JP2016214873A - 入力部材、生体情報管理システム、医療・介護におけるデータ入力装置及びその使用方法 - Google Patents

入力部材、生体情報管理システム、医療・介護におけるデータ入力装置及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】小型かつ低コストであって、看護師又は介護士等の医療・介護従事者が各自携帯することができ、患者等毎に設置するのではなく、看護師又は介護士等の医療・介護従事者毎に携帯することができる医療・介護におけるデータ入力装置を提供する。【解決手段】医療・介護におけるデータ入力装置は、患者又は被介護者の生体情報データを、病院サーバ5の記憶部に保存する。携帯型の入力部材1は、生体情報検知装置との間で近距離無線通信を行ってデータを受信する近距離通信部2と、データを無線送信する第1無線通信部3を備えている。第2無線通信部4は、第1無線通信部3との間で無線通信を行ってデータを受信し、入力されたデータを、有線接続されたサーバ5の記憶部に保存させる。【選択図】図1

Description

本発明は、病院及び介護施設等(以下、病院等という)において、患者及び被介護者等(以下、患者等という)の体温、血圧等の生体情報データを入力する医療・介護におけるデータ入力装置・入力部材等に関する。
病院等において、患者等の体温、血圧及び心拍数等の生体情報データを、検知し、取得して、それを、カルテに記録する作業が行われている。この場合に、カルテは、電子化され、電子カルテは、病院等に設置されたサーバの記憶装置に格納されており、カルテ情報を、医師及び看護師等が利用しやすくなっている。そこで、生体情報データを、取得した後、この生体情報データを電子データとして、前記病院サーバに転送し、病院サーバの記憶蔵置にそのまま、格納できるようにすると、人為的なデータ入力作業が不要となり、更に、便利である。このような観点から、取得した生体情報を送信する生体情報測定機器と、生体情報機器からの通信データを中継する中継サーバと、患者を特定するための患者ID(識別番号)と上記患者の生体情報とを対応付けて電子カルテ情報として記録する病院情報サーバとを備えた生体情報測定システムが提案されている(特許文献1)。この生体情報測定システムにおいては、前記生体情報測定機器は、生体情報を通信データとして中継サーバへ送信すると共に、入床情報を入力するための入床情報入力部と、前記患者IDを取り込んで認証する患者ID認証部と、医療従事者を特定するための医療従事者IDを取り込んで認証する医療従事者ID認証部と、中継サーバへの入床情報の送信を制御する送信制御部とを有している。
特開2013−137679号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された生体情報測定システムは、生体情報測定機器が、体温等の生体情報を病院サーバに送信する装置であり、据え置きの大型の装置である。そして、このような据え置き型の大型な装置が、各病室毎に必要であり、病室が広い場合には、各患者毎に設置する必要がある。このため、各病室内で、この装置が看護師又は医師の動線を阻害する場合がある。また、診療又は介護の作業にとって、この装置が邪魔になることがある。なお、このような装置を複数の病室で共有する場合は、装置が大型であるために、持ち運び作業が煩雑である。更に、この装置は、患者ID認証部及び医療従事者ID認証部と、更に、入床情報を入力するための入力部と制御部とを備えるものであるから、高価であるという難点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な方法で情報を読み出し、サーバに送信することが可能な入力部材等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の入力部材は、
利用者に対応づけて、生体情報装置から取得された利用者の生体情報と、第1識別情報とを対応づけて管理する管理サーバに接続可能な入力部材であって、
前記生体情報取得装置と近距離無線通信を行い、生体情報を受信する第1通信部と、
第2識別情報を利用して中継装置に接続し、中継装置を介して管理サーバと通信を行う第2通信部と、
を備え、
前記第2通信部は、前記生体情報を含む生体関連情報を前記管理サーバに送信することを特徴とする。
本発明の生体情報管理システムは、
利用者の生体情報を取得する生体情報取得装置と、
利用者に対応づけて、利用者の生体情報と、第1識別情報とを対応づけて管理する管理サーバと、
第2識別情報に基づいて接続可能な中継装置を介して管理サーバと通信を行う入力部材と、
を含む生体情報管理システムであって、
前記入力部材は、
前記生体情報取得装置と近距離無線通信を行い、前記生体情報を受信する第1通信部と、
第2識別情報を利用して中継装置に接続し、当該中継装置を介して前記生体情報を含む生体関連情報と、前記第2識別情報とを前記管理サーバに送信する第2通信部と、
を備え、
前記管理サーバは、
前記入力部材から、前記生体関連情報と、前記第2識別情報とを受信する受信部と、
前記受信された第2識別情報と、前記第1識別情報とが一致した場合には、前記生体関連情報に含まれる生体情報を前記利用者に対応づけて記憶する記憶部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の医療・介護におけるデータ入力装置は、
患者又は被介護者の生体情報データを記憶部に保存するサーバが設置された病院又は介護施設における前記生体情報データの入力装置において、
生体情報検知装置との間で近距離通信を行って生体情報データを受信する近距離通信部、及び、データを無線送信する第1無線通信部を備えた携帯型の入力部材と、
前記入力部材の前記第1無線通信部との間で無線通信を行ってデータを受信し、入力されたデータを、有線接続された前記サーバの記憶部に保存させる第2無線通信部と、
を有することを特徴とする。
本発明の医療・介護におけるデータ入力装置は、
患者又は被介護者の生体情報データを記憶部に保存するサーバが設置された病院又は介護施設における前記生体情報データの入力装置において、
患者又は被介護者が居住する居室に設置されたユニット内に設けられ、生体情報検知装置に有線又は無線により接続されて、生体情報データが入力される入力部材と、
前記ユニット内に設けられ、前記入力部材から生体情報データが入力されると共に、前記サーバに有線又は無線で接続されて、前記生体情報データを前記サーバに送信する送受信部と、
前記ユニット内に設けられ、前記ユニットの外部との間でデータを無線送受信すると共に、前記送受信部を介して前記サーバからデータを取得する第5無線通信部と、
前記第5無線通信部との間でデータを無線送受信して、前記サーバに格納されている情報を取得する携帯情報端末と、
を有することを特徴とする。
本発明に係るデータ入力装置の使用方法は、
前記上述したデータ入力装置を使用し、患者又は被介護者のID情報と、前記生体情報検知装置の生体情報データとを、前記近距離通信部により読み取り、前記ID情報データと前記生体情報データを、前記第1無線通信部により前記第2無線通信部に送信し、前記第2無線通信部から前記サーバに送信して、前記ID情報データと前記生体情報データとを前記サーバに格納することを特徴とする。
本発明によれば、看護師又は介護士が入力部材を携帯し、これを体温計及び血圧計等の生体情報検知器にかざすだけで、患者の生体情報をサーバに格納することができるので、高額且つ大型の生体情報測定機器を患者毎に、患者のベッドサイドに設置する必要はなく、低コストでデータ入力が可能になると共に、看護師又は介護士の動線を邪魔することもないという効果を奏する。
また、本発明によれば、生体情報取得装置と近距離無線通信を行い、利用者の生体情報を受信し、第2識別情報を利用して中継装置に接続し、中継装置を介して生体情報を含む生体関連情報を管理サーバに送信することとなる。これにより、例えば近距離無線通信としてNFCを用いて生体情報を受信し、受信された生体情報を例えば無線LANを経由して管理サーバに送信することができる。
第1実施形態の医療・介護におけるデータ入力装置を示すブロック図である。 第1実施形態(第1実施例)における入力部材の外観を示す模式図である。 第1実施形態の第2実施例及び第3実施例を示すブロック図である。 第1実施形態の第4実施例を示すブロック図である。 第2実施形態のシステム全体を説明するための図である。 第2実施形態におけるSSIDと部屋番号との関係を説明するための図である。 第2実施形態における各装置の機能構成を説明するための図である。 第2実施形態におけるシステム全体の流れを説明するための図である。 第2実施形態における入力部材の処理を説明するための図である。 第2実施形態における入力部材の処理を説明するための図である。 第2実施形態における入力部材の外観例を説明するための図である。 第4実施形態におけるシステム全体を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
[1.第1実施形態]
[1.1 第1実施例]
図1は、第1実施形態(第1実施例)に係る医療・介護におけるデータ入力装置を示すブロック図、図2は、入力部材1の外観を示す模式図である。入力部材1は、NFC(Near Field Communication:近距離通信)機能を有する近距離通信部2を有し、近距離通信機能を備えた読取装置である。患者の生体情報の検知装置、例えば、体温計及び血圧計等の生体情報検知装置も、NFC機能を有する。また、NFC機能をもつカード等に、患者のID(識別情報)を記憶させて、患者にそのカード等を携帯させている。
そして、この入力部材1も、図2に示すようなカード状をなし、その筐体10は直方体状をなし、筐体10の前面に、読取完了表示部11と、保存完了表示部12が設置されている。この入力部材1を、生体情報検知装置及びIDカードにかざすことにより、近距離通信部2により、患者のID及び生体情報データが入力部材1に読み取られる。読取完了表示部11は、入力データが正常に入力部材1に読み取られたことを、点灯又は点滅等により表示する機能を有する。また、保存完了表示部12は、後述するようにして、入力部材1から病院サーバ5に送信されたデータが、病院サーバ5の記憶部に正常に保存されたことを、点灯又は点滅等により表示する機能を有する。例えば、データ読取及びデータ保存が正常に終了したときに、読取完了表示部11及び保存完了表示部12が点灯し、正常に終了しなかったときに、点滅するようにすることができる。このようにして、データの読取の状況は、読取完了表示部11及び保存完了表示部12の点灯又は点滅灯により認識することができる。入力部材1は、無線通信部3を有しており、Wi-Fi(登録商標)、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等の無線通信により、無線通信部3は入力部材1が読み取った患者ID及び生体情報データを、入力部材1を携帯している入力部材1の所持者のID(識別情報)と共に、発信する。
病院サーバ5には、無線通信部4及び端末装置6が接続されている。そして、無線通信部3と無線通信部4とで、無線通信を行い、入力部材1に入力されたデータが、無線通信部3から無線通信部4を介して、病院サーバ5に入力されるようになっている。端末装置6は、各種の入力装置(キーボード等)及び出力装置(プリンタ等)である。病院サーバ5には、制御部及びメモリ等の記憶部が設けられており、入力部材1から入力された生体情報データが、患者ID及び入力部材1の所持者のIDと共に、記憶部に格納される。
なお、無線通信部3,4は、病院の各病室と、病院サーバ5の設置場所とを無線で接続するものであるから、無線通信部3,4の無線方式としては、その通信距離を勘案して、通常、Wi−Fi(又は無線LAN)が使用される。また、病院の廊下等に、無線通信の中継装置を設置してもよい。
次に、上述のごとく構成された医療・介護におけるデータ入力装置の動作について説明する。看護師又は介護士は、入力部材1を携帯し、各病室をまわって、患者の体温又は血圧等の生体検知措置に、入力部材1をかざし、近距離通信部2を介して、これらの患者の生体情報データを入力部材1に読み取ると共に、この患者のIDカードに入力部材1をかざして、患者のIDデータを入力部材1に読み取る。読取完了表示部11の点灯により、これらのデータの読取完了を認識すると、手動のスイッチ操作又は自動で、これらのデータを、自己のID情報データと共に、無線通信部3を介して、無線通信部4に送信する。そして、これらのデータを、無線通信部4から病院サーバ5に送信して、そのメモリに記憶させる。このデータの保存の完了は、保存完了表示部12の点灯により、認識することができる。
このように、本実施例においては、看護師又は介護士が、カード状の入力部材1を携帯し、体温計及び血圧計等の生体情報検知器にかざすだけで、患者の生体情報を病院サーバ5に格納することができる。よって、高額且つ大型の生体情報測定機器を患者毎に、患者のベッドサイドに設置する必要はなく、低コストでデータ入力が可能になると共に、看護師又は介護士の動線を邪魔することもない。このため、医療・介護分野での看護・介護業務における患者等に付随する生体情報のデータ管理を、簡易且つ迅速に、また正確に行うことができ、医療・介護の質を向上させることができる。
[1.2 第2実施例]
上記第1実施例においては、データ入力装置の入力部材として、入力部材1は第1無線通信部3を備えていて、この第1無線通信部3から、無線により、第2無線通信部4に送信し、これにより、病院サーバ5に、患者ID情報データ及び生体情報データを格納する。しかし、本発明はこの実施例に限らず、例えば、以下のように構成することもできる。図3(a)は、本発明の第2実施例を示す図である。この図3(a)に示すように、入力部材22は、中継ユニットとしての壁ユニット21との間でデータを無線で送信し、更に、壁ユニット21は、その送受信部により、院内システムの病院サーバ20との間でデータを有線又は無線で送受信する。入力部材22は、入力部材1と同様に、患者が携帯するIDカードと、生体情報検知装置の生体情報とを、読み取るが、これらのデータを、無線通信部4を介して、病院サーバ5に送信するのではなく、壁ユニット21に送信する。壁ユニット21は、患者の病室等のベッドを設置する場所の壁等に設置され、部屋番号と患者のID情報のデータを格納している。壁ユニット21と病院サーバ20との間は、無線通信でデータを送受信しても良く、又は有線接続でデータを送受信しても良い。病院サーバ20から患者ID情報が壁ユニット21に送信され、壁ユニット21から生体情報データが病院サーバ20に送信される。なお、病院サーバ20は、医事会計に必要なデータも格納している。
このように構成された第2実施例のデータ入力装置においては、入力部材22が読み取った患者ID及び生体情報データは、壁ユニット21に送信される。そして、病院サーバ20から患者ID情報が壁ユニット21に送信されると、壁ユニット21は、入力部材22から入力されている患者ID情報のうち、病院サーバ20から入力された患者ID情報に一致するIDに紐付けられている生体情報データを病院サーバ20に送信する。病院サーバ20は、この生体情報データを患者ID情報に関連付けて記憶装置に格納する。また、壁ユニット21は生体情報データと共に、部屋番号も病院サーバ20に送信して、格納させることもできる。これにより、病院サーバ20は、患者IDと、部屋番号と、生体情報データとを関連付けて、メモリに記憶する。本実施例においては、入力部材22が得た生体情報データを、壁ユニット21を介して、病院サーバ20に格納するので、大病院等のように、患者病室等と、院内システムを設置した場所との間の距離が大きい場合に、有益である。
[1.3 第3実施例]
次に、図3(b)を参照して、本発明の第3実施例について説明する。本実施例においては、入力部材24は、第3無線通信部を有しており、壁ユニット23に設置した第4無線通信部との間で、データを送受信する。そして、本実施形態では、入力部材24は、入力部材1と同様に、患者のID情報データと、生体情報検知装置の生体情報データを、近距離通信部で読み取り、壁ユニット23から、第4無線通信部を介して、患者ID情報データを入力したときに、入力部材24は、その患者ID情報データに対応する生体情報データを、第3無線通信部を介して、壁ユニット23の第4無線通信部に送信する。壁ユニット23は、壁ユニット21と同様に、病院サーバ20から入力した患者ID情報データと一致する患者ID情報データに関連する生体情報データを、送受信部を介して、病院サーバ20に送信する。これにより、病院サーバ20は、壁ユニット23に送信した患者ID情報データに対応する生体情報データを、その患者ID情報データと関連付けて、メモリに格納する。
なお、近距離通信部の通信機能としては、NFCに限らず、RF(高周波通信)、赤外線通信、特定省電力無線通信、及び人体通信等の近距離通信手段を使用することができる。
[1.4 第4実施例]
次に、図4を参照して、本発明の第4実施例について説明する。本実施例においては、各病室の壁に、入力部材と、中継ユニット(第5無線通信部及び送受信部)との双方を含む壁ユニット30を設置したものである。この壁ユニット30内に、入力部材31と、送受信部32と、第5無線通信部33とが収納されている。入力部材31は、その病室に設置された生体情報検知装置100に有線又は無線で接続されており、また、看護師又は介護士が患者又は被介護者の生体情報を入力するためのキーボード及びマウス等の入力機器34が接続されている。一方、壁ユニット30の送受信部32は、病院サーバ5と有線又は無線で接続されている。なお、病院サーバ5には端末装置6が接続されている。そして、入力部材31から入力された生体情報は、この送受信部32に入力され、送受信部32から、有線又は無線で病院サーバ5に送信される。また、看護師は、携帯情報端末35を常時携行しており、この携帯情報端末35と、壁ユニット30の第5無線通信部33とを、無線通信により、接続し、送受信部32を介して、携帯情報端末35を病院サーバ5に接続することができる。これにより、携帯情報端末35を操作することにより、病院サーバ5から生体情報及び看護情報を携帯情報端末35にダウンロードすることができるようになっている。
このように構成された本実施例のデータ入力装置においては、生体情報検知装置100の検知データは、各病室の壁に設置された入力部材31から送受信部32を介して病院サーバ5に入力され、その記憶装置に格納される。その他の患者又は被介護者に関する情報は、看護師又は介護士が入力機器34から手入力して、同様にして病院サーバ5に格納される。そして、看護師又は介護士が、患者又は被介護者に関する情報が必要になった場合には、各自携行している携帯情報端末35を、壁ユニット30の無線通信部33に無線で接続し、携帯情報端末35と病院サーバ5とを接続する。そして、携帯情報端末35を操作して、病院サーバに格納されている患者又は被介護者の情報を携帯情報端末35にダウンロードする。このようにして、看護師又は介護士が、必要に応じて、迅速に患者又は被介護者の生体情報又はその他の情報を取得することができる。
[2.第2実施形態]
つづいて、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態の壁ユニットを、無線中継局を利用した場合について説明する。
[2.1 全体構成]
図5は、第2実施形態のシステム全体を説明するための図である。システム全体としては、ネットワークNWに、患者・被介助者である利用者を管理する管理サーバ4000と、無線中継局3000とが接続されている。ここで、入力部材1000は、無線中継局3000を介してネットワークNWに接続可能である。
この無線中継局3000は、例えば部屋ごとに設けられている。無線中継局としては種々の装置が考えられるが、例えば本実施形態においては、IEEE802.11a/b/g/n等の規格において用いられる無線LANのアクセスポイントの構成とする。そして、この無線中継局3000の識別情報としては、SSID(Service Set Identifier)を用いており、SSIDを利用して入力部材1000や、他の端末装置(非図示)は無線中継局3000に接続可能となる。
管理サーバ4000は、患者・被介助者である利用者に関する情報を管理するサーバである。例えば、利用者毎の生体情報、治療情報を含む電子カルテデータや、診療報酬といった利用者に関する情報を少なくとも管理している。
また、管理サーバ4000では、当該無線中継局のSSIDと、部屋番号とを対応づけて記憶している。例えば、図6に示すように、SSID(例えば、「hsp501」)と、部屋番号(例えば、「501」)とが対応づけて記憶されている。また、この部屋に存在する装置、例えば生体情報取得装置2000の取得装置IDも対応づけて記憶されている。
例えば、図5に示すように、無線中継局3000Aが設けられている部屋には、生体情報取得装置2000Aが設置されている。また、無線中継局3000Bが設けられている部屋には、生体情報取得装置2000Bが設置されている。
これにより、入力部材1000が、無線LANのエリアに在圏したことにより、当該入力部材1000が接続されている無線中継局3000のSSIDを利用することで、部屋番号を特定することが可能となる。なお、本実施形態では、SSIDと部屋番号とが対応している場合について説明するが、単にSSIDだけを管理することとしても良い。
なお、本実施形態においては病院等の医療施設の患者を例にとって説明しているが、他の施設、例えば介護施設等に入居している者といった利用者に適用可能である。すなわち、図5のような構成であれば、特に利用者が限定されるものではない。
[2.2 機能構成]
ここで、各装置の機能構成について、図7を利用して説明する。図7(a)は、入力部材1000の機能構成である。入力部材1000は、制御部1100と、近距離無線通信部1200と、無線通信部1300とを有している。
制御部1100は、入力部材1000の全体を制御するための機能部である。制御部1100は、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
近距離無線通信部1200は、他の近距離無線通信部を備えた装置(例えば生体情報取得装置)等と通信を行う為の機能部である。例えば、NFC、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、ワイヤレスUSB、赤外線等を利用して通信を行う。
無線通信部1300は、ネットワークに接続し、管理サーバ4000と通信をする機能部である。本実施形態の場合、無線中継局3000に接続し、無線中継局3000を経由してネットワークNWに接続される。ここで、通信方式としては、例えばIEEE802.11a/b/g/n等の無線LAN等を利用して接続される。なお、IEEE802.15(Bluetooth)等を利用して接続されても良い。
また、図7(b)は、生体情報取得装置2000の機能構成であり、制御部2100と、生体情報取得部2200と、記憶部2300と、近距離無線通信部2400とを備えて構成されている。
制御部2100は、生体情報取得装置2000の全体を制御するための機能部である。制御部2100は、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
生体情報取得部2200は、患者・被介助者といった利用者の生体情報を取得・検出するための機能部である。生体情報としては、患者の体温、体重、血圧、血糖値等といった取得される情報であったり、睡眠時間や、離床時間といった測定される情報であったりしてもよい。また、心拍数や、患者から取得される複数の情報に基づいて算出される情報であってもよい。また、医師や、介護スタッフによって入力される情報であっても良く、上述した体温は手入力の値であってもよい。また、入力される情報は、上述した以外にも投薬に関する情報等であってもよい。
記憶部2300は、生体情報取得装置2000の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部2300は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、本実施形態においては、生体情報取得部2200により取得された生体情報が記憶されている。
当該情報は、現在測定されている情報が記憶されても良いし、過去の履歴が記憶されていても良い。
近距離無線通信部2400は、入力部材1000と近距離無線通信を行う為の機能部である。上述した近距離無線通信部1200と通信可能に構成されていればよい。
また、図7(c)は、無線中継局3000の機能構成であり、制御部3100と、通信部3200と、無線通信部3300と、記憶部3400とを備えて構成されている。
制御部3100は、無線中継局3000の全体を制御するための機能部である。制御部3100は、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
通信部3200は、施設内のネットワークNWに接続し、通信を行う為の機能部である。例えば、有線/無線LANを介して管理サーバ4000と通信を行う。
無線通信部3300は、無線機能を有する端末装置、通信機器が接続することができる機能部である。接続される通信装置は、無線通信部3300のSSIDを利用して接続される。
記憶部3400は、無線中継局3000の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部3400は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、本実施形態においては、無線中継局3000が動作するための必要な情報(例えば、SSID、WEPキー、ゲートウェイアドレス、装置アドレス等)が記憶されている。
また、図7(d)は、管理サーバ4000の機能構成であり、制御部4100と、通信部4200と、生体情報管理部4300と、記憶部4400とを備えて構成されている。
制御部4100は、管理サーバ4000の全体を制御するための機能部である。制御部4100は、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
通信部4200は、施設内のネットワークNWに接続し、通信を行う為の機能部である。例えば、有線LANを介して入力部材1000や、他の端末装置と通信を行うことが可能である。
生体情報管理部4300は、受信された生体情報を管理するための機能部である。例えば、患者毎に生体情報を記憶して管理している。ここで、生体情報を管理する方法としては、例えば患者と、部屋番号とに対応づけて生体情報を管理する。また、生体情報取得装置2000の、端末装置IDから、患者を特定し、管理しても良い。
記憶部4400は、管理サーバ4000の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部4400は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
[2.3 処理の流れ]
[2.3.1 システムの処理の流れ]
本実施形態における、入力部材1000を含めたシステムの処理の流れについて、図8を用いて説明する。まず、入力部材1000が、無線中継局3000の無線エリアの圏内に入ると、入力部材1000と、無線中継局3000との通信路が確立される(S1002)。ここで、通信路が確立される、すなわち、入力部材1000が、無線LANを介して無線中継局3000に接続されることにより、管理サーバ4000と通信が可能となる。
次に、入力部材1000と、生体情報取得装置2000との通信路が確立されると(S1004)、生体情報要求が生体情報取得装置2000に送信される(S1006)。例えば、近距離無線通信として、NFCが利用された場合、利用者が入力部材1000の近距離無線通信部1200を、生体情報取得装置2000の近距離無線通信部2400にタッチすることで、通信路が確立される。
そして、通信路が確立されている状態で、入力部材1000から生体情報要求が送信され(S1006)、生体情報取得装置2000から生体情報応答が送信される(S1008)。この、生体情報応答には、生体情報取得装置2000で取得された生体情報が少なくとも含まれており、それ以外にも、生体情報取得装置2000を利用している患者識別情報や、生体情報取得装置2000の装置識別情報が含まれていても良い。
つづいて、入力部材1000から、生体情報が生体関連情報として無線中継局3000に送信される(S1010)。ここで、生体関連情報の他に、無線中継局3000のSSIDも含まれて送信される。
ここで、生体関連情報には、少なくとも生体情報応答で含まれていた生体情報が含まれている。また、併せて、生体情報取得装置2000から取得された患者識別情報、生体情報取得装置2000の装置識別情報、入力部材1000で入力・記憶されている患者識別情報といった、生体情報を特定するための情報が含まれていても良い。
送信された、生体関連情報及びSSIDは、管理サーバ4000に送信される(S1012)。管理サーバ4000は、SSIDから、患者の部屋番号を特定することが可能となる。
このとき、管理サーバ4000は、SSIDを使って認証を行っても良い。例えば、現在生体情報が送信された患者に対応するSSIDと、S1012で送信されたSSIDが一致していれば、生体情報を記憶・管理する(S1014;Yes→S1016)。ここで、SSIDが一致していなければ、生体情報は記憶されず、エラー処理が行われる。
具体的には種々の方法が考えられるが、例えば部屋番号に対応するSSIDを記憶しておく。そして、患者がいる部屋番号のSSIDを読み出し、送信されたSSIDと一致するか否かを判定する。また、逆に管理サーバ4000に記憶されているテーブルを参照し、SSIDから部屋番号を求め、患者がいる部屋番号と一致するかを判定してもよい。
このように、入力部材1000と生体情報取得装置2000との通信を確立することにより、その後自動的に生体情報が管理サーバ4000に送信されることとなる。管理サーバは、受信した生体情報を、適切に管理することが可能となる。すなわち、患者識別情報や、装置識別情報により、適切な患者カルテ(患者情報)に、生体情報が記憶されることとなる。また、SSIDを併せて利用することにより、対応した部屋番号と連携して管理することが可能となる。したがって、利用者は通信や管理をあまり意識せず、各装置から生体情報を管理サーバ4000に送信することが可能となる。
また、SSIDが送信され、部屋番号が併せて特定することができることから、例えばスタッフが生体情報取得装置2000を他の部屋に移動した場合には、誤ってデータが記録されるといったことを防ぐことが可能となる。すなわち、仮に従前の患者の設定が残っていたとしても、部屋番号が一致しないことにより、他人の生体情報が患者カルテに記憶されるといったことを防ぐことが出来る。
また、中継装置である無線中継局3000は、部屋ごとでなくても良い。例えばベッド装置毎に設けても良いし、ベッド装置近傍の壁に中継装置を設けても良い。また、ベッド装置に無線中継局の機能を持たせても良い。部屋ごとに配置するより細かく配置することにより、更に細かい位置を特定することができる。
例えば、ベッド装置の枕元にBluetooth(登録商標)の受信ユニットを設け、Bluetoothの識別情報(例えば、BDアドレス)を患者情報と対応づけて管理サーバ4000で管理している。この場合、入力部材1000が、管理されているのと異なるBDアドレスから通信してきた場合には、エラーとし、記録しないといった処理を行うことも可能となる。
[2.3.2 入力部材の処理]
つづいて、入力部材1000の処理について図9を用いて説明する。なお、図9は、病院や施設において送信される生体情報は、患者の個人情報である。したがって、送信する方法に制限をかけることにより、簡易な方法でセキュリティを向上させることも可能となる。
図9の場合、入力部材1000が近距離無線通信を検出した場合(ステップ102;Yes)、近距離無線通信が確立される(ステップS104)。
ここで、近距離無線通信が確立された後、入力部材1000が無線LANに接続されているかを判定する(ステップS106)。もし、無線LANに接続されていない場合には(ステップS106;No)、無線LANの接続処理を実行する(ステップS108)。
ここで、無線LANに接続できない場合には(ステップS110;No)、接続エラー処理を実行して、本処理を終了する(ステップS116)。
他方、無線LANに接続されている場合(ステップS106;Yes)又は無線LANに接続した場合(ステップS110;Yes)には、生体情報を受信する(ステップS112)。生体情報を受信した場合には、受信した生体情報を管理サーバ4000に送信する(ステップS114;Yes→ステップS118)。
このように、図9の処理によれば、利用者は近距離無線通信を利用して、生体情報取得装置2000から生体情報を読み出し、管理サーバ4000に気軽に送信することが可能となる。
このとき、無線LANに接続出来ない場合には、生体情報は読み出されないこととなる。すなわち、無線LANによる認証を行うことにより、第三者によって勝手に生体情報を読み出すといったことを防ぐことが可能となる。
また、図9のフローでは、無線LANが接続されている場合に生体情報を送信することとして説明したが、先に生体情報を受信し、無線LANが接続された場合に送信することとしても良い。
この場合の動作フローについて、図10に基づいて説明する。まず、入力部材1000が近距離無線通信を検出した場合(ステップ202;Yes)、近距離無線通信が確立される(ステップS204)。
次に、入力部材1000は、近距離無線通信により接続された生体情報取得装置2000から生体情報を受信する(ステップS206)。生体情報の受信が完了した場合に、無線LANに接続されているか否かを確認する(ステップS208;Yes→ステップS210)。
ここで、無線LANに接続されていない場合には、無線LANの接続処理を実行する(ステップS212)。ここで、無線LANに接続できた場合(ステップS214;Yes)又は既に無線LANに接続している場合(ステップS210;Yes)には、管理サーバ4000に生体情報を取得する(ステップS216)。
他方無線LANに接続できない場合には、エラー処理を行って処理を終了する(ステップ214;No→ステップS218)。ここで、無線LANに接続できない場合の処理としては、例えば、ステップS214において、所定回数接続を行い、所定回数又は所定時間接続できない場合にエラー処理に遷移することとしても良い。
また、エラー処理(ステップS218)において、一度受信した生体情報を消去することとしても良い。また、エラー処理において、入力部材1000にエラー表示や報知を行っても良い。
また、エラー処理を行わず、無線LANが接続されたときに生体情報が管理サーバ4000に送信されることとしても良い。また、この場合であっても、所定時間経過しても無線LANに接続されない場合には、一度生体情報を消去することとしても良い。
また、入力部材1000には、無線LANの情報(例えば、SSID、WEPキー等)を登録しておくだけで、認証を行うことが可能となる。例えば、利用者ID/パスワードを登録するといったことを行わずに済み、使い勝手を向上させることが可能となる。
また、入力部材1000には、入力部材1000の識別情報を、管理サーバ4000に併せて送信することとしても良い。識別情報は、例えばMACアドレスのように、予め入力部材1000を識別する情報であっても良いし、患者情報のように、管理者が記憶させた情報であっても良い。また、指紋等の生体識別情報を利用しても良い。
上述した入力部材1000を利用することにより、例えば病院等において、医療従事者が患者の生体情報を簡易に送ることが可能となる。また、例えば、図11のような、カード状の入力部材を使うことにより、例えば患者が自らの生体情報(例えば、毎日測定している血圧値や、体重値等)を、管理サーバ4000に送信するといった処理を行うことも可能となる。また、健康診断等のような場面では、患者が検査毎に装置にタッチすることで、簡易に管理サーバに生体情報を集約するといった利用方法も考えられる。
さらに、病院等の場合、医療機器の影響から携帯電話の使用が制限されている場合がある。このような場合であっても、本実施形態の入力部材のように、近距離無線通信であるNFCと、異なる通信手段として無線LAN(IEEE802.11)とだけで入力部材を構成していることにより、気軽に利用出来るという効果が期待できる。
[3.第3実施形態]
つづいて、第3実施形態について、説明する。第3実施形態は、複数の生体情報取得装置2000から複数の利用者の生体情報を受信し、管理サーバ4000に送信する実施形態である。
すなわち、本実施形態では、図10のステップS206→ステップS208;No→ステップS206の処理を繰り返すことにより、複数の利用者の生体情報が入力部材1000に記憶される。
そして、複数の生体情報を受信し終わった後、無線LANに接続され、管理サーバ4000に生体情報が送信されることとなる(ステップS216)。
このように、本実施形態においては、生体情報を複数まとめて管理サーバ4000に送信することが可能となる。例えば、無線中継局3000の故障により、一部の場所においては生体情報がその都度送信できない場合や、臨時に設けられた施設(例えば、避難所等)において、生体情報取得装置2000は置かれているが、無線中継局3000の設備が少ない場合であっても、適切に患者や介護者といった利用者の生体情報を管理することが可能となる。
[4.第4実施形態]
つづいて、第4実施形態について、説明する。第4実施形態では、生体情報を取得する以外に、例えば診療情報を取得する場合の実施形態について説明する。
図12は、本実施形態におけるシステム全体を説明するための図である。図12は、図5と異なり、治療装置2500が無線中継局3000Bのある場所に設置されている。この場合、治療装置2500からは、例えば治療情報等が入力部材1000に送信される。治療情報が送信されることにより、診療点数が計算され、会計情報として管理サーバ4000で利用することが可能となる。
例えば、耳鼻咽喉科で利用される薬液噴霧用ネブライザー装置の場合、患者が装置を利用した場合に、当該装置と通信を行うことで、正しく治療情報が送信されることとなる。また、ネブライザー装置側も、入力部材1000から、治療情報が送受信されることにより、例えば患者が異なる薬剤を選択した場合に、警告を出力するといったことも可能である。
また、整形外科で利用される温熱治療器、電位治療器といったリハビリ機器の場合にも、例えば各装置から治療情報を受信し、管理サーバ4000に送信することで、例えば治療の経過が把握できたり、診療報酬の計算が適切に出来たりといったことが可能となる。
また、診療前に予め生体情報取得装置2000の情報を受信し、その後患者が移動して診療を行い、治療装置2500を利用するといったことも考えられる。この場合、入力部材1000を患者が所持し、各装置と近距離無線通信を行うことで、適切な生体情報が管理サーバ4000で管理され、治療情報も管理される。
[5.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、上述した入力部材1000は、無線通信部の通信方式として無線LANを例に説明したが、無線LAN以外の構成であってもよい。例えば、移動通信網に接続可能な通信モジュール(例えば、LTE通信可能な通信モジュール)を実装することで、移動通信網を利用して管理サーバ4000に接続しても良い。近距離無線通信部では、生体情報のほか、患者ID、看護師または介護士のID、薬剤のID(薬袋やパッケージに付与される)を読み取り可能としても良い。
1:入力部材
2:近距離通信部
3、4:無線通信部
5:病院サーバ
6:端末装置
10:筐体
11:読取完了表示部
12:保存完了表示部
20:病院サーバ
21、23:壁ユニット
22,24:入力部材
30:壁ユニット
31:入力部材
32:送受信部
33:無線通信部
34:入力機器
35:携帯情報端末
1000:入力部材
2000:生体情報取得装置
2500:治療装置
3000:無線中継局
4000:管理サーバ

Claims (9)

  1. 利用者に対応づけて、生体情報取得装置から取得された利用者の生体情報と、第1識別情報とを対応づけて管理する管理サーバに接続可能な入力部材であって、
    前記生体情報取得装置と近距離無線通信を行い、前記生体情報を受信する第1通信部と、
    第2識別情報を利用して中継装置に接続し、中継装置を介して前記管理サーバと通信を行う第2通信部と、
    を備え、
    前記第2通信部は、前記生体情報を含む生体関連情報を前記管理サーバに送信することを特徴とする入力部材。
  2. 前記第2通信部は、前記生体関連情報と併せて前記第2識別情報を前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の入力部材。
  3. 前記第1通信部は、前記第2通信部が、前記中継装置に接続できる場合には、前記生体情報を受信し、前記中継装置に接続できない場合には、前記生体情報を受信しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の入力部材。
  4. 利用者の生体情報を取得する生体情報取得装置と、
    前記利用者に対応づけて、当該利用者の生体情報と、第1識別情報とを対応づけて管理する管理サーバと、
    第2識別情報に基づいて接続可能な中継装置を介して前記管理サーバと通信を行う入力部材と、
    を含む生体情報管理システムであって、
    前記入力部材は、
    前記生体情報取得装置と近距離無線通信を行い、前記生体情報を受信する第1通信部と、
    前記第2識別情報を利用して前記中継装置に接続し、当該中継装置を介して前記生体情報を含む生体関連情報と、前記第2識別情報とを前記管理サーバに送信する第2通信部と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記入力部材から、前記生体関連情報と、前記第2識別情報とを受信する受信部と、
    前記受信された第2識別情報と、前記第1識別情報とが一致した場合には、前記生体関連情報に含まれる生体情報を前記利用者に対応づけて記憶する記憶部と、
    を備えることを特徴とする生体情報管理システム。
  5. 前記生体情報管理システムには、治療装置が更に含まれており、
    前記入力部材において、
    前記第1通信部は、前記治療装置と近距離無線通信を行い、治療情報を受信し、
    前記第2通信部は、更に前記治療情報を前記管理サーバに送信する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の生体情報管理システム。
  6. 患者又は被介護者の生体情報データを記憶部に保存するサーバが設置された病院又は介護施設における前記生体情報データの入力装置において、
    生体情報検知装置との間で近距離通信を行って生体情報データを受信する近距離通信部、及び、データを無線送信する第1無線通信部を備えた携帯型の入力部材と、
    前記入力部材の前記第1無線通信部との間で無線通信を行ってデータを受信し、入力されたデータを、有線接続された前記サーバの記憶部に保存させる第2無線通信部と、
    を有することを特徴とする医療・介護におけるデータ入力装置。
  7. 前記第2無線通信部は、送受信部を備えた中継ユニットを介して前記サーバの記憶部に保存させることを特徴とする請求項6に記載の医療・介護におけるデータ入力装置。
  8. 患者又は被介護者の生体情報データを記憶部に保存するサーバが設置された病院又は介護施設における前記生体情報データの入力装置において、
    患者又は被介護者が居住する居室に設置されたユニット内に設けられ、生体情報検知装置に有線又は無線により接続されて、生体情報データが入力される入力部材と、
    前記ユニット内に設けられ、前記入力部材から生体情報データが入力されると共に、前記サーバに有線又は無線で接続されて、前記生体情報データを前記サーバに送信する送受信部と、
    前記ユニット内に設けられ、前記ユニットの外部との間でデータを無線送受信すると共に、前記送受信部を介して前記サーバからデータを取得する無線通信部と、
    前記無線通信部との間でデータを無線送受信して、前記サーバに格納されている情報を取得する携帯情報端末と、
    を有することを特徴とする医療・介護におけるデータ入力装置。
  9. 前記請求項6に記載のデータ入力装置を使用し、患者又は被介護者のID情報データと、前記生体情報検知装置の生体情報データとを、前記近距離通信部により読み取り、前記ID情報データと前記生体情報データを、前記第1無線通信部により前記第2無線通信部に送信し、前記第2無線通信部から前記サーバに送信して、前記ID情報データと前記生体情報データとを前記サーバに格納することを特徴とするデータ入力装置の使用方法。
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