JP2016510991A - 正確な鎖置換型等温増幅のための方法 - Google Patents

正確な鎖置換型等温増幅のための方法 Download PDF

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Abstract

ポリメラーゼ鎖置換増幅のための二本鎖核酸標的の、変性することのない、等温増幅(“iSDA”)および検出のための、方法、プライマーおよびプローブを提供する。本明細書に記載の方法および組成物は、臨床的に関連する標的レベルの検出を可能にする、高度に感受性、特異性かつ迅速であり、核酸標的に高度に特異的である。該方法および組成物は、生物学的サンプルにおいて核酸標的を増幅または検出するために容易に用いられ得る。

Description

背景
本願は、2013年3月11日に出願された米国仮特許出願第61/776,256号、発明の名称“正確な鎖置換型等温増幅のための方法”に基づく優先権の利益を主張し、その内容全体は、引用により本明細書に包含される。
本発明は、標的特異的プライマーを用いて効率的なプライマー伸長増幅を達成し、予め変性する工程を必要としない、鎖置換型等温増幅のための方法に関する。
等温増幅法は、効率的なプライマー伸長のために一本鎖にされた標的を必要とする。核酸のヘリカーゼ依存性増幅はまた、DNAポリメラーゼを用いる増幅を可能にするために、二本鎖を巻き戻しするためのヘリカーゼ酵素を必要とする(米国特許第7282328号)。米国特許第5,455,166号に記載される鎖置換型の指数関数的増幅(“SDA”)は、最初に一本鎖DNA(ssDNA)への標的の変性、制限酵素によって一本鎖へのニック挿入を可能とするヘミホスホロチオエート部位の作成、および5’−3’エキソヌクレアーゼ活性を欠くポリメラーゼによる伸長を必要とする。二本鎖を一本鎖にするために反応温度を約95℃に上げることが、標的鎖へのプライマーの結合を可能にするために必要とされる。最先端のSDA増幅法は、鎖置換型等温増幅のためのssDNAを得るために高温での標的の変性を必要とする。
SDA増幅におけるヘミホスホロチオエート部位の作成の代わりに標的の鎖の一方を切断するためのニッキング酵素の使用は、文献(Ehses et al, J. Biochem. Biophys. Methods. 63:170−86 (2005))に記載されている。予測不可能な副生成物を低減するためのプライマーの設計もまた、記載されている。標的の添加後および何らかの酵素の添加前での95℃での変性が、Ehsesらの方法で必要とされている。95℃での標的の変性を要しないニッキング酵素SDA増幅法は、米国特許出願公開第2009/0092967号に記載されている。しかしながら、後者の方法の制限は、利用可能なニッキング酵素が限られた種類であり、天然のニック挿入部位が目的の標的部位に存在することが顕著に少ないことである。脱塩基部位のエンドヌクレアーゼ増幅アッセイは、米国特許出願公開第2004/0101893号に記載されている。他の増幅システムと組み合わせた増幅後検出システムとしてのこのアッセイの使用もまた、記載されている。これらのアッセイは、dsDNAの変性工程を必要とする。
二本鎖(ds)核酸を別の方法で変性させることができることが、当技術分野で公知である。熱変性は、dsDNAを一本鎖に分離するための最先端の技術である。天然DNAは、約85℃で変性する(White, Handler and Smith, Principles of Biochemistry 5th Edition, McGraw−Hill Kogakush, Ltd, pages 192−197, 1993)。初期の段階で、増幅におけるプライマー伸長が、一本鎖DNA鎖へのプライマーの結合を必要とすることが、確立された。これは、好ましくは、約95℃でサンプルを加熱することによって達成された(M Panaccio and A Lew. PCR based diagnosis in the presence of 8% (v/v) blood. Nucleic acids Res., 19: 1151 (1991)。近年、ネイキッド(naked)DNAにおけるワトソン−クリック型塩基対が、通常の条件下でフーグスティーン型塩基対に自発的に反転することが報告され、DNAブリージングが示唆された(Fran−Kamentskii. Artificial DNA; PNA & XNA, 2:1, 1−3 (2011))。
数種のヌクレアーゼが、DNAの一方の鎖だけを切断して、DNAへニックを挿入する(Besnier and Kong, EMBO Reports, 21: 782−786 (2001))。このようなタンパク質のほとんどは、DNA修復および他のDNA関連代謝に関与しており、DNAを操作するために安易に使用することができない。それらは、通常、長い配列を認識し、他のタンパク質と結合して、製造が困難な活性複合体を形成している(Higashitani et al., J. Mol. Biol., 237: 388−4000 (1994))。二本鎖DNAの一方の鎖のみにニックを挿入する一本鎖ニッキングエンドヌクレアーゼおよび伝統的な制限エンドヌクレアーゼが、REBASEデータベースに列記され、更新されている(rebase.neb.com; Roberts et al., Nucl. Acids Res., 31: 418−420 (2003))。ニッキングエンドヌクレアーゼの作製は、既に記載されている(Xu et al, PNAS 98: 12990−12995 (2001))。
等温増幅を用いる他の方法が、最近発表された(Niemz et al., Trends in Biotechnol., 29:240−250 (2011))。しかしながら、これらの増幅法は、熱または他の変性もまた利用するものである。
以下の文献および刊行物は、引用により本明細書中に包含される。
米国特許第5,824,796号 米国特許第5,912,340号 米国特許第5,455,166号 米国特許第7,282,328号 米国特許第4,943,522号 米国特許第7488578号 米国特許出願公開第2012−0015358号 米国特許第5,624,825号 米国再発行特許第39885号 米国特許第5,455,166号 米国特許第5,422,252号 米国特許第5,624,825号 米国特許第5,712,124号 米国特許第5,270,184号 米国特許第5,470,723号 米国特許第5,561,944号 米国特許第5,736.365号 米国特許第6,127,121号 米国特許第6,660,845号 米国特許第6683173号 米国特許第7045610号 米国特許第7751982号 米国特許第7,799,554号 米国特許第8,202,972号 米国特許出願公開第2010/057862号 米国特許出願公開第2011/0171649号 米国特許出願公開第2012/0244535号 PCT公開番号WO01/38584 PCT公開番号WO01/64958
Afonina et al., Single Nucleotide Polymorphism Detection with fluorescent MGB Eclipse Systems in A−Z of Quantitative PCR, Ed. S. A. Bustin, International University Line, La Jolla, CA, pages 718−731 and XII−XIII, 2004) Besnier and Kong, EMBO Reports, 21: 782−786 (2001) Ehses et al., J. Biochem. Biophys. Methods. 63:170−86 (2005). Eschenmoser et al, Helvetica Chimica Acta, 76: 2161−2183 (1993) Fran−Kamentskii. Artificial DNA; PNA & XNA, 2:1, 1−3 (2011) Molecular Cloning: a laboratory manual Niemz et al., Trends in Biotechnol., 29:240−250 (2011)) Nuovo, Diagn Mol Pathol. 9(4):195−202 (2000) M Panaccio and A Lew. PCR based diagnosis in the presence of 8% (v/v) blood. 核酸s Res., 19: 1151 (1991) Polley et al, J. Clin. Microbiol, 48:2866−2871 (2010) Ramirez et al, Nucl. Acids Res., 40:5560−8 (2012) Roberts et al., Nucl. Acids Res., 31: 418−420 (2003) Walker et al., NAR 20: 1691− 1695 (1992) Walker, PCR Methods and Applications, 3: 1−6 (1993) Walker et al., NAR 22: 2670 (1994) Walker et al., Clin. Chem., 42: 9−13 (1996) Walker et al., Clin. Chem., 42: 1604−8 (1996) Walker et al., NAR 24:349 (1996) Wang et al., Clin. Chem., 49: 1599 (2003) White, Handler and Smith, Principles of Biochemistry 5th Edition, McGraw−Hill Kogakush, Ltd, pages 192−197, 1993 Xu et al, PNAS 98: 12990−12995 (2001) Zheleznaya et al., Biochemistry (Mosc). 74:1457−66 (2009)
概要
本発明は、一般的に、dsDNA変性を要することなく、標的核酸増幅の利点を利用する、等温アッセイに関する。本発明の方法は、優れた特異的増幅と共に標的核酸の効率的な検出を可能にする。本発明は、特定の方法に従って設計されたプライマーが、予め変性することなく、標的特異的なプライマーの効率的なプライマー伸長増幅を可能にすることを予想外に明らかにした。一般的に、本発明は、生物学的サンプル(例えば、血液、鼻咽頭または喉のスワブ、創傷スワブ、または他の組織)を含むサンプル中のポリメラーゼプライマー伸長のための核酸標的の変性を要することのない、等温増幅のための方法(鎖置換型等温増幅(“iSDA”))、プライマーおよびプローブを提供する。核酸標的は、二本鎖でもよく、またはRSVウイルスのような一本鎖であってもよい。RNA標的は、一本鎖または二本鎖であってよい。
本明細書に記載の方法は、核酸標的を変性することなく、プライマー伸長を可能にするプライマーオリゴヌクレオチドを使用している。いくつかの例において、該プライマーは、安定性を改善するために、またはプライマーの自己会合を排除するために塩基を修飾されている。一態様において、修飾塩基は、プライマーの自己会合を制限するために使用されている。
特定の例では、プライマーは、5’−非相補的末端配列を含み、該末端配列はさらにニッキング酵素に特異的な配列を含む。
本明細書に記載の方法において、臨床標的(例えば、微生物または組織)を含むと疑われる生物学的サンプルまたは組織中に存在する核酸は、当技術分野で公知の方法で抽出される。標的核酸は変性されることなく増幅され、検出される。さらに具体的には、標的特異的プライマーは、標的に特異的な配列および標的ではない相補的な5’−末端配列を含み、その相補的配列にハイブリダイズした時に、末端配列がニッキング酵素に特異的な配列を含む。少なくとも1回の増幅サイクルが、第二の増幅サイクル中に鎖置換を可能にするニック挿入部位を含む二本鎖アンプリコンを提供する。増幅された核酸は、蛍光共鳴エネルギー(“FRET”)、放射性標識、側方流動、酵素標識などを含む、当技術分野の種々の方法により検出され得る。
本明細書に記載の方法はまた、二本鎖DNA標的を変性することなく、少なくとも1回の増幅サイクルでの増幅を可能にするプライマーを設計するための方法を含む。
特定の方法においては、本明細書の方法は、側方流動によるiSDAまたはRT−iSDA増幅標的の検出を含む。
当業者は、本明細書に記載の増幅方法が、他の方法と組み合わせて実行可能であることを理解し得る。一態様において、米国特許出願公開第2009/0092967号に記載の増幅方法は、本明細書に記載の方法と組み合わせることができる。
本明細書の記載は、個体由来の生物学的サンプルにおいて核酸配列を特異的に検出するための等温増幅方法を提供する。本明細書はまた、特定のゲノム核酸配列の特徴的ヌクレオチド配列を含む、オリゴヌクレオチドプライマーおよびプローブを記載する。本方法は、増幅前の変性工程なしに等温増幅を行うことを含む。増幅工程は、特定のゲノム核酸標的が存在する場合に、増幅産物(複数可)を生成するためにサンプル核酸をプライマー対と接触させる工程を含む。好ましいプライマーは、特定の標的遺伝子の特定の領域を標的とする。好ましいプライマーの各々は、標的に非相補的な5’−オリゴヌクレオチド末端配列を有し、ここで、該非相補的末端配列は、相補的配列にハイブリダイズするとき、ニッキング酵素切断部位を含む配列を含む。オリゴヌクレオチドプローブは、直接的または間接的に増幅された標的を検出する。好ましいオリゴヌクレオチドプローブは、その相補的に増幅された標的へのハイブリダイゼーションにより蛍光を発する、5’−マイナーグルーブバインダー−フルオロフォア−オリゴヌクレオチド−クエンチャー−3’複合体である。いくつかの態様において、1個またはそれ以上のプライマーが標識されている。いくつかの態様において、二本鎖結合蛍光色素が用いられる。いくつかの態様において、1個またはそれ以上のバンパーオリゴヌクレオチドが提供される。いくつかの態様において、プローブ(複数可)が含まれない。いくつかの態様において、増幅された標的は、固体支持体または膜上に捕捉され、標識されたプローブにより検出される。いくつかの態様において、プライマー濃度は、異なる濃度で存在する。いくつかの態様において、インターナルコントロール(IC)が提供される。
図1は、固体支持体上に固定化されたpDNAによるiSDA増幅されたアンプリコンのデュアルキャプチャおよび検出の例を図示する。 図2は、プレアデス(Pleiades)プローブを利用した蛍光検出を用いる、異なる濃度のldh1遺伝子のリアルタイム iSDA 増幅の例を示す。 図3は、図1で示した方法を用いる、ldh1 iSDA増幅されたアンプリコンの側方流動比色検出の例を示す。 図4は、プレアデス(Pleiades)プローブを利用した蛍光検出を用いる、2つの異なるmecA上に設計されたアッセイのリアルタイムiSDAの例を示す。 図5は、異なるポリメラーゼを用いるリアルタイム iSDA 増幅の例を示す。 図6は、Nt.AlwI切断(ニッキング)部位を含むPCR増幅された標的上のNt.AlwIの評価のゲル分析の例を示す。 図7は、iSDA biplexにより増幅されたldh1およびIC アンプリコンの側方流動検出の例を示す。 図8は、相補的および非相補的配列を含むプライマーの概略図を示す。 図9は、黄色ブドウ球菌および表皮ブドウ球菌のldh1遺伝子のプローブ特異的iSDA検出と判別を示す。 図10は、5つの異なる抽出方法を用いて抽出された黄色ブドウ球菌の核酸の特異的リアルタイム iSDA 増幅を示す。 図11は、本発明の鎖置換型等温増幅法での使用に最適化されたプライマーおよびプローブを用いる増幅と、常套のプライマーおよびプローブを用いる増幅とを比較した増幅反応の結果を示す。 図12は、リアルタイム蛍光検出および増幅後 側方流動検出の両方を用いる、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)の抽出されたRNA核酸の特異的逆転写酵素−iSDA(RT−iSDA)増幅を示す。 図13は、天然および変性された熱帯熱マラリア原虫DNAのリアルタイム iSDA 増幅を示す。
参照態様の詳細な説明
I.概要
一般に、本明細書の開示は、ポリメラーゼ鎖置換型増幅(“iSDA”)のための二本鎖核酸標的の、変性することのない、等温増幅および検出のための方法、プライマーおよびプローブを提供する。該開示された方法および組成物は、臨床的に関連する標的レベルの検出を可能とする、高い感受性、特異性およびスピードを備えて、核酸標的に高度に特異的である。該方法および組成物は、生物学的サンプル中での核酸標的の増幅または検出に容易に用いることができる。
Ehsesら(J. Biochem. Biophys. Methods. 63:170−86 (2005)、引用により本明細書中に包含される)によると、プライマーは、とりわけ、より長いインキュベーション時間および低濃度の初期のテンプレートDNAについて、予測不可能な副生成物の蓄積を最小限にするのを可能にする配列を同定し、分析する、Vienna Foldingパッケージ (tbi.univie.ac.at./ivo/RNA/)を用いて設計され得る。より具体的には、Vienna Foldingパッケージは、ハイブリダイゼーション反応の最小自由エネルギーの計算に基づいてプライマーの二次構造を予測し、別のDNA/DNA二重鎖構造の確率を計算する、ソフトウェア製品である。Vienna Foldingパッケージのようなソフトウェアを用いて設計されたプライマーは、改善されたハイブリダイゼーションのストリンジェンシーを有し、それ故に、標的配列の効率的な伸長を可能にすると考えられる。そして、選択されたプライマーのTは、Eclipse Designソフトウェア2.3のような好ましいソフトウェアパッケージを用いて計算することにより調整され得る(Afonina et al., Single Nucleotide Polymorphism Detection with fluorescent MGB Eclipse Systems in A−Z of Quantitative PCR, Ed. S. A. Bustin, International University Line, La Jolla, CA, pages 718−731 および XII−XIII, 2004;また、米国特許第6683173号および同第7751982号を参照のこと)。該ソフトウェアは、隣接する塩基対毎に二重鎖形成時の熱力学のための最近傍モデルを適用したアルゴリズムを用いて二重鎖安定性を計算することにより、最適な伸長のためのプライマーのTmを調整する。各最近傍熱力学的パラメーターは、2個の対応する隣接する塩基対の熱力学的寄与を定義する。その後、好適な二重鎖安定性を有する好ましいオリゴヌクレオチドプライマー配列が選択される。該プライマーはまた、必要であるか、または所望であれば、修飾塩基を含むように設計されてよい(米国特許第7,045,610号;同第6,127,121号;同第6,660,845;同第5,912,340号および米国特許出願公開第2010/057862号、それらは全て引用により本明細書中に包含される)。プローブまたはMGBプローブの場合において、同様のソフトウェアパッケージ(例えば、Eclipse Designソフトウェア2.3)を使用することができる。
II.定義
本明細書で用いる用語“サンプル”は、標的配列を包含すると考えられる任意の供給源サンプルを意味する。これらのサンプルは、本明細書に記載の方法により試験され得る。サンプルは、実験室起源であるか、または実験室外起源であってよい。サンプルは、緩衝液、抽出液、溶媒などのような液体中に懸濁または溶解されていてよい。サンプルにはまた、植物、動物およびヒト組織または全血、血液画分、血清、血漿、脳脊髄液、リンパ液、母乳、尿、呼吸器、腸管および尿生殖路の種々の外分泌物、涙、ならびに唾液のような体液のような生物学的サンプル;および、細胞抽出物、細胞培養上清、固定組織標本、および固定細胞試料のような生物学的液体が含まれる。サンプルは、鼻咽頭または喉スワブ、便、創傷または直腸スワブを含む。生物学的サンプルはまた、生検および剖検サンプルのような組織切片または組織学的目的のために採取された凍結切片も含んでよい。生物学的サンプルは、例えば、ヒトを含む任意の動物から得られる。生物学的サンプルは、ヒトにおいて疾患を引き起こすウイルス、細菌、または真菌のような微生物を含む、ヒトおよび動物の病原体を含み得る。生物学的サンプルはさらに、遺伝子突然変異した代謝性障害の産物も含み得る。
用語“フラッププライマー”または“オーバーハングプライマー”は、標的核酸配列に相補的ではない5’−配列セグメントを含むプライマーを意味し、ここで、該末端配列は、ニッキング酵素特異的配列および標的核酸配列に相補的な3−’配列セグメントをさらに含む。フラッププライマーは、標的核酸配列のプライマー伸長または増幅に好適である。該プライマーは、1つまたはそれ以上の非相補的なまたは修飾されたヌクレオチド(例えば、引用により本明細書に包含される、米国特許第7,045,610号に記載のピラゾロピリミジン)を、例えば、5’−末端を含む任意の位置に含んでいてよい。
用語“等温鎖置換型増幅”(“iSDA”)は、標的核酸配列に非相補的な5’−配列セグメントを含むプライマーを用いるプライマー伸長を意味し、ここで、該末端配列は、ニッキング酵素特異的配列および標的核酸配列に相補的な3’−配列セグメントをさらに含んでいてよい。
用語“蛍光発生プローブ”は、a)結合したマイナーグルーブバインダー、フルオロフォア、およびクエンチャーを有するオリゴヌクレオチド、b)結合したフルオロフォア、およびクエンチャーを有するオリゴヌクレオチド、c)結合したマイナーグルーブバインダー、およびフルオロフォアを有するオリゴヌクレオチド、d)結合したフルオロフォアおよびクエンチャーを有するオリゴヌクレオチド、e)結合したフルオロフォアを有するオリゴヌクレオチド、またはf)DNA結合試薬のいずれかを意味する。プローブは、例えば、5’末端を含む任意の位置に、1つまたはそれ以上の非相補的または修飾ヌクレオチド(例えば、米国特許第7,045,610号に記載のピラゾロピリミジン)を含んでいてよい。いくつかの態様において、フルオロフォアは、修飾ヌクレオチドに結合されている。いくつかの態様において、プローブは、切断されて蛍光シグナルを生じる。
好ましくは、修飾塩基は、天然塩基のみからなるプローブと比較して、プローブ−標的配列の二本鎖の熱安定性を増大させる(すなわち、標的配列と二本鎖を形成したプローブのハイブリダイゼーション融解温度を上昇させる)。修飾塩基は、天然塩基のみと比較して、プローブおよびプライマーの自己会合を低減させる。修飾塩基には、天然に生じる修飾塩基および合成修飾塩基ならびに主要塩基の類縁体、例えば、ヒポキサンチン、2−アミノアデニン、2−チオウラシル、2−チオチミン、イノシン、5−N−エテノシトシン、4−アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジンおよび6−アミノ−4−ヒドロキシ−[3,4−d]ピリミジンが含まれる。標的配列に結合する核酸を含むプローブのハイブリダイゼーションに適合する任意の修飾ヌクレオチドまたはヌクレオチド類縁体が、修飾ヌクレオチドまたはヌクレオチド類縁体自体が塩基対形成に関与しないか、または天然に存在するヌクレオチドと比較して塩基対形成特性を変更する場合であっても、有用である。修飾塩基の例は、米国特許番号第7,045,610号;同第5,824,796号;同第6,127,121号;同第5,912,340号;およびPCT国際公開公報 WO01/38584;WO01/64958(これらは各々、引用によりその全体を本明細書中に包含される)に記載されている。好ましい修飾塩基には、ウリジンに対して、5−ヒドロキシブチニルウリジン;アデニンに対して、4−(4,6−ジアミノ−H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−ブト−3−イン−1−オール、4−アミノ−H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、および4−アミノ−H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;チミンに対して、5−(4−ヒドロキシ−ブト−1−イニル)−1H−ピリミジン−2,4−ジオン;ならびに、グアニンに対して、6−アミノ−H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オンが含まれる。特に好ましい修飾塩基には、“Super A(登録商標):4−(4,6−ジアミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−ブト−3−イン−1−オール”、“Super G(登録商標):4−ヒドロキシ−6−アミノピラゾロピリミジン”(www.elitechgroup.com)および“Super T(登録商標):5−(4−ヒドロキシ−ブト−1−イニル)−1H−ピリミジン−2,4−ジオン”が含まれる。ユニバーサル塩基として“Super−D(商標):3−アルキニルピラゾロピリミジン”類縁体が、引用により本明細書に包含される米国特許出願番号第2012/0244535号に記載されている。
用語“蛍光ラベル”または“フルオロフォア”は、約400nmから約900nmの間に蛍光発光極大を有する化合物を意味する。これらの化合物には、括弧内のナノメートル(nm)での発光極大を有するもの、Cy2(商標)(506)、GFP(Red Shifted)(507)、YO−PRO(商標)−1(509)、YOYO(商標)−1(509)、カルセイン(517)、FITC(518)、FluorX(商標)(519)、Alexa(商標)(520)、ローダミン110(520)、5−FAM(522)、オレゴングリーン(商標)500(522)、オレゴングリーン(商標)488(524)、RiboGreen(商標)(525)、ローダミングリーン(商標)(527)、ローダミン123(529)、マグネシウムグリーン(商標)(531)、カルシウムグリーン(商標)(533)、TO−PRO(商標)−1(533)、TOTO(登録商標)−1(533)、JOE(548)、BODIPY(登録商標)530/550(550)、Dil(565)、BODIPY(登録商標)558/568(568)、BODIPY(登録商標)564/570(570)、Cy3(商標)(570)、Alexa(商標)546(570)、TRITC(572)、マグネシウムオレンジ(商標)(575)、フィコエリスリンR&B(575)、ローダミンファロイジン(575)、カルシウムオレンジ(商標)(576)、ピロニンY(580)、ローダミンB(580)、TAMRA(582)、ローダミンレッド(商標)(590)、Cy3.5(商標)(596)、ROX(608)、カルシウムクリムソン(商標)(615)、Alexa(商標)594(615)、Texas Red(登録商標)(615)、ナイルレッド(628)、YO−PRO(商標)−3(631)、YOYO(商標)−3(631)、R−フィコシアニン(642)、C−フィコシアニン(648)、TO−PRO(商標)−3(660)、TOTO(登録商標)−3(660)、DiD DilC(5)(665)、Cy5(商標)(670)、チアジカルボシアニン(671)、およびCy5.5(694)が含まれる。さらなるフルオロフォアが、PCT国際特許公開番号 WO03/023357および米国特許第7,671,218号に記載されている。これらのおよび他の好適な色素クラスの例は、Haugland et al., Handbook of Fluorescent Probes and Research Chemicals, Sixth Ed., Molecular Probes, Eugene, Ore. (1996);米国特許第3,194,805号;同第3,128,179号;同第5,187,288号;同第5,188,934号;同第5,227,487号;同第5,248,782号;同第5,304,645号;同第5,433,896号;同第5,442,045号;同第5,556,959号;同第5,583,236号;同第5,808,044号;同第5,852,191号;同第5,986,086号;同第6,020,481号;同第6,162,931号;同第6,180,295号;および、同第6,221,604号;欧州特許第1408366号;Smith et al., J. Chem. Soc. Perkin Trans. 2:1195−1204 (1993); Whitaker, et al., Anal. Biochem. 207:267−279 (1992); Krasoviskii and Bolotin, Organic Luminescent Materials, VCH Publishers, NY. (1988); Zolliger, Color Chemistry, 2nd Edition, VCH Publishers, NY. (1991); Hirschberg et al., Biochemistry 37:10381−10385 (1998); Fieser and Fieser, REAGENTS FOR ORGANIG SYNTHESIS, Volumes 1 to 17, Wiley, US (1995); ならびに Geiger et al., Nature 359:859−861 (1992)に見出され得る。さらに他の色素が、www.zeiss.comなどのオンラインサイトから提供される。ホスホン酸色素は、共有の米国特許第7,671,218号および同第7,767,834号に記載されている。
クエンチャーおよびフルオロフォア対の選択ならびにオリゴヌクレオチドへのそれらの結合について、当該技術分野におけるガイドラインが多数ある(Haugland、1996;米国特許第3,996,345号および同第4,351,760号など)。好ましいクエンチャーが、引用により本明細書中に包含される米国特許第6,727,356号に記載されている。他のクエンチャーには、ビスアゾクエンチャー(米国特許第6,790,945号)およびBiosearch Technologies, Inc.社からの色素(Black Hole(商標)クエンチャー:BH−1、BH−2およびBH−3クエンチャーとして提供される)、Dabcyl、TAMRAおよびカルボキシテトラメチル ローダミンが含まれる。
用語“リンカー”は、分子の種々の部分を組み立てるため、または固体支持体、表面もしくは膜に分子(または、その一部)を共有結合させるために用いられる部分を意味する。典型的に、リンカーまたは連結基は、本明細書に記載のおよび本発明で用いる複合体のリガンドまたは構成成分中の官能基(例えば、フルオロフォア、オリゴヌクレオチド、マイナーグルーブ(副溝)バインダー、またはクエンチャー)と相互作用するために、および共有結合を形成するために使用される官能基を有する。連結基上の官能基(他の構成成分と相互作用する前)の例には、−NH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−OH、および−SHが含まれる。連結基はまた、複合体に他の基(例えば、ホスホラミダイト部分など)を結合する分子の一部でもある。さらに、リンカーは、直鎖もしくは非環式部分、環式部分、芳香環、およびそれらの組み合わせを含み得る。
用語“固体支持体”は、例えば、ガラス、孔径制御多孔質ガラス(controlled pore glass)、高分子材料、ポリスチレン、ビーズ、被覆ガラスなどを含む、オリゴヌクレオチドの結合に適合する何らかの支持体を意味する。
側方流動アッセイ技術は、当該技術分野で周知であり、多孔質ペーパーまたは焼結ポリマーのストリップ上で行われる。例えば、米国特許第6,485,982号、同第7,799,554号、および同第7,901,623号を参照のこと。
本明細書中、略語 MGB、FL、Q、CPG、およびODNは、それぞれ“マイナーグルーブバインダー”、“蛍光ラベル”または“フルオロフォア”、“クエンチャー”、“多孔質ガラスビーズ”(固体支持体の一例として)、および“オリゴヌクレオチド”部分または分子を意味し、これらは文脈上明らかである。用語“プローブ”および“複合体”は互換的に用いられ、結合するマイナーグルーブバインダー、フルオロフォア、およびクエンチャーを有するオリゴヌクレオチドを意味する。
用語“オリゴヌクレオチド”、“核酸”および“ポリヌクレオチド”は、本明細書中、互換的に用いられる。これらの用語は、核酸、ヌクレオチド、または一本鎖もしくは二本鎖形態でのそれらのポリマー、例えば、DNA、RNA、天然ヌクレオチドの類縁体、およびそれらのハイブリッドを含む化合物を意味する。該用語には、修飾されたかまたは天然に存在しないヌクレオチドを含むポリマー、またはNielsen et al., Science, 254:1497−1500 (1991)に記載のペプチド核酸、Bolli et al., Nucleic Acids Res., 24:4660−4667 (1996)に記載のビシクロDNAオリゴマー、および関連する構造体を含むが、これらに限定されない、DNAもしくはRNAへの安定な塩基対形成が可能なポリマーの他のタイプが含まれる。他に特記されない限り、該用語は、天然に存在するヌクレオチドと同様の方法で核酸にハイブリダイズする天然ヌクレオチドの既知の類縁体を包含する。そのような類縁体の例には、ホスホロチオエート、ホスホラミデート(phosphoramidate)、メチルホスホネート、キラル−メチルホスホネート、2−O−メチルリボヌクレオチド、およびペプチド−核酸(PNA)が含まれるが、これらに限定されない。“サブ配列”または“セグメント”は、ヌクレオチドのより長い配列の一部を含むヌクレオチドの配列を意味する。いくつかの態様において、ヌクレオチドは、天然に存在するDNAまたはRNA以外のヌクレオチドに対して優先的な結合を示す天然ヌクレオチドの類縁体を含んでいてよく、かかるヌクレオチドの例は、pDNAである(Eschenmoser et al, Helvetica Chimica Acta, “Why Pentose− and Hexose−Nucleic Acids?”, pp. 76: 2161−2183 (1993))。
用語“ニッキング酵素(または、ニッキングエンドヌクレアーゼ)”は、ニック形成部位として知られている特異的に認識されるヌクレオチド配列において、二本鎖DNAの一方の鎖を切断する酵素を意味する。かかる酵素は、二本鎖DNAの一方の鎖のみを、切断するというよりむしろ“ニックを形成”して、DNA分子を生成する。これらのニッキング酵素には、N.AlwI、Nb.BbvCl、Nt.BbvCl、Nb.BsmI、Nt.BsmAI、Nt.BspQI、Nb.BsrDI、Nt.BstNBI、Nb.BstsCI、Nt.CviPII、Nb.Bpu10I、Nt.Bpu10IおよびNt.Bst9Iが含まれ、これらはそれぞれ、www.neb.com、www.fermentas.comおよびwww.sibenzyme.comより市販されている。New England Biolabs社のREBASEのウェブサイト(rebase.neb.com/cgi-bin/azlist-nick)は、917のニッキング酵素を列記している。制限エンドヌクレアーゼに基づく人工的なニッキングエンドヌクレアーゼの設計が、Zheleznayaらの、Biochemistry (Mosc). 74:1457−66 (2009)で検討され、それは引用により本明細書中に包含される。“ニッキング酵素”はまた、二本鎖DNAの一方の鎖を切断する人工的に作製された酵素、例えば、ジンクフィンガーヌクレアーゼを含む。
用語“側方流動”は、アッセイ基質として使用される非吸収性側方流動が可能な多孔質膜を記載する。結合対のメンバーは、基板内に定義されたインジケータ領域に固定される。サンプルは、標識ゾーンから離れた位置に適用され、該ゾーンを通って横方向に流れることが許されている。サンプル中の任意の分析物が、固定化された特異的結合メンバーによって錯体形成し、検出される。免疫結合対を利用する側方流動が、当技術分野でよく知られている(US4,943,522)。DNA結合対を用いる側方流動が、US7488578に記載されている。pDNA結合対は、共有の米国特許出願第2012−0015358A1号に記載されている。ビオチン−ストレプトアビジン親和性対は、当技術分野で周知であり、市販されている。ストレプトアビジン被覆された標識は、共有結合または吸着結合したストレプトアビジンまたは他のビオチン結合種であってもよく、該標識は、蛍光または可視色素を添加したポリスチレンナノ粒子、カーボンブラックナノ粒子、金属コロイド、または蛍光、放射線、磁気により、もしくは視覚的に検出可能な他の種であってもよい。側方流動用緩衝液は、界面活性剤、タンパク質、界面活性剤、および塩を含む水性懸濁液であり得る。側方流動ストリップは、ニトロセルロース、修飾ニトロセルロース、ポリエーテルスルホン、セルロース、ガラス繊維、ポリフッ化ビニリデン、またはナイロンからなる多孔質マトリックスであってもよい。側方流動ストリップは、iSDA反応生成物に特異的な親和性の対からなる少なくとも1つの検出領域を有する。
本明細書に記載の方法の実施は、他に特記しない限り、当技術分野の技術内であるような、有機化学、生化学、オリゴヌクレオチド合成および修飾、バイオコンジュゲート化学、核酸ハイブリダイゼーション、分子生物学、微生物学、遺伝学、組み換えDNA、および関連分野における常套技術を用い得る。これらの技術は、文献に十分に説明されている。例えば、Sambrook, Fritsch & Maniatis, MOLECULAR CLONING: A LABORATORY MANUAL, Second Edition, Cold Spring Harbor Laboratory Press (1989); Ausubel, et al., CURRENT PROTOCOLS IN MOLECULAR BIOLOGY, John Wiley & Sons (1987, 1988, 1989, 1990, 1991, 1992, 1993, 1994, 1995, 1996); Gait (ed.), OLIGONUCLEOTIDE SYNTHESIS: A PRACTICAL APPROACH, IRL Press (1984);および、Eckstein (ed.), OLIGONUCLEOTIDES AND ANALOGUES: A PRACTICAL APPROACH, IRL Press (1991)を参照のこと。
III.説明
一面において、本明細書は、個体からの生物学的サンプル中の核酸配列を特異的に検出するための等温方法を提供する。等温方法は、室温で、または約40℃から約65℃で、またはより好ましくは、約45℃から約55℃で、完全に行われ得る。本明細書はまた、特定のゲノム核酸配列の特徴的ヌクレオチド配列を含むオリゴヌクレオチドプライマーおよびプローブを提供する。この方法は、増幅の前に変性工程なしに等温増幅を行うことを含む。増幅工程は、特定のゲノム核酸標的が存在する場合に、サンプル核酸をプライマー対と接触させて増幅産物を生成することを含む。プライマー“a−b”は、相補的配列にハイブリダイズしたとき、相補的配列“b”、および非相補的ニッキング酵素認識配列部位“a”を含む(図8)。プライマーa−bはさらに、特異的ハイブリダイゼーションおよび効率的な伸長のための自由エネルギー最小化により選択された配列を含む。プライマーは、熱変性することなく増幅を可能にする特定の標的遺伝子の特定の領域を標的とする。バンパープライマーは、鎖置換によって標的特異的な一本鎖DNAの新規に合成されたアンプリコンを生成するために、フラッププライマーの5’−末端の上流にハイブリダイズする(Nuovo GJ, .Diagn Mol Pathol. 2000 Dec;9(4):195−202.)。オリゴヌクレオチドプローブは、直接的または間接的に増幅された標的を検出する。好ましいオリゴヌクレオチドプローブは、5’−マイナーグルーブバインダー−フルオロフォア−オリゴヌクレオチド−クエンチャー−3’複合体であり、その相補的な増幅された標的へのハイブリダイゼーションにより蛍光を発する。
いくつかの態様において、プローブ(複数可)は除かれている。いくつかの態様において、増幅された標的は、固体支持体、表面または膜上に捕捉され、標識されたプローブにより検出される。いくつかの態様において、プライマー濃度は、異なる濃度で存在する。いくつかの態様において、インターナルコントロールが提供される。
特定の態様において、ヒト、動物、および/または植物病源体の核酸が増幅され、検出される。
別の態様において、増幅された標的核酸はRNAであり、この方法は逆転写酵素の工程をさらに含む。
別の面において、5’−非相補的配列は、ニック挿入部位の配列を含む。好適なニック挿入部位を有する任意の酵素を使用することができるが、好ましいニッキング酵素認識配列は、N.Alw I, Nb.BbvCl, Nt.BbvCl, Nb.BsmI, Nt.BsmAI, Nt.BspQI, Nb.BsrDI, Nt.BstNBI, Nb.BstsCI, Nt.CviPII, Nb.Bpu10I, Nt.Bpu10I および Nt.Bst9I, Nb.Mva1269I ならびにエンドヌクレアーゼVから選択される。
別の態様において、相補的プライマー配列は、熱変性または化学的変性を必要としないエンドヌクレアーゼV(“Endo V”)切断部位を有する配列を含み、より完全には、Endo V−ベースの増幅プライマーを記載し、引用により本明細書中に包含される、米国特許第8,202,972号または米国特許出願公開番号2011/0171649に記載されている。より具体的には、エンドヌクレアーゼVは、イノシンなどの脱アミノ化修飾塩基を含むDNAオリゴヌクレオチドを認識する修復酵素である。Endo Vは、イノシンなどの修飾塩基への3’側の第二または第三リン酸ジエステル結合を切断する。米国特許第8,202,972号は、3’末端の末端塩基に隣接するイノシンを含むフォワードおよびリバースプライマーを拡張するエンドヌクレアーゼVに基づく増幅方法を記載している。増幅の第二の工程にて、Endo Vは、同じ鎖におけるイノシンへの3’側の第二または第三リン酸ジエステル結合を切断する。ニックの3’−ヒドロキシルは、鋳型指示様式(template−directed manner)でDNAポリメラーゼによって伸長される。プライマー対を含むイノシンの5’末端の上流に相補的なネステッドプライマー対のシリーズを用いて、伸長産物シリーズが生成される。米国特許第8,202,972号は、“標的dsDNAは、熱変性、化学的変性、または熱変性および化学的変性の両方の変性をされてもよい”ことを、必要とする。
実施例
以下の実施例は、本明細書に記載の目的を説明するために提供され、それに限定されるものではない。
これらの実施例において、iSDAは、全量20μL(モノ試薬)中、終濃度 3.75mM MgSO、50mM KHPO pH7.6、250nM フォワードプライマー、1μM リバースプライマー、50nM バンパーオリゴヌクレオチド、200nM プローブ、0.2mM dNTP、40μg/mL BSA、10ng ゲノムDNA、4U N.BbvC1Bおよび3.6U Bst DNAポリメラーゼを用いて行われた。20μLのモノ試薬を、10μLのサンプル核酸を含む96ウェルPCRプレートに添加した。サンプル核酸は、NucliSENSE easyMAG抽出試薬(Biomerieux, l’Etoile, France)を用いて、easyMagで抽出することにより得られた。プレートを、MicroAmp(登録商標)光学接着フィルム(Applied Biosystems, Foster City, CA)で密封後、ウェルプレートの底部のアッセイ溶液を集めるために遠心した。その後、アッセイを、48℃にて30分間、ABI 7500 DX Fast Block リアルタイムPCR装置で行った。
実施例1
本実施例は、培養した黄色ブドウ球菌亜種COL(gi|57650036:262250−263203)由来のeasyMag抽出された核酸からのldh1遺伝子の変性のない効率的なiSDA増幅を示す。プライマー、バンパーおよびプローブ配列を表1に示す。
以下の表1は、iSDA増幅のためのldh1オリゴヌクレオチド配列を示している。下線を付した配列は、N.BbvC1Bためのニック挿入部位を示す。大文字の配列は、ldh1特異的であり、5’−末端の小文字の配列は、ldh1標的に非相補的であり、そしてpDNA配列は、括弧内に示されている。Q14は、ヘキサエチレングリコールリンカーであり、MGBは、DPIマイナーグルーブバインダーであり、FAMは、フルオレセインであり、そしてEDQは、Eclipse(登録商標)ダーククエンチャーである(クエンチング範囲390−625nm、最大吸収522nm、Epoch Biosciences, Inc., Bothell, WA)。
オリゴヌクレオチド1から5を用いるリアルタイム iSDA増幅を、1反応当たり10から500コピーの範囲の標的濃度で上記の通りに行った。結果を図2に示す。
側方流動:
図1に概略的に示され、図3に結果が示される通り、プローブ3が側方流動形式で捕捉および検出を可能にするプローブ6および7に置き換えられること以外、同様のiSDA増幅を行った。一旦、iSDA反応が完了すると、2μLの産物を、ストレプトアビジンでコーティングしたラベルおよびHF135ニトロセルロース(Millipore)上で側方流動アッセイを行うための緩衝液の容量を含むウェルに等分し、その後、側方流動ストリップをウェルに加えた。一例において、2μLのiSDA ldh1反応混合物を、調製物(formulation) 15mM HEPES(pH8)、1% トライトンX−100、0.5% BSA、400mM NaCl、0.05% NaN、および100ng/μL ストレプトアビジンでコーティングした直径300nmの青色染色したポリスチレン系ナノ粒子(Seradyn)を含む100μLの側方流動緩衝液中に希釈した。次いで、希釈された産物に、pDNA捕捉プローブ6に相補的な固定化されたpDNAオリゴを含む、ニトロセルロースストリップ、4x25mm、を添加した。pDNAが、120pmol/cmの濃度および約1mmの線幅で架橋されたポリチミジンテールを介して固定化された。ポジティブな結果が、肉眼で容易に観察された(図3に示される通り)。
実施例2
本実施例は、変性することなく、iSDA増幅を可能にする、mecA遺伝子配列からのプライマーの設計の汎用性を示している。核酸は、培養された黄色ブドウ球菌亜種COLからeasyMag抽出された。設計1および2のプライマー、バンパーおよびプローブ配列を以下の表2に示す。pDNA配列は、括弧内に示される。
以下の表2は、mecA増幅のための設計1および2のオリゴヌクレオチド配列を示す。下線を付した配列は、Nt.BbvC1Bのためのニック挿入部位を示し、大文字の配列は、mecA特異的であり、5’−末端の小文字の配列は、mecA標的に非相補的であり、pDNA配列は、括弧内に示され、Aは、Super A(US7,045,610)であり、そしてQ14は、ヘキサエチレングリコールリンカーである。
実施例2に記載の方法と同様の方法で、プライマー、プローブおよびバンパーオリゴヌクレオチド(設計1、配列番号8−12、および設計2、配列番号15−18)を用いて、効率的リアルタイムiSDAを図4に示す通りに達成した。
実施例3
本実施例は、リアルタイムiSDA増幅における異なるポリメラーゼの使用を示している。iSDA増幅を、Bst DNAポリメラーゼ(バチルス・ステアロサーモフィルスDNAポリメラーゼの一部、New England BioLabs Inc., Ipswich, MA)またはBst2.0 WarmStart(バチルス・ステアロサーモフィルスDNAポリメラーゼIの試験管内で設計されたホモログ、New England BioLabs Inc.)のいずれかを用いて、上記の通りに行った。後者の酵素は、mecA標的を増幅し、45℃以上で活性である。結果を図5に示し、Bst2.0 WarmStart 酵素での良好な結果が示される。
実施例4
本実施例は、Nt.Alw1ニッキング酵素が、NtAlw1ニック挿入部位が設計されたPCRアンプリコンを正常に切断するが、それは、ldh1遺伝子がNtAlw1のための天然のニック挿入部位を含んでいるにもかかわらず、抽出されたゲノムDNAを切断しなかったことを示す。
以下の表3の配列は、PCRアンプリコンにニック挿入部位を組み込むために用いられた。ldh1特異的配列は、従来のPCR設計ソフトウェアで設計された。
以下の表3において、ldh1増幅のための設計3および4のオリゴヌクレオチド配列は、Eclipse 設計ソフトウェア 2.3を用いて作製された。下線を付した配列は、NtAlw1のためのニック挿入部位を示し、大文字の配列は、ldh1特異的であり、5’−末端の小文字の配列は、ldh1標的に非相補的である。
設計3および設計4のプライマーは、NtAlw1のためのニック挿入部位を含むPCRアンプリコンを生成するために用いられ、NtAlw1のためのニック挿入部位を含む便利な標的が得られる。PCRで生成されたアンプリコンを含むiSDAは、アガロースゲル上で分析され、結果が図6に示される。
実施例5
本実施例は、ldh1およびインターナルコントロール(“IC”)のiSDAバイプレキシング(bi-plexing)を示す。ICテンプレートは、プラスミドベクター内にナンセンスな非特異的標的DNA断片を含む。好ましくは、対照核酸は、以下の表4に示される配列を含む。
以下の表4において、ICの増幅のためのオリゴヌクレオチド配列は、iSDA増幅について上記の通りに、作製された。下線を付した配列は、Nt.BbvC1Bのためのニック挿入部位を表し、大文字の配列はIC特異的であり、そして5’−末端の小文字の配列は、IC標的に対して非相補的である。同じldh1プライマー、バンパー、捕捉および検出オリゴヌクレオチド(配列番号1、2、4−7、表1)を、ICを含むldh1のバイプレキシングのために用いた。ICプライマー、バンパー、捕捉および検出プローブの配列を表4に示す。
iSDA増幅を、ldh1およびICプライマーの両方の濃度が、制限プライマーについて250nMであり、過剰プライマーについて500nMであり、フォワードおよびリバースバンパープライマーが50nMであり、キメラpDNA−DNAプローブおよびビオチニル化プローブがそれぞれ200nMであること以外、上記の通りに行った。各標的希釈は、5000のIC2コピーを含んでいた。増幅反応を、48℃にて30分間インキュベーションして行い、その後、それを上記の通り側方流動分析により分析した。側方流動分析を図7に示し、この特定のアッセイについて、60コピーの検出下限を示している。
実施例6
この実施例は、黄色ブドウ球菌(BAA−1556、ATCC)および表皮ブドウ球菌(S.epidermidis)(12228、ATCC)のプローブ特異的iSDA検出ならびに判別を示す。
黄色ブドウ球菌および表皮ブドウ球菌(5x10cfu/mL)の培養物を、水浴ソニケーター(Branson 5510、Bransonic)中で10分間超音波処理した。粗溶解物を、実施例1に記載の方法に従って、5x10cfu/反応の濃度で、ldh1遺伝子についてアッセイした。黄色ブドウ球菌のみでのldh1遺伝子の効率的な特異的検出が、図9に示される。
実施例7
この実施例は、異なる方法で抽出される同じサンプルからの核酸のiSDA増幅を示す。
黄色ブドウ球菌サンプルを、以下の抽出方法を用いて抽出した。
a)シリカスピンカラムの有無下での、カオトロピック塩(8M 塩酸グアニジニウムまたは4M グアニジンチオシアネート)を用いる抽出。
細菌細胞(5x10cfu)を、Molecular Cloning: a laboratory manual(7−19頁、7−24頁)に記載の方法に従って抽出した。各抽出物からのDNAを200μLのTE緩衝液中に再懸濁し、2つの100μLアリコートに分けた。一方のアリコートをPCRおよびiSDA分析のために取り置き、別のアリコートを、製品の取り扱い説明書に従って、QIAmp DNA Mini キット(Qiagen)スピンカラム上で精製した。DNAを、100μLの溶出緩衝液中に溶出した。
b)エタノール沈殿後、フェノール/クロロホルム抽出(Molecular Cloning: a laboratory manual, App.E3-E4)。
c)水浴ソニケーター(Branson 5510、Bransonic)中で10分間の超音波処理。
d)室温にて、10%の終濃度のトライトンX100でインキュベーション後、エタノール沈殿。
異なる非変性DNA核酸画分の濃度は、リアルタイムldh1 PCRアッセイ(米国特許出願第13/479,557号に記載)により500コピー/反応で正規化された。図10に示すように、5つすべての抽出物は、サイクル9(9分)の辺りで実質的に同じシグナル結果を生じた。NTCは増幅を示さず、図示されていない。
実施例8
この実施例は、表5に示した従来の設計プライマーおよびプローブと比較して、本発明で設計されたプライマーおよびプローブでのldh1遺伝子のiSDA増幅を示している。
実施例1に記載の方法を用いて、表1および5に記載のldh1遺伝子に対するプライマーおよびバンパープライマーを試験し、ここでプライマーの両セットが、5x10から5x10の標的コピー/反応の範囲の標的濃度を有した。増幅反応を、図11AおよびBに示す通り、アガロースゲル電気泳動により分析した。図11AおよびB中の矢印は、アンプリコンの増幅産物を示す。図11Aに示される通り、本明細書に記載のプライマーでの増幅は、3つの濃度の全てで顕著な増幅を示し、一方、従来の設計プライマーは、少ない増幅を示した。
実施例9
本実施例は、RSV核酸の1ステップRT−iSDA増幅を示す。RT−iSDAは、8U WarmStart Bst ポリメラーゼをBst ポリメラーゼの代わりに用い、8U Nt.BbvC1 ニッキング酵素を10μL反応物当たりに用いたこと以外、段落番号0044に記載のiSDAの終濃度と同じ濃度を用いる。また、反応混合物は、10μL/反応当たり、10U RNA阻害剤(Life Technologies)、0.5μL オムニスクリプト逆転写酵素(Qiagne)、テンプレートRNAおよび1μg BSAを含む。反応混合物を、図12aに示す通り、49℃で25分間、リアルタイム検出後、図12bに示す通り、側方流動検出した。プライマー、バンパープライマーおよびプローブを、以下の表6に示す。T=Super Tであり、他の略語は、上記の通りである。側方流動膜は、pDNAのテストライン(架橋ポリチミジンテールにより固定)およびフロー制御としてのBSA−ビオチンラインを有する。
実施例10
本実施例は、天然および変性の熱帯熱マラリア原虫ゲノムDNAのiSDA増幅を示す。プライマーおよびプローブは、ミトコンドリアDNAを標的として用いて設計され(Polley et.al,. J. Clin. Microbiol, 48:2866−2871 (2010))、以下の表7に示される。熱帯熱マラリア原虫、NF54株からの抽出およびiSDA増幅は、上記の通りに行われた。図13Aは、天然および変性DNAについて、95℃にて5分間での、同一のリアルタイムiSDA増幅を示す。図13Bは、100および1000コピーでの天然DNAの増幅を示す。

Claims (23)

  1. (a)標的核酸配列を有するゲノム核酸を、
    フォワードプライマーおよびリバースプライマー、
    (ここで、フォワードプライマーは、式:A−Bを有し、式中、Bは、標的核酸配列に相補的なフォワードプライマーの一部を含み、Aは、標的核酸配列に非相補的なフォワードプライマーの一部およびフォワードニッキング酵素認識配列を含み、
    ここで、リバースプライマーは、式:A’−B’を有し、式中、B’は、標的核酸配列に相補的なフォワードプライマーの一部を含み、A’は、標的核酸配列に非相補的なリバースプライマーの一部およびリバースニッキング酵素認識配列を含み、
    そして、フォワードプライマーおよびリバースプライマーは、特異的ハイブリダイゼーションおよび効率的な伸長のためのソフトウェアによって最適化された配列を含む)、
    鎖置換活性を有するポリメラーゼ酵素、ならびに
    ニッキング酵素認識配列に特異的なニッキング酵素
    を含む増幅反応混合物と接触させ、
    (b)標的核酸の増幅に好適な増幅条件下で増幅反応混合物およびゲノム核酸をインキュベートして、増幅された標的核酸を生産し(ここで、該接触工程およびインキュベート工程は、約40℃から約65℃の温度で行われ、熱変性することなく標的核酸の増幅が生じる)、そして
    (c)増幅された標的核酸を検出する工程
    を含む、鎖置換型等温増幅法。
  2. 増幅反応混合物が、1個またはそれ以上のバンパーオリゴヌクレオチドをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. ゲノム核酸がRNAであり、増幅反応混合物が逆転写酵素をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. ゲノム核酸が二本鎖である、請求項1に記載の方法。
  5. 標的核酸配列が一本鎖である、請求項1に記載の方法。
  6. 増幅された標的核酸を検出する工程が、蛍光共鳴エネルギー(FRET)、放射性標識、側方流動、または酵素標識の使用を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 増幅された標的核酸を検出する工程が、増幅された標的核酸の少なくとも一部分にオリゴヌクレオチドプローブをハイブリダイズさせることを含む、請求項1に記載の方法。
  8. オリゴヌクレオチドプローブが蛍光発生プローブである、請求項6に記載の方法。
  9. オリゴヌクレオチドプローブが、マイナーグルーブバインダー(MGB)、フルオロフォア、およびクエンチャーを含む、請求項7に記載の方法。
  10. オリゴヌクレオチドプローブがFRETプローブである、請求項7に記載の方法。
  11. 増幅された標的核酸へのハイブリダイゼーションが起こるときに、オリゴヌクレオチドプローブが蛍光を発する、請求項7に記載の方法。
  12. オリゴヌクレオチドプローブが切断されて、蛍光シグナルを生じる、請求項7に記載の方法。
  13. 増幅された標的核酸を検出する工程が側方流動を用いることを含む、請求項1に記載の方法。
  14. フォワードプライマーおよびリバースプライマーの少なくとも一方が蛍光標識を含む、請求項1に記載の方法。
  15. 増幅された標的核酸を検出する工程が、固体支持体に増幅された標的核酸を結合させ、蛍光標識を有するオリゴヌクレオチドプローブを含む増幅された標的核酸を検出することを含む、請求項1に記載の方法。
  16. 増幅反応混合物が、インターナルコントロールをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  17. ソフトウェアが、Vienna Folding Packageを含む、請求項1に記載の方法。
  18. ソフトウェアが、各隣接塩基対についての二本鎖形成時の熱力学のための最近傍モデルを適用したアルゴリズムを用いて二本鎖安定性を計算することにより、フォワードプライマーおよびリバースプライマーのTを調製するためのソフトウェアを含む、請求項1に記載の方法。
  19. フォワードプライマーおよびリバースプライマーが、増幅反応混合物中に異なる濃度で存在する、請求項1に記載の方法。
  20. フォワードプライマーおよびリバースプライマーの少なくとも一方が、少なくとも1個の修飾塩基で置換されている、請求項1に記載の方法。
  21. フォワードニッキング酵素認識配列およびリバースニッキング酵素認識配列の少なくとも一方が、エンドヌクレアーゼVのための切断部位を含む、請求項1に記載の方法。
  22. 接触工程およびインキュベート工程が、約45℃から約55℃の温度で行われる、請求項1に記載の方法。
  23. A’が、切断部位のための配列を含む、請求項1に記載の方法。
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