JP2016214534A - 遊技機 - Google Patents

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清貴 續木
Kiyotaka Tsuzuki
清貴 續木
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Abstract

【課題】遊技者にとって有利な状況とならないことが続いてしまうことによる遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技媒体が進入したときに、遊技者にとって有利な状況となる蓋然性が異なる複数の遊技媒体通路10と、所定位置に到達した遊技媒体を、予め設定された振分パターンに沿って、前記複数の遊技媒体通路10のいずれかに振り分ける振分装置30と、を備える遊技機1とする。例えば、前記振分装置30は、所定位置に到達した遊技媒体を、前回振り分けられた前記遊技媒体通路10とは異なる前記遊技媒体通路10に振り分けるものであるとよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機に関する。
下記特許文献1等に記載されるように、大当たり遊技中に、所定の領域(V入賞アタッカー内に設けられた入賞口)に遊技球が入賞することで、大当たり遊技終了後の遊技状態が遊技者にとって有利なもの(例えば、いわゆる確率変動状態)となる遊技機が公知である。
特開2015−66279号公報
この種の遊技機では、所定の領域に遊技球が入賞可能な(所定の領域が開放状態となる)大当たりに当選しなければ、大当たり遊技終了後の遊技状態が遊技者にとって有利なものとならない。したがって、当該大当たり以外の大当たりに当選し続けることもあり、そのような状況が続くと、遊技者の遊技意欲の減衰を招いてしまう。
本発明が解決しようとする課題は、遊技者にとって有利な状況とならないことが続いてしまうことによる遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、遊技媒体が進入したときに、遊技者にとって有利な状況となる蓋然性が異なる複数の遊技媒体通路と、所定位置に到達した遊技媒体を、予め設定された振分パターンに沿って、前記複数の遊技媒体通路のいずれかに振り分ける振分装置と、を備えることを特徴とする。
上記本発明にかかる遊技機は、遊技媒体をいずれの遊技媒体通路に振り分けるかを、予め設定された振分パターンに沿って行うものである。つまり、抽選等によって遊技媒体を振り分けるものではないため、同じ遊技媒体通路に遊技媒体が連続的に振り分けられること等が抑制される。つまり、遊技者にとって好ましくない遊技媒体通路に遊技媒体が連続的に振り分けられることによる遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
前記振分装置は、所定位置に到達した遊技媒体を、前回振り分けられた前記遊技媒体通路とは異なる前記遊技媒体通路に振り分けるものであるとよい。
振分装置が、前回振り分けられた遊技媒体通路とは異なる遊技媒体通路に遊技媒体を振り分けるものとすれば、遊技媒体が同じ遊技媒体通路に連続して振り分けられることが無くなるため、次回の振分に期待させることによる遊技者の遊技意欲の向上を図ることが可能である。
前記複数の遊技媒体通路のそれぞれに振り分け順が設定され、前記振分装置は、所定位置に到達した遊技媒体を、前記複数の遊技媒体通路に一つずつ前記振り分け順に沿って振り分けるものであるとよい。
振分装置が、複数の遊技媒体通路に一つずつ振り分け順に沿って遊技媒体を振り分けるものとすれば、先の振分態様が予測できるようになることによる遊技者の遊技意欲の向上を図ることが可能である。
前記複数の遊技媒体通路の少なくとも一つは、当該遊技媒体通路に遊技媒体が進入したとき、遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されているとよい。
なお、遊技者にとって有利な状況(発生する事象)としては、いわゆる確率変動状態となること等が例示できる。そして、この逆の状況である、遊技者にとって有利な状況とならなかった場合というのは、有利な状況として設定された事象(例えば確率変動状態)が発生しないことをいい、遊技者にとって全く利益がない(何も発生しない)という設定であってもよいし、有利な状況として設定された事象よりも価値の低い事象(例えば、いわゆる時間短縮状態)が発生するという設定であってもよい。
このように、複数の遊技媒体通路のうちの少なくとも一つが、遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されていれば、当該有利な状況が長く発生しない事態の発生が抑制されるため、遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
遊技媒体が進入したとき遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されている遊技媒体通路とは異なる別の遊技媒体通路は、当該別の遊技媒体通路に進入した遊技媒体を、遊技者にとって有利な状況となることが確定する確定領域またはそれ以外の領域に振り分けるものであるとよい。
このように、遊技者にとって有利な状況となることが確定する遊技媒体通路に振り分けられなくても、遊技者にとって有利な状況が発生する可能性がある、または発生する可能性があるようにみえる遊技態様とすれば、振分パターンが把握される(有利な状況となることが確定する遊技媒体通路に振り分けられないことが理解される)ことによる遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
前記複数の遊技媒体通路として、遊技媒体が進入したときに、遊技者にとって有利な状況となる蓋然性が相対的に高い上位通路と、遊技媒体が進入したときに、遊技者にとって有利な状況となる蓋然性が相対的に低い下位通路と、が設けられ、前記振分装置は、所定位置に到達した遊技媒体を、前記上位通路と前記下位通路に交互に振り分けるものであるとよい。
このような構成とすれば、遊技媒体が下位通路に連続的に振り分けられることによる遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
前記上位通路に遊技媒体が進入したとき、遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されているとよい。
なお、遊技者にとって有利な状況(発生する事象)としては、いわゆる確率変動状態となること等が例示できる。そして、この逆の状況である、遊技者にとって有利な状況とならなかった場合というのは、有利な状況として設定された事象(例えば確率変動状態)が発生しないことをいい、遊技者にとって全く利益がない(何も発生しない)という設定であってもよいし、有利な状況として設定された事象よりも価値の低い事象(例えば、いわゆる時間短縮状態)が発生するという設定であってもよい。
このような構成とすれば、次に遊技媒体が上位通路に振り分けられることを把握することによる遊技者の遊技意欲の向上を図ることが可能である。
前記下位通路は、当該下位通路内に進入した遊技媒体を、遊技者にとって有利な状況となることが確定する確定領域またはそれ以外の領域に振り分けるものであるとよい。
このように、遊技者にとって有利な状況となることが確定する遊技媒体通路に振り分けられなくても、遊技者にとって有利な状況が発生する可能性がある、または発生する可能性があるようにみえる遊技態様とすれば、次に遊技媒体が下位通路に振り分けられることが把握されることによる遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
本発明によれば、遊技者にとって有利な状況とならないことが続いてしまうことによる遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図(本発明に関係の無い部材の一部を省略してある)である。 共通路から各遊技球通路に至る経路を模式的に示した図である。 遊技球が上位通路(第一確定領域)に振り分けられる様子を模式的に示した図である。 遊技球が下位通路に振り分けられる様子を模式的に示した図であって、(a)は遊技球が第二確定領域に進入する様子を、(b)は遊技球が通常領域に進入する様子を示した図である。 貯留部材によって、一つの遊技球のみが振分部材に送られる様子を順に示した図である。 三つの遊技球通路が設けられた構成(変形例)を説明するための模式図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球(本発明における遊技媒体に相当する)を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口などが設けられている。かかる表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口が複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。大当たりに当選した場合、大当たり遊技(本発明における特定遊技に相当する)が実行される。大当たり遊技は、大入賞口が頻繁に開放し、遊技者が多くの遊技球(いわゆる出玉)を獲得することができるものであって、公知の遊技機と同様であるため詳細な説明を省略する。獲得できる遊技球の期待値が異なる複数種の大当たり遊技が設定されていてもよい。
本実施形態では、大当たりとして、大当たり遊技終了後に通常の遊技状態よりも大当たり当選確率が高くなる確率変動状態に移行する特別大当たりと、確率変動状態に移行しない(大当たり当選確率が通常の遊技状態のままである)通常大当たりが設定されている。なお、通常大当たりであった場合には、その大当たり遊技終了後、通常の遊技状態よりも頻繁に大当たり抽選を受けることができるいわゆる時間短縮状態に移行するような設定であってもよい。
本実施形態では、大当たりに当選したとき、当該大当たりが特別大当たりとなるか、通常大当たりとなるかを、振分演出によって決定する(必ず振分演出によって決定される構成であってもよいし、それ以外の手順で決定されることがあってもよい)。以下、当該振分演出について図1〜図4を参照して詳細に説明する。
振分演出は、複数の遊技球通路10(本発明における遊技媒体通路に相当する)および振分装置30を用いた演出である。本実施形態では、複数の遊技球通路10として上位通路11および下位通路12が設けられている。上位通路11および下位通路12の上流側には共通路20が設けられている。つまり、通路全体のおおまかな形状は、共通路20が上位通路11と下位通路12に分岐した形状である。共通路20の入口側には、当該入口を開放する(当該入口より遊技球が共通路20内に進入可能な状態とする)開放位置と、当該入口を閉鎖する(当該入口より遊技球が共通路20内に進入できない状態とする)閉鎖位置との間を変位自在である開閉部材21が設けられている。当該開閉部材21の形状や動き、駆動機構等はどのようなものであってもよいため、説明を省略する。
振分装置30は、共通路20内に進入した遊技球を上位通路11または下位通路12に振り分けるものであって、共通路20と上位通路11および下位通路12の分岐箇所に設置される振分部材31を備える。本実施形態における振分装置30は、その下方側を支点として回動可能なものであって、下位通路12の入口を閉鎖し、上位通路11の入口を開放した第一態様と、上位通路11の入口を閉鎖し、下位通路12の入口を開放した第二態様のいずれかに変位するものである。振分部材31が第一態様にあるときには、共通路20に進入した遊技球は上位通路11に誘導される。振分部材31が第二態様にあるときには、共通路20に進入した遊技球は下位通路12に誘導される。
図3等に示すように、上位通路11の出口側、または上位通路11の途中には、第一確定領域40が設けられている。第一確定領域40は、遊技球が進入可能な領域であって、当該領域に遊技球が進入すること(第一確定領域40への遊技球の進入が検出されること)により、大当たりが特別大当たりとなることが決定される。上位通路11に進入した遊技球は、第一確定領域40に進入するように設定されている。したがって、振分装置30が、共通路20内に進入した遊技球を上位通路11に振り分ける振分演出が発生した場合、100%の確率で大当たりは特別大当たりとなる。なお、当該確率(蓋然性)は、遊技者が通常通りの遊技(例えば、表示装置91において指示される通りの遊技)を行ったときにおけるものをいう(以下の説明において、確率(蓋然性)というときについても同じ)。つまり、100%の確率であっても、例えば遊技者が全く遊技を行わなければ(遊技球を発射しなければ)、確定領域に遊技球が進入しないこととなるから、大当たりが特別大当たりとなることはない。
図4等に示すように、下位通路12の出口側、または下位通路12の途中には、領域振分手段50が設けられている。領域振分手段50は、下位通路12内に進入した遊技球を、第二確定領域61(本発明における確定領域に相当する)または通常領域62に振り分けるものである。つまり、上位通路11とは異なり、下位通路12は、進入した遊技球を、第二確定領域61または通常領域62に振り分ける通路(どちらの領域に進入するか不確定な通路)であるといえる。第二確定領域61に遊技球が進入した場合、大当たりは特別大当たりとなる。通常領域62に遊技球が進入した場合、大当たりは通常大当たりとなる。なお、通常領域62は、第二確定領域61に進入しなかった遊技球が進入する領域であればどのようなものであってもよい。振分演出用の通常領域62を設けた構成としてもよいし、第二確定領域61に進入しなかった遊技球が再び遊技領域(共通路20や遊技球通路10外の遊技領域)に戻り、遊技領域を流下することになる構成(遊技領域が通常領域62となる構成)としてもよい。
このように、下位通路12は、進入した遊技球が、必ず特別大当たりを確定させる領域に進入するものではない点で上位通路11と異なる。したがって、上位通路11と下位通路12は、遊技球が進入したときにおける、遊技者にとって有利な状況となる蓋然性(本実施形態では特別大当たりとなる蓋然性)が異なるものであるといえる。本実施形態では、上位通路11に遊技球が進入したときにおける当該蓋然性(確率)が100%に設定され、下位通路12に遊技球が進入したときにおける当該蓋然性(確率)が100%未満に設定されているということである。
本実施形態では、下位通路12に振り分けられた遊技球が第二確定領域61に進入する蓋然性(確率は)50%に設定されている。つまり、共通路20に進入した遊技球が上位通路11に振り分けられたときの特別大当たり確率は100%であり、下位通路12に振り分けられたときの特別大当たり確率は50%である。なお、下位通路12よりも上位通路11の方が、遊技球が進入したときの価値が遊技者にとって高い設定であれば、上位通路11に遊技球が進入したときにおける特別大当たり確率は100%未満であってもよい。
第二確定領域61に遊技球を振り分けるかどうかを制御するための構造はどのようなものであってもよい。本実施形態では、下位通路12の下面(重力方向下側の面)の途中部位に形成された開口が入口となる第二確定領域61が設けられており、当該第二確定領域61の入口を開閉するシャッタ部材51が設けられている構造としている。シャッタ部材51が第二確定領域61の入口を開放する開状態にあるときには、下位通路12を流下して第二確定領域61の入口に到達した遊技球は第二確定領域61に進入する(図4(a)参照)。一方、シャッタ部材51が第二確定領域61の入口を閉鎖する閉状態にあるときには、シャッタ部材51の上を遊技球が転がり、第二確定領域61に進入することなく通過する(図4(b)参照)。上述したように、本実施形態では、下位通路12に振り分けられた遊技球が第二確定領域61に進入する蓋然性(確率は)50%であるから、50%の確率でシャッタ部材51が第二確定領域61の入口を長時間開放(遊技球が第二確定領域61に進入するために十分な時間開放)することとなる。それに漏れた場合は、シャッタ部材51は第二確定領域61の入口を閉鎖したまま、または短時間(遊技球が第二確定領域61に進入するのは極めて困難な時間開放)することとなる。
当該構造はあくまで一例である。例えば、下位通路12の出口から出た遊技球が到達するいわゆるクルーン役物を設け、当該クルーン部材に形成された特定の領域(孔等)を第二確定領域61と、それ以外の領域(孔等)を通常領域62とすることで、所定の確率で遊技球が第二確定領域61に振り分けられる構造を構築してもよい。
なお、遊技球が下位通路12に進入したときにおける、第二確定領域61に遊技球が進入する(第二確定領域61に遊技球が振り分けられる)蓋然性(確率)は、遊技球が下位通路12に進入したときに第一確定領域40に遊技球が進入する蓋然性(確率)よりも低ければ適宜設定することができる。例えば、第二確定領域61に遊技球が進入する蓋然性(確率)を0%(ほぼ0%)に設定してもよい。ただし、遊技者から見て、遊技球が第二確定領域61に進入する可能性があるのではないかという演出態様を実行する必要がある。本実施形態のような構造であれば、極めて短時間、シャッタ部材51を開状態とさせる。当該開放時間は、遊技球が第二確定領域61に進入することが不可能または極めて困難な長さに設定される。このような第二確定領域61の開放操作が実行されれば、(実際には遊技球が第二確定領域61に進入する蓋然性がほとんどない設定であっても)遊技者は第二確定領域61に遊技球が進入する可能性があるのではないかという印象を受ける。
上記振分装置30は、共通路20内に進入した遊技球を、予め設定された振分パターンに沿って、上位通路11または下位通路12に振り分ける(図3および図4参照)。本実施形態における振分パターンは、上位通路11と下位通路12に遊技球を交互に振り分けるものである。なお、このような振分パターンが設定されている場合、振分部材31が遊技球を一方の遊技球通路10に振り分ける度に変位し、連続的に同じ通路に遊技球が振り分けられないようにする公知の振分機構(例えば、特開2014−135959号公報に記載される振分機構)のような駆動源を用いない振分装置30とすることもできるし、振分部材31を駆動させる駆動源を設け、当該駆動源を制御することによって振分部材31の態様(第一態様または第二態様)を振分パターンに沿ったものとすることもできる。いずれにせよ、振分パターンに沿って遊技球を振り分けられるものであれば、振分装置30はどのようなものであってもよい。
このように構成される遊技機1(振分演出)の作用は次の通りである。大当たりの種類を決定する振分演出が発生した場合、開閉部材21が共通路20の入口を開放させる。遊技者は共通路20が位置する側を狙って遊技球を発射させることにより、共通路20内に遊技球を進入させることが可能となる。本実施形態では、一つの遊技球のみを演出に使用するため、最初に共通路20に進入した遊技球以外の遊技球を演出に使用しないように他の領域へ送る機構が設けられている。具体的には、共通路20の途中に遊技球一つのみを貯留することができる貯留空間71が形成された貯留部材70が設けられている。最も早く分岐箇所に到達した遊技球は、当該貯留部材70の貯留空間71に貯留される(図5(a)参照)。貯留部材70に遊技球が貯留されている状態で分岐箇所に到達した遊技球は、振分演出に寄与しないものとなる(図5(b)(c)参照)。遊技球が貯留された状態で上記貯留部材70が変位することで、一つの遊技球が振分装置30(振分部材31)に向けて送られる(図5(d)参照)。ただし、当該貯留機構はあくまで一例である。振分演出に使用する遊技球のみを振分装置30へ送ることができるものであれば、貯留機構はどのようなものであってもよい。本実施形態では、振分演出に使用されない遊技球は、例えば所定の入賞領域に送られるように設定されており、その入賞数に応じて賞球が払い出されることとなる。
共通路20内に進入した遊技球は、振分装置30によって上位通路11または下位通路12に振り分けられる。本実施形態における振分装置30は、振分演出が発生する度に、振分対象となる通路を上位通路11と下位通路12の一方から他方に切り替える(交互に遊技球を振り分ける)。したがって、前回の振分演出において振り分けられた遊技球通路10が上位通路11であれば下位通路12に遊技球が振り分けられ、前回の振分演出において振り分けられた遊技球通路10が下位通路12であれば上位通路11に遊技球が振り分けられる。
したがって、前回の振分演出において振り分けられた遊技球通路10が下位通路12であれば、次に発生した振分演出において遊技球が振り分けられる遊技球通路10は上位通路11となって(図3参照)、遊技球が第一確定領域40に進入することが確定する。つまり、特別大当たりとなることが確定する。一方、前回の振分演出において振り分けられた遊技球通路10が上位通路11であれば、次に発生した振分演出において遊技球が振り分けられる遊技球通路10は下位通路12となる(図4参照)から、遊技球が第二確定領域61に進入することは非確定である。つまり、特別大当たりとなる蓋然性は、下位通路12において、遊技球が第二確定領域61に振り分けられる(図4(a)参照)か、通常領域62に振り分けられる(図4(b)参照)かによるものとなる。
このように、本実施形態にかかる遊技機1は、遊技球が下位通路12に連続的に振り分けられることはないから、遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。より具体的に言えば、遊技球が下位通路12に振り分けられた振分演出の後に発生した振分演出は、遊技球が上位通路11に振り分けられることとなる(特別大当たりとなることが確定するモードとなる)から、遊技者の遊技意欲を向上させることが可能である。
また、本実施形態では、上位通路11に振り分けられず下位通路12に振り分けられたとしても、遊技球が第二確定領域61に進入して特別大当たりとなる可能性があるまたは発生する可能性があるようにみえる(シャッタ部材51が必ず開放動作するから、遊技球が第二確定領域61に進入する可能性があるようにみえる)ものであるから、次に遊技媒体が下位通路12に振り分けられることが把握されることによる遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
なお、本実施形態にかかる遊技機1は、共通路20に進入した遊技球を上位通路11と下位通路12に交互に振り分けるものであることを説明したが、これ以外の振分パターンに設定することを否定するわけではない。例えば、下位通路12、下位通路12、下位通路12、下位通路12、上位通路11、下位通路12・・・というように、一方の遊技球通路10に連続的に振り分けられることがある振分パターンとしてもよい。この場合、振分装置30として、例えば、特開2015−15985号公報や特開2015−15986号公報に記載される装置(a:bで遊技球を振り分ける装置)を用いることができる。また、振分パターンは、遊技者が勝手に変更できないもの、かつ振分対象となる遊技球通路10を毎回抽選等によって決めるものでないものであればよく、当該パターンに規則性が存在しないものであってもよい。本実施形態のように、上位通路11と下位通路12に交互に振り分けられるものとすれば、(交互に振り分けられないものに比して)、遊技者が振分パターンを予測しやすくなることによる遊技意欲の向上効果、連続して同じ遊技球通路10に振り分けられることによる遊技意欲の減衰を抑制効果に優れるものとなるということであって、「交互」以外の振分パターンを設定した遊技機としてもよい。また、所定のタイミング(例えば、電源ON時)に振分パターンが抽選によって決定される構成(振分パターン抽選手段を備えた構成)等、振分パターンを変化させることが可能なものとしてもよい(このように変化する可能性がある振分パターンも、本発明における「予め設定された振分パターン」に相当する。つまり、「予め設定された」とは、遊技中に変化するものでないという意であって、電源ON時等に変化する可能性があるものを除く意ではない)。
本実施形態にかかる遊技機1の変形例として、例えば以下のような構成(第一変形例や第二変形例)が考えられる。
・第一変形例
上記実施形態にかかる遊技機1では、共通路20に進入した遊技球が上位通路11または下位通路12のいずれかに振り分けられることを説明したが、遊技球が振り分けられる対象となる遊技球通路10が三つ以上設けられていてもよい。この場合、各遊技球通路10に遊技球が振り分けられた場合に、遊技者に有利な状況(上記実施形態でいう特別大当たり)となる蓋然性は、遊技球通路10毎に異なっていればよい。なお、ここでいう「遊技球通路10毎に異なる」とは、ある遊技球通路10に遊技球が進入したときにおける遊技者に有利な状況となる蓋然性と、それとは別の遊技球通路10に遊技球が進入したときにおける遊技者に有利な状況となる蓋然性が全く同じであることを否定するものではない。つまり、遊技者に有利な状況となる蓋然性が、全ての遊技球通路10において同じでない設定であればよい。
例えば、図6に示すように、遊技球通路10として、遊技者に有利な状況となる蓋然性(確率)が100%である第一通路13、50%である第二通路14、0%である第三通路15を設けた構成とする。そして、所定の振分パターンに沿って、遊技球が振り分けられるようにする。連続して同じ遊技球通路10に遊技球が振り分けられないようにするため、振分装置30は、共通路20内に進入した遊技球を、前回振り分けられた遊技球通路10とは異なる遊技球通路10に振り分けるものであることが望ましい。この場合、各遊技球通路10に振り分けられる蓋然性(確率)を全て均等にしなくてもよい。例えば、第一通路13、第二通路14、第一通路13、第三通路15、第一通路13・・・というように、第一通路13に振り分けられる蓋然性を、その他の通路に比して高く設定してもよい。また、振分パターンは、遊技者が勝手に変更できないもの、かつ振分対象となる遊技球通路10を毎回抽選等によって決めるものでないものであればよく、振分パターンに規則性が存在しなくてもよい。
このような構成とすれば、遊技球が同じ遊技球通路10に連続して振り分けられることが無くなるため、次回の振分に期待させることによる遊技者の遊技意欲の向上を図ることが可能である。
・第二変形例(第一変形例の改良例)
第一変形例は、連続して同じ遊技球通路10に遊技球が振り分けられないように設定されたものであるが、これを発展させ、設定された所定の振り分け順に沿って、遊技球が各遊技球通路10に振り分けられていく構成としてもよい。例えば、「所定の順番」が、1)第二通路14、2)第一通路13、3)第三通路15に設定されたときには、第二通路14、第一通路13、第三通路15、第二通路14…というように、遊技球が振り分けられる。上記第一変形例と異なり、各遊技球通路10に振り分けられる蓋然性(確率)は全て均等(1:1:1)になる。
このような構成とすれば、先の振分態様が予測できるようになることによる遊技者の遊技意欲の向上を図ることが可能である。また、特定の遊技球通路10に遊技球が振り分けられる蓋然性が、他の遊技球通路10に比して高くなる設定ではないから、波の穏やかな(連続的に遊技したときにおけるいわゆる出玉の上下動が小さい)遊技機とすることが可能である。
上記第一変形例、第二変形例のいずれにおいても、遊技球通路10の少なくともいずれかは、遊技球が進入したときに遊技者に有利な状況(上記実施形態でいう特別大当たり)となることが確定するものであるとよい。このような構成とすれば、遊技者に有利な状況が長く発生しない事態の発生が抑制されるため、遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
また、この場合、遊技球が進入したときに遊技者に有利な状況となることが確定する遊技球通路10以外の遊技球通路10のうちの少なくとも一部は、上記実施形態における下位通路12のように、遊技者に有利な状況となる可能性がある、または可能性があるようにみえる構成(例えば上記実施形態のようにシャッタ部材51が短時間開放する構成)であるとよい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態にかかる遊技機1およびその変形例にかかる遊技機は、いわゆるぱちんこ遊技機であるが、スロットマシン等のその他の遊技機に同様の技術思想が適用可能である。例えば、スロットマシンにおいて、遊技用のメダルを遊技媒体として、上記振分演出と同様の演出を実行することも可能である。
上記実施形態にかかる遊技機1およびその変形例における振分演出は、大当たりを特別大当たりとするか通常大当たりとするかを決定するための演出であることを説明したが、「遊技者にとって有利な状況」とするか否かを決定するものであれば、振分演出によって決定される対象は上記のような大当たりの種類に限られない。例えば、大当たり遊技によって獲得できるいわゆる出玉の期待値が異なる複数種の大当たりが設定された遊技機において、当該大当たりの種類を決定するための演出として利用してもよい。この場合、「遊技者にとって有利な状況」になることとは、振分演出で決定される対象とした大当たりのうち、獲得できる出玉の期待値が最も大きい大当たりに当選するということになる。それ以外の場合には、獲得できる出玉の期待値が相対的に小さい(またはゼロである)大当たりに当選することになるが、このようなケースは「遊技者にとって有利な状況」にならなかった場合に該当することとなる。つまり、「遊技者にとって有利な状況」にならなかった場合とは、「遊技者にとって有利な状況」となった場合よりも遊技者が受ける利益が小さいということであって、遊技者が全く利益を受けないケースに限定されるわけではない。
1 遊技機
10 遊技球通路
11 上位通路
12 下位通路
20 共通路
21 開閉部材
30 振分装置
31 振分部材
40 第一確定領域
50 領域振分手段
51 シャッタ部材
61 第二確定領域
62 通常領域
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、遊技媒体が進入したときに、遊技者の利益となる特典が付与されることが確定する特典領域と、所定位置に到達した遊技媒体を、予め設定された振分パターンに沿って複数の遊技媒体通路のいずれかに振り分ける振分装置と、を備え、前記複数の遊技媒体通路は、遊技媒体が振り分けられたとき前記特典領域に遊技媒体が進入しない可能性がある通路と、遊技媒体が振り分けられたとき前記特典領域に遊技媒体が進入することが確定する通路とを含むことを特徴とする。
上記本発明にかかる遊技機は、遊技媒体をいずれの遊技媒体通路に振り分けるかを、予め設定された振分パターンに沿って行うものである。つまり、抽選等によって遊技媒体を振り分けるものではないため、同じ遊技媒体通路に遊技媒体が連続的に振り分けられること等が抑制される。つまり、遊技者にとって好ましくない遊技媒体通路に遊技媒体が連続的に振り分けられることによる遊技意欲の減衰を抑制することが可能である
また、複数の遊技媒体通路のうちの少なくとも一つが、遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されていれば、当該有利な状況が長く発生しない事態の発生が抑制されるため、遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
上記実施形態にかかる遊技機1およびその変形例における振分演出は、大当たりを特別大当たりとするか通常大当たりとするかを決定するための演出であることを説明したが、「遊技者にとって有利な状況」とするか否かを決定するものであれば、振分演出によって決定される対象は上記のような大当たりの種類に限られない。例えば、大当たり遊技によって獲得できるいわゆる出玉の期待値が異なる複数種の大当たりが設定された遊技機において、当該大当たりの種類を決定するための演出として利用してもよい。この場合、「遊技者にとって有利な状況」になることとは、振分演出で決定される対象とした大当たりのうち、獲得できる出玉の期待値が最も大きい大当たりに当選するということになる。それ以外の場合には、獲得できる出玉の期待値が相対的に小さい(またはゼロである)大当たりに当選することになるが、このようなケースは「遊技者にとって有利な状況」にならなかった場合に該当することとなる。つまり、「遊技者にとって有利な状況」にならなかった場合とは、「遊技者にとって有利な状況」となった場合よりも遊技者が受ける利益が小さいということであって、遊技者が全く利益を受けないケースに限定されるわけではない
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
手段1にかかる遊技機は、遊技媒体が進入したときに、遊技者にとって有利な状況となる蓋然性が異なる複数の遊技媒体通路と、所定位置に到達した遊技媒体を、予め設定された振分パターンに沿って、前記複数の遊技媒体通路のいずれかに振り分ける振分装置と、を備えることを特徴とする。
手段1にかかる遊技機は、遊技媒体をいずれの遊技媒体通路に振り分けるかを、予め設定された振分パターンに沿って行うものである。つまり、抽選等によって遊技媒体を振り分けるものではないため、同じ遊技媒体通路に遊技媒体が連続的に振り分けられること等が抑制される。つまり、遊技者にとって好ましくない遊技媒体通路に遊技媒体が連続的に振り分けられることによる遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記振分装置は、所定位置に到達した遊技媒体を、前回振り分けられた前記遊技媒体通路とは異なる前記遊技媒体通路に振り分けるものであることを特徴とする。
手段2にかかる遊技機によれば、振分装置が、前回振り分けられた遊技媒体通路とは異なる遊技媒体通路に遊技媒体を振り分けるものとすれば、遊技媒体が同じ遊技媒体通路に連続して振り分けられることが無くなるため、次回の振分に期待させることによる遊技者の遊技意欲の向上を図ることが可能である。
手段3にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記複数の遊技媒体通路のそれぞれに振り分け順が設定され、前記振分装置は、所定位置に到達した遊技媒体を、前記複数の遊技媒体通路に一つずつ前記振り分け順に沿って振り分けるものであることを特徴とする。
手段3にかかる遊技機によれば、振分装置が、複数の遊技媒体通路に一つずつ振り分け順に沿って遊技媒体を振り分けるものとすれば、先の振分態様が予測できるようになることによる遊技者の遊技意欲の向上を図ることが可能である。
手段4にかかる遊技機は、手段1から手段3のいずれかに記載の遊技機において、前記複数の遊技媒体通路の少なくとも一つは、当該遊技媒体通路に遊技媒体が進入したとき、遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されていることを特徴とする。
なお、遊技者にとって有利な状況(発生する事象)としては、いわゆる確率変動状態となること等が例示できる。そして、この逆の状況である、遊技者にとって有利な状況とならなかった場合というのは、有利な状況として設定された事象(例えば確率変動状態)が発生しないことをいい、遊技者にとって全く利益がない(何も発生しない)という設定であってもよいし、有利な状況として設定された事象よりも価値の低い事象(例えば、いわゆる時間短縮状態)が発生するという設定であってもよい。
手段4にかかる遊技機のように、複数の遊技媒体通路のうちの少なくとも一つが、遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されていれば、当該有利な状況が長く発生しない事態の発生が抑制されるため、遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
手段5にかかる遊技機は、手段4に記載の遊技機において、遊技媒体が進入したとき遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されている遊技媒体通路とは異なる別の遊技媒体通路は、当該別の遊技媒体通路に進入した遊技媒体を、遊技者にとって有利な状況となることが確定する確定領域またはそれ以外の領域に振り分けるものであることを特徴とする。
手段5にかかる遊技機のように、遊技者にとって有利な状況となることが確定する遊技媒体通路に振り分けられなくても、遊技者にとって有利な状況が発生する可能性がある、または発生する可能性があるようにみえる遊技態様とすれば、振分パターンが把握される(有利な状況となることが確定する遊技媒体通路に振り分けられないことが理解される)ことによる遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
手段6にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記複数の遊技媒体通路として、遊技媒体が進入したときに、遊技者にとって有利な状況となる蓋然性が相対的に高い上位通路と、遊技媒体が進入したときに、遊技者にとって有利な状況となる蓋然性が相対的に低い下位通路と、が設けられ、前記振分装置は、所定位置に到達した遊技媒体を、前記上位通路と前記下位通路に交互に振り分けるものであることを特徴とする。
手段6にかかる遊技機のような構成とすれば、遊技媒体が下位通路に連続的に振り分けられることによる遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。
手段7にかかる遊技機は、手段6に記載の遊技機において、前記上位通路に遊技媒体が進入したとき、遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されていることを特徴とする。
なお、遊技者にとって有利な状況(発生する事象)としては、いわゆる確率変動状態となること等が例示できる。そして、この逆の状況である、遊技者にとって有利な状況とならなかった場合というのは、有利な状況として設定された事象(例えば確率変動状態)が発生しないことをいい、遊技者にとって全く利益がない(何も発生しない)という設定であってもよいし、有利な状況として設定された事象よりも価値の低い事象(例えば、いわゆる時間短縮状態)が発生するという設定であってもよい。
手段7にかかる遊技機のような構成とすれば、次に遊技媒体が上位通路に振り分けられることを把握することによる遊技者の遊技意欲の向上を図ることが可能である。
手段8にかかる遊技機は、手段7に記載の遊技機において、前記下位通路は、当該下位通路内に進入した遊技媒体を、遊技者にとって有利な状況となることが確定する確定領域またはそれ以外の領域に振り分けるものであることを特徴とする。
手段8にかかる遊技機のように、遊技者にとって有利な状況となることが確定する遊技媒体通路に振り分けられなくても、遊技者にとって有利な状況が発生する可能性がある、または発生する可能性があるようにみえる遊技態様とすれば、次に遊技媒体が下位通路に振り分けられることが把握されることによる遊技者の遊技意欲の減衰を抑制することが可能である。

Claims (8)

  1. 遊技媒体が進入したときに、遊技者にとって有利な状況となる蓋然性が異なる複数の遊技媒体通路と、
    所定位置に到達した遊技媒体を、予め設定された振分パターンに沿って、前記複数の遊技媒体通路のいずれかに振り分ける振分装置と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記振分装置は、所定位置に到達した遊技媒体を、前回振り分けられた前記遊技媒体通路とは異なる前記遊技媒体通路に振り分けるものであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記複数の遊技媒体通路のそれぞれに振り分け順が設定され、
    前記振分装置は、所定位置に到達した遊技媒体を、前記複数の遊技媒体通路に一つずつ前記振り分け順に沿って振り分けるものであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記複数の遊技媒体通路の少なくとも一つは、当該遊技媒体通路に遊技媒体が進入したとき、遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 遊技媒体が進入したとき遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されている遊技媒体通路とは異なる別の遊技媒体通路は、当該別の遊技媒体通路に進入した遊技媒体を、遊技者にとって有利な状況となることが確定する確定領域またはそれ以外の領域に振り分けるものであることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記複数の遊技媒体通路として、
    遊技媒体が進入したときに、遊技者にとって有利な状況となる蓋然性が相対的に高い上位通路と、
    遊技媒体が進入したときに、遊技者にとって有利な状況となる蓋然性が相対的に低い下位通路と、
    が設けられ、
    前記振分装置は、所定位置に到達した遊技媒体を、前記上位通路と前記下位通路に交互に振り分けるものであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  7. 前記上位通路に遊技媒体が進入したとき、遊技者にとって有利な状況となることが確定するように設定されていることを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記下位通路は、当該下位通路内に進入した遊技媒体を、遊技者にとって有利な状況となることが確定する確定領域またはそれ以外の領域に振り分けるものであることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
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