JP2016225716A - 電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体 - Google Patents

電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】相手電話端末のベルを鳴動させることなく、無課金で、番号有効、無効、移転等の電話番号調査を行う。また、電話番号履歴情報収集とMNPによるキャリア判定を高い精度で行う。【解決手段】電話交換回線網、あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置10は、調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断を行い、呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止するメッセージ交換制御部12と、呼設定により電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい調査対象番号が実在するか否かを判定する判定部13と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体に関する。
出願人が先に出願し、公開された、例えば、特許文献1、2、3がある。これら特許文献に記載されているように、電話番号調査装置は、全国における電話番号の使用状況を調査するために、PSTN(公衆交換電話網:Public Switched Telephone Networks)、移動体通信網、あるいはIP(Internet Protocol)網に発信装置を接続し、ISDN(Integrated Service Digital Network:サービス統合デジタル網)のUNI(User Network Interface:ユーザ網インタフェース)プロトコル等を利用して、着信ユーザ(端末)のベルを鳴動させることなく加入者データの問い合わせを行い、「電話番号有効」、「無効」、「移転」等の調査を行うことができる。
図7に、その電話番号調査の仕組みを、図8(a)(b)に、その電話番号調査の流れをシーケンス図で示す。図7に示すように、電話番号調査装置200とISDN300との間はUNIプロトコル(Q.931)、ISDN300と固定通信網400との間、及びISDN300と移動体通信網500との間はNNI(Network Node Interface)プロトコル(SS7)、ISDN300とIP網600との間はSIPプロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)にしたがいそれぞれメッセージ交換が行われる。
上記の接続構成において、着信ユーザ(電話端末)が実在する場合は「ALERT」(呼出しメッセージ)が発生し、アナログ端末,ISDN端末のそれぞれにてベルが鳴動する。このため、図8(a)に示すように、電話番号調査装置200は、ベルが鳴動する前に着信側交換機から「CALL PROG」(呼設定受付メッセージ)の受信タイムアウト(T.O表記)、あるいは、図8(b)に示すように、「ALERT」の受信をトリガに切断処理を実行している。しかしながら、図8(b)に示すように、ISDN端末は、「SET UP」(呼設定メッセージ)受信により呼出し処理に移行するため、ベルが鳴動している可能性が高い。また、発呼しても着呼しない不完了呼の場合、着信ユーザのベルが鳴動することはない。そのため、電話番号調査装置200は、交換機から返送される切断信号等の「理由表示」を分析することで電話番号の使用状況を認識することができる。理由表示には、「001:欠番」、「016:正常」、「022:加入者番号変更」、「028:無効番号」等がある。
一方、IP電話の場合、「INVITE」要求を行うと、「180 Ringing」(応答メッセージ)が出力され、その結果、着信側のIP電話でベルが鳴動する。このため、例えば、特許文献4に記載されているように、敢えて正しくない記述の「INVITE」電文をSIPサーバに送信することで、ベル無鳴動となる電話番号調査装置が知られている。しかしながら、出願人がこの技術を用いて評価試験を試みたところ、依然として無鳴動、無課金による電話番号使用状況の調査を確立できていない。
特開2009−055512号公報 特開2011−135121号公報 特開2014−033474号公報 特開2012−015605号公報
IP電話や光回線の普及、あるいは新端末の普及等により着信確率が増大し、従来の電話番号調査装置の使用を継続すれば、本来、無鳴動、無着信、無課金であるべき電話番号の使用状況調査が実現不可能になりつつある。このため、着信、鳴動による相手電話端末側への影響不安や課金率のアップにより電話料金が大幅に増大する。また、非通知着信拒否による課金も増大している。
また、出願人は、先の出願(特許文献3)に記載された技術を商用化し、学習機能を利用してMNP(携帯電話番号ポータビリティ:Mobile Number Portability)によるキャリア判定を行なってきたが、残念ながら100%の判定ができていない。このため、同一電話番号に何回か発信する等により98%台まで判定できるようになったが、限界があった。また、各判定における調査結果において、公衆回線網の問題やキャリア間の交換機接続の問題等から正確な判定にも限界があった。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、相手電話端末のベルを鳴動させることなく、無課金で、番号有効、無効、移転等の電話番号調査が可能な、電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体を提供することを主な目的とする。また、MNPによる契約キャリア判定を高い精度で実現可能な、電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体を提供することも目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、電話交換回線網、あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置であって、調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、前記呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断を行い、呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止するメッセージ交換制御部と、前記呼設定により前記電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい前記調査対象番号が実在するか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の電話番号調査装置において、前記電話交換回線網は、PSTN又はNGN、前記交換機間通信プロトコルは、NNIとすることを特徴とする。
本発明の電話番号調査装置において、前記判定部は、前記返信情報がリダイレクション切断メッセージの場合は、前記返信情報に含まれる転送先電話番号を取得して移転元電話番号と移転先電話番号とのリンクを取得し、リダイレクト先に前記転送先電話番号で再発呼し、アドレス完了メッセージが返信された場合に実在すると判定し、切断メッセージが返信された場合に前記移転先電話番号が欠番であると判定することを特徴とする。
本発明の電話番号調査装置において、前記判定部は、発呼の結果、前記返信情報に含まれる転送先キャリア情報により前記発呼の時点における前記調査対象番号の契約キャリアを判定することを特徴とする。
本発明の電話番号調査装置において、前記判定結果のそれぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録する電話番号履歴生成部をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、調査対象番号の実在の有無を判定する電話番号調査方法であって、電話交換回線網あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で前記調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、前記呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断して呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止するステップと、前記呼設定により前記電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい前記調査対象番号が実在するか否かを判定するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明は、電話交換回線網あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置のプログラムであって、コンピュータに、調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、前記呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断して呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止する手順と、前記呼設定により前記電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい前記調査対象番号が実在するか否かを判定する手順と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明は、ユーザ端末と、前記ユーザ端末とはIP網経由で接続されるとともに、電話交換回線網あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置とからなる電話番号調査情報提供システムであって、前記電話番号調査装置は、前記ユーザ端末から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求を前記IP網経由で受信すると、前記調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、前記呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断して呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止し、前記呼設定により前記電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい前記調査対象番号が実在するか否かを判定し、前記電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末へ前記IP網経由で送信することを特徴とする。
本発明の電話番号調査情報提供システムにおいて、前記電話番号調査装置は、前記ユーザ端末から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求を前記IP網経由で受信すると、前記判定の結果のそれぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録された電話番号調査情報が記録された記憶媒体を参照し、前記電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末へ前記IP網経由で送信することを特徴とする。
また、本発明は、電話交換回線網あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置により生成される、調査対象番号の実在の有無が記録される記録媒体であって、前記電話番号調査装置が、調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、前記呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断して呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止し、前記呼設定により前記電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい前記調査対象番号が実在するか否かを判定した結果に、判定日時を示すタイムスタンプが付与され、時系列に記録されてなることを特徴とする。
本発明によれば、相手電話端末のベルを鳴動させることなく、無課金で、番号有効、無効、移転等の電話番号調査が可能な、電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体を提供することができる。また、MNPによる契約キャリア判定を高い精度で実現可能な、電話番号調査装置、同方法、同プログラム、同情報提供システム、及び記録媒体を提供することもできる。
本発明の実施形態に係る電話番号調査装置の網接続形態を示す図である。 本発明の実施形態に係る電話番号調査装置を含む交換機間の動作シーケンス図である。 本発明の実施形態に係る電話番号調査装置の構成ブロック図である。 本発明の実施形態に係る記録媒体のデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る電話番号調査装置の動作フローチャートである。 本発明の実施形態に係る電話番号調査情報提供システムの構成図である。 従来の電話番号調査の仕組みを説明するために引用した図である。 従来の電話番号調査の流れを示すシーケンス図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態と言う)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
(実施形態の構成)
図1は、本実施形態に係る電話番号調査装置の網接続形態を示す図である。図1によれば、電話交換回線網20に、光電話事業者、IP電話事業者、CATV事業者の各交換機30a,30b,30c経由で、電話端末50a,50b,50c(固定電話やIP電話)がそれぞれ接続され、また、携帯電話事業者各社の交換機40a,40b,40c経由で携帯電話端末60a,60b,60cがそれぞれ接続されている。本実施形態に係る電話番号調査装置10は、電話交換回線網20、あるいは各通信事業者におけるそれぞれの交換機30a、30b,30c,40a,40b,40cとは専用線70経由で接続されており、NNIを使用した交換機間プロトコルにしたがい通信を行う。なお、電話交換回線網20として、PSTN、あるいはNGN(Next Generation Network)が使用される。
電話番号調査装置10は、調査対象番号の電話端末にNNIプロトコルにしたがいSET UP(呼設定)を行い、CALL PROC(呼設定の受付)受信後、呼出し発生前に切断を行い、呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止する。そして、呼設定により電話交換回線網20又は通信事業者の交換機30a,30b,30c,40a,40b,40cから取得される返信情報にしたがい、調査対象番号が実在するか否かを判定する。このとき、電話番号調査装置10は、返信情報が、R−REL(リダイレクション切断メッセージ)の場合は、返信情報に含まれる転送先電話番号を取得して移転元電話番号と移転先電話番号とのリンクを取得し、リダイレクト先に転送先電話番号で再発呼し、ACM(アドレス完了メッセージ)が返信された場合に実在すると判定し、REL(切断メッセージ)が返信された場合に移転先電話番号が欠番であると判定する。
なお、電話番号調査装置10は、発呼の結果、返信情報に含まれる転送先キャリア情報により発呼の時点における調査対象番号の契約キャリアを判定してもよい。また、電話番号調査装置10は、判定結果のそれぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録することにより記憶装置上に電話番号履歴DBを構築してもよい。
図2に、本実施形態に係る電話番号調査装置を含む交換機間の動作シーケンス図が示されている。出願人は、従来のPSTN−ISDN方式による電話番号調査に代えてNNI方式による電話番号調査を実験したところ、相手電話端末のベルを鳴動させることなく、無課金で、電話番号の有効無効、移転等の電話番号調査が可能であることを発見した。
つまり、PSTN−ISDN方式では、図8(a)、(b)の動作シーケンス図に示すとおり、呼出(ALERT)が発生し、相手電話端末のベルを鳴らし、あるいは着信することになる。これに対し、NNI方式を用いた電話番号調査によれば、図2の動作シーケンス図に示すように、電話番号調査装置が、調査対象番号の電話端末に対してNNIプロトコルにしたがうSET UP(呼設定)を行なう。すなわち、電話番号調査装置は、まず、発信側交換機に対して呼設定を行い(ステップS11)、発信側交換機が着信側交換機にIAM(アドレス)を通知し(ステップS12)、着信側交換機が該当の電話端末に対してSET UP(呼設定)を行う(ステップS13)。そして、発信側交換機からCALL PROC(呼設定の受付)を受信(ステップS14)した電話番号調査装置は、発信側交換機、着信側交換機経由で呼出し発生前に回線切断を行うことで(ステップS16,S17)、呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止する。
すなわち、発信側交換機は、ACM(アドレス完了メッセージ)を受信して着信ユーザの実在を確認後(ステップS15)、相手電話端末にREL信号(切断)を送信することにより(ステップS16)、呼出(ALERT)が発生する前に回線を切断する(ステップS17)。このように制御することで、相手電話端末のベル鳴動や着信が発生しない事実を発見した。その結果、無課金となり当初の目的を達成することができる。
そして、電話番号調査装置が、番号管理網(各交換機)から返信される情報がR−REL(リダイレクション切断メッセージ)の場合は、返信情報に含まれる転送先番号(移転先番号)を取得することで、移転元電話番号と移転先電話番号のリンク情報を得ることができ、さらに、リダイレクト先に転送先電話番号で再発呼することで、ACM(アドレス完了メッセージ)が返信された場合は、電話番号が実在(有効)すると判定することができ、REL(切断メッセージ)が受信された場合は、移転先電話番号を欠番(無効)として判定することができる。さらに、発呼の結果、返信情報のネットワーク経路情報(NRN)に含まれるリダイレクション先のキャリア(転送先キャリア)を得ることで契約中のキャリアを判定することができる。
出願人は、このような仕組みで、調査対象電話端末の電話番号が、使用されている状態か(有効(実在))、使用されていない状態か(無効(欠番))、移転先電話番号を案内している状態(移転)かの判定が可能であり、かつ、調査対象電話が携帯電話端末60a,60b,60cの場合は、MNPにより変化している現在のキャリアを収集できることを確認した。
図3に本実施形態に係る電話番号調査装置10の内部構成が示されている。図3によれば、本実施形態に係る電話番号調査装置10は、網インタフェース部11と、メッセージ交換制御部12と、判定部13と、電話番号履歴生成部14と、電話番号履歴DB(15)とを含み、構成される。
網インタフェース部11は、電話番号調査装置10が電話交換回線網20、あるいは電話交換回線網20に接続される各通信事業者の交換機30,40との間でNNIプロトコルに準拠した交換機間通信を行うための通信インタフェースを担う。メッセージ交換制御部12は、調査対象番号の電話端末にNNIにしたがいSET UPを行い、CALL PROC受信後、呼出し発生前に切断を行い、呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止する。
判定部13は、呼設定により電話交換回線網20又は通信事業者の交換機30a,30b,30c,40a,40b,40cから取得される返信情報にしたがい、調査対象番号が実在するか否かを判定する。このとき、電話番号調査装置10は、返信情報が、R−RELの場合は、返信情報に含まれる転送先電話番号を取得して移転元電話番号と移転先電話番号とのリンクを取得し、リダイレクト先に転送先電話番号で再発呼し、ACM(アドレス完了メッセージ)が返信された場合に実在すると判定し、RELが返信された場合に移転先電話番号が欠番であると判定する。
判定部13は、発呼の結果、返信情報に含まれる転送先キャリア情報により発呼の時点における調査対象番号の契約キャリアを判定する。電話番号履歴生成部14は、判定部13での判定結果のそれぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して記憶装置上に時系列に記録することにより電話番号履歴DB(15)を構築する。
電話番号履歴DB(15)のデータ構造の一例が図4に示されている。電話番号履歴DB(15)に格納される電話番号履歴情報は、電話番号履歴情報レイアウトに示すように、1回の調査毎に調査対象である「電話番号」と、調査時に判明した移転先あるいは連絡先電話番号である「新加入者番号」と、交換機から返送される「理由表示」と、「調査年月日」(タイムスタンプ)と、交換機から返信されるレイヤーに関する「その他レイヤー情報」とが記憶されて登録される。また、電話番号履歴情報の例として、例えば、電話番号「03−3359−0906」が調査され、調査毎に上記したレイアウトに調査情報が順次格納され、履歴情報として蓄積される。注目すべきことは電話番号が移転され、連絡先電話番号が判明してから、同連絡先電話番号が次回の調査対象「電話番号」として登録されることである。なお、電話番号を所有する「法人名・個人名」、住所、年齢等の「属性情報」、「地図リンク情報」と、信用を評価するための「与信情報」とを付加して記録してもよい。
説明を図3に戻す。網インタフェース部11、メッセージ交換制御部12、判定部13、電話番号履歴生成部14のそれぞれは、プログラムが記録されたメモリを内蔵するか、同メモリが外付けされたマイクロプロセッサと、通信を含む周辺制御用LSI(Large Scale Integration)により実現され、マイクロプロセッサがメモリに記録されたプログラムを逐次読み出し実行することにより、調査対象番号の電話端末にNNI方式にしたがい呼設定を行い、呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断を行い、呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止し、そして、呼設定により電話交換回線網20又は通信事業者の交換機30,40から取得される返信情報にしたがい、調査対象番号が実在するか否かを判定する、電話番号調査装置10としての機能を実現する。
なお、電話番号履歴DB(15)は、半導体メモリ、あるいはハードディスクや光メモリ等の大容量記録媒体に実装される。
(実施形態の動作)
以下、図3、図4に示す本実施形態に係る電話番号調査装置10の動作すなわち電話番号調査方法について、図5のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する電話番号調査方法は、コンピュータに対し該当する各手順を実行させて達成することができる。
まず、電話番号調査装置10のメッセージ交換制御部12は、調査対象番号の電話端末50a,50b,50c,60a,60b,60cのいずれかに、網インタフェース部11を介して交換機間通信プロトコルであるNNIにしたがいSET UPを行なう。これを受けて発信側交換機は、着信側交換機に対してIAM(アドレス)を送信する(ステップS101)。続いて、着信側交換機は、調査対象番号を持つ電話端末50a,50b,50c,60a,60b,60cに対してSET UPによる呼設定を行う。
続いて、発信側交換機は、着信側交換機からACM(アドレス完了メッセージ)を受信すると(ステップS102“YES”)、着信側交換機に対してREL信号を送信して呼出し発生前に回線の切断を行い、呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止する(ステップS103)。このとき、発信側交換機と専用線70経由で接続される電話番号調査装置10では、判定部13が、ACMによりアドレス完了が返信されたとして調査対象番号は実在(有効)すると判定する。
一方、ACM(アドレス完了メッセージ)が受信されないと(ステップS102“NO”)、判定部13は、返信情報であるR−RELの受信有無を判定する(ステップS104)。そして、R−RELを受信すると(ステップS104“YES”)、その返信情報に含まれる転送先番号(移転先番号)を取得して移転元電話番号と移転先電話番号のリンク情報を得る。そして、メッセージ交換制御部12に制御を移し、メッセージ交換制御部12がそのリダイレクト先に対して転送先電話番号で再発呼する(ステップS105)。
なお、R−RELが受信されなかった場合(ステップS104“NO”)、メッセージ交換制御部12は、相手電話端末にREL信号(切断)を送信することにより呼出(ALERT)が発生する前に回線を切断し、同時に、判定部13は、その調査対象番号が「欠番」であると判定する(ステップS106)。なお、判定部13は、メッセージ交換制御部12によりステップS105で取得されるリダイレクト先に転送先電話番号で再発呼することで、ACM(アドレス完了メッセージ)が返信された場合は、電話番号が実在(有効)すると判定でき、REL(切断メッセージ)が受信された場合は、移転先電話番号を欠番(無効)として判定することができる。さらに、図示省略したが、発呼の結果、返信情報のネットワーク経路情報(NRN)に含まれるリダイレクション先のキャリア(転送先キャリア)を得ることで契約中のキャリアを判定することができる。
すなわち、メッセージ交換制御部12は、調査対象番号を持つ相手電話端末に対し、網インタフェース部11経由でSET UPによる呼設定を行い、番号管理網からACM(アドレス完了メッセージ)を受信し、判定部13が着信ユーザの実在を確認すると、相手電話端末にREL信号(切断)を送信することにより、呼出(ALERT)が発生する前に回線を切断する。そして、判定部13は、番号管理網からACM(アドレス完了メッセージ)を受信すると調査対象番号は有効(実在)と判定でき、また、番号管理網から返信される情報がR−REL(リダイレクション切断メッセージ)の場合は、返信情報に含まれる転送先番号(移転先番号)を取得することで、移転元電話番号と移転先電話番号のリンク情報を得、さらに、リダイレクト先に転送先電話番号で再発呼することで、ACM(アドレス完了メッセージ)が返信された場合は、電話番号が実在(有効)すると判定でき、REL(切断メッセージ)が受信された場合は、移転先電話番号を欠番(無効)として判定することができる。さらに、発呼の結果、返信情報のネットワーク経路情報(NRN)に含まれるリダイレクション先のキャリア(転送先キャリア)を得ることで契約中のキャリアを判定することができる。
なお、判定部13による判定結果は、電話番号履歴生成部14が、図4に示す電話番号履歴情報レイアウトにしたがい電話番号履歴情報を生成し、都度、電話番号履歴DB(15)に記録する。電話番号履歴DB(15)に蓄積された電話番号履歴情報は、一定期間分蓄積された時点で適当な形式で編集し、検索用に希望者に頒布される。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る電話番号調査装置10によれば、調査対象番号に交換機間通信プロトコル(NNI)にしたがい呼設定を行い、呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断を行い、呼設定により前記電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい調査対象番号が実在するか否かを判定することで、相手電話端末のベルを鳴動させることなく、無課金で、番号有効、無効、移転等の電話番号調査を可能にすることができる。
また、番号管理網から返信される情報がR−REL(リダイレクション切断メッセージ)の場合は、返信情報に含まれる転送先番号(移転先番号)を取得することで、移転元電話番号と移転先電話番号のリンク情報を得て、さらに、リダイレクト先に転送先電話番号で再発呼し、その結果、ACM(アドレス完了メッセージ)が返信された場合は、有効(実在)として、REL(切断メッセージ)の場合は、移転先電話番号の無効(欠番)を判定する仕組みを提供することで電話番号の調査判定を容易にする。また、発呼の結果、返信情報のネットワーク経路情報(NRN)に含まれるリダイレクション先のキャリア(転送先キャリア)を得ることで契約中のキャリアを正確に判定することもできる。
このことにより、電話番号調査装置10は、電話番号が使用されている状態(有効(実在))、使用されていない状態(無効(欠番))、移転先電話番号を案内している状態(移転)の別を無鳴動、無課金で判定することができる。さらに相手電話端末が携帯電話の場合に、MNPにより変化している現在の契約キャリアの情報を正確に収集することができ、出願人が既に出願している特許文献3に記載されている学習機能を使う必要なく1回の判定で契約キャリアを特定することができる。上記したNNIプロトコルによる電話番号調査によれば、呼出メッセージ、応答メッセージを発生させないため、相手電話端末への着信、鳴動を完全に遮断できる。また、無着信の結果、これまで一部発生していた課金も全て遮断することができる。そして、判定結果において、判定した期日、時間を判定結果と共に記録媒体(電話番号履歴DB(15))に記録できるツールも用意している。この記録媒体には、調査対象の電話番号毎に、判定結果、移転元電話番号とリンクした移転先電話番号の情報、判定した期日、時間が記録される。
なお、従来、NTT東日本から他のキャリアに貸し出された電話番号は全て有効(使用中)であると判定され、最終キャリアにて無効となるべき電話番号も有効と判定され、誤認定されていた。理由は、NTT東日本側の交換機から返信される理由表示値は貸し出された段階で全て有効に分類される値が返信されたことによる。このため、本実施形態に係る電話番号調査装置10は、返信情報に含まれる転送先番号(移転先番号)を取得することで、移転元電話番号と移転先電話番号のリンク情報を取得する。また、リダイレクト先に転送先電話番号で再発呼し、その結果、ACM(アドレス完了メッセージ)が返信された場合は、有効(実在)とし、REL(切断メッセージ)が返信された場合は、移転先電話番号が無効(欠番)として判定する。このため、最終契約キャリアにおいて有効に使用されているかの判定を正確に行うことが可能になる。
本実施形態に係る電話番号調査装置10によれば、国内に存在する電話番号のほぼ全ての番号判定において初めて100%に近似の正確な判定結果テーブル(電話番号履歴DB(15))が完成する。なお、電話業界では、電話回線の故障など予期しない事故により正確な判定ができないことが発生するため100%近似と表現した。しかしながらその事故発生確率は近年の電話回線保安体制から稀であり、したがって100%と表現しても良い程度の正解率である。勿論、場合によっては複数回のリトライも行われ、結果、100%の正解確率を保証することができる。
なお、出願人が過去に出願した特許文献1−3に記載した技術を商用化したDoc.Bell(登録商標)は、公衆網接続を基本としていたが、本実施形態に係る電話番号調査装置10は、交換機と交換機との間を専用線70で接続する設計である。したがって、本発明を構成する交換機とNTT東西の交換機との接続を基本とするが、その他通信キャリアが提供する交換機(サーバ)との接続でも良い。したがって、一般公衆網を経由することがない設計のため、正確な判定結果を保証でき、震災などにおいても十分対処できる設計になっている。このように設計することで、震災等によるDoc.Bell調査の中断(3.11の東北地方太平洋沖地震の際に約0.5か月中断、2分の1が調査できなかった)において電話番号履歴調査の未完成部分や判定不備、着信、鳴動、課金など課題があったが、その全てを解決することができ、その際に発生した電話多発呼と第三者の大量発呼による輻輳問題も解決でき、起こりうる大量発呼による社会的問題を全て解決できるといった画期的な電話番号調査ツールを提供することができる。
このようにして、機器やネットワークを構成することで、当初期待したDoc.Bell(登録商標)やキャリア判定のためのツールが完成し、完全なデータベース(電話番号履歴DB(15))を、必要とするユーザへ配布することができる。頒布は、DVD(Digital Versatile Disc)やハードディスク等の記録媒体に記録したデータベースに限らず、通信回線を利用した配布も含まれる。なお、Doc.Bell(登録商標)のデータベース作成においては、電話番号テーブルを市外局番+市内局番+加入者番号の固定電話に限定する訳でもない。携帯電話番号やPHSやIP電話番号など同様に総務省ホームページ・電気通信番号指定状況に公開されている表を参照し調査する番号テーブルを作成する。例えば、携帯電話番号であれば080+CDE+FGHJK(加入者番号)、PHSであれば070+CDE+FGHJK、IP電話であれ050+CDEF+XXXX(加入者番号)が公開されているため、080+CDEや050+CDEFなど使用されている番号テーブルが順次公開されるので加入者番号を0000〜9999、00000〜99999迄繰り返し調査すれば国内にて使用されている有効、無効な電話番号や現在のキャリアを調査し、その結果を履歴情報(現在、前月、前々月・・・)として記録すれば良い。こうすることにより新たなDoc.Bell(登録商標)が完成する。既に知られているが、全ての市内局番(PHSや携帯電話番号では、CDEが該当、IP電話番号であればCDEFが該当)を調査する必要もなく、事前に使用方法が判明しているデータ通信専用など一般に出回らない電話番号等は除外しても良い。
(電話番号調査情報提供システム)
図6は、本実施形態に係る電話番号調査情報提供システム100のシステム構成図である。図6に示すように、本実施形態に係る電話番号調査情報提供システム100は、1以上のユーザ端末90と、ユーザ端末90とはIP網80経由で接続されるとともに、図示省略した電話交換回線網あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置(電話番号調査サーバ10)とを含む。
電話番号調査サーバ10は、ユーザ端末90から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求をIP網80経由で受信すると、調査対象番号に交換機間通信プロトコル(NNI)にしたがい呼設定を行い、呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断して呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止する。そして、発呼により電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい調査対象番号が実在するか否かを判定し、電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末90へIP網80経由で送信する。電話番号調査サーバ10は、ユーザ端末90から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求をIP網80経由で受信すると、判定の結果のそれぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録された電話番号調査情報が記録された記憶媒体(電話番号履歴DB(15))を参照し、電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末90へIP網80経由で送信する。
なお、記録媒体(電話番号履歴DB(15))は、必要なユーザに単独で頒布されてもよい。記録媒体(電話番号履歴DB(15))は、電話交換回線網あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置10により生成される、調査対象番号の実在の有無が記録される記録媒体であり、頒布先のシステムで検索用に使用される。記録媒体(電話番号履歴DB(15))は、電話番号調査装置10が、調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断して呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止し、呼設定により電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい調査対象番号が実在するか否かを判定した結果に、判定日時を示すタイムスタンプが付与され、時系列に記録されてなる、例えば、図4に一例を示すデータ構造からなる。なお、頒布は、DVDやハードディスクに記録したデータベースに限らず、通信回線を利用した頒布も含まれる。
本実施形態に係る電話番号調査情報提供システム100によれば、電話番号調査装置10で判定した、電話番号が使用されている状態(有効(実在))、使用されていない状態(無効(欠番))、移転先電話番号を案内している状態(移転)の別を、また、相手電話端末が携帯電話の場合に、MNPにより変化している現在の契約キャリアの情報を、必要なユーザに提供することができる。同様に、記録媒体(電話番号履歴DB(15))を必要とするユーザへ配布することにより、ユーザサイドで活用でき、例えば、与信等において顕著な効果を得ることができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…電話番号調査装置(サーバ)、11…網インタフェース部、12…メッセージ交換制御部、13…判定部、14…電話番号履歴生成部、15…電話番号履歴DB(記録媒体)、20…電話交換回線網(PSTN,NGN)、30a,30b,30c,40a,40b,40c…交換機、50a,50b,50c…電話端末(固定電話、IP電話)、60a,60b,60c…携帯電話端末、70…専用回線、80…IP網、90…ユーザ端末、100…電話番号調査情報提供システム

Claims (10)

  1. 電話交換回線網、あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置であって、
    調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、前記呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断を行い、呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止するメッセージ交換制御部と、
    前記呼設定により前記電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい前記調査対象番号が実在するか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする電話番号調査装置。
  2. 前記電話交換回線網は、PSTN又はNGN、前記交換機間通信プロトコルは、NNIとすることを特徴とする請求項1に記載の電話番号調査装置。
  3. 前記判定部は、前記返信情報がリダイレクション切断メッセージの場合は、前記返信情報に含まれる転送先電話番号を取得して移転元電話番号と移転先電話番号とのリンクを取得し、リダイレクト先に前記転送先電話番号で再発呼し、アドレス完了メッセージが返信された場合に実在すると判定し、切断メッセージが返信された場合に前記移転先電話番号が欠番であると判定することを特徴とする請求項1に記載の電話番号調査装置。
  4. 前記判定部は、発呼の結果、前記返信情報に含まれる転送先キャリア情報により前記発呼の時点における前記調査対象番号の契約キャリアを判定することを特徴とする請求項1又は3項に記載の電話番号調査装置。
  5. 前記判定結果のそれぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録する電話番号履歴生成部をさらに備えることを特徴とする請求項1、3及び4のいずれか1項に記載の電話番号調査装置。
  6. 調査対象番号の実在の有無を判定する電話番号調査方法であって、
    電話交換回線網あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で前記調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、前記呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断して呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止するステップと、
    前記呼設定により前記電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい前記調査対象番号が実在するか否かを判定するステップと、を有することを特徴とする電話番号調査方法。
  7. 電話交換回線網あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置のプログラムであって、
    コンピュータに、
    調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、前記呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断して呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止する手順と、
    前記呼設定により前記電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい前記調査対象番号が実在するか否かを判定する手順と、を実行させるプログラム。
  8. ユーザ端末と、前記ユーザ端末とはIP網経由で接続されるとともに、電話交換回線網あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置とからなる電話番号調査情報提供システムであって、
    前記電話番号調査装置は、
    前記ユーザ端末から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求を前記IP網経由で受信すると、前記調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、前記呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断して呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止し、
    前記呼設定により前記電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい前記調査対象番号が実在するか否かを判定し、前記電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末へ前記IP網経由で送信することを特徴とする電話番号調査情報提供システム。
  9. 前記電話番号調査装置は、
    前記ユーザ端末から調査対象番号に基づく電話番号調査情報提供要求を前記IP網経由で受信すると、前記判定の結果のそれぞれに判定日時を示すタイムスタンプを付与して時系列に記録された電話番号調査情報が記録された記憶媒体を参照し、前記電話番号調査情報提供要求があったユーザ端末へ前記IP網経由で送信することを特徴とする請求項8に記載の電話番号調査情報提供システム。
  10. 電話交換回線網あるいは通信事業者の交換機に専用線経由で接続される電話番号調査装置により生成される、調査対象番号の実在の有無が記録される記録媒体であって、
    前記電話番号調査装置が、
    調査対象番号に交換機間通信プロトコルにしたがい呼設定を行い、前記呼設定の受付受信後、呼出し発生前に切断して呼出しメッセージ及び応答メッセージの生成を禁止し、前記呼設定により前記電話交換回線網又は通信事業者の交換機から取得される返信情報にしたがい前記調査対象番号が実在するか否かを判定した結果に、判定日時を示すタイムスタンプが付与され、時系列に記録されてなることを特徴とする記録媒体。
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