JP2016506129A - ビームフォーミングアンテナアレイ - Google Patents

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ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
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Abstract

ワイヤレスアクセスポイントデバイスは、マイクロコントローラユニットと、前記マイクロコントローラユニットに結合されたトランシーバと、前記トランシーバに結合されたビームフォーミングアンテナを具備し、前記ビームフォーミングアンテナは、リフレクタと、スイッチと、前記リフレクタに十分に近接し、前記スイッチにそれぞれ結合された2以上のアンテナ要素と、を具備する。ビームフォーミング方法は、1人または複数のターゲットユーザを識別するステップと、アンテナ構成を判別するステップと、それぞれがリフレクタを備えた1つまたは複数のアンテナ要素をアクティベートし、それによりアンテナ無線周波数パターンを前記ターゲットユーザに向けてフォーカスするステップと、前記ターゲットユーザと通信し、それにより、データを前記ターゲットユーザに送信するか、又は、前記ターゲットユーザからデータを受信するステップを具備する。

Description

本発明は、通信ネットワークに関連し、特に、ビームフォーミングアンテナアレイに関する。
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2012年12月7日にDedi Hazizaにより出願された「ビームフォーミングアンテナアレイ」と題された米国仮特許出願第13/708,554号の利益を主張する。
ワイヤレス・ローカル・アクセス・ネットワーク(WLAN)やWifi技術が進歩したため、スループット及びサービス品質(QoS)を維持したまま、より高い容量(例えば、さらなるユーザ)をサポートする要求が増加している。加えて、ユーザ及びユーザ端末の数が増加するにつれ、さらなる干渉、スペクトルの非効率、個々人の低いデータスループットなどを理由に送信環境もまた悪化し得る。例えば、マルチユーザブロードバンド無線(例えばWiFi)環境(例えば、ビジネスセンター、オフィス、ホテル、病院など)において、各ユーザは、全方向性アンテナシステムを備えた従来のWLANにおける、他のユーザに対するノイズ源(たとえば干渉)として作用し得る。そのような例において、各ユーザのデータスループットは、干渉のために減少し得る。また、スペクトル非効率性と帯域制限により、各ユーザのデータスループットは、さらに減少し得る。
従来のWLANデバイス、システム、及び方法は、システムの効率性(例えばスペクトル効率性、データスループットなど)を改善し、送信環境の悪化を緩和するために、ビームフォーミングアンテナシステムを採用し得る。例えば、一人又は複数の特定のユーザに向かうアンテナ無線周波数(RF)パターンを向ける及び/またはフォーカスするようにビームフォーミングアンテナシステムが採用され得る。従来のビームフォーミング手法は、たびたび複雑で、大きく、非効率的になる。例えば、従来のWLANデバイス、システム、及び方法は、ビームフォーミングアンテナシステムを具備し、ビームフォーミングアンテナシステムは、指向性アンテナ要素の設計を必要とし、及び/又は、1つまたは複数の能動素子(例えば、増幅器、位相シフト回路など)を具備する。また、従来のビームフォーミング方法は、例えばマルチパス歪みなどの室内マルチパス環境においてパフォーマンス低下を経験し得る。そのような従来の方法は、所定のアンテナRFパターンを採用し得るが、前記アンテナRFパターンを変更することはできない。したがって、1人または複数のターゲットユーザに向かうアンテナRFパターンを調整及び/又は誘導する性能を効果的に提供するデバイス、システム、及び方法が必要とされる。
本明細書では、マイクロコントローラユニットと、前記マイクロコントローラユニットに結合されたトランシーバと、前記トランシーバに結合されたビームフォーミングアンテナを具備し、前記ビームフォーミングアンテナは、リフレクタと、スイッチと、それぞれ前記スイッチに結合され、前記リフレクタに十分に近接した2以上のアンテナ要素と、を具備することを特徴とするワイヤレスアクセスポイントデバイスが開示される。
本明細書では、1人または複数のターゲットユーザを識別子するステップと、アンテナ構成を判別するステップと、それぞれがリフレクタを具備する1つまたは複数のアンテナ要素をアクティベートし、それにより、前記ターゲットユーザに向かうアンテナ無線周波数パターンをフォーカスするステップと、前記ターゲットユーザと通信し、それによりデータを前記ターゲットユーザに送信するか、又は、前記ターゲットユーザからデータを受信するステップを具備するビームフォーミング方法も開示される。
本明細書ではさらに、マイクロコントローラユニットと、前記マイクロコントローラユニットに結合されたトランシーバと、前記トランシーバに結合されたビームフォーミングアンテナであって、リフレクタと、前記リフレクタに十分に近接した2以上のアンテナ要素と、各アンテナ要素に結合されたスイッチであって、前記アンテナ要素をターンオン又はターンオフすることにより、前記アンテナ要素により生成されるRFパターンを修正するように前記アンテナ要素の電力を制御するように構成されたスイッチと、を具備するビームフォーミングアンテナと、前記マイクロコントローラに結合されたメモリであって、と、前記マイクロコントローラに、1人又は複数のターゲットユーザを識別させ、アンテナ構成を判別させ、それぞれがリフレクタを備えた1つまたは複数のアンテナ要素をアクティベートさせ、それにより、前記ターゲットユーザに向かうアンテナ無線周波数パターンをフォーカスし、前記ターゲットユーザと通信し、それによりデータを前記ターゲットユーザに送信するか、又は、前記ターゲットユーザからデータを受信する命令を具備するメモリと、を具備するワイヤレスアクセスポイントデバイスが開示される。
本明細書をより完全に理解するために、添付の図面と詳細な説明に関連し、以下で簡単な説明がなされる。同様の参照符号は同様の部分を示している。
WLANデバイスの一部の実施形態の概略図である。 ビームフォーミングアンテナアレイの実施形態の透視図である。 ビームフォーミングアンテナアレイの実施形態の側面図である。 ビームフォーミングアンテナアレイの実施形態の平面図である。 ビームフォーミングアンテナアレイ無線周波数パターンの実施形態の透視図である。 シングルユーザと通信するビームフォーミングアンテナアレイの実施形態の平面図である。 シングルユーザと通信するビームフォーミングアンテナアレイの他の実施形態の平面図である。 2人のユーザと通信するビームフォーミングアンテナアレイの実施形態の平面図である。 4人のユーザと通信するビームフォーミングアンテナアレイの実施形態の平面図である。 ビームフォーミング方法の実施形態のフローチャートである。
以下では1つまたは複数の実施形態の例示が提供されるが、開示されるシステム及び/又は方法は、現在知られている又は存在するいくつもの技術を使用して実施し得ることは、最初に理解すべきである。本開示は、例示の実装、図面、及び例示的な設計及び明細書で例示され説明される実装を含む、以下で例証される技術に限定されるものではなく、均等の全範囲に加え、添付の特許請求の範囲で変更し得る。
明細書では、ビームフォーミングアンテナアレイ(BFAA)、BFAAを備えたWLANデバイスの実施形態、及びこれらを用いた方法が開示される。明細書で開示されるように、実施形態において、前記BFAAは、1人又は複数のターゲットユーザに向かうアンテナRFパターンを調整及び/又は誘導する能力を提供するために採用し、それによりデータスループットを改善するとともに前記WLANデバイスのスペクトル効率性を改善してもよい。さらに、前記BFAAは、明細書で開示されるように、そのように設定される場合には、1人又は複数のターゲットユーザに全方向カバレージを提供するようにさらに構成されてもよい。
図1を参照すると、BFAAの操作環境の実施形態が例示されている。実施形態において、前記操作環境は、明細書で開示されるように、WLANデバイスと関連した複数の機能ユニットを通常具備している。
実施形態において、図1に例示されるように、前記WLANデバイス100は、複数の機能ユニットを具備し得る。実施形態において、機能ユニット(例えば、集積回路(IC))は、単一の機能を実行し得、例えば、増幅器又はバッファとして供される。前記機能ユニットは、単一チップ上で複数の機能を実行し得る。前記機能ユニットは、IC上にコンポーネントのグループ(例えば、トランジスタ、抵抗、コンデンサ、ダイオード、及び/又は、インダクタ)を具備し、限定された(defined)機能を実行し得る。前記機能ユニットは、特定の入力セット、特定の出力セット、及び前記ICの他の機能ユニットとの、及び/又は、外部コンポーネントとのインターフェース(例えば、電気的インターフェース、論理インターフェース、及び/又は、他のインターフェース)を具備しうる。実施形態によっては、前記機能ユニットは、単一の機能のリピートインスタンス(例えば、単一チップ上の複数の、フリップフロップ又は加算器)を具備してもよく、又は、その全部の機能を有する機能ユニットを一緒に提供できる機能ユニットのうちの2つ以上の異なる種類を具備してもよい。例えば、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラは、論理演算装置(ALU)、1つまたは複数の浮動小数点演算ユニット(FPU)、1つまたは複数のロード又はストアユニット、1つまたは複数の分岐予測ユニット、1つまたは複数のメモリコントローラ、及び他のそのようなモジュールなどといった機能ユニットを具備してもよい。実施形態によっては、前記機能ユニットは、機能ユニットのコンポーネントにさらに細分化してもよい。マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラ全体としては、例えば、前記マイクロプロセッサが少なくとも1つの他の機能ユニット(例えば、キャッシュメモリユニット)と回路を共有しているならば、ICの機能ユニットとして見ることができる。
前記機能ユニットは、例えば、汎用プロセッサ、数理プロセッサ、状態機械、デジタル信号プロセッサ、ビデオプロセッサ、オーディオプロセッサ、モデム、ラジオ、受信器、送信器、トランシーバ、論理演算装置、論理要素、マルチプレクサ、デマルチプレクサ、スイッチングユニット、スイッチング要素、入力/出力(I/O)要素、周辺コントローラ、バス、バスコントローラ、レジスタ、組合せ論理素子、ストレージユニット、プログラマブル論理デバイス、メモリユニット、ニューラルネットワーク、センシング回路、制御回路、デジタル−アナログ変換器、アナログ−デジタル変換器、オシレータ、メモリ、フィルタ、増幅器、ミキサ、モジュレータ、デモジュレータ、及び/又は、当業者により認識される他の任意の適切なデバイスを具備してよい。
図1の前記実施形態において、前記WLANデバイス100は、複数の分散した構成部分及び/又は機能ユニットを具備し、明細書で開示されるように、各機能ユニットは、1つまたは複数の他の機能ユニットと、適当な信号管路を介して、例えば、1つまたは複数の電気接続を介して、通信し得る。
図1の前記実施形態において、前記操作環境は、例えば、1つまたは複数のRF信号(例えば、WiFi信号)を送信する及び/又は受信するために、複数の相互に接続された機能ユニットを備えたWLANデバイス100を具備する。図1の前記実施形態において、WLANデバイス100は、限定されないが、図1に示されるように配置されたマイクロコントローラユニット(MCU)102、トランシーバ104、及びBFAA200を含む種々の機能ユニットを通常具備してよい。そのような実施形態において、前記WLANデバイス100は、RF信号(例えば、WiFi信号)を送信及び/又は受信(例えば、1人又は複数のターゲットユーザへ/から)するように構成されている。図1は、BFAA200を利用することができる操作環境の特定の実施形態、及び/又は、BFAA200が関連し得る機能ユニットの特定の構成を例示しているが、この開示を当業者が見ることで、BFAA200が、本明細書で開示されるように、代わりの他の操作環境及び/又はWLANデバイス機能ユニットの代替の構成において、同様に採用されうることは、理解し得る
実施形態において、前記MCU102は、前記WLANデバイス100の1つまたは複数の機能ユニットを制御するように、及び/又は、前記WLANデバイス100を通じてデータフローを制御するように構成され得る。例えば、前記MCU102は、前記トランシーバ104(例えば、電気接続150を介して)と、1つまたは複数の電気信号(例えば、データパケット)を通信するように、及び/又は、前記電気信号の1つまたは複数の処理(例えば、認証、パケット監視ロジックなど)を実行するように構成されもよい。そのような実施形態において、1つまたは複数の前記処理は、ソフトウェア、ハードウェア、又は、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせにおいて実行され得る。
実施形態において、前記MCU102は、当業者がこの開示を見ることで理解できるように、プロセッサコア、論理ユニット(LU)、記憶保存デバイス、入力/出力(I/O)周辺機器、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び/又は、任意の他の適切な機能ユニットを具備し得る。例えば、実施形態において、前記LUは、算術演算及び/又は例えば、トランシーバからの電気信号上の論理演算などの、論理演算を実行するように構成されてよい。さらに、実施形態において、前記記憶保存デバイスは、前記WLANデバイス100の情報(例えば、データ)を格納するように通常構成できるとともに、データを読み出し、及び/又は、前記記憶保存デバイスの1つまたは複数のメモリセルにデータを書き込むように構成されうる。実施形態において、前記記憶保存デバイスは、リード・オンリー・メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、フラッシュメモリ、外部メモリ(例えば、セキュア・デジタル(SD)カード)、この開示を見ることで当業者が理解し得る任意の適切な型のメモリデバイス、又はそれらの組み合わせを具備してよい。さらに、実施形態において、前記I/O周辺機器は、前記MCU102及び/又は前記WLANデバイス100と、外部ハードウェア(例えば、電源コンセント、コンピュータなど)の間で、電気信号及び/又はデータ信号を送信するように通常構成されうる。さらに、実施形態において、前記DSPは、例えばトランシーバからの電気信号などの電気信号を、操作、修正、及び/又は、改善するように構成されうる。
実施形態において、前記トランシーバ104は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11及び/又は802.16規格及び/又はプロトコルに従うように構成されうる。付加的な又は代替的な実施形態において、この開示を当業者が見ることで理解できるように、前記トランシーバ104は、任意の他の適切な規格及び/又はプロトコルに従うように構成されうる。
実施形態において、前記トランシーバ104は、前記WLANデバイス100への/からのワイヤレス通信(例えば、前記BFAA200を介して)をサポート及び/又は提供するように通常構成されうる。実施形態において、前記トランシーバ104は、メディア・アクセス・コントローラ(MAC)106と、フロント−エンドモジュール(FEM)108を通常具備してよい。
実施形態において、前記MAC106は、前記MCU102と電気信号(例えば、データ信号)を通信し(例えば、電気接続150を介して)、前記FEM108とMAC層のデータ信号を通信する(例えば、電気接続152を介して)ように通常構成されうる。実施形態において、前記MAC106は、アドレッシングを提供し、及び/又は、チャネルアクセス制御機構(例えば、データ信号トラフィックを制御するための)を提供するように通常構成されうる。例えば、前記MAC106は、CSMA(carrier sense multiple access)プロトコル、CSMA/CA(carrier sense multiple access with collision avoidance)プロトコル、CSMA/CD(carrier sense multiple access with collision detection)プロトコル、CSMA/CARP(carrier sense multiple access with collision avoidance and resolution using priorities)プロトコル、MACA(multiple access with collision avoidance)プロトコル、MACAW(multiple access with collision avoidance for wireless)プロトコル、pure ALOHA プロトコル、slotted ALOHA プロトコル、R-ALOHA(reservation ALOHA)プロトコル、MS-ALOHA(mobile slotted ALOHA)プロトコル、dynamic TDMA(time division multiple access)プロトコル、DCF(distributed coordination function)、PCF(point coordination function)、HCF(hybrid coordination function)、又はこの開示を見ることで当業者が理解し得る任意の他の適切なメディアアクセスプロトコルを実施するように構成されうる。
実施形態において、前記FEM108は、前記MAC106とMAC層データ信号を通信(例えば、電気接続152を介して)し、前記BFAA200と物理的信号を通信(例えば、電気接続154を介して)するように通常構成されうる。実施形態において、前記FEM108は、電気信号(例えば、MAC層データ信号)をフィルタし、電気信号を増幅し、電気信号をミックス(例えば、電気信号のアップコンバート又は電気信号のダウンコンバート)し、電気信号を変調し、電気的電流フロー経路を制御又は設定(例えば、1つまたは複数のアンテナスイッチの開又は閉)し、この開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の適切な信号処理、又はこれらの組み合わせを実行するように通常構成されうる。さらに、実施形態において、前記FEM108は、電気信号を変調する、例えば、周波数ホッピングスペクトラム拡散(FHSS)変調、直接シーケンススペクトラム拡散(DSSS)変調、直交周波数分割多重(OFDM)、高レート直接シーケンススペクトラム拡散(HR-DSSS)、又は、この開示を見ることで当業者が理解し得る任意の他の適切な変調技術を実施するように構成できる。
図1の前記実施形態において、前記BFAA200は、前記トランシーバ104及び/又はFEM108をインターフェースし及び/又は結合し(例えば、電気接続154を介して)、前記WLANデバイス100に/からRF信号(例えば、WiFi信号)を受信する及び/又は送信するように構成されうる。
図2,3,及び4の実施形態において、前記BFAA200は、リフレクタ202と、複数のアンテナ要素204(例えば、アンテナ要素204a−204d)と、通常具備しうる。実施形態において、前記リフレクタ202は、少なくともRF信号、例えば、1つまたは複数のアンテナ要素204により送信されるRF信号、の一部を反射するのに適切な素材を通常具備し得る。例えば、実施形態において、前記リフレクタ202は、一様の金属表面(solid metal surface)及び/又はワイヤ金属表面(wire metal surface)、例えば、アルミ、銅、金、この開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の適切な導体素材、又はそれらの組み合わせで形成された素材を通常具備し得る。実施形態において、前記リフレクタ202は、1つまたは複数の折れ目(folds)及び/又は1つまたは複数の、前記セグメントのそれぞれの端に沿って結合されている2つ以上のセグメント(例えば、金属表面)を備え得る。例えば、図2の前記実施形態において、前記リフレクタ202は、お互いに対しほぼ垂直(例えば、およそ90度)に配置された4つの一様の金属表面セグメント(例えば、リフレクタセグメント202a−202d)を具備でき、共通の端に沿って(例えば、縦軸504に沿って)結合されうる。そのような実施形態において、図4に例示されているように、前記リフレクタ202(例えば、前記リフレクタセグメント202a−202d)は、水平面(例えば、第1横軸500と第2横軸502により定義される面)を複数のセクタ(例えば、セクタ510a−510d)に分割するように構成されうる。代替的な実施形態において、リフレクタは、6セグメント、8セグメント、10セグメント、12セグメント、又はこの開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の数のセグメントを具備し得る。それに加えて、又は、代替的に、リフレクタは、完全な円よりも広がらなくてよく(span)、例えば、約90度、約180度、又は、約270度、又は、完全な円、例えば、約360度に広がってもよい。実施形態において、明細書で開示されるように、前記リフレクタ(例えば、複数のリフレクタセグメント)は、水平面をさらなるセクタにさらに分割してもよく、それにより、分解能又はアドレスされ得る前記水平面の精度が増加する。さらに、実施形態において、前記リフレクタ202の構造及び/又は形状は、円柱状、球状、放射線状、又はこの開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の適切な形状で構成され得る。実施形態において、図4に示されているように、前記リフレクタ202の断面512の幅は、約50ミリメートル(mm)、25mm、75mm、100mm、又はこの開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の適切な幅であってよい。さらに、図3に示されているように、前記リフレクタ202の高さ514は、約64mm、32mm、75mm、100mm、200mm、又はこの開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の適切な長さであってよい。
実施形態において、前記アンテナ要素204は、RF信号(例えば、WiFi信号)を送信する及び/又は受信し、1つまたは複数の所定の周波数帯域にすぐ応答するように構成され得る。例えば、前記アンテナ要素204は、所定の周波数帯域、例えば、IEEE 802.11 規格(例えば、2.4ギガヘルツ(GHz)帯域又は5GHz帯域)により定義される周波数帯域、内のRF信号(例えば、WiFi信号)によく応答するように構成され得る。付加的な又は代替的な実施形態において、前記アンテナ要素204は、この開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の適切な周波数帯域に応答するように構成され得る。実施形態において、前記アンテナ要素204は、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ、折り返しダイポールアンテナ、パッチアンテナ、マイクロストリップアンテナ、ループアンテナ、全方向性アンテナ、板状逆Fアンテナ(PIFA)、折り返し逆今フォーマルアンテナ(FICA)、この開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の適切なアンテナの形式及び/又は構成、又はそれらの組み合わせを通常具備し得る。図2,3,及び4の実施形態において、前記BFAA200は、4つのダイポールアンテナ要素204a−204cを通常具備し得る。代替の実施形態において、BFAAは、この開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の適切な数及び/又は形式のアンテナ要素を具備し得る。実施形態において、例えば、図4に例示されているように、1つまたは複数のアンテナ要素204(例えば、アンテナ要素204a−204d)は、先に開示したように、前記リフレクタ202により定義される1つまたは複数のセクタ(例えば、セクタ510a−510d)内に及び/又は十分に近接して配置されてよい。実施形態において、図3に示されているように、前記アンテナ要素204は、約62.5mm、31.5mm、20mm、75mm、又はこの開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の適切な間隔である間隔516を備え得る。さらに、前記アンテナ要素204と前記リフレクタ202は、互いに直接接触してはならず、空気により分離され得る。実施形態において、前記アンテナ要素204は、選択的にアクティベート可能であり、個別に又は2以上のアンテナ要素でアクティベートされるように構成され得る。
実施形態において、前記BFAA200は、例えば、1人または複数のユーザをターゲットするために、前記BFAA200の前記アンテナRFパターンの調整する及び/又は方向を向けるように構成され得る。ビームフォーミング方法は、従来技術において既知であり、任意の適切なビームフォーミング方法をここで使用してもよい。実施形態において、前記BFAA200は、前記リフレクタ202の少なくとも一部と共に1つまたは複数のアンテナ要素204をアクティベートし、これにより前記BFAA200及び/又は前記リフレクタ202により定義される1つまたは複数のセクタ(例えば、セクタ510a−510d)内にアンテナRFパターン又はビームをフォーミングするように構成され得る。例えば、図5の実施形態において、前記BFAA200は、第1ターゲットユーザ302a及び第2ターゲットユーザ302bの方向へ向かうようにアンテナRFパターン350を調整するように構成され得る。さらに、そのような実施形態において、前記BFAA200は、前記ターゲットユーザ302a−302bから離れる方向へ及び/又は1人または複数のターゲットユーザでない304a−304bの方向へ前記アンテナRFパターン350を実質的にサプレスするように構成され得る。リフレクタ202の使用は、リフレクタが無い類似したシステムよりもよい結果をもたらし得る。
図6の実施形態において、前記BFAA200は、前記BFAA200の単一のセクタ(例えば、セクタ600a)をアクティベートし、1人又は複数のターゲットユーザ(例えば、ターゲットユーザ302)の一般的な方向へアンテナRFビーム351を形成するように構成される。例えば、前記BFAA200は、前記複数のスイッチが1つまたは複数の前記アンテナ要素204を選択的にアクティベート(例えば、前記BFAA200と前記トランシーバ104間で電気的通信を提供する)できるように、前記トランシーバ104上の複数のスイッチをインターフェースするように構成され得る。さらに、そのような実施形態において、前記アンテナRFビーム351は、前記ターゲットユーザが位置しない1つまたは複数のセクタ(例えば、第2セクタ600b、第3セクタ600c、及び第4セクタ600d)において少なくとも部分的にサプレスされ得る。例えば、前記トランシーバ104上の1つまたは複数の前記スイッチは、1つまたは複数の前記アンテナ要素204をアクティベートできない。図7の実施形態において、前記BFAA200は、前記BFAA200の2つのセクタ(例えば、第1セクタ600aと第2セクタ600d)をアクティベートし、1人又は複数のターゲットユーザ(例えば、ターゲットユーザ302)の一般的な方向にRFアンテナビーム352を形成するように構成され得る。さらに、そのような実施形態において、前記アンテナRFビーム351は、前記ターゲットユーザが位置しない1つまたは複数のセクタ(例えば、第3セクタ600bと第4セクタ600c)において少なくとも部分的にサプレスされ得る。図8の実施形態において、前記BFAA200は、前記BFAA200の2つの近接でないセクタ(例えば、第1セクタ600dと第2セクタ600b)をアクティベートし、2人のターゲットユーザ(例えば、第1ターゲットユーザ302aと第2ターゲットユーザ302b)に向かう方向のアンテナRFビーム353を形成するように構成され得る。さらに、そのような実施形態において、前記アンテナRFビーム353は、前記ターゲットユーザが位置しない1つまたは複数のセクタ(例えば、第3セクタ600cと第4セクタ600a)において、少なくとも部分的にサプレスされ得る。図9の実施形態において、前記BFAA200は、前記BFAA200のすべての前記セクタ(例えば、第1セクタ600a、第2セクタ600b、第3セクタ600c、及び第4セクタ600d)をアクティベートし、複数のターゲットユーザ(例えば、第1ターゲットユーザ302a、第2ターゲットユーザ302b、第3ターゲットユーザ302c、及び第4ターゲットユーザ302d)に向かう方向にアンテナRFビーム354を形成するように構成され得る。代替の実施形態において、前記BFAA200は、この開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の適切な数及び/又は組み合わせのアンテナ要素をアクティベートするように構成され得る。
実施形態において、前記BFAA200を利用するビームフォーミング方法及び/又はBFAA200を具備するシステムが本明細書で開示される。実施形態において、図10に例示されるように、ビームフォーミング方法は、1人又は複数のターゲットユーザ802を識別するステップ、アンテナ構成804を判別するステップ、1つまたは複数のアンテナ要素806をアクティベートするステップ、ターゲットユーザ808と通信するステップ、を通常具備し得る。付加的な実施形態において、ビームフォーミング方法は、1人または複数のさらなるターゲットユーザを識別するステップ、アンテナ構成を判別するステップ、1つまたは複数のアンテナ要素をアクティベートするステップ、及び前記ターゲットユーザと通信するステップをさらに具備し得る。
前記ターゲットユーザ802を識別する場合には、WLANデバイス及び/又はBFAA200などのBFAAは、1人または複数のワイヤレスブロードバンドユーザ(例えば、WiFiユーザ)を有する位置が提供され得、例えば、前記WLANデバイス及び/又は前記BFAA200は、ビジネスセンター、オフィス、ホテル、病院、大学、及び/又はこの開示を当業者が見ることで理解し得る任意の他の適切な場所が提供され得る。そのような実施形態において、1人または複数のユーザが認証され、前記WLANデバイスにアクセスし得る。例えば、1人または複数のユーザは、認証信号(例えば、パスワード又はパスキー)を提供及び/又は送信できてもよい。
アンテナ構成804を判別する場合には、前記BFAA200は、1つまたは複数の認証されたユーザを識別及び/又は配置するために周辺環境をスキャンし得る。例えば、前記WLANデバイスは、前記BFAA200の各セクタをスキャン(例えば、アクティベート)でき、例えば、ユーザの問い合わせをして及び/又はRF信号(例えば、認証信号)を聞き分け、それにより1人または複数の認証されたターゲットユーザと前記BFAA200に対する前記1人または複数の認証されたターゲットユーザの相対的な位置を識別する。
1つまたは複数のアンテナ要素806をアクティベートする場合には、前記WLANデバイスは、アンテナRFビームが、1つまたは複数の認証されたターゲットユーザの一般的な方向における前記BFAA200の1つまたは複数のセクタに形成されるように、前記BFAA200を設定し得る。例えば、再び図4を参照し、前記BFAA200は、前記リフレクタ202の少なくとも一部と共に1つまたは複数のアンテナ要素204をアクティベートし、それにより、先に説明したように、前記アンテナRFビームを形成する。さらに、そのような実施形態において、前記WLANデバイスは、認証されたターゲットユーザを有しない前記BFAA200の1つまたは複数のセクタ内にアンテナRFビームをサプレスするように前記BFAA200をさらに設定し得る。
前記ターゲットユーザ808と通信する場合には、前記1人または複数の認証されたターゲットユーザの一般的な方向に形成されるアンテナRFビームに従って、前記WLANデバイス及び/又は前記BFAA200は、前記WLANデバイス及び/又は前記BFAA200と前記一人または複数の認証されたユーザとの間の通信チャネルを、例えば、CSMAプロトコルを介して、確立し得る。そのような実施形態において、確立された通信チャネルに従って、前記WLANデバイスは、1人または複数の認証されたターゲットユーザとRF信号を通信(例えば、送信及び/又は受信)し得る。例えば、前記WLANデバイスは、前記BFAA200を介して、1人または複数の認証されたターゲットユーザと、複数のデータパケットを通信し得る。
実施形態において、1人又は複数のターゲットユーザを識別するステップ、アンテナ構成を判別するステップ、1つまたは複数のアンテナ要素をアクティベートするステップ、及び前記ターゲットユーザと通信するステップ、の処理は繰り返され得る。例えば、本明細書の開示に類似した方法において、前記BFAA200は、前記認証されたターゲットユーザの一般的な方向に代わりのアンテナRFビームを形成するように再構成してもよい。
実施形態において、本明細書またはその一部で説明したように、BFAA200、BFAA200を具備したシステム、及び/又はシステム及び/又はBFAA200を採用したビームフォーミング方法は、有利には、ワイヤレス通信動作の間使用することができる。当業者であれば理解し得るように、ビームフォーミングを利用した従来の方法は、指向性アンテナ要素 及び/又は1つまたは複数の能動回路(例えば、増幅器、位相シフト回路など)の使用を必要とし得る。実施形態においては、先に説明したように、前記BFAA200は、指向性アンテナ要素、位相シフト、及び/又は1つまたは複数の能動回路(例えば、増幅器、位相シフト回路など)を使用せずに調整可能なアンテナRFビームをイネーブルする。例えば、前記WLANデバイスは、調整可能なアンテナRFビームを形成し、1人又は複数のターゲットユーザを通信でき、同時に、ターゲットユーザのいないエリアのアンテナRFビームを実質上サプレスする。したがって、本明細書に開示される方法は、前記WLANデバイスのパフォーマンスを改善させることができる手段を提供する。
少なくとも1つの実施形態が開示され、当業者によりなされる実施形態及び/又は実施形態の特徴のバリエーション、組み合わせ、及び/又は、修正は、本開示の範囲内である。実施形態の特徴の組合せ、統合及び/又は除外による結果である代替的な実施形態もまた本開示の範囲内である。数値の範囲又は限定は、明確に示されているが、そのような明示範囲又は限定は、明確に示された範囲又は限定の範囲内に入る大きさなどの反復範囲又は限定を含むと理解すべきである(例えば、約1から約10は、2,3,4,などを含み、0.10より大きいは、0.11, 0.12, 0.13,などを含む)。例えば、下限をRl、上限をRu、とする数値範囲が開示されるいつでも、範囲内の任意の数値が明確に開示されている。具体的には、範囲内の以下の数値が明確に開示されている:
R = Rl + k * (Ru - Rl)
kは、1パーセントから100パーセントの範囲内で1パーセントで増加する変数、すなわち、kは、1パーセント、2パーセント、3パーセント、4パーセント、5パーセント、・・・、50パーセント、51パーセント、52パーセント、・・・、95パーセント、96パーセント、97パーセント、98パーセント、99パーセント、又は100パーセントである。さらに、上のように定まる2つのRの数もまた具体的に開示される。用語「約」「およそ」は、特に言及されない限り、それに続く数の±10%を意味するものとして使用される。請求項の任意の要素に関して用語「オプションの」は、その要素が必要とされるか、あるいは、要素が必要とされないか、両方の選択肢が特許請求の範囲内にある。「具備する」、「含む」、「備える」などの上位概念語は、「からなる」、「実質的になる」、「実質的に具備する」等の下位概念語もサポートされることを理解すべきである。したがって、保護の範囲は、上述した説明によって限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲、請求項の主題の全ての均等物を含む範囲によって定義される。それぞれの、及びすべての請求項は、明細書にさらなる開示として組み込まれ、特許請求の範囲は、本開示の実施形態である。開示における基準の議論は、特に本出願の優先日後の公開日を持つ任意の参照は、従来技術として認められない。本開示において引用される全ての特許、特許出願、および刊行物の開示は、それらの開示を補足する、例示的、手順的、または他の詳細を提供する程度に、参照により組み込まれる。
いくつかの実施形態が本開示において提供されているが、開示されたシステム及び方法は、本開示の精神又は範囲から逸脱することなく、多くの他の特定の形態で実施され得ることを理解すべきである。本発明の実施例は、あくまで例示であり、限定するものではなく、本明細書で与えられる詳細な説明に限定される意図はない。例えば、様々な要素又はコンポーネントを組み合わせ又は他のシステムに統合又は特定の機能を省略又は実施しなくてもよい。
さらに、離散的又は個別に種々の実施形態において説明及び例示された技術、システム、サブシステム、及び方法は、本開示の範囲から逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技術、又は方法と組み合わせ又は等号し得る。結合された、又は、直接結合された、又は、互いに通信する、として示された又は説明された他の項目は、間接的に結合された、又は、いくつかのインターフェース、デバイス、又は中間コンポーネントを通じて、電気的、機械的、又は別であっても通信することでありうる。変更、置換、及び修正の他の例は、当業者によって確認可能であり、本明細書で開示される精神および範囲から逸脱することなく行うことができる。
102 マイクロコントローラユニット
104 受信器
106 メディア・アクセス・コントローラ
108 フロント-エンドモジュール
200 ビームフォーミングアンテナアレイ

Claims (20)

  1. ワイヤレスアクセスポイントデバイスであって、
    マイクロコントローラユニットと、
    前記マイクロコントローラユニットに結合されたトランシーバと、
    前記トランシーバに結合されたビームフォーミングアンテナと、
    を具備し、
    前記ビームフォーミングアンテナは、
    リフレクタと、
    前記リフレクタに十分に近接した2つ以上のアンテナ要素と、
    各アンテナ要素に結合されたスイッチであって、前記アンテナ要素をターンオン又はターンオフすることにより、前記アンテナ要素により生成される無線周波数(RF)パターンが修正されるように、前記アンテナ要素への電力を制御するように構成されたスイッチと、
    を具備することを特徴とするワイヤレスアクセスポイントデバイス。
  2. 前記ビームフォーミングアンテナは、前記アンテナ要素のための前記スイッチをアクティベートすることにより前記RFパターンをターゲットユーザのほうへ向けることができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記ビームフォーミングアンテナは、前記RFパターンと反射されるRFパターンとで強めあう干渉を提供するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のデバイス。
  4. 前記リフレクタは、複数のRF反射面を具備することを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  5. 前記複数のRF反射面は、共通の端に沿って互いに結合されていることを特徴とする請求項4に記載のデバイス。
  6. 前記リフレクタは、円柱形状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  7. 前記リフレクタは、球形状又は放射線形状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  8. 1つまたは複数の前記アンテナ要素は、ダイポールアンテナであることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  9. 1つまたは複数の前記アンテナ要素は、モノポールアンテナ又はパッチアンテナであることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  10. 1つまたは複数の前記アンテナ要素は、全方向性アンテナであることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  11. 前記ビームフォーミングアンテナは、すべての前記アンテナ要素がアクティブな場合に、実質的に全方向性アンテナとなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  12. 前記アンテナ要素及び前記リフレクタは、実質的に空気のみで分離されていることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  13. ビームフォーミング方法であって、
    1人または複数のターゲットユーザを識別するステップと、
    アンテナ構成を判別するステップと、
    それぞれがリフレクタを備えた1つまたは複数のアンテナ要素をアクティベートし、それにより、アンテナ無線周波数パターンを前記ターゲットユーザに向かってフォーカスするステップと、
    前記ターゲットユーザと通信し、それによりデータを前記ターゲットユーザに送信するか、又は、前記ターゲットユーザからデータを受信するステップと、
    を具備することを特徴とするビームフォーミング方法。
  14. アンテナ要素をアクティベートするステップは、他のセクタ内でなく一方のセクタ内にアンテナ無線周波数(RF)パターンを生成するステップを具備することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記アンテナ構成を判別する前記ステップは、前記一方のセクタをアクティベートするステップと、前記セクタに対するそれぞれの前記ターゲットユーザの位置を判別するステップとを具備することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記ターゲットユーザに向かって前記アンテナRFパターンをフォーカスする前記ステップは、前記ターゲットユーザを含む前記セクタをアクティベートするステップを具備することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 前記ターゲットユーザに向かって前記アンテナRFパターンをフォーカスする前記ステップは、他のセクタ内の前記アンテナRFパターンを少なくとも部分的に抑制するステップを具備し、前記他のセクタは、前記ターゲットユーザを含まないことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  18. 前記ターゲットユーザに向かって前記アンテナ無線周波数(RF)パターンをフォーカスする前記ステップは、前記セクタのすべてをアクティベートするステップを具備することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  19. ワイヤレスアクセスポイントデバイスであって、
    マイクロコントローラユニットと、
    前記マイクロコントローラユニットに結合されたトランシーバと、
    前記トランシーバに結合されたビームフォーミングアンテナと、
    を具備し、
    前記ビームフォーミングアンテナは、
    リフレクタと、
    前記リフレクタに十分に近接する2以上のアンテナ要素と、
    各アンテナ要素に結合されたスイッチであって、前記アンテナ要素により生成される無線周波数(RF)パターンが前記アンテナ要素のターンオン又はターンオフにより修正されるように、前記アンテナ要素への電力を制御するように構成されているスイッチと、
    前記マイクロコントローラに結合されたメモリと、
    を具備し、
    前記メモリは、前記マイクロコントローラが、
    1人または複数のターゲットユーザを識別し、
    アンテナ構成を判別し、
    それぞれがリフレクタを備えた1つまたは複数のアンテナ要素をアクティベートし、それにより、前記ターゲットユーザに向かってアンテナ無線周波数パターンをフォーカスし、
    前記ターゲットユーザと通信し、それにより、データを前記ターゲットユーザに送信するか、又は、前記ターゲットユーザからデータを受信する
    命令を具備することを特徴とするワイヤレスアクセスポイントデバイス。
  20. 前記ビームフォーミングアンテナは、前記アンテナ要素のための前記スイッチをアクティベートすることにより、前記RFパターンをターゲットユーザのほうへ向むけることができるように構成されていることを特徴とする請求項19に記載のデバイス。
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