JP2016504788A - エヌエフシーを用いたワイファイダイレクトサービス方法およびそのための装置 - Google Patents

エヌエフシーを用いたワイファイダイレクトサービス方法およびそのための装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システムにおいてWi−Fiダイレクトサービス接続手順を効率的に行う方法およびそのための装置を実現する。【解決手段】本発明は、無線通信システムに関する。具体的には、本発明は、Wi−Fiダイレクトサービス(Wi-Fi Direct Services;WFDS)通信のための接続設定を行うにあって、NFCタッチを通じて両機器間の機器発見を行う段階を有する方法およびそのための装置に関する。【選択図】図6

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、エヌエフシー(NFC)技術を用いたワイファイダイレクトサービス(Wi-Fi Direct Services;WFDS)通信のための方法および装置に関する。より具体的には、本発明は、NFCタッチを用いた接続設定方法およびそのための装置に関する。
無線通信システムが音声やデータなどの各種の通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線通信システムは、使用可能なシステムリソース(帯域幅、送信電力など)を共有して複数のユーザとの通信をサポートできる多元接続(multiple access)システムである。多元接続システムの例には、CDMA(Code Division Multiple Access)システム、FDMA(Frequency Division Multiple Access)システム、TDMA(Time Division Multiple Access)システム、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)システム、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)システムなどがある。
無線LAN(Wireless Local Area Network;WLAN)技術に関する標準は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11グループで開発されている。IEEE 802.11aおよびbは、2.4.GHzまたは5GHzで無免許帯域(unlicensed band)を利用し、IEEE 802.11bは11Mbpsの送信速度を提供し、IEEE 802.11aは54Mbpsの送信速度を提供する。IEEE 802.11gは、2.4GHzで直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;OFDM)を適用して54Mbpsの送信速度を提供する。IEEE 802.11nは、多入力多出力OFDM(Multiple Input Multiple Output-OFDM;MIMO−OFDM)を適用して300Mbpsの送信速度を提供する。IEEE 802.11nは、チャネル帯域幅(channel bandwidth)を40MHzまでサポートし、この場合、600Mbpsの送信速度を提供する。IEEE 802.11pは、WAVE(Wireless Access in Vehicular Environments)をサポートするための標準である。例えば、802.11pは、ITS(Intelligent Transportation Systems)をサポートするのに必要な改善事項を提供する。IEEE 802.11aiは、IEEE 802.11ステーション(STAtion;STA)の高速初期リンクセットアップ(fast initial link setup)をサポートするための標準である。
IEEE 802.11eに従う無線LAN環境におけるDLS(Direct Link Setup)関連プロトコルは、BSS(Basic Service Set)がQoS(Quality of Service)をサポートするQBSS(Quality BSS)を前提とする。QBSSでは、Non−AP STAだけでなくAPも、QoSをサポートするQAP(Quality AP)である。ところが、現在商用化されている無線LAN環境(例えば、IEEE 802.11a/b/gなどに従う無線LAN環境)では、たとえNon−AP STAがQoSをサポートするQSTA(Quality STA)であるとしても、APはQoSをサポートできないレガシ(Legacy)APが大部分である。その結果、現在商用化されている無線LAN環境では、QSTAであってもDLSサービスを利用することができないという限界がある。
近年、Wi−Fi(登録商標)などの無線近距離通信技術が幅広く市場で適用されている状況で、機器間の接続は、ローカルネットワーク(local network)に基づくだけでなく、機器間の直接接続によってもなされている。Wi−Fiを用いた機器間の直接接続技術の一つがWi−Fiダイレクト(Wi-Fi Direct(登録商標))である。
Wi−Fiダイレクトは、リンク層(Link layer)の動作を記述するネットワーク接続(network connectivity)標準技術である。上位にアプリケーション(application)に関する規約や標準の定義がないことから、Wi−Fiダイレクト機器間の接続が確立した後、アプリケーションの駆動における互換性および動作の一貫性がない。こういう問題から、Wi−Fiダイレクトサービス(Wi-Fi Direct Services;WFDS)という上位層のアプリケーションを含む標準技術が、最近、WFA(Wi-Fi Alliance)で開発されている。
WFAは、Wi−Fiダイレクトというモバイル機器間の直接接続を通じてデータを伝達するための新しい規格を発表し、これに伴って、関連業界では、Wi−Fiダイレクト規格を満たすための活発な技術開発活動が進行している。厳密にいえば、Wi−Fiダイレクトはマーケティング用語であって、商標名に該当し、これに対する技術規格はWi−Fi P2P(Peer to Peer)と総称される。このため、Wi−FiベースP2P技術を扱う本発明では、Wi−FiダイレクトまたはWi−Fi P2Pを同一の意味で使うことができる。従来の(legacy)Wi−Fi網では、AP(Access Point)を介して接続した後にインターネットに接続する方法が、一般的なWi−Fi搭載機器の使用方法であった。機器間直接接続を用いたデータ通信方法は、従来も、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))などの無線通信技術を搭載した携帯電話およびノートPCなどの機器に搭載されて一部のユーザによって用いられたが、送信速度が遅く、実際の使用では送信距離が10m以内に制限される。特に、大容量データ送信時や、多数のブルートゥース装置が存在する環境で使用する場合は、体験性能において技術的限界があった。
一方、Wi−Fi P2Pは、従来のWi−Fi標準規格の大部分の機能を維持しながら、機器間直接通信をサポートするための部分が付け加えられた。したがって、Wi−Fiチップ(Chip)搭載機器のハードウェアおよび物理的特性を十分に活用し、主にソフトウェア機能のアップグレードだけで機器間P2P通信を提供できるという長所がある。
周知のように、Wi−Fiチップ搭載機器は、ノートPC、スマートフォン、スマートTV、ゲーム機、カメラなどを含めて非常に様々な範囲に拡大されつつあり、十分な数のプロバイダと技術開発の人材が用意されている。しかし、Wi−Fi P2P規格をサポートするソフトウェア開発は未だ活性化して(activated)いないが、これは、Wi−Fi P2P規格が発表されても、規格を便利に活用できる関連ソフトウェアの配布がなされていないためである。
P2Pグループ内では既存の(existing)インフラストラクチャ(infrastructure)網におけるAPの役割を果たす装置が存在するが、これをP2P規格ではP2Pグループオーナ(Group Owner;GO)と称する。P2P GOを中心に様々なP2Pクライアント(Client)が存在できる。1個のP2Pグループ内では1台のGOだけが存在可能であり、残りの装置はいずれもクライアント装置となる。
図1は、典型的なP2Pネットワークトポロジを示す図である。
図1に示すように、P2P GOとP2P機能を有するクライアントとが直接接続したり、P2P GOとP2P機能のない従来のクライアント(legacy client)とが接続することができる。
図2は、一つのP2P機器が、P2Pグループを形成すると同時に、WLANのSTAとして動作してAPと接続する状況を示す図である。
P2P技術規格では、P2P機器が図2に示すようなモードで動作する状況を同時動作(concurrent operation)と定義している。
一連のP2P機器がグループを形成するに際し、いずれの機器がP2P GOになるかは、P2P属性ID(Attribute ID)のグループオーナインテント(Group Owner Intent)値によって定められる。この値として0〜15の値を有することができ、P2P装置が互いにこの値を交換し、最高の値を有する装置がP2P GOとなる。一方、Wi−Fi P2P技術をサポートしない従来の機器(legacy device)もP2Pグループに属してもよいが、このとき、従来の機器の機能は、P2P GOを介したインフラストラクチャ網へのアクセス機能に制限される。
Wi−Fi P2P規格によれば、P2P機器は、P2P GOがビーコン(Beacon)信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いて送信するため、11b規格をサポートしない。このため、11a/g/n規格の機器をWi−Fi P2P機器として使用することができる。
P2P GOとP2Pクライアントとが接続する動作のために、P2P規格は、大きく、次のような4つの機能を有する。
第一に、P2P発見(ディスカバリ)(Discovery)では、機器発見(device discovery)、サービス発見(service discovery)、グループ形成(group formation)、P2P招待(インビテーション)(P2P invitation)などの技術項目を扱っている。機器発見は、同一チャネルを介して2個のP2P機器が機器名または機器タイプなどの装置関連情報を互いに交換する。サービス発見は、P2Pを通じて利用しようとするサービスに関連した情報を交換する。グループ形成は、どの機器がP2P GOになるか否かを決定し、新しいグループを形成する機能である。P2P招待は、永久的(permanently)(永続的)に形成されたP2Pグループを呼び出し(call)たり、P2P機器を既存のP2Pグループに参加させたりする機能である。
第二に、P2Pグループ動作(Group Operation)は、P2Pグループの形成および終了、P2Pグループへの接続、P2Pグループ内の通信、P2Pクライアント発見のためのサービス、永続P2Pグループ(persistent P2P group)の動作などについて説明している。
第三に、P2P電力管理(Power Management)は、P2P機器の電力管理方法および節電モード開始時の信号処理方法を扱っている。
最後に、管理されたP2P機器(Managed P2P Device)では、一つのP2P機器がP2Pグループを形成し、同時にWLAN APを介してインフラストラクチャ網にアクセスする方法を扱っている。
P2Pグループの特性について説明する。P2Pグループは、P2P GOがAPの役割を果たし、P2PクライアントがSTAの役割を果たすという点で従来のインフラストラクチャBSS(Basic Service Set)と類似している。このため、P2P機器は、GOおよびクライアントの役割を果たし得るソフトウェアを搭載しなければならない。P2P機器は、MACアドレスなどのP2P機器アドレスによって区別される。ただし、P2P機器がP2Pグループ内で通信する場合にはP2Pインターフェースアドレスを用いて通信するが、このときにはグローバル一意識別(Globally unique ID)アドレスを使用する必要がない。P2Pグループは一意識別P2PグループIDを有し、これは、SSID(Service Set Identifier)とP2P GOのP2P機器アドレスとの組合せで構成される。Wi−Fi P2P規格では、セキュリティのためにWPA2−PSK/AESを使用する。P2Pグループのライフサイクル(寿命)(life cycle)と関連して、一時(temporary)接続方法と、一定時間後に再び同一の接続を試みる永続(パーシステント)(persistent)接続方法がある。永続グループの場合、一旦P2Pグループが形成されると、互いの役割、資格証明(certification)、SSID、P2PグループIDがキャッシュ(cache)され、再接続時に同一の接続形式を適用して速かにグループを接続させることができる。
Wi−Fi P2P接続方法について説明する。Wi−Fi機器は、大きく、2段階(phase)の接続手順を有する。その第一は、2つのP2P機器が互いに相手を発見(find)する段階であり、第二は、互いに発見された機器間でP2P GOまたはP2Pクライアントの役割を決定するグループ形成(group formation)段階である。まず、発見段階は、P2P機器が互いに接続するようにする段階であり、具体的には、探索(search)および受信(listen)状態で構成される。探索段階(Search state)は、プローブ要求フレーム(Probe Request frame)を用いてアクティブスキャン(active scan)を行う。このとき、スキャンを速く行うためにスキャンの範囲を限定するが、チャネル1、6および11のソーシャルチャネル(social channel)を用いてスキャンを行う。リッスン状態(listen state)のP2P機器は、3個のソーシャルチャネルのいずれか一つのチャネルのみを選択して受信状態を維持するが、他のP2P機器が探索状態で送信したプローブ要求フレームを受信した場合、プローブ応答フレーム(Probe Response frame)で応答する。P2P機器は、それぞれ探索および受信状態を繰り返すことで互いの共通チャネルに到達することができる。P2P機器は、互いに相手を発見した後、デバイスタイプ、メーカー、または既知(馴染)(familiar)の機器名を発見するためにプローブ要求フレームおよびプローブ応答フレームを用いて、選択的に(optionally)結合する(互いに関連付けられる)(associated with each other)。また、P2P機器の内部に存在する機器間の互換可能なサービスを確認するために、サービス発見(service discovery)を使用することができる。これは、それぞれの機器内部で提供されるサービスが他の機器で互換可能か否かを決定するためである。P2P規格では特定のサービス発見規格を指定していない。P2P機器ユーザは、周辺のP2P機器と機器が提供するサービスとを検索した後、所望の装置やサービスに迅速に接続することができる。
次に、グループ形成(group formation)段階を説明する。P2P機器が上述の発見(find)段階を完了すると、互いに相手機器の存在確認が完了する。これに基づいて、2つのP2P機器は、BSSを構成するためのGO交渉段階に入らなければならない。この交渉段階は、2種類のサブ(sub)段階に大別される。その第一は、GO交渉(negotiation)段階であり、第二は、WPS(Wi-Fi Protected Setup)段階である。GO交渉段階では、両機器がP2P GOまたはP2Pクライアントとしての役割を交渉し、P2Pグループ内部で使用する動作チャネル(operating channel)を設定する。WPS段階では、従来のWPSでなされる通常の作業を行う。例えば、機器のユーザがキーパッドを介して入力したPIN情報の交換、プッシュボタンを用いたイージーセットアップ(easy setup)などが行われる。P2Pグループ内においてP2P GOはP2Pグループの中心的な役割を担当する。P2P GOは、P2Pインターフェースアドレスを割り当て、グループの動作チャネルを選択し、グループの各種動作の媒介変数を含むビーコン信号を送出する。P2Pグループ内では、P2P GOのみがビーコン信号を送信できるが、これを用いて、P2P機器が、接続初期段階であるスキャン段階(scan phase)で迅速にP2P GOを確認し、グループに参加する。または、P2P GOは、自分でP2Pグループセッションを開始することができ、P2P発見段階で記述された方法を使用した後にセッションを開始することもできる。このように重要な役割を担うP2P GOになろうとする値(value for P2P GO)は、ある機器に固定した値として存在せず、アプリケーション(application)または上位層サービスによって調整が可能である。このため、それぞれのアプリケーションの用途に応じて、開発者は、P2P GOになろうとする適宜の値を選択することができる。
次に、P2Pアドレシング(addressing)について説明する。P2P機器は、P2Pグループセッション内で、MACアドレスを用いてP2Pインターフェースアドレスを割り当てて使用する。このとき、P2P GOのP2Pインターフェースアドレスは、BSSID(BSS IDentifier)であり、これは実質的にはP2P GOのMACアドレスである。
P2Pグループの接続解除について説明する。仮にP2Pセッションが終了すると、P2P GOは、全てのP2PクライアントにDe−authenticationを用いてP2Pグループセッションの終了を知らせなければならない。P2PクライアントもP2P GOに対して接続解除ができるが、このとき、可能なら、解除(disassociation)手順を踏まなければならない。クライアントの接続解除要求を受け取ったP2P GOは、P2Pクライアントが接続解除されたことを把握できる。仮に、P2P GOは、P2Pクライアントから異常なプロトコルエラーを感知したり、P2Pグループの接続を妨害する動作をするP2Pクライアントを感知すると、認証拒絶(rejection of authentication)や結合(関連付け)拒否(denial of association)を引き起こすが、具体的な失敗理由を結合(association)応答に記録したうえで送信する。
本発明の目的は、無線通信システムにおいてWi−Fiダイレクトサービス(Wi-Fi Direct Services;WFDS)接続手順を効率的に行う方法およびそのための装置を提供することにある。本発明の他の目的は、NFC方式を用いて接続手順を効率的に行う方法およびそのための装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、NFC方式を用いてWi−Fiダイレクトサービス接続をする際に、接続要求および応答メッセージを効率的に構成する方法およびそのための装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、Wi−Fiダイレクトサービス接続をする際に、NFC方式を用いて特定サービスを検索する手順を効率的に構成してサービスを実行することにある。
本発明で遂げようとする技術的課題は上記の技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
上述したような課題を解決するための本発明の一側面では、Wi−Fiダイレクトサービス(WFDS)通信を設定する方法において、第1機器が第2機器に、近距離無線通信(Near Field Communication;NFC)チャネルを介してハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージを送信するステップと、第1機器が第2機器から、NFCチャネルを介してハンドオーバ選択(Select)メッセージを受信するステップと、を有し、ハンドオーバ要求メッセージは、第1機器がサポート可能なWFDSを示すサービスハッシュ(Service Hash)情報を有する、Wi−Fiダイレクトサービス通信設定方法を提案する。
好適には、第2機器がWi−Fiダイレクトサービスをサポートする場合、ハンドオーバ選択メッセージは、第2機器が利用しようとするWi−Fiダイレクトサービスのサービスネーム(Service Name)情報を有することができる。
好適には、ハンドオーバ選択メッセージは、Wi−Fiダイレクトサービス接続に用いられるリッスンチャネル(listen channel)を介して対象機器を発見できるようにする設定情報を有することができる。
好適には、第1機器と第2機器との間に、NFCを用いた接続設定情報が記憶されている場合、以降の第1機器と第2機器との間の接続設定は、同一の設定情報を用いて設定されてもよい。
好適には、ハンドオーバ要求メッセージは、サービスハッシュ情報を有するNFCデータ交換フォーマット(NFC Data Exchange Format;NDEF)で構成されてもよい。
好適には、ハンドオーバ要求メッセージは、第1機器と第2機器との間の第2層接続のための情報を有するNDEFレコードをさらに有することができる。
好適には、ハンドオーバ選択メッセージは、サービスハッシュ情報を有するNFCデータ交換フォーマット(NFC Data Exchange Format;NDEF)で構成されてもよい。
好適には、ハンドオーバ選択メッセージは、第1機器と第2機器との間の第2層接続のための情報を有するNDEFレコードをさらに有することができる。
好適には、NDEFレコードは、Wi−Fiダイレクトサービス情報を種類−長さ−値(Type-Length-Value;TLV)フォーマット(形式)(format)で示すペイロード(payload)部を有することができる。
好適には、第1機器がサポート可能なWi−Fiダイレクトサービスに関する情報は、第1機器アプリケーションサービスプラットフォーム(Application Service Platform;ASP)の広告(Advertise)を通じて、第1機器のNFCモジュールが取得した情報であってもよい。
好適には、第1機器および第2機器のうち、優先順位を有する一つの機器が他の機器に、ピアツーピア(Peer to peer;P2P)サービス発見要求(Discovery request)メッセージを送信するステップと、P2Pサービス発見要求メッセージを受信した他の機器から、P2Pサービス発見要求メッセージに対する応答であるP2Pサービス発見応答(Discovery Response)メッセージを受信するステップと、をさらに有することができる。
好適には、優先順位は、各機器の既存のWi−Fiダイレクトサービス接続状態、各機器の性能およびWi−Fiダイレクトサービスの種類のうちの少なくとも一つに基づいて決定されてもよい。
好適には、第1機器および第2機器のハンドオーバ要求メッセージの送信は、第1機器および第2機器のNFCモジュールのタッチまたは近接タッチによって開始されてもよい。
好適には、Wi−Fiダイレクトサービスは、送信(send)、再生(play)、出力(print)、表示(display)、近隣エリアネットワーク(Neighborhood Area Network;NAN)、ワイファイシリアルバス(Wi-Fi Serial Bus;WSB)およびドッキング(docking)のうちの少なくとも一つを有することができる。
好適には、ハンドオーバは、交渉(Negotiation)ハンドオーバまたは静的(static)ハンドオーバのいずれかであってもよい。
上述したような課題を解決するための本発明の他の側面では、Wi−Fiダイレクトサービス(WFDS)通信を設定する方法において、第1機器が第2機器から、近距離無線通信(Near Field Communication;NFC)チャネルを介してハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージを受信するステップと、第1機器が第2機器にNFCチャネルを介してハンドオーバ選択(Select)メッセージを送信するステップと、を有し、ハンドオーバ要求メッセージは、第2機器がサポート可能なWi−Fiダイレクトサービスを示すサービスハッシュ(Service Hash)情報を有する、Wi−Fiダイレクトサービス通信設定方法を提案する。
上述したような課題を解決するための本発明の更に他の側面では、Wi−Fiダイレクトサービス(WFDS)通信を設定する機器において、プロセッサと、送受信器と、を有し、送受信器は、第1機器から第2機器に、近距離無線通信(Near Field Communication;NFC)チャネルを介してハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージを送信し、第2機器から前記NFCチャネルを介してハンドオーバ選択(Select)メッセージを受信し、ハンドオーバ要求メッセージは、第1機器がサポート可能なWi−Fiダイレクトサービスを示すサービスハッシュ(Service Hash)情報を有する、Wi−Fiダイレクトサービス通信設定機器を提案する。
上述したような課題を解決するための本発明の更に他の側面では、Wi−Fiダイレクトサービス通信を設定する方法において、近距離無線通信(NFC)タッチがあった後に、第1機器が第2機器から、ハンドオーバ選択(Select)メッセージを受信するステップを有し、ハンドオーバ選択メッセージは、第2機器がサポート可能なWi−Fiダイレクトサービスを示すサービスハッシュ(Service Hash)情報を有する、Wi−Fiダイレクトサービス通信設定方法を提案する。
本発明によれば、無線通信システムにおいてWi−Fiダイレクトサービス通信を効率的に行うことができる。具体的には、Wi−Fiダイレクトサービス通信のための初期接続設定を効率的に行うことができる。
本発明の他の効果は、NFCを用いて、Wi−Fiダイレクトサービス接続設定をする段階で発生する通信オーバーヘッドを減少させることができる。
本発明の更に他の効果は、NFCを用いて、Wi−Fiダイレクトサービスの特定サービスをあらかじめ選択してWi−Fiダイレクト接続を試み、接続に成功すると、当該サービスを直ちに行うことによって、ユーザによる機器選択およびサービス選択の手順を減少させることができる。
本発明で得られる効果は、以上に言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確になるであろう。
典型的なP2Pネットワークトポロジを示す図である。 一つのP2P機器がP2Pグループを形成すると同時に、WLANのSTAとして動作してAPと接続する状況を示す図である。 Wi−Fiダイレクト機器の簡略化されたブロック図である。 従来のWFDSにおいてWFDS機器間で機器発見およびサービス発見を行ってWFDSセッションを接続する手順を示す図である。 Wi−Fiインターフェースの他に、NFCインターフェースが追加されるサービスのブロック図である。 従来の(conventional)NFCにおけるハンドオーバ手順を示す図である。 本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順の一例を示す図である。 本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順の他の例を示す図である。 本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順の更に他の例を示す図である。 本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順のさらに他の例であり、一つの機器が検索器である場合を示す図である。 本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順のさらに他の例であり、一つの機器が検索器である場合を示す図である。 本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順のさらに他の例であり、両機器とも検索器である場合を示す図である。 本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順のさらに他の例であって、NFC静的(NFC static)機器が検索器であり、NFC交渉(NFC negotiation)機器が検索器である場合を示す図である。 本発明の一実施例に係るハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージを示す図である。 本発明の一実施例に係るハンドオーバ選択(Handover Select)メッセージを示す図である。 本発明に適用しようとするNFCハンドオーバ手順の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係るハンドオーバ選択(Handover Select)メッセージの構成を示す図である。 一つのNDEFレコードを示す図である。 本発明に適用し得るWFD P2P装置を例示する図である。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付図面は、本発明に係る実施例を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的思想を説明する。
以下の技術は、CDMA(Code Division Multiple Access)、FDMA(Frequency Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)などの様々な無線接続システムに用いることができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000などの無線技術によって具現することができる。TDMAは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)などの無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などの無線技術によって具現することができる。OFDMは、IEEE 802.11などの無線技術によって具現することができる。
説明を明確にするために、IEEE 802.11(Wi−Fi)を中心に記述するが、本発明の技術的思想がこれに制限されるわけではない。例えば、以下の説明は、無線接続システムであるIEEE 802システム、3GPPシステム、3GPP LTEおよびLTE−A(LTE-Advanced)システム、および3GPP2システムの少なくとも一つに開示された標準文書によって裏付けることができる。すなわち、本発明の実施例において、本発明の技術的思想を明確にするために説明を省略した段階または部分は、上記の文書によって裏付けることができる。また、本文書で開示している用語はいずれも上記の標準文書によって説明することができる。
以下の説明で使われる特定用語は本発明の理解を助けるために提供されたものであり、このような特定用語は、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で他の形態に変更されてもよい。いくつかの場合、本発明の概念が曖昧になることを避けるために公知の構造および装置は省略されたり、各構造および装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で示される。また、本明細書全体を通じて同一の構成要素については同一の図面符号を付して説明する。また、本明細書で説明される動作の順序は変更されてもよい。実施例の一部構成や特徴は他の実施例に含まれてもよく、他の実施例の対応する構成または特徴に取って代わってもよい。
従来のWFDS設定方法
図3は、WFDS(Wi-Fi Direct Services)機器の簡略化されたブロック図である。
Wi−Fiダイレクト MAC層および上位層にはアプリケーションサービスプラットフォーム(Application Service Platform;ASP)というアプリケーションサービスのためのプラットホームが定義されている。ASPは、上位アプリケーションと下位Wi−Fiダイレクトとの間で、セッション管理、サービスの命令処理、ASP間制御(control)およびセキュリティ(security)の役割を果たす。ASPの上位では、WFDSで定義される4個の基本サービスである送信(Send)、再生(Play)、表示(ディスプレイ)(Display)、出力(Print)サービスと、該当のアプリケーションおよびユーザインターフェース(User Interface;UI)と、をサポートする。ここで、送信(Send)サービスは、両WFDS機器間でファイル送信を行うことができるサービスおよびアプリケーションをいう。再生(Play)サービスは、両WFDS機器間DLNAを基盤とするA/V、写真、音楽を共有するストリーミング(streaming)サービスおよびアプリケーションを意味する。出力(Print)サービスは、文書、写真などのコンテンツを有する機器とプリンタ装置との間で文書および写真の出力を可能にするサービスおよびアプリケーションを定義する。表示(Display)サービスは、WFAのミラキャスト(Miracast)ソースとミラキャストシンク(Sink)との間で画面共有(sharing)を可能にするサービスおよびアプリケーションを定義する。そして、有効化(イネーブル)(Enable)サービスは、基本サービスの他に、サードパーティアプリケーション(third party application)をサポートするのにASP共通プラットホームを利用するために定義される。
本発明で説明する用語のうち、サービスハッシュ(Service Hash)は、サービスネーム(Service Name)のサービスハッシュアルゴリズム(例えば、SHA256)ハッシュ(hashing)の最初の6オクテット(octet)を用いて、サービスネームから形成される。本発明で用いられるサービスハッシュは、特定の意味を有するものではなく、プローブ要求/応答発見メカニズムを用いたサービスネームの十分な指示(sufficient indication)として理解することが好ましい。簡単な例を挙げると、サービスネームが“org.wifi.example”の場合、このサービスネームをSHA256でハッシュ(hashing)した値の先頭6バイト(byte)がハッシュ値(hash value)である。
WFDSでは、プローブ要求メッセージにハッシュ値を含み、サービスがマッチすると、サービスネームを含んでいるプローブ応答メッセージで応答して、サービスサポートの有無を確認する。すなわち、サービスネームは、DNS形式(form)のユーザ読み取り可能な(user readable)サービスの名前(ネーム)(name)である。サービスハッシュ値は、アルゴリズム(例えば、SHA256)を用いて生成されたサービスネームの256バイト値の中の上位6バイトを意味する。上記の例のように、サービスネームが“org.wifi.example”の場合、サービスハッシュは“4e−ce−7e−64−39−49”値であってもよい。
したがって、本発明では、サービスネームをアルゴリズムでハッシュ(hashing)した値の一部を、サービスハッシュ(情報)と表現し、一つの情報としてメッセージ内に含めることができる。
図4は、従来のWFDSにおいて、WFDS機器間で機器発見(discovery)およびサービス発見を行ってWFDSセッションを接続する手順を示す図である。
説明の便宜のために、図4に示すように、機器Aは、自体が提供可能なWFDSを検索器(seeker)に広告(advertise)する広告器(advertiser)の役割を果たし、機器Bは、広告されたサービスを検索(seek)する役割を果たすと仮定する。機器Aは、相手(カウンターパート)(counterpart)の機器が探して開始しようとする自体のサービスを広告し、機器Bは、上位アプリケーション或いはユーザの要求に応じてサービスをサポートする機器を探す手順を行う。
機器Aのサービス(service)エンティティ(段)(entity)は、自体が提供可能なWFDSを機器Aのアプリケーションサービスプラットホーム(Application Service Platform;ASP)エンティティに広告する。機器Bのサービスエンティティも同様に、自体が提供可能なWFDSを機器BのASPエンティティに広告することができる。機器Bは検索器(seeker)であって、WFDSを利用するために、利用しようとするサービスを機器Bのアプリケーションエンティティからサービスエンティティに指示し、サービスエンティティはさらに、ASPエンティティに当該WFDSを利用する対象機器を探すように指示する。
機器BのASPエンティティは、自体のWFDS対象機器を探すために、P2P(peer to peer)プローブ要求(P2P Probe Request)メッセージを送信する(S410)。このとき、P2Pプローブ要求メッセージ内に、自体が探そうとする或いは自体がサポート可能なサービスのサービスネーム(service name)をハッシュ(hashing)してサービスハッシュの形式で入れて要求する。検索器からP2Pプローブ要求メッセージを受信した機器Aは、当該サービスをサポートする場合、それに対する応答として機器BにP2Pプローブ応答(P2P Probe Response)メッセージを送信する(S420)。P2Pプローブ応答メッセージにはサービスネーム或いはハッシュ値でサポートするサービスと該当の広告(advertise)ID値を含む。この手順は、機器Aおよび機器Bが互いにWFDS機器であることを認識しサービスがサポートされているか否かを特定できる機器発見(Device Discovery)手順である。
その後、これらの機器は、選択的に(optionally)、P2Pサービス発見手順を通じて特定サービスに対する詳細な内容を知る。自体とWFDSができる機器を探した機器Bは、当該機器にP2Pサービス発見要求(P2P Service Discovery Request)メッセージを送信する(S430)。機器BからP2Pサービス発見要求メッセージを受信した機器Aは、ASPエンティティから、前に機器Aのサービスエンティティから広告(advertise)したサービスと機器Bから受け取ったP2PサービスネームおよびP2Pサービス情報とをマッチング(照合)(matching)し、機器BにP2Pサービス発見応答(P2P Service Discovery Response)メッセージを送信する(S440)。これは、IEEE 802.11uで定義されたGASプロトコル(protocol)を使用する。このようにサービス検索に対する要求が完了すると、機器Bは、検索結果をアプリケーションおよびユーザに知らせることが可能になる。この時点までは、Wi−Fiダイレクトのグループが形成されていない状態であり、ユーザがサービスを選択し、サービスが接続セッション(Connect Session)を行うとP2Pグループ形成(P2P Group formation)が進行される。
本発明の説明に先立ち、注意すべき点は、従来のWi−Fiダイレクト接続と、本発明で扱うWi−Fiダイレクトサービス(Direct Services;WFDS)接続とを区別する必要がある点である。従来のWi−FiダイレクトではL2層(layer)までを重点的に扱ったのに対し、最近議論されているWFDS接続では、L2層だけでなく、その上位層まで扱うことで、アプリケーションサービスプラットホーム(Application Service Platform)でなされるサービスセッション接続などを扱っている。このため、従来のL2層の接続と比べて、より多様で複雑な事例が発生し、それらの事例に対する定義が要求される。さらに、機器間Wi−Fiダイレクト接続のみを行う場合とWi−Fiダイレクトサービスを接続する場合とにおいて、Wi−Fiを通じて交換されるコントロールフレームの構成および順序が異なってくる。その一例として、NFCを用いた機器検索およびWFDS接続について検討する。
NFC機器発見手順
図5は、Wi−Fiインターフェースに加えて、NFCインターフェースが追加されるサービスのブロック図である。
図5に示すように、従来のWi−Fiインターフェースは、802.11nで2.4GHz帯域を、802.11acで5GHz帯域の周波数を使用する。NFCの場合は、13.56MHzの相対的に低い周波数帯域で動作することがわかる。Wi−Fiインターフェース上では、WFD(Wi-Fi Direct)、インフラストラクチャモード、TDLS(Tunnelled Direct Link Setup)、NAN(Neighbor Area Network)などのサービスを利用することができる。このようなASP(Application Service Platform)をNFCでも適用して、管理の一元化を図ることが必要である。また、WFDS技術の開発につれて3rd partyアプリケーションなどに対するサポートが要求される。以下では、本発明で扱おうとするNFCについて説明する。
P2Pの両機器がNFCをサポートする場合、機器発見(Device Discovery)段階で選択的にNFC OOB(Out-Of-Band)チャネルを用いることができる。検索するP2P機器は、NFC OOBチャネルを用いてP2P機器を発見することができる。NFC OOB機器発見は、両P2P機器がグループ形成のための共通のチャネルに同意し、機器のパスワードなどのプロビジョニング(provisioning)情報を共有することを意味する。
P2P機器またはP2Pグループオーナは、OOB機器発見のためのNFCハンドオーバ要求/選択メッセージを利用することができる。NFCハンドオーバ要求/選択メッセージは、グループ形成またはP2P招待(インビテーション)(Invitation)の前にOOBチャネルを介して交換される。
図6は、従来のNFC(Near Field Communication)におけるハンドオーバ(Handover)手順を示す図である。
図6に示すように、第1機器および第2機器はそれぞれNFCをサポートする。各機器は、NFCモジュールを構成要素として有しており、NFCの接続はOut−of−Band(OOB)チャネルを介して行う。すなわち、従来のWFD(Wi-Fi Direct)接続に用いられるチャネルと区別される新しいチャネルを形成して接続を設定する。
NFCハンドオーバ手順を説明する前にまず、NFCの種類について説明する。NFCモジュールの形態によって、NFCチップ(Chip)とNFCタグ(Tag)とに区別される。機器にチップなどの形態で構成されている場合には、NFCを通じて情報を読み取ったり書き込んだりすることができる。一方、タグ(tag)(例えば、ステッカなど)の形態の場合には、単に読み取り機能を有することができる。
図6は、両方向情報を読み取ったり書き込んだりできる交渉(Negotiation)形態を仮定して説明する。まず、NFC第1機器は、NFC接続対象機器を探すためにハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージを送信する(S610)。ハンドオーバ要求メッセージには、第1機器が通信するための情報であるP2P機器情報を含む。第1機器からハンドオーバ要求メッセージを受信した第2機器は、第2機器が通信するための情報であるP2P機器情報、WSC(Wi-Fi Simple Configuration)設定情報およびグループ形成チャネルを含むハンドオーバ選択(Handover Select)メッセージを第1機器に送信する(S620)。ハンドオーバ選択メッセージは、グループオーナ交渉またはP2Pグループリ−インボーク(再呼び出し)(re-invoke)のためのリッスンチャネル属性情報をさらに含むことができる。
NFCインターフェースを保有する両P2P機器が近接したとき、NFC通信を新設することができる。このときのNFC通信は、NFCフォーラムLLCP(Logical Link Control Protocol)規格に基づく。一つの機器が無線通信を駆動しようとする場合、対象機器に、必須の設定データを含む記述のマッチングを応答として要求することができる。
その後、互いに機器情報を交換した機器は、一つの通信グループを設定するためのグループ形成手順を進行する。OOB機器発見手順を通じてP2P機器が他のP2P機器を発見した(device found)場合、対象P2P機器が永続(persistent)P2Pグループメンバでなければ、グループ形成手順を踏む。永続P2Pグループの再−駆動を試みた後に、P2P機器が“失敗:知らないP2Pグループです”という招待応答を受け取った場合、P2P機器は、グループオーナ交渉手順を用いてグループ形成を再び試みることができる。第1機器は、第2機器から受信したハンドオーバ応答メッセージ内に含まれたグループ形成チャネル情報に基づいて、第2機器にグループオーナ交渉要求(GO Negotiation Request)メッセージを送信することができる(S630)。グループオーナ交渉要求メッセージ内には、第1機器がGOになるためのインテント(intent)値(0〜15の値のうちの一つの値)および設定(configuration)タイムアウトなどの情報を含むことができる。グループオーナ交渉要求メッセージを受信した第2機器は、第1機器がメッセージを送ったチャネルを再び用いて第1機器にグループオーナ交渉応答(GO Negotiation Response)メッセージを送信する(S640)。グループオーナ交渉応答メッセージには、第2機器のグループオーナインテント値および設定タイムアウトなどの情報を含むことができる。両機器間でグループオーナインテント値などを共有しているため、より大きいグループオーナインテント値を有する第2機器がグループオーナになり得、第1機器は、グループオーナおよびグループの接続情報を設定して、第2機器にグループオーナ交渉確認(GO Negotiation Confirm)メッセージを送信する(S650)。第1機器および第2機器は、グループオーナ交渉確認メッセージ内の情報に基づいてグループ形成手順を完了することができる。
NFC技術の便宜性などが増大することに伴って、Wi−Fiダイレクトサービス(WFDS)をサポートする機器間で通信グループを設定する際に、NFC方式を用いて接続初期手順を進行することが可能である。
NFC OOB(Out Of Band)では、プローブ要求(Probe Request)の役割を持つハンドオーバ要求(Handover Request)を開始(initiation)する機器を予測することができない。サービスを検索(seek)する検索器(seeker)がハンドオーバ要求メッセージを送信する場合には問題がないが、広告器(advertiser)がハンドオーバ要求メッセージを送信する場合が発生しうるわけである。これは、NFC機器の場合、両端末がタッチ(touch)される場合に、いずれか一つのNFC機器が他の一つのNFC機器との関係において主体−客体を区別し難いためである。すなわち、ハンドオーバ要求メッセージを送信した機器を検索器と決めつけることはできないという問題がある。
他の問題としては、NFCを用いたP2P(Peer to Peer)モードでない場合には、どのような特定サービスを利用しようとするかを知らせるハッシュ値を処理する方法がない。読み取り/書き込み(Read/write)モードまたはカードエミュレータ(Card Emulator)モードではどのようなサービスを利用しようとしているかがわからず、この場合にも詳細にサービスを確認する手順が必要である。
したがって、本発明では、WFDSにおけるWi−Fiダイレクト接続方式とNFCにおけるWi−Fiダイレクト接続方式とを調和させ(harmonize)、NFC OOBを通じて機器発見手順を進行するようにする方法を提案する。
NFC OOBを通じて機器発見段階を進行する場合において、ハンドオーバ要求メッセージには、サービスハッシュ(Service Hash)情報を含めて送信し、サービスハッシュ情報とマッチングして、ハンドオーバ選択メッセージにはサービスネーム(Service Name)情報を含めて応答する方法を提案する。特に、NFCでサービスを行う場合、ハンドオーバ要求/選択(Request/Select)メッセージに新しいフィールドを通じてサービス開始器(initiator)を指示する(indicate)方法を提案する。
本発明では、NFCハンドオーバ要求メッセージを送信する主体が、WFDSサービスを検索(seek)する検索器(seeker)である場合と検索器でない場合とに区別して説明する。
交渉(Negotiation)NFCハンドオーバ
実施例1:特定検索器(seeker)がない場合
実施例1−1:両機器がNFCをサポートする場合
図7は、本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順の一例を示す図である。
図7に示すように、機器Aおよび機器Bは両機器ともWi−FiおよびNFCをサポートすることがわかる。また、両機器ともサービスを検索する検索器(seeker)でない場合を説明する。両機器のサービスエンティティでは、ASP(Application Service Platform)エンティティに、それぞれ、機器がサポートできるWFDSサービスを広告(advertise)することができる。ASPエンティティは、広告されたサービスをWi−FiモジュールおよびNFCモジュールに設定することができる。このとき、ASPエンティティは、Wi−FiモジュールおよびNFCモジュールに同時にまたは順次に、広告されたサービス情報を設定することができ、一定の命令(command)に基づいてサービスを定義することができる(例えば、org.wi−fi.wfds.send.rx)。
両機器ともサービス検索器(seeker)でないから、NFCタッチがあった後に、ハンドオーバ手順を開始(initiation)することができる。このとき、NFCタッチは、タッチまたは近接タッチであってもよい。両機器間のNFCタッチの場合、機器にとってはどの機器がタッチの主体であるか区別し難いため、開始器(initiator)に関する情報が必要である。
タッチがなされた後に機器Aは機器Bにハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージを送信することができる(S710)。このときのハンドオーバ要求メッセージは、機器AのP2P機器情報(P2P Device Information)の他にも、サービスハッシュ(Service Hash)情報を含むことができる。この場合、サービスハッシュ情報は、前に機器AのサービスエンティティからASPエンティティに、ASPエンティティからNFCエンティティに送信されたサービス情報を含むことができる。すなわち、機器Aが提供可能なWFDSを含むことができる。
機器Aからハンドオーバ要求メッセージを受信した機器Bは、機器Bが提供可能なサービス情報を含むハンドオーバ選択(Handover Select)メッセージを送信することができる(S720)。このときのハンドオーバ選択メッセージは、サービスネーム情報を含むことができる。また、WSC設定情報、P2P機器情報およびグループ形成チャネル情報をさらに含むことができる。
グループ形成チャネル情報は、図5で上述したように、ハンドオーバ選択メッセージに含まれた情報である。このとき、WFDSの場合、従来のソーシャルチャネル(リッスンチャネル)であるch1、ch6およびch11でグループ形成手順を進行するようにチャネル情報を含むが、NFCを用いたWi−Fiダイレクト接続の場合には、新しいチャネルを定義し、新しいチャネルでグループ形成を進行することができる。ただし、この場合、グループ形成段階で、機器AからのP2Pグループ交渉手順において、WFDSチャネルは、ch1、ch6およびch11のいずれか一チャネルを選択することができ、NFCチャネルは、他のチャネルでグループ形成段階を行うことができる。この方式でグループ形成段階を行うと、一つの機器で2つのモジュールに対してそれぞれ別の管理を行うことになるため、これに対する制御において機器にとって負担となりうる他、リソースの消耗が増加しうる。このため、NFCにおいても、既存のWFDSで用られるソーシャルチャネルch1、ch6およびch11のいずれか一つを利用すると、総合的に管理する上でリソースを効率的に活用することができる。
ハンドオーバ選択メッセージは、Wi−Fiダイレクト接続に用いられるリッスンチャネルを介して対象機器を発見するようにする設定情報を含むことができる。この設定情報は、リッスンチャネル属性(Listen Channel Attribute)の形式を有することができる。リッスンチャネル属性は、ハンドオーバ選択メッセージだけでなく、プローブ要求フレームまたはGO交渉要求メッセージに含まれてもよい。リッスンチャネル属性は、リッスンチャネルおよび動作クラス情報(Operating Class Information)を含むことができる。リッスンチャネル属性フォーマットは、下記の表1を参考することができる。
互いに提供可能なサービスを交換した両機器は、グループ形成段階を進行することができる。P2Pプローブ要求/応答フレーム交換の後に、P2Pサービス発見要求/応答メッセージを交換してから、グループ形成ができた従来に比べて段階を簡略化することによって、より迅速に且つ効率的に機器発見段階を行うことができるという利点がある。
機器Aは機器BにP2Pグループオーナ交渉要求(P2P Group Owner Negotiation Request)メッセージを送信することができる(S730)。グループオーナ交渉要求メッセージは、機器AがGOになるためのインテント(intent)値(0〜15の値のうちの一つの値)および設定タイムアウトなどの情報を含むことができる。グループオーナ交渉要求メッセージを受信した第2機器は、第1機器がメッセージを送ったチャネルを再び用いて第1機器にグループオーナ交渉応答(GO Negotiation Response)メッセージを送信する(S740)。グループオーナ交渉応答メッセージは、第2機器のグループオーナインテント値および設定タイムアウトなどの情報を含むことができる。両機器間でグループオーナインテント値などを共有しているため、より大きいグループオーナインテント値を有する第2機器がグループオーナになり得、第1機器はグループオーナおよびグループの接続情報を設定して、第2機器にグループオーナ交渉確認(GO Negotiation Confirm)メッセージを送信する(S750)。第1機器および第2機器はグループオーナ交渉確認メッセージの情報に基づいてグループ形成手順を完了することができる。これで、P2PグループでWFDS(Wi-Fi Direct Services)を利用できる準備が整う。
上記で行った段階のように、一つのP2Pグループが形成されると、各機器はグループ形成手順における設定情報を記憶部に記憶することができる。その後、同一端末と再び接続してグループを形成しなければならない場合が発生すると、記憶されている設定情報を用いて、接続手順を効率的に進行することができる。他の機器であっても、同一または類似の性能若しくは同一または類似の条件を有する場合、記憶されている設定情報の全部または一部を用いることができる。すなわち、選択的に接続情報を記憶して接続資格証明(クレデンシャル)(credential)を与え、認証手順を行わずに接続することができる。
永続(persistent)ASP−P2Pグループは、WFDSデフォルト(初期)設定(Default Configuration)メソッドまたはWSC PINメソッドを用いて形成することができる。ASPは、サービスネットワークを設置するためのWFDSデフォルト設定メソッドを用いて永続グループを使用せず、WSC設定メソッドとしてWSC PINのみを利用する。同様に、WFDSデフォルト設定メソッドで設定されたASP間に存在するサービスネットワークは、WSC設定メソッドとしてWSC PINのみを利用するためのサービスのASPセッションをセットアップ(setup)しない。
実施例1−2:WFDS機器とnon−WFDS機器との接続
図8は、本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順のさらに他の例を示す図である。
図8に示すように、機器AはWi−FiおよびNFCの両方をサポートし、WFDSもサポートするが、機器BはWFDSをサポートしないと仮定する。このとき、機器Aが機器Bにハンドオーバ要求メッセージを送信する場合を説明する。機器Aは、図7で上述したように、サービスエンティティからASPエンティティに、ASPエンティティからWi−FiおよびNFCエンティティのそれぞれに、提供可能なサービスを送信することができる。
機器Aは、NFCタッチ後にハンドオーバ要求メッセージを機器Bに送信する(S810)。ハンドオーバ要求メッセージは、機器AのP2P機器情報および機器AのWFDSサービスハッシュ情報を含むことができる。
機器Bは、ハンドオーバ要求メッセージに対する応答としてハンドオーバ選択メッセージを機器Aに送信することができる(S820)。ハンドオーバ選択メッセージは、機器BのP2P機器情報、WSC設定情報、グループ形成チャネル情報を含むことができる。ただし、機器BはWFDS機器でないことから、WFDSサービスに関する情報を有しておらず、ハンドオーバ選択メッセージにサービスネーム情報を含むことができない。このため、機器Aは機器Bからサービスネーム情報を受信することができず、WFDSを利用できないため、一般的なWi−Fiダイレクト接続方式で進行することができる。
実施例1−3:WFDS機器とnon−WFDS機器との接続
図9は、本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順のさらに他の例を示す図である。
図9に示すように、機器Aは、Wi−FiおよびNFCの両方をサポートし、WFDSもサポートするが、機器BはWFDSをサポートしないと仮定する。この例は、機器Bが機器Aにハンドオーバ要求メッセージを送信する場合であるから、上述した実施例1−2と区別して説明する。機器Aは、図7および図8で上述したように、サービスエンティティからASPエンティティに、ASPエンティティからWi−FiおよびNFCエンティティのそれぞれに、提供可能なサービスを送信することができる。
機器Bは、NFCタッチ後に、機器Aにハンドオーバ要求メッセージを送信することができる(S910)。ただし、このとき、機器BがWFDSサポート機器でないことから、ハンドオーバ要求メッセージ内にP2P機器情報を含めて送信することができる。しかしながら、サービスハッシュ情報を含むことができない点で相違する。
機器Aは、機器Bから受信したハンドオーバ要求メッセージがノーマル(normal)P2P機器情報であるから、これに対する応答として、ハンドオーバ選択メッセージにP2P機器情報を含めて送信することができる(S920)。ハンドオーバ選択メッセージは、WSC設定情報、グループ形成チャネル情報などをさらに含むことができる。また、機器BがWFDSをサポートしなくても、機器Aは、自体が提供可能なWFDSサービスハッシュまたはサービスネームをハンドオーバ選択メッセージに含めて送信することもできる。
実施例2:検索器(seeker)がある場合
WFDSを利用しようとする機器がある場合を説明する。自体の機器で利用しようとするWFDSサービスの対象機器を探す検索器(seeker)が対象機器にハンドオーバ要求メッセージを送る場合のみであれば問題はないが、NFC方式は、どの機器からハンドオーバ要求メッセージを送るかを把握できない。すなわち、対象機器がハンドオーバ要求メッセージを送る場合もありうる。そこで、下記では、ハンドオーバ要求/選択メッセージに、既存の接続設定情報の他にも、サービス開始器(initiator)に関する情報をさらに含めて送信する場合を説明する。
実施例2−1:両機器のいずれか一つの機器が検索器(seeker)である場合
図10は、本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順のさらに他の例であり、一つの機器が検索器である場合を示す図である。
図10に示すように、機器Aおよび機器BはいずれもWi−FiおよびNFCをサポートすることがわかる。また、機器Aは、自体が提供可能なWFDSを広告する広告器(Advertiser)の役割を果たし、機器Bは、WFDS対象機器を検索する検索器(Seeker)の役割を果たす場合を説明する。
両機器がWFDSサポート機器であるから、サービスエンティティからはASP(Application Service Platform)エンティティにそれぞれ、機器がサポート可能なWFDSサービスを広告(advertise)することができる。
機器Bは、WFDSを利用するために対象機器を探さなければならない。したがって、機器BのサービスエンティティからはASPエンティティにサービス検索を命令することができ、この命令を受信したASPエンティティは、Wi−FiエンティティおよびNFCエンティティにサービス検索命令を伝達することができる。ここまでがNFCタッチ前に行われる段階である。
NFCタッチ後に、検索器の機器Bは機器Aにハンドオーバ要求メッセージを送信することができる(1010)。ハンドオーバ要求メッセージは、機器BのP2P機器情報およびWFDSサービスハッシュ情報を含むことができる。このときのハンドオーバ要求メッセージは、サービスハッシュ情報の他にも、機器BがWFDSの検索器(Seeker)であることを示す情報を含むことができる。また、サービスをどの機器で開始(initiation)するかに関する情報、すなわち、サービス開始器(service initiator)情報をさらに含むことができる。機器Bからハンドオーバ要求メッセージを受信した機器Aは、自体が提供可能なサービス情報、すなわち、サービスネームを含むハンドオーバ選択メッセージを機器Aに送信することができる(S1020)。ハンドオーバ選択メッセージは、サービスハッシュ情報の他にもP2P機器情報をさらに含むことができる。ハンドオーバ要求/選択メッセージを交換することによって、機器Aおよび機器Bは互いに提供可能なWFDSを共有することができ、機器Aは、機器Bが利用しようとするサービス情報をさらに取得することもできる。
機器Aおよび機器Bは、ハンドオーバ要求/選択手順で機器発見を行い、この段階で互いにWFDSサービス情報を交換するが、選択的にP2Pサービス発見手順を行うこともできる。
機器Bは、機器Aのサービスハッシュ情報がわかるから、機器Aのサービス発見のために、P2Pサービス発見要求(P2P Service Discovery Request)メッセージを送信することができる(S1030)。このときのP2Pサービス発見要求メッセージは、機器Bが利用しようとするサービスのネーム(Service name)情報、サービス情報要求(Service Information Request)メッセージなどを含むことができる。
機器BからP2Pサービス発見要求メッセージを受信した機器Aは、それに対する応答として、ASPエンティティでサービスネームとマッチングしてP2Pサービス発見応答(P2P Service Discovery Response)メッセージを送信することができる(S1040)。P2Pサービス発見応答メッセージは、機器Aが提供可能なサービスネーム情報、広告(Advertisement)IDおよびサービス状態(Service Status)情報を含むことができる。その後、P2Pプロビジョン発見要求/応答手順を通じてWFDSセッションを進行することができる。
実施例2−2:両機器のいずれか一つの機器が検索器(seeker)である場合
図11は、本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順のさらに他の例であり、一つの機器が検索器である場合を示す図である。
図11に示すように、機器Aおよび機器BはいずれもWi−FiおよびNFCをサポートすることがわかる。また、機器Aは、自体が提供可能なWFDSを広告する広告器(Advertiser)の役割を果たし、機器Bは、WFDS対象機器を検索する検索器(Seeker)の役割を果たす場合を説明する。このとき、広告器の機器Aがハンドオーバ要求メッセージを送信する点で実施例2−1と相違することに注意されたい。
両機器がWFDSサポート機器であるから、サービスエンティティからはASP(Application Service Platform)エンティティにそれぞれ、機器がサポート可能なWFDSを広告(advertise)することができる。
機器Bは、WFDSを利用するために対象機器を探さなければならない。したがって、機器BのサービスエンティティからはASPエンティティにサービス検索を命令することができ、この命令を受信したASPエンティティは、Wi−FiエンティティおよびNFCエンティティにサービス検索命令を伝達することができる。ここまでが、NFCタッチ前に行われる段階である。
NFCタッチ後に、機器Aがハンドオーバ要求メッセージを送信することができる(S1110)。すなわち、NFCタッチがあり、機器Bが検索器(seeker)であっても、機器Aは、機器Bが検索器であることを知らず、先にメッセージを送信することができる。ハンドオーバ要求メッセージは、機器AのP2P機器情報およびWFDSサービスハッシュ情報を含むことができる。このときのハンドオーバ要求メッセージは、サービスハッシュ情報の他にも、機器AがWFDSの広告器(Advertiser)であることを示す情報を含むことができる。また、サービスをどの機器で開始(initiation)するかに関する情報、すなわち、サービス開始器(service initiator)情報をさらに含むことができる。機器Aからハンドオーバ要求メッセージを受信した機器Bは、自体が提供可能なサービス情報、すなわち、サービスハッシュを含むハンドオーバ選択メッセージを機器Aに送信することができる(S1120)。ハンドオーバ選択メッセージは、サービスハッシュ情報の他に、P2P機器情報をさらに含むことができる。ハンドオーバ選択メッセージは、機器BがWFDSサービスを利用しようとする検索器であることを示す情報をさらに含むことができる。
ハンドオーバ要求/選択メッセージを交換することによって、機器Aおよび機器Bは互いに提供可能なWFDSを共有することができ、機器Aは、機器Bが利用しようとするサービス情報をさらに取得することもできる。
機器BのWi−Fiエンティティでは、機器AにP2Pプローブ要求(P2P Probe Request)メッセージを送信することができる(S1130)。機器Aから受信したハンドオーバ要求メッセージは、機器Bがまず要求したメッセージではないから、機器Bが機器Aから得ようとする情報を全て含んでいるわけではなく、よって、機器Bはプローブ要求段階を行うことができる。ただし、機器Bは、プローブ要求段階を行う前に機器Aから来るP2P接続に対する動作に対しては拒絶(reject)または無視(ignore)することができ、検索器の機器Bが主導して機器発見段階を行うことができる。機器Aは、P2Pプローブ要求メッセージに対する応答として、機器BにP2Pプローブ応答メッセージを送信する(S1140)。このようなプローブ手順は、機器発見段階であり、上述した機器発見段階を参考されたい。
機器を発見した両機器は、サービス発見段階を行う。機器Bはサービス検索器(Seeker)であり、機器AにP2Pサービス発見要求(P2P Service Discovery Request)メッセージを送信することができる(S1150)。P2Pサービス発見要求メッセージは、機器Bが利用しようとするWFDSのサービスネーム(Service name)情報を含むことができ、サービス情報要求(Service Information Request)メッセージなどをさらに含むことができる。
機器BからP2Pサービス発見要求メッセージを受信した機器Aは、それに対する応答として、ASPエンティティでサービスネームとマッチングして、P2Pサービス発見応答(P2P Service Discovery Response)メッセージを送信することができる(S1160)。P2Pサービス発見応答メッセージは、機器Aが提供可能なサービスネーム情報、広告(Advertisement)IDおよびサービス状態(Service Status)情報を含むことができる。その後、P2Pプロビジョン発見要求/応答手順を通じてWFDSセッションを進行することができる。
実施例2−3:両機器とも検索器(seeker)である場合
図12は、本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順のさらに他の例であり、両機器とも検索器である場合を示す図である。
図12に示すように、機器Aおよび機器BはいずれもWi−FiおよびNFCをサポートすることがわかる。また、機器Aおよび機器Bは、WFDS対象機器を検索する検索器(Seeker)の役割を果たす場合を説明する。
両機器がWFDSサポート機器であるから、サービスエンティティからはASP(Application Service Platform)エンティティにそれぞれ、機器がサポート可能なWFDSを広告(advertise)することができる。
機器Aおよび機器Bは、WFDSを利用するために対象機器を探さなければならない。このため、両機器のサービスエンティティからはASPエンティティにサービス検索を命令することができ、この命令を受信したASPエンティティは、Wi−FiエンティティおよびNFCエンティティにサービス検索命令を伝達することができる。ここまでがNFCタッチ前に行われる段階である。
NFCタッチ後に、検索器のうちの一つの機器である機器Bは、機器Aにハンドオーバ要求メッセージを送信することができる(1210)。両機器とも検索器であるから、機器Aがハンドオーバ要求メッセージを送信する場合も同一である。ハンドオーバ要求メッセージは、機器BのP2P機器情報およびWFDSサービスハッシュ情報を含むことができる。ハンドオーバ要求メッセージは、サービスハッシュ情報の他にも、機器BがWFDSの検索器(Seeker)であることを示す情報を含むことができる。また、サービスをどの機器で開始(initiation)するかに関する情報、すなわち、サービス開始器(service initiator)情報をさらに含むことができる。機器Bからハンドオーバ要求メッセージを受信した機器Aは、自体が提供可能なサービス情報、すなわち、サービスハッシュを含むハンドオーバ選択メッセージを機器Bに送信することができる(S1220)。ハンドオーバ選択メッセージは、サービスハッシュ情報の他に、P2P機器情報をさらに含むことができる。ハンドオーバ要求/選択メッセージを交換することによって、機器Aおよび機器Bは互いに提供可能なWFDSを共有することができ、機器Aおよび機器Bは、両機器が利用しようとするサービス情報をさらに取得することもできる。
機器Aおよび機器Bは、ハンドオーバ要求/選択手順で機器発見を行い、この段階で互いにWFDSのサービス情報を交換するが、P2Pプローブ手順を行うことができる。
機器BのWi−Fiチャネルでは、機器AにP2Pプローブ要求(P2P Probe Request)メッセージを送信することができる(S1230)。機器Bから受信したハンドオーバ要求メッセージは、機器Aがまず要求したメッセージではないから、機器Bが機器Aから得ようとする情報を全て含んでいるわけではない。機器Aは、P2Pプローブ要求メッセージに対する応答として、機器BにP2Pプローブ応答メッセージを送信する(S1240)。このようなプローブ手順は、機器発見段階であり、上述した機器発見段階を参考されたい。
機器を発見した両機器は、サービス発見段階を行う。機器Bは、サービス検索器(Seeker)であり、機器AにP2Pサービス発見要求(P2P Service Discovery Request)メッセージを送信することができる(S1250)。P2Pサービス発見要求メッセージは、機器Bが利用しようとするWFDSのサービスネーム(Service name)情報を含むことができ、サービス情報要求(Service Information Request)メッセージなどをさらに含むことができる。
機器BからP2Pサービス発見要求メッセージを受信した機器Aは、それに対する応答として、ASPエンティティでサービスネームとマッチングして、P2Pサービス発見応答(P2P Service Discovery Response)メッセージを送信することができる(S1260)。P2Pサービス発見応答メッセージは、機器Aが提供可能なサービスネーム情報、広告(Advertisement)IDおよびサービス状態(Service Status)情報を含むことができる。その後、P2Pプロビジョン発見要求/応答手順を通じてWFDSセッションを進行することができる。
サービス発見を完了した両機器は、WFDS接続以降の手順を行うことができる。機器Bは、Wi−Fiチャネルを介して機器AにP2Pプロビジョン発見要求(Provision Discovery Request)メッセージを送信することができる(S1270)。このとき、機器AもP2Pプロビジョン発見要求メッセージを送信することができる。機器Aおよび機器Bのうち、先にP2Pプロビジョン発見要求メッセージを相手機器に送信する機器が、サービス開始(Service Initiation)権限を有することができる。または、両機器のうち、優先順位を有する機器にサービス開始権限が与えられてもよい。
優先順位を有するということは、機器が既に接続しているWFDS通信の個数、機器の性能、およびWFDSの種類などによって、両機器のうち、通信開始器としてより効率的に運営をし得る客観的な環境に置かれた機器がサービス開始権限を有することを意味する。例えば、機器AはWFDで2個の通信をしており、機器Bは未だ通信をしていない場合、機器Bが優先権を有することができ、機器Aが機器Bよりも機器のハードウェア性能が良いとすれば、機器Aが優先権を有することができる。また、利用しようとするWFDSがファイル送信(send)、表示(display)、再生(play)または出力(print)のいずれかのサービスであるかによってその基準が異なってもよい。
実施例3:広告器(Advertiser)がNFC静的(NFC static)機器であり、検索器(Seeker)がNFC交渉(NFC negotiation)機器である場合
図13は、本発明で適用しようとするNFCハンドオーバを用いたWFDS接続手順のさらに他の例であり、NFC静的機器が検索器であり、NFC交渉機器が検索器である場合を示す図である。
図13に示すように、機器Aおよび機器BはいずれもWi−FiおよびNFCをサポートすることがわかる。また、機器Aは、自体が提供可能なWFDSを広告する広告器(Advertiser)の役割を果たし、機器Bは、WFDS対象機器を検索する検索器(Seeker)の役割を果たす場合を説明する。このとき、広告器の機器AはNFC静的機器(例えば、NFCタグ)であり、検索器の機器BはNFC交渉機器であることに注意されたい。
両機器がWFDSサポート機器であるから、サービスエンティティからはASP(Application Service Platform)エンティティにそれぞれ、機器がサポート可能なWFDSのサービスを広告(advertise)することができる。
機器Bは、WFDSを利用するために対象機器を探さなければならない。このため、機器BのサービスエンティティからはASPエンティティにサービス検索を命令することができ、この命令を受信したASPエンティティは、Wi−FiエンティティおよびNFCエンティティにサービス検索命令を伝達することができる。ここまでがNFCタッチ前に行われる段階である。
NFCタッチ方式は、上記の交渉(negotiation)機器と異なる。機器AがNFCタグであることから、両機器のハンドオーバは静的(static)である。機器AはNFCタグであって、機器Bにハンドオーバ選択(Handover Select)メッセージを送信することができる(S1310)。ハンドオーバ要求メッセージを送信しない代わりに、機器Aは、タグに登録されたサービス情報を含む、ハンドオーバ選択メッセージを送信する。ハンドオーバ選択メッセージは、機器AのP2P機器情報およびWFDSのサービスハッシュ情報を含むことができる。ハンドオーバ選択メッセージは、サービスハッシュ情報の他にも、機器AがWFDSの広告器(Advertiser)であることを示す情報を含むことができる。また、サービスをどの機器で開始(initiation)するかに関する情報、すなわち、サービス開始器(service initiator)情報をさらに含むことができる。また、グループ形成チャネル情報およびWSC設定情報などをさらに含むことができる。
機器Aからハンドオーバ選択メッセージを受信した機器Bは、対象機器を発見したが、互いにメッセージを交換したのではなく、機器Aから一方的にメッセージを受信したため、Wi−Fiチャネルを介してP2Pプローブ手順を行うことができる。
機器BのWi−Fiチャネルでは機器AにP2Pプローブ要求(P2P Probe Request)メッセージを送信することができる(S1320)。機器Aは、P2Pプローブ要求メッセージに対する応答として、機器BにP2Pプローブ応答メッセージを送信する(S1330)。このようなプローブ手順は、機器発見段階であり、上述した機器発見段階を参考されたい。
機器を発見した両機器は、サービス発見段階を行う。機器Bはサービス検索器(Seeker)であって、機器AにP2Pサービス発見要求(P2P Service Discovery Request)メッセージを送信することができる(S1340)。P2Pサービス発見要求メッセージは、機器Bが利用しようとするWFDSのサービスネーム(Service name)情報を含むことができ、サービス情報要求(Service Information Request)メッセージなどをさらに含むことができる。
機器BからP2Pサービス発見要求メッセージを受信した機器Aは、それに対する応答として、ASPエンティティでサービスネームとマッチングして、P2Pサービス発見応答(P2P Service Discovery Response)メッセージを送信することができる(S1350)。P2Pサービス発見応答メッセージは、機器Aが提供可能なサービスネーム情報、広告(Advertisement)IDおよびサービス状態(Service Status)情報を含むことができる。その後、P2Pプロビジョン発見要求/応答手順を通じてWFDSセッションを進行することができる。
実施例4:ハンドオーバメッセージフォーマット
Wi−FiおよびNFCをサポートする機器間でハンドオーバ要求/選択メッセージを交換する場合、ハンドオーバ要求メッセージは、NFCデータ交換フォーマット(NFC Data Exchange Format;NDEF)の形式で交換することができる。ハンドオーバ要求メッセージはNFC接続に用いられるメッセージであり、本発明では、機器がWFDSもサポートする場合を扱うため、WFDSを扱う場合において、これを反映するハンドオーバ要求メッセージが必要である。そこで、本発明では、NDEFにWFDS情報レコード(WFDS Information Record)を含んで構成することを提案する。
図14は、本発明の一実施例に係るハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージを示す図である。
図14に示すように、ハンドオーバ要求メッセージ(レコード)は、バージョン(version)情報、衝突解決レコード(collision resolution record)、P2P機器情報レコード(P2P Device Information Record)およびWFDS情報レコード(WFDS Information Record)を含むことができる。Mimeタイプ(type)は、“application/vnd.wfa.wfds”と定義することができる。含まれるべき必須の属性としてはサービスハッシュ(Service Hash)値がある。サービスネームをハッシュ(hashing)して6バイト(byte)の値として含めることができる。サービスハッシュ値は、一般に、“org.wi−fi.wfds”としてハッシュされ、いずれかのWFDSサービスを検索(search)できるようにする。送信(send)サービスを挙げると、“org.wi−fi.wfds.send”を検索することができ、“org.wi−fi.wfds.send.rx”をハッシュした値がサービスハッシュ値になり、特殊な場合には複数のハッシュ値になってもよい。下記の表2は、ハンドオーバ要求メッセージに含まれるサービスハッシュ属性(Service Hash Attribute)を定義した表である。
サービスハッシュ属性は、属性ID(Attribute ID)フィールド、長さ(Length)フィールド、サービスハッシュ(Service Hash)フィールドを含む。属性IDフィールドは、P2P属性のタイプを確認する。1オクテット(octet)サイズであり、19個の値(19 values)を有する。長さフィールドは、属性のフィールドの長さを示す。2オクテットサイズであり、6の倍数を値として有する。倍数Nは、サービスハッシュフィールドの数である。サービスハッシュフィールドは、6の倍数のオクテットサイズであり、値は可変である。サービスハッシュフィールドはN値のサービスハッシュ値を含み、各サービスハッシュは6オクテットであり、UTF−8サービスネームのハッシュ値を意味する。
図15は、本発明の一実施例に係るハンドオーバ選択(Handover Select)メッセージ(レコード)(record)を示す図である。
図15に示すように、ハンドオーバ選択メッセージ(レコード)は、バージョン(version)情報、衝突解決レコード(collision resolution record)、P2P機器情報レコード(P2P Device Information Record)、およびWFDS情報レコード(WFDS Information Record)を含むことができる。ハンドオーバ選択メッセージは、Negotiation HandoverおよびStatic Handoverに同一に用いることができる。含まれるべき必須の属性としては広告サービス情報(Advertise Service Information)がある。広告サービス情報は、特定サービスのネームを含む広告サービス記述子(Advertised Service Descriptor)を含むことができる。広告サービス記述子は、サービスネームの長さおよびサービスネームを含むことができる。下記の表3は、広告ID情報属性を定義するものであり、表4は、広告サービス情報属性を定義するものである。
広告ID情報属性は、属性ID(Attribute ID)フィールド、長さ(Length)フィールドおよび広告サービス記述子(Advertised Service Descriptor(s))フィールドを含む。属性IDフィールドは、P2P属性のタイプを確認する。1オクテットサイズであり、23個の値(23 values)を有する。長さフィールドは、属性のフィールドの長さを示し、2オクテットサイズであり、値は可変である。広告サービス記述子フィールドは、全ての広告サービス記述子の和をオクテットサイズとする。
広告サービス情報属性は、広告ID(Advertisement ID)、サービスネーム長(Service Name Length)フィールドおよびサービスネーム(Service Name)フィールドを含む。広告IDフィールドはローカルサービスの広告IDであり、4オクテットサイズ、0−ffffffffの値を有する。サービスネーム長フィールドは、サービスネームの長さであり、1オクテットサイズを有し、0x00−0xffの値を有する。サービスネームフィールドは、サービスをUTF−8ストリングで定義し、そのサイズおよび値は可変である。
図16は、本発明に適用しようとするNFCハンドオーバ手順の一例を示す図である。
図16に示すように、NFCハンドオーバ手順において、複数の段階を経てハンドオーバが行われるため、各段階別に分けて詳細に説明する必要がある。まず、全体的な流れを説明すると、広告機器(advertiser device)は、ASPエンティティに機器が提供可能なWFDSサービスを広告する(S1610)。ASPエンティティは、NFCエンティティおよびWi−Fiエンティティに、広告されたサービスをそれぞれ送信する(S1620)。検索機器(seeker device)でも、機器が提供可能なWFDSのサービスを広告する(S1630)。その後、NFCタッチが発生すると(S1640)、検索器はハンドオーバ選択メッセージをNFCチャネル(インターフェース)で受信し、検索機器のNFCモジュールはASPエンティティにNFCハンドオーバ選択メッセージを送信する(S1650)。検索機器のASPエンティティは、既存の広告されたサービスなどを検索し、検索結果を取り込み(S1660)、Wi−Fiインターフェースを介して(S1670)、広告機器と接続してサービスされる(S1680)。以下、各ステップ別に詳細に説明する。
まず、段階S1610では、広告器は、特定サービスが提供可能であれば(enable)、ASPエンティティに当該サービスをAdvertiseServiceメソッドを用いて広告(advertise)する。広告機器が、NFCを用いたサービス発見(Service Discovery)およびサービス開始(Service Initiation)が可能な場合であれば、AdvertiseServiceのネットワーク設定パラメータ(network_config Parameter)にNFCを含めて広告することができる。このとき、広告される情報は、サービスネーム(Service Name)、自動受諾(auto accept)の有無、サービスの使用可能性(availability)、ネットワークグループにおける役割(グループオーナ/グループクライアント)、ネットワーク設定(network_config)および延期されたセッション応答(deferred_session_response)を含むことができる。広告器が同時に複数のサービスをサポートする場合(例えば、playおよびdisplay)には、複数のAdvertiseServiceを呼び出し、各パラメータの値は、上位サービスによって生成される。AdvertiseServiceメソッド関数は、下記のとおりである。
AdvertiseService(service_name, auto_information, service_status, network_role, network_config, deferred_session_response)
上記のnetwork_configの値は、4つの値を有することができる。第1の値は、Default Config or WSC PIN method without NFCであり、第2の値は、WSC PIN method only without NFCであって、NFCをサポートしない場合に該当する。NFCが適用されるとともに、第3の値としてDefault Config or WSC PIN method with NFC、第4の値としてWSC PIN method only with NFCという値を有することができる。
段階S1620では、ASPエンティティからNFCおよびWi−Fiに、広告されたサービスを送信する。ASPの機器がNFCを用いた機器発見/サービス発見およびプロビジョニング(Provisioning)をサポートし、広告されたサービスにおけるnetwork_configパラメータが上述の第3または第4の値である場合、NFCを用いた発見のために更なる作業を行うことができる。ASPは、NFCインターフェースがハンドオーバ選択メッセージを生成し、これを用いて応答するために、NDEF(NFC Data Exchange Format)データレコードに含まれる情報を下位NFCインターフェースに伝達することができる。
一つの上位サービスに対する広告されたサービス情報は、一つのNFC AC(Alternative Carrier)としてハンドオーバ選択メッセージ内に記述することができる。機器が複数のサービスを広告する場合、サービス別に複数のACを有することができる。NDEF内に含まれるサービス情報(service information)について説明する。サービスMACアドレス(service_mac_address)は、Wi−FiインターフェースのMACアドレスであり、複数のWi−Fiインターフェースがある場合にサービス情報に含めることができる。広告機器が実際にサービスをサポートする自体のMACアドレスを意味する。機器ネーム(device_name)は、ユーザが既知の機器ネームを意味する。広告ID(advertisement ID)は、サービスが最初にASPにAdvertiseServiceメソッドを呼び出すときに生成される広告されたサービスの固有IDを意味する。サービスネーム(service_name)は、フル(完全な)(full)サービスネームであって、AdvertiseServiceメソッドを呼び出したサービスの名前(ネーム)である。これは、逆(reverse)DNS形式で指示することができる。サービス状態(service status)は、現在のサービスの使用可能性(availability)を指示する情報である。
図17は、本発明の一実施例に係るハンドオーバ選択(Handover Select)メッセージの構成を示す図である。
段階S1620でNFCインターフェースは上位ASPから情報を受信した後、図17に示すようにハンドオーバ選択メッセージ生成する。一つのNDEFレコードは、一つの上位接続設定(例えば、Wi−Fi、P2P、Bluetooth(登録商標)など)を示し、上位サービスに関する情報は、auxiliary data record formatで定義することができる。第2層の接続がない場合、WFDS next versionおよびWFAプログラムのために、必ずWi−Fiに対するキャリア設定(Carrier configuration)が含まれなければならない。
図17に示すように、ハンドオーバ選択メッセージの先頭部にはハンドオーバ選択レコードが位置できる。ハンドオーバ選択レコードは、ヘッダ(header)、バージョン(version)およびacレコード(record)で構成することができ、一つのacレコードは、ヘッダ、CPS(Carrier Power Status)、CDR(Carrier Data Reference)と、選択的に(オプションとして)(optional)、ADR(Auxiliary Data Reference)Count(カウント)、ADRで構成することができる。ハンドオーバ選択レコードに続く一番目のNDEFレコードは、Wi−Fi、P2P、Docking、WSBなどの、第2層接続のための情報を含む。二番目のNDEFレコードからは、広告器が広告したサービスに関する情報をそれぞれ含むことができる。
図18は、一つのNDEFレコードを示す図である。
図18に示すように、一つのNDEFレコードは、ペイロード部にサービス情報を含むことができる。ペイロード部は、サービスMAC(service MAC)、機器ネーム(device name)、広告ID(Advertisement ID)、サービスネーム(service name)、サービス状態(service status)をTLV(Type-Length-Value)フォーマット(format)で含むことができる。検索機器(seeker device)は、ハンドオーバ選択メッセージ内のペイロードから、広告器が提供可能なサービスに関する情報を取得することができる。
段階S1630は、検索機器(seeker device)でサービスまたはアプリケーションが行われる時に相手機器を検索するという意味のメソッドをASPエンティティに伝達する。上述したとおり、いつNFCタッチが起きるかわからない機器の立場では先にSeekServiceを行うことが、既存のWFDSと相違する。例えば、スマートフォンでギャラリーアプリケーション(Gallery application)を実行する場合、イメージまたは動画を送信(send)したり、再生(play)したり、または外部ディスプレイなどに送信して表示(display)する可能性がある。したがって、ギャラリーアプリケーションを行う場合、ASPエンティティに、sendサービスを受信できる機器を、NFCで検索できる潜在的(potential)サービスに対して知らせることができる。その後、NFCタッチが発生すると、ASPは、潜在的サービスに対してマッチするか否かを確認し、マッチすると、下記のPotentialSeekServiceのメソッドを呼び出す。
PotentialSeekService(service_name, exact_search, service_information_request)
潜在的サービス検索(PotentialSeekService)メソッドの構成について説明する。サービスネーム(service_name)は、探そうとするサービスの名前(ネーム)(name)を意味する。例えば、“org.wi−fi.wfds.send.rx”と指示できる。exact_searchは、WFDSで定義されたexact searchであるか、または、prefix searchであるかを指示する。例えば、“org.wi−fi.wfds”がprefix searchに設定された場合は、WFDSのサービスを全て探す。“org.wi−fi.docking”に設定されると、dockingで定義されたdockeeおよびdocking control centerを探す。サービス情報要求(service_information_request)の値は、Null値でなければ、ANQPプロトコルを用いたWFDSサービス発見を行わなければならず、特定値であれば、サービス発見要求/応答メッセージに含まれる特定情報を含むことができる。
段階S1640は、NFCタッチが発生する場合である。広告機器および検索機器の両方ともNFCをサポートする場合であれば、NFCタッチを通じてNDEFフォーマットのデータを検索機器が取得することができる。NFCフォーラムでは、negotiationハンドオーバおよびstaticハンドオーバを定義しており、この両者の場合を含むことができる。
検索機器が、広告器が既に生成したハンドオーバ選択メッセージを受信すると、ハンドオーバ選択メッセージに含まれたキャリア設定(Carrier configuration)情報およびAuxiliary Dataを取得することができる。キャリア設定情報は、接続ハンドオーバを通じて後で接続されるキャリア(例えば、Wi−Fi、Wi−Fi Direct、Bluetoothなど)に関する情報であり、Auxiliary Dataは、広告機器の広告した上位サービスネーム、サービスMACアドレス、機器ネーム、サービスの使用可能性などに関する情報を含むことができる。NFCインターフェースは、このような情報をパージング(parsing)したりまたは含めたりして、ASPエンティティにNFCタッチが発生したことを知らせることができる。
段階S1650では、ASPエンティティにハンドオーバ選択メッセージを送信する。検索器のASPエンティティは、以前潜在的に検索したサービス(PotentialSeekService)がない場合、ハンドオーバ選択イベントを無視(ignore)することができる。仮に、background/potential検索要求があった場合、NFCインターフェースがパージングした検索結果とPotentialSeekServiceとが互いにマッチするか否かを判断する。マッチングによってサービスを発見した場合、上位サービスエンティティに検索結果を知らせる。このとき、ASPは、NDEFにおいて、Auxiliary Data(サービスに関する情報)を、上位サービスエンティティに検索結果として知らせる準備をし、キャリア設定情報を、サービスを行うために接続した接続情報として有することができる。
段階1660および1670では、検索結果に基づいてWi−Fiインターフェースに接続し、サービスを開始する手順が示される。NFCインターフェースを介してサービス発見を行うが、これは、Wi−Fiインターフェースを通じてWFDS規格で定義した方法と同一であってもよい。検索結果(search result)を受信した上位サービスエンティティは、サービスを開始するために、ASPエンティティに接続セッション(ConnectSessions)メソッドを伝達することができる。接続セッションメソッドに含まれるパラメータとして、service_macおよびadvertisement_idは、検索結果内に含まれた値が設定され、session_informationおよびnetwork_roleは、検索器のサービスエンティティで生成する。ASPエンティティは、キャッシュ(cache)しているキャリア設定情報に基づいてASP接続を行うことができる。キャリア設定にWi−Fiダイレクト情報が含まれている場合、ASP−P2P接続を行い、キャリア設定にWi−Fi情報が含まれていない場合、Wi−Fi APモードでサービス実行を試みることができる。
図19は、本発明に適用し得るWFD P2P装置を例示する図である。
図19を参照すると、WFDネットワークは、第1のWFD装置1910および第2のWFD装置1920を有する。第1のWFD装置1910は、プロセッサ1912、メモリ1914、および無線周波数(Radio Frequency;RF)ユニット1916を備える。プロセッサ1912は、本発明で提案した手順および/または方法を具現するように構成することができる。メモリ1914は、プロセッサ1912と接続され、プロセッサ1912の動作に関連した様々な情報を記憶する。RFユニット1916は、プロセッサ1912と接続され、無線信号を送信および/または受信する。第2のWFD装置1920は、プロセッサ1922、メモリ1924およびRFユニット1926を備える。プロセッサ1922は、本発明で提案した手順および/または方法を具現するように構成することができる。メモリ1924は、プロセッサ1922と接続され、プロセッサ1922の動作に関連した様々な情報を記憶する。RFユニット1926は、プロセッサ1922と接続され、無線信号を送信および/または受信する。第1のWFD装置1910および/または第2のWFD装置1920は、単一または複数の(multiple)アンテナを有することができる。
以上、説明した実施例は、本発明の構成要素と特徴が所定の形態で組み合わせたものである。各構成要素または特徴は、別の明示的言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と組み合わせない形態で実施することができる。また、一部の構成要素および/または特徴を組み合わせて本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、または他の実施例の対応する構成または特徴に取って代わってもよい。特許請求の範囲で明示的な引用関係にない請求項を組み合わせて実施例を構成することもでき、出願後の補正によって新しい請求項として含めることもできることは明らかである。
本発明に係る実施例は、様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせなどによって具現することができる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つまたは複数のASICs(Application Specific Integrated Circuits)、DSPs(Digital Signal Processors)、DSPDs(Digital Signal Processing Devices)、PLDs(Programmable Logic Devices)、FPGAs(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上で説明した機能または動作を実行するモジュール、手順、関数などの形態として具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶させ、プロセッサによって駆動することができる。メモリユニットは、プロセッサの内部または外部に設けられ、公知の様々な手段によってプロセッサとデータを交換することができる。
当業者にとっては、本発明の特徴から逸脱しない範囲で本発明を他の特定の形態として具体化できるということは明らかである。したがって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付した請求項の合理的解釈によって決定しなければならず、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。
本発明は、機器間直接通信、具体的には、Wi−FiダイレクトおよびWi−Fiダイレクトサービス通信のための装置に用いることができる。

Claims (16)

  1. Wi−Fiダイレクト(登録商標)サービス(WFDS)通信を設定する方法であって、
    第1機器が第2機器に、近距離無線通信(NFC)チャネルを介してハンドオーバ要求メッセージを送信するステップと、
    前記第1機器が前記第2機器から、前記NFCチャネルを介してハンドオーバ選択メッセージを受信するステップと、を有し、
    前記ハンドオーバ要求メッセージは、前記第1機器がサポート可能なWFDSを示すサービスハッシュ情報を有する、WFDS通信設定方法。
  2. 前記第2機器がWFDSをサポートする場合、前記ハンドオーバ選択メッセージは、前記第2機器が利用しようとするWFDSのサービスネーム情報を有する、請求項1に記載のWFDS通信設定方法。
  3. 前記ハンドオーバ選択メッセージは、WFDS接続に用いられるリッスンチャネルを介して対象機器を発見できるようにする設定情報を有する、請求項1に記載のWFDS通信設定方法。
  4. 前記第1機器と前記第2機器との間に、NFCを用いた接続設定情報が記憶されている場合、以降の前記第1機器と前記第2機器との間の接続設定は、同一の前記設定情報を用いて設定される、請求項1に記載のWFDS通信設定方法。
  5. 前記ハンドオーバ要求メッセージは、前記サービスハッシュ情報を有するNFCデータ交換フォーマット(NDEF)で構成されている、請求項1に記載のWFDS通信設定方法。
  6. 前記ハンドオーバ要求メッセージは、前記第1機器と前記第2機器との間の第2層接続のための情報を有するNDEFレコードをさらに有する、請求項1に記載のWFDS通信設定方法。
  7. 前記NDEFレコードは、WFDS情報を種類−長さ−値(TLV)フォーマットで示すペイロード部を有する、請求項1に記載のWFDS通信設定方法。
  8. 前記第1機器がサポート可能なWFDSに関する情報は、前記第1機器のアプリケーションサービスプラットフォーム(ASP)の広告を通じて、前記第1機器のNFCモジュールが取得した情報である、請求項1に記載のWFDS通信設定方法。
  9. 前記第1機器および前記第2機器のうち、優先順位を有する一つの機器が他の機器に、ピアツーピア(P2P)サービス発見要求メッセージを送信するステップと、
    前記P2Pサービス発見要求メッセージを受信した前記他の機器から、前記P2Pサービス発見要求メッセージに対する応答であるP2Pサービス発見応答メッセージを受信するステップと、をさらに有する、請求項1に記載のWFDS通信設定方法。
  10. 前記優先順位は、各機器の既存のWFDS接続状態、各機器の性能およびWFDSの種類のうちの少なくとも一つに基づいて決定される、請求項9に記載のWFDS通信設定方法。
  11. 前記第1機器および前記第2機器の前記ハンドオーバ要求メッセージの送信は、前記第1機器および前記第2機器のNFCモジュールのタッチまたは近接タッチによって開始される、請求項1に記載のWFDS通信設定方法。
  12. 前記WFDSは、送信、再生、出力、表示、近隣エリアネットワーク(NAN)、ワイファイシリアルバス(WSB)およびドッキングのうちの少なくとも一つを有する、請求項1に記載のWFDS通信設定方法。
  13. 前記ハンドオーバは、交渉ハンドオーバまたは静的ハンドオーバのいずれかである、請求項1に記載のWFDS通信設定方法。
  14. Wi−Fiダイレクトサービス(WFDS)通信を設定する方法であって、
    第1機器が第2機器から、近距離無線通信(NFC)チャネルを介してハンドオーバ要求メッセージを受信するステップと、
    前記第1機器が前記第2機器に、前記NFCチャネルを介してハンドオーバ選択メッセージを送信するステップと、を有し、
    前記ハンドオーバ要求メッセージは、前記第2機器がサポート可能なWFDSを示すサービスハッシュ情報を有する、WFDS通信設定方法。
  15. Wi−Fiダイレクトサービス(WFDS)通信を設定する機器であって、
    プロセッサと、
    送受信器と、を有し、
    前記送受信器は、第1機器から第2機器に、近距離無線通信(NFC)チャネルを介してハンドオーバ要求メッセージを送信し、前記第2機器から前記NFCチャネルを介してハンドオーバ選択メッセージを受信し、
    前記ハンドオーバ要求メッセージは、前記第1機器がサポート可能なWFDSを示すサービスハッシュ情報を有する、WFDS通信設定機器。
  16. Wi−Fiダイレクトサービス(WFDS)通信を設定する方法であって、
    近距離無線通信(NFC)タッチがあった後に、第1機器が第2機器からNFCチャネルを介してハンドオーバ選択メッセージを受信するステップを有し、
    前記ハンドオーバ選択メッセージは、前記第2機器がサポート可能なWFDSを示すサービスハッシュ情報を有する、WFDS通信設定方法。
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