であり、一方、第1のカムセグメントの対応するカム輪郭が異なる場合(または、逆もまた同じ)、それは有利である。よって、第1のカムセグメントによる、異なるカム輪郭への変化のみ行われるべきであり、第2のカムセグメントのカム輪郭は保持されなければならないという応用がある。両方のカムセグメントは共同でのみ変位可能であるため、そのような場合、第1のカムセグメントに2つの異なるカム輪郭が設けられ、第2のカムセグメントに2つの同一のカム輪郭が設けられる。同一のカム輪郭が両方とも第2のカムセグメントに隣接して配置される場合、第2のカムセグメントの対応する領域は、広いカムの形態において有利に具現化される。これは、カムセグメントの断面が2つの同一のカム輪郭の間で変化しないことを意味する。
カムシャフトの1つの変形例において、第2のカムセグメントの第2の凹部および支持軸の外側が、対向する窪みを有し、その結果、軸受体が配置される空胴が生成される。この結果、支持軸に対する第2のカムセグメントの、結合して回転可能である性質が保証される。同時に、歯部とは対照的に、増加する直径による支持軸の軸領域は発生しない。したがって支持軸を、問題なく、閉じた軸受受け部に押し込むことが可能である。支持軸上で第2のカムセグメントの軸方向変位を可能とするために、この場合、第2の凹部の内側の窪みまたは支持軸の外側の窪みは、軸受体より軸方向に大きい範囲を有する。軸受体は、第2のカムセグメントの変位中、これらの窪みで離れて滑る。支持軸に対する第2のカムセグメントの回転を防止するために、第2の凹部の内側の窪みおよび支持軸の外側の窪みが、円周方向における軸受体の範囲に実質的に対応する円周方向の範囲を有するという点により、結合して回転可能な性質が支持される。
1つの代替の変形例において、互いに係合する歯部が、第2の凹部の内側および支持軸の外側に配置される。歯部の歯溝は軸方向に延在し、その結果、支持軸上の第2のカムセグメントの軸方向変位が可能であり、支持軸に対する第2のカムエレメントの回転が防止される。歯部は比較的容易に生成可能であり、軸受体の追加挿入を必要としない。たとえば、支持軸の外側の歯部は、押しつけられた歯環の形態で具現化可能である。
本発明によるカムシャフトのさらに発展した実施形態の変形例の場合、第1のカムセグメントおよび第2のカムセグメントは、支持軸上に隣接して配置される。さらに、第1のカムセグメントは第2のカムセグメントに対して回転可能であり、両方のカムセグメントは共同でのみ軸方向に変位可能であるように、第1のカムセグメントと第2のカムセグメントとの間に結合が設けられる。これは、両方のカムセグメントが、1つの制御装置(たとえば、スライドトラック)だけで、軸方向に変位可能であるという利点を有する。
このような結合を実現する1つの可能な形態は、2つのカムセグメント間の差込継手である。第1のカムセグメントは、第2のカムセグメントに面する端部側で、周縁の一部に沿って延在する第1のカラーを有する。同時に、第2のカムセグメントは、第1のカムセグメントに面する端部側で、周縁の一部に沿っても延在する第2のカラーを有する。第1のカラーと第2のカラーとが互いに係合し、結合が形成される。2つのカムセグメントの結合のために、これらは最初に、凹部が互いに合うように配置される。この場合、カムセグメントの角度方向は、第1のカムセグメントの第1のカラーが、第2のカムセグメントがカラーを有しない領域にあるように、互いに対して選択される。したがって、円周方向における第1のカラーの範囲は、第2のカラーが配置されない第2のカムセグメントの領域の範囲より小さくなければならない。同じことは逆にもあてはまる。次に、2つのカムセグメントは、軸方向に一緒に押される可能性がある。その後、第1のカラーの第2のカラーとのポジティブロックが、互いに対する両方のカムセグメントの回転によって生成され、第1のカラーと第2のカラーとは互いに係合し、このようにして結合を形成する。
さらなる実施形態において第1のカムセグメントおよび第2のカムセグメントは、支持軸上に隣接して配置される。両方のカムセグメントは、支持軸の回転軸に直交する継手接触面を有し、その結果、回転中、2つのカムセグメントのうちの一方が変位することなく、第1のカムセグメントは第2のカムセグメントに対して回転可能である。このように、回転および軸方向変位は互いから独立しており、別々に実行可能である。
本発明の1つの変形例において、第1のカムセグメントは、ばね要素によって第2のカムセグメントに対する張力をかけられる。1つの代替の変形例において、第2のカムセグメントは、ばね要素によって第1のカムセグメントに対する張力をかけられる。これは、張力をかけられたカムセグメントが、ばね要素によって他のそれぞれのカムセグメントに連続的に押しつけられることを意味する。張力をかけられていないカムセグメントの軸方向変位の場合、張力をかけられたカムセグメントは、張力をかけられていないカムセグメントの移動に自動的に従う。これは、張力をかけられたカムセグメント上に係止手段を配置する必要がないという利点を有する。係止手段で張力をかけられていないカムセグメントを固定することで十分である。また、次に、張力をかけられたカムセグメントは、張力をかけられていないカムセグメントの係止手段、および、ばね力によって、その軸方向位置に固定される。したがって、2つのカムセグメントの結合を不要とすることができる。
本発明によるカムシャフトの1つの実施形態の変形例は、第1のカムセグメントおよび第2のカムセグメントが、第1の軸方向への第1のカムセグメントおよび第2のカムセグメントの移動のための少なくとも1つの第1のスライドトラックと、第2の軸方向への第1のカムセグメントおよび第2のカムセグメントの移動のための第2のスライドトラックとを一緒に有するように構成される。ここで、第2の軸方向は、第1の軸方向と反対である。
スライドトラックは、回転する軸上のエレメントを変位させるための、手段を容易に生成する。軸の既存の回転移動は、たとえばドライバピンなどの固定手段がエレメントのスライドトラックと接触するという事実によって使用される。スライドトラックは、円周方向に対して少なくともある程度斜めになる(すなわち、円周方向にも軸方向にも沿っていない)。軸の回転の場合、スライドトラックはピンに沿って摺動する。ピンが固定されているため、回転によってスライドトラック上に力が与えられ、その力は軸方向および円周方向の分力を有する。スライドトラックの円周方向への移動(すなわちスライドトラックの回転)は、通常、エレメントが軸に結合して回転可能に取り付けられるという事実によって不可能にされる。よって、スライドトラックの変位、よってエレメントの変位に至る軸方向への分力が残る。
第2のカムセグメントに第1および第2のスライドトラックを配置することは、特に好適である。この結果、軸領域をスライドトラックに提供する必要がないため、第1のカムセグメントはより細く構成可能になる。次にこれは、第1のカムセグメントの重量的な利点となる。第1のカムセグメントは内軸によって回転されるため、このカムセグメントが特に軽量である場合、それは好適である。第2のカムセグメントは変位のみで回転しないため、スライドトラックを有する領域の追加重量は、より少ない程度で第2のカムセグメントに与えられる。
それにもかかわらず、第1のカムセグメント上に両方のスライドトラックを配置することは、いくつかの実施形態においてもちろん好適である。
特に、第1のカムセグメントと第2のカムセグメントとの結合がない実施形態の場合、両方のカムセグメントの連動は、第1のカムセグメントが、第1の軸方向における第2のカムセグメントの方への第1のカムセグメントの移動のための第1のスライドトラックを有し、第2のカムセグメントが、第2の軸方向における第1のカムセグメントの方への第2のカムセグメントの移動のための第2のスライドトラックを有するということで、実現可能である。
スライドトラックは、2つの異なる方法で形成される可能性がある。一方では、溝状の方法でスライドトラックを形成することが可能である。次に固定ピンが、エレメントの変位のために、溝形のスライドトラックに差し込まれる可能性がある。スライドトラックは、円周方向に対して少なくともある程度斜めになる(すなわち、円周方向に沿ったものでも、軸方向に向いたものでもない)。たとえば、一定の勾配の螺旋経路を有する螺旋断面、または様々な勾配を有する螺旋断面が可能である。さらに複雑な断面も可能である。
他方では、変位するエレメントの端部側にも、軸方向に傾斜した断面が少なくとも部分的に設けられる可能性がある。第1のカムセグメントおよび第2のカムセグメントが多くの変形例において隣接しているため、他のそれぞれのカムセグメントから離れた端部側のみ、スライドトラックのこの構成が可能である。
したがって、溝形に第1のスライドトラックおよび第2のスライドトラックを形成すること、または、少なくとも部分的に斜めになり、他のそれぞれのカムセグメントから離れているカムセグメントの端部側の形態において第1のスライドトラックおよび第2のスライドトラックを形成することが可能である。混合形態も可能であり、それらにおいては、一方のスライドトラックは斜めに走る溝として形成され、他方のスライドトラックはある程度斜めに走る端部側として形成される。
第1のカムセグメントのみ変位可能である実施形態の場合、第1のカムセグメントの両端側にも、ある程度傾斜のある断面が設けられる可能性がある。これにより、第1のカムセグメントの特に細い実施形態が可能となり、その結果、第1のカムセグメントは軽量になる。この結果、第1のカムセグメントの回転は容易になる。さらに、細い設計は、一般的に小さい設置空間でのみこれが利用可能であるため、取付けが容易になる利点を有する。カムシャフトの本発明によるいくつかの実施形態において、第1のカムセグメントの各カム輪郭には、第2のカムセグメントの関連するカム輪郭、ならびに、第1のカムセグメントおよび第2のカムセグメントの関連する継手軸方向位置が割り当てられる。この割当の結果として、第2のカムセグメントの割り当てられたカム輪郭もアクティブであるとき、第1のカムセグメントのカム輪郭が明確にアクティブであるということが実現される。それによって、これは明確に、割り当てられた継手軸方向位置が使用される場合である。カム輪郭が、カムシャフトの運転中、シリンダ弁を作動させるために正しい軸方向位置に配置されるとき、アクティブと呼ばれる。第1および第2のカムセグメントの組立体を、第1の継手軸方向位置から第2の継手軸方向位置へ変位させることによって、第1の運転モードから第2の運転モードへの変更を行うことができる。第1の運転モードにおいて、第1のカムセグメントの第1のカム輪郭、および第2のカムセグメントの第1のカム輪郭がアクティブである。第2の継手軸方向位置への変位によって、第1のカムセグメントの第2のカム輪郭は、第1のカム輪郭の元の軸方向位置へ移動する。よってここで、第2のカム輪郭がアクティブであり、第1のカムセグメントの第1のカム輪郭は非アクティブである。同時に、第2のカムセグメントの第2のカム輪郭が、第2のカムセグメントの第1のカム輪郭の元の軸方向位置へ移動する。よって、第2のカムセグメントの第2のカム輪郭もアクティブである。ここで、カムシャフトは第2の運転モードであり、それらにおいては、第1のカムセグメントの第2のカム輪郭、および第2のカムセグメントの第2のカム輪郭がアクティブである。
カムシャフトが継手軸方向位置の一方にそれぞれのカムセグメントを係止する係止手段を備える場合、それは好適である。これにより、カムセグメントが意図せず変位することがない、安定した動作状態が保証される。
第1のカムセグメントと第2のカムセグメントとの結合を有する実施形態の場合、係止手段で2つのカムセグメントのうちの1つを固定することで十分である。そして、他方のカムセグメントは、結合によって自動的に固定される。
しかし、結合のない実施形態の変形例の場合、第1のカムセグメントを係止する係止手段および第2のカムセグメントを係止する係止手段の両方を提供することが好適である。この場合、2つのカムセグメントのそれぞれは、独立して係止される。
係止手段を具現化するための1つの可能性として、内軸の穴に半径方向に可動に取り付けられるばね付勢された係止体を提供することがある。係止体は、支持軸の係止開口部を通って伸び、それぞれのカムセグメントの凹部の内側の係止溝に係合する。内軸が支持軸内で回転可能であるため、支持軸および係止溝の係止開口部は、いずれの場合にも、円周方向の係止体の範囲より大きい円周方向の範囲を有することが必要である。このようにして、支持軸に対する内軸の回転は、係止体によって阻止されない。
カムセグメントの変位中、ポジティブロックが係止体と係止溝との間で軸方向にもはや存在しなくなるまで、係止体は、支持軸および内軸のばね力と逆に変位する。第2の継手軸方向位置に達するとすぐに、ばねは係止体を対応する係止溝に押し込み、その結果、カムセグメントはこの軸方向位置で係止される。第1または第2のカムセグメントのカム輪郭の1つの可能な変形例は、ゼロストロークである。これは、対応するシリンダ弁が作動しないようにカム輪郭が形づくられることを意味する。そのような場合、一般的に、第1のカムセグメントのカム輪郭および第2のカムセグメントの対応する割り当てられたカム輪郭は、ゼロストロークとして具現化される。第1のカムセグメントは、同一のシリンダの第1の弁を頻繁に作動させるのに役立ち、第2のカムセグメントは、同一のシリンダの第2の弁を作動させるのに役立つため、この構成は、2つの弁がどちらももはや作動しないという事実によって、シリンダを止める利点を有する。4気筒内燃機関の場合、たとえば規定の運転状態において、2つのシリンダを止めて、2気筒内燃機関として内燃機関を運転することは、好適であり得る。このような内燃機関に本発明によるカムシャフトが装着され、4気筒のそれぞれが第1のカムセグメントおよび第2のカムセグメントの組立体を割り当てられる場合、たとえば2気筒を止めることが可能である。同時に、残りのシリンダの作動は、2つの作動シリンダの効率を向上させるために、支持軸に対する内軸の回転によって、または、異なるアクティブカム輪郭に変更することによって、適合させることが可能である。このように2気筒を止めることで、燃料消費量を減少させることができる。
本発明は、図に基づいてより詳細に記載される。
図1は、本発明によるカムシャフトの第1の実施形態の縦断面図を示す。 図2は、第1の実施形態のさらなる縦断面図を示す。 図3は、第1の実施形態による断面の三次元表現を示す。 図4は、第1の実施形態の断面図を示す。 図5は、第1の実施形態のさらなる断面図を示す。 図6は、第1の実施形態の異なる三次元表現を示す。 図6aは、第1の実施形態の異なる三次元表現を示す。 図7は、第1の実施形態の異なる三次元表現を示す。 図8は、第1の実施形態の異なる三次元表現を示す。 図9は、第1の実施形態の異なる三次元表現を示す。 図10は、第1の実施形態の異なる三次元表現を示す。 図11は、個々の構造的態様を説明するための、概略実施形態による断面図を示す。 図12は、本発明によるカムシャフトの第2の実施形態の縦断面図を示す。 図13は、第2の実施形態のさらなる縦断面図を示す。 図14は、第2の実施形態の側面図を示す。 図15は、第2の実施形態の三次元表現を示す。 図16は、異なる実施形態を弁ストローク曲線とともに示す。 図17は、異なる実施形態を弁ストローク曲線とともに示す。 図18は、異なる実施形態を弁ストローク曲線とともに示す。 図19は、異なる実施形態を弁ストローク曲線とともに示す。 図20は、異なる実施形態を弁ストローク曲線とともに示す。 図21は、固定された第2のカムセグメントを有する1つの実施形態を示す。 図22は、固定された第2のカムセグメントを有する1つの実施形態を示す。 図23は、係止手段として丸いワイヤリングを有する変形例を示す。 図24は、係止手段として丸いワイヤリングを有する変形例を示す。 図25は、係止手段としてばねリングを有する1つの実施形態を示す。 図26は、係止手段としてばねリングを有する1つの実施形態を示す。 図27は、第3の実施形態の縦断面図を示す。
図1〜3に示される断面は、いずれの場合にもカムシャフトの回転軸を含み、その一方で、図4〜5の断面は、回転軸に垂直である。図1〜10は、本発明によるカムシャフトの第1の実施形態を示す。いずれの場合にも、カムシャフトの1つの断面が図1〜3に示され、3つの場合すべての断面がカムシャフトの回転軸を含有する。図4および5は、カムシャフトの回転軸に直交するカムシャフトの2つの断面を示す。
カムシャフト1の縦断面図が図1に示される。カムシャフト1は、中空軸として形成される支持軸3と、支持軸3に対して同心円状に配置される内軸5とを備える。内軸5は、支持軸3に対して回転可能である。支持軸3を受ける、第1の凹部9を有する第1のカムセグメント7が、支持軸3上に配置される。支持軸3は、第1のカムセグメント7が結合して回転可能に内軸5に連結される第1の開口部11を有する。しかし、第1のカムセグメント7は支持軸3に対して回転可能である。第1のカムセグメント7は、軸方向で互いにオフセットされる第1のカム輪郭13および第2のカム輪郭15を有する。図1に示されるカムシャフト1の構成の場合、第1のカムセグメント7は、第1のカム輪郭13がアクティブであるような軸方向位置に配置される。これは、シリンダ弁が、内燃機関のカムシャフト1の設置状態において、カム輪郭13によって作動することを意味する。カム輪郭15は、対照的に、アクティブではない。これは、カム輪郭15が、シリンダ弁を作動可能な正しい軸方向位置に配置されていないことを意味する。本発明によると、第1のカムセグメント7は、内軸5および支持軸3に対して変位可能である。したがって、第1のカムセグメント7は(本図において)左に変位可能であり、その結果、第2のカム輪郭15は、第1のカム輪郭13の軸方向位置へ移動する。この場合、第2のカム輪郭15が、シリンダ弁を作動させるための正しい軸方向位置に配置されるため、アクティブである。しかし、示された実施形態の場合、第2のカム輪郭はゼロストロークとして具現化され、その結果、たとえ第2のカム輪郭15がアクティブである場合も、シリンダは作動しない。割り当てられたシリンダ弁がもはや作動しないことは、第1のカムセグメント7の変位によってもたらされる。シリンダは停止される。あるいは、シリンダを止める代わりに、第1のカムセグメント7の変位によって、異なる作動モードに変化させることも可能である。そのような場合、第1のカム輪郭13および第2のカム輪郭15はどちらも、それぞれの作動位置においてシリンダ弁を作動させるように具現化される。カム輪郭13および15は、たとえば、第1のカムセグメント7の位置に応じてシリンダ弁が異なる範囲で作動するようにストローク高さが異なる、または第1のカムセグメント7の位置に応じてシリンダ弁が異なるタイミングで作動するように角度位置が異なる。シリンダ弁の作動期間が異なるように、カム輪郭が異なる幅を有することも可能である。
第1のカムセグメント7の変位に加えて、第1のカムセグメント7は、支持軸3に対する角度位置も変更される可能性がある。このために、第1のカムセグメント7は、支持軸3上に回転可能に配置され、第1の開口部11を通ってピン17によって内軸5に、結合して回転可能に連結される。よって、内軸5が支持軸3に対して回転する間、第1のカムセグメント7も支持軸3に対して回転する。ピン17が支持軸3に対する内軸5の回転を妨げないように、第1の開口部11は、円周方向において、ピン17の直径よりも広い。内軸5は、ピン17を受ける穴21を有する。ピン17は、開口部11を通って支持軸3に達し、第1のカムセグメント7の第1の凹部9の内側の軸方向溝23に係合する。本事例において、ピン17は2片であり、第1のピン部18aと第2のピン部18bとを備える。あるいは、ピン17が1片の実施形態も可能である。
示された実施形態の場合、穴21は連続的な穴として具現化され、ピン17は、第1の開口部11および第1の開口部11の反対にある第2の開口部12を通って伸び、ピン17は、第1のカムセグメント7の凹部9の内側における2つの軸方向溝23のその対向する端部と係合する。このような対称形の実施形態の代わりに、止まり穴の形態で穴21を形成することも可能であり、その場合、ピン17の一方側のみ、支持軸3の第1の開口部11を通って伸び、軸方向溝23に係合する。
第2のカムセグメント25は、第1のカムセグメント7に隣接して支持軸3上に配置される。第2のカムセグメント25は、支持軸3を受ける第2の凹部27と、第1のカム輪郭29と、第2のカム輪郭31とを有する。よって第2のカムセグメント25は、第1のカムセグメント7と同じ数のカム輪郭を有する。
第2のカムセグメント25は、一方では、支持軸3に対して結合して回転可能に配置されるが、他方では、軸方向に変位可能に支持軸3上に配置されるように支持軸3に連結される。機械的構成の1つの実施例が、図3を参照して説明される。
第1のカムセグメント7は第2のカムセグメント25に対して回転可能であり、カムセグメント7および25は共同でのみ軸方向に可動であるように、第1のカムセグメント7と第2のカムセグメント25との間に結合33が設けられる。結合33の機械的構成は、図5とともに、さらに以下で説明される。
本事例において、第1のカムセグメント7の各カム輪郭は、第2のカムセグメント25のカム輪郭、ならびに、第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25の関連する継手軸方向位置が割り当てられる。カムシャフト1の示された運転モードの場合、たとえば、第1のカムセグメント7の第1のカム輪郭13は、カムシャフトの設置状態において、シリンダ弁を作動させる場合の軸方向位置に配置されるため、アクティブである。同時に、第2のカムセグメント25の第1のカム輪郭29もアクティブである。よって、第1のカムセグメント7の第1のカム輪郭と第2のカムセグメント25の第1のカム輪郭29との間の割当が提供される。ここで、第1のカムセグメント7が第2のカムセグメント25とともに、第1のカムセグメント7の第2のカム輪郭15が第1のカム輪郭13の元の軸方向位置になるまで(すなわち左に)軸方向に移動する場合、カムセグメント7の第2のカム輪郭15はアクティブである。第2のカムセグメント25の第2のカム輪郭31も同様に、ここで第2のカム輪郭31もアクティブであるように、第2のカムセグメント25の第1のカム輪郭29の元の位置に移動する。その結果、第2の運転モードが設定される。これらの運転モードのそれぞれは、第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25の関連する継手軸方向位置を含む。(示される)第1の運転モードにおいて、第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25が示された継手軸方向位置に配置される間、カム輪郭13および29はアクティブである。(示されない)第2の運転モードにおいて、第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25は、さらに左の継手軸方向位置に配置され、その結果、カム輪郭15および31は、カム輪郭13および29の元の軸方向位置につき、したがってアクティブである。第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25のユニットを対応する継手軸方向位置に固定するために、継手軸方向位置の1つに第2のカムセグメント25を係止する係止手段35が設けられる。よって、第1のカムセグメント7は結合33によって第2のカムセグメント25に連結しているため、第1のカムセグメント7の軸方向位置も特定される。したがって、継手軸方向位置が固定される。係止手段35は、ばね付勢された係止体37を有する、内軸5の穴36を備える。係止体37は、半径方向に可動に取り付けられる。係止体37のこの半径方向の移動は、ばね39の圧縮により行われる。ばね付勢された係止体37は、支持軸3の係止開口部41を通って伸び、第2のカムセグメント25の第2の凹部27の内側の係止溝45に係合する。第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25が第2の運転モードの方へ(すなわち左へ)移動する場合、ばね39は最初、変位を可能とするために圧縮される。次に、割り当てられた継手軸方向位置で、ばね39が係止体37を他の係止溝46と係合させて、それによって継手軸方向位置を固定する。係止開口部41ならびに係止溝45および46は、いずれの場合も、係止体37の円周方向の範囲より大きい円周方向の範囲を有し、その結果、係止体37は支持軸3に対する内軸5の回転を妨げない。係止溝45および46も完全な円周であるように具現化される可能性がある。そのため、これにより製造方法はより単純になる。係止体37の穴36は、本実施形態の場合、ピン17の穴21と平行である。これは、両方の穴21および36は、穴あけ段階の間に、内軸を回転させることなく穴あけができるという利点を有する。もちろん、両方の穴21および36の直径は同一である必要はない。しかし、原則として、2つの穴の間の、任意の所望の角度は可能である。さらに、両方の穴21および36、したがってピン17、または係止体37の移動方向は、必ずしも放射状に伸びる必要はない。軸方向および半径方向の構成部品による傾斜断面も可能である。
図2は、図1による縦断面図に直交する、本発明によるカムシャフト1の縦断面図を示す。縦断面図は、図1に示され、カムシャフトの回転軸と一致する線A−Aを含有する。穴21および36が、内軸5に明確に表れている。ピン17は穴21に受けられ、穴36は係止手段35の一部であるばね39を受ける。第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25は、支持軸3上に配置される。第1のカムセグメント7は支持軸3に対して回転可能である一方、第2のカムセグメント25は支持軸3に対して結合して回転可能である。第1のカムセグメント7は第2のカムセグメント25に対して回転可能であり、カムセグメント7および25は共同でのみ軸方向に可動であるように、第1のカムセグメント7と第2のカムセグメント25との間に結合33が設けられる。第1のカムセグメントは、第2のカムセグメント25に面する端部側に第1のカラー43を有し、第2のカムセグメント25は、第1のカムセグメント7に面する端部側に第2のカラー44を有する。第1のカラー43と第2のカラー44とは互いに係合し、それによって結合33を形成する。示された変形例において、第1のカムセグメント7は第2のカムセグメント25のまわりに係合し、一方、第2のカムセグメントは端部側で支持軸5のより近くある。逆の場合も当然可能であり、それらにおいては、第2のカムセグメント25は第1のカムセグメントのまわりに係合する(図11参照)。
第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25の連動は、第1のスライドトラック53および第2のスライドトラック55を用いて生じる。スライドトラック53および55の運転モードは、図6を参照して、下でさらに詳細に説明される。
図3は、切り開かれたカムシャフト1の透視投影図を示す。断面は回転軸も含有し、図1に示される断面に対して約30°の角度をなす。さまざまな断面の概要は、図5において再度説明される。すでに説明された構成部品に加えて、図3は、2つの窪み47が、第2のカムセグメント25の第2の凹部27の内側に配置されることを示す。窪み49が、窪み47の反対側に支持軸の外軸上にそれぞれ配置され、その結果、軸受体51が配置される空胴がそれぞれ生成される。窪み49が軸方向に軸受体51とほぼ同じ範囲を有する一方、窪み47は第2の凹部27の内側に軸方向において軸受体51より大きい範囲を有する。本事例において、窪み47は、第2のカムセグメント25の軸方向範囲全体にさえ延在する。支持軸3上の第2のカムセグメント25が変位する間、第2のカムセグメント25は軸受体51上を離れて摺動する。円周方向において、第2の凹部27の内側の窪み47および支持軸の外側の窪み49は、この方向で軸受体51の範囲まで実質的に対応する範囲を対照的に両方とも有する。したがって軸受体51は、ポジティブロックによって、支持軸3に対する第2のカムセグメント25の回転を防止する。
図4はカムシャフト1の断面を示し、断面は回転軸に直交し、図1および2に示される線B−Bを含有する。その内部に内軸5が回転可能に配置される支持軸3が、図4に明確に表れている。内軸5は、ピン17を有する連続的な穴21を有する。支持軸3を受ける第1の凹部9を有する第1のカムセグメント7が、支持軸3上に配置される。第1の開口部11および第2の開口部12が支持軸3に備えられる。第1のカムセグメント7は、第1の開口部11および第2の開口部12を通って内軸5に、結合して回転可能に連結される。このために、ピン17は、第1の開口部11および第2の開口部12を通って伸び、第1のカムセグメント7の第1の凹部9の内側における2つの軸方向溝23の対向する端部と係合する。第1の開口部11および第2の開口部の範囲は、円周方向において、ピン17の直径よりも広い。
図5は、カムシャフト1のさらなる断面を示し、断面は回転軸に直交し、ここでは、図1および2に示される線C−Cを含有する。したがって、断面は結合33を貫く。図の関係をさらに示すために、図5は、線D−D、E−E、およびF−Fを示す。線D−Dは図1による縦断面図の位置を示し、線E−Eは図2による縦断面図の位置を示し、線F−Fは図3による縦断面図の位置を示す。
ここで、差込継手の形態で形成される結合33の運転モードも、図5から明確である。第1のカムセグメント7は、第2のカムセグメント25に面する端部側に、カラー43を有する。前記カラー43は、カラー43に至る周縁の一部にのみ延在し、これは図1および図3による縦断面図においては参照されず、図2においてのみ参照される。第2のカムセグメント25は、第1のカムセグメント7に面する端部側に、同様に周縁の一部にのみ延在する第2のカラー44を有し、したがって、同様に図2による縦断面図においてのみ参照可能である。図5による断面は、カラー44を貫く。カラーが配置されない第2のカムセグメント25の周縁の領域において、図5はその後方にあるカラー43の一部を示す。第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25は、両方のカムセグメントが互いに位置合わせされて最初に配置されるという事実によって互いに結合され、角度方向は、第1のカムセグメント7の第1のカラー43が、第2のカムセグメント25がカラーを有しない領域にあるように選択される。したがって、円周方向の第1のカラー43の範囲は、第2のカラーが配置されない第2のカムセグメント25の領域の範囲より小さくなければならない。同じことは逆にもあてはまる。次に、両方のカムセグメントは、軸方向に一緒に押される可能性がある。その後、互いに対する両方のカムセグメントの回転によって、第1のカラー43の第2のカラー44とのポジティブロックが生成され、第1のカラー43と第2のカラー44とは互いに係合し、このようにして結合33を形成する。
図5は、第2のカムエレメント25の第2の凹部27の内側の窪み47をさらに示す。窪み47は、第2のカムエレメントの軸方向範囲全体に延在するため、窪みは現在の断面でも明らかである。それにもかかわらず、支持軸3の外側の対応する対向した窪み49は、図5に示される断面まで延在せず、したがって、図5において可視ではない。軸受体51は、窪み49にあることが示される。本事例において、窪み47は、第2のカムセグメント25の軸方向範囲全体にさえ延在する。8つの軸受体51は、対応する空胴において周縁上に分散配置され、窪み47および49によって形成される。窪みおよび軸受体は、線D−Dの上には配置されない。図1に示されるように、設置空間が窪みのためにこれ以上必要とされないように、係止手段35はこの断面に配置される。もちろん、係止手段および軸受体は、係止手段および軸受体が同一の縦断面に設けることができるように、軸方向に互いにオフセットして配置することも可能である。
図6は、三次元表現での本発明によるカムシャフト1を示す。第1のカムセグメント7は支持軸3上に配置され、カムセグメント7は支持軸3に対して回転可能であり、ピン17を用いて、結合して回転可能に内軸に連結される。第1のカムセグメント7は第1のカム輪郭13と第2のカム輪郭15とを有し、第2のカム輪郭15はゼロストロークとして具現化される。カムシャフト1の示された運転モードにおいて、第1のカムセグメント7の第1のカム輪郭13は、カムシャフト1の設置状態においてシリンダ弁を作動させる軸方向位置に配置されるため、アクティブである。第2のカムセグメント25は、支持軸3上で第1のカムセグメント7に隣接して配置される。結合33は、第1のカムセグメント7が第2のカムセグメント25に対して回転可能であるように2つのカムセグメントの間に設けられ、カムセグメント7および25は共同でのみ軸方向に可動である。第2のカムセグメント25も第1のカム輪郭29と第2のカム輪郭31とを有する。ここで、第1のカム輪郭29もアクティブである。第1のスライドトラック53および第2のスライドトラック55は、結合33と第1のカム輪郭29との間で第2のカムセグメント25上に配置される。第1のスライドトラック53は、第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25を第1の軸方向57に移動させるのに役立ち、第2のスライドトラックは、第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25を第2の軸方向59に移動させるのに役立つ。カムシャフト1の回転方向は、図6の61で表される。したがって、カム輪郭13は、カムシャフト1が回転する間、観察者から離れる。上部領域の固定ピンが、この回転方向の場合に、第1のスライドトラック53に差し込まれる場合、第1のスライドトラック53の傾斜断面は、カムシャフト1の半回転の間、第2のカムセグメントを第1の軸方向57に移動させる。第2のスライドトラック55も傾斜断面を有するが、スライドトラックは円周方向に対して反対の角度を有する。(ここで第1の軸方向57に移動する)第2のカムセグメント25の第2のスライドトラック55に同一の固定ピンを差し込む場合、第2のカムセグメント25は、カムシャフト1の半回転の間、第2の軸方向59に移動する。原則として、第1および第2のスライドトラック53および55の断面は、第2のカムセグメント25の移動が任意の所望の何分の1回転の間に行われるように選択可能である。2つの運転モード間の変更は、シリンダ弁の2つの連続的な作動の間で行われなければならない。したがって、第2のカムセグメント25の移動は、遅くとも1回転後に終わらなければならない。第1のスライドトラック53および第2のスライドトラック55を有する本発明による実施形態は、それぞれ半回転の間に移動をもたらし、両方のスライドトラックが、カムシャフト1の対向する側で、同一の軸方向位置に配置可能であるという利点を有する。これにより、第2のカムセグメント25の非常に小型の設計が可能となる。より大きい回転の場合、それではスライドトラックが互いに交差するため、これは可能ではない。この場合、スライドトラックは、軸方向に互いにオフセットして配置されなければならない。他方で、より小さい回転の場合は、割合が小さければ小さいほどより精密に固定ピンの作動を行わなければならないという不利益を有する。よって、半回転の間での移動は、好適な折り合いをつける。
第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25が、結合33の結果として、共同でのみ軸方向に可動であるため、第1のスライドトラック53および第2のスライドトラック55が第1のカムセグメント7上またはカムセグメント25上に配置されるかどうかは重要ではない。第2のカムセグメント25上に示された配置は、軸領域をスライドトラックに提供する必要がないため、第1のカムセグメント7をより細く構成できるという利点を有する。次にこれは、第1のカムセグメント7の回転を容易にする、第1のカムセグメント7の重量的な利点となる。
図6aは、本発明によるカムシャフト1の変形例を示す。カムシャフト1の示された変形例は、スライドトラック53および55の構成においてのみ、図6と異なる。スライドトラック53および55は、いずれの場合にも、完全な1回転の間に移動をもたらす。小型の設計を実現するために、2つのスライドトラックは、この変形例において、交差するように具現化される。スライドトラックは、たとえば、独国特許出願公開第102007051739A1号明細書または独国特許出願公開第102010033087A1号明細書に記載されているように、実現可能である。
図7は、本発明によるカムシャフト1のさらなる三次元表現を示す。図6とは異なり、この表現の場合、カムシャフト1は、回転軸に垂直に切り開かれている。断面は、第1のカム輪郭13を貫く。穴21を有する内軸5が、この表現において明確に表れている。第1のピン部18aおよび第2のピン部18bを備えるピン17が、穴21に配置される。支持軸3において、第1の開口部11および第2の開口部12を通ってピン17が伸び、第2の開口部12は、第1の開口部11の反対側である。その対向する端部で、ピン17は、第1のカムセグメント7の第1の凹部9の内側において、2つの軸方向溝23に係合する。
図8は、図7と同様のカムシャフト1の表現を示す。この表現においては、窪み49の軸受体51が表示されるように、第2のカムセグメントが取り除かれている。
図9は、図6と同様のカムシャフト1の表現を示す。この表現においては、第1の開口部11を通って伸びるピン17の一端が表示されるように、第1のカムシャフト7が取り除かれている。ここで、第2のカムセグメント25の第2のカラー44がさらに明確に表れている。第2のカラー44は、周縁の一部にのみ延在し、したがって、差込継手の一部を形成する。窪み47がさらに表れており、それは第2のカムセグメント25の軸方向範囲全体に延在する。軸受体(図8を参照)は、第2のカムセグメント25の変位中、これらの窪みで離れて滑る。
図10は、カムシャフト1のさらなる三次元表現を示し、ここで、係止体37を表示するために、第1および第2のカムエレメントが取り除かれている。係止体37は、支持軸3の係止開口部41を通って伸びる。円周方向において、係止開口部41は、円周方向の係止体37の範囲より大きい範囲を有し、その結果、係止体37は支持軸3に対する内軸5の回転を妨げない。同じことがピン17および開口部11にも当てはまる。
図11は、記載されたカムシャフトで使用される可能性がある構造変形例を一例として示す。第2のカムセグメント25を有する支持軸3の断面が示される。軸受体を有する窪みの代わりに、本変形例においては、歯部63が第2の凹部27の内側に配置される。支持軸3の外側が歯部69をさらに有し、歯部63および69が互いに係合する。両方の歯部の歯溝は軸方向に延在し、その結果、支持軸3上の第2のカムセグメント25の軸方向変位が可能であり、支持軸3に対する第2のカムエレメント25の回転が防止される。歯部69は、支持軸3と一体での形成、または、押しつけられた歯環67の形態で示されるような具現化が可能である。
歯部に加えて、図11は結合33の変形例も示す。本変形例において、カラー44は、第1のカムセグメントのカラーのまわりに係合できるように具現化される。
図11のスライドトラック53および55は、第2のカムエレメント25を移動させる正しい傾斜断面を有しないことに留意されたい。図11は、両方の記載された構造変形例を例示するのに役立つだけであり、したがって、完全に正しい表現は省略されている。もちろん、他の図を参照して記載されるスライドトラックは、これらの変形例と容易に組み合わせることができる。
図12〜15は、本発明によるカムシャフトの第2の実施形態を示す。いずれの場合にも、カムシャフトの断面が図12および13に示され、どちらも断面はカムシャフトの回転軸を含有する。図14は、カムシャフトの側面図を示す。図15は、本発明によるカムシャフトの第2の実施形態の三次元表現を示す。
図12は、図1と同様の表現での、第2の実施形態変形例によるカムシャフト1の縦断面図を示す。カムシャフト1は、中空軸として形成される支持軸3と、支持軸3に対して同心円状に配置される内軸5とを備える。内軸5は、支持軸3に対して回転可能である。支持軸3を受ける、第1の凹部9を有する第1のカムセグメントが、支持軸3上に配置される。支持軸3は、第1のカムセグメント7が結合して回転可能に内軸5に連結される第1の開口部11を有する。対照的に、第1のカムセグメント7は支持軸3に対して回転可能である。第1のカムセグメント7は、軸方向で互いに対してオフセットされる第1のカム輪郭13および第2のカム輪郭15を有する。カムシャフト1の図12に示される構成において、第1のカムセグメント7は、第1のカム輪郭13がアクティブであるような軸方向位置に配置される。カム輪郭15は、対照的に、アクティブではない。本発明によると、第1のカムセグメント7は、内軸5および支持軸3に対して変位可能である。したがって、第1のカムセグメント7は(本図において)右に変位可能であり、その結果、第2のカム輪郭15は、第1のカム輪郭13の軸方向位置へ移動する。この場合、第2のカム輪郭15が、さらにシリンダ弁を作動させるための正しい軸方向位置に配置されるため、アクティブである。示された実施形態において、第2のカム輪郭はゼロストロークとして具現化され、その結果、たとえ第2のカム輪郭15がアクティブである場合も、シリンダは作動しない。すでに図1に対して説明されたように、ゼロストロークとしての実施形態は必須ではない。カム輪郭13および15は、たとえば、ストローク高さ、角度位置、または円周方向におけるカム輪郭の幅も異なる可能性もある。あるいは、カム輪郭13および15は同一である可能性もある。
第1のカムセグメント7の変位に加えて、第1のカムセグメント7は、支持軸3への角度位置も変更される可能性がある。このために、第1のカムセグメント7は、支持軸3上に回転可能に配置され、第1の開口部11を通ってピン17によって内軸5に、結合して回転可能に連結される。よって、内軸5が支持軸3に対して回転する間、第1のカムセグメント7も支持軸3に対して回転する。ピン17が支持軸3に対する内軸5の回転を妨げないように、第1の開口部11は、円周方向において、ピン17の直径よりも広い。内軸5は、ピン17を受ける穴21を有する。ピン17は、開口部11を通って支持軸3に達し、第1のカムセグメント7の第1の凹部9の内側の軸方向溝23に係合する。本事例において、ピン17は2片であり、第1のピン部18aと第2のピン部18bとを備える。あるいは、ピン17が1片の実施形態も可能である。
示された実施形態の場合、穴21は連続的な穴として具現化され、ピン17は、第1の開口部11および第1の開口部11の反対にある第2の開口部12を通って伸び、その対向する端部を有するピン17は、第1のカムセグメント7の凹部9の内側における2つの軸方向溝23に係合する。このような対称形の実施形態の代わりに、止まり穴の形態で穴21を形成することも可能であり、その結果、ピン17の一方側のみ、支持軸3の第1の開口部11を通って伸び、軸方向溝23に係合する。
第2のカムセグメント25は、支持軸3上で第1のカムセグメント7に隣接して配置される。第2のカムセグメント25は、支持軸3を受ける第2の凹部27と、第1のカム輪郭29と、第2のカム輪郭31とを有する。よって第2のカムセグメント25は、第1のカムセグメント7と同じ数のカム輪郭を有する。
第2のカムセグメント25は、一方では、支持軸3に対して結合して回転可能であるが、他方では、軸方向に変位可能に支持軸3上に配置されるように支持軸3に連結される。これは、窪みおよび軸受体を用いる第1の実施形態に類似の方法で実現される。あるいは、図11を参照して説明される歯部も使用される可能性がある。
第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25は、支持軸3の回転軸に直交する継手接触面65を有し、その結果、回転中、第1のカムセグメント7または第2のカムセグメント25が変位することなく、第1のカムセグメント7は第2のカムセグメント25に対して回転可能である。第1の実施形態とは対照的に、第1のカムセグメント7と第2のカムセグメント25との間に結合は設けられない。
本事例において、第1のカムセグメント7の各カム輪郭は、第2のカムセグメント25のカム輪郭、ならびに、第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25の関連する継手軸方向位置を割り当てられる。継手軸方向位置の場合、カムセグメント7および25はどちらも一緒に押されて、接触面65で互いに接触するように止まる。カムセグメント7および25の両方を継手軸方向位置に固定するために、継手軸方向位置の一方に、第1のカムセグメント7を係止する係止手段35aが設けられる。継手軸方向位置に、第2のカムセグメント25を係止する係止手段35bが同様に設けられる。本変形例におけるカムセグメント7および25はどちらも互いに結合されていないため、2つのカムセグメント7および25のそれぞれは、別々に係止する必要がある。
係止手段35aおよび35bは、2つのばね付勢された係止体37aおよび37bを有する、内軸5の穴36aおよび36bをそれぞれ備える。係止体37a、37bは、半径方向に可動に取り付けられる。係止体37a、37bのこの半径方向の移動は、ばね39aまたは39bの圧縮により行われる。ばね付勢された係止体37a、37bは、それぞれ支持軸3の係止開口部41aおよび41bを通って伸び、第2のカムセグメント25の第2の凹部27の内側の係止溝45aまたは45bに係合する。第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25が第2の運転モードの方へ(すなわち右へ)移動する場合、ばね39a、39bは最初、変位を可能とするために圧縮される。次に、割り当てられた継手軸方向位置で、ばね39aおよび39bは、係止体37aおよび37bを他の係止溝46aおよび46bと係合させて、それによって継手軸方向位置を固定する。(係止手段35aの構成部品は、図13においてで部分的にのみ表される。)
係止開口部41a、41bならびに4つの係止溝45a、45b、46a、および46bは、いずれの場合にも、係止体37aまたは37bの円周方向の範囲より大きい円周方向の範囲を有し、その結果、係止体37a、37bは支持軸3に対する内軸5の回転を妨げない。この場合、係止溝45a、45b、46a、および46bは完全に円周であるように具現化される。そのため、これにより製造プロセスはより単純になる。穴36bがピン17の穴21と平行である一方、穴36aはそれに直交する(図13参照)。3つの穴の間の、任意の所望の角度は一般に可能である。さらに、穴21、36a、および36bは、必ずしも放射状に伸びる必要はない。軸方向および半径方向の構成部品による傾斜断面も可能である。
第1のスライドトラック53は、第2のカムセグメント25と反対側の、第1のカムセグメント7の端部側に配置される。第1のスライドトラック55は、第1のカムセグメント7と反対側の、第2のカムセグメント25の端部側に配置される。スライドトラック53および55の運転モードは、図14を参照して以下で説明される。
図12による縦断面図に直行する、本発明によるカムシャフト1の縦断面図が、図13に示される。縦断面図は、図12に示される線G−Gを含有する。穴17、36a、および36bが、内軸5に明確に表れている。よって断面図は、第1のカムセグメント7が係止される係止手段35aの構造も示す。
図14は、本発明によるカムシャフトの側面概要図を示す。すでに説明された特徴に加えて、図14は、第1のスライドトラック53および第2のスライドトラック55を明確に示す。第1のカムセグメント7は、第1のスライドトラック53を用いて、第2のカムセグメント25の方へと、第1の軸方向57に移動する。第1のスライドトラック53は、円周方向に対して断面が少なくとも斜めであり、第2のカムセグメントと反対側にある、第1のカムセグメント7の端部側の形態で形成される。固定ピンは、第1のカムセグメント7の移動のために、スライドトラック53と放射状に接触する。これは、スライドトラックの接触面65への距離がその最大値とならないスライドトラック53の領域で発生する。スライドトラック53は、カムシャフト1の回転中、ピンに沿って摺動する。ピンが軸方向に固定されるため、スライドトラック53が移動し、よって、第1のカムセグメント7は第2のカムセグメント25の方へと、第1の軸方向57に移動する。したがって、力が接触面65を通して第2のカムセグメント25に与えられ、その結果、第2のカムセグメント25も第1の軸方向に移動する。類似の方法において、第2のカムセグメント25は、第1のカムセグメント7の方へと、第2の軸方向59に変位可能である。このために、第2のスライドトラック55は、断面が少なくとも斜めであり、第1のカムセグメントと反対側にある、第2のカムセグメント25の端部側の形態で形成される。いわば、第1のカムセグメント7は、第2の軸方向59への第2のカムセグメント25の変位中、第2の軸方向59に移動する。
本実施形態の場合、第1のカムセグメント7と第2のカムセグメント25との間に結合が設けられないため、カムセグメント7および25の連動は、第1のカムセグメント7が、第1の軸方向57における第2のカムセグメントの方への第1のカムセグメントの移動のための第1のスライドトラックを有し、第2のカムセグメント25が、第2の軸方向59における第1のカムセグメント7の方への第2のカムセグメント25の移動のための第2のスライドトラック55を有するという点で、生じる。よって、連動は、カムセグメント7および25の継手接触面65との相互作用で実現する。このために、スライドトラックは、端部側に形成される必要はない。第1の実施形態で使用されたような、溝形のスライドトラックも可能である。
図15は、本発明によるカムシャフトの第2の実施形態の三次元表現を示す。三次元実施形態の結果として、窪み47も第2のカムエレメント25の第2の凹部27の内側に表される。これらの実施形態においても、窪み47は、第2のカムセグメント25の軸方向範囲全体に延在し、したがって、端部側に表される。
図16は、弁ストローク曲線とともにカムシャフトの運転モードを示す。図16の下部は図1に対応する。より分かりやすくするために、選択された部品のみ参照番号が設けられる。カム輪郭13、15、29、および31はさらに、実線および破線で示される。第1のカムセグメントによって生じる弁ストロークは、図16の左上領域に示される。支持軸の回転角が横軸にプロットされ、長さの単位の弁ストロークが縦軸にプロットされる。カムシャフトの示された第1の運転モードにおいて、カム輪郭13はアクティブであり、弁ストローク曲線71aをもたらす。この弁ストローク曲線は、関連するカム輪郭も表す同じ種類の線によって示される。第1のカムセグメント7が、第2のカム輪郭15が第1のカム輪郭13の軸方向位置へ移動するように左に移動する場合、その結果、第2のカム輪郭15はアクティブであり、弁ストローク曲線73aをもたらす。弁ストローク曲線73aも、関連するカム輪郭15も表す同じ種類の線によって示される。同じことは、以下のすべての表現に同様に適用される。
第2のカム輪郭15はゼロストロークとして具現化されるため、弁ストローク曲線73aは横軸上にある。したがって、弁ストロークは生じない。変位に加えて、第1のカムセグメント7は支持軸3に対して回転可能である。支持軸の回転角が横軸にプロットされるため、支持軸3に対する第1のカムセグメント7の回転は、弁ストローク曲線の水平変位に対応する。第1のカムセグメント7は、2つの最大回転位置の間で連続的に変化可能である。第1の最大回転位置において弁ストローク曲線71aがもたらされ、第2の最大回転位置において弁ストローク曲線71bがもたらされる。弁ストローク曲線71aと71bとの間の水平距離は、この場合30°である。これは、第1のカムセグメント7が支持軸に対して回転可能な最大回転角である。形状は、正確な要件に応じて決まる。形状は一般的に、大きい最大回転角によるできるだけ高い汎用性と支持軸3の高い安定性との間の妥協案である。回転角がより大きいほど、円周方向の開口部11および12もより大きくなければならない。これは、支持軸の安定性を減少させる。最大回転角は、通常、20°〜30°あたりである。
第2のカムセグメント25の弁ストローク曲線は、右上領域に類似の方法で示される。弁ストローク曲線75は第2のカムセグメント25の第1のカム輪郭29に属し、弁ストローク曲線77は第2のカムセグメント25の第2のカム輪郭31に属す。この場合、第2のカム輪郭31もゼロストロークとして具現化される。よって、弁ストローク曲線77は横軸上にある。
図17は、類似の表示におけるさらなる実施形態を示す。図16とは対照的に、この場合、第1のカムセグメント7の第2のカム輪郭15は、ゼロストロークとして具現化されない。代わりに、第2のカム輪郭15は弁ストローク曲線73aをもたらす。これは、弁ストローク曲線71aと同じ最大弁ストロークを有するが、弁ストローク曲線71aに対して約40°回転している。したがって、弁ストローク曲線73aは、弁ストローク曲線71aに対して40°右にオフセットされる。互いに対する両方の曲線の回転の結果として、図17の下部においては、弁ストロークは、カム輪郭15の場合よりカム輪郭13の結果が大きいように見える。これは、示された断面は、カム輪郭13の最大値を含有するが、カム輪郭15の最大値は含有しないという事実のためである。さらに、第1のカムセグメントは、2つの最大回転位置の間で連続的に変化可能である。第1の最大回転位置において(変位位置によって決まる)弁ストローク曲線71aまたは73aがもたらされ、第2の最大回転位置において弁ストローク曲線71bおよび73bがもたらされる。両方の弁ストローク曲線間の水平距離は、いずれの場合も30°である。したがって、弁の作動が生じる場合、制御弁ストローク曲線は、最大70°まで変更される可能性がある。つまり、回転による曲線71aと71bとの間の30°の連続的な変化、変位による曲線73aへの10°までのジャンプ、および、曲線73bまでのさらなる30°によるさらなる連続的な変化。もちろん、弁ストローク曲線73aが、曲線71aおよび71bの水平距離以下の、曲線17aから水平距離を有するという点では、ジャンプを回避する可能性がある。したがって、既知のカムシャフトとは対照的に、著しく大きい調節範囲が、本発明によって提供される。
図17の右上領域において、第2のカムセグメント25の弁ストローク曲線が、類似の方法で示される。弁ストローク曲線75は第2のカムセグメント25の第1のカム輪郭29に属し、弁ストローク曲線77は第2のカムセグメント25の第2のカム輪郭31に属す。この場合、第2のカム輪郭31は、弁ストローク曲線75と同じ角度で最大値を有する弁ストローク曲線77が生成されるように具現化される。しかし、弁ストローク曲線77の場合、幅すなわち最大弁ストロークは、弁ストローク曲線75の場合より約30%小さい。
図18は、本発明によるカムシャフトのさらなる変形例を示す。第1のカムセグメント7が図17による実施形態と同一の構造を有する一方、第2のカムセグメント25は、角度位置が異なる2つのカム輪郭29および31を有する。本変形例の場合、関連する弁ストローク曲線75および77は、同一の幅を有するが、互いに約20°の角度で回転している。
図19は、本発明によるカムシャフトのさらなる変形例を示す。本変形例の場合、第2のカムセグメント25のカム輪郭29および31は同一である。したがって、第2のカムセグメントの断面は、同一のカム輪郭29と31との間で変わらない。弁ストローク曲線75および77は一致する。
図18による実施形態に実質的に対応する実施形態変形例が、図20に示される。しかし、この場合、第1のカムセグメント7の第2のカム輪郭15の幅、すなわち最大弁ストロークは、第1のカム輪郭13の幅より約40%小さい。
一例として、図16〜20は、本発明によるカムシャフトが、弁ストローク曲線を設定するさまざまな実行できる変化が可能であることを示す。
図21および22は、本発明によるカムシャフトのさらなる実施形態を示す。図21は、カムシャフトの縦断面の三次元表現を示す。図21の断面は、図1と類似の状態である。これに直交する断面が、図22に示される。したがって、この断面は図2と類似の状態である。本実施形態変形例の場合、第1のカムセグメント7は支持軸3に対して回転可能であり、支持軸3および内軸5に対して軸方向に変位可能である。対照的に、第2のカムセグメント25は、支持軸に固定的に連結される。第1のカムセグメントを係止位置で係止するために、その係止手段35が設けられる。係止手段35は、止まり穴の形態で穴36を備える。スリーブ79が穴に配置され、スリーブ79は、支持軸3の外径まで、係止開口部41を通って延在する。半径方向で可動に取り付けられるばね付勢された係止体が、スリーブに配置される。これは支持軸3の係止開口部41を通って伸び、第1のカムセグメント7の第1の凹部9の内側の係止溝45に係合する。ボールがばね39によって係止溝45に押し込まれるように係止体37は形成され、その結果、軸方向のポジティブロックが生成される。本発明の本変形例の場合、係止手段35の穴36は、ピン17の穴21に直交する。この場合も、係止手段が、止まり穴の代わりに連続的な穴を備えることも可能である(図12参照)。次に、係止手段35は、スリーブにおいてその間にばねを有する、2つのボールの対称構造を有するであろう。
図23および24は、本発明のさらなる実施形態を示す。図21および22に示される変形例とは対照的に、ここでは異なる係止手段35が使用される。支持軸3は、丸いワイヤリング83が配置される円周溝81を有する。丸いワイヤリング83は、溝81および係止溝45の両方に係合する。第1のカムセグメント7が移動する場合、丸いワイヤリング83は、弾力的に変形する。その他の係止溝46が反対の溝81にくるとすぐに、丸いワイヤリング83は再び変形し、軸方向にポジティブロックを生成する。このように、いずれの場合にも、第1のカムセグメントの係止が実現される。
異なる係止手段35を有する本発明のさらなる変形例が、図25および26に示される。この場合、第1のカムセグメント7は、ばねリング87が配置される円周溝85を有する。ばねリング87は、支持軸3の係止溝89に係合する。第1のカムセグメント7の変位中、ばねリングは弾力的に変形する。ばねリング89第2の係止溝91がその他の係止溝91まで移動するとすぐに、それは再び変形し、支持軸3の円周係止溝91に係合する。これにより、第1のカムセグメント7の安定した係合が保証される。記載されたさまざまな係止手段は、第1および第2のカムセグメントが変位可能である実施形態においても、もちろん使用可能である。
さらに、例示的実施形態は、より大きい適応性を実現するために、各カムセグメントに3つ以上のカム輪郭へと拡張される可能性もある。そのような場合、次に、追加の係止溝が、必要な軸方向位置でカムセグメントを係止するために、同様に設けられる。
図27は、第3の実施形態変形例によるカムシャフト1の縦断面図を示す。カムシャフト1は、中空軸として形成される支持軸3と、支持軸3に対して同心円状に配置される内軸5とを備える。内軸5は、支持軸3に対して回転可能である。支持軸3を受ける、第1の凹部9を有する第1のカムセグメント7が、支持軸3上に配置される。支持軸3は、第1のカムセグメント7が結合して回転可能に内軸5に連結される第1の開口部11を有する。対照的に、第1のカムセグメント7は支持軸3に対して回転可能である。第1のカムセグメント7は、軸方向で互いにオフセットされる第1のカム輪郭13および第2のカム輪郭15を有する。カムシャフト1の図27に示される構成において、第1のカムセグメント7は、第1のカム輪郭13がアクティブであるような軸方向位置に配置される。カム輪郭15は、対照的に、アクティブではない。本発明によると、第1のカムセグメント7は、内軸5および支持軸3に対して変位可能である。したがって、第1のカムセグメント7は(本図において)右に変位可能であり、その結果、第2のカム輪郭15は、第1のカム輪郭13の軸方向位置へ移動する。この場合、第2のカム輪郭15は、さらにシリンダ弁の作動をもたらすための正しい軸方向位置に配置されるため、アクティブである。示された実施形態の場合、第2のカム輪郭はゼロストロークとして具現化され、その結果、たとえ第2のカム輪郭15がアクティブである場合も、シリンダ弁は作動しない。すでに図1に対して説明されたように、ゼロストロークとしての実施形態は重要ではない。カム輪郭13および15は、たとえば、ストローク高さ、角度位置、または円周方向におけるカム輪郭の幅に関して異なる可能性もある。あるいは、カム輪郭13および15は同一である可能性もある。
第1のカムセグメント7の変位に加えて、第1のカムセグメント7は、支持軸3に対する角度位置も変更される可能性がある。このために、第1のカムセグメント7は、支持軸3上に回転可能に配置され、第1の開口部11を通してピン17によって、内軸5に結合して回転可能に連結される。よって、内軸5が支持軸3に対して回転する間、第1のカムセグメント7も支持軸3に対して回転する。ピン17が支持軸3に対する内軸5の回転を妨げないように、第1の開口部11は、円周方向において、ピン17の直径よりも広い。内軸5は、ピン17を受ける穴21を有する。ピン17は、開口部11を通って支持軸3に達し、第1のカムセグメント7の第1の凹部9の内側の軸方向溝23に係合する。本事例において、ピン17は2片であり、第1のピン部18aと第2のピン部18bとを備える。あるいは、ピン17が1片の実施形態も可能である。
表された実施形態の場合、穴21は連続的な穴として具現化され、ピン17は、第1の開口部11および第1の開口部11の反対にある第2の開口部12を通って伸び、ピン17は、第1のカムセグメント7の凹部9の内側における2つの軸方向溝23のその対向する端部と係合する。このような対称形の実施形態の代わりに、止まり穴の形態で穴21を形成することも可能であり、その結果、ピン17の一方側のみ、支持軸3の第1の開口部11を通って伸び、軸方向溝23に係合する。
第2のカムセグメント25は、第1のカムセグメント7に隣接して支持軸3上に配置される。第2のカムセグメント25は、支持軸3を受ける第2の凹部27と、第1のカム輪郭29と、第2のカム輪郭31とを有する。よって第2のカムセグメント25は、第1のカムセグメント7と同じ数のカム輪郭を有する。
第2のカムセグメント25は、一方では、支持軸3に対して結合して回転可能であるが、他方では、軸方向に変位可能に支持軸3上に配置されるように支持軸3に連結される。これは、窪みおよび軸受体を用いる第1の実施形態に類似の方法で実現される。あるいは、図11を参照して説明される歯部も使用される可能性がある。
第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25は、支持軸3の回転軸に直交する継手接触面65を有し、その結果、回転中、第1のカムセグメント7または第2のカムセグメント25が変位することなく、第1のカムセグメント7は第2のカムセグメント25に対して回転可能である。第2の実施形態と類似の方法において、第1のカムセグメント7と第2のカムセグメント25との間に結合は設けられない。
本事例において、第1のカムセグメント7の各カム輪郭は、第2のカムセグメント25のカム輪郭、ならびに、第1のカムセグメント7および第2のカムセグメント25の関連する継手軸方向位置を割り当てられる。継手軸方向位置の場合、カムセグメント7および25はどちらも一緒に押されて、接触面65で互いに接触するように止まる。カムセグメント7および25の両方を継手軸方向位置に固定するために、継手軸方向位置の一方に、第2のカムセグメント25を係止する係止手段35bが設けられる。第1のカムセグメント7は、ばね要素95によって第2のカムセグメント25に対する張力かけられる。したがって、第1のカムセグメント7の軸方向位置は、第1のカムセグメント7が第2のカムセグメント25に対するばね要素95の復元力によって押されるという事実によって固定され、ここで、第2のカムセグメント25は、係止手段35bによって固定される。ばね要素95は、回転可能に支持軸3に、そして、結合して回転可能に内軸5に連結する支持要素93上に支持される。結合して回転可能な内軸5への連結は、内軸5が、支持軸3の開口部101を通って伸び、支持要素93の凹部103に係合するピン99を備えた穴97を有するという点で実現する。
係止手段35bは、2つのばね付勢された係止体37bを有する、内軸5の穴36bを備える。係止体37bは、半径方向に可動に取り付けられる。係止体37bのこの半径方向の移動は、ばね39bの圧縮により行われる。ばね付勢された係止体37bは、支持軸3の2つの係止開口部41bを通って伸び、第2のカムセグメント25の第2の凹部27の内側の係止溝45bに係合する。第2のカムセグメント25が第2の運転モードの方へ(すなわち右へ)移動する場合、ばね39bは最初、変位を可能とするために圧縮される。次に、割り当てられた継手軸方向位置で、ばね39bは、係止体37bを他の係止溝46bと係合させて、それによって第2のカムセグメント25の軸方向位置を固定する。同時に、第2のカムセグメント25は、第1のカムセグメント7をばね要素95の復元力に対して支持要素93の方向に移動する。したがって、係止手段25を用いて第2のカムエレメントの軸方向位置を固定することによって、第1のカムエレメント7の軸方向位置も固定される。第2のカムセグメント25が第1の運転モードの方へ(すなわち左へ)戻る場合、ばね要素95は少なくとも部分的に弛緩し、第1のカムセグメントも第1の運転モードの割り当てられた軸方向位置に移動させる。第1の運転モードのばね要素95が完全に弛緩し、第1の運転モードにおける第1のカムセグメント7の固定を、第1のカムセグメント7に大きな力を与えるばね要素95なしで、ポジティブロックによってのみで行うことも可能である。
しかし、本実施形態において、たとえカムセグメント7と25との間に結合が設けられない場合も、カムセグメント7および25はばね要素95の結果として共同でのみ変位可能である。ばね要素95は、図27にコイルばねとして概略的に示される。ばね要素95は、支持軸3上で支持要素93と第2のカムセグメント7との間に配置される、環状の板ばねまたはダイアフラムスプリングとして好ましくは形成される。
第2のカムセグメントは、第2のカムセグメント25の変位のために、第1のスライドトラック53と第2のスライドトラック55とを有する。スライドトラックの運転モードは、図6および6aを参照して説明される。
係止開口部41bならびに2つの係止溝45bおよび46bは、いずれの場合も、係止体37bの円周方向の範囲より大きい円周方向の範囲を有し、その結果、係止体37bは支持軸3に対する内軸5の回転を妨げない。この場合、係止溝45bおよび46bは完全な円周であるように具現化される。そのため、これにより製造方法はより単純になる。同様に、開口部101は、ピン99の円周方向の範囲より大きい円周方向の範囲を有し、その結果、ピン99は支持軸3に対する内軸5の回転を妨げない。
支持軸3に対して内軸が回転する場合、第1のカムセグメント7および支持要素93は、どちらも結合して回転可能なように内軸5に連結されているため、支持軸に対して回転する。したがって、支持軸3に対して内軸5が回転する間、第1のカムセグメント7と支持要素93との半径方向の相対位置は維持される。したがって、ばね要素95と第1のカムセグメント7との間、または、ばね要素95と支持要素93との間の移動は発生しない。したがって、支持軸3に対して内軸5が回転する場合に広がるより大きい力によって克服されなければならない摩擦は発生しない。あるいは、支持要素93が、結合して回転可能なように支持軸5に連結される可能性もある。この場合、次に平軸受が、ばね要素95と第1のカムセグメント7との間、または、ばね要素95と支持要素93との間に配置される。支持要素93に対する第2のカムセグメントの回転が、ばね要素95を連結することによって妨げられないことは、平軸受によって実現される。
図27に示される実施形態の場合、軸方向変位、およびカムセグメント25と7との係止は、第2のカムセグメント25が、スライドトラック53および55によって移動され、係止手段35bによって係止されるという事実によって実現される。第1のカムセグメント7は、第2のカムセグメント25の軸方向の移動に従うのみである。逆の構造も同じように実現可能であり、その場合、係止手段およびスライドトラックが第1のカムセグメント7上に配置され、代わりに、第2のカムセグメント25が第1のカムセグメントに対してばね要素によって張力をかけられる。本変形例の場合、次に、第2のカムセグメントは、第1のカムセグメントの変位に従う。本変形例において、結合して回転可能に支持要素を内軸に連結すること、または、結合して回転可能に支持軸に連結することのいずれも、類似の方法において可能である。

Claims (17)

  1. 中空軸として形成される支持軸であって、前記支持軸の内部においては、内軸(5)が前記支持軸(3)に対して同心円状に配置される支持軸を備え、
    前記内軸(5)は、前記支持軸(3)に対して回転可能であり、
    前記支持軸(3)を受ける第1の凹部(9)を有する第1のカムセグメント(7)が前記支持軸(3)上に配置され、
    前記カムセグメント(7)は前記支持軸(3)に対して回転可能であり、前記支持軸(3)の第1の開口部(11)によって前記内軸(5)と結合して回転可能に連結される、カムシャフト(1)において、
    前記第1のカムセグメント(7)は、少なくとも2つのカム輪郭(13、15)を有し、
    前記内軸(5)と前記第1のカムセグメント(7)との間に前記連結が、前記第1のカムセグメント(7)は、前記内軸(5)および前記支持軸(3)に対して軸方向に変位可能であるように構成される、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  2. 請求項1に記載のカムシャフト(1)において、
    前記内軸(5)が、前記支持軸(3)の前記第1の開口部(11)を通って伸び、前記第1のカムセグメント(7)の前記第1の凹部(9)の前記内側で軸方向溝(23)に係合するピン(17)を有する穴(21)を有する、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  3. 請求項2に記載のカムシャフト(1)において、
    前記第1のカムセグメント(7)の変位中、前記第1の凹部(9)の前記内側の前記軸方向溝(23)が前記ピンによって案内される、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のカムシャフト(1)において、
    前記第1のカムセグメント(7)に隣接して、前記支持軸(3)を受ける第2の凹部(27)を有する第2のカムセグメントが前記支持軸(3)上に配置され、
    前記第2のカムセグメント(25)が少なくとも2つのカム輪郭(29、31)を有し、
    前記第2のカムセグメント(25)と前記支持軸(3)との連結が、前記第2のカムセグメント(25)が結合して回転可能、および、前記支持軸(3)上で軸方向に変位可能に配置されるように構成される、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  5. 請求項4に記載のカムシャフト(1)において、
    前記第2のカムセグメント(25)の前記第2の凹部(27)の前記内側および前記支持軸(3)の前記外側が、対向する窪み(47、49)を有し、その結果、軸受体(51)が配置される空胴が生成される、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  6. 請求項5に記載のカムシャフト(1)において、
    前記支持軸(3)上で前記第2のカムセグメント(25)の軸方向変位を可能とするために、前記第2の凹部(27)の前記内側の前記窪み(47)または前記支持軸(3)の前記外側の前記窪み(49)が、前記軸受体(51)より前記軸方向に大きい範囲を有する、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  7. 請求項5または6に記載のカムシャフト(1)において、
    前記支持軸(3)に対する前記第2のカムセグメント(25)の回転を防止するために、前記第2の凹部の前記内側の前記窪み(47)および前記支持軸(3)の前記外側の前記窪み(49)が、円周方向における前記軸受体(51)の範囲に実質的に対応する円周方向の範囲を有する、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  8. 請求項4に記載のカムシャフト(1)において、
    互いに係合する歯部(69)が、前記第2の凹部(27)の前記内側、および、前記支持軸(3)の前記外側に配置され、
    前記歯部(69)の歯溝が軸方向に延在し、その結果、前記支持軸(3)上の前記第2のカムセグメント(25)の軸方向変位が可能であり、前記支持軸(3)に対する前記第2のカムエレメントの回転が防止される、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  9. 請求項4乃至8の何れか1項に記載のカムシャフト(1)において、
    前記第1のカムセグメント(7)および前記第2のカムセグメント(25)が、前記支持軸(3)上に隣接して配置され、
    前記第1のカムセグメント(7)が前記第2のカムセグメント(25)に対して回転可能であり、両方のカムセグメント(7、25)が共同でのみ前記軸方向に変位可能であるように、前記第1のカムセグメント(7)と前記第2のカムセグメント(25)との間に結合(33)が設けられる、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  10. 請求項4乃至8の何れか1項に記載のカムシャフト(1)において、
    前記第1のカムセグメント(7)および前記第2のカムセグメント(25)が、前記支持軸(3)上に隣接して配置され、
    両方のカムセグメント(7、25)が、前記支持軸(3)の前記回転軸に直交する継手接触面(65)を有し、その結果、回転中、前記2つのカムセグメント(7、25)のうちの一方が変位することなく、前記第1のカムセグメント(7)が前記第2のカムセグメント(25)に対して回転可能である、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  11. 請求項10に記載のカムシャフト(1)において、
    前記第1のカムセグメント(7)が、ばね要素(95)によって前記第2のカムセグメント(25)に対する張力をかけられる、または、前記第2のカムセグメントが、ばね要素(95)によって前記第1のカムセグメントに対する張力をかけられる、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  12. 請求項4乃至11の何れか1項に記載のカムシャフト(1)において、
    前記第1のカムセグメント(7)および前記第2のカムセグメント(25)が、第1の軸方向(57)における前記第1のカムセグメント(7)および前記第2のカムセグメント(25)の移動のための少なくとも1つの第1のスライドトラック(53)と、第2の軸方向(59)における前記第1のカムセグメント(7)および前記第2のカムセグメント(25)の移動のための第2のスライドトラック(55)とを共同で有し、
    前記第2の軸方向(59)が、前記第1軸方向(57)と反対である、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  13. 請求項12に記載のカムシャフト(1)において、
    前記第1のスライドトラック(53)および前記第2のスライドトラック(55)が、前記第2のカムセグメント(25)上に配置される、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  14. 請求項4乃至11の何れか1項に記載のカムシャフト(1)において、
    前記第1のカムセグメント(7)が、第1の軸方向(57)における前記第2のカムセグメント(25)の方への前記第1のカムセグメント(7)の移動のための第1のスライドトラック(53)を有し、
    前記第2のカムセグメント(25)が、第2の軸方向(59)における前記第1のカムセグメント(7)の方への前記第2のカムセグメント(25)の移動のための第2のスライドトラック(55)を有する、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  15. 請求項4乃至14の何れか1項に記載のカムシャフト(1)において、
    前記第1のカムセグメント(7)の各カム輪郭(13、15)に、前記第2のカムセグメント(25)の関連するカム輪郭(29、31)、ならびに第1のカムセグメント(7)および第2のカムセグメント(25)の関連する継手軸方向位置が割り当てられる、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  16. 請求項15に記載のカムシャフト(1)において、
    前記カムシャフト(1)が、前記継手軸方向位置の一方に前記第1のカムセグメント(7)を係止する係止手段(35)を備える、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
  17. 請求項14乃至16の何れか1項に記載のカムシャフト(1)において、
    前記カムシャフト(1)が、前記継手軸方向位置の一方に前記第2のカムセグメント(25)を係止する係止手段(35)を備える、
    ことを特徴とするカムシャフト(1)。
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