JP2016214014A - 急速充電装置 - Google Patents

急速充電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016214014A
JP2016214014A JP2015097863A JP2015097863A JP2016214014A JP 2016214014 A JP2016214014 A JP 2016214014A JP 2015097863 A JP2015097863 A JP 2015097863A JP 2015097863 A JP2015097863 A JP 2015097863A JP 2016214014 A JP2016214014 A JP 2016214014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
unit
charging
storage unit
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015097863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6600161B2 (ja
Inventor
林 秀美
Hidemi Hayashi
秀美 林
福島 浩
Hiroshi Fukushima
浩 福島
貴史 野田
Takashi Noda
貴史 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyuhen Co Inc
Original Assignee
Kyuhen Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyuhen Co Inc filed Critical Kyuhen Co Inc
Priority to JP2015097863A priority Critical patent/JP6600161B2/ja
Publication of JP2016214014A publication Critical patent/JP2016214014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6600161B2 publication Critical patent/JP6600161B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/12Electric charging stations

Abstract

【課題】直流電源部からの直流電力を最大限利用し、急速充電装置が備える貯蔵用蓄電部の利用を最小化することが可能な急速充電装置を提供する。【解決手段】急速充電装置1は、直流電源部7と、貯蔵用蓄電部9と、蓄電制御部11と、電源制御部13と、通信部17と、指令発生部19とを備えている。指令発生部19は、電源プラグ21から蓄電器27に供給する直流電力が、直流電源部7からの最大直流電力未満になったか否かを監視しており、電源プラグ21から蓄電器27に供給する直流電力が、直流電源部7からの最大直流電力未満になると、指令発生部19は、充電指令を発生し、蓄電制御部11は、直流電源部7の出力で貯蔵用蓄電部9の充電を開始する。【選択図】 図2

Description

本発明は、プラグイン型車両に搭載された蓄電器を急速充電するための急速充電装置に関するものである。
近年、ガソリンを燃料として動力を発生する内燃機関によって走行する従来型の車両に対して、二酸化炭素等の温室効果ガスの排出量の少ない、電動モータを用いて走行する車両(例えば、電気自動車、プラグイン・ハイブリッド自動車、電気二輪車等。以下、「電気自動車等」とする。)が普及しつつある。電気自動車等は、搭載している二次電池等の蓄電器に蓄えた電気をエネルギ源とするものであるため、充電装置を用いて、搭載された蓄電器を充電する必要がある。
蓄電器の充電は、ガソリンの給油に比べて、時間がかかるという欠点が存在する。この欠点を解消する急速充電を可能とするため、より大きな出力容量に対応した電気自動車等及びそれに対応した高出力容量の急速充電装置が開発・実用化されている。しかしながら、このように高出力容量による急速充電が可能な電気自動車等に対応するためには、急速充電装置側も高出力が可能なように変更する必要があるが、急速充電装置を設置するためには、契約電力の見直しや設置場所の電気設備の容量等も考慮しなければならず、容易ではない。そこで、従来、充電装置に蓄電池(設備用蓄電池)を備えて、商用電源からの電力と共に、蓄電池からの電力で電気自動車等の蓄電池(外部蓄電池)を充電するシステムが存在する(特開2014−7908号公報[特許文献1])。
特開2014−7908号公報
特許文献1のシステムは、充電後半の定電圧充電時に設備用蓄電池の充電をするようにしている。
本発明の目的は、直流電源部からの直流電力を最大限利用し、急速充電装置が備える貯蔵用蓄電部の利用を最小化することが可能な急速充電装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、急速充電装置が備える貯蔵用蓄電部の劣化を防ぎ、貯蔵用蓄電部の寿命を延ばすことが可能な急速充電装置を提供することにある。
本発明の急速充電装置は、直流電源部と、貯蔵用蓄電部と、充電指令に応じて直流電源部の出力で貯蔵用蓄電部を充電し、出力制御指令に応じて貯蔵用蓄電部に蓄電した直流電力を制御して出力する蓄電制御部と、直流電源部から出力される直流電力を出力制御指令に応じて制御して出力する電源制御部と、プラグイン型車両のプラグインコネクタに接続されて、電源制御部によって制御された直流電源部からの制御された直流電力と蓄電制御部によって制御された貯蔵用蓄電部からの制御された直流電力とをプラグイン型車両の蓄電器に供給する1以上の電源プラグと、少なくともプラグイン型車両との間で通信を行って蓄電器の蓄電情報を入手する通信部と、通信部から入手した蓄電情報に基づいて充電指令及び出力制御指令を発生する指令発生部とを具備している。
指令発生部は、電源プラグから蓄電器に供給する直流電力が、直流電源部から供給する最大直流電力以上あるときには、不足の直流電力を貯蔵用蓄電部から出力するように出力制御指令を発生し、電源プラグから蓄電器に供給する直流電力が、最大直流電力未満になると、充電指令を出力する。このように構成されているため、本発明の急速充電装置は、最大直流電力が直流電源部から供給する直流電力以上の場合に貯蔵用蓄電部から直流電力を出力し、最大直流電力が直流電源部から供給する直流電力を下回ると直流電源部から供給する直流電力のみでプラグイン型車両の蓄電器を充電し、余力で貯蔵用蓄電部を充電することができる。そのため、直流電源部から供給する直流電力を最大限利用してプラグイン型車両の蓄電器を充電し、余力が生じたときに、貯蔵用蓄電部を充電し、次のプラグイン型車両の蓄電器の充電に備えることができる。また、このことにより、貯蔵用蓄電部の利用を最小化することができる。
最大直流電力は、直流電源部が供給することができる直流電力の範囲内であればよく、例えば、最大直流電力は契約電力量以下であることが望ましい。最大直流電力が契約電力量以下であれば、既存の契約電力の見直しや設置場所の電気設備の容量等を変更することなく、急速充電装置を変更することができる。
貯蔵用蓄電部は、プラグイン型車両の蓄電器の充電に備えて、なるべく満充電状態にしておくことが望ましい。そのため、貯蔵用蓄電部からの給電が終わると、直流電源部の余力を利用して充電を開始する。この際の充電速度は任意であるが、次のプラグイン型車両の蓄電器の充電に備えるという観点からは、速い速度での充電(高速充電)が好ましい。しかしながら、常に高速充電で貯蔵用蓄電部を充電すると、貯蔵用蓄電部の劣化を早め、貯蔵用蓄電部の寿命を短くしてしまうことになる。そこで、本発明では、蓄電制御部は、充電指令に応じて、直流電源部からの直流電力の出力量を変化させて貯蔵用蓄電部を充電することが可能であることが望ましい。このように構成すれば、例えば、プラグイン型車両の充電が頻繁な場合には、出力量を大きくして高速充電を行い、プラグイン型車両の充電が続かない場合には、出力量を小さくして低速充電を行い、貯蔵用蓄電部の劣化を抑えることが可能になる。
充電速度を変化させるタイミングは任意であるが、例えば、指令発生部は、高速充電をするように充電指令を発生し、所定の時間が到来した場合に、高速充電よりも低速の低速充電をするように充電指令を発生するようにしてもよい。このようにすれば、充電に来るプラグイン型車両が少ない夜間などに低速充電を行うことができる。また、指令発生部は、プラグイン型車両の蓄電器の充電が終了してから所定の時間が経過しても次のプラグイン型車両の充電が開始しない場合に、貯蔵用蓄電部を高速充電よりも低速の低速充電をするように充電指令を発生するようにしてもよい。このようにすれば、充電に来るプラグイン型車両が少ない場合に低速充電により貯蔵用蓄電部の劣化を抑えることが可能になる。
貯蔵用蓄電部の容量のみでプラグイン型車両の充電が可能な場合には必要はないが、充電に来るプラグイン型車両が多いような場所に設置している場合や、充電に来るプラグイン型車両が多い時間帯に、貯蔵用蓄電部の容量では不足することが考えられる。そこで、急速充電装置は、貯蔵用蓄電部とは別の外付けの外部蓄電部を接続して、合計容量を増やすことを可能にしておいてもよい。貯蔵用蓄電部と外部蓄電部の接続方法は任意であるが、例えば、外部蓄電部を接続する接続端子をさらに備えておき、外部蓄電部を接続端子に接続することにより、貯蔵用蓄電部の容量に外部蓄電部の容量を追加して合計容量を増やすことが可能にしておいてもよい。また、急速充電装置が2以上の電源プラグを備えている場合には、2以上の電源プラグのうち、少なくとも1つを貯蔵用蓄電部と接続しておき、外部蓄電部に設けられたコネクタに該電源プラグを接続すると、貯蔵用蓄電部と外部蓄電部とをつなぐ接続ケーブルの機能を果たすように構成しておき、該電源プラグを外部蓄電部のコネクタに接続することにより、貯蔵用蓄電部の容量に外部蓄電部の容量を追加して合計容量を増やすことが可能にしておいてもよい。
本実施の形態の急速充電装置の概略図である。 本実施の形態の急速充電装置のブロック図である。 本実施の形態の急速充電装置による充電制御を示すフローチャートである。 (A)は、急速充電装置を用いてプラグイン型車両を充電する場合の充電時間と出力の関係を示すグラフであり、(B)は、充電時間と貯蔵用蓄電部の充電量の関係を示すグラフである。 (A)は、急速充電装置を用いてプラグイン型車両を充電する場合の充電時間と出力の関係を示すグラフであり、(B)は、高速充電及び低速充電時の充電時間と貯蔵用蓄電部の充電量の関係を示すグラフである。 第2の実施の形態の急速充電装置の概略図である。 第2の実施の形態の急速充電装置のブロック図である。 第3の実施の形態の急速充電装置の概略図である。 第3の実施の形態の急速充電装置のブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の急速充電装置を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の急速充電装置1を示す概念図であり、図2は、そのブロック図である。急速充電装置1は、急速充電装置本体3と、プラグ分割ユニット5とから構成されており、2台分のプラグイン型車両が駐車可能な駐車場の中央部に設置されている。急速充電装置本体3には、直流電源部7と、貯蔵用蓄電部9と、蓄電制御部11と、電源制御部13と、通信部17と、指令発生部19とが収納されている。プラグ分割ユニット5は、電力供給切換回路15を備えており、2つの電源プラグ21が延びている。図示していないが、急速充電装置1には、各電源プラグ21に対応して、充電料金の投入口が設けられており、電源プラグ21に車両を接続後、充電料金を投入するようになっている。
プラグイン型車両23は、プラグインコネクタ25を備えた電気自動車(EV)、プラグイン・ハイブリッド自動車、電機二輪車等の電動モータを用いて走行する車両であり、搭載している蓄電器27を外部電源から給電を受けて充電するタイプの車両である。蓄電器27は、鉛蓄電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等の二次電池の他、リチウムイオンキャパシタ等の大容量キャパシタでもよい。
直流電源部7は、図示しないコンバータ、変圧器及び整流器から構成されており、電源制御部13によって制御され、商用電源から受電した交流電力を直流電力に変換して出力するものである。貯蔵用蓄電部9は、図示しない蓄電池と充放電回路から構成されており、蓄電池は、鉛蓄電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等の二次電池の他、リチウムイオンキャパシタ等の大容量キャパシタでもよい。蓄電制御部11は、充電指令に応じて直流電源部7の出力で貯蔵用蓄電部9を充電し、出力制御指令に応じて貯蔵用蓄電部9に蓄電した直流電力を制御して出力する。電源制御部13は、直流電源部7から出力される直流電力を出力制御指令に応じて制御して出力する。本実施の形態では、直流電源部7の直流電力は、急速充電装置1の設置場所の電気設備の契約電力量以下になるように、最大30kWである。また、貯蔵用蓄電部9の直流電力は、最大20kWである。
2つの電源プラグ21は、2種類の接続線、すなわちA接続線とB接続線とによりプラグインコネクタ25に接続されている。具体的には、A接続線により電力供給切換回路15と接続されており、プラグイン型車両23のプラグインコネクタ25に接続されて、電源制御部13によって制御された直流電源部7からの制御された直流電力と、蓄電制御部11によって制御された貯蔵用蓄電部9からの制御された直流電力とをプラグイン型車両23の蓄電器27に供給する。また、2つの電源プラグ21は、それぞれB接続線により通信部17とも接続されている。通信部17は、電源プラグ21に設けられた通信線を通じて、プラグイン型車両23との間で通信を行って蓄電器27の蓄電情報を入手する。ここで蓄電情報には、少なくとも蓄電器の電圧、温度等が含まれている。指令発生部19は、通信部17から入手した蓄電情報に基づいて、充電指令及び出力制御指令、並びに、選択指令及び選択終了指令を発生する。電力供給切換回路15は、直流電源部7及び貯蔵用蓄電部9と接続されており、選択指令に応じて選択された電源プラグ21に直流電源部7からの、または、直流電源部7及び貯蔵用蓄電部9の合成の直流電力を供給し、選択終了指令により電源プラグ21への直流電力の供給を停止する。すなわち、本実施の形態の急速充電装置1の最大直流電力は、直流電源部7の直流電力30kWと貯蔵用蓄電部9の直流電力20kWの合成である50kWである。
[急速充電装置による充電制御]
図3は、本実施の形態の急速充電装置による充電制御を示すフローチャートであり、図4(A)は、本実施の形態の急速充電装置を用いてプラグイン型車両を充電する場合の充電時間と電源プラグからの直流電力の出力の関係を示すグラフであり、図4(B)は、充電時間と貯蔵用蓄電部の充電量の関係を示すグラフである。図4は、2台のプラグイン型車両を充電する場合を図示している。
急速充電装置1は、プラグイン型車両23が電源プラグ21のいずれかに接続されるまで待機状態にある(ステップST1)。電源プラグ21にプラグイン型車両23が接続されると、指令発生部19は、接続された順に充電を行う車両を決定する(ステップST2)。急速充電を行う車両が決定されると、指令発生部19は、料金の支払いまたは料金の支払い意志の確認をした後、その車両が接続されている電源プラグ21を選択する選択指令を発生し、電力供給切換回路15からの給電が開始される(ステップST3。図4(A)(B)のt0)。
急速充電装置1による急速充電は、プラグイン型車両23からの指令により実施される。プラグイン型車両23の蓄電器27の充電状態等の条件にもよるが、充電容量が20%未満の状態であれば、充電開始時の最大出力は、直流電源部7の直流電力30kWと貯蔵用蓄電部9の直流電力20kWの合成である50kWである。その後、電源プラグ21から出力する直流電力は、蓄電器27の充電容量に応じて漸減するように制御される。この際、優先的に貯蔵用蓄電部9からの出力を減らすよう、蓄電制御部11が出力を制御する。
指令発生部19は、電源プラグ21から蓄電器27に供給する直流電力が、直流電源部7からの最大直流電力である30kW未満になったか否かを監視している(ステップST4)。電源プラグ21から蓄電器27に供給する直流電力が、直流電源部7からの最大直流電力である30kW未満になると、指令発生部19は、充電指令を発生し、蓄電制御部11は、直流電源部7の出力で貯蔵用蓄電部9の充電を開始する(ステップST5。図4(A)(B)のt1)。すなわち、電源プラグ21から蓄電器27に供給する直流電力が、直流電源部7からの最大直流電力である30kWを下回ると、プラグイン型車両23の蓄電器27の充電を継続しながら、その余力の直流電力を用いて、貯蔵用蓄電部9の充電を開始する。
指令発生部19は、通信部17から入手する蓄電器27の蓄電情報(蓄電器電圧)に基づき、充電容量が所定の充電状態になったか否かを監視している(ステップST6)。「所定の充電状態」は、任意に設定可能であり、満充電状態や、充電容量の80%以上のように満充電状態に満たない状態でもよい。所定の充電状態になったことが検知されると、指令発生部19は、電力供給切換回路15に対して、選択終了指令を出力し、これにより、1台目のプラグイン型車両23の充電が完了する(ステップST7。図4(A)(B)のt2)。本実施の形態では、さらに他方の電源プラグ21に接続されている車両があるか否かを判定する(ステップST8)。他方の電源プラグ21に車両が接続されている場合には、貯蔵用蓄電部9の充電を終了し(ステップST9。図4(A)(B)のt3)、ステップST2に戻って、次に充電を行う車両を決定し、ステップST2からステップST8までが繰り返される(図4(A)(B)のt4〜t6)。充電を行う車両がないと判定すると、貯蔵用蓄電部9を所定の充電状態まで充電し、充電は完了となる(ステップST10及びステップST11。図4(A)(B)のt7)。
[充電モードの切換]
本実施の形態の急速充電装置1は、貯蔵用蓄電部9の劣化を抑えるために、直流電源部7からの直流電力の出力量を変化させて貯蔵用蓄電部9を充電することが可能である。図5(A)は、実施の形態の急速充電装置を用いてプラグイン型車両を充電する場合の充電時間と電源プラグからの直流電力の出力の関係を示すグラフであり、図5(B)は、高速充電時及び低速充電時の充電時間と貯蔵用蓄電部の充電量の関係を示すグラフである。
急速充電装置1の蓄電制御部11は、タイマ機能を備えており、昼間(例:午前7時〜午後11時)は、図5(B)に破線aで示すように、充電に来るプラグイン型車両に備えて高速充電により貯蔵用蓄電部9を充電している。これに対して、夜間(例:午後11時〜午前7時)は、充電に来るプラグイン型車両が昼間に比べて少ないことから、図5(B)に実線bで示すように、高速充電よりも低速の低速充電を行うように充電指令を発生している。このことにより、貯蔵用蓄電部9の劣化を抑えることが可能である。
<第2の実施の形態>
図6は、第2の実施の形態の急速充電装置を示す概念図であり、図7は、第2の実施の形態の急速充電装置のブロック図である。図6及び図7には、図1及び図2に示した実施の形態の部材と同じ部材には、図1及び図2に付した符号の数に100の数を加えた数の符号を付して説明を省略する。
図6及び図7に示すように、第2の実施の形態の急速充電装置101の急速充電装置本体103は、外部蓄電部129を接続するための接続端子131を備えている。内蔵している貯蔵用蓄電部109の容量のみでプラグイン型車両123の充電が可能な場合には、外部蓄電部129を接続しておく必要はないが、充電に来るプラグイン型車両123が多いような場所に設置している場合や、充電に来るプラグイン型車両123が多い時間帯には、外部蓄電部129をケーブル接続することにより、貯蔵用蓄電部109の容量に外部蓄電部129の容量を追加して合計容量を増やすことが可能である。外部蓄電部129にも接続端子を設けておいて、さらに外部蓄電部を接続可能にしておいてもよいのはもちろんである。
<第3の実施の形態>
図8は、第3の実施の形態の急速充電装置を示す概念図であり、図9は、第3の実施の形態の急速充電装置のブロック図である。図8及び図9には、図1及び図2に示した実施の形態の部材と同じ部材には、図1及び図2に付した符号の数に200の数を加えた数の符号を付して説明を省略する。
図8及び図9に示すように、第3の実施の形態の急速充電装置201は、第1の電源プラグ221Aと、第2の電源プラグ221Bを備えている。第2の電源プラグ221Bは、貯蔵用蓄電部209とも電気的に接続されており、外部蓄電部229に設けられたコネクタ233に接続されると、第2の電源プラグ221Bとそのケーブルが貯蔵用蓄電部209と外部蓄電部229とを接続する接続ケーブルの機能を果たすように構成されている。貯蔵用蓄電部209と外部蓄電部229とが接続されると、貯蔵用蓄電部209の容量に外部蓄電部229の容量が追加され、合計容量が増加する。したがって、専用の接続端子を設けておくことなく、電源プラグを利用して簡易な方法により合計容量を増やすことが可能である。
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で変更が可能であるのは勿論である。
例えば、本実施の形態では、急速充電装置は、2つの電源プラグを有しているが、1つの電源プラグを有していてもよく、また、3以上の電源プラグを有していてもよい。また、高速充電と低速充電の切換はタイマ機能により時間帯によって切り換えるようにしているが、例えば、プラグイン型車両の蓄電器の充電が終了してから所定の時間が経過しても次のプラグイン型車両の充電が開始しない場合に、貯蔵用蓄電部を高速充電よりも低速の低速充電をするように充電指令を発生するようにしてもよい。
なお、上記記載した数値に関しては、例示として記載したものに過ぎないことはもちろんである。
本発明によれば、直流電源部からの直流電力を最大限利用し、急速充電装置が備える貯蔵用蓄電部の利用を最小化することが可能な急速充電装置を提供することができる。また、急速充電装置が備える貯蔵用蓄電部の劣化を防ぎ、貯蔵用蓄電部の寿命の延ばすことが可能な急速充電装置を提供することができる。
1 急速充電装置
3 急速充電装置本体
5 プラグ分割ユニット
7 直流電源部
9 貯蔵用蓄電部
11 蓄電制御部
13 電源制御部
15 電力供給切換回路
17 通信部
19 指令発生部
21 電源プラグ
23 プラグイン型車両
25 プラグインコネクタ
27 蓄電器

Claims (7)

  1. プラグイン型車両に搭載された蓄電器を急速充電するための急速充電装置であって、
    直流電源部と、
    貯蔵用蓄電部と、
    充電指令に応じて前記直流電源部の出力で前記貯蔵用蓄電部を充電し、出力制御指令に応じて前記貯蔵用蓄電部に蓄電した直流電力を制御して出力する蓄電制御部と、
    前記直流電源部から出力される直流電力を前記出力制御指令に応じて制御して出力する電源制御部と、
    前記プラグイン型車両のプラグインコネクタに接続されて、前記電源制御部によって制御された前記直流電源部からの制御された前記直流電力と前記蓄電制御部によって制御された前記貯蔵用蓄電部からの制御された前記直流電力とを前記プラグイン型車両の前記蓄電器に供給する1以上の電源プラグと、
    少なくとも前記プラグイン型車両との間で通信を行って前記蓄電器の蓄電情報を入手する通信部と、
    前記通信部から入手した前記蓄電情報に基づいて前記充電指令及び前記出力制御指令を発生する指令発生部とを具備し、
    前記指令発生部は、前記電源プラグから前記蓄電器に供給する直流電力が、前記直流電源部から供給する最大直流電力以上あるときには、不足の直流電力を前記貯蔵用蓄電部から出力するように前記出力制御指令を発生し、前記電源プラグから前記蓄電器に供給する直流電力が、前記最大直流電力未満になると、前記充電指令を発生することを特徴とする急速充電装置。
  2. 前記最大直流電力が、契約電力量以下である請求項1に記載の急速充電装置。
  3. 前記蓄電制御部は、前記充電指令に応じて、前記直流電源部からの直流電力の出力量を変化させて前記貯蔵用蓄電部を充電することが可能な請求項1または2に記載の急速充電装置。
  4. 前記指令発生部は、高速充電をするように前記充電指令を発生し、所定の時間が到来した場合に、前記高速充電よりも低速の低速充電をするように前記充電指令を発生する請求項3に記載の急速充電装置。
  5. 前記指令発生部は、前記プラグイン型車両の前記蓄電器の充電が終了してから所定の時間が経過しても次の前記プラグイン型車両の充電が開始しない場合に、前記貯蔵用蓄電部を前記高速充電よりも低速の低速充電をするように前記充電指令を発生する請求項3に記載の急速充電装置。
  6. 前記急速充電装置は、前記貯蔵用蓄電部とは別の外付けの外部蓄電部を接続する接続端子をさらに備えており、
    前記外部蓄電部を前記接続端子に接続することにより、前記貯蔵用蓄電部の容量に前記外部蓄電部の容量を追加して合計容量を増やすことが可能な請求項1に記載の急速充電装置。
  7. 前記急速充電装置は、2以上の前記電源プラグを備えており、
    前記2以上の電源プラグのうち、少なくとも1つは前記貯蔵用蓄電部と接続されており、前記貯蔵用蓄電部とは別の外付けの外部蓄電部に設けられたコネクタに接続されることで、前記貯蔵用蓄電部と前記外部蓄電部とをつなぐ接続ケーブルの機能を果たすように構成されており、
    前記貯蔵用蓄電部と接続された前記少なくとも1つの電源プラグを前記外部蓄電部の前記コネクタに接続することにより、前記貯蔵用蓄電部の容量に前記外部蓄電部の容量を追加して合計容量を増やすことが可能な請求項1に記載の急速充電装置。
JP2015097863A 2015-05-13 2015-05-13 急速充電装置 Active JP6600161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015097863A JP6600161B2 (ja) 2015-05-13 2015-05-13 急速充電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015097863A JP6600161B2 (ja) 2015-05-13 2015-05-13 急速充電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016214014A true JP2016214014A (ja) 2016-12-15
JP6600161B2 JP6600161B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=57552057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015097863A Active JP6600161B2 (ja) 2015-05-13 2015-05-13 急速充電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6600161B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019074287A1 (ko) * 2017-10-11 2019-04-18 르노삼성자동차 주식회사 에너지 저장 시스템을 이용한 전기 자동차 충전기
WO2020034452A1 (zh) * 2018-08-13 2020-02-20 北京长城华冠汽车科技股份有限公司 一种电动汽车的充电控制方法、充电控制装置和电动汽车
JP7342796B2 (ja) 2020-06-04 2023-09-12 株式会社豊田自動織機 電力システム及び充電装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535282A (ja) * 2003-07-10 2007-11-29 エアロヴァイロンメント インコーポレイテッド バッテリー充電システム及び方法
WO2011118187A1 (ja) * 2010-03-23 2011-09-29 パナソニック株式会社 充電制御装置、充電システムおよび充電制御方法
JP2011205747A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Sanyo Electric Co Ltd バッテリ充電装置
JP2014007908A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Jfe Engineering Corp 急速充電方法及び装置
JP2014054159A (ja) * 2012-08-08 2014-03-20 Toyota Industries Corp 充電システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535282A (ja) * 2003-07-10 2007-11-29 エアロヴァイロンメント インコーポレイテッド バッテリー充電システム及び方法
WO2011118187A1 (ja) * 2010-03-23 2011-09-29 パナソニック株式会社 充電制御装置、充電システムおよび充電制御方法
JP2011205747A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Sanyo Electric Co Ltd バッテリ充電装置
JP2014007908A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Jfe Engineering Corp 急速充電方法及び装置
JP2014054159A (ja) * 2012-08-08 2014-03-20 Toyota Industries Corp 充電システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019074287A1 (ko) * 2017-10-11 2019-04-18 르노삼성자동차 주식회사 에너지 저장 시스템을 이용한 전기 자동차 충전기
WO2020034452A1 (zh) * 2018-08-13 2020-02-20 北京长城华冠汽车科技股份有限公司 一种电动汽车的充电控制方法、充电控制装置和电动汽车
JP7342796B2 (ja) 2020-06-04 2023-09-12 株式会社豊田自動織機 電力システム及び充電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6600161B2 (ja) 2019-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5168308B2 (ja) 電源システムおよびそれを搭載する車両
CN102574470B (zh) 车辆的充电系统及包含该车辆的充电系统的电动车辆
US9960612B2 (en) Charging and discharging system for a vehicle including a first fuse in the vehicle and a second fuse in a cable connected to the vehicle
JP2014082857A (ja) 車両の電源装置
JP2017112765A (ja) 車載蓄電池の充電制御方法
CN106558902B (zh) 一种电动汽车充电电路及充电方法
JP2013090486A (ja) 電気自動車用電力供給装置
JP6600161B2 (ja) 急速充電装置
JP2014023231A (ja) 車載充電制御装置
US9108522B2 (en) Vehicle-mounted controller
JP7189861B2 (ja) 充電装置及び充電方法
CN104410126A (zh) 电动汽车车载充电机及车载dc/dc一体化集成系统
KR100900281B1 (ko) 복합형 에너지 저장장치 및 그 운용방법
JP2012100383A (ja) 充電制御ユニット
CN110745022A (zh) 一种用于新能源汽车的多功能控制器及新能源汽车
JP2017070077A (ja) 蓄電装置、輸送機器及び制御方法
JP2013143797A (ja) 電気自動車用充電設備及び電気自動車の充電方法
JP2011223808A (ja) 電源装置
JP5673504B2 (ja) 車両の充電装置
JP7394888B2 (ja) 充電方法及び電力変換装置
CN201321124Y (zh) 具有外接电源充电功能的摩托车
KR102286833B1 (ko) Phev의 충전 시스템 및 그 제어방법
CN102820688A (zh) 汽车电源系统
CN101428665A (zh) 具有外接电源充电功能的摩托车
JP2018143032A (ja) 充電制御装置及び充電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6600161

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250