JP2016216975A - アースアンカーの打設方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】工程調整が容易であり、工費を削減でき、施工性や安全性に優れたアースアンカーの打設方法を提供する。【解決手段】地盤1に山留壁3を打設し、山留壁3のアンカー貫通孔4よりも上方の掘削側33の地盤1から、山留壁3を貫通するように斜め方向にアンカー孔11を削孔する。次に、アンカー孔11にアンカー鋼材7を挿入し、グラウト材13を注入する。その後、グラウト材13をさらに加圧注入してアンカー体31を形成してケーシング23を引き抜く。そして、掘削側33の地盤1を所定の深さまで掘削し、山留壁3の掘削側の面を露出させてブラケット15を溶接し、ブラケット15に腹起こし17を設置する。さらに、腹起こし17に定着部材19を取り付け、アンカー体31の硬化後、アンカー鋼材7を緊張して頭部を定着具21を用いて定着部材19に定着して、1段目のアースアンカー14を完成する。【選択図】図3

Description

本発明は、アースアンカーの打設方法に関するものである。
従来、地中や傾斜地に構造物を構築する場合、地盤に山留壁を構築した後、山留壁の内側の地盤を掘削する作業と山留壁から背面側の地盤にアンカー孔を削孔してアースアンカーを構築する作業とを繰り返すことにより複数のアースアンカーを設置して、地盤の崩壊を防止している(例えば、特許文献1参照)。また、アースアンカーのかわりとなる棒状体を設置する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、山留壁を設置した後、根切りに先立ってアースアンカーの設置作業のための空間を確保して山留壁から複数のアースアンカーを設置してから、根切り施工を行う方法もある(例えば、特許文献3参照)。
図7は、地盤101に山留壁103とアースアンカー131を設置するための一般的な手順を示す図である。図7(a)は、1段目のアンカー盤を構築する工程を示す図、図7(b)は、ブラケット111を設置する工程を示す図、図7(c)は、アースアンカー131を完成する工程を示す図、図7(d)は、2段目のアンカー盤を設置する工程を示す図である。
地盤101に山留壁103とアースアンカー131を設置するには、まず、図7(a)に示すように、地盤101に山留壁103を打設する。そして、山留壁103の内側を所定の深さまで掘削した後、セメント改良部107−1と鉄板109−1とからなる1段目のアンカー盤を構築する。また、山留壁103に沿って、溝105を掘削する。
次に、図7(b)に示すように、山留壁103にブラケット111を溶接する。そして、図示しない削孔機およびケーシング127を用いて山留壁103から地盤101に向けてアンカー孔123を削孔し、アンカー孔123内にアンカー鋼材115を挿入してグラウト材121を注入する。このとき、溝105には、ノロ混じりの削孔水125が溜まる。
次に、図7(c)に示すように、アンカー孔123にグラウト材121を加圧注入してアンカー体129を形成し、ケーシング127を引き抜く。また、溝105にたまった削孔水125(図7(b))を除去してブラケット111に腹起こし113を取り付け、腹起こし113に定着部材117を取り付ける。そして、アンカー体129が硬化した後、アンカー鋼材115を緊張し、アンカー鋼材115の頭部を定着具119を用いて定着部材117に定着させ、1段目のアースアンカー131を完成する。
次に、図7(d)に示すように、セメント改良部107−1および鉄板109−1を撤去して山留壁103の内部をさらに掘削し、セメント改良部107−2と鉄板109−2とからなる2段目のアンカー盤を構築する。また、山留壁103に沿って、溝105を掘削する。その後、図7(b)および図7(c)に示す工程を繰り返す。なお、ブラケット111は、図7(c)に示す工程で、溝105にたまった削孔水125を除去して腹起こし113を取り付ける前に山留壁3に取り付けてもよい。
特開2008−150947号公報 特許公報第2617122号 特開昭60−33932号公報
しかしながら、図7に示すような従来の施工手順では、多くの工種が入るため工程調整が非常に煩雑であった。また、アースアンカー打設工程がずれ易く工程が間延びしやすかった。アンカー盤の構築は、アースアンカー打設機種、打設角度、地下水の量などによって高さや寸法が異なるため、構築後の手直しが必要になることが多かった。さらに、溝105に溜まったノロ混じりの削孔水125がブラケット111にこびりつくため、腹起こし113を取り付ける前に手作業で除去する必要があった。ブラケット111を図7(c)に示す工程で山留壁3に取り付ける場合にも、山留壁3にこびりついたノロ混じりの削孔水125を手作業で除去する必要があった。このように、従来の施工方法では、現場が煩雑で、経済性、施工性、安全性に問題が多かった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、工程調整が容易であり、工費を削減でき、施工性や安全性に優れたアースアンカーの打設方法を提供することである。
前述した目的を達成するために本発明は、地盤に山留壁を構築する工程(a)と、前記山留壁のアンカー貫通孔よりも上方の地盤から、前記山留壁を貫通するように斜め方向にアンカー孔を削孔する工程(b)と、前記アンカー孔にアンカー鋼材を挿入してグラウト材を注入する工程(c)と、を具備することを特徴とするアースアンカーの打設方法である。
本発明では、山留壁のアンカー貫通孔よりも上方の地盤から山留壁を貫通するように斜め方向にアンカー孔を削孔するため、アンカー盤を構築する必要がなく、工費削減や工期短縮が可能となる。また、工種の混在がなくなるため、工程調整が容易となる。本発明では、工程(b)以降を必要に応じて繰り返すことにより、複数のアースアンカーを効率良く施工できる。
本発明では、前記工程(c)の後に、掘削側の前記地盤を掘削し、前記山留壁の掘削側にブラケットおよび腹起こしを設置する工程(d)と、前記アンカー鋼材を緊張して、前記腹起こしに取り付けた定着部材に定着させる工程(e)と、をさらに具備してもよい。
工程(c)の後に、地盤を掘削してブラケットや腹起こしを設置すれば、ノロ混じりの削孔水がブラケットや腹起こしにこびりつくことがないため、手作業で削孔水を除去する必要がない。
また、本発明では、前記工程(b)と前記工程(c)との間に、掘削側の前記地盤を掘削し、前記山留壁の掘削側にブラケットおよび腹起こしを設置する工程(f)を、前記工程(c)の後に、前記アンカー鋼材を緊張して、前記腹起こしに取り付けた定着部材に定着させる工程(g)を、さらに具備してもよい。
この場合、前記工程(b)で、前記アンカー孔の前記山留壁付近の位置にパッカを設置して前記アンカー孔に泥水を充填してもよい。
工程(b)でアンカー孔にケーシングを残置して削孔水の管理をし、工程(b)と工程(c)との間に、地盤を掘削してブラケットや腹起こしを設置すれば、ノロ混じりの削孔水がブラケットや腹起こしにこびりつくことがないため、手作業で削孔水を除去する必要がない。工程(b)でアンカー孔にパッカを設置すれば、削孔水を確実に管理できる。
本発明では、前記アンカー孔の少なくとも一部に曲がり区間が設けられる場合がある。
アンカー孔に曲がり区間を設ければ、アースアンカー打設用のバックヤードが狭い場合にも施工可能である。
本発明では、工程(b)で削孔する前記アンカー孔が複数であってもよい。
工程(b)で複数のアンカー孔を削孔すれば、工程(b)以降の工程の繰り返し回数を減らすことができる。
本発明によれば、工程調整が容易であり、工費を削減でき、施工性や安全性に優れたアースアンカーの打設方法を提供できる。
地盤1に山留壁3を打設する工程を示す図 アースアンカー14を打設する工程を示す図 地盤1を掘削してアースアンカー14を完成する工程を示す図 第2の実施の形態における各工程を示す図 アンカー孔11aに曲がり区間を設けた例を示す図 アースアンカー14を2段ずつ施工する例を示す図 地盤101に山留壁103とアースアンカー131を設置するための一般的な手順を示す図
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。図1は、地盤1に山留壁3を打設する工程を示す図、図2は、アースアンカー14を打設する工程を示す図である。図2(a)は、地盤1の垂直断面図を、図2(b)は、図2(a)に示す矢印Aの方向から見た図を示す。
図1に示す工程では、地盤1に山留壁3を打設する。山留壁3は、例えば、図2(b)に示すように、地盤1に削孔した溝に芯材9を建込み、ソイルセメントを注入して形成される。
図2(a)に示す工程では、山留壁3のアンカー貫通孔4よりも上方の掘削側33の地盤1から、削孔機5およびケーシング23を用いて、山留壁3を貫通するように斜め方向にアンカー孔11を削孔する。削孔機5は、ロータリー式削孔機、ロータリーパーカッション式削孔機、ロータリー式削孔機にダウンザホールハンマーを取り付けたパーカッション式削孔機等とし、地盤1の条件や施工条件に応じて選定する。アンカー孔11の直径は、90〜165mm程度とする。
図2(b)に示すように、アンカー孔11は、アンカー貫通孔4が山留壁3の芯材9の間を通るように削孔される。その後、アンカー孔11にアンカー鋼材7を挿入し、グラウト材13を注入する。
図3は、地盤1を掘削してアースアンカー14を完成する工程を示す図である。図3(a)は、地盤1を掘削する工程を示す図、図3(b)はアースアンカー14を完成する工程を示す図である。
図3(a)に示す工程では、アンカー孔11の端部付近にグラウト材13を入れる。さらにアンカー孔11の端部近傍にグラウト材を加圧注入してアンカー体31を形成して、ケーシング23を引き抜く。そして、山留壁3の掘削側33の地盤1を所定の深さまで掘削し、山留壁3の掘削側33の面を露出させる。
図3(b)に示す工程では、山留壁3の掘削側33の面にブラケット15を溶接し、ブラケット15に腹起こし17を設置する。さらに、腹起こし17に定着部材19を取り付ける。そして、アンカー体31の硬化後、アンカー鋼材7を緊張し、定着具21を用いてアンカー鋼材7の頭部を定着部材19に定着して、1段目のアースアンカー14を完成する。
1段目のアースアンカー14を完成した後、アースアンカー14の下方の地盤1にアンカー孔11を削孔し、アンカー孔11にアンカー鋼材7を挿入してグラウト材13を注入し、山留壁3の掘削側33の地盤1を掘削し、アンカー鋼材7を緊張してアースアンカー14を完成する手順を繰り返して、所定の段数のアースアンカー14を完成する。2段目以降のアンカー孔11も、山留壁3のアンカー貫通孔4よりも上方の掘削側33の地盤1から、削孔機5およびケーシング23を用いて、山留壁3を貫通するように斜め方向に削孔する。
このように、第1の実施の形態では、山留壁3のアンカー貫通孔4よりも上方の地盤1から山留壁3を貫通するように斜め方向にアンカー孔11を削孔するため、アンカー盤を構築する必要がない。また、アンカー孔11にアンカー鋼材7を挿入してグラウト材13を注入した後に、掘削側33の地盤1を掘削し、山留壁3の掘削側33の面を露出させてブラケット15や腹起こし17を設置するため、ノロ混じりの削孔水がブラケット15や腹起こし17にこびりつくことがなく、手作業で削孔水を除去する必要がない。さらに、工種の混在がなくなるため、工程調整が容易となる。これらのことから、工費削減や工期短縮が可能となる。
次に、第2の実施の形態について説明する。図4は、第2の実施の形態における各工程を示す図である。図4(a)は、地盤1に山留壁3を打設してアンカー孔11を削孔する工程を示す。図4(b)は、山留壁3にブラケット15および腹起こし17を設置する工程を示す。図4(c)は、アースアンカー14を完成する工程を示す図である。
図4(a)に示す工程では、地盤1に山留壁3を打設する。そして、山留壁3のアンカー貫通孔4よりも上方の掘削側33の地盤1から、図示しない削孔機およびケーシングを用いて、山留壁3を貫通するように斜め方向にアンカー孔11を削孔し、ケーシングを撤去する。アンカー孔11には、山留壁3付近の位置にパッカ25が設置される。パッカ25の奥に泥水27を充填すれば、ケーシングを撤去してもアンカー孔11の孔壁が安定する。
図4(b)に示す工程では、山留壁3の掘削側33の地盤1を所定の深さまで掘削し、山留壁3の掘削側33の面を露出させる。そして、山留壁3の掘削側33の面にブラケット15を溶接し、ブラケット15に腹起こし17を設置する。
図4(c)に示す工程では、アンカー孔11にアンカー鋼材7を挿入し、グラウト材13を注入する。その後、アンカー孔11の端部付近にグラウト材13を加圧注入してアンカー体31を形成する。次に、腹起こし17に定着部材19を取り付ける。そして、アンカー体31の硬化後、アンカー鋼材7を緊張し、定着具21を用いてアンカー鋼材7の頭部を定着部材19に定着して、1段目のアースアンカー14を完成する。
1段目のアースアンカー14を完成した後、アースアンカー14の下方の地盤1にアンカー孔11を削孔してケーシング23を残置した状態で山留壁3の掘削側33の地盤1を掘削し、アンカー孔11にアンカー鋼材7を挿入してグラウト材13を注入し、アンカー鋼材7を緊張してアースアンカー14を完成する手順を繰り返して、所定の段数のアースアンカー14を完成する。2段目以降のアンカー孔11も、山留壁3のアンカー貫通孔4よりも上方の掘削側33の地盤1から、削孔機5およびケーシング23を用いて、山留壁3を貫通するように斜め方向に削孔する。
このように、第2の実施の形態では、山留壁3のアンカー貫通孔4よりも上方の地盤1から山留壁3を貫通するように斜め方向にアンカー孔11を削孔するため、アンカー盤を構築する必要がない。また、アンカー孔11の山留壁3付近にパッカ25を設置した状態で掘削側33の地盤1を掘削し、山留壁3の掘削側33の面にブラケット15や腹起こし17を設置するため、ノロ混じりの削孔水がブラケットや腹起こしにこびりつくことがなく、手作業で削孔水を除去する必要がない。さらに、工種の混在がなくなるため、工程調整が容易となる。これらのことから、工費削減や工期短縮が可能となる。
第1および第2の実施の形態では、アンカー孔11を真直ぐに削孔するため広いバックヤードが必要であるが、アースアンカー工法を採用する工事ではバックヤードを十分に確保できる場合が多い。アースアンカー打設用のバックヤードが狭い場合には、アンカー孔に少なくとも一部に曲がり区間を設けて施工してもよい。
図5は、アンカー孔11aに曲がり区間を設けた例を示す図である。図5に示す例では、地盤1に山留壁3を打設した後、山留壁3のアンカー貫通孔4aよりも上方の掘削側33の地盤1から、削孔機5aおよびケーシング29を用いて、山留壁3を貫通するように斜め方向にアンカー孔11aを削孔する。このとき、山留壁3の掘削側33のアンカー孔11aに曲がり区間を設ける。山留壁3の背面側のアンカー孔11aは真直ぐとする。
その後、第1の実施の形態と同様に、アンカー孔11aにアンカー鋼材7aを挿入してグラウト材13aを注入し、掘削側33の地盤1を掘削して山留壁3の掘削側33の面にブラケットおよび腹起こしを設置した後、アンカー鋼材を緊張して腹起こしに取り付けた定着部材に定着させる。
または、第2の実施の形態と同様に、アンカー孔11aからケーシング29を撤去しパッカを設置して削孔水を管理しつつ掘削側33の地盤1を掘削し、山留壁3の掘削側33の面にブラケットや腹起こしを設置した後、アンカー孔11aにアンカー鋼材7aを挿入してグラウト材13aを注入し、アンカー鋼材を緊張して腹起こしに取り付けた定着部材に定着させてもよい。
第1および第2の実施の形態では、アースアンカー14を1段ずつ施工したが、アースアンカー14を複数段ずつ施工してもよい。図6は、アースアンカーを2段ずつ施工する例を示す図である。図6(a)は、地盤1に山留壁3を打設してアンカー孔11bを削孔する工程を示す。図6(b)は、山留壁3の掘削側33の地盤1を掘削する工程を示す。
図6(a)に示す工程では、地盤1に山留壁3を打設する。そして、山留壁3のアンカー貫通孔4bよりも上方の掘削側33の地盤1から、図示しない削孔機およびケーシングを用いて、山留壁3を貫通するように斜め方向に2段のアンカー孔11bを削孔する。2段のアンカー孔11bにはそれぞれ山留壁3付近の位置にパッカ25bが設置される。
図6(b)に示す工程では、山留壁3の掘削側33の地盤1を1段目のアンカー孔11bのアンカー貫通孔4bが露出する深さまで掘削し、山留壁3の掘削側33の面を露出させて、第2の実施の形態と同様の手順で1段目のアースアンカー14bを完成する。その後、山留壁3の掘削側33の地盤1を2段目のアンカー孔11bのアンカー貫通孔4bが露出する深さ(点線で示す深さ)まで掘削し、山留壁3の掘削側33の面を露出させて、第2の実施の形態と同様の手順で2段目のアースアンカーを完成する。1段目および2段目のアースアンカーを完成した後、第2の実施の形態と同様の手順を繰り返して、3段目以降のアースアンカーを施工する。
図6に示すように複数のアンカー孔をまとめて掘削すれば、アンカー孔11bの削孔工程の繰り返し回数を減らすことができる。図6に示す例では、2段のアンカー孔をまとめて掘削したが、3段以上のアンカー孔を掘削した後、アースアンカーを施工してもよい。
図6では、2段のアンカー孔を掘削した後、第2の実施の形態と同様の手順でアースアンカーを施工したが、第1の実施の形態と同様の手順でアースアンカーを施工してもよい。第1の実施の形態と同様の手順でアースアンカーを施工すると、2段の山留壁3の掘削側33の地盤1を掘削する際に下段のアンカー鋼材が長く露出して邪魔になる場合があるが、その都度適切な長さに切断すればよい。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………地盤
3………山留壁
5………削孔機
7、7a………アンカー鋼材
11、11a、11b………アンカー孔
13………グラウト材
14、14b………アースアンカー
15………ブラケット
17………腹起こし
19………定着部材
21………定着具
23、29………ケーシング
25、25b………パッカ
27………泥水
31………アンカー体














Claims (6)

  1. 地盤に山留壁を構築する工程(a)と、
    前記山留壁のアンカー貫通孔よりも上方の地盤から、前記山留壁を貫通するように斜め方向にアンカー孔を削孔する工程(b)と、
    前記アンカー孔にアンカー鋼材を挿入してグラウト材を注入する工程(c)と、
    を具備することを特徴とするアースアンカーの打設方法。
  2. 前記工程(c)の後に、
    掘削側の前記地盤を掘削し、前記山留壁の掘削側にブラケットおよび腹起こしを設置する工程(d)と、
    前記アンカー鋼材を緊張して、前記腹起こしに取り付けた定着部材に定着させる工程(e)と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のアースアンカーの打設方法。
  3. 前記工程(b)と前記工程(c)との間に、
    掘削側の前記地盤を掘削し、前記山留壁の掘削側にブラケットおよび腹起こしを設置する工程(f)を、
    前記工程(c)の後に、
    前記アンカー鋼材を緊張して、前記腹起こしに取り付けた定着部材に定着させる工程(g)を、
    さらに具備することを特徴とする請求項1記載のアースアンカーの打設方法。
  4. 前記工程(b)で、前記アンカー孔の前記山留壁付近の位置にパッカを設置して前記アンカー孔に泥水を充填することを特徴とする請求項3記載のアースアンカーの打設方法。
  5. 前記アンカー孔の少なくとも一部に曲がり区間が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のアースアンカーの打設方法。
  6. 前記アンカー孔が複数であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のアースアンカーの打設方法。
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