JP2016226204A - 分岐ブレーカ用アクチュエータ - Google Patents

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Etsuro Saito
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Abstract

【課題】既設の分電盤に外付けで簡便に取り付けられ、地震時には通電火災を阻止するべく確実に分岐ブレーカを遮断できる、分岐ブレーカ用アクチュエータ及び分岐ブレーカ用アクチュエータを含む遠隔操作型感震ブレーカダプタを提供する。【解決手段】分電盤に収められた複数の分岐ブレーカを操作する分岐ブレーカ用アクチュエータであって、前記分電盤の基板に固定される二つの固着部と、少なくとも一つの前記固着部へ回動可能に取り付けられる駆動レバーと、該駆動レバーにより駆動される駆動バーと、該駆動バーに固定されて前記駆動バーの動きにより分岐ブレーカのスイッチを操作する複数の操作ピンと、を備える。また前記分岐ブレーカ用アクチュエータを感震装置へ接続して遠隔操作型感震ブレーカダプタを構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、地震時の大きな揺れを検知して分電盤に取り付けられた分岐ブレーカ毎に商用電源の供給を遮断して通電火災を防止する分岐ブレーカ用アクチュエータに関する。
地震による被害には、建物の崩壊及び建物内の様々な物品の移動や落下による直接的な被害に加えて火災による2次被害がある。地震に伴う火災の発生原因の一つとし地震後の通電による通電火災がある。人命の損失につながりやすい火災を抑えるためには地震時の火の始末に加えて通電火災を起こさない工夫が必要である。
地震に伴う漏電状態や暖房機などが接続された状態での通電が地震後の通電火災を引き起こすのでこれを防止することが望まれている。新潟地震の際は神戸地震での反省を踏まえて地震を感じて電気ブレーカを切ることが行われたため通電火災が少なかったと言われている。
通電火災を防止するには、地震の際に電気ブレーカの遮断を確実に行う必要がある。しかし、主幹ブレーカを遮断すると家屋の中の照明が消え避難が難しくなるという問題がある。
そこで、主幹ブレーカを遮断せずに、分岐ブレーカを2群に分けて遮断条件を変えて、一時に全ての電源が遮断されることのない分電盤が提案されている(特許公報1,2を参照)。
しかしながら、提案されている感震機能や制御回路を備えた分電盤は構成が複雑で価格も高くなり、一般家庭での普及は難しい。そこで、感震ブレーカの幅広い普及を目指すためには既に設置されている電気ブレーカへ後付けして感震ブレーカの機能を持たせることができる安価な感震ブレーカアダプタが望ましい。
特開平9−233623 特開平10−108321
配電盤には主幹ブレーカとこれに繋がる複数の分岐ブレーカが備えられ、各分岐ブレーカは屋内の各部屋へ割り当てられたりクーラーやオーブンなどの大型電気器具へ配線される。地震時にブレーカを操作する感震ブレーカアダプタが主幹ブレーカを遮断すると全電源が遮断されるので避難に支障が出ることがある。そこで分岐ブレーカを個別に遮断することが求められる。しかし、従来の分岐ブレーカを個別に操作する分電盤は制御回路などを含み高価になりやすい。そこで既設の分電盤に取り付けられて分岐ブレーカを操作できる分岐ブレーカ用アクチュエータ及び分岐ブレーカ用アクチュエータを含む感震ブレーカアダプタが望まれていた。
そこで、本願発明の発明者は、上記課題の解決を目指して鋭意研究・開発を行い本発明の完成に至ったものである。その目的とするところは、既設の分電盤に外付けで簡便に取り付けられ、地震時には通電火災を阻止するべく確実に分岐ブレーカを遮断できる、分岐ブレーカ用アクチュエータ及び分岐ブレーカ用アクチュエータを含む感震ブレーカダプタを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、分電盤に収められた複数の分岐ブレーカを操作する分岐ブレーカ用アクチュエータであって、前記分電盤の基板に固定される二つの固着部と、少なくとも一つの前記固着部へ回動可能に取り付けられる駆動レバーと、該駆動レバーにより駆動される駆動バーと、該駆動バーに固定されて前記駆動バーの動きにより分岐ブレーカのスイッチを操作する複数の操作ピンと、を備えることを特徴とする分岐ブレーカ用アクチュエータである。
分電盤は通常壁面に取り付けられ分電盤の分岐ブレーカは分岐ブレーカの数に応じて一段に或いは上下二段に分けて対称に配置される。分電盤に収納されるブレーカのスイッチは上下方向へ操作される。本発明の分岐ブレーカ用アクチュエータは分岐ブレーカのそばへ設置されて分岐ブレーカを操作する。埋め込み型のスイッチでの場合、二段に配置された分岐ブレーカのスイッチは互いに離れる方向へ操作されると電気を遮断する。つまり、上段に置かれた分岐ブレーカのスイッチは上へ押されると電気を遮断し、下段に置かれた分岐ブレーカのスイッチは下へ押されると電気を遮断する。このスイッチを押すのが分岐ブレーカ用アクチュエータの操作ピンである。
操作ピンの位置が壁面に取り付けられた分電盤の基板面に平行に駆動バー上で左右自由に変えられるので操作対象のスイッチを選ぶことができる。また、操作ピンの先端位置の駆動バーからの距離も可変なので、操作対象のスイッチに届かない位置へ操作ピンの先端位置を決めることで、操作対象分岐ブレーカを選んだ状態で、一時的に操作対象から外すこともできる。スイッチと操作ピンの間の距離が可変なので多様な仕様の分岐に対応することができる。
請求項2に記載の発明は二つの前記固着部が前記基板へ平行に置かれる平板で、二つの前記固着部にそれぞれ回動中心が設けられここへ回動可能に取り付けられた駆動レバーへ前記駆動バーの端部が前記回動中心から離れた位置で回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の分岐ブレーカ用アクチュエータである。
請求項2に記載の発明では、操作ピンは例えばねじで駆動バーに固定され、駆動バーは駆動部材である駆動レバーの回動中心から離れた位置へその端部を回動可能に取り付けられる。埋め込み型のスイッチを備える分岐ブレーカで使用する場合は、壁面に設置される分電盤の基板に取り付けられた待機状態のアクチュエータでは駆動レバーは水平な方向へ寝た状態にあり駆動レバーに接続される駆動バーと二つの固着部を結ぶ線との間の距離は小さくなっている。ここで感震装置が作動して駆動レバーが回動して鉛直方向へ立ち上がると駆動バーと二つの固着部を結ぶ線との間の距離が増し埋め込み式のスイッチが押されて電気を遮断する。またレバー式のレバーを引き下げて遮断するスイッチでは、待機状態のアクチュエータの駆動レバーは鉛直な方向へ立ち上がっており、感震装置が作動して駆動レバーが回動して水平方向へ寝ると駆動バーと二つの固着部を結ぶ線との間の距離が減少しレバーが引かれて電気を遮断する。
請求項2に記載の発明では、駆動レバーが平板な固着部に並行に置かれるので配電盤の基盤からの高さを低く抑えることができる。配電盤の分岐ブレーカが一段の場合は駆動レバーへ取り付けられる駆動バーは1本で良いが、配電盤の分岐ブレーカが二段の場合は二本の駆動バーを回動中心に対して対称な位置へ取り付ける。
請求項3に記載の発明は二つの前記固着部が前記基板へ平行に置かれる平板部分とこれに直角な鉛直部分からなり、二つの前記固着部が前記基板へ置かれた状態で前記鉛直部分の対向して対応する位置に回動中心がそれぞれ二つ設けられ、対応する前記回動中心に二本の前記駆動バーがそれぞれ回動可能に取り付けられ、一つの前記駆動バーの端部に一つの歯車と一つの前記駆動バーを回動させる前記駆動レバーが設けられ、他の前記駆動バーの端部に前記一つの歯車と噛み合う他の歯車が設けられることを特徴とする請求項1に記載の分岐ブレーカ用アクチュエータである。
二つの前記固着部が前記基板へ平行に置かれる平板部分とこれに直角な鉛直部分からなり、二つの前記固着部が前記基板へ置かれた状態で前記鉛直部分の対向して対応する位置に回動中心がそれぞれ二つ設けられ、対応する前記回動中心に前記二本の駆動バーがそれぞれ回動可能に取り付けられる。つまり二本の駆動バーが二つの固着部を橋渡しするような形となる。一つの前記駆動バーの端部に一つの歯車と一つの前記駆動バーを回動させる駆動レバーが設けられ、他の前記駆動バーの端部に前記歯車と噛み合う他の歯車が設けられるので、駆動バーは駆動レバーの回動に伴って回動し、もう1本の駆動バーが逆方向へ回動する。埋め込み式のスイッチが付いた分電盤の基板に取り付けられた待機状態のアクチュエータでは駆動レバーは上下二本にそれぞれ取り付けられた操作ピン間の距離が狭くなっている。ここで感震装置が作動して駆動部材である歯車が互いに逆方向へが回すると操作ピン間の距離が増し、上段の駆動バーの操作ピンが分岐ブレーカのスイッチを上へ押し上げ、下段の駆動バーの操作ピンが分岐ブレーカのスイッチを下へ押し下げて電気を遮断する。
請求項4に記載された発明は、前記2つの固着部が前記基板へ平行に置かれる平板部分とこれに直角な鉛直部分からなり、二つの前記固着部が前記基板へ置かれた状態で前記鉛直部分の対向して対応する位置に回動中心がそれぞれ設けられ、対応する前記回動中心に前記駆動バーが回動可能に取り付けられ、前記駆動バーの端部に前記駆動バーを回動させる前記駆動レバーが設けられ、複数の前記操作ピンが前記駆動バーへ前記駆動バーの回動に伴って互いに逆方向へ移動するように取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の分岐ブレーカ用アクチュエータである。
駆動バーの軸に直角な断面で対称な位置へ操作ピンを取り付けると、駆動バーの回動に伴って操作ピンは互いに逆方向へ移動する。
請求項5に記載された発明は、前記操作ピンの前記駆動バーに固定される位置及び前記操作ピンの先端部から前記駆動バーとの間の距離が調節可能であることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の分岐ブレーカ用アクチュエータである。
操作ピンが駆動バーに固定される位置を選べるので操作対象のブレーカを選ぶことができる。また、二つの固着部を結ぶ線から前記操作ピンの先端部までの距離を調節可能なので仕様の異なる分電盤に対応することができる。
請求項6に記載された発明は、請求項2乃至5何れかに記載の前記分岐ブレーカ用アクチュエータの前記駆動レバーの端部に前記駆動レバーを回動させる駆動ケーブルの一端が接続され、前記駆動ケーブルの他端が前記駆動ケーブルを介して前記駆動レバーを動かす駆動力を生成するアクチュエータ駆動部へ接続されて構成されることを特徴とする遠隔操作型感震ブレーカアダプタである。
本発明の分岐ブレーカ用アクチュエータを動かすアクチュエータ駆動部は配電盤の外へ設置される電気または機械式の感震装置に接続される。地震時に感震装置が作動して生じる外力が本発明のアクチュエータ駆動部により配電盤の蓋と基板の間に設置された分岐ブレーカ用アクチュエータを作動させる駆動力に変換される。この駆動力は駆動ケーブルにより配電盤の中に設置された分岐ブレーカ用アクチュエータへ伝達される。本発明の分岐ブレーカ用アクチュエータを用いることで感震装置を分電盤の外へ置いて分岐ブレーカを操作可能な遠隔操作型感震ブレーカダプタを構成することができる。
請求項7に記載された発明は 前記アクチュエータ駆動部が駆動力増倍装置を備え、該駆動力増倍装置が前記駆動力を弾性エネルギーとして蓄える弾性体と、該弾性体による駆動力の発生を制御するラッチ機構を有することを特徴とする請求項6に記載の遠隔操作型感震ブレーカダプタある。
感震装置による外力が配電盤のブレーカを操作するために必要な操作力の大きさが不足する場合に駆動力増倍装置を用いる。駆動力増倍装置は、所要の大きさの駆動力を発生できる弾性体を備え、弾性体をセット状態にしておいてラッチ機構で弾性体が元へもどることを防止しておき、感震装置からの外力によりラッチ機構を外して弾性体に蓄えられた弾性エネルギーをアクチュエータへの駆動力として解放する。
分電盤のブレーカを操作する力を発生する装置を分電盤の外へ置いて、その力を分電盤の中に伝達し、伝達された力により蓋を閉めた状態の分電盤に治まる分岐ブレーカ用アクチュエータを用い、分岐ブレーカ毎に操作することできめ細かく通電状態を制御して地震の際の通電火災を防止すると共に避難時の照明の確保をすることができる
本発明の第1実施例の実施形態の外観を示す概略図である。 操作ピンと分電盤のスイッチの動作説明図である。 本発明品を含む遠隔操作型ブレーカアダプタの構成図である。 駆動力増倍装置の説明図である。 本発明品を分電盤に取り付けた様子を示す図である。 レバー式スイッチの操作の説明図である。 本発明の第2実施例の実施形態の外観を示す概略図である。
図1を参照して二段に配置された分岐ブレーカを操作する本発明の第1実施形態の分岐ブレーカ用アクチュエータについて説明する。分電盤の上下二段に収められた分岐ブレーカの間の基板に分岐ブレーカ用アクチュエータの固着部21が接着材や両面テープにより固定される。固着部は分電盤の基板に平行になる。固着部には回動中心23に駆動部材である駆動レバー24が回動可能に取り付けられ、間接的に駆動レバーが固着部に対して動作可能にされる。駆動レバー24には、回動中心に対して対称に二本の駆動バー25が回動可能に取り付けられる。分岐ブレーカが一段に配置される場合は、駆動バー25は1本で良い。図1の駆動バーは横方向へほぼ寝ている状態で、二つの固着部を結ぶ線、例えば回動中心23を結ぶ線200と二本の駆動バー25の距離は小さくなっている。駆動レバー24が反時計方向へ回動すると二つの固着部を結ぶ線200と駆動バー25の距離が大きくなり、駆動バーに固定された操作ピンが分岐ブレーカのスイッチを操作する。
次に、分岐ブレーカのスイッチと操作ピンの関係を図2を用いて説明する。図2(A),(B)は埋め込み式スイッチを操作する場合である。操作ピン22はブレーカのスイッチを押す操作ピンの先端部とこれを駆動バー25に固定するための固定部26で構成されている。また操作ピンの先端部の根元には長手方向へ長孔27が設けられており固定部26に挿通されるねじが長孔を通して対向する固定部26へねじ止めされる。ねじを締めることで駆動バー25を図2の上下方向から締め付けて操作ピン22を駆動バー25へ固定する。ねじを緩めると長孔の大きさの範囲で操作ピンの先端部と駆動バーの距離を調節することができる。二つの固着部を結ぶ線との距離が大きい状態でも操作ピンの先端部がブレーカのスイッチへ届かない位置まで操作ピンの先端部を後退させるとそのスイッチは操作対象から外れる。また、操作ピンの先端部を前後させることができるので仕様の異なる分電盤に対応することができる。
駆動バー25には複数の操作ピンがねじ止めされていてその位置は調節可能である。ねじを緩めることで駆動バーに沿って任意の位置へ操作ピンを移動できるので、操作対象の分岐ブレーカを自由に選ぶことができる。つまり操作ピンの先端部は駆動バーに沿う方向とこれに直角の方向へその位置の調節が可能になり様々な分岐ブレーカの配置に対応することができる。
図2(C),(D)はレバー式のスイッチの操作の様子を示している。レバー式のスイッチを操作する場合は長孔が設けられている操作ピンの先端部を用いる。操作ピンの先端部へスイッチのレバーを入れてレバーを操作する。図2(C)はON状態で、図2(D)は、レバーを引いてスイッチをOFFする様子を示している。
図3を用いて分岐ブレーカ用アクチュエータを含む遠隔操作型感震ブレーカアダプタについて説明する。感震装置100からの外力がアクチュエータ駆動部10によりアクチュエータ駆動力へ変換される。生成されたアクチュエータ駆動力は駆動ケーブル30を介して駆動レバーへ伝達される。駆動ケーブル30はその一端が分岐ブレーカ用アクチュエータ20の駆動レバー24に接続され、他端がアクチュエータ駆動部へ接続される。分岐ブレーカ用アクチュエータ20の駆動レバー24は駆動ケーブル30により伝達される駆動力により回動する。
駆動レバー24が回動すると駆動レバー24に接続された二本の駆動バー25の距離が広がり操作ピン22が上下に移動してブレーカのスイッチを遮断方向へ操作する。分岐ブレーカ用アクチュエータ20を駆動ケーブル30を介してアクチュエータ駆動部10に接続し、アクチュエータ駆動部を感震装置100へ接続することで遠隔操作型感震ブレーカアダプタを構成することができる。
次に、図4を用いて駆動力増倍装置の説明をする。図4の駆動力増倍装置は、弾性体である駆動用バネとラッチを備えており、駆動用バネの力をラッチ42で抑えておき、感震装置からの外力によりラッチ機構を操作して駆動用バネ44の弾性力を解放して駆動力を発生させる。駆動用バネ44は通常時よりも延びた状態で弾性エネルギーを蓄え、駆動用バネが元の長さに戻ろうとする力をラッチ42で止めておく。ラッチ42はラッチ用バネ45により引っ張られて駆動用バネが縮まないようにL字の部分で止めている。このラッチ用バネの力に感震装置のスライダ41の外力で打ち勝って下方へ動くとラッチが右方向へ回動して、ラッチが外れ駆動用バネ44に蓄えられたた弾性エネルギーが解放されドライバアーム43が駆動用バネ44の力で下方へ引かれ、ドライバアーム43が反時計方向へ回動して駆動ケーブルの芯線を上へ引き上げる。感震装置の外力はラッチ機構による駆動ばねの制御に使われるだけなのでその外力が小さくても感震ブレーカアダプタを構成することができる。
駆動用バネ44の弾性力は任意に選べるので、操作対象となるブレーカが大型のものであっても、駆動用バネ44の力をブレーカの操作力よりも大きくすることができ大型ブレーカにも充分に対応することができる。
図5に配電盤に分岐ブレーカ用アクチュエータを設置する様子を示す。図5(A)は埋め込み式のスイッチの場合である。操作ピンの先端部がスイッチを押すことでスイッチをOFFにする。また、図5(B)はレバー式のスイッチの場合である。レバーを操作ピンの先端部の長孔へ入れて操作ピンの先端部と駆動バーの距離を小さくするとレバー式のスイッチがOFFになる。
図6はレバー式スイッチ61とこれを操作する操作ピンの先端部の関係を説明する図である。スイッチのレバーば操作ピンの先端部に設けられた長孔の上縁部で引っ張られて操作される。図6(A)は待機状態でレバー62は上へ上がっておりスイッチはONである。図6(B)はスイッチのレバー63が操作ピンの長孔に引かれて下へ降りてスイッチがOFFになる。
次に図7を用いて本発明の第2実施例について説明する。L字型の固着部71は分電盤の基板へ固着する平板部分とこれに直角に立ち上がる立ち上がり部分を有している。第2実施例のアクチュエータを配電盤の上下二段のスイッチの中間の場所へ設置する。設置は固着部の平板部を接着剤または両面テープで配電盤の基板へ接着する。図7(A)でFの方向が上段のスイッチ、Eの方向が下段のスイッチを操作する。
図7(A)において、二つの固着部が配電盤の基板へ置かれた状態で固着部の鉛直部分の対向して対応する位置に回動中心731及び733,732及び734をそれぞれ設けている。回動中心731と回動中心733が対応し、回動中心732と回動中心734が対応する。そして互いに対応する二つの回動中心に二本の駆動バー751と752がそれぞれ回動可能に取り付けられる。駆動バー751の端部に歯車741と駆動バー751を回動させる駆動レバー78が設けられる。駆動レバー78、駆動バー751、歯車741とが同軸に接続されている。
駆動バー752の端部には歯車741と噛み合う歯車742が設けられて二つの歯車は互いに逆方向へ回転する。駆動レバー78が駆動ケーブル30が図のA方向へ引かれると駆動レバー78は図のB方向へ駆動され、駆動バー751が反時計方向へ回動する。同時に駆動バー752が時計方向へ回動する。
図7(B)に示す様に、第2実施例での操作ピンは移動カム76と爪部材72及び、これらを接続する接続部材で77で構成される。駆動バー751,752には、操作ピンの移動カム76がねじで取り付けられている。移動カム76はねじ764で駆動バー751,752へ固定される。このねじを緩めることで移動可能カムを駆動バーの上を任意の場所へ調節して固定することができる。
図7では移動カム76が上段スイッチ用と下段スイッチ用にそれぞれ一つになっているが、操作対象のスイッチの数に合わせて移動カムを増やせることは勿論である。複数の移動カム76を操作対象のスイッチの場所へ移動させて、分岐ブレーカ用の遠隔操作型感震ブレーカアダプタを構成することができる。
移動カム76の回動中心へ接続部材77が回動可能にへ取り付けられる。接続部材77はさらに配電盤のブレーカのスイッチを捜査する操作ピンの爪部材72へ取り付けられる。この爪部材72には取り付け用の長孔721が設けられこの長孔の範囲で駆動バーから操作ピンの先端部までの距離が可変となるので仕様の異なる分電盤のスイッチへ対応することができる。
接続部材77は移動可能カムへ回動自在に取り付けられているので壁面に設置される配電盤の基板に固着部が接着された状態でブレーカのスイッチを操作可能にするために、加圧ばね761を利用している。加圧ばね761は一端を移動可能カムのバネ抑え突起763で抑え、他端を接続部材77に設けられたバネ用凹部762でバネを止めて接続部材を加圧する。
加圧されている接続部材77を基板から離す方向へ回動させると凹み766へストッパー765が嵌まり回動が固定されて図6(B)において点線で示す位置へ操作部が持ち上がるので一時的にスイッチの操作を中止することができる。
また、図7(C)に示す様に、駆動バーへ取り付ける移動カムを上下位置へ対象に取り付けると駆動バーの回動により操作ピンの移動方向が逆になる。操作対象の分岐ブレーカの配置がこの方式で間に合えば部材の省略によるコストダウンが図れる。
ここまで、本発明の実施例を説明してきたが、本発明の応用範囲は広く本発明の技術思想により実現される実施例は本発明に含まれる。
100 感震装置
10 アクチュエータ駆動部
20 分岐ブレーカ用アクチュエータ
21 固着部
22 操作ピン
23 回動中心
24 駆動レバー
25 駆動バー
26 固定部
27 長孔
28 レバー式ブレーカのレバー
29 操作ピンの先端部に設けられた長孔
30 駆動ケーブル
31 駆動ケーブルの内芯
32 駆動ケーブルの外皮
40 駆動力増倍装置
41 感震装置のスライダ
42 ラッチ
43 ドライバアーム
44 駆動用バネ
45 ラッチ用バネ
50 配電盤
51 主幹ブレーカ
52 埋め込み式スイッチの付いた分岐ブレーカ
53 レバー式スイッチの付いた分岐ブレーカ
55 配電盤
61 レバー式スイッチ
62 ON状態のレバー
63 OFF状態のレバー
71 L字型の固着部
72 爪部材
200 二つの固着部を結ぶ線
721 長孔
731〜734 回動軸
751,752 駆動バー
76 移動カム
761 抑えバネ
762 バネ用凹部
766 ストッパー用凹み
763 バネ抑え突起
764 ねじ
765 ストッパー
77 接続部材
78 駆動レバー

Claims (7)

  1. 分電盤に収められた複数の分岐ブレーカを操作する分岐ブレーカ用アクチュエータであって、
    前記分電盤の基板に固定される二つの固着部と、少なくとも一つの前記固着部へ回動可能に取り付けられる駆動レバーと、該駆動レバーにより駆動される駆動バーと、該駆動バーに固定されて前記駆動バーの動きにより分岐ブレーカのスイッチを操作する複数の操作ピンと、を備えることを特徴とする分岐ブレーカ用アクチュエータ。
  2. 二つの前記固着部が前記基板へ平行に置かれる平板で、二つの前記固着部にそれぞれ回動中心が設けられここへ回動可能に取り付けられた前記駆動レバーへ前記駆動バーの端部が前記回動中心から離れた位置で回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の分岐ブレーカ用アクチュエータ。
  3. 二つの前記固着部が前記基板へ平行に置かれる平板部分とこれに直角な鉛直部分からなり、二つの前記固着部が前記基板へ置かれた状態で前記鉛直部分の対向して対応する位置に回動中心がそれぞれ二つ設けられ、対応する前記回動中心に二本の前記駆動バーがそれぞれ回動可能に取り付けられ、一つの前記駆動バーの端部に一つの歯車と一つの前記駆動バーを回動させる前記駆動レバーが設けられ、他の前記駆動バーの端部に前記一つの歯車と噛み合う他の歯車が設けられることを特徴とする請求項1に記載の分岐ブレーカ用アクチュエータ。
  4. 二つの前記固着部が前記基板へ平行に置かれる平板部分とこれに直角な鉛直部分からなり、二つの前記固着部が前記基板へ置かれた状態で前記鉛直部分の対向して対応する位置に回動中心がそれぞれ設けられ、対応する前記回動中心に前記駆動バーが回動可能に取り付けられ、前記駆動バーの端部に前記駆動バーを回動させる前記駆動レバーが設けられ、複数の前記操作ピンが前記駆動バーへ前記駆動バーの回動に伴って互いに逆方向へ移動するように取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の分岐ブレーカ用アクチュエータ。
  5. 前記操作ピンの前記駆動バーに固定される位置及び前記操作ピンの先端部から前記駆動バーとの間の距離が調節可能であることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の分岐ブレーカ用アクチュエータ。
  6. 請求項2乃至5何れかに記載の前記分岐ブレーカ用アクチュエータの前記駆動レバーの端部に前記駆動レバーを回動させる駆動ケーブルの一端が接続され、前記駆動ケーブルの他端が前記駆動ケーブルを介して前記駆動レバーを動かす駆動力を生成するアクチュエータ駆動部へ接続されて構成されることを特徴とする遠隔操作型感震ブレーカアダプタ。
  7. 前記アクチュエータ駆動部が駆動力増倍装置を備え、該駆動力増倍装置が前記駆動力を弾性エネルギーとして蓄える弾性体と、該弾性体による前記駆動力の発生を制御するラッチ機構を有することを特徴とする請求項6に記載に記載の遠隔操作型感震ブレーカアダプタ。
JP2015112116A 2015-06-02 2015-06-02 分岐ブレーカ用アクチュエータ Pending JP2016226204A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110808196A (zh) * 2019-11-20 2020-02-18 山东职业学院 一种电气工程配电断路器
CN112289600A (zh) * 2020-09-22 2021-01-29 安徽莱特实业集团有限公司 一种用于电力信息系统的电力防火保护装置

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