JP2016220949A - 吸収性物品の製造方法、吸収性物品の製造装置、及び吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】完成前の状態において吸収性本体10と吸収性本体に肌側から重ね合わせられつつ幅方向に並んで配された一対のベルト部材30とを有しベルト部材は脚回り開口部を有し、ベルト部材を形成するための第1基材シートに脚回り開口部を形成することと脚回り開口部が形成された第1基材シートを吸収性本体を形成するための第2基材シートに第2基材シートの肌側から重ね合わせながら第1基材シートにおいて脚回り開口部よりも幅方向の外側に位置する部分と対向する部分に第2基材シートの肌側から重ねて固定する。
【選択図】図5
Description
吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に前記厚さ方向の肌側から重ね合わせられつつ、前記幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部を有し、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した第1基材シートに前記脚回り開口部を形成することと、
前記脚回り開口部が形成された前記第1基材シートを、前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した第2基材シートに当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ね合わせながら、前記第1基材シートにおいて前記脚回り開口部よりも前記幅方向の外側に位置する部分を、前記第2基材シートにおいて前記部分と対向する部分に当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ねて固定することと、を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
また、
吸収性物品の製造装置であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に前記厚さ方向の肌側から重ね合わせられつつ、前記幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部を有し、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した第1基材シートに前記脚回り開口部を形成する形成装置と、
前記脚回り開口部が形成された前記第1基材シートを、前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した第2基材シートに当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ね合わせながら、前記第1基材シートにおいて前記脚回り開口部よりも前記幅方向の外側に位置する部分を、前記第2基材シートにおいて前記部分と対向する部分に当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ねて固定する固定装置と、を有することを特徴とする吸収性物品の製造装置である。
更には、
互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有する吸収性物品であって、
液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体の前記厚さ方向の肌側から前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部を有し、
前記ベルト部材において前記脚回り開口部よりも前記幅方向の外側に位置する部分が、前記吸収性本体において前記部分と対向する部分に前記吸収性本体の前記厚さ方向の肌側から重ねられて固定されていることを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に前記厚さ方向の肌側から重ね合わせられつつ、前記幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部を有し、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した第1基材シートに前記脚回り開口部を形成することと、
前記脚回り開口部が形成された前記第1基材シートを、前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した第2基材シートに当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ね合わせながら、前記第1基材シートにおいて前記脚回り開口部よりも前記幅方向の外側に位置する部分を、前記第2基材シートにおいて前記部分と対向する部分に当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ねて固定することと、を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
前記第1基材シートに基づいて、複数の前記ベルト部材が前記長手方向に連続したベルト部材の連続体を生成することを有し、
前記固定することにおいては、前記ベルト部材の連続体を前記第2基材シートに固定するのが望ましい。
前記第1基材シートを前記幅方向に二つの領域に区画した場合に、前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記二つの領域のうちの一方の領域に前記脚回り開口部を形成し、他方の領域には前記脚回り開口部を形成せず、
少なくとも前記一方の領域には、前記第1基材シートを前記幅方向に折り返すための折り返し線が存在していないのが望ましい。
前記第1基材シートを前記幅方向に折り返す折り返し処理を行わないのが望ましい。
前記固定することにおいては、前記第1基材シートにおける所定領域には、前記長手方向に沿った糸状弾性部材の連続体が前記長手方向に伸長状態で固定されているのが望ましい。
前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記第1基材シートに重ね合わせられて固定された補強シートと一緒に前記第1基材シートを貫通するように前記脚回り開口部を形成するのが望ましい。
前記補強シートは、前記長手方向に伸縮性を有したシートであり、
前記補強シートは、前記長手方向に伸長した状態で前記第1基材シートに固定されているのが望ましい。
前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記補強シートには、前記長手方向に沿った糸状弾性部材の連続体が前記長手方向に伸長された状態で重ね合わされて固定されているのが望ましい。
また、脚回り開口部を基材シート及び補強シートに貫通形成する際には、上記の糸状弾性部材の連続体から補強シートには長手方向に沿った引っ張り力が作用し得る。よって、脚回り開口部を形成する際の補強シートの姿勢を安定化することができて、その結果、脚回り開口部を安定して貫通形成可能となる。
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記第2基材シートは、前記非肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであるのが望ましい。
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記第2基材シートは、前記肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであるのが望ましい。
前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記脚回り開口部は、前記長手方向に沿った直線に関して線対称でない非対称形状に形成されるのが望ましい。
かかる吸収性物品の製造装置であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に前記厚さ方向の肌側から重ね合わせられつつ、前記幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部を有し、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した第1基材シートに前記脚回り開口部を形成する形成装置と、
前記脚回り開口部が形成された前記第1基材シートを、前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した第2基材シートに当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ね合わせながら、前記第1基材シートにおいて前記脚回り開口部よりも前記幅方向の外側に位置する部分を、前記第2基材シートにおいて前記部分と対向する部分に当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ねて固定する固定装置と、を有することを特徴とする吸収性物品の製造装置である。
互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有する吸収性物品であって、
液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体の前記厚さ方向の肌側から前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部を有し、
前記ベルト部材において前記脚回り開口部よりも前記幅方向の外側に位置する部分が、前記吸収性本体において前記部分と対向する部分に前記吸収性本体の前記厚さ方向の肌側から重ねられて固定されていることを特徴とする吸収性物品である。
本実施形態の吸収性物品の製造方法及び製造装置は、例えば、吸収性物品の一例としての使い捨ておむつ1の製造ラインで使用される。
図2は、本実施形態の完成状態のおむつ1を腹側から見た概略正面図である。図3は、完成前の状態たる延板状態のおむつ1をベルト部材30側から見た概略平面図であり、図4は、同おむつ1を吸収性本体10側から見た概略平面図である。また、図5は、図3中のV−V断面図である。更に、図6は、図3の延板状態のおむつ1を三つの部品10,30,30に分解した状態の概略平面図である。ちなみに、図3乃至図6は、それぞれ、ギャザーが無くなるまでおむつ1を長手方向及び幅方向に伸長した状態の図であり、このことは、後で出てくる図7及び図8並びに図13及び図14についても同様である。
そして、これら各部材13,11,15は、それぞれ、厚さ方向に隣接する部材と、ホットメルト接着剤等で接合されている。なお、同接着剤の塗布パターンとしては、Ωパターンやスパイラルパターン、ストライプパターン等を例示できて、このことは、後で出てくる他の接着剤についても同様である。
例えば、図7に示すように、トップシート13の幅方向の端部13ewがベルト部材30の端部30ew2の位置に至る程度の大きさをトップシート13が有している場合には、バックシート15の端部15ewに加えてトップシート13の端部13ewにも、ベルト部材30の端部30ew2が接合されていても良い。更に言えば、図8に示すように、ベルト部材30の端部30ew2を幅方向の全域に亘って覆うような大きさにトップシート13の幅方向の寸法が設定されている場合には、ベルト部材30の端部30ew2は、トップシート13の端部13ewのみに接合され、バックシート15の端部15ewには接合されていなくても良い。
なお、ここで望ましくは、これら図5、図7、及び図8の何れの例の場合も、トップシート13の幅方向の寸法は、バックシート15の防漏シート15fの幅方向の内側に収まるような寸法にされていると良く、このようにしていれば、バックシート15の非肌側への尿の回り込み現象を防ぐことができる。すなわち、尿が液透過性のトップシート13を幅方向の外側に伝ってバックシート15の外装シート15nに至り、そして、当該外装シート15n経由でバックシート15の非肌側へ回り込んでしまう事態を有効に防ぐことができる。
また、図3及び図6に示すように、脚回り開口部30HLは、吸収性本体10と接合される幅方向の端部30ew2よりも幅方向の内側の位置においてベルト部材30を厚さ方向に貫通して形成されている。そして、これにより、脚回り開口部30HLが上記端部30ew2よりも幅方向の外側に形成された場合に起こり得る同脚回り開口部30HLの機能不良を未然に回避し得て、つまり、当該脚回り開口部30HLは、着用対象者の脚を通すという本来機能を確実に果たすことができる。
また、中間製品の搬送は、サクションベルトコンベア等のベルトコンベアや搬送ローラー等の周知の搬送装置(不図示)を用いてなされる。そして、以下では、特段の説明が無い限り、これらの搬送装置が適宜使用されているものとする。更に、既述のように、搬送方向は吸収性本体10の長手方向に沿っていることから、当該搬送方向は、吸収性本体10の厚さ方向及び幅方向と直交している。そして、ここでは、この製造ラインにおいて、上記の幅方向に対応する方向のことを「CD方向」とも言う。
第1工程:吸収性本体の連続体10aの生成工程
第2工程:一対のベルト部材の連続体30a,30aの生成工程
第3工程:吸収性本体の連続体10aと一対のベルト部材の連続体30a,30aとの接合工程
第4工程:製品ピッチP1での分断工程
以下、各工程について説明する。
図9に示すように、この工程では、概ね複数の吸収性本体10,10…が長手方向に連続してなる吸収性本体の連続体10aを生成し、生成された吸収性本体の連続体10aをその連続方向を搬送方向として搬送する。
また、これと同時並行又はこの後に、同図9の右図のように各吸収体11の肌側面に向けてトップシート13を、搬送方向に沿った連続シート13aの形態で供給し、同肌側面をトップシート13の連続シート13aで覆ってホットメルト接着剤等で接合する。そして、これにより、吸収性本体の連続体10aが生成される。
図10に示すように、この工程(「ベルト部材を生成すること」に相当)は、上述の第1工程の「吸収性本体の連続体10aの生成工程」とは、上下流関係の無い同時並行処理可能な工程とされている。そして、この工程では、一対のベルト部材の連続体30a,30aを生成する。なお、ベルト部材の連続体30aとは、概ね複数のベルト部材30,30…が長手方向に連続したものである。
また、同左図に示すように、この時点では、既に、基材シート30shaたる二枚重ねの不織布の連続シート31a,32a同士の間には、補強シート40が搬送方向に連続した連続シート40aの形態で、且つ搬送方向に所定の伸長倍率まで伸長された状態で介挿されていて、そして、この状態で同補強シートの連続シート40aが基材シート30shaにホットメルト接着剤等で固定されている。
この工程では、吸収性本体の連続体10aと一対のベルト部材の連続体30a,30aとを接合する。そのため、この工程は、上記の第1工程たる「吸収性本体の連続体10aの生成工程」の搬送方向の下流に直結されているとともに、図11の左図に示すように、当該吸収性本体の連続体10aの搬送経路における所定位置では、上記の第2工程で生成された一対のベルト部材の連続体30a,30aが合流している。そして、この合流の際には、一対のベルト部材の連続体30a,30aの基材シート30sa,30saは、吸収性本体の連続体10aの肌側から同連続体10aに重ね合わせられる。詳しくは、この例では、吸収性本体の連続体10aに係るバックシートの連続シート15aの方が、トップシートの連続シート13aよりもCD方向の外側に突出している。よって、各ベルト部材の連続体30a,30aの基材シート30sa,30saの肌側面は、CD方向の中心位置CLW10側では、トップシートの連続シート13aの肌側面に当接して重ね合わせられるが、CD方向の端側の位置では、バックシートの連続シート15aの肌側面に当接して重ね合わせられる。
かかる接合処理は、エンボスロール及びアンビルロールを有した周知のヒートシール装置(不図示)で行うことができる。すなわち、一対のベルト部材の連続体30a,30aが重ね合わせられた吸収性本体の連続体10aが、搬送方向におけるヒートシール装置の位置を通過する際には、エンボスロールの外周面の凸部及びアンビルロールの外周面により、吸収性本体10の腹側の端部10eLa及び背側の端部10eLbに相当する位置で吸収性本体の連続体10aと一対のベルト部材の連続体30a,30aとが一緒に厚さ方向に挟圧されて溶着等で接合される。そして、当該接合がなされた痕跡として、吸収性本体10の腹側の端部10eLa及び背側の端部10eLbに相当する位置には、それぞれ略V字形の接合部ja,jbが形成される。
図11の右図に示すように、この工程では、上述の略V字形の接合部ja,jbで一対のベルト部材の連続体30aが接合された吸収性本体の連続体10aを搬送方向に沿って搬送中に、当該吸収性本体の連続体10aをおむつ1の製品ピッチP1で分断するとともに、略V字形の接合部ja,jbの近傍位置で略三角形の端材T,T…を切除する。そして、これにより、図3の延板状のおむつ1が製造される。なお、かかる分断・切除処理は、カッターロールとアンビルロールとを有した周知のカッター装置(不図示)で行うことができるが、何等これに限らない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
例えば、図10に示す基材シート30saのCD方向の内側の端部30saew1は、図2の如きおむつ1の完成状態においては胴回り開口部1HBとなることから、当該端部30saew1については、着用対象者の肌ストレス軽減目的で、一回又は複数回だけCD方向に小さく折り返してホットメルト接着剤等で当該折り返し状態に固定しても良い。但し、その場合に、この折り返しをするための折り返し線の近傍に脚回り開口部30HLが位置していると、当該折り返し処理が格段に難しくなるため、折り返し線の近傍に脚回り開口部30HLが位置していないのが望ましい。この点につき、この図10の例では、脚回り開口部30HLは、基材シート30saにおけるCD方向の中心線CLW30よりも外側の領域A30sa2に収まって位置していて、より詳しくは、CD方向の外側の端部30saew2の近傍に位置していて、これにより、内側の端部30saew1からは十分遠方にある。そのため、仮にこの折り返し処理を行ったとしても、当該折り返し処理の困難性は軽減される。ちなみに、このことを一般化して言うと、次のようになる。すなわち、「基材シート30saをCD方向に二つの領域A30sa1,A30sa2に区画した場合に、当該基材シート30saに脚回り開口部30HLを形成する際には、二つの領域A30sa1,A30sa2のうちの一方の領域A30sa2に脚回り開口部30HLを形成し、他方の領域A30sa1には脚回り開口部30HLを形成せず、そして、少なくとも上記の一方の領域A30sa2には、基材シート30saをCD方向に折り返すための折り返し線が存在しないようにするのが望ましい」と言うことができる。
Claims (13)
- 吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に前記厚さ方向の肌側から重ね合わせられつつ、前記幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部を有し、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した第1基材シートに前記脚回り開口部を形成することと、
前記脚回り開口部が形成された前記第1基材シートを、前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した第2基材シートに当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ね合わせながら、前記第1基材シートにおいて前記脚回り開口部よりも前記幅方向の外側に位置する部分を、前記第2基材シートにおいて前記部分と対向する部分に当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ねて固定することと、を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記第1基材シートに基づいて、複数の前記ベルト部材が前記長手方向に連続したベルト部材の連続体を生成することを有し、
前記固定することにおいては、前記ベルト部材の連続体を前記第2基材シートに固定することを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記第1基材シートを前記幅方向に二つの領域に区画した場合に、前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記二つの領域のうちの一方の領域に前記脚回り開口部を形成し、他方の領域には前記脚回り開口部を形成せず、
少なくとも前記一方の領域には、前記第1基材シートを前記幅方向に折り返すための折り返し線が存在していないことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記第1基材シートを前記幅方向に折り返す折り返し処理を行わないことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記固定することにおいては、前記第1基材シートにおける所定領域には、前記長手方向に沿った糸状弾性部材の連続体が前記長手方向に伸長状態で固定されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記第1基材シートに重ね合わせられて固定された補強シートと一緒に前記第1基材シートを貫通するように前記脚回り開口部を形成することを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項6に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記補強シートは、前記長手方向に伸縮性を有したシートであり、
前記補強シートは、前記長手方向に伸長した状態で前記第1基材シートに固定されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項6又は7に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記補強シートには、前記長手方向に沿った糸状弾性部材の連続体が前記長手方向に伸長された状態で重ね合わされて固定されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至8の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記第2基材シートは、前記非肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至8の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記第2基材シートは、前記肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至10の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記脚回り開口部は、前記長手方向に沿った直線に関して線対称でない非対称形状に形成されることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 吸収性物品の製造装置であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に前記厚さ方向の肌側から重ね合わせられつつ、前記幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部を有し、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した第1基材シートに前記脚回り開口部を形成する形成装置と、
前記脚回り開口部が形成された前記第1基材シートを、前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した第2基材シートに当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ね合わせながら、前記第1基材シートにおいて前記脚回り開口部よりも前記幅方向の外側に位置する部分を、前記第2基材シートにおいて前記部分と対向する部分に当該第2基材シートの前記厚さ方向の肌側から重ねて固定する固定装置と、を有することを特徴とする吸収性物品の製造装置。 - 互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有する吸収性物品であって、
液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体の前記厚さ方向の肌側から前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部を有し、
前記ベルト部材において前記脚回り開口部よりも前記幅方向の外側に位置する部分が、前記吸収性本体において前記部分と対向する部分に前記吸収性本体の前記厚さ方向の肌側から重ねられて固定されていることを特徴とする吸収性物品。
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