JP2016507212A - ケーブルトレイのためのサイドウォールブラケット - Google Patents

Abstract

ケーブルトレイと、このケーブルトレイに固着された少なくとも一つのサイドウォールブラケットが開示されている。ケーブルトレイは複数の横と縦のワイヤを有している。サイドウォールブラケットは、第１の端部と第２の端部とともに上方ループを有している。カーブ部分は、上方ループの第１の端部と第２の端部から延長している。傾斜脚は各々のカーブ部分から延長している。傾斜脚は、Ｕ型の内側脚部と外側脚部につながるフックによって定義されている。各々の傾斜脚の内側脚部は、側部の縦のワイヤと底部の縦のワイヤの第１の表面を係合し、そして各々の傾斜脚の外側脚部は、ケーブルトレイに固着するために側部の縦のワイヤと底部の縦のワイヤの第１の表面に対向する第２の表面を、ケーブルトレイにサイドウォールブラケットを固着するために係合する。

Description

［関連出願の相互参照］
本出願は２０１３年２月７日に出願された米国仮出願第６１／７６１，９９０の優先権を主張するものであり、その主題は、その全体が本明細書に参考として組み込まれる。

本発明は、ケーブルルーティングシステムに関し、より詳しくは、ケーブルルーティングシステムにおけるケーブルトレイのためのサイドウォールブラケットに関する。

包括的なケーブルルーティングシステムは、一般的にケーブルバスケットまたはケーブルダクトを含んでいる。ケーブルバスケットまたはケーブルダクトは、一体的なサイドウォールを含んでいる。様々なルーティングデバイスは、設置の間に、ケーブルバスケットまたはケーブルダクトに取り付けられる。しばしば、ケーブルバスケットまたはケーブルダクトのサイドウォールは、ティー字、十字、または直角の経路が設けられるときに、切り取られる必要がある。その結果、一般的なケーブルバスケットまたはケーブルダクトの経路の設置は、時間を消費し、コスト高となり、そして鋭い端部を作る。

出願人は、出願人の米国特許出願公開第２０１１／０２８４２８３、第２０１１／０２８４７０１、第２０１１／０２８６７８５、及び米国特許第８，４２４，８１４に記載されているように、新しいケーブルルーティングシステムを発明した。出願中の特許出願に記載されているケーブルトレイは、サイドウォールを下方へ広げることで、縦のワイヤと横のワイヤを含んでいる。多様な装置は、ケーブルルーティングシステムを形成するために、ケーブルトレイを加え得る。

トレイの上の複数のケーブルの配線を保持するためにケーブルトレイ上に簡単に設置され取り外し可能なサイドウォールの提供が望ましい。

本発明はケーブルトレイに関し、そして、このケーブルトレイに対して少なくとも一つのサイドウォールブラケットを固着する。サイドウォールブラケットは、ケーブルトレイのケーブルの配線を保持する。ケーブルトレイは、上部とサイドウォールを下方へ延長した複数の横のワイヤを含む。ケーブルトレイは、また、上部、側部の縦のワイヤ、及び底部の縦のワイヤに位置する複数の縦のワイヤを含む。サイドウォールブラケットは、第１の端部と第２の端部とともに上方のループを有する。カーブ部分は、上方のループの第１の端部と第２の端部から延長している。傾斜脚は各々のカーブ部分から延長している。傾斜脚は、Ｕ型の内部の脚部と外側の脚部にいたるフックによって定義されている。各々の傾斜脚の内側脚部は、側部の縦のワイヤと底部の縦のワイヤの第１の表面を係合し、そして各々の傾斜脚の外側脚部は、少なくとも一つのサイドウォールブラケットをケーブルトレイに固着するために、側部の縦のワイヤと底部の縦のワイヤの第１の表面に対向する第２の表面を係合する。

本発明のサイドウォールブラケットのケーブルトレイの斜視図である。 図１のサイドウォールブラケットの正面図である。 図２のサイドウォールブラケットの斜視図である。 図２のサイドウォールブラケットの斜視図である。 図２のサイドウォールブラケットの側面図である。 ケーブルトレイに設置された図２のサイドウォールブラケットの部分的な端面図である。 ケーブルトレイに部分的に設置された図２のサイドウォールブラケットの部分的な端面図である。 ケーブルトレイに設置された図２のサイドウォールブラケットの部分的な端面図である。 ケーブルトレイの両側に設置された図２のサイドウォールブラケットの端面図である。 ケーブルトレイに設置された図２のサイドウォールブラケットの正面図である。 ケーブルトレイに設置された他のサイドウォールブラケットの正面図である。

上述のとおり、出願人の米国特許出願公開第２０１１／０２８４２８３、第２０１１／０２８４７０１、第２０１１／０２８６７８５、及び米国特許第８,４２４,８１４は、本明細書に参考として組み込まれる、ケーブルルーティングシステム２０のためのケーブルトレイ５０を述べている。図１に示すように、ケーブルトレイ５０は、複数の横ワイヤ５２及び複数の縦ワイヤ６２を含んでいる。横ワイヤ５２は、上部５４と下方に延長するサイドウォール５６を含んでいる。上部５４は、ケーブルの配線をサポートするための一般的な平面トップを形成する。縦ワイヤ６４は、横ワイヤ５２の上部５４の下に位置している。側部縦ワイヤ６６は各サイドウォール５６の内部に接するように位置し、そして底部縦ワイヤ６８は各サイドウォール５６の底部に位置している。

図２から図５は、本発明のサイドウォールブラケット１００を示している。サイドウォールブラケット１００は、単一のワイヤで形成されている。サイドウォールブラケット１００は、上方ループ部１１０と傾斜脚１２０を含んでいる。上方ループ部１１０は、第１の端部と第２の端部を有している。カーブ部分１１２は、上方ループ部１１０の第１の端部と第２の端部から延長している。カーブ部分１１２は、傾斜脚１２０につながっている。各傾斜脚はＵ型の内側脚部１２２、フック１２４、及び外側脚部１２６を含んでいる。外側脚部１２６の末端部１２８は、サイドウォールブラケット１００の中心から離れて傾斜している。各フック１２４は、ケーブルトレイ５０に対してサイドウォールブラケット１００を固着するために、ケーブルトレイ５０の側部縦ワイヤ６６を係合するように設計されている。

図４及び図５に示すように、サイドウォールブラケット１００の傾斜脚１２０は、ケーブルトレイ５０の側部縦ワイヤ６６の上で確かなグリップを保ち傾斜脚１２０のための必要な寸法の開口部を維持しながら、大半径で形成されるフック１２４を有効とする。大半径のフック１２４は、サイドウォールブラケット１００の生産性改善を提供する。図４は、大半径のフック１２４とサイドウォールブラケット１００の脚開口１３０を示している。図５は、ケーブルトレイなしの設置位置に配置されるサイドウォールブラケット１００の側面図を示している。設置位置において、図６Ｃと図７に示すように、上方ループ部１１０は、ケーブルトレイに対して面垂直において垂直に延長し、そして、サイドウォールブラケット１００の傾斜脚１２０は、ケーブルトレイ５０に関して４５度で配置される。このように、大半径のフック１２４の寸法と脚開口１３０は、サイドウォールブラケット１００が設置位置にあるときに、より小さくなる。

図１及び図６から図８は、本発明のサイドウォールブラケット１００とケーブルトレイ５０を示している。図６Ａから図６Ｃは、ケーブルトレイ５０にサイドウォールブラケット１００が設置されている状態を示している。サイドウォールブラケット１００は、このようにフック１２４が側部縦ワイヤ６６と整列されて配置されている。図６Ａから図６Ｃの矢印に示されているように、サイドウォールブラケット１００は、ケーブルトレイ５０の側部縦ワイヤ６６の上でサイドウォールブラケット１００のスナップロックまで、下方にプッシュされる。図６Ｃに示すように、内側脚部１２２は、ケーブルトレイ５０のサイドウォール５６の下方への延長で背後に配置され、そして、外側脚部１２６は、ケーブルトレイ５０のサイドウォール５６の下方への延長で前面に配置される。このように、内側脚部１２２は、側部縦ワイヤ６６と底部縦ワイヤ６８の第１の表面に係合し、そして、外側脚部１２６は、側部縦ワイヤ６６と底部縦ワイヤ６８の第１の表面に対向する第２の表面に係合する（図６Ｃ及び図７から図９参照）。

図７は、ケーブルトレイ５０の両サイドに設置された本発明のサイドウォールブラケット１００を示している。サイドウォールブラケット１００は、ケーブルトレイ５０の誤落下からケーブルトレイ５０の上に配線されたワイヤ束７０を防ぐ。

図８に示すように、本発明のサイドウォールブラケット１００は、ケーブルトレイ５０の２つの横ワイヤ５２の間のケーブルトレイ５０の上に設置される。サイドウォールブラケット１００は、ケーブルトレイ５０の下方に延長するサイドウォール５６にそっていかなる場所でも取り付け得る。内側脚部１２２と外側脚部１２６は、ケーブルトレイ５０の上のサイドウォールブラケット１００の確実なグリップの維持のために許可するようオフセットされている。これは、必要なときに、過剰な強さを必要とせずに、サイドウォールブラケット１００の設置または移動を可能とする。

図９に示すように、他のサイドウォールブラケット２００は、ケーブルトレイ５０に設置される。他のサイドウォールブラケット２００は、傾斜脚２２０をリードするカーブ部分２１２とともに上方ループ部２１０を含んでいる。各傾斜脚２２０は、Ｕ型内側脚部２２２、フック２２４、及び外側脚部２２６を含んでいる。各外側脚部２２６の末端部２２８は、サイドウォールブラケット２００の中心に向かって内側傾斜となっている。

本発明のサイドウォールブラケットは、希望に応じ、ケーブルトレイの上に配線された複数のケーブルを保持して、ケーブルトレイの上に容易に設置される。

さらに、本発明の特に好ましい実施例は示され記述されているが、変更及び修正が発明の示唆を逸脱しない範囲でなされ得ることは、当業者にとって明らかである。前述の説明及び添付の図面の中で述べられる事項は、説明として提供されたのみであり、限定されるものではない。

２０ ケーブルルーティングシステム
５０ ケーブルトレイ
５２ 横ワイヤ
５４ 上部
５６ サイドウォール
６２ 縦ワイヤ
６４ 縦ワイヤ
６６ 側部縦ワイヤ
６８ 底部縦ワイヤ
７０ ワイヤ束
１００ サイドウォールブラケット
１１０ 上方ループ部
１１２ カーブ部分
１２０ 傾斜脚
１２２ 内側脚部
１２４ フック
１２６ 外側脚部
１２８ 末端部
１３０ 脚開口
２００ サイドウォールブラケット
２１０ 上方ループ部
２１２ カーブ部分
２２０ 傾斜脚
２２２ 内側脚部
２２４ フック
２２６ 外側脚部
２２８ 末端部

Claims (9)

1. 上部と下方へ延長したサイドウォールとを含む複数の横のワイヤと、複数の縦のワイヤであって、前記上部の下の縦のワイヤ、側部の縦のワイヤ、及び底部の縦のワイヤを有する前記縦のワイヤと、を備えるケーブルトレイと、
   第１の端部と第２の端部とともに上方のループを有する少なくとも一つのサイドウォールブラケットと、
   前記上方のループの前記第１の端部と前記第２の端部から延長しているカーブ部分と、
   Ｕ型の内側脚部と外側脚部にいたるフックによって定義された傾斜脚であって、前記カーブ部分から延長している前記傾斜脚と、を備え、
   各々の前記傾斜脚の前記内側脚部は、前記側部の縦のワイヤと前記底部の縦のワイヤの第１の表面と係合し、及び各々の前記傾斜脚の前記外側脚部は、少なくとも一つのサイドウォールブラケットを前記ケーブルトレイに固着するために前記側部の縦のワイヤと前記底部の縦のワイヤの前記第１の表面に対応する第２の表面と係合し、
   前記ケーブルトレイと、前記ケーブルトレイに配線されたケーブルを保持する前記ケーブルトレイに固着された少なくとも一つのサイドウォールブラケットとからなるケーブルトレイとサイドウォールブラケットのコンビネーション。
2. 各々のフックは、Ｕ型であり、前記Ｕ型の内側脚部と前記Ｕ型のフックは、互いに反対方向に延長する請求項１に記載のケーブルトレイとサイドウォールブラケットのコンビネーション。
3. 前記内側脚部は、前記外側脚部と平行である請求項１に記載のケーブルトレイとサイドウォールブラケットのコンビネーション。
4. 前記内側脚部と前記外側脚部は、少なくとも一つのサイドウォールブラケットを前記ケーブルトレイで確かなグリップの維持をさせるために相殺される請求項１に記載のケーブルトレイとサイドウォールブラケットのコンビネーション。
5. 前記外側脚部は末端部を有し、前記外側脚部の各々の前記末端部は、少なくとも一つの前記サイドウォールブラケットの中心から離れて曲がっている請求項１に記載のケーブルトレイとサイドウォールブラケットのコンビネーション。
6. 前記外側脚部は末端部を有し、前記外側脚部の各々の前記末端部は、少なくとも一つの前記サイドウォールブラケットの中心に向かって曲がっている請求項１に記載のケーブルトレイとサイドウォールブラケットのコンビネーション。
7. 各々のフック、外側脚部及び内側脚部は、前記ケーブルトレイの前記側部の縦のワイヤの一つをつかむ足の開口を定義する請求項１に記載のケーブルトレイとサイドウォールブラケットのコンビネーション。
8. 前記設置された少なくとも一つのサイドウォールブラケットの前記上方のループ部分は、前記ケーブルトレイに対して垂直平面内で垂直方向に延長する請求項１に記載のケーブルトレイとサイドウォールブラケットのコンビネーション。
9. 前記設置された少なくとも一方のウォールブラケットの前記傾斜脚は、前記ケーブルトレイに対して４５度の角度に配置されている請求項１に記載のケーブルトレイとサイドウォールブラケットのコンビネーション。

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