JP2016216160A - 容器搬送装置 - Google Patents

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勇 小笠原
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Abstract

【課題】作業効率が高く、低コストでかつより安定的な容器搬送装置を提供する。【解決手段】複数個の容器2を上下積載した状態の容器積載ユニット5を少なくとも2列以上載せて搬送可能な第一搬送手段10と、第一搬送手段10の川下側にあって、第一搬送手段10から搬送されてきた容器積載ユニット5を受け取ると共に容器積載ユニット5から1つずつ容器2を順次分離する容器分離機20と、容器分離機20から分離された容器2を載せて搬送可能な第二搬送手段30と、容器分離機20に残る容器2が所定数に達したことを検知するセンサ40と、センサ40からの信号を受けて容器分離機20に最も近い容器積載ユニット5を容器分離機20に移動させるまで第一搬送手段10を駆動し、その駆動後に容器分離機20に最も近づいた容器積載ユニット5を待機位置にするまで第一搬送手段10を搬送の方向と逆方向に駆動する制御部50とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、容器を搬送する装置に関する。
食品、飲料、機械、化学品あるいは医薬品などの様々な分野において、商品を入れるための容器が用いられている。例えば、弁当の製造工場では、一般的に、御飯および各種惣菜用の小分けされた領域を有する多分画トレイの他、カレー丼や鰻重用の単一領域を有するトレイに食品を供給している。果物の製造工場では、カット果実を入れる工程でカップ型の深い容器が用いられる。また、最近では、コンビニエンスストアにて、氷入りの容器が冷凍エリアに置かれており、客が挽きたてのコーヒーを注いでアイスコーヒーを飲用する機会も多くみられている。氷入りの容器を工場で準備する場合には、その工場で深いカップに氷を入れて封をする工程がある。その他にも、例えば、カメラ、PCあるいはテレビのような多部品からなる機器の組み立て工場では、その組み立てに必要な部品を工程ごとにトレイに小分けし、効率的な組み立てを行うことが一般化している。
容器に物品を入れる工程では、事前に、多くの容器を積載しておき、1個ずつベルトコンベア上に配置することが多い(特許文献1〜5を参照)。その後、ベルトコンベアにて搬送されていく途中あるいは搬送先にて、各容器には物品を自動あるいは手動で入れられる。また、上下に積載した容器を複数個準備し、それらを回転盤あるいはベルトコンベア上に載せておき、それを間欠駆動しながら、上下積載した容器を順番に特定の場所に移動し、そこで1個ずつ容器を分離する方法も知られている(特許文献6〜8を参照)。
実開昭62−042505号公報 特開昭63−272722号公報 特開平04−055216号公報 特開平05−147618号公報 実用新案登録第3016896号公報 実開平06−067443号公報 特開平06−127696号公報 特開2006−321609号公報
しかし、上述の従来から公知の容器搬送装置には、次のような問題がある。まず、特許文献1〜5に開示される装置は上下に積載した容器を1個ずつベルトコンベア等に分離搬送させる構造を有しているため、作業者は、容器の消費状況を確認しながら、次の積載容器を特定の箇所に配置する必要がある。最近では、容器の搬送スピードが速くなってきているため、作業者は、積載容器を運ぶ作業の専任者とならざるを得ず、他の作業を兼務することが難しい。次に、特許文献6および特許文献7に開示の装置は、ロータリー式の容器搬送機を備えており、上下積載した容器を複数個容器搬送機にセットしておき、その容器搬送機を間欠駆動しながら、上下積載容器から容器を1個ずつ搬送していき、順次、次の上下積載容器から容器を1個ずつ搬送する機構を備える。しかし、ロータリー式の容器搬送機に複数個の上下積載容器を積む作業は、現場ではかならずしも容易ではない。上下積載容器を1つずつセットするのであれば、その作業は難しくないが、2つずつセットしようとすると、湾曲するレーン上へのセットは難しく、何度か位置合わせをしなければならない。
次に、特許文献8に開示の装置は、上記ロータリー式の容器搬送機を備える装置と異なり、直線状に搬送可能なベルトコンベア上に、上下積載容器を複数個並べて配置可能である。このため、特許文献8に開示の装置は、上記ロータリー式の容器搬送機を備える装置が有する上述の問題を有していない。しかし、ベルトコンベアの間欠駆動のセンシングに複数のセンサを使用しているため、装置の高コスト化を招く。さらに、ベルトコンベア上の最も川下側の上下積載容器を別の場所に移動した後、ベルトコンベアの駆動の勢いで、その手前の上下積載容器が当該別の場所に倒れる可能性もある。このような状況になると、装置を一旦停止して、作業員による手直しが必要となる。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、作業効率が高く、低コストでかつより安定的な容器の搬送を実現できる容器搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一実施の形態に係る容器搬送装置は、複数個の容器を上下積載した状態の容器積載ユニットを少なくとも2列以上載せて正搬送可能な経路長を有する第一搬送手段と、第一搬送手段の川下側にあって、第一搬送手段から搬送されてきた容器積載ユニットを受け取ると共に当該容器積載ユニットから1つずつ容器を順次分離する容器分離機と、容器分離機から分離された容器を載せて搬送可能な第二搬送手段と、容器分離機に残る容器が所定数に達したことを検知するセンサと、センサからの信号を受けて、容器分離機に最も近い容器積載ユニットを容器分離機に移動させるまで第一搬送手段を駆動し、その駆動後に、容器分離機に最も近づいた容器積載ユニットを待機位置にするまで第一搬送手段を正搬送の方向と逆方向に駆動する制御部と、を備える。
本発明の別の実施の形態に係る容器搬送装置は、さらに、制御部によって第一搬送手段を駆動し、容器分離機に最も近い容器積載ユニットを容器分離機に移動させた際に、制御部の制御の下、その移動した容器積載ユニットの側面に当接して容器分離機に整置させる当接部を備えても良い。
本発明の別の実施の形態に係る容器搬送装置は、さらに、制御部によって容器積載ユニットを正搬送する方向に第一搬送手段を駆動する際に、当接部が容器分離機にある容器積載ユニットから離れ、第一搬送手段から次の容器積載ユニットを容器分離機に移動した際に、再び容器分離機に移動してきた容器積載ユニットの側面に当接し続けるようにしても良い。
本発明の別の実施の形態に係る容器搬送装置は、また、制御部によって第一搬送手段を駆動し、容器分離機に最も近い容器積載ユニットを容器分離機に移動させる前に、容器分離機より上方にて容器積載ユニットを載置するために突出する載置台を備え、載置台は、制御部の制御の下、第一搬送手段から容器積載ユニットを受け取った後に退避し、容器積載ユニットを容器分離機に移動させるようにしても良い。
本発明の別の実施の形態に係る容器搬送装置は、また、容器分離機の上方であって、第一搬送手段から移動してきた容器積載ユニットの正搬送側に、容器積載ユニットを保持する第一壁部を備えても良い。
本発明によれば、作業効率が高く、低コストでかつより安定的な容器の搬送を実現できる容器搬送装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る容器搬送装置の概略図(1A)、搬送対象の容器の平面図(1B)および当該平面図内のX−X線断面図(1C)をそれぞれ示す。 図2は、図1の容器搬送装置の平面図を示す。 図3は、図2の容器搬送装置の正面図を示す。 図4は、図1の制御部およびそれと信号の送受信を行う各種構成部の概略図を示す。 図5は、図3のセンサが容器分離機上のトレイの残量が少なくなったことを検知する前(5A)および検知した際(5B)の各状況をそれぞれ示す。 図6は、図5(5B)の状態から次の容器積載ユニットの移動準備に入る状況(6A)および当該次の容器積載ユニットが第一搬送手段から容器分離機の上方位置に搬送される状況(6B)をそれぞれ示す。 図7は、図6(6B)の状態から、当接竿を容器積載ユニットに当接させて第一搬送手段を逆搬送させる状況(7A)および容器分離機上方の容器積載ユニットを容器分離機に落下させる状況(7B)をそれぞれ示す。 図8は、図5のセンサによるセンシング以降の各種動作のパターンであって、(8A)はセンシングから第一搬送手段の正搬送方向の駆動までのパターンを、(8B)は容器積載ユニットを容器分離機上方位置に搬送後の動作のパターンを、それぞれ示す。
次に、本発明に係る容器搬送装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を限定するものではなく、また、実施の形態の中で説明されている諸要素およびその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。
1.定義
本願における「容器」は、その一方の面に開口する器であって開口側と反対の底部を別の容器の開口部に挿入可能であれば、カップのように開口面から内底面までの高さが比較的大きな形態であるか、トレイのように当該高さが比較的小さな形態であるかを問わない。また、容器の開口面側が複数の領域に小分けされている場合に、その容器の底面が当該複数の領域に対応して底方向に突出しているか否かも問わない。また、「容器積載ユニット」は、1つの容器の開口面側にもう1つの容器の底部を重ねるように複数の容器を順に上下積載して構成されるものを意味し、積載数を問わない。
2.容器搬送装置
図1は、本発明の実施の形態に係る容器搬送装置の概略図(1A)、搬送対象の容器の平面図(1B)および当該平面図内のX−X線断面図(1C)をそれぞれ示す。
(1)装置の概略構成
この実施の形態に係る容器搬送装置1は、トレイ(容器の一例)2をストックしながら、トレイ2を1枚ずつ分離して搬送する装置である。容器搬送装置1は、第一搬送手段10と、容器分離機20と、第二搬送手段30と、センサ40と、制御部50と、を少なくとも備える。
第一搬送手段10は、複数個のトレイ2を上下積載した状態の容器積載ユニット5を少なくとも2列以上載せて直線的に正搬送可能な経路長を有する装置である。容器分離機20は、第一搬送手段10の川下側にあって、第一搬送手段10から搬送されてきた容器積載ユニット5を受け取ると共にその受け取った容器積載ユニット5から1つずつトレイ2を順次分離する装置である。第二搬送手段30は、容器分離機20から分離されたトレイ2を載せて搬送可能な装置である。センサ40は、容器分離機20の上方に存在するトレイ2が所定数に達したことを検知する機器である。制御部50は、センサ40からの信号を受けて、容器分離機20に最も近い容器積載ユニット5を容器分離機20に移動させるまで第一搬送手段10を駆動し、その駆動後に、容器分離機20に最も近づいた容器積載ユニット5を待機位置にするまで第一搬送手段10を正搬送の方向と逆方向に駆動する機能を少なくとも有する装置である。
第一搬送手段10は、容器積載ユニット5を複数列積載した状態にて図1(1A)のA方向(正搬送の方向)に駆動可能な手段であって、好適にはベルトコンベアである。ただし、ベルトコンベア以外の第一搬送手段10として、例えば、ローラコンベアを用いても良い。容器分離機20は、第一搬送手段10の川下側であって第一搬送手段10の搬送面より下方位置に配置される。第二搬送手段30は、容器分離機20の下方に配置され、図1(1A)のB方向に駆動可能であってトレイ2を1枚ずつ搬送可能な手段であり、好適にはベルトコンベアである。ただし、ベルトコンベア以外の第二搬送手段30として、例えば、ローラコンベアを用いても良い。
図1(1A)の矢印Dに示すように、容器分離機20がその上方にあるトレイ2を第二搬送手段30(矢印B方向に駆動)に向けて分離供給し、トレイ2の枚数が所定枚数(例えば、10枚)になると、センサ40はそれを検知して、制御部50に信号を送る。制御部50は、第一搬送手段10をA方向に一定距離だけ駆動すると、第一搬送手段10上の容器積載ユニット5は矢印C方向に移動する。その結果、容器分離機20に最も近い容器積載ユニット5は、容器分離機20に移動する。容器分離機20に移動した容器積載ユニット5のトレイ2は、容器分離機20によって第二搬送手段30上に1枚ずつ分離供給され、第二搬送手段30上を矢印E方向に搬送される。
この実施の形態では、好ましくは、当接部60を備える。当接部60は、制御部50によって第一搬送手段10を正搬送方向に駆動し、容器分離機20に最も近い容器積載ユニット5を容器分離機20に移動させた際に、制御部50の制御の下、その移動した容器積載ユニット5の側面に当接して容器分離機20に整置させる。当接部60は、好ましくは、当接竿61と、それを容器積載ユニット5の側面に対して接離両方向に駆動可能な当接駆動部62とを備える。
(2)容器の形態
この実施の形態において搬送対象となる容器は、その開口面から底部までの距離の短いトレイ2である。トレイ2は、6つの凹部3を備え、例えば、生つくねなどの食品を入れるのに好適な形態を有する。ただし、凹部3の数、大きさ、形状等は、これに限定されない。また、凹部3に入れる対象物は、生つくねに限定されるものでもなく、他の肉類、野菜、果実、炭水化物など、いかなる食品でも良く、さらには、飲料、氷、あるいは電子部品でも良い。
(3)各構成部の詳細
図2は、図1の容器搬送装置の平面図を示す。図3は、図2の容器搬送装置の正面図を示す。図2および図3では、図1に示す概略図を実体に近い形態で示す。このため、第二搬送手段の搬送方向、第一搬送手段上の容器積載ユニットの数などの細部において、図2および図3に示す形態は、図1に示す形態と異なる。
(第一搬送手段およびその付属部)
第一搬送手段10は、好ましくは、架台15上に配置され、一方向に長い直線的な搬送路を有しており、その搬送路上に複数列の(ここでは、6列の)容器積載ユニット5を並べて載置可能な形態を有する。第一搬送手段10は、容器分離機20に向かって容器積載ユニット5を移動する方向(正搬送の方向)とその逆方向の両方向に駆動可能である。第一搬送手段10は、好ましくは、その幅方向片側に、容器積載ユニット5の側面を保持可能な側面保持壁11を備える。作業員は、側面保持壁11と反対側(図3の紙面裏側)から容器積載ユニット5を第一搬送手段10に載置することができる。このとき、側面保持壁11は、容器積載ユニット5を支え、第一搬送手段10から作業員の反対側へと落ちないようにする役割を有する。
(容器分離機およびその付属部)
容器分離機20は、その上方に積まれた容器積載ユニット5からトレイ2を1枚ずつ分離して下方搬送する(「落下させる」ともいう)機器である、トレイ2を1枚ずつ分離する方法は、特に制約されるものではなく、下方のシャッターの開閉によって最下位のトレイ2を下方に落下させるシャッター方式、容器分離機20の下方に吸盤を備え、最下位のトレイ2を吸盤で下方に引っ張る吸盤方式など、公知のいずれの方式を用いるものでも良い。容器分離機20は、配線25を介して制御部50と接続されており、制御部50の制御の下、トレイ2の分離供給駆動を行う。このような駆動により、容器分離機20上の容器積載ユニット5は、矢印D方向に徐々に低くなる。
容器分離機20は、好ましくは、その上方であって、第一搬送手段10から移動してきた容器積載ユニット5の少なくとも正搬送側に、容器積載ユニット5を保持する第一壁部21を備える。この実施の形態では、第一壁部21は、容器分離機20上の容器積載ユニット5の正搬送側のみならず、第一搬送手段10の幅方向両側にも延出させた平面視にて略コの字形状の壁を備える。この結果、第一搬送手段10から容器分離機20上に搬送されてきた容器積載ユニット5は、上方から見て第一搬送手段10の方向以外の3方向いずれの方向にも過度な移動を妨げられ、当該3方向いずれの方向にも倒れにくくなる。
(センサ)
センサ40は、好ましくは、第一搬送手段10の搬送面より低く、かつ容器分離機20より上方の位置に1個配置され、容器分離機20上のトレイ2の残り枚数が少なくなったことを検知可能な検知器である。センサ40は、容器積載ユニット5を挟んで反対側(図3の紙面裏側)の受光器に向かって赤外線などの光を発する方式のもの、トレイ2に向かって発光してトレイ2にて反射した光を受光する方式のもの、あるいは容器積載ユニット5を挟んで反対側の反射板に向かって発光してそこで反射した光を受光する方式のものの他、超音波方式等、トレイ2の残余を検知可能であれば如何なる方式のものでも良い。なお、センサ40を発光部と受光部とから構成する場合にも、センサ40は1個備えられることを意味する。センサ40は、配線45を介して制御部50と接続されており、トレイ2が残り少なくなったことを示す検知信号を制御部50に送る。
(当接部)
当接部60は、第一搬送手段10の川下側の端部近傍であって、容器分離機20の近傍に配置されており、より具体的には、第一搬送手段10と、それに対して略直角に延出する後述の第二搬送手段30との交差点付近に配置されている。当接部60は、当接駆動部62内にエアーコンプレッサー(不図示)からの空気圧を与えることによって、当接駆動部62の内部からレバー63を出し入れし、レバー63に接続する当接竿61を容器積載ユニット5の側方角部に向かって接離可能な機器である。当接駆動部62は、制御部50の制御の下、エアー供給用チューブ64からの高圧空気の供給を受けて、空気圧を利用して当接竿61の出し入れを行う。当接竿61は、好ましくは、容器分離機20上に移動してきた容器積載ユニット5の高さと同一若しくはそれ以上の長さを有する。容器積載ユニット5の側部を上下方向に亘って確実に押さえる必要からである。
当接部60は、好ましくは、第一搬送手段10の停止中、容器分離機20にある容器積載ユニット5の側面(この実施の形態では、特に、角部)に当接し続ける。制御部50は、容器積載ユニット5を正搬送する方向に第一搬送手段10を駆動する前に、容器分離機20にある容器積載ユニット5から離れ、第一搬送手段10から次の容器積載ユニット5を容器分離機20に移動した際に、再び容器分離機20に移動してきた容器積載ユニット5の側面に当接し続けるように、当接竿61を駆動させる。
(容器保持部およびその付属部)
容器分離機20を挟んで第一搬送手段10の反対側には、容器保持部70が配置されている。容器保持部70は、制御部50によって第一搬送手段10を駆動し、容器分離機20に最も近い容器積載ユニット5を容器分離機20に移動させる前に、容器分離機20の上方にて容器積載ユニット5を載置するために突出する載置台76を備える。載置台76は、制御部50の制御の下、第一搬送手段10から容器積載ユニット5を受け取った後に退避する。その結果、載置台76上にあった容器積載ユニット5は、容器分離機20に移動する。容器保持部70は、配線75を介して制御部50と接続されており、制御部50の制御の下、載置台76を容器分離機20の上方に向かって突出させ、その後に退避させる。
(第二搬送手段およびその付属部)
第二搬送手段30は、好ましくは、架台35上に配置され、一方向に長い直線的な搬送路を有する。第二搬送手段30は、その搬送路上に複数のトレイ2を並べて、矢印E方向に搬送可能な形態を有する。第二搬送手段30は、最低限、容器分離機20から離れる方向にトレイ2を移動するように駆動可能であれば良いが、トラブル時に逆搬送可能に構成されていても良い。第二搬送手段30は、この実施の形態では、第一搬送手段10と略直角に配置されているが、容器分離機20からトレイ2を受け取ることのできる位置に搬送路を備える限り、その配置方向が限定されるものではなく、例えば、第一搬送手段10と同方向にトレイ2を搬送可能に配置されていても良い。
(制御部)
図4は、図1の制御部およびそれと信号の送受信を行う各種構成部の概略図を示す。
制御部50は、センサ信号受信部51と、第一搬送手段間欠駆動制御部52と、当接駆動制御部53と、載置台駆動制御部54と、第二搬送手段駆動制御部55と、容器分離機駆動制御部56と、メモリ57と、入力部58と、出力部59と、を備える。センサ信号受信部51、第一搬送手段間欠駆動制御部52、当接駆動制御部53、載置台駆動制御部54、第二搬送手段駆動制御部55および容器分離機駆動制御部56は、制御部50を機能的に表示しており、ハードウェアとしてのCPUあるいはマイクロコンピュータと、ソフトウェアとしてのメモリ57内のコンピュータプログラムとの協働によって各種処理を実行する部位である。
センサ信号受信部51は、センサ40からの信号(容器分離機20上のトレイ2が残り少なくなったことを意味する信号)を受信する構成部である。センサ40の検知部位より容器積載ユニット5の最上位が低くなったときに、センサ信号受信部51は、センサ40から信号を受信する。ここで、「センサ40から信号を受信する」の意味は、文字通りに信号を受信する意味のみならず、今まで信号を受信できたが、センサ40から信号を受信しなくなる場合も含むように広義に解釈される。このため、センサ40の検知部位より容器積載ユニット5の最上位が上にある場合には、センサ40は制御部50に対して継続的に信号を送信していたが、センサ40の検知部位より容器積載ユニット5の最上位が低くなったときに、センサ40から制御部50への信号の送信が停止する場合にも、センサ信号受信部51がセンサ40から信号を受信すると称する。
第一搬送手段間欠駆動制御部52は、センサ信号受信部51の信号受信後に、第一搬送手段10を駆動可能な第一搬送手段駆動部(例えば、モータ)10aに対して正搬送方向への駆動を指示する構成部である。また、第一搬送手段間欠駆動制御部52は、第一搬送手段10を正搬送方向に駆動後、所定時間後若しくは所定ステップ後に、第一搬送手段駆動部10aに対してその反対方向に第一搬送手段10を駆動させるよう指示する構成部である。
当接駆動制御部53は、センサ信号受信部51の信号受信後および第一搬送手段10の正搬送方向への駆動完了後に、当接駆動部62に対して空気圧を調節するようにエアーコンプレッサー62aのバルブの開閉を切り替える信号を送る構成部である。具体的には、センサ信号受信部51の信号受信後、当接駆動制御部53は、エアーコンプレッサー62aから当接駆動部62への空気圧を調節して、当接竿61を容器積載ユニット5の側面から離す。また、第一搬送手段10の正搬送方向への駆動完了後、当接駆動制御部53は、エアーコンプレッサー62aから当接駆動部62への空気圧を調節して、当接竿61を容器積載ユニット5の側面に向かって接する方向に駆動する。なお、上述の「第一搬送手段10の正搬送方向への駆動完了後に」に代えて、「センサ信号受信部51の信号受信後から所定時間後に」あるいは「第一搬送手段10を正搬送方向と逆方向に駆動後に」としても良い。
載置台駆動制御部54は、容器保持部70内の載置台駆動部70aに信号を送り、載置台76を容器分離機20の上方に向かって突出させ、その後、容器保持部70内に退避させる構成部である。具体的には、載置台駆動制御部54は、センサ信号受信部51の信号受信後、載置台駆動部70aに信号を送り、載置台76を容器分離機20の上方に突出させ、第一搬送手段10から移動してくる容器積載ユニット5の受取り待機状態とする。また、載置台駆動制御部54は、第一搬送手段10の正搬送方向への駆動完了後、載置台駆動部70aに信号を送り、載置台76を容器分離機20の上方から退避させ、第一搬送手段10から移動してきた容器積載ユニット5を容器分離機20へと落下移動させる。なお、上述の「センサ信号受信部51の信号受信後」に代えて、「当接竿61を容器積載ユニット5の側面から離した後」としても良い。さらに、上述の「第一搬送手段10の正搬送方向への駆動完了後に」に代えて、「第一搬送手段10を正搬送方向と逆方向に駆動後に」としても良い。
第二搬送手段駆動制御部55は、第二搬送手段30を駆動可能な第二搬送手段駆動部(例えば、モータ)30aに対して駆動を指示する構成部である。第二搬送手段30は、最低限、正搬送方向に駆動できれば良い。このため、第二搬送手段駆動制御部55は、最低限、オン・オフ制御を可能とすれば良い。
容器分離機駆動制御部56は、容器分離機20を駆動可能な容器分離機駆動部20aに対して駆動を指示する構成部である。容器分離機20は、最低限、トレイ2の分離搬送動作を連続して行うことができれば良い。このため、容器分離機駆動制御部56は、最低限、オン・オフ制御可能とすれば良い。
メモリ57は、センサ信号受信部51、第一搬送手段間欠駆動制御部52、当接駆動制御部53、載置台駆動制御部54、第二搬送手段駆動制御部55および容器分離機駆動制御部56の制御プログラムを読み書き可能に格納可能な記憶部である。CPUは、メモリ57内の各種プログラムを読み出し、実行して、センサ信号受信部51、第一搬送手段間欠駆動制御部52、当接駆動制御部53、載置台駆動制御部54、第二搬送手段駆動制御部55および容器分離機駆動制御部56としての機能を実行する。なお、メモリ57の具体的なハードウェアとしては、RAMあるいはHDDを例示できる。
入力部58は、各種データの入力、例えば、容器搬送装置1の各駆動部の駆動条件、検知条件などの入力を可能とする構成部である。出力部59は、入力部58を通じて入力したデータ、および各種駆動条件、駆動制御プログラムなどを表示、印刷あるいは外部メモリへの書き込みなどを行うことのできる構成部である。
(4)容器搬送動作
図5は、図3のセンサが容器分離機上のトレイの残量が少なくなったことを検知する前(5A)および検知した際(5B)の各状況をそれぞれ示す。
図5(5A)に示すように、容器分離機20上の容器積載ユニット5が十分な高さを有する間は、センサ40から発する光は、容器積載ユニット5が障害となっているため、容器積載ユニット5を挟んで対向位置にある受光部41に受光されない。容器分離機20から1枚ずつ分離されたトレイ2は、矢印B方向に駆動する第二搬送手段30上に順々に落ち、矢印E方向に運ばれていく。こうして、容器積載ユニット5の高さが矢印Dに示すように徐々に低くなっていき、所定の高さに至ると、図5(5B)に示すように、センサ40からの光が受光部41に受光される。これがトリガとなって、容器搬送装置1は、次の動作に入る。
図6は、図5(5B)の状態から次の容器積載ユニットの移動準備に入る状況(6A)および当該次の容器積載ユニットが第一搬送手段から容器分離機の上方位置に搬送される状況(6B)をそれぞれ示す。
センサ40からの光が受光部41にて受光されると、制御部50による制御の下、当接竿61は、矢印Fで示すように、容器分離機20上の容器積載ユニット5の側面角部近傍に接している状態から退避する。また、その直後若しくはそれとほぼ同時に、制御部50による制御の下、載置台76は、矢印Gで示すように、容器分離機20の上方を覆う位置まで突出する。これらの動作により、第一搬送手段10から次の容器積載ユニット5を容器分離機20の上方位置に移動できる準備が整う。次に、制御部50による制御の下、第一搬送手段10が矢印Aの方向に所定距離だけ駆動し、容器積載ユニット5が矢印C方向に移動する。その結果、容器分離機20に最も近くであって第一搬送手段10上の待機位置にあった容器積載ユニット5は、載置台76上へと移動する。
図7は、図6(6B)の状態から、当接竿を容器積載ユニットに当接させて第一搬送手段を逆搬送させる状況(7A)および容器分離機上方の容器積載ユニットを容器分離機に落下させる状況(7B)をそれぞれ示す。
制御部50による制御の下、当接竿61は、矢印Hで示すように、容器分離機20上の容器積載ユニット5の側面角部近傍に当接する。その直後若しくはそれとほぼ同時に、第一搬送手段10は矢印I方向に駆動し、第一搬送手段10上の容器積載ユニット5は矢印J方向に逆搬送される。その結果、第一搬送手段10上の最も川下側にある容器積載ユニット5は、待機位置に戻される。次に、載置台76は、制御部50の制御の下、矢印Kで示すように容器保持部70内に退避する。その結果、載置台76上の容器積載ユニット5は、矢印Lで示すように、容器分離機20上に落下する。なお、第一搬送手段10の逆搬送と当接竿61の当接動作を、載置台76の退避動作より後に行っても良い。
図8は、図5のセンサによるセンシング以降の各種動作のパターンであって、(8A)はセンシングから第一搬送手段の正搬送方向の駆動までのパターンを、(8B)は容器積載ユニットを容器分離機上方位置に搬送後の動作のパターンを、それぞれ示す。
図6に基づく上述の動作は、図8(8A)のパターン1に相当する。しかし、パターン2のように、載置台76を先に突出させ、続いて、当接竿61を退避させるようにしても良い。また、図7に基づく上述の動作は、図8(8B)のパターンaに相当する。しかし、パターンbあるいはパターンcのように、第一搬送手段10の逆駆動を先に行っても良い。
3.その他の実施の形態
以上、本発明に係る容器搬送装置の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々変形を施した形態にて実施可能である。
例えば、当接部60あるいは載置台76は、必ずしも備えなくても良い。容器分離機20と第一搬送手段10の搬送面との高低差が小さい場合には、載置第76が無くても、容器積載ユニット5が第一搬送手段10から容器分離機20へとスムーズに移動できるからである。また、容器積載ユニット5の高さが低い場合には、当接部60が無くても、容器積載ユニット5が安定して容器分離機20上に保持できるからである。
当節駆動部62は、空気圧で当接竿61を駆動しているが、電動で当接竿61を駆動するようにしても良い。また、載置台76は、電動で駆動されているが、空気圧で駆動されても良い。センサ40からの光を受光する受光部41に代えて、反射板を用いても良い。その場合、センサ40は、発光部のみならず、反射板にて反射された光を受光する受光部も備える。
本発明は、容器の搬送工程に利用できる。
1 容器搬送装置
2 トレイ(容器の一例)
5 容器積載ユニット
10 第一搬送手段
20 容器分離機
21 第一壁部
30 第二搬送手段
40 センサ
50 制御部
60 当接部
76 載置台

Claims (5)

  1. 複数個の容器を上下積載した状態の容器積載ユニットを少なくとも2列以上載せて直線的に正搬送可能な経路長を有する第一搬送手段と、
    前記第一搬送手段の川下側にあって、前記第一搬送手段から搬送されてきた前記容器積載ユニットを受け取ると共に当該容器積載ユニットから1つずつ前記容器を順次分離する容器分離機と、
    前記容器分離機から分離された前記容器を載せて搬送可能な第二搬送手段と、
    前記容器分離機に残る前記容器が所定数に達したことを検知するセンサと、
    前記センサからの信号を受けて、前記容器分離機に最も近い前記容器積載ユニットを前記容器分離機に移動させるまで前記第一搬送手段を駆動し、その駆動後に、前記容器分離機に最も近づいた前記容器積載ユニットを待機位置にするまで前記第一搬送手段を前記正搬送の方向と逆方向に駆動する制御部と、
    を備える容器搬送装置。
  2. 前記制御部によって前記第一搬送手段を駆動し、前記容器分離機に最も近い前記容器積載ユニットを前記容器分離機に移動させた際に、前記制御部の制御の下、その移動した前記容器積載ユニットの側面に当接して前記容器分離機に整置させる当接部を、さらに備える請求項1に記載の容器搬送装置。
  3. 前記制御部によって前記容器積載ユニットを前記正搬送する方向に第一搬送手段を駆動する際に、前記当接部は、前記容器分離機にある前記容器積載ユニットから離れ、前記第一搬送手段から次の前記容器積載ユニットを前記容器分離機に移動した際に、再び前記容器分離機に移動してきた前記容器積載ユニットの側面に当接し続ける請求項2に記載の容器搬送装置。
  4. 前記制御部によって前記第一搬送手段を駆動し、前記容器分離機に最も近い前記容器積載ユニットを前記容器分離機に移動させる前に、前記容器分離機より上方にて前記容器積載ユニットを載置するために突出する載置台を備え、
    前記載置台は、前記制御部の制御の下、前記第一搬送手段から前記容器積載ユニットを受け取った後に退避し、前記容器積載ユニットを前記容器分離機に移動させる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の容器搬送装置。
  5. 前記容器分離機の上方であって、前記第一搬送手段から移動してきた前記容器積載ユニットの少なくとも前記正搬送側に、前記容器積載ユニットを保持する第一壁部を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の容器搬送装置。
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