JP2016221054A - X線血管撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冠動脈のような注目領域について回転撮影する場合に、アームの最適な角度を自動的に決定することができるX線血管撮影装置を提供する。【解決手段】本実施形態に係るX線血管撮影装置は、ボリュームデータから解剖学的構造を抽出する構造抽出部と、抽出した前記解剖学的構造において、観察すべき注目領域と、前記注目領域とは異なる非注目領域とを設定する領域設定部と、前記注目領域と前記非注目領域の相対位置関係によりアームの軌道を決定する軌道決定部と、決定した前記アームの軌道に従って、前記アームの回転軌道を制御する軌道制御部と、を備える。【選択図】 図3

Description

本発明の一態様としての本実施形態は、X線血管撮影装置に関する。
近年、血管を撮影する血管撮影装置に関する盛んに進められている。例えば、冠動脈を撮影する場合、一般的な血管撮影装置では血管領域である冠動脈領域を抽出する。そして、その冠動脈領域から冠動脈を抽出し、その冠動脈に対して造影剤を用いた透視や撮影を行っている。
冠動脈は、上行大動脈の冠動脈洞から分枝し、冠動脈が心筋に酸素や栄養分を供給する。冠動脈洞とは、上行大動脈起始部にある3つの膨らみで、右冠尖、左冠尖、無冠尖の3つの大動脈弁を含んでいる。冠動脈洞は、右冠尖を含み、右冠動脈を分枝するとともに、左冠動脈洞は、左冠尖を含み、左冠動脈を分枝する。また、無冠動脈洞は、無冠尖を含み、冠動脈を分枝しない。
心臓の構造は、解剖学的な観点では身体の構造として同一の構造となっているが、実際は、患者(被検体)のひとりひとり、個人により形態がそれぞれ異なっている。そのため、患者個人に合わせた検査や治療が重要となる。
ここで、例えば、冠動脈インターベンションに関する血管撮影装置として、Cアームを用いた回転撮影をする場合に、X線の被曝量を低減することを目的としたX線装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−207683号公報
上述したように、冠動脈を撮影するためにX線診断装置を使用する場合、冠動脈の構造や心臓の構造は解剖学的には同一の構造であっても、形態は、患者個人によってそれぞれ異なっている。
そのため、X線診断装置を用いて透視や撮影を行う場合、初期設定や標準設定として、予め設定されている撮影用の軌道では、患者個人に合わせたCアームの軌道の調整が必要となる。すなわち、患者の冠動脈について撮影を行う際、予め標準設定として提供されたCアームの標準的な軌道が提供されていても、患者の冠動脈の形態や観察部位の見え方の調整を行う必要があるため、撮影画像を1コマ1コマ確認する必要があった。
また、最適な軌道を設定するためには手間と時間がかかるだけでなく、設定した軌道が必ずしも最適な軌道でない場合も有り得る。
そこで、冠動脈のような注目領域について回転撮影する場合に、アームの最適な角度を自動的に決定するX線血管撮影装置が望まれていた。
本実施形態に係るX線血管撮影装置は、上述した課題を解決するために、ボリュームデータから解剖学的構造を抽出する構造抽出部と、抽出した前記解剖学的構造において、観察すべき注目領域と、前記注目領域とは異なる非注目領域とを設定する領域設定部と、前記注目領域と前記非注目領域の相対位置関係によりアームの軌道を決定する軌道決定部と、決定した前記アームの軌道に従って、前記アームの回転軌道を制御する軌道制御部と、を備える。
第1の実施形態のX線画像診断装置のハードウェア構成を示す概略図。 第1の実施形態のX線画像診断装置における保持装置の外観構成を示す斜視図。 第1の実施形態の医用画像処理装置の構成を示すハードウエアブロック図。 第1の実施形態に係る医用画像処理装置が、患者の冠動脈を撮影する際のCアームの最適な回転軌道を自動的に生成する処理を示したフローチャート。 本実施形態に係る処理回路が、記憶回路から取得した冠動脈領域を含む3次元画像データを例示した説明図。 本実施形態に係るX線画像診断装置において、予め標準設定として設定されている軌道マップと、ある患者固有の冠動脈の形状に合わせて生成された、最適軌道マップの模式図。 本実施形態に係る処理回路が、最適軌道マップを生成する過程において、その軌道が最適とならない例を示した模式図。 本実施形態に係る処理回路が、最適軌道マップを生成する過程において、その軌道が最適となる例を示した模式図。 第1の実施形態に係るX線画像診断装置の処理回路が、患者の冠動脈を撮影する際に、Cアームを最適な軌道で回転制御する回転撮影処理を示したフローチャート。 第2の実施形態に係る医用画像処理装置が、4つの時相による4つのボリュームデータから、それぞれ最適軌道マップを生成した場合の各軌道を示した模式図。 第2の実施形態に係る医用画像処理装置が、ECG同期による心拍の変動に合わせて、最適軌道マップのCアームの撮影角度を微調整する概念を示した模式図。 第2の実施形態に係る医用画像処理装置が、ECG同期による心拍の変動に合わせ、Cアームの撮影角度を最適角度に設定する概念を示した模式図。 第2の実施形態に係る医用画像処理装置が、回転撮影する撮影角度を設定する概念を示した概念図。
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態に係るX線画像診断装置(X線血管撮影装置)の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態のX線画像診断装置10のハードウェア構成を示す概略図である。図2は、第1の実施形態のX線画像診断装置10における保持装置11の外観構成を示す斜視図である。
図1では、第1の実施形態の天井走行式Cアームを備えるX線画像診断装置10を示している。X線画像診断装置10は、保持装置11、DF(Digital Fluorography)装置12、及び医用画像処理装置100から構成される。保持装置11及びDF装置12は、一般的には、検査室や治療室に設置される。
なお、第1の実施形態に係るX線画像診断装置10は、天井走行式Cアームを備えるX線画像診断装置に限定されるものではなく、床走行式Cアームを備えるX線画像診断装置であってもよく、また、床置き式Cアームを備えるX線画像診断装置であってもよい。また、第1の実施形態に係るX線画像診断装置では、一例として、Cアームを備える装置により説明するが、これに限定されるものではない。例えば、X線照射装置とX線検出装置とがそれぞれ独立したアームに保持される形態であってもよい。
保持装置11は、スライド機構21、鉛直軸回転機構23、懸垂アーム24、Cアーム回転機構25、Cアーム26、X線照射装置27、検出装置28、寝台29、コントローラ30、高電圧供給装置31、および駆動制御部32を設ける。
スライド機構21は、Z軸方向レール211、X軸方向レール212、および台車213を設ける。スライド機構21は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、鉛直軸回転機構23、懸垂アーム24、Cアーム回転機構25、Cアーム26、X線照射装置27、および検出装置28を一体として水平方向にスライドさせる。
Z軸方向レール211は、Z軸方向(天板29aの長軸方向)に延設され、天井に支持される。
X軸方向レール212は、X軸方向(天板29aの短軸方向)に延設され、その両端のローラ(図示しない)を介してZ軸方向レール211に支持される。X軸方向レール212は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、Z軸方向レール211上をZ軸方向に移動される。
台車213は、ローラ(図示しない)を介してX軸方向レール212に支持される。台車213は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、X軸方向レール212上をX軸方向に移動される。
台車213を支持するX軸方向レール212がZ軸方向レール211上をZ軸方向に移動可能であり、台車213がX軸方向レール212上をX軸方向に移動可能であるので、台車213は、検査室内を、水平方向(X軸方向およびZ軸方向)に移動可能である。
鉛直軸回転機構23は、台車213に回転可能に支持される。鉛直軸回転機構23は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、懸垂アーム24、Cアーム回転機構25、Cアーム26、X線照射装置27、および検出装置28を一体として鉛直軸回転方向T1(図2に図示)に回転させる。
懸垂アーム24は、鉛直軸回転機構23によって支持される。
Cアーム回転機構25は、懸垂アーム24に回転可能に支持される。Cアーム回転機構25は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、Cアーム26、X線照射装置27、および検出装置28を一体として懸垂アーム24に対する回転方向T2(図2に図示)に回転させる。
Cアーム26は、Cアーム回転機構25によって支持され、X線照射装置27と検出装置28とを、被検体P(患者P)を中心に対向配置させる。Cアーム26の背面又は側面にはレール(図示しない)が設けられ、Cアーム回転機構25とCアーム26とによって挟み込まれる当該レールを介してCアーム26は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、X線照射装置27、および検出装置28を一体としてCアーム26の円弧方向T3(図2に図示)に円弧動させる。
X線照射装置27は、Cアーム26の一端に設けられる。X線照射装置27は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、前後動が可能なように設けられる。X線照射装置27は、X線管球を有しており、高電圧供給装置31から高電圧電力の供給を受けて、高電圧電力の条件に応じて被検体Pの所定部位に向かってX線を照射する。X線照射装置27は、X線の出射側に、複数枚の鉛羽で構成されるX線照射野絞りや、シリコンゴム等で形成されハレーションを防止するために所定量の照射X線を減衰させる補償フィルタ等を設ける。
検出装置28は、Cアーム26の他端であってX線照射装置27の出射の反対側に設けられる。検出装置28は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、前後動が可能なように設けられる。検出装置28は、平面検出器(FPD:Flat Panel Detector)28aを有し、2D状に配列された検出素子によりX線を検出して、ピクセルごとにデジタル信号に変換する。
なお、検出装置28は、例えば、I.I.(Image Intensifier)−TV系であってもよく、この場合、I.I.、TVカメラおよびA/D(Analog to Digital)変換回路を備えるようにしてもよい。このように、検出装置28は、被検体Pを透過したX線または直接入射されるX線を検出できさえすればよい。
寝台29は、床面に支持され、天板(カテーテルテーブル)29aを支持する。寝台29は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、天板29aを水平(X、Z軸方向)動、上下(Y軸方向)動およびローリングさせる。天板29aは、被検体Pを載置可能であり、移動可能となっている。なお、保持装置11は、X線照射装置27が天板29aの下方に位置するアンダーチューブタイプである場合を説明するが、X線照射装置27が天板29aの上方に位置するオーバーチューブタイプである場合であってもよい。
コントローラ30は、図示しないCPU(Central Processing Unit)およびメモリを含んでいる。コントローラ30は、高電圧供給装置31、および駆動制御部32等の動作を制御する。コントローラ30は、寝台29や天板29aを駆動する駆動制御部32等を制御していることにより、寝台29の位置を示す寝台29の位置情報や天板29aの位置を示す天板29aの位置情報を算出可能である。
高電圧供給装置31は、コントローラ30の制御に従って、X線照射装置27に高電圧電力を供給可能である。
駆動制御部32は、コントローラ30の制御に従って、スライド機構21、鉛直軸回転機構23、Cアーム回転機構25、Cアーム26、X線照射装置27、検出装置28、および寝台29の天板29aをそれぞれ駆動可能である。
DF装置12は、コンピュータをベースとして構成されており、病院基幹のLAN(Local Area Network)等のネットワークNと相互通信可能である。DF装置12は、大きくは、プロセッサとしての処理回路41、第1の記憶回路42、入力回路44、ネットワークインターフェース45、第2の記憶回路51、画像処理回路52およびディスプレイ54等のハードウェアから構成される。処理回路41は、共通信号伝送路としてのバスを介して、DF装置12を構成する各ハードウェア構成要素に相互接続されている。なお、DF装置12は、記録媒体用のドライブ(図示しない)を具備する場合もある。
また、DF装置12は、ネットワークNを介して、医用画像処理装置100と接続されている。医用画像処理装置100は、後述するCアーム26の回転駆動を制御するための最適軌道マップを生成する。DF装置12は、医用画像処理装置100で生成された最適軌道マップ取得する。
以下、本実施形態では、一例として、医用画像処理装置100によって最適軌道マップを生成するようになっているが、DF装置12において、最適軌道マップを生成してもよい。
処理回路41は、医師や検査技師等のオペレータによって、入力デバイスからの信号が入力回路44から入力されると、第1の記憶回路42のメモリに記憶しているプログラムを読み出して実行する。又は、処理回路41は、第1の記憶回路42のHDD(Hard Disk Drive)に記憶しているプログラム、ネットワークNから転送されネットワークインターフェース45で受信されてHDDにインストールされたプログラム、又は記録媒体用のドライブ(図示しない)に装着された記録媒体から読み出されてHDDにインストールされたプログラム等を、メモリにロードして実行する。
また、医用画像処理装置100によって生成されたCアーム26の回転軌道用の最適軌道マップは、ネットワークNを介して、第1の記憶回路42のメモリやHDDに記憶される。
処理回路41は、位置合わせ機能と軌道制御機能とを実行するためのプログラムを第1の記憶回路42から読み出して、位置合わせ機能と軌道制御機能とを実行する。
位置合わせ機能とは、最適軌道マップを生成する際に使用した3次元画像と、本装置(X線画像診断装置10)で撮影する画像との位置合わせを実行する機能のことである。位置合わせ機能においては、最適軌道マップを生成する際に使用した3次元画像と、X線画像診断装置10で撮影した画像との差分(変位量)を検出し、検出した差分(変位量)を用いて、最適軌道マップの軌道、即ち、Cアーム26の回転軌道を補正するようになっている。なお、X線画像診断装置10は、複数方向から被検体を撮影して、その撮影画像と、3次元画像とを位置合わせを実行するものとする。
軌道制御機能とは、最適軌道マップに従って、Cアーム26の回転軌道を制御する機能のことである。
なお、本実施形態における位置合わせ機能と軌道制御機能は、特許請求の範囲における位置合わせ部と軌道制御部にそれぞれ対応する。
第1の記憶回路42は、メモリとして、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等を備えている。メモリは、IPL(Initial Program Loading)、BIOS(Basic Input/Output System)のデータを記憶したり、処理回路41のワークメモリやデータの一時的な記憶に用いたりする。
また、第1の記憶回路42は、HDDを備えている。HDDは、DF装置12にインストールされたプログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(Operating System)等も含まれる)や、データを記憶する。また、術者に対する情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力回路44によって行なうことができるGUI(Graphical User Interface)を、OSに提供させることもできる。
入力回路44は、操作者によって操作が可能なポインティングデバイス(マウス等)やキーボード等の入力デバイスからの信号を入力する回路であり、ここでは、入力デバイス自体も入力回路44に含まれるものとする。本実施形態では、操作に従った入力信号が入力回路44から処理回路41に送られる。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit) arithmetic Circuit(Circuitry)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。図1では、プロセッサ(処理回路41)が、1つの場合を例示しているが、プロセッサの数は2つ以上であってもよい。
プロセッサは、第1の記憶回路42に保存された、もしくはプロセッサの回路内に直接組み込まれたプログラムを読み出し、実行することで各機能を実現する。プロセッサが複数設けられた場合は、プログラムを記憶する第1の記憶回路42は、プロセッサごとに個別に設けられるものであっても構わないし、或いは、図1の第1の記憶回路42が、各プロセッサの機能に対応するプログラムを記憶するものであっても構わない。
ネットワークインターフェース45は、各規格に応じた通信制御を行なう。ネットワークインターフェース45は、例えば、電話回線や専用回線などを通じてネットワークNに接続することができる機能を有している。DF装置12は、ネットワークインターフェース45を介してネットワークN網に接続することができるので、医用画像処理装置100とデータ通信を行うことができる。
第2の記憶回路51は、処理回路41の制御によって、保持装置11の検出装置28のA/D変換回路から出力された投影データを記憶する。また、第2の記憶回路51は、処理回路41の制御によって、画像処理回路52から出力された透視画像および撮影画像をデータとして記憶する。第2の記憶回路51は、画像処理を行う前の透視画像や撮影画像(いわゆるオリジナル画像)を記憶しており、ディスプレイ54に画像を表示する際に、画像処理回路52において、その都度、必要な画像処理が施されるようになっている。
画像処理回路52は、処理回路41の制御によって、第2の記憶回路51に記憶される投影データから、透視画像および撮影画像(DA(Digital Angiography)画像)のデータを生成する。また、画像処理回路52は、第2の記憶回路51に記憶される透視画像および撮影画像に対して、画像処理を施す。画像処理としては、データに対する拡大/階調/空間フィルタ処理や、時系列に蓄積されたデータの最小値/最大値トレース処理、およびノイズを除去するための加算処理等が挙げられる。なお、画像処理回路52による画像処理後のデータは、ディスプレイ54に出力されると共に、再び、第2の記憶回路51に記憶される。
ディスプレイ54は、処理回路41の制御によって、画像処理回路52によって生成される透視画像および撮影画像のデータに、患者名等の検査情報(パラメータの文字情報および目盛等)を合成し、合成信号をD/A(Digital to Analog)変換後、ビデオ信号として表示する。ディスプレイ54は、画像処理回路52から出力される透視画像および撮影画像をライブ表示するライブモニタや、画像処理回路52から出力される撮影画像を静止画像表示、また、動画再生表示する参照モニタや、FOV(Field Of View)切り替えのためのデータ等、主に保持装置11の制御を行なうためのデータを表示するシステムモニタ等を含む。
図3は、第1の実施形態の医用画像処理装置100の構成を示すハードウエアブロック図である。本実施形態では、医用画像処理装置100が、Cアーム26の回転軌道を制御するための最適軌道マップを生成する。以下、医用画像処理装置100が最適軌道マップを生成するための構成について、説明する。
医用画像処理装置100は、処理回路110、入力回路120、ディスプレイ130、記憶回路140、ネットワークインターフェース150及び内部バス160を備えて構成されている。
処理回路110は、プログラムをメモリ(記憶回路140)から読み出し、実行することにより、各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、処理回路110(プロセッサ)は、各プログラムを読み出して、構造抽出機能、領域指定機能及び軌道決定機能を実現することができる。
構造抽出機能とは、ボリュームデータから解剖学的構造を抽出する機能のことである。例えば、本実施形態では、3次元画像データ(ボリュームデータ)に基づいて、3次元的な解剖学的構造としての冠動脈領域を抽出する。ここで、ボリュームデータとは、X線CT(Computed Tomography)装置や、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置で取得した同一患者の3次元データのことである。
領域設定機能とは、抽出した解剖学的構造において、観察すべき注目領域と、注目領域とは異なる非注目領域とを設定する機能のことである。例えば、本実施形態では、観察すべき注目領域として右冠動脈を設定し、非注目領域として左冠動脈前下行枝と左冠動脈回旋枝とを設定する。
軌道決定機能とは、注目領域と非注目領域の相対位置関係によりCアーム26の軌道を決定する機能のことである。ここで決定したCアーム26の軌道に関する情報が、上述した最適軌道マップである。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、上述したように、専用又は汎用のCPU、或いは、特定用途向け集積回路、プログラマブル論理デバイス、複合プログラマブル論理デバイス、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ等の回路を意味する。図3では、プロセッサ(処理回路110)が1つの場合を例示しているが、プロセッサの数は2以上であってもよい。
また、本実施形態における構造抽出機能、領域指定機能及び軌道決定機能は、特許請求の範囲における構造抽出部、領域指定部及び軌道決定部にそれぞれ対応する。
入力回路120は、操作者によって操作が可能なポインティングデバイス(マウス等)やキーボード等の入力デバイスからの信号を入力する回路であり、ここでは、入力デバイス自体も入力回路20に含まれるものとする。また、操作に従った入力信号が、入力回路20から処理回路110に送られる。
ディスプレイ130は、図示しない画像合成回路、VRAM(Video Random Access Memory)、及び画面等を含んでいる。画像合成回路は、画像データに種々のパラメータの文字データ等を合成した合成データを生成する。VRAMは、合成データをディスプレイに展開する。ディスプレイ130は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)等によって構成され、画像を表示する。
記憶回路140は、ROM及びRAM、HDD等を含む記憶装置である。記憶回路140は、IPL、BIOS及びデータを記憶したり、処理回路110のワークメモリとして使用されたり、または、データを一時的に記憶する場合に用いられる。HDDは、医用画像処理装置100にインストールされたプログラムやデータを記憶する記憶装置である。
記憶回路140は、ボリュームデータをRAMまたはHDDに記憶している。本実施形態では、ボリュームデータの一例として、3次元画像を2次元的に表示可能な3次元画像データを記憶している。3次元画像データは、ネットワークNを介して、外部の装置から取得してもよく、また、医用画像処理装置100に撮影機能を設け、3次元画像データを生成するようにしてもよい。
ネットワークインターフェース150は、通信規格に応じた通信制御を行ない、例えば、電話回線や専用回線などを通じて医用画像撮影装置100をネットワークNに接続する機能を有している。
内部バス160は、処理回路110によって医用画像撮影装置100が統括制御されるように、各構成要素に接続されている。
(最適軌道マップ生成処理)
次に、第1の実施形態の医用画像処理装置100が生成する最適軌道マップ及び最適軌道マップの生成方法について、図3を参照しながら、図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、最適軌道マップとは、Cアーム26の回転軌道を実行する際の最適軌道情報を示したものをいう。
図4は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100が、患者Pの冠動脈を撮影する際のCアーム26の最適な回転軌道を自動的に生成する処理を示したフローチャートである。
まず、処理回路110は、ボリュームデータである3次元画像データを記憶回路140から取得する(ステップS001)。本実施形態では、X線CT(Computed Tomography)装置や、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置で生成されたボリュームデータを使用することができ、モダリティには依存しない。このボリュームデータは、本装置(X線画像診断装置10)で撮影しようとする同じ患者から予め取得されたものである。ボリュームデータは、上記のように記憶回路140に予め保存しておいてもよいし、ネットワークNを介して、撮影したモダリティ装置や外部の画像サーバから取得してもよい。
そして、処理回路110は、3次元画像データから解剖学的構造を自動的に抽出する(ステップS003)。例えば、処理回路110は、取得した3次元画像データから冠動脈の解剖学的構造に基づいて、右冠動脈(RCA:Right Coronary Artery)、左冠動脈回旋枝(LCX:Left Circumflex Coronary)、左冠動脈前下行枝(LAD:Left Anterior Descending Coronary Artery)を抽出する。
図5は、本実施形態に係る処理回路110が、記憶回路140から取得した冠動脈領域を含む3次元画像データを例示した説明図である。
図5では、例えば、図5(a)に示すように、処理回路110は、記憶回路140から冠動脈領域を含む3次元画像データを取得する。
また、図5(b)に示すように、処理回路110は、取得した3次元画像データから、解剖学的構造に基づいて、右冠動脈RCA、左冠動脈回旋枝LCX及び左冠動脈前下行枝LADを自動的に抽出する。
次に、処理回路110は、例えば、術者からの注目領域の指定を受けて、或いは、注目領域と非注目領域の指定を受けて、抽出した解剖学的構造において、観察すべき注目領域と、注目領域とは異なる非注目領域とを設定する(ステップS005)。
冠動脈の場合、主に、右冠動脈RCA、左冠動脈回旋枝LCX、及び左冠動脈前下行枝LADを中心に観察することが多い。本実施形態では、右冠動脈RCAの狭窄を確認することを目的として、術者からの注目領域の指定を受けて、右冠動脈RCAを観察すべき注目領域に設定するとともに、左冠動脈回旋枝LCXと左冠動脈前下行枝LADとを、非注目領域に設定する。
次に、処理回路110は、注目領域と非注目領域の相対位置関係により、Cアーム26の軌道を自動的に決定する(ステップS007)。この場合、注目領域である右冠動脈RCAと、非注目領域である左冠動脈回旋枝LCX及び左冠動脈前下行枝LADの相対位置関係により、Cアーム26の軌道を示す最適軌道マップを生成する。
ここで、最適軌道マップの生成は、X線画像診断装置10の初期設定や標準設定として設定されている標準的な軌道マップ(アングルマップ)を修正し、患者P固有の冠動脈の形状に合わせた最適軌道マップを生成する。
まず、予め標準設定として設定されている軌道マップと、患者P固有の冠動脈の形状に合わせて生成された最適軌道マップを例示する。
図6は、本実施形態に係るX線画像診断装置10において、予め標準設定として設定されている軌道マップ(図6(a))と、ある患者P固有の冠動脈の形状に合わせて生成された、最適軌道マップ(図6(b))の模式図である。
図6(a)は、予め標準設定されている軌道マップを例示しており、図6(b)は、本装置で決定された患者Pに対する最適軌道マップを例示している。
図6(a)及び図6(b)の横軸(LAO(Light Anterior Oblique)-RAO(Right Anterior Oblique)方向:左右方向)は、図1において、患者Pの左右方向から患者Pを撮影する際に移動するCアーム26の角度を示している。また、図6(a)及び図6(b)の縦軸(cranial-caudal)方向:頭尾方向)は、Cアーム26が、図1において、患者Pの上下方向から患者Pを撮影する際に移動するCアーム26の角度を示している。
本実施形態は、予め標準設定されている図6(a)に示す軌道マップから、図6(b)に示す最適軌道マップを生成することを目的としている。以下に示す例では、右冠動脈RCAを注目領域とした場合の最適軌道マップを生成する方法について説明する。
処理回路110は、Cアーム26の可動範囲に基づいて、図5(b)の右冠動脈RCA(注目領域)を投影し、投影した角度(投影角度)と右冠動脈RCAの投影像(投影像1)とを関係づけて保持する。次に、処理回路110は、図5(b)の左冠動脈前下行枝LAD及び左冠動脈回旋枝LCX(いずれも非注目領域)を投影し、投影した角度(投影角度)と左冠動脈前下行枝LAD及び左冠動脈回旋枝LCXの投影像(投影像2)とを関係づけて保持する。
処理回路110は、同一の投影角度において、投影像1と投影像2とを比較して、注目領域である右冠動脈RCAが、非注目領域である左冠動脈前下行枝LAD及び左冠動脈回旋枝LCXと重ならない角度であり、注目領域である右冠動脈RCAが見やすい角度であることに基づいて、最適軌道マップを生成する。この場合、処理回路110は、Cアーム26を仮想的に動かし、注目領域である右冠動脈RCAが、非注目領域である左冠動脈前下行枝LAD及び左冠動脈回旋枝LCXと重ならない軌道を最適軌道マップとする。
図7は、本実施形態に係る処理回路110が、最適軌道マップを生成する過程において、その軌道が最適な軌道とはならない例を示した模式図である。
図7は、Cアーム26が軌道1に従って移動する場合を例示しており、Cアーム26の軌道1上の撮影角度が投影角度AN1のときの投影像と、同じく軌道1上の撮影角度が投影角度AN2のときの投影像を示している。
この場合、投影角度AN2において、投影像1と投影像2とを比較すると、注目領域である右冠動脈RCAが左冠動脈回旋枝LCXと重なってしまうため、投影角度AN2を含む軌道1は最適軌道マップとはならないことを示している。すなわち、投影像1と投影像2を重ね合せ、注目領域である右冠動脈RCAが、左冠動脈前下行枝LAD及び左冠動脈回旋枝LCXと重なるか否かを判断し、注目領域が非注目領域とが重なる場合は、最適な軌道とはならないことを示している。
図8は、本実施形態に係る処理回路110が、最適軌道マップを生成する過程において、その軌道が最適な軌道となる例を示した模式図である。
図8は、Cアーム26が軌道2に従って移動する場合を例示しており、Cアーム26の軌道2上の撮影角度が投影角度AN3のときの投影像と、撮影角度が投影角度AN4のときの投影像を示している。
この場合、投影角度AN3から投影角度AN4の軌道2において、投影像1と投影像2とを比較すると、注目領域である右冠動脈RCAは、非注目領域である左冠動脈前下行枝LAD及び左冠動脈回旋枝LCXと重ならないため、軌道2が最適軌道マップとなることを示している。また、撮影角度が見やすい角度であるか否かは、投影像1と投影像2を重ねることにより、判定することができる。
処理回路110は、注目領域である右冠動脈RCAが、非注目領域である左冠動脈前下行枝LAD及び左冠動脈回旋枝LCXと重ならない最適軌道マップとなる軌道を生成すると(図6(b)参照、ステップS007)。その後、生成した最適軌道マップを、冠動脈領域の3次元画像データと共に、DF装置12に送信し、最適軌道マップ生成処理を終了する(ステップS009)。
なお、注目領域である右冠動脈RCAが、非注目領域である左冠動脈前下行枝LAD及び左冠動脈回旋枝LCXと重ならない軌道マップを算出する方法は、これに限定されるものではない。例えば、投影角度を変更する度に一度に注目領域の投影像と非注目領域の投影像とが重なるか否かを、判断するようにしてもよい。
また、注目領域の投影像と非注目領域の投影像との多少の重なりを許容するようにしてもよく、例えば、投影像を重ねた場合の重複部分の注目領域における占有率で軌道の適否を判定し、最適軌道マップを生成するようにしてもよい。
(回転撮影処理)
次に、第1の実施形態に係るX線画像診断装置10は、医用画像処理装置100で生成した最適軌道マップに基づいて、Cアーム26の回転軌道を制御する、回転撮影処理について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
図9は、第1の実施形態に係るX線画像診断装置10の処理回路41が、患者Pの冠動脈を撮影する際に、Cアーム26を最適な軌道で回転制御する回転撮影処理を示したフローチャートである。
まず、第1の実施形態に係るX線画像診断装置10の処理回路41は、ネットワークNを介して、医用画像処理装置100の処理回路110から冠動脈領域の3次元画像データと最適軌道マップとを受信して、第1の記憶回路42に記憶する(ステップS101)。
次に、処理回路41は、位置合わせ機能に対応するプログラムを第1の記憶回路42から読み出し、複数の方向から撮影された患者Pの撮影画像と、受信した冠動脈領域の3次元画像データの領域との位置合わせを実行する(ステップS103)。
撮影画像は、X線画像診断装置10が撮影したX線血管画像又は造影画像を用いることができ、処理回路41は、第2の記憶回路51に記憶されているX線血管画像や造影画像の撮影画像を用いて、冠動脈領域の3次元画像データが示す冠動脈の領域と、撮影画像との位置合わせを実行する。
なお、位置合わせに用いる撮影画像は、撮影枚数が多いほど精度を高めることができるので、複数方向から患者Pを撮影して得られた多くの複数の撮影画像と、解剖学的構造である冠動脈の領域とにより位置合わせを実行する。
処理回路41は、冠動脈領域の3次元画像データを撮影画像に位置合わせした分だけ、即ち、位置合わせ前の冠動脈領域の3次元画像データと撮影画像との間の変位量に基づいて、最適軌道マップを補正し、Cアーム26の回転軌道を補正する(ステップS105)。なお、補正する方法は、例えば、変換行列を適用することができる。
処理回路41は、医用画像処理装置100において決定したCアーム26の軌道(最適軌道マップ)に従って、Cアーム26の回転軌道を制御するとともに回転撮影を実行し(ステップS107)、回転撮影処理を終了する。
以上説明したように、第1の実施形態に係るX線画像診断装置10は、ボリュームデータである3次元画像データから解剖学的構造を抽出し、その抽出した解剖学的構造において、観察すべき注目領域と注目領域とは異なる非注目領域とを設定する。
本実施形態の場合には、注目領域と非注目領域とがボリュームデータの解剖学的構造を用いて、相対位置関係によりCアーム26の軌道を決定するようになっているため、より高精度にCアーム26の回転軌道を決定することできる。そして、本実施形態に係るX線画像診断装置10は、決定したCアーム26の軌道(最適軌道マップ)に従って、Cアーム26の回転軌道を制御することができる。
これにより、本実施形態に係るX線画像診断装置10によれば、冠動脈のような注目領域について回転撮影する場合であっても、Cアーム26の最適な角度を自動的に決定することができる。
なお、本実施形態では、最適軌道マップを医用画像処理装置100において生成するようになっていたが、X線画像診断装置10において最適軌道マップを生成するようにしてもよい。
この場合、X線画像診断装置10は、ネットワークNを介して、ボリュームデータまたは解剖学的構造のボリュームデータを取得することにより、最適軌道マップを生成することができるので、同様に実現することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、医用画像処理装置100は、ある時相におけるボリュームデータから最適軌道マップを生成するようになっていた。第2の実施形態では、医用画像処理装置100は、複数時相におけるボリュームデータから複数時相に対応する最適軌道マップを生成するようになっている。
例えば、医用画像処理装置100の処理回路110は、複数時相によって撮影された時系列的なボリュームデータから時系列的な解剖学的構造の位置を抽出する。処理回路110は、時系列的な解剖学的構造の位置における、注目領域と非注目領域との相対的な位置関係により、それぞれCアーム26の軌道を決定することができる。
心臓の動きは、大きく分けると拡張期と収縮期に分かれており、拡張期は左右の心室が拡張する時相となっている。また、心拍動は、弁の動きと関連して心室や心房の形態が変化する。例えば、等容性収縮期、最大吐出期、減少吐出期、拡張準備期などの時相により心室や心房の位置や形状形態が変わり、これに伴って冠動脈の位置も変化する。このため、時系列的な複数時相の時相ごとに最適軌道マップを生成することにより、所望の心時相で撮影する際の最適軌道マップを得ることができる。
図10は、第2の実施形態に係る医用画像処理装置100が、4つの時相における4つのボリュームデータから、それぞれ最適軌道マップを生成した場合の各軌道を示した模式図である。
図10では、4つの時相における各心拍の変動に合わせ、それぞれ生成された最適軌道マップが例示されている。なお、4つの時相は、一例として、図10(a)から図10(d)のアルファベット順(t1からt4の順に対応する。)に時系列となっているものとする。
さらに、第2の実施形態では、複数時相における各ボリュームデータのそれぞれから、それぞれ最適軌道マップを生成することを利用して、以下のような利用態様が考えられる。
(第1の利用態様)
第2の実施形態において、心電図同期(ECG同期)を使用して、患者Pの観察したい注目領域について、固定透視する態様について説明する。
固定透視とは、観察したい注目領域を固定して透視する透視方法であり、Cアーム26の位置を固定して、複数時相を連続的に観測する。その際、複数時相における各注目領域の変化に応じて、Cアーム26の角度をリアルタイムに微調整する。
この場合、ECG同期を使用し、処理回路110は、患者Pの3次元画像データを患者Pの冠動脈領域の時相に同期させる。処理回路110は、3次元画像データを時系列的に複数回生成してもよく、また、複数の3次元画像データから画像補間処理を施して、患者Pの時系列的な複数の3次元画像データを生成してもよい。
なお、X線CT装置による撮影は被曝を伴うため、3次元画像データに画像補間処理を施して、時系列的な複数の3次元画像データを生成する方が望ましい。
このように、処理回路110は、患者Pの時系列的な複数の3次元画像データにおいて、それぞれ注目領域を設定し、その注目領域が時系列的な変位や変形を生じても継続して固定透視するように、Cアーム26の撮影角度を微調整する。すなわち、処理回路110は、Cアーム26の回転軌道を心拍に同期させ、注目領域に対するCアーム26の位置をリアルタイムに制御する。
図11は、第2の実施形態に係る医用画像処理装置100が、ECG同期による心拍の変動に合わせて、最適軌道マップのCアーム26の撮影角度を微調整する概念を示した模式図である。
図11(a)に示すように、処理回路110は、最適軌道マップの撮影角度を、心拍の変動に合わせ微修正する。例えば、処理回路110は、固定透視する注目領域を右冠動脈RCAとした場合、心拍の変動に合わせて時系列的に撮影角度が少しずつ異なってくる。
そのため、処理回路110は、注目領域である右冠動脈RCAを固定透視するために、その見やすい位置や撮影方向を特定し、心拍の時系列的な変化に合わせ、Cアーム26の撮影角度を時系列的に微調整する。
図11(b)は、図11(a)において、撮影角度を微修正する概念を示した模式図である。処理回路110は、複数時相の時相の変化に合わせて、最適軌道マップの撮影角度を微修正する。処理回路110は、複数時相のそれぞれの最適軌道マップを用いて、注目領域である右冠動脈RCAを固定透視するように撮影角度を微調整する。
これにより、術者は、特段の操作を必要とせず、Cアーム26の最適な撮影角度で注目領域の固定透視によるリアルタイム透視画像を得ることができる。
(第2の利用態様)
第2の実施形態において、ECG同期を使用し、患者Pの観察したい注目領域に対して回転撮影する態様について説明する。
ECG同期を使用することにより、処理回路110は、患者Pの3次元画像データを、患者Pの冠動脈領域の時相に同期させる。この場合も同様に、例えば、3次元画像データを時系列的に複数回生成してもよく、また、複数の3次元画像データから画像補間処理を施し、患者Pの時系列的な複数の3次元画像データを生成してもよい。
処理回路110は、患者Pの時系列的な複数の3次元画像データにおいて、注目領域を設定し、その注目領域を回転撮影することができるように時系列的にCアーム26の撮影角度を制御する。すなわち、処理回路110は、時系列的な解剖学的構造の時相と撮影すべき時相とを同期させ、その撮影すべき時相で注目領域を撮影するように、Cアーム26の回転軌道を制御する。
図12は、第2の実施形態に係る医用画像処理装置100が、ECG同期による心拍の変動に合わせ、Cアーム26の撮影角度を最適角度に設定する概念を示した模式図である。
図12に示すように、処理回路110は、Cアーム26の撮影角度を心拍の変動に同期させ、その撮影すべき時相に合わせて撮影角度を変更するようになっている。
図12(a)は、患者Pの心拍の周期を例示した心電図波形を示している。また、図12(b)は、図12(a)の心電図波形において、所定の時相の周期で、Cアーム26が回転撮影する撮影角度を示している。
ここで、図12(b)における最適軌道マップの時相と撮影角度とについて、別途図面を用いて説明する。
図13は、第2の実施形態に係る医用画像処理装置100が、回転撮影する撮影角度を設定する概念を示した概念図である。
図12(b)の撮影角度では、各時相における撮影角度を示している。この撮影角度は、図13に示す各時相における最適軌道マップの撮影角度に基づいて設定される。
例えば、図13では、t1からt4の4つの時相における最適軌道マップを示しており、その各時相において回転撮影する際の角度をそれぞれ示している。即ち、図13(a)では、時相がt1のときの回転撮影の角度を撮影角度ANt1で示しており、この撮影角度ANt1は、図12(b)のt1における撮影角度に対応する。また、図13(b)では、時相がt2のときの回転撮影の角度を撮影角度ANt2で示しており、この撮影角度ANt2は、図12(b)のt2における撮影角度に対応する。
同様に、図13(c)では、時相がt3のときの回転撮影の角度を撮影角度ANt3で示しており、この撮影角度ANt3は、図12(b)のt3における撮影角度に対応する。また、図13(d)では、時相がt4のときの回転撮影の角度を撮影角度ANt4で示しており、この撮影角度ANt4は、図12(b)のt4における撮影角度に対応する。
このように、処理回路110は、患者Pの心拍の時系列的な変化に同期して、Cアーム26の最適な撮影角度で患者の注目領域を撮影することができる。
これにより、術者は、特段の操作を必要とせず、ECG同期撮影としてCアーム26の最適な撮影角度で回転撮影し、撮影画像を得ることができる。
なお、第1及び第2の実施形態では、CT装置等の他のモダリティ装置で取得した3次元画像データを使用して最適軌道マップを生成している。これに換えて、X線画像診断装置10で3次元画像データを生成してもよい。例えば、Cアーム26を回転させて取得される患者の回転DSA(Digital Subtraction Angiography)画像から3次元画像データを生成するようにしてもよい。
これにより、X線画像診断装置10は、それ自身のDF装置12で最適軌道マップを作成することができる。この場合、X線血管撮影画像と最適軌道マップの対応関係がすでに取られているため、第1の実施形態において説明した位置合わせ処理を不要とすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 X線画像診断装置
11 保持装置
12 DF装置
21 スライド機構
211 Z軸方向レール
212 X軸方向レール
213 台車
23 鉛直軸回転機構
24 懸垂アーム
25 Cアーム回転機構
26 Cアーム
27 X線照射装置
28 検出装置
30 コントローラ
32 駆動制御部
41 処理回路
42 第1の記憶回路
44 入力回路
45 ネットワークインターフェース
51 第2の記憶回路
52 画像処理回路
54 ディスプレイ
100 医用画像処理装置
110 処理回路
120 入力回路
130 ディスプレイ
140 記憶回路
150 ネットワークインターフェース
160 内部バス

Claims (9)

  1. ボリュームデータから解剖学的構造を抽出する構造抽出部と、
    抽出した前記解剖学的構造において、観察すべき注目領域と、前記注目領域とは異なる非注目領域とを設定する領域設定部と、
    前記注目領域と前記非注目領域の相対位置関係によりアームの軌道を決定する軌道決定部と、
    決定した前記アームの軌道に従って、前記アームの回転軌道を制御する軌道制御部と、
    を備えるX線血管撮影装置。
  2. 前記軌道決定部は、
    前記注目領域の投影像と、前記非注目領域の投影像とが重ならない撮影角度を算出し、前記重ならない撮影角度に基づいて、前記アームの軌道を決定する
    請求項1に記載のX線血管撮影装置。
  3. 前記構造抽出部は、
    複数時相によって撮影された時系列的なボリュームデータから時系列的な解剖学的構造を抽出し、
    前記軌道決定部は、
    前記複数時相における前記注目領域と前記非注目領域の相対的な位置関係により、前記複数時相に対応した前記アームの位置または軌道を決定する
    請求項1または2に記載のX線血管撮影装置。
  4. 前記軌道制御部は、
    前記アームの回転軌道を心拍に同期させて、前記注目領域に対する前記アームの位置をリアルタイムに制御する
    請求項3に記載のX線血管撮影装置。
  5. 前記軌道制御部は、
    前記時系列的な解剖学的構造の時相と撮影すべき時相とを同期させ、その撮影すべき時相で前記注目領域を撮影するように、前記アームの回転軌道を制御する
    請求項3に記載のX線血管撮影装置。
  6. 前記時系列的なボリュームデータは、前記複数時相の時相間において補間され、
    前記構造抽出部は、
    補間された前記時系列的なボリュームデータから、補間された前記時系列的な解剖学的構造を抽出し、
    前記軌道決定部は、
    補間された前記時系列的な解剖学的構造において、前記注目領域と前記非注目領域との相対的な位置関係により、前記アームの軌道を決定する
    請求項3から5のいずれか1項に記載のX線血管撮影装置。
  7. 複数方向から被検体を撮影した撮影画像と、前記解剖学的構造の位置合わせを実行する位置合わせ部をさらに備え、
    前記軌道制御部は、
    その位置合わせにおける差分を用いて、前記アームの回転軌道を補正する
    請求項1から6のいずれか1項に記載のX線血管撮影装置。
  8. ネットワークを介して、前記ボリュームデータ、前記解剖学的構造、または前記アームの軌道のデータのいずれかを取得し、前記アームの回転軌道を制御する
    請求項1から7のいずれか1項に記載のX線血管撮影装置。
  9. 前記解剖学的構造は、血管領域を対象とする
    請求項1から8のいずれか1項に記載のX線血管撮影装置。
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