JP2016217082A - プレキャストコンクリートスラブ - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2においては、ハーフプレキャスト合成スラブの下半分を構成するプレキャストコンクリートスラブの上面に凹溝を形成し、この凹溝の上端開口を仕切板で覆い、その上に場所打ちコンクリート層を積層している。これによって、凹溝の内部空間が空洞(ボイド)となっている。
また、特許文献2のハーフプレキャスト合成スラブ用のプレキャストコンクリートスラブにおいては、仕切板で覆った凹溝の内部に水やゴミ等の異物が入り込んでいても気付きにくく、そのまま場所打ちコンクリート層を打設してしまうことが考えられる。
本発明は、このような事情に鑑み、ボイドを有するハーフプレキャスト合成スラブ用のプレキャストコンクリートスラブにおいて、耐火性を確保し、かつ異物がボイド内に残置されるおそれを防止することを目的とする。
前記場所打ちコンクリート層が積層される積層面に開口されて前記ボイドとなるべきボイド用凹部と、
前記ボイド用凹部の前記積層面への開口を覆う網状部材と
を備えたことを特徴とする。
このハーフプレキャスト合成スラブ用のプレキャストコンクリートスラブによれば、場所打ちコンクリート層を打設積層する際、網状部材によってコンクリートがボイド用凹部内に入り込むのを阻止できる。これによって、ボイドの容積を確保できる。しかも、網状部材は、網目があるために特許文献2の仕切板よりも小重量かつ小体積にできる。したがって、網状部材がたとえ可燃性材質であったとしても、燃えたときの発熱量を特許文献2の仕切板よりも小さくでき、ハーフプレキャスト合成スラブの耐火性を十分に確保することができる。
加えて、場所打ちコンクリート層を積層する際に、ボイド用凹部に水やゴミ等の異物が入り込んでいたときは容易に見つけて除去することができる。したがって、ボイド内に異物が残置されるのを防止できる。
また、場所打ちコンクリート層のコンクリートが網状部材の網目に入り込むことによって、場所打ちコンクリート層と網状部材との密着性を高めることができる。更には、ボイドの天井面を凸凹にすることで、防音性を高めることができる。
これによって、網状部材を不燃性とすることができ、ひいてはハーフプレキャスト合成スラブの耐火性を確実に確保することができる。また、材料コストを低廉化できる。
これによって、網状部材をプレキャストコンクリートスラブに安定的に保持させることができる。
これによって、網状部材を弾性力によってプレキャストコンクリートスラブにしっかりと保持させることができる。加えて、網状部材が場所打ちコンクリートの打設時の重みで凹むのを抑制又は防止でき、ボイドの容積を確保できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るハーフプレキャスト合成スラブ1を示したものである。ハーフプレキャスト合成スラブ1は、プレキャストコンクリートスラブ10と、同図において二点鎖線にて示す場所打ちコンクリート層20とを備えている。プレキャストコンクリートスラブ10の上側に場所打ちコンクリート層20が積層されている。ハーフプレキャスト合成スラブ1の内部における、プレキャストコンクリートスラブ10と場所打ちコンクリート層20との間には、ボイド1a(空洞又はコンクリート欠損部)が形成されている。
プレキャストコンクリート製造工場において、プレキャストコンクリートスラブ10用の型枠を構築する。型枠内には鉄筋12を配筋する。なお、網状部材30を型枠に取り付ける必要はない。
次に、型枠内にコンクリート11を打設する。
コンクリート11が硬化するまで養生したら、型枠を撤去する。
発泡スチロールのようなボイド全体を埋める大きなボイド部材を設置する場合と比べて、設置作業の労力及び手間を簡素化できる。
このプレキャストコンクリートスラブ10の周囲に場所打ちコンクリート層20用の型枠を組むとともに、プレキャストコンクリートスラブ10の上方に鉄筋22を配筋して、コンクリート21を打設する。これによって、プレキャストコンクリートスラブ10上に場所打ちコンクリート層20が積層される。
コンクリート21の一部21aは、網目31に入り込む。これによって、網状部材30をコンクリート21と一体化できる。
コンクリート21中の砕石等の粗骨材は、網目31を通過するのが阻止される。なお、砂等の細骨材は網目31を通過し得るが、このような細骨材はコンクリート21a内に十分に保持されるため、ボイド1aの底部へ落下するのを防止できる。
また、網状部材30を金属ラス網にて構成することによって、耐火性を十分に確保できるだけでなく、材料コストを低廉化できる。
さらに、施工現場において場所打ちコンクリート層20を積層する際、水やゴミ等の異物がボイド用凹部15内に入り込んでいたら、網目31を通して目視によって簡単に異物を発見できる。したがって、異物を除去したうえで、コンクリート21を打設できる。これによって、ハーフプレキャスト合成スラブ1内に異物が残置されてしまうのを防止することができる。
また、網状部材30が上へ凸になるよう湾曲されているため、コンクリート21の打設時の荷重に対する強度を発現させることができる。これによって、ボイド1aの容積を確保することができる。
さらに、ボイド1aの天井面が、網状部材30及びその網目31に入り込んだコンクリート21aによって形成され、凸凹になっているため、音がハーフプレキャスト合成スラブ1を通過する際、前記凸凹な天井面に当たって散乱される。これによって、ハーフプレキャスト合成スラブ1の防音性を向上できる。
図2は、本発明の第2実施形態を示したものである。第2実施形態の網状部材30Bは、主部35と、一対の脚部36とを含む。主部35は、平坦になっている。この主部35の幅方向の両端部が下方へ略直角に折り曲げられることによって、脚部36となっている。この脚部36が係止凹部16に係止されている。
例えば、網状部材は、金属製に限られず、樹脂製等であってもよい。網状部材は軽質量かつ小体積であるために、可燃性であったとしても、発泡スチロール製のボイド部材や特許文献2の仕切板よりも、燃えたときの発熱量を小さくでき、耐火性に優れている。
第1、第2実施形態の網状部材30,30Bについても、第3実施形態のコンクリート釘34でコンクリート11に定着してもよい。
1a ボイド
10 プレキャストコンクリートスラブ
10a 上面(積層面)
14b 側面(ボイド用凹部の内側面)
15 ボイド用凹部
16 係止凹部
20 場所打ちコンクリート層
30,30B,30C 網状部材
30e 端部
Claims (4)
- ハーフプレキャスト合成スラブの一部を構成し、かつ前記ハーフプレキャスト合成スラブの残部の場所打ちコンクリート層との間にボイドが設けられるプレキャストコンクリートスラブであって、
前記場所打ちコンクリート層が積層される積層面に開口されて前記ボイドとなるべきボイド用凹部と、
前記ボイド用凹部の前記積層面への開口を覆う網状部材と
を備えたことを特徴とするプレキャストコンクリートスラブ。 - 前記網状部材が、金属製のラス網にて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプレキャストコンクリートスラブ。
- 前記ボイド用凹部の内側面と前記積層面との角部に、前記網状部材の端部を係止する係止凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプレキャストコンクリートスラブ。
- 前記網状部材が上へ凸になるよう湾曲されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のプレキャストコンクリートスラブ。
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JP2000127133A (ja) * | 1998-10-23 | 2000-05-09 | Toyota Soken Co Ltd | プレキャストコンクリート用ボイド型枠と半プレキャストコンクリート合成板 |
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- 2015-05-26 JP JP2015106027A patent/JP6510323B2/ja active Active
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