JP2016219110A - プレスフィット端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホール嵌合部の圧入時の擦れによって、スルーホールの内周面を覆っているプリフラックス層を確実に除去することができ、ポストフラックス処理を施さなくとも、ホール嵌合部とスルーホール内周面との間に安定した導通接続を確保することのできるプレスフィット端子を提供すること。
【解決手段】プリント回路基板200のスルーホール210に圧入されて、接触圧によってスルーホール210との導通接続を果たすホール嵌合部41を有するプレスフィット端子4であって、ホール嵌合部41は、スルーホール210への挿入方向に沿って延在してスルーホール210の内周面に接触する角部412a,413aに、スルーホール210への挿入方向と交差する方向に延在して挿入時に接触するスルーホール210の内面の被膜を削るエッジ45aを備えたことを特徴とするプレスフィット端子4。
【選択図】図3

Description

本発明は、回路基板のスルーホールに圧入されて、接触圧によって前記スルーホールとの導通接続を果たすプレスフィット端子に関する。
近年、回路基板のスルーホールに対して、半田付けが不要で簡単に電気的な接続を果たすプレスフィット端子が普及している。
プレスフィット端子は、プリント回路基板のスルーホールに圧入されるホール嵌合部が、径方向に圧縮された状態でスルーホールの内周面に接触し、接触圧でスルーホールと電気的接続状態になる端子である。
図6〜図8は、下記特許文献1に開示されたプレスフィット端子を示している。
このプレスフィット端子100は、金属材料のプレス成形等で形成される端子金具であり、不図示のコネクタのハウジングに保持される中間部110と、中間部110から前方に延出したホール嵌合部120と、中間部110から後方に延出した端子嵌合部130と、を備えている。プレスフィット端子100は、プレス成形後に、メッキ処理が施され、母材が表面に露出しないように、表面に、導電性に優れた金属層が形成される。
プレスフィット端子100のホール嵌合部120は、長さ方向の中間部がプリント回路基板200のスルーホール210の内径よりも大きな外径に設定された紡錘形状に形成されている。そして、ホール嵌合部120は、スルーホール210に圧入すると、スルーホール210の内周面と干渉する部位が弾性変形して緊密嵌合し、接触圧によってスルーホール210の内周面の導電体層211(図8参照)に導通接続される。
なお、プレスフィット端子100の端子嵌合部130は、例えば雄端子部で、外部のコネクタに保持されている雌端子金具と嵌合することで、外部の回路に接続される。
ホール嵌合部120は、図8に示すように、横断面形状が矩形で、角部121が、スルーホール210の内周面の導電体層211に接触することで、導電体層211に導通接続される。
特許文献1では、角部121と導電体層211との接触面積を増大させて導通接続の信頼性を向上させるために、角部121は、スルーホール210の内周面の曲率に近い曲率の円弧状曲面に仕上げている。
特開2010−123310号公報
ところで、プリント回路基板は、通常、導体表面の酸化を防止するために、スルーホールなどの導体表面にプリフラックス層(防錆皮膜)が形成されている。
ところが、前述した特許文献1のプレスフィット端子100の場合は、スルーホール210にホール嵌合部120を圧入した際、スルーホール210の導電体層211に接触するホール嵌合部120の角部121が滑らかな円弧面状である。従って、接触圧があまり大きくならないため、圧入時の接触圧によってプリフラックス層を除去しきれず、接触部にプリフラックス層が残存することで、接続不良が発生するおそれがあった。
このような不都合を防止するために、ホール嵌合部120の圧入前に、プリント回路基板200に対してポストフラックス処理を施して、プリフラックス層の除去を行う方法もある。しかし、この場合、ポストフラックス処理の分、処理工程が増えて、コストの増大や生産性の低下を招くという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、ホール嵌合部の圧入時の擦れによって、スルーホールの内周面を覆っているプリフラックス層を確実に除去することができ、ポストフラックス処理を施さなくとも、ホール嵌合部とスルーホール内周面との間に安定した導通接続を確保することのできるプレスフィット端子を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 回路基板のスルーホールに圧入されて、接触圧によって前記スルーホールとの導通接続を果たすホール嵌合部を有するプレスフィット端子であって、
前記ホール嵌合部は、前記スルーホールへの挿入方向に沿って延在して前記スルーホールの内周面に接触する角部に、前記スルーホールへの挿入方向と交差する方向に延在して挿入時に接触する前記スルーホールの前記内周面の被膜を削るエッジを備えたことを特徴とするプレスフィット端子。
(2) 前記エッジは、前記角部上の前記スルーホールへの挿入方向に間隔を空けた複数箇所に具備されたことを特徴とする上記(1)に記載のプレスフィット端子。
(3) 前記エッジは、前記スルーホールへの挿入方向と交差する方向に前記角部に形成された切れ込みの縁部であることを特徴とする上記(1)に記載のプレスフィット端子。
上記(1)の構成によれば、プレスフィット端子のホール嵌合部を回路基板のスルーホールに圧入する際には、スルーホールの内周面に接触するホール嵌合部の稜線部が、スルーホールの内周面に形成されているプリフラックス層上を摺動して、プリフラックス層を傷付け、剥離させる。しかし、ホール嵌合部の稜線部は、スルーホールへの挿入方向に沿って延在しているため、スルーホールの内周面への接触が、スルーホールへの挿入方向に沿う直線状となる。そのため、スルーホールの内周面に直接接触してプリフラックス層を削り取る面積が小さく、プリフラックス層の一部が残存するおそれがある。
しかし、稜線部に備えたエッジは、スルーホールへの挿入方向と交差する方向に延在していて、スルーホールの内周面への接触が、スルーホールへの挿入方向に交差する線状になり、稜線部よりも大きな幅で、且つ、稜線部よりも強い力でスルーホール内周面に引っかかる(食い込む)。そのため、稜線部の摺動で取り残したプリフラックス層を確実に削り取って(掻き取って)、スルーホールの内周面上からプリフラックス層を確実に除去することができる。
したがって、ホール嵌合部の圧入時の擦れによって、スルーホールの内周面を覆っているプリフラックス層を確実に除去することができ、ポストフラックス処理を施さなくとも、ホール嵌合部とスルーホール内周面との間に安定した導通接続を確保することができる。
上記(2)の構成によれば、スルーホールの内周面上のプリフラックス層を削り取るエッジが、スルーホールへの挿入方向に間隔を空けて複数箇所に具備されているため、スルーホールの内周面を覆っているプリフラックス層に対して、エッジによる掻き取り動作を複数回繰り返して加えることができる。従って、エッジによるプリフラックス層の除去を更に確実にすることができ、ホール嵌合部とスルーホール内周面との間の導通接続の信頼性を向上させることができる。
上記(3)の構成によれば、エッジの形成に必要な複数の切れ込みは、ホール嵌合部のプレス成形処理で簡単に形成することができ、複数のエッジを簡単に具備することができる。
そして、エッジが、切れ込みの縁部である場合には、エッジで削り取ったプリフラックス層を切れ込みの溝内に回収して、プリフラックス層の削りかすが周囲に飛散することを防止することができる。
本発明によるプレスフィット端子によれば、ホール嵌合部の圧入時の擦れによって、スルーホールの内周面を覆っているプリフラックス層を確実に除去することができ、ポストフラックス処理を施さなくとも、ホール嵌合部とスルーホール内周面との間に安定した導通接続を確保することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明に係るプレスフィット端子の一実施形態の要部の斜視図である。 図2は、図1のB部の拡大図である。 図3は、本発明の一実施形態のプレスフィット端子が回路基板のスルーホールに対して圧入される前の状態の説明図である。 図4は、本発明の一実施形態のプレスフィット端子が回路基板のスルーホールに対して圧入途中の状態の説明図である。 図5は、本発明の一実施形態のプレスフィット端子が回路基板のスルーホールに対して圧入完了した状態の説明図である。 図6は、従来のプレスフィット端子が回路基板のスルーホールに嵌合している状態の説明図である。 図7は、図6に示したプレスフィット端子の斜視図である。 図8は、図6のA矢視図である。
以下、本発明に係るプレスフィット端子の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図5は本発明に係るプレスフィット端子の一実施形態を示したもので、図1は本発明に係るプレスフィット端子の一実施形態の要部の斜視図、図2は図1のB部の拡大図、図3は本発明の一実施形態のプレスフィット端子が回路基板のスルーホールに対して圧入される前の状態の説明図、図4は本発明の一実施形態のプレスフィット端子が回路基板のスルーホールに対して圧入途中の状態の説明図、図5は本発明の一実施形態のプレスフィット端子が回路基板のスルーホールに対して圧入完了した状態の説明図である。
この一実施形態のプレスフィット端子4は、金属材料のプレス成形等で形成される端子金具で、図1及び図5に示すように、プリント回路基板200のスルーホール210に嵌合するホール嵌合部41と、このホール嵌合部41から前方に延出した端子前端部42と、ホール嵌合部41から後方に延出した端子後端部43と、を備えている。
ホール嵌合部41が嵌合するプリント回路基板200のスルーホール210は、図3に示すように、3層構造に形成された基板本体201に貫通形成された孔202の内周面を覆う導電体層211と、孔202の開口縁を覆うリング状の導電体層であるランド212と、を備えている。なお、図3及び図4に示す矢印X3は、スルーホール210に対するプレスフィット端子4の挿入方向を示している。
基板本体201を構成している各絶縁基板201a,201ab,201cの表面には、スルーホール210の導電体層211又はランド212に導通接続される回路パターンが印刷形成される。
また、プリント回路基板200の導電体層211及びランド212の上には、図3に示すように、導体表面の酸化を防止するために、これらの導体の表面を覆うプリフラックス層(防錆皮膜)220が形成されている。プリフラックス層220は、通常、絶縁性の被膜である。
本実施形態のプレスフィット端子4における端子前端部42及び端子後端部43は、横断面形状が四角形で、ホール嵌合部41よりも幅寸法の小さな棒状で、ワイヤーラッピングや雌端子金具の嵌合接続によって、他の回路に接続することができる。
このプレスフィット端子4は、プレス成形後に、メッキ処理が施され、母材が表面に露出しないように、表面に、導電性に優れた金属層が形成される。
プレスフィット端子4のホール嵌合部41は、幅方向の中央に、長円形の孔411が貫通形成されていて、孔411を挟む2本のアーム部412,413が端子前端部42や端子後端部43との接続部で、一つに合流する形状になっている。2本のアーム部412は、横断面形状が四角形である。
また、ホール嵌合部41のそれぞれのアーム部412,413の外側の角部412a,413aは、ホール嵌合部41のスルーホール210への挿入方向(図1では、矢印X1方向)に沿って延在する稜線部となっている。
本実施形態のホール嵌合部41は、スルーホール210に挿入した際に、稜線部である4つの角部412a,413aがスルーホール210の内周面と当たって弾性変形し、ホール嵌合部41がスルーホール210に緊密嵌合するように、ホール嵌合部41の外形寸法が設定されている。
即ち、本実施形態のホール嵌合部41は、スルーホール210に圧入した際に、スルーホール210の内周面と4つの角部412a,413aが干渉することで弾性変形する。これにより、ホール嵌合部41は、スルーホール210に緊密嵌合し、接触圧によってスルーホール210の内周面の導電体層211(図3参照)に導通接続される。
本実施形態のホール嵌合部41の場合、それぞれの角部412a,413aには、図1及び図2に示すように、複数のエッジ45aが具備されている。
エッジ45aは、図2に示すように、スルーホール210への挿入方向(図2では、矢印X2方向)と交差(直交)する方向(図2では、矢印Y2方向)に角部412a,413aに形成された切れ込み45の一方の縁部である。
切れ込み45は、ホール嵌合部41の挿入方向の手前側に位置する縁部であるエッジ45aと、挿入方向の先方側に位置する縁部であるエッジ45bと、を備えている。
切れ込み45の挿入方向の手前側に位置するエッジ45aは、スルーホール210への挿入方向と交差する方向に延在していて、図4及び図5に示すように、ホール嵌合部41のスルーホール210への挿入時に、スルーホール210の内面に食い込み、当該エッジ45aに接触するスルーホール210の内面のプリフラックス層220を削り取る。
なお、図4は、ホール嵌合部41が嵌合途中で、挿入方向先端のエッジ45aが進んだ位置まで、プリフラックス層220の削り取りが進んでいる。
切れ込み45の挿入方向の先方側に位置するエッジ45bは、スルーホール210への挿入方向と交差する方向に延在していて、ホール嵌合部41をスルーホール210から抜き出すときに、スルーホール210の内面に食い込み、スルーホール210の内面のプリフラックス層220を削り取る。
本実施形態の場合、エッジ45a及びエッジ45bを有した切れ込み45は、各角部412a,413a上で、スルーホール210への挿入方向に間隔を空けた複数箇所に具備されている。
言い換えると、本実施形態の場合、エッジ45aは、角部412a,413a上のスルーホール210への挿入方向に間隔を空けた複数箇所に具備されている。
また、本実施形態の場合、エッジ45a及びエッジ45bを有した切れ込み45は、ホール嵌合部41を成形する際のプレス成形処理によって形成する。
以上に説明した一実施形態のプレスフィット端子4では、図4に示すように、ホール嵌合部をプリント回路基板200のスルーホール210に圧入すると、スルーホール210の内周面に接触するホール嵌合部41の4隅の稜線部である角部412a,413aが、スルーホール210の内周面に形成されているプリフラックス層220上を摺動して、プリフラックス層220を傷付け、剥離させる。
しかし、ホール嵌合部41の角部412a,413aは、スルーホール210への挿入方向に沿って延在している稜線部であるため、スルーホール210の内周面のプリフラックス層220への接触が、スルーホール210への挿入方向に沿う直線状となる。そのため、スルーホール210の内周面に直接接触してプリフラックス層220を削り取る面積が小さく、プリフラックス層220の一部が残存するおそれがある。
しかし、角部412a,413aに備えたエッジ45aは、スルーホール210への挿入方向と交差する方向に延在していて、スルーホール210の内周面のプリフラックス層220への接触が、スルーホール210への挿入方向に交差する線状になり、角部412a,413aよりも大きな幅で、且つ、角部412a,413aよりも強い力でスルーホール210内周面に引っかかる(食い込む)。そのため、角部412a,413aの摺動で取り残したプリフラックス層220を確実に削り取って(掻き取って)、図4及び図5に示したように、スルーホール210の内周面上からプリフラックス層220を確実に除去することができる。
したがって、ホール嵌合部41の圧入時の擦れによって、スルーホール210の内周面を覆っているプリフラックス層220を確実に除去することができ、ポストフラックス処理を施さなくとも、ホール嵌合部41とスルーホール210内周面との間に安定した導通接続を確保することができる。
また、一実施形態のプレスフィット端子4の構成によれば、スルーホール210の内周面上のプリフラックス層220を削り取るエッジ45aが、スルーホール210への挿入方向に間隔を空けて複数箇所に具備されているため、スルーホール210の内周面を覆っているプリフラックス層220に対して、エッジ45aによる削り取り(掻き取り)動作を複数回繰り返して加えることができる。従って、エッジ45aによるプリフラックス層220の除去を更に確実にすることができ、ホール嵌合部41とスルーホール210内周面との間の導通接続の信頼性を向上させることができる。
また、一実施形態のプレスフィット端子4の構成によれば、エッジ45aの形成に必要な複数の切れ込み45は、ホール嵌合部41のプレス成形処理で一括して簡単に形成することができ、複数のエッジ45aを簡単に具備することができる。
そして、エッジ45aが、切れ込み45の縁部である場合には、エッジ45aで削り取ったプリフラックス層220を切れ込みの溝内に回収して、プリフラックス層220の削りかすが周囲に飛散することを防止することができる。
また、本実施形態のプレスフィット端子4の構成によれば、エッジ45aを提供する切れ込み45は、エッジ45aとは逆向きのエッジ45bも有している。そのため、ホール嵌合部41をスルーホール210に挿抜する操作を繰り返すと、ホール嵌合部41を挿入する動作と抜き出す動作のそれぞれで、各エッジ45a,45bがプリフラックス層220を削るため、より確実にプリフラックス層220を除去することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、プレスフィット端子のホール嵌合部の角部(稜線部)に形成するエッジは、切れ込みの縁に限るものではなく、例えば、ホール嵌合部の角部に突出形成するリブ状の突起の縁とすることも可能である。
また、プレスフィット端子におけるホール嵌合部の外郭形状は、図7のホール嵌合部120のような滑らかな紡錘形状に形成することも可能である。
また、プレスフィット端子のホール嵌合部の前後に位置する端子前端部や端子後端部の構造も、前述した実施形態に限定されない。例えば、プレスフィット端子の端子前端部や端子後端部は、外部の雌型の端子金具が嵌合するタブ端子状の構造にすることも考えられる。
ここで、上述した本発明に係るプレスフィット端子の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 回路基板(200)のスルーホール(210)に圧入されて、接触圧によって前記スルーホール(210)との導通接続を果たすホール嵌合部(41)を有するプレスフィット端子(4)であって、
前記ホール嵌合部(41)は、前記スルーホール(210)への挿入方向に沿って延在して前記スルーホール(210)の内周面に接触する角部(412a,413a)に、前記スルーホール(210)への挿入方向と交差する方向に延在して挿入時に接触する前記スルーホール(210)の前記内周面の被膜(プリフラックス層220)を削るエッジ(45a)を備えたことを特徴とするプレスフィット端子(4)。
[2] 前記エッジ(45a)は、前記角部(412a,413a)上の前記スルーホール(210)への挿入方向に間隔を空けた複数箇所に具備されたことを特徴とする上記[1]に記載のプレスフィット端子(4)。
[3] 前記エッジ(45a)は、前記スルーホール(210)への挿入方向と交差する方向に前記角部(412a,413a)に形成された切れ込み(45)の縁部であることを特徴とする上記[1]に記載のプレスフィット端子(4)。
4 プレスフィット端子
41 ホール嵌合部
45 切れ込み
45a エッジ
200 プリント回路基板
210 スルーホール
412a,413a 角部(稜線部)

Claims (3)

  1. 回路基板のスルーホールに圧入されて、接触圧によって前記スルーホールとの導通接続を果たすホール嵌合部を有するプレスフィット端子であって、
    前記ホール嵌合部は、前記スルーホールへの挿入方向に沿って延在して前記スルーホールの内周面に接触する角部に、前記スルーホールへの挿入方向と交差する方向に延在して挿入時に接触する前記スルーホールの前記内周面の被膜を削るエッジを備えたことを特徴とするプレスフィット端子。
  2. 前記エッジは、前記角部上の前記スルーホールへの挿入方向に間隔を空けた複数箇所に具備されたことを特徴とする請求項1に記載のプレスフィット端子。
  3. 前記エッジは、前記スルーホールへの挿入方向と交差する方向に前記角部に形成された切れ込みの縁部であることを特徴とする請求項1に記載のプレスフィット端子。
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