JP2016512511A - ヒト免疫不全ウイルス複製の阻害剤 - Google Patents

ヒト免疫不全ウイルス複製の阻害剤 Download PDF

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Abstract

本発明は、一般に式Iの化合物に関し、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の処置のための組成物および方法を含む。本発明は、HIVのための新規阻害剤、そのような化合物を含む医薬組成物およびHIV感染の処置におけるこれらの化合物の使用方法を提供する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年3月13日出願の米国特許仮出願番号61/779,858に基づく優先権を主張し、これは引用によりその全体を本明細書に包含させる。
発明の背景
本発明は、一般に、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の処置のための化合物、組成物および方法に関する。本発明は、HIVのための新規阻害剤、そのような化合物を含む医薬組成物およびHIV感染の処置におけるこれらの化合物の使用方法に関する。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、免疫系の破壊と生命を脅かす日和見感染症の制圧不能により特徴付けられる致死的疾患である後天性免疫不全症候群(AIDS)の病原因子とされている。最近の統計では、世界中で3330万もの多数の人々がこのウイルスに感染しているとされている(UNAIDS Report on the Global AIDS Epidemic 2010)。既感染者の数の多さに加えて、本ウイルスは拡散し続けている。1998年の推計では、単年度の新規感染者が600万に近づいている。同年のHIVおよびAIDSに関係する死者は約250万に達した。
現在、この感染に対して使用できる多数の抗ウイルス剤がある。これらの薬物は、標的とするウイルスタンパク質または作用機序に基づき、複数群に分類できる。具体的に、サキナビル、インジナビル、リトナビル、ネルフィナビル、アタザナビル、ダルナビル、アンプレナビル、ホスアンプレナビル、ロピナビルおよびチプラナビルは、HIVにより発現されるアスパルチルプロテアーゼの競合的阻害剤である。ジドブジン、ジダノシン、スタブジン、ラミブジン、ザルシタビン、エムトリシタビン、テノフォビルおよびアバカビルは、ウイルスcDNA合成を停止させる基質模倣物として作用するヌクレオシ(チ)ド逆転写酵素阻害剤である。非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤であるネビラピン、デラビルジン、エファビレンツおよびエトラビリンは、非競合的(または不競合的)機構によりウイルスcDNA合成を阻害する。エンフュービルタイドおよびマラビロクは、宿主細胞へのウイルス進入を阻害する。HIVインテグラーゼ阻害剤であるラルテグラビル(MK-0518、Isentress(登録商標))は、処置経験患者に対する使用が承認されており、このクラスの阻害剤群は、種々のHIV阻害剤群を含む組み合わせレジメンの一部として極めて有効であることは明らかである。
これらの薬剤は、単独使用でもウイルス複製の低減に有効である。しかしながら、ウイルスが、単剤療法で使用された全ての既知薬物に対して容易に耐性を獲得するため、効果は一時的である。他方、組み合わせ治療は、多くの患者でウイルスの低減および耐性の出現の抑制の両方に極めて有効であることが証明されている。米国において、組み合わせ治療は広く利用可能であり、HIVによる死者数は劇的に減少している(Palella, F. J.; Delany, K. M.; Moorman, A. C.; Loveless, M. O.; Furher, J.; Satten, G. A.; Aschman, D. J.; Holmberg, S. D. N. Engl. J. Med. 1998, 338, 853-860)。
不運なことに、全ての患者がこの治療に応答する訳ではなく、多くが失敗している。事実、初期の試験では、有効な組合せの少なくとも1個の薬物が約30〜50%の患者で最終的に失敗している。処置失敗のほとんどの症例で、ウイルス耐性出現が原因である。他方、ウイルス耐性は、ウイルスポリメラーゼに関係する相対的に高いウイルス変異率と組み合わさった感染経過におけるHIV−1複製速度およびHIV感染個体による処方薬の服用順守の欠如が原因である。明らかに、新地抗ウイルス剤、特に既承認薬物に既に耐性であるウイルスに対して活性を有するものに対する需要がある。他の重要な要素は、多くの既承認薬物よりも改善された安全性とより容易な服用レジメンを含む。
HIV複製を阻害する化合物は開示されている。WO2007131350、WO2009062285、WO2009062288、WO2009062289、WO2009062308、WO2010130034、WO2010130842、WO2011015641、WO2011076765、WO2012003497、WO2012003498、WO2012033735、WO2012065963およびWO2012066442参照。
本発明は、技術的利点を提供し、例えば、化合物は新規であり、HIVの処置に有用である。さらに、本化合物は、例えば、その作用機序、結合、阻害有効性、標的選択性、溶解度、安全性プロファイルまたはバイオアベイラビリティの1個以上に関して、医薬使用上の利点をもたらす。
発明の記載
本発明は、その薬学的に許容される塩を含む式Iの化合物、その医薬組成物およびHIVインテグラーゼの阻害およびHIV感染者またはAIDSの処置におけるそれらの使用を包含する。
本発明の一つの面は、式I
〔式中、
はピロリル、フラニル、チエニル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニルまたはベンゾイミダゾリルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜3個の置換基で置換されているか;
またはRはピロリジノニル、オキサゾリジノニルまたはイミダゾロニルであり、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜1個の置換基で置換されており;
は水素、ハロまたはアルキルであり;
はアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ホモピペリジニル、ホモピペラジニルまたはホモモルホリニルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されているか;
またはRはシクロアルキル、シクロアルケニル、クロマニル、オキサジニルまたはジヒドロピラノキノリニルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されており;
はアルキルまたはハロアルキルであり;
はアルキルであり;
Arはハロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシおよびアルケニルオキシから選択される0〜3個の置換基で置換されているフェニルである。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
本発明の他の面は、
がチエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニルまたはベンゾイミダゾリルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜3個の置換基で置換されているか;
またはRがピロリジノニル、オキサゾリジノニルまたはイミダゾロニルであり、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜1個の置換基で置換されており;
が水素、ハロまたはアルキルであり;
がハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されているピペリジニルであり;
またはRがシクロアルキル、シクロアルケニル、クロマニル、オキサジニルまたはジヒドロピラノキノリニルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されており;
がアルキルまたはハロアルキルであり;
がアルキルであり;
Arがハロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシおよびアルケニルオキシから選択される0〜3個の置換基で置換されているフェニルである;
式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
本発明の他の面は、Rがチエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニルまたはベンゾイミダゾリルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜3個の置換基で置換されている、式Iの化合物である。
本発明の他の面は、Rがピロリジノニル、オキサゾリジノニルまたはイミダゾロニルであり、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜1個の置換基で置換されている、式Iの化合物である。
本発明の他の面は、Rが水素である、式Iの化合物である。
本発明の他の面は、Rがハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されているピペリジニルである、式Iの化合物である。
本発明の他の面は、Rがシクロアルキル、シクロアルケニル、クロマニル、オキサジニルまたはジヒドロピラノキノリニルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されている、式Iの化合物である。
本発明の他の面は、Rがアルキルである、式Iの化合物である。
式Iの化合物に関して、R、R、R、RおよびArを含む可変置換基の任意のそれぞれの場合の範囲は、他の場合の可変置換基の範囲如何と関わりなく使用できる。
特に断らない限り、これらの用語は次の意味を有する。“アルキル”は、1〜6個の炭素からなる直鎖または分枝鎖アルキル基を含む。“アルケニル”は、2〜6個の炭素からなり、少なくとも1個の二重結合を有する直鎖または分枝鎖アルキル基を意味する。“アルキレン”は、1〜6個の炭素からなる直鎖または分枝鎖二価アルキル基を意味する。“アルケニレン”は、2〜6個の炭素からなり、少なくとも1個の二重結合を有する直鎖または分枝鎖二価アルケン基を意味する。“シクロアルキル”は、3〜7個の炭素からなる単環式環系を意味する。“ヒドロキシアルキル”、“アルコキシ”および置換アルキル部分を有する他の用語は、アルキル部分について1〜6個の炭素原子からなる直鎖または分枝鎖異性体を意味する。“ハロ”はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを含む。“ハロ”は、ハロで、例えば、“ハロアルキル”および“ハロアルコキシ”、“ハロフェニル”、“ハロフェノキシ”で定義した置換基でモノハロ置換から過ハロ置換された全てのハロゲン化異性体を含む。“アリール”は、炭素環式およびヘテロ環式芳香族置換基を含む。複数環系(例えば二環式環系)上の種々の位置に結合することが化学式で示されている置換基は、結合することが示される環に結合することを意図する。確固に入れたおよび多数の確固に入れた用語は、当業者に結合関係を明示することを意図する。例えば、((R)アルキル)のような用語は、さらに置換基Rで置換されているアルキル置換基を意味する。
本発明は、化合物の全ての薬学的に許容される塩形態を含む。薬学的に許容される塩は、カウンターイオンが、化合物の生理学的活性または毒性に顕著に寄与せず、薬理学的等価物として機能するようなものである。これらの塩は、市販の試薬を用いて、通常の有機化学技術により製造できる。いくつかのアニオン性塩形態は、酢酸塩、アシストラート、ベシル酸塩、臭化物、塩化物、クエン酸塩、フマル酸塩、グルクロン酸塩、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヨウ化物、乳酸塩、マレイ酸塩、メシル酸塩、硝酸塩、パモ酸塩、リン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩およびキシナホ酸塩を含む。いくつかのカチオン性塩形態は、アンモニウム、アルミニウム、ベンザチン、ビスマス、カルシウム、コリン、ジエチルアミン、ジエタノールアミン、リチウム、マグネシウム、メグルミン、4−フェニルシクロヘキシルアミン、ピペラジン、カリウム、ナトリウム、トロメタミンおよび亜鉛を含む。
本発明の化合物のいくつかは、立体異性形態で存在する。本発明は、エナンチオマーおよびジアステレオマーを含む、化合物の全ての立体異性形態を含む。立体異性体の製造法および分割法は当分野で知られる。本発明は、化合物の全ての互変異性形態を含む。本発明は、アトロプ異性体および回転異性体を含む。
本発明は、本化合物に存在する原子の全ての同位体を含むことを意図する。同位体は、同じ原子番号を有するが、質量数が異なる原子を含む。一般的例として、限定しないが、水素の同位体は重水素およびトリチウムを含む。炭素の同位体は13Cおよび14Cを含む。同位体標識した本発明の化合物は、一般に当業者に知られる慣用技術によりまたはここに記載するものに準じた方法により、他の点で用いた非標識反応材に変えて、適当な同位体標識した反応材を使用して製造できる。このような化合物は、例えば生物学的活性の測定における標準および反応材として、多様な潜在的用途を有し得る。安定な同位体の場合、このような化合は生物学的、薬理学的または薬物動態特性を好都合に修飾する可能性を有し得る。
生物学的方法
HIV複製の阻害。NL4−3からのnef遺伝子の部分をウミシイタケルシフェラーゼ遺伝子に置き換えた組み換えNL−Rlucウイルスを構築した。NL−RLucウイルスを、pNLRLucおよびpVSVenvの2個のプラスミドの同時トランスフェクションにより製造した。pNLRLucは、PvuII部位でpUC18にクローン化されたNL−Rluc DNAを含み、一方pVSVenvは、LTRプロモーターに結合したVSV Gタンパク質のための遺伝子を含む。トランスフェクションを、293T細胞中、1:3比のpNLRLuc対pVSVenvで、Invitrogen(Carlsbad, CA)からのLipofectAMINE PLUSキットを製造者の指示に従い使用して実施し、作製した偽型ウイルスをMT−2細胞で力価測定した。感受性分析のために、力価測定したウイルスを使用して、化合物存在下でMT−2細胞を感染させ、5日間のインキュベーション後、細胞を処理し、発現されたルシフェラーゼの量によりウイルス増殖を定量した。これは、ウイルス増殖の、その結果、試験化合物の抗ウイルス活性の定量のための単純かつ容易な方法を提供する。ルシフェラーゼを、Promega(Madison, WI)からのDual Luciferaseキットを使用して定量した。
化合物に対するウイルスの感受性を、化合物の連続希釈下のインキュベーションにより決定した。50%有効濃度(EC50)を、半有効等式からの外挿形を使用して使用して計算し、これは、(Fa)=1/[1+(ED50/薬物濃度)](Johnson VA, Byington RT. Infectivity Assay. In Techniques in HIV Research. ed. Aldovini A, Walker BD. 71-76. New York: Stockton Press.1990)であった。化合物の抗ウイルス活性を10%FBS、15mg/ml ヒト血清アルブミン/10%FBSまたは40%ヒト血清/5%FBSの3血清条件下で評価し、少なくとも2回の実験をEC50値の計算に使用した。結果を表1に示す。
医薬組成物および使用方法
本発明の化合物はHIV複製を阻害する。従って、本発明の他の面は、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を、薬学的に許容される担体と共に投与することを含む、ヒト患者におけるHIV感染の処置方法である。
本発明の他の面は、AIDSまたはHIV感染の処置用医薬の製造における、式Iの化合物の使用である。
本発明の他の面は、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩と、治療有効量のヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤、非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤、HIVプロテアーゼ阻害剤、HIV融合阻害剤、HIV付着阻害剤、CCR5阻害剤、CXCR4阻害剤、HIV出芽または成熟阻害剤およびHIVインテグラーゼ阻害剤からなる群から選択されるAIDSまたはHIV感染の処置に使用される少なくとも1種の他の薬剤の投与を含む、ヒト患者におけるHIV感染の処置方法である。
本発明の他の面は、該薬剤がヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤である、方法である。
本発明の他の面は、ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤がアバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノフォビル、ザルシタビンおよびジドブジンまたはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される、方法である。
本発明の他の面は、該薬剤が非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤である、方法である。
本発明の他の面は、非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤がデラビルジン、エファビレンツおよびネビラピンまたはその薬学的に許容される塩から選択される、方法である。
本発明の他の面は、薬剤がHIVプロテアーゼ阻害剤である、方法である。
本発明の他の面は、HIVプロテアーゼ阻害剤がアンプレナビル、アタザナビル、インジナビル、ロピナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビルおよびホスアンプレナビルまたはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される、方法である。
本発明の他の面は、薬剤がHIV融合阻害剤である、方法である。
本発明の他の面は、HIV融合阻害剤がエンフュービルタイドまたはT−1249またはその薬学的に許容される塩である、方法である。
本発明の他の面は、該薬剤がHIV付着阻害剤である、方法である。
本発明の他の面は、該薬剤がCCR5阻害剤である、方法である。
本発明の他の面は、CCR5阻害剤がSch−C、Sch−D、TAK−220、PRO−140およびUK−427,857またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される、方法である。
本発明の他の面は、薬剤がCXCR4阻害剤である、方法である。
本発明の他の面は、CXCR4阻害剤がAMD−3100またはその薬学的に許容される塩である、方法である。
本発明の他の面は、該薬剤がHIV出芽または成熟阻害剤である、方法である。
本発明の他の面は、出芽または成熟阻害剤がPA−457またはその薬学的に許容される塩である、方法である。
本発明の他の面は、該薬剤がHIVインテグラーゼ阻害剤である、方法である。
本発明の他の面は、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩と、ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤、非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤、HIVプロテアーゼ阻害剤、HIV融合阻害剤、HIV付着阻害剤、CCR5阻害剤、CXCR4阻害剤、HIV出芽または成熟阻害剤およびHIVインテグラーゼ阻害剤からなる群から選択されるAIDSまたはHIV感染の処置に使用される少なくとも1種の他の薬剤および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物である。
本発明の他の面は、該薬剤がヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤である、組成物である。
本発明の他の面は、ヌクレオシドHIVトランスクリプターゼ阻害剤がアバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノフォビル、ザルシタビンおよびジドブジンまたはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される、組成物である。
本発明の他の面は、該薬剤が非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤である、組成物である。
本発明の他の面は、非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤がデラビルジン、エファビレンツおよびネビラピンまたはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される、組成物である。
本発明の他の面は、該薬剤がHIVプロテアーゼ阻害剤である、組成物である。
本発明の他の面は、HIVプロテアーゼ阻害剤がアンプレナビル、アタザナビル、インジナビル、ロピナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビルおよびホスアンプレナビルまたはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される、組成物である。
本発明の他の面は、該薬剤がHIV融合阻害剤である、組成物である。
本発明の他の面は、HIV融合阻害剤がエンフュービルタイドまたはT−1249またはその薬学的に許容される塩である、組成物である。
本発明の他の面は、該薬剤がHIV付着阻害剤である、組成物である。
本発明の他の面は、該薬剤がCCR5阻害剤である、組成物である。
本発明の他の面は、CCR5阻害剤がSch−C、Sch−D、TAK−220、PRO−140およびUK−427,857またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される、組成物である。
本発明の他の面は、該薬剤がCXCR4阻害剤である、組成物である。
本発明の他の面は、CXCR4阻害剤がAMD−3100またはその薬学的に許容される塩である、組成物である。
本発明の他の面は、該薬剤がHIV出芽または成熟阻害剤である、組成物である。
本発明の他の面は、出芽または成熟阻害剤がPA−457またはその薬学的に許容される塩である、組成物である。
本発明の他の面は、該薬剤がHIVインテグラーゼ阻害剤である、組成物である。
式Iの化合物と、少なくとも1種の抗HIV剤の投与をいう“組み合わせ”、“共投与”、“併用”および類似の用語は、これらの成分が、AIDSおよびHIV感染の分野の実施者に理解される組み合わせ抗レトロウイルス剤療法または高活性抗レトロウイルス剤療法(HAART)の一部であることを意味する。
“治療的有効”は、AIDSおよびHIV感染の分野の実施者に理解される、意味のある患者利益を提供するために必要な薬剤の量を意味する。一般に、処置の目標は、ウイルス負荷の減少、免疫機能の回復および保存、クオリティ・オブ・ライフ改善およびHIV関連罹病率および死亡率低下である。
“患者”は、AIDSおよびHIV感染の分野の実施者により理解されるHIVウイルスに感染し、治療に適する人を意味する。
“処置”、“治療”、“レジメン”、“HIV感染”、“ARC”、“AIDS”および関連用語は、AIDSおよびHIV感染の分野の実施者に理解されるとおり使用する。
本発明の化合物は、一般に治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物として投与され、慣用の添加物を含み得る。治療有効量は、意味のある患者利益を提供するのに必要な量である。薬学的に許容される担体は、許容される安全性プロファイルを有する慣用的に知られる担体である。組成物は、カプセル剤、錠剤、ロゼンジ剤および散剤ならびに液体懸濁液剤、シロップ剤、エリキシル剤および溶液剤を含む、全ての一般的固体および液体形態を含む。組成物は、慣用的製剤技術を使用して製造し、慣用的添加物(例えば結合剤および湿潤剤)および媒体(例えば水およびアルコール類)を一般に組成物のために使用する。例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences, 17th edition, Mack Publishing Company, Easton, PA (1985)参照。
固体組成物は通常投与単位で製剤され、投与量あたり約1〜1000mgの活性成分を提供する組成物が好ましい。投与量のいくつかの例は、1mg、10mg、100mg、250mg、500mgおよび1000mgである。一般に、他の抗レトロウイルス剤は、そのクラスで臨床的に使用される薬剤と類似の単位範囲で存在する。典型的に、これは0.25〜1000mg/単位である。
液体組成物は、通常投与単位範囲である。一般に、液体組成物は1〜100mg/mLの単位投与量範囲である。投与量のいくつかの例は1mg/mL、10mg/mL、25mg/mL、50mg/mLおよび100mg/mLである。一般に、他の抗レトロウイルス剤は、そのクラスで臨床的に使用される薬剤と類似の単位範囲で存在する。典型的に、これは1〜100mg/mLである。
本発明は、全ての慣用の投与方法を含み、経口および非経腸方法が好ましい。一般に、投与レジメンは、臨床的に使用される他の抗レトロウイルス剤に類似する。典型的に、1日投与量は、1日1〜100mg/kg体重である。一般に、経口で多くの化合物が必要であり、非経腸では少ない。しかしながら、具体的投与レジメは、合理的な医学的判断を使用して、医師により決定される。
本発明は、化合物を組み合わせ治療で与える方法も包含する。すなわち、化合物を、AIDSおよびHIV感染の処置に有用な他の薬剤と一緒に、しかし、別々に、使用できる。これらの薬剤のいくつかは、HIV付着阻害剤、CCR5阻害剤、CXCR4阻害剤、HIV細胞融合阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIVヌクレオシド逆転写酵素阻害剤、HIV非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤、HIVプロテアーゼ阻害剤、出芽および成熟阻害剤、免疫調節剤および抗感染剤を含む。これらの組み合わせ方法において、式Iの化合物は、一般に1日1〜100mg/kg体重の1日量で、他の薬剤と共に投与する。他の薬剤は、一般に治療的に使用される量で投与する。しかしながら、具体的投与レジメは、合理的な医学的判断を使用して、医師により決定される。
合成方法
本発明の化合物は、次のスキームおよび具体的態様の章に示すものを含む、当分野で知られる種々の方法により製造できる。合成スキームにおいて示す構造番号付けおよび可変基番号付けは、特許請求の範囲または明細書の他の部分の構造または可変基番号付けと異なり、混乱してはならない。スキームにおける可変基は、本発明の化合物のいくつかをどのように製造するかを説明することのみを意図する。本発明は先の説明的例に限定されず、例はあらゆる点で制限的ではなく説明的と見なすべきであり、先の例ではなく添付する特許請求の範囲を参照すべきであり、請求の範囲と等価の意味および範囲に入る全ての変化は包含されると意図される。
スキームおよび実施例で使用する略語は、一般に当分野での慣例に従う。本明細書および実施例で使用する化学的略語は次の通りである。“KHMDS”はカリウムビス(トリメチルシリル)アミドであり;“DMF”はN,N−ジメチルホルムアミドであり;“HATU”はO−(t−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートであり、“MeOH”はメタノールであり;“Ar”はアリールであり;“TFA”はリフルオロ酢酸であり、“DMSO”はジメチルスルホキシドであり;“h”は時間であり;“rt”は室温または保持時間(文脈により決定される)であり;“min”は分であり;“EtOAc”は酢酸エチルであり;“THF”はテトラヒドロフランであり;“EtO”はジエチルエーテルであり;“DMAP”は4−ジメチルアミノピリジンであり;“DCE”は1,2−ジクロロエタンであり;“ACN”はアセトニトリルであり;“DME”は1,2−ジメトキシエタンであり;“HOBt”は1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物であり;“DIEA”はジイソプロピルエチルアミンである。
ここで使用する略語は、次のとおり定義する。“1×”は1回、“2×”は2回、“3×”は3回、“℃”は摂氏度、“eq”は当量、“g”はグラム、“mg”はミリグラム、“L”はリットル、“mL”はミリリットル、“μL”はマイクロリットル、“N”は規定、“M”はモル濃度、“mmol”はミリモル濃度、“atm”は雰囲気、“psi”は平方インチあたりのポンド、“濃”は濃縮、“sat”または“sat'd”は飽和、“MW”は分子量、“mp”は融点、“ee”はエナンチオマー過剰、“MS”または“Mass Spec”はマススペクトロメトリー、“ESI”はエレクトロスプレーイオン化質量分析、“HR”は高解像度、“HRMS”は高解像度マススペクトロメトリー、“LCMS”は液体クロマトグラフィーマススペクトロメトリー、“HPLC”は高速液体クロマトグラフィー、“RP HPLC”は逆相HPLC、“TLC”または“tlc”は薄層クロマトグラフィー、“NMR”は核磁気共鳴スペクトロスコピー、“H”はプロトン、“δ”はデルタ、“s”は一重項、“d”は二重項、“t”は三重項、“q”は四重項、“m”は多重項、“br”は幅広、“Hz”はヘルツおよび“α”、“β”、“R”、“S”、“E”および“Z”は、当業者に周知の立体化学記号である。
ある化合物は、適当に置換されたヘテロ環I−1からスキームIに従い合成でき、化合物I−1およびI−2は市販されているかまたは当分野で周知の反応により合成される。中間体I−3は当分野で周知の方法によりまたは化合物I−1および化合物I−2を使用する実施例に示す方法により製造できる。中間体I−3は、当業者に周知の条件を使用して、中間体I−4を経て中間体I−5に好都合に変換される。中間体I−5は、デーヴィス酸化を含むが、これに限定されない当分野で周知の反応により中間体I−6に酸化される。中間体I−6は、デス・マーチン酸化を含むが、これに限定されない周知の条件により中間体I−7に酸化される。中間体I−7は、触媒的キラルリガンドの存在下、周知の条件を使用してキラル中間体I−8に還元される。中間体I−8は、酢酸3級ブチルおよび過塩素酸を含むが、これらに限定されない周知の条件により、中間体I−9に変換される。中間体I−9は、中間体I−9とR−B(OR)の鈴木カップリングを含むが、これに限定されない当分野で周知の条件を使用して、中間体I−10に好都合に変換される。ボロネートまたはボロン酸カップリング剤は市販されているかまたは当業者に周知の反応により製造する(PCT出願WO20090662285)。ジエステル中間体I−10は、当分野で周知の方法により、モノカルボン酸中間体I−11に位置選択的に変換される。中間体I−11は、HATUおよび適当な塩基、続く酸性条件下の環化を含むが、これに限定されない、当業者に周知の条件により中間体I−12に好都合に変換される。中間体I−12は、文献から周知の条件により、最終化合物I−13に変換される。さらに、中間体I−12もまた当業者に周知の条件を使用したアルキル化と続く加水分解により、最終化合物I−13に変換される。
中間体I−6を、スキームIIに略記する当分野で知られる方法により、最終化合物II−3に変換できる。
中間体I−9を、スキームIIIに略記する当分野で知られる方法により、最終化合物III−6に変換できる。
中間体IV−1を、スキームIVに略記する当分野で知られる方法により、最終化合物IV−8に変換できる。
ここに記載する化合物を、適当な溶媒系を使用する順相カラムシリカゲルクロマトグラフィーカラムにより、当業者に知られる方法により精製した。本実施例部分に記載する分取HPLC精製は、移動相A:9:1 HO/アセトニトリルと10mM NHOAcおよび移動相B:A:9:1 アセトニトリル/HOと:10mM NHOAcまたは移動相A:95:5 HO/MeOHと20mM NHOAcおよび移動相B:95:5 MeOH/HOと20mM NHOAcのいずれかを使用して、C18分取カラム(5μm)で勾配溶出することにより実施した。
中間体1
エチル6−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヒドロキシ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート:エチル5−アミノ−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(35.5g、229mmol、WO2008015271に従い製造)、ジエチル2−アセチルスクシネート(51.2mL、275mmol)およびTsOH・HO(0.218g、1.144mmol)のo−キシレン(500mL)懸濁液を、ディーン・スタークコンデンサーを使用して、5時間還流した。(注:懸濁液は澄明な均一溶液となり、約15分で黄色固体が溶液から析出し始めた)。反応混合物を冷却し、ヘキサン(250mL)で希釈し、濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、エチル6−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヒドロキシ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(53g、75%収率)を明黄色固体として得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.61 (br. s., 1H), 6.49 (s, 1H), 4.34 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 4.09 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.57 (s, 2H), 2.34 (s, 3H), 1.33 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.19 (t, J = 7.0 Hz, 3H). LCMS (M+1) = 308.04
中間体2
エチル7−クロロ−6−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート:エチル6−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヒドロキシ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(25g、81mmol)およびN,N−ジメチルアニリン(20.6mL、163mmol)のPOCl(100mL)中の混合物を、120℃で3時間加熱した。反応物をrtに冷却し、減圧下で半分の体積まで濃縮した。大量の氷水に注ぎ、20分撹拌した。沈殿が形成され、濾過により取得した。この固体を酢酸エチル(1L)に溶解し、水で洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を塩水(200mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、減圧下濃縮した。粗製物をEtOAc/ヘキサンで摩砕して、エチル7−クロロ−6−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(22g、67.5mmol、83%収率)を明黄色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.21 (s, 1H), 4.52 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.24 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.94 (s, 2H), 2.66 (s, 3H), 1.48 (t, J = 7.0 Hz, 3H), 1.30 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (M+1) = 326.2
中間体3
エチル6−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート:エチル7−クロロ−6−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(5g、15.35mmol)およびヨウ化ナトリウム(9.20g、61.4mmol)をアセトニトリル(80mL)に懸濁し、得られた混合物を80℃で2時間加熱した。この時点でLCMSは反応の完了と、所望の生成物の出現を示した。rtに冷却後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびNa水溶液で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製の生成物を酢酸エチル/ヘキサンで摩砕して、エチル6−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(5.7g、13.66mmol、89%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ: 7.32 (s, 1H), 4.51 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 4.25 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 4.02 (s, 2H), 2.68 (s, 3H), 1.48 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.31 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (M+H) = 418.2
中間体4
エチル6−(2−エトキシ−1−ヒドロキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート:撹拌中の0.9M KHMDS/THF(39.1mL、35.2mmol)のTHF(100mL)溶液に、−78℃でエチル6−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(11.3g、27.1mmol)のTHF(50mL)溶液を5分かけて天下した。30分後、3−フェニル−2−(フェニルスルホニル)−1,2−オキサジリジン(9.20g、35.2mmol)のTHF(50mL)溶液を赤色反応混合物に添加し、さらに30分、−78℃で撹拌した。得られた橙色反応混合物を飽和NHCl(50mL)で反応停止させ、EtOAc(200mL)で希釈し、水(100mL)、塩水(100mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮して、固体を得た。この固体を少量の酢酸エチルで摩砕し、固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、高減圧下に乾燥して、エチル6−(2−エトキシ−1−ヒドロキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(7.3g、16.85mmol、62.2%収率)を明黄色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ: 7.33 (s, 1H), 5.75 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.52 (qd, J = 7.1, 1.2 Hz, 2H), 4.37 - 4.30 (m, 2H), 3.57 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 2.63 (s, 3H), 1.48 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.27 (t, J = 7.0 Hz, 3H). LCMS (M+H) = 434.1
中間体5
エチル6−(2−エトキシ−2−オキソアセチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート:エチル6−(2−エトキシ−1−ヒドロキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(3.7g、6.41mmol)のCHCl(80mL)中の混合物に、デス・マーチンペルヨージナン(2.72g、6.41mmol)を添加し、得られた混合物をrtで1時間撹拌した。酢酸エチル(500mL)で希釈し、飽和NaHCO溶液(100mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(5〜70%EtOAc/ヘキサン)で精製して、所望のエチル6−(2−エトキシ−2−オキソアセチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(2.5g、5.80mmol、91%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.36 (s, 1H), 4.50 (dq, J = 14.5, 7.1 Hz, 4H), 2.56 (s, 3H), 1.46 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.48 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (M+H) = 431.87
中間体6
(S)−エチル6−(2−エトキシ−1−ヒドロキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート:撹拌中のエチル6−(2−エトキシ−2−オキソアセチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(6.4g、14.84mmol)の無水トルエン(300mL)の黄色溶液に、1.1M(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキシアザボロール/トルエン(5.40mL、5.94mmol)。混合物を−35℃に冷却し、50%カテコボラン/トルエン(5.09mL、20.78mmol)の溶液を10分かけて添加した。30分後、反応混合物を−15℃にゆっくり温め、さらに2時間撹拌し、EtOAc(600mL)および飽和NaCO(100mL)で希釈した。混合物を30分激しく撹拌し、有機層を飽和NaCO(2×100mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(5〜100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、所望の(S)−エチル6−(2−エトキシ−1−ヒドロキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(5.3g、12.23mmol、82%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ: 7.33 (s, 1H), 5.75 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 4.52 (qd, J = 7.1, 1.1 Hz, 2H), 4.38 - 4.29 (m, 2H), 3.59 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 2.63 (s, 3H), 1.48 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.27 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (M+H) = 434.2
中間体7
(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート:撹拌中の(S)−エチル6−(2−エトキシ−1−ヒドロキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(5.3g、12.23mmol)のCHCl(150mL)および酢酸t−ブチル(105mL)溶液に、過塩素酸(3.15mL、36.7mmol)をrtで添加し、反応フラスコを密閉した。3時間後、反応混合物をCHCl(100mL)で希釈し、飽和NaHCO(50mL)で注意深く反応停止させ、有機層を分離し、塩水(100mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮して、黄色液体を得た。これをシリカゲルカラム上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤として10〜50%EtOAc/Hex使用)で精製して、所望の(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(4.5g、8.28mmol、67.7%収率)を粘性油状物として得た。700mgの出発物質も回収した。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ: 7.31 (s, 1H), 5.56 (s, 1H), 4.51 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 4.26 - 4.16 (m, 2H), 2.71 (s, 3H), 1.48 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.30 (s, 9H), 1.23 (t, J = 7.0 Hz, 3H). LCMS (M+H) = 490.0
中間体8
2−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン:表題化合物を、引用文献WO2009062285に記載された既知方法により製造した。
中間体9
6−((S)−1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート:(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(4.5g、9.20mmol)、2−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(3.22g、11.04mmol)および2N NaCO(9.20mL、18.39mmol)のDMF(100mL)中の混合物を脱気し、Nで30分分通気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.744g、0.644mmol)を添加し、反応物にさらに15分Nを通気した。混合物を100℃で16時間加熱した。この時点でLCMSは反応の完了と、所望の生成物の出現を示した。Rtに冷却後、水(50mL)を添加し、混合物をエーテル(2×200mL)で抽出した。有機層を塩水(100mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(5〜60%EtOAc/ヘキサン)で精製して、エチル6−((S)−1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(4g、7.58mmol、82%収率)をアトロプ異性体の混合物として得た(約10%の副アトロプ異性体が存在した)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.10 (s, 1H), 6.87 (d, J = 10.7 Hz, 1H), 5.00 (s, 1H), 4.41 (qd, J = 7.1, 3.1 Hz, 2H), 4.35 (dd, J = 5.2, 4.0 Hz, 2H), 4.14 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.80 (s, 3H), 2.79-2.73 (m, 2H), 2.23-2.15 (m, 2H), 1.82 (s, 3H), 1.41 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.22-1.19 (m, 4H), 1.18 (s, 9H). LCMS (M+H) = 528.4
中間体10
6−((S)−1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸:エチル6−((S)−1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(4g、6.07mmol)のTHF(40mL)溶液に、1N NaOH(6.07mL、6.07mmol)を添加し、得られた混合物をrtで16時間撹拌した。この時点でLCMSは約70%変換を示し、したがってさらに1N NaOH(2.5mL、2.5mmol)を添加し、混合物をさらに2時間撹拌した。この時点でLCMSは、少量の二酸と共に反応(〜90%変換)の進行を示した。水(20mL)を反応混合物に添加し、1N HCl(10mL)で酸性化した。この水溶液をエーテル(2×100mL)で抽出し、塩水(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、減圧下濃縮して、6−((S)−1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(2.7g、5.41mmol、89%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.21 (s, 1H), 6.85 (d, J = 10.7 Hz, 1H), 5.00 (s, 1H), 4.36 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 4.19-4.12 (m, 2H), 2.81 (s, 3H), 2.80-2.74 (m, 2H), 2.20 (dd, J = 6.3, 4.1 Hz, 2H), 1.83 (s, 3H),1.24-1.20 (m, 3H), 1.18 (s, 9H). LCMS (M+H) = 500.4
中間体11
(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−クロロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:6−((S)−1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(140mg、0.280mmol)および4−クロロベンゼン−1,2−ジアミン(59.9mg、0.420mmol)のDMF(3mL)中の混合物に、DIEA(0.245mL、1.401mmol)、続いてHATU(320mg、0.841mmol)およびDMAP(3.42mg、0.028mmol)を添加し、得られた混合物を室温で16時間撹拌した。水を添加し、混合物を酢酸エチル(50mL)で抽出し、塩水(25mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をAcOH(3mL)に懸濁し、混合物を60℃で1時間加熱した。混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル(20mL)に溶解し、飽和NaHCOおよび塩水(各10mL)で洗浄し、乾燥し、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲルクロマトグラフィー(5〜60%EtOAc/ヘキサン)で精製して、(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−クロロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(64mg、0.106mmol、38%収率)を白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 10.71 (br. s., 1H), 7.83 - 7.70 (m, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.24 - 7.15 (m, 2H), 6.88 (d, J=10.4 Hz, 1H), 4.92 (s, 1H), 4.36 - 4.29 (m, 2H), 4.18 (q, J=7.2 Hz, 2H), 2.82 (s, 3H), 2.64 - 2.53 (m, 1H), 2.34 - 2.28 (m, 1H), 2.16 - 2.05 (m, 2H), 1.77 (s, 3H), 1.24 (t, J=7.2 Hz, 3H), 1.14 (s, 9H). LCMS (M+H) = 607.49
実施例1
(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−クロロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−クロロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(25mg、0.041mmol)および1M NaOH(0.165mL、0.165mmol)のMeOH(1mL)溶液を60℃で16時間加熱した。反応混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−クロロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(13.7mg、0.023mmol、54.6%収率)を白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 7.59-7.52 (m, 2H), 7.30 - 7.27 (m, 1H), 7.26 (d, J=2.1 Hz, 1H), 7.03 (d, J=11.0 Hz, 1H), 5.00 (s, 1H), 4.33 (t, J=5.0 Hz, 2H), 2.84 (s, 3H), 2.81 (d, J=6.7 Hz, 2H), 2.24 - 2.10 (m, 2H), 1.93 (s, 3H), 1.20 (s, 9H). LCMS (M+H) = 578.3
実施例2および3
(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−クロロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸および(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(6−クロロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−クロロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(40mg、0.066mmol)のDMF(2mL)溶液に、NaH(3.96mg、0.099mmol)を添加し、得られた混合物を室温で10分撹拌した。MeI(6.19μl、0.099mmol)を添加し、混合物を室温で16時間撹拌した。この時点でLCMSは反応の完了と、所望の生成物の出現を示した。水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。組成物を1M NaOH(0.264mL、0.264mmol)のMeOH(1.000mL)溶液で処理し、混合物を60℃で16時間加熱した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、2個の位置異性体を得た。
実施例2:(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−クロロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(7mg、0.011mmol、17.02%収率)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 7.69 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.54 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.34 (dd, J=8.7, 2.0 Hz, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.02 (d, J=11.0 Hz, 1H), 4.99 (s, 1H), 4.31 (t, J=5.2 Hz, 2H), 4.00 (s, 3H), 2.88 (s, 3H), 2.85 - 2.76 (m, 2H), 2.17-2.12 (m, 2H), 1.99 (s, 3H), 1.20 (s, 9H). LCMS (M+H) = 592.3
実施例3:(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(6−クロロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(9mg、0.014mmol、21.88%収率)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 7.66 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.63 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.30 (dd, J=8.5, 1.8 Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 7.01 (d, J=11.0 Hz, 1H), 4.94 (s, 1H), 4.30 (t, J=5.2 Hz, 2H), 3.98 (s, 3H), 2.89 (s, 3H), 2.85 - 2.77 (m, 2H), 2.20 - 2.12 (m, 2H), 2.01 (s, 3H), 1.19 (s, 9H). LCMS (M+H) = 592.3
実施例4
(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチル−2−(5−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−クロロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(10mg、0.017mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−フェニル−1,3,2−ジオキサボロラン(7.06mg、0.035mmol)および2.0M KPO(0.017mL、0.035mmol)のDMF(1mL)中の混合物に、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(10.65mg、0.026mmol)、続いてパラジウム(II)アセテート(3.88mg、0.017mmol)を添加し、混合物を130℃で、マイクロ波中16分加熱した。混合物を濾過し、分取HPLCで精製して、(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチル−2−(5−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(6mg、9.20μmol、53.2%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.83 (s, J=1H), 7.97 (s, 1H), 7.79 - 7.66 (m, 3H), 7.55 - 7.45 (m, 3H), 7.36 (t, J=7.2 Hz, 1H), 7.21 (s, 1H), 7.12 (d, J=11.3 Hz, 1H), 4.62 (br. s., 1H), 4.29 (t, J=5.8 Hz, 2H), 2.79 - 2.76 (m, 2H), 2.75 - 2.72 (m, 5H), 2.02-2.09 (m, 2H), 1.90 (s, 3H), 1.07 (s, 9H).. LCMS (M+H) = 620.4
中間体12
(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:6−((S)−1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(150mg、0.300mmol)のCHCl(2mL)溶液に、塩化オキサリル(0.039mL、0.450mmol)と1滴のDMFを添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。粗製の酸クロライドを、予め撹拌した1−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)プロパン−2−オン、HCl(122mg、0.601mmol、Synthetic Communications 1972, 237-242)およびDIEA(0.315mL、1.802mmol)のCHCl(2.0mL)溶液に添加し、得られた溶液を室温で2時間撹拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲルカラム上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤として50〜100%EtOAc/ヘキサン使用)で精製して、(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(115mg、0.177mmol、59.0%収率)を明黄色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.40 (t, J=5.0 Hz, 1H), 7.23 - 7.18 (m, 2H), 7.14 (s, 1H), 7.07 - 7.02 (m, 2H), 6.85 (d, J=10.4 Hz, 1H), 4.98 (s, 1H), 4.46 - 4.35 (m, 3H), 4.30 - 4.23 (m, 1H), 4.15 (q, J=7.1 Hz, 2H), 3.77 (s, 2H), 2.84 - 2.75 (m, 2H), 2.79 (s, 3H), 2.20 (dd, J=6.3, 3.8 Hz, 2H), 1.84 (s, 3H), 1.23 - 1.19 (m, 3H), 1.18 (s, 9H). LCMS (M+H) = 649.5
実施例5
(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(20mg、0.031mmol)のトルエン溶液に、ローソン試薬(37.4mg、0.092mmol)を添加し、15分、rt、30分、60℃そして5時間、100℃で撹拌した。得られた透明黄色混合物を冷却し、濃縮し、分取HPLCで精製して、所望のエステルを明黄色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.63 (s, 1H), 7.21 (dd, J=8.4, 5.3 Hz, 2H), 7.11 (s, 1H), 7.02 (t, J=8.7 Hz, 2H), 6.87 (d, J=10.4 Hz, 1H), 4.97 (s, 1H), 4.41 - 4.31 (m, 2H), 4.15 (s, 2H), 4.16 - 4.10 (m, 2H), 2.79 (s, 3H), 2.81 - 2.73 (m, 2H), 2.19 (dd, J=6.3, 3.5 Hz, 2H), 1.84 (s, 3H), 1.20 (t, J=7.2 Hz, 3H), 1.18 (s, 9H). LCMS (M+H) = 647.5
エステルを1M NaOH(0.092mL、0.092mmol)のMeOH(1.050mL)溶液で60℃で5時間処理した。混合物を冷却し、濃縮し、分取HPLCで精製して、(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(7mg、10.75μmol、34.9%収率)を白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.65 (s, 1H), 7.21 (dd, J=8.5, 5.5 Hz, 2H), 7.13 (s, 1H), 7.05 - 6.99 (m, 2H), 6.90 (d, J=10.4 Hz, 1H), 5.06 (s, 1H), 4.39 - 4.29 (m, 2H), 4.15 (s, 2H), 2.72-2.76 (m, 5H), 2.17 (d, J=4.3 Hz, 2H), 1.89 (s, 3H), 1.21 (s, 9H). LCMS (M+H) = 619.5
実施例6
(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)オキサゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:撹拌中の(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(50mg、0.077mmol)、PhP(40.4mg、0.154mmol)およびTEA(0.054mL、0.385mmol)のアセトニトリル(1.5mL)溶液に、CCl(0.015mL、0.154mmol)を添加し、混合物を室温で5時間、次いで40℃で16時間撹拌した。混合物を冷却し、濃縮し、分取HPLCで精製して、所望のエステルを灰白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.25 (dd, J=8.4, 5.3 Hz, 2H), 7.09 (s, 1H), 7.06 - 7.01 (m, 2H), 6.89 (d, J=10.4 Hz, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.99 (s, 1H), 4.35 (dd, J=5.8, 4.6 Hz, 2H), 4.15 (q, J=7.1 Hz, 2H), 4.07 (s, 2H), 2.80 (s, 3H), 2.79 - 2.73 (m, 2H), 2.22 - 2.15 (m, 2H), 1.85 (s, 3H), 1.21 (t, J=7.2 Hz, 3H), 1.18 (s, 9H). LCMS (M+H) = 631.5
エステルを1M NaOH(0.231mL、0.231mmol)のMeOH(0.900mL)溶液で60℃で5時間処理した。混合物を冷却し、濃縮し、分取HPLCで精製して、(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)オキサゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(5mg、7.88μmol、10.23%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.27 - 7.23 (m, 2H), 7.10 (s, 1H), 7.06 - 7.00 (m, 2H), 6.92 (d, J=10.7 Hz, 1H), 6.84 (s, 1H), 5.08 (s, 1H), 4.37 - 4.30 (m, 2H), 4.06 (s, 2H), 2.76 (s, 3H), 2.76 - 2.71 (m, 2H), 2.21 - 2.13 (m, 2H), 1.91 (s, 3H), 1.21 (s, 9H). LCMS (M+H) = 603.5
実施例7
(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:6−((S)−1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(50mg、0.100mmol)のCHCl(1mL)溶液に、塩化オキサリル(0.014mL、0.160mmol)と1滴のDMFを添加し、混合物を室温で、1時間撹拌した。この酸クロライドを、撹拌中の2−(4−フルオロフェニル)−N−ヒドロキシアセトイミドアミド(33.7mg、0.200mmol)およびDIEA(0.070mL、0.400mmol)のCHCl(1mL)溶液に滴下し、混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、ジオキサン(1.000mL)中、90℃で14時間加熱した。この時点でLCMSは所望の生成物が主であることを示した。混合物を濃縮し、分取HPLCで精製して、所望のエステルを得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.34 (dd, J=8.7, 5.3 Hz, 2H), 7.25 (s, 1H), 7.05 - 7.00 (m, 2H), 6.88 (d, J=10.4 Hz, 1H), 5.01 (s, 1H), 4.39 - 4.34 (m, 2H), 4.18 - 4.12 (m, 4H), 2.82 (s, 3H), 2.80 - 2.73 (m, 2H), 2.25-2.18 (m, 2H), 1.84 (s, 3H), 1.23 - 1.20 (m, 3H), 1.19 (s, 9H). LCMS (M+H) = 632.5
エステルを1M NaOH(0.300mL、0.300mmol)のMeOH(1.0mL)溶液で、60℃で5時間処理した。混合物を冷却し、濃縮し、分取HPLCで精製して、(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(5mg、7.87μmol、7.86%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.36 - 7.32 (m, 2H), 7.28 (br. s., 1H), 7.05 - 7.00 (m, 2H), 6.91 (d, J=10.4 Hz, 1H), 5.11 (s, 1H), 4.40 - 4.28 (m, 2H), 4.15 (s, 2H), 2.78 (s, 3H), 2.75 (t, J=6.9 Hz, 2H), 2.18 (dd, J=10.8, 4.1 Hz, 2H), 1.90 (s, 3H), 1.23 (s, 10H). LCMS (M+H) = 604.5
中間体13
(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−((2−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:6−((S)−1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(150mg、0.300mmol)のCHCl(2mL)溶液に、塩化オキサリル(0.039mL、0.450mmol)と1滴のDMFを添加し、混合物を室温で、1時間撹拌した。粗製の酸クロライドを予め撹拌した2−アミノ−1−(4−フルオロフェニル)エタノン、HCl(114mg、0.601mmol)およびDIEA(0.315mL、1.802mmol)のCHCl(2.000mL)溶液に添加し、得られた溶液を室温で2時間撹拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲルカラム上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤として50〜100%EtOAc/Hexを使用)で精製して、(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−((2−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(20mg、0.032mmol、10.49%収率)を明黄色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.14 - 7.98 (m, 2H), 7.72 (br. s., 1H), 7.24 - 7.13 (m, 3H), 6.90 (s, 1H), 5.02 (s, 1H), 4.97 (dd, J=19.5, 4.7 Hz, 1H), 4.87 - 4.76 (m, 1H), 4.39 (br. s., 2H), 4.16 (q, J=6.8 Hz, 2H), 2.81 (s, 3H), 2.24 (d, J=5.0 Hz, 2H), 1.88 (s, 3H), 1.25 - 1.21 (m, 3H), 1.20 (s, 9H). LCMS (M+H) = 635.5
実施例8
(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(5−(4−フルオロフェニル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−((2−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(47mg、0.074mmol)のトルエン溶液にローソン試薬(90mg、0.222mmol)を添加し、15分、rt、30分、60℃そして5時間、100℃で撹拌した。得られた透明黄色混合物を冷却し、濃縮し、分取HPLCで精製して、所望のエステルを明黄色固体として得た。1H NMR (500 MHz CDCl3) δ 8.00 (s, 1H), 7.58 (dd, J=8.4, 5.1 Hz, 2H), 7.17 (s, 1H), 7.12 (t, J=8.5 Hz, 2H), 6.92 (d, J=10.7 Hz, 1H), 5.02 (s, 1H), 4.43 - 4.34 (m, 2H), 4.16 (q, J=7.0 Hz, 2H), 2.81 (s, 3H), 2.80 - 2.77 (m, 2H), 2.22 (br. s., 2H), 1.88 (s, 3H), 1.24 - 1.21 (m, 3H), 1.20 (s, 9H). LCMS (M+H) = 633.5
エステルを1M NaOH(0.222mL、0.222mmol)のMeOH(1.050mL)溶液で、60℃で5時間処理した。混合物を冷却し、濃縮し、分取HPLCで精製して、(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(5−(4−フルオロフェニル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(4mg、6.28μmol、8.49%収率)を白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.01 (s, 1H), 7.62 - 7.55 (m, 2H), 7.20 (s, 1H), 7.15 - 7.10 (m, 2H), 6.95 (d, J=10.7 Hz, 1H), 5.13 (s, 1H), 4.42 - 4.31 (m, 2H), 2.82 - 2.77 (m, 2H), 2.77 (s, 3H), 2.25 - 2.16 (m, 2H), 1.95 (s, 3H), 1.25 (s, 9H). LCMS (M+H) = 605.5
中間体14
(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−((2−(3−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:中間体XXについて記載した方法に従い製造した。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.81 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.74 - 7.67 (m, 2H), 7.58 - 7.48 (m, 1H), 7.41 - 7.32 (m, 1H), 7.18 (s, 1H), 6.90 (d, J=10.6 Hz, 1H), 5.03 (s, 1H), 4.99 (dd, J=19.7, 5.4 Hz, 1H), 4.87 - 4.77 (m, 2H), 4.46 - 4.33 (m, 2H), 4.16 (q, J=7.1 Hz, 2H), 2.93 - 2.83 (m, 1H), 2.83 (s, 3H), 2.29 - 2.17 (m, 2H), 1.24 - 1.21 (m, 3H), 1.20 (s, 9H). LCMS (M+H) = 635.6
実施例9
(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(5−(3−フルオロフェニル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:実施例8の方法に従い製造した。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.08 (s, 1H), 7.41 - 7.37 (m, 2H), 7.34 - 7.30 (m, 1H), 7.20 (s, 1H), 7.10 - 7.03 (m, 1H), 6.94 (d, J=10.6 Hz, 1H), 5.10 (s, 1H), 4.44 - 4.32 (m, 2H), 2.84 - 2.79 (m, 2H), 2.78 (s, 3H), 2.26 - 2.16 (m, 2H), 1.93 (s, 3H), 1.23 (s, 9H). LCMS (M+H) = 605.5
中間体15
(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート:(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(300mg、0.613mmol)、(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)ボロン酸(113mg、0.736mmol)および2M NaCO(0.613mL、1.226mmol)のDMF(6mL)中の混合物を15分脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(49.6mg、0.043mmol)を添加し、さらに5分脱気を続けた。混合物を100℃で2時間加熱した。この時点でLCMSは反応の完了と、所望の生成物の出現を示した。室温に冷却後、水(10mL)を添加し、混合物をエーテル(2×50mL)で抽出し、塩水(25mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物をバイオタージ(5〜30%EtOAc/ヘキサン)で精製して、(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(185mg、0.392mmol、64.0%収率)を灰白色固体として得た(アトロプ異性体の混合物)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.05 (s, 1H), 6.25 (br. s., 0.7H), 5.93 (s, 0.3H), 5.55 (s, 0.7H), 5.48 (s, 0.3 H), 4.50 - 4.36 (m, 2H), 4.27 - 4.17 (m, 2H), 3.36 - 3.23 (m, 1H), 2.77 (s, 1H), 2.69 (s, 2H), 2.30-2.16 (m, 2H), 2.09 - 1.92 (m, 1H), 1.80 - 1.69 (m, 1H), 1.60 (s, 6H), 1.59 - 1.50 (m, 1H), 1.44 (t, J=7.2 Hz, 3H), 1.26 - 1.20 (m, 12H). LCMS (M+H) = 472.8
中間体16
(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸:(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(185mg、0.392mmol)のEtOH(4mL)溶液に、1M NaOH(0.392mL、0.392mmol)を添加し、得られた混合物を室温で、4時間撹拌した。この時点でLCMSは反応の完了を示した。溶媒を減圧下除去した。混合物を水(3mL)で希釈し、1N HClで酸性化し、酢酸エチル(25mL)で抽出し、塩水(10mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮して、(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(150mg、0.338mmol、86%収率)を明黄色固体として得た(アトロプ異性体の混合物)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.15 (s, 1H), 6.26 (br. s., 0.6H), 5.93 (br. s., 0.4H), 5.53 (s, 0.6H), 5.46 (s, 0.4H), 4.29 - 4.19 (m, 2H), 2.79 (s, 1H), 2.72 (s, 2H), 2.19 - 2.14 (m, 2H),1.77 - 1.54 (m, 4H), 1.29 - 1.16 (m, 18H). LCMS (M+H) = 444.4
中間体17
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(400mg、0.902mmol)のCHCl(10mL)溶液に、塩化オキサリル(0.095mL、1.082mmol)を添加した。1滴のDMFを添加し、混合物を室温で、1時間撹拌した。粗製の酸クロライドを予め撹拌した1−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)プロパン−2−オン、HCl(367mg、1.804mmol)およびDIEA(0.945mL、5.41mmol)のCHCl(10.00mL)溶液に添加し、得られた溶液を室温で2時間撹拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲルカラム上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤として5〜70%EtOAc/Hex使用)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(320mg、0.540mmol、59.9%収率)を明黄色固体として得た(アトロプ異性体の混合物)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.77 - 7.71 (m, 1H), 7.26 - 7.22 (m, 2H), 7.12 - 7.03 (m, 3H), 6.25 (br. s., 0.7H), 5.89 (s, 0.3H), 5.53 (s, 0.7H), 5.45 (s, 0.3H), 4.47 - 4.33 (m, 2H), 4.27 - 4.19 (m, 2H), 3.81 (s, 2H), 2.76 (s, 1H), 2.69 (s, 2H), 2.20 - 2.12 (m, 1H), 2.10 - 1.98 (m, 2H), 1.79 - 1.68 (m, 1H), 1.60 - 1.54 (m, 2H), 1.28 (t, J=7.1 Hz, 3H), 1.26 (s, 4H), 1.25 (br. s., 2H), 1.23 (s, 7H), 1.14 (s, 2H). LCMS (M+H) = 593.4
中間体18
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(100mg、0.169mmol)のトルエン溶液にローソン試薬(75mg、0.186mmol)を添加し、15分、rt、1時間、60℃で撹拌した。この時点でLCMSは所望の生成物が主であることを示した。混合物を濃縮し、バイオタージ(5〜30%EtOAc/ヘキサン;25gカラム)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(50mg、0.085mmol、50.2%収率)を灰白色固体として得た(アトロプ異性体の混合物)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.63 (s, 1H), 7.24 (dd, J=8.6, 5.4 Hz, 2H), 7.08 - 7.06 (m, 1H), 7.06 - 7.00 (m, 2H), 6.25 (br. s., 0.7H), 5.90 (br. s., 0.3H), 5.53 (s, 0.7H), 5.45 (br. s., 0.3H), 4.26 - 4.21 (m, 2H), 4.19 (s, 2H), 3.38 - 3.22 (m, 1H), 2.76 (s, 1H), 2.68 (s, 2H), 2.23 - 2.15 (m, 1H), 2.08 - 1.94 (m, 1H), 1.74 - 1.50 (m, 3H), 1.30 - 1.19 (m, 15H), 1.12 (s, 3H). LCMS (M+H) = 591.5
実施例10
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(40mg、0.068mmol)のMeOH(1.5mL)溶液に、1M NaOH(0.339mL、0.339mmol)を添加し、混合物を50℃で16時間加熱した。混合物を冷却し、濃縮し、分取HPLCで精製して、(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(26mg、0.044mmol、64.8%収率)をアトロプ異性体の混合物として得た(約2:1)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.64 (s, 1H), 7.27 - 7.20 (m, 2H), 7.08 (s, 1H), 7.04 (t, J=8.7 Hz, 2H), 6.47 (br. s., 0.7H), 5.90 (s, 0.3H), 5.71 (s, 0.7H), 5.44 (s, 0.3H), 4.19 (s, 2H), 3.41 (br. s., 1H), 2.74 (s, 1H), 2.65 (s, 2H), 2.34 - 2.02 (m, 4H), 1.75-1.71 (m,1H), 1.32 (s, 3H), 1.28 (s, 7H), 1.20 (s, 3H), 1.11 (s, 2H). LCMS (M+H) = 563.4
中間体19
2,2,2−トリフルオロ酢酸(S,Z)−7−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−6−(2−エトキシ−1−ヒドロキシ−2−オキソエチル)−N−(3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボイミド酸無水物:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(170mg、0.287mmol)およびEtSiH(0.366mL、2.295mmol)のDCE(5mL)溶液に、TFA(2mL)を滴下し、得られた混合物を室温で、72時間撹拌した。この時点でLCMSは、反応の完了と、トリフルオロアセテートを有する飽和生成物の主生成物としての(M+H)=635.4を示した。混合物を濃縮し、高減圧下に乾燥して、粗製物を得て、これを次反応にそのまま使用した。
中間体20
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:撹拌中の2,2,2−トリフルオロ酢 (S,Z)−7−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−6−(2−エトキシ−1−ヒドロキシ−2−オキソエチル)−N−(3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボイミド酸無水物(150mg、0.236mmol)のCHCl(4mL)およびtBuOAc(2.235mL、16.55mmol)の溶液に、rtで70%HClO(0.061mL、0.709mmol)を添加した。3時間後、反応混合物をCHCl(10mL)で希釈し、飽和NaHCO(5mL)で注意深く反応停止させ、有機層を分離し、塩水(10mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮して、黄色液体を得た。これを飽和NaCOのEtOH溶液(4mL)で、室温で、30分処理した(トリフルオロ酢酸の脱保護)。混合物を濃縮し、シリカゲルカラム上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤として10〜50%EtOAc/Hex)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(70mg、0.118mmol、49.8%収率)を明黄色油状物として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.40 (d, J=16.7 Hz, 1H), 7.27 - 7.18 (m, 3H), 7.06 - 6.97 (m, 2H), 6.27 (d, J=14.3 Hz, 0.6H), 5.90 (d, J=14.3 Hz, 0.4H), 5.51 (d, J=9.3 Hz, 0.6H), 5.45 (d, J=9.3 Hz, 0.4H), 4.23 (br. s., 1H), 4.15 (q, J=7.1 Hz, 2H), 4.07 (br. s., 1H), 3.90-3.81 (m, 1H), 3.45-3.25 (m, 1H), 2.93 - 2.85 (m, 1H), 2.82 (br. s., 3H), 2.25 - 2.14 (m, 1H),1.98 - 1.75 (m, 6H), 1.28 - 1.21 (m, 12H), 1.17 (d, J=7.3 Hz, 3H), 1.12 (d, J=5.7 Hz, 3H). LCMS (M+H) = 595.5
実施例11
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(58mg、0.098mmol)のトルエン溶液にローソン試薬(43.4mg、0.107mmol)を添加し、15分、rt、1時間、60℃そして16時間、100℃で撹拌した。この時点でLCMSは反応の完了と、所望の生成物の出現を示した。混合物を冷却し、濃縮し、1N NaOH(0.293mL、0.293mmol)のMeOH(3mL)溶液で65℃で4時間処理した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(29mg、0.051mmol、52.7%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.31 (br. s., 2H), 7.13 (br. s., 2H), 6.86 (br. s., 1H), 6.33 (s, 0.7H), 5.83 (s, 0.3H), 5.31 (s., 0.7H), 5.20 (s., 0.3H), 4.27 (s, 2H), 2.98 - 2.81 (m, 4H), 2.58 (s., 2H), 2.16-1.91 (m, 1H), 1.91 (br. s., 3H), 1.60-1.54 (m, 2H), 1.17-1.05 (m, 15H). LCMS (M+H) = 565.5
中間体21
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)オキサゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:撹拌中の(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(100mg、0.169mmol)、Ph3P(89mg、0.337mmol)およびTEA(0.118mL、0.844mmol)のアセトニトリル(3mL)溶液にCCl(0.033mL、0.337mmol)を添加し、混合物を室温で5時間、次いで40℃で16時間撹拌した。混合物を冷却し、濃縮し、分取HPLCで精製して、所望の(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)オキサゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(26mg、0.045mmol、26.8%収率)のエステルを灰白色固体として得た(アトロプ異性体の混合物)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.32 - 7.28 (m, 2H), 7.08 - 7.00 (m, 3H), 6.93 - 6.88 (m, 1H), 6.26 (br. s., 0.7H), 5.93 (br. s., 0.3H), 5.54 (s, 0.7H), 5.48 (br. s., 0.7H), 4.27 - 4.11 (m, 2H), 4.08 (s, 2H), 3.38 - 3.26 (m, 1H), 2.77 (s, 1H), 2.69 (s, 2H), 2.26 - 2.14 (m, 2H), 2.10 - 1.98 (m, 2H), 1.80 - 1.70 (m, 1H), 1.27 (s, 3H), 1.24 (s, 7H), 1.23 - 1.19 (m, 5H), 1.14 (s, 3H). LCMS (M+H) = 575.5
実施例12
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)オキサゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)オキサゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(26mg、0.045mmol)のMeOH(1.5mL)溶液に、1M NaOH(0.226mL、0.226mmol)を添加し、混合物を65℃で4時間加熱した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)オキサゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(14.8mg、0.026mmol、56.9%収率)を約2:1のアトロプ異性体の混合物として得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.41 - 7.35 (m, 2H), 7.18 (t, J=8.9 Hz, 2H), 7.09 (s, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.32 (br. s., 0.6H), 5.86 (br. s., 0.4H), 5.32 (br. s., 0.6H), 5.22 (br. s., 0.4H), 4.16 (s, 2H), 2.67 (s, 1.2H), 2.60 (s, 1.8H), 2.24 - 2.14 (m, 1H), 2.09 (s, 1H), 2.04 (br. s., 1H), 1.67 - 1.54 (m, 1H), 1.62-1.51 (m, 2H), 1.19 (s, 3H), 1.15 (s, 6H), 1.12 (s, 3H), 1.08 (s, 3H). LCMS (M+H) = 547.4
中間体22
(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート:(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(300mg、0.613mmol)および4,4−ジメチルピペリジン、HCl(138mg、0.920mmol)のNMP(3mL)溶液にDIEA(0.321mL、1.839mmol)を添加し、混合物を50℃で4時間加熱した。この時点でLCMSは約40%の変換を示し、それゆえに、混合物を同温度で週末の間加熱した。この時点でLCMSは反応の完了を示した。混合物を室温に冷却し、分取HPLCで精製して、(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(220mg、0.464mmol、76%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (500 MHz CDCl3) δ 7.03 (s, 1H), 5.99 (s, 1H), 4.47 (q, J=7.1 Hz, 2H), 4.30 - 4.11 (m, 2H), 3.21-2.98 (m, 4H), 2.65 (s, 3H), 1.70 - 1.62 (m, 2H), 1.59 - 1.50 (m, 2H), 1.46 (t, J=7.1 Hz, 3H), 1.26 (s, 9H), 1.25 - 1.22 (m, 3H), 1.14 (s, 6H). LCMS (M+H) = 475.2
中間体23
(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸:(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(410mg、0.864mmol)のEtOH(10mL)溶液に、1M NaOH(0.864mL、0.864mmol)を添加し、得られた混合物を室温で、4時間撹拌した。この時点でLCMSは反応の完了を示した。溶媒を減圧下除去した。混合物を水(3mL)で希釈し、1N HClで酸性化し、酢酸エチル(25mL)で抽出し、塩水(10mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮して、(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(337mg、0.755mmol、87%収率)を明黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.14 (s, 1H), 5.95 (s, 1H), 4.31 - 4.16 (m, 2H), 2.66 (s, 3H), 1.82 - 1.60 (m, 4H), 1.60 - 1.46 (m, 4H), 1.28 - 1.22 (m, 12H), 1.14 (s, 6H). LCMS (M+H) = 447.4
中間体24
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(200mg、0.448mmol)のCHCl(3mL)溶液に、塩化オキサリル(0.059mL、0.672mmol)と、1滴のDMFを添加し、混合物を室温で、1時間撹拌した。粗製の酸クロライドを、予め撹拌した1−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)プロパン−2−オン、HCl(182mg、0.896mmol)およびDIEA(0.469mL、2.69mmol)のCHCl(3.00mL)溶液に添加し、得られた溶液を室温で2時間撹拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲルカラム上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤として50〜100%EtOAc/ヘキサン使用)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(150mg、0.252mmol、56.2%収率)を明黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.83 (t, J=4.8 Hz, 1H), 7.27 - 7.22 (m, 2H), 7.12 - 7.03 (m, 3H), 6.00 (s, 1H), 4.44 (d, J=4.5 Hz, 2H), 4.30 - 4.10 (m, 4H), 3.83 (s, 2H), 2.64 (s, 3H), 1.73 - 1.63 (m, 2H), 1.58 (s, 9H), 1.32 - 1.21 (m, 13H). LCMS (M+H) = 596.5
中間体25
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(150mg、0.252mmol)のトルエン溶液に、ローソン試薬(306mg、0.755mmol)を天下し、15分、rt、30分、60℃そして5時間、100℃で撹拌した。得られた透明黄色混合物を冷却し、濃縮し、シリカゲルカラム上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤として5〜30%EtOAc/ヘキサンを使用)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(50mg、0.084mmol、33.4%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.65 (s, 1H), 7.28 - 7.23 (m, 2H), 7.08 - 6.98 (m, 3H), 6.00 (s, 1H), 4.31 - 4.10 (m, 4H), 2.65 (s, 3H), 1.76 - 1.48 (m, 8H), 1.26 (s, 9H), 1.26 - 1.19 (m, 3H), 1.14 (s, 6H). LCMS (M+H) = 594.4
実施例13
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(50mg、0.084mmol)のMeOH(2mL)溶液に、1N NaOH(0.253mL、0.253mmol)を添加し、混合物を60℃で5時間加熱した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(27.3mg、0.048mmol、57.3%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.78 (s, 1H), 7.37 (dd, J=8.4, 5.6 Hz, 2H), 7.18 (t, J=8.9 Hz, 2H), 6.93 (s, 1H), 5.76 (br. s., 1H), 4.28 (s, 2H), 2.54 (s, 2H), 1.65-1.55 (m, 2H), 1.50-1.42 (m, 2H), 1.19 (s, 9H), 1.07 (s., 6H). LCMS (M+H) = 566.3
中間体26
2−(4−フルオロフェニル)プロパノイルクロライド:2−(4−フルオロフェニル)プロパン酸(3g、17.84mmol)のCHCl(40mL)溶液に、塩化オキサリル(15.16mL、30.3mmol)、続いて数滴のDMFを滴下し、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。この時点でLCMS(メタノール中)は、対応するメチルエステルを示した。混合物を濃縮し、高減圧下で1時間乾燥して、2−(4−フルオロフェニル)プロパノイルクロライドを明褐色油状物として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
中間体27
1−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)ブタン−2−オン、HCl:−78℃の、1M LiHMDS(29.4mL、29.4mmol)のTHF(80mL)溶液に、メチル2−イソシアノアセテート(2.63g、26.5mmol)のTHF(10mL)溶液を5分にわたり滴下した。30分後、2−(4−フルオロフェニル)プロパノイルクロライド(3.3g、17.68mmol)のTHF(20mL)溶液を5分かけて添加した。1時間後、冷却浴を外し、混合物を室温で16時間撹拌した。水(25mL)を添加し、混合物を酢酸エチル(100mL)で抽出し、塩水(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣を濃HCl(40mL)と3時間還流した。混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチルで摩砕して、高減圧下に乾燥して、1−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)ブタン−2−オン、HCl(2.5g、11.49mmol、64.9%収率)を黄褐色固体として得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.39 - 7.32 (m, 2H), 7.27 - 7.12 (m, 2H), 4.16 - 3.99 (m, 2H), 3.81 - 3.68 (m, 1H), 1.36 (d, J=7.1 Hz, 3H). LCMS (M+H) = 182.2
中間体28
(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソブチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(100mg、0.224mmol)のCHCl(2mL)溶液に、塩化オキサリル(0.123mL、0.246mmol)を添加した。1滴のDMFを添加し、混合物を室温で、1時間撹拌した。粗製の酸クロライドを予め撹拌した1−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)ブタン−2−オン、HCl(73.1mg、0.336mmol)およびDIEA(0.235mL、1.344mmol)のCHCl(2.000mL)溶液に添加し、得られた溶液を室温で4時間撹拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲルカラム上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤として5〜70%EtOAc/Hex使用)で精製して、(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソブチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(80mg、0.131mmol、58.6%収率)を明黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.79 (t, J=4.4 Hz, 1H), 7.26 (dd, J=7.9, 5.4 Hz, 2H), 7.11 - 7.03 (m, 3H), 6.00 (s, 1H), 4.35 - 4.31 (m, 2H), 4.30 - 4.10 (m, 3H), 3.91 (q, J=7.0 Hz, 1H), 2.64 (s, 3H), 1.68 - 1.63 (m, 5H), 1.61 - 1.54 (m, 2H), 1.51 (d, J=7.0 Hz, 3H), 1.27 - 1.22 (m, 12H), 1.19 (s., 6H). LCMS (M+H) = 610.7
実施例14
(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソブチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(67mg、0.110mmol)のトルエン溶液に、ローソン試薬(48.9mg、0.121mmol)を添加し、15分、rt、1時間、60℃、2時間で撹拌した。この時点でLCMSは、所望の生成物の出現として反応の完了を示した。混合物を冷却し、濃縮し、1M NaOH(0.330mL、0.330mmol)のMeOH(3mL)溶液で65℃で4時間処理した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(40mg、0.069mmol、62.8%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.76 (s, 1H), 7.39 (br. s., 2H), 7.17 (t, J=8.5 Hz, 2H), 6.88 (s, 1H), 5.59 (br. s., 1H), 4.56 (d, J=6.7 Hz, 1H), 1.91 (s, 3H), 1.68 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.59 (br. s., 2H), 1.45 (br. s., 2H), 1.15 (s, 9H), 1.05 (br. s., 6H)。4ピペリジン水素不明。LCMS (M+H) = 580.7
中間体29
1−アミノ−3−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)プロパン−2−オン、HCl:−78℃の、1M LiHMDS(19.57mL、19.57mmol)のTHF(70mL)溶液に、メチル2−イソシアノアセテート(1.752g、17.68mmol)のTHF(10mL)溶液を5分かけて滴下した。30分後、2−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)アセチルクロライド(2.2g、11.79mmol)のTHF(20mL)溶液を5分かけて添加した。1時間後、冷却浴を外し、混合物を室温で16時間撹拌した。水(25mL)を添加し、混合物を酢酸エチル(100mL)で抽出し、塩水(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣を濃HCl(30mL)と3時間還流した。混合物を室温に冷却し、固体を濾過により取得し、酢酸エチルで洗浄し、高減圧下に乾燥して、1−アミノ−3−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)プロパン−2−オン、HCl(1.2g、5.51mmol、46.8%収率)を黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.24 - 6.97 (m, 3H), 4.01 (br. s., 2H), 3.41 (br. s., 2H), 2.23 (s, 3H). LCMS (M+H) = 182.2
中間体30
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(100mg、0.224mmol)のCHCl(2mL)溶液に、塩化オキサリル(0.123mL、0.246mmol)と1滴のDMFを添加し、混合物を室温で、1時間撹拌した。粗製の酸クロライドを、予め撹拌した1−アミノ−3−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)プロパン−2−オン、HCl(73.1mg、0.336mmol)およびDIEA(0.235mL、1.344mmol)のCHCl(2.000mL)溶液に添加し、得られた溶液を室温で4時間撹拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲルカラム上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤として5〜70%EtOAc/ヘキサン使用)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(75mg、0.123mmol、54.9%収率)を明黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.83 (t, J=4.5 Hz, 1H), 7.12 - 7.03 (m, 3H), 7.03 - 6.96 (m, 1H), 5.99 (s, 1H), 4.42 (d, J=4.5 Hz, 2H), 4.30 - 4.10 (m, 3H), 3.78 (s, 2H), 2.64 (s, 3H), 2.29 (d, J=1.8 Hz, 3H), 1.77 - 1.63 (m, 2H), 1.61 - 1.50 (m, 2H), 1.29 - 1.21 (m, 12H), 1.17 (s, 6H). ピペリジン4水素不明. LCMS (M+H) = 610.7
実施例15
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロ−3−メチルベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(70mg、0.115mmol)のトルエン溶液に、ローソン試薬(51.1mg、0.126mmol)を添加し、15分、rt、1時間、60℃、2時間撹拌した。この時点でLCMSは、所望の生成物の出現として反応の完了を示した。混合物を冷却し、濃縮し、1M NaOH(0.344mL、0.344mmol)のMeOH(3mL)溶液で65℃で4時間処理した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロ−3−メチルベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(37mg、0.064mmol、55.6%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.75 (s, 1H), 7.22 (d, J=6.7 Hz, 1H), 7.15 (br. s., 1H), 7.12 - 7.01 (m, 1H), 6.88 (s, 1H), 5.58 (s, 1H), 4.20 (s, 2H), 2.21 (s, 3H), 1.91 (s, 3H), 1.59 (br. s., 2H), 1.45 (br. s., 2H), 1.15 (s, 9H), 1.05 (br. s., 6H)。4ピペリジン水素不明。LCMS (M+H) = 580.7
中間体31
1−アミノ−4−(4−フルオロフェニル)ブタン−2−オール:乾燥丸底フラスコ中、TMS−CN(2.62mL、19.52mmol)を、3−(4−フルオロフェニル)プロパナール(2.7g、17.74mmol)およびZnI(0.283g、0.887mmol)の混合物に添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。粗製のシアノヒドリンエーテルをエーテル(5mL)に溶解し、2M LiAlH/THF(9.76mL、19.52mmol)のエーテル(20mL)溶液に滴下し、室温で1時間撹拌した。水(1mL)、15%NaOH(1mL)および水(2mL)を滴下した。混合物を15分撹拌した(顆粒状黄色沈殿物が形成した)。濾過、乾燥(NaSO)、濃縮により、1−アミノ−4−(4−フルオロフェニル)ブタン−2−オール(1.7g、9.28mmol、52.3%収率)を黄色油状物として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.25 - 7.09 (m, 2H), 7.05 - 6.93 (m, 2H), 3.53 (tt, J=8.2, 3.9 Hz, 1H), 2.90 - 2.78 (m, 2H), 2.72 - 2.63 (m, 1H), 2.55 (dd, J=12.6, 8.4 Hz, 1H), 1.77 - 1.62 (m, 2H)
中間体32
(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((4−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシブチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(150mg、0.336mmol)のCHCl(3mL)溶液に、塩化オキサリル(0.185mL、0.370mmol)と1滴のDMFを添加し、混合物を室温で、1時間撹拌した。粗製の酸クロライドを、予め撹拌した1−アミノ−4−(4−フルオロフェニル)ブタン−2−オール、HCl(111mg、0.504mmol)およびDIEA(0.352mL、2.015mmol)のCHCl(3.00mL)溶液に添加し、得られた溶液を室温で4時間撹拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲルカラム上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤として5〜70%EtOAc/Hex使用)で精製して、(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((4−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシブチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(90mg、0.147mmol、43.8%収率)を明黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.47 (br. s., 1H), 7.23 - 7.14 (m, 2H), 7.07 (s, 1H), 7.02 - 6.93 (m, 2H), 5.97 (s, 1H), 4.31 - 4.09 (m, 3H), 3.89 (br. s., 1H), 3.78 - 3.67 (m, 1H), 3.53 - 3.39 (m, 2H), 2.90 - 2.69 (m, 3H), 2.64 (s, 3H), 1.90 - 1.81 (m, 2H), 1.67 - 1.60 (m, 2H), 1.55 (br. s., 2H), 1.31 - 1.21 (m, 12H), 1.11 (s, 6H)。4ピペリジン水素不明。LCMS (M+H) = 612.7
中間体33
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((4−(4−フルオロフェニル)−2−オキソブチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(2S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((4−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシブチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(90mg、0.147mmol)のCHCl(3mL)溶液に、粉砕4Aシーブ(55mg)およびNMO(25.9mg、0.221mmol)を添加した。混合物を10分撹拌後、TPAP(5.17mg、0.015mmol)を添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。この時点でLCMSは反応の完了を示した。混合物をシリカゲルのパッドを通して濾過した。濾液を濃縮し、バイオタージ(0〜50%EtOAc/ヘキサン;25gカラム)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((4−(4−フルオロフェニル)−2−オキソブチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(60mg、0.098mmol、66.9%収率)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.86 (t, J=4.6 Hz, 1H), 7.22 - 7.14 (m, 2H), 7.07 (s, 1H), 7.03 - 6.94 (m, 2H), 6.01 (s, 1H), 4.36 (d, J=4.5 Hz, 2H), 4.30 - 4.07 (m, 3H), 3.06 - 2.93 (m, 2H), 2.91 - 2.81 (m, 2H), 2.65 (s, 3H), 1.74 - 1.62 (m, 5H), 1.62 - 1.52 (m, 2H), 1.27 - 1.22 (m, 12H), 1.19 (br. s., 6H). LCMS (M+H) = 610.5
実施例16
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロフェネチル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−((4−(4−フルオロフェニル)−2−オキソブチル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(60mg、0.098mmol)のトルエン溶液に、ローソン試薬(43.8mg、0.108mmol)を添加し、15分、rt、1時間、60℃、2時間撹拌した。この時点でLCMSは、所望の生成物の出現として反応の完了を示した。混合物を冷却し、濃縮し、1M NaOH(0.295mL、0.295mmol)のMeOH(3mL)溶液で65℃で4時間処理した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロフェネチル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(35mg、0.060mmol、61.4%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.65 (s, 1H), 7.30 (dd, J=8.2, 5.8 Hz, 2H), 7.10 (t, J=8.7 Hz, 2H), 6.87 (s, 1H), 5.68 (s, 1H), 3.21 (t, J=7.5 Hz, 2H), 2.96 (t, J=7.2 Hz, 2H), 2.55 (s, 3H), 1.60 (br. s., 2H), 1.47 (br. s., 2H), 1.16 (s, 9H), 1.08 (br. s., 6H)。ピペリジンから4プロトン欠落。LCMS (M+H) = 580.6
中間体34
(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸:(S)−エチル6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシレート(5g、10.22mmol)のエタノール(100mL)溶液に、1M NaOH(10.22mL、10.22mmol)を添加し、得られた混合物を室温で、3時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を水(100mL)で希釈し、エーテル(100mL)で抽出した。水層を1M HClで酸性化し、エーテル(150mL)で抽出し、塩水(50mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をエーテル/ヘキサンで摩砕し、固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、高減圧下に乾燥して、(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(3.4g、7.37mmol、72.1%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.42 - 7.38 (m, 1H), 5.57 (s, 1H), 4.31 - 4.12 (m, 2H), 2.73 (s, 3H), 1.31 (s, 9H), 1.25 (t, J=7.2 Hz, 3H). LCMS (M+H) = 462.15
中間体35
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−6−(1−(tert−ブトキシ)−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボン酸(2.5g、5.42mmol)のCHCl(50mL)溶液に、塩化オキサリル(0.522mL、5.96mmol)と1滴のDMFを添加し、混合物を室温で、1時間撹拌した。粗製の酸クロライドを、予め撹拌した1−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)プロパン−2−オン、HCl(1.435g、7.05mmol)およびDIEA(5.68mL、32.5mmol)のCHCl(50.0mL)溶液に添加し、得られた溶液を室温で2時間撹拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲルカラム上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤として5〜70%EtOAc/Hex使用)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(2g、3.28mmol、60.5%収率)を明黄色固体として得た(回転異性体の混合物)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.82 (t, J=4.7 Hz, 1H), 7.32 (s, 0.2H), 7.28 - 7.23 (m, 2H), 7.19 (s, 0.8H), 7.11 - 7.03 (m, 2H), 5.64 (s, 0.8H), 5.64 (s, 0.2H), 4.45 (d, J=5.0 Hz, 2H), 4.27 - 4.19 (m, 2H), 3.85 - 3.81 (m, 2H), 2.74 - 2.68 (m, 3H), 1.30(s 2H), 1.29 (s, 7H), 1.26 - 1.22 (m, 3H). LCMS (M+H) = 611.3
中間体36
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−エチル−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(100mg、0.164mmol)および4−エチル−4−メチルピペリジン(41.7mg、0.328mmol)のNMP(2mL)溶液に、DIEA(0.086mL、0.491mmol)を添加し、混合物を60℃で4時間加熱した。この時点でLCMSは反応の完了を示した。混合物室温に冷却し、水で希釈し、エーテル(3×20mL)で抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(5〜70%EtOAc/ヘキサン)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−エチル−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(85mg、0.139mmol、85%収率)を粘性油状物として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.83 (t, J=4.5 Hz, 1H), 7.28 - 7.23 (m, 2H), 7.12 - 7.01 (m, 3H), 6.00 (s, 1H), 4.44 (d, J=4.7 Hz, 2H), 4.28 - 4.12 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 2.64 (s, 3H), 1.63 - 1.60 (m, 2H), 1.56 - 1.47 (m, 2H), 1.43 - 1.31 (m, 2H), 1.31 - 1.27 (m, 2H), 1.26 (s, 9H), 1.25 - 1.20 (m, 3H), 1.17 - 1.09 (m, 3H), 0.95 (t, J=7.5 Hz, 3H). LCMS (M+H) = 610.5
実施例17
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−エチル−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−エチル−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(80mg、0.131mmol)のトルエン溶液に、ローソン試薬(58.4mg、0.144mmol)を添加し、15分、rt、1時間、60℃、2時間撹拌した。この時点でLCMSは、所望の生成物の出現として反応の完了を示した。混合物を冷却し、濃縮し、1M NaOH(0.394mL、0.394mmol)のMeOH(2mL)で65℃で4時間処理した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−エチル−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(58mg、0.100mmol、76%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.78 (s, 1H), 7.38 (dd, J=8.5, 5.5 Hz, 2H), 7.22 - 7.14 (m, 2H), 6.92 (s, 1H), 5.74 (br. s., 1H), 4.28 (s, 2H), 3.45-3.30 (m, 4H), 2.55 (s,3H), 1.70-1.62 (m, 2H), 1.57 - 1.48 (m, 2H), 1.47 - 1.37 (m, 2H), 1.19 (s, 9H), 1.03 (br. s., 3H), 0.87 (t, J=7.5 Hz, 3H). LCMS (M+H) = 580.4
中間体37
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(100mg、0.164mmol)および4−メチルピペリジン−4−オール、HCl(49.7mg、0.328mmol)のNMP(2mL)溶液に、DIEA(0.086mL、0.491mmol)を添加し、混合物を60℃で16時間加熱した。この時点でLCMSは反応の完了を示した。混合物室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し(2×50mL)、dried (NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(5〜70%EtOAc/ヘキサン)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(60mg、0.100mmol、61.3%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.83 (br. s., 1H), 7.27 - 7.21 (m, 2H), 7.10 - 7.01 (m, 3H), 5.91 (br. s., 1H), 4.42 (dd, J=4.8, 2.5 Hz, 2H), 4.31 - 4.14 (m, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.44 - 3.34 (m, 2H), 2.65 (s, 3H), 2.39 (t, J=8.2 Hz, 2H), 2.10 - 2.00 (m, 2H), 1.91 - 1.75 (m, 2H), 1.45 (s, 3H), 1.25 (s, 9H), 1.27-1.23 (m, 3H). LCMS (M+H) = 598.5
実施例18および19
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−7−(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸および(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−7−(4−メチル−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(60mg、0.100mmol)のトルエン溶液に、ローソン試薬(44.7mg、0.110mmol)を添加し、15分、rt、1時間、60℃、3時間撹拌した。この時点でLCMSは所望の生成物および脱水副産物を示した。混合物を冷却し、濃縮し、1M NaOH(0.301mL、0.301mmol)のMeOH(2mL)溶液で、60℃で3時間処理した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、次の生成物を得た。
実施例18:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−7−(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(22mg、0.039mmol、38.6%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.78 (s, 1H), 7.38 (dd, J=8.7, 5.6 Hz, 2H), 7.18 (t, J=8.9 Hz, 2H), 6.88 (s, 1H), 5.55 (s, 1H), 4.42-4.35 (m, 4H), 4.27 (s, 2H), 3.18 (br. s., 2H), 2.49 (s, 3H), 1.70-1.61 (m, 4H), 1.25 (s, 3H), 1.16 (s, 9H). LCMS (M+H) = 568.3
実施例19:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−7−(4−メチル−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(13.4mg、0.024mmol、24.28%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.79 (s, 1H), 7.38 (dd, J=8.5, 5.8 Hz, 2H), 7.18 (t, J=8.9 Hz, 2H), 6.92 (s, 1H), 5.62 (br. s., 1H), 5.56 (br. s., 1H), 4.26 (s, 2H), 2.49 (s, 3H), 2.33-2.18 (m, 2H), 1.78 (s, 3H), 1.13 (s, 9H). LCMS (M+H) = 550.3
中間体38
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−ヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(60mg、0.098mmol)および4−フェニルピペリジン−4−オール(34.8mg、0.197mmol)のNMP(1mL)溶液に、DIEA(0.052mL、0.295mmol)を添加し、混合物を60℃で72時間加熱した。この時点でLCMSは反応の完了を示した。混合物室温に冷却し、水で希釈し、エーテル(2×50mL)で抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(5〜40%EtOAc/ヘキサン)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−ヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(50mg、0.076mmol、77%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.89 (br. s., 1H), 7.64 (d, J=7.6 Hz, 2H), 7.43 (br. s., 2H), 7.37 - 7.32 (m, 1H), 7.27 - 7.22 (m, 2H), 7.11 - 7.05 (m, 3H), 5.33 (s, 1H), 4.45 (d, J=4.6 Hz, 2H), 4.30 - 4.12 (m, 3H), 3.83 (s, 2H), 2.67 (br. s., 3H), 2.30-2.25 (m,1H), 2.04 - 1.91 (m, 3H), 1.29 (s, 9H), 1.27 - 1.21 (m, 3H). L CMS(M+H) = 660.6
実施例20
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−7−(4−フェニル−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−ヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(50mg、0.076mmol)のトルエン溶液に、ローソン試薬(33.7mg、0.083mmol)を添加し、15分、rt、1時間、60℃、2時間撹拌した。この時点で、LCMSは大部分が所望の生成物ではなく脱水副産物であることを示した。混合物を冷却し、濃縮し、1M NaOH(0.227mL、0.227mmol)のMeOH(2mL)溶液と、70℃で3時間加熱した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−7−(4−フェニル−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸(9mg、0.015mmol、19.41%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.80 (s, 1H), 7.54 (d, J=7.3 Hz, 2H), 7.44 - 7.35 (m, 4H), 7.34 - 7.27 (m, 1H), 7.21 - 7.13 (m, 2H), 6.96 (s, 1H), 6.37 (br. s., 1H), 5.71 (br. s., 1H), 4.25 (s, 2H), 2.94 - 2.81 (m, 1H), 2.65-2.61 (m, 2H), 2.56 (s, 1H), 1.15 (s, 9H). LCMS (M+H) = 612.5
中間体39
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−(ヒドロキシメチル)−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(70mg、0.115mmol)および(4−メチルピペリジン−4−イル)メタノール・HCl(38.0mg、0.229mmol)のNMP(1.5mL)溶液に、DIEA(0.060mL、0.344mmol)を添加し、混合物を60℃で4時間加熱した。この時点でLCMSは反応の完了を示した。混合物室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(2×20mL)で抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(5〜70%EtOAc/ヘキサン)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−(ヒドロキシメチル)−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(47mg、0.077mmol、67.0%収率)を粘性油状物として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.92 (br. s., 1H), 7.25 (dd, J=8.5, 5.4 Hz, 2H), 7.14 - 7.03 (m, 3H), 5.98 (br. s., 1H), 4.45 (d, J=4.3 Hz, 2H), 4.28 - 4.09 (m, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.76-2.87 (m, 3H), 2.65 (s, 3H), 1.83 - 1.76 (m, 1H), 1.58 (br. s., 1H), 1.52 (d, J=13.1 Hz, 1H), 1.31 - 1.19 (m, 15H). LCMS (M+H) = 612.6
実施例21
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−7−(4−(ヒドロキシメチル)−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−(ヒドロキシメチル)−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(48mg、0.078mmol)のトルエン溶液に、ローソン試薬(34.9mg、0.086mmol)を添加し、15分、rtそして80℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、1N NaOH(0.235mL、0.235mmol)のMeOH(2mL)溶液で、70℃で5時間処理した。混合物を冷却し、濃縮し、分取HPLCで精製して、(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−7−(4−(ヒドロキシメチル)−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(7.9mg、0.014mmol、17.31%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.78 (s, 1H), 7.38 (dd, J=8.7, 5.6 Hz, 2H), 7.18 (t, J=9.0 Hz, 2H), 6.92 (s, 1H), 5.73 (br. s., 1H), 4.65 (br. s., 1H), 4.28 (s, 2H), 1.83-1.74 (m,1H), 1.68-1.62 (m,1H), 1.83-1.74 (m,1H), 1.48-1.43 (m, 1H), 1.36-1.31 (m,1H), 1.18 (s, 9H), 1.04 (s, 3H). LCMS (M+H) = 582.4
中間体40
(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−メトキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(100mg、0.164mmol)および4−メトキシ−4−メチルピペリジン・HCl(54.3mg、0.328mmol)のNMP(2mL)の溶液に、DIEA(0.086mL、0.491mmol)を添加し、混合物を60℃で16時間加熱した。この時点でLCMSは反応の完了を示した。混合物室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し(2×50mL)、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(5〜70%EtOAc/ヘキサン)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−メトキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(62mg、0.101mmol、61.9%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.85 (br. s., 1H), 7.27 - 7.22 (m, 2H), 7.10 - 7.02 (m, 3H), 5.91 (br. s., 1H), 4.43 (dd, J=4.7, 1.6 Hz, 2H), 4.31 - 4.11 (m, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.36 (s, 3H), 2.64 (s, 3H), 2.04 - 1.92 (m, 2H), 1.80 - 1.67 (m, 2H), 1.36 (br. s., 3H), 1.27 - 1.22 (m, 12H)。4ピペリジン水素不明。LCMS (M+H) = 612.6
実施例22
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−7−(4−メトキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−(4−メトキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(62mg、0.101mmol)のトルエン溶液に、ローソン試薬(45.1mg、0.111mmol)を添加し、15分、rt、1時間、60℃、2時間撹拌した。この時点でLCMSは反応の完了と、所望の生成物の出現を示した。混合物を冷却し、濃縮し、1N NaOH(0.304mL、0.304mmol)のMeOH(2mL)溶液で、65℃で4時間処理した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−7−(4−メトキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(39mg、0.067mmol、66.1%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.55 (s, 1H), 7.16 (dd, J=8.2, 5.8 Hz, 2H), 6.96 (t, J=8.9 Hz, 2H), 6.65 (s, 1H), 5.26 (br. s., 1H), 4.05 (s, 2H), 2.97 (s, 3H), 1.70 (s, 3H), 1.56 (d, J=8.2 Hz, 1H), 1.36 (br. s., 1H), 1.01 (s, 3H), 0.93 (s, 9H)。4ピペリジン水素不明。LCMS (M+H) = 482.5
中間体41
参照:WO2008/118718
tert−ブチル4−ホルミル−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート:tert−ブチル4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート(4.5g、21.10mmol)のCHCl(50mL)溶液に、0℃でKOtBu(3.08g、27.4mmol)、続いてMeI(3.96mL、63.3mmol)を添加し、得られた混合物を0℃で30分撹拌し、室温に温め、1.5時間撹拌した。反応混合物を塩水に注加し、混合物をジクロロメタンで抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をバイオタージ(0〜20%EtOAc/ヘキサン)で精製して、tert−ブチル4−ホルミル−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(1.8g、7.92mmol、37.5%収率)を無色油状物として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 9.48 (s, 1H), 3.71-3.66 (m, 2H), 3.19 - 3.05 (m, 2H), 1.93 (dt, J=13.7, 4.1 Hz, 2H), 1.47 (s, 9H), 1.46 - 1.37 (m, 2H), 1.10 (s, 3H). LCMS (M+H) = 228.1
中間体42
tert−ブチル4−メチル−4−ビニルピペリジン−1−カルボキシレート(参照:US6140333):CHPPhBr(1037mg、2.90mmol)のTHF(20mL)溶液に、0℃で2.5M nBuLi(2.105mL、3.43mmol)を添加し、混合物を30分撹拌した。tert−ブチル4−ホルミル−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(600mg、2.64mmol)のTHF(5mL)を滴下し、混合物を1時間、0℃で撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NHClおよび塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をバイオタージ(0〜30%EtOAc/ヘキサン)で精製して、tert−ブチル4−メチル−4−ビニルピペリジン−1−カルボキシレート(310mg、1.376mmol、52.1%収率)を無色液体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 5.79 (dd, J=17.7, 10.9 Hz, 1H), 5.09 - 4.92 (m, 2H), 3.49 (ddd, J=13.4, 7.1, 3.9 Hz, 2H), 3.38 - 3.22 (m, 2H), 1.59 (ddd, J=13.0, 7.1, 3.5 Hz, 2H), 1.48 (s, 9H), 1.40 (ddd, J=13.2, 8.9, 3.9 Hz, 2H), 1.05 (s, 3H)
中間体43
tert−ブチル4−シクロプロピル−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート:tert−ブチル4−メチル−4−ビニルピペリジン−1−カルボキシレート(310mg、1.376mmol)のジエチルエーテル(10mL)溶液を0℃に冷却し、Pd(OAc)(15.44mg、0.069mmol)、続いて新たに調製したCHエーテル溶液を少しずつ添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物をAcOHの滴下により反応停止させ、飽和NaHCO溶液で希釈した。混合物をCHClで抽出し、有機層をNaSOで乾燥した。粗製の物質のH NMRは、約20%の所望のシクロプロピル生成物が出発物質と共溶出することを示した。次工程でそのまま使用した。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 3.78-3.66 (m, 2H), 3.14 (ddd, J=13.6, 10.2, 3.5 Hz, 2H), 1.38 - 1.34 (m, 2H), 1.29 - 1.20 (m, 2H), 1.05(s, 9H), 0.80 (s, 3H), 0.32 - 0.21 (m, 4H)
中間体44および45
4−メチル−4−ビニルピペリジン、HClおよび4−シクロプロピル−4−メチルピペリジン、HCl:上記工程からのtert−ブチル4−メチル−4−ビニルピペリジン−1−カルボキシレート(240mg、1.065mmol)およびtert−ブチル4−シクロプロピル−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(255mg、1.065mmol)混合物および4M HClのジオキサン溶液(1.331ml、5.33mmol)を室温で、3時間撹拌した。混合物を濃縮し、固体をエーテル/ヘキサンで摩砕し、濾過し、高減圧下に乾燥して、160mgのビニルおよびシクロプロピルアミンの混合物を得た。さらに精製することなく、次工程でそのまま使用した。
実施例23および24
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−7−(4−メチル−4−ビニルピペリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸および(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−シクロプロピル−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−7−ヨード−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(300mg、0.491mmol)および上記工程からのビニルおよびシクロプロピル4−メチルピペリジンの混合物(160mg)のNMP(3mL)溶液に、DIEA(0.258mL、1.474mmol)を添加し、混合物を60℃で16時間加熱した。この時点でLCMSは反応の完了を示した。混合物室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し(2×50mL)、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(5〜70%EtOAc/ヘキサン)で精製して、(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチル−7−(4−メチル−4−ビニルピペリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(LCMS (M+H) = 608.4)および(S)−エチル2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−シクロプロピル−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−((3−(4−フルオロフェニル)−2−オキソプロピル)カルバモイル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(LCMS (M+H) = 622.4)の約3:1の分離不可能な混合物を得て、これを、ローソン試薬(65.9mg、0.163mmol)のトルエン(5mL)溶液で、60℃で1時間処理した。混合物を濃縮し、粗製物を1M NaOH(0.592mL、0.592mmol)のMeOH(3mL)溶液で、70℃で3時間処理した。混合物を室温に冷却し、分取HPLCで精製して、次の生成物を得た。
実施例23:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−7−(4−メチル−4−ビニルピペリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(50mg、0.087mmol、58.4%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.75 (s, 1H), 7.36 (d, J=6.1 Hz, 2H), 7.17 (t, J=8.2 Hz, 2H), 6.83 (s, 1H), 5.92 (dd, J=17.7, 10.7 Hz, 1H), 5.38 (br. s., 1H), 5.08 (d, J=16.5 Hz, 2H), 4.26 (s, 2H), 1.90 (s, 3H), 1.68 (br. s., 2H), 1.50 (br. s., 2H), 1.13 (br. s., 12H)。4ピペリジン水素不明。LCMS (M+H) = 578.4
実施例24:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−シクロプロピル−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(15mg、0.025mmol、17.12%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.75 (s, 1H), 7.41 - 7.29 (m, 2H), 7.16 (t, J=8.9 Hz, 2H), 6.84 (s, 1H), 5.41 (br. s., 1H), 4.25 (br. s., 2H), 1.90 (s, 3H), 1.66 (br. s., 1H), 1.46 (br. s., 2H), 1.31 (br. s., 1H), 1.14 (s, 9H), 0.98-0.94 (m, 4H), 0.30 (d, J=6.4 Hz, 4H)。4ピペリジン水素不明。LCMS (M+H) = 592.4
中間体46
(5−ブロモチオフェン−2−イル)(4−フルオロフェニル)メタノール:5−ブロモチオフェン−2−カルボアルデヒド(1g、5.23mmol)のジエチルエーテル(20mL)溶液に、−15℃で、(4−フルオロフェニル)マグネシウムブロマイドの2M溶液(2.88mL、5.76mmol)を滴下した。混合物を室温に温め、1時間撹拌した。飽和NHCl溶液を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をバイオタージ(0〜30%EtOAc/ヘキサン)で精製して、(5−ブロモチオフェン−2−イル)(4−フルオロフェニル)メタノール(900mg、3.13mmol、59.9%収率)を、明黄色液体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.45 - 7.39 (m, 2H), 7.11 - 7.05 (m, 2H), 6.91 (d, J=3.8 Hz, 1H), 6.64 (dd, J=3.8, 0.9 Hz, 1H), 5.97 (s, 1H), 2.45 (br. s., 1H), 1.60 (br. s., 1H)
中間体47
2−ブロモ−5−(4−フルオロベンジル)チオフェン:(5−ブロモチオフェン−2−イル)(4−フルオロフェニル)メタノール(900mg、3.13mmol)およびEtSiH(2.503mL、15.67mmol)のクロロホルム(20mL)溶液に、0℃でトリフリン酸(0.557mL、6.27mmol)を滴下し、得られた混合物を室温で、1時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO溶液で洗浄した。有機層を乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をバイオタージ(0〜20%EtOAc/ヘキサン)で精製して、2−ブロモ−5−(4−フルオロベンジル)チオフェン(600mg、2.213mmol、70.6%収率)を、無色液体として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.24 - 7.18 (m, 2H), 7.06 - 6.99 (m, 2H), 6.89 (d, J=3.6 Hz, 1H), 6.57 (dt, J=3.7, 1.1 Hz, 1H), 4.07 (s, 2H)
中間体48
(5−(4−フルオロベンジル)チオフェン−2−イル)ボロン酸:2−ブロモ−5−(4−フルオロベンジル)チオフェン(300mg、1.106mmol)のTHF(10mL)溶液に、−78℃で、2.5M nBuLi(0.531mL、1.328mmol)を滴下し、得られた混合物を15分撹拌した。トリイソプロピルボラート(1.526mL、6.64mmol)を添加し、混合物を2時間撹拌した。混合物を室温に温め、1N HClで酸性化し、エーテルで抽出した。有機層を乾燥し(NaSO)、濾過し、減圧下に濃縮した。残渣を酢酸エチル/ヘキサンで摩砕し、固体を濾過し、高減圧下に乾燥して、(5−(4−フルオロベンジル)チオフェン−2−イル)ボロン酸(150mg、0.635mmol、57.4%収率)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.50 (d, J=3.3 Hz, 1H), 7.37 - 7.26 (m, 2H), 7.20 - 7.07 (m, 2H), 6.92 (d, J=3.3 Hz, 1H), 4.15 (s, 2H)
実施例25
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チオフェン−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:(S)−メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)アセテート(50mg、0.107mmol)、(5−(4−フルオロベンジル)チオフェン−2−イル)ボロン酸(50.5mg、0.214mmol)および2M NaCO(0.107mL、0.214mmol)のDMF(2mL)中の混合物を15分脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(8.65mg、7.49μmol)を添加し、さらに5分脱気を続けた。混合物を90℃で16時間加熱した。室温に冷却後、水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出し、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣を1M NaOH(0.321mL、0.321mmol)のMeOH(3mL)溶液で、70℃で3時間処理した。混合物を冷却し、分取HPLCで精製して、(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チオフェン−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸を得た(24mg、0.042mmol、39.7%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.48 (br. s., 1H), 7.37 - 7.29 (m, 2H), 7.15 (t, J=8.4 Hz, 2H), 6.93 (br. s., 1H), 6.81 (br. s., 1H), 5.72 (br. s., 1H), 4.18 (br. s., 2H), 2.47 (s, 3H), 1.57 (br. s., 2H), 1.46 (br. s., 2H), 1.17 (s., 9H), 1.06 (s., 6H)。4ピペリジン水素不明。LCMS (M+H) = 565.5
中間体49
メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:メチル2−(2−ブロモ−7−クロロ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(1.33g、4.18mmol、1当量)のDMF(14mL)溶液に、4,4−ジメチルピペリジン塩酸塩(0.75g、5.01mmol、1.2当量)およびDIPEA(1.75mL、10.02mmol、2.4当量)を添加した。反応物を、油浴温度60℃で加熱した。終了後、反応物を熱源から外し、水で希釈し、EtOAc(×2)で抽出した。合わせたEtOAc抽出物をNaSOで乾燥し、減圧下濃縮した。粗製の生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、生成物を灰白色固体として得た(1.50g、91%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 6.53 (s, 1H), 3.80 (s, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.41 (br. s., 4H), 2.51 (s, H), 1.54 (t, J = 5.6 Hz, 4H), 1.09 (s,6H); LCMS (ESI, M+1): 395.25
中間体50
メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−ヒドロキシアセテート:メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(1.49g、3.79mmol、1当量)のTHF(38mL)溶液に、−78℃(IPA/CO)で、KHMDS(THF中、0.91M溶液6.8mL、6.07mmol、1.6当量)を添加した。反応液は深橙色に変わった。15分後、3−フェニル−2−(フェニルスルホニル)−1,2−オキサジリジン(1.49g、5.69mmol、1.5当量)を一回で添加した。反応溶液は顕著に暗色化し、30分撹拌した。反応物を冷却浴から外し、飽和NaHCO水溶液で反応停止させ、水に添加し、EtOAc(×3)で抽出した。合わせたEtOAc抽出物をNaSOで乾燥し、減圧下濃縮した。粗製の生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、生成物を蝋状黄色固体として得た(1.28g、82%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 6.57 (s, 1H), 5.53 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.78 (br. s., 1H), 4.52 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 2.60 (s, 3H), 1.57 - 1.53 (m, J = 3.8 Hz, 4H), 1.10 (s, 6H); LCMS (ESI, M+1): 411.2
中間体51
メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−オキソアセテート:メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−ヒドロキシアセテート(1.28g、3.11mmol、1当量)のDCM(16mL)溶液に、デス・マーチンペルヨージナン(1.85g、4.36mmol、1.4当量)を添加した。30分後、反応物に飽和NHCO水溶液を添加し、DCM(×3)で抽出した。合わせたDCM抽出物をNaSOで乾燥し、減圧下濃縮した。粗製の生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘキサン)で精製して、生成物を黄色固体として得た(0.71g、56%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 6.56 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.58 - 3.43 (m, 4H), 2.55 (s, 3H), 1.64 - 1.50 (m, 4H), 1.05 (s, 6H); LCMS (ESI, M+1): 409.2
中間体52
(S)−メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−ヒドロキシアセテート:メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−オキソアセテート(6.15g、15.03mmol、1当量)のトルエン(200mL)溶液に、(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,2,3]オキシアザボロール(トルエン中1M溶液9.0mL、9.02mmol、0.6当量)を添加した。溶液を−25℃に冷却し(アセトニトリル/CO)、カテコールボラン(トルエン中50%溶液8.7mL、36.1mmol、2.4当量)を添加した。冷却浴温度を、−15℃〜−25℃の間に4時間維持した。反応物をEtOAc(35mL)および10%KCO水溶液(35mL)で希釈し、環境温度に温めた。反応停止させた溶液を45分撹拌し、水に添加した。エーテル(×3)で抽出した。合わせたエーテル抽出物をMgSOで乾燥し、減圧下濃縮した。粗製の生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜70%EtOAc/ヘキサン)で精製して、生成物を淡黄色ガラス状物として得た(5.68g、92%)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.58 (s, 1H), 5.54 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 4.51 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.73 - 3.14 (m very broad, 4H), 2.62 (s, 3H), 1.60 - 1.54 (m, 4H), 1.11 (s, 6H); LCMS (ESI, M+1): 411.05
中間体53
(S)−メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)アセテート:(S)−メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−ヒドロキシアセテート(5.68g、13.81mmol、1当量)のDCM(92mL)および酢酸t−ブチル(184mL)溶液に、70%過塩素酸(3.3mL、55.2mmol、4当量)を添加した。反応液は淡黄色に変わった。3時間後、反応物に飽和NaHCO水溶液を極めて注意深く添加し、CHCl(×3)で抽出した。合わせた有機抽出物をNaSOで乾燥し、減圧下濃縮した。粗製の生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜70%EtOAc/ヘキサン)で精製して、生成物を淡黄色固体(2.8g、43%)として得て、出発物質(3.0g、53%)を回収した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 6.54 (s, 1H), 5.92 (s, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 1.58 (s, 8H), 1.24 (s, 9H), 1.11 (s, 6H); LCMS (ESI, M+1):467.3
中間体54
5−ベンジルオキサゾリジン−2−オン:US5744466に記載の方法に従い製造した。
中間体55
3−フェノキシピロリジン−2−オン:フェノール(0.279g、2.97mmol、1.2当量)、3−ヒドロキシピロリジン−2−オン(0.25g、2.47mmol、1当量)およびトリフェニルホスフィン(0.908g、3.46mmol、1.4当量)のTHF(12mL)溶液に、DIAD(0.67mL、3.46mmol、1.4当量)を添加した。2時間撹拌後、TLCによると反応は完了し、減圧下濃縮した。粗製の生成物をフラッシュカラムシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、3−フェノキシピロリジン−2−オン(0.116g、27%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.35 - 7.28 (m, 2H), 7.11 - 6.98 (m, 3H), 5.80 (br. s., 1H), 4.91 - 4.81 (m, 1H), 3.59 - 3.51 (m, 1H), 3.43 (dt, J = 9.5, 7.3 Hz, 1H), 2.65 (dtd, J = 13.4, 7.6, 3.8 Hz, 1H), 2.29 (ddt, J = 13.5, 8.6, 6.8 Hz, 1H)
中間体56
4−ベンジル−1H−ピラゾール:Echevarria, A.; Elguero, J. Syn. Comm. 1993, 23, 925-930に記載の方法に従い製造した。
中間体57
4−ベンジル−3−クロロ−1H−ピラゾール:Echevarria, A.; Elguero, J. Syn. Comm. 1993, 23, 925-930に記載の方法に従い製造した。
中間体58
4−ベンジル−1H−イミダゾール:De Esch, I. J. P.; Gaffar, A.; Menge, W. M. P. V.; Timmerman, H. Bioorg. Med. Chem. 1999, 7, 3003-3009に記載の方法に従い製造した。
中間体59
5−ベンジル−1H−ピラゾール:Almirante, N.; Cerri, A.; Fedrizzi, G.; Marazzi, G.; Santagostino, M. Tetrahedron Lett. 1998, 39, 3287-3290に記載の方法に従い製造した。
中間体60
tert−ブチル4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート:N雰囲気下、臭化メチルマグネシウムの3Nエーテル溶液(1.67mL、5.02mmol)を、冷却した(−25℃)tert−ブチル4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(4g、20.08mmol)のエーテル(20mL)溶液に添加した。反応混合物をrtに温め、2時間撹拌した。0℃に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液の添加により反応停止させた。さらに20mLのエーテルを添加し、混合物を分液漏斗で分液した。有機層を取っておき、水層をさらに20mLのエーテルで抽出した。合わせたエーテル抽出物をMgSOで乾燥し、濾過し、蒸発して、油状物を得て、これを0〜50%EtOAc/ヘキサンで溶出するバイオタージで精製して、tert−ブチル4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(4.30g、18.0mmol、90%)を無色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 3.84 - 3.65 (m, 2H), 3.34 - 3.18 (m, 2H), 2.59 - 2.39 (m, 1H), 1.61 - 1.53 (m, 4H), 1.50 - 1.45 (m, 9H), 1.32 - 1.27 (m, 3H)
中間体61
tert−ブチル4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート:tert−ブチル4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(4.30g、20.0mmol)のDMF(50mL)中の混合物に、0℃でNaH(60wt%)(1.60g、39.9mmol)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌した。この時点で臭化アリル(8.64mL、100mmol)を5分かけてゆっくり添加した。反応混合物をrtで3時間撹拌した。0℃に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止させた。反応混合物をエーテルで抽出した。有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、無色油状物を得て、これを、0〜25%EtOAc/ヘキサンで溶出するバイオタージで精製して、3.1g(61%)のtert−ブチル4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを無色油状物として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.02 - 5.90 (m, 1H), 5.32 (dd, J=17.2, 1.7 Hz, 1H), 5.16 (dd, J=10.4, 1.4 Hz, 1H), 3.94 - 3.88 (m, 2H), 3.73 (br. s., 2H), 3.19 (br. s., 2H), 1.78 (d, J=13.1 Hz, 2H), 1.53 - 1.42 (m, 11H), 1.21 (s, 3H)
中間体62
4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン塩酸塩:tert−ブチル4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(3.10g、12.1mmol)および4N HCl/ジオキサン(15mL、60.0mmol)の混合物を、rtで3時間撹拌した。減圧下に濃縮して、2.2g(95%)の4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン塩酸塩を明褐色固体として得た。1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ 6.02 - 5.92 (m, 1H), 5.33 (dd, J=17.2, 1.7 Hz, 1H), 5.15 (dd, J=10.6, 1.7 Hz, 1H), 3.96 (dt, J=5.1, 1.6 Hz, 2H), 3.23 - 3.18 (m, 4H), 2.06 (dd, J=15.3, 2.5 Hz, 2H), 1.77 - 1.69 (m, 2H), 1.31 - 1.28 (s, 3H)
中間体63
メチル2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−ブロモ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート:メチル2−(2−ブロモ−7−クロロ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(13.4g、41.9mmol、1当量)、4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン(7.16g、46.1mmol、1.1当量)およびDIPEA(17.6mL、101mmol、2.4当量)のDMF(84mL)溶液を、60℃で2時間加熱した。反応物を水に添加し、エーテル(×2)で抽出した。合わせたエーテル抽出物を乾燥し(MgSO)、減圧下濃縮した。粗製の生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/hex)で精製して、メチル2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−ブロモ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテートを得た(17.7g、97%)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.52 (s, 1H), 6.02 (ddt, J = 17.2, 10.4, 5.2 Hz, 1H), 5.43 (dd, J = 17.2, 1.6 Hz, 1H), 5.22 (dq, J = 10.4, 1.5 Hz, 1H), 3.99 (dt, J = 5.2, 1.6 Hz, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.79 - 3.76 (m, 2H), 3.70 - 3.56 (m, J = 7.4 Hz, 2H), 3.33 (br. s., 2H), 2.50 (s, 3H), 1.97 - 1.89 (m, 2H), 1.87 - 1.78 (m, J = 9.3 Hz, 2H), 1.32 (s, 3H); LCMS (ESI, M+1): 437.20
中間体64
メチル2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−ブロモ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−オキソアセテート:メチル2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−ブロモ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)アセテート(17.7g、40.5mmol、1当量)のTHF(200mL)溶液を、−78℃(IPA/CO)に冷却した。KHMDS(THF中0.91M溶液72mL、64.9mmol、1.6当量)を〜2分かけて滴下した。反応液は深橙色に変わった。30分後、3−フェニル−2−(フェニルスルホニル)−1,2−オキサジリジン(15.9g、60.8mmol、1.2当量)を一回で添加した。反応液は顕著に暗色化した。30分後、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に添加し、エーテル(×2)で抽出した。合わせたエーテル抽出物を乾燥し(MgSO)、減圧下濃縮して、粗製の生成物を褐色油状物として得た。これをDCM(200mL)およびデス・マーチンペルヨージナン(20.6g、48.6mmol、1.2当量)に溶解した。30分後、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に添加し、DCM(×3)で抽出した。合わせたDCM抽出物を乾燥し(NaSO)、減圧下濃縮して、粗製の生成物を得た。粗製の生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/hex)で精製して、メチル2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−ブロモ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−オキソアセテートを得た(9.2g、50%)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.55 (s, 1H), 6.07 - 5.87 (m, 1H), 5.38 (dq, J = 17.2, 1.7 Hz, 1H), 5.20 (dq, J = 10.4, 1.6 Hz, 1H), 3.95 - 3.92 (m, 5H), 3.69 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 3.59 - 3.50 (m, 2H), 2.56 (s, 3H), 1.96 - 1.82 (m, 4H), 1.28 (s, 3H); LCMS (ESI, M+1): 450.95
中間体65
(S)−メチル2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−ブロモ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)アセテート:メチル2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−ブロモ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−オキソアセテート(9.20g、20.3mmol、1当量)および(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキシアザボロール(トルエン中1M溶液12.2mL、12.2mmol、0.6当量)のトルエン(200mL)溶液を、−25℃に冷却した(MeCN/CO)。カテコールボラン(トルエン中50%溶液6.8mL、28.4mmol、1.4当量)を添加し、温度を、−15℃〜−25℃の間に18時間維持した。この時点で、さらに(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキシアザボロール(トルエン中1M溶液4mL、4mmol、0.2当量)およびカテコールボラン(トルエン中50%溶液3mL、12.5mmol、0.6当量)を添加した。反応物をさらに4時間撹拌した。10%KCO水溶液(100mL)およびEtOAc(100mL)で反応停止させ、冷却浴から離した。45分撹拌後、混合物を水に添加し、エーテル(×4)で抽出した。合わせたエーテル抽出物を乾燥し(MgSO)、減圧下濃縮して、粗製の生成物を黄色泡状物として得た。これをDCM(50mL)およびtBuOAc(150mL)に溶解した。この溶液に過塩素酸(70%水溶液3.7mL、60.9mmol、3当量)を添加して、濁った橙色溶液を得た。3時間撹拌後、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注意深く添加し、DCM(×3)で抽出した。合わせたDCM抽出物を乾燥し(NaSO)、減圧下濃縮して、粗製の生成物を得た。粗製の生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/hex)で精製して、(S)−メチル2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−ブロモ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)アセテートを得た(3.56g、34%)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.54 (s, 1H), 6.09 - 5.97 (m, 1H), 5.83 (br. s., 1H), 5.48 (d, J = 17.8 Hz, 1H), 5.24 (d, J = 9.8 Hz, 1H), 4.50 - 3.00 (very broad m, 4H), 4.05 - 3.98 (m, 2H), 3.76 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 2.04 - 1.90 (m, 2H), 1.36 (s, 3H), 1.24 (s, 9H); LCMS (ESI, M+1): 509.09.
そして、(S)−メチル2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−ブロモ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−ヒドロキシアセテート(4.53g、49%)を回収した。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.57 (s, 1H), 6.12 - 5.97 (m, 1H), 5.56 - 5.47 (m, 2H), 5.28 - 5.22 (m, 1H), 4.50 - 3.00 (very broad m, 4H), 4.00 (dt, J = 5.0, 1.6 Hz, 2H), 3.82 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 2.01 - 1.91 (m, 2H), 1.80 (d, J = 11.7 Hz, 2H), 1.33 (s, 3H); LCMS (ESI, M+1): 453.00
実施例26
(S)−2−(2−(3−ベンジル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸:(S)−メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)アセテート(0.041g、0.088mmol、1当量)、1−ベンジルイミダゾリジン−2−オン(0.022g、0.123mmol、1.4当量)、キサントホス(0.006g、0.011mmol、0.12当量)、CsCO(0.046g、0.140mmol、1.6当量)およびPd(dba)(0.004g、0.004mmol、0.05当量)のDMF(0.9mL)溶液を、120℃で1時間加熱した。温度を60℃に下げ、MeOH(〜1mL)およびLiOH・HO(0.074g、1.75mmol、20当量)を添加した。1時間後、反応物を環境温度に冷却し、濾過し、次の条件(カラム:Waters XBridge C18、19×200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19×10mm、5μm粒子;移動相A:水と20mM 酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 アセトニトリル:水と20mM 酢酸アンモニウム;勾配:40〜80%Bを20分かけて、100%Bに5分維持;流速:20mL/分)を用いる分取LC/MSで直接精製て、生成物を得た(0.031g、64%)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.43 - 7.25 (m, 5H), 6.67 (s, 1H), 5.67 (s, 1H), 4.43 (br. s., 2H), 3.99 - 3.91 (m, J = 4.0 Hz, 2H), 2.55 (s, 3H), 1.57 (br. s., 2H), 1.45 (br. s., 2H), 1.16 (s, 9H), 1.04 (s, 6H)[注:アルキルプロトンのいくつかは、水ピークにより隠れているように見える]; LCMS (ESI, M+1):549.7
次の化合物を上記方法に従い、適当なヘテロ環を使用して製造した。
実施例27
(2S)−2−(2−(4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸、第一ジアステレオマー。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.34 - 7.10 (m, 5H), 6.66 (s, 1H), 5.68 (br. s., 1H), 4.95 (br. s., 1H), 4.50 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 4.32 - 4.22 (m, 1H), 3.58 - 3.16 (m, 6H), 2.55 (s, 3H), 1.59 (br. s., 2H), 1.48 (br. s., 2H), 1.18 (s, 9H), 1.03 (s, 6H)[注:6プロトンは水ピーク下にあると考えられ、単純に多重項として示した]; LCMS (ESI, M+1): 550.5
実施例28
(2S)−2−(2−(4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸、第二のジアステレオマー。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.33 - 7.17 (m, 5H), 6.66 (s, 1H), 5.66 (s, 1H), 4.94 (br. s., 1H), 4.50 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 4.30 - 4.24 (m, 1H), 3.50 - 3.10 (m, 4H), 3.18 - 3.10 (m, 2H), 2.55 (s, 3H), 1.58 (br. s., 2H), 1.48 (br. s., 2H), 1.17 (s, 9H), 1.05 (br. s., 6H)[注:4プロトンは水ピーク下にあると考えられ、単純に多重項として示した]; LCMS (ESI, M+1): 550.5
実施例29
(2S)−2−(2−(5−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸、第一ジアステレオマー。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.40 - 7.20 (m, 5H), 6.55 (s, 1H), 5.60 (br. s., 1H), 5.09 - 4.96 (m, 1H), 4.18 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 3.90 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 3.13 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 2.48 (s, 3H), 1.56 (br. s., 2H), 1.44 (br. s., 2H), 1.15 (s, 9H), 1.03 (s, 6H)[注:ピペリジンからの4Hおよびオキサゾリジノンからの1Hは見られなかった;恐らくこれらは水ピーク下にある]; LCMS (ESI, M+1): 550.6
実施例30
(2S)−2−(2−(5−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸、第二のジアステレオマー。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.37 - 7.24 (m, 5H), 6.55 (s, 1H), 5.60 (br. s., 1H), 5.11 - 4.97 (m, 1H), 4.29 - 4.16 (m, 1H), 3.93 - 3.84 (m, 1H), 3.15 - 3.11 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 1.57 (br. s., 2H), 1.44 (br. s., 2H), 1.15 (s, 9H), 1.03 (s, 6H)[注:ピペリジンからの4Hおよびオキサゾリジノンからの1Hは見られなかった;恐らくこれらは水ピーク下にある]; LCMS (ESI, M+1): 550.5
実施例31
(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチル−2−(2−オキソ−3−フェノキシピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸、第一ジアステレオマー。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.33 (br. s., 2H), 7.08 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.00 (br. s., 1H), 6.86 (br. s., 1H), 5.65 (br. s., 1H), 5.33 (br. s., 1H), 4.12 (br. s., 1H), 3.90 (br. s., 2H), 1.58 (br. s., 2H), 1.47 (br. s., 2H), 1.16 (br. s., 9H), 1.06 (br. s., 6H)[注:オキサゾリジノンの1H、ピペリジンの4Hおよびピリジルメチルの3Hは観察されなかった;恐らくこれらは極めて幅広であるか、水ピーク下にある]; LCMS (ESI, M+1): 550.7
実施例32
(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチル−2−(2−オキソ−3−フェノキシピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸、第二のジアステレオマー. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.32 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.12 - 6.95 (m, 3H), 6.85 (br. s., 1H), 5.65 (br. s., 1H), 5.40 - 5.25 (m, 1H), 4.11 (br. s., 1H), 3.90 (br. s., 1H), 2.84 - 2.72 (m, 1H), 2.17 (br. s., 1H), 1.59 (br. s., 2H), 1.46 (br. s., 2H), 1.16 (br. s., 9H), 1.06 (br. s., 6H)[注:ピペリジンの4Hおよびピリジルメチルの3Hは見られなかった;恐らくこれらは極めて幅広であるか、水ピーク下にある]; LCMS (ESI, M+1): 550.6
実施例33
(S)−2−(2−(4−ベンジル−1H−ピラゾール−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸:[Buchwald et al. J. Org. Chem. 2004, 69, 5578-5587に従い製造]。(S)−メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)アセテート(0.112g、0.240mmol、1当量)、4−ベンジル−1H−ピラゾール(0.076g、0.479mmol、2当量)、CuI(0.005g、0.024mmol、0.1当量)、KPO(0.132g、0.623mmol、2.6当量)およびN1,N2−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.008mL、0.048mmol、0.2当量)のトルエン(1.2mL)溶液を、120℃で40時間加熱した。反応物を環境温度に冷却し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜30%EtOAc/ヘキサン)で直接精製して、生成物を粘性黄色油状物として得た(0.031g、24%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.03 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.37 - 7.25 (m, 5H), 6.74 (s, 1H), 5.97 (s, 1H), 3.95 (s, 2H), 3.74 (s, 3H), 2.61 (s, 3H), 1.58 (s, 4H), 1.25 (s, 9H), 1.11 (s, 6H)[注:ピペリジンの4Hは極めてブロードであるように見え、観察されなかった]; LCMS (ESI, M+1):545.5
(S)−メチル2−(2−(4−ベンジル−1H−ピラゾール−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)アセテート(0.031g、0.057mmol、1当量)の9:1 MeOH:水(0.60ml)溶液に、LiOH・HO(0.024g、0.569mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で1.5時間加熱した。反応物を環境温度に冷却し、濾過し、次の条件(カラム:Waters XBridge C18、19×200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19×10mm、5μm粒子;移動相A:水と20mM 酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 アセトニトリル:水と20mM 酢酸アンモニウム;勾配:20〜100%Bを20分かけて、100%Bに5分維持;流速:20mL/分)を用いる分取LC/MSで直接精製して、生成物を得た(0.0324g、107%)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.16 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.33 - 7.27 (m, 4H), 7.21 (br. s., 1H), 6.60 (s, 1H), 5.68 - 5.32 (m, 1H), 3.90 (s, 2H), 1.58 (br. s., 2H), 1.46 (br. s., 2H), 1.16 (br. s., 9H), 1.06 (br. s., 6H)[注:ピペリジンの4Hおよびピリミジルメチルの4Hは観察されなかった;恐らくこれらはそれぞれ水ピークおよびDMSOピーク下にある]; LCMS (ESI, M+1): 531.5
次の実施例化合物を、上記方法に従い、適当なヘテロ環を使用して製造した
実施例34
(S)−2−(2−(4−ベンジル−1H−イミダゾール−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.35 - 7.15 (m, 6H), 6.85 - 6.67 (m, 1H), 5.62 - 5.32 (m, 1H), 1.64 - 1.34 (m, 4H), 1.14 (s, 9H), 1.00 (s, 6H)[注:ピペリジンの4H、ピリジルメチルの3Hおよびベンジル基の2Hは観察されなかった;NMRサンプルは極めて薄い); LCMS (ESI, M+1): 531.6
実施例35
(S)−2−(2−(5−ベンジル−1H−ピラゾール−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.33 - 8.19 (m, 1H), 7.37 - 7.27 (m, 4H), 7.24 - 7.14 (m, 1H), 6.69 - 6.55 (m, 1H), 6.41 - 6.26 (m, 1H), 5.77 - 5.53 (m, 1H), 4.07 - 3.95 (m, 2H), 1.67 - 1.55 (m, 2H), 1.52 - 1.41 (m, 2H), 1.16 (br. s., 9H), 1.05 (br. s., 6H)[注:ピリジルメチルおよびピペリジンの4Hは観察されなかった;恐らく大水ピークの下にある]; LCMS (ESI, M+1): 531.6
実施例36
(S)−2−(2−(3−ベンジル−1H−ピラゾール−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸:1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 7.74 - 7.53 (m, 1H), 7.30 - 7.13 (m, 5H), 6.68 - 6.62 (m, 1H), 6.16 - 6.09 (m, 1H), 5.78 - 5.69 (m, 1H), 4.68 - 4.56 (m, 3H), 2.65 - 2.61 (m, 2H), 1.65 - 1.56 (m, 1H), 1.56 - 1.55 (m, 2H), 1.54 - 1.45 (m, 2H), 1.24 (s, 9H), 1.01 (s, 6H)[注:ピペリジンの4Hは観察されなかった;恐らく極めて幅広]; LCMS (ESI, M+1): 531.6
実施例37
(S)−2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(4−(2−(アリルオキシ)ベンジル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.08 (br. s., 1H), 7.65 (br. s., 1H), 7.20 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 7.03 - 6.83 (m, 2H), 6.58 (br. s., 1H), 6.14 - 5.91 (m, 2H), 5.66 - 5.51 (m, 1H), 5.51 - 5.32 (m, 2H), 5.26 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 5.10 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 4.61 (br. s., 2H), 3.96 (br. s., 2H), 3.85 (br. s., 2H), 2.03 - 1.78 (m, 3H), 1.60 (br. s., 1H), 1.26 (br. s., 3H), 1.15 (br. s., 9H)[注:ピペリジンの4Hおよびピリジルメチルの3Hは観察されず、ピペリジン4Hは恐らく極めて幅広であいr、メチルは恐らくDMSOピーク下にある]; LCMS (ESI, M+1): 629.7
実施例38
(S)−2−(2−(4−ベンジル−3−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.29 (br. s., 1H), 7.37 - 7.19 (m, 5H), 6.64 (br. s., 1H), 5.60 (br. s., 1H), 3.87 (br. s., 2H), 1.68 - 1.40 (m, 4H), 1.16 (br. s., 9H), 1.05 (br. s., 6H)[注:ピペリジンの4Hおよびピリジルメチルの3Hは観察されず、ピペリジン4Hは恐らく極めて幅広およびメチルは恐らくDMSOピーク下にある]; LCMS (ESI, M+1): 565.5
実施例39
(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸:(S)−メチル2−(2−ブロモ−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)アセテート(0.030g、0.064mmol、1当量)、(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)ボロン酸(0.039g、0.193mmol、3当量)、PdCl(dppf)(0.005g、0.006mmol、0.1当量)およびKPO(2M水溶液0.16mL、0.321mmol、5当量)のDMF(0.3mL)溶液を、窒素で2分通気した。反応物を80℃で1時間加熱した。終了後、反応物を環境温度に冷却し、水およびEtOAcに分配した。EtOAc層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、減圧下濃縮した。粗製の生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜40%EtOAc/ヘキサン)で精製して、(S)−メチル2−(2−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)アセテートを得た。これを9:1 MeOH:水(1ml)に溶解し、LiOH・HO(0.027g、0.64mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で1時間加熱した。反応物を環境温度に冷却し、濾過し、次の条件(カラム:Waters XBridge C18、19×200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19×10mm、5μm粒子;移動相A:水;移動相B:アセトニトリル;緩衝液:20mM 水酸化アンモニウム;勾配:20〜95%Bを20.5分、95%Bに7.0分維持;流速:25mL/分)を用いる分取LC/MSで直接精製して、生成物を得た(0.016g、46%)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.29 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.39 - 7.26 (m, 5H), 6.61 (s, 1H), 5.51 (s, 1H), 5.41 (s, 2H), 4.40 - 3.80 (m, 4H), 2.48 (s, 3H), 1.58 (br. s., 2H), 1.45 (br. s., 2H), 1.14 (s, 9H), 1.07 (br. s., 6H); LCMS (ESI, M+1): 531.30
実施例40
(S)−2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸:(S)−メチル2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−ブロモ−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)アセテート(50mg、0.098mmol、1当量)、(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)ボロン酸(29.7mg、0.147mmol、1.5当量)および2.0M リン酸カリウム水溶液(147μl、0.294mmol、3当量)のDMF(0.49mL)の溶液を、窒素で10分通気した。Pd(dppf)(8.02mg、9.81μmol、0.1当量)を添加し、反応物を80℃で1時間加熱した。環境温度に冷却し、反応物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。EtOAc層を乾燥し(NaSO)、減圧下濃縮した。粗製の生成物に水(0.5mL)、MeOH(0.5mL)およびLiOH一水和物(123mg、2.94mmol、30当量)を添加した。反応物を60℃で2時間加熱した。環境温度に冷却後、混合物を濾過し、次の条件(カラム:Waters XBridge C18、19×200mm、5μm粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18、19×10mm、5μm粒子;移動相A:水;移動相B:アセトニトリル;緩衝液:20mM水酸化アンモニウム;勾配:20〜95%Bを20.5分かけて、95%Bに7.0分維持;流速:25mL/分)の分取LC/MSで精製して、生成物を得た(9.7mg、17%)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.25 (br. s., 1H), 7.93 (s, 1H), 7.40 - 7.27 (m, 5H), 6.63 (s, 1H), 5.99 (br. s., 1H), 5.68 - 5.50 (m, 1H), 5.40 (s, 2H), 5.39 - 5.34 (m, 1H), 5.11 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 3.97 (br. s., 2H), 3.78 - 3.06 (m, 4H), 2.48 (br. s., 3H), 1.81 (br. s., 2H), 1.60 (br. s., 2H), 1.26 (br. s., 3H), 1.14 (s, 9H); LCMS (ESI, M): 572.3。
次の実施例化合物を、上記方法に従い、適当なボロン酸を使用して製造した。
実施例41
(S)−2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(1−ベンジル−1H−イミダゾール−4−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.90 (br. s., 1H), 7.51 (br. s., 1H), 7.42 - 7.36 (m, 2H), 7.35 - 7.29 (m, 3H), 6.64 (s, 1H), 6.04 - 5.89 (m, 1H), 5.78 - 5.63 (m, 1H), 5.36 (d, J = 17.4 Hz, 1H), 5.29 (s, 2H), 5.02 (br. s., 1H), 3.94 (br. s., 2H), 3.72 - 3.41 (m, 4H), 2.49 (br. s., 3H), 1.96 - 1.58 (m, 4H), 1.25 (br. s., 3H), 1.16 (s, 9H); LCMS (ESI, M+1): 573.4
当業者には、本願発明が前述の説明的実施例に限定されず、その本質的特性から逸脱することなく他の特定の形に具現化できることは明らかである。それゆえに、実施例は、あらゆる点で制限的ではなく説明的と見なすことが望まれ、先の実施例ではなく添付する特許請求の範囲を参照すべきであり、請求の範囲と等価の意味および範囲に入る全ての変化は包含されると意図される。

Claims (13)

  1. 式I
    〔式中、
    はピロリル、フラニル、チエニル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニルまたはベンゾイミダゾリルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜3個の置換基で置換されているか;
    またはRはピロリジノニル、オキサゾリジノニルまたはイミダゾロニルであり、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜1個の置換基で置換されており;
    は水素、ハロまたはアルキルであり;
    はアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ホモピペリジニル、ホモピペラジニルまたはホモモルホリニルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されているか;
    またはRはシクロアルキル、シクロアルケニル、クロマニル、オキサジニルまたはジヒドロピラノキノリニルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されており;
    はアルキルまたはハロアルキルであり;
    はアルキルであり;
    Arはハロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシおよびアルケニルオキシから選択される0〜3個の置換基で置換されているフェニルである。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  2. がチエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニルまたはベンゾイミダゾリルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜3個の置換基で置換されているか;
    またはRがピロリジノニル、オキサゾリジノニルまたはイミダゾロニルであり、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜1個の置換基で置換されており;
    が水素、ハロまたはアルキルであり;
    がハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されているピペリジニルであり;
    またはRがシクロヘキシル、シクロヘキセニルまたはクロマニルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されており;
    がアルキルまたはハロアルキルであり;
    がアルキルであり;
    Arがハロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシおよびアルケニルオキシから選択される0〜3個の置換基で置換されているフェニルである、
    請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  3. がチエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニルまたはベンゾイミダゾリルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜3個の置換基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
  4. はピロリジノニル、オキサゾリジノニルまたはイミダゾロニルであり、Ar、(Ar)アルキルおよび(Ar)Oから選択される0〜1個の置換基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
  5. が水素である、請求項1に記載の化合物。
  6. がハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されているピペリジニルである、請求項1に記載の化合物。
  7. がシクロアルキル、シクロアルケニル、クロマニル、オキサジニルまたはジヒドロピラノキノリニルであり、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシおよびフェニルから選択される0〜3個の置換基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
  8. がアルキルである、請求項1に記載の化合物。
  9. 次のものからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
    (2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−クロロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−クロロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(6−クロロ−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−5−メチル−2−(5−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)オキサゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(5−(4−フルオロフェニル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(8−フルオロ−5−メチルクロマン−6−イル)−2−(5−(3−フルオロフェニル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルシクロヘキシ−1−エン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)オキサゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロ−3−メチルベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロフェネチル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−エチル−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−7−(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−7−(4−メチル−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−7−(4−フェニル−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−7−(4−(ヒドロキシメチル)−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸:;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−7−(4−メトキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−7−(4−メチル−4−ビニルピペリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−シクロプロピル−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−2−(5−(4−フルオロベンジル)チオフェン−2−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(2−(3−ベンジル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸;
    (2S)−2−(2−(4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸;
    (2S)−2−(2−(5−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸;
    (2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチル−2−(2−オキソ−3−フェノキシピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)酢酸;
    (S)−2−(2−(4−ベンジル−1H−ピラゾール−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸;
    (S)−2−(2−(4−ベンジル−1H−イミダゾール−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸;
    (S)−2−(2−(5−ベンジル−1H−ピラゾール−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸;
    (S)−2−(2−(3−ベンジル−1H−ピラゾール−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸;
    (S)−2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(4−(2−(アリルオキシ)ベンジル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸;
    (S)−2−(2−(4−ベンジル−3−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸;
    (S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−7−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸;
    (S)−2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸;および
    (S)−2−(7−(4−(アリルオキシ)−4−メチルピペリジン−1−イル)−2−(1−ベンジル−1H−イミダゾール−4−イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸
    またはその薬学的に許容される塩。
  10. 治療量の請求項1に記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む、HIV感染の処置に有用な組成物。
  11. さらに治療有効量のヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤、非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤、HIVプロテアーゼ阻害剤、HIV融合阻害剤、HIV付着阻害剤、CCR5阻害剤、CXCR4阻害剤、HIV出芽または成熟阻害剤およびHIVインテグラーゼ阻害剤からなる群から選択されるAIDSまたはHIV感染の処置に使用される少なくとも1種の他の薬剤および薬学的に許容される担体を含む、請求項10に記載の組成物。
  12. 処置を必要とする患者に治療有効量の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、HIV感染の処置方法。
  13. 治療有効量のヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤、非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤、HIVプロテアーゼ阻害剤、HIV融合阻害剤、HIV付着阻害剤、CCR5阻害剤、CXCR4阻害剤、HIV出芽または成熟阻害剤およびHIVインテグラーゼ阻害剤からなる群から選択されるAIDSまたはHIV感染の処置に使用される少なくとも1種の他の薬剤をさらに投与することを含む、請求項12に記載の方法。
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