JP2016225717A - 電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】IP電話の有効/無効調査を、無鳴動、無課金で実現する。
【解決手段】IP電話が接続された通信事業者のSIPサーバに接続される電話番号調査装置10は、調査対象となるIP電話70、又はSIPサーバ40にオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、SIPサーバ40経由で応答メッセージを受信するメッセージ交換制御部12と、応答メッセージを参照して調査対象となるIP電話70が現在使用されているか否かを判定する判定部13と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】IP電話が接続された通信事業者のSIPサーバに接続される電話番号調査装置10は、調査対象となるIP電話70、又はSIPサーバ40にオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、SIPサーバ40経由で応答メッセージを受信するメッセージ交換制御部12と、応答メッセージを参照して調査対象となるIP電話70が現在使用されているか否かを判定する判定部13と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体に関する。
出願人が先に出願し、公開された、例えば、特許文献1,2,3がある。これら文献に記載されているように、電話番号調査装置は、全国の電話番号の使用状況情報を取得するために、発信装置を、PSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆交換電話網)、移動体通信網、あるいはIP(Internet Protocol)網に接続し、ISDN(Integrated Service Digital Network:サービス統合デジタル網)のUNI(User Network Interface:ユーザ網インタフェース)プロトコル等を利用して、着信ユーザ(電話端末)のベルを鳴動させることなく加入者データの問い合わせを行い、「電話番号有効」、「無効」、「移転」等、電話番号の使用状況の調査を行う。
図7に、その電話番号調査の仕組みを、図8(a)(b)に、その電話番号調査の流れをシーケンス図で示す。図7に示すように、電話番号調査装置200とISDN300との間はUNIプロトコル(Q.931)、ISDN300と固定通信網400との間、及びISDN300と移動体通信網500との間はNNI(Network Node Interface)プロトコル(SS7)、ISDN300とIP(Internet Protocol)網600との間はSIPプロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)にしたがいそれぞれメッセージ交換が行われる。
上記した接続構成において、着信ユーザ(電話端末)が実在する場合は「ALERT」(呼出しメッセージ)が発生し、アナログ端末,ISDN端末のそれぞれのベルが鳴動する。このため、図8(a)に示すように、電話番号調査装置200は、ベルが鳴動する前に着信側交換機から「CALL PROG」(呼設定受付メッセージ)の受信タイムアウト(T.O表記)、あるいは、図8(b)に示すように、「ALERT」の受信をトリガに切断処理を実行している。しかしながら、図8(b)に示すように、ISDN端末は、「SET UP」(呼設定メッセージ)受信により呼出し処理に移行するため、ベルが鳴動している可能性が高い。
また、発呼しても着呼しない不完了呼の場合、着信ユーザのベルが鳴動することはない。そのため、電話番号調査装置200は、交換機から返送される切断信号等の「理由表示」を分析することで電話番号の使用状況を認識することができる。理由表示には、「001:欠番」、「016:正常」、「022:加入者番号変更」、「028:無効番号」等がある。
なお、IP網600に接続されるIP電話の場合、INVITE要求を行うと、応答メッセージ「180 Ringing」が出力され、その結果、着信側IP電話でベルが鳴動する。このため、例えは、特許文献3に記載されているように、敢えて正しくない記述のINVITE電文をSIPサーバに送信することでベル無鳴動となる電話番号調査装置が知られている。しかしながら、出願人がこの技術を用いて評価試験を試みたところ、依然として無鳴動、無課金による電話番号使用状況の調査を確立できていない。
そもそも、電話番号の有効、無効、移転等の電話番号使用状況を調査する電話番号調査装置は、一般的に数百万件単位の顧客情報の住所変更を検知するために電話番号クリーニング処理を行い、電話番号の無効(住所変更)を調べるためのツールとして市場に認知されてきた。これに対し、出願人は上記した特許文献1,2,3に記載されているように、数億件規模の電話番号の使用履歴調査を行うことができるように機能拡張した。
ところで、近年、固定電話は、順次IP電話に移行している。2014年の情報通信白書によれば、2013年末で2650万台がIP電話であると報告される。したがって無鳴動、無課金のIP電話番号調査装置の実現が待たれている。さらには、近い将来、PSTNが全てNGN(Next Node Generation)網へ移行になるため、新たな電話番号の有効、無効判定を行うためのツールの出現が期待されている。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、IP電話の有効/無効調査を、無鳴動、無課金で実現する、電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、IP電話が接続された通信事業者のSIPサーバに接続される電話番号調査装置であって、調査対象となる前記IP電話、又は前記SIPサーバにオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、前記SIPサーバ経由で応答メッセージを受信するメッセージ交換制御部と、前記応答メッセージを参照して前記調査対象となるIP電話が現在使用されているか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の電話番号調査装置において、前記判定部は、前記応答メッセージが成功応答又は話し中の場合は現在使用中、要求エラーの場合は欠番、リダイレクト応答の場合は番号移転であると、それぞれ判定することを特徴とする。
本発明の電話番号調査装置において、前記判定の結果それぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録する電話番号履歴生成部をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、調査対象IP電話番号の実在の有無を判定する電話番号調査方法であって、調査対象となる前記IP電話、又は前記SIPサーバにオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、前記SIPサーバ経由で応答メッセージを受信するステップと、前記応答メッセージを参照して前記調査対象となるIP電話が現在使用されているか否かを判定するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明は、IP電話が接続された通信事業者のSIPサーバに接続される電話番号調査装置のプログラムであって、コンピュータに、調査対象となる前記IP電話、又は前記SIPサーバにオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、前記SIPサーバ経由で応答メッセージを受信する手順と、前記応答メッセージを参照して前記調査対象となるIP電話が現在使用されているか否かを判定する手順と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明は、ユーザ端末と、前記ユーザ端末とはIP網経由で接続されるとともに、IP電話が接続された通信事業者のSIPサーバに接続される電話番号調査装置とからなる電話番号調査情報提供システムであって、前記電話番号調査装置は、前記ユーザ端末から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求を前記IP網経由で受信すると、調査対象となる前記IP電話、又は前記SIPサーバにオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、前記SIPサーバ経由で応答メッセージを受信し、前記応答メッセージを参照して前記調査対象となるIP電話が現在使用されているか否かを判定して前記電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末へ前記IP網経由で送信することを特徴とする。
本発明の電話番号情報提供システムにおいて、前記電話番号調査装置は、前記ユーザ端末から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求を前記IP網経由で受信すると、前記判定の結果のそれぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録された電話番号調査情報が記録された記憶媒体を参照し、前記電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末へ前記IP網経由で送信することを特徴とする。
また、本発明は、IP電話が接続される通信事業者のSIPサーバに接続される電話番号調査装置により生成される、調査対象番号の実在の有無が記録される記録媒体であって、前記電話番号調査装置が、調査対象となる前記IP電話、又は前記SIPサーバにオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、前記SIPサーバ経由で応答メッセージを受信し、前記応答メッセージを参照して前記調査対象となるIP電話が現在使用されているか否かを判定した結果に、判定日時を示すタイムスタンプが付与され、時系列に記録されてなることを特徴とする。
本発明によれば、IP電話の有効/無効調査を、無鳴動、無課金で実現する、電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態と言う)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
(実施形態の構成)
図1は、本実施形態に係る電話番号調査装置の網接続形態を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る電話番号調査装置10は、IP電話70が接続される通信事業者のSIPサーバ40に接続される。電話番号調査装置10及びIP電話70は、それぞれプロキシサーバA(Proxy−A(50)),プロキシサーバB(Proxy−B(60))経由でIP電話網30に接続され、電話番号調査装置10が、IP電話70の発信番号をダイヤル発信により、Proxy−A(50)、IP電話網30、Proxy−B(60)の順でルーティングが実行される。
図1は、本実施形態に係る電話番号調査装置の網接続形態を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る電話番号調査装置10は、IP電話70が接続される通信事業者のSIPサーバ40に接続される。電話番号調査装置10及びIP電話70は、それぞれプロキシサーバA(Proxy−A(50)),プロキシサーバB(Proxy−B(60))経由でIP電話網30に接続され、電話番号調査装置10が、IP電話70の発信番号をダイヤル発信により、Proxy−A(50)、IP電話網30、Proxy−B(60)の順でルーティングが実行される。
電話番号調査装置10は、調査対象となるIP電話70、又はSIPサーバ40にオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、SIPサーバ40経由で応答メッセージを受信する。そして、その応答メッセージを参照することにより、調査対象となるIP電話70の実在判定を行う。
OPTIONSメソッドは、IP電話70の通信事業者がUA(User Agent)の死活調査や、登録ID一覧等、SIPサーバ40を情報収集する場合に使用される。OPTIONSメソッドを用い、調査対象番号を持つIP電話70あるいは契約キャリアのSIPサーバ40にSIPオプション要求を送信することで、相手を呼び出すことなくIP電話70の実在を調査することができる。なお、UAがこのOPTIONSメソッドに応答するか否かはIP電話70の実装の形態に依存するが、SIP仕様であるRFC3262によれば、全てのUAはOPTIONSメソッドをサポートしなければならないと明記されている。OPTION要求に対する応答コードは、成功応答「200 OK」の他に、話中「486 Busy Here」、要求エラー「4××」、リダイレクト応答「301」、「302」がある。電話番号調査装置10は、この応答コードを参照することにより、調査対象となるIP電話70の実在判定を行う。
なお、ダイヤル発信は、予めリストされた電話番号を逐次読み出しオートダイヤル発信を行うこと、あるいはIP電話局番(050+ABCD)を番号リストとして記憶させ、この番号リストを読み出しながら、「0000」〜「9999」の番号を追加して発信番号を生成すること等が考えられる。
電話番号調査装置10は、応答コードが「200 OK」又は「486 Busy Here」の場合は現在使用中(実在)、「4××」の場合は欠番、「301」、「302」(リダイレクト応答)の場合は番号移転であると、それぞれ判定する。これにより、IP電話70の実在の有無を瞬時に把握することができ、IP電話70が鳴動する前に通話回線を切断でき、IP電話70の鳴動を未然に防止することができる。なお、電話番号調査装置10は、判定の結果それぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録する電話番号履歴DBを構築する。
図2に、図1に示す電話番号調査装置10を含むIP電話網30の動作シーケンス図が示されている。従来のIP電話網からの電話番号調査方法によれば、INVITE要求を発行すれば「180 Ringing」メッセージが出力され、調査対象のIP電話のベルが鳴動する。したがって、出願人は、「180 Ringing」を発生させない方法を発見し、テストしたところ、無鳴動、無課金による電話番号調査方法を確立した。それは、「OPTIONSメソッド」による調査方法である。そのシーケンスが図2に示されている。
図2に示すように、IP電話網30に接続される電話番号調査装置10とIP電話70は、それぞれ「REGISTER」要求を発行することにより、使用するSIPサーバ40の登録を行っているものとする。そのときのパラメータは、電話番号からなる登録番号、SIPサーバ40のIPアドレス等である。電話番号調査装置10は、まず、SIPサーバ40に対し、他のUAにオプションや能力を問い合わせるOPTION要求を送信し、着信ユーザの電話番号の実在の有無を問い合わせする(ステップS11,S12)。
これをSIPサーバ40経由で受信したIP電話70は、「200 OK」の他、「486 Busy Here」、「4XX」、「301」、「302」コードを返信する(ステップS13,S14)。このとき、電話番号調査装置10は、「200 OK」や「486 Busy Here」のコードが返信された場合は、その電話番号が実在(有効)すると判定し、「4XX」のコードが返信される場合は欠番(無効)と判定する。また、「301」のコードが返信された場合は移転判定を行い、「302」のコードが返信された場合は、一時的移転と判定する。この仕組みにより、「180 Ringing」が発生しないため、調査対象のIP電話70の鳴動は発生せず、したがって無課金の電話番号調査を実現することができる。
図3に本実施形態に係る電話番号調査装置10の内部構成が示されている。図3によれば、本実施形態に係る電話番号調査装置10は、網インタフェース部11と、メッセージ交換制御部12と、判定部13と、電話番号履歴生成部14と、電話番号履歴DB(15)とを含み、構成される。
網インタフェース部11は、電話番号調査装置10がSIPサーバ40との間でSIPプロトコルに準拠した通信を行うための通信インタフェースを担う。メッセージ交換制御部12は、調査対象となるIP電話70、又はSIPサーバ40にオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、SIPサーバ40経由で応答メッセージを受信する。
判定部13は、応答メッセージを参照して調査対象となるIP電話70が現在使用されているか否かを判定する。判定部13は、応答メッセージが成功応答(「200 OK」)又は話し中(「486 Busy Here」)の場合は現在使用中、要求エラー(「4XX」)の場合は欠番、リダイレクト応答(「301」「302」)の場合は番号移転であると、それぞれ判定する。電話番号履歴生成部14は、判定部13での判定結果のそれぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して記憶装置上に時系列に記録することにより電話番号履歴DB(15)を構築する。
電話番号履歴DB(15)のデータ構造の一例が図4に示されている。電話番号履歴DB(15)に格納される電話番号履歴情報は、電話番号履歴情報レイアウトに示すように、1回の調査毎に調査対象である「電話番号」と、調査時に判明した移転先あるいは連絡先電話番号である「新加入者番号」と、交換機から返送される「理由表示」と、「調査年月日」(タイムスタンプ)と、交換機から返信されるレイヤーに関する「その他レイヤー情報」とが記憶されて登録される。また、電話番号履歴情報の例として、例えば、電話番号「05−3359−0906」が調査され、調査毎に上記したレイアウトに調査情報が順次格納され、履歴情報として蓄積される。注目すべきことは電話番号が移転され、連絡先電話番号が判明してから、同連絡先電話番号が次回の調査対象「電話番号」として登録されることである。なお、電話番号を所有する「法人名・個人名」、住所、年齢等の「属性情報」、「地図リンク情報」と、信用を評価するための「与信情報」とを付加して記録してもよい。
説明を図3に戻す。網インタフェース部11、メッセージ交換制御部12、判定部13、電話番号履歴生成部14のそれぞれは、プログラムが記録されたメモリを内蔵するか、同メモリが外付けされたマイクロプロセッサと、通信を含む周辺制御用LSI(Large Scale Integration)により実現され、マイクロプロセッサがメモリに記録されたプログラムを逐次読み出し実行することにより、調査対象となるIP電話70、又はSIPサーバ40にオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、SIPサーバ40経由で応答メッセージを受信し、そして、その応答メッセージを参照して調査対象となるIP電話70が現在使用されているか否かを判定する、電話番号調査装置10としての機能を実現する。
なお、電話番号履歴DB(15)は、半導体メモリ、あるいはハードディスクやDVD(Digital Versatile Disc)等の光メモリ等の大容量記録媒体に実装される。
(実施形態の動作)
以下、図3、図4に示す本実施形態に係る電話番号調査装置10の動作すなわち電話番号調査方法について、図5のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する電話番号調査方法は、コンピュータに対し該当する各手順を実行させて達成することができる。
以下、図3、図4に示す本実施形態に係る電話番号調査装置10の動作すなわち電話番号調査方法について、図5のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する電話番号調査方法は、コンピュータに対し該当する各手順を実行させて達成することができる。
まず、電話番号調査装置10のメッセージ交換制御部12は、調査対象となるIP電話70、又はSIPサーバ40に対し、網インタフェース部11を介してオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を発行(送信)すると(ステップS101)、IP電話70は、SIPサーバ40経由で応答メッセージを返信する。これを網インタフェース部11,メッセージ交換制御部12経由で受信した判定部13は、応答メッセージが、成功応答を示す「200 OK」コードの場合(ステップS102“YES”)、あるいは話中応答を示す「486 Busy Here」コードの場合(ステップS103“YES”)、その電話番号は実在する(有効)と判定する(ステップS104)。
一方、要求エラー応答を示す「4××」コードの場合(ステップS105“YES”)、判定部13は、その電話番号は欠番(無効)であると判定する(ステップS106)。ちなみに、要求エラー応答「4××」コードの内訳は以下の通りである。すなわち、「400」は不正要求、「401」は認証要、「402」は支払い要、「403」は禁止、「404」はユーザが発見できない、「405」はメソッド利用不可、「406」は容認不可、「407」はプロキシ認証要、「408」は要求タイムアウト(時間内にユーザが発見できず)、「410」はユーザ不在、「413」は要求本体が大きすぎる、「414」は要求URIが大きすぎる、「415」は非対応メディア、「416」は非対応スキーム、「420」は不正な拡張、「421」は拡張要、「423」は間隔が短かすぎる、「480」は一時的に利用不可、「481」は通話/トランザクションが存在しない、「482」はループ検出、「483」は最大ホップ数超過、「484」は不完全なアドレス、「485」は曖昧、「486」は話中、「487」は要求が中止、「488」はここでは容認不十分、「491」は要求待機中、「493」は解読不可である。
なお、応答メッセージがリダイレクト応答「301」コードの場合(ステップS107“YES”)、判定部13は、移転判定を行い(ステップS108)、「302」コードの場合(ステップS109“YES”)、一時的移転判定を行う(ステップS110)。この仕組みにより、「180 Ringing」が発生しないため、調査対象のIP電話70の鳴動は発生せず、したがって無課金の電話番号調査を実現することができる。
なお、判定部13による判定結果は、電話番号履歴生成部14が図4に示す電話番号履歴情報レイアウトにしたがい電話番号履歴情報を生成し、都度、電話番号履歴DB(15)に記録する。電話番号履歴DB(15)に蓄積された電話番号履歴情報は、一定期間分蓄積された時点で適当な形式で編集し、検索用に希望者に頒布される。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る電話番号調査装置10によれば、調査対象となるIP電話70、又はSIPサーバ40にオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、SIPサーバ40経由で応答メッセージを受信し、そして、その応答メッセージが、成功応答又は話し中の場合は現在使用中、要求エラーの場合は欠番、リダイレクト応答の場合は番号移転であると、それぞれ判定することで、相手電話端末のベルを鳴動させることなく、無課金で、IP電話70の番号調査が可能になる。
以上説明のように本実施形態に係る電話番号調査装置10によれば、調査対象となるIP電話70、又はSIPサーバ40にオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、SIPサーバ40経由で応答メッセージを受信し、そして、その応答メッセージが、成功応答又は話し中の場合は現在使用中、要求エラーの場合は欠番、リダイレクト応答の場合は番号移転であると、それぞれ判定することで、相手電話端末のベルを鳴動させることなく、無課金で、IP電話70の番号調査が可能になる。
このように、IP電話70の電話番号が使用されている状態(有効(実在))、使用されていない状態(無効(欠番))、移転の別をIP電話70への着信、鳴動を完全に遮断しながら判定できる。また、無着信の結果、これまで一部発生していた課金も全て遮断することができる。そして、判定結果において、判定した期日、時間を判定結果と共に記録媒体(電話番号履歴DB(15))に記録できるツールも用意している。この記録媒体には、調査対象の電話番号毎に、判定結果、移転元電話番号とリンクした移転先電話番号の情報、判定した期日、時間が記録される。
(電話番号調査情報提供システムと記録媒体)
図6は、本実施形態に係る電話番号調査情報提供システム100のシステム構成図である。図6に示すように、本実施形態に係る電話番号調査情報提供システム100は、1以上のユーザ端末90と、ユーザ端末90とはIP網80経由で接続されるとともに、図示省略したIP電話網と接続される電話番号調査装置(電話番号調査サーバ10)とを含む。
図6は、本実施形態に係る電話番号調査情報提供システム100のシステム構成図である。図6に示すように、本実施形態に係る電話番号調査情報提供システム100は、1以上のユーザ端末90と、ユーザ端末90とはIP網80経由で接続されるとともに、図示省略したIP電話網と接続される電話番号調査装置(電話番号調査サーバ10)とを含む。
電話番号調査サーバ10は、ユーザ端末90から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求をIP網80経由で受信すると、調査対象となるIP電話70、又はSIPサーバ40にオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信する。そして、SIPサーバ40経由で応答メッセージを受信し、そして、その応答メッセージが、成功応答又は話し中の場合は現在使用中、要求エラーの場合は欠番、リダイレクト応答の場合は番号移転であると、それぞれ判定し、電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末90へIP網80経由で送信する。このとき、電話番号調査サーバ10は、ユーザ端末90から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求をIP網80経由で受信すると、判定の結果のそれぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録された電話番号調査情報が記録された記憶媒体(電話番号履歴DB(15))を参照し、電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末90へIP網80経由で送信する。
なお、記録媒体(電話番号履歴DB(15))は、必要なユーザに単独で頒布されてもよい。記録媒体(電話番号履歴DB(15))は、電話交換回線網あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置10により生成される、調査対象番号の実在の有無が記録される記録媒体であり、頒布先のシステムで検索用に使用される。記録媒体(電話番号履歴DB(15))は、電話番号調査装置10が、調査対象となるIP電話70、又はSIPサーバ40にオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信してSIPサーバ40経由で応答メッセージを受信し、そして、その応答メッセージにしたがい調査対象番号が実在するか否かを判定し、その結果に、判定日時を示すタイムスタンプが付与され、時系列に記録される、例えば、図4に一例を示すデータ構造からなる。なお、頒布は、DVDやハードディスクに記録したデータベースに限らず、通信回線を利用した頒布も含まれる。
本実施形態に係る電話番号調査情報提供システム100によれば、電話番号調査装置10で判定した、電話番号が使用されている状態(有効(実在))、使用されていない状態(無効(欠番))、移転先電話番号を案内している状態(移転)の別を、必要なユーザに提供することかができる。同様に、記録媒体(電話番号履歴DB(15))を必要とするユーザへ配布することにより、ユーザサイドで活用でき、例えば、与信等において顕著な効果を得ることができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…電話番号調査装置(サーバ)、11…網インタフェース部、12…メッセージ交換制御部、13…判定部、14…電話番号履歴生成部、15…電話番号履歴DB(記録媒体)、30…IP電話網、40…SIPサーバ、50,60…プロキシサーバ(Proxy−A,B)、70…IP電話、80…IP網、90…ユーザ端末、100…電話番号調査情報提供システム
Claims (8)
- IP電話が接続された通信事業者のSIPサーバに接続される電話番号調査装置であって、
調査対象となる前記IP電話、又は前記SIPサーバにオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、前記SIPサーバ経由で応答メッセージを受信するメッセージ交換制御部と、
前記応答メッセージを参照して前記調査対象となるIP電話が現在使用されているか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする電話番号調査装置。 - 前記判定部は、前記応答メッセージが成功応答又は話し中の場合は現在使用中、要求エラーの場合は欠番、リダイレクト応答の場合は番号移転であると、それぞれ判定することを特徴とする請求項1に記載の電話番号調査装置。
- 前記判定の結果それぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録する電話番号履歴生成部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電話番号調査装置。
- 調査対象IP電話番号の実在の有無を判定する電話番号調査方法であって、
調査対象となる前記IP電話、又は前記SIPサーバにオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、前記SIPサーバ経由で応答メッセージを受信するステップと、
前記応答メッセージを参照して前記調査対象となるIP電話が現在使用されているか否かを判定するステップと、を有することを特徴とする電話番号調査方法。 - IP電話が接続された通信事業者のSIPサーバに接続される電話番号調査装置のプログラムであって、
コンピュータに、
調査対象となる前記IP電話、又は前記SIPサーバにオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、前記SIPサーバ経由で応答メッセージを受信する手順と、
前記応答メッセージを参照して前記調査対象となるIP電話が現在使用されているか否かを判定する手順と、を実行させるプログラム。 - ユーザ端末と、前記ユーザ端末とはIP網経由で接続されるとともに、IP電話が接続された通信事業者のSIPサーバに接続される電話番号調査装置とからなる電話番号調査情報提供システムであって、
前記電話番号調査装置は、
前記ユーザ端末から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求を前記IP網経由で受信すると、調査対象となる前記IP電話、又は前記SIPサーバにオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、
前記SIPサーバ経由で応答メッセージを受信し、前記応答メッセージを参照して前記調査対象となるIP電話が現在使用されているか否かを判定して前記電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末へ前記IP網経由で送信することを特徴とする電話番号調査情報提供システム。 - 前記電話番号調査装置は、
前記ユーザ端末から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求を前記IP網経由で受信すると、前記判定の結果のそれぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録された電話番号調査情報が記録された記憶媒体を参照し、前記電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末へ前記IP網経由で送信することを特徴とする請求項6に記載の電話番号調査情報提供システム。 - IP電話が接続された通信事業者のSIPサーバに接続される電話番号調査装置により生成される、調査対象番号の実在の有無が記録される記録媒体であって、
前記電話番号調査装置が、
調査対象となる前記IP電話、又は前記SIPサーバにオプション機能や能力を問い合わせるSIPオプション要求を送信し、前記SIPサーバ経由で応答メッセージを受信し、前記応答メッセージを参照して前記調査対象となるIP電話が現在使用されているか否かを判定した結果に、判定日時を示すタイムスタンプが付与され、時系列に記録されてなることを特徴とする記録媒体。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015107825A Pending JP2016225717A (ja) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | 電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016225717A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018121326A (ja) * | 2017-10-30 | 2018-08-02 | 株式会社クローバー・ネットワーク・コム | 電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム |
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2015
- 2015-05-27 JP JP2015107825A patent/JP2016225717A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018121326A (ja) * | 2017-10-30 | 2018-08-02 | 株式会社クローバー・ネットワーク・コム | 電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム |
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