JP2016213539A - 光伝送装置、光伝送方法、および、光伝送システム - Google Patents

光伝送装置、光伝送方法、および、光伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】1光チャネルの信号を複数の光サブキャリアによりマルチキャリア伝送する場合に、一部の光サブキャリアの障害によってトラヒック断となる影響範囲を低減する。
【解決手段】光伝送装置50sは、複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う光SC送受信機543s−1〜4を備える。OTNフレーマ541sは、一つ以上のクライアント信号から、光SC送受信機543s−1〜4へ出力する信号を生成する。監視制御部60sは、OTNフレーマ541sから光SC送受信機543s−1〜4への出力を切り替えるスイッチ542sに対し、信号の出力先を、信号の伝送に使用できない光SC送受信機543s−3から、信号の伝送に使用可能な光SC送受信機543s−2に切り替えるようスイッチ542sを制御する。さらに、監視制御部60sは、切替先の光SC送受信機543s−2の伝送レートを増加させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、光伝送装置、光伝送方法、および、光伝送システムに関する。
大容量の広域光転送網であるOTN(Optical Transport Network)では、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)やイーサネット(登録商標)などの様々なクライアント信号を収容して転送する。近年では、クライアント信号のトラヒックの増加が顕著であり、それに伴いOTNも高速化に対応するよう標準化が進められてきた。そして現在では、100G超(B100G、Gはギガビット毎秒)のOTN技術であるOTUCn(Cnは100G×nを表す。)が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。その一方、大容量の光伝送技術についても研究が進められている(例えば、非特許文献2参照)。
OTUCnでは、1光チャネルの伝送容量が従来のOTUよりも広帯域となる。しかし、光信号の送受信機に用いられる電子回路の動作速度の関係から、これまでのように1光チャネルの帯域においてシングルキャリア伝送を拡張して大容量化を図ることは困難である。そこで、OTUCnでは、1光チャネルの帯域において複数の光サブキャリアを用いたマルチキャリア伝送によって大容量化を実現する。
大原 拓也,「OTNインタフェース技術および標準化動向」,2014 電子情報通信学会総合大会 通信講演論文集2,BI−5−1,2014年3月 鈴木 扇太,外15名,「光通信ネットワークの大容量化に向けたディジタルコヒーレント信号処理技術の研究開発」,電子情報通信学会誌 Vol.95,No.12,2012年
OTUCnのフレーマは、ペイロード容量がn×100GのOTUCn(Optical channel Transport Unit-Cn)の電気信号をインタリーブし、ペイロード容量が100Gのパラレル信号であるOTLCn.n(Optical channel Transport Lane-Cn.n)をn個生成する。フレーマが生成した1光チャネル分のn個のパラレル信号は、複数の光サブキャリアを用いたマルチキャリア伝送のため、複数の送信機により光信号に変換される。従って、1台の送信機により1光チャネルの信号を伝送するシングルキャリア伝送よりも、1光チャネル当たりの送信機の故障発生率が上がる可能性がある。
上記事情に鑑み、本発明は、1光チャネルの信号を複数の光サブキャリアによりマルチキャリア伝送する場合に、一部の光サブキャリアの障害によってトラヒック断となる影響範囲を低減することができる光伝送装置、光伝送方法、および、光伝送システムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う複数の光送信部と、一つ以上のクライアント信号から、前記光送信部によりマルチキャリア光伝送する信号を生成する信号生成部と、前記信号生成部から前記光送信部への前記信号の出力を切り替えるスイッチと、前記信号の出力先を、前記信号の伝送に使用できない前記光送信部から前記信号の伝送に使用可能な他の前記光送信部へ切り替えるよう前記スイッチを制御する処理と、切り替え先の他の前記光送信部の伝送レートを増加させる処理とを行う制御部と、を備えることを特徴とする光伝送装置である。
本発明の一態様は、上述した光伝送装置であって、前記信号生成部は、一つ以上の前記クライアント信号を複数の前記光送信部のそれぞれを出力先とする複数のレーンに分割し、前記レーン毎に前記光送信部へ出力する信号を生成し、前記スイッチは、前記レーン毎に前記信号の出力先の前記光送信部を切り替える、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、上述した光伝送装置であって、前記信号生成部は、一つ以上の前記クライアント信号を複数の前記光送信部と同じ数の複数のレーンに分割し、前記レーン毎に前記光送信部へ出力する信号を生成し、前記レーンには、複数の前記光送信部それぞれを出力先とする通常のレーンと、予備のレーンとがあり、前記制御部は、使用できない前記光送信部を出力先とする前記通常のレーンに代えて前記予備のレーンを使用するよう前記信号生成部を制御する処理と、前記予備のレーンについて生成された前記信号を切替先の他の前記光送信部に出力するよう前記スイッチを制御する処理とを行う、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、光伝送装置が実行する光伝送方法であって、一つ以上のクライアント信号から、それぞれ異なる搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う複数の光送信部へ出力する信号を生成する信号生成ステップと、前記信号の出力先の前記光送信部を切り替えるスイッチに対し、前記信号生成ステップにおいて生成された前記信号の出力先を、前記信号の伝送に使用できない前記光送信部から前記信号の伝送に使用可能な他の前記光送信部へ切り替えるよう制御する第一制御ステップと、切り替え先の他の前記光送信部の伝送レートを増加させる第二制御ステップと、を有することを特徴とする光伝送方法である。
本発明の一態様は、送信側の光伝送装置と受信側の光伝送装置とを有する光伝送システムであって、前記送信側の光伝送装置は、複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う複数の光送信部と、一つ以上のクライアント信号から、前記光送信部によりマルチキャリア光伝送する信号を生成する信号生成部と、前記信号生成部から前記光送信部への前記信号の出力を切り替えるスイッチと、前記信号の出力先を、前記信号の伝送に使用できない前記光送信部から前記信号の伝送に使用可能な他の前記光送信部へ切り替えるよう前記スイッチを制御する処理と、切り替え先の他の前記光送信部の伝送レートを増加させる処理とを行う第一制御部とを備え、前記受信側の光伝送装置は、複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送された前記信号を受信する複数の光受信部と、マルチキャリア光伝送において切り替え先の他の前記光送信部から送信された信号を受信する前記光受信部の伝送レートを増加させるよう制御する第二制御部と、複数の前記光受信部が受信した前記信号から前記クライアント信号を取得する信号受信部とを備える、ことを特徴とする光伝送システムである。
本発明により、1光チャネルの信号を複数の光サブキャリアによりマルチキャリア伝送する場合に、一部の光サブキャリアの障害によってトラヒック断となる影響範囲を低減することができる。
本発明の実施形態を適用可能なOTNフレーマの機能ブロック図である。 OTUCnのフレーム構造を示す図である。 OTLCn.nのフレーム構造を示す図である。 光信号の伝送に用いられる光チャネルを示す図である。 本発明の第1の実施形態による光伝送装置の構成例を示す図である。 同実施形態の光伝送システムの通常運用状態における動作を示す図である。 同実施形態の光伝送システムの障害発生時の動作を示す図である。 同実施形態の光伝送システムの障害発生時の動作を示す図である。 同実施形態のNNIカードの送信に関する構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態のNNIカードの受信に関する構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態のトランスポンダの送信に関する構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態のトランスポンダの受信に関する構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態の送信側の光伝送装置における送信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。 同実施形態の受信側の光伝送装置における受信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。 同実施形態の受信側の光伝送装置における受信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。 同実施形態の送信側の光伝送装置における送信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。 第2の実施形態の光伝送システムの通常運用状態における動作を示す図である。 同実施形態の光伝送システムの障害発生時の動作を示す図である。 同実施形態のNNIカードの送信に関する構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態のNNIカードの受信に関する構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態の送信側の光伝送装置における送信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。 同実施形態の受信側の光伝送装置における受信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[本発明の実施形態を適用可能なフレーマ]
図1は、本発明の実施形態を適用可能なOTNフレーマ800の機能ブロック図である。同図に示すOTNフレーマ800は、100G超(B100G、Gはギガビット毎秒)の伝送を行うためのOTN(Optical Transport Network)の規格であるOTUCn(Cnは100G×nを表す。nは2以上の整数。)により通信を行う。同図においては、n=4の場合、すなわち、OTNフレーマ800がOTUC4により通信を行う場合の例を示している。
OTNトランスポート技術では、様々な通信方式のクライアント信号を収容し、光伝送により転送する。OTNでは、固定フレーム構造を利用し、GbE(ギガビット・イーサネット(登録商標))を収容できる最小単位のODU0(ODU:Optical Channel Data Unit)により、1.25GのTS(Tributary Slot、タイムスロットともいう。)単位で(すなわち、その倍数により)クライアント信号を扱う。OTNは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)と同様のパス管理、OAM(Operations, Administration, Maintenance)機能、プロテクション機能を提供する。
OTNフレーマ800は、複数のクライアント信号が多重されたn×100Gの1光チャネルの信号を分離し、n個の100Gのパラレル信号を生成する。これらのn個のパラレル信号は複数の光サブキャリアによりマルチキャリア伝送されるが、物理的には、1つのパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送されてもよく、複数のパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送されてもよい。マルチキャリア伝送とは、1チャネルの信号を複数のサブキャリア(搬送波)を使ってパラレル伝送することにより、1チャネルを大容量化する通信方式である。マルチキャリア伝送では、対地(接続先)ごとにサブキャリアを高密度多重し、電気的に分離する。1つのパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送される場合、その光サブキャリアの帯域は100Gであり、2つのパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送される場合、その光サブキャリアの帯域は200Gである。光伝送には、4SC−DP−QPSK(4 Subcarrier-Dual Polarization-Quadrature Phase Shift Keying)や、2SC−DP−16QAM(2 Subcarrier-Dual Polarization-Quadrature Amplitude Modulation)などが用いられる。
図1に示すように、OTNフレーマ800は、送信処理部110と受信処理部150とを備える。
送信処理部110は、クライアント信号受信部120と、多重処理部130と、ライン側送信処理部140とを備える。
クライアント信号受信部120は、受信部121と、マッピング部122と、OH処理部123とを備える。
受信部121は、クライアント信号を受信する。マッピング部122は、受信部121が受信した1クライアント信号をLO ODU(Lower Order Optical Channel Data Unit)フレームのペイロードにマッピングする。OH処理部123は、マッピング部122がクライアント信号を設定したLO ODUフレームにOH(オーバーヘッド)を付加する。OH処理部123は、LO ODUフレームの電気パス信号を、ODU−スイッチ(以下、「ODU−SW」と記載)210に出力する。ODU−SW210は、他のOTNフレーマ800とも接続されており、電気パス信号のパス交換を行う。
多重処理部130は、多重化部131とフレーミング部132とを備える。多重化部131は、ODU−SW210から受信した電気パス信号をLO ODUフレームに設定する。多重化部131は、LO ODUフレームを一旦ODTU(Optical Channel Data Tributary Unit)フレームにマッピングした後、複数のODTUフレームを時間多重してHO ODU(Higher Order ODU)であるODUCnフレームを生成する。フレーミング部132は、多重化部131が生成したODUCnフレームにOHとFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)を付加してOTUCnフレームを生成する。フレーミング部132は、OTUCnフレームの信号をライン側送信処理部140に出力する。
ライン側送信処理部140は、インタリーブ部141と、OH処理部142−1〜142−nと、マルチレーン送信部143−1〜143−nとを備える。
インタリーブ部141は、多重処理部130からOTUCnフレームの信号を受信し、受信したn×100GのOTUCnフレームの信号をバイトインタリーブして、n個のOTLCn.nフレームの信号を生成する。OTLCn.nフレームは、100Gのパラレル信号のフレームである。i個目のOTLCn.nフレームを、OTLCn.n#iフレーム(iは1以上n以下の整数)と記載する。インタリーブ部141は、生成したn個のOTLCn.n#iフレームをそれぞれOH処理部142−iに出力する。
OH処理部142−1〜142−nは、インタリーブ部141から受信したOTLCn.nフレームにOHを設定する。OH処理部142−iは、OHを設定したOTLCn.n#iフレームを、マルチレーン送信部143−iに出力する。
マルチレーン送信部143−1〜143−nは、OH処理部142−1〜142−nから受信したOTLCn.nフレームのパラレル信号を送信機220(光送信部)に出力する。例えば、マルチレーン送信部143−iは、4本の28Gの電気配線を使用してパラレルにOTLCn.n#iフレームのパラレル信号を送信機220に出力する。各送信機220は、それぞれ異なる光周波数の光サブキャリアを使用する。送信機220は、受信したパラレル信号を電気信号から光信号に変換し、マルチキャリア伝送する。なお、複数のマルチレーン送信部143−iが1つの送信機220に接続されてもよい。j個(jは2以上n以下)のマルチレーン送信部143−iが1つの送信機220に接続される場合、その送信機220は、j×100Gの光サブキャリアによりj個のパラレル信号を伝送する。
受信処理部150は、ライン側受信処理部160と、分離処理部170と、クライアント信号送信部180とを備える。
ライン側受信処理部160は、マルチレーン受信部161−1〜161−nと、OH処理部162−1〜162−nと、デインタリーブ部163とを備える。
マルチレーン受信部161−1〜161−nは、受信機230(光受信部)がマルチキャリア伝送により受信した光信号を電気信号により受信する。受信機230は、それぞれ異なる光周波数の光サブキャリアにより光信号を受信する。マルチレーン受信部161−iは、例えば4本の28Gの電気配線を使用して受信機230からパラレルに受信した電気信号を、OH処理部162−iに出力する。
OH処理部162−1〜162−nは、受信した信号からOTLCn.nフレームのOHに設定されているFAS(frame alignment signal)やMFAS(multiframe alignment signal)に基づいてフレームの先頭を認識する。OH処理部162−iは、先頭位置を検出することにより、遅延時間差を補償して受信信号からOTLCn.n#iフレームを抽出し、デインタリーブ部163に出力する。
デインタリーブ部163は、OH処理部162−1〜162−nから受信したOTLCn.n#1フレーム〜OTLCn.n#nフレームをデインタリーブし、1つのOTUCnフレームを生成する。
分離処理部170は、デフレーミング部171及び逆多重化部172を備える。
デフレーミング部171は、デインタリーブ部163が生成したOTUCnフレームの信号をFEC復号し、復号したOTUCnフレームからLO ODUフレームが時間多重されたODUCnフレームを抽出して逆多重化部172に出力する。
逆多重化部172は、デフレーミング部171が抽出したODUCnフレームの信号から各クライアント信号が設定されたLO ODUフレームを抽出し、LO ODUフレームの電気パス信号をODU−SW210に出力する。
クライアント信号送信部180は、OH処理部181と、デマッピング部182と、送信部183とを備える。
OH処理部181は、ODU−SW210から電気パス信号を受信し、受信した電気パス信号からLO ODUフレームを復号する。OH処理部181は、LO ODUフレームに対してOHに関する処理を行い、デマッピング部182に出力する。
デマッピング部182は、OH処理部181からLO ODUフレームの電気パス信号を受信し、受信した電気パス信号からクライアント信号を抽出して送信部183に出力する。
送信部183は、デマッピング部182が抽出したクライアント信号を送信する。
なお、クライアント信号受信部120と多重処理部130、及び、分離処理部170とクライアント信号送信部180がODU−SW210を介さずに接続されてもよい。
図2は、OTUCnのフレーム構造を示す図である。
OTUCnは、ODUCnに、FACn OH、OTUCn OH、OPUCn OH、及び、OTUCnFECを付加して生成される。OTUCnは、4行、4080×n列で標記される。
OTUCnの(16×n+1)〜3824×n列目のOPUCnペイロード(Payload)には、クライアント信号がマッピングされる。OTUCnフレームの1〜16×n列目には、OHが設定される。1行目の1〜7×n列目には、FACn OHが設定される。FACn OHは、フレーム同期に必要な情報を含む。(7×n+1)〜14×n列目には光チャネルのセクション監視情報を収容するOTUCn OHが挿入される。2〜4行目の1〜14×n列目には、ODUCn OHが挿入され、光チャネルのパス管理運用情報を収容する。(14×n+1)〜16×n列目には、OPUCn OHが挿入され、クライアント信号のマッピング/デマッピングに必要な情報などが収容される。3824×n+1〜4080×n列目のOPUCn FECには、FEC用のパリティチェックバイトが付加される。
図3は、OTLCn.nのフレーム構造を示す図である。
OTLCn.nは、4行、4080列で標記される。OTLCn.n#1〜OTLCn.n#nは、バイトインタリーブによりOTUCnフレームを分割して得られる。
OTUCnのOPUCnペイロードは、OTLCn.n#iの17〜3824列目のOPUCn.n#iペイロードにマッピングされる。
OTLCn.n#iの1〜16列目には、OHが設定される。OTLCn.n#iのOHは、OTUCn OH等に基づいて設定される。1行目の1〜7列目には、FALCn.n#i OHが設定される。FALCn.n#i OHは、フレーム同期に必要な情報を含む。8〜14列目には、光チャネルのセクション監視情報を収容するOTLCn.n#i OHが挿入される。2〜4行目の1〜14×n列目には、ODLCn.n#i OHが挿入され、光チャネルのパス管理運用情報を収容する。15〜16列目には、OPLCn.n#i OHが挿入され、クライアント信号のマッピング/デマッピングに必要な情報などが収容される。3825〜4080列目のOTUC#i FECには、FEC用のパリティチェックバイトが付加される。
図4は、光信号の伝送に用いられる光チャネルを示す図である。
図4(a)は、400Gの光信号を1光周波数(シングルキャリア)によりシリアル伝送する場合の光チャネルを示す図であり、図4(b)は、400Gの光信号を4つの光サブキャリアによりパラレル伝送(マルチキャリア伝送)する場合の光チャネルを示す図である。
従来の電子回路では、動作速度の制約から、図4(a)に示すように、1光周波数によりシリアル伝送することができる帯域を、100Gを超えて拡張し続けていくことは困難である。そこでOTUCnでは、100G超の帯域を複数の光サブキャリアによりパラレル伝送することにより、電子回路の制約を受けずに広帯域伝送を実現する。このパラレル伝送には、偏波多重、多値変調などが用いられる。変調方式によって、光サブキャリアの帯域は異なる。
図4(b)は、400Gの1光チャネルを、100Gの4光サブキャリアによりパラレル伝送した場合の例であり、図4(c)は、400Gの1光チャネルを、200Gの2光サブキャリアによりパラレル伝送した場合の例である。また、nを変化させることにより、図4(d)に示すように、100G単位で伝送帯域を増加させていくことができるフレキシビリティを有する。
[第1の実施形態]
図5は、本発明の第1の実施形態による光伝送システムが備える光伝送装置50の構成例を示す図である。
光伝送装置50は、ODUクロスコネクト機能部51、光伝送機能部55、及び、監視制御部60(制御部)を備える。
ODUクロスコネクト機能部51において、1以上のUNI(ユーザ−ネットワークインタフェース)カード52と、1以上のNNI(ネットワーク−ネットワークインタフェース)カード54とは、ODU−XC(クロスコネクト)53により接続される。UNIカード52は、それぞれの通信規格により、クライアント側の通信機器と接続される。UNIカード52のOTNフレーマ521は、図1に示すOTNフレーマ800のクライアント信号受信部120及びクライアント信号送信部180の機能を有する。ODU−XC53は、図1に示すODU−SW210に相当する。NNIカード54は、OTNフレーマ541(信号生成部、信号受信部)と、スイッチ(SW)542と、複数の光SC(サブキャリア)送受信機543を備える。OTNフレーマ541は、図1に示すOTNフレーマ800の多重処理部130、ライン側送信処理部140、ライン側受信処理部160、及び分離処理部170の機能を有する。スイッチ542は、OTNフレーマ541から出力された各ODUレーンのパラレル信号の出力先となる光SC送受信機543を切り替える。また、スイッチ542は、光SC送受信機543が受信したパラレル信号のODUレーンを切り替えてOTNフレーマ541に出力する。光SC送受信機543は、図1に示す送信機220及び受信機230の機能を有しする。
光伝送機能部55は、トランスポンダ56と合分波器57を備える。
トランスポンダ56は、OTNフレーマ561、スイッチ562、及び複数の光SC送受信機563を備える。OTNフレーマ561は、図1に示すOTNフレーマ800の機能を有する。スイッチ562は、OTNフレーマ561から出力されたODUレーンのパラレル信号の出力先となる光SC送受信機563を切り替える。また、スイッチ562は、光SC送受信機563が受信したパラレル信号のODUレーンを切り替えてOTNフレーマ561に出力する。光SC送受信機563は、図1に示す送信機220及び受信機230の機能を有する。
合分波器57は、光信号のWDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)を行う。合分波器57は、NNIカード54の光SC送受信機543及びトランスポンダ56の光SC送受信機563から受信した光信号を合波して受信側の他の光伝送装置50に送信する。また、合分波器57は、送信側の他の光伝送装置50から受信した光信号を分波してNNIカード54の光SC送受信機543及びトランスポンダ56の光SC送受信機563に出力する。
監視制御部60は、各部の監視及び制御を行う。監視制御部60は、各NNIカード54が備える光SC送受信機543、各トランスポンダ56が備える光SC送受信機563、光SCの受信及び送信の状態などを監視し、障害を検出する。また、監視制御部60は、対向する光伝送装置50に障害の発生を通知する。
各NNIカード54及び各トランスポンダ56は、それぞれ異なる光周波数の光チャネルを使用する。光SC送受信機543を4台備えるNNIカード54や、光SC送受信機543を4台備えるトランスポンダ56は、1光チャネルの光信号を4光SCにより送信する。また、光SC送受信機543を2台備えるNNIカード54や、光SC送受信機563を2台備えるトランスポンダ56は、1光チャネルの光信号を2光SCにより送信する。光伝送装置50を、ODUクロスコネクト機能部51、又は、トランスポンダ56のいずれかを備えないように構成することもできる。
光SC送受信機543や光SC送受信機563は、例えば、マルチ変復調対応DSP(Digital Signal Processor)を備えて構成される。光SC送受信機543や光SC送受信機563は、変調方式を変更することにより光SCの帯域が変わる。例えば、QPSK変調の場合、1光SCは100Gであり、8QAM変調の場合、1光SCは150Gであり、16QAM変調の場合、1光SCは200Gとなる。
そこで、物理的にNNIカード54にn台の光SC送受信機543を備えておき、それら光SC送受信機543の変調方式を変えることにより動作させる光SC送受信機543をn台以下とすることができる。同様に、物理的にトランスポンダ56にn台の光SC送受信機563を備えておき、それら光SC送受信機563の変調方式を変えることにより、動作させる光SC送受信機563をn台以下とすることができる。
図6は、光伝送システムの通常運用状態における動作を示す図である。同図では、n=4であり、送信側及び受信側の光伝送装置50のNNIカード54が4台の光SC送受信機543を備える場合を示している。
以下では、送信側の光伝送装置50を光伝送装置50s、光伝送装置50sが備えるNNIカード54をNNIカード54s、光伝送装置50sが備える監視制御部60を監視制御部60s(第一制御部)と記載する。そして、NNIカード54sのOTNフレーマ541をOTNフレーマ541s(信号生成部)、NNIカード54sのスイッチ542をスイッチ542s、NNIカード54sの光SC送受信機543を光SC送受信機543s、i番目の光SC送受信機543sを光SC送受信機543s−iと記載する。
また、受信側の光伝送装置50を光伝送装置50r、光伝送装置50rが備えるNNIカード54をNNIカード54r、光伝送装置50rが備える監視制御部60を監視制御部60r(第二制御部)と記載する。そして、NNIカード54rのOTNフレーマ541をOTNフレーマ541r(信号受信部)、NNIカード54rのスイッチ542をスイッチ542r、NNIカード54rの光SC送受信機543を光SC送受信機543r、i番目の光SC送受信機543rを光SC送受信機543r−iと記載する。
また、OTNフレーマ541sが使用するODUC4フレームをODUC4フレームF1sと記載し、OTNフレーマ541rが使用するODUC4フレームをODUC4フレームF1rと記載する。ODUC4フレームF1s、F1r内の1.25GのTSは、4つのODUレーンに対応している。ここでは簡単のため、ODTUフレームF1s、F1rの400G分のTSを4行×4個のTSにより表し、i行目のTSがi番目のODUレーンであるODUレーン#iに対応しているとする。
通常運用状態において、光SC送受信機543s−i及び光SC送受信機543r−iは、波長λiの100Gの光SCを使用する。波長λiの光SCを、光SC(λi)と記載する。
OTNフレーマ541sは、400GE(ギガビット・イーサネット(登録商標))を上限として受信した1以上のクライアント信号をODUC4フレームF1sに収容する。上述したようにODTUフレームF1sのi行目のTSがODUレーン#iに対応する。そこで、OTNフレーマ541sは、ODUC4フレームF1sのi行目のTSに収容されたクライアント信号をOTLCn.n#iのパラレル信号にマッピングする。OTNフレーマ541sは、クライアント信号が設定されたOTLCn.n#1〜#4のパラレル信号をスイッチ542sにパラレルに出力する。スイッチ542sは、OTLC4.4#iのパラレル信号を、光SC送受信機543s−iに出力する。OTNフレーマ541sの光SC送受信機543s−1〜543s−4は、波長λ1〜λ4のそれぞれ100Gの光SCにより、クライアント信号が設定されたOTLC4.4#1〜#4のパラレル信号を、光伝送路を介してマルチキャリア光伝送する。
光伝送装置50rが備えるNNIカード54rの光SC送受信機543r−1〜543r−4は、波長λ1〜λ4のそれぞれ100Gの光SCにより光伝送装置50sからマルチキャリア光伝送された光信号を受信し、電気信号に変換する。スイッチ542rは、光SC送受信機543r−iから出力された信号を、OTNフレーマ541rのODUレーン#iに対応した電気配線によりOTNフレーマに出力する。OTNフレーマ541rは、受信した電気信号からOTLC4.4フレームのOHに設定されているFASやMFASに基づいて、OTLC4.4#1〜#4それぞれのフレームの先頭を検出する。OTNフレーマ541rは、検出したフレームの先頭位置に基づいてOTLC4.4#1〜#4のパラレル信号を抽出する。NNIカード54rは、OTLC4.4#1〜#4のパラレル信号から1つのOTUC4フレームの信号を生成する。NNIカード54rは、生成したOTUC4フレームの信号からODUC4フレームF1rを抽出し、抽出したODUC4フレームF1rから400GEのクライアント信号を抽出する。
図7は、光伝送システムの送信側の光SC送受信機543sに障害が発生したときの動作を示す図である。同図では、図6に示すNNIカード54sの光SC送受信機543s−3が故障した場合を示している。
光伝送装置50sの監視制御部60sは、光SC送受信機543s−3の故障を検出すると、ODUレーン#3の出力先の光SC送受信機543sを切り替える。切替先の光SC送受信機543sとして、NNIカード54sが使用する光チャネルの複数の光SCのうち、OADM(Optical add-drop multiplexer、光分岐挿入)ノードに適用される光フィルタによるスペクトル狭窄の影響の少ない中心側に近い周波数の光SCを使用する光SC送受信機543を選択することで、増速に伴う伝送性能低下を最小化することができる。なお、OADMノードは、光通信のネットワークにおいて、WDMで多重された光信号を波長単位で分岐・挿入する。
そこで、監視制御部60sは、故障が発生していない光SC送受信機543s−1、2、4の中から、光SC送受信機543s−2を切替先と決定する。監視制御部60sは、光SC送受信機543s−2に100Gから200Gへの増速を指示する。また、監視制御部60sは、ODUレーン#3に対応した電気配線によりOTNフレーマ541sから出力される信号の出力先を、光SC送受信機543s−3から光SC送受信機543s−2に切り替えるように指示する。さらに、監視制御部60sは、受信側の光伝送装置50rに故障通知を送信する。故障通知には、故障が発生した光SC送受信機543s−3が使用していた光SC(λ3)を特定する情報と、切替先の光SC送受信機543s−2が使用する光SC(λ2)を特定する情報とが設定される。光SC(λi)を特定する情報として、例えば、光SC(λi)の周波数や番号、光SC送受信機543s−iの識別情報を用いることができる。
なお、光SC送受信機543s−3が故障した場合、受信側の光伝送装置50sにおいても光SC(λ3)の受信ができないことを検出可能であるため、故障が発生した光SC送受信機543s−3が使用していた光SC(λ3)を特定する情報については通知を省略してもよい。
受信側の光伝送装置50rの監視制御部60rは、送信側の光伝送装置50sから故障通知を受信し、故障が発生した光SC(λ3)と、切替先の光SC(λ2)とを認識する。監視制御部60rは、切替先の光SC(λ2)を使用する光SC送受信機543r−2に100Gから200Gへの増速を指示する。さらに、監視制御部60rは、スイッチ542rに、光SC送受信機543r−2から出力された電気信号の出力先を、OTNフレーマ541rとの間のODUレーン#2の電気配線及びODUレーン#3の電気配線とするよう指示する。
これにより、OTNフレーマ541sが、ODUC4フレームF1sに収容したクライアント信号から生成したOTLC4.4#1〜#4のパラレル信号を出力すると、スイッチ542sは、OTLC4.4#1のパラレル信号を光SC送受信機543s−1に出力し、OTLC4.4#2及び#3のパラレル信号を光SC送受信機543s−2に出力し、OTLC4.4#4のパラレル信号を光SC送受信機543s−4に出力する。OTNフレーマ541sは、光SC送受信機543s−1、543s−2、543s−4から出力された光SCによりOTLC4.4#1〜#4を、光伝送路を介してマルチキャリア光伝送する。光SC送受信機543s−1から出力された100Gの光SC(λ1)ではOTLC4.4#1が、光SC送受信機543s−2から出力された200Gの光SC(λ2)ではOTLC4.4#2及び#3が、光SC送受信機543s−4から出力された100Gの光SC(λ4)ではOTLC4.4#4が伝送される。
NNIカード54rの光SC送受信機543r−1、543r−2、及び、543r−4は、送信側の光伝送装置50sから、マルチキャリア光伝送された光信号を受信する。光SC送受信機543r−1は、100Gの光SC(λ1)により伝送された光信号を電気信号に変換して出力し、光SC送受信機543r−2は、200Gの光SC(λ2)により伝送された光信号を電気信号に変換して出力し、光SC送受信機543r−4は、100Gの光SC(λ4)により伝送された光信号を電気信号に変換して出力する。スイッチ542rは、光SC送受信機543r−1から出力された信号をOTNフレーマ541rのODUレーン#1の電気配線に出力し、光SC送受信機543r−2から出力された200Gの信号のうち100Gの信号をODUレーン#2の電気配線に出力し、残りの100Gの信号をODUレーン#3の電気配線に出力する。さらに、スイッチ542rは、光SC送受信機543r−4から出力された信号をODUレーン#4の電気配線に出力する。OTNフレーマ541rの処理は、通常運用状態と同様である。
図8は、光伝送システムの受信側の光SC送受信機543rに障害が発生したときの動作を示す図である。同図では、図6に示すNNIカード54rの光SC送受信機543r−3が故障した場合を示している。
光伝送装置50rの監視制御部60rは、光SC送受信機543r−3の故障を検出すると、故障が発生していない光SC送受信機543r−1、543r−2、及び、543r−4の中から、光SC送受信機543r−3の切替先を決定する。ここでは、監視制御部60rは、NNIカード54rが使用する光チャネルの複数の光SCのうち、中心側に近い周波数の光SCを使用する光SC送受信機543r−2を切替先として決定する。
監視制御部60rは、切替先の光SC送受信機543r−2に100Gから200Gへの増速を指示する。また、監視制御部60rは、スイッチ542rに、光SC送受信機543r−2から出力された電気信号の出力先を、ODUレーン#2に対応した電気配線とODUレーン#3に対応した電気配線にするよう指示する。さらに、監視制御部60rは、送信側の光伝送装置50sに故障通知を送信する。故障通知には、故障が発生した光SC送受信機543r−3が使用していた光SC(λ3)を特定する情報と、切替先の光SC送受信機543r−2が使用する光SC(λ2)を特定する情報とが設定される。
送信側の光伝送装置50sの監視制御部60sは、受信側の光伝送装置50rから故障通知を受信し、故障が発生した光SC(λ3)と、切替先の光SC(λ2)とを認識する。監視制御部60sは、切替先の光SC(λ2)を使用する光SC送受信機543s−2に100Gから200Gへの増速を指示する。さらに、監視制御部60sは、スイッチ542sに、ODUレーン#3に対応した電気配線によりOTNフレーマ541sから出力された信号の出力先を、光SC送受信機543s−3から光SC送受信機543s−2に切り替えるように指示する。
送信側の光伝送装置50sと受信側の光伝送装置50rとの間のマルチキャリア光伝送による信号送受信処理は、図7の説明と同様である。
また、上記では、NNIカード54の場合について説明したが、トランスポンダ56の場合も同様である。
図9は、光伝送装置50が備えるNNIカード54の送信に関する機能ブロックを示す図である。同図において、図1に示すOTNフレーマ800及び図5に示す光伝送装置50と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図では、n=4の場合を例に示している。同図に示すNNIカード54、OTNフレーマ541、スイッチ542、n台の光SC送受信機543はそれぞれ、図6〜図8に示すNNIカード54s、OTNフレーマ541s、スイッチ542s、光SC送受信機543s−1〜543s−nに対応する。
OTNフレーマ541は、図1に示す多重処理部130及びライン側送信処理部140を備える。スイッチ542は、ライン側送信処理部140のマルチレーン送信部143−1〜143−nとの間の各電気配線と、n台の光SC送受信機543との間の各電気配線とを相互に接続する。スイッチ542は、監視制御部60に指示に従って、マルチレーン送信部143−1〜143−nから出力された電気信号の出力先を切り替える。光SC送受信機543は、送信機220を備える。
図10は、光伝送装置50が備えるNNIカード54の受信に関する機能ブロックを示す図である。同図において、図1に示すOTNフレーマ800及び図5に示す光伝送装置50と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図では、n=4の場合を例に示している。同図に示すNNIカード54、n台の光SC送受信機543、スイッチ542、OTNフレーマ541はそれぞれ、図6〜図8に示すNNIカード54r、光SC送受信機543r−1〜543r−n、スイッチ542r、OTNフレーマ541rに対応する。
光SC送受信機543は、受信機230を備える。スイッチ542は、n台の光SC送受信機543から出力された電気信号の出力先となるライン側受信処理部160のマルチレーン受信部161−1〜161−nを切り替える。OTNフレーマ541は、図1に示すライン側受信処理部160及び分離処理部170を備える。
図11は、光伝送装置50が備えるトランスポンダ56の送信に関する機能ブロックを示す図である。同図において、図1に示すOTNフレーマ800及び図5に示す光伝送装置50と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図では、n=4の場合を例に示している。
トランスポンダ56のOTNフレーマ561は、図1に示すクライアント信号受信部120、多重処理部130及びライン側送信処理部140を備える。スイッチ562は、ライン側送信処理部140のマルチレーン送信部143−1〜143−nとの間の各電気配線と、n台の光SC送受信機563との間の各電気配線とを相互に接続する。スイッチ562は、監視制御部60に指示に従って、マルチレーン送信部143−1〜143−nから出力された電気信号の出力先を切り替える。光SC送受信機563は、送信機220を備える。
図12は、光伝送装置50が備えるトランスポンダ56の受信に関する機能ブロックを示す図である。同図において、図1に示すOTNフレーマ800及び図5に示す光伝送装置50と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図では、n=4の場合を例に示している。
光SC送受信機563は、受信機230を備える。スイッチ562は、n台の光SC送受信機563から出力された電気信号の出力先となるライン側受信処理部160のマルチレーン受信部161−1〜161−nを切り替える。OTNフレーマ561は、図1に示すライン側受信処理部160、分離処理部170及びクライアント信号送信部180を備える。
図13及び図14は、光SCの障害発生時に送信側の光伝送装置が切替を決定する場合の光伝送装置の処理フローである。以下では、図6に示す通常運用状態において、図7に示すように光SC送受信機543s−3に障害が発生した場合を例に説明する。
図13は、送信側の光伝送装置50sにおける送信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。
光伝送装置50sの監視制御部60sは、自装置の光SC送受信機543または光SC送受信機563の障害を検出するか、受信側の光伝送装置50rから障害が発生した光SCの通知を受信する(ステップS110)。監視制御部60sは、障害が検出された光SC送受信機543s−3を切替対象とする。あるいは、監視制御部60sは、受信側の光伝送装置50rから障害が発生した光SC(λ3)が通知された場合、その光SC(λ3)を使用する光SC送受信機543s−3を切替対象とする。
監視制御部60sは、切替対象の光SC送受信機543s−3を出力先としていたODUレーン#3の切替先の光SC送受信機543sを決定する(ステップS115)。ここでは、監視制御部60sは、光SC送受信機543s−2を切替先として決定する。監視制御部60sは、切替対象の光SC送受信機543s−3が使用していた光SC(λ3)の情報と、切替先の光SC送受信機543s−2が使用する光SC(λ2)の情報とを設定した障害通知を受信側の光伝送装置50rに送信する(ステップS120)。通知は、制御信号送受信用のネットワークを使用してもよく、送信側の光伝送装置50が受信側の光伝送装置50に送信するパラレル信号のOHの空き領域を使用してもよい。
監視制御部60sは、切替対象の光SC送受信機543s−3及び切替先の光SC送受信機543s−2を備えるNNIカード54sを特定する。監視制御部60sは、特定したNNIカード54sの切替先の光SC送受信機543s−2に対し、100Gを増速して200Gで伝送するよう指示する。さらに、監視制御部60sは、特定したNNIカード54sのスイッチ542sに、マルチレーン送信部143−3から出力されたパラレル信号の出力先を、光SC送受信機543s−3から光SC送受信機543s−2に切り替えるよう指示する(ステップS125)。
この指示により、OTNフレーマ541sのスイッチ542sは、マルチレーン送信部143−1から出力されたOTUC4.4#1のパラレル信号を光SC送受信機543s−1に、マルチレーン送信部143−2から出力されたOTUC4.4#2のパラレル信号及びマルチレーン送信部143−3から出力されたOTUC4.4#3のパラレル信号を光SC送受信機543s−2に、マルチレーン送信部143−4から出力されたOTUC4.4#4のパラレル信号を光SC送受信機543s−4に出力する。NNIカード54sの光SC送受信機543s−1、543s−2及び543s−4は、波長λ1、λ2、λ4の光SCによりOTUC4.4#1〜#4のパラレル信号をマルチキャリア光伝送する。
なお、監視制御部60は、光SC送受信機543または光SC送受信機563の停止を指示する保守コマンドを受信した場合も、その光SC送受信機543または光SC送受信機563の障害を検出した場合と同様の処理を行う。
図14は、受信側の光伝送装置50rにおける受信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。
光伝送装置50rの監視制御部60rは、図13のステップS120において送信側の光伝送装置50sが送信した障害通知を受信する(ステップS210)。監視制御部60rは、受信した障害通知により、切替対象の光SC(λ3)と、切替先の光SC(λ2)とを認識する。
監視制御部60rは、切替対象の光SC(λ3)を使用している光SC送受信機543r−3及び切替先の光SC(λ2)を使用している光SC送受信機543r−2を備えるNNIカード54rを特定する。監視制御部60rは、特定したNNIカード54rの切替先の光SC送受信機543r−2に対し、100Gを増速して200Gで伝送するよう指示する。さらに、監視制御部60rは、特定したNNIカード54rのスイッチ542rに、光SC送受信機543r−2から出力された電気信号のうち、100Gの信号をODUレーン#2に対応したマルチレーン受信部161−2に、残りの100Gの信号をODUレーン#3に対応したマルチレーン受信部161−3に出力するよう指示する(ステップS215)。
この指示の後、NNIカード54rの光SC送受信機543r−1、543r−2、及び、543r−4は、送信側の光伝送装置50sからマルチキャリア光伝送された光信号を受信する。光SC送受信機543r−1及び543r−4は、100Gの光SCにより伝送された光信号を電気信号に変換して出力し、光SC送受信機543r−2は、200Gの光SCにより伝送された光信号を電気信号に変換して出力する。スイッチ542rは、光SC送受信機543r−1から出力された信号をOTNフレーマ541rのODUレーン#1に対応した電気配線によりマルチレーン受信部161−1に出力する。また、スイッチ542rは、光SC送受信機543r−2から出力された200Gの信号のうち100Gの信号をODUレーン#2に対応した電気配線によりマルチレーン受信部161−2に出力し、残りの100Gの信号をODUレーン#3に対応した電気配線によりマルチレーン受信部161−3に出力する。さらに、スイッチ542rは、光SC送受信機543r−4から出力された信号をODUレーン#4に対応した電気配線によりマルチレーン受信部161−4に出力する。OTNフレーマ541rは、通常運用状態と同様に受信処理を行う。
図15及び図16は、光SCの障害発生時に受信側の光伝送装置が切替を決定する場合の処理フローである。以下では、図6に示す通常運用状態において、図8に示すように光SC送受信機543r−3に障害が発生した場合を例に説明する。
図15は、受信側の光伝送装置50rにおける受信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。
光伝送装置50rの監視制御部60rは、自装置の光SC送受信機543または光SC送受信機563の障害を検出するか、送信側の光伝送装置50sから受信した光SCの障害を検出する(ステップS310)。監視制御部60rは、障害が検出された光SC送受信機543r−3を切替対象とする。あるいは、監視制御部60rは、障害が発生した光SC(λ3)を使用する光SC送受信機543r−3を切替対象とする。
監視制御部60rは、切替対象の光SC送受信機543r−3を備えるNNIカード54rを特定すると、特定したNNIカード54rが備える光SC送受信機543r−2を切替先として決定する(ステップS315)。監視制御部60rは、切替元の光SC送受信機543r−3が使用していた光SC(λ3)の情報と、切替先の光SC送受信機543r−2が使用する光SC(λ2)の情報とを設定した障害通知を送信側の光伝送装置50sに送信する(ステップS320)。
監視制御部60rは、特定したNNIカード54rの切替先の光SC送受信機543r−2に対し、100Gを増速して200Gで伝送するよう指示する。さらに、監視制御部60rは、特定したNNIカード54rのスイッチ542rに、光SC送受信機543r−2から出力された電気信号のうち、100Gの信号をODUレーン#2に対応したマルチレーン受信部161−2に、残りの100Gの信号をODUレーン#3に対応したマルチレーン受信部161−3に出力するよう指示する(ステップS325)。
これにより、NNIカード54rは、図14のステップS215における指示の後と同様の処理を行う。
図16は、送信側の光伝送装置50sにおける送信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。
光伝送装置50sの監視制御部60sは、図15のステップS320において受信側の光伝送装置50rが送信した障害通知を受信する(ステップS410)。監視制御部60sは、受信した障害通知により、切替対象の光SC(λ3)と、切替先の光SC(λ2)とを認識する。
監視制御部60sは、切替対象の光SC(λ3)を使用している光SC送受信機543s−3及び切替先の光SC(λ2)を使用している光SC送受信機543s−2を備えるNNIカード54sを特定する。監視制御部60sは、特定したNNIカード54sの切替先の光SC送受信機543s−2に対し、100Gを増速して200Gで伝送するよう指示する。さらに、監視制御部60sは、特定したNNIカード54sのスイッチ542sに、ODUレーン#3に対応したマルチレーン送信部143−3から出力されたパラレル信号の出力先を、光SC送受信機543s−3から光SC送受信機543s−2に切り替えるよう指示する(ステップS415)。
これにより、NNIカード54sは、図13のステップS125における指示の後と同様の処理を行う。
本実施形態によれば、光SC送受信機の障害や保守のために使用できない光SCが発生した場合、その光SCにより伝送を行う光SC送受信機に代えて、増速した他の光SC送受信機により伝送を行うことができる。従って、光SCが使用できない場合でも、主信号であるクライアント信号を救済し、送受信を行うことができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。
本実施形態では、OTNフレーマが、予備のTSと、予備のTSに対応したODUレーンを障害が発生していない光SC送受信機へ接続するスイッチ機能とを具備する。この予備のTSを用いて、障害のあった光SCへ収容されていたODUレーンの出力先である光SC送受信機を、他のODUレーンの出力先である光SC送受信機に切替え、この切替先の光SC送受信機を増速する。これにより、障害があった光SCに収容されているODUレーンが割り当て先のクライアント信号を救済する。以下では、第1の実施形態との差分を中心に説明する。
本実施形態の光伝送装置50は、図5に示すNNIカード54に代えて、図17に示すNNIカード74を備え、監視制御部60に代えて監視制御部80(制御部)を備える。
図17は、光伝送システムの通常運用状態における動作を示す図である。同図では、n=4であり、送信側及び受信側の光伝送装置50のNNIカード54が4台の光SC送受信機543を備える場合を示している。
NNIカード74は、OTNフレーマ741と、スイッチ742と、n台の光SC送受信機543とを備える。OTNフレーマ741は、400Gのクライアント信号を収容するTSに加え、1ODUレーン分(100G分)のTSを収容できる予備のTSを備える。スイッチ742は、予備のODUレーンと、n台の光SC送受信機543との間の信号の送受信を切り替える。
以下では、送信側の光伝送装置50sが備えるNNIカード74をNNIカード74s、光伝送装置50sが備える監視制御部80を監視制御部80s(第一制御部)と記載する。そして、NNIカード74sのOTNフレーマ741をOTNフレーマ741s、NNIカード74sのスイッチ742をスイッチ742s、NNIカード74sの光SC送受信機543を光SC送受信機543s、i番目の光SC送受信機543sを光SC送受信機543s−iと記載する。
また、受信側の光伝送装置50rが備えるNNIカード74をNNIカード74r、光伝送装置50rが備える監視制御部80を監視制御部80r(第二制御部)と記載する。そして、NNIカード74rのOTNフレーマ741をOTNフレーマ741r、NNIカード74rのスイッチ742をスイッチ742r、NNIカード74rの光SC送受信機543を光SC送受信機543r、i番目の光SC送受信機543rを光SC送受信機543r−iと記載する。
通常運用状態において、光SC送受信機543s−i及び光SC送受信機543r−iは、100Gの光SC(λi)を使用する。
また、OTNフレーマ741sが使用するODUC4フレームをODUC4フレームF2sと記載し、OTNフレーマ741rが使用するODUC4フレームをODUC4フレームF2rと記載する。
ODUC4フレームF2s、F2r内の1.25GのTSは、4つの通常のODUレーン#1〜#4及び予備のODUレーンに対応している。ここでは簡単のため、ODTUフレームF2s、F2rのODUレーン#1〜#4に対応した400G分のTSを、1行目から4行目までの4行×4個のTSにより表し、予備のODUレーンに対応した100G分のTSを5行目の4個のTSにより表している。また、ODUレーン#i(iは1以上n以下の整数)に対応したTSのクライアント信号が設定されたOTLCn.n#iのパラレル信号は、光SC送受信機543s−iから送信されるものとする。
OTNフレーマ741sは、400GEを上限として受信した1以上のクライアント信号をODUC4フレームF2sの1〜4行目のTSに収容する。上述したようにODTUフレームF2sのi行目のTSがODUレーン#iに対応する。そこで、OTNフレーマ741sは、ODUC4フレームF2sのi行目(iは1以上n以下の整数)のTSに収容されたクライアント信号をOTLCn.n#iのパラレル信号にマッピングし、光SC送受信機543s−iに出力する。OTNフレーマ541sの光SC送受信機543s−1〜543s−4は、波長λ1〜λ4のそれぞれ100Gの光SCにより、クライアント信号が設定されたOTLC4.4#1〜#4のパラレル信号を、光伝送路を介してマルチキャリア光伝送する。
光伝送装置50rが備えるNNIカード74rの光SC送受信機543r−1〜543r−4は、波長λ1〜λ4のそれぞれ100Gの光SCにより、光伝送装置50sからマルチキャリア光伝送された光信号を受信して電気信号に変換し、ODUレーン#1〜#nに対応した電気配線によりOTNフレーマ741rに出力する。光SC送受信機543r−iは、ODUレーン#iに対応した電気配線により信号を出力する。OTNフレーマ741rは、光SC送受信機543r−1〜543r−4のそれぞれから信号を受信すると、受信した各信号からOTLC4.4#1〜#4のパラレル信号を抽出する。NNIカード54rは、OTLC4.4#1〜#4のパラレル信号から1つのOTUC4フレームの信号を生成する。NNIカード54rは、生成したOTUC4フレームの信号からODUC4フレームF2rを抽出し、抽出したODUC4フレームF2rの1行目〜4行目から400GEのクライアント信号を抽出する。
図18は、光伝送システムの送信側の光SC送受信機543sに障害が発生したときの動作を示す図である。同図では、図17に示すNNIカード74sの光SC送受信機543s−3が故障した場合を示している。
光伝送装置50sの監視制御部80sは、光SC送受信機543s−3の故障を検出すると、故障が発生した光SC送受信機543s−3が出力先であるODUレーン#3を、予備のODUレーンに切り替えるよう指示する。さらに、監視制御部80sは、故障が発生していない光SC送受信機543s−1、2、4の中から、予備のODUレーンの出力先を光SC送受信機543s−2に決定する。監視制御部60sは、光SC送受信機543s−2に100Gから200Gへの増速を指示する。また、監視制御部60sは、スイッチ742sに、予備のODUレーンを用いたパラレル信号を、光SC送受信機543s−2に出力するように指示する。さらに、監視制御部80sは、受信側の光伝送装置50rに故障通知を送信する。故障通知には、故障が発生した光SC送受信機543s−3が使用していた光SC(λ3)を特定する情報と、切替先の光SC送受信機543s−2が使用する光SC(λ2)を特定する情報とが設定される。
受信側の光伝送装置50rの監視制御部80rは、送信側の光伝送装置50sから故障通知を受信し、故障が発生した光SC(λ3)と、切替先の光SC(λ2)とを認識する。監視制御部80rは、切替先の光SC(λ2)を使用する光SC送受信機543r−2に100Gから200Gへの増速を指示する。さらに、監視制御部80rは、スイッチ742rに、光SC送受信機543r−2から出力された200Gの電気信号のうち100Gの出力先を、予備のODUレーン#の電気配線とするよう指示する。
これにより、OTNフレーマ741sは、ODUC4フレームF2sの1、2、4行目のTSに収容されたクライアント信号からOTLC4.4#1、#2、#4のパラレル信号を生成し、5行目のTSに収容されたクライアント信号からOTLC4.4#3のパラレル信号を生成する。OTNフレーマ741sは、OTLC4.4#1、#2、#4のパラレル信号をそれぞれ、光SC送受信機543s−1、543s−2、543s−4に出力し、OTLC4.4#3のパラレル信号をスイッチ742sに出力する。スイッチ742sは、予備のODUレーンを使用したOTLC4.4#3のパラレル信号を光SC送受信機543s−2に出力する。OTNフレーマ741sは、光SC送受信機543s−1、543s−2、543s−4から出力された光SCによりOTLC4.4#1〜#4をマルチキャリア光伝送する。光SC送受信機543s−1から出力された100Gの光SC(λ1)ではOTLC4.4#1のパラレル信号が、光SC送受信機543s−2から出力された200Gの光SC(λ2)ではOTLC4.4#2及び#3のパラレル信号が、光SC送受信機543s−4から出力された100Gの光SC(λ4)ではOTLC4.4#4のパラレル信号が伝送される。
NNIカード74rの光SC送受信機543r−1、543r−2、及び、543r−4は、送信側の光伝送装置50sからマルチキャリア光伝送された光信号を受信する。光SC送受信機543r−1は、100Gの光SC(λ1)により伝送された光信号を電気信号に変換してODUレーン#1の電気配線に出力する。また、光SC送受信機543r−4は、100Gの光SC(λ4)により伝送された光信号を電気信号に変換してODUレーン#4の電気配線に出力する。また、光SC送受信機543r−2は、200Gの光SC(λ2)により伝送された光信号を電気信号に変換して出力し、そのうち100Gの電気信号をODUレーン#2の電気配線に出力し、残りの100Gの電気信号をスイッチ742rに出力する。スイッチ742rは、光SC送受信機543r−2から出力された信号をOTNフレーマ741rの5番目の電気配線に出力する。OTNフレーマ741rは、OTLC4.4#1、#2、#4のパラレル信号をそれぞれ、ODUC4フレームF2rのODUレーン#1、#2、#4に対応した1行目、2行目、3行目のTSに収容する。また、OTNフレーマ741rは、OTLC4.4#5のパラレル信号をODUC4フレームF2rの予備のODUレーンに対応した5行目のTSに収容する。NNIカード74rは、ODUC4フレームF2rから400GEのクライアント信号を抽出する。
図19は、光伝送装置50が備えるNNIカード74の送信に関する機能ブロックを示す図である。同図において、図1に示すOTNフレーマ800及び図17に示す光伝送装置50と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図では、n=4の場合を例に示している。
NNIカード74は、OTNフレーマ741、スイッチ742、及びn台の光SC送受信機543を備える。NNIカード74、OTNフレーマ741、スイッチ742、n台の光SC送受信機543はそれぞれ、図17及び図18に示すNNIカード74s、OTNフレーマ741s、スイッチ742s、光SC送受信機543s−1〜543s−nに対応する。
OTNフレーマ741は、多重処理部130a、ライン側送信処理部140a、及びレーン割当制御部745を備える。
多重処理部130aは、多重化部131aとフレーミング部132aとを備える。多重化部131aは、クライアント信号を設定したLO ODUフレームを時間多重して図7及び図18に示すODUCnフレームF2sを生成する。多重化部131aは、レーン割当制御部745から切替対象のODUレーン#kが通知された場合、ODUレーン#kに対応したTSに設定すべきクライアント信号を、予備のODUレーンに対応したTSに設定する。
フレーミング部132aは、多重化部131aが生成したODUCnフレームF2sにOHとFECを付加して、OTUCnフレームを生成する。フレーミング部132aは、レーン割当制御部745から切替対象のODUレーン#kが通知された場合、ODUレーン#kに代えて、予備のODUレーンに対応したTSに収容されているクライアント信号に対してOHとFECを付加し、OTUCnフレームを生成する。フレーミング部132aは、OTUCnフレームの信号をライン側送信処理部140aに出力する。
ライン側送信処理部140aは、インタリーブ部141aと、OH処理部142−1〜142−(n+1)と、マルチレーン送信部143−1〜143−(n+1)とを備える。
インタリーブ部141aは、多重処理部130aからOTUCnフレームの信号を受信し、受信したn×100GのOTUCnフレームの信号をバイトインタリーブして、n個のOTLCn.nフレームの信号を生成する。インタリーブ部141aは、生成したn個のOTLCn.n#iフレームをそれぞれOH処理部142−iに出力する。インタリーブ部141aは、レーン割当制御部745から切替対象のODUレーン#kが通知された場合、OTUCnフレームに含まれるODUレーン#kの信号に代えて、予備のODUレーンの信号からOTLCn.n#kフレームの信号を生成し、OH処理部142−(n+1)に出力する。
レーン割当制御部745は、予備のODUレーンの使用が監視制御部80から指示された場合、障害が発生した光SCを利用する切替対象のODUレーンを、予備のODUレーンに割当てるアサインメント機能を有する。すなわち、レーン割当制御部745は、切替対象のODUレーンを多重処理部130a及びライン側送信処理部140aに指示する。
スイッチ742は、OH処理部142−(n+1)から出力されたOTLCn.n#kフレームの信号を、監視制御部80から指示された切替先の光SC送受信機543に出力する。
光SC送受信機543は、送信機220を備える。
図20は、光伝送装置50が備えるNNIカード74の受信に関する機能ブロックを示す図である。同図において、図1に示すOTNフレーマ800及び図17に示す光伝送装置50と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図では、n=4の場合を例に示している。
同図に示すNNIカード74、n台の光SC送受信機543、スイッチ742、OTNフレーマ741は、図17、図18におけるNNIカード74r、光SC送受信機543r−1〜543r−n、スイッチ742r、OTNフレーマ741rに対応する。
光SC送受信機543−1〜543−nは、受信機230を備える。
スイッチ742は、切替先の光SC送受信機543から出力された電気信号のうち100Gの電気信号を、OTNフレーマ741が備えるライン側受信処理部160aのマルチレーン受信部161−(n+1)に出力する。
ライン側受信処理部160aは、マルチレーン受信部161−1〜161−(n+1)と、OH処理部162−1〜162−(n+1)と、デインタリーブ部163aとを備える。
デインタリーブ部163aは、OH処理部162−1〜162−(n+1)から受信したOTLCn.n#1フレーム〜OTLCn.n#nフレームをデインタリーブし、1つのOTUCnフレームを生成する。OTUCnフレームは予備のODUレーンに対応したTSを含んでおり、デインタリーブ部163aは、OH処理部162−(n+1)から受信したOTLCn.n#kについては予備のTSに設定する。
分離処理部170aは、デフレーミング部171a及び逆多重化部172aを備える。
デフレーミング部171aは、デインタリーブ部163aが生成したOTUCnフレームの信号をFEC復号し、復号したOTUCnフレームからLO ODUフレームが時間多重されたODUCnフレームF2rを抽出して逆多重化部172aに出力する。レーン割当制御部745から切替対象としてODUレーン#kが通知された場合、デフレーミング部171aは、OTUCnフレームのODUレーン#kに対応したTSに代えて、予備のODUレーンに対応したTSを復号対象とする。
逆多重化部172aは、デフレーミング部171aが抽出したODUCnフレームF2rの信号から各クライアント信号が設定されたLO ODUフレームを抽出し、LO ODUフレームの電気パス信号をODU−SW210に出力する。レーン割当制御部745から切替対象としてODUレーン#kが通知された場合、逆多重化部172aは、OTUCnフレームのODUレーン#kに対応したTSに代えて、予備のODUレーンに対応したTSからクライアント信号を取得する。
なお、本実施形態の光伝送装置50が備えるトランスポンダは、第1の実施形態のトランスポンダ56の多重処理部130、ライン側送信処理部140、ライン側受信処理部160、分離処理部170、スイッチ562に代えて、多重処理部130a、ライン側送信処理部140a、ライン側受信処理部160a、分離処理部170a、スイッチ742を備えた構成である。
図21及び図22は、光SCの障害発生時の光伝送装置の処理フローである。以下では、図17に示す通常運用状態において、図18に示すように光SC送受信機543s−3に障害が発生した場合を例に説明する。
図21は、送信側の光伝送装置50sにおける送信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。
光伝送装置50sの監視制御部80sは、自装置の光SC送受信機543または光SC送受信機563の障害を検出するか、受信側の光伝送装置50rから障害が発生した光SCの通知を受信する(ステップS510)。監視制御部80sは、障害が検出された光SC送受信機543s−3を出力先とするODUレーン#3を、切替対象のODUレーンとする。あるいは、監視制御部80sは、受信側の光伝送装置50rから障害が発生した光SC(λ3)が通知された場合、その光SC(λ3)を使用する光SC送受信機543s−3を出力先とするODUレーン#3を、切替対象のODUレーンとする。
監視制御部80sは、障害が検出された光SC送受信機543s−3を備える、あるいは、障害が検出された光SC(λ3)を使用するNNIカード74sを特定する。監視制御部80sは、特定したNNIカード74sが使用する光チャネルの中から、切替先の光SC(λ2)を決定する(ステップS515)。監視制御部80sは、障害が発生した光SC(λ3)の情報と、切替先の光SC(λ2)の情報を設定した障害通知を受信側の光伝送装置50rに送信する(ステップS520)。
光伝送装置50sの監視制御部80sは、切替先の光SC(λ2)を使用する光SC送受信機543s−2に対し、100Gを増速して200Gで伝送するよう指示する。さらに、監視制御部80sは、スイッチ742sに信号の出力先を光SC送受信機543s−2とするよう指示する(ステップS525)。また、監視制御部80sは、NNIカード74sのOTNフレーマ741sが備えるレーン割当制御部745に、切替対象のODUレーン#3を通知する。レーン割当制御部745は、ODUレーン#3に対応したTSが割当先であったクライアント信号のパスに対し、割当先を予備のODUレーンに対応したTSへと変更する。つまり、レーン割当制御部745は、切替対象のODUレーン#3を予備レーンに切り替えるよう多重処理部130a及びライン側送信処理部140aに指示する(ステップS530)。
この指示により、OTNフレーマ741sの多重化部131aは、クライアント信号をODUC4フレームF2sに収容するときに、ODUレーン#3に対応したTSに収容していたクライアント信号については、予備のODUレーンに対応したTSに収容する。ODUレーン#1に対応したTSに収容されたクライアント信号は、OTUC4.4#1のパラレル信号に設定され、マルチレーン送信部143−1から光SC送受信機543s−1に出力される。ODUレーン#2に対応したTSに収容されたクライアント信号は、OTUC4.4#2のパラレル信号に設定され、マルチレーン送信部143−2から光SC送受信機543s−2に出力される。ODUレーン#4に対応したTSに収容されたクライアント信号は、OTUC4.4#4のパラレル信号に設定され、マルチレーン送信部143−4から光SC送受信機543s−4に出力される。そして、予備のODUレーンに対応したTSに収容されたクライアント信号は、OTUC4.4#3のパラレル信号に設定され、マルチレーン送信部143−5からスイッチ742sに出力される。スイッチ742sは、マルチレーン送信部143−5から出力されたOTUC4.4#3のパラレル信号を光SC送受信機543s−2に出力する。NNIカード74sの光SC送受信機543s−1、543s−2及び543s−4は、波長λ1、λ2、λ4の光SCによりパラレル信号をマルチキャリア光伝送する。
図22は、受信側の光伝送装置50rにおける受信信号の出力先切替処理を示すフロー図である。
光伝送装置50rの監視制御部80rは、図21のステップS520において送信側の光伝送装置50sが送信した障害通知を受信する(ステップS610)。監視制御部80sは、受信した障害通知により、障害が発生した、すなわち、切替対象の光SC(λ3)と、切替先の光SC(λ2)を認識する。
監視制御部80rは、切替対象の光SC(λ3)を使用している光SC送受信機543r−3及び切替先の光SC(λ2)を使用している光SC送受信機543r−2を備えるNNIカード74rを特定する。監視制御部80rは、特定したNNIカード74rの切替先の光SC送受信機543r−2に対し、100Gを増速して200Gで伝送するよう指示する。さらに、監視制御部80rは、特定したNNIカード74rのスイッチ742rに、光SC送受信機543r−2から出力された200Gの電気信号のうち、スイッチ742rが受信した100Gの信号を予備のODUレーンに対応したマルチレーン受信部161−5に出力するよう指示する(ステップS615)。また、監視制御部80rは、切替対象の光SC(λ3)に対応したODUレーン#3を、予備のODUレーンに切り替えるようレーン割当制御部745に指示する。レーン割当制御部745は、切替対象のODUレーン#3を予備レーンに切り替えるようライン側受信処理部160a及び分離処理部170aに指示する(ステップS620)。
これにより、NNIカード74rの光SC送受信機543r−1、543r−2、及び、543r−4はそれぞれ、送信側の光伝送装置50sからマルチキャリア光伝送された光信号を受信する。光SC送受信機543r−1は、100Gの光SC(λ1)により伝送された光信号を電気信号に変換してマルチレーン受信部161−1に出力する。光SC送受信機543r−2は、200Gの光SC(λ2)により伝送された光信号を電気信号に変換して、100Gの電気信号をマルチレーン受信部161−2に出力し、残りの100Gの電気信号をスイッチ742rに出力する。光SC送受信機543r−4は、100Gの光SC(λ4)により伝送された光信号を電気信号に変換してマルチレーン受信部161−4に出力する。スイッチ742rは、光SC送受信機543r−2から出力された100Gの電気信号をマルチレーン受信部161−5に出力する。
NNIカード74rのマルチレーン受信部161−1、161−2、161−4、161−5は、受信した電気信号をパラレルにOH処理部162−1、162−2、162−4、162−5に出力する。OH処理部162−1はOTLC4.4#1フレームを、OH処理部162−2はOTLC4.4#2フレームを、OH処理部162−4はOTLC4.4#4フレームを、OH処理部162−5はOTLC4.4#3フレームを抽出し、パラレルにデインタリーブ部163aに出力する。デインタリーブ部163aは、OTLC4.4#1、2、4フレームをOTUC4フレームのODUレーン#1、#2、#4に対応したTSに設定し、OTLC4.4#3フレームをOTUC4フレームの予備のODUレーンに対応したTSに設定する。
デフレーミング部171aは、デインタリーブ部163aが生成したOTUCnフレームのODUレーン#1、#2、#4、及び、予備のODUレーンに対応したTSの信号をFEC復号して得られたODUCnフレームF2rを逆多重化部172aに出力する。レーン割当制御部745から切替対象としてODUレーン#kが通知された場合、デフレーミング部171aは、OTUCnフレームのODUレーン#kに対応したTSに代えて、予備のODUレーンに対応したTSを復号対象とする。逆多重化部172aは、ODUCnフレームF2rのODUレーン#1、#2、#4、及び、予備のODUレーンに対応したTSからクライアント信号を取得する。
図21及び図22では、光SCの障害発生時に送信側の光伝送装置50sが切替先の光SCを決定する場合について説明したが、受信側の光伝送装置50rが光SCの障害発生を検出した場合に切替先の光SCを決定し、送信側の光伝送装置50sに障害が発生した光SCとともに通知してもよい。
なお、監視制御部80は、光SC送受信機の停止を指示する保守コマンドを受信した場合も、その光SC送受信機の障害を検出した場合と同様の処理を行う。
本実施形態によれば、光SC送受信機の障害や保守のために使用できない光SCが発生した場合、その光SCを送信先として使用しているODUレーンを予備のODUレーンに切替え、予備のODUレーンの出力先を使用可能な光SC送受信機とする。これにより、光SCが使用できない場合でも、主信号を救済し、送受信を行うことができる。
また、本実施形態によれば、スイッチは、予備のODUレーンについて生成されたパラレル信号のみを入力とし、出力先を4つの光SC送受信機のいずれかに切り替える構成である。よって、本実施形態のスイッチは、第1の実施形態のスイッチと比較して構成を単純にすることができる。
なお、上述した実施形態では、1光チャネルがn×100G、パラレル信号が100Gの場合を例に説明したが、1光チャネルの帯域や、パラレル信号の帯域は任意とすることができる。
上述した実施形態によれば、送信側の光伝送装置は、複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う複数の光送信部と、一つ以上のクライアント信号から、複数の光送信部へ出力する信号を生成する信号生成部とを備える。障害や保守のために一部の光送信部が信号の伝送に使用できない場合、送信側の光伝送装置が備える制御部は、信号生成部から光送信部への出力を切り替えるスイッチに対して、信号の出力先を、信号の伝送に使用できない光送信部から信号の伝送に使用可能な他の光送信部へ切り替えるよう制御を行い、さらに、切り替え先の他の光送信部の伝送レートを増加させる。
受信側の光伝送装置の制御部は、複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送された信号を受信する複数の光受信部のうち、送信側の光伝送装置において切替先となった光送信部から送信された信号を受信する光受信部に対して、伝送レートを増加させるよう制御を行う。これにより、受信側の光伝送装置の信号受信は、複数の光受信部が送信側の光伝送装置から受信した信号から、クライアント信号を取得する。
従って、1光チャネルの信号を複数の光サブキャリアによりマルチキャリア光伝送する場合に、一部の光サブキャリアが使用できない場合でも、使用可能な光サブキャリアを増速してクライアント信号を伝送することができるため、トラヒック断となる影響範囲を低減することが可能となる。
上述した実施形態におけるOTNフレーマ541、561、741、及び、監視制御部60、80の一部または全ての機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
大容量光伝送に利用可能である。
50、50s、50r 光伝送装置
51 ODUクロスコネクト機能部
52 UNIカード
53 ODU−XC
54、54s、54r NNIカード
55 光伝送機能部
56 トランスポンダ
57 合分波器
60、60s、60r 監視制御部
74、74s、70r NNIカード
80、80s、80r 監視制御部
110 送信処理部
120 クライアント信号受信部
121 受信部
122 マッピング部
123 OH処理部
130、130a 多重処理部
131、131a 多重化部
132、132a フレーミング部
140、140a ライン側送信処理部
141、141a インタリーブ部
142−1、142−2、142−3、142−4、142−5 OH処理部
143−1、143−2、143−3、143−4、143−5 マルチレーン送信部
150 受信処理部
160、160a ライン側受信処理部
161−1、161−2、161−3、161−4、161−5 マルチレーン受信部
162−1、162−2、162−3、162−4、162−5 OH処理部
163、163a デインタリーブ部
170、170a 分離処理部
171、171a デフレーミング部
172、172a 逆多重化部
180 クライアント信号送信部
181 OH処理部
182 デマッピング部
183 送信部
210 ODU−SW
220 送信機
230 受信機
521 OTNフレーマ
541、541s、541r OTNフレーマ
542、542s、542r スイッチ(SW)
543、543s、543s−1〜543s−4、543r、543r−1〜543r−4 光SC送受信機
561 OTNフレーマ
562 スイッチ(SW)
563 光SC送受信機
741、741s、741r OTNフレーマ
742、742s、742r スイッチ(SW)
745 レーン割当制御部
800 OTNフレーマ

Claims (5)

  1. 複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う複数の光送信部と、
    一つ以上のクライアント信号から、前記光送信部によりマルチキャリア光伝送する信号を生成する信号生成部と、
    前記信号生成部から前記光送信部への前記信号の出力を切り替えるスイッチと、
    前記信号の出力先を、前記信号の伝送に使用できない前記光送信部から前記信号の伝送に使用可能な他の前記光送信部へ切り替えるよう前記スイッチを制御する処理と、切り替え先の他の前記光送信部の伝送レートを増加させる処理とを行う制御部と、
    を備えることを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記信号生成部は、一つ以上の前記クライアント信号を複数の前記光送信部のそれぞれを出力先とする複数のレーンに分割し、前記レーン毎に前記光送信部へ出力する信号を生成し、
    前記スイッチは、前記レーン毎に前記信号の出力先の前記光送信部を切り替える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記信号生成部は、一つ以上の前記クライアント信号を複数の前記光送信部と同じ数の複数のレーンに分割し、前記レーン毎に前記光送信部へ出力する信号を生成し、
    前記レーンには、複数の前記光送信部それぞれを出力先とする通常のレーンと、予備のレーンとがあり、
    前記制御部は、使用できない前記光送信部を出力先とする前記通常のレーンに代えて前記予備のレーンを使用するよう前記信号生成部を制御する処理と、前記予備のレーンについて生成された前記信号を切替先の他の前記光送信部に出力するよう前記スイッチを制御する処理とを行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  4. 光伝送装置が実行する光伝送方法であって、
    一つ以上のクライアント信号から、それぞれ異なる搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う複数の光送信部へ出力する信号を生成する信号生成ステップと、
    前記信号の出力先の前記光送信部を切り替えるスイッチに対し、前記信号生成ステップにおいて生成された前記信号の出力先を、前記信号の伝送に使用できない前記光送信部から前記信号の伝送に使用可能な他の前記光送信部へ切り替えるよう制御する第一制御ステップと、
    切り替え先の他の前記光送信部の伝送レートを増加させる第二制御ステップと、
    を有することを特徴とする光伝送方法。
  5. 送信側の光伝送装置と受信側の光伝送装置とを有する光伝送システムであって、
    前記送信側の光伝送装置は、
    複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う複数の光送信部と、
    一つ以上のクライアント信号から、前記光送信部によりマルチキャリア光伝送する信号を生成する信号生成部と、
    前記信号生成部から前記光送信部への前記信号の出力を切り替えるスイッチと、
    前記信号の出力先を、前記信号の伝送に使用できない前記光送信部から前記信号の伝送に使用可能な他の前記光送信部へ切り替えるよう前記スイッチを制御する処理と、切り替え先の他の前記光送信部の伝送レートを増加させる処理とを行う第一制御部とを備え、
    前記受信側の光伝送装置は、
    複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送された前記信号を受信する複数の光受信部と、
    マルチキャリア光伝送において切り替え先の他の前記光送信部から送信された信号を受信する前記光受信部の伝送レートを増加させるよう制御する第二制御部と、
    複数の前記光受信部が受信した前記信号から前記クライアント信号を取得する信号受信部とを備える、
    ことを特徴とする光伝送システム。
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