JP2016509509A - 拡散スペックルコントラスト解析を用いた深部組織流量測定 - Google Patents

拡散スペックルコントラスト解析を用いた深部組織流量測定 Download PDF

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Abstract

血流速度は、空間領域および時間領域における拡散スペックルコントラスト解析を用いて計算することができる。空間領域解析では、マルチピクセルイメージセンサーを使用して、サンプル内の散乱体の運動(例えば、組織サンプル内の赤血球運動)が原因で不鮮明である、コヒーレント光源からの光の拡散によって起こるサンプル中でのスペックルの空間分布を検出することができる。その空間分布の統計解析を用いて、血流量を計算することができる。時間領域解析では、低速カウンターを使用して、散乱体の運動が原因で滑らかになっている、サンプル中の光の拡散によって起こるサンプルにおける光強度の時系列変動を得ることができる。その時系列データの統計解析を用いて、血流量を計算することができる。

Description

発明の分野
本開示は、深部組織流量を測定するためのシステムおよび方法、特に、非侵襲性光学的アプローチによるものに関する。
拡散相関分光法(DCS)は、深部組織流量を精査するための非侵襲性光学的方法である。DCSの原理は、十分に小さい面積で測定された透過光の強度が、拡散光伝搬の過程で、主に、散乱体(例えば、赤血球)の運動によって変動するという事実に基づいている。従って、自己相関関数が、変動する透過光強度から計算される場合、流速が上昇するにつれて、自己相関の減衰率は比例的に高くなる。
深部組織における平均的な微小循環のモニタリングには成功したが、DCSには、いくつかの欠点があり、欠点としては、高性能なハードウェア要件(例えば、コヒーレンス長の長いレーザー、光子計数用アバランシフォトダイオード、高速カウンターなど)、非自明なデータ解析(例えば、高速自己相関計算、最適化によるモデルフィッティングなど)、低サンプリングレート、およびマルチチャネル測定を困難にする低チャネル数が挙げられる。これらの制約は、安定した、リアルタイムの臨床モニタリングデバイスとしてDCSを応用するための課題をもたらす。従って、計算の複雑性が低減され、費用が軽減された、高サンプリングレート、およびマルチチャネル性能を有する、血液潅流の非侵襲的リアルタイム測定のための改良方法が必要である。
本明細書において開示するのは、患者において血流量を決定するための方法であって、前記患者の皮膚の第1の位置にコヒーレント光を向ける工程;前記患者の皮膚の第2の位置を画像化する工程であって、前記コヒーレント光の一部が、前記患者の皮膚の下の血流によって散乱され、その結果、その散乱光が前記第2の位置で少なくとも部分的に検出可能である、工程;および前記第2の位置の画像に基づいて血流量を計算する工程を含む、方法である。
いくつかの実施形態では、計算は、スペックルコントラストを計算することを含み得る。いくつかの実施形態では、スペックルコントラストの計算は、強度の標準偏差を第2の位置の画像の平均強度で割ることを含む。いくつかの実施形態では、血流は患者の皮膚の表面から少なくとも5mm下にあり得る。いくつかの実施形態では、第1の位置および第2の位置は患者の体肢上にあり得る。いくつかの実施形態では、第1の位置および第2の位置は患者の足上にあり得る。いくつかの実施形態では、第2の位置の画像化はマルチピクセルイメージセンサーで画像を撮影することを含み得る。いくつかの実施形態では、コヒーレント光はレーザーからの光を含んでなり得る。いくつかの実施形態では、第1の位置および第2の位置は少なくとも10mm離れていてよい。いくつかの実施形態では、前記方法は、オペレーターに血流量を信号通信することをさらに含み得る。
また、本明細書において開示するのは、患者において血流量を決定するための方法であって、前記患者の皮膚の第1の位置にコヒーレント光を向ける工程;前記患者の皮膚の第2の位置での光強度の時系列測定値を検出する工程であって、前記コヒーレント光の一部が、前記患者の皮膚の下の血流によって散乱され、その結果、その散乱光が前記第2の位置で少なくとも部分的に検出可能である、工程;および前記時系列測定値に基づいて血流量を計算する工程を含む、方法である。
いくつかの実施形態では、計算は、空間的および時間的コントラストを計算することを含み得る。いくつかの実施形態では、時間的スペックルコントラストの計算は、強度の時間標準偏差を前記第2の位置での時間平均強度で割ることを含み得る。いくつかの実施形態では、血流は患者の皮膚の表面から少なくとも5mm下にあり得る。いくつかの実施形態では、第1の位置および第2の位置は患者の足上にあり得る。いくつかの実施形態では、第1の位置および第2の位置は10mmまで離れていてよい。いくつかの実施形態では、第1の位置および第2の位置は少なくとも10mm離れていてよい。いくつかの実施形態では、前記方法は、オペレーターに血流量を信号通信することをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、信号通信は血流の聴覚的、視覚的、または触覚的特徴を提供することを含み得る。
さらに、本明細書において開示するのは、組織における血流の評価のためのシステムであって、前記組織に光を照射するように構成されたコヒーレント光源と;前記組織を通って透過した少なくともある量の光を含む画像を捕捉するように構成されたマルチピクセルイメージセンサー検出器であって、前記光が、前記血流によって、少なくとも部分的に、散乱される、マルチピクセルイメージセンサー検出器と;前記画像を解析して、前記組織における血流量を決定するように構成されたアナライザーと;前記アナライザーによって決定された血流量を示す信号を提供するように構成されたフィードバックデバイスとを含んでなる、システムである。
いくつかの実施形態では、マルチピクセルイメージセンサーはCCDカメラを含んでなり得る。いくつかの実施形態では、アナライザーは強度の標準偏差を平均強度で割ることによって空間的スペックルコントラストを計算するように構成され得る。いくつかの実施形態では、システムは実質的にリアルタイムで前記血流量を示す信号を提供するように構成され得る。
混濁媒質のフローを測定するためのシステムのブロック図である。 拡散光の透過および多層組織中での検出についての概略図である 拡散相関分光(DCS)システムの概略図である。 拡散スペックルコントラスト解析(diffuse speckle contrast analysis)(DSCA)システムの概略図である。 カフ閉塞プロトコール時の経時的な血流のDCS測定およびDSCA測定についてのグラフである。 空間領域DSCAの概略図である。 αDの関数としての1/K の数値シミュレーションのグラフである。 測定した流速に対してプロットした1/K のグラフである。 3つの光源・検出器間距離についての、流速の関数としての1/K のグラフである。 様々な光源・検出器間距離についてのフロー感度のグラフである。 ファントムフロー実験の模式図である。 空間領域DSCAを用いて流速を計算するための方法のフローチャートである。 時間領域DSCAを用いて流速を計算するための方法のフローチャートである。
過去10年ほどの間に、DCS技術が開発され、バリデートされ、脳、筋肉、および乳房などの深部組織血管系における血流情報を非侵襲的に精査するために使用されてきた。いくつかの他の血流測定技術、例えば、陽電子放出型断層撮影法(PET)、単一光子放出型コンピューター断層撮影法(SPECT)、およびキセノンコンピューター断層撮影法(XeCT)とは対照的に、DCSでは、非電離放射線を使用し、造影剤を必要としない。DCSは、ペースメーカーおよび金属インプラントなどの一般的に使用される医療装置に干渉しない。従って、DCSは、臨床環境での癌療法モニタリングおよびベッドサイドモニタリングにおいて有望である。
しかしながら、従来のDCS解析には、長い積分時間、高コスト、および同時測定の低チャネル数という欠点がある。これらの制約をもたらす1つの要因は、非常に高感度の光検出器とその後の自己相関計算への依存である。改良された流量測定システムは、高速時系列データの自己相関解析に依存する必要のない統計解析を用いて費用効果の高い、リアルタイム測定を提供する。この統計解析は、マルチピクセルイメージセンサーを用いて空間領域において、または低速カウンターを用いて時間領域において実施することができる。マルチピクセルイメージセンサーはまた、単一または複数のピクセルが個々の検出器として作用するように、時間領域解析にも使用することができ、これは、マルチチャネル用途に特に好適である。様々な実施形態において、このアプローチは、血流量の絶対値、相対値、その両方を測定するためにも使用することができる。
図1は、混濁媒質のフローを測定するためのシステムのブロック図である。サンプル102は、その中に不均一なマトリックスを含む。このマトリックス内には、埋め込まれたフロー層があり、この層には、小粒子207が不規則に移動するランダム配置の微小循環通路がある。例えば、いくつかの実施形態では、前記サンプルは、末梢細動脈および毛細血管の複雑なネットワークを有する身体組織であり得る。光源108によって、サンプル102に光が注入される。検出器110は、微小循環路内で動いている粒子207によって散乱された光を検出することができる。検出器110は、光源からサンプル内へ入り、そのサンプルを通過して拡散する光を受信するように配置することができる。いくつかの実施形態では、前記検出器は、シングルモード光ファイバーによってサンプルと接続することができる。いくつかの実施形態では、前記検出器は、サンプルのある領域を画像化するために使用される、マルチピクセルイメージセンサー、例えば、CCDカメラであり得る。他の実施形態では、前記検出器は、光子計数用アバランシフォトダイオード(APD)または光電子増倍管(PMT)であり得る。粒子はランダム方向に流れるため、光源108からの光の散乱は様々であり、検出器110によって強度変動が検出されることになる。
アナライザー112は、検出器110と接続され、検出器110から信号を受信するように構成される。時間依存性強度変動は、サンプル102内の粒子207の時間依存性変位を反映し、それに従って、検出器110からの信号は、サンプル102内の粒子207の流速を決定するために使用され得る。
アナライザー112によって決定された流速または他の特性は、ディスプレイ114に出力され得る。従って、測定された量は、ディスプレイ114を介してオペレーターに提供され得る。様々な実施形態において、オペレーターは、臨床医、診断医、外科医、外科助手、看護師、または他の医療従事者であり得る。いくつかの実施形態では、測定値は、実質的にリアルタイムでディスプレイ114を介して提供され得る。いくつかの実施形態では、測定値は、ディスプレイ114を介して、測定から約1秒以内に提供され得る、すなわち、散乱光が検出器によって検出される約1秒の時間内に、測定値は、ディスプレイ114を介して提供され得る。様々な実施形態において、測定値は、測定から、約10分未満で、約5分未満で、約1分未満で、約30秒未満で、約10秒未満で、または約1秒未満で提供され得る。
図2は、拡散光の透過および多層組織中での検出についての概略図である。図示のとおり、光源202および検出器204はどちらも、組織206の一部に隣接して配置される。上記のとおり、いくつかの実施形態では、光ファイバーは、光源および検出器の一方または両方を組織と接続するために使用され得る。組織206は、フローのない上層208、およびフローのある深層210を含む多層である。複数の光散乱粒子212が、フロー層210中の毛細血管内を流れ、それらの粒子には、例えば、赤血球が含まれ得る。光214が光源202から放射されると、その光は組織206を貫通するように透過する。図示のとおり、光214の一部は、検出器204に入射するように放散される。光214は、光源202から検出器204までのほぼ三日月形状の経路をたどり得る。検出器204によって検出される光214の深達度は、光源・検出器の間の距離に依存する。その距離が長くなるにつれて、深達度は一般的に高くなる。様々な実施形態において、分離距離は、約0.5cm〜約10cmの間、またはいくつかの実施形態では、約0.75cm〜約5cmの間であり得る。好ましくは、他の実施形態では、分離距離は、約1cm〜約3cmの間であり得る。様々な実施形態において、分離距離は、約10cm未満、約9cm未満、約8cm未満、約7cm未満、約6cm未満、約5cm未満、約4cm未満、約3cm未満、約2cm未満、約1cm未満、約0.9cm未満、約0.8cm未満、約0.7cm未満、約0.5cm未満、約0.4cm未満、約0.3cm未満、約0.2cm未満、または約0.1cm未満であり得る。深達度は、様々であり得、例えば、いくつかの実施形態では、センサーの深達度は、約0.5cm〜約5cmの間、またはいくつかの実施形態では、約0.75cm〜約3cmの間であり得る。好ましくは、他の実施形態では、深達度は、約5mm〜約1.5cmの間であり得る。当然、様々な層の組織光学的特性も、光源の強度、波長、または他の特性と同様に、光の深達度と関係している。これらを変更することによって、解析する体の部位、特定の患者、または他の考慮事項に基づいた測定深度の調整を可能にすることができる。
図3Aは、拡散相関分光(DCS)システム300の概略図である。図示のとおり、レーザー302は、入力光ファイバー304を介してサンプル306中に光を向ける。動いている粒子がサンプル内に分布している。入射光308は、粒子の動きによって影響を受け、サンプル306を通過して拡散し、出力光ファイバー310を介して検出器312によって検出される。DCSシステムでは、検出器は、例えば、光子計数用アバランシフォトダイオード(APD)または光電子増倍管(PMT)であり得る。アナライザー314は、検出器312からの信号を受信するように構成される。DCSシステムでは、アナライザー112は、検出器312によって受信された光の時間強度自己相関関数を計算する自己相関器を含む。自己相関関数は、サンプル304中の小粒子の散乱特性および流動特性を得るために使用することができる。時間依存性強度変動は、サンプル306の散乱体の時間依存性変位を反映し、それに従って、自己相関関数を、サンプル306内での流速を決定するために使用することができる。先に述べたとおり、DCSシステムは、APDまたはPMTなどの正確かつ高速の計数検出器を必要とする。加えて、自己相関関数の計算は、計算集約的であり、DCSアプローチは、シングルチャネル測定に有利に働く。
図3Bは、拡散スペックルコントラスト解析(DSCA)システムの概略図である。例示するシステム301は、空間領域DSCA(sDSCA)用に構成されている。示すように、いくつかの構成要素は、図3AのDCSシステムと同様であり、それらの構成要素には、レーザー302、入力光ファイバー304、その中に動いている粒子を有するサンプル306、および入力ファイバー304からサンプル306を通過して拡散する光308が含まれる。しかしながら、DCSシステムの出力ファイバーおよび検出器に対して、sDCSAシステム301では、リレー光学系311およびCCDカメラ313を使用する。リレー光学系311は、任意選択であり、例えば、1つまたは複数の光ファイバー、レンズ、ミラー、プリズム、または他の光学素子を含んでなり得る。この構成は、高速検出器およびカウンターを必要とせず、さらに、DCSアプローチによる単一位置での測定に対して、CCDがカバーする領域内の多くの検出器位置での同時測定を可能にする。従って、検出器は、CCDカメラ313を使用することによって非常に単純化される。
図3Aに示すように、従来のDCSは、2つの光ファイバー、すなわち、典型的には、マルチモードファイバーである、光源の光を送る入力ファイバー304と、小さな領域で透過光の変動を検出するための出力ファイバー310とを利用する。出力ファイバー310は、シングルモードファイバーであり、出力ファイバー310のコア径は、関連する変動信号の検出を確実にするために、スペックルサイズと同程度でなければならない。対照的に、図3BのDSCAシステムでは、CCD313を検出器として利用する。使用時には、最適化された倍率と露光時間でのCCDカメラからの単一の画像は、深部組織の流量を推定するためにアナライザー315によって処理され得る。下により詳細に記載するように、sDSCAにおける解析技術は、DCSと著しく異なっており、複数の利点を提供する。例えば、sDSCAは、計算集約的自己相関計算に依存しないため、データ解析は非常に単純化される。
この単純化された計装およびデータ解析によって、より良好な時間分解能も提供され得る。画像処理は非常に迅速に行うことができるため、時間分解能は、CCD露光時間およびCCD読出し時間によってのみ制限される。図4は、カフ閉塞プロトコールを用いたin−vivoでのDSCA測定値と従来のDCS測定値との直接比較を例示している。どちらも、カフ閉塞中の血流量の大幅な減少、およびカフ開放後の反応性充血を含む、生理学的活性を反映するほぼ同じ傾向を示している。さらに、DSCAでは、DCSより細かい時間データを収集し、従来のDCSでは不可能な、急速な生理学的変化、例えば、図4のDSCAによって観察される約0.1Hzの低周波振動、の観察が可能である。いくつかの実施形態では、DSCAは、DCSシステムでの約1Hzに対して、約30Hzのサンプリングレートを達成することができる。
図5は、空間領域DSCAシステムの概略図である。レーザー501からの光は、入力光ファイバー505を介してサンプル503中に注入される。レーザーは、長いコヒーレンス長を提供することができる。入射光507は、サンプル503を通過して拡散し、サンプル503の上面で検出可能なスペックルパターンを生み出す。任意選択のリレー光学系511を使用したCCDカメラ509は、サンプル503上のスペックルパターンの画像を捕捉する。リレー光学系511は、1つまたは複数の結像レンズ、プリズム、ミラー、迷光を遮断するためのレンズチューブ、およびCCDカメラ509を用いたサンプル503におけるスペックルパターンの画像化を補助するように構成された他の光学素子を含むことができる。
取得されたCCD原画像513の表示は、100×50ピクセル使用の、計算されたK分布515の表示と一緒に示される。スペックル原画像513は、サンプル表面から最初に取得される。スペックル原画像は、複数のスペックル画像で平均化することができる滑らかな強度バックグラウンドによって最初に標準化してよい。スペックルコントラスト、Kは、多くの検出器またはピクセル間での平均強度に対する標準偏差の比率、K=σ/<I>として定義され、ここで、下付文字は、時間的な変化に対するものとして、空間的な変化を意味する。量Kは、フィールド自己相関関数g(τ)と次のように関係している:
Figure 2016509509
(式中、Vは、画像全体の強度分散であり、TはCCD露光時間である)。半無限媒質中での相関拡散方程式の既知の解を用いることによって、流速とKとの形式的な関係を導出することができる。フローと1/K との関係は、身体組織で見られるフローの範囲では実質的に線形であることが判明し、図6Aおよび図6Bに例示するように、流速の増加とともに1/K は増加する。図6Aは、1/K を血流指数(ブラウン運動モデルでのαD)と関連付ける数値シミュレーションを示し、一方、図6Bは、1/K と流速との関係についての実験結果を示している。図6B、図6C、および図6Dに示したデータを、図7に示したフローファントムにおいて測定した。図7に示したとおり、ファントム702は、上面から下に1cm〜3.5cmの間にある流路704を含む。複数のガラスビーズ706が流路内に配置されている。イントラリピッド輸液708は、蠕動モーター710を介して流路704を通って運ばれる。流路704内のガラスビーズ706間の間隙空間は、組織内の微小循環流路をシミュレーションし、これらの間隙内のイントラリピッド輸液708の移動は、細動脈または毛細血管の血流をシミュレーションしている。マルチモードファイバー712は、光をファントム702内に送り、シングルモードファイバー714は、ガラスビーズ706によって散乱された光を検出する。
図6Cは、フローファントムを測定した場合の、光源・検出器間距離に応じて変化する1/K と流速との線形関係を例示している。光源・検出器間隔が小さいと、測定深さ(名目上は、光源・検出器間隔の半分に等しい)は流路704に到達しない可能性がある。これは、流路704内の流速に対してほとんど影響を受けていない光源・検出器間隔1.6cmに関するデータの主な原因である。図6Cのデータの傾き増加に反映されているように、光源・検出器間隔が大きくなると、測定深さが流路に到達し、流速の測定感度が増す。
CCDカメラから取得された原画像を小区分に分割することにより、これらの小区分それぞれによって、異なる光源・検出器間距離を提供することができる。単一のCCD画像からの10の光源・検出器間距離から計算されたフロー感度を図6Dに例示している。単一のCCD画像の使用によって、1回の写真撮影から多深度測定が可能になり、それによって、深部組織血流量の深度特異的な測定が可能になり得る。
流量測定のためにこのスペックルコントラスト原理を実施する別の方法は、特定期間にわたって積分することによって得られた時系列データでの統計解析を利用することである。この時間領域解析は本明細書においてtDSCAと呼ぶ。tDSCAでの積分時間は、sDSCAでのCCDカメラの露光時間と類似していると考えることができる。tDSCAの場合、積分回路を有する適度な感度の検出器を使用することができる。例えば、CCDチップの各ピクセルは、所定の露光時間の間、光電子を蓄積し続けることから、この目的のために使用することができる。従って、複数のシングルモードファイバーを、単一のCCDチップ上のいくつかの位置に直接配置することができ、その結果、時間分解能を失うことなく、マルチチャネルtDSCAシステムをもたらすことができる。チャネル数は、CCDチップサイズ、ピクセルサイズ、および各ファイバー先端の面積によってのみ制限される。いくつかの実施形態では、tDSCAは、高感度検出器、例えば、アバランシフォトダイオード(APD)および/または光電子増倍管(PMT)を、低速カウンター、例えば、USB接続型DAQカードに含まれるカウンターとともに使用することができるが、この実施形態のマルチチャネル機器へのスケーリングは、費用がかかり、大きく扱いにくい。いずれかの方法によって測定される時系列データは、繰り返し測定することによって取得することができ、例えば、25回の測定を逐次的に行うことができ、その後、データを統計的に解析して、流速を決定することができる。露光時間1m秒での構成では、1フロー指数が25m秒ごとに得られ、約40Hzの操作となる。
時系列データの統計解析は、統計値(平均強度および強度の標準偏差)が空間領域の代わりに時間領域で計算されることを除き、sDSCAに関する上記と実質的に同じであり得る。結果として、tDSCAは、提供する時間分解能がsDSCAより低い可能性がある。しかしながら、tDSCAでの検出領域は、sDSCAの場合よりも著しく小さくてよい。空間領域対応法と同様に、tDSCAは、従来のDCS技術よりも著しく単純であまり計算集約的ではない計装および解析を用いたアプローチを提供する。
図8は、空間領域DSCAを用いて流速を計算するための方法のフローチャートである。プロセス800は、ブロック802において、コヒーレント光源をサンプルに向けることから始まる。上記のとおり、コヒーレント光源は、例えば、長いコヒーレンス長(すなわち、約1mmより長いコヒーレンス長)のレーザーであり得る。次に、ブロック804において、選択した露光時間でCCDカメラを使用してサンプルのスペックル画像が取得される。画像を撮影するサンプルの位置は、深部組織流量によって散乱、検出された光の、サンプル中での所望の深達度に基づいて選択される。CCDは、リレー光学系を使用することによるか、またはCCDチップをサンプルの表面に直接配置することによって、スペックルの画像を撮影する。プロセス800は、ブロック806において、画像ピクセルの強度の標準偏差を画像ピクセルの強度の平均値で割ることによって空間的スペックルコントラスト(K)の計算を続ける。いくつかの実施形態では、複数の隣接するピクセルを単一の強度データポイントとしてグループ化してよく、異なるピクセルグループ間の標準偏差を計算することができる。同様に、異なるピクセルグループ間の平均強度も計算することができる。プロセス800は、ブロック808において、空間的スペックルコントラスト(K)を用いて流速の計算を続ける。上記のとおり、1/K は、流速と実質的に線形的に関係しており、流速のコンピューターによる自明な計算を可能にする。いくつかの実施形態では、このアプローチは、相対血流速度を計算するためにのみ使用される。多くの臨床用途では、相対血流量測定が手元での作業に適している場合がある。他の実施形態では、このアプローチは、絶対血流速度を計算するために使用することができる。
図9は、時間領域DSCAを用いて流速を計算するための方法のフローチャートである。プロセス900は、ブロック902において、コヒーレント光源をサンプルに向けることから始まる。この工程は、空間領域DSCAと基本的に同じように実施することができる。次に、ブロック904において、サンプルから散乱された光の時系列データが検出される。検出器、例えば、CCDカメラ、CMOSイメージセンサー、アバランシフォトダイオード、または光電子増倍管は、シングルモード光ファイバーを介してサンプルと接続され得る。強度測定値は、選択した露光時間にわたって積分され得る。いくつかの実施形態では、選択露光時間は、約1m秒であり得る。そのような一連の測定を連続して行って、時系列データを提供する。プロセス900は、ブロック906において、時系列データの標準偏差を時系列データの平均値で割ることによって時間的スペックルコントラスト(K)の計算を続ける。ブロック908において、時間的スペックルコントラスト(K)を用いて流速を計算することができる。空間的スペックルコントラスト比と同様に、1/K は、流速と実質的に線形的に関係しており、流速の容易な計算を可能にする。いくつかの実施形態では、計算された血流速度は、相対流量であり得る。
空間領域DSCAまたは時間領域DSCAのどちらが選択されるかは、様々な要因に依存し得る。例えば、sDSCAは、シングルモードファイバーおよびフォトダイオードと比べて比較的大きいCCDカメラまたは同様の画像化デバイスの使用に依存している。いくつかの用途では、サイズの違いによる、その使用への障害がほとんどない場合がある。CCDカメラのサイズが制限要因である用途では、小領域センサーを使用し、皮膚上に直接適用してよく、または低倍率のリレー光学系を使用することもできる。しかしながら、tDSCAは、同じ制約に直面しないことから、時間領域は、空間または曲率がsDSCAを実行不可能な状態にする場合により好適であり得る。先に述べたとおり、tDSCAが提供する時間分解能は、sDSCAと比べて相対的に低いが、tDSCA時間分解能は、典型的には、患者モニタリング用、特に、長期潅流モニタリングに適している。短期モニタリングでは、時間分解能がより重要である場合には、sDSCAが好ましいアプローチであり得る。空間領域および時間領域の両方において、DSCAは、以前の方法よりも高い時間分解能および低いコストの計装を用いて、正確かつ迅速に血流潅流を測定するための技術を提供する。
本出願を特定の実施形態および実施例の文脈において開示してきたが、本出願は、具体的に開示した実施形態を超えて、他の代替実施形態および/または応用の使用ならびにそれらの自明な修飾物および等価物にまで及ぶことは当業者には理解されるであろう。加えて、当業者は、上記方法のいずれかを任意の適当な装置を使用して実施することができることを認識するであろう。さらに、ある実施形態に関連した任意の特定の特徴についての本明細書における開示は、本明細書に記載する他の開示した実施形態の総てにおいて使用することができる。従って、開示した本明細書の出願の範囲は上記の特定の開示した実施形態によって限定されるべきではないことが意図される。

Claims (23)

  1. 患者において血流量を決定するための方法であって、
    前記患者の組織の第1の位置にコヒーレント光を向ける工程;
    前記患者の組織の第2の位置を画像化する工程であって、前記コヒーレント光の一部が、前記患者の組織の下の血流によって散乱され、その結果、その散乱光が前記第2の位置で少なくとも部分的に検出可能である、工程;および
    前記第2の位置の画像に基づいて血流量を計算する工程
    を含む、方法。
  2. 前記計算が、スペックルコントラストを計算することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記スペックルコントラストの計算が、強度の標準偏差を前記第2の位置の画像の平均強度で割ることを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記血流が、前記患者の皮膚の表面から少なくとも5mm下にある、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の位置および前記第2の位置が、患者の体肢上にある、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1の位置および前記第2の位置が、患者の足上にある、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2の位置の画像化が、CCDカメラで画像を撮影することを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記コヒーレント光が、レーザーからの光を含んでなる、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1の位置および前記第2の位置が、少なくとも10mm離れている、請求項1に記載の方法。
  10. オペレーターに前記血流量を信号通信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 患者において血流量を決定するための方法であって、
    前記患者の皮膚の第1の位置にコヒーレント光を向ける工程;
    前記患者の皮膚の第2の位置での光強度の時系列測定値を得る工程であって、前記コヒーレント光の一部が、前記患者の皮膚の下の血流によって散乱され、その結果、その散乱光が前記第2の位置で少なくとも部分的に検出可能である、工程;および
    前記時系列測定値に基づいて血流量を計算する工程
    を含む、方法。
  12. 前記計算が、時間的スペックルコントラストを計算することを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記時間的スペックルコントラストの計算が、強度の時間標準偏差を前記第2の位置での時間平均強度で割ることを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記血流が、前記患者の皮膚の表面から少なくとも5mm下にある、請求項11に記載の方法。
  15. 前記第1の位置および前記第2の位置が、患者の足上にある、請求項11に記載の方法。
  16. 前記第1の位置および前記第2の位置が、少なくとも10mm離れている、請求項11に記載の方法。
  17. オペレーターに前記血流量を信号通信することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  18. 前記信号通信が、血流の聴覚的、視覚的、または触覚的特徴を提供することを含む、請求項11に記載の方法。
  19. 組織における血流の評価のためのシステムであって、
    前記組織に光を照射するように構成されたコヒーレント光源と;
    前記組織を通って透過した少なくともある量の光を含む光情報を捕捉するように構成されたマルチピクセルイメージセンサーであって、前記光が、前記血流によって、少なくとも部分的に、散乱される、マルチピクセルイメージセンサーと;
    前記光情報を解析して、前記組織における血流量を決定するように構成されたアナライザーと;
    前記アナライザーによって決定された血流量を示す信号を提供するように構成されたフィードバックデバイスと
    を含んでなる、システム。
  20. 前記マルチピクセルイメージセンサーが、CCDカメラを含んでなる、請求項19に記載のシステム。
  21. 前記アナライザーが、強度の空間標準偏差を強度の空間平均値で割ることによって空間的スペックルコントラストを計算するように構成された、請求項19に記載のシステム。
  22. 実質的にリアルタイムで前記血流量を示す信号を提供するように構成された、請求項19に記載のシステム。
  23. 前記アナライザーが、強度の時間標準偏差を強度の時間平均値で割ることによって時間的スペックルコントラストを計算するように構成された、請求項19に記載のシステム。
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