JP2016513912A - コンカレントデバイス発見のためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

2つまたはそれ以上の独立した送受信機を使用して、ピアツーピアネットワークに関連する複数の動作を並行して実施するための、システムおよび方法が提供される。デバイス発見プロトコルを実施するとき、ある送受信機はリッスン状態で動作することができ、別の送受信機は探索状態で動作することができ、したがって、ピアがリッスン状態にあるか探索状態にあるかにかかわらず、ピアとの発見メッセージの交換が発生し得る。別の態様では、一方の送受信機はデバイス発見プロトコルの実施に使用されてよく、それにより、他方の送受信機は、中断なしで通信リンクを維持することができる。

Description

関連出願
[001]本出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書にその全体が組み込まれる、2013年3月8日に出願された「Systems And Methods For Concurrent Device Discovery」という名称の米国特許出願第13/791,522号の利益およびそれに対する優先権を主張するものである。
[002]本開示は、一般にワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、ピアデバイス発見およびグループ動作プロシージャの効率を増大させるための改善するためのシステムおよび方法に関する。
[003]米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11標準の下で動作するインフラストラクチャワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)は、通常、ネットワーク機能を管理するため、および1つまたは複数の関連付けられた局間の通信の協調をとるために、アクセスポイントの使用を伴う。専用アクセスポイントを必要とすることなくWLANに関連する利益を得るために、2つまたはそれ以上のピア間で、アドホックまたはピアツーピアネットワークトポロジのネットワークを生み出すための技法が存在する。WLANデバイスは、従来のアクセスポイントのインスタンスなしで、直接に相互を発見しデータトラフィックを共有することができる。このタイプのネットワーク構成は、独立基本サービスセット(IBSS)として知られる場合がある。ピアツーピアネットワークの一例は、Wireless Fidelity(WiFi(登録商標))Direct(登録商標)ネットワークである。IBSSネットワークは通常、ネットワークを制御するための配信システムまたは他の専用デバイスを有さないので、1つのピアが、ピアツーピアグループオーナ(P2P GO)の役割を果たすことによっていくらかの管理機能を引き受けることができ、1つまたは複数の追加のデバイスが、P2PクライアントとしてGOに関連することができる。
[004]ピアツーピアネットワークを形成するために、参加するデバイスは一般に、デバイス発見プロセスを介して通信リンクを開始する。関連付けられていないデバイスが共通ワイヤレスチャネル上で相互の存在を発見できることを促進するために、探索状態とリッスン状態とを含む検出段階が構成されてよい。リッスン状態の間、デバイスは、ワイヤレスチャネルの定義済みサブセットのうちの1つのチャネル上に停留し、プローブ要求フレームが別のデバイスによって送られるのを待機する。探索状態の間、デバイスは、定義済みサブセット中のチャネル間で切り替え、プローブ要求フレームを送信する。リッスン状態にある一方のデバイスが、他方のデバイスによって送られたプローブ要求を受信してプローブ応答フレームを返すときに、発見が生じ得る。結果として、発見の成功には、一方のデバイスがリッスン状態にあり他方のデバイスが探索状態にあることが必要であろう。発見が生じることができるように探索とリッスンの相補的な期間が他のデバイスと重なる確率を上げるために、従来、デバイスは、ランダムな時間期間にわたってリッスン状態と探索状態との間で交代するように構成されることがある。しかし、この対策を用いても、両方のデバイスが同じ状態にある期間がある場合があり、これにより発見が遅延される。
[005]ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を使用して通信するデバイスの急増は、1つまたは複数の周波数帯域を介して同時動作が行われるのを可能にする複数の独立した送受信機を特色とするデバイスの開発につながってきた。例としては、デバイスが別々の送受信機を使用して802.11標準の下で同時に2.4および5GHz帯域で動作するのを可能にする、デュアルバンドデュアルコンカレント(DBDC:dual band dual concurrent)技術がある。その名称によって暗示されるように、DBDCは一般に、両方の送受信機が、両方の帯域をサポートでき同時に動作できることを含意する。同様に、シングルバンドデュアルコンカレントデバイス(SBDC:single band dual concurrent)は、2つの別々の送受信機を採用して、選択された構成に応じて2.4または5GHz帯域のいずれかでの同時動作を可能にすることができる。デュアルコンカレントデバイスは、それぞれの送受信機を使用して、独立した動作を並行して実施する能力を提供する。
[006]したがって、デバイス発見プロセスを向上させることなどによって、複数のコンカレント送受信機の動作の協調をとってワイヤレス通信を容易にすることが望ましいであろう。本開示は、これらおよび他の目標を達成する。
[007]本開示は、ワイヤレス通信のためのシステムを含む。たとえば、ワイヤレス通信デバイスは、ピアツーピアネットワークに関連する第1の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第1の送受信機と、ピアツーピアネットワークに関連する第2の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第2の送受信機と、第1の動作と第2の動作とを並行して実施するために、第1の送受信機および第2の送受信機の動作の協調をとるためのピアツーピアマネージャとを有することができる。
[008]一態様では、第1の動作および第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階であってよい。たとえば、ピアツーピアマネージャは、発見要求を送信するために第1の送受信機を探索状態で動作させることによって、第1の送受信機の動作の協調をとることができる。さらに、ピアツーピアマネージャは、発見応答を受信した後でピアツーピアネットワークを形成することができる。別の例では、ピアツーピアマネージャは、発見要求を受信するために第2の送受信機をリッスン状態で動作させることによって、第2の送受信機の動作の協調をとることができる。さらに、ピアツーピアマネージャは、発見要求を受信した後で発見応答を送信し、ピアツーピアネットワークを形成することができる。
[009]別の態様では、第1の動作は、ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することであってよく、第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階であってよい。たとえば、ピアツーピアマネージャは、第2の送受信機をリッスン状態で動作させることと第2の送受信機を探索状態で動作させることとの間で循環することによって、第2の送受信機の動作の協調をとることができる。さらに、ピアツーピアマネージャは、発見応答を第2のピアから受信したときに、ピアツーピアネットワークへの第2のピアとの通信リンクを形成することができ、発見要求を第2のピアから受信したときに発見応答を送信して、第2のピアとの通信リンクを形成することができる。
[0010]本開示はまた、ワイヤレス通信のための方法も含む。一実施形態では、この方法は、第1の送受信機と第2の送受信機とを有するワイヤレス通信デバイスを伴ってよく、ピアツーピアネットワークに関連する第1の動作を第1の送受信機によって実施することと、ピアツーピアネットワークに関連する第2の動作を第1の送受信機によって実施することと、第1の動作と第2の動作とを並行して実施するために、第1の送受信機および第2の送受信機の動作の協調をとることとを含んでよい。
[0011]一態様では、第1の動作および第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である。たとえば、第1の送受信機の動作の協調をとることは、発見要求を送信するために第1の送受信機を探索状態で動作させることを含んでよい。さらに、発見応答を受信した後でピアツーピアネットワークが形成されてよい。別の例では、第2の送受信機の動作の協調をとることは、発見要求を受信するために第2の送受信機をリッスン状態で動作させることを含んでよい。さらに、発見要求を受信した後で発見応答が送信されてよく、ピアツーピアネットワークが形成されてよい。
[0012]別の態様では、第1の動作は、ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することができ、第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階であってよい。たとえば、第2の送受信機の動作の協調をとることは、第2の送受信機をリッスン状態で動作させることと第2の送受信機を探索状態で動作させることとの間で循環することを含んでよい。さらに、発見応答を受信した後でピアツーピアネットワークが形成されてよい。別の例では、第2の送受信機の動作の協調をとることは、発見要求を受信するために第2の送受信機をリッスン状態で動作させることを含んでよい。さらに、発見応答を受信した後でピアツーピアネットワークが形成されてよく、または、発見要求を受信した後で発見応答が送信されて、ピアツーピアネットワークが形成されてよい。
[0013]本開示はまた、ピアツーピアネットワークに関連する第1の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第1の送受信機と、ピアツーピアネットワークに関連する第2の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第2の送受信機と、第1の動作と第2の動作とを並行して実施するために第1の送受信機および第2の送受信機の動作の協調をとるための手段とを使用して、ピアツーピアネットワーク中で複数の並行動作を実施するためのワイヤレス通信デバイスも含む。
[0014]一態様では、第1の動作および第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階であってよい。たとえば、デバイスは、発見要求を送信するために第1の送受信機を探索状態で動作させることによって第1の送受信機の動作の協調をとるための手段を備えることができる。さらに、デバイスは、発見応答を受信した後でピアツーピアネットワークを形成するための手段を有することができる。別の例では、第2の送受信機の動作の協調をとるための手段は、発見要求を受信するために第2の送受信機をリッスン状態で動作させることができる。さらに、デバイスは、発見要求を受信した後で発見応答を送信して、ピアツーピアネットワークを形成するための手段を有することができる。
[0015]別の態様では、第1の動作は、ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することであってよく、第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階であってよい。たとえば、第2の送受信機の動作の協調をとるための手段は、第2の送受信機をリッスン状態で動作させることと第2の送受信機を探索状態で動作させることとの間で循環することができる。さらに、デバイスは、発見応答を第2のピアから受信したときに、ピアツーピアネットワークへの第2のピアとの通信リンクを形成するための手段と、発見要求を第2のピアから受信したときに発見応答を送信し、第2のピアとの通信リンクを形成するための手段とを有することができる。
[0016]本開示はまた、ワイヤレス通信デバイスによってピアツーピアネットワーク中で複数の並行動作を実施するための、非一時的なプロセッサ可読記憶媒体も含み得る。このプロセッサ可読記憶媒体は命令をその上に有し、これらの命令は、ピアツーピアネットワーク中の少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第1の送受信機と、ピアツーピアネットワーク中の少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第2の送受信機との動作の協調をとって、第1の送受信機を使用する第1の動作と第2の送受信機による第2の動作とを並行して実施するためのコードを含む。第1の動作および第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階であってよい。記憶媒体はまた、発見要求を送信するために第1の送受信機を探索状態で動作させるためのコード、ならびに、発見応答を受信した後でピアツーピアネットワークを形成するためのコードを有することができる。
[0017]一態様では、記憶媒体は、発見要求を受信するために第2の送受信機をリッスン状態で動作させるためのコードを有することができる。さらに、記憶媒体は、発見要求を受信した後で発見応答を送信し、ピアツーピアネットワークを形成するためのコードを有することができる。
[0018]別の態様では、第1の動作は、ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することであってよく、第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階であってよい。したがって、記憶媒体は、第2の送受信機をリッスン状態で動作させることの間で循環するためのコードと、第2の送受信機を探索状態で動作させるためのコードとを有することができる。加えて、記憶媒体は、発見応答を第2のピアから受信したときに第2のピアとの通信リンクを形成するためのコードと、発見要求を第2のピアから受信したときに発見応答を送信し、次いで第2のピアとの通信リンクを形成するためのコードとを有することができる。
[0019]さらに他の特徴および利点は、添付の図面に示される本発明の好ましい実施形態に関する後続のより具体的な説明から明らかになるであろう。各図を通して、同じ参照文字は一般に、同じ部分または要素を指す。
[0020]本発明の一実施形態による、複数のピアを含むワイヤレス通信システムを概略的に描く図であって、少なくとも1つのピアがマルチコンカレント能力を有する図。 [0021]本発明の一実施形態による、ピアツーピアネットワークに関連する複数の動作を並行して実施するように構成されたマルチコンカレントピアの機能ブロックを概略的に描く図。 [0022]本発明の一実施形態による、マルチコンカレントピアを使用して実施されるデバイス発見プロトコルのシーケンス図。 [0023]本発明の一実施形態による、2つのマルチコンカレントピアを使用して実施されるデバイス発見プロトコルのシーケンス図。 [0024]本発明の一実施形態による、マルチコンカレントピアによってデバイス発見プロトコルを実施するための例示的なルーチンを示すフローチャート。 [0025]本発明の一実施形態による、ピアツーピアネットワークに関連する複数の動作が並行して実施されるのを示すシーケンス図。 [0026]本発明の一実施形態による、ピアツーピアネットワークに関連する複数の動作を並行して実施するための例示的なルーチンを示すフローチャート。
[0027]最初に、材料、アーキテクチャ、ルーチン、方法、または構造は様々であることがあるので、本開示は、特に例示されるそのようなものに限定されないことを理解されたい。よって、本開示の実践または実施形態では、本明細書で説明されるのと同様のまたは等価ないくつかのそうしたオプションが使用され得るが、本明細書では、好ましい材料および方法が説明される。
[0028]最初に、材料、アーキテクチャ、ルーチン、方法、または構造は当然ながら様々であることがあるので、本開示は、特に例示されるそのようなものに限定されないことを理解されたい。よって、本開示の実践または実施形態では、本明細書で説明されるのと同様のまたは等価ないくつかのそうしたオプションが使用され得るが、本明細書では、好ましい材料および方法が説明される。
[0029]また、本明細書で使用される用語は、本開示の特定の実施形態について説明するためのものにすぎず、限定的なものとはしないことも理解されたい。
[0030]添付の図面との関連で以下に示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態についての説明とするものであり、本発明が実践され得る唯一の例示的な実施形態を表すものとはしない。本記述の全体を通して使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例証としての働きをする」ことを意味し、必ずしも他の例示的な実施形態よりも好適または有利と解釈されるべきであるとは限らない。詳細な説明は、本明細書の例示的な実施形態の完全な理解を提供する目的で、具体的な詳細を含む。本明細書の例示的な実施形態がこれらの具体的な詳細なしでも実践され得ることは、当業者には明らかであろう。場合によっては、本明細書で提示される例示的な実施形態の新規性を曖昧にするのを避けるために、周知の構造およびデバイスはブロック図の形で示される。
[0031]本明細書および特許請求の範囲では、ある要素が別の要素に「接続」または「結合」されるとして言及されるときは、この要素は別の要素に直接に接続もしくは結合される可能性もあり、または介在する要素が存在する場合もあることは、理解されるであろう。対照的に、ある要素が別の要素に「直接に接続」または「直接に結合」されるとして言及されるときは、介在する要素は存在しない。
[0032]後続の詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビットに対する操作の、プロシージャ、ロジックブロック、処理、および他の象徴表現の点から提示される。これらの説明および表現は、データ処理技術分野の当業者が自身の作業の実質を他の当業者に最も効果的に伝えるために使用する手段である。本出願では、プロシージャ、ロジックブロック、プロセスなどは、所望の結果に至る自己無撞着な一連のステップまたは命令であると考えられる。ステップは、物理量の物理的操作を必要とするステップである。必ずしもそうとは限らないが、通常、これらの量は、コンピュータシステム中で記憶、転送、結合、比較、および他の方法で操作されることが可能な、電気信号または磁気信号の形をとる。
[0033]しかし、これらおよび類似の用語はすべて、適切な物理量に関連付けられるものであり、これらの量に付与される便利なラベルにすぎないことを、念頭に置くべきである。後続の考察から明らかなように別段の記載が特にない限り、本出願全体を通して、「アクセスする」、「受信する」、「送る」、「使用する」、「選択する」、「決定する」、「正規化する」、「乗算する」、「平均する」、「監視する」、「比較する」、「適用する」、「更新する」、「測定する」、「導出する」などの用語を利用した考察は、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内の物理的(電子的)な量として表されるデータを操作して、コンピュータシステムのメモリまたはレジスタまたは他のそのような情報記憶、伝送、もしくは表示デバイス内の物理的な量として同様に表される他のデータに変換する、コンピュータシステムまたは類似の電子コンピューティングデバイスのアクションおよびプロセスを指すことを理解されたい。
[0034]本明細書で説明される実施形態は、プログラムモジュールなど、1つまたは複数のコンピュータまたは他のデバイスによって実行される、何らかの形のプロセッサ可読媒体上にあるプロセッサ実行可能命令の一般的なコンテキストで論じられる場合がある。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施するかまたは特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態で望まれるように結合または分散され得る。
[0035]図では、単一のブロックが1つまたは複数の機能を実施するものとして記述される場合がある。しかし、実際の実践では、そのブロックによって実施される1つまたは複数の機能は、単一のコンポーネント中でもしくは複数のコンポーネントにまたがって実施されることもあり、および/または、ハードウェアを使用して、ソフトウェアを使用して、もしくはハードウェアとソフトウェアの組合せを使用して実施されることもある。この、ハードウェアとソフトウェアとの交換可能性を明確に例証するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップがそれらの機能の点から一般に上述された。そのような機能がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例と、システム全体に課される設計制約とに依存する。当業者なら、記述される機能を特定の適用例ごとに様々な方式で実装することができるが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。また、例示的なワイヤレス通信デバイスは、プロセッサやメモリなどの周知のコンポーネントを含めた、図示されるもの以外のコンポーネントを備えてもよい。
[0036]本明細書に記載の技法は、特定の方式で実装されるものとして特に記述されない限り、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せにおいて実装され得る。モジュールまたはコンポーネントとして記述される任意の特徴はまた、集積ロジックデバイス中で一緒に、またはディスクリートだが相互運用性のあるロジックデバイスとして別々に、実装され得る。ソフトウェアにおいて実装される場合、これらの技法は、実行されたときに前述の方法の1つまたは複数を実施する命令を備える非一時的なプロセッサ可読記憶媒体によって少なくとも部分的には実現され得る。非一時的なプロセッサ可読データ記憶媒体は、パッケージング材料を含み得るコンピュータプログラム製品の一部を形成することができる。
[0037]非一時的なプロセッサ可読記憶媒体は、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)などのランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、電気的に消去可能プログラム可能な読取専用メモリ(EEPROM(登録商標))、FLASHメモリ、他の知られた記憶媒体などを備え得る。これらの技法は、追加でまたは代替で、命令またはデータ構造の形でコードを搬送または通信するプロセッサ可読通信媒体であって、コンピュータまたは他のプロセッサによってアクセス、読取り、および/または実行ができるプロセッサ可読通信媒体によって、少なくとも部分的には実現され得る。
[0038]本明細書で開示される実施形態との関連で記述される様々な例証的な論理ブロック、モジュール、回路、および命令は、1つまたは複数のディジタル信号プロセッサ(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け命令セットプロセッサ(ASIP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他の等価な集積もしくはディスクリートロジック回路など、1つまたは複数のプロセッサによって実行され得る。本明細書で使用される「プロセッサ」という用語は、前述の構造のいずれか、または、本明細書に記載の技法の実装に適した他の任意の構造を指すことができる。加えて、いくつかの態様では、本明細書に記載の機能は、本明細書に記載のように構成された専用のソフトウェアモジュールまたはハードウェアモジュール内で提供され得る。また、これらの技法は、1つまたは複数の回路またはロジック要素において完全に実装され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替では、プロセッサは、任意の従来型プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せとして、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併用される1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のそのような構成として実装されてもよい。
[0039]便宜および明確さのみの目的で、上部(top)、下部(bottom)、左(left)、右(right)、上(up)、下(down)、上方(over)、より上(above)、より下(below)、下方(beneath)、後部(rear)、背部(back)、および前部(front)など、方向性の用語が、添付の図面または特定の実施形態に関して使用される場合がある。これらおよび類似の方向性用語は、本発明の範囲をどんな方式でも限定するものと解釈されるべきではなく、コンテキストに応じて変化する可能性がある。さらに、類似の要素を区別するのに、第1や第2などの順次的な用語が使用される場合があるが、これらの順次的な用語は、他の順序で使用されてもよく、やはりコンテキストに応じて変化する可能性がある。
[0040]本明細書では、ワイヤレス通信デバイスに関して実施形態が説明される。ワイヤレス通信デバイスは、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルワイヤレス端末、モバイルデバイス、ノード、デバイス、リモート局、リモート端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ワイヤレス通信装置、ユーザエージェント、または他のクライアントデバイスなど、任意の適切なタイプのユーザ機器を含み得る。ワイヤレス通信デバイスのさらに他の例は、セルラー電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、スマートフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星無線、ワイヤレスモデムカード、および/または、ワイヤレスシステムを介して通信するための別の処理デバイスなど、モバイルデバイスを含む。さらに、本明細書では、アクセスポイント(AP)に関しても実施形態が説明される場合がある。APは、1つまたは複数のワイヤレスノードとの通信に利用されることがあり、APはまた、基地局、ノード、NodeB、進化型(evolved)NodeB(eNB)、または他の適切なネットワークエンティティと称される呼ばれるとともにこれらに関連する機能を呈することがある。APは、エアインターフェースを介してワイヤレス端末と通信する。通信は、1つまたは複数のセクタを介して行われ得る。APは、受信したエアインターフェースフレームをIPパケットに変換することによって、ワイヤレス端末と、インターネットプロトコル(IP)ネットワークを含み得るアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとしての役割を果たすことができる。APはまた、エアインターフェースに関する属性の管理の協調をとることもでき、有線ネットワークとワイヤレスネットワークとの間のゲートウェイであることもできる。
[0041]別段に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が関係する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。
[0042]最後に、本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される単数形「a」、「an」、および「the」は、内容がはっきりと別段に指定しない限り、複数の指示対象を含む。
[0043]本明細書は、少なくとも2つのコンカレント送受信機を各々が有する2つのワイヤレス通信デバイス間で通信するための技法を含む。各デバイスにおける2つまたはそれ以上の送受信機の動作の協調をとることによって、ネットワークの性能が改善されることが可能である。たとえば、マルチコンカレント送受信機を採用して、ピアツーピアネットワークに関連する複数の動作の並行稼働が提供され得る。また、発見プロセスをより効率的に実施することによってピアツーピア通信が促進され得る。ピアツーピア通信に関連する他の動作機能もまた、マルチコンカレントワイヤレス通信デバイスを使用して、同時にまたは他の方法による協調方式で実施され得る。
[0044]本開示のシステムおよび方法を例証する助けとするために、図1に、例示的なワイヤレス通信システム100が示される。このシステムは、ピア102などの第1のワイヤレス通信デバイスを含み、第1のワイヤレス通信デバイスは、ピア104など、別のワイヤレス通信デバイスとの通信リンクを形成することができる。後述されるように、ピア102およびピア104は、デバイス発見プロトコルを実施することによってネットワークの形成を開始することができる。一実施形態では、採用されているピアツーピアプロトコルは、一方のピアが、ネットワークに関するいくらかの管理機能を担うことを含むことができる。たとえば、ピア102がグループオーナとして機能することができ、ピア104がピアクライアントとして機能することができる。ワイヤレス通信システム100はまた、ピア106など、1つまたは複数の追加のワイヤレス通信デバイスを含んでよく、この追加のワイヤレス通信デバイスは、追加のピアクライアントとしてピアツーピアネットワーク通信リンクを形成することができる。一般に、どのピアがグループオーナとして機能するかの選択は、ネットワークが形成される時点で交渉されてよい。さらに、望まれるなら、任意のまたはすべてのピアは、どちらの役割でも機能する能力を有することができる。
[0045]図2に、ピア102の一実施形態に関する追加の詳細が、高レベル概略ブロックによって描かれている。この実施形態では、ピア102は、SBDCデバイスまたはDBDCデバイスなどのデュアルコンカレントデバイス構成を有し、この構成は、IEEE802.11プロトコルに準拠するものなどの適切なワイヤレス通信プロトコルに従って動作するように構成された2つの独立した送受信機を有する。一般に、ピア102は、WLANプロトコルスタックの下位レベルが各WLAN送受信機のファームウェアおよびハードウェアにおいて実装される、というアーキテクチャを採用することができる。図示のように、ピア102は、第1の送受信機202を備えてよく、第1の送受信機202は、検証、肯定応答、ルーティング、フォーマット化などを含めた802.11データフレームの取扱いおよび処理に関係する機能を実施する媒体アクセスコントローラ(MAC)204を有する。MAC204は、入来および送出フレームを物理レイヤ(PHY)206および無線(RF)207と交換するが、MAC204は、ここで図示されるように、関連する802.11プロトコルに従ってフレームを変調する機能、ならびに、ワイヤレス信号の送受信の提供に必要なアナログ処理およびRF変換を提供する機能を含む。さらに、ピア102は第2の送受信機208も備えてよく、第2の送受信機208は、等価なMAC210、PHY212、およびRF213ブロックを有する。描かれる実施形態では、第1の送受信機202および第2の送受信機208は、アンテナ216を共有するためにダイプレクサ214に結合される。望まれるなら、また採用される他のワイヤレスプロトコルに応じて、1つまたは複数のアンテナが、当技術分野で知られる切替技法を使用して追加の送受信機間で共有されてもよい。第1の送受信機202および第2の送受信機208はまた、別々のアンテナを有してもよい。同様に、それぞれの送受信機の、いくつかまたはすべての要素は、共通システム上に(たとえば、同じシステム内の同じ回路板上もしくは異なる回路板上に)配置されてもよく、または、システムオンチップ(SoC)実装形態におけるように同じ集積回路上に組み込まれてもよい。
[0046]ピア102はホストCPU218も備え、ホストCPU218は、前に言及されたようなWLANプロトコルスタックの上位レイヤに関連する機能を含めた、ピア102の機能に関連する様々な計算および操作を実施するように構成される。ホストCPU218は、バス220を介して第1の送受信機202および第2の送受信機208に結合され、バス220は、ペリフェラルコンポーネントインターコネクトエクスプレス(PCIe)バス、ユニバーサルシリアルバス(USB)、ユニバーサル非同期レシーバ/トランスミッタ(UART)シリアルバス、適切なアドバンストマイクロコントローラバスアーキテクチャ(AMBA)インターフェース、シリアルディジタル入出力(SDIO)バス、または他の等価なインターフェースとして実装され得る。メモリ222は、バス220に結合されて、ホストCPU218の動作に関係する送受信される情報およびプロセッサ可読命令(ソフトウェアなど)を記憶することができる。図示のように、ピア102は、ピアツーピアネットワークに関連する複数の動作機能を並行して実施するために送受信機202および送受信機208の動作の協調をとるための、P2Pマネージャ224を備えてよい。たとえば、P2Pマネージャ224は、送受信機202を使用して第1のピアツーピアネットワーク動作(P2P 1)を実施することができ、送受信機208を使用して第2のピアツーピアネットワーク動作(P2P 2)を実施することができる。P2Pマネージャ224は、ソフトウェアにおいて(メモリ222に記憶された命令の形などで)、ファームウェアにおいて、ハードウェアにおいて、またはこれらの任意の組合せにおいて実装され得る。
[0047]一態様では、ピアデバイスは、探索状態とリッスン状態とを含むデバイス発見プロトコルを介して、通信リンクを開始することができる。発見プロトコルは、関連付けられていないデバイスが共通ワイヤレスチャネル上で相互の存在を発見できることを促進するように構成されてよい。一態様では、ピアはリッスン状態で動作することができ、リッスン状態の間、ピアは、ワイヤレスチャネルの定義済みサブセットのうちの1つのチャネル上に停留し、プローブ要求フレームが別のデバイスによって送られるのを待機する。別の態様では、ピアは探索状態で動作することができ、探索状態の間、ピアは、定義されたサブセット中のチャネル間で切り替え、プローブ要求フレームを送ることなどによって発見要求を送信する。
[0048]ピアが一方の状態にあり他方のピアが相補的な状態にあるときはいつでも発見機会が存在し得るが、この発見機会の間に、発見が生じることがある。たとえば、リッスン状態にあるピアが、別のピアによって送られた発見要求を受信し、プローブ応答などの発見応答フレームを返すことができる。結果として、発見の成功には、一方のピアがリッスン状態にあり他方のピアが探索状態にあることが必要であろう。ピアが一方の状態で動作しており、他方のピアが同じ状態にある場合は、発見機会は存在しないであろう。本開示の技法を採用することによって、ピア102などのマルチコンカレントピアが、送受信機202によってリッスン状態で動作すると同時に、送受信機208によって探索状態で動作して、発見機会を増加させることができる。
[0049]一実施形態では、P2Pマネージャ224は、ピア102と、ピア104およびピア106など1つまたは複数のピアとを伴う、デバイス発見プロトコルを容易にするように構成されてよい。図3に、ピア102とピア104との間の例示的な発見プロトコルを示すシーケンス図が描かれている。この例においては、ピア102は、前述のようなマルチコンカレントデバイスであり、グループオーナとしての役割を果たすコンテキストで述べられる。さらに、ピア104は、マルチコンカレント能力を有さない従来型のまたはレガシーピアとすることができる。ピア102および104はこれらの役割で述べられるが、これは例証のためにすぎず、他の実施形態では、他の任意の適切な役割で機能することができる。P2Pマネージャ224は、送受信機202と送受信機208との間で動作の協調をとり、送受信機を介したピアツーピアネットワーク中での発見プロセスの実施に関連するメッセージの交換を制御することができる。図示のように、P2Pマネージャ224は、送受信機202を使用して既存のネットワークがあるかどうか走査することによって、デバイス発見を実施するための検出段階を開始することができ、次いで、ワイヤレスチャネルの定義済みサブセットの各チャネル上でプローブ要求を送信することによって探索状態で動作することができる。同時に、送受信機208は、プローブ要求またはビーコン等、ピア104など別のピアによって送られた発見要求を受信できるように、リッスン状態で動作することができる。
[0050]次に、ピア104は、まず既存のネットワークがあるかどうか走査してからリッスン状態に入ることによって、検出段階を開始することができる。リッスン状態に入ると、領域302によって示されるように発見機会が存在する。発見の成功は、ピア104がリッスン状態にありピア102の送受信機202が発見要求を送っている間、図示の発見ウィンドウの任意の部分の間に生じることがある。発見プロセスの成功の例が、発見メッセージの交換304によって示される。ピア104の第1のリッスン状態の間に発見が生じなかった場合、ピア104は、ランダムな期間の後で探索状態に循環するように構成されてよい。これは、領域306によって示されるように別の発見機会を表し、ピア104が発見要求を送信してそれがリッスン状態の送受信機208によって受信できたときに、発見が生じることがある。発見要求が受信されると、P2Pマネージャ224は、送受信機208に発見応答を送信させることができる。この構成における発見プロセスの成功の例が、発見メッセージの交換308によって示される。
[0051]図3で実証されるように、ピア102の一方の送受信機は、ピア104の状態を相補するリッスンまたは探索状態にあるものとすることができる。ピア104がリッスン状態にあるときは、送受信機202が探索状態にあるものとすることができる。それに対応して、ピア104が探索状態にあるときは、送受信機208がリッスン状態にあるものとすることができる。ピア104の状態にかかわらず、ピア102とピア104との間における発見メッセージの交換が発生することができ、それにより発見プロセスの成功が可能になる。一方の送受信機が相補的な状態にあるようにすることによって、発見機会が存在し、それによりピア102とピア104とは共通チャネルに到達することができる。
[0052]対照的に、単一の送受信機を有するデバイス間における従来の発見プロセスは、各デバイスがランダムな動作期間を通して探索状態およびリッスン状態で循環してようやく相補的な状態間の重なりが発生するまで、待機しなければならないことがある。したがって、本開示の技法は、ピア102およびピア104が相補的な発見状態になるまでの遅延の可能性を低減することによって、発見プロセスの効率の改善を表すことができる。
[0053]別の態様では、図4に、ピア102とピア106との間の例示的なデバイス発見プロトコルを示すシーケンス図が描かれている。この例においては、ピア102は、前述のようなマルチコンカレントデバイスであり、グループオーナとしての役割を果たすコンテキストで述べられる。さらに、ピア106もまたマルチコンカレントデバイスとすることができる。ピア102および106はこれらの役割で述べられるが、これは例証のためにすぎず、他の実施形態では、他の任意の適切な役割で機能することができる。図3に関して述べられたように、P2Pマネージャ224は、送受信機202が走査してから探索状態に入り、送受信機208がリッスン状態に入るように、動作の協調をとることができる。ピア106もまたマルチコンカレントデバイスなので、ピア106は、ピア102と同様にしてデバイス発見プロトコルを開始するように構成されてよい。したがって、ピア106は、走査してから探索状態に入る第1の送受信機402と、リッスン状態に入る第2の送受信機404とを備えてよい。
[0054]この構成になると、所与の時点で2つの発見機会が存在し得る。領域406によって表される発見機会は、送受信機202が探索状態にあり送受信機404がリッスン状態にあることに対応することができる。領域408によって表される別の発見機会は、送受信機402が探索状態にあり送受信機208がリッスン状態にあることに対応することができる。たとえば、発見の成功は、発見メッセージ交換410によって示されるように、発見要求がピア102の送受信機202によって送られ、ピア106の送受信機404によって受信され応答される結果として、もたらされることがある。これに対応して、発見の成功はまた、発見メッセージ交換408によって示されるように、発見要求がピア106の送受信機402によって送られ、ピア102の送受信機208によって受信され応答される結果として、もたらされることがある。望まれるなら、P2Pマネージャ224は、並行した発見プロセスを実施するように構成されてよく、それにより、ピア102とピア106とが共通チャネルに到達するのに必要な時間量が短縮される。
[0055]マルチコンカレントピアを採用してピアツーピアネットワークに関連する複数の動作機能を同時に果たすことに関する本開示の技法を例証する助けとするために、図5は、効率的なデバイス発見プロセスを提供する1つの例示的なルーチンを表すフローチャートを描く。ステップ502で開始し、ピア102のP2Pマネージャ224は、デバイス発見プロトコルを開始することができる。ステップ504で、P2Pマネージャ224は、送受信機202にワイヤレスチャネルの走査を実施させてから探索状態で動作させることができ、送受信機208にリッスン状態で動作させることができる。ステップ506で、P2Pマネージャ224は、送受信機202を監視して、リッスン状態のピアから発見応答が受信されたかどうか決定することができる。応答が受信されない間は、ルーチンはステップ508に継続することができ、P2Pマネージャ224は、入来する発見要求があるかどうか送受信機208を監視することができる。発見要求が受信された場合は、P2Pマネージャ224は、ステップ510でプローブ応答の協調をとって発見メッセージ交換を完了し、ステップ512でピアツーピアネットワークを形成することができる。ステップ508で発見要求が受信されない場合は、プロセスはステップ506に戻って、プローブ応答が送受信機202によって受信されたかどうか決定することができる。プローブ応答が受信されたときは、ルーチンはステップ514に進むことができ、P2Pマネージャ224は、ピアツーピアネットワークの形成に関連する動作を完了することができる。発見応答および発見要求について送受信機202および送受信機208を監視するプロセスは逐次的に行われるように記述されているが、これらの動作は、望まれるなら並行して実施されてもよい。
[0056]本開示の技法に従うことによって、マルチコンカレントピアが、ピアツーピアネットワークに関連する複数の動作機能を同時に果たすように構成されることが可能である。前述の発見プロセスの促進に加えて、性能を改善するために他の動作機能が並行して実施されてもよい。一実施形態では、動作機能は、ピアツーピアネットワークの管理を含み得る。
[0057]ピアツーピアネットワーク中での通信リンクの形成は、発見動作の後のグループ交渉プロシージャの成功に続いて、一方のデバイスにグループオーナシップを割り当てることを伴ってよい。次いで、グループオーナ(GO)は、交渉されたワイヤレスチャネル上で、発見されたピアとの通信を維持することができる。しかし、発見と、別のデバイスとの通信リンク形成とを可能にするために、GOがリッスン状態および探索状態で動作することによってデバイス発見動作を実施し続けることもまた望ましい場合がある。リッスン状態と探索状態は異なるワイヤレスチャネル上で実施され得るので、GOは、発見プロセスに対応するために、ある時間期間にわたり、接続されたデバイスに対して動作をサスペンドする必要がある場合がある。従来、このサスペンド期間は、接続されたデバイスと交換されるフレーム中の不在通知(NoA:notice of absence)情報要素を使用して協調がとられることがある。
[0058]本開示の技法を採用することによって、GOキャパシティで動作するピア102は、複数のコンカレント送受信機を採用して、ネットワーク管理を実施すると同時に、発見されたピアとの通信リンクを維持することができる。たとえば、図6に描かれるシーケンス図に示されるように、P2Pマネージャ224は、送受信機202を使用して、すでに発見された1つまたは複数のデバイス(ピア104など)との通信リンクを維持し、送受信機208を使用して、別のワイヤレス通信デバイス(ピア106など)との従来のデバイス発見プロトコルを実施するように、構成されてよい。図3に描かれるのと同様にして、ピア102はまず、ピア104に対するデバイス発見プロトコルを実施することができる。描かれてはいないが、望まれるなら、送受信機202および送受信機208を使用して探索状態およびリッスン状態が並行して実施されてもよい。P2Pマネージャ224は、前述のように、探索状態とリッスン状態との間で循環することを含む検出段階を開始することができる。プロトコルは、既存のネットワークがあるかどうか走査してから、発見要求の受信を待機するためにリッスン状態で動作することによって、開始することができる。一実施形態では、送受信機202は、ランダムな時間期間の後で探索状態に循環し、発見要求の送信を開始することができる。図示のように、ピア104は、この期間中にリッスン状態で動作していてよく、その結果、発見期間が生じる。発見メッセージ交換602の成功に続いて、グループオーナシップが交渉されてよい。次いで、P2Pマネージャ224は、送受信機208を使用してグループ動作機能(ピア104とのデータ交換604など)を実施することによって、ピア104との通信リンクを維持することができる。
[0059]P2Pマネージャ224はまた、送受信機202を使用して、ピア106など追加のピアに対するデバイス発見プロトコルの実施を継続することができる。図示のように、送受信機202は、リッスン状態と探索状態との間で循環し続けることができる。ピア106が相補的な状態にあるとき、たとえば送受信機202がリッスン状態にありピア106が探索状態にあるとき、発見メッセージ交換606が実施されてよい。
[0060]ピア102は、ピアツーピアネットワークを維持するときに両方の送受信機を発見プロセスに充てることはないかもしれないが、効率と性能とにおける利得が実現され得る。ピア通信リンクを維持するために送受信機208を採用し、発見プロセスのために送受信機202を採用することによって、ピア102は、ピア106とのデバイス発見プロセスを含めたデバイス発見プロセスを実施するためにピア104に対して不在を交渉する必要はない。
[0061]マルチコンカレントピアを採用してピアツーピアネットワークに関連する複数の動作機能を同時に果たすことに関する本開示の技法を例証する助けとするために、図7は、並行した動作機能を提供する1つの例示的なルーチンを表すフローチャートを描く。ステップ702で開始し、ピア102のP2Pマネージャ224は、デバイス発見プロトコルを開始することができる。ステップ704で、P2Pマネージャ224は、送受信機202に、ワイヤレスチャネルを走査してから探索状態とリッスン状態との間で動作を循環することを含み得る検出段階を実施させることができる。ステップ706で、送受信機202が探索状態の間に発見応答を受信することまたはリッスン状態の間に発見応答を送信することのいずれかによって第1のピアと発見メッセージを交換したとき、発見の成功が生じ得る。次いで、P2Pマネージャ224は、ステップ708で、第1のピアとのピアツーピアネットワークを形成し、ステップ710で、第1のピアとの通信リンクを維持するために、グループオーナとしての動作を送受信機208に移すことができる。P2Pマネージャ224は、ステップ712によって示されるように、探索状態とリッスン状態との間で循環することによって、送受信機202を検出段階で動作させ続けることができる。したがって、送受信機202は、送受信機208を使用して第1のピアとの通信リンクを維持し続けながら、ステップ714で第2のピアとの発見メッセージ交換を実施することができる。
[0062]本明細書では、現在好ましい実施形態について説明されている。しかし、適切な修正によって本開示の原理が他の適用例にも容易に拡張され得ることを、本発明に関係する技術分野の当業者なら理解するであろう。たとえば、デュアルコンカレントデバイスを含む実施形態が開示されたが、これらの技法は、3つまたはそれ以上の動作を並行して実施するために対応する数の独立した送受信機を有するデバイスにも、拡張され得る。
[0062]本明細書では、現在好ましい実施形態について説明されている。しかし、適切な修正によって本開示の原理が他の適用例にも容易に拡張され得ることを、本発明に関係する技術分野の当業者なら理解するであろう。たとえば、デュアルコンカレントデバイスを含む実施形態が開示されたが、これらの技法は、3つまたはそれ以上の動作を並行して実施するために対応する数の独立した送受信機を有するデバイスにも、拡張され得る。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ピアツーピアネットワーク中で複数の並行動作を実施するためのワイヤレス通信デバイスであって、
ピアツーピアネットワークに関連する第1の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第1の送受信機と、
前記ピアツーピアネットワークに関連する第2の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第2の送受信機と、
前記第1の動作と前記第2の動作とを並行して実施するために、前記第1の送受信機および前記第2の送受信機の動作の協調をとるピアツーピアマネージャとを備えるワイヤレス通信デバイス。
[C2]
前記第1の動作および前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、C1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C3]
前記ピアツーピアマネージャはさらに、発見要求を送信するために前記第1の送受信機を探索状態で動作させることによって、前記第1の送受信機の動作の協調をとる、C2に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C4]
前記ピアツーピアマネージャはさらに、発見応答を受信した後で前記ピアツーピアネットワークを形成することによって、前記第1の送受信機の動作の協調をとる、C3に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C5]
前記ピアツーピアマネージャは、発見要求を受信するために前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることによって、前記第2の送受信機の動作の協調をとる、C2に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C6]
前記ピアツーピアマネージャはさらに、発見要求を受信した後で発見応答を送信し前記ピアツーピアネットワークを形成することによって、前記第2の送受信機の動作の協調をとる、C5に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C7]
前記第1の動作は、前記ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することであり、前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、C1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C8]
前記ピアツーピアマネージャは、前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることと前記第2の送受信機を探索状態で動作させることとの間で循環するように、前記第2の送受信機の動作の協調をとる、C7に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C9]
前記ピアツーピアマネージャはさらに、
発見応答を第2のピアから受信したときに前記第2のピアとの通信リンクを形成することと、
発見要求を前記第2のピアから受信したときに発見応答を送信し、前記第2のピアとの通信リンクを形成することと、によって前記第2の送受信機の動作の協調をとる、C8に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C10]
ピアツーピアネットワーク中で複数の並行動作を実施するための、第1の送受信機と第2の送受信機とを有するワイヤレス通信デバイスによる、ワイヤレス通信のための方法であって、
ピアツーピアネットワークに関連する第1の動作を前記第1の送受信機によって実施することと、
前記ピアツーピアネットワークに関連する第2の動作を前記第1の送受信機によって実施することと、
前記第1の動作と前記第2の動作とを並行して実施するために、前記第1の送受信機および前記第2の送受信機の動作の協調をとることとを備える方法。
[C11]
前記第1の動作および前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、C10に記載の方法。
[C12]
前記第1の送受信機の動作の協調をとることは、発見要求を送信するために前記第1の送受信機を探索状態で動作させることを備える、C11に記載の方法。
[C13]
前記第1の送受信機の動作の協調をとることはさらに、発見応答を受信した後で前記ピアツーピアネットワークを形成することを備える、C12に記載の方法。
[C14]
前記第2の送受信機の動作の協調をとることは、発見要求を受信するために前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることを備える、C11に記載の方法。
[C15]
前記第2の送受信機の動作の協調をとることはさらに、発見要求を受信した後で発見応答を送信し、前記ピアツーピアネットワークを形成することを備える、C14に記載の方法。
[C16]
前記第1の動作は、前記ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することであり、前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、C10に記載の方法。
[C17]
前記第2の送受信機の動作の協調をとることは、前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることと前記第2の送受信機を探索状態で動作させることとの間で循環することを備える、C16に記載の方法。
[C18]
前記第2の送受信機の動作の協調をとることはさらに、
発見応答を第2のピアから受信したときに前記第2のピアとの通信リンクを形成することと、
発見要求を前記第2のピアから受信したときに発見応答を送信し、前記第2のピアとの通信リンクを形成することとを備える、C17に記載の方法。
[C19]
ピアツーピアネットワーク中で複数の並行動作を実施するためのワイヤレス通信デバイスであって、
ピアツーピアネットワークに関連する第1の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第1の送受信機と、
前記ピアツーピアネットワークに関連する第2の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第2の送受信機と、
前記第1の動作と前記第2の動作とを並行して実施するために、前記第1の送受信機および前記第2の送受信機の動作の協調をとるための手段とを備えるワイヤレス通信デバイス。
[C20]
前記第1の動作および前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、C19に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C21]
発見要求を送信するために前記第1の送受信機を探索状態で動作させるための手段をさらに備える、C20に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C22]
発見応答を受信した後で前記ピアツーピアネットワークを形成するための手段をさらに備える、C21に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C23]
発見要求を受信するために前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させるための手段をさらに備える、C20に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C24]
発見要求を受信した後で発見応答を送信し、前記ピアツーピアネットワークを形成するための手段をさらに備える、C23に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C25]
前記第1の動作は、前記ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することであり、前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、C19に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C26]
前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることと前記第2の送受信機を探索状態で動作させることとの間で循環するための手段をさらに備える、C25に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C27]
発見応答を第2のピアから受信したときに前記第2のピアとの通信リンクを形成するための手段と、発見要求を前記第2のピアから受信したときに発見応答を送信し、次いで前記第2のピアとの通信リンクを形成するための手段とをさらに備える、C26に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C28]
ワイヤレス通信デバイスによってピアツーピアネットワーク中で複数の並行動作を実施するための、命令を有する非一時的なプロセッサ可読記憶媒体であって、前記命令は、ピアツーピアネットワーク中の少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第1の送受信機と、前記ピアツーピアネットワーク中の少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第2の送受信機との動作の協調をとって、前記第1の送受信機を使用する第1の動作と前記第2の送受信機による第2の動作とを並行して実施するためのコードを備える、記憶媒体。
[C29]
前記第1の動作および前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、C28に記載の記憶媒体。
[C30]
発見要求を送信するために前記第1の送受信機を探索状態で動作させるためのコードをさらに備える、C29に記載の記憶媒体。
[C31]
発見応答を受信した後で前記ピアツーピアネットワークを形成するためのコードをさらに備える、C30に記載の記憶媒体。
[C32]
発見要求を受信するために前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させるためのコードをさらに備える、C29に記載の記憶媒体。
[C33]
発見要求を受信した後で発見応答を送信し、前記ピアツーピアネットワークを形成するためのコードをさらに備える、C32に記載の記憶媒体。
[C34]
前記第1の動作は、前記ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することであり、前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、C28に記載の記憶媒体。
[C35]
前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることの間で循環するためのコードと、前記第2の送受信機を探索状態で動作させるためのコードとをさらに備える、C34に記載の記憶媒体。
[C36]
発見応答を第2のピアから受信したときに前記第2のピアとの通信リンクを形成するためのコードと、発見要求を前記第2のピアから受信したときに発見応答を送信し、次いで前記第2のピアとの通信リンクを形成するためのコードとをさらに備える、C35に記載の記憶媒体。

Claims (36)

  1. ピアツーピアネットワーク中で複数の並行動作を実施するためのワイヤレス通信デバイスであって、
    ピアツーピアネットワークに関連する第1の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第1の送受信機と、
    前記ピアツーピアネットワークに関連する第2の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第2の送受信機と、
    前記第1の動作と前記第2の動作とを並行して実施するために、前記第1の送受信機および前記第2の送受信機の動作の協調をとるピアツーピアマネージャとを備えるワイヤレス通信デバイス。
  2. 前記第1の動作および前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、請求項1に記載のワイヤレス通信デバイス。
  3. 前記ピアツーピアマネージャはさらに、発見要求を送信するために前記第1の送受信機を探索状態で動作させることによって、前記第1の送受信機の動作の協調をとる、請求項2に記載のワイヤレス通信デバイス。
  4. 前記ピアツーピアマネージャはさらに、発見応答を受信した後で前記ピアツーピアネットワークを形成することによって、前記第1の送受信機の動作の協調をとる、請求項3に記載のワイヤレス通信デバイス。
  5. 前記ピアツーピアマネージャは、発見要求を受信するために前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることによって、前記第2の送受信機の動作の協調をとる、請求項2に記載のワイヤレス通信デバイス。
  6. 前記ピアツーピアマネージャはさらに、発見要求を受信した後で発見応答を送信し前記ピアツーピアネットワークを形成することによって、前記第2の送受信機の動作の協調をとる、請求項5に記載のワイヤレス通信デバイス。
  7. 前記第1の動作は、前記ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することであり、前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、請求項1に記載のワイヤレス通信デバイス。
  8. 前記ピアツーピアマネージャは、前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることと前記第2の送受信機を探索状態で動作させることとの間で循環するように、前記第2の送受信機の動作の協調をとる、請求項7に記載のワイヤレス通信デバイス。
  9. 前記ピアツーピアマネージャはさらに、
    発見応答を第2のピアから受信したときに前記第2のピアとの通信リンクを形成することと、
    発見要求を前記第2のピアから受信したときに発見応答を送信し、前記第2のピアとの通信リンクを形成することと、によって前記第2の送受信機の動作の協調をとる、請求項8に記載のワイヤレス通信デバイス。
  10. ピアツーピアネットワーク中で複数の並行動作を実施するための、第1の送受信機と第2の送受信機とを有するワイヤレス通信デバイスによる、ワイヤレス通信のための方法であって、
    ピアツーピアネットワークに関連する第1の動作を前記第1の送受信機によって実施することと、
    前記ピアツーピアネットワークに関連する第2の動作を前記第1の送受信機によって実施することと、
    前記第1の動作と前記第2の動作とを並行して実施するために、前記第1の送受信機および前記第2の送受信機の動作の協調をとることとを備える方法。
  11. 前記第1の動作および前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1の送受信機の動作の協調をとることは、発見要求を送信するために前記第1の送受信機を探索状態で動作させることを備える、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の送受信機の動作の協調をとることはさらに、発見応答を受信した後で前記ピアツーピアネットワークを形成することを備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第2の送受信機の動作の協調をとることは、発見要求を受信するために前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることを備える、請求項11に記載の方法。
  15. 前記第2の送受信機の動作の協調をとることはさらに、発見要求を受信した後で発見応答を送信し、前記ピアツーピアネットワークを形成することを備える、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1の動作は、前記ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することであり、前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、請求項10に記載の方法。
  17. 前記第2の送受信機の動作の協調をとることは、前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることと前記第2の送受信機を探索状態で動作させることとの間で循環することを備える、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第2の送受信機の動作の協調をとることはさらに、
    発見応答を第2のピアから受信したときに前記第2のピアとの通信リンクを形成することと、
    発見要求を前記第2のピアから受信したときに発見応答を送信し、前記第2のピアとの通信リンクを形成することとを備える、請求項17に記載の方法。
  19. ピアツーピアネットワーク中で複数の並行動作を実施するためのワイヤレス通信デバイスであって、
    ピアツーピアネットワークに関連する第1の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第1の送受信機と、
    前記ピアツーピアネットワークに関連する第2の動作を実施するために少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第2の送受信機と、
    前記第1の動作と前記第2の動作とを並行して実施するために、前記第1の送受信機および前記第2の送受信機の動作の協調をとるための手段とを備えるワイヤレス通信デバイス。
  20. 前記第1の動作および前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、請求項19に記載のワイヤレス通信デバイス。
  21. 発見要求を送信するために前記第1の送受信機を探索状態で動作させるための手段をさらに備える、請求項20に記載のワイヤレス通信デバイス。
  22. 発見応答を受信した後で前記ピアツーピアネットワークを形成するための手段をさらに備える、請求項21に記載のワイヤレス通信デバイス。
  23. 発見要求を受信するために前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させるための手段をさらに備える、請求項20に記載のワイヤレス通信デバイス。
  24. 発見要求を受信した後で発見応答を送信し、前記ピアツーピアネットワークを形成するための手段をさらに備える、請求項23に記載のワイヤレス通信デバイス。
  25. 前記第1の動作は、前記ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することであり、前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、請求項19に記載のワイヤレス通信デバイス。
  26. 前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることと前記第2の送受信機を探索状態で動作させることとの間で循環するための手段をさらに備える、請求項25に記載のワイヤレス通信デバイス。
  27. 発見応答を第2のピアから受信したときに前記第2のピアとの通信リンクを形成するための手段と、発見要求を前記第2のピアから受信したときに発見応答を送信し、次いで前記第2のピアとの通信リンクを形成するための手段とをさらに備える、請求項26に記載のワイヤレス通信デバイス。
  28. ワイヤレス通信デバイスによってピアツーピアネットワーク中で複数の並行動作を実施するための、命令を有する非一時的なプロセッサ可読記憶媒体であって、前記命令は、ピアツーピアネットワーク中の少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第1の送受信機と、前記ピアツーピアネットワーク中の少なくとも1つのピアとメッセージを交換する第2の送受信機との動作の協調をとって、前記第1の送受信機を使用する第1の動作と前記第2の送受信機による第2の動作とを並行して実施するためのコードを備える、記憶媒体。
  29. 前記第1の動作および前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、請求項28に記載の記憶媒体。
  30. 発見要求を送信するために前記第1の送受信機を探索状態で動作させるためのコードをさらに備える、請求項29に記載の記憶媒体。
  31. 発見応答を受信した後で前記ピアツーピアネットワークを形成するためのコードをさらに備える、請求項30に記載の記憶媒体。
  32. 発見要求を受信するために前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させるためのコードをさらに備える、請求項29に記載の記憶媒体。
  33. 発見要求を受信した後で発見応答を送信し、前記ピアツーピアネットワークを形成するためのコードをさらに備える、請求項32に記載の記憶媒体。
  34. 前記第1の動作は、前記ピアツーピアネットワークを介して第1のピアとの通信リンクを維持することであり、前記第2の動作は、デバイス発見プロトコルに対応する検出段階である、請求項28に記載の記憶媒体。
  35. 前記第2の送受信機をリッスン状態で動作させることの間で循環するためのコードと、前記第2の送受信機を探索状態で動作させるためのコードとをさらに備える、請求項34に記載の記憶媒体。
  36. 発見応答を第2のピアから受信したときに前記第2のピアとの通信リンクを形成するためのコードと、発見要求を前記第2のピアから受信したときに発見応答を送信し、次いで前記第2のピアとの通信リンクを形成するためのコードとをさらに備える、請求項35に記載の記憶媒体。
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