JP2016507066A5 - - Google Patents

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JP2016507066A5
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他の実施形態では、キットは、ELISAアッセイを含む。さらなる実施形態では、キットは、ラテラルフローアッセイを含む。
本発明は、例えば以下を提供する。
(項目1)
多発性骨髄腫(MM)を診断する方法であって、
(a)対象から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)ステップ(a)において検出した前記BCMAポリペプチドまたはその断片の量と、所定のカットオフ値または対照血清試料中で検出した量とを比較するステップであって、前記所定のカットオフ値または(b)の前記対照血清試料中の量と比較した(a)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたは断片の増加した量が、MMの存在を示す、ステップと
を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
(項目2)
慢性リンパ球性白血病(CLL)を診断する方法であって、
(a)対象から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)ステップ(a)において検出した前記BCMAポリペプチドまたはその断片の量と、所定のカットオフ値または対照血清試料中で検出した量とを比較するステップであって、前記所定のカットオフ値または(b)の前記対照血清試料中の量と比較した(a)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたは断片の増加した量が、CLLの存在を示す、ステップと
を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
(項目3)
B細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)を診断する方法であって、
(a)対象から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)ステップ(a)において検出した前記BCMAポリペプチドまたはその断片の量と、所定のカットオフ値または対照血清試料中で検出した量とを比較するステップであって、前記所定のカットオフ値または(b)の前記対照血清試料中の量と比較した(a)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたは断片の増加した量が、NHLの存在を示す、ステップと
を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
(項目4)
前記生体試料が、血清試料である、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記BCMA断片が、切断されたBCMAポリペプチドである、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
前記BCMAポリペプチドまたはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、またはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出される、項目1から7のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
前記検出システムが、ELISAアッセイである、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記検出システムが、ラテラルフローアッセイである、項目8に記載の方法。
(項目11)
前記検出を、BCMAポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体を使用して行う、項目1から10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
前記BCMAポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、モノクローナル抗体である、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記BCMAポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、ポリクローナル抗体である、項目11に記載の方法。
(項目14)
多発性骨髄腫(MM)を有する、または有することが疑われる対象の生存についての予後予測の方法であって、
(a)対象から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)ステップ(a)において検出した前記BCMAポリペプチドまたはその断片の量と、MMについて処置されている対象の集団におけるBCMAポリペプチドまたはその断片のレベルの中央値とを比較するステップであって、(b)の前記処置された集団におけるBCMAポリペプチドまたはその断片の中央値または対応する量と比較した(a)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の増加した量が、MMを有する対象についての生存の可能性の低減を示す、ステップと
を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
(項目15)
慢性リンパ球性白血病(CLL)を有する、または有することが疑われる対象の生存についての予後予測の方法であって、
(a)対象から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)ステップ(a)において検出した前記BCMAポリペプチドまたはその断片の量と、CLLについて処置されている対象の集団におけるBCMAポリペプチドまたはその断片のレベルの中央値とを比較するステップであって、(b)の前記処置された集団におけるBCMAポリペプチドまたはその断片の中央値または対応する量と比較した(a)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の増加した量が、CLLを有する対象についての生存の可能性の低減を示す、ステップと
を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
(項目16)
B細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)を有する、または有することが疑われる対象の生存についての予後予測の方法であって、
(a)対象から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)ステップ(a)において検出したBCMAポリペプチドまたはその断片の前記量と、NHLについて処置されている対象の集団におけるBCMAポリペプチドまたはその断片のレベルの中央値とを比較するステップであって、(b)の前記処置された集団におけるBCMAポリペプチドまたはその断片の前記中央値または対応する量と比較した(a)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の増加した量が、NHLを有する前記対象についての生存の可能性の低減を示すステップと
を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である方法。
(項目17)
前記対象が、MMと診断されている、項目14に記載の方法。
(項目18)
前記対象が、MMについての処置を受けている、項目14に記載の方法。
(項目19)
前記対象が、CLLと診断されている、項目15に記載の方法。
(項目20)
前記対象が、CLLについての処置を受けている、項目15に記載の方法。
(項目21)
前記対象が、NHLと診断されている、項目16に記載の方法。
(項目22)
前記対象が、NHLについての処置を受けている、項目16に記載の方法。
(項目23)
前記対象が、中央レベルのBCMAポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が10%低減する、項目14から16のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記対象が、中央レベルのBCMAポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が30%低減する、項目14から16のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記対象が、中央レベルのBCMAポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が50%低減する、項目14から16のいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
前記対象が、中央レベルのBCMAポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が70%低減する、項目14から16のいずれか一項に記載の方法。
(項目27)
前記生体試料が、血清試料である、項目14から26のいずれか一項に記載の方法。
(項目28)
前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、項目14から26のいずれか一項に記載の方法。
(項目29)
前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、項目14から26のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
前記BCMA断片が、切断されたBCMAポリペプチドである、項目14から26のいずれか一項に記載の方法。
(項目31)
BCMAポリペプチドまたはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、またはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出される、項目14から30のいずれか一項に記載の方法。
(項目32)
前記検出システムが、ELISAアッセイである、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記検出システムが、ラテラルフローアッセイである、項目31に記載の方法。
(項目34)
前記検出を、BCMAポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体を使用して行う、項目14から33のいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
前記BCMAポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、モノクローナル抗体である、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記BCMAポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、ポリクローナル抗体である、項目34に記載の方法。
(項目37)
多発性骨髄腫(MM)の進行または処置に対する応答をモニターする方法であって、
(a)第1の時点における、MMと診断された患者から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)第2の時点または処置の後における、前記患者から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(c)ステップ(a)において検出した量と、ステップ(b)において検出した前記量とを比較するステップであって、(b)の前記生体試料中の前記BCMAポリペプチドまたはその断片の量と比較した(b)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の増加した量が、前記多発性骨髄腫が進行していることを示し、(a)の前記生体試料中の量と比較した(b)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の減少した量が、前記MMが、寛解に入っており、または処置に対して応答していることを示す、ステップと
を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
(項目38)
慢性リンパ球性白血病(CLL)の進行または処置に対する応答をモニターする方法であって、
(a)第1の時点における、CLLと診断された患者から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)第2の時点または処置の後における、前記患者から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(c)ステップ(a)において検出した量と、ステップ(b)において検出した前記量とを比較するステップであって、(b)の前記生体試料中の前記BCMAポリペプチドまたはその断片の量と比較した(b)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の増加した量が、前記CLLが進行していることを示し、(a)の前記生体試料中の量と比較した(b)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の減少した量が、前記CLLが、寛解に入っており、または処置に対して応答していることを示す、ステップと
を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
(項目39)
B細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)の進行または処置に対する応答をモニターする方法であって、
(a)第1の時点における、NHLと診断された患者から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)第2の時点または処置の後における、前記患者から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(c)ステップ(a)において検出した前記量と、ステップ(b)において検出した前記量とを比較するステップであって、(b)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の前記量と比較した(b)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の増加した量が、前記NHLが進行していることを示し、(a)の前記生体試料中の前記量と比較した(b)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の減少した量が、前記NHLが、寛解に入っており、または処置に対して応答していることを示すステップと
を含み、前記生体試料が、血清試料、または対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である方法。
(項目40)
前記生体試料が、血清試料である、項目37から39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、項目37から39のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、項目37から39のいずれか一項に記載の方法。
(項目43)
前記BCMA断片が、切断されたBCMAポリペプチドである、項目37から42のいずれか一項に記載の方法。
(項目44)
BCMAポリペプチドまたはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、またはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出される、項目37から43のいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
前記検出システムが、ELISAアッセイである、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記検出システムが、ラテラルフローアッセイである、項目44に記載の方法。
(項目47)
前記検出を、BCMAポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体を使用して行う、項目37から46のいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
前記BCMAポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、モノクローナル抗体である、項目47に記載の方法。
(項目49)
前記BCMAポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、ポリクローナル抗体である、項目47に記載の方法。
(項目50)
患者において多発性骨髄腫、慢性リンパ球性白血病、またはB細胞非ホジキンリンパ腫を検出し、診断し、生存を予測し、病期分類し、またはモニターするためのキットであって、患者から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片のレベルを決定するのに適した試薬を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、キット。
(項目51)
BCMAに特異的な抗体を含む、項目50に記載のキット。
(項目52)
BCMAポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、モノクローナル抗体である、項目51に記載のキット。
(項目53)
BCMAポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、ポリクローナル抗体である、項目51に記載のキット。
(項目54)
ELISAアッセイを含む、項目50に記載のキット。
(項目55)
ラテラルフローアッセイを含む、項目50に記載のキット。
(項目56)
多発性骨髄腫(MM)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、またはB細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)を診断する方法であって、
(a)対象から得た生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)ステップ(a)において検出した前記BAFFポリペプチドまたはその断片の量と、所定のカットオフ値または対照血清試料中で検出した量とを比較するステップであって、前記所定のカットオフ値または(b)の前記対照血清試料中の量と比較した(a)の前記生体試料中のBAFFポリペプチドまたは断片の増加した量が、MM、CLL、またはNHLの存在を示す、ステップと
を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
(項目57)
前記生体試料が、血清試料である、項目56に記載の方法。
(項目58)
前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、項目56に記載の方法。
(項目59)
前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、項目56に記載の方法。
(項目60)
BAFFポリペプチドまたはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、またはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出される、項目56から59のいずれか一項に記載の方法。
(項目61)
前記検出システムが、ELISAアッセイである、項目60に記載の方法。
(項目62)
前記検出システムが、ラテラルフローアッセイである、項目60に記載の方法。
(項目63)
前記検出を、BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体を使用して行う、項目56から62のいずれか一項に記載の方法。
(項目64)
前記BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、モノクローナル抗体である、項目63に記載の方法。
(項目65)
前記BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、ポリクローナル抗体である、項目63に記載の方法。
(項目66)
多発性骨髄腫(MM)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、またはB細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)を有する、または有することが疑われる対象の生存についての予後予測の方法であって、
(a)対象から得た生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)ステップ(a)において検出した前記BAFFポリペプチドまたはその断片の量と、MM、CLL、またはNHLについて処置されている対象の集団におけるBAFFポリペプチドまたはその断片のレベルの中央値とを比較するステップであって、(b)の前記処置された集団におけるBAFFポリペプチドまたはその断片の中央値または対応する量と比較した(a)の前記生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の増加した量が、MM、CLL、またはNHLを有する対象についての生存の可能性の低減を示す、ステップと
を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
(項目67)
前記対象が、MM、CLL、またはNHLと診断されている、項目66に記載の方法。
(項目68)
前記対象が、MM、CLL、またはNHLについての処置を受けている、項目66に記載の方法。
(項目69)
前記対象が、中央レベルのBAFFポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が10%低減する、項目66に記載の方法。
(項目70)
前記対象が、中央レベルのBAFFポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が30%低減する、項目66に記載の方法。
(項目71)
前記対象が、中央レベルのBAFFポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が50%低減する、項目66に記載の方法。
(項目72)
前記対象が、中央レベルのBAFFポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が70%低減する、項目66に記載の方法。
(項目73)
前記生体試料が、血清試料である、項目66から72のいずれか一項に記載の方法。
(項目74)
前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、項目66から72のいずれか一項に記載の方法。
(項目75)
前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、項目66から72のいずれか一項に記載の方法。
(項目76)
BAFFポリペプチドまたはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、またはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出される、項目66から75のいずれか一項に記載の方法。
(項目77)
前記検出システムが、ELISAアッセイである、項目76に記載の方法。
(項目78)
前記検出システムが、ラテラルフローアッセイである、項目76に記載の方法。
(項目79)
前記検出を、BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体を使用して行う、項目66から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目80)
前記BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、モノクローナル抗体である、項目79に記載の方法。
(項目81)
前記BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、ポリクローナル抗体である、項目79に記載の方法。
(項目82)
多発性骨髄腫(MM)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、またはB細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)の進行または処置に対する応答をモニターする方法であって、
(a)第1の時点における、MM、CLL、またはNHLと診断された患者から得た生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(b)第2の時点または処置の後における、前記患者から得た生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
(c)ステップ(a)において検出した量と、ステップ(b)において検出した量とを比較するステップであって、(a)の前記生体試料中の前記BAFFポリペプチドまたはその断片の量と比較した(b)の前記生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の増加した量が、前記多発性骨髄腫が進行していることを示し、(a)の前記生体試料中の量と比較した(b)の前記生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の減少した量が、前記MM、CLL、またはNHLが、寛解に入っており、または処置に対して応答していることを示す、ステップと、
を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
(項目83)
前記生体試料が、血清試料である、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、項目82に記載の方法。
(項目85)
前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、項目82に記載の方法。
(項目86)
BAFFポリペプチドまたはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、またはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出される、項目82から85のいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
前記検出システムが、ELISAアッセイである、項目86に記載の方法。
(項目88)
前記検出システムが、ラテラルフローアッセイである、項目86に記載の方法。
(項目89)
前記検出を、BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体を使用して行う、項目82から88のいずれか一項に記載の方法。
(項目90)
前記BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、モノクローナル抗体である、項目89に記載の方法。
(項目91)
前記BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、ポリクローナル抗体である、項目89に記載の方法。
(項目92)
患者において多発性骨髄腫、慢性リンパ球性白血病、またはB細胞非ホジキンリンパ腫を検出し、診断し、生存を予測し、病期分類し、またはモニターするためのキットであって、患者から得た生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片のレベルを決定するのに適した試薬を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、キット。
(項目93)
BAFFに特異的な抗体を含む、項目99に記載のキット。
(項目94)
BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、モノクローナル抗体である、項目100に記載のキット。
(項目95)
BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、ポリクローナル抗体である、項目100に記載のキット。
(項目96)
ELISAアッセイを含む、項目99に記載のキット。
(項目97)
ラテラルフローアッセイを含む、項目99に記載のキット。

Claims (15)

  1. 生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を、多発性骨髄腫(MM)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、またはB細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)の指標とする方法であって、
    (a)対象から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
    (b)ステップ(a)において検出した前記BCMAポリペプチドまたはその断片の量と、所定のカットオフ値または対照血清試料中で検出した量とを比較するステップ
    を含み、前記所定のカットオフ値または(b)の前記対照血清試料中の量と比較した(a)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の増加した量が、MM、CLLまたはNHLの存在を示
    前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
  2. (i)前記生体試料が、血清試料である、または
    (ii)前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (iii)前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (iv)前記BCMA断片が、切断されたBCMAポリペプチドである、または
    (v)前記BCMAポリペプチドもしくはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、もしくはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出され、前記検出システムが、任意選択でELISAアッセイであるか、もしくはラテラルフローアッセイである、または
    (v)前記検出を、BCMAポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体を使用して行い、前記BCMAポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体が、任意選択でモノクローナル抗体であるか、もしくはポリクローナル抗体である、
    請求項1に記載の方法。
  3. 生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を、多発性骨髄腫(MM)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、またはB細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)を有する、または有することが疑われる対象の生存についての予後予測の指標とする方法であって、
    (a)対象から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
    (b)ステップ(a)において検出した前記BCMAポリペプチドまたはその断片の量と、MM、CLL、またはNHLについて処置されている対象の集団におけるBCMAポリペプチドまたはその断片のレベルの中央値とを比較するステップ
    を含み、(b)の前記処置された集団におけるBCMAポリペプチドまたはその断片の中央値または対応する量と比較した(a)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の増加した量が、MM、CLL、またはNHLを有する対象についての生存の可能性の低減を示
    前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
  4. (i)MMを有するか、もしくはMMを有することが疑われている前記対象が、MMと診断されている、または
    (ii)MMを有するか、もしくはMMを有することが疑われている前記対象が、MMについての処置を受けている、または
    (iii)CLLを有するか、もしくはCLLを有することが疑われている前記対象が、CLLと診断されている、または
    (iv)CLLを有するか、もしくはCLLを有することが疑われている前記対象が、CLLについての処置を受けている、または
    (v)NHLを有するか、もしくはNHLを有することが疑われている前記対象が、NHLと診断されている、または
    (vi)NHLを有するか、もしくはNHLを有することが疑われている前記対象が、NHLについての処置を受けている、または
    (vii)前記対象が、中央レベルのBCMAポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が10%低減する、または
    (viii)前記対象が、中央レベルのBCMAポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が30%低減する、または
    (ix)前記対象が、中央レベルのBCMAポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が50%低減する、または
    (x)前記対象が、中央レベルのBCMAポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が70%低減する、または
    (xi)前記生体試料が、血清試料である、または
    (xii)前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (xiii)前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (xiv)前記BCMA断片が、切断されたBCMAポリペプチドである、または
    (xv)BCMAポリペプチドもしくはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、もしくはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出され、前記検出システムが、任意選択でELISAアッセイであるか、もしくはラテラルフローアッセイである、または
    (xvi)前記検出を、BCMAポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体を使用して行い、前記BCMAポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体が、任意選択でモノクローナル抗体であるか、もしくはポリクローナル抗体である、
    請求項に記載の方法。
  5. 生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を、多発性骨髄腫(MM)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、またはB細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)の進行または処置に対する応答の指標とする方法であって、
    (a)第1の時点における、MM、CLLまたはNHLと診断された患者から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
    (b)第2の時点または処置の後における、前記患者から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
    (c)ステップ(a)において検出した量と、ステップ(b)において検出した量とを比較するステップ
    を含み、(b)の前記生体試料中の前記BCMAポリペプチドまたはその断片の量と比較した(b)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の増加した量が、前記多発性骨髄腫、慢性リンパ球性白血病、またはB細胞非ホジキンリンパ腫が進行していることを示し、(a)の前記生体試料中の量と比較した(b)の前記生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片の減少した量が、前記MM、CLLまたはNHLが、寛解に入っており、または処置に対して応答していることを示
    前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
  6. (i)前記生体試料が、血清試料である、または
    (ii)前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (iii)前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (iv)前記BCMA断片が、切断されたBCMAポリペプチドである、または
    (v)BCMAポリペプチドもしくはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、もしくはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出され、前記検出システムが、任意選択でELISAアッセイであるか、もしくはラテラルフローアッセイである、または
    (vi)前記検出を、BCMAポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体を使用して行い、前記BCMAポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体が、任意選択でモノクローナル抗体であるか、もしくはポリクローナル抗体である、
    請求項に記載の方法。
  7. 患者において多発性骨髄腫、慢性リンパ球性白血病、またはB細胞非ホジキンリンパ腫を検出し、診断し、生存を予測し、病期分類し、またはモニターするためのキットであって、患者から得た生体試料中のBCMAポリペプチドまたはその断片のレベルを決定するのに適した試薬を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、キット。
  8. (i)BCMAポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体であって、前記BCMAポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体が、任意選択でモノクローナル抗体であるか、もしくはポリクローナル抗体である、または
    (ii)前記キットが、ELISAアッセイを含む、または
    (iii)前記キットが、ラテラルフローアッセイを含む、
    を含む、請求項に記載のキット。
  9. 生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の量を、多発性骨髄腫(MM)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、またはB細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)の指標とする方法であって、
    (a)対象から得た生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
    (b)ステップ(a)において検出した前記BAFFポリペプチドまたはその断片の量と、所定のカットオフ値または対照血清試料中で検出した量とを比較するステップ
    を含み、前記所定のカットオフ値または(b)の前記対照血清試料中の量と比較した(a)の前記生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の増加した量が、MM、CLL、またはNHLの存在を示
    前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
  10. (i)前記生体試料が、血清試料である、または
    (ii)前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (iii)前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (iv)BAFFポリペプチドもしくはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、もしくはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出され、前記検出システムが、任意選択でELISAアッセイであるか、もしくはラテラルフローアッセイである、または
    (v)前記検出を、BAFFポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体を使用して行い、前記BAFFポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体が、任意選択でモノクローナル抗体であるか、もしくはポリクローナル抗体である、
    請求項に記載の方法。
  11. 生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の量を、多発性骨髄腫(MM)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、またはB細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)を有する、または有することが疑われる対象の生存についての予後予測の指標とする方法であって、
    (a)対象から得た生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
    (b)ステップ(a)において検出した前記BAFFポリペプチドまたはその断片の量と、MM、CLL、またはNHLについて処置されている対象の集団におけるBAFFポリペプチドまたはその断片のレベルの中央値とを比較するステップ
    を含み、(b)の前記処置された集団におけるBAFFポリペプチドまたはその断片の中央値または対応する量と比較した(a)の前記生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の増加した量が、MM、CLL、またはNHLを有する対象についての生存の可能性の低減を示
    前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
  12. (i)前記対象が、MM、CLL、もしくはNHLと診断されている、または
    (ii)前記対象が、MM、CLL、もしくはNHLについての処置を受けている、または
    (iii)前記対象が、中央レベルのBAFFポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が10%低減する、または
    (iv)前記対象が、中央レベルのBAFFポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が30%低減する、または
    (v)前記対象が、中央レベルのBAFFポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が50%低減する、または
    (vi)前記対象が、中央レベルのBAFFポリペプチドを有する対象の生存と比較して、生存の可能性が70%低減する、または
    (vii)前記生体試料が、血清試料である、または
    (viii)前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (ix)前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (x)BAFFポリペプチドまたはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、もしくはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出され、前記検出システムが、任意選択でELISAアッセイであるか、もしくはラテラルフローアッセイである、または
    (xi)前記検出を、BAFFポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体を使用して行い、前記BAFFポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体が、任意選択でモノクローナル抗体であるか、もしくはポリクローナル抗体である、
    請求項11に記載の方法。
  13. 生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の量を、多発性骨髄腫(MM)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、またはB細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)の進行または処置に対する応答の指標とする方法であって、
    (a)第1の時点における、MM、CLL、またはNHLと診断された患者から得た生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
    (b)第2の時点または処置の後における、前記患者から得た生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の量を検出するステップと、
    (c)ステップ(a)において検出した量と、ステップ(b)において検出した量とを比較するステップ
    を含み、(a)の前記生体試料中の前記BAFFポリペプチドまたはその断片の量と比較した(b)の前記生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の増加した量が、前記多発性骨髄腫が進行していることを示し、(a)の前記生体試料中の量と比較した(b)の前記生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片の減少した量が、前記MM、CLL、またはNHLが、寛解に入っており、または処置に対して応答していることを示
    前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、方法。
  14. (i)前記生体試料が、血清試料である、または
    (ii)前記生体試料が、前記対象の骨髄単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (iii)前記生体試料が、前記対象の末梢血単核細胞の培養物から得た上清である、または
    (iv)BAFFポリペプチドまたはその断片が、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、酵素免疫アッセイ(EIA)、蛍光免疫アッセイ(FIA)、発光免疫アッセイ(LIA)、ラテラルフローアッセイ、もしくはストリップアッセイからなる群から選択される検出システムを使用して検出され、前記検出システムが、任意選択でELISAアッセイであるか、もしくはラテラルフローアッセイである、または
    (v)前記検出を、BAFFポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体を使用して行い、前記BAFFポリペプチドもしくはその断片に特異的な抗体が、任意選択でモノクローナル抗体であるか、もしくはポリクローナル抗体である、
    請求項13に記載の方法。
  15. 患者において多発性骨髄腫、慢性リンパ球性白血病、またはB細胞非ホジキンリンパ腫を検出し、診断し、生存を予測し、病期分類し、またはモニターするためのキットであって、患者から得た生体試料中のBAFFポリペプチドまたはその断片のレベルを決定するのに適した試薬を含み、前記生体試料が、血清試料、または前記対象の骨髄単核細胞もしくは末梢血単核細胞の培養物から得た上清であ
    (i)前記キットは、任意選択でBAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体を含み、BAFFポリペプチドまたはその断片に特異的な抗体が、任意選択でモノクローナル抗体であるか、もしくはポリクローナル抗体である、または
    (ii)前記キットは、ELISAアッセイを含む、または
    (iii)前記キットは、ラテラルフローアッセイを含む、
    キット。
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