JP2016509152A - モノライトピストンのレーザ溶接のスパッタ制御 - Google Patents

モノライトピストンのレーザ溶接のスパッタ制御 Download PDF

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Abstract

ピストンアセンブリを溶接するための代表的なシステムおよび方法は、冷却空洞とその中に配置されたさらさら粒状媒体とを有している。冷却空洞は、ピストン本体および冷却空洞リングにより形成され、例えばレーザ溶接機のような溶接機が、ピストン本体を冷却空洞リングへ溶接するためにそのアセンブリの近くに配置される。溶接の間にわたって、アセンブリは回転させられ、さらさら粒状媒体は冷却空洞の重力方向の低い箇所にとどめられる。溶接部は、溶接の間にわたって放出される溶接スパッタがさらさら粒状媒体の中に放出されるように、さらさら粒状媒体の近くの領域で形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、モノライトピストンのレーザ溶接のスパッタ制御に関するものである。
内燃機関の製造者は、常にその製品の出力および燃料効率を向上させることを追求している。おおむね効率や出力を向上させる一つの方法は、エンジンの振動質量、例えばピストン、コネクティングロッド、およびその他のエンジンの可動部分の振動質量を低減させることである。エンジンの出力および効率の少なくとも一方を向上させる努力は、動作中の燃焼チャンバにおける圧力および温度の少なくとも一方の増大にもつながり得る。
エンジン、および特にエンジンのピストンは、したがってこれらの重量の低減の結果として、エンジンの動作に関連して、増大した重圧、圧力および温度の下におかれる。したがって、エンジンの寿命期間中にわたって、そのような動作状態の増大した重圧に耐えるために、ピストンの冷却がいっそう重要である。
ピストンの構成要素の動作温度を下げるために、ピストンの外周部の近くに内部の冷却空洞が設けられ得る。例えばクランクケースオイルのような冷却液が、ピストンの動作中に冷却空洞に案内されてもよいし、ピストンの往復運動により冷却空洞に分配されてもよく、そのことがピストンの動作温度を下げる。
冷却空洞は、ピストンおよびピストンの製造の全体的な複雑性を増大させ得る。例えば、冷却空洞は、冷却空洞を通って循環する冷却液(例えば、オイル)を一時的に貯留することにより、冷却空洞を通る冷却液の適切な循環を促進して誘導するために、例えば冷却空洞カバーのような追加的な構成要素を含み得る。しかしながら、追加的な構成要素(例えば、カバープレート)は複雑性を増し、さらに高価であり得るか、および/または、例えば軽量のまたは低負荷用のピストンのような小さなピストンアプリケーションを形成するのが困難であり得る。加えて、例えば摩擦溶接のような、一体型のピストン内に密閉された冷却空洞を形成するための既知の方法は、摩擦溶接プロセスにおいて意図しない変形が生じることなくピストンと冷却空洞の機構を適切に形成するために、非常に高い強度のピストンの構成要素を含んでおり、そのために結果としてできるピストンのサイズおよび重量が増大する。摩擦溶接においてピストンの構成要素に加えられる非常に大きな力は、また、どこに溶接継ぎ手が配置され得るかを制限する。
そのようなものとして、一体型のピストン内に密閉された冷却空洞を形成するための他の既知の方法は、ピストンに冷却空洞カバーをレーザ溶接することを含んでいる。典型的に、ピストンはまずその中に形成された冷却空洞を有して形成され、冷却空洞リングは別個に形成され、そして、ピストン内に冷却空洞を形成するために冷却空洞カバーがピストンにレーザ溶接される。溶接の完全な溶け込みを得るために、溶接される部品の深さの全体にわたって溶融接合が形成されるよう十分な出力が提供される。しかしながら、そうする際に溶接継ぎ手または溶融接合から溶接スパッタが放出され、冷却空洞の内側部分に付着する微粒子を発生させる。溶接スパッタは、スパッタが冷却空洞の壁部に付着し得るので、いったん冷却空洞リングが取り付けられると除去するのが困難であり得る。もしも溶接スパッタを冷却空洞内から除去することが出来なければ、スパッタは冷却液の流れを妨げるか、あるいはもしスパッタが動作中に外れるとピストンの性能問題を引き起こし得るので、製造した部品は廃棄されなければならないかも知れない。
したがって、冷却空洞を形成するためのレーザ溶接プロセスにおいて、冷却空洞に入る溶接スパッタを最小限にすることが必要である。
図1は、代表的なピストンアセンブリの斜視図である。 図2Aは、代表的なピストンアセンブリの部分断面図である。 図2Bは、別の代表的なピストンアセンブリの部分断面図である。 図2Cは、別の代表的なピストンアセンブリの部分断面図である。 図3Aは、ピストン本体と冷却空洞リングとの代表的なレーザ溶接の径方向外側の界面領域を示す断面図である。 図3Bは、ピストン本体と冷却空洞リングとの代表的なレーザ溶接の径方向内側の界面領域を示す断面図である。 図3Cは、ピストン本体と冷却空洞リングとの代表的なレーザ溶接の径方向内側および外側の界面領域を示す斜視図である。 図4Aは、冷却空洞内にさらさら媒体(loose media)を有するピストンアセンブリを示す側面図である。 図4Bは、図4Aのピストンアセンブリの平面図である。 図5は、ピストンアセンブリを溶接する代表的な方法のためのプロセスフロー図である。
以下、図面を参照して、説明に役立つ実例を詳細に示す。図面は以下に記載する代表的な例を表しているが、図面は必ずしも正確な縮尺ではなく、一定の特徴は、代表例の革新的な面のより良い例示や説明のために強調されている。さらに、以下に記載する代表的な例は、網羅的なものを意図してはおらず、あるいは図面に示す構成および以下の詳細な説明で開示する構成に制限または限定するものではない。本発明の代表例を図面を参照して詳細に説明する。
本明細書における「代表的な例」や「例」または似たような語は、代表的な方法を伴う特定の特性、構造、または特徴が少なくとも1つの例に含まれていることを意味する。本明細書におけるさまざまな場所での「例において」というフレーズまたは似たタイプの言葉の出現は、必ずしも同じ例に言及しているわけではない。
以下、ピストンアセンブリを製造する方法やシステムのさまざまな代表的な例を提供する。代表的なピストンは、ピストン軸を規定するピストン本体を有しており、ピストン本体は、スカートを有しかつ冷却空洞の下側面を形成している。本体は、径方向内側および径方向外側の本体接合面を有していてもよい。ピストンは、連続的な上側の燃焼ボウル面を形成するためにピストン本体と協働する冷却空洞リングをさらに有していてもよい。冷却空洞リングは、冷却空洞が実質的に密閉されるように、燃焼ボウルにおいて径方向内側の本体接合面を伴う径方向内側の界面領域に沿って隣接する径方向内側のリング接合面を有していてもよく、径方向外側の本体接合面を伴う径方向外側の界面領域に沿って隣接する径方向外側のリング接合面を有していてもよい。ピストン本体および冷却空洞リングは、一般的な一体型のピストンアセンブリを形成するために、径方向内側および径方向外側の界面領域に沿ってともに接合されてもよい。
いくつかの代表的な例では、ピストンは溶接プロセス、例えばレーザ溶接プロセスにおいて接合され得る。代表的なレーザ溶接プロセスは、以下に記載するように、生産柔軟性を十分に向上させることを容易にし得る。一つの例では、径方向内側および径方向外側の接合面の少なくとも一方は、ピストン軸に対して垂直に並べられていない。例えば、一般的な垂直な溶接継ぎ手、すなわちピストンの二つの構成要素が接合される接合面に対応する部分は、一般にピストンの縦軸に平行に並んでいる。さらに、レーザ溶接継ぎ手の接触面は、継ぎ手が衝突するレーザ溶接ビームにより接触可能である限り、実質的に任意の角度を規定する。さらには、レーザ溶接を形成するとき、冷却空洞内へ放出される溶接スパッタは、溶接プロセスに先立って冷却空洞内に置かれるさらさら粒状媒体のために、冷却空洞の壁部に付着しないようにされる。
図1には、代表的なピストンアセンブリ100が図示されている。ピストンアセンブリ100は、ピストン本体102とピストン本体102に受容される冷却空洞リング104とを備えていてもよい。ピストン本体102および冷却空洞リング104は、それにより、燃焼ボウル下側面118を有する燃焼ボウル120を規定し得る。本体102は、ピストンアセンブリ100を受容するエンジンボア(図示せず)に対してシールするように構成されたリングベルト部106を有していてもよい。例えば、リングベルト部106は、ピストンリング(図示せず)を受容する1つ以上の円周溝107を規定していてもよく、円周溝は、エンジンボア内におけるピストンアセンブリ100の往復運動の間にわたってエンジンボアの表面に対してシールする。本体102内に冷却空洞リング104を受容することにより、冷却空洞リング104、および/または、ピストンアセンブリ100のサイズおよび形状に関して柔軟になり得る。すなわち、より低い全体的な圧縮高さ、および/または、ピストンアセンブリ100の重心を許容する。
ピストン本体102は、エンジンの動作中にピストンアセンブリ100を一般に支持する、すなわち、ボア内における往復運動の間ピストンアセンブリ100を安定させるためにエンジンボア(図示せず)の表面に接触することによりピストンアセンブリを支持するスカート面103を有していてもよい。例えば、スカート面103は、ピストンアセンブリ100の外周部の少なくとも一部について、円形の外形を概して規定し得る。外形はエンジンボアの面に一致しており、それは一般に円筒形である。
本体102は、また、ピストンピンボス105を規定し得る。ピストンピンボス105は、概して、ピストンピン(図示せず)を受容するように構成された開口またはピンボア109とともに形成され得る。例えば、ピストンピンはピンボア109を通ってピストンピンボス105に挿入され、それにより概してピストン100をコンタクティングロッド(図示せず)に固定する。
図2A、図2Bおよび図2Cには、代表的なピストン100a、100b、100c(一括して、100)がさらに詳細に図示されている。ピストン100の各々は、少なくとも部分的に冷却空洞108を規定するリングベルト部106を有していてもよい。冷却空洞108はピストンクラウンの外周部の周りを延びていて、作動中に冷却液、例えばオイルを循環させ、それによりピストンの動作温度を下げる。加えて、冷却液の循環は、ピストン100について、特に、例えば燃焼ボウル120の近傍のピストンアセンブリ100の上側部分について、より安定したまたは一定の温度を維持することを容易にし得る。
ピストン本体102およびリング104は、例えばレーザ溶接プロセスにおいて、固定的に接合されてもよい。ピストン本体102とリング104を固定的に接合することにより、ピストンアセンブリ100a,100b,100cは概して一体型のアセンブリとして形成される。
ピストン100a,100b,100cの各々では、本体102およびリング104の要素はレーザ溶接プロセスにおいて、径方向内側の界面領域Iおよび径方向外側の界面領域Oの両方に沿って接合されていてもよい。したがって、本体102とリング104とは別個の構成要素であるが、クラウンに固定された後に互いに対してそれぞれが固定されるように、ピストン本体102a,102b,102c(一括して、102)は、それぞれの冷却空洞リング104a,104b,104c(一括して、104)と一体化されていてもよい。冷却空洞リング104は、本体102およびリング104が協働してピストンアセンブリ100の連続した上側の燃焼ボウル面120を形成するように、本体102に固定されてもよい。
図2Bにおいて、本体102およびリング104の、それぞれの対応する径方向外側の接合面144,146が、ピストン100、例えばピストン100bの径方向外側の界面領域Oにおいて上側面110に沿って接触している。加えて、本体102およびリング104の、それぞれの対応する径方向内側の接合面140,142が、径方向内側の界面領域Iの径方向内側に配置された燃焼ボウル120の第1径方向外側部120bを冷却空洞リング104が規定するように、燃焼ボウル120内で径方向内側の界面領域Iに沿って接触している。
燃焼ボウル面120は、リング104と本体102との間の界面、例えば径方向内側の界面領域I、および/または、径方向外側の界面領域Oの全体にわたって実質的に滑らかであって、それにより表面120における分裂、および/または、切れ目を最小限にしている。そのような分裂または切れ目を最小限にすることは、通常の長期的な作動の間にわたって、界面領域I,Oに沿った本体102とリング104との間の界面のひび割れや弛みを概して低減し得る。したがって、燃焼ボウル面120におけるいかなる傷または破損、例えばピストンアセンブリ100を使用するエンジンの動作中に生じる摩耗、が最小限に抑えられ得る。以下にさらに記載するように、ピストンアセンブリ100を形成するために使用される溶接、および/または、機械加工の実施は、燃焼ボウル面120における表面の凹凸を低減し得る。
ピストン本体102および冷却空洞リング104は、例えばレーザ溶接のような溶接工程により互いに固定されるか、あるいは固定的に接合されてもよい。1つの代表的な例では、ピストン本体102と冷却空洞リング104とは、径方向内側および外側の界面領域I,Oの両方に沿って互いに固定されている。レーザ溶接では、本体102と冷却空洞リング104との接合に関連する溶接プロセスの前、および/または、後において最小限の機械加工工程を要する概して滑らかな燃焼ボウル面120を溶接工具により形成することが可能である。さらには、機械加工が全く必要でない例もある。
レーザ溶接の実施は、本体102とリング104との間の堅固な金属溶接の形成を可能とし得る一方でまた、関連する熱影響部の大きさを最小限に抑える。より具体的には、溶接レーザは、径方向内側の界面領域I、および/または、径方向外側の界面領域Oにおいて熱影響部を広めるために概して利用され、界面領域は、本体102およびリング104の接合面を含むかまたは直接的に隣接し、それにより界面領域I,Oにおいて接合面に沿って本体102およびリング104をともに溶接する。例えば、径方向外側の界面領域Oの熱影響部は、本体102の径方向外側の接合面144とリング104の径方向外側の接合面との両方を含み得る。
リング104と本体102とがレーザ溶接プロセスを用いて接合されるところでは、溶接レーザは、界面領域I、および/または、界面領域Oの全体の外周周りに実質的に延びる連続的な溶接プロセスにおいて使用され、溶接部がピストン100の全体の周りに実質的に延びている。その代わりに、一連の不連続な溶接が、界面領域I、および/または、界面領域Oの周縁に沿って形成されてもよい。
上述したように、径方向内側の界面領域Iは、燃焼ボウル面120に沿って配置され得る。径方向外側の界面領域Oは、ピストン100bの上側面110に沿って配置され得る。上側面110における径方向外側の界面領域Oの配置は、特にピストン100が対応するボア(図示せず)内に装着されているとき、例えばピストンリング部106bに沿って、本体102が冷却空洞リング104を支持することを有利に可能とする。このような冷却空洞リング104の追加的な支持は、それによりピストン100の耐久性と高い温度や圧力への抵抗力を高める。別の代表的な例では、径方向外側の界面領域Oは、ピストン100の外側壁部112に沿って、例えばリングベルト部106bに沿って配置されていてもよい。
本体102と冷却空洞リング104とを接合するために使用されるレーザ溶接の実施は、例えば摩擦溶接のような他の溶接方法と比較していくつかの利点を有し得る。レーザ溶接の実施は、典型的に、ときには数ミリ程度となる比較的小さな熱影響部をもたらす。それでも、熱影響部は、有利なことに、下記に記載するように、本体102の接合面だけでなくリング104の対応する接合面を含んでいる。加えて、レーザ溶接は、実質的に、入射レーザビームが到達可能なピストン100の任意の箇所において実行され得る。したがって、レーザ溶接の実施は、本体102とリング104との間の界面領域、例えば径方向内側および外側の界面領域I,Oのためのピストン100における箇所の選択において十分な柔軟性を許容し得る。
したがって、レーザ溶接プロセスは、例えば図2A、図2Bおよび図2Cに示す例において有利であり、図2Bに最もよく見られるように、径方向外側の界面領域Oは、おおむね垂直な接合面144,146を含み、内側の界面領域Iは、ピストン100の軸114、例えば軸B−B(114)に関して非平行かつ非垂直に傾斜した接合面140,142を含んでいる。
界面領域I,Oのレーザ溶接の実施に関連したレーザビームは、界面領域I,Oにおいて本体102およびリング104の接合面に対して、おおむねあるいは実質的に平行に向けられ得る。1つの代表的な例では、レーザ溶接プロセスにおいて使用されるレーザビームは、ピストン軸114に関して傾斜している。例えば、図2Bに示すように、レーザビームLは溶接界面領域Iに向けられるとき、ピストン軸114に関して角度αだけ傾斜して向けられ得る。さらには、レーザビームLは、界面領域Iに沿って接合面140,142に対して実質的に平行に向けられ得る。
別の代表的な例では、レーザビームLは溶接界面領域Oに向けられるとき、ピストン100の上側面110に沿って、ピストン軸114に対して実質的に平行に向けられ得る。さらには、レーザビームLは、界面領域Oに沿って本体102とリング104との間の接合面144,146に対してそれぞれに実質的に平行であり得る。
冷却空洞108は、有利なことに、レーザ溶接プロセスの間にガスが逃げるのを許容する1つ以上の開口部150を規定し得る。少なくとも1つの開口部を設けることは、冷却空洞108の内部に存在する任意のガスまたは空気が急速に膨張する傾向があるときに、溶接プロセスにおいて有益である。開口部は、それにより、ガスまたは空気の膨張による、冷却空洞108および隣接するピストン100の表面へのダメージを防ぎ得る。さらには、膨張したガスの「キーホール効果」は、界面領域I,Oに沿った溶接部を損傷し得る。さらに詳細に述べると、溶接部は冷却空洞108がシールするとき、膨張したガスは、膨張したガスのための逃げ道、例えば開口部が設けられていない限り、材料が十分に硬化する前の溶融状態の材料を通って逃げることにより溶接領域を損傷する傾向にある。加えて、開口部は、冷却液、例えばオイルが動作中に冷却空洞を通って循環するのを許容するために必要とされ得る。1つの代表的な例では、1つ以上の開口部、例えば開口部150は、冷却空洞108の下側面に設けられており、それにより開口部は、ピストン100の動作中にわたってオイルの冷却循環の入口または出口として使用され得る。さらに記載するように、開口部150は、また、溶接部および冷却空洞108内から放出された溶接スパッタが粒状の媒体により吸収されかつ冷却空洞108の壁部に付着するのを妨げるように、溶接に先立って冷却空洞内に配置され得る例えば砂のような粒状の媒体を除去するために使用され得る。
ピストン本体102および冷却空洞リング104は、例えばレーザ溶接に抵抗のない都合のよい材料から構成され得る。単なる一例として、レーザ溶接に対して受容的な金属含有材が用いられ得る。1つの代表的な例では、本体102および冷却空洞リング104は、同じ材料、例えば鋼で形成されている。別の例では、本体102および冷却空洞リング104は、互いに異なる材料で形成されている。したがって、構成要素に使用される材料は、一般要求事項および作動状態のそれぞれに関連して、より詳細に組み合わせられ得る。ピストン本体102は、単なる例として、冷却空洞リング104に比べて、さまざまな機械的性質、例えば降伏点、引っ張り強さ、または切欠靭性を有していてもよい。都合のよい任意の材料または組合せが、本体102および冷却空洞リング104に用いられ得る。単なる例として、本体102および冷却空洞リング104の少なくとも一方は、鋼材料、鋳鉄、アルミニウム材料、複合材、または粉末状の金属材料で形成されていてもよい。本体102および冷却空洞リング104の少なくとも一方は、また、例えば本体102は一般的な単一鋳片である一方、冷却空洞リング104は鍛造されるような、異なるプロセスで形成されてもよい。任意の材料、および/または、形成方法の組合せが都合のよいように用いられ得る。
一般に高い炭素当量値を有する鋼材料は伝統的に溶接に不向きであったが、1つの代表的な例では、比較的高い炭素当量値の鋼が本体102および冷却空洞リング104の少なくとも一方に使用されている。例えば、0.38%の炭素量を有する鋼、例えば38MnVS6、または、0.42%の炭素量を有する鋼、例えばCrMo4が使用され得る。炭素当量値は、重量ベースでのパーセンテージで、実際の炭素量よりもいくらか高い。
リング104は、燃焼ボウル120の径方向外側の領域におけるその配置のせいで、特に高温および高圧への耐久性が求められ得るし、本体102よりも低い熱伝導率を有し得る。したがって、例えばインコネルのような耐熱材料が使用され得る。リング104は、また、本体102よりも高い耐腐食性、および/または、耐酸化性が求められ得る。別の代表的な例では、リング104に使用される材料は比較的低い硫黄分を有している。低い硫黄分は、内側および外側の界面領域I,Oの両方において、より均一で高品質の溶接をもたらし得る。
別の代表的な例では、本体102およびリング104の少なくとも一方におけるより高いニッケル量は、溶接の品質を高め得る。さらには、より高品質の溶接を促進するための溶接プロセスにおいて、ニッケル系材料、例えばフィラー材料としてのニッケルと鉄の合金が加えられる例もある。
本体102およびリング104を例えばレーザ溶接によりともに固定する前に、本体102およびリング104は、固定されかつまだ非永続的な態様でプリアセンブルされ得る。例えば、2つの構成要素の間において焼ばめまたは締まりばめが用いられ得る。1つの例では、本体102は、高温度下に置かれ、本体102内へのリング104の挿入を許容するのに十分な熱膨張を始める。本体102を低温まで冷却するとき、本体102の熱膨張は逆転し、それによりリング104が所定の位置に拘束される。別の代表的な例では、本体102およびリング104は異なる熱膨張係数を有する材料で形成され、両構成要素への熱の適用はより大きな程度の本体102の熱膨張をもたらし、リング104の挿入を許容する。
本体102とリング104とを例えばレーザ溶接プロセスにおいて永久的に接合する前に、本体102とリング104とをより強く固定するために、上述した焼ばめまたは締まりばめの代わりにあるいは加えて、小さな仮付け溶接が使用されてもよい。
レーザ溶接プロセスは、上述したように、有利なことに、ともに溶接された構成要素におけるより小さな熱影響部、例えば数ミリだけの熱影響部を許容する。しかしながら、比較的小さな熱影響部は、また、その熱影響部または溶接部に隣接する材料における極度の温度勾配をもたらし得る。したがって、非常に短い距離における材料の大きな温度変化のために、溶接された材料においてひび割れが広がり得る。したがって、例えば炉内でまたは誘導加熱によって溶接される構成要素を予備加熱することにより、この温度勾配を低減することが望ましい。1つの代表的な例では、本体102およびリング104の両方は、摂氏約200〜600℃まで加熱される。
代表的なレーザ溶接プロセスの一環として、任意の種類のレーザ溶接システムが使用されてもよい。例えば、固体レーザ、ディスクレーザ、二酸化炭素レーザ、またはファイバレーザが使用されてもよい。二酸化炭素レーザシステムはよく知られており、したがって、例えばより新しく開発されたファイバレーザシステムよりも、大量生産の設定によりなじみがある。しかしながら、二酸化炭素レーザプロセスは、また、例えば製造設備のような容易に移動できない大きな機械を典型的に必要とし、その一方で、固体レーザは、ファイバまたは光伝送媒体が広げられる任意の場所で使用され得る。
典型的には、より厚い溶接継ぎ手ほど、接合される材料を適切に溶かすためにより大きな出力のレーザを必要とする。1つの代表的な例では、接合される6ミリ厚の材料は、2.0m/分の送り速度で、300〜400μmの幅または厚さのビームを用いて、6kWのレーザで十分に溶接される。
上述したように、レーザ溶接プロセスは、溶接継ぎ手の向こうにたった数ミリであることもある、比較的小さな熱影響部のために特に有利であり得るが、また、それに対応して短い距離の溶接部に隣接する材料の極度の温度勾配に悩まされ得る。この温度勾配のために生じ得るひび割れまたは低品質の溶接部を防止するために、レーザプロセスは、冷却空洞108内に生じるスパッタを低減するためにそれ自身が制御され得る。1つの例では、レーザの出力は段階的に減少させられ、溶接プロセスにおいて生じる材料の融解物に関連する最高温度からの、材料における制御された温度低下が許容される。1つの代表的な例では、溶接の活動を速やかに中止して材料内でのより激しい冷却温度勾配を生じさせる代わりに、溶接材料の温度をより漸進的に低下させる、レーザの出力の段階的な低減が使用され得る。
レーザ溶接のクールダウンの1つの代表的な例では、溶接レーザは、レーザが完全に止まるまでレーザ出力が段階的に低減されるとき、溶接経路に沿って、例えばピストン100の周縁部の周りを進展する界面領域I、および/または、界面領域Oに沿って移動し続ける。別の代表的な例では、レーザは、レーザの出力が低下し始めたときからレーザの出力が完全に絶たれるときまで、ピストン100に関して約5〜40°の角度をもって往復運動する。さらに別の例では、レーザの出力は、時間、および/または、ピストン100の角度位置に関して直線的に低下し得る。加えて、ピストン100のより低い応力の領域から、例えば界面領域I、および/または、界面領域Oに沿った他の領域よりも内部応力が小さい界面領域I、および/または、界面領域Oに沿った位置から、レーザの出力の低下を開始することが望ましい。材料温度の制御された低下は、本体102、および/または、冷却空洞リング104の予備加熱によりさらに向上され得る。当該予備加熱は、溶接プロセスの間におけるピストン100中の全体的な温度差を低下させるためである。
レーザ溶接プロセスは、本質的に、界面領域I,Oを越える少なくともいくらかの溶接スパッタを生じさせ、特に冷却空洞108内において放出する。したがって、冷却空洞108内にいかなるスパッタも捕らえるさらさら粒状媒体または材料を配置することによりスパッタを低減することが望ましく、そのような粒状媒体または材料はその後に除去され得る。本体102およびリング104をともに溶接した後、さらさら粒状材料を除去することにより、冷却空洞108からいかなる溶接スパッタをも除去することができる。1つの代表的な例では、高圧洗浄操作が行われてもよく、その場合、高圧の流れが冷却空洞108内を循環する。
リング104と本体102との間におけるレーザ溶接のさまざまな例が図3Aおよび図3Bに示されており、図3Cは界面領域Iおよび界面領域Oを有する本体102の平面図を示している。図3Aは、例えば、レーザLにより形成され、そこから溶接スパッタ160が放出される溶接部Wを示している。同様に、図3Bは、レーザLにより形成され、同様にそこから溶接スパッタ160が放出される溶接部Wを示している。
図3Aに示すように、本体102とリング104とは、径方向外側の界面領域Oにおいてともに接合されている。溶接部Wは、本体102とリング104との接合面144,146(想像線で示す)をそれぞれに取り囲む本体102とリング104との間に見られ、接合面144,146は概してともに固定されている。同様に図3Bに示すように、本体102とリング104とは、径方向内側の界面領域Iにおいてともに接合されている。溶接部Wは、本体102とリング104との接合面140,142(想像線で示す)をそれぞれに取り囲む本体102とリング104との間に見られ、接合面140,142は概してともに固定されている。図3Cは、ピストン本体と冷却空洞リングとの間における、径方向内側の界面領域および径方向外側の界面領域の代表的なレーザ溶接の斜視図を示している。
ここに開示する代表的なピストン100は、大小さまざまなボア径のアプリケーションに、概して無制限に使用され得る。コンプレッションハイト、すなわち上側面110とピンボス105により規定されるボアの中心との間の距離に対するピストン径の比率は低減され得る。
図4には、ピストンアセンブリ400の側面図が示されており、ピストンアセンブリ400はピストン本体102および冷却空洞リング104を含んでいる。ピストンアセンブリ400は、溶接される前のアセンブリでもあり、2つの構成要素102,104を溶接のためにともに配置することにより形成されており、そしてピストンアセンブリ400をクランプ406を有する固定具404を含む溶接システム402内に配置しており、ピストンアセンブリ400は固定具内に収容されまたはクランプされている。クランプ406は、ピストンアセンブリ400を保持または固定するとともに、軸114回りにピストンアセンブリ400を回転(矢印408で示す)させるように構成されている。クランプ406の回転は、上述した方法による溶接を可能とするように制御部(図示せず)により制御され得る。システム402は、第1の支持構造体414および第2の支持構造体416により保持されあるいは支持されている、レーザ部410のような第1の溶接装置とレーザ部412のような第2の溶接装置とを備えている。各レーザ部410,412は、ピストンアセンブリ400に向けられていて、各レーザ部410,412は、それぞれレーザLおよびレーザLを放出する。上記のように、レーザ部410,412はアセンブリ400に向けられていて、図3A〜図3Cに示すように、それぞれの領域Oおよび領域Iにおいて溶接部Wおよび溶接部Wを形成する。また、上記のように、溶接部Wおよび溶接部Wが形成されるとき、それぞれが冷却空洞108内にスパッタ160を放出する傾向がある。そういうものだから、さらさらまたは粒状の材料または媒体418が冷却空洞108内に配置されており、それは溶接プロセスの間にわたって溶接部Wおよび溶接部Wから放出されたスパッタ160を吸収し得る。
さらさら媒体418は、冷却空洞108内に配置されたときに、媒体418が冷却空洞108内を移動しまたは動くことができるように十分に小さな粒状化されたまたは粒状の材料を含んでいて、冷却空洞内で重力方向の低い箇所にとどまっている。1つの例では、媒体418は、2mmよりも小さい径で、溶接プロセスで遭遇する温度において溶融または燃焼に対して抵抗のある物質を含み得る。媒体418は、例えば、砂、セラミックス、磁器、およびアルミナのような物質を含み得るが、これらに限定されるものではない。そのようなやり方で、溶接プロセスの間と、領域Oおよび領域Iのそれぞれにおいて溶接部Wおよび溶接部Wを形成するためにアセンブリ400が回されている間とにおいて、媒体418は、該媒体418が溶接スパッタ160を吸収できる位置に常にあるように移動する。すなわち、レーザ部412およびレーザ部410は、アセンブリ400の回転408に関わらず、それぞれにレーザLAおよびレーザLBを冷却空洞108の重力方向の低い箇所に向けて放出し、そこでは媒体418が溶接スパッタを吸収する位置に存在する。
図4Aに示すように、ピストンアセンブリ400は、軸114が重力420の方向にほぼ直交するように、溶接システム402内に維持されている。アセンブリ400が回転(矢印408で示す)するとき、媒体418は冷却空洞108内を移動するが、高さ422をもって重力方向の低い箇所に概してとどまる。アセンブリ400の平面図である図4Bに示すように、レーザは溶接部Wおよび溶接部Wを形成するために領域Oおよび領域Iに向けられ、領域Oおよび領域Iが重力方向の低い箇所に保たれ、そこではアセンブリ400の回転408の間にわたって媒体が継続的に移動しているので、冷却空洞108内で壁部にスパッタが付着することが妨げられる。
そういうものとして、図5を参照すると、溶接プロセス500は、ステップ502でスタートして、ステップ504でピストン本体を提供することを含んでいる。例えば、ピストン本体は、冷却空洞108の一部を形成するくぼみを含むピストン本体102であり得る。ステップ506では、媒体418が冷却空洞108のくぼみ内に配置され、ステップ508では、溶接前アセンブリ400を形成するために本体102が冷却空洞カバー104に取り付けられ得る。1つの例では、アセンブリ400は、ステップ510において固定具402内に置かれ、軸114が重力420の方向にほぼあるいは概して直交するように配置される。そのようなやり方では、さらさら媒体418は、冷却空洞108内において重力方向の低い箇所に落ちるかまたは移動させられる。別の例では、アセンブリ400は、重力420の方向に対して軸114が直交しないように配置されるが、そのような方法でも、媒体418は冷却空洞108内の重力方向の低い箇所にとどまる。ステップ512では、アセンブリ400はピストン軸114回りに回転(矢印408で示す)させられ、その一方で、媒体418は重力方向の低い箇所にとどめられる。すなわち、アセンブリ400の回転は、その速度がレーザ溶接のための溶接の要求に基づいて主に決められるが、また、遠心力により媒体418が冷却空洞108内の一定箇所にとどまらないよう、むしろ重力方向の低い箇所の近くにとどまるように、十分にゆっくりである。
アセンブリ400の回転の間にわたって、ステップ514では、レーザ部410,412の一方または両方が、上述したように領域Oおよび領域Iにおいて溶接部を形成させられる。そのような方法では、重力方向の低い箇所にほぼ高さ422においてとどまる媒体418により、溶接部の形成はいかなる溶接スパッタ160も媒体418内へ放出されながら起こり、当該プロセスにおいて溶接スパッタから冷却空洞108の壁部を保護する。1つの例では、アセンブリの回転は、全体的なまたは選択的な量のさらさら媒体を、最下点からほぼ中心がずれるよう部分的に引き上げるように、十分に大きい速度である。この例では、媒体のかたまりの中心は重力方向の低い箇所からわずかに離れており、さらさら媒体は溶接前アセンブリの回転の結果として冷却空洞内を移動するので、冷却空洞リングのピストン本体への溶接が、さらさら媒体の集まったかたまりのほぼ中心に置かれた位置での溶接を含むように、溶接の位置が調節され得る。
溶接が完了すると、アセンブリ400は固定具402から取り外され、媒体418は、ステップ516において、冷却空洞108から除去される。媒体418は、開口部150を通じて媒体418および溶接スパッタ160を除去するためにアセンブリを単に揺さぶることを含むあらゆる方法により除去され得る。または、媒体418および溶接スパッタ160は、溶媒または他の液体とともに流す湿式処理により除去されてもよい。媒体418および溶接スパッタ160は、また、乾いた空気または不活性ガスを開口部150を通じて吹き入れることにより除去されてもよい。プロセスは、ステップ518において終了する。
本明細書に記載されたプロセス、システム、方法、発見的方法等に関しては、そのようなプロセス等のステップは一定の順序に従って起こるように記載されているが、そのようなプロセスは本明細書に記載された順序以外の順序でも実行され得る。さらに、一定のステップが同時に実行されてもよく、他のステップが追加されてもよく、あるいは本明細書に記載された一定のステップが省略されてもよい。換言すれば、本明細書におけるプロセスの説明は、一定の実施形態を例示するためのものであり、クレームされた発明を限定するものと解釈されてはならない。
したがって、上記の説明は、説明的なものであって限定的なものではないことを意図していることを理解されたい。提供された例以外の多くの実施形態およびアプリケーションが、上記の説明の中に存在するだろう。発明の範囲は、上記の説明を参照して決められるものではなく、その代わりに添付されたクレームを参照して決められるべきであり、そのようなクレームによって権利が与えられる均等物の全範囲に沿って決められるべきである。本明細書で述べた技術における将来的な開発が予想されまたは意図されるが、開示されたシステムおよび方法はそのような将来的な実施形態にも含まれる。要するに、本発明は、変更および変形が可能であって、下記のクレームによってのみ限定されることが理解されるべきである。
クレームで用いられる全ての用語は、本明細書における相容れない明白な指示がない限り、その最も広い妥当な構成、および、当業者によって理解されるその通常の意味を与えるように意図されている。特に、クレームにおける明確な相容れない限定がない限り、名詞は、単数および複数の両方を含む。

Claims (22)

  1. ピストン軸を有するピストン本体を提供することを含み、上記ピストン本体は、上記ピストン軸周りに円周方向に配置された冷却空洞の一部を形成するくぼみを有し、
    冷却空洞リングを提供することと、
    上記くぼみ内にさらさら媒体を配置することと、
    溶接前アセンブリを形成するために上記冷却空洞リングを上記ピストン本体に取り付けることとを含み、上記ピストン本体の上記くぼみおよび上記冷却空洞リングは、上記冷却空洞を形成するよう協働しかつ上記さらさら媒体を取り囲み、
    上記さらさら媒体が上記冷却空洞の重力方向の低い箇所に移動するように、上記溶接前アセンブリを配置することと、
    溶接の間にわたって放出される溶接スパッタが上記さらさら媒体内へ放出されるように、溶接継ぎ手を形成するために上記冷却空洞リングを上記ピストン本体に溶接することとを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  2. 請求項1において、
    上記冷却空洞リングを上記ピストン本体に溶接することは、上記冷却空洞リングの表面と上記ピストン本体の表面とを含む一対の表面に向かってレーザビームを向けることを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  3. 請求項1において、
    上記ピストン軸が重力の方向とほぼ直交するように上記溶接前アセンブリを配置することをさらに含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  4. 請求項1において、
    上記冷却空洞リングを上記ピストン本体に溶接している間、上記さらさら媒体が上記冷却空洞内を移動しかつ該冷却空洞の重力方向の低い箇所に概してとどまるように、上記溶接前アセンブリを上記ピストン軸回りに回転させることをさらに含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  5. 請求項4において、
    上記冷却空洞リングを上記ピストン本体に溶接することは、上記溶接前アセンブリの回転の結果として上記さらさら媒体が上記冷却空洞内を移動するときに、上記さらさら媒体の集まったかたまりのほぼ中心の位置で溶接することを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  6. 請求項1において、
    上記さらさら媒体を配置することは、砂材料、セラミックス、磁器、およびアルミナのうち1つを配置することを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  7. 請求項1において、
    上記さらさら媒体を配置することは、2mmよりも小さい径を有する粒状の材料を配置することを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  8. 2つの構成要素を溶接するためにピストンアセンブリを配置することを含み、上記2つの構成要素は、ピストン本体と冷却空洞リングとを含み、上記ピストンアセンブリは、その外周部周りに円周方向に配置され、少なくとも上記2つの構成要素により形成された冷却空洞を含み、
    上記冷却空洞内の粒状の材料が該冷却空洞の重力方向の低い箇所に移動するように上記ピストンアセンブリを向けることと、
    溶接において放出される溶接スパッタが上記粒状の材料に移るように、上記2つの構成要素の間に溶接継ぎ手を形成するために上記2つの構成要素をともに溶接することとを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  9. 請求項8において、
    上記2つの構成要素をともに溶接することは、上記冷却空洞リングと上記ピストン本体との一対の接合面にレーザビームを向けることを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  10. 請求項8において、
    ピストンの軸が重力の方向とほぼ直交するように上記ピストンアセンブリを配置することをさらに含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  11. 請求項8において、
    上記2つの構成要素を溶接している間、上記粒状の材料が上記冷却空洞内を移動しかつ該冷却空洞の重力方向の低い箇所に概してとどまるように、ピストンの軸回りに上記ピストンアセンブリを回転させることをさらに含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  12. 請求項11において、
    上記2つの構成要素を溶接することは、上記ピストンアセンブリの回転の結果として上記粒状の材料が上記冷却空洞内を移動するときに、上記粒状の材料の集まったかたまりのほぼ中心の位置で溶接することを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  13. 請求項8において、
    上記粒状の材料は、砂材料、セラミックス、磁器、およびアルミナのうち1つを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  14. 請求項8において、
    上記粒状の材料を配置することは、2mmよりも小さい粒径を有する材料を配置することを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  15. ピストンアセンブリを溶接するためのシステムであって、
    ピストン本体と冷却空洞リングとから構成されるピストン溶接前アセンブリを保持するように構成された溶接固定具を含み、上記ピストン本体と上記冷却空洞リングとは、ともに接合されたときに冷却空洞を形成する接合面を有し、
    上記ピストン本体と上記冷却空洞リングとが接触する位置で上記ピストン本体を上記冷却空洞リングに溶接するために配置された溶接装置を含み、
    上記溶接固定具は、上記冷却空洞内に配置されたさらさら粒状媒体が上記溶接装置の近くおよび溶接位置の近くに位置するように配置されており、上記ピストン本体が上記冷却空洞リングに溶接されるとき、そこから放出される溶接スパッタが上記冷却空洞において上記さらさら粒状媒体内へ放出される
    ことを特徴とするシステム。
  16. 請求項15において、
    上記溶接装置は、レーザ溶接機である
    ことを特徴とするシステム。
  17. 請求項15において、
    上記溶接固定具は、さらに、上記ピストン溶接前アセンブリの中心軸が重力の方向とほぼ直交するように配置されている
    ことを特徴とするシステム。
  18. 請求項15において、
    上記ピストン溶接前アセンブリの回転の間、上記さらさら粒状媒体が上記冷却空洞内で移動しかつ該冷却空洞の重力方向の低い箇所に概してとどまるように、上記ピストン溶接前アセンブリを回転させるように構成された制御部をさらに含んでいる
    ことを特徴とするシステム。
  19. 請求項15において、
    上記さらさら粒状媒体は、砂材料、セラミックス、磁器、およびアルミナのうち1つを含んでいる
    ことを特徴とするシステム。
  20. 請求項15において、
    上記さらさら粒状媒体は、2mmよりも小さい径を有する粒状の材料を含んでいる
    ことを特徴とするシステム。
  21. 溶接前のピストンアセンブリであって、
    ピストン本体と、
    冷却空洞リングとを含み、上記ピストン本体と上記冷却空洞リングとは、ともに接合されたときに冷却空洞を形成する接合面を有し、
    上記冷却空洞内に配置されかつ上記接合面の近くに配置されたさらさら粒状媒体を含み、該さらさら粒状媒体は、該さらさら粒状媒体が上記冷却空洞の重力方向の低い箇所に移動するように配置されている
    ことを特徴とする溶接前のピストンアセンブリ。
  22. 請求項21において、
    上記さらさら粒状媒体は、上記ピストン本体が上記冷却空洞リングに溶接されるときに、そこから放出される溶接スパッタが上記冷却空洞において上記さらさら粒状媒体内に放出されるように配置されている
    ことを特徴とする溶接前のピストンアセンブリ。
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