JP2016510419A - エアクッション動作感知装置および方法 - Google Patents

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Abstract

エアクッション動作感知装置を提供する。本発明のエアクッション動作感知装置は、内部に空気が充填されており、内側面に複数のパターンが配列されているエアクッションと、前記エアクッションの内部の空気圧を感知し、該当する空気圧感知信号を出力する空気圧感知部と、前記エアクッションの内部の温度を感知し、該当する温度感知信号を出力する温度感知部と、前記エアクッションの下部に位置して前記複数のパターンを撮影し、撮影された各パターンに対するパターン映像を出力する撮影部と、前記空気圧感知部、前記温度感知部および前記撮影部に接続されており、前記空気圧感知信号を用いて前記エアクッションの内部の空気圧を判定し、前記温度感知信号を用いて前記エアクッションの内部の温度を判定し、撮影された前記パターン映像と初期パターン映像とを比較して、前記エアクッションと前記エアクッションの外部に圧力を印加する圧力印加部との接触面の面積、および前記接触面に対するX方向とY方向への移動量を判定し、判定された前記温度、前記空気圧および前記接触面の面積を用いて、前記エアクッションにY方向に印加される力の大きさを判定し、判定された前記接触面の移動量を用いて、前記エアクッションにX方向に印加される力の大きさを判定する制御部とを含む。

Description

本発明は、エアクッション動作感知装置および方法に関する。
一般に、外部から印加される圧力を測定するために、フォースセンサー(force sensor)が使用される。
フォースセンサーは、外部から印加される力を、直ちに対応する大きさの電気的信号に変換して出力する。
このようなフォースセンサーにおいて、ユーザーと接触する部分は、金属などの堅固な物質から構成されているので、ユーザーの使用感が減少する。よって、従来は、フォースセンサーの使用感を向上させるために、ユーザーとの接触部分をポリウレタン(polyurethane)などの柔らかい材料で被覆した。
しかしながら、このような柔らかい材料の軟性度(softness)およびフォースセンサーの厚さの増加により、フォースセンサーの感度(sensitivity)が減少してフォースセンサーの性能が低下するという問題が生じた。
そこで、本発明が解決しようとする技術的課題は、エアクッションの動作状態を正確に感知し、ユーザーの便利性を向上させることにある。
本発明の一特徴によるエアクッション動作感知装置は、内部に空気が充填されており、内側面に複数のパターンが配列されているエアクッションと、前記エアクッションの内部の空気圧を感知し、該当する空気圧感知信号を出力する空気圧感知部と、前記エアクッションの内部の温度を感知し、該当する温度感知信号を出力する温度感知部と、前記エアクッションの下部に位置して前記複数のパターンを撮影し、撮影された各パターンに対するパターン映像を出力する撮影部と、前記空気圧感知部、前記温度感知部および前記撮影部に接続されており、前記空気圧感知信号を用いて前記エアクッションの内部の空気圧を判定し、前記温度感知信号を用いて前記エアクッションの内部の温度を判定し、撮影された前記パターン映像と初期パターン映像とを比較して、前記エアクッションと前記エアクッションの外部に圧力を印加する圧力印加部との接触面の面積、および前記接触面に対するX方向とY方向への移動量を判定し、判定された前記温度、前記空気圧および前記接触面の面積を用いて、前記エアクッションにY方向に印加される力の大きさを判定し、判定された前記接触面の移動量を用いて、前記エアクッションにX方向に印加される力の大きさを判定する制御部とを含んでなる。
前記Y方向に印加される力の大きさFv(t)は、次の数式により算出されることが好ましい。
Figure 2016510419
式中、Pa(t)は判定されたエアクッションの空気圧であり、Pはエアクッションの初期空気圧であり、Saはエアクッションの下部面積であり、Kaはシリンダーピストンモデルでの仮想弾性係数であり、Sh(t)はエアクッションの接触面の面積であり、Ta(t)は判定されたエアクッションの温度である。
上記の特徴によるエアクッション動作感知装置は、前記エアクッションに位置する熱感知部または接触感知部をさらに含むことができ、前記制御部は、前記熱感知部または前記接触感知部から出力される信号を用いて接触面の面積を算出することができる。
前記X方向に印加される力の大きさFh(t)は、次の数式により算出できる。
Figure 2016510419
式中、a1、a2、a3、a4およびa5はエアクッションを構成する材料の弾性を決定する係数としての定数であり、Δxは水平方向への移動量であり、Δyは垂直方向への移動量である。
前記制御部は、次の数式を用いて、各パターンのX座標の位置X(t)とY座標の位置Y(t)を算出し、前記複数のパターンに対するX座標の位置の平均値と複数のパターンに対するY座標の位置の平均値を、現在の接触面に対する現在の座標値として算出し、現在の座標値と以前の段階で算出された接触面に対する以前の座標値との差を算出し、接触面に対するX方向とY方向への移動量(ΔX、ΔY)を算出することが好ましい。
Figure 2016510419
dは各パターンの初期直径であり、a(t)は得られた各パターンに対するパターン映像における長軸の大きさであり、Lは焦点距離である。
本発明の他の特徴によるエアクッション動作感知方法は、エアクッションの内部の空気圧を測定する段階と、前記クッションの内部の温度を測定する段階と、前記エアクッションの内部に配列されている複数のパターンのそれぞれに対するパターン映像を獲得する段階と、撮影された前記パターン映像と初期パターン映像とを比較して、前記エアクッションと前記エアクッションの外部に圧力を印加する圧力印加部との接触面の面積、および前記接触面に対するX方向とY方向への移動量を判定する段階と、判定された前記温度、前記空気圧および前記接触面の面積を用いて、前記エアクッションにY方向に印加される力の大きさを判定する段階と、判定された前記接触面の移動量を用いて、前記エアクッションにX方向に印加される力の大きさを判定する段階とを含む。
前記Y方向に印加される力の大きさ判定段階は、次の数式を用いて、前記Y方向に印加される力の大きさFv(t)を算出することが好ましい。
Figure 2016510419
式中、Pa(t)は判定されたエアクッションの空気圧であり、Pはエアクッションの初期空気圧であり、Saはエアクッションの下部面積であり、Kaはシリンダーピストンモデルでの仮想弾性係数であり、Sh(t)はエアクッションの接触面の面積であり、Ta(t)は判定されたエアクッションの温度である。
前記X方向に印加される力の大きさ判定段階は、次の数式を用いて、前記Y方向に印加される力の大きさFh(t)を算出することが好ましい。
Figure 2016510419
式中、a、a、a、aおよびaはエアクッションを構成する材料の弾性を決定する係数としての定数であり、Δxは水平方向への移動量であり、Δyは垂直方向への移動量である。
前記X方向に印加される力の大きさ判定段階は、次の数式を用いて、各パターンのX座標の位置X(t)とY座標の位置Y(t)を算出する段階と、前記複数のパターンに対するX座標の位置の平均値と複数のパターンに対するY座標の位置の平均値を、現在の接触面に対する現在の座標値として算出する段階と、現在の座標値と、以前の段階で算出された接触面に対する以前の座標値との差を算出し、接触面に対するX方向とY方向への移動量(ΔX、ΔY)を算出する段階とをさらに含むことができる。
Figure 2016510419
式中、dは各パターンの初期直径であり、a(t)は得られた各パターンに対するパターン映像における長軸の大きさであり、Lは焦点距離である。
このような特徴によれば、空気が充填されているエアクッションに力が印加される方向と大きさを正確に判定する。これにより、エアクッションの動作状態が正確に判定されるので、エアクッションを用いて、所望の対象物の動作を正確かつ迅速に判定してユーザーの便利性を向上させる。
本発明の一実施形態に係るエアクッション動作感知装置のブロック図である。 本発明の一実施形態に係るエアクッション装置を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るエアクッション動作感知装置の動作順序図である。 本発明の一実施形態に係るエアクッションに垂直方向の力が印加されるときにエアクッションの状態変化を示す図であって、(a)はエアクッション装置の状態変化を概略的に示す図、(b)はエアクッションの内側面に位置した複数のパターンの変化を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るエアクッションに水平方向の力が印加されるときにエアクッションの状態変化を示す図であって、(a)はエアクッション装置の状態変化を概略的に示す図、(b)はエアクッションの内側面に位置した複数のパターンの変化を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態によってエアクッションの内側面の実際位置におけるパターンの位置と表示部に表示されたパターン映像の長軸長との関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係るエアクッションに圧力印加部が位置するときにエアクッションの形状変化とパターンの位置変化を示すものであって、(a)はエアクッションの形状変化を示し、(b)はエアクッションの形状変化によるパターンの位置変化を示す。 (a)は本発明の一実施形態に係るエアクッションに圧力印加部が位置しないときに内側面に位置したパターンの初期形状であり、(b)はエアクッションの圧力印加部が位置するときにパターンの変わるパターンの形状を示す図である。 本発明の一実施形態に係るエアクッションに垂直方向の力が印加されるときにエアクッションの状態変化を示す図であって、(a)はエアクッションの状態変化を概略的に示す図、(b)は(a)をピストンシリンダーモデルで表示した図である。 本発明の一実施形態に係るエアクッションに水平方向の力が印加されるときにエアクッションの状態変化を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明する。ところが、本発明は、様々な異なる形態で実現でき、ここで説明する実施形態に限定されない。図面において、本発明を明確に説明するために、説明と関係のない部分は省略し、明細書全体にわたって、類似の部分については類似の図面符号を付した。
次に、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係るエアクッション動作感知装置および方法について説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係るエアクッション動作感知装置について詳細に説明する。
図1および図2を参照すると、本発明の一実施形態に係るエアクッション動作感知装置は、エアクッション(air cushion)110を備えたエアクッション装置100と、エアクッション110内の空気圧力(すなわち、空気圧)を感知し、該当する状態の信号を出力する空気圧感知部(pneumatic pressure sensor)11と、エアクッション110内の温度を感知し、該当する状態の信号を出力する温度感知部(temperature sensor)13と、エアクッション110の内部に形成されたパターン111を撮影し、撮影された映像を出力する撮影部15と、空気圧感知部11、温度感知部13および撮影部15に接続されている制御部20とを備える。
図2を参照すると、エアクッション装置100は、既に説明したように、エアクッション110を持っており、エアクッション110の下部に位置する透明基板120と、透明基板120の下部に位置し、透明基板120を支持している受け台130とを備える。
エアクッション110は、空気で充填されている密閉空間110を持っており、外部から印加される圧力の大きさに応じて、外部に露出しているエアクッション110の外側面が押圧される度合いが定められる弾性を持つ材質で構成されている。
エアクッション110は、図2に示すように、上部は該当材質に覆われており、下部は開放されている。
エアクッション110は、外部から印加される圧力に応じて伸びたり縮んだりする伸縮性を有する材質で構成されており、例えば、ゴム材質でからなることができる。
このようなエアクッション110の内側面(すなわち、外側面の反対側に位置する上部の内側面)には、定められた間隔で縦方向と横方向に離隔して配列されている複数のパターン111を備える。本例では、3×3行列構造で配列されている9つのパターン111を備えるが、エアクッション110の内側面に位置するパターン111の数および間隔は必要に応じて調整される。
このとき、各パターン111は、エアクッション110の色と対比される色で構成され、撮影部15によって撮影された映像における各パターン111の形状および大きさの変化をより容易に区分できるようにする。一例として、各パターン111は白色で構成されてもよい。
また、各パターン111の形状を円形にして、外部から印加される圧力の変化に応じて、変形した大きさを容易に判定することができるようにする。
透明基板120は、エアクッション110の下部に接しており、開放された下部を完全に覆っている。これにより、エアクッション110は透明基板120によって密閉された構造を持っている。
したがって、透明基板120を介して、エアクッション110の内側面に位置した複数のパターン111は外部に露出する。
透明基板120は、プラスチック(plastic)やガラスなどの透明な材質で構成されている。
受け台130は、透明基板120のすぐ下に位置し、エアクッション110が配置されている透明基板120を支持する。
このような受け台130の内部には空のスペースが位置し、この空間内に撮影部15が位置する。
このとき、撮影部15は、複数のパターン111に対応して位置し、外部からエアクッション110に加わる圧力に応じて変わり、透明基板120を介して外部に映るパターン111を撮影する。
空気圧感知部11は、空気で充填されているエアクッション110の内部に接続され、エアクッション110の内部の空気圧を感知し、感知された空気圧に該当する空気圧感知信号を出力する。
温度感知部13は、エアクッション110の内部に位置し、エアクッション110の内部の温度を感知し、感知された温度に該当する温度感知信号を出力する。
撮影部15は、既に説明したように、受け台130の中に装着され、外部からの圧力に応じて変わる複数のパターン111を撮影した後、撮影して得られた映像を制御部20へ出力する。
制御部20は、空気圧感知部11、温度感知部13および撮影部15から出力される信号と映像を用いて、エアクッション110に加わる水平方向への力と垂直方向への力を判定する。
これにより、高価なフォースセンサー(force sensor)を用いることなく、エアクッション110に印加される力の方向(水平方向および垂直方向)と力の大きさが判定される。
次に、図3を参照して、エアクッション動作感知装置の動作について説明する。
まず、動作を開始すると(S10)、制御部20は、空気圧感知部11から出力される空気圧感知信号を読み取り(S11)、エアクッション110の内部の空気圧を判定する(S13)。
その後、制御部20は、温度感知部13から出力される温度感知信号を読み取り(S15)、エアクッション110内の温度を判定する(S17)。
また、制御部20は、撮影部15から出力される映像を読み取り(S19)、取得した映像に対するパターン映像処理動作を行う(S21)。このとき、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus)を介して、撮影部15から制御部20へ撮影された映像に該当する映像信号が伝送できる。
したがって、パターン映像処理動作によって、制御部20は、撮影部15を介して伝送された映像に含まれているノイズ成分を除去し、取得されたカラー映像を黒白(例えば、黒地に白色のパターンが位置する映像)映像(binary image)として処理する二値化処理(binary processing)を施し、取得された白黒映像信号を用いて、各パターン111を撮影した各パターン映像に対する輪郭処理を施してパターン映像の形状を判定する。このとき、各パターン映像に対する輪郭処理はオープン−CV[Open−CV(open source computer vision library]のAPI(Application Programming Interface)を用いて行われることができる。
次に、制御部20は、各パターン映像に対する中心点を判定し、各パターン映像に対する中心点の座標を取得し、中心点の座標と各パターン映像の形状を用いて各パターンの長軸(major axis)の長さと短軸(minor axis)の長さを判定するパターン映像処理を行う。
その後、制御部20は、以前の段階で算出された接触面のデータを用いてX方向(すなわち、平面方向)への移動量ΔXとY方向(すなわち、深さ方向)への移動量ΔYを算出し、エアクッション110を押圧するためにエアクッション110の上部の外側面に接する指などの圧力印加部との接触面の面積を算出する(S23)。
次に、X方向への移動量ΔXと垂直方向たるY方向への移動量ΔYを算出する方法を説明する。
図4の(a)に示すように、エアクッション110に力が垂直方向たるY方向に印加されると、エアクッション110の表面が押圧され、エアクッション110の上部の内側面に位置したパターン111の移動が発生する。
これにより、エアクッション110の上部の内側面に付着している複数のパターン111は、垂直方向に下降して、エアクッション110の上部の内側面が受け台130の中に位置している撮影部15側へ移動することになる。
また、エアクッション110が伸縮性のゴム材質で構成されているので、印加される圧力によって上部の内側面が伸び、各パターン111の位置もエアクッション110の縁部側、すなわち、図4の(b)に矢印で示すように四方に移動する。
したがって、エアクッション110が押圧される前である初期状態のときに撮影された各パターン111の初期映像、すなわち初期パターン映像OIと比較すると、エアクッション110が押圧されたときに撮影部15によって撮影されて表示部30に表示されるパターン映像MIの大きさは増加し、隣接したパターン映像MI間の距離も増加する。
また、図5の(a)に示すように、エアクッション110に印加される力の方向が垂直方向と交差する方向である側面に力が印加されると、エアクッション110の上部の内側面に付着している各パターン110は、図5の(b)に示した矢印のように力が印加される方向、例えば、左方向、右方向、前進方向および後進方向のうち少なくとも一つの方向に動くとともに垂直方向にも下降する。この場合、やはりエアクッション110の表面が伸びるので、各パターン111の大きさと隣接パターン111間の間隔は初期状態のパターン111間の間隔と異なる。
本例において、平面上で、各パターン111の位置が左方向、右方向、前進方向および後進方向のいずれかに動くことをX方向に移動することとし、このとき、加えられる力の方向と力の大きさはそれぞれ、水平方向に印加される力の方向と力の大きさとする。
これにより、エアクッション110の側面に力が加わると、各パターン111はX方向に移動する。
したがって、初期状態のときに撮影された各初期パターン映像OIと比較すると、側面に力が加わるときに撮影部15によって取得されて表示部30に表示されるパターン映像MIの平面上での位置は該当方向に移動し、各パターン映像MIの大きさも増加する。
したがって、制御部20は、撮影部15で撮影されたパターン映像を初期パターン映像と比較して、各パターン110の移動方向および移動量を判定する。
図6はエアクッション110の内側面の実際位置でのパターン110の位置と表示部30(すなわち、映像表示面)に表示されるパターン映像の長軸長との関係を示す。
図6に示したグラフに基づくと、下記数式1のような関係式が得られ、数式1を用いた数式2と数式3に基づいて実際空間(すなわち、エアクッション110の内側面)に位置した各パターンのX座標の位置X(t)とY座標の位置Y(t)が算出される。
Figure 2016510419
式中、dは各パターンの初期直径(すなわち、圧力印加部によってエアクッション111の上部面に圧力が加えられていない初期状態のとき、各パターン110の直径)であり、a(t)は得られた各パターン映像における長軸の大きさであり、Lは焦点距離である。
このように、現在の段階で複数のパターン111のそれぞれに対するX座標の位置X(t)とY座標の位置Y(t)を算出すると、複数のパターン111に対するX座標の位置X(t)の平均値と複数のパターン111に対するY座標の位置X(t)の平均値を、現在の接触面に対する現在の座標値[X(t)、Y(t)]として算出する。
その後、現在の座標値[X(t)、Y(t)]と、以前の段階で算出された接触面に対する以前の座標値[X(t)’、Y(t)’]との差を算出し、接触面に対するX方向とY方向への現在移動量ΔX、ΔY、すなわち、X座標における座標値の変化量ΔXとY座標における座標値の変化量ΔYを算出する。
このように、制御部20は、空気圧感知部11、温度感知部13および撮影部15から出力される信号と映像を用いて現在のエアクッション110の状態を判定する。
制御部20は、格納部(図示せず)を備えており、格納部に、以前の段階で算出された接触面の位置、接触面に対する以前の位置[X(t)’、Y(t)’]、接触面に対する以前の移動量ΔX’、ΔY’を格納する。
その後、制御部20は、各パターン111の移動量ΔX、ΔYと各パターン111の長軸長および短軸長を用いて、エアクッション110の外側面と圧力印加部が接している接触面の面積を算出する。
つまり、エアクッション110に圧力印加部500によってエアクッション110が押圧される場合、図7の(a)に示すように、圧力印加部500に位置するエアクッション110の部分は撮影部15と最も隣接して位置する最低部分になり、この最低部分の周辺はバルーン効果によって上方向に上がり、撮影部15から最も遠くに位置する最高部分になる。
したがって、図7の(b)とエアクッション110の内側面に配列されている複数のパターン111を側面からみたとき、図7の(b)に示すように、圧力印加部500の位置した部分が最も低く、圧力印加部500の周辺部分は山の峰のように立ち上がっている。
また、圧力印加部500の位置した部分、すなわち、基準位置に存在するパターン111の形状は、初期の姿である円形、または円形に近い形状を持っているが、圧力印加部500の周辺に位置したパターン111は、バルーン効果によって円形の形状が楕円形に変わる。
ところが、山の峰状を有する部分は、再度、初期形状である円形に近いパターン111の形状を持つようになる。
したがって、基準位置から峰状の部分に行くほど、各楕円比率(すなわち、各パターンにおける短軸長/長軸長)が減少して、峰状の部分に位置したパターンの直前に位置したパターンの楕円比率が最小となれる。
これを基礎として、圧力印加部500の接触面積は、圧力印加部500が位置した部分たる基準位置を中心に峰部分に囲まれた部分と概略的に推定することができる。
これにより、本例の場合、圧力印加部500の接触面積は、基準パターン、すなわち基準位置から最も深く押圧されたパターンを中心に、楕円比率の値[すなわち、各パターンにおける短軸長(d2)/長軸長(d1)]が最も小さい値を持つパターンで形成される部分の面積と推定する。
例えば、図8の(a)のような形状にエアクッション110の内側面に円形の複数のパターン111が位置すると仮定しよう。
このとき、図8の(a)のようなパターン形状を有するエアクッション110に圧力印加部によってエアクッション110が押圧されるとき、撮影部15で撮影したパターン形状[図8の(b)]において、圧力印加部の位置に基づいて複数のパターン映像のうち基準パターン映像111aが形成されると、この基準パターン映像111aを中心に周辺に位置した複数のパターン映像は楕円形のパターン映像111bに変わり、このパターン映像111bの楕円比率値が初期状態(すなわち、円形のパターン映像)より減少することになる。しかしながら、基準パターン映像111aからある程度離間している部分、すなわち峰部分に位置するパターン映像は再び円形に近いパターン映像111cになるので、これらのパターン映像111cの楕円比率値はさらに増加することになる。
したがって、制御部20は、撮影部15によって撮影された各パターン映像を用いて基準パターン映像111aを定め、この基準パターン映像111aを中心にして最小の楕円比率値を持つ楕円形のパターン映像111bを定める。このとき、最小の楕円比率値に有効値αを認めて、測定された楕円形のパターン映像111bの楕円比率値が[最小の楕円比率値±有効値α]で定められた範囲内に存在すると、同じ最小の楕円比率値を持つものとみなす。
その後、楕円形のパターン映像111bに囲まれている部分[すなわち、図8の(b)における、斜線をつけたパターン映像111bに囲まれている部分]の面積を測定し、この測定された面積を用いて、圧力印加部とエアクッション110との接触面積を算出する。既に説明したように、制御部20は、各パターン映像111a、111b、111cに対するX座標とY座標を知ることができるので、基準パターン映像111aと楕円形のパターン映像111bとの間の距離d1、d2も測定することができるので、測定された距離を用いて接触面積を算出することができる。
また、測定された面積に補正値を適用して接触面積の信頼度を向上させることができる。このとき、補正値は、実際エアクッション110の内側面の面積と、内側面が撮影部15で撮影されて平面的に表示されるときの実際内側面の面積と、撮影された映像による内側面の面積との差に基づいて算出できる。
しかし、代案的な例において、エアクッション110の上部面に熱感知部や接触感知部などの別の感知部を用いて、制御部20は、圧力印加部とエアクッション110との接触面の面積を算出することができる。
このとき、熱感知部は、感知される熱に応じて該当熱感知信号を出力し、熱感知信号の分布を用いて接触面の面積を算出することができ、接触感知部は、力の印加有無に応じて出力信号が変わるセンサーなどを用いて接触感知信号を出力することができる。
上述したように、現在の段階で、接触面の位置、接触面に対する位置[X(t)、Y(t)]、接触面の移動量(ΔX、ΔY)が算出されると、制御部20は、現在算出された接触面の位置、接触面に対する位置[X(t)、Y(t)]、接触面に対する移動量(ΔX、ΔY)を以前の接触面の位置、接触面に対する以前の位置[X(t)’、Y(t)’]、接触面に対する以前の移動量(ΔX’、ΔY’)として保存する。
このとき、空気圧判定動作および温度感知動作の順序は変更可能であり、接触面の面積判定動作と移動量判定動作の順序も変更可能である。
その後、制御部20は、判定された空気圧、温度および接触面の面積を用いて、垂直方向に印加される力の大きさを判定する(S25)。
図7の(a)のように、ユーザーの手などの圧力印加部によりエアクッション110に垂直方向への力Fv(t)が印加されるとき、エアクッション110に作用する係数は、図7の(b)などのシリンダーピストンモデル(cylinder piston model)で表現できる。
図4の(b)に示した物理モデルにパスカル理論(Pascal’ principle)とフックの法則(Hooke’s Law)を適用すると、下記数式4と数式5が得られる。
Figure 2016510419
ここで、Pa(t)は、空気圧感知部11を用いて判定されたエアクッション110内の現在の空気圧であり、Saは、エアクッション110の下部面積を示すもので、開放された部分を含むエアクッション110と透明基板120とが接している部分の面積であって定数であり、Ps(t)は大気圧であり、Fkoはエアクッション110を構成する材質の初期弾性係数(initial elastic force element)であり、Ka(t)は図7の(b)に示されているシリンダーピストンモデルでの仮想弾性係数(hypothetical elastic element)である。
また、h(t)は、シリンダーピストンモデルでエアクッション110の内部の空気圧Va(t)に応じて変わるエアクッション110の仮想的な厚さであり、Fv(t)はエアクッション110の水平方向に印加される力の大きさであり、Pはエアクッション110を押圧する前に測定されたエアクッション1100内の初期圧力(すなわち、初期空気圧)である。
数式4に数式5を適用すると、Fv(t)は下記数式6のとおり表現される。
Figure 2016510419
数式6において、エアクッション110の仮想的な厚さh(t)は直接算出することが困難なので、エアクッション110の仮想的な厚さh(t)の値は、エアクッション110の下部面積Saとエアクッション110の内部の空気圧Va(t)との関係を用いて、下記数式7のとおり間接的に算出される。
Figure 2016510419
また、数式7において、エアクッション110の内部の空気圧Va(t)は、ボイル・シャルルの法則(Boyle−Charles’ Law)を用いて数式8を用いて間接的に算出する。
Figure 2016510419
数式8において、Tはエアクッション110の内部の初期温度値であって、エアクッション110が外部からの圧力によって動作する前に温度感知部13を用いて予め測定された温度であり、Ta(t)は温度感知部13を用いて判定されたエアクッション110内の現在の温度であり、Pはエアクッション110の内部の初期空気圧であり、Vはエアクッション110の内部の初期空気体積である。
数式6〜数式8を基礎として、エアクッション110に垂直方向に印加される力Fv(t)は、下記数式9でさらに表現される。
Figure 2016510419
数式8および数式9において、既に説明したように、Pa(t)とTa(t)は空気圧感知部11と温度感知部13を用いて測定され、P、V、TおよびSも測定される。
しかし、Ka(t)は、時間に応じて変わるパラメータ(parameter)であって、エアクッション110をなす材料の伸長力(stretch force)の影響を受ける。このとき、材料の伸長力はエアクッション110の内部の空気圧、および圧力印加部とエアクッション110の上部との接触面の面積に影響を受ける。
したがって、Ka(t)は、下記数式10のとおり、エアクッション110の内部の空気圧Pa(t)、および圧力印加部との接触面の面積Sh(t)の関数で表現される。
Figure 2016510419
結果的に、数式10を用いて、数式9は下記数式11のとおりさらに表現され、数式11に基づいて、エアクッション110に垂直方向に印加される力Fv(t)が算出される。
Figure 2016510419
数式11において、Ta(t)は温度感知部13を用いて判定されたエアクッション110内の温度である。「t」は時間を意味する。
このように、制御部20は、判定されたエアクッション110内の空気圧、温度および接触面の面積を用いて、数式11に基づいて、エアクッション110の垂直方向に印加される力Fv(t)を測定する。
その後、制御部20は、エアクッション110の水平方向に印加される力Fh(t)を測定する(S27)。
ユーザーの手などによってエアクッション110に水平方向への力Fh(t)が印加されるとき、図8にエアクッション110の変化を概略的に示す。
図8に示すように、水平方向にエアクッション110に力が加わると、垂直方向に接触部の位置[すなわち、X座標の位置X(t)、Y座標の位置Y(t)]が変わり、かつ、水平方向に接触部の位置が変わることになり、以前の状態と比較するとき、水平方向への移動量ΔYと垂直方向への移動量ΔYが発生する。
したがって、制御部20は、現在の段階で判定されたこれらの移動量(ΔY、ΔY)を用いて、下記数式12によって、エアクッション110に水平方向に印加される力Fh(t)を算出する。
Figure 2016510419
ここで、a1、a2、a3、a4およびa5は、エアクッション110を構成する材料の弾性を決定する係数であって、定数である。このとき、a1、a2、a3、a4およびa5は、最小二乗法(least−squares method)で算出され、互いに異なる値を持っている。
このように、制御部20は、エアクッション110が指などで押圧されることにより垂直方向と水平方向に印加される力の大きさを測定して、エアクッション110に力が印加される方向と大きさを判定する。
このような段階S11〜段階S27の動作は定められた時間周期で行われる。よって、制御部20は、定められた時間周期ごとに空気圧感知部11の空気圧感知信号、温度感知部13の温度感知信号、および撮影部15で撮影された映像を取得し、垂直方向に印加される力Fv(t)と水平方向に印加される力Fh(t)を算出する。
このような方式に従って力の印加方向と大きさが判定されるエアクッション110は、コンピュータなどのマウス(mouse)のような入力装置の代わりに使用されるか、入力装置の補助装置として使用されるか、或いはロボット(robot)などの対象物を無線または有線で調整する装置として使用される。
つまり、 表示装置のカーソル(cursor)または対象物の動きの方向をエアクッション110の力の印加方向を用いて定め、定められた方向に印加される力の大きさに応じて動きの度合いを定めることができる。
このように、エアクッション110を用いてカーソルまたは対象物の動作を制御する場合、ユーザーの満足度が向上する。
すなわち、エアクッション110の素材が、冷たくて堅い金属やプラスチックなどからなっている代わりに、触感が柔らかく弾力性のあるゴム材質からなっており、その内部は空気で充填されている。
よって、エアクッション110を使用する場合、マウス、トラックボール(trackball)、ジョイスティック(joystick)などの入力装置に比べて、肌に触れる触感およびクッション感が向上して使用感が向上する。
また、指を所望の方向に大きく移動または回転させる動作なしで、エアクッション110上に位置した指などの動きの方向、動きの度合い、押圧される度合いなどによっても所望の状態にカーソルまたは対象物を制御するので、微細調整が可能であり、ユーザーの疲労感が大幅減少する。
また、本発明の一実施形態に係るエアクッションを、オン(on)状態とオフ(off)状態などの切替スイッチ、または動作量を制御するスイッチとして使用する場合、少ない動きでも所望の装置の動作を精密に駆動するので、ユーザーの疲労感が減少するうえ、制御対象物に対する正確な制御が行われる。
以上で本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲は、これに限定されるものではなく、以下の請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の様々な変形および改良形態も本発明の権利範囲に属するのである。
11 空気圧感知部
13 温度感知部
15 撮影部
20 制御部
30 表示部

Claims (9)

  1. 内部に空気が充填されており、内側面に複数のパターンが配列されているエアクッションと、
    前記エアクッションの内部の空気圧を感知し、該当する空気圧感知信号を出力する空気圧感知部と、
    前記エアクッションの内部の温度を感知し、該当する温度感知信号を出力する温度感知部と、
    前記エアクッションの下部に位置して前記複数のパターンを撮影し、撮影された各パターンに対するパターン映像を出力する撮影部と、
    前記空気圧感知部、前記温度感知部および前記撮影部に接続されており、前記空気圧感知信号を用いて前記エアクッションの内部の空気圧を判定し、前記温度感知信号を用いて前記エアクッションの内部の温度を判定し、撮影された前記パターン映像と初期パターン映像とを比較して前記エアクッションと前記エアクッションの外部に圧力を印加する圧力印加部との接触面の面積、および前記接触面に対するX方向とY方向への移動量を判定し、判定された前記温度、前記空気圧および前記接触面の面積を用いて、前記エアクッションにY方向に印加される力の大きさを判定し、判定された前記接触面の移動量を用いて、前記エアクッションにX方向に印加される力の大きさを判定する制御部とを含む、エアクッション動作感知装置。
  2. 前記Y方向に印加される力の大きさFv(t)は下記の数式により算出される、請求項1に記載のエアクッション動作感知装置。
    Figure 2016510419
    (式中、Pa(t)は判定されたエアクッションの空気圧であり、Pはエアクッションの初期空気圧であり、Saはエアクッションの下部面積であり、Kaはシリンダーピストンモデルでの仮想弾性係数であり、Sh(t)はエアクッションの接触面の面積であり、Ta(t)は判定されたエアクッションの温度である。)
  3. 前記エアクッションに位置する熱感知部または接触感知部をさらに含み、
    前記制御部は、前記熱感知部または前記接触感知部から出力される信号を用いて接触面の面積を算出する、請求項1に記載のエアクッション動作感知装置。
  4. 前記X方向に印加される力の大きさFh(t)は下記の数式により算出される、請求項1に記載のエアクッション動作感知装置。
    Figure 2016510419
    (式中、a1、a2、a3、a4およびa5はエアクッションを構成する材料の弾性を決定する係数としての定数であり、Δxは水平方向への移動量であり、Δyは垂直方向への移動量である。)
  5. 前記制御部は、
    下記の数式を用いて、各パターンのX座標の位置X(t)とY座標の位置Y(t)を算出し、
    前記複数のパターンに対するX座標の位置の平均値と複数のパターンに対するY座標の位置の平均値を、現在の接触面に対する現在の座標値として算出し、
    現在の座標値と以前の段階で算出された接触面に対する以前の座標値との差を算出し、接触面に対するX方向とY方向への移動量(ΔX、ΔY)を算出する、請求項4に記載のエアクッション動作感知装置。
    Figure 2016510419
    (式中、dは各パターンの初期直径であり、a(t)は得られた各パターンに対するパターン映像における長軸の大きさであり、Lは焦点距離である。)
  6. エアクッションの内部の空気圧を測定する段階と、
    前記エアクッションの内部の温度を測定する段階と、
    前記エアクッションの内部に配列されている複数のパターンのそれぞれに対するパターン映像を獲得する段階と、
    撮影された前記パターン映像と初期パターン映像とを比較して、前記エアクッションと前記エアクッションの外部に圧力を印加する圧力印加部との接触面の面積、および前記接触面に対するX方向とY方向への移動量を判定する段階と、
    判定された前記温度、前記空気圧および前記接触面の面積を用いて、前記エアクッションにY方向に印加される力の大きさを判定する段階と、
    判定された前記接触面の移動量を用いて、前記エアクッションにX方向に印加される力の大きさを判定する段階とを含む、エアクッション動作感知方法。
  7. 前記Y方向に印加される力の大きさ判定段階は、下記の数式を用いて、前記Y方向に印加される力の大きさFv(t)を算出する、請求項6に記載のエアクッション動作感知方法。
    Figure 2016510419
    (式中、Pa(t)は判定されたエアクッションの空気圧であり、Pはエアクッションの初期空気圧であり、Saはエアクッションの下部面積であり、Kaはシリンダーピストンモデルでの仮想弾性係数であり、Sh(t)はエアクッションの接触面の面積であり、Ta(t)は判定されたエアクッションの温度である。)
  8. 前記X方向に印加される力の大きさ判定段階は、下記の数式を用いて、前記Y方向に印加される力の大きさFh(t)を算出する、請求項6に記載のエアクッション動作感知方法。
    Figure 2016510419
    (式中、a、a、a、aおよびaはエアクッションを構成する材料の弾性を決定する係数としての定数であり、Δxは水平方向への移動量であり、Δyは垂直方向への移動量である。)
  9. 前記X方向に印加される力の大きさ判定段階は、下記の数式を用いて、各パターンのX座標の位置X(t)とY座標の位置Y(t)を算出する段階と、
    前記複数のパターンに対するX座標の位置の平均値と複数のパターンに対するY座標の位置の平均値を、現在の接触面に対する現在の座標値として算出する段階と、
    現在の座標値と以前の段階で算出された接触面に対する以前の座標値との差を算出し、接触面に対するX方向とY方向への移動量(ΔX、ΔY)を算出する段階とをさらに含む、請求項8に記載のエアクッション動作感知方法。
    Figure 2016510419
    (式中、dは各パターンの初期直径であり、a(t)は得られた各パターンに対するパターン映像における長軸の大きさであり、Lは焦点距離である。)
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