JP2003036406A - 電子決済方法、電子決済システム、通信端末、決済装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

電子決済方法、電子決済システム、通信端末、決済装置、プログラムおよび記録媒体

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JP2003036406A
JP2003036406A JP2001222163A JP2001222163A JP2003036406A JP 2003036406 A JP2003036406 A JP 2003036406A JP 2001222163 A JP2001222163 A JP 2001222163A JP 2001222163 A JP2001222163 A JP 2001222163A JP 2003036406 A JP2003036406 A JP 2003036406A
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Japan
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user
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communication terminal
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JP2001222163A
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English (en)
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Maki Kinoshita
眞希 木下
Junichi Yoshida
淳一 吉田
Manabu Tanaka
学 田中
Kazutoyo Hanada
和豊 花田
Shuichi Tomita
修一 富田
Taijiro Nakamura
泰二郎 中村
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NTT Docomo Inc
NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Docomo Inc
NTT Data Corp
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Priority to US10/199,993 priority patent/US20030055792A1/en
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  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な作業や操作を行うことなく、決済時の
不正を抑制する。 【解決手段】 電子決済を行う場合、移動機14は電子
決済を利用とするユーザに対してユーザ認証を行い(ス
テップS1)、該ユーザ認証の結果が肯定的である場合
にPOS端末装置11にユーザIDを送信して決済を開
始させる。POS端末装置11は受信したユーザIDと
商取引情報等を決済ゲートウェイシステム15に送信
し、決済を依頼する。決済ゲートウェイシステム15は
この依頼に応じて移動機14に電子メールを送信し、移
動機14の決済進行アプリケーションを自動的に起動さ
せ、その後の決済処理を自動的に進行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子決済方法、電
子決済システム、決済装置、電子決済に用いられる通信
端末、当該通信端末を制御するプログラムおよび該プロ
グラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、クレジットカードを利用した
決済が行われている。クレジットカードを利用した決済
は以下のような手順で行われている。まず、図21に示
すように、店舗において、購買者が商品等を購入する
と、店舗に設置されたPOS(Point of Sales)端末1
に、購買した商品名称、数量、購買金額、税額等の商取
引情報が入力される。そして、購買者は自身が所持する
クレジットカードを店員に手渡し、店員がこのクレジッ
トカードをカードリーダ2にセットする。これにより購
買者の所持するクレジットカードに記録されたカード情
報(会員番号や有効期限等)がカードリーダによって読
み取られ、このカード情報がPOS端末1に供給され
る。POS端末1は、このように取得したカード情報お
よび商取引情報に店舗情報(加盟店情報等)等を加えた
与信要求を、CAFIS(Credit and Finance Informa
tion Switching Systems)等の決済ネットワーク3を介
してクレジットカード会社が設置する与信サーバ4に送
信する。
【0003】与信サーバ4では、POS端末1から供給
される与信要求の内容(カード情報)を確認し、正当な
カード情報であると確認した場合には決済ネットワーク
3を介してPOS端末1に対して与信完了報告を送信す
る。このようにして決済が正常に完了する。このような
クレジットカードを利用した決済を行うことにより、購
買者等は多額の現金等を持ち歩くことなく、ショッピン
グ等を行うことができるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たクレジットカードを利用した決済方法は、従来よりセ
キュリティー性に問題があるといった指摘を受けてい
る。すなわち、上記のクレジットカード決済では、クレ
ジットカードを店員等の第三者に手渡す必要がある。こ
のようにクレジットカードを他人に手渡した時や紛失等
した際に、そのクレジットカードのカード情報が不正利
用される虞がある。クレジットカードを利用した従来の
決済は、このような情報漏洩等に起因する不正使用の虞
があるため、セキュリティー性の問題があると指摘され
ているのである。
【0005】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、複雑な作業や操作を行うことなく、不正を
抑制することができる電子決済方法、電子決済システ
ム、決済装置、通信端末、プログラムおよび記録媒体を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る電子決済方法は、ユーザからユーザ通
信端末に入力されるユーザ認証情報に基づいて、当該ユ
ーザ通信端末がそのユーザが正当なユーザであるか否か
の認証を行う過程と、前記ユーザ通信端末がユーザ情報
を入力したユーザが正当なユーザであると認証した場合
に、当該ユーザ通信端末がその認証結果を記憶する過程
と、前記ユーザ通信端末がユーザ認証情報を入力したユ
ーザが正当なユーザであると認証した場合に、当該ユー
ザ通信端末が予め記憶されているユーザ識別情報を店舗
側端末装置に送信する過程と、前記店舗側端末装置が、
前記ユーザ通信端末から送信された前記ユーザ識別情報
と商取引内容を示す商取引情報とを通信網を介して決済
装置に送信する過程と、前記決済装置が、前記店舗側端
末装置から送信された前記ユーザ識別情報および前記商
取引情報を受信する過程と、前記決済装置が、受信した
前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザ通信端末を特
定し、特定した前記ユーザ通信端末に対して第2の通信
網を介して、前記認証結果を送信するよう指示するコマ
ンド情報を送信する過程と、前記コマンド情報を受信し
た前記ユーザ通信端末が、肯定的な前記認証結果が記憶
されている場合に、その旨を前記第2の通信網を介して
前記決済装置に送信する過程と、前記ユーザ通信端末か
ら前記認証結果が肯定的である旨を受信した場合に、前
記決済装置が前記商取引情報に示される商取引の決済に
関する処理を実行する過程とを具備することを特徴とし
ている。
【0007】この方法によれば、電子決済を行おうとし
ているユーザに対し、通信端末が正当なユーザであるか
の認証を行い、認証結果が肯定的である場合に店舗側端
末装置にユーザ識別情報が送信される。このようにユー
ザ識別情報が店舗側端末装置に送信されることにより、
決済装置から認証結果を送信するよう指示するコマンド
が通信端末に送信され、通信端末はこの指示に応じて自
動的に上記ユーザに対する認証結果を送信する。この肯
定的な認証結果により決済装置においてもユーザ認証が
確認され、決済に関する処理が行われる。従って、ユー
ザは通信端末を用いて決済を行うことができ、クレジッ
トカードを店員に手渡したりする等、不正利用の原因と
なる作業等を行わなくてもよい。また、通信端末がユー
ザ認証を行っているので、当該通信端末が不正な第三者
の手に渡った場合にも、その不正利用を抑制することが
できる。また、決済装置がユーザ識別情報からユーザ通
信端末を特定し、特定したユーザ通信端末に対して認証
結果を送信するよう指示している、すなわち決済装置に
よって特定されたユーザ通信端末のみが決済処理を進め
ることができるので、第三者による他の通信端末を利用
した不正な決済を抑制することができる。さらに、通信
端末が決済装置からのコマンド情報に応じて認証結果を
自動的に決済装置に送信するようにしているので、ユー
ザが認証結果を通信端末から決済装置に送り返すための
操作等を行う必要がなく、ユーザの不作為等によって決
済処理が中断されてしまうことを抑制することができ
る。
【0008】また、本発明の別態様の電子決済方法は、
ユーザからユーザ通信端末に入力されるユーザ認証情報
に基づいて、当該ユーザ通信端末がそのユーザが正当な
ユーザであるか否かの認証を行う過程と、前記ユーザ通
信端末がユーザ情報を入力したユーザが正当なユーザで
あると認証した場合に、当該ユーザを識別するためのユ
ーザ識別情報を店舗側端末装置に送信する過程と、前記
店舗側端末装置が、前記ユーザ通信端末から送信された
前記ユーザ識別情報を通信網を介して決済装置に送信す
る過程と、前記決済装置が、前記店舗側端末装置から送
信された前記ユーザ識別情報を受信する過程と、前記決
済装置が、受信した前記ユーザ識別情報に基づいて前記
ユーザ通信端末を特定し、特定した前記ユーザ通信端末
に対して第2の通信網を介して、当該ユーザ通信端末に
予め格納されている決済進行用アプリケーションを自動
起動させるコマンドを送信する過程と、前記コマンド情
報を受信した前記ユーザ通信端末が、前記決済進行用ア
プリケーションを自動起動し、当該決済進行用アプリケ
ーションにしたがって決済処理の進行指示を前記第2の
通信網を介して前記決済装置に送信する過程と、前記決
済装置が、前記ユーザ通信端末から前記第2の通信網を
介して供給される決済処理の進行指示にしたがって当該
決済に関する処理を実行する過程とを具備することを特
徴としている。
【0009】この方法によれば、電子決済を行おうとし
ているユーザに対し、ユーザ通信端末が正当なユーザで
あるかの認証を行い、認証結果が肯定的である場合に店
舗側端末装置にユーザ識別情報が送信される。このよう
にユーザ識別情報が店舗側端末装置に送信されることに
より、決済装置から決済進行用アプリケーションの自動
起動を指示するコマンドがユーザ通信端末に送信され、
通信端末はこの指示に応じて決済進行用アプリケーショ
ンを自動的に起動し、決済処理の進行を決済装置に対し
て指示することができる。このようにユーザ通信端末に
おいてユーザ認証を行うことにより、不正な第三者によ
って決済が行われてしまうことを抑制できる。また、決
済装置がユーザ識別情報からユーザ通信端末を特定し、
特定したユーザ通信端末に対して決済進行用アプリケー
ションの自動起動指示を送信するよう指示しているの
で、正当なユーザが正当なユーザ通信端末を用いた場合
にのみ決済を進行できる。したがって、不正な第三者に
よる他の通信端末を利用した不正な決済を抑制すること
ができる。さらに、ユーザ通信端末においては、決済進
行用アプリケーションが自動的に起動され、決済装置に
対して決済進行が指示されるので、ユーザは面倒な決済
進行指示等を行うための操作を行わなくてもよい。
【0010】また、本発明に係る電子決済システムは、
決済装置と、前記決済装置に通信網を介して接続される
店舗側端末装置と、前記決済装置に第2の通信網を介し
て接続されるユーザ通信端末とを備えた電子決済システ
ムであって、前記ユーザ通信端末は、ユーザから入力さ
れるユーザ認証情報に基づいてそのユーザが正当なユー
ザであるか否かの認証を行い、正当なユーザであると認
証した場合に、その認証結果を記憶するともに、予め記
憶しているユーザ識別情報を店舗側端末装置に送信し、
前記店舗側端末装置は、前記ユーザ通信端末から送信さ
れた前記ユーザ識別情報と商取引内容を示す商取引情報
とを前記通信網を介して前記決済装置に送信し、前記決
済装置は、前記店舗側端末装置から送信される前記ユー
ザ識別情報に基づいて前記ユーザ通信端末を特定し、特
定した前記ユーザ通信端末に対して前記第2の通信網を
介して、前記認証結果を送信するよう指示するコマンド
情報を送信し、前記ユーザ通信端末は、前記決済装置か
ら送信される前記コマンド情報に応じて当該ユーザ通信
端末に記憶されている前記認証結果が肯定的である時に
はその旨を前記第2の通信網を介して前記決済装置に送
信し、前記決済装置は、前記ユーザ通信端末から送信さ
れる前記認証結果が肯定的である旨を受信した場合に前
記商取引情報に示される商取引の決済に関する処理を実
行することを特徴としている。
【0011】また、本発明の別態様の電子決済システム
は、決済装置と、前記決済装置に通信網を介して接続さ
れる店舗側端末装置と、前記決済装置に第2の通信網を
介して接続されるユーザ通信端末とを備えた電子決済シ
ステムであって、前記ユーザ通信端末は、ユーザから入
力されるユーザ認証情報に基づいてそのユーザが正当な
ユーザであるか否かの認証を行い、正当なユーザである
と認証した場合に、当該ユーザを識別するためのユーザ
識別情報を店舗側端末装置に送信し、前記店舗側端末装
置は、前記ユーザ通信端末から送信された前記ユーザ識
別情報を前記通信網を介して前記決済装置に送信し、前
記決済装置は、前記店舗側端末装置から送信される前記
ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザ通信端末を特定
し、特定した前記ユーザ通信端末に対して前記第2の通
信網を介して、当該ユーザ通信端末に予め格納されてい
る決済進行用アプリケーションを自動起動させるコマン
ドを送信し、前記ユーザ通信端末は、前記コマンド情報
にしたがって前記決済進行用アプリケーションを自動起
動し、当該決済進行用アプリケーションによって決済処
理の進行指示を前記第2の通信網を介して前記決済装置
に送信し、前記決済装置は、前記ユーザ通信端末から前
記第2の通信網を介して供給される決済処理の進行指示
にしたがって当該決済に関する処理を実行するを具備す
ることを特徴としている。
【0012】また、本発明に係る通信端末は、通信網に
接続される決済装置と、前記決済装置に通信網を介して
接続される端末装置であり、前記決済装置に前記通信網
を介して決済処理を依頼する店舗側端末装置とを備えた
電子決済システムを利用して電子決済を行う通信端末で
あって、ユーザから入力されるユーザ認証情報に基づい
てそのユーザが正当なユーザであるか否かの認証を行う
認証手段と、前記認証手段によって正当なユーザである
と認証された場合に、その認証結果を記憶する認証結果
記憶手段と、前記電子決済に用いるユーザ識別情報を記
憶する識別情報記録媒体と、前記認証手段によって正当
なユーザであると認証された場合に、前記識別情報記録
媒体に記憶されている前記ユーザ識別情報を、前記決済
装置に決済依頼を要求させるために前記店舗側端末装置
に送信する識別情報送信手段と、前記店舗側端末装置か
らの決済依頼要求に応じて前記決済装置から第2の通信
網を介して送信される、前記認証結果を送信するよう指
示するコマンド情報を受信するコマンド受信手段と、前
記コマンド受信手段によって前記コマンド情報が受信さ
れた場合に、前記認証結果記憶手段に記憶されている前
記認証結果が肯定的であるときにはその旨をを前記第2
の通信網を介して前記決済装置に送信して決済処理の進
行を要求する認証結果送信手段とを具備することを特徴
としている。
【0013】また、本発明の別態様の通信端末は、通信
網に接続される決済装置と、前記決済装置に通信網を介
して接続される端末装置であり、前記決済装置に前記通
信網を介して決済処理を依頼する店舗側端末装置とを備
えた電子決済システムを利用して電子決済を行う通信端
末であって、ユーザから入力されるユーザ認証情報に基
づいてそのユーザが正当なユーザであるか否かの認証を
行う認証手段と、前記認証手段によって正当なユーザで
あると認証された場合に、当該ユーザを識別するための
ユーザ識別情報を、前記決済装置に決済依頼を要求させ
るために前記店舗側端末装置に送信する識別情報送信手
段と、前記店舗側端末装置からの決済依頼要求に応じて
前記決済装置から第2の通信網を介して送信される、決
済進行用アプリケーションの自動起動を指示するコマン
ド情報を受信するコマンド受信手段と、前記コマンド受
信手段によって前記コマンド情報が受信された場合に、
予め記憶されている前記決済進行用アプリケーションを
自動的に起動し、起動した決済進行用アプリケーション
にしたがって決済進行の指示を前記第2の通信網を介し
て前記決済装置に送信して決済処理の進行を要求する認
証結果送信手段とを具備することを特徴としている。
【0014】また、本発明に係る決済装置は、店舗側端
末装置から通信網を介して送信されるユーザ識別情報を
含む決済依頼を受信する受信手段と、前記受信手段によ
って受信されたユーザ識別情報に基づいて、予め登録さ
れている複数のユーザ通信端末の中からいずれかのユー
ザ通信端末を特定する特定手段と、前記特定手段によっ
て特定されたユーザ通信端末宛に第2の通信網を介し
て、当該ユーザ通信端末に格納されている決済進行用ア
プリケーションを自動起動させるコマンドを送信する送
信手段と、前記送信手段によって前記コマンドが送信さ
れた後に、前記特定したユーザ通信端末から前記第2の
通信網を介して供給される決済進行指示にしたがって当
該決済に関する処理を実行する実行手段とを具備するこ
とを特徴としている。
【0015】また、本発明に係るプログラムは、通信網
に接続される決済装置と、前記決済装置に通信網を介し
て接続される端末装置であり、前記決済装置に前記通信
網を介して決済処理を依頼する店舗側端末装置とを備え
た電子決済システムを利用して電子決済を行う通信端末
に搭載されるコンピュータを、ユーザから入力されるユ
ーザ認証情報に基づいてそのユーザが正当なユーザであ
るか否かの認証を行う認証手段、前記認証手段によって
正当なユーザであると認証された場合に、その認証結果
を記憶手段に記憶させる認証結果記憶手段、前記認証手
段によって正当なユーザであると認証された場合に、予
め記憶されている前記電子決済に用いるユーザ識別情報
を、前記決済装置に決済依頼を要求させるために前記店
舗側端末装置に送信する識別情報送信手段、前記店舗側
端末装置からの決済依頼要求に応じて前記決済装置から
第2の通信網を介して送信される、前記認証結果を送信
するよう指示するコマンド情報を受信するコマンド受信
手段、前記決済装置から送信される前記コマンド情報が
受信された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記
認証結果が肯定的であるときにはその旨をを前記第2の
通信網を介して前記決済装置に送信して決済処理の進行
を要求する認証結果送信手段として機能させる。
【0016】また、本発明に係る記録媒体は、通信網に
接続される決済装置と、前記決済装置に通信網を介して
接続される端末装置であり、前記決済装置に前記通信網
を介して決済処理を依頼する店舗側端末装置とを備えた
電子決済システムを利用して電子決済を行う通信端末に
搭載されるコンピュータを、ユーザから入力されるユー
ザ認証情報に基づいてそのユーザが正当なユーザである
か否かの認証を行う認証手段、前記認証手段によって正
当なユーザであると認証された場合に、その認証結果を
記憶手段に記憶させる認証結果記憶手段、前記認証手段
によって正当なユーザであると認証された場合に、予め
記憶されている前記電子決済に用いるユーザ識別情報
を、前記決済装置に決済依頼を要求させるために前記店
舗側端末装置に送信する識別情報送信手段、前記店舗側
端末装置からの決済依頼要求に応じて前記決済装置から
第2の通信網を介して送信される、前記認証結果を送信
するよう指示するコマンド情報を受信するコマンド受信
手段、前記決済装置から送信される前記コマンド情報が
受信された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記
認証結果が肯定的であるときにはその旨をを前記第2の
通信網を介して前記決済装置に送信して決済処理の進行
を要求する認証結果送信手段として機能させるプログラ
ムを記録している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。 A.実施形態の構成 A−1.ネットワークシステムの全体構成 まず、図1は本発明の一実施形態に係る電子決済方法を
適用した電子商取引サービスを実施するためのネットワ
ークシステム(電子決済システム)の全体構成を示す図
である。同図に示すように、このネットワークシステム
は、通信網10に接続されるPOS端末装置11と、移
動通信網12、通信網10および決済ネットワーク16
に接続される決済ゲートウェイ(Gateway)システム
(決済装置)15と、移動通信網12による移動通信サ
ービスを受ける移動機(ユーザ通信端末)14と、決済
ネットワーク16に接続される与信サーバ13と、携帯
端末17とを備えている。なお、通信網10にはPOS
端末装置11以外にも多数のPOS端末装置が接続され
ており、移動通信網12は移動機14以外の他の多数の
移動機に対しても移動通信サービスを提供しているが、
図1では簡略化のため、1つのPOS端末装置11およ
び移動機14のみを図示している。
【0018】移動通信網12は、PDC(Personal Dig
ital Cellular)方式、CDMA(Code Division Multi
ple Access)方式等の移動電話網やPDC−P(PDC-Pa
cket)方式等の移動データ通信網を含んでおり、図示せ
ぬ多数の基地局を有している。これらの各基地局は担当
するサービスエリア内に存在する移動機との間で無線通
信を行う。これによりいずれかの基地局のサービスエリ
ア内に存在する移動機14は、移動通信網12による無
線通話サービスを受ける他、移動通信網12を介した無
線データ通信を行うことができるようになっている。ま
た、移動通信網12には、決済ゲートウェイシステム1
5が接続されており、これにより移動機14と決済ゲー
トウェイシステム15との間でデータ通信を行うことが
できるようになっている。
【0019】通信網10は、POS端末装置11と決済
ゲートウェイシステム15とを接続する通信網であり、
本実施形態では、多数のPOS端末装置11と決済ゲー
トウェイシステム15とを接続する専用通信網である。
なお、通信網10としては、専用の通信網を用いなくて
もよく、例えば固定電話網、インターネット網等の公衆
網であってもよく、また移動通信網(移動通信網12と
同一の通信網も可能)であってもよい。
【0020】決済ネットワーク16は、決済ゲートウェ
イシステム15とクレジットカード会社が設置する与信
サーバ13とを接続するネットワークであり、例えばC
AFIS(Credit and Finance Information Switching
Systems)等のクレジット決済専用のネットワークであ
る。この決済ネットワーク16に与信サーバ13が接続
されている。与信サーバ13は、従来の一般的な与信サ
ーバと同様、POS端末装置等から決済ネットワーク1
6を介して送信される与信要求に応じ、与信確認を行
い、確認がなされた場合には決済処理を実施するととと
もに与信完了報告を送り返すように構成されている。
【0021】本実施形態に係る電子決済方法を利用した
電子商取引サービスは、移動機14のユーザがある店舗
で商品等を購入した場合に、当該ユーザが自身のクレジ
ットカードを利用せずに、所持する移動機14を用い、
ある店舗に設置されたPOS端末装置11や決済ゲート
ウェイシステム15を介して与信サーバ13に決済を要
求して決済を完了させるサービスであり、以下このよう
な電子商取引サービスを実施するための各構成要素につ
いて詳細に説明する。
【0022】A−2.移動機 移動機14は、移動通信網12を利用した無線通話や無
線データ通信機能を備えるとともに、UIM(User Ide
ntity Module)18を着脱自在に装着することが可能な
他、近距離無線機能(例えば、Bluetooth)を利用して
携帯端末17を介してPOS端末装置11との間でデー
タ通信を行うことができるようになっている。
【0023】図2に示すように、移動機14は、制御部
310と、記憶部320と、操作部330と、通信部3
40と、音声入出力部350と、UIMインタフェース
360と、近距離無線通信インタフェース370とを備
えている。
【0024】制御部310は、CPU(Central Proces
sing Unit)等を有しており、記憶部320に記憶され
ている制御プログラム等に基づいて移動機300各部を
制御すると共に、移動機300に接続されるUIM18
に対して情報の読み出し、書き込み等を行う。
【0025】記憶部320は、ROM(Read Only Memo
ry)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM
(Electrically Erasable and Programmable ROM)等か
ら構成されており、後述する決済を開始させるためのア
プリケーションプログラムや、決済を進行させるための
アプリケーションプログラムを含む各種プログラムを記
憶するプログラム記憶領域、および各種データを記憶す
るデータ記憶領域等、複数の記憶領域を有している。ま
た、記憶部320には、移動通信網12およびインター
ネットを介してWebサーバ等にアクセスし、これらの
サーバに格納されたWebページ(HTML(Hyper Te
xt Markup Language)、C−HTML(Compact-HTML)
形式等のデータ)をダウンロードしてその表示画面に表
示する等のブラウジングを行うためのプログラムや、電
子メールを送受信等するための電子メール機能を実現す
るためのプログラムが記憶されており、制御部310が
これらのプログラムを実行することにより、ユーザはブ
ラウザ機能や電子メール機能を利用することができる。
【0026】操作部330は、図示せぬテンキー等の操
作ボタンから構成されており、電話番号等の情報入力の
他、図示せぬ液晶表示部に表示される画面に表示される
ソフトボタン等の選択操作に使用される。通信部340
は、制御部310による制御の下、アンテナ341を介
して商品発注情報等、各種データを送信する一方、該ア
ンテナ341を介して送られてくる各種データを受信す
る。音声入出力部350は、音声を入力するためのマイ
クロホン、通信部340において受信された音声を出力
するためのスピーカ等から構成されている。
【0027】UIMインタフェース360は、制御部3
10から出力される情報をUIM18に供給する一方、
UIM18から出力される情報を制御部310に供給す
る。移動通信網12による無線通話や無線データ通信と
いった移動通信サービスを受ける場合には、UIM18
に記憶されているユーザ等に関する各種情報が用いられ
ることになる。近距離無線通信インタフェース370
は、POS端末装置11との間で近距離通信(例えば、
Bluetooth等)を行うためのインタフェースである。
【0028】A−3.UIM 図3に示すように、UIM18は、移動機14に着脱自
在に装着可能なIC(Integrated Circuit)カードであ
り、移動通信網12を介した無線通話等の際に用いられ
る加入者番号、電話帳データ等のユーザ固有の情報を格
納している。
【0029】UIM18は、CPU210と、外部I/
F(Interface)215と、ROM220と、RAM2
25と、EEPROM230とを備えている。
【0030】CPU210は、ROM220に記憶され
ている制御プログラム等に基づいて装置各部を制御す
る。外部I/F215は、移動機14と接続するための
インタフェースである。ROM220は、不揮発性のメ
モリであり、制御プログラムの他、移動機14から供給
されるコマンドの解析、実行、応答、データ管理等を行
うためのプログラムが格納されている。RAM225
は、書き換え可能なメモリであり、移動機14から供給
されるデータ等が一時的に格納される。EEPROM2
30は、書き換え可能な不揮発性のメモリであり、移動
機14と通信を行う上で必要な情報が格納されている。
【0031】ここで、図4はEEPROM230の記憶
領域を説明するための図である。同図に示すように、E
EPROM230には、加入者情報記憶領域231と、
決済用情報領域233とが用意されている。
【0032】加入者情報記憶領域231には、加入者番
号、発信履歴情報、着信履歴情報、通話時間情報、電話
帳データ等、UIM18を所有するユーザ固有の情報が
格納される。
【0033】決済用情報領域233には、上述した電子
商取引サービスを利用する時に移動機14等によって実
行される決済処理の際に用いられる情報が格納されてい
る。まず、決済処理に用いる情報として、当該移動機1
4を特定するためのユニークの情報である端末IDが格
納されている。ここで格納される端末IDは、ユーザが
上記電子商取引サービスを行うために利用する移動機1
4を予め電子商取引サービスを実施する事業者等に申請
しておき、該事業者によって付与される情報である。
【0034】また、決済用情報領域233には、決済ゲ
ートウェイシステム15に接続するためのアドレス情報
(例えばURL:Uniform Resource Locators)が格納
されている。さらに、決済用情報領域233には、上記
電子商取引サービスを利用する際に当該移動機14で実
行する決済アプリケーションにおいて用いられるユーザ
IDおよびパスワードを組にした認証のための情報が格
納されている。ここで、決済用情報領域233には、ユ
ーザIDおよびパスワードの組からなる認証情報が格納
されているが、このユーザが複数のクレジットカードを
有している場合には、クレジットカード毎にユーザID
およびパスワードの組からなる認証情報が格納すること
ができる。さらに、決済用情報領域233には、上記決
済アプリケーションにおいて利用される認証結果情報を
格納する領域が用意されている。
【0035】以上がUIM18の構成であり、UIM1
8が移動機14に装着されると、移動機14のUIMイ
ンタフェース360を介して当該UIM18のEEPR
OM230に格納された種々の情報を利用し、移動機1
4が無線通話等の種々の機能を実現することができるよ
うになっている。
【0036】A−4.POS端末装置および携帯端末 図1に戻り、POS端末装置11は、上述した電子商取
引サービスを利用する契約がなされた店舗に設置され、
商取引情報管理、売上管理、顧客管理等に使用するデー
タを収集する。
【0037】図5に示すように、POS端末装置11
は、制御部710と、表示部720と、通信インタフェ
ース730と、インタフェース740とを有している。
【0038】制御部710は、CPU、ROM、RAM
等からなり、POS端末装置11の各部を制御する。こ
こで、制御部710は、通常の一般的なPOS端末装置
と同様の商取引情報管理、売上管理、顧客管理等の処理
を行うために装置各部を制御する機能に加え、上記電子
商取引サービスを利用する場合には、装置各部を制御し
て当該電子商取引サービスを実現するための処理を行う
ように構成されている。
【0039】表示部720は、例えば液晶ディスプレイ
等からなり、取扱商品に係る説明(商品名、単価、数
量、税額、合計金額等)等の各種情報を表示する。通信
インタフェース730は、通信網10を介して決済ゲー
トウェイシステム15と通信を行うためのインタフェー
スである。インタフェース740は、例えばRS−23
2CやUSB(Universal SerialBus)等の汎用インタ
ーフェースであり、POS端末装置11はこのインタフ
ェース740を介し、ケーブルを介して接続される携帯
端末17との間でデータ通信を行う。
【0040】携帯端末17は、例えばPDA(Personal
Digital Assistant)やノート型のパーソナルコンピュ
ータ等であり、制御部810と、インタフェース820
と、表示部840と、近距離無線通信インタフェース8
30とを有している。
【0041】制御部810は、CPU、ROM、RAM
等からなり、POS端末装置11bの各部を制御する。
制御部810は、通常の一般的なPDA等と同様の制御
する機能に加え、上記電子商取引サービスを利用する場
合には、装置各部を制御して当該電子商取引サービスを
実現するための処理を行うように構成されている。
【0042】表示部840は、例えば液晶ディスプレイ
等からなり、各種情報を表示する。インタフェース82
0は、例えばRS−232CやUSB(Universal Seri
alBus)等の汎用インターフェースであり、携帯端末1
7はこのインタフェース740を介し、ケーブルを介し
て接続されるPOS端末装置11との間でデータ通信を
行う。近距離無線通信インタフェース830は、移動機
14との間で近距離無線通信(例えば、Bluetooth等)
を行うためのインタフェースである。
【0043】A−5.決済ゲートウェイシステム 図6に示すように、決済ゲートウェイシステム15は、
本実施形態に係る電子決済方法を利用した電子商取引サ
ービスを実施する事業者等によって設置されるものであ
り、当該電子商取引サービスを実施するための各種処理
を行うシステムであり、LAN(Local Area Network)
に接続される決済ゲートウェイサーバ150と、決済指
示サーバ160と、ネットワークインタフェース(I/
F)170とを有している。
【0044】ネットワークインタフェース170は、ル
ータ等のインタフェースであり、決済ゲートウェイサー
バ150および決済指示サーバ160はネットワークイ
ンタフェース170を介して通信網10、移動通信網1
2および決済ネットワーク16に各々接続されるPOS
端末装置11、移動機14および与信サーバ13との間
で各種データの授受を行う。
【0045】決済ゲートウェイサーバ150は、パーソ
ナルコンピュータやワークステーション等から構成され
ており、CPU151と、ROM152と、RAM15
3と、外部記憶装置であるハードディスクドライブ(Ha
rd Disk Drive)154と、LANインタフェース15
5とを備えている。なお、決済ゲートウェイサーバ15
0は、一般的なパーソナルコンピュータと同様、キーボ
ード等の操作部やCRT(Cathode-ray Tube)もしくは
LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部を有して
いる。決済ゲートウェイシステム15の管理者等は、表
示部を参照しながら操作部を介して各種設定(新しいユ
ーザの登録等)などを指示入力することができるように
なっている。
【0046】LANインタフェース155は、LANに
接続されたネットワークインタフェース170や決済指
示サーバ160との間でデータの授受を行うためのイン
タフェースである。
【0047】CPU151は、各種演算処理を行うとと
もに、決済ゲートウェイサーバ150の装置各部を制御
する。ROM152は、CPU151に読み出されて実
行されるプログラムが格納されている。RAM153は
CPU151のワーキングエリアとして使用される。
【0048】ハードディスクドライブ154には、アプ
リケーションプログラムや各種データが格納されてお
り、CPU151はハードディスクドライブ154に格
納されたプログラムを読み出して実行することにより、
上記電子商取引サービスを実施するために装置各部を制
御する処理を行う。また、ハードディスクドライブ15
4には、上記電子商取引サービスの実施に用いられるユ
ーザ情報テーブル154aと、商取引情報テーブル15
4bと、カード会社テーブル154cと、加盟店テーブ
ル154dとが格納されている。
【0049】図7に示すように、ユーザ情報テーブル1
54aには、当該電子商取引サービスの契約者毎に、ユ
ーザID領域154aa、パスワード領域154ab、
端末ID領域154acおよびクレジットカード番号領
域154adといったエリアが用意されている。これら
のエリアに格納される情報は、あるユーザと当該電子商
取引サービスを提供する事業者との間で契約がなされた
場合に、オペレータ等によって適宜登録されるようにな
っている。なお、契約者毎に上記のエリアが設定される
ようになっているので、同一のユーザが複数のクレジッ
トカードを所持しており、各々のクレジットカードにつ
いて当該電子商取引サービスを利用する契約をした場合
には、各契約毎に上記エリアが用意される。
【0050】ユーザID領域154aaには、契約者を
識別するためのユニークな情報であるユーザIDが格納
される。ユーザID領域154aaに格納されるユーザ
IDは、この契約ユーザが所持するUIM18のEEP
ROM230における決済用情報領域233(図4参
照)に格納されるユーザIDと同一である。パスワード
領域154abには、契約者を認証するためのパスワー
ドが格納される。パスワード領域154abに格納され
るパスワードも、この契約ユーザが所持するUIM18
のEEPROM230における決済用情報領域233
(図4参照)に格納されるパスワードと同一である。端
末ID領域154acには、契約者がこの電子商取引サ
ービスを利用する際に使用する移動機14を識別するた
めの情報が格納され、この情報もこの契約ユーザが所持
するUIM18のEEPROM230における決済用情
報領域233(図4参照)に格納される端末IDと同一
である。クレジットカード番号領域154adには、こ
の契約ユーザが所持するクレジットカード番号が格納さ
れる。なお、契約ユーザが複数のクレジットカードを所
持している場合には、その契約において指定されたクレ
ジットカード番号が格納され、上記ユーザID領域15
4aa、パスワード領域154abおよび端末ID領域
154acは、このクレジットカード番号によって特定
されるクレジットカードを利用して決済を行う場合に用
いられる情報が格納される。また、図示はしないが、ク
レジットカード番号領域154adには、当該クレジッ
トカードの有効期限情報も格納される。
【0051】図6に戻り、ハードディスクドライブ15
4における商取引情報テーブル154bには、当該電子
商取引サービスの契約者毎に、商取引内容に関する種々
の情報を格納する領域が用意されている。より具体的に
は、図8に示すように、商取引情報テーブル154bに
おけるある契約者(ユーザID=00001)に対する情報
格納領域としては、取引ID領域154baと、利用日
時領域154bbと、加盟店番号領域154bcと、取
引内容領域154bdとが用意されている。
【0052】取引ID領域154baには、ユーザがこ
の電子商取引サービスを利用して加盟店舗との間で商品
購入等の取引をした場合に、その取引を識別するための
取引IDが格納される。ここで、取引IDは、上記のよ
うに電子商取引サービスを利用した取引がなされる毎に
CPU151によって付与される情報である。利用日時
領域154bbには、上記取引IDによって特定される
商取引がなされた年月日および時刻を示す情報が格納さ
れる。加盟店番号領域154bcには、上記取引IDに
よって特定される商取引が行われた店舗を特定するため
の加盟店番号情報が格納される。ここで、加盟店番号は
予め当該電子商取引サービスを利用するように契約して
いる加盟店毎に付与されており、このように加盟店毎に
予め付与されている加盟店番号を示す情報が格納され
る。取引内容領域154bdには、上記取引IDによっ
て特定される商取引の内容に関する情報が格納される。
ここで、商取引の内容に関する情報としては、購入等し
た商品名、数量、金額、税額、支払方法(分割、一括、
リボルビング、ボーナス払い、ボーナス併用払い等)等
の情報が格納される。
【0053】図6に戻り、ハードディスクドライブ15
4におけるカード会社テーブル154cには、当該電子
商取引サービスにおいて利用できるクレジットカードお
よびそのクレジットカードを発行するカード会社に関す
る情報が格納されている。より具体的には、図9に示す
ように、カード会社テーブル154cには、各クレジッ
トカード会社毎にカード番号範囲領域154caと、カ
ード会社コード領域154cbと、カード会社名領域1
54ccとが用意されている。
【0054】カード番号範囲領域154caには、その
カード会社の発行するクレジットカードのカード番号が
取り得る範囲を示す情報が格納される。図示の例では、
カード番号が「1525000000」〜「15250
59999」の範囲内にある場合には、そのクレジット
カードはA社の発行したクレジットカードであることを
示している。カード会社コード領域154cbには、そ
のカード会社を識別するためのコード情報が格納され、
カード会社名領域154ccにはそのカード会社の名称
が格納される。
【0055】図6に戻り、ハードディスクドライブ15
4における加盟店テーブル154dには、この電子商取
引サービスを利用する各加盟店が、どのカード会社のク
レジットカードを利用して決済することができるかを示
す情報や、利用可能な支払補法を示す情報が格納されて
いる。より具体的には、図10に示すように、加盟店テ
ーブル154dには、加盟店コード領域154daと、
加盟店名領域154dbと、カード会社コード領域15
4dcと、カード会社名領域154ddと、利用可能支
払方法領域154deとが用意されている。
【0056】加盟店コード領域154daには、加盟店
を識別するためのコード情報が格納され、加盟店名領域
154dbには、加盟店の名称が格納される。カード会
社コード領域154dcには、その加盟店において利用
できるカード会社を識別するためのコード情報(図9に
示すカード会社コード領域154cbに格納されるコー
ド情報と同一)が格納され、カード会社名領域154d
dにはそのカード会社名が格納される。利用可能支払方
法領域154deには、その加盟店において、そのカー
ド会社の発行するクレジットカードを利用する場合に、
利用可能な支払方法を示す情報が格納される。図示の例
では、加盟店A店において、カード会社A社の発行する
クレジットカードを利用する場合には、一括払い、分割
払い、リボルビング払いが可能であり、ボーナス払いお
よびボーナス併用払いを不可能であることを示してい
る。なお、これらの情報に加えて、分割払い時に利用可
能な分割回数や、ボーナス払いおよびボーナス併用払い
の利用可能期間等のより詳細な情報を格納するようにし
てもよい。
【0057】以上が決済ゲートウェイサーバ150のハ
ードディスクドライブ154に構築されるユーザ情報テ
ーブル154a、商取引情報テーブル154b、カード
会社テーブル154cおよび加盟店テーブル154dに
格納される情報の詳細である。
【0058】次に、図6に示す決済指示サーバ160に
ついて説明する。決済指示サーバ160は、パーソナル
コンピュータやワークステーション等から構成されてお
り、CPU161と、ROM162と、RAM163
と、外部記憶装置であるハードディスクドライブ164
と、LANインタフェース165とを備えている。な
お、決済指示サーバ160は、一般的なパーソナルコン
ピュータと同様、キーボード等の操作部やCRT(Cath
ode-ray Tube)もしくはLCD(Liquid Crystal Displ
ay)等の表示部を有しているが、これらの図示および説
明は省略する。
【0059】LANインタフェース165は、LANに
接続されたネットワークインタフェース170や決済ゲ
ートウェイサーバ150との間でデータの授受を行うた
めのインタフェースである。
【0060】CPU161は、各種演算処理を行うとと
もに、決済指示サーバ160の装置各部を制御する。R
OM162は、CPU161に読み出されて実行される
プログラムが格納されている。RAM163はCPU1
61のワーキングエリアとして使用される。
【0061】ハードディスクドライブ164には、アプ
リケーションプログラムや各種データが格納されてお
り、CPU151はハードディスクドライブ154に格
納されたプログラムを読み出して実行することにより、
上記電子商取引サービスを実施するために装置各部を制
御する処理を行う。また、ハードディスクドライブ16
4には、上記電子商取引サービスの実施に用いられるメ
ールボックス164aが格納されている。より具体的に
は、当該電子商取引サービスを利用する契約をしたユー
ザの所持する移動機14の電子メールアカウント毎にメ
ールボックスが用意されている。
【0062】すなわち、決済指示サーバ160のCPU
161は、決済ゲートウェイサーバ150からの指示等
に応じて、ハードディスクドライブ164のメールボッ
クス164aに電子メールを格納すると、そのメールボ
ックスが割り当てられている電子メールアドレスを有す
る移動機14に対して移動通信網12を介して着信通知
を行う。このような着信通知を受けた移動機14は自身
宛の電子メールを受信するために移動通信網12を介し
て決済指示サーバ160のメールボックス164aにア
クセスし、自端末宛の電子メールを受信する。このよう
に決済指示サーバ160は、着信通知機能を備えたメー
ルサーバとして機能し、これにより移動機14のユーザ
は電子メールを受信するための操作等を行うことなく、
所持する移動機14で電子メールを受信することができ
るのである。
【0063】以上説明したのが本実施形態に係る電子決
済方法を利用した電子商取引サービスを実施するための
ネットワークシステムの構成である。
【0064】B.実施形態の動作 次に、本実施形態に係る電子決済方法を利用した電子商
取引サービスを実施するための上記構成のネットワーク
システムの各構成要素の動作について説明する。
【0065】B−1.商取引を行う際のネットワークシ
ステム全体の処理の流れ まず、移動機14や決済ゲートウェイシステム15によ
って行われる処理動作の詳細な説明に先立ち、当該電子
商取引サービスを実施する場合のネットワークシステム
の全体の処理の流れの概略について説明する。
【0066】図11は、POS端末装置11および携帯
端末17の設置された店舗、すなわち当該電子商取引サ
ービスを利用できる店舗において、移動機14のユーザ
が商品の購買等の商取引を行い、該商取引の決済を移動
機14を利用して行う場合の、ネットワークシステム全
体の処理の流れの概略を示すシーケンスフローチャート
である。
【0067】図11に示すように、まず店舗において、
商品の購買等の商取引が行われると、店員等によって商
品名、数量、金額、税額等の商取引情報がPOS端末装
置11に入力される。当該商取引を電子商取引サービス
を利用して決済する場合、ユーザは移動機14において
電子商取引サービスを利用するためのアプリケーション
を起動する。これにより移動機14の表示部には、サー
ビスを利用する権原を有する正当なユーザであるか否か
を認証するためにユーザIDおよびパスワードを入力さ
せるための画面が表示される。この表示画面に応じてユ
ーザがユーザIDおよびパスワードを入力するためにテ
ンキー等を操作し、これにより移動機14にユーザID
およびパスワードが入力される。ユーザIDおよびパス
ワードが入力されると、移動機14は当該ユーザIDお
よびパスワードがUIM18に格納されているユーザI
Dおよびパスワードと一致するか否かによってそのユー
ザが正当なユーザであるか否かを認証する(ステップS
1)。
【0068】このユーザ認証の結果、ユーザIDおよび
パスワードが不一致の場合には移動機14は正当なユー
ザではないと判定し、その旨をユーザに報知し、当該処
理を中止する等のエラー処理を行う。一方、入力された
ユーザIDおよびパスワードがUIM18に格納されて
いるユーザIDおよびパスワードと一致した場合には、
移動機14は正当なユーザであると判定し、UIM18
に格納されているユーザIDを近距離無線を利用して携
帯端末17に送信し、このユーザIDが携帯端末17か
らPOS端末装置11に送信される(ステップS2)。
また、移動機14では、正当なユーザであるという肯定
的な認証結果をUIM18の決済用情報領域233に格
納する。なお、POS端末装置11と移動機14との間
のデータの授受は携帯端末17を介して行われることに
なるが、図11においては図の簡略化のため携帯端末1
7を省略している。
【0069】携帯端末17を介して移動機14から送信
されるユーザIDを受信したPOS端末装置11は、店
員等によって入力された商取引情報、ユーザIDおよび
当該加盟店を識別するための情報を含めた取引番号付与
依頼を通信網10を介して決済ゲートウェイシステム1
5に送信する(ステップS3)。決済ゲートウェイシス
テム15は、POS端末装置11から送信される取引番
号付与依頼を受信すると、当該取引番号付与依頼に含ま
れる商取引情報を商取引情報テーブル154bに格納す
るとともに、取引番号を付与して通信網10を介してP
OS端末装置11に送信する(ステップS4)。
【0070】また、決済ゲートウェイシステム15は、
POS端末装置11から供給された取引番号付与依頼に
含まれるユーザIDによって特定される移動機14宛
に、決済処理の進行を指示するためのコマンドを含めた
電子メールを送信する(ステップS5)。決済ゲートウ
ェイシステム15から移動通信網12を介して送信され
る電子メールを受信した移動機14では、当該電子メー
ルに含まれるコマンドに従って決済処理を進行させるた
めのアプリケーションが自動的に起動される。そして、
起動されたアプリケーションによって移動機14は、U
IM18に格納された肯定的な認証結果およびUIM1
8に格納されている端末IDを移動通信網12を介して
決済ゲートウェイシステム15に送信し、決済処理を進
行するように指示する(ステップS6)。すなわち、こ
の時点で移動機14は、ユーザにパスワード入力等の煩
雑な操作を行わせることなく、電子商取引サービスを利
用しようとするユーザが正当なユーザであるから決済処
理を進行させるように決済ゲートウェイシステム15に
自動的に指示するのである。
【0071】移動機14から移動通信網12を介して送
信される認証結果および端末IDを含む決済進行の指示
を受信した決済ゲートウェイシステム15は、送信され
た認証結果からユーザは正当なユーザであることを確認
するとともに、送信された端末IDから移動機14が当
該サービスを利用するための正当な移動機であるか否か
の端末認証を行う(ステップS7)。すなわち、移動機
14から送信された端末IDが、そのユーザIDに対応
付けられてユーザ情報テーブル154aに格納されてい
る端末IDと一致するか否かを判定し、一致した場合に
は正当な移動機であると判定し、不一致の場合は正当な
移動機ではないと判定する。なお、不一致の場合には当
該決済処理は中止される。
【0072】決済ゲートウェイシステム15は、上記の
ような端末認証の結果、正当なユーザによる正当な移動
機14を用いた電子商取引サービスの利用であると判断
した場合には、取引内容(商品名、数量、金額等)を表
示させるための情報、および支払方法の選択を促すため
の情報を移動機14に対して移動通信網12を介して送
信する(ステップS8)。そして、当該要求等に応じて
移動機14から支払方法を指定する情報および取引内容
の確認指示が供給されると(ステップS9)、決済ゲー
トウェイシステム15は、商取引情報テーブル154b
から商取引情報を読み出し、ユーザ情報テーブル154
aからクレジットカード番号および有効期限を読み出
し、これらの読み出した情報に加えて加盟店、支払方法
等の情報を含む与信要求を決済ネットワーク16を介し
て与信サーバ13に送信する(ステップS10)。与信
サーバ13は、当該与信要求を受信すると、該要求に含
まれるクレジットカード番号や有効期限をチェックし、
決済処理を行うか否かを判別する。クレジットカード番
号や有効期限が正当なものである場合には、当該与信要
求に応じた決済処理を実行するととともに(ステップS
11)、与信完了報告を決済ネットワーク16を介して
決済ゲートウェイシステム15に送信する(ステップS
12)。この与信完了報告が決済ゲートウェイシステム
15から通信網10を介してPOS端末装置11に、移
動通信網12を介して移動機14に送信される(ステッ
プS13,ステップS14)。
【0073】以上が本実施形態に係る電子決済方法を適
用した電子商取引サービスを利用した時のネットワーク
システム全体の処理の流れの概略である。
【0074】B−2.移動機の処理動作 次に、上述した電子商取引サービスを利用する際に、移
動機14において実行される処理について説明する。図
12に示すように、ユーザが店舗において商品購入等の
商取引を行い、当該商取引の決済を移動機14を用いて
行う場合には、ユーザは操作部330を操作して移動機
14に対して決済開始アプリケーションを起動するよう
指示する。このような指示が入力されると、移動機14
の制御部310はROMに格納されている決済開始アプ
リケーションプログラムにしたがってどのクレジットカ
ードを利用して決済を行うかの指定を促すための画面を
表示部に表示させる(ステップSa1)。
【0075】ここで、図13に移動機14に表示される
カード会社選択用画面の一例を示す。同図に示すよう
に、この画面にはユーザが所持するクレジットカードの
うち、電子商取引サービスを実施する事業者に対して事
前に登録を行っているクレジットカードの一覧が表示さ
れている。この表示画面において、ユーザは操作部33
0を適宜操作し、画面に表示される所望のクレジットカ
ードに対応するチェックボックスを指定し、ソフトボタ
ンOKをクリックすることにより、決済に使用するクレ
ジットカードの選択を行う。
【0076】ユーザによって決済に使用するクレジット
カードの選択がなされると、制御部310は、そのユー
ザが当該電子商取引サービスを利用することができる正
当なユーザであるか否かを認証するために、ユーザID
およびパスワードの入力を促す画面を表示部に表示させ
る(ステップSa2)。ここで、ユーザがユーザIDお
よびパスワードを入力すると、制御部310は入力され
たユーザIDおよびパスワードに基づいて認証処理を行
う(ステップSa3)。より具体的には、制御部310
は、UIM18のEEPROM230の決済用情報領域
233に格納されている選択されたクレジットカードに
対応するユーザIDおよびパスワードと、入力されたユ
ーザIDおよびパスワードを比較する。そして、両者が
一致した場合には、ユーザID等を入力したユーザが正
当なユーザであると判定し、不一致の場合には正当なユ
ーザではないと判定する。
【0077】ここで、正当なユーザではないと判定した
場合には(ステップSa3の判別「NO」)、制御部3
10はその旨を表示部に表示させる等のエラー処理を行
い(ステップSa4)、当該処理を終了する。一方、正
当なユーザであると判定した場合には、正当なユーザで
あるといった肯定的な認証結果をUIM18の決済用情
報領域233に格納するとともに(ステップSa5)、
決済用情報領域233に格納されているユーザIDを近
距離無線通信インタフェース370に出力し、これによ
りユーザIDを携帯端末17に送信する(ステップSa
6)。以上の処理が終了すると、制御部310は処理を
終了する。なお、上記のように認証結果を決済用情報領
域233に格納する際、制御部310はその格納した時
刻から所定時間経過後(例えば、1時間)にこの認証結
果を消去するためにその消去時刻情報をEEPROM2
30に書き込んでおく。そして、この消去時刻が到来す
ると、決済用情報領域233に格納されている認証結果
を消去する。
【0078】以上のような処理を行うことによって移動
機14から携帯端末17にユーザIDを送信され、上記
のようにPOS端末装置11から決済ゲートウェイシス
テム15に対して決済依頼要求がなされる(図11ステ
ップS3)。そして、決済ゲートウェイシステム15か
ら当該移動機14に対して決済処理を進行させるための
アプリケーションを起動を指示するコマンドを含む電子
メールが送信されるようになっている(図11のステッ
プS5)。
【0079】次に、上記のように決済ゲートウェイシス
テム15から送信される電子メールを受信して決済処理
を進行させる場合に移動機14において行われる処理動
作について説明する。移動機14では、制御部310に
よって周期的に図14に示すような処理が行われるよう
になっている。まず、制御部310は電子メールを受信
したか否かを判別する(ステップSb1)。なお、上述
したように移動機14による電子メールの受信は、決済
ゲートウェイシステム15の決済ネットワーク16から
の着信通知を受けた場合に、決済指示サーバ160のメ
ールボックス164aにアクセスすることにより、自端
末宛の電子メールを受信するようになっている。
【0080】ここで、電子メールが受信されていない場
合には当該処理を終了する。一方、電子メールが受信さ
れている場合には、制御部310はその電子メールの内
容を参照し、決済ゲートウェイシステム15から送信さ
れた所定のコマンドを含む電子メールであるか否かを判
別する(ステップSb2)。
【0081】受信した電子メールが決済ゲートウェイシ
ステム15からのものではなく、上記のような所定のコ
マンドを含むものではない場合には、制御部310はこ
の処理を終了する。一方、受信した電子メールが決済ゲ
ートウェイシステム15からのものであり、電子メール
に所定のコマンドが含まれている場合には制御部310
は、決済進行用アプリケーションを起動し(ステップS
b3)、この処理を終了する。
【0082】以上のような処理を周期的に行うことによ
り、決済ゲートウェイシステム15から決済進行指示を
要求するコマンドを含む電子メールを受信した場合に、
移動機14において決済処理を進行させるためのアプリ
ケーションを自動的に起動させることができるのであ
る。
【0083】次に、上記のような決済ゲートウェイシス
テム15から送信されたコマンドを含む電子メールの受
信によって起動されるアプリケーションにしたがった移
動機14の処理動作について図15を参照しながら説明
する。
【0084】まず、上述したように起動される決済進行
用のアプリケーションに従い、移動機14の制御部31
0は、UIM18の決済用情報領域233に格納されて
いる決済ゲートウェイシステム15に接続するためのア
ドレス情報(例えばURL:Uniform Resource Locator
s)を読み出し、該アドレス情報を用いて移動通信網1
2を介して決済ゲートウェイシステム15にアクセスす
る(ステップSc1)。本実施形態においては、通信接
続の安全性を担保するために、移動機14と決済ゲート
ウェイシステム15との間でデータの授受は、SSL
(Secure SocketsLayer)技術を利用して行うようにな
っている。したがって、移動機14は、決済ゲートウェ
イシステム15にアクセス要求する際に、決済ゲートウ
ェイシステム15に対して認証局(CA:Certificate
Authority)が発行した電子証明書の送信を要求する。
決済ゲートウェイシステム15は当該要求に応じて電子
証明書を送信し、移動機14が送信された電子証明書を
確認する。これにより移動機14は、決済ゲートウェイ
システム15が正当なシステムであるか否かを判別する
ことができ、不正な第三者が設置するサーバ等のなりす
ましによる被害等を抑制することができる。なお、上記
のように移動機14が決済ゲートウェイシステム15の
認証を行った後、両者の間で以下に説明するような各種
データの授受が行われる。このようなデータの授受もS
SL技術による暗号化が用いられることになるが、SS
Lによる暗号化は周知技術であるため、その詳細な説明
は割愛する。
【0085】上記のように決済用情報領域233に格納
されたアドレス情報を用い、決済ゲートウェイシステム
15との間で接続を確立すると、移動機14はUIM1
8の決済用情報領域233に格納されている認証結果
(肯定的な認証結果)と、ユーザIDと、端末IDとを
読み出し、読み出したこれらの情報を移動通信網12を
介して決済ゲートウェイシステム15に送信して端末認
証を要求する(ステップSc2)。このように端末認証
を要求すると、制御部310はタイムアウト時間の計測
を開始する(ステップSc3)。そして、この計測開始
から所定時間(例えば2分)が経過した時点で決済ゲー
トウェイシステム15から取引内容等の情報が送信され
ない場合には、当該処理を中止し、最初から決済処理を
行うようにユーザに報知する等のタイムアウト処理を行
う。
【0086】上述した全体の処理の流れで説明したよう
に、移動機14から認証結果、ユーザIDおよび端末I
Dを決済ゲートウェイシステム15に送信すると、決済
ゲートウェイシステム15によってユーザ認証結果の確
認や端末IDを用いた端末認証等が行われ、端末認証結
果が肯定的である場合には取引内容を示す情報が送信さ
れる(図11のステップS7,ステップS8)。決済ゲ
ートウェイシステム15による端末認証結果が肯定的で
あり、決済ゲートウェイシステム15から取引内容(商
品名、数量、金額、税額、加盟店等)を示す情報が送信
されると、制御部310は移動機14の表示部に、取引
内容を表示する画面を表示させ(ステップSc4)、ユ
ーザに対して取引内容の確認を促す。ここで、図16に
取引内容を表示してユーザに確認を促す表示画面の一例
を示す。同図に示すように、移動機14の表示画面に
は、加盟店名や商取引にかかるユーザが支払う金額等の
取引内容が示されており、その下方側にユーザが当該取
引内容を確認して決済を行うか否かを指示するソフトボ
タンが表示されている。ユーザは、移動機14の操作部
330を適宜操作して「はい」もしくは「いいえ」のソ
フトボタンを選択し、決済を続けるか中止するかを決定
することになる。
【0087】上記のような取引内容確認画面を表示する
と、制御部310は、ユーザによって表示した取引内容
での決済を行うことが指示されたか否か、すなわち「は
い」もしくは「いいえ」のいずれのソフトボタンが選択
されたかを判別する(ステップSc5)。
【0088】ここで、「いいえ」が選択された場合(ス
テップSc5の判別「NO」)、制御部310は、ユー
ザが表示された取引内容での決済を承認していないと判
断し、当該決済に関する処理を中止する処理を行う(ス
テップSc6)。一方、「はい」が選択された場合(ス
テップSc5の判別「YES」)、制御部310は決済
に関する処理を進行させるよう指示する情報を移動通信
網12を介して決済ゲートウェイシステム15に送信す
る(ステップSc7)。
【0089】上述したように決済ゲートウェイシステム
15に対して決済進行指示を送信すると、上述したよう
に決済ゲートウェイシステム15から支払方法の選択を
促すための情報が移動通信網12を介して送信されるよ
うになっている(図11のステップS9)。このように
決済ゲートウェイシステム15から送信される支払方法
の選択を促すための情報を受信すると、制御部310
は、移動機14の表示部に、利用可能な支払方法を一覧
表示する画面を表示させ(ステップSc8)、ユーザに
対して支払方法の選択を促す。ここで、図17に利用可
能な支払方法の一覧を表示してユーザに選択を促す表示
画面の一例を示す。同図に示すように、移動機14の表
示画面には、利用可能な支払方法名称とチェックボック
スとが示されている。ユーザは操作部330を適宜操作
して所望の支払方法に対応するチェックボックスをチェ
ックし、これらの下方側に表示される「OK」ソフトボ
タンを選択することで支払方法を決定する。
【0090】以上のような操作によって支払方法が決定
されると、制御部310は決定された支払方法を識別す
る情報を移動通信網12を介して決済ゲートウェイシス
テム15に送信する(ステップSc9)。このように支
払方法を指示する情報を送信することで、上述したよう
に決済ゲートウェイシステム15によって与信サーバ1
3に対する与信要求が行われ、決済ゲートウェイシステ
ム15から与信完了報告が移動機14に送信される。こ
の与信完了報告を受信すると、制御部310は「決済処
理が正常に終了しました」等のメッセージを表示部に表
示させる。以上が電子商取引サービスを利用する際に、
移動機14において実行される処理の詳細である。
【0091】B−3.POS端末装置11の処理動作 次に、移動機14のユーザが電子商取引サービスを利用
する際に、POS端末装置11において実行される処理
について図18を参照しながら説明する。上述したよう
にユーザが店舗において商品購入等の商取引を行うと、
店員等の操作によってPOS端末装置11に商取引情報
(ユーザが購入等した商品名、数量、金額、税額等)が
入力され(ステップSd1)、商取引情報が所定の記憶
領域に格納される。このように商取引情報が入力される
と、POS端末装置11の制御部710は、この商取引
の決済を上記電子商取引サービスを利用して行うように
指示されたか否かを判別する(ステップSd2)。
【0092】ここで、電子商取引サービスを利用しない
場合、すなわち現金による決済を行う場合には(ステッ
プSd2の判別「NO」)、制御部710は通常の一般
的なPOS端末と同様の決済処理を行う(ステップSd
3)。一方、電子商取引サービスを利用するといった指
示が入力された場合には、制御部710はインタフェー
ス740を介して携帯端末17にアクセスして移動機1
4からユーザIDを受信したか否かを判別する(ステッ
プSd4)。
【0093】ここで、携帯端末17が移動機14から近
距離無線を利用して送信されるユーザIDを受信してい
ない場合には、携帯端末17によってユーザIDが受信
されるまで定期的にアクセスを繰り返す。一方、携帯端
末17によって移動機14からのユーザIDが受信され
ている場合には、制御部710はインタフェース740
を介してそのユーザIDを取得し、上述した商取引情
報、加盟店情報および取得したユーザIDを含めた取引
番号付与依頼を通信網10を介して決済ゲートウェイシ
ステム15に送信する(ステップSd5)。このように
POS端末装置11から取引番号付与依頼を決済ゲート
ウェイシステム15に送信すると、決済ゲートウェイシ
ステム15から取引番号が送信される(図11のステッ
プS4)。決済ゲートウェイシステム15から送信され
る取引番号を受信すると、制御部710は、上記のよう
に格納した商取引情報と対応付けて受信した取引番号を
格納する(ステップSd6)。
【0094】以上のような処理を行った後、制御部71
0は、決済ゲートウェイシステム15から与信完了報告
が送信されるまで待機する。そして、移動機14および
決済ゲートウェイシステム15との間のデータの授受等
を経て決済ゲートウェイシステム15から与信完了報告
が送信されると、制御部710は当該与信完了報告を上
記商取引情報および取引番号に対応付けて格納するとと
もに(ステップSd7)、決済完了の伝票を印字出力す
る処理を行う。
【0095】B−4.決済ゲートウェイシステム15の
処理動作 移動機14のユーザが電子商取引サービスを利用する際
に、決済ゲートウェイシステム15において実行される
処理について図19を参照しながら説明する。決済ゲー
トウェイサーバ150は、上述したようにPOS端末装
置11から通信網10を介して送信される取引番号付与
依頼をトリガーとして決済に関する処理を開始する。ま
ず、POS端末装置11から送信される取引番号付与依
頼を受信すると(ステップSe1)、決済ゲートウェイ
サーバ150のCPU151は、当該取引番号付与依頼
に応じて取引番号を決定し、決定した取引番号を通信網
10を介してPOS端末装置11に送信する(ステップ
Se2)。この際、CPU151は、受信した取引番号
付与依頼に含まれる商取引情報、加盟店情報、決定した
取引番号および受信日時を商取引情報テーブル154b
に格納する(ステップSe3)。
【0096】次に、決済ゲートウェイサーバ150のC
PU151は、受信した取引番号付与依頼に含まれるユ
ーザIDを決済指示サーバ160に送信する(ステップ
Se4)。決済ゲートウェイサーバ150からユーザI
Dが送信されると、決済指示サーバ160のCPU16
1は、ハードディスクドライブ164のメールボックス
164aにおける当該ユーザIDに対応するメールボッ
クスに、移動機14において決済進行用のアプリケーシ
ョンを起動するためのコマンドを含む電子メールを作成
格納し(ステップSe5)、当該ユーザIDによって特
定される移動機14宛に電子メールの着信通知を送信す
る(ステップSe6)。この着信通知に応じた移動機1
4からの電子メール取得要求がなされると、決済指示サ
ーバ160のCPU161は当該要求に応じて上記コマ
ンドを含む電子メールを移動機14に送信する(ステッ
プSe7)。
【0097】上述したように上記コマンドを含んだ電子
メールが移動機14に送信されると、移動機14の決済
進行用のアプリケーションを起動させると、移動機14
から決済ゲートウェイサーバ150に対して接続要求が
なされる。決済ゲートウェイサーバ150のCPU15
1は、この接続要求に応じて上記SSL技術にしたがっ
た接続処理を行い、両者の接続を確立する(ステップS
e8)。両者の接続が確立すると、移動機14からユー
ザID、ユーザ認証の認証結果(肯定的な結果)および
端末IDが送信され、CPU151はユーザ認証の認証
結果を確認するとともに、端末IDに基づいて移動機1
4が正当な権原を有する端末であるか否かの端末認証を
行う(ステップSe9)。ここで、CPU151は、移
動機14から送信された端末IDと、ユーザ情報テーブ
ル154aにおける送信されたユーザIDに対応付けて
格納されている端末IDとを比較し、両者が一致した場
合には移動機14が正当な権原を有する端末であると判
定する。
【0098】CPU151は、上記の端末認証の結果が
肯定的なものであるか否かを判別し(ステップSe1
0)、上記の端末認証の結果が否定的である、つまり送
信された端末IDとユーザ情報テーブル154aに格納
されている端末IDとが不一致の場合には、その旨を移
動機14に送信して決済処理を中止する等のエラー処理
を行う(ステップSe11)。一方、端末認証の結果が
肯定的である場合、CPU151は、ステップSe3に
おいて商取引情報テーブル154bに格納した取引内容
や加盟店情報を含む情報を読み出して移動通信網12を
介して移動機14に送信する(ステップSe12)。
【0099】上記のように取引内容等を示す情報を移動
機14に送信すると、移動機14では、ユーザに対して
当該取引内容での決済を行うか否かの確認が促される
(図15のステップSc4,ステップSc5)。ユーザ
によって取引内容が確認されると、その旨が移動機14
から決済ゲートウェイシステム15に送信されることに
なるが、ユーザが取引を承認しない場合にはその決済取
引は中止されることになる。したがって、CPU151
は、取引内容がユーザによって確認された旨を、上記取
引内容等の情報送信から所定時間内に受信したか否かを
判別し(ステップSe13)、所定時間内にその旨が受
信されない場合、CPU151は決済処理を中止する等
のエラー処理を行う(ステップSe11)。
【0100】一方、所定時間内に取引内容がユーザによ
って確認された旨が受信された場合には、CPU151
は当該取引においてユーザが利用可能な支払方法を判別
し、利用可能な支払方法のいずれかを選択させるための
情報を移動通信網12を介して移動機14に送信する
(ステップSe14)。
【0101】ここで、CPU151は次のようにして当
該ユーザが利用可能な支払方法を判別する。まず、ユー
ザ情報テーブル154aを参照し(図7参照)、移動機
14から送信されたユーザIDをキーとしてクレジット
カード番号を特定する。クレジットカード番号を特定す
ると、カード会社テーブル154cを参照し(図9参
照)、そのクレジットカード番号がどのカード会社の発
行したものであるかを特定する。すなわち、特定したク
レジットカード番号がカード番号範囲領域154caに
格納された番号範囲のいずれの範囲に属するかを特定す
ることによりカード会社を特定する。このようにカード
会社を特定すると、加盟店テーブル154dを参照し
(図10参照)、特定したカード会社と、POS端末装
置11から送信される取引番号付与依頼に含まれる加盟
店情報とから、どのような支払方法が利用可能かを判別
する。例えば、図10に示す加盟店テーブル154dが
格納されている場合に、特定したカード会社がA社(コ
ード=2a11111)、加盟店がA店(コード=111111111
1)の時には、「一括払い」、「分割払い」、「リボル
ビング払い」が利用可能であり、「ボーナス払い」およ
び「ボーナス併用払い」は利用不可能であると判別され
る。
【0102】上記のように判別した利用可能な支払方法
の中からいずれかの支払方法を選択させるための要求を
移動機14に送信した後、移動機14からいずれかの支
払方法を指定する情報が送信されると、CPU151
は、上記のように特定したクレジットカード番号および
その有効期限、取引内容(商品名、数量、金額等)、加
盟店情報、支払方法等を含んだ所定の形式の電文を作成
し、該電文を与信要求として決済ネットワーク16を介
して与信サーバ13に送信する(ステップSe15)。
なお、所定の形式の電文とは、従来より決済ネットワー
ク16を利用した与信サーバ13との間で与信要求を行
う際と同様の形式の電文である。
【0103】決済ゲートウェイサーバ150のCPU1
51は、上記のように電文を作成して与信要求を行う
と、与信サーバ13からの与信完了報告が送信されるま
で待機する。そして、与信サーバ13によって決済が正
常に行われ、与信完了報告が送信されると、取引ID等
を含む与信完了報告を通信網10を介してPOS端末装
置11に、移動通信網12を介して移動機14に送信し
(ステップSe16)、当該決済に関する処理を終了す
る。以上が電子商取引サービスを利用する際に、決済ゲ
ートウェイシステム15において実行される処理の詳細
である。
【0104】以上説明したように本実施形態に係る電子
決済方法を適用した電子商取引サービスを利用すれば、
ユーザは決済に際してクレジットカードが不要であるた
め、クレジットカードを店員等の第三者に手渡したりす
る必要がなく、またクレジットカードを持ち歩く必要も
ない。したがって、クレジットカードからカード情報が
漏洩する虞が少なくなり、カード情報を不正利用される
ことを低減することができる。
【0105】また、当該電子商取引サービスを利用した
クレジット決済を行う場合、移動機14がユーザに対し
て正当なユーザであるかの認証を行い、正当なユーザで
はない場合には当該サービスを利用できないようにして
いるので、正当な権原を有しない第三者が移動機14を
何らかの方法で取得した場合にも、当該移動機14を用
いたクレジット決済は行えず、不正利用を抑制すること
ができる。
【0106】また、本実施形態では、各契約ユーザのク
レジットカード番号や有効期限といった決済に欠かせな
い情報は決済ゲートウェイシステム15に記憶されてお
り、移動機14やUIM18には格納されていないの
で、移動機14やUIM18が何らかの方法で第三者に
取得されても、カード情報が漏洩することを抑制でき
る。また、決済ゲートウェイシステム15がクレジット
カード番号および有効期限情報を記憶しているので、ク
レジットカード番号や有効期限情報といった決済のため
の重要なカード情報が移動通信網12や通信網10とい
った公衆ネットワークに流れることがない。したがっ
て、公衆ネットワークにおける盗聴等に起因するカード
情報の漏洩を抑制することができる。
【0107】また、本実施形態では、電子商取引サービ
スを利用してクレジット決済を行うための重要な情報が
移動機14と着脱可能なUIM18に格納されているの
で、UIM18を取り外しておけば移動機14が何らか
の方法で第三者に取得された場合にも、クレジット決済
を行うための情報が漏洩することを防止できる。仮に、
これらの情報が漏洩した場合にも、決済ゲートウェイシ
ステム15において端末認証が行われているので、第三
者が正当に登録されていない移動機を利用してクレジッ
ト決済を試みた場合には、端末認証によりそのクレジッ
ト決済が排除される。
【0108】また、本実施形態では、クレジット決済を
行う際に、移動機14からPOS端末装置11を経由し
て決済ゲートウェイシステム15に決済開始を依頼し、
決済ゲートウェイシステム15は当該決済依頼に応じて
移動機14宛に電子メールを送信して決済を行うように
指示している。したがって、ユーザID等の情報が第三
者に漏洩した場合に、その情報を利用して不正な第三者
が予め登録された正当な移動機14以外の移動機を利用
して決済を行おうとした場合、その移動機には電子メー
ルが送信されない。したがって、不正の第三者はクレジ
ット決済を行うことができなくなり、ユーザID等の情
報漏洩に起因する不正者による悪用を抑制することがで
きる。
【0109】また、本実施形態のように決済ゲートウェ
イシステム15から正当に登録された移動機14に電子
メールを送信して決済の進行を指示する場合、当該電子
メールに「決済のためにサーバに接続してください。」
といったユーザに対して接続操作を行うように指示する
メッセージを含ませる方法が考えられる。このような方
法では、ユーザが当該メッセージを参照し、移動機14
に対して所定の接続操作を行い、クレジット決済が進行
することになる。しかしながら、この方法では、ユーザ
が接続操作方法を忘れたりした場合や、操作が煩雑であ
るため接続操作を行わない場合には、そのクレジット決
済は保留された状態となり、決済が中断してしまうこと
になる。これに対し、本実施形態では、移動機14が受
信した電子メールに含まれるコマンドにしたがって自動
的に決済進行用アプリケーションを起動させて決済処理
を進行させることにより、ユーザの不作為等によって決
済が中断されてしまうことを抑制することができるので
ある。
【0110】さらに、本実施形態では、あるユーザが予
め複数の所持するクレジットカードについて、当該電子
商取引サービスを利用できるように登録することができ
るようになっている。そして、複数のクレジットカード
毎にサービス事業者から付与されたユーザIDおよびパ
スワードの組をUIM18に格納することができ、ユー
ザは利用するクレジットカードに応じたユーザIDを移
動機14に入力等することによって複数のクレジットカ
ードを使い分けることができる。
【0111】また、本実施形態に係る電子決済方法によ
れば、ユーザは上記のような種々のメリットを享受でき
るようになるとともに、POS端末装置11を設置する
加盟店の経営する事業者にとっても次のような利点があ
る。すなわち、POS端末装置11から決済ゲートウェ
イシステム15に送信する取引番号付与依頼には、クレ
ジットカード番号や従来のクレジットカード決済におい
てPOS端末1(図21参照)が与信サーバ4(図21
参照)に送信していた与信要求に含まれるクレジットカ
ード番号や有効期限といった情報は含まれていないもの
の、商取引情報や加盟店情報等の従来から利用している
情報が含まれている。つまり、POS端末装置11で
は、従来のクレジットカードを利用した決済時とほぼ同
様の電文を作成し、決済ゲートウェイシステム15に送
信することにより当該電子商取引サービスに対応するこ
とができる。したがって、加盟店の経営者等にとって
は、従来から設置しているPOS端末装置を利用し、本
実施形態を適用した電子商取引サービスに対応すること
ができるのである。
【0112】また、カード会社が設置する与信サーバ1
3には、決済ゲートウェイシステム15から従来のクレ
ジットカード決済時と全く同じ電文内容の与信要求がな
され、従来のクレジットカード決済時と全く同様の処理
を行って与信完了報告を決済ゲートウェイシステム15
に送り返せばよい。したがって、カード会社が当該電子
商取引サービスを利用するために新たなサーバ等を設置
するといった設備投資を行わなくてもよい。
【0113】また、決済ゲートウェイシステム15の商
取引情報テーブル154bには、当該電子商取引サービ
スを利用するユーザが行った商取引の内容が格納される
ので、決済ゲートウェイシステム15において、契約ユ
ーザの決済情報を電子情報(いわゆる電子レシートとし
て)で一括管理することができる。従来のクレジットカ
ードを利用した決済では、加盟店が決済情報を記した伝
票を作成してカード会社の伝票保管センタ等に郵送し、
伝票保管センタにおいて伝票管理を行うようになってい
たが、本実施形態では、決済ゲートウェイシステム15
が電子レシートして各ユーザの決済情報を一括管理する
ことができるので、伝票作成・管理に要するコストを削
減することができる。
【0114】C.変形例 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、以下に例示するような種々の変形が可能であ
る。
【0115】(変形例1)上述した実施形態において
は、UIM18の決済用情報領域233に電子商取引サ
ービスを利用することができる移動機を識別するための
端末IDが格納されており、移動機14から当該端末I
Dを決済ゲートウェイシステム15に送信し、決済ゲー
トウェイシステム15が予めユーザ情報テーブル154
aに格納されている端末IDとの一致不一致を判定する
ことにより端末認証を実施していた。決済ゲートウェイ
システム15による端末認証の方法は、このような方法
に限定されるものではなく、例えばSSL技術を利用す
るようにしてもよい。SSL技術を利用する場合には、
移動機14が認証局(CA)によって予め登録されたク
ライアント電子証明書を決済ゲートウェイシステム15
に送信し、決済ゲートウェイシステム15がこのクライ
アント電子証明書を用いて端末認証を行うようにしても
よい。
【0116】(変形例2)また、上述した実施形態にお
いては、移動機14がユーザが正当なユーザであるか否
かのユーザ認証を行う方法として、ユーザに対してユー
ザIDおよびパスワードの入力促す方法を用いていた
が、移動機14によるユーザ認証の方法はこれに限定さ
れるものではない。例えば、ユーザに指紋等の認証情報
を入力させて認証を行う等、バイオメトリクス技術を利
用してユーザ認証を行うようにしてもよい。
【0117】(変形例3)また、上述した実施形態にお
いては、実際の店舗等においてユーザが購買等の商取引
を行い、移動機14からユーザIDを携帯端末17を介
してPOS端末装置11に送信することにより、上記の
ような電子商取引サービスを利用していた。本発明は、
このような実際の店舗(リアル店舗)における商取引に
適用する以外にも、インターネット等のネットワークを
介した商取引の決済方法として利用することもできる。
例えば、図20に示すように、上記実施形態におけるP
OS端末装置11および携帯端末17に代えてWebサ
ーバ130を設けたネットワークシステムに本発明を適
用することができる。
【0118】Webサーバ130は、インターネット等
を含む通信網10’を介して他の端末装置(パーソナル
コンピュータやブラウザ機能付き移動機等)からの商品
購入依頼等を受け付けるいわゆるオンラインショップサ
ーバである。ユーザは移動機14において当該Webサ
ーバ130に接続するためのURLを指定し、Webサ
ーバ130から供給される商品選択画面等を表示するW
ebページを閲覧し、商品選択等を行う。このようなネ
ットワークシステムにおいて、ユーザが移動機14を利
用して購入する商品選択の指示をWebサーバ130に
対して行い、その商取引に本発明に係る電子決済方法を
利用する場合には、上記実施形態と同様の手順を踏むよ
うにすればよい。すなわち、移動機14においてユーザ
認証を行い、ユーザ認証が肯定的である場合、移動機1
4から移動通信網12および通信網10’を経由してW
ebサーバ130にユーザIDを送信する。そして、移
動機14からのユーザIDを受信したWebサーバ13
0が、上記実施形態におけるPOS端末装置11と同
様、商取引情報、ユーザIDおよび加盟店情報等を含む
取引番号付与依頼を決済ゲートウェイシステム15に送
信すればよい。この後は、上記実施形態と同様、移動機
14、決済ゲートウェイシステム15および与信サーバ
13の間で決済のための処理が行われ、決済が正常に終
了した場合には、決済ゲートウェイシステム15から通
信網10’を介してWebサーバ130に与信完了報告
が送信される。以上のようにすることで、本発明をイン
ターネット等のネットワークを介した商取引(いわゆる
サイバー店舗を利用した商取引)の決済方法として適用
することができる。
【0119】(変形例4)また、上述した実施形態にお
いては、決済ゲートウェイシステム15の決済ゲートウ
ェイサーバ150における商取引情報テーブル154b
に、契約ユーザが行った商取引に関する情報が蓄積され
ているので、この蓄積された商取引情報をユーザが移動
機14やパーソナルコンピュータ等のブラウザ機能を備
えた端末装置を利用して閲覧等できるようにしてもよ
い。このような情報閲覧を可能とする場合、ユーザの端
末装置からインターネット等を介した情報閲覧要求があ
った場合に、決済ゲートウェイシステム15がそのユー
ザに対応する商取引情報を商取引情報テーブル154b
から読み出し、HTMLデータ等に編集してユーザの端
末装置に提供するようにすればよい。
【0120】(変形例5)また、上述した実施形態にお
いては、移動機14に対して着脱自在のUIM18(I
Cカード)のEEPROM230に、電子決済に必要な
情報(ユーザID、パスワード、アドレス情報等)を格
納し、移動機14の制御部310が装着されているUI
M18に格納された情報を読み出して利用するようにし
ていた。このような情報を記録した着脱自在のUIM1
8を用いずに、移動機14のEEPROM等の記憶手段
に、ユーザIDおよびパスワード等の決済に用いる情報
を格納し、この情報を適宜読み出して決済に用いるよう
にしてもよい。また、UIM18以外にも、決済用の情
報(ユーザID、パスワード等)を記録した記録媒体を
有するICチップなど種々の耐タンパ性を有するモジュ
ールを用いるようにしてもよい。この場合にも、上記実
施形態と同様、移動機14に当該モジュールを着脱自在
に装着できるような構成とし、移動機14が装着された
モジュールに記憶された決済用の情報を読み出して電子
決済に用いるようにすればよい。
【0121】(変形例6)また、上述した実施形態にお
いては、ユーザが移動通信網12を介して無線通信を行
える移動機14を利用して電子決済を行うようになって
いたが、本発明は移動機を利用する場合に限定されるも
のではなく、固定電話網等のネットワークに接続可能な
通信端末(例えば、インターネットに接続可能なパーソ
ナルコンピュータ)に、上記移動機14と同様の機能を
持たせるようにし、パーソナルコンピュータ等の通信端
末装置で上記実施形態と同様の電子決済を行うようにし
てもよい。
【0122】(変形例7)また、上述した実施形態にお
いては、移動機14が近距離無線通信を利用して携帯端
末17にユーザIDを送信し、携帯端末17からPOS
端末装置11にユーザIDを送信するようにしていた
が、POS端末装置11が移動機14との間でデータの
授受を行える機能(Bluetooth等)を有している場合に
は、携帯端末17を用いずに移動機14からPOS端末
装置11に直接ユーザIDを送信するようにしてもよ
い。また、近距離無線通信以外の手法で移動機14から
POS端末装置11にユーザIDを送信するようにして
もよい。
【0123】また、上述した実施形態においては、PO
S端末装置11は通信網10を介して決済ゲートウェイ
システム15とデータの授受を行うようにしていたが、
通信網10に携帯端末17を接続するようにし、当該携
帯端末17を介してPOS端末装置11と決済ゲートウ
ェイシステム15との間でデータの授受を行うようにし
てもよい。
【0124】(変形例8)また、上述した実施形態にお
いては、ユーザが複数のクレジットカードを所持してお
り、これら複数のクレジットカードについて上記電子商
取引サービスに利用できるように登録する場合、各々の
クレジットカードについてユーザIDおよびパスワード
といったサービス利用に用いる情報を割り当てていた。
このようにユーザが同一であっても各々のクレジットカ
ードにユーザID等の情報を割り当てる以外にも、ユー
ザが同一である場合には、そのユーザが所持する複数の
クレジットカードについて同一のユーザIDやパスワー
ドを割り当てるようにしてもよい。この場合、ユーザが
クレジットカードを選択する前に(図12のステップS
a1)、ユーザがユーザIDやパスワードを入力して移
動機14によるユーザ認証を行い、当該認証後にそのユ
ーザIDおよびパスワードで利用できる複数のクレジッ
トカードを表示等させて、いずれかのカードをユーザに
選択させるようにすればよい。
【0125】(変形例9)また、上述した実施形態で
は、電子決済を行うためのPOS端末装置11や決済ゲ
ートウェイシステム15との間のデータの授受や、ユー
ザ認証等の処理は、移動機14の制御部310がEEP
ROM等に格納されたアプリケーションプログラムを実
行することにより行われていた。移動機14に上述した
ような決済のための処理(図12,図14,図16参
照)を行わせるためのプログラムは、CD−ROM(Co
mpact Disc Read Only Memory)やフロッピー(登録商
標)ディスク等の様々な記録媒体に記録した状態でユー
ザに提供するようにしてもよいし、インターネット等の
伝送媒体を介してユーザに提供するようにしてもよい。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複雑な作業や操作を行うことなく、決済時の不正を抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電子決済方法を適
用した電子商取引サービスを実施するためのネットワー
クシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 前記ネットワークシステムの構成要素である
移動機の構成を示すブロック図である。
【図3】 前記移動機に着脱自在に装着されるUIMと
称するICカードの構成を示すブロック図である。
【図4】 前記UIMのEEPROMの記憶領域を説明
するための図である。
【図5】 前記ネットワークシステムの構成要素である
POS端末装置および携帯端末の構成を示すブロック図
である。
【図6】 前記ネットワークシステムの構成要素である
決済ゲートウェイシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 前記決済ゲートウェイシステムの決済ゲート
ウェイサーバのハードディスクドライブに構築されるユ
ーザ情報テーブルの記憶内容を説明するための図であ
る。
【図8】 前記決済ゲートウェイシステムの決済ゲート
ウェイサーバのハードディスクドライブに構築される商
取引情報テーブルの記憶内容を説明するための図であ
る。
【図9】 前記決済ゲートウェイシステムの決済ゲート
ウェイサーバのハードディスクドライブに構築されるカ
ード会社テーブルの記憶内容を説明するための図であ
る。
【図10】 前記決済ゲートウェイシステムの決済ゲー
トウェイサーバのハードディスクドライブに構築される
加盟店テーブルの記憶内容を説明するための図である。
【図11】 前記電子商取引サービスを利用する際の前
記ネットワークシステムにおける処理の流れの概略を示
すシーケンスフローチャートである。
【図12】 前記電子商取引サービスを利用する際に前
記移動機において実行される処理を示すフローチャート
である。
【図13】 前記電子商取引サービスを利用する際に前
記移動機の表示部に表示される画面を示す図である。
【図14】 前記電子商取引サービスを利用する際に前
記移動機において実行される処理を示すフローチャート
である。
【図15】 前記電子商取引サービスを利用する際に前
記移動機において実行される処理を示すフローチャート
である。
【図16】 前記電子商取引サービスを利用する際に前
記移動機の表示部に表示される画面を示す図である。
【図17】 前記電子商取引サービスを利用する際に前
記移動機の表示部に表示される画面を示す図である。
【図18】 前記電子商取引サービスを利用する際に前
記POS端末装置において実行される処理を示すフロー
チャートである。
【図19】 前記電子商取引サービスを利用する際に前
記決済ゲートウェイシステムにおいて実行される処理を
示すフローチャートである。
【図20】 前記実施形態に係る電子決済方法の変形例
を適用した電子商取引サービスを実施するためのネット
ワークシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図21】 従来のクレジットカードを利用した決済方
法を説明するための図である。
【符号の説明】 10……通信網、11……POS端末装置、12……移
動通信網、13……与信サーバ、14……移動機、15
……決済ゲートウェイシステム、16……決済ネットワ
ーク、17……携帯端末、18……UIM、150……
決済ゲートウェイサーバ、154……ハードディスクド
ライブ、154a……ユーザ情報テーブル、154b…
…商取引情報テーブル、154c……カード会社テーブ
ル、154d……加盟店テーブル、160……決済指示
サーバ、164……ハードディスクドライブ、164a
……メールボックス、170……ネットワークインタフ
ェース、215……外部I/F、230……EEPRO
M、310……制御部、360……UIMインタフェー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 淳一 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 田中 学 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 花田 和豊 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 富田 修一 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 中村 泰二郎 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザからユーザ通信端末に入力される
    ユーザ認証情報に基づいて、当該ユーザ通信端末がその
    ユーザが正当なユーザであるか否かの認証を行う過程
    と、 前記ユーザ通信端末がユーザ情報を入力したユーザが正
    当なユーザであると認証した場合に、当該ユーザ通信端
    末がその認証結果を記憶する過程と、 前記ユーザ通信端末がユーザ認証情報を入力したユーザ
    が正当なユーザであると認証した場合に、当該ユーザ通
    信端末が予め記憶されているユーザ識別情報を店舗側端
    末装置に送信する過程と、 前記店舗側端末装置が、前記ユーザ通信端末から送信さ
    れた前記ユーザ識別情報と商取引内容を示す商取引情報
    とを通信網を介して決済装置に送信する過程と、 前記決済装置が、前記店舗側端末装置から送信された前
    記ユーザ識別情報および前記商取引情報を受信する過程
    と、 前記決済装置が、受信した前記ユーザ識別情報に基づい
    て前記ユーザ通信端末を特定し、特定した前記ユーザ通
    信端末に対して第2の通信網を介して、前記認証結果を
    送信するよう指示するコマンド情報を送信する過程と、 前記コマンド情報を受信した前記ユーザ通信端末が、肯
    定的な前記認証結果が記憶されている場合に、その旨を
    前記第2の通信網を介して前記決済装置に送信する過程
    と、 前記ユーザ通信端末から前記認証結果が肯定的である旨
    を受信した場合に、前記決済装置が前記商取引情報に示
    される商取引の決済に関する処理を実行する過程とを具
    備することを特徴とする電子決済方法。
  2. 【請求項2】 前記決済装置が、前記ユーザ通信端末か
    ら前記認証結果が肯定的である旨を受信した後、前記ユ
    ーザ通信端末に対して前記第2の通信網を介して前記商
    取引情報を送信する過程と、 前記ユーザ通信端末が、前記決済装置から送信された前
    記商取引情報を受信し、その商取引情報の内容をユーザ
    に報知して決済実行の確認を促す過程と、 ユーザによって決済実行指示がされた場合に、前記ユー
    ザ通信端末がその旨を前記第2の通信網を介して前記決
    済装置に送信する過程とをさらに具備し、 前記決済装置は、前記ユーザによる決済実行を指示する
    旨が受信された場合に前記商取引情報に示される商取引
    の決済に関する処理を実行することを特徴とする請求項
    1に記載の電子決済方法。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ通信端末は、前記認証結果が
    肯定的である旨に加え、予め記憶されている当該ユーザ
    通信端末を認証するためのユーザ通信端末認証情報を前
    記決済装置に送信し、 前記決済装置は、前記ユーザ通信端末認証情報に基づい
    て、当該ユーザ通信端末が正当なユーザ通信端末である
    か否かを認証し、当該ユーザ通信端末が正当なユーザ通
    信端末であると認証した場合に前記商取引情報に示され
    る商取引の決済に関する処理を実行することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の電子決済方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の通信網は、移動通信網であ
    り、 前記ユーザ通信端末は、移動機であることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載の電子決済方法。
  5. 【請求項5】 前記ユーザ通信端末から前記認証結果が
    肯定的である旨を受信した場合に、前記決済装置は、前
    記ユーザ識別情報に基づいてクレジットカード番号およ
    び有効期限情報を取得し、該クレジットカード番号およ
    び有効期限情報を用いてクレジットカード会社の設置す
    る与信サーバに与信確認要求を行うことを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載の電子決済方法。
  6. 【請求項6】 ユーザからユーザ通信端末に入力される
    ユーザ認証情報に基づいて、当該ユーザ通信端末がその
    ユーザが正当なユーザであるか否かの認証を行う過程
    と、 前記ユーザ通信端末がユーザ情報を入力したユーザが正
    当なユーザであると認証した場合に、当該ユーザを識別
    するためのユーザ識別情報を店舗側端末装置に送信する
    過程と、 前記店舗側端末装置が、前記ユーザ通信端末から送信さ
    れた前記ユーザ識別情報を通信網を介して決済装置に送
    信する過程と、 前記決済装置が、前記店舗側端末装置から送信された前
    記ユーザ識別情報を受信する過程と、 前記決済装置が、受信した前記ユーザ識別情報に基づい
    て前記ユーザ通信端末を特定し、特定した前記ユーザ通
    信端末に対して第2の通信網を介して、当該ユーザ通信
    端末に予め格納されている決済進行用アプリケーション
    を自動起動させるコマンドを送信する過程と、 前記コマンド情報を受信した前記ユーザ通信端末が、前
    記決済進行用アプリケーションを自動起動し、当該決済
    進行用アプリケーションにしたがって決済処理の進行指
    示を前記第2の通信網を介して前記決済装置に送信する
    過程と、 前記決済装置が、前記ユーザ通信端末から前記第2の通
    信網を介して供給される決済処理の進行指示にしたがっ
    て当該決済に関する処理を実行する過程とを具備するこ
    とを特徴とする電子決済方法。
  7. 【請求項7】 決済装置と、前記決済装置に通信網を介
    して接続される店舗側端末装置と、前記決済装置に第2
    の通信網を介して接続されるユーザ通信端末とを備えた
    電子決済システムであって、 前記ユーザ通信端末は、ユーザから入力されるユーザ認
    証情報に基づいてそのユーザが正当なユーザであるか否
    かの認証を行い、正当なユーザであると認証した場合
    に、その認証結果を記憶するともに、予め記憶している
    ユーザ識別情報を店舗側端末装置に送信し、 前記店舗側端末装置は、前記ユーザ通信端末から送信さ
    れた前記ユーザ識別情報と商取引内容を示す商取引情報
    とを前記通信網を介して前記決済装置に送信し、 前記決済装置は、前記店舗側端末装置から送信される前
    記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザ通信端末を特定
    し、特定した前記ユーザ通信端末に対して前記第2の通
    信網を介して、前記認証結果を送信するよう指示するコ
    マンド情報を送信し、 前記ユーザ通信端末は、前記決済装置から送信される前
    記コマンド情報に応じて当該ユーザ通信端末に記憶され
    ている前記認証結果が肯定的である時にはその旨を前記
    第2の通信網を介して前記決済装置に送信し、 前記決済装置は、前記ユーザ通信端末から送信される前
    記認証結果が肯定的である旨を受信した場合に前記商取
    引情報に示される商取引の決済に関する処理を実行する
    ことを特徴とする電子決済システム。
  8. 【請求項8】 前記決済装置は、前記ユーザ通信端末か
    ら前記認証結果が肯定的である旨を受信した後、前記ユ
    ーザ通信端末に対して前記第2の通信網を介して前記商
    取引情報を送信し、 前記ユーザ通信端末は、前記決済装置から送信された前
    記商取引情報を受信し、その商取引情報の内容をユーザ
    に報知して決済実行の確認を促す一方で、ユーザによっ
    て決済実行指示がされた場合にはその旨を前記通信網を
    介して前記決済装置に送信し、 前記決済装置は、前記ユーザによる決済実行指示がなさ
    れた場合に前記商取引情報に示される商取引の決済に関
    する処理を実行することを特徴とする請求項7に記載の
    電子決済システム。
  9. 【請求項9】 前記ユーザ通信端末は、前記認証結果が
    肯定的である旨に加え、予め記憶している当該ユーザ通
    信端末を認証するためのユーザ通信端末認証情報を前記
    決済装置に送信し、 前記決済装置は、前記ユーザ通信端末認証情報に基づい
    て、当該ユーザ通信端末が正当なユーザ通信端末である
    か否かを認証し、当該ユーザ通信端末が正当なユーザ通
    信端末であると認証した場合に前記商取引情報に示され
    る商取引の決済に関する処理を実行することを特徴とす
    る請求項7または8に記載の電子決済システム。
  10. 【請求項10】 前記ユーザ通信端末は、前記ユーザ識
    別情報を記憶する識別情報記録媒体を着脱自在に装着す
    ることが可能であり、 前記ユーザ通信端末は、ユーザから入力されるユーザ認
    証情報に基づいてそのユーザが正当なユーザであると認
    証した場合に、当該ユーザ通信端末に装着されている前
    記識別情報記録媒体に記憶されているユーザ識別情報を
    店舗側端末装置に送信することを特徴とする請求項7な
    いし9のいずれかに記載の電子決済システム。
  11. 【請求項11】 前記第2の通信網は、移動通信網であ
    り、 前記ユーザ通信端末は、移動機であることを特徴とする
    請求項7ないし10のいずれかに記載の電子決済システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記ユーザ通信端末から前記認証結果
    が肯定的である旨を受信した場合に、前記決済装置は、
    前記ユーザ識別情報に基づいてクレジットカード番号お
    よび有効期限情報を取得し、該クレジットカード番号お
    よび有効期限情報を用いてクレジットカード会社の設置
    する与信サーバに与信確認要求を行うことを特徴とする
    請求項7ないし11のいずれかに記載の電子決済システ
    ム。
  13. 【請求項13】 決済装置と、前記決済装置に通信網を
    介して接続される店舗側端末装置と、前記決済装置に第
    2の通信網を介して接続されるユーザ通信端末とを備え
    た電子決済システムであって、 前記ユーザ通信端末は、ユーザから入力されるユーザ認
    証情報に基づいてそのユーザが正当なユーザであるか否
    かの認証を行い、正当なユーザであると認証した場合
    に、当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報を前記
    店舗側端末装置に送信し、 前記店舗側端末装置は、前記ユーザ通信端末から送信さ
    れた前記ユーザ識別情報を前記通信網を介して前記決済
    装置に送信し、 前記決済装置は、前記店舗側端末装置から送信される前
    記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザ通信端末を特定
    し、特定した前記ユーザ通信端末に対して前記第2の通
    信網を介して、当該ユーザ通信端末に予め格納されてい
    る決済進行用アプリケーションを自動起動させるコマン
    ドを送信し、 前記ユーザ通信端末は、前記コマンド情報にしたがって
    前記決済進行用アプリケーションを自動起動し、当該決
    済進行用アプリケーションによって決済処理の進行指示
    を前記第2の通信網を介して前記決済装置に送信し、 前記決済装置は、前記ユーザ通信端末から前記第2の通
    信網を介して供給される決済処理の進行指示にしたがっ
    て当該決済に関する処理を実行するを具備することを特
    徴とする電子決済システム。
  14. 【請求項14】 通信網に接続される決済装置と、前記
    決済装置に通信網を介して接続される端末装置であり、
    前記決済装置に前記通信網を介して決済処理を依頼する
    店舗側端末装置とを備えた電子決済システムを利用して
    電子決済を行う通信端末であって、 ユーザから入力されるユーザ認証情報に基づいてそのユ
    ーザが正当なユーザであるか否かの認証を行う認証手段
    と、 前記認証手段によって正当なユーザであると認証された
    場合に、その認証結果を記憶する認証結果記憶手段と、 前記電子決済に用いるユーザ識別情報を記憶する識別情
    報記録媒体と、 前記認証手段によって正当なユーザであると認証された
    場合に、前記識別情報記録媒体に記憶されている前記ユ
    ーザ識別情報を、前記決済装置に決済依頼を要求させる
    ために前記店舗側端末装置に送信する識別情報送信手段
    と、 前記店舗側端末装置からの決済依頼要求に応じて前記決
    済装置から第2の通信網を介して送信される、前記認証
    結果を送信するよう指示するコマンド情報を受信するコ
    マンド受信手段と、 前記コマンド受信手段によって前記コマンド情報が受信
    された場合に、前記認証結果記憶手段に記憶されている
    前記認証結果が肯定的であるときにはその旨を前記第2
    の通信網を介して前記決済装置に送信して決済処理の進
    行を要求する認証結果送信手段とを具備することを特徴
    とする通信端末。
  15. 【請求項15】 前記識別情報記録媒体は、前記ユーザ
    識別情報に加え、当該通信端末を認証するためのユーザ
    通信端末認証情報を記憶しており、 前記認証結果送信手段は、前記認証結果が肯定的である
    旨に加え、前記識別情報記録媒体に記憶されている前記
    ユーザ通信端末認証情報を前記通信網を介して前記決済
    装置に送信することを特徴とする請求項14に記載の通
    信端末。
  16. 【請求項16】 前記識別情報記録媒体は、当該通信端
    末に対して着脱自在に装着されており、 前記識別情報送信手段は、ユーザから入力されるユーザ
    認証情報に基づいてそのユーザが正当なユーザであると
    認証した場合に、当該通信端末に装着されている前記識
    別情報記録媒体に記憶されているユーザ識別情報を店舗
    側端末装置に送信することを特徴とする請求項14また
    は15に記載の通信端末。
  17. 【請求項17】 前記第2の通信網は、移動通信網であ
    り、 前記移動通信網を介してデータの授受を行う無線通信手
    段をさらに具備することを特徴とする請求項14ないし
    16のいずれかに記載の通信端末。
  18. 【請求項18】 通信網に接続される決済装置と、前記
    決済装置に通信網を介して接続される端末装置であり、
    前記決済装置に前記通信網を介して決済処理を依頼する
    店舗側端末装置とを備えた電子決済システムを利用して
    電子決済を行う通信端末であって、 ユーザから入力されるユーザ認証情報に基づいてそのユ
    ーザが正当なユーザであるか否かの認証を行う認証手段
    と、 前記認証手段によって正当なユーザであると認証された
    場合に、当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報
    を、前記決済装置に決済依頼を要求させるために前記店
    舗側端末装置に送信する識別情報送信手段と、 前記店舗側端末装置からの決済依頼要求に応じて前記決
    済装置から第2の通信網を介して送信される、決済進行
    用アプリケーションの自動起動を指示するコマンド情報
    を受信するコマンド受信手段と、 前記コマンド受信手段によって前記コマンド情報が受信
    された場合に、予め記憶されている前記決済進行用アプ
    リケーションを自動的に起動し、起動した決済進行用ア
    プリケーションにしたがって決済進行の指示を前記第2
    の通信網を介して前記決済装置に送信して決済処理の進
    行を要求する認証結果送信手段とを具備することを特徴
    とする通信端末。
  19. 【請求項19】 店舗側端末装置から通信網を介して送
    信されるユーザ識別情報を含む決済依頼を受信する受信
    手段と、 前記受信手段によって受信されたユーザ識別情報に基づ
    いて、予め登録されている複数のユーザ通信端末の中か
    らいずれかのユーザ通信端末を特定する特定手段と、 前記特定手段によって特定されたユーザ通信端末宛に第
    2の通信網を介して、当該ユーザ通信端末に格納されて
    いる決済進行用アプリケーションを自動起動させるコマ
    ンドを送信する送信手段と、 前記送信手段によって前記コマンドが送信された後に、
    前記特定したユーザ通信端末から前記第2の通信網を介
    して供給される決済進行指示にしたがって当該決済に関
    する処理を実行する実行手段とを具備することを特徴と
    する決済装置。
  20. 【請求項20】 通信網に接続される決済装置と、前記
    決済装置に通信網を介して接続される端末装置であり、
    前記決済装置に前記通信網を介して決済処理を依頼する
    店舗側端末装置とを備えた電子決済システムを利用して
    電子決済を行う通信端末に搭載されるコンピュータを、 ユーザから入力されるユーザ認証情報に基づいてそのユ
    ーザが正当なユーザであるか否かの認証を行う認証手
    段、 前記認証手段によって正当なユーザであると認証された
    場合に、その認証結果を記憶手段に記憶させる認証結果
    記憶手段、 前記認証手段によって正当なユーザであると認証された
    場合に、予め記憶されている前記電子決済に用いるユー
    ザ識別情報を、前記決済装置に決済依頼を要求させるた
    めに前記店舗側端末装置に送信する識別情報送信手段、 前記店舗側端末装置からの決済依頼要求に応じて前記決
    済装置から第2の通信網を介して送信される、前記認証
    結果を送信するよう指示するコマンド情報を受信するコ
    マンド受信手段、 前記決済装置から送信される前記コマンド情報が受信さ
    れた場合に、前記記憶手段に記憶されている前記認証結
    果が肯定的であるときにはその旨をを前記第2の通信網
    を介して前記決済装置に送信して決済処理の進行を要求
    する認証結果送信手段として機能させるプログラム。
  21. 【請求項21】 通信網に接続される決済装置と、前記
    決済装置に通信網を介して接続される端末装置であり、
    前記決済装置に前記通信網を介して決済処理を依頼する
    店舗側端末装置とを備えた電子決済システムを利用して
    電子決済を行う通信端末に搭載されるコンピュータを、 ユーザから入力されるユーザ認証情報に基づいてそのユ
    ーザが正当なユーザであるか否かの認証を行う認証手
    段、 前記認証手段によって正当なユーザであると認証された
    場合に、その認証結果を記憶手段に記憶させる認証結果
    記憶手段、 前記認証手段によって正当なユーザであると認証された
    場合に、予め記憶されている前記電子決済に用いるユー
    ザ識別情報を、前記決済装置に決済依頼を要求させるた
    めに前記店舗側端末装置に送信する識別情報送信手段、 前記店舗側端末装置からの決済依頼要求に応じて前記決
    済装置から第2の通信網を介して送信される、前記認証
    結果を送信するよう指示するコマンド情報を受信するコ
    マンド受信手段、 前記決済装置から送信される前記コマンド情報が受信さ
    れた場合に、前記記憶手段に記憶されている前記認証結
    果が肯定的であるときにはその旨をを前記第2の通信網
    を介して前記決済装置に送信して決済処理の進行を要求
    する認証結果送信手段として機能させるプログラムを記
    録した記録媒体。
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