JP2016224965A - 販売時のアカウントアクセス - Google Patents
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Abstract
【課題】POSにおいて支払をするためのアカウントアクセスシステムを提供する。【解決手段】ユーザは、キーパッドもしくはカード読みとりのいずれかを介して、ユーザの電話番号とPINをキーパッドなどのPOSデバイスに入力し154、該情報は、ユーザアカウントにアクセスし160、支払を承認するか拒否するか否かを決定し、その決定を販売者に通知する支払いプロバイダに通信する168。【選択図】図1B
Description
[関連出願に対する相互参照]
本出願は、2011年8月3日に出願された米国特許出願整理番号61/514,601および2012年2月10日に出願された米国特許出願整理番号61/567,013に対する優先権を享受する権利を主張し、米国特許出願整理番号61/514,601および61/567,013は、本開示の一部として参照によって本明細書に組み入れられる。
本出願は、2011年8月3日に出願された米国特許出願整理番号61/514,601および2012年2月10日に出願された米国特許出願整理番号61/567,013に対する優先権を享受する権利を主張し、米国特許出願整理番号61/514,601および61/567,013は、本開示の一部として参照によって本明細書に組み入れられる。
本発明は、概して、金融取引に関し、より詳細には、支払認可に関する。
販売時(ポイントオブセール、POS)における典型的な金融取引においては、消費者、ユーザもしくは支払者が商品もしくはサービスの支払のために、販売者/代理人に対して積み立て手段を提示する。通常の積み立て手段の一つは、磁気ストライプを有するクレジットカードもしくはデビットカードなどのカートである。ユーザは、POSにおけるリーダにカードを読み取らせ、その後、クレジットプロバイダなどと処理用にカード情報および取引情報を通信する。販売者は、その後、支払が承認されたか拒否されたか否かを通知される。
しかしながら、これは、ユーザに支払い手段を物理的に提示させることを必要とし、積み立て手段をユーザに検索させて読みとらせることを必要とする。カードもしくは磁気ストライプが損傷されている場合には、カードはPOSデバイスを通して処理することができないことがあり、したがって、販売者が手動でカード情報を入力することを必要とする。カードを持ち歩くことは、ユーザにとって不便である場合があり、カードを紛失したり、盗まれたりすることがある、ならびに/または、ユーザがカードもしくは財布を忘れるかもしれない。当該状況は、支払を困難もしくは不可能なものにする。
したがって、ユーザが物理的積み立て手段を提示することを必要としない、POSにおいて支払をするためのより容易な方法を提供する必要性が存在する。
本開示の実施形態およびその利点は、以下に続く詳細な説明を参照することによって最も理解される。類似の参照番号は、一つ以上の図面で示された類似の構成要素を識別するために使用され、本明細書に示されているのは、本開示の実施形態を例示する目的のためのものであってそれを限定する目的のためのものではないことを理解されたい。
一実施形態に従って、ユーザは、キーパッドなどのPOSデバイスへユーザの電話番号およびPINを入力することによって、POSにおいて支払をする。当該情報は、支払プロバイダへと(安全な方法で)通信され、支払プロバイダは、その後、ユーザのアカウントにアクセスし、当該支払を承認するか拒否するか否かを決定し、その決定を販売者に通知することができる。
一実施形態においては、ユーザは、まず、自身の電話番号およびPIN/パスワードを支払プロバイダに登録する。電話番号は、携帯電話の番号である可能性がある。PINは、一連の数であって、最小および/もしくは最大の長さを有してもよい。ユーザは、POSにおいてこのサービスを利用するためのある状態(特定の資金源、取引における制限および取引額を含む)を設定してもよい。
一旦設定すると、ユーザは、キーパッドもしくはピンパッドなどによって、小売店のPOSにおいて電話番号およびPINを入力する。これは、チェックアウトもしくは支払プロセスの間、またはその開始時、またはその終了時に行われる可能性がある、PINは暗号化され、支払プロバイダに送信され、支払プロバイダは、ユーザのアカウントにアクセスするために入力された情報を利用する。支払プロバイダは、購入総額など、販売者から取引の詳細も受信する。受信された情報を利用して、支払を承認するか否かの決定がなされる。承認された場合には、販売者に通知され、支払は完了する。ユーザは、ユーザのモバイルデバイスなどを通して、支払が成功したことを通知されてもよい。
結果として、ユーザは、支払手段を販売者に提示するか、読みとらせることなく、POSにおいて支払を迅速かつ容易にすることができる。
一実施形態においては、ユーザは、磁気ストライプを有するカードなど、支払プロバイダによって発行されたカードを有する。ユーザは、POSにおいてカードを読み取らせて、ユーザを認証し、ユーザのアカウントに対するアクセスを得る。本実施形態においては、このカード読みとりは、電話番号プラスPINに対する結果と同等である。換言すると、このカード読みとりは、ユーザを認証するための識別トークンである可能性がある。別の実施形態においては、ワンタイムパスワード(OTP)機能を認証トークンとして利用することができる。OTP機能は、カードが存在しない場合に、カードの代わりに販売時に利用することができる。OTPは、バーコード、QRコードによって表現されるか、NFCを介して(P2Pを介して)伝送することができる。
別の実施形態においては、ユーザは、カードが読みとられた後、PINを入力する。本実施形態においては、このカードは、ユーザアカウント識別子を含むが、カードに関連付けられたアカウントを利用するためにPINをユーザが入力することを必要とする。
一実施形態においては、カードは、カードをアクティブ化するためにユーザによって利用される可視シリアル番号を有してもよい。このカード番号は、磁気ストライプに含まれるが、その後、カードが一旦アクティブ化されると、支払プロバイダとユーザアカウントに対してリンクされる。したがって、カードは、従来の支払カードと同様に、可視カード番号を含まない。
図1Aは、一実施形態に従う、電話プラスPIN(個人識別番号)支払を設定するためのプロセス100を示すフローチャートである。ステップ102においては、ユーザは、SanJose,CAのPayPal,Inc.などの支払プロバイダでユーザアカウントにアクセスする。これは、PC、タブレットもしくは電話などのコンピューティングデバイスを介して行われる可能性がある。アクセスは、Eメール、電話番号もしくはユーザ名、パスワードもしくはPINなどのユーザ識別子を、支払プロバイダのアプリもしくはウェブサイトを介して入力するステップを含んでもよい。ユーザがアカウントを有していない場合には、ユーザは、支払プロバイダに対して要求された情報を提供することによってアカウントを作成してもよい。
一旦ユーザがユーザのアカウントにアクセスすると、ユーザは、ステップ104において、新規登録するか、電話番号プラスPIN支払サービスを利用するかを選択する。例えば、ユーザがこの支払オプションを設定するための希望を示す、ユーザのホームページ上のリンク、タブ、もしくはボタンを選択してもよい。
要求によって、ユーザはステップ106において電話番号を入力してもよい。電話番号は、ユーザのモバイルデバイスに関連付けられてもよい。典型的には、ユーザは、市外局番と7桁の番号もしくは特定の国用の他の電話番号形式を入力する。しかしながら、ユーザは国別コードを入力することを求められることもある。別の実施形態においては、ユーザの家の電話番号、ユーザの職場の電話番号、別の電話番号、一連の番号もしくは一連の文字、記号、シンボルおよび/もしくは番号を含む異なる識別子が利用されてもよいことに留意されたい。一旦入力されると、支払プロバイダは、当該番号がユーザもしくはユーザアカウントに一意的に関連付けることができるか否かを決定する。もしそうでない場合には、ユーザは異なる番号を入力することを要求されてもよい。二つ以上の異なる番号は、同一のマスターアカウントに関連付けられてもよい。例えば、アカウントは、親子によって利用されその双方がアクセスし、異なるログイン証明書を有することがある。
電話番号が承認された後、要求によって、ユーザは、ステップ108においてPINを入力する。ユーザは、特定の制限に基づいてPINを入力することを要求されてもよい。一実施形態においては、PINは、最小および最大長さ(例えば、4個から8個の間のPIN)を有する一連の番号のみである。別の実施形態においては、PINもしくはパスワードは、一連の記号、番号、文字、シンボルもしくはその二つ以上のタイプの組み合わせである。支払プロバイダは、内部規則に基づいて、PINが一意的か、十分に安全か否かなど、入力されたPINが任意の規定もしくは内部条件を満足するか否かを決定してもよい。PINが承認可能ではない場合、ユーザは異なるPINを入力することを求められることがある。PINが承認可能である場合、ユーザは、確認のためにPINを再入力することを求められることがある。
続いて、ステップ110において、ユーザは、電話番号プラスPIN支払オプションを利用するための特定の状況もしくは制限を入力するか選択してもよい。このステップは、支払プロバイダが条件もしくは制限を設定することをユーザに可能にしない場合、または、ユーザが支払プロバイダによって設定された条件をユーザのデフォルトにすることを望む場合、オプションであってもよいことに留意されたい。後者に対して、ユーザは、ユーザが変化させるもしくは承認することを選択することができるこれらの条件で提示されてもよい。
ユーザが、条件を変化させることを望むか、条件を設定することを望む場合、ユーザは所望の条件を選択するか入力する。条件の例は、取引毎に許可される最大支払、期間(例えば、一日、一週間、一か月など)毎に許可される最大総ドル額、その日、もしくはその週のある時間内の最大支払、禁止される支払時間もしくは支払日、取引位置に基づく制限もしくは限定、ある期間内の取引の最大回数などを含む。ユーザは、この支払オプション用の主要資金源を指定してもよい。ユーザは、異なる取引詳細に基づいて、異なる資金源を指定してもよい。例えば、資金源Aは、ある額以上の取引で利用され、資金源Bは、ある額以下の取引で使用される。また、資金源Cは、一つ以上の特定の販売者で使用され、資金源Aは、異なる一つ以上の販売者で使用されてもよい。これらの条件は、ユーザのアカウントのホームページなどを介して変更されてもよい。
別の実施形態においては、ユーザは、店内での購入をするために物理的カードを提供されてもよい。物理的カードは、可視シリアル番号と、カード番号のエンコードされた磁気ストライプとを有するプラスチックカードであってもよい。13−16桁の番号でありうるシリアル番号は、アクティブ化し、ユーザアカウントにカードをリンクさせるために利用され、磁気ストライプは、ユーザアカウントを識別するために利用される。一実施形態においては、カード番号は、16桁の番号であり、カード上の可視シリアル番号と一対一対応を有する。カード番号は可視ではなく、従来の支払カードとは異なることに留意されたい。カードは、その上に印刷されるか、ならびに/または磁気ストライプにエンコードされた有効期限を有してもよい。また、一実施形態においては、カードは、その上に印刷されるかエンコードされたセキュリティコード(もしくはCVV2)番号を有していない。
一実施形態においては、カード番号は、6桁のBIN(例えば、閉ループカードに対しては622119)、1桁のPRIN、8桁のランダムに作成された一連の番号および1桁のチェックサムを有する。このカード番号は、カードシリアル番号に一意的に関連付けられ、スクラッチオフ領域におけるカードの裏面に印刷されてもよい。
カードは、ウェブ、モバイルもしくはIVR(音声応答録音装置)などの種々の方法でアクティブ化し、リンクすることができる。ウェブを介したアクティブ化のために、ユーザは、まず支払プロバイダのサイトにアクセスし、そのサイトはカード上に印刷されていてもよい。ユーザは、その後、既にログインされていなければ、必要な場合にはパスワード、PINおよびユーザ識別子を入力することなどによって、ログインしてもよい。ユーザは、その後、カードのシリアル番号を入力する。支払プロバイダは、シリアル番号からカード番号を探索し、ユーザのアカウントに対してカードをリンクする。ユーザは、その後、確認を通知される。
モバイルアクティブ化のために、ユーザは、まず、ユーザのモバイルデバイスから支払プロバイダのアプリを起動して、携帯電話番号およびPINなどによって、ログインする。いったん認証されると、ユーザはカードをアクティブ化するオプションを選択することができる。ユーザは、カード上に印刷されたカードのシリアル番号を入力するように要求されてもよい。カード番号はシリアル番号に基づいて探索され、カードはユーザのアカウントにリンクされる。ユーザはその後、確認を通知される。
IVRを介したアクティブ化のために、ユーザは、まずカード上に示された支払プロバイダのうちの一つなどの番号に電話する。ユーザは、携帯電話番号、PIN、クレジットカード番号、デビットカード番号、ソーシャルセキュリティ番号、誕生日もしくは上記のうちの幾つかの組み合わせなどの認証情報を提供することを求められてもよい。ユーザのアカウントが一旦見つけられると、ユーザは、カードをアクティブ化するためにオプションを選択するように音声で入力要求されてもよい。いったん選択されると、ボタンを押すこともしくは音声命令などによって、ユーザは、カード上にシリアル番号を入力するか、シリアル番号を言う。シリアル番号に関連付けられたカード番号は、その後、ユーザアカウントに配置されて、リンクされる。電話の間、システムは、ユーザに、ユーザが本明細書で記述された携帯電話番号プラスPIN支払をアクティブ化することを望むか否かを尋ねることがある。もし望む場合には、ユーザは、PINを入力/選択し、従って情報は処理される。
図1Bは、一実施形態に従う販売者POSにおいて、図1Aにおいて設定されたような、電話プラスPIN支払オプションを利用するためのプロセス150を示すフローチャートである。ステップ152においては、ユーザは、チェックアウトプロセスを開始する。例えば、ユーザが買い物を終えた後、ユーザは典型的には、その品目の支払をするために、キャッシュレジスタもしくは会計へと向かう。品目は、キャッシュレジスタ(例えば、POSもしくはポイントオブセール)においてスキャンされてもよい。さらなる品目もしくはサービスは、POSにおいて追加されてもよい。この段階において、ユーザは典型的には支払カードを会計に提示する。POSは、店舗などの物理的販売者もしくは販売者位置におけるキャッシュレジスタもしくは他のチェックアウトデバイスであってもよい。
しかしながら、本発明の本実施形態においては、ユーザはPOSにおける会計に対して任意の物理的カードもしくは支払手段を提示する必要がない。本実施形態においては、ユーザは、POSにおいてPINもしくはキーパッドを介して支払を行う。ユーザが支払プロセスを開始する準備をする(最初の品目がスキャンされる前、最初の品目がスキャンされた後、最後の品目がスキャンされる前、または最後の品目がスキャンされた後である可能性がある)ときに、ユーザは、支払プロバイダによる支払オプションもしくは電話番号プラスPINを利用する支払オプションを選択する。これは、PINパッド上の適切なボタンを単に選択することでありうる。
ユーザは、その後、PINパッドなどを介してユーザの電話番号(もしくは他の識別子)を入力することをユーザに要求するスクリーンもしくはフィールドを提示されてもよい。ユーザは、その後、ステップ154において、電話番号を入力する。他の実施形態においては、ユーザ識別子は、ユーザのデバイスおよび販売者デバイスの間のNFC通信などを介して、異なる方法で入力されてもよい。次に、ユーザは、PINパッド上で適切な番号/キーを選択することなどによって、ユーザのPINもしくはパスワードを入力することを求められてもよい。これは、電話番号入力と同一のスクリーン上で(ステップ154において)行われるか、(異なるステップにおいて)異なるスクリーン上で行われる可能性がある。換言すると、電話番号およびPINは、ともに入力するか、異なるスクリーン上で入力することができる。
ステップ156においては、PINは、PINパッド内で暗号化される。暗号化は、ハードウェア層もしくはソフトウェア層ですることができる。別の実施形態においては、電話番号(および/もしくはペイロードにおける他のデータ)も暗号化される。さらに別の実施形態においては、PINは暗号化されない。暗号化は、PINが通信される前にさらなる安全性を提供する。しかしながら、暗号化された伝送を解読するためのその後の処理に加えて、より複雑および/もしくは高価なPINパッドによってコストがより多くなる。
ユーザの電話番号およびPIN(本実施形態における暗号化PIN)は、その後、ステップ158において支払プロバイダに通信される。一実施形態においては、電話番号およびPINは、PINパッドからキャッシュレジスタへと伝送され、バックエンド販売者サーバへと伝送され、販売者サーバは、その後、支払プロバイダに販売者情報とともに電話番号およびPINを伝送する。販売者情報は、支払プロバイダに対して販売者を識別する識別子を含んでもよい。販売者は、支払プロバイダでのアカウントを有し、販売者識別子を通して販売者のアカウントにアクセスすることを支払プロバイダに可能にする。販売者がアカウントを有していない場合、販売者は、アカウントを作成するか、第三者での販売者アカウントについての情報を含んでもよく、支払プロバイダは、取引用の支払が承認された場合販売者アカウントに、資金を積んでもよい。販売者情報は、同様に販売者の位置を含んでもよい。販売者サーバは、この情報を通信するために、支払プロバイダの一つ以上のチェックアウトAPIに電話してもよい。
別の実施形態においては、ユーザは、POSにおいて、磁気ストライプを有するカードを読み取らせるか、QRもしくはバーコードを有するカードをスキャンさせることによって認証されてもよい。ユーザは、支払プロバイダによって発行されたカードを有する。ユーザは、ユーザを認証するため、かつ、ユーザのアカウントに対するアクセスを得るために、POSでカードを読み取らせるかカードをスキャンさせてもよい。本実施形態においては、カード読みとりもしくはスキャンは、電話番号プラスPINに対する結果の点で同等である。換言すると、カード読みとりは、ユーザを認証するための識別トークンである可能性がある。
別の実施形態においては、カードは、アカウント識別子を通信するために読みとられる。ユーザは、現在の支払取引で使用するためのアカウントにアクセスするために、有効なPINを入力する必要がある。したがって、本実施形態においては、カードは、上述された電話番号のように機能する。任意の単純な改変が、(携帯電話番号の入力もしくはカード読みとりを介して)アカウント識別子をユーザが提示する異なる方法に基づいてなされる必要がない場合には、他の全ての処理は、同じままである。
一旦、販売者から支払プロバイダが情報を受信すると、支払プロバイダは、受信された情報を利用してユーザのアカウントにアクセスする。一実施形態においては、支払プロバイダは、受信されたユーザの電話番号に関連付けられたアカウントを探索する。もし対応する有効なアカウントが存在しない場合には、販売者および/もしくはユーザはそれに従って通知されてもよい。ユーザは不正確な番号を入力することがある。その場合には、ユーザは、ユーザの電話番号を再入力するか、ユーザのカードを再度読み取らせてもよい。或いは、ユーザが正確な番号を入力しても、番号に関連付けられたアカウントがないか、アカウントが閉鎖されていることがある。ユーザは、アカウントを開くか、任意の旧式の情報を提供するなどの適切な動作をするように通知されてもよい。
支払プロバイダは、受信されたPINがユーザのアカウントに関連付けられた正確なPINか否かも決定する。PINが暗号化された場合、支払プロバイダは、まずPINを解読してもよい。PINがユーザのアカウントに関連付けられたPINに一致しない場合、ユーザは、販売者を通して、PINを再入力するように求められてもよい。
ユーザのアカウントが認証され、取引で使用することができるとき(例えば、この販売者での制限がない、取引回数が超過していないなど)、支払プロバイダはキーもしくはトークンを作成してもよい。また、ユーザのアカウントからの情報および受信された販売者情報に基づいて、支払プロセッサは、任意のクーポン、優遇措置、ロイヤリティポイント、もしくは、ユーザが当該販売者で利用することができる他の有用アイテムを決定する。例えば、販売者は、当該店舗およびその日に利用可能な一般的クーポンもしくは割引を有するか、ユーザは、販売者へ適用することができるあるクーポンもしくはポイントを有するか、販売者はユーザに対して特別な販売価格を有してもよい。ステップ162においては、支払プロバイダは、キーもしくはトークンとともに、任意の値引き、優遇措置もしくは有用アイテムを販売者サーバなどの販売者に対して伝送し、その後、必要な場合には、キャッシュレジスタおよびPINパッドへと情報を伝送してもよい。
品目が販売者システムへとスキャンされるか入力される場合、それらが受信されたときに任意の値引きが適用されてもよいし、品目が全てスキャンされたとき、値引きが適用されてもよい。品目が全てスキャンされたとき、任意の値引きは、即座に適用されてもよい。それにもかかわらず、一旦品目がスキャンされ任意の値引きが適用されると、ステップ164においては、(最初のスキャン後に値引きが適用される場合には)総額がアップデートされるか、(スキャン中に適用される任意の値引きが要因となり)総額が得られる。
続いて、支払プロバイダは、ステップ166において、支払プロバイダに対して、取引の詳細および最初に受信されたキーもしくはトークンを伝送する。これは、販売者からの別のAPI電話を通してなされてもよい。取引の詳細は、品目の説明および額、総額および適用される任意の値引きと(概してもしくは特定の品目に対して)如何にして値引きが適用されたかなどの個々の品目情報を含んでもよい。
支払プロバイダは、その後、支払が承認されたか拒否されたか否かを決定するための情報を処理する。拒否は、ユーザのアカウントが満たさないある条件もしくは満たす制限/限定の結果として生じうる。例えば、総額が、アカウントの許容する額を超えることがある。ある品目は、ユーザのアカウントを利用して購入することを禁じられることもある。
このように、一旦決定がなされると、販売者は、ステップ168において、販売者サーバを介して通知され、その後、必要な場合にはキャッシュレジスタおよびPINパッドへとその通知が伝送される。通知は、取引に関連付けられた取引識別とともに承認もしくは拒否メッセージを含んでもよい。拒否メッセージが受信された場合、販売者は、別の支払形式もしくは支払源を提供することをユーザに要求してもよい。
しかしながら、支払が承認された場合、取引は購入された商品をユーザが受信することで完了してもよい。受領書が作成され、電気的に格納されてもよい。ユーザは、ユーザのモバイルデバイスへと送信された従来の紙の受領書および/もしくはデジタルの受領書を受信してもよい。ユーザは、ユーザのモバイルデバイスなどを通して、承認された支払もしくは拒否された支払の通知をされてもよい。
上記の全てのステップが必要とされるわけではなく一つ以上のステップが省略でき、異なる順序で実施し、適切な場合には組み合わせることができることに留意されたい。例えば、キーもしくはトークンは、作成される必要はなく、付け値および他の有用アイテムは、販売者に対して伝送される必要がない。また、PINは、取引中の任意の時間(任意のクーポンおよび他の優遇措置が販売者に伝送された後も含む)に支払プロバイダへと通信できる。一実施形態においては、ユーザは、単に、電話番号プラスPINを販売者デバイスへと入力し、支払プロバイダは、販売者の詳細を含みうる取引情報とともにこの情報を受信し、受信された情報に基づいて取引を承認するか否かの決定をする。
図2は、本発明の一実施形態に従い、上述されたように、POSにおいて支払受領者(例えば、販売者)および支払送信者(例えば、ユーザもしくは消費者)の間の金融取引を処理するように構成されたネットワークシステム200のブロック図である。システム200は、ネットワーク260を介して通信するユーザデバイス210、販売者サーバ240、支払プロバイダサーバ270を含む。支払プロバイダサーバ270は、San Jose,CAのPayPal,Inc.などの支払プロバイダによって維持されてもよい。送信者もしくは消費者などのユーザ205は、ユーザデバイス210に関連付けられ、ユーザは、支払プロバイダサーバ270を利用して販売者サーバ240と支払取引を実施する。
ユーザデバイス210、販売者サーバ240および支払プロバイダサーバ270は、各々、一つ以上のプロセッサ、メモリならびに、本明細書で記述された種々のアプリケーション、データおよびステップを実現するために一つ以上のコンピュータ可読媒体に格納されたプログラムコードおよび/もしくはデータなどの命令を実行するための他の適切なコンポーネントを含みうる。例えば、当該命令は、システム200の種々のコンポーネントに対して内部および/もしくは外部ならびに/または、ネットワーク260によってアクセス可能なメモリもしくはデータ記憶デバイスなどの一つ以上のコンピュータ可読媒体に格納されてもよい。
ネットワーク260は、単一のネットワークとしてもしくは複数のネットワークの組み合わせとして実現されてもよい。例えば、種々の実施形態においては、ネットワーク260は、インターネットもしくは一つ以上のイントラネット、固定電話回線ネットワーク、ワイヤレスネットワークおよび/もしくは他の適切なタイプのネットワークを含んでもよい。
ユーザデバイス210は、ネットワーク260を介した有線および/もしくはワイヤレス通信用に構成された任意の適切なハードウェアおよびソフトウェアを利用して実現されてもよい。例えば、一実施形態においては、ユーザデバイスは、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータおよび/もしくはApple(商標)によるiPad(商標)などのデータを伝送および/もしくは受信することが可能な他のタイプのコンピューティングデバイスとして実現されてもよい。
ユーザデバイス210は、例えば、ユーザ205がネットワーク260を介して利用可能な情報を閲覧することを可能にするための簡便なインターフェイスを提供するために利用されうる一つ以上のブラウザアプリケーション215を含んでもよい。例えば、一実施形態においては、ブラウザアプリケーション215は、インターネット上で利用可能な情報を閲覧するように構成されたウェブブラウザとして実現されてもよい。ユーザデバイス210は、例えば、ユーザ205によって選択された動作に応じて、所望のタスクを実施するためにクライアント側の処理を提供するために使用されうる一つ以上のツールバーアプリケーション220も含んでもよい。一実施形態においては、ツールバーアプリケーション220は、本明細書でさらに記述されるようにブラウザアプリケーション215に関連するユーザインターフェイスを表示してもよい。
ユーザデバイス210は、ユーザデバイス210に対して所望の特性を提供するために特定の実施形態において望まれるように、他のアプリケーション225をさらに含んでもよい。例えば、他のアプリケーション225は、クライアント側のセキュリティ特性を実現するためのセキュリティアプリケーション、ネットワーク260を介して適切なアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)でインターフェイスとして機能するためのプログラマチッククライアントアプリケーション、もしくは他のタイプのアプリケーションを含んでもよい。アプリケーション225は、上述されたように、支払プロバイダを通してユーザが通信し、注文をし、支払をすることを可能にするアプリケーションと同様に、ユーザ205がEメール、電話、文書をネットワーク260を介して送受信することを可能にするEメール、文書、音声およびIMアプリケーションを含んでもよい。ユーザデバイス210は、例えば、オペレーティングシステムレジストリエントリ、ブラウザアプリケーション215に関連付けられたクッキ、ユーザデバイス210のハードウェアに関連付けられた識別子もしくは、支払/ユーザ/デバイス認証用などに利用される他の適切な識別子として実現されうる一つ以上のユーザ識別子230を含む。一実施形態においては、ユーザ識別子230は、本明細書でさらに記述されるように、支払プロバイダによって維持される特定の額をユーザ205に関連付けるために、支払サービスプロバイダによって利用されてもよい。関連付けられたインターフェイスとの通信アプリケーション222は、システム200内でユーザデバイス210が通信することを可能にする。
販売者サーバ240は、上述されたように、ユーザの電話番号およびPINの入力および伝送用に、PINパッドおよび/もしくはキャッシュレジスタと連通してもよいが、本明細書でその双方は示されていない。販売者サーバ240は、例えば、ネットワーク260によって受信されるべき支払と交換に、例えば、種々の製品および/もしくはサービスを提供する販売者もしくは業者によって維持されてもよい。概して、販売者サーバ240は、小売業者およびレストランと同様チャリティを含む資金を受領する任意の人もしくは任意のエンティティによって維持されてもよい。販売者サーバ240は、ユーザ205によって閲覧し購入するために利用可能にされうる利用可能な製品および/もしくはサービス(例えば、品目として集合的に称される)を識別するデータベース245を含み、バーコードなどの識別子と関連付けられた受領書を含む。したがって、販売者サーバ240は、ユーザデバイス210のブラウザ215に対してネットワーク260を介して情報を与えるように構成されうる市場アプリケーション250も含む。一実施形態においては、ユーザ205は、データベース245において識別された種々の製品、食品もしくはサービスを閲覧するために、ネットワーク260上のブラウザアプリケーションを介して、市場アプリケーション250と相互作用してもよい。
販売者サーバ240は、市場アプリケーション250によって識別される商品もしくはサービスのユーザ205による購入を容易にするように構成されうるチェックアウトアプリケーション255も含む。チェックアウトアプリケーション255は、ネットワーク260上の支払サービスプロバイダサーバ270を介して、ユーザ205からもしくはユーザ205の代わりによる支払情報を受信するように構成されてもよい。例えば、チェックアウトアプリケーション255は、支払プロバイダへと取引情報を伝送し、支払プロバイダからの情報を受信するのと同様に、支払サービスプロバイダサーバ270からの支払確認を受信して処理してもよい。チェックアウトアプリケーション255は、取引の送り状もしくは受領書を作成するのと同様に、支払用に一つ以上の異なる資金源を受容するように構成されてもよい。
支払プロバイダサーバ270は、例えば、ユーザ205と販売者サーバ240のオペレータとの間の支払を提供しうるオンライン支払サービスプロバイダによって維持されてもよい。この点においては、支払プロバイダサーバ270は、上述されたように、販売者のPOSもしくはサイトにおいて、ユーザデバイス210のユーザ205によって商品もしくはサービスの購入を容易にするために、ネットワーク260上のユーザデバイス210および/もしくは販売者サーバ240と相互作用するように構成されうる一つ以上の支払アプリケーション275を含む。
支払プロバイダサーバ270は、複数のユーザアカウント280を維持し、その各々は、個々のユーザに関連付けられたアカウント情報285を含みうる。例えば、アカウント情報285は、アカウント番号、パスワード、デバイス識別子、ユーザ名、電話番号、クレジットカード情報、銀行情報、PIN/パスワード、クーポン、値引き、優遇措置、ロイヤリティポイント、有用アイテム、もしくはユーザ205によるオンライン取引を容易にするために利用されうる他の金融情報などのデバイスのユーザの個人金融情報を含んでもよい。販売者の詳細は、アカウント情報285もしくは支払プロバイダサーバ270の別の部分内に格納されてもよい。好都合なことに、支払アプリケーション275は、ユーザによってなされた購入およびどの資金源が使用されるかを追跡して管理するために、チェックアウトアプリケーション255での取引中にユーザ205に代わって、販売者サーバ240と相互作用するように構成されてもよい。
取引処理アプリケーション290は、支払アプリケーション275の一部であってもよいし、個別のものであってもよいが、支払データベース295内で処理および格納するために、ユーザデバイスおよび/もしくは販売者サーバ240からの情報を受信するように構成されてもよい。取引処理アプリケーション290は、上述されたように、販売者POSにおける注文および支払を処理するために、ユーザ205からの情報を処理するための一つ以上のアプリケーションを含んでもよい。このように、取引処理アプリケーション290は、販売者とユーザとの間の取引に関連付けられた注文の詳細を格納してもよい。支払アプリケーション275は、必要な場合に新規のアカウントを作成するのと同様に、ユーザ205用のアカウントの存在を判定して、管理するようにさらに構成されてもよい。
支払データベース295は、認証の詳細および/もしくは取引の詳細を含む、完了した取引からの取引詳細を格納してもよい。当該情報は、支払プロバイダおよび/もしくは販売者によってアクセス可能な第三者のデータベースに格納されてもよい。
図3は、本開示の一つ以上の実施形態の実現に適切なコンピュータシステム300のブロック図である。種々の実現においては、ユーザデバイスは、ネットワークで通信することが可能なパーソナルコンピューティングデバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、スマートフォン、PDA、Bluetoothデバイス、キーFOB、バッジなど)を含んでもよい。販売者および/もしくは支払プロバイダは、ネットワークで通信することが可能なネットワークコンピューティングデバイス(例えば、ネットワークサーバ)を利用してもよい。ユーザ、販売者および支払プロバイダによって利用される各デバイスは、以下の方法でコンピュータシステム300として実現されてもよいことを理解されたい。
コンピュータシステム300は、バス302もしくはコンピュータシステム300の種々のコンポーネント間の情報データ、信号および情報を通信するための他の通信機構を含む。コンポーネントは、キーパッド/キーボードからキーを選択するか、一つ以上のボタンもしくはリンクを選択するなどのユーザの動作を処理し、バス302に対応する信号を送信する入力/出力(I/O)コンポーネント304を含む。I/Oコンポーネント304は、(例えば、キーボード、キーパッド、マウスなどの)ディスプレイ311およびカーソルコントロール313などの出力コンポーネントを含んでもよい。任意の音声入力/出力コンポーネント305は、音声信号を変換することによって入力情報用の音声を利用することをユーザに可能にするために含まれてもよい。音声I/Oコンポーネント305は、ユーザが音声を聞くことを可能にしてもよい。送信機もしくはネットワークインターフェイス306は、コンピュータシステム300と、ネットワーク360を介する別のユーザデバイス、販売者サーバ、もしくは支払プロバイダサーバなどの他のデバイスとの間で信号を送受信する。一実施形態においては、伝送はワイヤレスであるが、他の伝送媒体および方法も適切であってもよい。プロセッサ312は、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、もしくは他の処理コンポーネントである可能性があるが、コンピュータシステム300上の表示もしくは通信リンク318を介した他のデバイスへの伝送用に、これらの種々の信号を処理する。プロセッサ312は、クッキ、IPアドレスなどの情報の他のデバイスへの伝送も制御する。
コンピュータシステム300のコンポーネントは、システムメモリコンポーネント314(例えば、RAM)、スタティック記憶コンポーネント316(例えば、ROM)、および/もしくはディスクドライブ317をも含む。コンピュータシステム300は、システムメモリコンポーネント314に含まれる一つ以上の命令シーケンスを実行することによってプロセッサ312および他のコンポーネントによって特定の動作を実施する。論理は、実行用のプロセッサ312に対する命令の提供に関連する任意の媒体のことを称する可能性があるコンピュータ可読媒体にエンコードされてもよい。当該媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体および伝送媒体を含む多くの形式をとる可能性があるがそのいずれにも限定はされない。種々の実施においては、不揮発性媒体は光ディスクもしくは磁気ディスクを含み、揮発性媒体は、システムメモリコンポーネント314などのダイナミックメモリを含み、伝送媒体は、バス302を含むワイヤを含む同軸ケーブル、銅線および光ファイバを含む。一実施形態においては、論理は、非一時的コンピュータ可読媒体にエンコードされる。一実施例においては、伝送媒体は、ラジオ波、光および赤外データ通信中に生成される音波もしくは光波の形式をとる可能性がある。
コンピュータ可読媒体の幾つかの通常の形式は、例えば、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、任意の他の磁気媒体、CD−ROM、任意の他の光学媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンを有する任意の他の物理媒体、RAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROM、任意の他のメモリチップもしくはカートリッジ、または、コンピュータが読みとるように適合された任意の他の媒体を含む。
本開示の種々の実施形態においては、本開示を実践するための命令シーケンスの実行は、コンピュータシステム300によって実施されてもよい。本開示の種々の他の実施形態においては、ネットワーク(例えば、LAN、WLAN、PTSNおよび/もしくは、遠距離通信、モバイル、携帯電話ネットワークを含む種々の他の有線もしくはワイヤレスネットワーク)に通信リンク318によって結合された複数のコンピュータシステム300は、お互いに協調して本開示を実践するために命令シーケンスを実施してもよい。
適用可能な場合には、本開示によって提供される種々の実施形態は、ハードウェア、ソフトウェアもしくはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを利用して実現されてもよい。また、適用可能な場合には、本明細書で説明された種々のハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントは、本開示の趣旨から逸脱することなく、ソフトウェア、ハードウェアおよび/もしくはその双方を含む合成コンポーネントへと組み合わせられてもよい。適用可能な場合には、本明細書で説明された種々のハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントは、本開示の趣旨から逸脱することなく、ソフトウェア、ハードウェアもしくはその双方を含むサブコンポーネントへと分離されてもよい。さらには、適用可能な場合には、ソフトウェアコンポーネントは、ハードウェアコンポーネントとして実現されてもよいし、またハードウェアコンポーネントはソフトウェアコンポーネントとして実現されてもよいことが予想される。
本開示に従う、プログラムコードおよび/もしくはデータなどのソフトウェアは、一つ以上のコンピュータ可読媒体上に格納されてもよい。本明細書で識別されたソフトウェアは、ネットワーク化された一つ以上の汎用もしくは専用コンピュータおよび/もしくはコンピュータシステムを利用して実現されてもよいことが予想される。適用可能な場合には、本明細書で記述された種々のステップの順序は、本明細書で記述された特徴を提供するために、変更され、合成ステップへと組み合わせられ、および/もしくは、サブステップに分離されてもよい。
前述の開示は、開示された使用のまさにその正確な形態もしくは特定の分野へと本開示を限定することを意図するものではない。それ自体、本明細書で明示的に記述されたか暗示されたかに関わらず、本開示の種々の代替的実施形態および/もしくは改変が本開示に照らして可能であることが予想される。このように、本開示の実施形態が記述されてきたが、当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく形式および詳細において変更が加えられてもよいことを理解するであろう。このように、本開示は請求項によってのみ限定される。
Claims (22)
- 非一時的メモリと、
前記非一時的メモリに接続された1つ以上のプロセッサであって、
ポイントオブセール(POS)装置で読み取られたカードに少なくとも基づいて、ユーザ識別子を前記POS装置から受信し、
暗号化されたPIN又はパスワードを、前記POS装置のPINパッドで入力された前記PIN又はパスワードと前記PINパッド内で暗号化された前記PIN又はパスワードとに少なくとも基づいて、前記POS装置から受信し、
前記POS装置に関連付けられた販売者を識別する販売者情報を受信し、
受信された暗号化された前記PIN又はパスワードに少なくとも基づいて、支払プロバイダで前記ユーザのアカウントにアクセスし、
受信された暗号化された前記PIN又はパスワードでアクセスされた前記アカウントに少なくとも基づいて、前記ユーザの前記アカウントを識別する識別トークンを作成し、
作成された前記識別トークンと共に、金融取引のための有用アイテムを前記販売者に通信し、
受信された取引情報は前記金融取引の総額を示す、前記金融取引に関連付けられた前記取引情報を受信し、
受信された暗号化された前記PIN又はパスワードでアクセスされた前記アカウントに少なくとも基づいて、前記金融取引の前記総額を承認するか否かを前記販売者に通知すること
を含む動作をシステムに実行させるための命令を前記非一時的メモリから読み出すように構成された前記1つ以上のプロセッサと
を含む、システム。 - 前記PIN又はパスワードは、暗号化された前記PIN又はパスワードが前記支払プロバイダにより受信される前に前記PINパッド内で暗号化され、前記動作は、暗号化された前記PIN又はパスワードを解読することを更に含む、請求項1に記載のシステム。
- 前記PIN又はパスワードは、前記POS装置のハードウェア暗号化層に基づいて、前記PINパッド内で暗号化される、請求項2に記載のシステム。
- 前記動作は、前記金融取引と前記ユーザの前記アカウントとに関連付けられた前記識別トークンを前記POS装置に通信することを更に含む、請求項1に記載の装置。
- 前記取引情報を受信することは、前記識別トークンで前記POS装置から前記取引情報を受信することを含む、請求項4に記載のシステム。
- 前記動作は、前記金融取引の前記総額が承認されるか否かをユーザ装置に通知することを更に含む、請求項1に記載のシステム。
- 前記有用アイテムは、ロイヤリティポイント、値引き、及びクーポンの内の少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
- 前記ユーザ識別子は、ユーザ装置の携帯電話番号である、請求項1に記載のシステム。
- 前記ユーザ識別子は、前記POS装置で読み取られた前記カードの磁気ストライプから受信される、請求項1に記載のシステム。
- 前記ユーザ識別子は、前記カード上の前記磁気ストライプ中にエンコードされる、請求項9に記載のシステム。
- ポイントオブセール(POS)装置のポイントで金融取引を処理する方法であって、
前記ポイントオブセール(POS)装置で読み取られたカードに少なくとも基づいて、前記ポイントオブセール装置からユーザ識別子を、支払プロバイダのハードウェアプロセッサによって電子的に受信し、
暗号化されたPIN又はパスワードを、前記POS装置のPINパッドで入力された前記PIN又はパスワードと前記PINパッド内で暗号化された前記PIN又はパスワードとに少なくとも基づいて、前記POS装置から前記ハードウェアプロセッサによって受信し、
前記POS装置に関連付けられた販売者を識別する販売者情報を受信し、
受信された暗号化された前記PIN又はパスワードに少なくとも基づいて、前記ユーザのアカウントを支払プロバイダでアクセスし、
受信された暗号化された前記PIN又はパスワードでアクセスされた前記アカウントに少なくとも基づいて、前記ユーザの前記アカウントを識別する識別トークンを作成し、
作成された前記識別トークンで前記金融取引のための有用アイテムを前記販売者に電子的に通信し、
受信された取引情報は前記金融取引の総額を示す、前記金融取引に関連付けられた前記取引情報を受信し、
受信された暗号化された前記PIN又はパスワードでアクセスされた前記アカウントに少なくとも基づいて、前記金融取引の前記総額を承認するか否かを前記販売者に通知すること
を含む、方法。 - 前記PIN又はパスワードは、前記POS装置に関連付けられたソフトウェア暗号化層に基づいて、前記PINパッド内で暗号化される、請求項11に記載の方法。
- 前記有用アイテムは、ロイヤリティポイント、値引き、及びクーポンの内の少なくとも1つを含む、請求項11に記載の方法。
- 前記ユーザ識別子は、前記ユーザの携帯電話番号である、請求項11に記載の方法。
- 前記ユーザ識別子は、前記POS装置で読み取られた前記カードの磁気ストライプから受信される、請求項11に記載の方法。
- 前記ユーザ識別子は、前記カード上の前記磁気ストライプ中にエンコードされる、請求項15に記載の方法。
- ポイントオブセール(POS)装置で読み取られたカードに少なくとも基づいて、前記POS装置からユーザ識別子を支払いプロバイダによって受信し、
暗号化されたPIN又はパスワードを、前記POS装置のPINパッドで入力された前記PIN又はパスワードと前記PINパッド内で暗号化された前記PIN又はパスワードとに少なくとも基づいて、前記POS装置から受信し、
前記POS装置において販売者を識別する販売者情報を受信し、
受信された暗号化された前記PIN又はパスワードに少なくとも基づいて、前記ユーザのアカウントを前記支払プロバイダでアクセスし、
前記ユーザの前記アカウントを識別するために作成された識別トークンで前記金融取引のための有用アイテムを前記販売者に通信し、
受信された取引情報は前記金融取引の総額を示す、前記金融取引に関連付けられた前記取引情報を受信し、
受信された暗号化された前記PIN又はパスワードでアクセスされた前記アカウントに少なくとも基づいて、前記金融取引の前記総額を承認するか否かを前記販売者に通知すること
を含む動作を機械に実行させることが可能な機械可読の命令を格納する非一時的機械可読媒体。 - 前記PIN又はパスワードは、前記POS装置に関連付けられたハードウェア暗号化層に基づいて、前記PINパッド内で暗号化される、請求項17に記載の非一時的機械可読媒体。
- 前記有用アイテムは、ロイヤリティポイント、値引き、及びクーポンの内の少なくとも1つを含む、請求項17に記載の非一時的機械可読媒体。
- 前記ユーザ識別子は、ユーザ装置の携帯電話番号である、請求項17に記載の非一時的機械可読媒体。
- 前記ユーザ識別子は、前記POS装置で読み取られた前記カードの磁気ストライプから受信される、請求項17に記載の非一時的機械可読媒体。
- 前記ユーザ識別子は、前記カード上の前記磁気ストライプ中にエンコードされる、請求項21に記載の非一時的機械可読媒体。
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