JP2016224567A - チェックリスト作成支援システム、方法、及びプログラム - Google Patents

チェックリスト作成支援システム、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】IT運用業務に係わるチェックリストを用いた作業の支援に関して、チェックリスト作成作業を含む作業全体の効率向上を実現できる技術を提供する。【解決手段】チェックリスト作成支援システムは、作業手順書ファイルから、ポリシー情報のキーワードに関連付けられたチェック項目を抽出し、当該チェック項目に基づいて、候補チェックリストを作成して画面に表示し、候補チェックリストの中からユーザにより選択された選択チェックリストに基づいて、チェック項目ライブラリのチェック項目データを用いて、作業端末で扱う形式のチェックリストひな型を構成して画面に表示し、ユーザの操作に基づいて、チェックリストひな型の内容を編集してチェックリストを完成させ、完成したチェックリストを作業端末へ出力し、当該チェックリストのチェック項目の情報を、チェック項目ライブラリに反映する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理技術に関する。また、本発明は、IT運用業務に係わるチェックリストを用いた作業を支援する技術に関する。
IT運用業務として、データセンタ等の対象システムの運用管理保守の業務が挙げられる。IT運用業務を担当する作業者は、作業端末を使用し、作業手順書及びチェックリストに基づいて、対象システムの機器に対する作業を行う。作業者は、作業手順に対応したチェック項目毎に、作業及びそのチェックの結果を記録する。
上記チェックリストは、紙に限らず、電子化されたファイルが用いられる場合がある。作業端末の画面でそのチェックリストを表示しながら作業を行うことにより、表示内容制御やデータ管理ができ、作業効率向上等が期待できる。
IT運用業務に係わるチェックリストを用いた作業の支援に関する先行技術例として、特開2013−196006号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1には、企業情報システムの運用設計を行う運用設計システムに関して、運用設計作業者のスキル偏りに依存しないようにする旨や、運用パラメータ値等の情報に基づいて、運用手順書、チェックリスト、及び運用自動化スクリプトを生成及び出力する旨が記載されている。
特開2013−196006号公報
IT運用業務に係わるチェックリストを用いた作業を支援する技術に関して、作業効率を向上できる技術が求められている。特に、作業者に対し、一連の作業手順及びチェック項目をわかりやすく誘導し、チェック漏れ等を防止し、エビデンス情報を含む結果の記録をサポートできる技術が求められている。
従来技術では、チェックリスト作成者であるユーザは、従来の作業手順書を元に、チェックリスト作業者が使用するための特定の内容のチェックリストを作成する作業を行う。このチェックリストは、作業端末で実行可能な形式のファイルである。チェックリスト作業者によるチェックリストを用いた作業の効率を向上するためには、チェックリスト作業者を支援できる好適なチェックリストを作成できることが必要である。なお、説明上、チェックリストを作成する作業を、チェックリスト作成作業と称し、チェックリストを用いたチェックを含む作業を、チェックリスト作業と称する場合がある。
しかし、従来技術では、チェックリスト作成者であるユーザは、チェックリスト作成作業を手動で一から行っているので、多くの工数を要し、手間が少なくない。チェックリストの内容を細かく作成する場合には、編集作業に手間がかかる。また、異なる内容の多数のチェックリストを作成する場合もあり、その数に応じて負担が増大する。即ち、従来技術は、チェックリスト作成作業を支援する仕組みが不十分であり、チェックリスト作成作業とチェックリスト作業とを含む作業全体の効率の点で改善余地がある。
なお、特許文献1を含め、従来技術は、作業端末の特性、例えばタブレット端末等に固有の表現方式や特長を利用する観点での好適なチェックリストを少ない手間で作成することができる技術ではない。
本発明の目的は、IT運用業務に係わるチェックリストを用いた作業の支援に関して、チェックリスト作成作業を支援し、チェックリスト作成作業とチェックリスト作業とを含む作業全体の効率向上を実現できる技術を提供することである。また、本発明の目的は、作業端末の特性を利用する好適なチェックリストを少ない手間で作成することができる技術を提供することである。
本発明のうち代表的な実施の形態は、IT運用業務に係わるチェックリストを用いた作業を支援するための情報処理を行うチェックリスト作成支援システムであって、以下に示す構成を有することを特徴とする。
一実施の形態のチェックリスト作成支援システムは、前記チェックリストの作成を支援する作成支援部と、前記チェックリストのチェック項目を構成するためのチェック項目データが登録されているチェック項目ライブラリと、ユーザの操作に基づいて、キーワードと前記チェック項目とを関連付ける情報が設定されているポリシー情報と、を備え、前記作成支援部は、作業手順書ファイルの作業手順から、前記ポリシー情報の前記キーワードに該当するキーワードを抽出し、当該キーワードに関連付けられた前記チェック項目を抽出する抽出部と、前記抽出されたチェック項目に基づいて、候補チェック項目または候補チェックリストを作成して画面に表示する候補作成表示部と、前記ユーザの操作に基づいて、前記候補チェック項目または前記候補チェックリストの中から選択された選択チェック項目または選択チェックリストに基づいて、前記チェック項目ライブラリの前記チェック項目データを用いて、作業端末で扱う形式のチェックリストひな型を構成して画面に表示する選択表示部と、前記ユーザの操作に基づいて、前記チェック項目ライブラリの前記チェック項目データを用いながら、前記チェックリストひな型の内容を編集し、チェックリストを完成させる編集部と、前記ユーザの操作に基づいて、前記完成したチェックリストを前記作業端末へ出力し、当該チェックリストのチェック項目の情報を、前記チェック項目ライブラリに反映する出力部と、を有する。
本発明のうち代表的な実施の形態によれば、IT運用業務に係わるチェックリストを用いた作業の支援に関して、チェックリスト作成作業を支援し、チェックリスト作成作業とチェックリスト作業とを含む作業全体の効率向上を実現できる。また、本発明のうち代表的な実施の形態によれば、作業端末の特性を利用する好適なチェックリストを少ない手間で作成することができる。
本発明の実施の形態のチェックリスト作成支援システムを含む、システム全体の構成を示す図である。 実施の形態における、チェックリスト作成支援システム、端末、及びアプリケーションにおける機能ブロック構成を示す図である。 実施の形態における、チェックリスト作成支援システムの処理フローを示す図である。 実施の形態における、作業手順書ファイルの構成例を示す図である。 実施の形態における、ポリシー情報の構成例を示す図である。 実施の形態における、チェック項目ライブラリの構成例を示す図である。 実施の形態における、キーワード抽出例及び候補作成例を示す図である。 実施の形態における、候補チェックリスト等の画面例を示す図である。 実施の形態における、選択チェックリストの構成例を示す図である。 実施の形態における、完成版のチェックリストの構成例を示す図である。 実施の形態における、チェックリスト出力例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1〜図11を用いて、本発明の実施の形態のチェックリスト作成支援システムについて説明する。実施の形態のチェックリスト作成支援方法は、チェックリスト作成支援システムで実行される手順を含む方法である。実施の形態のチェックリスト作成支援プログラムは、チェックリスト作成支援システムに情報処理を実行させるプログラムである。
[システム全体]
図1は、実施の形態のチェックリスト作成支援システム1を含む、システム全体の構成を示す。図1で、システム全体は、チェックリスト作成支援システム1と、作業支援システム2と、対象システム3と、を有する。2つのサブシステムとして、第1のサブシステムであるチェックリスト作成支援システム1と、第2のサブシステムである作業支援システム2とを有し、これらは相互に独立して動作し、機能的に連係する。
対象システム3は、IT運用業務の対象となるシステムであり、例えばデータセンタや顧客の情報システムである。対象システム3は、通信網30と、複数の機器31とを含む。通信網30は、LANやインターネット、専用回線等である。機器31は、PCやサーバ、ストレージ等が挙げられる。
チェックリスト作成支援システム1は、IT運用業務に係わる作業で使用するチェックリストの作成及び管理を支援する情報処理を行う。チェックリスト作成支援システム1は、作業端末であるタブレット端末20等の特性に応じた好適なチェックリストの作成を支援する機能を提供する。チェックリスト作成支援システム1は、タブレット端末20のOSや関連アプリ22等を含む機能を利用する形式のチェックリストを作成する機能を有する。
チェックリスト作成支援システム1は、主に、チェックリスト作成端末である端末10、及び端末10で稼動するアプリケーション100により構成される。本実施の形態では、端末10としてPCである。チェックリスト作成者であるユーザは、端末10を使用して、チェックリストの作成及び管理を含む作業を行う。
端末10は、制御部101、記憶部102、入出力部103、及び通信部104を有する。端末10は、図示しないCPU、RAM、ROM、入力装置、出力装置、等のハードウェア、及びOS等のソフトウェアを備え、それらにより制御部101等の各部を実現する。制御部101は、ソフトウェアプログラム処理として、アプリケーション100を稼動させる。
アプリケーション100は、チェックリスト作成支援ツールを構成するアプリケーションプログラムである。アプリケーション100は、作業端末であるタブレット端末20等の特性や機能に合わせたチェックリストを作成する機能を有する。即ち、アプリケーション100は、タブレット端末20等に固有の表現方式や特長に合わせた形式のチェックリストを作成する機能を有する。アプリケーション100は、作業指示書ファイル5から、チェック項目の抽出を含む変換により、チェックリストひな型を作成する機能を有する。アプリケーション100は、ユーザの編集操作により作成されたチェックリストのチェック項目データ等を管理する機能を有する。アプリケーション100は、完成したチェックリストを、作業支援システム2のタブレット端末20に出力する機能を有する。チェックリストは、タブレット端末20での作業用のファイルであり、タブレット端末20で実行可能な形式のファイルである。
記憶部102は、メモリやストレージ等で実現され、アプリケーション100が扱う各種のデータを記憶する。記憶部102は、記憶するデータとして、作業手順書ファイル5、ポリシー情報6、チェック項目ライブラリ7、チェックリストライブラリ8、チェック項目40、候補チェックリスト41、選択チェックリスト42、チェックリスト43、等を含む。なお、各種のデータは、端末20とは別のサーバやストレージ等の装置に記憶されても構わない。その場合、端末20は、必要に応じてその装置にアクセスして読み書きを行う。
入出力部103は、入力装置や出力装置が接続される入出力インタフェースを含み、アプリケーション100に対応したGUI画面を提供する機能を有する。ユーザは、入出力部103を通じてGUI画面に対して入出力操作を行う。GUI画面は、作業手順書ファイル5、チェック項目40、候補チェックリスト41、選択チェックリスト42、チェックリスト43、ポリシー情報6、チェック項目ライブラリ7、等の各種の情報を表示する画面を含む。ユーザは、画面で各種の情報の内容を確認でき、チェックリスト等の編集作業が可能である。
通信部104は、通信インタフェースを含み、通信処理を行う。通信部104は、チェックリストの出力の際、タブレット端末20の通信部204との間で通信処理を行う。
作業支援システム2は、対象システム3に対するチェックリストを用いた作業を支援する情報処理を行う。作業支援システム2は、チェックリスト作成支援システム1から出力されたチェックリストをチェックリストファイル21として入力し、このチェックリストファイル21を実行して画面にチェックリストの内容を表示する。作業支援システム2は、チェックリスト作業者であるユーザによるチェックリスト作業を支援する機能を有する。
作業支援システム2は、主に、作業端末であるタブレット端末20、及びタブレット端末20で稼動するソフトウェアにより構成される。タブレット端末20は、携帯端末である。本実施の形態では、作業端末として特にタブレット端末20を用いる。チェックリスト作業者であるユーザは、タブレット端末20を所持して移動しながら、対象システム3に対する作業を行うことができる。ユーザは、タブレット端末20の画面に表示されるチェックリストを見ながら、チェックを含む作業を行う。
タブレット端末20は、制御部201、記憶部202、入出力部203、及び通信部204を有する。タブレット端末20は、図示しないCPU、RAM、ROM、入力装置、出力装置等のハードウェア、及びOS等のソフトウェアを備え、それらにより制御部201等の各部を実現する。タブレット端末20は、入出力装置としてタッチパネルを含み、タッチパネルに表示される画面でユーザのタッチ入力操作を受け付ける。
制御部201は、ソフトウェアプログラム処理として、OSや関連アプリ22を含むプログラムを稼動させる。制御部201は、全体を制御し、チェックリスト作業を支援する処理を行う。制御部201は、ユーザの作業の際、ユーザの操作に基づいて、チェックリストファイル21を実行し、画面にチェックリストの内容を表示する。制御部201は、その際、チェック項目に応じて自動的に関連アプリ22を実行する。制御部201は、画面のチェックリストに対するユーザ入力操作を受けて、チェック項目毎に、作業及びチェックの結果を記録し、チェックリストファイル21の内容を更新する。例としては、チェック項目毎に、エビデンス情報を含む結果情報の記録が行われる。チェック項目の結果が正常であった場合、そのチェック項目がチェック済み状態として消し込み処理される。
記憶部202は、メモリやストレージ等で実現され、タブレット端末20のソフトウェアが扱う各種のデータを記憶する。記憶部202は、記憶するデータとして、チェックリストファイル21を含む。入出力部203は、入力装置や出力装置が接続される入出力インタフェースを含み、GUI画面を提供する機能を有する。ユーザは、入出力部203を通じてGUI画面に対して入出力操作を行う。GUI画面は、チェックリストファイル21によるチェックリストを表示する画面を含む。
通信部204は、通信インタフェースを含み、通信処理を行う。通信部204は、端末10の通信部104との間で通信処理を行う。また、通信部204は、対象システム3の通信網30及び機器31に対する通信処理を行う。タブレット端末20は、例えば作業に係わるコマンドを、通信部204を通じて対象の機器31へ送信する。機器31は、受信したコマンドに従って処理を実行し、実行結果情報を応答する。
関連アプリ22は、タブレット端末20に備える各種のアプリであり、チェックリスト作業の支援に用いるために、チェック項目に関連付けて設定することができる。関連アプリ22は、例えば、カメラ、バーコードリーダ、Webブラウザ等がある。
作業手順書ファイル5は、インポート対象及びチェックリスト作成元となる作業手順書のデータファイルである。作業手順書ファイル5は、従来の作業手順書と同じ形式のものが適用可能である。後述の図4に、作業手順書ファイル5の具体例を示す。
ポリシー情報6は、作業手順書ファイル5からチェック項目等を抽出するためのチェック項目抽出ポリシー等の情報を含む設定情報である。ポリシー情報6は、ユーザにより設定可能となっている。後述の図5に、ポリシー情報6の具体例を示す。
チェック項目ライブラリ7は、チェックリストを作成するために部品として使用可能であるチェック項目データが登録されている。チェック項目ライブラリ7には、チェック項目データが基本的に自動的に登録され蓄積される。また、ユーザは、チェック項目ライブラリ7にチェック項目データを設定によって登録可能である。後述の図6に、チェック項目ライブラリ7の具体例を示す。
チェックリストライブラリ8は、完成版のチェックリスト43のデータが登録されている。ユーザは、完成版のチェックリスト43を、適宜、チェックリストライブラリ8に、名前や対象システム等の情報と共に登録できる。また、ユーザは、チェックリストライブラリ8に登録されているチェックリスト43を選択して読み出して利用できる。ユーザは、読み出したチェックリスト43をそのまま作業端末へ出力することもできるし、読み出したチェックリスト43を編集して新たなチェックリストを作成することもできる。
チェック項目40は、作業手順書ファイル5から抽出されたチェック項目を示す。候補チェックリスト41は、抽出されたチェック項目40に基づいてアプリケーション100により作成された、編集の候補となるチェックリストであり、チェックリストひな型に対応する。選択チェックリスト42は、候補チェックリスト41の中からユーザにより選択された候補チェックリストであり、チェックリストひな型に対応する。チェックリスト43は、選択チェックリスト42を元に、ユーザにより編集されたチェックリストを示す。端末10は、完成したチェックリスト43を、チェックリストファイル21として、タブレット端末20へ出力する。
チェックリストファイル21は、端末10からタブレット端末20へ出力されたチェックリスト43であって、チェックリスト作業者であるユーザが使用して作業を行うためのチェックリストである。タブレット端末20は、端末10からのチェックリストファイル21を記憶部202に格納する。
上記作業端末の特性や機能とは、作業端末が持つハードウェア及びソフトウェアを含む。上記タブレット端末20に固有の表現方式や特長とは、OSや関連アプリ22の機能を含む。タブレット端末20に固有の表現方式としては、タッチパネルの画面にチェックリストの情報を表示し、当該画面でユーザによるタッチ入力操作を受け付けることが挙げられる。また、作業端末の機能として、音声読み上げ機能が挙げられる。この機能は、チェック項目の作業内容等を音声で読み上げてユーザに出力する機能である。
また、作業端末の表現方式として、画面にチェックリストをウィザード形式で表示することが挙げられる。この方式では、チェックリストの一連の複数のチェック項目を、画面にチェック項目単位で1つずつ順次に表示し、ユーザの入力操作に応じて次のチェック項目の情報を表示するように制御する。
また、関連アプリ22を用いた例として、チェック項目に応じてカメラを用いてエビデンス情報として画像を取得し入力することが挙げられる。また、別の例として、チェック項目に応じて、バーコードリーダを用いて、ID等の情報をバーコードとして入出力することが挙げられる。
[概要]
図1で、チェックリスト作成支援システム1の端末10のアプリケーション100における主な機能や処理等の概要として、以下のようなステップ(1)〜(6)を有する。
(1) チェックリスト作成者であるユーザは、チェックリスト作成作業の際、チェックリスト作成支援システム1の端末10でアプリケーション100を起動する。ユーザは、外部から対象の作業手順書ファイル5をインポートして処理対象としてセットする。アプリケーション100は、セットされた作業手順書ファイル5を対象に以下の処理を行う。
(2) アプリケーション100は、作業手順書ファイル5から、ポリシー情報6に基づいて、作業手順に対応したチェック項目を抽出する。抽出するチェック項目は、チェックリストの作成及び編集のために必要なチェック項目である。そのために、アプリケーション100は、作業手順書ファイル5に記載の作業手順の作業内容の文から、ポリシー情報6に記載のキーワードを含む条件で検索する。アプリケーション100は、作業内容の文においてキーワードが合致した場合、その該当するキーワードに関連付けられているチェック項目を、チェック項目40として抽出する。また、その際、アプリケーション100は、ポリシー情報6でキーワード及びチェック項目に関連付けられている関連アプリがある場合には、その関連アプリの情報についても抽出する。
(3) アプリケーション100は、上記抽出したチェック項目40を、候補件数分、入出力部103を通じてGUI画面に表示する。この際、特に、アプリケーション100は、抽出された複数のチェック項目の組合せにより、候補チェックリスト41を構成して表示する。ユーザは、画面に表示された候補チェック項目や候補チェックリスト41の中から、編集のために採用する候補チェック項目を含む候補チェックリスト41を選択する。
(4) アプリケーション100は、ユーザにより選択された候補チェック項目を含む候補チェックリスト41について、チェック項目ライブラリ7の対応するチェック項目データを用いて、チェックリストひな型を構成し、選択チェックリスト42として、選択チェックリスト42を含む画面を表示する。
この際、アプリケーション100は、チェックリストひな型において、作業端末の特性や機能に合わせた以下のような情報を対応させる。この情報として、チェックリスト全体やチェック項目毎の設定情報として、ウィザード形式表示や音声読み上げ形式等の設定情報がある。また、この情報として、各種の関連アプリ22の動作の制御情報がある。アプリケーション100は、ポリシー情報6やチェック項目ライブラリ7に基づいて、チェックリストひな型に、チェック項目毎に上記情報を対応付けて設定する。
(5) ユーザは、GUI画面で、ひな型である選択チェックリスト42を元に、適宜、チェック項目やその内容を編集することにより、チェックリスト43として完成させる。ユーザは、ひな型に対し、チェックリスト全体やチェック項目毎の設定を行う。設定は、タブレット端末20の各種の機能の適用のオン/オフや、機能毎の詳細設定がある。また、ユーザは、チェック項目ライブラリ7のチェック項目データを用いながら、適宜、ひな型におけるチェック項目の追加や削除、チェック項目の内容の変更等を行う。ユーザは、チェック項目毎に、作業内容の編集を行うことができる。また、ユーザは、適宜、チェック項目毎に、関連アプリ22の制御の追加や変更を行うことができる。例えば、ユーザは、チェック項目に応じて特定の関連アプリ22の起動を設定できる。また、ユーザは、適宜、チェック項目毎に、及びチェック項目間で、分岐やエラー処理等を追加することができる。
(6) アプリケーション100は、完成したチェックリスト43を、ユーザの操作に基づいて、作業先の作業端末であるタブレット端末20へ出力する。また、アプリケーション100は、ユーザの操作に基づいて、完成版のチェックリスト43のデータを、チェックリストライブラリ8に登録する。
また、アプリケーション100は、作業端末へ出力されたチェックリスト43の内容であるチェック項目等の情報を、自動的に、チェック項目ライブラリ7及びポリシー情報6に反映する。アプリケーション100は、チェック項目ライブラリ7に、新たに作成されたチェック項目に対応するチェック項目データを追加登録する。また、それに対応して、アプリケーション100は、ポリシー情報6に、新たに作成されたチェック項目の情報を追加する。
これにより、次回以降のチェックリスト作成時には、前回以前に作成及び更新されたチェック項目が部品として選択利用可能となっている。即ち、次回にユーザがチェックリストを作成する際には、画面に、過去に編集済みのチェック項目が自動的に候補として提示される。例えば、関連アプリ22の制御等の内容が変更されたチェック項目や、分岐等のチェック項目が候補として表示される。ユーザは、画面でそれらから選択することにより、すぐにチェックリストひな型を作成することができ、チェックリストひな型の編集により新たなチェックリストを容易に作成することができる。
[チェックリスト作成支援システム]
図2は、チェックリスト作成支援システム1、端末10、及びアプリケーション100における機能ブロック構成を示す。チェックリスト作成支援システム1は、詳しい処理部として、作業手順書インポート部11、チェック項目抽出部12、候補作成表示部13、選択表示部14、編集部15、出力部16、及び設定部19を有する。これらの処理部は、アプリケーション100のプログラム処理により実現される。チェックリスト作成支援システム1は、処理対象データとして、作業手順書ファイル5、ポリシー情報6、チェック項目ライブラリ7、チェックリストライブラリ8、作業端末機能情報9、チェック項目40、候補チェックリスト41、選択チェックリスト42、及びチェックリスト43、等を有する。
作業手順書ファイル5は、後述の図4のように、作業手順毎に作業内容の情報を含む。ポリシー情報6は、後述の図5のように、キーワード、チェック項目、及び関連アプリ等を関連付ける情報を含む。チェック項目ライブラリ7は、後述の図6のように、チェック項目データとして、チェック項目、作業内容、及び関連アプリ制御情報等を関連付ける情報を含む。
作業端末機能情報9には、作業端末が持つ機能の情報が登録されている。本実施の形態では、作業端末機能情報9には、作業端末の機能の情報として、タブレット端末20の関連アプリ22の情報が登録されている。ユーザは、設定部19を通じた設定により、作業端末機能情報9に情報を登録できる。作業端末機能情報9は、ポリシー情報6とリンクしている。ポリシー情報6の中の関連アプリ情報は、作業端末機能情報9に基づいて設定されている。
作業手順書インポート部11は、入出力部103によるGUI画面を通じて、ユーザの操作に基づいて、外部から作業手順書ファイル5をインポートし、記憶部102内に格納する。
チェック項目抽出部12は、作業手順書ファイル5から、ポリシー情報6のキーワードに基づいて、当該キーワードに関連付けられたチェック項目40等を抽出する。
候補作成表示部13は、抽出されたチェック項目40を用いて、候補チェック項目を含む候補チェックリスト41を構成し、候補チェックリスト41を含む画面をユーザに表示する。候補作成表示部13は、候補チェックリスト41を構成して表示する際、チェック項目ライブラリ7のチェック項目データを使用してもよい。候補作成表示部13は、複数の候補チェック項目の組合せにより、複数の候補チェックリスト41を作成する。
選択表示部14は、画面の候補チェックリスト41の中からユーザにより選択された候補チェックリストを、編集用のひな型である選択チェックリスト42として構成し、選択チェックリスト42を含む画面をユーザに表示する。選択表示部14は、画面の候補チェックリスト41の候補チェック項目の中からユーザにより候補チェック項目が選択された場合には、その選択された候補チェック項目により選択チェックリスト42を構成する。選択表示部14は、選択チェックリスト42を構成して画面に表示する際、チェック項目ライブラリ7のチェック項目データを使用する。
編集部15は、画面でのユーザの操作に基づいて、チェック項目ライブラリ7のチェック項目データを用いながら、ひな型である選択チェックリスト42の内容を編集し、編集中の状態や完成した状態のチェックリスト43を表示する。編集部15は、ユーザの操作に基づいて、チェックリスト全体の設定や、チェック項目毎の関連アプリ22等の設定を行う。また、編集部15は、ユーザの操作に基づいて、チェック項目の追加や削除、チェック項目の内容の情報の変更、等を行う。
出力部16は、完成したチェックリスト43を、ユーザの操作、出力指示に基づいて、通信部104を通じて、タブレット端末20へ出力する。また、出力部16は、ユーザの操作に基づいて、そのチェックリスト43を、チェックリストライブラリ8に登録する。また、出力部16は、出力されたチェックリスト43の内容を、チェック項目ライブラリ7及びポリシー情報6に反映する。出力部16は、出力されたチェックリスト43の内容において、既存のチェック項目ライブラリ7のチェック項目データに対して異なる新たなチェック項目がある場合には、そのチェック項目のデータを、チェック項目ライブラリ7に追加登録する。また、出力部16は、そのチェック項目の情報を、ポリシー情報6にも追加設定する。
設定部19は、ユーザの操作に基づいて、GUI画面で、作業端末機能情報9やポリシー情報6やチェック項目ライブラリ7の内容の初期設定を行う。また、ユーザは、設定部19を通じて、随時、GUI画面で、作業端末機能情報9やポリシー情報6やチェック項目ライブラリ7の内容の確認や設定更新が可能である。
[処理フロー]
図3は、チェックリスト作成支援システム1の処理フローを示す。以下、図3のステップS101〜S113を説明する。
(S101) 予め、設定部19を通じて、ユーザの操作に基づいて、ポリシー情報6やチェック項目ライブラリ7が初期設定されている。チェック項目ライブラリ7には最初何も登録されていなくても構わない。アプリケーション100の作業手順書インポート部11は、ユーザの操作に基づいて、外部から作業手順書ファイル5をインポートする。作業手順書ファイル5がインポート済みである場合、この手順は省略可能である。
(S102) アプリケーション100は、チェック項目抽出部12により、作業手順書ファイル5から、ポリシー情報6に基づいて、チェック項目等の情報を抽出する。そのために、アプリケーション100は、作業手順書ファイル5に記載されている一連の複数の作業手順における作業手順項目毎に、S102〜S108の処理を繰り返す。
(S103) まず、チェック項目抽出部12は、作業手順項目毎に、ポリシー情報6に記載のキーワードを検索し、作業手順項目の作業内容の文の中から、合致するキーワードを抽出する。
例えば、後述の図4のように、作業手順書ファイル5の中の「作業内容」列に記載の文がある。作業手順及び作業内容の例は以下である。下記「手順1」等は、作業手順項目番号に対応する。下記の鉤括弧「」内は、作業内容を表すテキストである。
手順1:「チェック対象がMC0123であることを確認する。」
手順2:「ランプが緑色かを確認する。」
手順3:「下記リンク先のチェック対象とあっているかを確認する。」。
また、例えば、図5のように、ポリシー情報6には、「キーワード」列にキーワードとして“チェック対象”、“ランプ”、“リンク”等が登録されている。この場合、例えば「手順1」の作業内容のテキストからは、キーワード“チェック対象”等が抽出される。
(S104) また、チェック項目抽出部12は、作業手順書ファイル5の中から、作業手順項目毎に、作業図画像等の、チェックリスト内に記載すべき情報が含まれている場合には、その作業図画像等の情報を抽出する。図4の作業手順書ファイル5の例では、「作業図」列の作業図画像が抽出される。
(S105) チェック項目抽出部12は、S103で抽出したキーワードに基づいて、ポリシー情報6で当該キーワードに関連付けられているチェック項目及び関連アプリを特定し、そのチェック項目及び関連アプリの情報を抽出する。
上記例では、作業手順項目及びキーワード毎に、下記のようなチェック項目及び関連アプリの情報が抽出される。なお、「A1」等はチェック項目の識別情報を示す。
手順1:“チェック対象”:チェック項目=チェック項目A1、関連アプリ=バーコードリーダ
手順2:“ランプ”:チェック項目=チェック項目B1、関連アプリ=カメラ
手順3:“リンク”:チェック項目=チェック項目W1、関連アプリ=Webブラウザ
手順4:“チェック対象”:チェック項目=チェック項目A1、関連アプリ=バーコードリーダ。
(S106) チェック項目抽出部12は、S103での1つの作業手順項目の作業内容の文の中から複数のキーワードが抽出されたかどうかを判断する。1つの作業手順項目の中に複数のキーワードを含む場合(S106−Y)には、S107へ進み、それ以外の場合(S106−N)には、S108へ進む。
(S107) チェック項目抽出部12は、1つの作業手順項目の作業内容について、1項目1チェック形式となるように、該当する複数のキーワードにおけるキーワード毎に分割し、複数のチェック項目として作成する。
上記例では、「手順3」については、キーワードとして“リンク”と“チェック対象”との2つが合致する。そのため、チェック項目抽出部12は、「手順3」については、リンクを確認するためのチェック項目であるチェック項目W1と、チェック対象を確認するためのチェック項目であるチェック項目A1とに分ける。なお、上記例では、「手順1」と「手順3」とで同じキーワードを含むので、同じ識別情報を持つ「チェック項目A1」が抽出されているが、抽出後には各チェック項目を区別及び識別できるように異なる識別情報が設定される。
(S108) S108は、繰り返し処理の終了を示し、次の作業手順項目がある場合にはS102へ戻る。全ての作業手順項目の処理後、S109へ進む。この時点で、1つ以上のチェック項目40が得られる。
(S109) アプリケーション100の候補作成表示部13は、S108までで得られた1つ以上のチェック項目40のそれぞれに対応するチェック項目データを、チェック項目ライブラリ7から読み出す。候補作成表示部13は、1つ以上のチェック項目40を候補チェック項目として含む候補チェックリスト41を構成し、候補チェックリスト41を含むページを作成し、そのページによる画面をユーザに表示する。この際、特に、候補作成表示部13は、複数のチェック項目の組合せにより複数の候補チェックリスト41を作成する。
上記例では、例えば下記のように候補チェック項目を含む候補チェックリストが構成される。「#1」等は候補チェックリストの識別番号を示す。詳しくは後述の図7及び図8で説明する。
候補チェックリスト#1: チェック項目A1,チェック項目B1,チェック項目W1,チェック項目A1
候補チェックリスト#2: チェック項目A1,チェック項目B1,チェック項目W1,チェック項目C1
候補チェックリスト#3: チェック項目A1,チェック項目B1,チェック項目W1,チェック項目D1。
(S110) アプリケーション100の選択表示部14は、画面の候補チェック項目を含む候補チェックリスト41の中からユーザにより編集用に選択されたものを、選択チェックリスト42とし、選択チェックリスト42を含む画面を表示する。ユーザは、画面で、編集に有用な候補チェック項目を含む候補チェックリスト41を自由に選択する。
(S111) 選択表示部14は、S110で選択された選択チェックリスト42を構成して画面に表示する際、チェック項目ライブラリ7から読み出した、候補チェック項目に対応したチェック項目データを用いる。このチェック項目データは、チェック項目毎に関連付けられた関連アプリ制御情報等の情報を含む。選択表示部14は、読み出したチェック項目データを用いて、チェックリストひな型である選択チェックリスト42を作成する。このチェックリストひな型は、内容及び構造としては、複数のチェック項目が、階層構造を含め、所定の順序で接続されたフローを含む。
選択表示部14は、チェック項目ライブラリ7のチェック項目データの記載に基づいて、例えばチェックリスト全体に、ウィザード形式表示機能のオン等を設定する。また、選択表示部14は、チェックリストひな型を作成する際、チェック項目ライブラリ7のチェック項目データの関連アプリ制御情報に基づいて、チェックリスト全体またはチェック項目毎に、関連アプリ22の制御情報を設定する。例えば、あるチェック項目には、エビデンス情報記録を支援するために、関連アプリとしてカメラが関連付けられている。その場合、選択表示部14は、チェックリストひな型のそのチェック項目に、そのチェック項目の表示の際にそのカメラを自動的に起動させるための制御情報を記述する。
(S112) アプリケーション100の編集部15は、画面で、ユーザの操作に基づいて、ひな型である選択チェックリスト42の内容を編集し、チェックリスト43を完成させる。ユーザは、編集作業として、チェックリストひな型に対し、適宜、設定の変更を行い、チェック項目の追加や削除や内容の変更を行い、チェック項目毎に関連アプリの追加や削除や変更を行う。また、ユーザは、チェック項目の編集として、適宜、分岐のチェック項目の追加や、エラー処理を含むチェック項目の追加を行う。
ユーザは、チェック項目ライブラリ7に登録されている各種のチェック項目データを選択利用して、ひな型の編集が可能である。編集部15は、画面に、チェック項目ライブラリ7のチェック項目データを表示し、ユーザの操作に応じて、チェック項目データを選択し、選択されたチェック項目データを、ひな型に追加する。ユーザは、各種のチェック項目データから、関連アプリが設定済みのチェック項目等を選択利用できる。また、同じ種別のチェック項目でも、内容が異なるものが登録可能となっているので、ユーザは、内容が異なるチェック項目を選択利用できる。
ユーザは、ひな型に対し、チェック項目を追加する場合、画面で、チェック項目を追加する箇所を選択操作し、チェック項目の新規追加、あるいはチェック項目ライブラリ7に登録済みのチェック項目の追加を指定する。編集部15は、指定された箇所に、指定されたチェック項目を追加する。ユーザは、追加されたチェック項目の内容を適宜編集する。
ユーザは、ひな型のチェック項目に関連アプリの動作を追加する場合、画面内のチェック項目を選択操作し、関連アプリ追加の旨のコマンドを選択操作する。編集部15は、選択操作に応じて、作業端末機能情報9等に基づいて、画面に、選択利用可能である関連アプリの情報を表示する。ユーザは、画面に表示された関連アプリの情報の中から、当該チェック項目に設定したい関連アプリを選択操作する。アプリケーション100は、選択された関連アプリの制御情報を、当該チェック項目に設定する。
ユーザは、ひな型のチェック項目に分岐先のチェック項目を作成したい場合、画面で、対象のチェック項目等を選択操作し、分岐のコマンド、または分岐先のチェック項目を選択操作する。編集部15は、選択操作に応じて、対象のチェック項目から分岐先のチェック項目を作成し表示する。ユーザは、適宜、分岐先のチェック項目の内容を編集する。
上記例の「候補チェックリスト#1」を編集する場合、編集後の状態は、例えば下記のようになる。詳しくは後述の図10で説明する。
候補チェックリスト#1:
チェック項目A1→チェック項目A2(対象情報1),
チェック項目B1→チェック項目B2(分岐),
チェック項目W1→チェック項目W2(エラー処理),
チェック項目A1→チェック項目A3(対象情報2)。
上記例では、チェック項目A1の編集後の状態を、区別のためチェック項目A2としている。チェック項目A2の内容は「対象情報1」を含み、チェック項目A3の内容は「対象情報1」とは異なる「対象情報2」を含む。チェック項目B2は、分岐が追加されたものである。チェック項目W2は、エラー処理が追加されたものである。
(S113) アプリケーション100の出力部16は、ユーザの操作、出力指示に基づいて、完成版のチェックリスト43を、チェックリストファイル21として、作業先の作業端末であるタブレット端末20へ出力する。また、出力部16は、そのチェックリスト43を、名前等の情報と共に、チェックリストライブラリ8に登録する。また、出力部16は、そのチェックリスト43における新たに作成されたチェック項目の情報を、チェック項目ライブラリ7及びポリシー情報6に反映する。出力部16は、そのチェックリスト43のチェック項目のうち、チェック項目ライブラリ7に登録済みのチェック項目とは異なるチェック項目がある場合に、そのチェック項目を、関連アプリ制御情報等の関連付け情報と共に、チェック項目データとして登録する。また、出力部16は、チェック項目ライブラリ7に新たに登録したチェック項目の情報を、ポリシー情報6に、キーワード等の関連付け情報と共に設定する。
上記例では、反映後のチェック項目ライブラリ7には、下記のような情報が追加される。詳しくは後述の図11で説明する。
チェック項目A2:作業内容(対象情報1):バーコードリーダ
チェック項目B2:作業内容(……):カメラ:分岐有り(B1,BX1,BX2)
チェック項目W2:作業内容(……):Webブラウザ:エラー処理有り(W1E1)
チェック項目A3:作業内容(対象情報2):バーコードリーダ。
上記例で、「分岐有り(B1,BX1,BX2)」は、チェック項目B2の中に分岐があり、分岐元がチェック項目B1であり、分岐先がチェック項目BX1及びBX2であることを示す。また、「エラー処理有り(W1E1)」は、チェック項目W2にエラー処理があり、エラー処理を行う場合のチェック項目がチェック項目W1E1であることを示す。
また、対応して、反映後のポリシー情報6には、下記のような情報が追加される。詳しくは後述の図11で説明する。
N+1:“チェック対象”,“MC0123”:バーコードリーダ:チェック項目A2
N+2:“チェック対象”,“0123456”:バーコードリーダ:チェック項目A3
N+3:“ランプ”,“分岐”:カメラ:チェック項目B2
N+4:“リンク”,“エラー”:Webブラウザ:チェック項目W2。
上記「N+1」等は行番号を示す。例えば「N+3」の行は、チェック項目B2に関する追加例であり、キーワードとしては “ランプ”に加えて“分岐”が追加されている。「N+4」の行は、チェック項目W2に関する追加例であり、キーワードとしては “リンク”に加えて“エラー”が追加されている。
[作業手順書ファイル]
図4は、作業手順書ファイル5の構成例を示す。図4の作業手順書ファイル5の表は、「タイトル」、「開始時間」、「対象システム」等の情報を含み、列として、「作業手順項目番号」、「作業図(画像)」、「作業内容」、「チェック者」、「日付」等を含む。「タイトル」は作業手順書の名称を示す。「開始時間」は、作業の開始時間を示す。「対象システム」は作業対象となる対象システム3や機器31を示す。
「作業手順項目番号」は、一連の作業手順における作業手順項目毎の識別番号を示し、作業を実施すべき順序に従って付与されている。「作業図(画像)」は、当該作業手順において参照すべき作業図の画像がある場合に設定されている。「作業内容」は、当該作業手順における作業内容を表す文、テキストである。「チェック者」は、当該作業手順に対応したチェック項目におけるチェックを含む作業を行うユーザの情報を記入する欄を示す。「日付」は、当該作業手順に対応したチェック項目におけるチェックを含む作業が実施された日付を記入する欄を示す。
[ポリシー情報]
図5は、ポリシー情報6の構成例を示す。図5のポリシー情報6の表は、列として、#で示す番号、「キーワード」、「関連アプリ」、「チェック項目(チェック項目ID)」を有する。#で示す番号は、説明上の行番号である。「キーワード」は、作業手順書ファイル5から情報を抽出するために設定されたキーワードを示す。「関連アプリ」は、「キーワード」に関連付けて設定された関連アプリの情報を示す。「チェック項目(チェック項目ID)」は、「キーワード」及び「関連アプリ」に関連付けられたチェック項目の情報であり、チェック項目ライブラリ7に登録されているチェック項目IDを示す。
図5の上側の表は、初期設定例を示し、図5の下側の表は、反映後に追加される情報の例を示す。
[チェック項目ライブラリ]
図6は、チェック項目ライブラリ7の構成例を示す。図6のチェック項目ライブラリ7の表は、列として、#で示す番号、「チェック項目ID」、「チェック項目(作業内容)」、「関連アプリ制御情報」、「分岐」、「エラー処理」等を有する。#で示す番号は、説明上の行番号である。「チェック項目ID」は、チェック項目の識別情報を示す。「チェック項目(作業内容)」は、当該チェック項目における作業内容を表す文、テキストを示す。「関連アプリ制御情報」は、当該チェック項目に関連付けられた関連アプリ22の識別情報や、その動作の制御情報を示す。制御情報は、図示しないが、例えば起動や停止等の動作を作業端末のソフトウェアに指示する情報である。「関連アプリ制御情報」は、言い換えると、作業端末機能及びその機能の制御情報である。「分岐」は、チェック項目に分岐が有る場合に設定される情報を示す。「エラー処理」は、チェック項目にエラー処理が有る場合に設定される情報を示す。
図6の上側の表は、初期設定例を示し、図6の下側の表は、反映後に追加される情報の例を示す。なお、チェック項目ライブラリ7には、その他の管理情報として、「チェック項目種別」等が設けられてもよい。「チェック項目種別」は、チェック項目をカテゴリで分類したものである。
[ウィザード形式表示]
ウィザード形式表示等について補足する。チェックリスト作成支援システム1のアプリケーション100は、ウィザード形式及び1項目1チェック形式のチェックリストを作成する。作業端末は、そのチェックリストを実行してウィザード形式及び1項目1チェック形式で表示する。ここでいうウィザード形式は、対話型で操作可能な形式であり、チェックリストの一連の複数のチェック項目について、ユーザの作業進行状況及び入力操作に応じて、画面に、ユーザが現在着目すべきである1つのチェック項目の情報を表示する。1つのチェック項目の情報は、作業及びチェックの内容や指示、説明、状態、質問等の情報を含む。また、画面内には、「次へ進む」ボタンや、「中止する」ボタン等が表示される。ユーザは、あるチェック項目の情報に従い、エビデンス情報記録等を含む作業を行い、問題無い場合には「次へ進む」ボタンを押す。これにより、次のチェック項目の情報が画面に表示される。チェック項目の「次へ進む」ボタン押下により、そのチェック項目は、管理上、チェック済み状態として消し込み処理される。
また、ウィザード形式表示では、1項目1チェック形式のチェックリストが表示される。作業手順書の1つの作業手順の中に複数の作業内容が混在している場合でも、アプリケーション100により1項目1チェック形式となるように、複数のチェック項目を含むチェックリストとして作成されている。作業端末の画面では、1つのチェック項目毎に概ね1つの作業内容となるように表示される。ユーザの操作としては、チェックリストを起動してウィザード形式の画面のチェック項目の内容に従って順次に作業を行えばよい。
[チェック項目抽出及び候補チェックリスト作成表示]
図7は、図2のチェック項目抽出部12による図3のS103等に対応した、チェック項目40等の抽出処理例、及び、図3の候補作成表示部13による図3のS109等に対応した、候補チェックリスト41の作成表示処理例を示す。
まず、キーワード抽出例701は、S103に対応したキーワード抽出例を示す。図4のような作業手順書ファイル5の「手順1」〜「手順3」の作業内容の場合、それらの作業内容の文から、キーワード抽出例701に示すキーワードが抽出される。下線付きの部分がキーワードに該当する部分を示す。例えば、「手順1」の作業内容では、“チェック対象”や“確認”が該当する。この該当するキーワードに基づいて、抽出チェック項目702に示すように、チェック項目40が抽出される。例えば、「手順1」からは、キーワード“チェック対象”に関連付けられた「チェック項目A1」が抽出される。同様に、各作業手順項目から、キーワード及びチェック項目が抽出される。
作業内容に複数のキーワードが含まれている場合、前述の図3のS107のように、キーワード毎に分けて複数のチェック項目として抽出される。例えば、「作業3」の場合、キーワード“ランプ”及び“チェック対象”を含むので、チェック項目W1とチェック項目A1との2つが抽出される。
次に、抽出チェック項目702を用いて、候補チェック項目を含む候補チェックリスト41が作成される。本実施の形態では、候補チェックリスト703に示すように、複数の候補チェック項目の組合せから複数の候補チェックリストが作成される。候補チェックリスト703は、例として、前述の「候補チェックリスト#1」〜「候補チェックリスト#3」を示す。ユーザは、画面で、候補チェックリスト703の中から、採用する候補チェックリストを選択する。
他の実施の形態として、候補チェック項目一覧704に示すように、抽出された複数のチェック項目をそのまま候補チェック項目として提示するようにしてもよい。候補チェック項目一覧704は、例として、チェック項目A1,B1,W1,A1,C1,D1といった、抽出された順序での一覧を示す。ユーザは、画面で、候補チェック項目一覧704の中から、採用する候補チェック項目を選択する。
候補チェックリスト703を表示する方式と、候補チェック項目一覧704を表示する方式とについては、ユーザ設定に応じて選択利用可能とする形態としてもよい。
そして、図2の選択表示部14は、図3のS110で、画面で候補チェックリスト703からユーザにより選択された候補チェックリストを、選択チェックリスト42として構成する。あるいは、選択表示部14は、画面で候補チェック項目一覧704からユーザにより選択された候補チェック項目を用いて、選択チェックリスト42を構成する。
[候補チェックリスト画面]
図8は、チェックリスト作成支援システム1の画面例として、図3のS109に対応した、候補チェックリスト41を含む画面の表示例を示す。図8の(A)は、図7の候補チェックリスト703に対応した画面例を示す。図8の(A)の画面では、候補チェックリスト毎に、内容である候補チェック項目の情報と共に、選択用のチェックボックスを表示する。ユーザは、選択する候補チェックリストのチェックボックスをオンにする。ユーザは、候補チェックリストの選択後、「選択(決定)」ボタンを押す。
図8の(B)は、図7の候補チェック項目一覧704に対応した画面例を示す。図8の(B)の画面では、候補チェック項目毎に、選択用のチェックボックスを表示する。ユーザは、選択する候補チェック項目のチェックボックスをオンにし、選択しない候補チェック項目のチェックボックスをオフにする。ユーザは、候補チェック項目の選択後、「選択(決定)」ボタンを押す。
[選択チェックリスト]
図9は、図8の画面を経て選択されたひな型である選択チェックリスト42の構成例及びそれを含む画面例を示す。図9の例では、選択チェックリスト42として「候補チェックリスト#1」である。図9の設定901は、「候補チェックリスト#1」の全体に関する設定情報を示す。この設定項目例として、ウィザード形式表示、音声読み上げの2つを示す。デフォルトでは、ウィザード形式表示がオン状態、音声読み上げがオフ状態に設定されている。
図9の「候補チェックリスト#1」は、4つのチェック項目から構成され、順に、第1チェック項目であるチェック項目A1、第2チェック項目であるチェック項目B1、第3チェック項目であるチェック項目W1、第4チェック項目であるチェック項目A1、を有する。図9の丸囲み数字は、作業指示項目番号に対応した、チェック項目の順序を示す。
第1チェック項目であるチェック項目A1は、関連アプリとしてバーコードリーダが設定されている。チェック項目A1の作業内容は、タブレット端末20のバーコードリーダを用いて、チェック対象である部品のIDを読み取って確認する、という意味の作業内容である。チェック対象の部品は、対象システム3の機器31に係わる部品である。
第2チェック項目であるチェック項目B1は、関連アプリとしてカメラが設定されている。チェック項目B1の作業内容は、タブレット端末20のカメラを用いて、ランプの色を撮影して、ランプの色が緑色であるかを確認する、という意味の作業内容である。ランプは、対象システム3の機器31に係わるランプである。
第3チェック項目であるチェック項目W1は、関連アプリとしてWebブラウザが設定されている。チェック項目W1の作業内容は、タブレット端末20のWebブラウザを用いて、リンク先URLにアクセスし、リンク先のチェック対象とあっているかどうかを確認する、という意味の作業内容である。
第4チェック項目であるチェック項目A1は、第1チェック項目のチェック項目A1と同じ内容である。
[チェックリスト]
図10は、図9の選択チェックリストである「候補チェックリスト#1」の編集により完成した状態のチェックリスト43の構成例及びそれを含む画面例を示す。図10の設定902は、チェックリスト全体に関する設定として、ウィザード形式表示、及び音声読み上げがオン状態に設定されている。
図10のチェックリストは、大きく4つのチェック項目から構成され、順に、第1チェック項目であるチェック項目A2、第2チェック項目であるチェック項目B2、第3チェック項目であるチェック項目W2、第4チェック項目であるチェック項目A3、を有する。なお、区別のため、編集前後で異なるチェック項目IDが付与されている。第1チェック項目は、編集前のA1から編集後のA2に変更されている。同様に、第2チェック項目はB1からB2へ、第3チェック項目はW1からW2へ、第4チェック項目はA1からA3へ、それぞれ変更されている。
第1チェック項目であるチェック項目A2は、ユーザの編集操作により、作業内容に関して、対象情報が追加されている。この対象情報として、チェック対象である部品のID=「MC0123」である。即ち、このチェック項目A1の作業内容は、タブレット端末20のバーコードリーダを用いて、チェック対象である部品のIDを読み取って、そのIDが「MC0123」であるかを確認する、という意味の作業内容である。このチェック項目A2の例は、作業内容の詳細である対象情報を、初期設定のポリシー情報6に基づいて自動抽出することが難しいので、ユーザが手動入力で対象情報を設定するという例である。
第2チェック項目であるチェック項目B2は、ユーザの編集操作により、分岐が追加されている。編集前のチェック項目B1を分岐元として、分岐先の2つのチェック項目としてチェック項目BX1,BX2が追加されている。チェック項目BX1は、ランプの色が緑色である場合に行う所定の作業を示す。チェック項目BX2は、ランプの色が赤色である場合に行う所定の作業を示す。チェック項目BX2は、関連アプリとしてカメラが設定されている。チェック項目B2の作業内容は、タブレット端末20のカメラを用いて、ランプの色を撮影して、ランプの色が緑色であるかを確認し、緑色の場合には所定の作業を行い、赤色の場合には所定の作業を行う、という意味の作業内容である。チェック項目BX2の作業内容は、例えば、カメラを用いてランプの赤色を撮影し、エビデンス情報として記録する、というものである。
第3チェック項目であるチェック項目W2は、ユーザの編集操作により、エラー処理が追加されている。編集前のチェック項目W1に対して、エラー処理用のチェック項目W1E1が追加されている。チェック項目W2の作業内容は、チェック項目W1のリンク先等の確認を行い、その確認の結果がエラーである場合、即ちリンク先のチェック対象と合っていない場合には、チェック項目W1E1のエラー処理として、異常の確認等を行う、という意味の作業内容である。
第4チェック項目であるチェック項目A3は、第1チェック項目のチェック項目A2と同じ種別のチェック項目であるが、作業内容として対象情報が異なっている。チェック項目A3における対象情報は、例えば部品のIDとして「0123456」である。
[チェックリスト出力]
図11は、図2の出力部16による図3のS113に対応した、チェックリスト43の出力例、及びチェック項目反映処理例等を示す。チェックリスト1101は、図10の完成版のチェックリスト43の例と対応している。このチェックリスト1101がタブレット端末20に出力される。また、このチェックリスト1101をチェックリストライブラリ8に登録可能である。チェックリストライブラリ8に登録する場合、チェックリストライブラリ8の表に、チェックリストの名称やファイルのパス、構成要素のチェック項目ID
等の情報が登録される。
チェックリスト1101の出力と共に、チェックリスト1101の内容の更新分が、チェック項目ライブラリ7及びポリシー情報6に反映される。チェック項目データ1102は、反映前のチェック項目ライブラリ7に対して新たに追加されるチェック項目データを示し、図6の内容と対応する。本例では、チェック項目A2,A3,B2,W2に関するデータが追加されている。図6の下側の表では、チェック項目B2に関しては、分岐先のチェック項目BX1,BX2のデータも追加されている。チェック項目W2に関しては、エラー処理のチェック項目W1E1のデータも追加されている。
チェック項目情報1103は、反映前のポリシー情報6に対して追加されるチェック項目情報を示し、図5の内容と対応する。本例では、前述の「N+1」〜「N+4」の情報が追加されている。例えば「N+1」のチェック項目A2に関する情報は、キーワードとして対象情報のIDである“MC0123”が追加されている。「N+3」のチェック項目B2に関する情報は、キーワードとして“分岐”が追加されている。「N+4」のチェック項目W2に関する情報は、キーワードとして“エラー”が追加されている。
[効果等]
以上説明したように、実施の形態のチェックリスト作成支援システム1によれば、IT運用業務に係わるチェックリストを用いた作業の支援に関して、チェックリスト作成作業とチェックリスト作業とを含む作業全体の効率向上を実現できる。また、実施の形態のチェックリスト作成支援システム1によれば、作業端末の特性、即ちタブレット端末20等に固有の表現方式や特長を利用できる形式の好適なチェックリストを、少ない手間で作成することができる。これにより、チェックリストを用いたチェックを含む作業の際、スムーズに実現でき、チェック漏れ等を防止でき、工数低減や時間短縮が実現できる。
実施の形態によれば、タブレット端末20でのタッチ入力やウィザード形式表示、及び各種の関連アプリ22を利用する形式のチェックリストを容易に作成できる。タブレット端末20の機能を用いて、チェック項目毎に、詳細な制御ができる。チェック項目に応じて所定のエビデンス情報を入力させたい場合には、そのチェック項目に、エビデンス情報取得用の関連アプリの動作を設定できる。これにより、作業端末のチェックリストでそのチェック項目が表示された際に自動的にその関連アプリを動作させて、エビデンス情報取得を含む作業を支援できる。よって、不慣れなユーザであっても、作業を間違えずに容易に行うことができ、チェック漏れ等を防止できる。
実施の形態によれば、チェックリスト作成作業により作成されたチェック項目のデータを自動的に反映及び蓄積し、後で再利用可能にする。ユーザは、チェックリスト作成時に、過去の作成済みのチェック項目データを選択利用して、効率的な作成が可能である。例えば、ユーザは、分岐を追加したチェック項目を一旦登録しておけば、次回以降には、分岐が追加されたチェック項目を選択利用できるので、分岐を追加する作業を削減できる。即ち、チェックリスト作成時の工数が削減できる。
実施の形態によれば、作業手順及びチェックリストを、紙ではなく、作業端末の特性に合わせた画面表示データとして固有の細かい制御が可能である。これにより、カラー表記や画像による補足、音声読上げ、各種の関連アプリによる作業支援、等が可能となる。よって、IT運用作業に熟達していない作業者であっても、容易に作業及びスキル向上が実現できる。
実施の形態によれば、作業手順書の中に複雑な確認等を行う作業手順項目があった場合にも、1項目1チェック形式に変換でき、即ち、よりわかりやすい作業内容によるチェック項目へ分解できる。1項目1チェック形式のチェックリストをウィザード形式で表示できるので、ユーザは、複雑な確認項目に関しても、チェック漏れや作業誤りを防止でき、不慣れな作業者であっても作業効率向上ができる。
[他の実施の形態]
他の実施の形態のチェックリスト作成支援システムとして、以下が挙げられる。
チェックリスト作成支援システム1の端末10と、作業支援システム2の作業端末とを、1つに統合した形態も可能である。即ち、1つの端末上で、アプリケーション100によるチェックリスト作成支援と、所定のソフトウェアによるチェックリスト作業支援との両方を行う形態が可能である。本システムは、チェックリスト作成者とチェックリスト作業者とが同じユーザである場合にも適用可能である。
作業端末として、タブレット端末20に限らず、スマートフォン等、各種が適用可能である。チェックリスト作成支援システム1は、機能や特性が異なる各種の作業端末に対応可能であり、各種の作業端末の機能や特性に合わせた形式のチェックリストを作成することができる。また、端末10がタブレット端末等の携帯端末である形態や、タブレット端末20がPC等の端末である形態も可能である。また、複数のタブレット端末20等の作業端末を設け、複数のユーザが各々の作業端末を用いて各々の作業を行うことも可能である。
アプリケーション100は、作業端末から、通信処理を通じて、関連アプリ等の機能の情報を収集し、作業端末機能情報9等に登録してもよい。これにより、ポリシー情報6等に関連アプリの情報を設定する際に、作業端末機能情報9から情報を選択して登録することができ、手間が少ない。また、作業端末機能情報9を省略した形態も可能である。
実施の形態は、チェックリスト43の更新分の情報をチェック項目ライブラリ7及びポリシー情報6に自動的に反映する形態である。これに関する変形例として以下も可能である。出力部16は、更新分の情報である新たなチェック項目を反映する処理の際に、画面に、反映対象の更新分の情報を表示する。即ち、出力部16は、画面に、チェック項目ライブラリ7やポリシー情報6にどのような情報が追加されるのかを表す情報、例えば図11の追加情報であるチェック項目データ1102やチェック項目情報1103を表示する。ユーザは、画面でその更新分の情報を見て確認でき、それらをそのまま反映しても構わない場合には実行ボタンを押す。また、ユーザは、画面で、更新分の情報のうち、反映するものや反映しないものを選択してから、実行ボタンを押すこともできる。また、ユーザは、画面で、更新分の情報のうち、内容を変更するものを選択し、例えば登録するキーワード等を変更してから、実行ボタンを押すこともできる。
他の変形例として、上記更新分の情報の反映について、チェック項目ライブラリ7のみに対して実行し、ポリシー情報6に対しては実行せずにユーザの手動設定のみとしてもよい。
以上、本発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明は、IT運用業務を行うサービス等に利用可能である。
1…チェックリスト作成支援システム、2…作業支援システム、3…対象システム、5…作業手順書ファイル、6…ポリシー情報、7…チェック項目ライブラリ、8…チェックリストライブラリ、10…端末、20…タブレット端末、21…チェックリストファイル、22…関連アプリ、30…通信網、31…機器、40…チェック項目、41…候補チェックリスト、42…選択チェックリスト、43…チェックリスト、100…アプリケーション、101…制御部、102…記憶部、103…入出力部、104…通信部、201…制御部、202…記憶部、203…入出力部、204…通信部。

Claims (11)

  1. IT運用業務に係わるチェックリストを用いた作業を支援するための情報処理を行うチェックリスト作成支援システムであって、
    前記チェックリストの作成を支援する作成支援部と、
    前記チェックリストのチェック項目を構成するためのチェック項目データが登録されているチェック項目ライブラリと、
    ユーザの操作に基づいて、キーワードと前記チェック項目とを関連付ける情報が設定されているポリシー情報と、
    を備え、
    前記作成支援部は、
    作業手順書ファイルの作業手順から、前記ポリシー情報の前記キーワードに該当するキーワードを抽出し、当該キーワードに関連付けられた前記チェック項目を抽出する抽出部と、
    前記抽出されたチェック項目に基づいて、候補チェック項目または候補チェックリストを作成して画面に表示する候補作成表示部と、
    前記ユーザの操作に基づいて、前記候補チェック項目または前記候補チェックリストの中から選択された選択チェック項目または選択チェックリストに基づいて、前記チェック項目ライブラリの前記チェック項目データを用いて、作業端末で扱う形式のチェックリストひな型を構成して画面に表示する選択表示部と、
    前記ユーザの操作に基づいて、前記チェック項目ライブラリの前記チェック項目データを用いながら、前記チェックリストひな型の内容を編集し、チェックリストを完成させる編集部と、
    前記ユーザの操作に基づいて、前記完成したチェックリストを前記作業端末へ出力し、当該チェックリストのチェック項目の情報を、前記チェック項目ライブラリに反映する出力部と、
    を有する、チェックリスト作成支援システム。
  2. 請求項1記載のチェックリスト作成支援システムにおいて、
    前記ポリシー情報には、前記キーワードと前記チェック項目と前記作業端末のアプリを含む機能とを関連付ける情報が設定されており、
    前記チェック項目ライブラリには、前記チェック項目データとして、前記チェック項目と前記作業端末のアプリを含む機能の制御情報とを関連付ける情報が登録されており、
    前記抽出部は、前記チェック項目の抽出に伴い、当該チェック項目に関連付けられた前記作業端末のアプリを含む機能を抽出し、
    前記選択表示部は、前記チェック項目に応じて前記作業端末のアプリを含む機能の制御情報を含む形式で前記チェックリストひな型を構成し、
    前記編集部は、前記チェックリストひな型における前記作業端末のアプリを含む機能の制御情報を編集し、
    前記出力部は、前記作業端末のアプリを含む機能の制御情報を含む前記チェック項目の情報を、前記チェック項目ライブラリに反映し、
    前記作業端末で前記チェックリストが表示される際には前記チェック項目に応じて前記作業端末のアプリを含む機能が制御される、
    チェックリスト作成支援システム。
  3. 請求項2記載のチェックリスト作成支援システムにおいて、
    前記作業端末は、タブレット端末であり、
    前記作業端末の機能として、タッチパネルでの画面表示及びタッチ入力を含み、
    前記作業端末の機能である前記アプリとして、カメラ、バーコードリーダ、Webブラウザを含み、
    前記チェックリストは、前記チェック項目に応じて、前記カメラによる画像入力、前記バーコードリーダによるバーコード情報入出力、または前記Webブラウザによる情報参照を行う形式である、
    チェックリスト作成支援システム。
  4. 請求項1記載のチェックリスト作成支援システムにおいて、
    前記作成支援部は、前記チェックリストをウィザード形式で作成し、
    前記ウィザード形式は、一連の複数のチェック項目を、前記ユーザの入力操作に応じて、前記作業端末の画面に、前記チェック項目単位で情報を順次に表示する形式であり、
    前記作業端末の機能は、前記ウィザード形式の前記チェックリストを表示する機能を含む、
    チェックリスト作成支援システム。
  5. 請求項1記載のチェックリスト作成支援システムにおいて、
    前記抽出部は、前記作業手順書ファイルの1つの作業手順において、前記ポリシー情報の複数の前記キーワードが該当する場合、1項目1チェック形式になるように、当該キーワード毎に関連付けられた前記チェック項目を用いて、複数のチェック項目として分けて抽出し、
    前記選択表示部は、前記分けて抽出された複数のチェック項目を含むように前記チェックリストひな型を作成する、
    チェックリスト作成支援システム。
  6. 請求項1記載のチェックリスト作成支援システムにおいて、
    前記候補作成表示部は、前記抽出された複数のチェック項目の組合せにより、複数の前記候補チェックリストを作成して画面に表示する、
    チェックリスト作成支援システム。
  7. 請求項1記載のチェックリスト作成支援システムにおいて、
    前記候補作成表示部は、前記抽出された複数のチェック項目の一覧により、複数の前記候補チェック項目を作成して画面に表示し、
    前記選択表示部は、前記画面の前記複数の候補チェック項目の中から前記ユーザにより選択された前記選択チェック項目を用いて前記チェックリストひな型を構成する、
    チェックリスト作成支援システム。
  8. 請求項1記載のチェックリスト作成支援システムにおいて、
    前記作成支援部は、作業手順書入力部を有し、
    前記作業手順書入力部は、前記ユーザの操作に基づいて、外部から前記作業手順書ファイルを入力する、
    チェックリスト作成支援システム。
  9. 請求項1記載のチェックリスト作成支援システムにおいて、
    チェックリストライブラリを有し、
    前記出力部は、前記ユーザの操作に基づいて、前記完成したチェックリストを、前記チェックリストライブラリに登録し、
    前記編集部は、前記ユーザの操作に基づいて、前記チェックリストライブラリに登録されている前記チェックリストから選択して利用する、
    チェックリスト作成支援システム。
  10. IT運用業務に係わるチェックリストを用いた作業を支援するための情報処理を行うチェックリスト作成支援システムにおけるチェックリスト作成支援方法であって、
    前記チェックリスト作成支援システムは、
    前記チェックリストの作成を支援する作成支援部と、
    前記チェックリストのチェック項目を構成するためのチェック項目データが登録されているチェック項目ライブラリと、
    ユーザの操作に基づいて、キーワードと前記チェック項目とを関連付ける情報が設定されているポリシー情報と、
    を備え、
    前記チェックリスト作成支援方法は、前記作成支援部で実行されるステップとして、
    作業手順書ファイルの作業手順から、前記ポリシー情報の前記キーワードに該当するキーワードを抽出し、当該キーワードに関連付けられた前記チェック項目を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出されたチェック項目に基づいて、候補チェック項目または候補チェックリストを作成して画面に表示する候補作成表示ステップと、
    前記ユーザの操作に基づいて、前記候補チェック項目または前記候補チェックリストの中から選択された選択チェック項目または選択チェックリストに基づいて、前記チェック項目ライブラリの前記チェック項目データを用いて、作業端末で扱う形式のチェックリストひな型を構成して画面に表示する選択表示ステップと、
    前記ユーザの操作に基づいて、前記チェック項目ライブラリの前記チェック項目データを用いながら、前記チェックリストひな型の内容を編集し、チェックリストを完成させる編集ステップと、
    前記ユーザの操作に基づいて、前記完成したチェックリストを前記作業端末へ出力し、当該チェックリストのチェック項目の情報を、前記チェック項目ライブラリに反映する出力ステップと、
    を有する、チェックリスト作成支援方法。
  11. IT運用業務に係わるチェックリストを用いた作業を支援するための情報処理を行うチェックリスト作成支援システムに前記情報処理を実行させるチェックリスト作成支援プログラムであって、
    前記チェックリスト作成支援システムは、
    前記チェックリストの作成を支援する作成支援部と、
    前記チェックリストのチェック項目を構成するためのチェック項目データが登録されているチェック項目ライブラリと、
    ユーザの操作に基づいて、キーワードと前記チェック項目とを関連付ける情報が設定されているポリシー情報と、
    を備え、
    前記チェックリスト作成支援プログラムは、前記作成支援部に実行させる処理として、
    作業手順書ファイルの作業手順から、前記ポリシー情報の前記キーワードに該当するキーワードを抽出し、当該キーワードに関連付けられた前記チェック項目を抽出する抽出処理と、
    前記抽出されたチェック項目に基づいて、候補チェック項目または候補チェックリストを作成して画面に表示する候補作成表示処理と、
    前記ユーザの操作に基づいて、前記候補チェック項目または前記候補チェックリストの中から選択された選択チェック項目または選択チェックリストに基づいて、前記チェック項目ライブラリの前記チェック項目データを用いて、作業端末で扱う形式のチェックリストひな型を構成して画面に表示する選択表示処理と、
    前記ユーザの操作に基づいて、前記チェック項目ライブラリの前記チェック項目データを用いながら、前記チェックリストひな型の内容を編集し、チェックリストを完成させる編集処理と、
    前記ユーザの操作に基づいて、前記完成したチェックリストを前記作業端末へ出力し、当該チェックリストのチェック項目の情報を、前記チェック項目ライブラリに反映する出力処理と、
    を有する、チェックリスト作成支援プログラム。
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