JP2016516883A5

JP2016516883A5 -

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Publication number: JP2016516883A5
Application number: JP2016512171A
Authority: JP
Filing date: 2014-05-07
Publication date: 2017-06-01

Description

本願に開示される工程によって製造されるフォーム複合材は、ＩＳＯ１７５５４に準拠して測定された５０ｋＷ／ｍ ^２での比質量減少率が８ｇ／ｍ^２・ｓ未満、６ｇ／ｍ^２・ｓ未満、４ｇ／ｍ^２・ｓ未満、又は２ｇ／ｍ^２・ｓ未満であってもよい。

試験条件下で、発泡されたポリスチレンは３つの試験に対して５０ｋＷ／ｍ ^２での平均比質量減少率が９．８１ｇ／ｍ^２・ｓである一方、本願に開示される工程によって製造された複合材は３つの試験に対して５０ｋＷ／ｍ ^２での平均比質量減少率が１．２７ｇ／ｍ^２・ｓであった。よって、本発明の複合材の場合、著しく緩慢な燃焼が観察された。

Claims

下記のａ）ないしｂ）のステップを含む、微粒子組成物の製造方法。
ａ）酸性触媒の存在下で、発泡性熱可塑性ミクロスフェア、反応性フェノールレゾール樹脂、及び発泡性ポリスチレン粒子の混合物を形成するステップ、及び
ｂ）混合物を調整して、反応性フェノールレゾール樹脂を部分的に硬化するステップ。
下記のａ）ないしｃ）のステップを含む、請求項１に記載の方法。
ａ）酸性触媒の存在下で、発泡性熱可塑性ミクロスフェアと反応性フェノールレゾール樹脂の混合物を形成するステップ、
ｂ）ステップａ）で形成された混合物を発泡性ポリスチレン粒子と組み合わせるステップ、及び
ｃ）ステップｂ）で形成された混合物を調整して、反応性フェノールレゾール樹脂を部分的に硬化するステップ。
下記のａ）ないしｃ）のステップを含む、ポリスチレン−フェノールフォーム複合材の製造方法。
ａ）酸性触媒の存在下で、発泡性熱可塑性ミクロスフェア、反応性フェノールレゾール樹脂、及び発泡性ポリスチレン粒子の混合物を形成するステップ、
ｂ）混合物を調整して、反応性フェノールレゾール樹脂を部分的に硬化するステップ、及び
ｃ）調整された混合物を蒸気でさらに硬化して、複合材を形成するステップ。
下記のａ）ないしｄ）のステップを含む、請求項３に記載の方法。
ａ）酸性触媒の存在下で、発泡性熱可塑性ミクロスフェアと反応性フェノールレゾール樹脂の混合物を形成するステップ、
ｂ）ステップａ）で形成された混合物を発泡性ポリスチレン粒子と組み合わせて、混合物を形成するステップ、
ｃ）ステップｂ）で形成された混合物を調整して、反応性フェノールレゾール樹脂を部分的に硬化するステップ、及び
ｄ）調整された混合物を蒸気でさらに硬化して、複合材を形成するステップ。
ステップａ）の混合物形の成後に、前記混合物を、前記混合物が２０℃の温度下にあるとき、３０分以内に発泡性ポリスチレン粒子と組み合わせる、請求項２に記載の方法。
調整を５０℃ないし７５℃の温度で行う、請求項１ないし請求項５のいずれか一項に記載の方法。
調整を０．２５時間ないし１０時間行う、請求項１ないし請求項６のいずれか一項に記載の方法。
調整された混合物は、調整された混合物及び水の総重量を基準として、水分含量が１０重量％未満である、請求項１ないし請求項７のいずれか一項に記載の方法。
調整された混合物がさらなる硬化の前に４時間ないし４８時間保持される、請求項３ないし請求項８のいずれか一項に記載の方法。
さらなる硬化が１分ないし６０分間行われる、請求項３ないし請求項９のいずれか一項に記載の方法。
発泡性ポリスチレン粒子が部分的に発泡される、請求項１ないし請求項１０のいずれか一項に記載の方法。
発泡性ポリスチレン粒子の密度が５ｋｇ／ｍ^３ないし２０ｋｇ／ｍ^３である、請求項１ないし請求項１１のいずれか一項に記載の方法。
１つ以上の充填材を添加するステップをさらに含む、請求項１ないし請求項１２のいずれか一項に記載の方法。
充填材が組成物の総重量を基準として、０．５重量％ないし６０重量％の量で添加される、請求項１３に記載の方法。
充填材が表面処理された充填材である、請求項１３に記載の方法。
反応性フェノールレゾール樹脂が下記のａ）ないしｄ）の１つ以上の特性を有する、請求項１ないし請求項１５のいずれか一項に記載の方法。
（ａ）５００ｃＰないし４，０００ｃＰの粘度、
（ｂ）２重量％ないし７重量％の水分含量、
（ｃ）２５％未満の遊離フェノール含量；又は
（ｄ）３％未満の遊離ホルムアルデヒド含量。
発泡性熱可塑性ミクロスフェアは、平均粒径が１ミクロンないし５０ミクロンであり、
発泡性ミクロスフェアが、熱可塑性ポリマーシェル内にカプセル化された推進剤を含有する、請求項１ないし請求項１６のいずれか一項に記載の方法。
熱可塑性ポリマーシェルが、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル、α−エトキシアクリロニトリル、フマロアクリロニトリル、クロトアクリロニトリル、アクリルエステル、メタクリルエステル、ビニルクロリド、ビニリデンクロリド、ビニリデンジクロリド、ビニルピリジン、ビニルエステル、及びこれらの誘導体又は混合物からなる群より選択されるモノマーに由来する、請求項１７に記載の方法。
酸性触媒が、有機強酸、有機強酸のエステル、無機弱酸、無機弱酸のエステル、又はこれらの混合物から選択される、請求項１ないし請求項１８のいずれか一項に記載の方法。
蒸気ブロック成形機、シート成形機又は連続式パネルプレスにおいてさらなる硬化が行われる、請求項３ないし請求項１９のいずれか一項に記載の方法。
請求項３ないし請求項１９のいずれか一項による方法によって製造されるフォーム複合材。
ＩＳＯ１７５５４に準拠して測定された５０ｋＷ／ｍ ^２での比質量減少率が８ｇ／ｍ^２・ｓ未満である、請求項２１に記載のフォーム複合材。
複合材がＡＳ１５３０．４に準拠して厚み１００ｍｍのパネルに対して１０分超過の絶縁不良時間を示す、請求項２１又は請求項２２に記載のフォーム複合材。
請求項２１ないし請求項２３のいずれか一項によるフォーム複合材を含む、建築用複合材ブロック、パネル又はシート。