JP2016226162A - 絶縁型電力変換装置 - Google Patents

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テックチャン ゴー
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Abstract

【課題】絶縁型電力変換装置において、直流電源の電圧を昇圧できるようにする。
【解決手段】スイッチング素子S1〜S4は、直流電源10からの直流電力を交流電力に変換し、又は、交流電力を直流電力に変換する機能を有する。スイッチング素子S1,S2の中間点はトランスTの一方端子に接続されており、スイッチング素子S3,S4の中間点はトランスTの他方端子に接続されている。直流電源10のプラス端子が、トランスTを構成する1次側コイルL1の中間タップに接続されている。トランスTの漏れインダクタンスによって直流電源10の電圧が昇圧されるように、スイッチング素子S1〜S4のスイッチング動作が制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁型電力変換装置に関する。
絶縁型の電力変換装置が知られている。例えば特許文献1に記載のインバータにおいては、複数のスイッチング素子によって第1、第2及び第3電力変換部が構成されており、これらの電力変換部の動作によって、直流電力から交流電力への電力変換、又は、交流電力から直流電力への電力変換が行われている。非特許文献1には、複数のスイッチング素子を制御することにより、直流電力から交流電力への電力変換を行う絶縁型電力変換装置が開示されている。
ところで、電力変換装置においては、直流電源の電圧を昇圧することが望ましい場合がある。例えば、負荷等に対して高電圧を印加したい場合や、電流振動を抑制したい場合等には、電圧を昇圧することが望ましい。
本発明の目的は、絶縁型電力変換装置において、直流電源の電圧を昇圧できるようにすることである。
請求項1に係る発明は、直流電源からの直流電力を交流電力に変換し、又は、交流電力を直流電力に変換する第1電力変換部と、前記第1電力変換部に接続されたトランスと、前記第1電力変換部の動作を制御する制御部と、を含み、前記トランスの中間タップが前記直流電源に接続されており、前記制御部は、前記トランスの漏れインダクタンスによって前記直流電源からの電圧が昇圧されるように、前記第1電力変換部の動作を制御する、ことを特徴とする絶縁型電力変換装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の絶縁型電力変換装置において、交流電源に接続され、交流電力の周波数を変換する第2電力変換部を更に含み、前記トランスの一方側に前記第1電力変換部が接続されており、前記トランスの他方側に前記第2電力変換部が接続されており、これにより、前記トランスを介して前記第1電力変換部と前記第2電力変換部とが接続されており、前記制御部は、前記第1電力変換部及び前記第2電力変換部の動作を制御することにより、前記直流電源側から前記交流電源側に対する電力変換、又は、前記交流電源側から前記直流電源側への電力変換を行う、ことを特徴とする絶縁型電力変換装置である。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の絶縁型電力変換装置において、前記第2電力変換部は、送方向特性をもった複数のスイッチング素子によって構成されている、ことを特徴とする絶縁型電力変換装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の絶縁型電力変換装置において、前記制御部は、前記トランスに印加される電圧がゼロとなる期間を利用して前記昇圧が行われるように、前記第1電力変換部の動作を制御する、ことを特徴とする絶縁型電力変換装置である。
本発明によると、絶縁型電力変換装置において、トランスの漏れインダクタンスを利用することにより、直流電源の電圧を昇圧することが可能となる。
本発明の実施形態に係る絶縁型電力変換装置を示す図である。 双方向スイッチング素子を示す図である。 スイッチング動作を制御するための構成を示す図である。 各スイッチング素子に対するゲート信号を示す図である。 各スイッチング素子のオン/オフ状態とトランス電圧の極性を示す図である。 昇圧動作時におけるゲート信号を示す図である。 昇圧動作時における電流経路を示す図である。 昇圧動作時におけるゲート信号を示す図である。 昇圧動作時における電流経路を示す図である。 双方向スイッチング素子に対するゲート信号を示す図である。 双方向スイッチング素子のオン/オフ状態と、交流側の電圧の極性を示す図である。 本実施形態に係る動作によって形成された電圧を示す図である。 本実施形態に係る絶縁型電力変換装置の動作を説明するための図である。 本実施形態に係る絶縁型電力変換装置の動作を説明するための図である。 変形例1に係る絶縁型電力変換装置を示す図である。 変形例2に係る絶縁型電力変換装置を示す図である。
図1には、本実施形態に係る絶縁型電力変換装置が示されている。この絶縁型電力変換装置は、直流電力を交流電力に変換する機能、及び、交流電力を直流電力に変換する機能を備えている。この絶縁型電力変換装置は、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車又は燃料電池自動車等の車両に搭載され、当該車両に設けられている負荷に供給される電力を調整する装置である。もちろん、この絶縁型電力変換装置は、車両以外の別の用途に用いられてもよい。
本実施形態に係る絶縁型電力変換装置は、複数のスイッチング素子(スイッチング素子S1〜S8)と、コンデンサC1と、トランスTと、を含む。
直流電源10は直流電力を供給する電源である。直流電源10として、例えば充放電可能な電源が用いられてもよい。充放電可能な電源として、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等を用いることができる。
直流電源10のプラス端子は、トランスTの1次側コイルL1の中間タップに接続されている。直流電源10のマイナス端子は、コンデンサC1の一方端子に接続されている。
ここで、直流電源10のマイナス端子とコンデンサC1の一方端子とを接続するラインを、下側ライン12と称することとする。また、コンデンサC1の他方端子に接続されているラインを、上側ライン14と称することとする。
絶縁型電力変換装置は、下側ライン12と上側ライン14との間に互いに並行に配置された複数のアームを含む。図1に示す例では、一例として、2つのアーム(第1アーム及び第2アーム)が形成されている。第1アームは、スイッチング素子S1,S2の直列接続によって構成されている。第2アームは、スイッチング素子S3,S4の直列接続によって構成されている。第1アームにおいて、スイッチング素子S1は上側アームに属する上側スイッチング素子であり、上側ライン14に接続されている。スイッチング素子S2は下側アームに属する下側スイッチング素子であり、下側ライン12に接続されている。同様に、第2アームにおいて、スイッチング素子S3は上側アームに属する上側スイッチング素子であり、上側ライン14に接続されている。スイッチング素子S4は下側アームに属する下側スイッチング素子であり、下側ライン12に接続されている。
スイッチング素子S1〜S4は、例えばMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のスイッチング素子である。各スイッチング素子においては、ソースとドレインとの間(エミッタとコレクタの間)に、ソース側(エミッタ側)からドレイン側(コレクタ側)に電流を流すダイオード(ダイオードD1〜D4)が配置されている。
例えば、スイッチング素子S1〜S4のそれぞれに駆動回路が設けられており、スイッチング素子S1〜S4は、図示しない制御部からの制御信号(ゲート信号)に基づいて、対応する駆動回路によってスイッチング制御(オン又はオフ制御)される。これにより、電力が変換される。
トランスTは、1次側コイルL1と2次側コイルL2とによって構成されている。1次側コイルL1の一方端子は、第1アームにおいてスイッチング素子S1,S2の中間点に接続されており、1次側コイルL1の他方端子は、第2アームにおいてスイッチング素子S3,S4の中間点に接続されている。上記のように、1次側コイルL1の中間タップは、直流電源10のプラス端子に接続されている。
トランスTの2次側には、スイッチング素子S5〜S8、リアクトルL3、及び、交流電源16が接続されている。
トランスTの2次側コイルL2の一方端子は下側ライン18に接続されており、2次側コイルL2の他方端子は上側ライン20に接続されている。
絶縁型電力変換装置は、下側ライン18と上側ライン20との間に互いに並行に配置された複数のアームを含む。図1に示す例では、一例として、2つのアーム(第3アーム及び第4アーム)が形成されている。第3アームは、スイッチング素子S5,S6の直列接続によって構成されている。第4アームは、スイッチング素子S7,S8の直列接続によって構成されている。第3アームにおいて、スイッチング素子S5は上側アームに属する上側スイッチング素子であり、上側ライン20に接続されている。スイッチング素子S6は下側アームに属する下側スイッチング素子であり、下側ライン18に接続されている。同様に、第4アームにおいて、スイッチング素子S7は上側アームに属する上側スイッチング素子であり、上側ライン20に接続されている。スイッチング素子S8は下側アームに属する下側スイッチング素子であり、下側ライン18に接続されている。
スイッチング素子S5〜S8は双方向スイッチング素子である。その詳細な構成については後述する。
例えば、スイッチング素子S5〜S8のそれぞれに駆動回路が設けられており、スイッチング素子S5〜S8は、図示しない制御部からの制御信号(ゲート信号)に基づいて、対応する駆動回路によってスイッチング制御(オン又はオフ制御)される。これにより、電力が変換される。
リアクトルL3の一方端子は、第3アームにおいてスイッチング素子S5,S6の中間点に接続されており、リアクトルL3の他方端子は、交流電源16の一方端子に接続されている。交流電源16の他方端子は、第4アームにおいてスイッチング素子S7,S8の中間点に接続されている。
以上のように、トランスTの1次側には直流電源10が接続されており、2次側には交流電源16が接続されている。つまり、1次側は直流側であり、2次側は交流側であるともいえる。トランスTは、直流側(1次側)にて生成された電力を交流側(2次側)に伝達する機能を備えている。また、トランスTは、交流側(2次側)にて生成された電力を直流側(1次側)に伝達する機能を備えている。このように、本実施形態に係る絶縁型電力変換装置は、トランスTを介して、双方向に電力を供給する機能を備えた装置である。なお、図1には示されていないが、交流側に負荷が設けられ、直流側にて生成された電力がその負荷に供給されてもよい。同様に、直流側に負荷が設けられ、交流側にて生成された電力がその負荷に供給されてもよい。
図2には、双方向スイッチング素子としてのスイッチング素子S5〜S8の具体的な構成が示されている。
図2の(A)に示されている双方向スイッチング素子は、2つのMOSFET(S9,S10)によって構成されており、一方のMOSFETのドレインと他方のMOSFETのドレインとが直列に接続されている。各MOSFETには、ソースとドレインとの間に、ソース側からドレイン側に電流を流すダイオード(ダイオードD5,D6)が配置されている。
図2の(B)に示されている双方向スイッチング素子は、2つのMOSFET(S11,S12)によって構成されており、一方のMOSFETのソースと他方のMOSFETのソースとが直列に接続されている。各MOSFETには、ソースとドレインとの間に、ソース側からドレイン側に電流を流すダイオード(D7,D8)が配置されている。
図2の(C)に示されている双方向スイッチング素子は、2つのIGBT(S13,S14)によって構成されており、一方のIGBTのコレクタと他方のIGBTのコレクタとが直列に接続されている。各IGBTには、エミッタとコレクタとの間に、エミッタ側からコレクタ側に電流を流すダイオード(D9,D10)が配置されている。
図2の(D)に示されている双方向スイッチング素子は、2つのIGBT(S15,S16)によって構成されており、一方のIGBTのエミッタと他方のIGBTのエミッタとが直列に接続されている。各IGBTには、エミッタとコレクタとの間に、エミッタ側からコレクタ側に電流を流すダイオード(D11,D12)が配置されている。
図2の(E)に示されている双方向スイッチング素子は、RB−IGBT(Reverse-Blocking Insulated Gate Bipolar Transistor)(S17)である。
図2の(F)に示されている双方向スイッチング素子は、4つのダイオード(D13〜D16)と1つのIGBT(S18)とによって構成されている。
図2の(A)〜(F)に示されている双方向スイッチング素子は一例に過ぎず、スイッチング素子S5〜S8は、他の双方向スイッチング素子によって構成されてもよい。
図3には、スイッチング素子S1〜S8のスイッチング動作を制御する制御部の構成が示されている。制御部には、コンデンサC1の電圧指令値とコンデンサC1の電圧値とが入力され、電圧PI制御22によってコンデンサC1の電圧が制御される。また、制御部には直流電源10の電流値が入力される。コンデンサC1の昇圧動作を行うために、電圧PI制御22からの出力値と直流電源10の電流値とを用いた電流PI制御24が実行され、これにより、直流電源10の電流が制御される。そして、電流PI制御24の出力値とキャリア波26とを用いた位相制御28が実行され、これにより、スイッチング素子S1〜S4のスイッチング動作を制御するための制御信号(ゲート信号)が生成される。キャリア波26は一例として三角波である。また、同期信号30が生成される。
また、制御部には、交流電源16の電流指令値と交流電源16の電流値とが入力され、それらを用いた電流PI制御32が実行される。そして、電流PI制御32の出力値とキャリア波34と同期信号30とを用いたEXNOR論理36が実行され、これにより、スイッチング素子S5〜S8のスイッチング動作を制御するための制御信号(ゲート信号)が生成される。キャリア波34は一例として三角波である。
スイッチング素子S1〜S8のスイッチング動作を制御するためのゲート信号は、個々のスイッチング素子に対応する駆動回路に供給される。これにより、個々のゲート信号に従って、スイッチング素子S1〜S8のスイッチング動作が制御される。
図4には、スイッチング素子S1〜S4のスイッチング動作を制御するためのゲート信号の一例が示されている。横軸は時間である。符号38で示す期間は1制御周期に対応する。電流PI制御24の指令値は、PI差分処理後、正比率40と負比率42とに分けられ、0〜1の値をもつキャリア波26と比較される。この比較によってゲート信号(制御信号)が生成される。また、同期指令値44とキャリア波26とを比較することにより、同期信号30が生成される。この同期信号30は、後述するように、トランスTのゼロ電圧と同期するようにスイッチング素子S5〜S8を動作させるために利用される。
ゲート信号46は、スイッチング素子S1のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号48は、スイッチング素子S2のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号50は、スイッチング素子S3のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号52は、スイッチング素子S4のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号46〜52に従ってスイッチング素子S1〜S4が動作することにより、トランスTには、電圧値54で示されるトランス電圧(−V〜+V)が形成される。
図5には、スイッチング素子S1〜S4のオン/オフ状態と、トランスTに形成される電圧(トランス電圧)の極性と、が示されている。0はオフを示し、1はオンを示している。例えば、スイッチング素子S1がオフ(0)であり、スイッチング素子S2がオン(1)であり、スイッチング素子S3がオフ(0)であり、スイッチング素子S4がオン(1)である場合、トランス電圧の値は0になる。また、スイッチング素子S1がオン(1)であり、スイッチング素子S2がオフ(0)であり、スイッチング素子S3がオフ(0)であり、スイッチング素子S4がオン(1)である場合、トランス電圧の値はVとなり、その極性はプラス(+)となる。また、スイッチング素子S1がオン(1)であり、スイッチング素子S2がオフ(0)であり、スイッチング素子S3がオン(1)であり、スイッチング素子S4がオフ(0)である場合、トランス電圧の値は0になる。また、スイッチング素子S1がオフ(0)であり、スイッチング素子S2がオン(1)であり、スイッチング素子S3がオン(1)であり、スイッチング素子S4がオフ(0)である場合、トランス電圧の値はVとなり、その極性はマイナス(−)となる。このように、スイッチング素子S1〜S4のオン/オフ状態に応じて、トランス電圧の値及び極性が変わる。
本実施形態では、トランス電圧がゼロ(0V)になる期間を利用して、直流電源10からの電圧が昇圧される。以下、この昇圧動作について説明する。
図6には、直流電源10からの電圧を昇圧するときのゲート信号の一例が示されている。横軸は時間である。符号56で示す期間は1制御周期に対応する。ゲート信号58はスイッチング素子S1のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号60はスイッチング素子S2のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号62はスイッチング素子S3のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号64はスイッチング素子S4のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号58〜64に従ってスイッチング素子S1〜S4が動作することにより、トランスTには、電圧値66で示されるトランス電圧(−V〜+V)が形成される。また、直流側には、電流値68で示される電流が流れる。
図7には、昇圧動作時における電流経路が示されている。この電流経路は、ゲート信号58〜64に従ったスイッチング動作によって形成される経路である。例えば、スイッチング素子S2,S4がオンになり、スイッチング素子S1,S3がオフになる場合、トランス電圧は0Vになる。図7の(A)には、このときの電流経路70が示されている。電流は、直流電源10の負電極側から正電極側に流れ、1次側コイルL1とスイッチング素子S2,S4を流れる。このとき、トランスTの漏れインダクタンスL4が形成され、その漏れインダクタンスL4にエネルギーが蓄積される。これにより、電流が増大する。その後、スイッチング素子S1,S4がオンになり、スイッチング素子S2,S3がオフになる。この場合、トランス電圧は+Vとなる。図7の(B)には、このときの電流経路72が示されている。電流は、直流電源10の負電極側から正電極側に流れ、1次側コイルL1とスイッチング素子S1,S4を流れる。このとき、漏れインダクタンスL4に蓄積されたエネルギーは、コンデンサC1に蓄積される。これにより、電流が減少する。
以上のように、トランスTの中間タップを直流電源10に接続し、漏れインダクタンスL4にエネルギーが蓄積され、その後、そのエネルギーが放出されるように、スイッチング素子S1〜S4を動作させることにより、直流電源10からの電圧を昇圧することが可能となる。
以下の式(1)には、直流電源10の電圧とコンデンサC1の電圧との関係が示されている。
Vc=1/(1−D)×Vb・・・(1)
式(1)において、Vbは直流電源10の電圧値であり、VcはコンデンサC1の電圧値である。比例係数[1/(1−D)]は昇圧比と称される係数である。Dは、1制御周期における、トランスTのゼロ電圧期間(トランス電圧が0Vとなる期間)のディーティ比である。
上記の式(1)によると、トランスTのゼロ電圧期間と、トランスTの電圧がプラス又はマイナスになる期間(正負電圧期間)と、を調整することにより、昇圧比を変えることができる。
図8には、昇圧動作時におけるゲート信号の別の例が示されている。横軸は時間である。符号74で示す期間は1制御周期に対応する。ゲート信号76はスイッチング素子S1のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号78はスイッチング素子S2のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号80はスイッチング素子S3のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号82はスイッチング素子S4のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号76〜82に従ってスイッチング素子S1〜S4が動作することにより、トランスTには、電圧値84で示されるトランス電圧(−V〜+V)が形成される。また、直流側には、電流値86で示される電流が流れる。
図9には、昇圧動作時における電流経路が示されている。この電流経路は、ゲート信号76〜82に従ったスイッチング動作によって形成される経路である。例えば、スイッチング素子S1,S3がオンになり、スイッチング素子S2,S4がオフになる場合、トランス電圧は0Vになる。図9の(A)には、このときの電流経路88が示されている。電流は、直流電源10の正電極側から負電極側に流れ、スイッチング素子S1,S3と1次側コイルL1を流れる。このとき、トランスTの漏れインダクタンスL4が形成され、その漏れインダクタンスL4にエネルギーが蓄積される。これにより、電流の絶対値が増大する。その後、スイッチング素子S1,S4がオンになり、スイッチング素子S2,S3がオフになる。この場合、トランス電圧は+Vとなる。図9の(B)には、このときの電流経路90が示されている。電流は、直流電源10の正電極側から負電極側に流れ、スイッチング素子S1,S4と1次側コイルL1を流れる。このとき、漏れインダクタンスL4に蓄積されたエネルギーは、コンデンサC1に蓄積される。これにより、電流の絶対値が減少する。
次に、双方向スイッチング素子としてのスイッチング素子S5〜S8の動作について説明する。交流側においては、電流PI制御32を利用して、リアクトルL3を流れる電流の振幅が制御される。
図10には、スイッチング素子S5〜S8のスイッチング動作を制御するためのゲート信号の一例が示されている。横軸は時間である。符号92で示す期間は1制御周期に対応する。電流PI制御32の指令値はPI差分処理後、正比率94と負比率96とに分けられ、0〜1の値をもつキャリア波34と比較される。この比較によって2つの信号(信号98,100)が生成される。交流側にてゼロ電圧スイッチング(ZVS:Zero Voltage. Switching)を実現するために、信号98,100を同期信号30に同期させる。そして、EXNOR論理36によって、スイッチング素子S5〜S8の動作を制御するためのゲート信号(制御信号)が生成される。
ゲート信号102は、スイッチング素子S5のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号104は、スイッチング素子S6のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号106は、スイッチング素子S7のスイッチング動作を制御するための信号である。ゲート信号108は、スイッチング素子S8のスイッチング動作を制御するための信号である。
図11には、スイッチング素子S5〜S8のオン/オフ状態と、交流側に形成される電圧の極性と、が示されている。また、同期信号30と信号98,100の値が示されている。0はオフを示し、1はオンを示している。例えば、スイッチング素子S5がオン(1)であり、スイッチング素子S6がオフ(0)であり、スイッチング素子S7がオフ(0)であり、スイッチング素子S8がオン(1)である場合、交流側の電圧の極性はプラス(+)となる。また、スイッチング素子S5がオフ(0)であり、スイッチング素子S6がオン(1)であり、スイッチング素子S7がオフ(0)であり、スイッチング素子S8がオン(1)である場合、交流側の電圧はゼロ(0V)となる。また、スイッチング素子S5がオフ(0)であり、スイッチング素子S6がオン(1)であり、スイッチング素子S7がオン(1)であり、スイッチング素子S8がオフ(0)である場合、交流側の電圧はマイナス(−)となる。これら以外の場合も同様に、スイッチング素子S5〜S8のオン/オフ状態に応じて、交流側に形成される電圧の値及び極性が変わる。
図12には、本実施形態に係る動作によって形成された電圧の一例が示されている。例えば図4,5に示されているゲート信号に従って、直流側に設けられたスイッチング素子S1〜S4のスイッチング動作を制御することにより、直流電源10から供給された直流電圧が交流電圧に変換され、トランスTにトランス電圧が形成される。このとき、高い周波数でスイッチング素子S1〜S4をスイッチング動作させることにより、高周波のトランス電圧(高周波交流電圧)が形成される。また、上述した昇圧動作が実行され、直流電源10からの電圧が昇圧される。図12の(A)には、その高周波トランス電圧の波形が示されている。横軸は時間を示し、縦軸は電圧値を示している。この高周波トランス電圧は、トランスTを介して交流側に印加される。また、図10,11に示されているゲート信号に従って、交流側に設けられたスイッチング素子S5〜S8のスイッチング動作を制御することにより、トランスTを介して直流側から供給された高周波トランス電圧の周波数が変換される。例えば、低い周波数でスイッチング素子S5〜S8をスイッチング動作させることにより、高周波トランス電圧から低周波交流電圧が形成される。図12の(B)には、その低周波交流電圧の波形が示されている。一例として、正弦波で表される低周波交流電圧が形成される。このようにして、交流側には低周波交流電圧が供給され、例えば、交流側に接続された負荷等に、その低周波交流電圧が印加される。
次に、図13,14を参照して、本実施形態に係る絶縁型電力変換装置の動作について説明する。特に、直流側及び交流側に形成される電流経路について説明する。例えば、図4,5,10,11に示されているゲート信号に従って、スイッチング素子S1〜S8のスイッチング動作が制御される。
図13の(A)には、期間t1における電流経路110,112が示されている。電流経路110は直流側に形成された経路であり、電流経路112は交流側に形成された経路である。例えば、直流側においては、スイッチング素子S1,S4がオンになっており、スイッチング素子S2,S3がオフになっている。この場合、電流は、スイッチング素子S1、トランスT、スイッチング素子S4及びコンデンサC1を流れる。これにより、トランスTにはプラス(+)の極性をもったトランス電圧が形成される。このトランス電圧は、トランスTを介して交流側に印加される。交流側においては、スイッチング素子S5,S8がオンになっており、スイッチング素子S6,S7がオフになっている。そして、トランスTを介して印加されたトランス電圧によって、電流が、スイッチング素子S5,リアクトルL3、交流電源16及びスイッチング素子S8を流れる。この期間t1においては、直流側及び交流側の両方に、プラス(正)の電圧が形成される。
図13の(B)には、期間t1の次の期間t2における電流経路114が示されている。電流経路114は直流側に形成された経路である。例えば、直流側において、スイッチング素子S1がオンからオフに切り替わり、スイッチング素子S2がオフからオンに切り替わっている。これにより、スイッチング素子S2,S4がオンになり、スイッチング素子S1,S3がオフになる。この場合、電流は、スイッチング素子S2、トランスT及びスイッチング素子S4を流れる。直流側においては、この期間t2はゼロ電圧期間に相当し、トランスTに形成されるトランス電圧は0Vとなる。この期間t2において、直流電源10から供給される電圧が昇圧される。交流側においては、スイッチング素子S5,S8がオンになっており、スイッチング素子S6,S7がオフになっている。交流側では、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)が実現される。トランスTのゼロ電圧期間中に、交流側のスイッチング素子S5〜S8にてスイッチング動作が行われる。例えば、スイッチング素子S7がオフからオンに切り替わり、スイッチング素子S8がオンからオフに切り替わる。これにより、スイッチング素子S5〜S8にて発生するスイッチング損失を低減することができる。
図13の(C)には、期間t2の次の期間t3における電流経路116,118が示されている。電流経路116は直流側に形成された経路であり、電流経路118は交流側に形成された経路である。例えば、直流側において、スイッチング素子S3がオフからオンに切り替わり、スイッチング素子S4がオンからオフに切り替わる。これにより、スイッチング素子S1,S4がオフになり、スイッチング素子S2,S3がオンになる。この場合、電流は、スイッチング素子S3、トランスT、スイッチング素子S2及びコンデンサC1を流れる。これにより、トランスTにはマイナス(−)の極性をもったトランス電圧が形成される。このトランス電圧は、トランスTを介して交流側に印加される。交流側においては、スイッチング素子S7がオフからオンに切り替わり、スイッチング素子S8がオンからオフに切り替わっている。これにより、スイッチング素子S5,S7がオンになっており、スイッチング素子S6,S8がオフになる。そして、トランスTを介して印加されたトランス電圧によって、電流が、スイッチング素子S5、リアクトルL3、交流電源16及びスイッチング素子S7を流れる。この期間t3においては、直流側に負電圧が形成され、交流側の電圧は0Vとなる。
図14の(A)には、期間t3の次の期間t4における電流経路120が示されている。電流経路120は直流側に形成された経路である。例えば、直流側において、スイッチング素子S3がオンからオフに切り替わり、スイッチング素子S4がオフからオンに切り替わっている。これにより、スイッチング素子S2,S4がオンになり、スイッチング素子S1,S3がオフになる。この場合、電流は、スイッチング素子S2、トランスT及びスイッチング素子S4を流れる。直流側においては、この期間t4はゼロ電圧期間に相当し、トランスTに形成されるトランス電圧が0Vとなる。この期間t4において、直流電源10から供給される電力が昇圧される。交流側においては、スイッチング素子S7がオンからオフに切り替わり、スイッチング素子S8がオフからオンに切り替わっている。これにより、スイッチング素子S5,S8がオンになり、スイッチング素子S6,S7がオフになる。交流側では、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)が実現される。トランスTのゼロ電圧期間中に、交流側のスイッチング素子S5〜S8にてスイッチング動作が行われる。例えば、スイッチング素子S7がオンからオフに切り替わり、スイッチング素子S8がオフからオンに切り替わる。これにより、スイッチング素子S5〜S8にて発生するスイッチング損失を低減することができる。
図14の(B)には、期間t4の次の期間t5における電流経路122,124が示されている。電流経路122は直流側に形成された経路であり、電流経路124は交流側に形成された経路である。例えば、直流側において、スイッチング素子S1がオフからオンに切り替わり、スイッチング素子S2がオンからオフに切り替わっている。これにより、スイッチング素子S1,S4がオンになり、スイッチング素子S2,S3がオフになる。この場合、電流は、スイッチング素子S1、トランスT、スイッチング素子S4及びコンデンサC1を流れる。これにより、トランスTにはプラス(+)の極性をもったトランス電圧が形成される。このトランス電圧は、トランスTを介して交流側に印加される。交流側においては、スイッチング素子S5,S8がオンになっており、スイッチング素子S6,S7がオフになっている。そして、トランスTを介して印加されたトランス電圧によって、電流が、スイッチング素子S5、リアクトルL3、交流電源16及びスイッチング素子S8を流れる。この期間t5においては、直流側及び交流側の両方に、プラス(正)の電圧が形成される。
以上のように、本実施形態によると、トランスTの中間タップが直流電源10に接続されている。これにより、トランスTの漏れインダクタンスによって、直流電源10からの電圧を昇圧することが可能となる。その結果、直流電源10からの電圧を昇圧し、トランスTを介して負荷等に高電圧を供給することが可能となる。
また、交流側には双方向スイッチング素子としてのスイッチング素子S5〜S8が設けられており、それらのスイッチング素子によって交流電圧の周波数を任意に変えることが可能となる。また、スイッチング素子S5〜S8の動作をスイッチング素子S1〜S4の動作と同期させ、トランスTのゼロ電圧期間中にスイッチング素子S5〜S8を動作させることにより、スイッチング素子S5〜S8にて発生するスイッチング損失を低減することが可能となる。これにより、電力変換効率が向上する。
ここで、上記の特許文献1に記載のインバータ及び非特許文献1に記載の電力変換装置を比較例として、本実施形態と対比してみる。上記の特許文献1に記載のインバータにおいては、電力変換が3回行われる。それ故、特に高周波化を実現する場合には、直流側に接続されたスイッチング素子のスイッチング損失が増大するという問題が生じる。また、単相電源によって発生した電力脈動を抑制するために、交流側に接続されたスイッチング素子に大容量のコンデンサを設けることが必要となる。そのため、装置の小型化が困難になるという問題が生じる。また、非特許文献1に記載の電力変換装置においては、双方向の特性をもったスイッチング素子が交流側に配置されている。それ故、電力変換の回数が2回で済み、大容量のコンデンサを設けずに済む。しかし、単相電源によって発生した単相脈動電力が直流電源に影響を与え、これにより、大きな電流振動が発生するという問題が生じる。また、交流電源の電圧が直流電源の電圧よりも高くなる場合に、交流電源の電流に大きな振動が発生するという問題も生じる。
これに対して、本実施形態では、漏れインダクタンスを利用することにより直流電源10からの電圧を昇圧することが可能となる。それ故、交流電源の電圧が直流電源の電圧よりも高くなる場合には、直流電源の電圧を昇圧することにより、電流振動の問題を回避することが可能となる。また、昇圧用のコンデンサC1を用いることにより、単相電源によって発生した電力脈動を抑制することが可能となり、大きな電流振動の発生を防止又は抑制することが可能となる。また、交流側には双方向スイッチング素子が用いられているため、交流側に大容量のコンデンサを設けずに済む。これにより、装置の小型化が可能となる。また、上記のように、双方向スイッチング素子にて発生するスイッチング損失を低減することができ、これにより、電力の高周波化を高効率で実現することが可能となる。
(変形例1)
次に、変形例1について説明する。図15には、変形例1に係る絶縁型電力変換装置が示されている。変形例1では、双方向スイッチング素子が用いられていない。直流側(1次側)の構成は上記の実施形態に係る構成と同じであるため、その説明を省略する。
交流側(2次側)には、ダイオードD17〜D20、コンデンサC2、スイッチング素子S21〜S24、リアクトルL5及び交流電源16が接続されている。
トランスTの2次側コイルL2の一方端子は、ダイオードD17,D18の中間点に接続されており、2次側コイルL2の他方端子は、ダイオードD19,D20の中間点に接続されている。ダイオードD17,D19のカソードは、コンデンサC2の一方端子及びスイッチング素子S21,S23に接続されている。ダイオードD18,D20のアノードは、コンデンサC2の他方端子及びスイッチング素子S22,S24に接続されている。リアクトルL5の一方端子は、スイッチング素子S21,S22の中間点に接続されており、他方端子は交流電源16の一方端子に接続されている。交流電源16の他方端子は、スイッチング素子S23,S24の中間点に接続されている。スイッチング素子S23〜S24においては、ソースとドレインとの間(エミッタとコレクタとの間)に、ソース側(エミッタ側)からドレイン側(コレクタ側)に電流を流すダイオード(ダイオードD21〜D24)が配置されている。
このように交流側に双方向スイッチング素子が設けられていない場合であっても、直流側において、漏れインダクタンスを利用した昇圧を実現することができる。
(変形例2)
次に、変形例2について説明する。図16には、変形例2に係る絶縁型電力変換装置が示されている。変形例2では、双方向スイッチング素子と交流電源が用いられていない。直流側(1次側)の構成は上記の実施形態に係る構成と同じであるため、その説明を省略する。
交流側(2次側)には、ダイオードD17〜D20、リアクトルL6、コンデンサC3及び負荷126が接続されている。
トランスTの2次側コイルL2の一方端子は、ダイオードD17,D18の中間点に接続されており、2次側コイルL2の他方端子は、ダイオードD19,D20の中間点に接続されている。ダイオードD17,D19のカソードは、リアクトルL6の一方端子に接続されている。リアクトルL6の他方端子は、コンデンサC3の一方端子及び負荷126の一方端子に接続されている。ダイオードD18,D20のアノードは、コンデンサC3の他方端子及び負荷126の他方端子に接続されている。そして、直流側(1次側)で形成された交流電圧は、トランスTを介して負荷126に印加される。
変形例2においても、直流側において、漏れインダクタンスを利用した昇圧を実現することができる。
10 直流電源、16 交流電源、S1〜S8 スイッチング素子、T トランス、L1 1次側コイル、L2 二次側コイル、L3 リアクトル。

Claims (4)

  1. 直流電源からの直流電力を交流電力に変換し、又は、交流電力を直流電力に変換する第1電力変換部と、
    前記第1電力変換部に接続されたトランスと、
    前記第1電力変換部の動作を制御する制御部と、
    を含み、
    前記トランスの中間タップが前記直流電源に接続されており、
    前記制御部は、前記トランスの漏れインダクタンスによって前記直流電源からの電圧が昇圧されるように、前記第1電力変換部の動作を制御する、
    ことを特徴とする絶縁型電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の絶縁型電力変換装置において、
    交流電源に接続され、交流電力の周波数を変換する第2電力変換部を更に含み、
    前記トランスの一方側に前記第1電力変換部が接続されており、前記トランスの他方側に前記第2電力変換部が接続されており、これにより、前記トランスを介して前記第1電力変換部と前記第2電力変換部とが接続されており、
    前記制御部は、前記第1電力変換部及び前記第2電力変換部の動作を制御することにより、前記直流電源側から前記交流電源側に対する電力変換、又は、前記交流電源側から前記直流電源側への電力変換を行う、
    ことを特徴とする絶縁型電力変換装置。
  3. 請求項2に記載の絶縁型電力変換装置において、
    前記第2電力変換部は、送方向特性をもった複数のスイッチング素子によって構成されている、
    ことを特徴とする絶縁型電力変換装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の絶縁型電力変換装置において、
    前記制御部は、前記トランスに印加される電圧がゼロとなる期間を利用して前記昇圧が行われるように、前記第1電力変換部の動作を制御する、
    ことを特徴とする絶縁型電力変換装置。
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