JP2016219236A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を削減することができるコネクタを提供する。【解決手段】ハウジング3と、このハウジング3に設けられた複数の収容溝5内にそれぞれ挿入される複数のスライダ7とを備えたコネクタ1において、スライダ7の収容溝5に挿入される方向と直交する方向の両側面の形状を対称に形成した。【選択図】図1
Description
本発明は、コネクタに関する。
従来、コネクタとしては、図7〜図10に示すように、ハウジングとしてのアウタハウジング103と、このアウタハウジング103に設けられた複数の収容溝105内にそれぞれ挿入される複数のスライダ107とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコネクタ101では、アウタハウジング103に、回動によりアウタハウジング103に収容されたインナハウジング109と相手ハウジング(不図示)とを嵌合させるレバー111が設けられ、スライダ107に、レバー111の回動により相手ハウジングに設けられたカムピン(不図示)に係合するカム溝113が設けられている。
このようなコネクタ101では、スライダ107に設けられたカム溝113と、相手ハウジングに設けられたカムピンとを係合させ、レバー111を回動させることにより、インナハウジング109と相手ハウジングとの嵌合における大きな嵌合操作力を得ることができ、端子の多極化などに伴う嵌合操作力の増大に対応することができる。
ところで、上記特許文献1のようなコネクタ101では、アウタハウジング103の複数の収容溝105内にそれぞれ挿入される複数のスライダ107の形状が異なっている。
しかしながら、上記特許文献1のコネクタ101のように、複数のスライダ107の形状を異ならせてしまうと、部品点数が増加してしまい、このスライダ107をそれぞれ形成するための金型が必要となっていた。
そこで、この発明は、部品点数を削減することができるコネクタの提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、ハウジングと、このハウジングに設けられた複数の収容溝内にそれぞれ挿入される複数のスライダとを備えたコネクタであって、前記スライダは、前記収容溝に挿入される方向と直交する方向の両側面の形状が対称に形成されていることを特徴とする。
このコネクタでは、スライダが、収容溝に挿入される方向と直交する方向の両側面の形状が対称に形成されているので、複数のスライダの形状が異なることがなく、複数のスライダの形状を共通化させ、複数の収容溝に対して複数のスライダを全て挿入させることができる。
従って、このようなコネクタでは、複数のスライダの形状を共通化することができるので、複数の金型を必要とすることがなく、部品点数を削減することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記収容溝は、前記スライダの挿入方向の上流端が開口され、前記スライダの挿入方向の下流端が閉塞されていることを特徴とする。
このコネクタでは、収容溝が、スライダの挿入方向の上流端が開口され、スライダの挿入方向の下流端が閉塞されているので、収容溝に対して正規挿入方向の逆側からスライダが挿入されることを防止でき、ハウジングに対するスライダの誤組付を防止することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のコネクタであって、前記収容溝には、前記スライダの挿入方向に沿って突部が設けられ、前記スライダには、前記スライダの挿入方向に沿って前記突部と係合可能な溝部が設けられ、前記溝部は、前記スライダの挿入方向の上流端が開口され、前記スライダの挿入方向の下流端が閉塞されていることを特徴とする。
このコネクタでは、スライダの溝部が、スライダの挿入方向の上流端が開口され、スライダの挿入方向の下流端が閉塞されているので、収容溝に対してスライダが逆向きで挿入されることを防止でき、ハウジングに対するスライダの誤組付を防止することができる。
本発明によれば、部品点数を削減することができるコネクタを提供することができるという効果を奏する。
図1〜図6を用いて本発明の実施の形態に係るコネクタについて説明する。
本実施の形態に係るコネクタ1は、ハウジング3と、このハウジング3に設けられた複数の収容溝5内にそれぞれ挿入される複数のスライダ7とを備えている。
そして、スライダ7は、収容溝5に挿入される方向と直交する方向の両側面の形状が対称に形成されている。
また、収容溝5は、スライダ7の挿入方向の上流端が開口され、スライダ7の挿入方向の下流端が閉塞されている。
さらに、収容溝5には、スライダ7の挿入方向に沿って突部9が設けられ、スライダ7には、スライダ7の挿入方向に沿って突部9と係合可能な溝部11が設けられている。
そして、溝部11は、スライダ7の挿入方向の上流端が開口され、スライダ7の挿入方向の下流端が閉塞されている。
図1〜図6に示すように、コネクタ1は、ハウジング3と、相手ハウジング13と、レバー15と、スライダ7とを備えている。
ハウジング3は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、筐体状に形成され、中央部に複数の端子(不図示)を収容する複数の端子収容室17が形成された端子収容部19が設けられている。この端子収容部19の外周には、フレーム部21が設けられている。
フレーム部21は、長方形の筒状に形成され、中央部に端子収容部19が位置するように端子収容部19と一体に形成されている。このフレーム部21の幅方向両側には、それぞれ収容溝5,5が設けられている。
複数(ここでは2箇所)の収容溝5は、フレーム部21の幅方向の両側にフレーム部21の長さ方向に沿ってそれぞれ設けられている。この複数の収容溝5は、フレーム部21の上面側が開口され、フレーム部21の下面側が閉塞されるようにU字状に形成され、それぞれの収容溝5が同一形状となるように設定されている。
また、収容溝5は、スライダ7の挿入方向の上流端であるフレーム部21の長さ方向の一端側が開口され、スライダ7の挿入方向の下流端であるフレーム部21の長さ方向の他端側が閉塞されている。
このように収容溝5を形成させることにより、スライダ7の挿入方向の下流端であるフレーム部21の長さ方向の他端側からスライダ7が挿入されることを防止でき、ハウジング3に対するスライダ7の誤組付を防止することができる。
また、複数の収容溝5の内部には、それぞれ上下方向の2箇所にスライダ7の挿入方向(ハウジング3の長さ方向)に沿って収容溝5の内方に向けて突部9が突設されている。なお、収容溝5の上側に位置する突部9は、ハウジング3の両側に位置する収容溝5,5とで対称となるように設けられているが、同一形状となるように形成させてもよい。
また、フレーム部21の長さ方向の他端側で収容溝5の上面側には、レバー15の軸部33に係合してレバー15をハウジング3に対して回動可能に支持する軸支部23が設けられている。一方、収容溝5の下面側には、相手ハウジング13のカムフォロア31を挿入可能に開口された複数(ここでは2箇所)の開口部25が設けられている。
このようなハウジング3のフレーム部21には、相手ハウジング13が挿入され、フレーム部21の中央部に位置する端子収容部19に対して相手ハウジング13が嵌合される。
なお、端子収容部19の相手ハウジング13との嵌合面側には収容された端子を保持するフロントホルダ27が組付けられており、反対面側には端子が接続された電線(不図示)に密着してハウジング3内を防水するマットシール29が組付けられている。
相手ハウジング13は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、ハウジング3の端子収容部19よりも大きな筐体状に形成され、内部に端子収容部19に収容された複数の端子に接続される複数の相手端子(不図示)が収容されている。
この相手ハウジング13の上下面には、ハウジング3の収容溝5の開口部25に挿入されると共に、スライダ7のカム溝43に係合される複数(ここでは2箇所)のカムフォロア31がそれぞれ突設されている。
このような相手ハウジング13は、ハウジング3の複数の収容溝5内にそれぞれ複数のスライダ7を収容した状態で、カムフォロア31を収容溝5の開口部25に挿入するようにハウジング3のフレーム部21内に挿入され、レバー15の回動によってカムフォロア31とスライダ7のカム溝43とが係合しながらハウジング3の端子収容部19と嵌合され、複数の端子と複数の相手端子とが接続される。
レバー15は、両側面の一端側にそれぞれ内方に向けて突設された軸部33をハウジング3の軸支部23に係合することにより回動可能に組み付けられている。また、レバー15には、一端がレバー15の両側面に回動可能に軸支され、他端にスライダ7の被係合部41に係合される係合部35が突設された連動部材37が設けられている。
このレバー15は、相手ハウジング13のカムフォロア31がスライダ7のカム溝43に挿入された状態、すなわちハウジング3の端子収容部19と相手ハウジング13との仮嵌合状態で、操作部39を押圧操作することにより回動し、てこ作用によって端子収容部19と相手ハウジング13とを正規嵌合状態とさせる。
複数のスライダ7は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、薄板状に形成され、上面側にレバー15の連動部材37の係合部35に係合可能な被係合部41が設けられると共に、中央部の2箇所に相手ハウジング13のカムフォロア31と係合可能なカム溝43が設けられている。
また、複数のスライダ7は、収容溝5に挿入される方向と直交する方向の両側面の形状が対称に形成されている。詳細には、スライダ7の両側面には、収容溝5の突部9と係合可能な溝部11が上下方向の2箇所にスライダ7の挿入方向(スライダ7の長さ方向)に沿ってそれぞれ設けられている。
このようにスライダ7の形状を設定することにより、複数種類の金型を用いることなく、1種類の金型によって複数のスライダ7を成形することができ、部品点数を削減することができる。
このようなスライダ7の溝部11は、スライダ7の挿入方向の上流端であるスライダ7の長さ方向の一端側が開口され、スライダ7の挿入方向の下流端であるスライダ7の他端側が閉塞されている。
このように溝部11を形成させることにより、収容溝5に対してスライダ7が逆向きで挿入される場合、収容溝5の突部9と溝部11を閉塞する壁部とが干渉し、スライダ7を収容溝5に挿入することができず、ハウジング3に対するスライダ7の誤組付を防止することができる。
このようなスライダ7は、収容溝5の突部9と溝部11とを係合させて収容溝5内に挿入され、収容溝5内に突設された仮止突起45に被係合部41が係合する位置まで挿入されて仮組付状態となる。このとき、収容溝5の突部9とスライダ7の溝部11とが係合しているので、スライダ7が収容溝5の上方から抜け出すことが防止される。
このハウジング3に対するスライダ7の仮組付状態で、スライダ7の被係合部41にレバー15の連動部材37の係合部35を係合させることにより、相手ハウジング13を嵌合させる前の待ち受け状態となる。
このハウジング3の待ち受け状態に対して相手ハウジング13を端子収容部19に仮嵌合させ、レバー15を回動させることにより、相手ハウジング13のカムフォロア31とスライダ7のカム溝43が係合し、スライダ7が収容溝5内を移動しつつ、てこ作用によって端子収容部19と相手ハウジング13とが正規嵌合状態となる。
このようなコネクタ1では、スライダ7が、収容溝5に挿入される方向と直交する方向の両側面の形状が対称に形成されているので、複数のスライダ7の形状が異なることがなく、複数のスライダ7の形状を共通化させ、複数の収容溝5に対して複数のスライダ7を全て挿入させることができる。
従って、このようなコネクタ1では、複数のスライダ7の形状を共通化することができるので、複数の金型を必要とすることがなく、部品点数を削減することができる。
また、収容溝5は、スライダ7の挿入方向の上流端が開口され、スライダ7の挿入方向の下流端が閉塞されているので、収容溝5に対して正規挿入方向の逆側からスライダ7が挿入されることを防止でき、ハウジング3に対するスライダ7の誤組付を防止することができる。
さらに、スライダ7の溝部11は、スライダ7の挿入方向の上流端が開口され、スライダ7の挿入方向の下流端が閉塞されているので、収容溝5に対してスライダ7が逆向きで挿入されることを防止でき、ハウジング3に対するスライダ7の誤組付を防止することができる。
なお、本発明の実施の形態に係るコネクタでは、複数の収容溝と複数のスライダとが2つ設けられる構造となっているが、これに限らず、収容溝とスライダとを2つ以上設けてもよい。
また、スライダは、相手ハウジングのカムフォロアと係合するカム溝が設けられた部材となっているが、これに限らず、例えば、ハウジングに収容された端子の抜け止めを行うスペーサなど、複数の収容溝に挿入される複数の部材であれば、スライダはどのような部材であってもよい。
1…コネクタ
3…ハウジング
5…収容溝
7…スライダ
9…突部
11…溝部
3…ハウジング
5…収容溝
7…スライダ
9…突部
11…溝部
Claims (3)
- ハウジングと、このハウジングに設けられた複数の収容溝内にそれぞれ挿入される複数のスライダとを備えたコネクタであって、
前記スライダは、前記収容溝に挿入される方向と直交する方向の両側面の形状が対称に形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 請求項1記載のコネクタであって、
前記収容溝は、前記スライダの挿入方向の上流端が開口され、前記スライダの挿入方向の下流端が閉塞されていることを特徴とするコネクタ。 - 請求項1又は2記載のコネクタであって、
前記収容溝には、前記スライダの挿入方向に沿って突部が設けられ、
前記スライダには、前記スライダの挿入方向に沿って前記突部と係合可能な溝部が設けられ、
前記溝部は、前記スライダの挿入方向の上流端が開口され、前記スライダの挿入方向の下流端が閉塞されていることを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2015102601A JP2016219236A (ja) | 2015-05-20 | 2015-05-20 | コネクタ |
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Citations (3)
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JPH04121677U (ja) * | 1991-04-17 | 1992-10-30 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
JPH0718384U (ja) * | 1993-09-07 | 1995-03-31 | ケル株式会社 | コネクタ |
JP2002141143A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Fci Japan Kk | コネクタ |
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2015
- 2015-05-20 JP JP2015102601A patent/JP2016219236A/ja not_active Abandoned
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