JP2016219293A - 気中遮断器 - Google Patents

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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

【課題】カム機構やリンク機構の伝達効率を向上させると共に機構部品の片摩耗を抑制し耐久性能を向上させた気中遮断器を得る。【解決手段】接点をオンーオフさせるトグルリンク機構、可動接点を固定接点にオン移動させる投入バネ、接点のオフ状態時に可動接点を開離する方向に付勢し、オン状態時に固定接点に対する接触圧力を可動接点に付与する接圧バネ、操作ハンドルと投入バネ間に介在し操作ハンドルの操作により投入バネの蓄勢、放勢を間接的に制御するカム機構を備え、カム機構は投入バネの蓄勢、放勢用のカムと、カムを駆動するラチェットギアとによって構成され、カムとラチェットギアは、支軸挿入孔に段付きスリーブを圧入することによって段付きスリーブ段部をカムとラチェットギアとにそれぞれ当接させた当接状態で一体化され、段付きスリーブには支軸として機能する締結具の軸部が挿通され締結具によってカム機構が筐体に取り付けられている。【選択図】図4

Description

この発明は、ハンドル操作や駆動モータなどで投入バネを蓄勢した後、指令を与えることにより、蓄勢された投入バネ力で通電部を閉路状態にする遮断器に関し、主に気中遮断器の開閉機構に適用するものである。
従来の気中遮断器のラッチ構造として、例えば特許文献1の図4に記載された気中遮断器のカム集合体は、側板の相補的な非円筒形開口部に配設した非円筒形のブッシングに支承させたカムシャフトを有する。ブッシングは、側板の内面と接触するフランジを備えている。また、カムシャフトには、該カムシャフトの両側にブッシングを配置してカムシャフトとブッシングがファスナーなしに側板の間に保持されるようにする肩部が形成されている。
回路遮断器の接点の閉成は、図9の接点開成及びばねチャージ状態から、図14に示す閉路用プロップを解放することによりなされる。閉路用プロップが停止ローラとの係合関係から離脱すると、ばねのエネルギーが解放されてカム部材を図10に示す位置へ急速に回転させる。カム部材が回転すると、駆動ローラは駆動カムのカム作用手段と係合する。このカム作用手段の半径はカムシャフトの回転につれて増加し、またバナナリンクは駆動ローラをその表面と接触状態に保持するため、極シャフトが回転して接点を閉成する。この点において張出し部はトリップDシャフトと係合するため接点が閉位置に係止される。
閉路用プロップ機構のリセット手段は、閉路用プロップと同じシャフトに枢着されているが、閉路用プロップとは無関係に回転可能なリセットレバーを含む。このリセット手段はまた、閉路用カムプレートと駆動カムプレートの間において停止ローラより前方の回転位置に設けたリセットピンよりなるリセット部材を含む。閉路用プロップ機構が図12に示す係止離脱位置にある場合、閉路用プロップはねじりばねによって停止手段に対して付勢される。カム部材が回転してバネを蓄勢させると、リセットピンはリセットレバーのフィンガーに係合する。
特開平11−339608号公報 実開平3−201334号公報
上記気中遮断器の構造上の特徴として、投入時のリンク機構の動作において、高速での投入が必要となるため、蓄勢バネ力を大きくする必要がある。主にカム部分や、各リンク部には、蓄勢バネの伝達力が大きくなるが、構成スペースの関係上、機構の幅方向に対して対称構造とすることは難しいため、各リンクには倒れ方向のモーメントが発生する。このため、軸受部をブッシュング構造としたり、またベアリングなどの構造部品を用いるなどの配慮をしているが、コストアップとなったり、部品点数が増加する要因となっていた。
また、リンク部品やカム部品などの伝達系のリンク部品やカム部品が傾斜することで、伝達効率が低下したり、機構部品の片摩耗が発生しやすくなったり、部品の信頼性や本体の寿命に影響をおよぼしていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、気中遮断器のカム機構やリンク機構の伝達効率を向上させると共に、機構部品の片摩耗を抑制し、耐久性能を向上させる。
また、例えばボルトでフレームを強固に連結すると共に、このボルトを軸としてカム機構やリンク機構を配置することができるため、荷重をしっかりと受けることができると共に、省スペースでの部品配置が可能となり、信頼性が高い気中遮断器を得ることを目的とする。
この発明に係わる気中遮断器は、可動接点を固定接点にオンーオフさせるトグルリンク機構、このトグルリンク機構のリンクを放勢力によって作動させ前記可動接点を前記固定接点にオン移動させる投入バネ、接点のオフ状態時に、前記可動接点を開離する方向に付勢し、オン状態時に、前記固定接点に対する接触圧力を前記可動接点に付与する接圧バネ、及び操作ハンドルと前記投入バネ間に介在し、前記操作ハンドルの操作により前記投入バネの蓄勢、放勢を間接的に制御するカム機構を備えた気中遮断器であって、前記カム機構は、前記投入バネの蓄勢、放勢用のカムと、このカムを駆動するラチェットギアとによって構成され、前記カムと前記ラチェットギアは、支軸挿入孔に段付きスリーブを圧入することによって、段付きスリーブ段部を前記カムと前記ラチェットギアとにそれぞれ当接させた当接状態で一体化され、この段付きスリーブには、支軸として機能する締結具の軸部が挿通され、この締結具によって前記カム機構が筐体に取り付けられているものである。
この発明の気中遮断器によれば、支軸挿入孔(軸孔)に圧入された段付きの円筒スリーブからなるカム機構と、締結具とによって、カム機構における傾斜発生の抑制及びカム機構の伝達効率の向上が可能となり、信頼性の高い気中遮断器が得られるものである。
この発明の実施の形態1における気中遮断器のオフ状態を示す側面断面図である。 気中遮断器の動作を説明するために、図1Aの一部側面のみを示した動作説明図である。 この発明の実施の形態1における気中遮断器のオン状態を示す側面断面図である。 気中遮断器の動作を説明するために、図2Aの一部側面のみを示した動作説明図である。 この発明の実施の形態1における気中遮断器のカム機構のみを示す側面図である。 図3の底面図である。 この発明の実施の形態1における気中遮断器のカム機構の変形例を示す底面図である。 この発明の実施の形態2における気中遮断器のクローズラッチ部のみを示す側面図である。 図6の底面図である。 この発明の実施の形態1における気中遮断器のクローズラッチ部の変形例を示す底面図である。
以下、図面に基づいて、この発明の各実施の形態を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1.
図1A〜図5に基づいて実施の形態1の気中遮断器を説明する。
図1Aは気中遮断器の投入バネの蓄勢が完了したオフ状態を示す側面断面図、図1Bは気中遮断器の動作説明図、図2Aは気中遮断器のオン状態を示す側面断面図、図2Bは気中遮断器の動作説明図、図3は気中遮断器のカム機構のみを示す側面図、図4は図3の底面図、図5は気中遮断器のカム機構の変形例(円筒スリーブ形状の一部分が異なる変形例)を示す底面図である。
図において、筐体1は、モールドケース1Aとモールドカバー1Bとで構成されている。消弧室5は、後述する固定接点54と可動接点55が開離する際に発生するアークを裁断する。
操作用ハンドル11は、筐体1に前傾姿勢に配され、ラチェットギア14に係合されている。一対の導体51、52は、通電部の一部を構成し、固定接点54は、一方の導体51の先端に固着され、可動接点55は、固定接点54に対し接触及び開離可能に配置され、可動子56はこの可動接点55を固着し、この可動子56の基端部と他方の導体52との間は、可撓導体57で接続されている。
可動子ホルダ58は、可動子56を保持し、この可動子ホルダ58の下端部は枢軸60をもってモールドケース1Aに回動自在に枢支されている。また上端部は連結ピン61により後述する絶縁リンク45の他端に連結されている。
接圧バネ62は、可動子56とモールドケース1A側との間に張架されて、この可動子56に対して接点閉成方向へのばね力を付勢し、接点のオフ状態時に、可動接点55を開離する方向に付勢し、オン状態時に、固定接点54に対する接触圧力を可動接点55に付与するものである。
ボルト12Aは、フレームL151、フレームR152をナット155で連結している。
カム機構17は、後述するように投入バネの放勢及び蓄勢を行うカム17A、17Bとラチェットギア14で構成され、カム側ローラ101は、カム17Aとこのカムを駆動するラチェットギア14間に後述のようにして設けられ、蓄勢用アーム102は、カム機構17の上方にあってボルト103を支点として回転し、アーム側ローラ104は、蓄勢用アーム102の一端に設けられ、カム機構17を転接することにより(つまりカム機構17のカム17A、17Bと係合することにより)カム機構17により回転駆動される。なお、蓄勢用アーム102の中腹部上面には、後述する投入トグルリンク機構116を突き上げるカム面105が形成されている。また、ラチェットギア14は、操作用ハンドル11で駆動力を与えられる。
バネカケピン107は、蓄勢用アーム102の他端に固着又は保持され、バネカケピン107とフレームL151及びフレームR152との間に配設された投入バネ30の上端部を保持している。そして、バネカケピン107が、フレームL151及びフレームR152のガイド長孔107g内を移動することで投入バネ30は蓄圧される。
そして、後述するように投入バネ30の放勢力によって可動接点55は、固定接点54にオン動作する。
クローズラッチ部108は、ボルト103に回転可能に装着され、中腹部にラッチ側ローラ109を有すると共に、一端側はカム側ローラ101に係合する。クローズラッチ110は、共有固定軸111Sを中心に回転し、下端はラッチ側ローラ109に係合すると共に上端側はクローズバー112に係合している。クローズバー112は、図示しないが手動あるいはソレノイドなどによりオン操作される。
メインシャフト113は、筐体1に回転可能に支持されている。メインシャフト113のアーム114、115は、メインシャフト113に等間隔で3個固定され、3極分の絶縁リンク45が連結ピン46によりそれぞれ連結されている。
2本のリンク116a、116bにより構成される投入トグルリンク機構116は、一方のリンク116aが連結ピン117によりアーム114、115に連結され、他方のリンク116bが連結ピン122によりリンクレバー120に連結されている。
リンク側中央ローラ118は、投入トグルリンク機構116の中心ピン119により回転可能に支持され、蓄勢用アーム102のカム面105に当接する位置関係にあり、また投入トグルリンク機構116は、中心ピン119を中心に屈曲可能な関係にある。
リンクレバー120は、固定軸120Sに回転可能に支持され、一端側に連結ピン122により他方のリンク116bが連結される。
リンクレバー側ローラ123は、リンクレバー120の中腹部に回転可能に設けられ、トリップラッチ124は、共有固定軸111Sで回転可能に支持されている。
また、トリップラッチ124は、中腹部の凹部124aにリンクレバー側ローラ123を係合すると共に、上端側はトリップバー125に係合している。トリップバー125は図示しないが手動あるいはソレノイドなどによりトリップ操作される。
次に動作について説明する。
まず、図1Aに示す投入バネ30の蓄勢について説明する。
投入バネ30が放勢されたトリップ状態(特許文献2の図1参照)において、操作用ハンドル11の操作によりラチェットギア14を反時計方向に回転させて、カム機構17を反時計方向に回転させると、蓄勢用アーム102がボルト103を中心に時計方向に図1Bで示す位置まで回動し、バネカケピン107が投入バネ30を押下げるので、投入バネ30が蓄圧される。このようにして投入バネ30は、図1Aに示す蓄勢状態となる。
図1Aに示す蓄勢完了状態では、カム機構17のカム側ローラ101によりクローズラッチ部108の回動が阻止され、更にクローズラッチ部108のラッチ側ローラ109によりクローズラッチ110の回動が阻止され、このクローズラッチ110はクローズバー112によりロックされている。
次に図1Aの状態から、接点をオンにする操作について説明する。
図1Aに示す状態のクローズバー112を時計方向に回動操作する。この操作によりクローズラッチ110が時計方向に回転し、クローズラッチ110に対するラッチ側ローラ109の係合が解除され、これに伴なってクローズラッチ部108が反時計方向に回転するので、カム機構17のロックが解除されてカム機構17が反時計方向に回転をはじめる。
カム機構17が反時計方向に回転すると、図2Aに示すようにアーム側ローラ104がカム機構17の絶壁部から凹部17hに落ち込み蓄勢用アーム102がフリーになるので
、投入バネ30が放勢され、この投入バネ30の放勢により蓄勢用アーム102が反時計方向に、図2Bに示す位置まで回転し、且つはね上がる。このようにして蓄勢用アーム102がはね上がったとき、蓄勢用アーム102のカム面105に、リンク側中央ローラ118が当接するので、投入トグルリンク機構116が、蓄勢用アーム102の、はね上げ力によって図2A、図2Bに示す伸長状態となり、接点がオン状態になる。
次に接点のオンからオフへの操作について説明する。
図2Aのオン状態において、トリップバー125を反時計方向に回動操作させると、トリップラッチ124が反時計方向に回動するので、トリップラッチ124の凹部124aからリンクレバー側ローラ123の係合が外れてリンクレバー120が固定軸120Sを軸に時計方向に回動し、投入トグルリンク機構116が図1Bに示すように屈曲してオフ
状態となる。
そして以下、上記動作の繰り返しとなる。
次にこの発明の要部であるカム機構17を、図3〜図5に基づいて説明する。
カム機構は、投入バネと直接的に、又はアームなどを介して間接的に係合し回転変位するもので、一対のフレームと、フレームを連結する締結具であるボルトと、それぞれ少なくとも1枚のカム形状であるカムと、板形状であるラチェットギアと、ラチェットギアに設けられた穴部に軸支されたカム側ローラと、カム側ローラに係合しているクローズラッチ部と、カムとラチェットギアの軸孔(ボルト挿入孔)に圧入されカムとラチェットギアとを一体化する段付きの円筒スリーブなどで構成されている。
以下、図3、図4によってカム機構を詳述する。
カム機構17は、カム17Aとカム17Bとラチェットギア14とが重ねて配置され、カム側ローラ101は、カム17Aとラチェットギア14にそれぞれ設けられた穴部に嵌め込まれる構造となっている。そして、段付き円筒スリーブ157は、カム17Bとラチェットギア14で挟み込まれた構造になっている。そして、カム17Aとカム17Bとラチェットギア14は、カムとラチェットギアの軸孔(支軸挿入孔)hに段付き円筒スリーブ157が圧入され更に段付きスリーブの両端段部157aがカム17Bとラチェットギア14の側面にそれぞれ当接させた当接状態とすることで一体化されている。
また、図4において、筐体1の一部であるフレームL151とフレームR152は、締結具であるボルト12Aとナット155で締結されている。
ボルト12Aは、段付き円筒スリーブ157に挿通されて支軸として機能し、カム機構17は、この支軸を中心にして回転する構造となっている。
図1A、図1B、図3における投入バネ30の蓄勢時、前段のアーム側ローラ104は、カム17A、17Bの螺旋状外周端面に転接(接触転動)し、カム側ローラ101を介して後段への力(投入バネ30が蓄勢される力)の伝達となっている。
カム17Aとカム17Bには、アーム側ローラ104からの力P2を受け、カム側ローラ101は、次段のクローズラッチ108Bと接触しているためP3の力を伝達しようとするため、その反作用力P31を受けることになる。このような作用により、カム機構17には、P2とP31の力が発生し、モーメントM20が発生することになる。このため、カム17Aとカム17Bは、傾斜をしようとする。
このとき、段付き円筒スリーブ157がこれらのカム17A、カム17B、ラチェットギア14の軸孔(支軸挿入孔)hに圧入配置されており、この傾斜を抑制するように作用する。また、ボルト12Aとナット155により、フレームL151とフレームR152が強固に締結されており、カム機構17に発生する力を支持することができ、傾斜を抑制するように作用する。また、円筒スリーブ構造による軸との穴の接触面の安定により、位置精度安定化し、カム側ローラ101の片あたり等を低下させ耐久性能を向上する。
図5においては、片側のみ段付きの円筒スリーブ158で構成されているものである。このように、段部(円筒スリーブ端部の段部158a)を片側のみにすることで、軸孔(支軸挿入孔)hへの圧入作業がし易くなり、生産性を向上させることができる。外部からの抜け止め、例えばフレームR152が期待できる場合には、このような構成とすることが可能となる。
実施の形態2.
図6〜図8に基づいて実施の形態2の気中遮断器を説明する。
図6は気中遮断器のクローズラッチ部のみを示す側面図、図7は図6の底面図、図8は気中遮断器のクローズラッチ部の変形例を示す底面図である。
以下、実施の形態2の要部であるクローズラッチ機構を、図6、図7に基づいて説明する。なお、実施の形態1と同一部分については説明を省略する。
クローズラッチ機構は、投入バネとアームや、カム機構などを介して間接的に係合し回転変位するクローズラッチ部で構成され、このクローズラッチ部は、それぞれ少なくとも1枚のカム形状と、板形状からなり、カム形状と板形状に設けられた穴部に軸支されたラッチ側ローラと、ラッチ側ローラに係合しているラッチを備え、クローズラッチ部のカム形状と板形状は、段付きの円筒スリーブの圧入などで固定され、この段付きの円筒スリーブに、一対のフレーム間に連結したボルトを挿入させたものである。
図6、図7は図1Aに示すクローズラッチ部(クローズラッチ機構)108を詳細に示したもので、クローズラッチ部108は、クローズラッチ108Aとクローズラッチ108Bが重ねて配置され、かしめピン161A、161B、161Cでカシメられ、ラッチ側ローラ109はクローズラッチ108Aとクローズラッチ108Bに設けられた穴に嵌め込まれる構造となっている。そして、段付き円筒スリーブ167は、クローズラッチ108Aとクローズラッチ108Bで挟み込まれた構造となっている。
また、図7において、筐体1の一部であるフレームL151とフレームR152が、ボルト103とナット165で締結されている。そして、このボルト103の軸にクローズラッチ部108が嵌合配置されており、この軸を中心にしてクローズラッチ部108が回転する構造となっている。
前段のカム側ローラ101が一方の板状のクローズラッチ108Bの面に接触し、クローズラッチ108Aとクローズラッチ108B間に配置したラッチ側ローラ109を介して後段への力の伝達となっている。クローズラッチ108Aとクローズラッチ108Bにはカム側ローラ101からの力P3を受け、ラッチ側ローラ109は、次段のクローズラッチと接触しているためP4の力を伝達しようとするため、その反作用力P41を受けることになる。このような作用により、クローズラッチ部108には、P3とP41の力が発生し、モーメントM30が発生することになる。このため、クローズラッチ部108は、傾斜をしようとする。
このとき、段付き円筒スリーブ167がこれらのクローズラッチ108A、クローズラッチ108Bの軸孔(支軸挿入孔)hに圧入配置されており、この傾斜を抑制するように作用する。また、ボルト103とナット165により、フレームL151とフレームR152が強固に締結されており、この傾斜を抑制するように作用している。また、円筒スリーブ構造による軸との穴の接触面の安定により、位置精度安定化し、ラッチ側ローラ109の片あたり等を低下させ耐久性能を向上する。
図8においては、片側のみ段付きの円筒スリーブ168で構成されているものである。このように、段部(円筒スリーブ端部の段部168a)を片側のみの構成とすることで、軸孔(支軸挿入孔)hへの圧入作業はし易くなり、生産性を向上させることができる。外部からの抜け止め、例えばフレームR152が期待できる場合には、このような構成とすることが可能となる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
筐体1、 14:ラチェットギア、 17:カム機構、 17A:カム、
17B:カム、 30:投入バネ、 54:固定接点、 55:可動接点、
62:接圧バネ、 103:ボルト、 105:蓄勢用アーム102のカム面、
107g:ガイド長孔、 111S:共有固定軸、
116:投入トグルリンク機構、 116a:一方のリンク、
116b:他方のリンク、 151:フレームL、 152:フレームR、
155:ナット、 157:段付き円筒スリーブ、
157a:円筒スリーブ端部の段部、 158:片側のみ段付きの円筒スリーブ、
158a:円筒スリーブ端部の段部 h:軸孔(支軸挿入孔)

Claims (2)

  1. 可動接点を固定接点にオンーオフさせるトグルリンク機構、このトグルリンク機構のリンクを放勢力によって作動させ前記可動接点を前記固定接点にオン移動させる投入バネ、接点のオフ状態時に、前記可動接点を開離する方向に付勢し、オン状態時に、前記固定接点に対する接触圧力を前記可動接点に付与する接圧バネ、及び操作ハンドルと前記投入バネ間に介在し、前記操作ハンドルの操作により前記投入バネの蓄勢、放勢を間接的に制御するカム機構を備えた気中遮断器であって、
    前記カム機構は、前記投入バネの蓄勢、放勢用のカムと、このカムを駆動するラチェットギアとによって構成され、前記カムと前記ラチェットギアは、支軸挿入孔に段付きスリーブを圧入することによって、段付きスリーブ段部を前記カムと前記ラチェットギアとにそれぞれ当接させた当接状態で一体化され、この段付きスリーブには、支軸として機能する締結具の軸部が挿通され、この締結具によって前記カム機構が筐体に取り付けられていることを特徴とする気中遮断器。
  2. 可動接点を固定接点にオンーオフさせるトグルリンク機構、このトグルリンク機構のリンクを放勢力によって作動させ前記可動接点を前記固定接点にオン移動させる投入バネ、接点のオフ状態時に、前記可動接点を開離する方向に付勢し、オン状態時に、前記固定接点に対する接触圧力を前記可動接点に付与する接圧バネ、及び操作ハンドルと前記トグルリンク機構間に介在し、前記操作ハンドルの操作により前記投入バネの蓄勢、放勢を間接的に制御するクローズラッチ機構を備えた気中遮断器であって、
    前記クローズラッチ機構は、カムとして機能するクローズラッチと板形状のクローズラッチとによって構成され、前記クローズラッチと板形状のクローズラッチは、支軸挿入孔に段付きスリーブを圧入することによって、段付きスリーブ段部を前記クローズラッチと板形状のクローズラッチとにそれぞれ当接させた当接状態で一体化され、この段付きスリーブには、支軸として機能する締結具の軸部が挿通され、この締結具によって前記クローズラッチ機構が筐体に取り付けられていることを特徴とする気中遮断器。
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