JP2016223648A - 熱交換器、熱交換モジュールおよび熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器、熱交換モジュールおよび熱交換器の製造方法 Download PDF

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勇輝 岩野
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Abstract

【課題】 簡易な構造で製造性が良好であり、効率よく熱交換を行うことが可能な熱交換器等を提供する。【解決手段】 伝熱プレート1には、第1の孔である複数の孔5が設けられる。孔5の周縁部には、少なくとも伝熱プレート1の一方の面方向に突出する突起3が形成される。熱交換器10は、複数枚の伝熱プレート1が積層されて構成される。それぞれの伝熱プレート1における孔5(突起3)の配置はほぼ一致する。このため、複数枚の伝熱プレート1を重ねると、それぞれの伝熱プレート1の孔5(突起3)の位置がそろう。ここで、孔5が連続することで流路7が形成される。また、突起3と伝熱プレート1で流路7と区画され、伝熱プレート1同士の積層間隔に応じた空間が熱媒体用空間9となる。【選択図】図3

Description

本発明は、効率よく熱交換を行うことが可能な熱交換器等に関するものである。
従来から、熱媒体同士の熱交換を行う熱交換器が用いられている。熱媒体同士の熱交換を効率よく行うためには、互いの熱交換可能な面積を広くとる方法がある。
このような、熱交換器としては、多数の細径管を用い、細径管を縦横に配置して、細径管内を流れる熱媒体と、細径管外の熱媒体との熱交換を行う熱交換器がある(特許文献1)。
特開2005−233597号公報
しかし、特許文献1のような熱交換器は、多数の細径管を用いるため、部品コストが高く、また、組立コストも高い。また、細径管同士の隙間が広いため、熱交換効率が低い。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、簡易な構造で製造性が良好であり、効率よく熱交換を行うことが可能な熱交換器等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、複数の伝熱プレートからなる熱交換器であって、前記伝熱プレートは、複数の第1の孔を有し、前記第1の孔の周縁部には、少なくとも前記伝熱プレートの一方の方向に突出する略筒状の突起が形成され、複数の前記伝熱プレートが、互いの前記第1の孔の位置がそろうように、隙間をあけて積層され、前記突起と、隣り合う他の前記伝熱プレートとが接合され、前記突起と前記第1の孔によって流路が形成され、孔内を流れる第1の熱媒体と、前記伝熱プレート間に存在する第2の熱媒体とが、熱交換することを特徴とする熱交換器である。
前記伝熱プレートの平面視において、前記第1の孔が最密に配置されることが望ましい。
前記伝熱プレートの前記突起以外の部位に、第2の孔が形成されてもよい。
前記伝熱プレートの前記突起以外の部位に、凸部または凹部が形成されてもよい。
前記伝熱プレートの前記突起以外の部位に、フィン材が接合されてもよい。
前記突起の外周面にフィン材が接合されてもよい。
第1の発明によれば、複数の伝熱プレートに形成された内部に孔を有する突起によって流路を形成するため、従来のような細径管等の管体を用いる必要がない。このため、部品点数を大幅に削減することができる。
また、伝熱プレートが流路に対するフィンとして機能するため、流路内の熱媒体と流路外の熱媒体との熱交換効率が高い。
また、伝熱プレートに第2の孔を形成することで、流路の外部の熱媒体が、伝熱プレートの表裏に移動することができる。このため、例えば、流路を流れる熱媒体に対する流路外を流れる熱媒体の流れを、互いが直交する方向ではなく、並行流や対向流とすることもできる。
また、伝熱プレートに凹凸を形成することで、流路外の熱媒体との接触面積が増加し、熱媒体が流体である場合に、凹凸による乱流を発生することで、より高い熱交換効率を得ることができる。
また、伝熱プレート間にフィン材を接合することで、流路内の熱媒体と、伝熱プレート間の熱媒体との熱交換効率を高めることができる。
また、突起の外周にフィン材を接合することで、流路内の熱媒体と、伝熱プレート間の熱媒体との熱交換効率を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明にかかる熱交換器を用い、前記熱交換器がケースに挿入され、前記ケースの内部には、蓄熱材が充填され、前記流路に熱媒体が循環することを特徴とする熱交換モジュールである。
前記熱交換器には、ヘッダが取り付けられ、前記ヘッダは、2種類以上の前記第1の熱媒体がそれぞれ混ざり合うことないように、流路が区分けられ、複数の前記第1の孔によって形成された複数の流路に、2種類以上の前記第1の熱媒体が循環してもよい。
前記第2の熱媒体が蓄熱材であってもよい。
第2の発明によれば、熱媒体と蓄熱材とを効率よく熱交換することができる。
また、複数種類の第1の熱媒体を、それぞれ同時に第2の熱媒体と熱交換させることができる。
第2の熱媒体が蓄熱材であれば、蓄熱材と第1の熱媒体とを熱交換させて、蓄熱された熱を利用することができる。
第3の発明は、複数の伝熱プレートを用い、前記伝熱プレートは、複数の孔を有し、前記孔の周縁部には、少なくとも前記伝熱プレートの一方の方向に突出する略筒状の突起が形成され、複数の前記伝熱プレートの互いの前記孔の位置がそろうように、前記伝熱プレート同士を隙間をあけて積層して、前記突起と、隣り合う他の前記伝熱プレートとを一括して接合することを特徴とする熱交換器の製造方法である。
第3の発明によれば、高い熱交換効率の熱交換器を容易に得ることができる。
本発明によれば、簡易な構造で製造性が良好であり、効率よく熱交換を行うことが可能な熱交換器等を提供することができる。
熱交換器10を示す分解斜視図。 熱交換器10を示す組立斜視図。 熱交換器10の部分断面図であり、図2のA−A線断面図。 (a)〜(d)は、突起3と伝熱プレート1との接合形態を示す図。 熱交換モジュール20を示す断面図。 熱交換器10aの部分断面図。 熱交換器10bの部分断面図。 熱交換器10cの部分断面図。 熱交換器10dを示す組立斜視図。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態にかかる熱交換器10について説明する。図1は、熱交換器10を示す分解斜視図であり、図2は、組立斜視図である。熱交換器10は、複数の伝熱プレート1から構成される。なお、図では伝熱プレート1が5枚である例を示すが、伝熱プレート1の積層数は図示した例には限られない。
伝熱プレート1は、例えば銅やアルミニウムやステンレスなどの金属製の板状部材である。伝熱プレート1には、第1の孔である複数の孔5が設けられる。孔5の周縁部には、少なくとも伝熱プレート1の一方の面方向に突出する略筒状の突起3が形成される。突起3は、略同一の高さで形成される。
なお、伝熱プレート1に対する孔5(突起3)の配置は、図示した例には限定されないが、平面視において孔5が最密に配置される(中央およびその周囲に正六角形をなす互いに等間隔の連続配置)ことが望ましい。また、隣り合う突起3同士は所定の間隔で離れていてもよく、接していてもよい。
伝熱プレート1は、例えば、一枚の板部材に対して、バーリング加工によって孔5(突起3)を形成することで製造することができるが、ダイカストや他の方法で製造してもよい。この場合、伝熱プレート1の平板部と突起3とを一体で製造することができる。また、例えば筒状の突起3を別体で製造して、孔5を有する板部材に接着その他の方法で接合してもよい。伝熱プレート1平板部と突起3を一体として製造する場合には、突起3あるいは管体を別体で製造し、板部材に接合する場合に比べて、突起3あるいは管体と板部材間の熱抵抗を小さくすることができ、高い熱交換効率を得ることができる。
図3は、図2のA−A線部分断面図である。熱交換器10は、複数枚の伝熱プレート1が積層されて構成される。なお、突起3の形態としては、図示したように、下部が湾曲するようにしてもよく、または、略直角に起立するようにしてもよい。
複数枚の伝熱プレート1は、互いに略同一の形状及びサイズであり、突起3の突出方向が同一方向に向くように積層される。それぞれの伝熱プレート1における孔5(突起3)の配置はほぼ一致する。このため、複数枚の伝熱プレート1を重ねると、それぞれの伝熱プレート1の互いの孔5(突起3)の位置がそろう。また、突起3の先端が隣り合う他の伝熱プレート1と接するように接合される。したがって、伝熱プレート1は、突起3の高さに応じた隙間をあけて積層される。
ここで、孔5と突起3が一列に連続することで流路7が形成される。流路7は、第1の熱媒体である流体が流れる部位である。また、伝熱プレート1同士の積層間隔に応じた空間が熱媒体用空間9となる。すなわち、流路7と熱媒体用空間9とは互いに空間的に区画される。熱媒体用空間9は、第2の熱媒体が充填または流れる空間である。
ここで、それぞれの伝熱プレート1同士は、接着、ロウ付け(ブレージング)などの方法で接合される。例えば、接着剤を所定の部位に塗布して複数の伝熱プレート1を隙間をあけて積層し、突起3と、隣り合う他の前記伝熱プレート1とを加熱等によって一括して接着してもよく、または、ブレージング材等を用いて、炉内で一括して接合してもよい。
図4(a)〜図4(d)は、接合部の形態の例を示す図である。例えば、図4(a)に示すように、突起3の端面の接触部に点状の接合部11を設けてもよい。または、図4(b)に示すように、流路7の内面に、それぞれの突起内面にまたがるように接合部11を設けてもよい。または、図4(c)に示すように、突起3の外面(熱媒体用空間9側)に接合部11を設けてもよい。または、図4(d)に示すように、突起3の先端部の外面と、この突起3と接触する隣り合う突起3の下面との間に接合部11を設けてもよい。
このように、流路7と熱媒体用空間9とが確実に区分されて、伝熱プレート1同士が確実に接合されれば、接合部11の形成位置および形態は、いずれの形態等であってもよい。なお、伝熱プレート1の表面を、あらかじめ粗面化処理しておくこともできる。このようにすることで、伝熱プレート1同士の接合強度を高めることができる。
次に、熱交換器10の使用方法について説明する。図5は、熱交換器10を用いた熱交換モジュール20を示す図である。熱交換器10は、ケース25に収容される。ケース25には、蓄熱材27が充填される。すなわち、熱交換器10の熱媒体用空間9には、蓄熱材27が充填される。
熱交換器10の両側にはヘッダ23a、23bが接続される。ヘッダ23a、23bは、内部が空洞であり、それぞれチューブ29a、29bが接続される。ヘッダ23aは、伝熱プレート1における突起3の突出方向とは逆側(以後、伝熱プレート1の裏側)に接続され、内部空間と流路7とが連通する。また、ヘッダ23bは、伝熱プレート1における突起3の突出方向(以後、伝熱プレート1の表側)に接続され、内部空間と流路7とが連通する。
この状態で、チューブ29a、29bを、図示を省略したポンプ等に接続し、内部に熱媒体(水、油、エアなど)を循環させる。例えば、チューブ29aからヘッダ23aへ熱媒体を流すと、熱媒体は、ヘッダ23aで分岐されて、熱交換器10の各流路7へ流れる。熱媒体は、流路7を流れる間に、伝熱プレート1を介して、蓄熱材27と熱交換を行う。この際、伝熱プレート1の突起3以外の部位が、フィンとして機能する。このため、蓄熱材27と熱交換器10との接触面積が極めて大きく、高い熱交換効率を得ることができる。
流路7を流れた熱媒体は、ヘッダ23bで合流し、チューブ29bへ流出する。チューブ29bへ流出した熱媒体は、エンジンやモータなどの発熱部や、冷却水、排気ガス、またはエアなどの他の熱媒体等と熱交換を行い、再度熱交換モジュール20へ循環する。
例えば、エンジン等の始動直後に、過冷却状態の蓄熱材27を、図示を省略した発核装置を用いて相変化させることで、蓄熱材27に蓄熱された熱を放出させることができる。これを、熱交換器10を流れる熱媒体と熱交換させることで、エンジン等の始動直後から、即座に蓄熱されていた熱を、暖房等に利用することができる。
なお、ヘッダ23a、23bの内部を、複数の流路に区分してもよい。例えば、ヘッダ23a、23bには、それぞれ複数のチューブが接続されて、異なる熱媒体を流すこともできる。この場合、複数の流路7に対し、熱媒体がそれぞれ混ざり合わないように、それぞれ独立して別々の熱媒体を流すことができる。
このように、本実施の形態によれば、複数の伝熱プレート1によって、流路7と熱媒体用空間9とに区分される。このため、流路7に熱媒体を流すことで、流路7の第1の熱媒体と、熱媒体用空間9内(伝熱プレート1間)に存在する第2の熱媒体である蓄熱材27と効率よく熱交換を行うことができる。
また、従来のように、流路ごとに管体を用いる必要がないため、部品点数少なく、伝熱プレート1をフィン材として機能させることもできる。例えば、従来の多数の細径管に対して、狭いピッチでフィン材を接合することは困難であるが、本発明では容易に一定の間隔で伝熱プレート1を積層することができる。したがって、低コストで製造性にも優れた熱交換器10を得ることができる。
また、伝熱プレート1同士の間隔を狭くすることができるため、一般的に熱伝導率の悪い蓄熱材27を用いても、高い効率で熱交換を行うことができる。このため、短時間に多量の熱を蓄熱材27から外部へ放出させることができる。
なお、熱交換器10の使用方法として、熱交換モジュール20の例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、熱媒体用空間9に対して、蓄熱材27に代えて、他の熱媒体を充填してもよく、また、熱媒体用空間9に対して、他の熱媒体を流してもよい。この場合、流路7を流れる熱媒体の流れ方向と、熱媒体用空間9を流れる熱媒体の流れ方向とが互いに直交する。
(実施形態2)
次に、第2の実施の形態について説明する。図6は、熱交換器10aを示す断面図である。なお、以下の説明において、熱交換器10等と同様の機能を奏する構成については、図1〜図5と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
熱交換器10aは、熱交換器10とほぼ同様の構成であるが、伝熱プレート1の突起3以外の部位に、第2の孔である孔15が設けられる点で異なる。すなわち、孔15は、伝熱プレート1同士の間の熱媒体用空間9を連通する。
なお、孔15は、伝熱プレート1の全て同じ位置になくてもよい。すなわち、孔15は、一列に揃う必要はない。また、全ての突起3同士の間に孔15が形成されなくてもよく、一部の突起3同士の間のみに設けてもよい。
熱交換器10aを用いて、熱媒体用空間9へ熱媒体を流すと、熱媒体は、伝熱プレート1に平行な方向だけでなく、伝熱プレート1を貫通する方向にも流れる。すなわち、流路7を流れる熱媒体の流れ方向に対して、熱媒体用空間9を流れる熱媒体の流れ方向を、互いに直交させるだけでなく、対向または並行する方向とすることができる。また、熱媒体用空間9を流れる熱媒体が孔15を通過する際に乱流が生じるため、効率よく熱交換を行うことができる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、孔15によって、熱媒体用空間9を貫通する方向に熱媒体を流すことができるため、より効率よく熱交換を行うことができる。
(実施形態3)
次に、第3の実施の形態について説明する。図7は、熱交換器10bを示す断面図である。熱交換器10bは、熱交換器10とほぼ同様の構成であるが、伝熱プレート1の突起3以外の部位に、凹凸部17が設けられる点で異なる。
凹凸部17は、伝熱プレート1の表側または裏側に、凸状または凹状に形成される。なお、凹凸部17の凸高さまたは凹深さは、突起3よりも低く、伝熱プレート1間(熱媒体用空間9)には隙間が形成される。すなわち、凹凸部17同士は接触しない。
なお、凹凸部17は、伝熱プレート1の全て同じ位置になくてもよい。すなわち、凹凸部17は、一列に揃う必要はない。また、全ての突起3同士の間に凹凸部17が形成されなくてもよく、一部の突起3同士の間のみに設けてもよい。また、凹凸部17の断面形状は図示した例に限られず、他の形状であってもよい。また、伝熱プレート1の厚みが変わるようにして、一方の面のみに凸部または凹部を設けてもよく、凹凸の向きを逆にしてもよい。
熱交換器10bを用いて、熱媒体用空間9へ熱媒体を流すと、凹凸部17によって、伝熱プレート1と熱媒体用空間9を流れる熱媒体との接触面積が増加する。また、熱媒体用空間9を流れる熱媒体に乱流を生じさせることができる。このため、効率よく熱交換を行うことができる。
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、凹凸部17による熱媒体と伝熱プレート1との接触面積の増加と、熱媒体の乱流の効果によって、より効率よく熱交換を行うことができる。
(実施形態4)
次に、第4の実施の形態について説明する。図8は、熱交換器10cを示す断面図である。熱交換器10cは、熱交換器10とほぼ同様の構成であるが、伝熱プレート1の突起3以外の部位に、フィン材19が設けられる点で異なる。
熱媒体用空間9には、フィン材19が設けられる。フィン材19は、伝熱プレート1の表側と裏側に接着やロウ付け等で接合される。すなわち、フィン材19は一対の伝熱プレート1で挟み込まれて接触する。なお、フィン材19は、図示した様な波形状には限られない。
熱交換器10cを用いて、熱媒体用空間9へ熱媒体を流すと、フィン材19によって、伝熱プレート1と熱媒体用空間9を流れる熱媒体との接触面積が増加する。このため熱媒体と伝熱プレートとの熱伝達効率が向上する。
第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、フィン材19による熱媒体と伝熱プレート1との接触面積の増加によって、より効率よく熱交換を行うことができる。
(実施形態5)
次に、第5の実施の形態について説明する。図9の上図は、熱交換器10dを示す斜視図であり、下図は上図のB部拡大図である。熱交換器10dは熱交換器10と略同様であるが、突起3の外周にフィン材21が設けられる点で異なる。
突起3の外周面には、板状のフィン材21が設けられる。フィン材21は、突起3の外周面に接着やロウ付け等で接合される。なお、フィン材21は、図示した様な形状には限られない。また、フィン材21は、孔5の中心から放射状に形成されなくてもよく、伝熱プレート1に平行な方向であってもよい。
熱交換器10dを用いて、熱媒体用空間9へ熱媒体を流すと、フィン材21によって、突起3と熱媒体用空間9を流れる熱媒体との接触面積が増加する。このため熱媒体と伝熱プレートとの熱伝達効率が向上する。
第5の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、フィン材19による熱媒体と伝熱プレート1との接触面積の増加によって、より効率よく熱交換を行うことができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
たとえば、各実施形態で示した構成は、互いに組み合わせることができることは言うまでもない。
また、上述した各実施形態では、全ての突起3が一方の方向にのみ突出する例を示したが、一部の突起3を伝熱プレート1の逆側に突出させてもよい。
1………伝熱プレート
3………突起
5………孔
7………流路
9………熱媒体用空間
10、10a、10b、10c、10d………熱交換器
11………接合部
15………孔
17………凹凸部
19………フィン材
20………熱交換モジュール
21………フィン材
23a、23b………ヘッダ
25………ケース
27………蓄熱材
29a、29b………チューブ

Claims (10)

  1. 複数の伝熱プレートからなる熱交換器であって、
    前記伝熱プレートは、複数の第1の孔を有し、
    前記第1の孔の周縁部には、少なくとも前記伝熱プレートの一方の方向に突出する略筒状の突起が形成され、
    複数の前記伝熱プレートが、互いの前記第1の孔の位置がそろうように、隙間をあけて積層され、前記突起と、隣り合う他の前記伝熱プレートとが接合され、
    前記突起と前記第1の孔によって流路が形成され、孔内を流れる第1の熱媒体と、前記伝熱プレート間に存在する第2の熱媒体とが、熱交換することを特徴とする熱交換器。
  2. 前記伝熱プレートの平面視において、前記第1の孔が最密に配置されることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記伝熱プレートの前記突起以外の部位に、第2の孔が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記伝熱プレートの前記突起以外の部位に、凸部または凹部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記伝熱プレートの前記突起以外の部位に、フィン材が接合されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の熱交換器。
  6. 前記突起の外周面にフィン材が接合されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の熱交換器。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の熱交換器を用い、
    前記熱交換器がケースに挿入され、前記ケースの内部には、前記第2の熱媒体が充填され、前記流路に前記第1の熱媒体が循環することを特徴とする熱交換モジュール。
  8. 前記熱交換器には、ヘッダが取り付けられ、
    前記ヘッダは、2種類以上の前記第1の熱媒体がそれぞれ混ざり合うことないように、流路が区分けられ、
    複数の前記第1の孔によって形成された複数の流路に、2種類以上の前記第1の熱媒体が循環することを特徴とする請求項7に記載の熱交換モジュール
  9. 前記第2の熱媒体が蓄熱材であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の熱交換モジュール
  10. 複数の伝熱プレートを用い、
    前記伝熱プレートは、複数の孔を有し、前記孔の周縁部には、少なくとも前記伝熱プレートの一方の方向に突出する略筒状の突起が形成され、
    複数の前記伝熱プレートの互いの前記孔の位置がそろうように、前記伝熱プレート同士を隙間をあけて積層して、前記突起と、隣り合う他の前記伝熱プレートとを一括して接合することを特徴とする熱交換器の製造方法。
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