JP2016226196A - リニアアクチュエータの製造方法およびリニアアクチュエータ - Google Patents

リニアアクチュエータの製造方法およびリニアアクチュエータ Download PDF

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Abstract

【課題】可動体と固定体の間に挿入されたダンパー部材により可動体のストロークや共振周波数がばらつくことを防止できるリニアアクチュエータの製造方法を提案すること。
【解決手段】リニアアクチュエータ1は、可動体2と、固定体3と、可動体2と固定体3の間に配置されたダンパー部材5を有する。固定体3はバネ4を介して可動体2を移動可能に支持するコイルボビン31と、コイルボビン31の可動体2とは反対側に重ねられたベース32を備える。製造時には、可動体2の移動方向でコイルボビン31とベース32の間に隙間Cを設けておき、この隙間Cの隙間寸法を調節することで、ダンパー部材5が挿入される可動体2のコア体11の下面11aとベース32の上面32aの間の離間距離Dをダンパー部材5の長さ寸法である規定寸法Sとする。そして、隙間Cが形成された状態でコイルボビン31とベース32を接着剤70で固定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、可動体と固定体の間に共振を抑制するダンパー部材を備えるリニアアクチュエータの製造方法およびリニアアクチュエータに関する。
携帯電話の着信等を振動によって報知するデバイスとしてリニアアクチュエータが提案されている。特許文献1に記載のリニアアクチュエータは、永久磁石を有する可動体とコイルを有する固定体を備える。固定体はバネ部材などの弾性体を介して可動体を移動可能に支持する。同文献のリニアアクチュエータでは、コイルに供給する駆動信号によって振動の強弱や周波数が変化する。
特開2006−7161号公報
リニアアクチュエータでは、可動体が振動した際に、振動の周波数によって可動体が共振することがある。
ここで、共振を抑制するためには、可動体の移動方向で互いに対向する可動体の可動体側対向面と固定体の固定体側対向面の間に移動方向に伸縮するダンパー部材を挿入することが考えられる。しかし、この場合には、ダンパー部材が挿入される可動体側対向面と固定体側対向面の間の寸法を一定に管理しなければ、それらの間に挿入されたダンパー部材により可動体のストロークや共振周波数が製品毎にばらついてしまう。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、可動体と固定体の間に挿入されたダンパー部材により可動体のストロークや共振周波数が製品毎にばらつくことを防止できるリニアアクチュエータの製造方法およびリニアアクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、可動体と、バネ部材を介して前記可動体を支持する固定体と、前記可動体の移動方向で互いに対向する当該可動体の可動体側対向面と前記固定体の固定体側対向面との間に挿入されたダンパー部材と、を有するリニアアクチュエータの製造方法において、前記固定体を、第1部材と、前記固定体側対向面を有し前記移動方向で前記第1部材の前記可動体とは反対側に重ねられる第2部材と、を備えるものとし、前記可動体を、前記バネ部材を介して前記第1部材により支持し、前記移動方向で前記第1部材と前記第2部材との間に隙間を形成した状態で当該第1部材と当該第2部材とを当該移動方向に相対移動させて前記可動体側対向面と前記固定体側対向面との間の離間距離を前記ダンパー部材の長さ寸法に対応する規定寸法とし、前記第1部材と前記第2部材とを前記隙間を備える状態で接着剤により固定することを特徴とする。
本発明では、可動体を支持する第1部材と、固定体側対向面を有する第2部材の間に設けた隙間の隙間寸法を調節することにより、可動体側対向面と固定体側対向面との間の離間距離を規定寸法とする。その後、調節後の隙間寸法の隙間を備える状態で、第1部材と第2部材を接着剤によって固定する。本発明によれば、可動体側対向面と固定体側対向面の離間距離を、常に、ダンパー部材の長さ寸法に対応するものとすることができるので、
可動体側対向面と固定体側対向面の間に挿入されたダンパー部材によって可動体のストロークや共振周波数が製品毎にばらつくことを防止できる。
本発明において、前記第2部材に、前記移動方向に貫通する貫通孔を設けておき、前記可動体を前記第1部材により支持した後に、距離測定器を備える治具によって前記第2部材を保持して当該距離測定器を当該第2部材の前記可動体とは反対側に位置させ、前記第1部材と前記治具とを前記移動方向で相対移動させることにより前記第1部材と前記第2部材とを相対移動させるとともに、前記貫通孔を介して前記距離測定器により前記可動体まで距離を測定して当該距離に基づいて前記離間距離を前記規定寸法とすることが望ましい。このようにすれば、第2部材に貫通孔を形成しているので、距離測定器によって可動体まで距離を測定することが容易となる。従って、可動体側対向面と固定体側対向面との間の離間距離を正確に規定寸法とすることができる。
本発明において、前記可動体において前記可動体側対向面を備える部材までの距離を測定することが望ましい。このようにすれば、ダンパー部材を当接させる部材までの距離を測定するので、可動体側対向面と固定体側対向面との間の離間距離をより正確に規定寸法とすることができる。
本発明において、前記第1部材と前記第2部材とを相対移動させる前に、前記第1部材において前記第2部材と重なる第1面および前記第2部材において前記第1部材と重なる第2面の少なくとも一方に前記接着剤を塗布することが望ましい。このようにすれば、第1部材と第2部材を接着剤により固定することが容易となる。
本発明において、前記移動方向と直交する方向で当該移動方向の厚みが漸次に変化するシムを前記第1部材と前記第2部材との間に挿入して当該第1部材と当該第2部材との間に前記隙間を形成した状態とし、前記シムを前記第1部材と前記第2部材との間に挿入する挿入量を変化させて当該第1部材と当該第2部材とを前記移動方向に相対移動させることものとすることができる。このようにすれば、第1部材と第2部材との間の隙間を、シムにより正確に調節できる。
この場合において、第1部材と第2部材の間の間隔を調節した後に、これら第1部材と第2部材との間からシムを取り除くこともできるが、前記シムを、前記接着剤により前記第1部材と前記第2部材との間に固定しておいてもよい。
次に、本発明は、可動体と、バネ部材を介して前記可動体を支持する固定体と、前記可動体の移動方向で互いに対向する当該可動体の可動体側対向面と前記固定体の固定体側対向面との間に挿入されたダンパー部材と、を有するリニアアクチュエータにおいて、前記固定体は、前記バネ部材を介して前記可動体を支持する第1部材と、前記固定体側対向面を有し前記移動方向で前記第1部材の前記可動体とは反対側に重ねられる第2部材と、を備え、前記第1部材と前記第2部材との間には、前記可動体側対向面と前記固定体側対向面との間の離間距離を調節するための隙間が設けられており、前記第1部材と前記第2部材とは、前記隙間を備える状態で接着剤により固定されていることを特徴とする。
本発明では、固定体において、可動体を支持する第1部材と、固定体側対向面を有する第2部材の間には隙間が設けられているので、この隙間の隙間寸法を調節することにより可動体側対向面と固定体側対向面との間の離間距離をダンパー部材の長さ寸法に対応する規定寸法とすることができる。従って、可動体側対向面と固定体側対向面の間に挿入されたダンパー部材によって可動体のストロークや共振周波数が製品毎にばらつくことを防止できる。
本発明において、前記固定体は、当該固定体に対して前記可動体とは反対側に配置した距離測定器によって前記可動体までの距離を測定するための貫通孔が設けられていることが望ましい。このようにすれば、距離測定器によって可動体まで距離を測定することが容易となるので、可動体側対向面と固定体側対向面との間の離間距離を正確に規定寸法とすることができる。
本発明において、前記移動方向と直交する方向で当該移動方向の厚みが漸次に変化するシムを有し、前記シムは、前記第1部材と前記第2部材との間に挿入されて前記接着剤により固定されているものとすることができる。このようなシムを備えれば、シムを第1部材と第2部材の間に挿入する挿入量を調節することにより、第1部材と第2部材との間の隙間を正確に調節できる。
本発明によれば、ダンパー部材を挿入する可動体の可動体側対向面と固定体の固定体側対向面との間の寸法を規定寸法とすることができる。従って、可動体側対向面と固定体側対向面の間に挿入されたダンパー部材によって可動体のストロークや共振周波数がばらつくことを防止できる。
本発明の実施例1に係るリニアアクチュエータの斜視図である。 図1のリニアアクチュエータの断面図である。 図1のリニアアクチュエータの分解斜視視図である。 コイルボビン、駆動コイル、および、バネの斜視図である。 図1のリニアアクチュエータの製造方法の説明図である。 図1のリニアアクチュエータの別の製造方法の説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るリニアアクチュエータを説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の実施例1に係るリニアアクチュエータの斜視図である。図2は図1のリニアアクチュエータの断面図である。図2(a)はリニアアクチュエータの断面を斜め上方から見た場合であり、図2(b)はリニアアクチュエータの断面を可動体の移動方向と直交する方向から見た場合である。図3は図1のリニアアクチュエータの分解斜視図である。
図1乃至図3に示すように、リニアアクチュエータ1は可動体2と、固定体3と、可動体2と固定体3を接続するバネ(バネ部材)4を有する。固定体3はバネ4を介して可動体2を移動可能に支持する。可動体2と固定体3の間には円柱形状のダンパー部材5が3つ配置されている。また、リニアアクチュエータ1は可動体2を移動させる磁気駆動機構7を有する。磁気駆動機構7は可動体2に保持された永久磁石8と、固定体3に保持された駆動コイル9を備える。以下の説明では、可動体2の移動方向を軸線L方向とする。軸線L方向は可動体2が搭載する永久磁石8の中心軸線および固定体3が搭載する駆動コイル9の中心軸線と一致する。また、便宜上、図の上下に従って、リニアアクチュエータ1の上下を説明する。従って、軸線L方向において固定体3が位置する側を下方とし、可動体2が位置する側を上方とする。
(可動体)
可動体2は軸線L方向(可動体2の移動方向)に延びる円柱形状の永久磁石8を備える
。永久磁石8は軸線L方向が短い偏平形状であり、軸線L方向でN極とS極に着磁されている。永久磁石8は軸線L方向と直交する上端面および下端面を備える。
また、可動体2は、永久磁石8に下方から重ねられたコア体11と、永久磁石8を上方および外周側から覆うヨーク部材12を備える。永久磁石8、コア体11、およびヨーク部材12は同軸に配置されている。コア体11およびヨーク部材12は磁性材料からなる。
コア体11は、図3に示すように、一定厚さの円形の板部材である。コア体11の平面形状は、永久磁石8の下端面の平面形状と同一である。コア体11は永久磁石8の下端面に接着剤などによって固定される。コア体11は軸線Lと直交する方向に延びる。
ヨーク部材12は上側ヨーク部材13と下側ヨーク部材14を備える。図2に示すように、上側ヨーク部材13は、一定厚さの円形の端板部15と、端板部15の外周縁から下方に突出する上側円筒部16とを備える。下側ヨーク部材14は、上側円筒部16の下端縁から下方に連続する下側円筒部17と、下側円筒部17の下端縁から内周側に突出する突出板部18を備える。突出板部18は、一定厚さであり、その平面形状は円環状である。図1に示すように、上側円筒部16の下端縁には周方向の3個所に切り欠き部19が設けられている。各切り欠き部19は、上側円筒部16と下側円筒部17を溶接などによって接合する際に、上側円筒部16と下側円筒部17の間にバネ4の可動体側連結部21を挟持するために設けられている。
また、ヨーク部材12は、図2および図3に示すように、上側ヨーク部材13に下方から嵌め込まれた一定厚さの磁性板23を備える。磁性板23は、中央に円形の中心孔24を備えるとともに、外周縁部分に軸線L回りに等角度間隔に形成された3つの溶接用貫通孔25を備える。磁性板23は3つの溶接用貫通孔25の開口縁部分を利用して行われた溶接により上側ヨーク部材13の端板部15に固定される。これにより磁性板23は軸線L方向で端板部15に積層された状態となる。
ヨーク部材12は、磁性板23の下端面が永久磁石8の上端面に接着剤などにより接着されて永久磁石8に固定される。図2に示すように、ヨーク部材12が永久磁石8に固定された状態では、永久磁石8の環状外周面と上側円筒部16および下側円筒部17との間には周方向に一定間隔の隙間が形成される。また、ヨーク部材12が永久磁石8に固定された状態を軸線L方向と直交する側方から見た場合に、突出板部18はコア体11と部分的に重なる位置に配置される。さらに、突出板部18の環状内周面とコア体11の環状外周面の間には周方向に一定間隔の隙間が形成される。
(固定体)
次に、図2乃至図4を参照して固定体3を説明する。図4(a)は駆動コイル9を巻き回したコイルボビンにバネ4を取り付けた状態を上方から見た場合の斜視図であり、図4(b)は駆動コイル9を巻き回したコイルボビンにバネ4を取り付けた状態を下方から見た場合の斜視図である。図2および図3に示すように、固定体3は、駆動コイル9が巻き回されたコイルボビン(第1部材)31と、コイルボビン31に対して、可動体2とは反対側から重ねられた板状のベース(第2部材)32を備える。コイルボビン31はバネ4を介して可動体2を軸線L方向に移動可能に支持する。
(コイルボビン)
コイルボビン31は樹脂製である。図2に示すように、コイルボビン31は、軸線L方向で可動体2のコア体11と対向する底板部35と、底板部35から上方に突出した円筒部36を備える。円筒部36の軸線Lは永久磁石8の軸線Lと一致する。
図4(a)に示すように、底板部35には、ダンパー部材挿通用孔37が3つ形成されている。各ダンパー部材挿通用孔37は軸線L回りに等角度間隔で設けられている。各ダンパー部材挿通用孔37はダンパー部材5の径よりも大きな開口部である。従って、図2に示すように、各ダンパー部材挿通用孔37の内周側にダンパー部材5を配置した状態では、ダンパー部材5と底板部35における各ダンパー部材挿通用孔37の開口縁との間には隙間が形成される。周方向で隣り合うダンパー部材挿通用孔37の間には、周方向に直線状に延びるスリット38が形成されている。
図4(b)に示すように、底板部35の下面35aには各スリット38に対応する位置にスリット38に沿って延びる位置決め凹部39が設けられている。スリット38は位置決め凹部39の底に位置している。
円筒部36は、図4(a)に示すように、その環状上端面36aに3つのバネ係止用突起43を備える。3つのバネ係止用突起43は軸線L回りに等角度間隔で設けられている。各バネ係止用突起43はバネ4の固定体側連結部45を係止させる係止部であり、円筒部36は固定体側連結部45を下方から支持する。
また、円筒部36は、図2に示すように、外周面に駆動コイル9が巻回された筒状胴部46と、筒状胴部46の下側で拡径する円環状の下側フランジ部47と、筒状胴部46の上側で拡径する円環状の上側フランジ部48を備える。軸線L方向から見た場合に、上側フランジ部48は、下側フランジ部47より大径である。従って、筒状胴部46に駆動コイル9を巻き回した状態で、下側フランジ部47は、駆動コイル9の外周面から僅かに外周側に突出するに対し、上側フランジ部48は、駆動コイル9の外周面から下側フランジ部47よりも大きく外周側に突出する。
円筒部36外周面における環状上端面36aと上側フランジ部48の間には、上側フランジ部48を補強する補強リブ49が3つ設けられている。3つの補強リブ49は、軸線L回りに等角度間隔で設けられている。各補強リブ49は、軸線L方向から見た場合に、その外周面が上側フランジ部48の外周面と重なっている。また、各補強リブ49は、図3に示すように、環状上端面36aと同じ高さ位置で当該環状上端面36aに連続する矩形の連続面50と、連続面50から周方向の一方側に向かって下方に傾斜する傾斜面51を備える。傾斜面51の周方向の一方側の端は上側フランジ部48の上面に連続する。各補強リブ49の連続面50は、各バネ係止用突起43に対して周方向でずれた位置にあり、各バネ係止用突起43の外周側には傾斜面51が位置する。
(ベース)
ベース32は、図3に示すように、円形板部55と、円形板部55から径方向を外側に突出する矩形の基板支持部57を備える。基板支持部57には配線基板59が支持される。配線基板59には駆動コイル9の端部が接続される。
円形板部55には位置決め板63が設けられている。位置決め板63は円形板部55を部分的に切り起こすことにより形成されている。コイルボビン31は、位置決め板63が底板部35の下面35aの位置決め凹部39に挿入されることにより軸線L方向と直交する方向および周方向で位置決めされて、ベース32に載置される。
また、円形板部55には、軸線L方向に貫通する貫通孔64が設けられている。貫通孔64は、コイルボビン31が位置決めされてベース32に載置された状態を軸線L方向から見た場合に、1つのダンパー部材挿通用孔37の開口部と重なる位置に形成されている。また、貫通孔64は、図2(a)に示すように、ダンパー部材挿通用孔37の内周側に
配置されたダンパー部材5とは重ならない位置に形成されている。
コイルボビン31は接着剤によってベース32に固定される。コイルボビン31がベース32に固定された状態では、底板部35とベースとは軸線L方向で離間しており、底板部35とベースの間には接着剤70による一定厚さの接着剤層が介在する。接着剤は、例えば、紫外線硬化型のものである。
(バネ)
バネ4は、板バネであり、その厚さ方向を軸線L方向に向けている。図3および図4(a)に示すように、バネ4は、可動体2(ヨーク部材12)に連結された可動体側連結部21と、固定体3(コイルボビン31)に連結された円環状の固定体側連結部45と、可動体側連結部21と固定体側連結部45に接続された複数本のアーム部65を備える。固定体側連結部45は可動体側連結部21およびアーム部65よりも内周側に位置し、可動体側連結部21はアーム部65よりも外周側に位置する。
可動体側連結部21は周方向で3つに分割されている。アーム部65は3つの可動体側連結部21のそれぞれから周方向に延在する。各可動体側連結部21は上側ヨーク部材13の切り欠き部19に挿入され、上側ヨーク部材13と下側ヨーク部材14の間に挟まれることにより可動体2に固定される。
固定体側連結部45には、コイルボビン31の環状上端面36aの各バネ係止用突起43が嵌る係止孔66が形成されている。各係止孔66に各バネ係止用突起43が挿入されることにより、バネ4はコイルボビン31に連結される。
バネ4の固定体側連結部45がコイルボビン31に連結され可動体側連結部21がヨーク部材12に連結された状態では、図2に示すように、可動体2の永久磁石8は、固定体3のコイルボビン31の内周側に位置する。ヨーク部材12の突出板部18はコイルボビン31の下側フランジ部47と上側フランジ部48の間に配置される。これにより、突出板部18の環状内周面とコア体11の環状外周面の間には、コイルボビン31の筒状胴部46と当該筒状胴部46に巻き回された駆動コイル9が位置する。また、コイルボビン31の上側フランジ部48の環状外周面は、ヨーク部材12の下側円筒部17の内周面と狭い隙間を開けて対向する。
ここで、コイルボビン31の上側フランジ部48とヨーク部材12の下側円筒部17は、外力によって可動体2が軸線Lと直交する方向に移動した際に可動体2の可動範囲を規制する第1のストッパ機構を構成する。また、コイルボビン31の上側フランジ部48とヨーク部材12の突出板部18は、外力により可動体2が上方に移動した際に可動体2の可動範囲を規制する第2のストッパ機構を構成する。
(ダンパー部材)
各ダンパー部材5の軸線L方向の長さ寸法は、図2(b)に示すように、後述する規定寸法Sと一致する。各ダンパー部材5は、図2(a)に示すように、コイルボビン31の底板部35に設けられた各ダンパー部材挿通用孔37に挿通された状態で、可動体2と固定体3の間に配置されている。底板部35における各ダンパー部材挿通用孔37の開口縁と各ダンパー部材5の間には隙間が形成される。図2(b)に示すように、各ダンパー部材5は、その上端面が可動体2のコア体11の下面(可動体側対向面)11aに当接し、その下端面が固定体3のベース32の上面(固定体側対向面)32aに当接する。
ここで、本例のダンパー部材5は、針入度が90度から110度のシリコーンゲルからなる。針入度とは、JIS−K−2207やJIS−K−2220で規定されているよう
に、25℃で9.38gの総荷重をかけた1/4コーンの針が5秒間に入り込む深さを1/10mm単位で表わした値であり、この値が小さいほど硬いことを意味する。なお、ダンパー部材5とコア体11の固定およびダンパー部材5とベース32の固定は、接着剤70、粘着剤、あるいはシリコーンゲルの粘着性を利用して行われる。
(リニアアクチュエータの製造方法)
図5はリニアアクチュエータ1の製造方法の説明図である。リニアアクチュエータ1を製造する際には、図5に示すように、可動体2を、バネ4を介してコイルボビン31に支持させる。また、ベース32を、レーザー変位計(距離測定器)75を備えるベース保持治具76によって保持する。
ベース保持治具76によってベース32を保持した状態では、レーザー変位計75はベース32の可動体2とは反対側に配置される。また、レーザー変位計75は、その検査光75a(レーザー)を、ベース32に設けた貫通孔64を介して可動体2に照射可能な位置に配置される。本例では、検査光75aは、レーザー変位計75から軸線L方向に射出され、ベース32の貫通孔64およびコイルボビン31のダンパー部材挿通用孔37を介して、コア体11の下面11aに照射される。従って、レーザー変位計75は、当該レーザー変位計75からコア体11の下面11aまでの距離を測定する。
次に、コイルボビン31の底板部35の下面35aの複数個所に接着剤70を塗布する。そして、コイルボビン31の軸線L方向(可動体2の移動方向)を鉛直方向に向けた状態として、ベース32に載置する。コイルボビン31をベース32に載せる際には、ベース32の位置決め板63がコイルボビン31の底板部35の下面35aの位置決め凹部39に挿入され、これにより、コイルボビン31はベース32に対して軸線L方向と直交する方向および周方向で位置決めされる。
ここで、コイルボビン31をベース32に載置する際には、ダンパー部材5を可動体2のコア体11の下面11aと、ベース32の上面32aの間に挿入しておく。また、コイルボビン31をベース32に載置する際には、ベース32とコイルボビン31(底板部35)の間に複数のシム77を挿入してベース32とコイルボビン31の間に隙間Cを形成した状態とする。各シム77は、楔型をしており、内周側から外周側に向かって軸線L方向の厚みが漸次に増加している。各シム77は軸線L回りに等角度間隔で配置されている。
その後、各シム77を外周側から内周側に向かって同時に移動させる。これにより、各シム77をベース32とコイルボビン31の間に挿入する挿入量を変化させ、コイルボビン31を軸線L方向に移動させる。また、各シム77の挿入量を変化させる動作と並行して、レーザー変位計75により可動体2(コア体11)まで距離を測定する。そして、レーザー変位計75から出力される距離に基づいて、コア体11の下面11aとベース32の上面32aの間の離間距離Dをダンパー部材5の軸線L方向の長さ寸法と同一の規定寸法Sとする。
その後、接着剤70を硬化させて、コイルボビン31をベース32に固定する。コイルボビン31がベース32に固定された状態では、底板部35とベースとは軸線L方向で離間しており、底板部35とベースの間には接着剤70による一定厚さの接着剤層が介在する。なお、本例では、コイルボビン31とベース32が接着剤70により固定される過程で各シム77を取り除く。これにより、図2(b)に示す状態となり、リニアアクチュエータ1が完成する。
本例によれば、コア体11の下面11aとベース32の上面32aの間の離間距離Dを
、常に、ダンパー部材5の軸線L方向の長さ寸法と同一の規定寸法Sとすることができる。従って、コア体11の下面11aとベース32の上面32aの間に挿入されたダンパー部材5によって可動体2のストロークや共振周波数が製品毎にばらつくことを防止できる。
すなわち、コア体11の下面11aからベース32の上面32aまでの離間距離Dは、コイルボビン31の高さ寸法にバネ4の厚さ寸法およびバネ4からヨーク部材12の端板部15の上面までの高さ寸法を加えた合計寸法から、ヨーク部材12の端板部15の厚さ寸法、磁性板23の厚さ寸法、永久磁石8の厚さ寸法、および第1コア体11の厚さ寸法を差し引いた値であり、各部品の寸法公差が積み重なった値となっている。従って、可動体2のコア体11の下面11aからベース32の上面32aまでの離間距離Dの精度を各部品の寸法精度によって出すことは容易ではない。また、可動体2のコア体11の下面11aからベース32の上面32aまでの離間距離Dの精度を各部品の寸法精度によって出すとすれば、各部品の寸法精度を向上させなければならないので、各部品の製造コストが嵩む。
これに対して、本例では、レーザー変位計75により、ダンパー部材5が当接する一方の部材である可動体2(コア体11)までの距離を測定して、当該距離に基づいて、コイルボビン31とベース32の軸線L方向の隙間Cの隙間寸法を調節して、コア体11の下面11aからベース32の上面32aの離間距離Dを規定寸法Sとする。従って、各部品の寸法公差にかかわらず、可動体2のコア体11の下面11aからベース32の上面32aまでの寸法をダンパー部材5の長さ寸法に対応する規定寸法Sとすることができる。
また、本例では、コア体11の下面11aとベース32の上面32aの間隔をダンパー部材5の長さ寸法と同一の規定寸法Sとするので、可動体2のストロークを確保することができる。
なお、上記の例では、リニアアクチュエータ1の製造過程でコイルボビン31とベース32の間に挿入した各シム77と取り除いているが、これらのシム77を取り除かずに、各シム77を接着剤70によりコイルボビン31とベース32とともに固定しておいてもよい。
また、上記の例では、レーザー変位計75を用いて可動体2までに距離を測定しているが、このような光学式の変位計の替わりに、検査棒などを用いて距離を測定する機械式の変位計を用いてもよい。この場合には、貫通孔64を介して検査棒を可動体2に当接させて距離を測定すればよい。
(リニアアクチュエータの別の製造方法)
次に、図6を参照して、シム77を用いずにリニアアクチュエータ1を製造する別の製造方向を説明する。図6はリニアアクチュエータ1の別の製造方法の説明図である。
本例の製造方法でリニアアクチュエータ1を製造する際には、まず、可動体2を、バネ4を介してコイルボビン31に支持させる。そして、可動体2を支持したコイルボビン31を、可動体2が軸線L方向に移動しない状態として可動体側保持冶具79により保持する。また、コイルボビン31の底板部35の下面35aの複数個所に接着剤70を塗布した状態とする。ここで、可動体側保持冶具79により保持された状態における可動体2とコイルボビン31の位置関係は、軸線L方向(可動体2の移動方向)を鉛直方向に向けた状態でコイルボビン31が可動体2を支持している状態における可動体2とコイルボビン31の位置関係と同一である。
これと並行して、ベース32を、レーザー変位計75(距離測定器)を備えるベース保持治具76によって保持する。ベース保持治具76によってベース32を保持した状態では、レーザー変位計75はベース32の可動体2とは反対側に配置される。また、レーザー変位計75は、その検査光75a(レーザー)を、ベース32に設けた貫通孔64を介して可動体2に照射可能な位置に配置される。検査光75aは、レーザー変位計75から軸線L方向に射出され、ベース32の貫通孔64およびコイルボビン31のダンパー部材挿通用孔37を介して、コア体11の下面11aに照射される。従って、レーザー変位計75は、コア体11の下面11aまでの距離を測定する。
その後、軸線L方向におけるコイルボビン31をベース32の間に隙間Cを形成した状態で、可動体側保持冶具79とベース保持治具76を軸線L方向で相対移動させることによりコイルボビン31とベース32を軸線L方向で相対移動させる。本例では、ベース保持治具76を固定しておき、可動体側保持冶具79をベース保持治具76に対して移動させる。また、可動体側保持冶具79とベース保持治具76を相対移動させる動作と並行して、レーザー変位計75により可動体2(コア体11)まで距離を測定する。そして、レーザー変位計75から出力される距離に基づいて、コア体11の下面11aとベース32の上面32aの間の離間距離Dをダンパー部材5の軸線L方向の長さ寸法と同一の規定寸法Sとする。
その後、接着剤70を硬化させて、コイルボビン31をベース32に固定する。コイルボビン31がベース32に固定された状態では、底板部35とベースとは軸線L方向で離間しており、底板部35とベースの間には接着剤70による一定厚さの接着剤層が介在する。これにより、図2(b)に示す状態となり、リニアアクチュエータ1が完成する。
本例の製造方法によっても、コア体11の下面11aとベース32の上面32aの間の離間距離Dを、常に、ダンパー部材5の軸線L方向の長さ寸法と同一の規定寸法Sとすることができる。従って、コア体11の下面11aとベース32の上面32aの間に挿入されたダンパー部材5によって可動体2のストロークや共振周波数が製品毎にばらつくことを防止できる。また、本例では、コア体11の下面11aとベース32の上面32aの間隔をダンパー部材5の長さ寸法と同一の規定寸法Sとするので、可動体2のストロークを確保することができる。
なお、本例の製造方法においても、光学式の変位計の替わりに機械式の変位計を用いることができる。
1・・・リニアアクチュエータ
2・・・可動体
3・・・固定体
4・・・バネ(バネ部材)
5・・・ダンパー部材
11・・・コア体
11a・・・コア体の下面(可動体側対向面)
31・・・コイルボビン(第1部材)
32・・・ベース(第2部材)
32a・・・ベースの上面(固定体側対向面、第2面)
35a・・・底板部の下面(第1面)
64・・・貫通孔
70・・・接着剤
75・・・レーザー変位計(距離測定器)
76・・・ベース保持治具(治具)
77・・・シム
C・・・隙間
D・・・離間距離
L・・・軸線(移動方向)
S・・・規定寸法

Claims (9)

  1. 可動体と、バネ部材を介して前記可動体を支持する固定体と、前記可動体の移動方向で互いに対向する当該可動体の可動体側対向面と前記固定体の固定体側対向面との間に挿入されたダンパー部材と、を有するリニアアクチュエータの製造方法において、
    前記固定体を、第1部材と、前記固定体側対向面を有し前記移動方向で前記第1部材の前記可動体とは反対側に重ねられる第2部材と、を備えるものとし、
    前記可動体を、前記バネ部材を介して前記第1部材により支持し、
    前記移動方向で前記第1部材と前記第2部材との間に隙間を形成した状態で当該第1部材と当該第2部材とを当該移動方向に相対移動させて前記可動体側対向面と前記固定体側対向面との間の離間距離を前記ダンパー部材の長さ寸法に対応する規定寸法とし、
    前記第1部材と前記第2部材とを前記隙間を備える状態で接着剤により固定することを特徴とするリニアアクチュエータの製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記第2部材に、前記移動方向に貫通する貫通孔を設けておき、
    前記可動体を前記第1部材により支持した後に、距離測定器を備える治具によって前記第2部材を保持して当該距離測定器を当該第2部材の前記可動体とは反対側に位置させ、
    前記第1部材と前記治具とを前記移動方向で相対移動させることにより前記第1部材と前記第2部材とを相対移動させるとともに、前記貫通孔を介して前記距離測定器により前記可動体まで距離を測定して当該距離に基づいて前記離間距離を前記規定寸法とすることを特徴とするリニアアクチュエータの製造方法。
  3. 請求項2において、
    前記距離測定器により、前記可動体において前記可動体側対向面を備える部材までの距離を測定することを特徴とするリニアアクチュエータの製造方法。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
    前記第1部材と前記第2部材とを相対移動させる前に、前記第1部材において前記第2部材と重なる第1面および前記第2部材において前記第1部材と重なる第2面の少なくとも一方に前記接着剤を塗布することを特徴とするリニアアクチュエータの製造方法。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
    前記移動方向と直交する方向で当該移動方向の厚みが漸次に変化するシムを前記第1部材と前記第2部材との間に挿入して当該第1部材と当該第2部材との間に前記隙間を形成した状態とし、
    前記シムを前記第1部材と前記第2部材との間に挿入する挿入量を変化させて当該第1部材と当該第2部材とを前記移動方向に相対移動させることを特徴とするリニアアクチュエータの製造方法。
  6. 請求項5において、
    前記シムを、前記接着剤により前記第1部材と前記第2部材との間に固定することを特徴とするリニアアクチュエータの製造方法。
  7. 可動体と、バネ部材を介して前記可動体を支持する固定体と、前記可動体の移動方向で互いに対向する当該可動体の可動体側対向面と前記固定体の固定体側対向面との間に挿入されたダンパー部材と、を有するリニアアクチュエータにおいて、
    前記固定体は、前記バネ部材を介して前記可動体を支持する第1部材と、前記固定体側対向面を有し前記移動方向で前記第1部材の前記可動体とは反対側に重ねられる第2部材と、を備え、
    前記第1部材と前記第2部材との間には、前記可動体側対向面と前記固定体側対向面との間の離間距離を調節するための隙間が設けられており、
    前記第1部材と前記第2部材とは、前記隙間を備える状態で接着剤により固定されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
  8. 請求項7において、
    前記固定体は、当該固定体に対して前記可動体とは反対側に配置した距離測定器によって前記可動体までの距離を測定するための貫通孔が設けられていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
  9. 請求項7または8において、
    前記移動方向と直交する方向で当該移動方向の厚みが漸次に変化するシムを有し、
    前記シムは、前記第1部材と前記第2部材との間に挿入されて前記接着剤により固定されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
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