JP2016216396A - 添付シート、及び添付シートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、皮膚5に添付して使用される添付シート10である。体液が通過可能な袋体1と、充填材2と、皮膚5と接触させるために袋体1の外面17に形成された接触層3とを備える。接触層3は温感刺激成分を含有する。
【選択図】図1
Description
カバー本体18:シンワ株式会社製
シール材4:株式会社ユメックス製
吸収成分として50質量部のデキストリンと40質量部の可溶性澱粉、酸性成分として5質量部の木酢液、3質量部の天然塩(塩化ナトリウムや塩化マグネシウムなどのミネラル塩を含む粉末)、1質量部のヨモギの粉末、0.5質量部の甘草エキス、及び0.5質量部のウコンの粉末を均一に混合し、これを乾燥粉末にして充填材2を調製した。
樹脂成分として100質量部のウレタン系樹脂(大阪印刷インキ製造(株)製GV不織布;20質量%+大阪印刷インキ製造(株)製GV不織布インキ用メジウム;80質量%)、10質量部の硬化剤(大阪印刷インキ製造(株)製硬化剤M、化合物名;イソシアネート)、30質量部の希釈剤(大阪印刷インキ(株)社製GV不織布用#2溶剤、トルエン含有剤)、及び温感刺激成分として8質量部のバニリルブチルエーテル(高砂香料(株)製)を混合して塗料を調製した。この塗料をグラビア印刷機((株)日東グラビア製)に供し、カバー本体18の片面に塗料を印刷した。そして印刷された塗料を硬化させることで接触層3が設けられたカバー材12を作製した。カバー本体18に塗料を塗布する際、塗料の塗布量が1m2のカバー本体18に対して4gとなるように、予め印刷版に模様を作製した。そして、カバー材12の外周縁14とベースシート13の外周縁16とを加熱加圧ロールにより一体にしつつ内部に充填材2を内包させることで袋体1を作製した。この袋体1のベースシート13をシール材4における粘着層42の一部と接着させて添付シート10を作製した。
2質量部のバニリルブチルエーテルを配合した以外は、実施例1と同様にして添付シート10を作製した。
6質量部のバニリルブチルエーテルを配合した以外は、実施例1と同様にして添付シート10を作製した。
140質量部の希釈剤(大阪印刷インキ製造(株)製GV不織布用#2溶剤)及び8質量部のバニリルブチルエーテルを混合して塗料を調製し、霧吹き器で塗料をカバー本体18に塗布した以外は、実施例1と同様にして添付シート10を作製した。
樹脂成分として100質量部の酢酸ビニルウレタン系樹脂(東洋インキ(株)製VMハードナー;75質量%+東洋インキ(株)製R金Tメジウム;25質量%)、3質量部の希釈剤(東洋インキ(株)製LP溶剤SC、トルエン含有シンナー)、及び温感刺激成分として6質量部のバニリルブチルエーテルを混合して塗料を調製した。これ以外は実施例1と同様にして添付シート10を作製した。
8質量部のバニリルブチルエーテルを配合した以外は、実施例2と同様にして添付シート10を作製した。
12質量部のバニリルブチルエーテルを配合した以外は、実施例2と同様にして添付シート10を作製した。
15質量部のバニリルブチルエーテルを配合した以外は、実施例2と同様にして添付シート10を作製した。
2質量部のバニリルブチルエーテルを配合した以外は、実施例2と同様にして添付シート10を作製した。
103質量部の希釈剤(東洋インキ(株)製LP溶剤SC)、及び15質量部のバニリルブチルエーテルを混合して塗料を調製し、霧吹き器で塗料をカバー本体18に塗布した以外は、実施例2と同様にして添付シート10を作製した。
実施例1−5及び比較例1、2、4の各々の添付シート10に対して5人のモニターで得られた温感刺激を下記判定基準に準じて評価した。添付シート10による温感刺激を評価する際、添付シート10をモニターの足裏に3時間添付した。
×:温感刺激を感じたのが1名以下であった。
△:温感刺激を感じたのが2〜3名であった。
○:温感刺激を感じたのが4名であった。
◎:温感刺激を感じたのがモニター全員であった。
実施例1−5及び比較例1−5の各々の添付シート10における温感刺激成分の拡散度合を評価した。内包されている充填材2の乾燥重量に対し、体液の代わりに、2倍質量の生理食塩水(食塩濃度0.9w/v%)を接触層3の上方から滴下して充填材2に吸収させた。次に、接触層3をポリエチレンフィルムで覆ってから各添付シート10を37℃の恒温室内で6時間静置させた。次に各添付シート10から充填材2を取り出し、その充填材2の各湿重量を測定した。次に、各充填材2をゆっくり撹拌してから1gを取り出し、それぞれに20mlの蒸留水を加えて十分に分散させた。この分散液にヘキサン1mlを添加して十分に混合させた。その後、この混合液を水溶液とヘキサン液とに分離させ、このヘキサン液だけを取り出してガスクロマトグラフィーに供した。ガスクロマトグラフィーで得られた結果に基いて下記拡散率(%)を算出し、拡散率が10%以下の場合を○とし、それ以外を×とした。
分散率(%)=[1−{(A−B)/A}]×100
ここで、Aは使用前の接触層3における温感刺激成分の量(g)であり、Bは生理食塩水を吸収した充填材2における温感刺激成分の量(g)である。
実施例1−5は、比較例1、2、4に比べて良好な温感刺激を得ることが示された。また、樹脂成分を含有していない比較例3、5は、他の例と比べて温感刺激成分が充填材2に拡散する傾向が見出された。
1 袋体
17 外面
2 充填材
3 接触層
5 皮膚
実施例1−5及び比較例1−5の各々の添付シート10における温感刺激成分の拡散度合を評価した。内包されている充填材2の乾燥重量に対し、体液の代わりに、2倍質量の生理食塩水(食塩濃度0.9w/v%)を接触層3の上方から滴下して充填材2に吸収させた。次に、接触層3をポリエチレンフィルムで覆ってから各添付シート10を37℃の恒温室内で6時間静置させた。次に各添付シート10から充填材2を取り出し、その充填材2の各湿重量を測定した。次に、各充填材2をゆっくり撹拌してから1gを取り出し、それぞれに20mlの蒸留水を加えて十分に分散させた。この分散液にヘキサン1mlを添加して十分に混合させた。その後、この混合液を水溶液とヘキサン液とに分離させ、このヘキサン液だけを取り出してガスクロマトグラフィーに供した。ガスクロマトグラフィーで得られた結果に基いて下記拡散率(%)を算出し、拡散率が10%以下の場合を○とし、それ以外を×とした。
拡散率(%)=[1−{(A−B)/A}]×100
ここで、Aは使用前の接触層3における温感刺激成分の量(g)であり、Bは生理食塩水を吸収した充填材2における温感刺激成分の量(g)である。
Claims (4)
- 皮膚に添付して使用される添付シートであって、
体液が通過可能な袋体と、
前記袋体に収容されている充填材と、
前記皮膚と接触させるために前記袋体の外面に形成された接触層とを備え、
前記充填材は前記袋体を通過した前記体液を吸収するための吸収成分を含有し、
前記接触層は前記皮膚に温感刺激を付与するための温感刺激成分を含有する
ことを特徴とする添付シート。 - 前記温感刺激成分はバニリルブチルエーテルであることを特徴とする請求項1に記載の添付シート。
- 前記接触層は酢酸ビニルウレタン系樹脂を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の添付シート。
- 前記接触層は前記温感刺激成分を含有する塗料をグラビア印刷して形成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の添付シート。
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JP2001031584A (ja) * | 1999-07-22 | 2001-02-06 | Hana Kobo Sanko:Kk | 血行促進用貼付シート |
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