JP2016505294A - 骨伝導装置および多感覚脳統合方法 - Google Patents

骨伝導装置および多感覚脳統合方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、学習障害、注意障害、認知障害および発達障害に適用可能な治療方法を提供する。この方法は、聴覚刺激、視覚刺激および前庭刺激を結合して、個人の学習障害、注意障害および処理障害に対処するようにカスタマイズすることができる系統的方法とする。この方法は、グループ内で無線によって実現することができる。音波の骨伝導によって骨格骨に前庭および体性感覚刺激を提供する装置は、治療中の個人にあてがわれまたは治療中の個人に巻き付けられるパッドの形態で提供される。このパッドは、快適に使用することができ、微粒子充填材を含むことができ、微粒子充填材は、骨伝導変換器の位置に隣接した位置に骨伝導刺激を提供することができ、音伝導場所をより大きなエリアに拡張する。

Description

関連出願との相互参照
本出願は、2009年6月19日に出願された米国特許出願第12/456,625号の一部継続出願であり、2010年7月15日に出願された米国特許出願第12/804,181号の一部継続出願である、2012年11月26日に出願された米国特許出願第13/685,390号の優先権を主張するものである。これらの出願はそれぞれ、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示は一般に、運動機能、集中、視覚的および聴覚的な処理、認知技能(cognitive skill)(例えば推理、記憶、組織化、プランニングおよび学習)、活力レベル、自信、気分、行動、不安およびストレスレベルを向上させる治療方法に関する。少なくとも一実施形態において、この方法は、聴覚刺激、視覚刺激および前庭刺激を比類ない方式で結合して、個人の学習障害、注意障害および処理障害に対処するようにカスタマイズすることができる系統的方法とする。他の実施形態において、この方法は、無線技術システムを利用して、骨伝導によって伝導される音の鎮静効果と、空気伝導によって伝導される音楽の活力向上効果とを結合する。無線技術システムを使用するこのような方法は、運動および音楽を使用して、転倒危険性の固有受容的側面、前庭的側面および運動的側面に対処し、さらには例えば転倒の恐怖によって生じる不安を低減させる、ウエルネス/予防健康分野におけるこの種の方法のうちの第1の方法である。無線技術システムを使用するこのような方法は、転倒危険性が低減する利益、グループウエルネスクラス/グループフィットネスクラスにおける利益、不安が低減する利益、生活の質が全般的に向上する利益など、数多くの使用者利益を有する。
本開示はさらに、可聴周波を骨格を通して送信する1つまたは複数の変換器(transducer)を利用して、骨伝導による人体の前庭系および体性感覚系の刺激を提供する装置および方法に関する。
被験者の耳に聞こえるものおよび被験者の耳が聞いているものとその被験者の話し声との間の関係はよく認識されている。加えて、聴覚が、2つ異なる経路を通して、すなわち蝸牛系を刺激する空気伝導と骨伝導(骨格によって運ばれる音の振動)とによって生じることもよく認識されている。音の骨伝導送達は、音の振動が骨格の骨を通して内耳に伝送されるときに起こる。この過程は、前庭/蝸牛系および体性感覚系ならびに中枢神経系を刺激する。これらの生理的な系を、骨伝導によって運ばれた低周波によって刺激することには、リラックスさせる安定化効果がある傾向があり、このような刺激はさらに、空間的な平衡(equilibrium)およびバランス(balance)の能力、ならびに感覚入力を変調し情報を処理する能力に影響を与える。骨伝導を利用する装置および方法を含む多くの装置および方法が、蝸牛聴覚および前庭耳の困難を有する人がよく聞こえるようになり、それに付随して発語が改善されることを支援することを目的としている。装置および方法の根拠は、Tomatisの米国特許第3,101,081号、3,043,913号、4,021,611号、4,212,119号、4,327,252号および4,615,680号、Kellyの米国特許第1,969,559号ならびにMailleの米国特許第3,101,390号に出ている。これらの特許は全て参照によって本明細書に組み込まれる。
聴覚を提供することに加えて、前庭系は、主たる平衡器官であり、運動感覚および空間定位において大きな役割を演じる。前庭系はさらに、筋肉活動および体位を調整する神経系への入力を提供し、頭が動いている間、眼を安定させる。空気伝導によって伝導された音および骨伝導によって伝導された音による前庭刺激は、神経学的発達を増強することができ、自閉症、アスペルガー障害、感覚処理障害およびADHDの治療に使用することができることが知られている。小児の自閉症では早期検出が効果的な治療の基本であることは広く認識されている。しかしながら、非常に幼い小児では、先行技術の装置構成のため、音による効果的な前庭刺激が難しい。
先行技術の前庭刺激療法は、ヘッドホンを通した音の送達と、ヘッドホンまたは人の頭部に取り付けられた装置による骨伝導送達に関連したヘッドホンを通した音の送達とからなる。有効ではあるが、設定によっては、ヘッドホンおよび人の頭部に取り付けられた骨伝導装置の使用が、不快で非実用的なものになる可能性がある。乳児および幼児では明らかに、このようなヘッドホンおよび骨伝導装置が実用的でない。どの用途でも、このようなヘッドホンおよび骨伝導装置は意図せずに変位することがあり、したがって個人の運動によって効果がなくなることがある。また、このようなヘッドホンおよび骨伝導装置を、胎児に前庭刺激を提供する目的に使用することもできない。
Alfred A.Tomatis博士は、以下のように仮定し、それらの仮定は他の人によってもよく認識されている:1.声は、耳に聞こえるものだけを含み、それが聞こえなければ、それを話すことはできない;2.耳は、脳の電池のようなものであり、音波を電気パルスに変換してそれを脳の皮質に与える主たる機能を有する;3.見える(seeing)と見る(looking)の違いと同様に、聞こえる(hearing)は受動的であり、聞く(リスニング(listening))は能動的かつ意識的であり、聞くことおよび見ることは、能動的なフォーカシング(focusing)過程である;4.人のリスニングの質は、話し言葉および書き言葉の発達、警戒性(alertness)、創造性、およびフォーカシングする能力に影響を及ぼし、リスニングはコミュニケーションにも影響を与え、社会的技能、自信および自己像を形作る;5.コミュニケーションは子宮内で始まり、受胎後4か月から胎児には音が聞こえ、音は、文字どおり、胎児の脳および神経系の発達を助ける。Tomatis博士はさらに、フィルタリングされたある種の周波数がある種の体特性および精神特性の刺激に対応すること、0から750Hzの間の周波数が、バランス、協調、運動技能、筋緊張、ボディアウェアネス(body awareness)および律動に対応すること、750〜3,000Hzの間の周波数が、記憶、集中、注意、受容的および表現的言語に対応すること、ならびに3,000Hzよりも高い周波数が、情動、創造性およびより高次の認知的思考の統合に対応することを精密に示し、そのように仮定した。
音楽および音の骨伝導、処理およびフィルタリング、ならびにゲーティングを含む聴覚療法は、先行技術においてよく知られている。このような治療方法は、刺激および訓練により、新たな神経接続は、被験者の一生を通じて確立され得るとする神経可塑性(neuroplasticity)の概念を前提とする。本開示よりも前、このような聴覚療法は、音楽、話、音および被験者自身の話し声の空気伝導および骨伝導リスニングに限定されていた。このような療法における視覚追跡刺激、運動刺激および聴覚刺激を同時に利用して、蝸牛および前庭信号を他の感覚の信号と統合し、蝸牛および前庭信号を改良することははまだ試みられていない。
したがって、本開示の目的は、聴覚入力、視覚入力、前庭入力および運動感覚入力を系統的に統合する訓練方法を提供することにある。
本開示の他の目的は、処理された音楽および音の無線送信されるプログラムを、流線形の開放型イヤーフィット(ear fit)を有する無線骨伝導ヘッドホンに提供することにある。これは、グループエクササイズクラス/グループ治療クラス、グループ活動および社会化(socialization)への関与を見越したものである。次いで、所望ならば、ラウドスピーカを介してグループ内の各使用者に空気伝導信号を出力する。このようなプログラムは主に、日常活動時のバランスを維持および向上させたいシニア層をターゲットとするが、エアロビクスクラス、スポーツチームのトレーニング、学校などの状況において役立つことも企図されている。
本開示の他の目的は、前庭系および体性感覚系を刺激する骨伝導装置であって、未熟児を含む幼児および乳児に対して利用することができる骨伝導装置を提供することにある。
本開示の他の目的は、胎児の前庭系および体性感覚系を刺激する骨伝導装置を提供することにある。
本開示の他の目的は、自身の限られた運動または運動不足の結果として内因性の前庭刺激をほとんどまたは全く受け取らない個人の前庭系を刺激する骨伝導装置を提供することにある。
本開示の他の目的は、前庭系および体性感覚系を刺激する骨伝導装置であって、個人の運動によって変換器の位置が変位したときでも有効であり続ける骨伝導装置を提供することにある。
本開示の他の目的は、前庭系および体性感覚系を刺激する骨伝導装置であって、ヘッドホンまたは個人の頭に取り付けるアタッチメントを必要としない骨伝導装置を提供することにある。
本開示の他の目的は、前庭系および体性感覚系を刺激する骨伝導装置であって、快適に身に着けることができ、身体活動期間中および睡眠を含む身体活動休止期間中に刺激を提供する骨伝導装置を提供することにある。
本開示の他の目的は、前庭系および体性感覚系を刺激する骨伝導装置であって、限定はされないが温度制御、アロマテラピーおよび/または光線療法を含む1つまたは複数の多感覚体験(multi-sensory experience)を含む骨伝導装置を提供することにある。
本開示は、運動機能、感覚処理および認知発達に対する新規の訓練方法を提供する。このモデルは、聴覚入力、視覚入力、前庭入力および運動入力を系統的に統合し、自己調節、運動機能、学習、注意および認知に関する技能を発達させる。
本開示で利用される方法内で示される一連の刺激は、運動、感覚処理、学習、言語およびより高次の認知機能を含む通常の発達過程に従い、そのような発達過程を支援する。本発明の発明者は、この統合された方法は連続したプロセスではあるが、この統合された方法を、健康な小児の自然な発達を部分的に映す4つの段階、すなわち組織化段階、順化段階、活性化段階および統合段階に分割することができると仮定し、そうであることを認めた。組織化段階は一般に、低周波音に重点が置かれた音の知覚および処理、前庭および固有受容入力の処理、ならびに総体運動によって特徴づけられる初期の皮質下の神経学的組織の発達期間である。順化段階は一般に、基本的な言語習得ならびに連続した前庭および固有受容の発達とともに、音の漸進的意識および周波数の初期のピッチ弁別が生じる早期小児期の発達期間である。これらは、ゆっくりとした視覚追跡、クロスラテラル(cross-lateral)運動発達、ならびに衝動調節の始まりを含む行動および感情調節と同時に生じる。活性化段階は一般に、より高周波数の知覚の獲得、より複雑な運動と認知処理活動の統合に結合された増大した視覚機能および細かな運動機能、ならびに増大した衝動/行動調節によって特徴づけられる発達期間である。統合段階は、多感覚入力を処理し、同時に、多感覚入力を、より高度の認知組織化およびプランニングと統合する能力によって特徴づけられる、覚入力、情動入力および精神入力の全ての入力が完全に統合される発達期間である。
本開示の方法では、欠陥領域を決定するために被験者が評価される。被験者は、それぞれの発達段階の欠陥を示す症状のチェックリストに関して評価される。このチェックリストは、感覚運動機能、聴覚機能、言語機能、社会的機能、情動機能および組織化/認知機能の領域を含む。特定の段階で欠陥を識別する他の方法は、「正常な」機能を被験者のそれと比較する方法である。例えば、小児集団に関して、このことは、被験者の発達年齢を、這い歩くこと、歩くこと、最初の言葉を発すること、利き手の感覚を発達させることなどの発達上のある種のランドマークを達成する典型的な年齢と比べることを意味する。成人集団に関しては、バランスおよび協調に関する問題が組織化段階の欠陥を示し、言語および聴覚処理に関する問題が順化段階(例えばピッチ弁別、聴覚処理)の欠陥を示す。加えて、医療記録、特に耳感染症および食物アレルギーを指示する医療記録は、その結果生じる潜在的な欠陥を示す。さらに、LAC、IVA、SCAN−CおよびBASC−2評価は、ある段階の統合欠陥を示す読解問題、聴覚処理問題および行動問題を識別する際に有用である。
困難領域が識別された後、欠陥領域の改善を対象とする治療計画が作成される。
本開示の聴覚刺激は、i−Pod(商標)、MP3プレーヤなどの記録再生装置によって提供される処理された音楽および音によって、一対のヘッドホンに提供される。それらのヘッドホンは通常、頭蓋によって内耳に運ばれる音波を送信する骨伝導変換器を含む。しかしながら、骨伝導変換器の使用は、全ての治療計画において絶対に欠かせないものではない。骨伝導変換器が利用される治療計画では、ヘッドホンに対する出力と骨伝導変換器に対する出力を別々に有する増幅器が記録再生装置に接続される。この増幅器はさらに、ヘッドホンに向かって導かれる出力振幅の調整手段および骨伝導変換器に向かって導かれる出力振幅の調整手段を別々に提供する。
以前に開示された実施形態の代わりにまたは以前に開示された実施形態に加えて、最初に、処理された音楽および音を、骨伝導信号および空気伝導信号を出力する増幅器/分割器に提供することができる。骨伝導信号は、無線送信器から、または無線送信器を含むことができる増幅器/分割器から無線で送信される。空気伝導信号は、従来の導線を介して1つまたは複数のルームスピーカに接続される。無線送信器は、この処理された音楽を、使用者の体表に配置された小型無線受信器に送達する。この小型無線受信器は、流線形で軽量の開放型イヤーフィット骨伝導ヘッドホンと通信する。好ましい実施形態では、この小型無線受信器が、流線形で軽量の開放型イヤーフィット骨伝導ヘッドホンに物理的に一体化される。一体化されているか否かに関わらず、この小型受信器は、ヘッドホン内の骨伝導変換器に対するボリューム制御を調整するためのユーザ入力を提供する。開放型イヤーフィット骨伝導ヘッドホンを着けた1人または複数人の使用者への空気波を介した音の送達を調節するため、この増幅器は、ルームスピーカに対するボリューム制御を提供する。このような構成は、集団として、音楽を聞いているかどうか、有酸素もしくは非有酸素エクササイズまたは他の任意のタイプの社会的対話環境に参加しているかに関わらず、複数の使用者がグループ活動を一緒に行うことを可能にするが、グループ活動と同期するまたは同期しない骨伝導信号の個人用途の利益を依然としてもたらす。この実施形態の実施態様の追加の特徴については、後により詳細に説明される。
本開示による視覚系および運動系の刺激は、対処中の欠陥を特に対象とした活動によって提供される。それらの活動は、聴覚構成要素と同時に(ヘッドホンを着けて、処理された音楽を聞きながら)実施される。これらの運動活動は、異なる5つのグループに分類される。
第1のグループの活動は、前庭機能、自己調節、循環、柔軟性、フォーカス(focus)、コア強度、活力、生命力を向上させ、疲労およびストレスを低減させるように設計された呼吸エクササイズ、バランスエクササイズおよびコアエクササイズからなる。網羅的なリストではないが、以下に記載された活動はこの第1のグループの活動を示す。
イーブンブリージング(Even Breathing):楽に立ち、頭をまっすぐにし、肩を後ろに引き、リラックスする。ゆっくりと息を吸い、同じ速度で息を吐く。右手で右腿をトン、トン、トン、トンとたたいて吸息の時間を計る。左手で左腿をたたいて呼息の時間を計る。ゆっくりと楽に10〜20回息を吸い、息を吐く。成人は例えば吸息1回につき5〜7拍、呼息1回につき5〜7拍数える。子供は通常2〜4拍数える。より難しい代替方法:足を揃える;バランスボードを使用する。目的:自己調節、鎮静、姿勢。
ヘリコプターウォームアップ(Helicopter Warm up):両足を横に開いて立ち、膝をわずかに曲げ、腕を側方へまっすぐ伸ばし、手のひらを前に向ける。腰から右へ回転し、次いで左へ回転する。徐々に回転速度を上げながらこれを繰り返す。約1分から始め、能力に応じて徐々に時間を延ばす。目的:バランス、活力および強度の増強、有酸素。
ハミングバードウォームアップ(Hummingbird Warm up):リラックスして立ち、腕を側方へまっすぐ伸ばし、手首を固定し、手のひらを下に向ける。「羽ばたき」をするようにして腕を上下に速くかつ小さく動かす。約30秒の数回のセッションの後、能力に応じて徐々に時間を延ばす。これは想像以上に疲れるエクササイズである。目的:活力および強度の増強。
クロスキックウォームアップ(Cross Kick Warm up):リラックスして立ち、手を腰に当てる。正中線を横切って右脚を左に蹴り上げる。右脚で同じことを行う。蹴り上げる高さを徐々に高くし、セッションごとに足をより高く上げる。一定のリズムを維持し、楽しく行う。代替方法:バランスを向上させるため腰から手を離す。目的:小脳半球統合、バランス、気分を爽快にするウォームアップ。
フラミンゴ(Flamingo):両脚で立ち、呼吸姿勢をとる。片脚をわずかに上げる。必要ならば支え(例えば椅子、壁)を使用する。補助者が時間を計りまたは秒数を数える。脚を替える。時間記録を維持し、セッションごとに10%だけ延ばすよう努める。より難しい代替方法:イーブンブリージングと組み合わせる;記憶作業を追加する。目的:バランス、足首強度および脚強度の増強。
バランスボード(Balance Board):バランスボード(BB)の下に折り畳んだ毛布またはタオルを置く(毛布またはタオルが厚いほど容易になる)。膝をわずかに曲げて立ち、顔を上げ、良い姿勢を維持するように努める。必要ならばバランス支えを使用する。2分間眼を開き、30秒間閉じる。必要ならば椅子または他の支えを使用する。目的:バランス。
ウォールプッシュアップ(Wall Push-up):壁から数フィート離れて立つ。手を伸ばし壁の方へ倒れ掛かる。背中をまっすぐにし、ゆっくりと腕を曲げて、頭を壁に近づける。壁を押して元の位置に戻り、腕を下ろす。再び壁の方に手を伸ばし、繰り返す。前後にリズミカルに動き、声に出して数える。代替方法:記憶を追加する;1回目は下顎でタッチし、2回目は鼻でタッチし、3回目は額でタッチする。繰り返す。5〜10回から始め、次第に回数を増やす。目的:補強、運動プランニングおよび協調。
アーム/レッグリフト(Arm/Leg Lift):仰向けになる。床と平行に頭よりも上に腕を完全に伸ばす。右脚を上げている間に左脚を持ち上げる。脚のできるだけ高い位置に触れる。同様に反対側も行う。10〜20セット実行する。セッションごとにセット数を増やす。目的:小脳半球統合、運動プランニングおよび協調、柔軟性。
タフタミー(Tuff Tummy):うつ伏せになる。頭よりも上に腕を伸ばす。頭をわずかに上げるかまたは額を床につける。レベルI:左腕を上げ、10秒維持する。右腕で繰り返す。レベルII:右腕および左脚を上げ、10秒数える。左腕と右脚で繰り返す。レベルIII:両腕、両脚を同時に上げ、10秒以上維持する。目的:コア強度の増強、運動プランニング。
サンライズストレッチ(Sunrise Stretch):両腕を上げて天井の方へ伸ばすときに息を吸い、屈んでつま先に触れるときに息を吐く。おいしそうにゆっくり大きく息を吸い吐き出すのを5〜10回繰り返す。セッションごとにセット数を増やし、屈むたびにつま先により近づくよう努める。目的:気分を爽快にするウォームアップまたはリラックスさせるウォームダウン;強度および柔軟性の増強。
第2のグループの活動は、視覚追跡、手/眼協調、小脳半球統合および集中を向上させるように設計された、お手玉(beanbag)およびバウンシングボール(bouncing ball)を含む視覚運動活動からなる。網羅的なリストではないが、以下に記載された活動はこの第2のグループの活動を示す。
ドロップアンドキャッチ(Drop & Catch):お手玉またはボールを一方の手からもう一方の手に落とす。落とすたびに、左手から右手、右手から左手へと手を替える。セッションごとに落とす距離を大きくする。頭は動かさず、眼だけで追う。20往復する。目的:小脳半球統合、運動プランニングおよび協調。
トスアンドキャッチ(Toss & Catch):お手玉またはボールを一方の手からもう一方の手へ投げて渡す。低く投げることから始め、自信がついたらより高く投げ上げる。頭を動かさず、良い姿勢を保つことに留意する。眼が、お手玉またはボールの弧全体を追跡していることを確認する。量よりも質の方が重要である。20往復する。目的:小脳半球統合、運動プランニング、視覚運動/追跡。
トスアンドキャッチウイズパートナー(Toss & Catch with partner):パートナーとお手玉を投げ合う。始めはまっすぐに投げ、次いで対角線に沿って投げる。代替方法:捕球し、次いでお手玉またはボールを背中越しにもう一方の手に渡し、投げる。そのため、パターンが完了するごとに「8の字」が形成される。20往復する。さらに進んだ代替方法:同時に2つのお手玉を交差させて投げる。目的:小脳半球統合、運動プランニング、視覚運動/追跡。
フロアバウンスアンドキャッチ(Floor Bounce & Catch):ボールを床で弾ませて左から右、右から左へ送る。パートナーと行う方法:始めは1回弾ませ、次いで2回弾ませる。進んだ方法:10フィート離れて立ち、左から右、右から左へボールを交差させ弾ませる。採点用の粘着性のメモ用紙ターゲットを中間に置く。ボールが紙に当ったときの「当たり」の音に耳を澄ませる。3〜5分。目的:小脳半球統合、運動プランニング、視覚運動/追跡。
ウォール/フロアバウンス(Wall/Floor Bounce):レベルI:壁にボールを投げ、そのボールが床で弾んで戻ってくるようにする。20〜40回繰り返す。より容易な代替方法:より大きなボールを使用し、2本の手で捕球する。より難しい代替方法:小さなボールを使用し、反対側の手で捕球する。目的:小脳半球統合、運動プランニングおよび手眼協調。
ウォールバウンスアンドキャッチ(Wall Bounce and Catch):壁にボールを投げ、捕球する。20〜40回繰り返す。より容易な代替方法:より大きなボールを使用する。進んだ代替方法:小さなボールを使用し、反対側の手で捕球する。目的:小脳半球統合、運動プランニングおよび手眼協調。
トライアングル(Triangle):壁にボールを投げ、そのボールが壁次いで床に当たって戻ってくるようにする。反対側の手で捕球する。床で弾ませ、エクササイズを始めた手とは反対の手に戻す(三角形を形成する)。5周繰返し、別の側へ切り替える。目的:小脳半球統合、運動プランニングおよび手眼協調。
アンダーアンドトワール(Under & Twirl):壁を背にして壁から5〜10フィート離れて立つ。ボールを脚の間で弾ませ、そのボールが地面に当たり、壁からはね返るようにする。向き直って捕球する。10回繰り返す。より容易な代替方法:より大きなボールを使用し、両手で捕球する。より難しい代替方法:小さなボールを使用し、反対側の手で捕球する。目的:運動プランニング、バランス、協調。
第3のグループの活動は、視覚追跡、手/眼協調、小脳半球統合および集中を向上させるように設計された、ハンギングボール(hanging ball)を含む視覚運動活動からなる。網羅的なリストではないが、以下に記載された活動はこの第3のグループの活動を示す。
ストレートラインタップ(Straight Line Tap):パートナーと一緒にまたはひとりで、制御された直線に沿ってボールを軽くたたく。手を交互に替える。20〜40往復させる。良い姿勢を維持し、頭は動かさず、眼で追跡するように努める。代替方法:手のひらと手の甲を交互に使用する。目的:視覚運動エクササイズ、小脳半球統合、集中。
アークスイングタップ(Arc Swing Tap):手(またはより容易にするために卓球のラケット)を使用して、一方向に軽くたたき、次いで別の手で反対方向に軽くたたく。これは見た目よりも難しい。滑らかな丸い弧を描くように努める。代替方法:まっすぐ前方を見つめ、周辺だけで追跡する。20〜40回繰り返す。目的:視覚運動エクササイズ、小脳半球統合、集中。
ストレートヘッドタップ(Straight Head Tap):直線に沿ってボールを額で優しく打つ。ゆっくりとした制御された動きで線をまっすぐに保つ。警告:ボールの上方のプラスチック片を打たないように注意する。このゲームは少し練習が必要なので辛抱強くやる。目的:視覚運動エクササイズ、小脳半球統合、運動プランニング。
サプライズ(Surprise):使用者はボールの鉛直線の下に立つ。補助者は、背後から、ボールを弧を描くように動かす。このとき、ボールがどの方向から来るのかを伝えても伝えなくてもよい。使用者は、ボールが円を描いている間に捕球しければならない。捕球できれば勝ち、捕球できなければ負けである。紐に触れても触れなくてもよい。進んだ代替方法:ボールが「12:00」の位置に達する前に捕球するように努める。目的:敏速な視覚追跡、運動プランニング、集中。
ドッジボール(Dodge Ball):使用者は、ボールの鉛直線の下に立つ。最初に、使用者または補助者が、大きな弧を描くようにボールを動かす。使用者は、周回数を数えなければならない。ボールと接触しないようにする。頭および体を動かすのはよいが、足を動かしてはならない。一番多くの周回の間、ボールに触れなかった人が勝者である。進んだ代替方法:近づいてくるボールの反対側の眼を覆う。目的:バランス、ボディアウェアネスおよびボディコントロール、眼追跡。
スキャンボール(Scan Ball):使用者は、ボールが眼の高さにくるように立つ(またはひざまずく)。補助者は、使用者に対して「直角」な直線に沿ってボールを揺らして、使用者の眼球運動が左右にスキャンするようにする。最初は3フィート後ろに立つ。揺れを10回数える。2フィート後ろでこれを繰返し、次いで1フィート後ろで繰り返す。頭を動かさずにそれぞれの揺れを数える。これは疲れるので、やりすぎないように注意する。目的:横方向の眼追跡。
スパーリング(Sparring):慎重で優しい「パンチ」を使用し、あたかもボールとスパーリングをするかのように左右のパンチを交互に繰り出す。拳が小さいほど難しい。平手打ちの方が簡単であることにほとんどの人は気づかない。勝負:連続したパンチの数を数え、失敗したらすぐにやめる。カウント数が最も多い人が勝ちである。進んだ方法:フットワークを追加する。右手を出すときには左足を前にし、左手を出すときには右足を前にする。目的:運動プランニング、手眼協調、小脳半球統合。
ボウリング(Bowling):プラスチック瓶をピンとして使用する。紐を長く伸ばし、ボールが床の近くにあるようにする。ピンに当たったらまたはピンに当たらなかったら得点になる。使用者自身でルールを決める。これは面白い。セッションの終わりに勝者に「報酬」を出す。目的:眼追跡、運動プランニング。
第4のグループの活動は、指の器用さ、細かい運動制御、有酸素能力および小脳半球統合を向上させるように設計された指の器用さの活動からなる。網羅的なリストではないが、以下に記載された活動はこの第4のグループの活動を示す。
スタンディング クロス−クロール(Standing Cross-Crawl):立ち姿勢で、左膝を持ち上げ右手ではたき、右膝を持ち上げ左手ではたく。続けて20回繰り返す。代替方法:5つおきに100まで数える。または他の言語で数える。進んだ代替方法:手の代わりに肘を使用する。目的:小脳半球統合、協調、集中、運動プランニング。Brain Gym(登録商標)による。許可を受けて使用しています。
クロス−クランチ(Cross Crunch):床に仰向けになり、膝を曲げ、足裏を床に着ける。指先を組まずに頭の後ろに置く。腹筋運動をする。左膝を曲げ、右肘に触れる。反対側も同様にする。肘を膝に交互に当て、リズミカルに5〜10回腹筋運動を続ける。セッションごとに10%だけ回数を増やす。
レイジー8(Lazy 8):親指または端にリボンを結びつけただぼ(dowel)を使用して、体の前で大きな8の字を描く。左手で8の字を5回描き、右手で繰り返す。右眼を覆って5回繰返し、左眼を覆って5回繰り返す。眼が8の字全体を追跡していることを確認する。Brain Gym(登録商標)による。許可を受けて使用しています。
クレージーカウント(Crazy Count):右手から始める。親指と人差し指を接触させ、次いで親指と中指を接触させる。小指まで続ける。5回繰り返す。眼を閉じて5回繰り返す。反対側の手で5回繰り返す。眼を閉じて5回繰り返す。手で5回繰り返す。眼を閉じて5回繰り返す。進んだ代替方法:人差し指に触れ、次いで薬指に触れ、次いで中指に触れ、次いで小指に触れる。1〜2分間行う。目的:指の個別化および細かな運動調節。
サムゲーム(Thumb Game):親指を中に入れて拳を作る。拳を開く。拳の上に親指を載せて拳を閉じる。発展形は、それぞれの手を反対にする方法である。すなわち左手は親指を中に入れて握り、右手は親指を出して握る。目的:細かな運動の器用さ、指の個別化。
パラレルスキーイング(Parallel Skiing):布またはマーカを使用して床に線を引く。足を線に平行にして立ち、線の上で10回ジャンプする。初心者:その場でジャンプする。上級者:前方への動きを追加する。目的:小脳半球統合、有酸素、総体運動調節、補強。
シザーレッグズ(Scissor Legs):テープ、チョークまたは布を使用して床に線を引き、線の片側に片足を置く。ジャンプし、線の反対側に足を移動させる。10回繰返し、一息入れ、繰り返す。目的:小脳半球統合、有酸素、総体運動調節、補強。
ジャンピングジャックス(Jumping Jacks):姿勢を正して立ち、脚を揃える。ジャンプしたときに、脚を開き、手を上げて頭上でタッチする。声に出して数える。10〜20回繰り返す。10%ずつ回数を増やす。進んだ代替方法:偶数または奇数で数える。目的:有酸素、運動プランニング、補強。
第5のグループの活動は、グループ1から4の活動とともに使用される認知作業からなり、それらの認知作業は以下のものを含む:成句を繰り返すこと、子守り歌、短い歌および歌を歌うこと、倍数によって数え上げ、数え下ること、位置に方向を与えること、実際の事象を物語ること、および新しい物語を生み出すこと。
4つのそれぞれの段階の結合された活動、すなわち聴覚構成要素と視覚/前庭/運動構成要素との結合を要約する。
組織化段階の治療に関しては、選択される音楽および音が低周波音に富み、その音楽および音が、その音楽の一部の通常は750Hzよりも低い低周波音波の振幅を増強するように処理され、同時に、その音楽の周波数の全スペクトルも使用される。組織化段階治療の視覚刺激および運動刺激は、視覚活動、バランス活動およびクロスラテラル活動の同時の結合がない単純なエクササイズである。
順化段階の治療に関しては、音楽および音が徐々にフィルタリングされ、全ての周波数が存在する完全スペクトル音楽を含む750Hzから3,000Hzの低周波音波が除去される。それによって、順化段階治療の視覚刺激および運動刺激は、視覚活動、バランス活動およびクロスラテラル活動を徐々に混合し始める。
活性化段階の治療に関しては、音楽および音が、次第にフィルタリングされた一連の音楽であり、フィルタリングの最大レベルは約4,000Hzである。活性化段階治療の視覚刺激および運動刺激は、多感覚運動活動を、記憶に基づく同時の逐次的な認知活動に結合する。
統合段階の治療に関しては、順化段階および活性化段階でフィルタリングによって除去された低周波音波が徐々に再導入される。視覚刺激および運動刺激は、より複雑な認知活動を、同時の前庭、固有受容、クロスラテラルコア補強および細かな運動活動に結合する。
記載された方法の音波周波数フィルタリングに加えて、ゲーティングを使用することもできる。ゲーティングは、高周波と低周波を代わる代わるランダムに増大させる。これは、記録された音楽および音の振幅によって作動する。ゲーティングは予想外の事象として起こり、予想外の事象に脳が注意を払うようにすることによって、リスニングおよび注意を高める効果を有する。
本開示はさらに、ベッド表面、毛布または枕として使用することができる柔軟なパッドを提供する。この柔軟なパッドを通して、音波を、治療対象の個人に骨伝導により伝送することができる。柔軟なパッド内に、1つまたは複数の変換器が埋め込まれる。このパッドは、パッドの全体サイズに応じて、治療対象の個人にあてがいまたは治療対象の個人に巻き付けることができる。このパッドは、数平方インチ以上のサイズに構築することができる。例えば、パッドの長さを、人がその上に完全に横たわることができる最大6フィートとすることができ、筋骨格系の複数の点が骨伝導変換器に触れる。このパッドは、その1つまたは複数の変換器が、頭蓋骨、脊柱骨、腰骨、脚の骨などの個人の骨格のある部分に音波を伝導するように、個人にあてがわれる。このパッドは、眠っている間、座っている間、ぶらんこの上で揺れている間、または穏やかな他のタイプの活動を実行している間に個人が治療されることを可能にする。このパッドは、母親の体表にパッドを置くことによって胎児に刺激を提供する目的にも適している。さらに、このパッドを利用して、未熟児の治療を提供することもできる。このような用途では、パッドが寝具表面の役目を果たし、骨伝導変換器が配置されたエリアに未熟児の頭部および/または体が置かれる。さらに、このパッドを、体の部分、例えば使用者の足または顔をくるむのに十分に柔軟でかつ十分に柔順(malleable)なものとすることができる。少なくとも1つの実施形態では、このパッドが、使用者の頭部の周囲に適切にフィットすることを保証する調整可能な締め具を備えるアイピローの形態をとる。この1つまたは複数の骨伝導変換器は、主に50から1,000Hzの間の低周波に富む音波骨伝導を提供するために利用される。
この1つまたは複数の変換器を通して伝送される音源は通常、テーププレーヤ、CDプレーヤまたはMP3プレーヤによって供給される。選択され伝送される音は、完全スペクトル音楽、低周波に富む音楽、より高周波数の内容を除去するためにフィルタリングされた音楽、記録された心拍、および鎮静/安定化効果を有する他の律動的な音を含むことができる。このパッドは、使用中に音源を入れておくことができる内ポケットを備えることができる。他の実施形態では、このパッドが、パッド内に組み込まれた無線受信器を備え、そのため、このパッドは、導線を接続することなくパッド外の源から音信号を受け取ることができる。
この柔軟な骨伝導パッドは、パッド全体を封入する、通常は防水性の織布でできたカバーを備える。同様に、パッド自体を防水性とすることもできる。変換器を取り囲む快適な遷移部分を提供するため、発泡パディング(foam padding)または織物バッティング(textile batting)のシートに形成された凹みの中に、1つまたは複数の骨伝導変換器が配置される。少なくとも1つの実施形態では、(意識的なまたは無意識の)運動がなされたときでも、使用者が、少なくとも1つの骨伝導変換器と接触した状態を維持することを保証する、パッドの典型的な使用法に基づくあるパターン(例えば正方形マトリックス)で、複数の骨伝導変換器が配置される。この1つまたは複数の変換器から、パッドの周縁にあるポケットまで電気リード線が延び、ポケットには、ポケットの中に含まれる音源に接続するための電気コネクタが提供される。音源、変換器およびリード線は全てパッドのカバー内に含まれるため、治療中の個人に、音源から変換器へのリード線が絡みつくことはない。
パッドの温度を調節するため、この柔軟な骨伝導パッドはさらに、加熱要素および関連コントローラを備えることができる。一実施形態では、この柔軟な骨伝導パッドが、アロマテラピー製品の収容空間と、使用者に光線療法を提供する1つもしくは複数の光源とのうちの一方または両方を備える。この光源は、音源と同期してもまたは同期しなくてもよい。他の実施形態では、この柔軟な骨伝導パッドがさらに、使用者の頭部の周囲に配置して外光を遮断し、それによって感覚によって支配された環境を生み出すことができるキャノピ(canopy)を備える。
上記の開示の代替実施形態では、発泡パディングもしくは織物バッティングのシートの代わりにまたは発泡パディングもしくは織物バッティングのシートに加えて、追加の充填材が利用される。この追加の充填材は、50から4,000Hzの範囲の低周波音波を伝送することができる堅い材料の粒子からなる。さまざまな形状および材料を使用することができるが、約1/8インチの球形のガラスビーズがよく適していることが分かっている。この堅い材料の粒子は、パッドの一部分に分布し、変換器を含む袋の中に、少なくとも隣接する粒子間の接触および変換器と隣接粒子の間の接触を提供する密度で封入される。これによって粒子は、変換器の位置に隣接した骨伝導手段を提供し、音伝導場所をより大きなエリアに拡張する。
柔軟な骨伝導パッドの他の実施形態では、使用者への触覚入力を提供するため、パッドが、頂面を横切る複数の畝(ridge)を備える。
本開示の骨伝導パッドは、乳児および未熟児の治療において特に重要な用途を有することが分かっている。使用時には、パッドの上に乳児を置き、乳児の頭部および/または体を変換器位置の上に配置する。音の周波数の全体範囲は50から4,000Hzの間とすることができるが、主として50から1,000Hzの間の低周波に富む音が選択される。モーツァルト、バッハ、チェロ作品、女性のグレゴリオ聖歌などのクラシック音楽作品が使用されている。このような作品は、乳児および未熟児に対して興奮効果を有するより高周波数の内容を除去するためにフィルタリングされる。加えて、この音が、律動を提供し鎮静効果を有する記録された心拍と混合される。
本開示の上記の実施形態は、空気伝導のない音の骨伝導送達を提供するために開発された。しかしながら、この装置は、音楽源の位置で分割器を使用して、ヘッドホンなどによる同時空気伝導を提供することを可能にすることができることを認識すべきである。このような同時空気伝導は、結合された空気伝導刺激/骨伝導刺激を治療対象の個人に提供することを可能にし、または胎児に伝導される音を母親が監視することを可能にするであろう。
本開示で利用される記録再生装置、増幅器およびヘッドホンの透視図であり、ヘッドホンは骨伝導変換器を有する。 本開示で利用される記録再生装置および増幅器の透視図である。 記録再生装置に無線で結合された複数の骨伝導専用ヘッドホンを備えるグループ使用構成の略図である。 本開示の骨伝導パッドの第1の実施形態の平面図である。 図4の骨伝導パッドの断面図である。 本開示の骨伝導パッドの第2の実施形態の平面図である。 図6の骨伝導パッドの代替実施形態の断面図である。 本開示の骨伝導パッドの第3の実施形態の平面図である。 図8の骨伝導パッドの断面図である。 本明細書に開示された骨伝導パッド原理を使用するアイマスクの透視図である。
図1および2を参照すると、記録された音楽および音を、「課題を解決するための手段」の項に記載されたとおりにフィルタリングし処理することによって、聴覚刺激が提供される。このフィルタリングされ処理された音楽および音は、i−Pod(商標)装置などの記録再生装置10にロードされる。
記録再生装置10からの再生信号が、多導体入力プラグ18を有する多導体オーディオ入力ケーブル16を通して、増幅器14の多導体入力ジャック12に提供される。増幅器14は、この再生信号を、別個の異なる出力信号、すなわち空気伝導出力用の出力信号と骨伝導出力用の出力信号とに分割する。この増幅器は、空気伝導出力信号および骨伝導出力信号の振幅の別個の調整を、それぞれ空気伝導振幅調整手段20および骨伝導振幅調整手段22によって提供する。増幅器14からの空気伝導出力信号は、多導体空気伝導出力ジャック32を通して、ヘッドホンアセンブリ30に含まれる一対の空気伝導ヘッドホン28に接続された多導体空気伝導出力プラグ34に伝送される。増幅器14からの骨伝導出力信号は、多導体骨伝導出力ジャック24を通して、ヘッドホンアセンブリ30に含まれる骨伝導変換器36に接続された多導体骨伝導出力プラグ26に伝送される。骨伝導変換器36は、被験者がヘッドホンアセンブリ30を着けたときに骨伝導変換器36が被験者の頭蓋に接触するように、ヘッドホンアセンブリ30内に配置される。
運動活動中に互いに強くぶつかることを防ぐために、記録再生装置10と増幅器14は、取外し可能な接着材38によって互いに対して貼り付けられることが好ましい。あるいは、記録再生装置10と増幅器14を一体化して1つの装置としてもよい。加えて、記録再生装置10を増幅器14に固定すると、被験者のポケットにそれらを容易に入れることができ、または、運動活動中に、被験者が身に着けたウエストパック内でそれらを固定することができる。
図3を参照すると、記録された音楽および音を、本明細書に記載されたとおりにフィルタリングし処理することによって、聴覚刺激が提供される。このフィルタリングされ処理された音楽および音は、i−Pod(商標)装置などの記録再生装置10にロードされる。この実施形態では、記録再生装置10に記憶された処理された音楽と複数の骨伝導専用ヘッドホン31との間の無線接続65によって、一グループの個人が、同じ骨伝導信号をグループ内で共用することができる。
記録再生装置10からの再生信号55が増幅器/分割器15の入力(図示せず)に提供され、再生信号55はそこで、ラウドスピーカ50に接続された空気伝導出力信号54と、無線送信器60に接続された骨伝導出力信号56とに分割される。増幅器15は、1つまたは複数のルームスピーカ50に接続された空気伝導出力信号54の振幅の調整を提供する。したがって、使用者が骨伝導装置を身に着けているかどうかにかかわらず、ラウドスピーカ50を介して空気伝導出力信号54を全ての使用者に一斉に送信することができる。
骨伝導出力信号56は、関連した無線受信器70への送信を実行する無線送信器60に伝送される。したがって、無線信号65は、無線送信器60から、複数の無線受信器70に伝達される。骨伝導ヘッドホン31のそれぞれのセットに1つの無線受信器70が関連づけられる。無線受信器70はそれぞれ、信号強度を増大させて骨伝導ヘッドホン31のボリュームを調整する別個の増幅器を備えることができる。骨伝導ヘッドホン31は、空気伝導装置および関連したイヤーサラウンド(ear surround)28を備えていないことを除いて、図1に示されたヘッドホンアセンブリ30と同様である。骨伝導ヘッドホン31は、1つまたは複数の骨伝導変換器36を備える。
骨伝導ヘッドホン31の中に無線受信器70を組み込むことができ、または、無線受信器70を別個の装置とし、導線を介して無線受信器70をヘッドホン31に結合することもできる。いずれにせよ、骨伝導ヘッドホン31のそれぞれのセットに関連づけられた無線受信器70は、調整可能なボリューム制御手段(図示せず)を提供する。
図4および5は、本開示の骨伝導パッド110を示す。骨伝導パッド110は、上面116に凹み114が形成された柔軟なパディングシート112から構築される。治療中の個人が、骨伝導パッド110の上に快適に横たわることができるように、または骨伝導パッド110を体にあてがうことができるように、柔軟なパディングシート112は通常、発泡バッティングまたは織物バッティングから作られる。柔軟なパディングシート112は防水性とすることができる。柔軟なパディングシート112の長さは1から6フィートとすることができる。柔軟なパディングシート112はさらに柔軟かつ柔順であることができる。凹み114の中に骨伝導変換器118が配置される。図8および9に示された一実施形態では、典型的な使用法に基づいて、柔軟なパディングシート112上に複数の凹み114が戦略的に配置される。骨伝導変換器118は特に、50から4,000Hzの間の低周波音波を発することができるように選択される。骨伝導変換器118は、電気リード線120によって音源122に電気的に接続される。音源122は通常、テーププレーヤ、CDプレーヤまたはMP3プレーヤであるが、実際には、適当な低周波音信号を生成することができる他の装置を使用することができる。一実施形態では、音源122が無線受信器150である。無線送信器160が、骨伝導パッド110から離れた位置から無線音源信号165を送る。通常は防水性の織物材料でできたカバー124が、柔軟なパディングシート112、骨伝導変換器118、電気リード線120および音源122を封入する。カバー124は、音源122を固定するためのポケット126をその周縁に有するように構築される。音源122を固定するためのポケット126をその表面に有するように、柔軟なパディングシート112を構築してもよい。
一用途では、骨伝導変換器118が個人の骨格に低周波を発することができるように、骨伝導パッド110が個人の上または下に置かれる。音源122から変換器118に提供される信号は特に、治療中の個人の状態に基づいて、特定の治療効果が得られる音波を提供するように選択される。
パッドの温度を調節するため、柔軟なパディングシート112はさらに、ヒータ170および制御手段172を備えることができる。他の実施形態では、柔軟なパディングシート112が、複数の香りを付着させるためのアロマテラピー材料174のための位置および/または光線療法用の複数の発光装置180のための位置を含む。
他の実施形態では、使用者の頭部を包囲し、周囲環境から隔離された「感覚によって支配された」環境を提供するため、柔軟なパディングシート112またはカバー124がキャノピ190を備える。他の実施形態では、触覚入力を提供するため、パッド112が、その頂面を横切って形成された一段高い畝194を有する。
図10に示された他の実施形態では、柔軟なパディングシート212および/またはカバー224が、調整可能なヘッドバンド210と、使用者が身に着けたときに使用者の側頭に当たるような態様でパッドの表面に配置された少なくとも一対の骨伝導変換器218とを備えるアイマスク構成200として形成される。調整可能なヘッドバンド210は、Velcro(商標)型のアタッチメント242または弾性構成要素を備えることができる。このような構成は、以前に論じたように有線または無線とすることができ、音源222を入れるための音源ポケットを有していてもまたは有していなくてもよい。このような実施形態は、任意選択で、以前に論じた温度制御、アロマテラピー、光線療法などの他の特徴のうちの任意の特徴を備えることができる。
図6および7は、本開示の骨伝導パッド110の代替実施形態を示す。この代替実施形態の骨伝導パッド110は、変換器118が、柔軟な膜130の中に封入された微粒子物質128の層の中に置かれ、この層と接触することを除いて、図4および5に示された実施形態と同じように構築される。この代替実施形態の柔軟なパディングシート112内の凹み114は、変換器118および微粒子物質128を収容できる適当なサイズに形成される。
骨伝導パッド110のこの代替実施形態の用途では、骨伝導変換器118と治療中の個人の骨格の間の低周波の骨伝導エリアが大幅に増大する。骨伝導変換器118を取り囲む微粒子物質128の層が、骨伝導変換器118から発せられた波を伝送するため、有効伝送エリアが大幅に増大し、その結果、骨伝導パッド110の配置が正確である必要はなく、意図せずに骨伝導パッド110を変位させてしまう可能性がある活動にもかかわらず、骨伝導パッド110の配置は有効であり続ける。
10 記録再生装置
12 多導体入力ジャック
14 増幅器
15 増幅器/分割器
16 多導体オーディオ入力ケーブル
18 多導体入力プラグ
20 空気伝導振幅調整手段
22 骨伝導振幅調整手段
24 多導体骨伝導出力ジャック
26 多導体骨伝導出力プラグ
28 空気伝導ヘッドホン
30 ヘッドホンアセンブリ
31 骨伝導ヘッドホン
32 多導体空気伝導出力ジャック
34 多導体空気伝導出力プラグ
36 骨伝導変換器
38 接着材
50 ラウドスピーカ
54 空気伝導出力信号
55 再生信号
56 骨伝導出力信号
60 無線送信器
65 無線接続
70 無線受信器
110 骨伝導パッド
112 柔軟なパディングシート
114 凹み
116 上面
118 骨伝導変換器
120 電気リード線
122 音源
124 カバー
126 ポケット
128 微粒子物質
130 柔軟な膜
150 無線受信器
160 無線送信器
165 無線音源信号
170 ヒータ
172 制御手段
174 アロマテラピー材料
180 発光装置
190 キャノピ
194 畝
200 アイマスク
210 ヘッドバンド
212 柔軟なパディングシート
218 骨伝導変換器
222 音源
224 カバー
242 アタッチメント

Claims (16)

  1. 感覚処理および感覚間統合を増強する方法であって、
    音楽および音を含むコンポジション(Composition)をフィルタリングして、前記コンポジションに関連したある周波数範囲の相対振幅を変化させること、
    前記フィルタリングされた音コンポジションを、空気伝導オーディオスピーカを通して被験者に送達すること、
    前記フィルタリングされた音コンポジションから得られた骨伝導信号を複数の骨伝導ヘッドホンに無線で送信すること
    を含む方法。
  2. 前記音コンポジションを前記フィルタリングしてある周波数範囲の振幅を変化させることが、750Hzよりも低い周波数音波の振幅を増大させることを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記音コンポジションを前記フィルタリングしてある周波数範囲の振幅を変化させることが、750Hzよりも低い周波数音波の振幅を低減させることを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記音コンポジションを前記フィルタリングしてある周波数範囲の振幅を変化させることが、4,000Hzよりも低い低周波数音波の振幅を低減させることを含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記音コンポジションを前記フィルタリングしてある周波数範囲の振幅を変化させることが、4,000Hzよりも低い周波数音波の低減されたレベルからの振幅の再導入を含む、
    請求項1に記載の方法。
  6. 音源と、
    前記音源によって提供された再生信号を増幅および分割するために前記音源に結合される増幅器/分割器であり、空気伝導出力信号および骨伝導出力信号を出力する増幅器/分割器と、
    前記空気伝導出力信号を受け取り前記空気伝導出力信号を出力するために前記増幅器/分割器に結合される1つまたは複数のラウドスピーカと、
    前記骨伝導出力信号を送信するために前記増幅器/分割器に結合される無線送信器と、
    送信された前記骨伝導出力信号を受け取る1つまたは複数の無線受信器と、
    それぞれ1つの無線受信器に結合された1つまたは複数の骨伝導ヘッドホンであり、前記骨伝導出力信号を出力するように構成される1つまたは複数の骨伝導ヘッドホンと
    を備えるシステム。
  7. 上面を有する柔軟なパディングシートと、
    前記上面に配置される複数の骨伝導変換器であり、人体の前庭系を刺激する骨伝導を提供する50から4,000Hzの間の周波数を有する音波を発することができる複数の骨伝導変換器と、
    前記複数の骨伝導変換器に電気的に接続される無線受信器に信号を送信する無線送信器に電気的に接続された音源と
    を備え、
    前記無線受信器が、前記柔軟なパディングシートの表面に配置される
    刺激パッド。
  8. 前記音源からの前記信号によって、前記骨伝導変換器が、4,000Hzよりも低い周波数だけからなる音楽を発する、請求項7に記載の刺激パッド。
  9. 前記音源からの前記信号によって、前記骨伝導変換器が、4,000Hzよりも高い周波数がフィルタリングによって除去された音楽を発する、請求項7に記載の刺激パッド。
  10. 前記音源からの前記信号によって、前記骨伝導変換器が、心拍の低周波音を発する、請求項8に記載の刺激パッド。
  11. 加熱要素と、
    加熱要素コントローラと
    をさらに備え、
    前記加熱要素コントローラがヒータ出力を調節して、前記刺激パッドを一定の温度に維持する、
    請求項7に記載の刺激パッド。
  12. 前記刺激パッド上に香りを付着させるアロマテラピーパッド
    をさらに備える、請求項7に記載の刺激パッド。
  13. 1つまたは複数の発光装置
    をさらに備える、請求項7に記載の刺激パッド。
  14. 前記刺激パッドを周囲環境から隔離するキャノピ
    をさらに備える、請求項7に記載の刺激パッド。
  15. 前記刺激パッドの頂面に複数の畝
    をさらに備える、請求項7に記載の刺激パッド。
  16. アイマスクであって、
    第1の表面を有する柔軟なパディングシートと、
    前記第1の表面において前記柔軟なパディングシートの両端部に配置される一対の骨伝導変換器であり、人体の前庭系を刺激する骨伝導を提供する50から4,000Hzの間の周波数を有する音波を発するように構成される一対の骨伝導変換器と、
    前記一対の骨伝導変換器に結合され、前記一対の骨伝導変換器に信号を送信する音源と、
    前記人体の頭部の周囲に前記アイマスクを配置するために前記柔軟なパディングシートの前記両端部を接続するストラップと
    を備えるアイマスク。
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