JP2016213539A - 光伝送装置、光伝送方法、および、光伝送システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光伝送装置50sは、複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う光SC送受信機543s−1〜4を備える。OTNフレーマ541sは、一つ以上のクライアント信号から、光SC送受信機543s−1〜4へ出力する信号を生成する。監視制御部60sは、OTNフレーマ541sから光SC送受信機543s−1〜4への出力を切り替えるスイッチ542sに対し、信号の出力先を、信号の伝送に使用できない光SC送受信機543s−3から、信号の伝送に使用可能な光SC送受信機543s−2に切り替えるようスイッチ542sを制御する。さらに、監視制御部60sは、切替先の光SC送受信機543s−2の伝送レートを増加させる。
【選択図】図7
Description
図1は、本発明の実施形態を適用可能なOTNフレーマ800の機能ブロック図である。同図に示すOTNフレーマ800は、100G超(B100G、Gはギガビット毎秒)の伝送を行うためのOTN(Optical Transport Network)の規格であるOTUCn(Cnは100G×nを表す。nは2以上の整数。)により通信を行う。同図においては、n=4の場合、すなわち、OTNフレーマ800がOTUC4により通信を行う場合の例を示している。
送信処理部110は、クライアント信号受信部120と、多重処理部130と、ライン側送信処理部140とを備える。
受信部121は、クライアント信号を受信する。マッピング部122は、受信部121が受信した1クライアント信号をLO ODU(Lower Order Optical Channel Data Unit)フレームのペイロードにマッピングする。OH処理部123は、マッピング部122がクライアント信号を設定したLO ODUフレームにOH(オーバーヘッド)を付加する。OH処理部123は、LO ODUフレームの電気パス信号を、ODU−スイッチ(以下、「ODU−SW」と記載)210に出力する。ODU−SW210は、他のOTNフレーマ800とも接続されており、電気パス信号のパス交換を行う。
インタリーブ部141は、多重処理部130からOTUCnフレームの信号を受信し、受信したn×100GのOTUCnフレームの信号をバイトインタリーブして、n個のOTLCn.nフレームの信号を生成する。OTLCn.nフレームは、100Gのパラレル信号のフレームである。i個目のOTLCn.nフレームを、OTLCn.n#iフレーム(iは1以上n以下の整数)と記載する。インタリーブ部141は、生成したn個のOTLCn.n#iフレームをそれぞれOH処理部142−iに出力する。
マルチレーン送信部143−1〜143−nは、OH処理部142−1〜142−nから受信したOTLCn.nフレームのパラレル信号を送信機220(光送信部)に出力する。例えば、マルチレーン送信部143−iは、4本の28Gの電気配線を使用してパラレルにOTLCn.n#iフレームのパラレル信号を送信機220に出力する。各送信機220は、それぞれ異なる光周波数の光サブキャリアを使用する。送信機220は、受信したパラレル信号を電気信号から光信号に変換し、マルチキャリア伝送する。なお、複数のマルチレーン送信部143−iが1つの送信機220に接続されてもよい。j個(jは2以上n以下)のマルチレーン送信部143−iが1つの送信機220に接続される場合、その送信機220は、j×100Gの光サブキャリアによりj個のパラレル信号を伝送する。
マルチレーン受信部161−1〜161−nは、受信機230(光受信部)がマルチキャリア伝送により受信した光信号を電気信号により受信する。受信機230は、それぞれ異なる光周波数の光サブキャリアにより光信号を受信する。マルチレーン受信部161−iは、例えば4本の28Gの電気配線を使用して受信機230からパラレルに受信した電気信号を、OH処理部162−iに出力する。
デインタリーブ部163は、OH処理部162−1〜162−nから受信したOTLCn.n#1フレーム〜OTLCn.n#nフレームをデインタリーブし、1つのOTUCnフレームを生成する。
デフレーミング部171は、デインタリーブ部163が生成したOTUCnフレームの信号をFEC復号し、復号したOTUCnフレームからLO ODUフレームが時間多重されたODUCnフレームを抽出して逆多重化部172に出力する。
逆多重化部172は、デフレーミング部171が抽出したODUCnフレームの信号から各クライアント信号が設定されたLO ODUフレームを抽出し、LO ODUフレームの電気パス信号をODU−SW210に出力する。
OH処理部181は、ODU−SW210から電気パス信号を受信し、受信した電気パス信号からLO ODUフレームを復号する。OH処理部181は、LO ODUフレームに対してOHに関する処理を行い、デマッピング部182に出力する。
デマッピング部182は、OH処理部181からLO ODUフレームの電気パス信号を受信し、受信した電気パス信号からクライアント信号を抽出して送信部183に出力する。
送信部183は、デマッピング部182が抽出したクライアント信号を送信する。
OTUCnは、ODUCnに、FACn OH、OTUCn OH、OPUCn OH、及び、OTUCnFECを付加して生成される。OTUCnは、4行、4080×n列で標記される。
OTUCnの(16×n+1)〜3824×n列目のOPUCnペイロード(Payload)には、クライアント信号がマッピングされる。OTUCnフレームの1〜16×n列目には、OHが設定される。1行目の1〜7×n列目には、FACn OHが設定される。FACn OHは、フレーム同期に必要な情報を含む。(7×n+1)〜14×n列目には光チャネルのセクション監視情報を収容するOTUCn OHが挿入される。2〜4行目の1〜14×n列目には、ODUCn OHが挿入され、光チャネルのパス管理運用情報を収容する。(14×n+1)〜16×n列目には、OPUCn OHが挿入され、クライアント信号のマッピング/デマッピングに必要な情報などが収容される。3824×n+1〜4080×n列目のOPUCn FECには、FEC用のパリティチェックバイトが付加される。
OTLCn.nは、4行、4080列で標記される。OTLCn.n#1〜OTLCn.n#nは、バイトインタリーブによりOTUCnフレームを分割して得られる。
OTUCnのOPUCnペイロードは、OTLCn.n#iの17〜3824列目のOPUCn.n#iペイロードにマッピングされる。
OTLCn.n#iの1〜16列目には、OHが設定される。OTLCn.n#iのOHは、OTUCn OH等に基づいて設定される。1行目の1〜7列目には、FALCn.n#i OHが設定される。FALCn.n#i OHは、フレーム同期に必要な情報を含む。8〜14列目には、光チャネルのセクション監視情報を収容するOTLCn.n#i OHが挿入される。2〜4行目の1〜14×n列目には、ODLCn.n#i OHが挿入され、光チャネルのパス管理運用情報を収容する。15〜16列目には、OPLCn.n#i OHが挿入され、クライアント信号のマッピング/デマッピングに必要な情報などが収容される。3825〜4080列目のOTUC#i FECには、FEC用のパリティチェックバイトが付加される。
図4(a)は、400Gの光信号を1光周波数(シングルキャリア)によりシリアル伝送する場合の光チャネルを示す図であり、図4(b)は、400Gの光信号を4つの光サブキャリアによりパラレル伝送(マルチキャリア伝送)する場合の光チャネルを示す図である。
従来の電子回路では、動作速度の制約から、図4(a)に示すように、1光周波数によりシリアル伝送することができる帯域を、100Gを超えて拡張し続けていくことは困難である。そこでOTUCnでは、100G超の帯域を複数の光サブキャリアによりパラレル伝送することにより、電子回路の制約を受けずに広帯域伝送を実現する。このパラレル伝送には、偏波多重、多値変調などが用いられる。変調方式によって、光サブキャリアの帯域は異なる。
図4(b)は、400Gの1光チャネルを、100Gの4光サブキャリアによりパラレル伝送した場合の例であり、図4(c)は、400Gの1光チャネルを、200Gの2光サブキャリアによりパラレル伝送した場合の例である。また、nを変化させることにより、図4(d)に示すように、100G単位で伝送帯域を増加させていくことができるフレキシビリティを有する。
図5は、本発明の第1の実施形態による光伝送システムが備える光伝送装置50の構成例を示す図である。
光伝送装置50は、ODUクロスコネクト機能部51、光伝送機能部55、及び、監視制御部60(制御部)を備える。
ODUクロスコネクト機能部51において、1以上のUNI(ユーザ−ネットワークインタフェース)カード52と、1以上のNNI(ネットワーク−ネットワークインタフェース)カード54とは、ODU−XC(クロスコネクト)53により接続される。UNIカード52は、それぞれの通信規格により、クライアント側の通信機器と接続される。UNIカード52のOTNフレーマ521は、図1に示すOTNフレーマ800のクライアント信号受信部120及びクライアント信号送信部180の機能を有する。ODU−XC53は、図1に示すODU−SW210に相当する。NNIカード54は、OTNフレーマ541(信号生成部、信号受信部)と、スイッチ(SW)542と、複数の光SC(サブキャリア)送受信機543を備える。OTNフレーマ541は、図1に示すOTNフレーマ800の多重処理部130、ライン側送信処理部140、ライン側受信処理部160、及び分離処理部170の機能を有する。スイッチ542は、OTNフレーマ541から出力された各ODUレーンのパラレル信号の出力先となる光SC送受信機543を切り替える。また、スイッチ542は、光SC送受信機543が受信したパラレル信号のODUレーンを切り替えてOTNフレーマ541に出力する。光SC送受信機543は、図1に示す送信機220及び受信機230の機能を有しする。
トランスポンダ56は、OTNフレーマ561、スイッチ562、及び複数の光SC送受信機563を備える。OTNフレーマ561は、図1に示すOTNフレーマ800の機能を有する。スイッチ562は、OTNフレーマ561から出力されたODUレーンのパラレル信号の出力先となる光SC送受信機563を切り替える。また、スイッチ562は、光SC送受信機563が受信したパラレル信号のODUレーンを切り替えてOTNフレーマ561に出力する。光SC送受信機563は、図1に示す送信機220及び受信機230の機能を有する。
そこで、物理的にNNIカード54にn台の光SC送受信機543を備えておき、それら光SC送受信機543の変調方式を変えることにより動作させる光SC送受信機543をn台以下とすることができる。同様に、物理的にトランスポンダ56にn台の光SC送受信機563を備えておき、それら光SC送受信機563の変調方式を変えることにより、動作させる光SC送受信機563をn台以下とすることができる。
また、受信側の光伝送装置50を光伝送装置50r、光伝送装置50rが備えるNNIカード54をNNIカード54r、光伝送装置50rが備える監視制御部60を監視制御部60r(第二制御部)と記載する。そして、NNIカード54rのOTNフレーマ541をOTNフレーマ541r(信号受信部)、NNIカード54rのスイッチ542をスイッチ542r、NNIカード54rの光SC送受信機543を光SC送受信機543r、i番目の光SC送受信機543rを光SC送受信機543r−iと記載する。
また、OTNフレーマ541sが使用するODUC4フレームをODUC4フレームF1sと記載し、OTNフレーマ541rが使用するODUC4フレームをODUC4フレームF1rと記載する。ODUC4フレームF1s、F1r内の1.25GのTSは、4つのODUレーンに対応している。ここでは簡単のため、ODTUフレームF1s、F1rの400G分のTSを4行×4個のTSにより表し、i行目のTSがi番目のODUレーンであるODUレーン#iに対応しているとする。
通常運用状態において、光SC送受信機543s−i及び光SC送受信機543r−iは、波長λiの100Gの光SCを使用する。波長λiの光SCを、光SC(λi)と記載する。
光伝送装置50sの監視制御部60sは、光SC送受信機543s−3の故障を検出すると、ODUレーン#3の出力先の光SC送受信機543sを切り替える。切替先の光SC送受信機543sとして、NNIカード54sが使用する光チャネルの複数の光SCのうち、OADM(Optical add-drop multiplexer、光分岐挿入)ノードに適用される光フィルタによるスペクトル狭窄の影響の少ない中心側に近い周波数の光SCを使用する光SC送受信機543を選択することで、増速に伴う伝送性能低下を最小化することができる。なお、OADMノードは、光通信のネットワークにおいて、WDMで多重された光信号を波長単位で分岐・挿入する。
なお、光SC送受信機543s−3が故障した場合、受信側の光伝送装置50sにおいても光SC(λ3)の受信ができないことを検出可能であるため、故障が発生した光SC送受信機543s−3が使用していた光SC(λ3)を特定する情報については通知を省略してもよい。
光伝送装置50rの監視制御部60rは、光SC送受信機543r−3の故障を検出すると、故障が発生していない光SC送受信機543r−1、543r−2、及び、543r−4の中から、光SC送受信機543r−3の切替先を決定する。ここでは、監視制御部60rは、NNIカード54rが使用する光チャネルの複数の光SCのうち、中心側に近い周波数の光SCを使用する光SC送受信機543r−2を切替先として決定する。
また、上記では、NNIカード54の場合について説明したが、トランスポンダ56の場合も同様である。
光SC送受信機543は、受信機230を備える。スイッチ542は、n台の光SC送受信機543から出力された電気信号の出力先となるライン側受信処理部160のマルチレーン受信部161−1〜161−nを切り替える。OTNフレーマ541は、図1に示すライン側受信処理部160及び分離処理部170を備える。
トランスポンダ56のOTNフレーマ561は、図1に示すクライアント信号受信部120、多重処理部130及びライン側送信処理部140を備える。スイッチ562は、ライン側送信処理部140のマルチレーン送信部143−1〜143−nとの間の各電気配線と、n台の光SC送受信機563との間の各電気配線とを相互に接続する。スイッチ562は、監視制御部60に指示に従って、マルチレーン送信部143−1〜143−nから出力された電気信号の出力先を切り替える。光SC送受信機563は、送信機220を備える。
光SC送受信機563は、受信機230を備える。スイッチ562は、n台の光SC送受信機563から出力された電気信号の出力先となるライン側受信処理部160のマルチレーン受信部161−1〜161−nを切り替える。OTNフレーマ561は、図1に示すライン側受信処理部160、分離処理部170及びクライアント信号送信部180を備える。
光伝送装置50sの監視制御部60sは、自装置の光SC送受信機543または光SC送受信機563の障害を検出するか、受信側の光伝送装置50rから障害が発生した光SCの通知を受信する(ステップS110)。監視制御部60sは、障害が検出された光SC送受信機543s−3を切替対象とする。あるいは、監視制御部60sは、受信側の光伝送装置50rから障害が発生した光SC(λ3)が通知された場合、その光SC(λ3)を使用する光SC送受信機543s−3を切替対象とする。
光伝送装置50rの監視制御部60rは、図13のステップS120において送信側の光伝送装置50sが送信した障害通知を受信する(ステップS210)。監視制御部60rは、受信した障害通知により、切替対象の光SC(λ3)と、切替先の光SC(λ2)とを認識する。
光伝送装置50rの監視制御部60rは、自装置の光SC送受信機543または光SC送受信機563の障害を検出するか、送信側の光伝送装置50sから受信した光SCの障害を検出する(ステップS310)。監視制御部60rは、障害が検出された光SC送受信機543r−3を切替対象とする。あるいは、監視制御部60rは、障害が発生した光SC(λ3)を使用する光SC送受信機543r−3を切替対象とする。
これにより、NNIカード54rは、図14のステップS215における指示の後と同様の処理を行う。
光伝送装置50sの監視制御部60sは、図15のステップS320において受信側の光伝送装置50rが送信した障害通知を受信する(ステップS410)。監視制御部60sは、受信した障害通知により、切替対象の光SC(λ3)と、切替先の光SC(λ2)とを認識する。
これにより、NNIカード54sは、図13のステップS125における指示の後と同様の処理を行う。
続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。
本実施形態では、OTNフレーマが、予備のTSと、予備のTSに対応したODUレーンを障害が発生していない光SC送受信機へ接続するスイッチ機能とを具備する。この予備のTSを用いて、障害のあった光SCへ収容されていたODUレーンの出力先である光SC送受信機を、他のODUレーンの出力先である光SC送受信機に切替え、この切替先の光SC送受信機を増速する。これにより、障害があった光SCに収容されているODUレーンが割り当て先のクライアント信号を救済する。以下では、第1の実施形態との差分を中心に説明する。
図17は、光伝送システムの通常運用状態における動作を示す図である。同図では、n=4であり、送信側及び受信側の光伝送装置50のNNIカード54が4台の光SC送受信機543を備える場合を示している。
NNIカード74は、OTNフレーマ741と、スイッチ742と、n台の光SC送受信機543とを備える。OTNフレーマ741は、400Gのクライアント信号を収容するTSに加え、1ODUレーン分(100G分)のTSを収容できる予備のTSを備える。スイッチ742は、予備のODUレーンと、n台の光SC送受信機543との間の信号の送受信を切り替える。
また、受信側の光伝送装置50rが備えるNNIカード74をNNIカード74r、光伝送装置50rが備える監視制御部80を監視制御部80r(第二制御部)と記載する。そして、NNIカード74rのOTNフレーマ741をOTNフレーマ741r、NNIカード74rのスイッチ742をスイッチ742r、NNIカード74rの光SC送受信機543を光SC送受信機543r、i番目の光SC送受信機543rを光SC送受信機543r−iと記載する。
通常運用状態において、光SC送受信機543s−i及び光SC送受信機543r−iは、100Gの光SC(λi)を使用する。
ODUC4フレームF2s、F2r内の1.25GのTSは、4つの通常のODUレーン#1〜#4及び予備のODUレーンに対応している。ここでは簡単のため、ODTUフレームF2s、F2rのODUレーン#1〜#4に対応した400G分のTSを、1行目から4行目までの4行×4個のTSにより表し、予備のODUレーンに対応した100G分のTSを5行目の4個のTSにより表している。また、ODUレーン#i(iは1以上n以下の整数)に対応したTSのクライアント信号が設定されたOTLCn.n#iのパラレル信号は、光SC送受信機543s−iから送信されるものとする。
光伝送装置50sの監視制御部80sは、光SC送受信機543s−3の故障を検出すると、故障が発生した光SC送受信機543s−3が出力先であるODUレーン#3を、予備のODUレーンに切り替えるよう指示する。さらに、監視制御部80sは、故障が発生していない光SC送受信機543s−1、2、4の中から、予備のODUレーンの出力先を光SC送受信機543s−2に決定する。監視制御部60sは、光SC送受信機543s−2に100Gから200Gへの増速を指示する。また、監視制御部60sは、スイッチ742sに、予備のODUレーンを用いたパラレル信号を、光SC送受信機543s−2に出力するように指示する。さらに、監視制御部80sは、受信側の光伝送装置50rに故障通知を送信する。故障通知には、故障が発生した光SC送受信機543s−3が使用していた光SC(λ3)を特定する情報と、切替先の光SC送受信機543s−2が使用する光SC(λ2)を特定する情報とが設定される。
多重処理部130aは、多重化部131aとフレーミング部132aとを備える。多重化部131aは、クライアント信号を設定したLO ODUフレームを時間多重して図7及び図18に示すODUCnフレームF2sを生成する。多重化部131aは、レーン割当制御部745から切替対象のODUレーン#kが通知された場合、ODUレーン#kに対応したTSに設定すべきクライアント信号を、予備のODUレーンに対応したTSに設定する。
フレーミング部132aは、多重化部131aが生成したODUCnフレームF2sにOHとFECを付加して、OTUCnフレームを生成する。フレーミング部132aは、レーン割当制御部745から切替対象のODUレーン#kが通知された場合、ODUレーン#kに代えて、予備のODUレーンに対応したTSに収容されているクライアント信号に対してOHとFECを付加し、OTUCnフレームを生成する。フレーミング部132aは、OTUCnフレームの信号をライン側送信処理部140aに出力する。
インタリーブ部141aは、多重処理部130aからOTUCnフレームの信号を受信し、受信したn×100GのOTUCnフレームの信号をバイトインタリーブして、n個のOTLCn.nフレームの信号を生成する。インタリーブ部141aは、生成したn個のOTLCn.n#iフレームをそれぞれOH処理部142−iに出力する。インタリーブ部141aは、レーン割当制御部745から切替対象のODUレーン#kが通知された場合、OTUCnフレームに含まれるODUレーン#kの信号に代えて、予備のODUレーンの信号からOTLCn.n#kフレームの信号を生成し、OH処理部142−(n+1)に出力する。
スイッチ742は、OH処理部142−(n+1)から出力されたOTLCn.n#kフレームの信号を、監視制御部80から指示された切替先の光SC送受信機543に出力する。
光SC送受信機543は、送信機220を備える。
光SC送受信機543−1〜543−nは、受信機230を備える。
スイッチ742は、切替先の光SC送受信機543から出力された電気信号のうち100Gの電気信号を、OTNフレーマ741が備えるライン側受信処理部160aのマルチレーン受信部161−(n+1)に出力する。
デインタリーブ部163aは、OH処理部162−1〜162−(n+1)から受信したOTLCn.n#1フレーム〜OTLCn.n#nフレームをデインタリーブし、1つのOTUCnフレームを生成する。OTUCnフレームは予備のODUレーンに対応したTSを含んでおり、デインタリーブ部163aは、OH処理部162−(n+1)から受信したOTLCn.n#kについては予備のTSに設定する。
デフレーミング部171aは、デインタリーブ部163aが生成したOTUCnフレームの信号をFEC復号し、復号したOTUCnフレームからLO ODUフレームが時間多重されたODUCnフレームF2rを抽出して逆多重化部172aに出力する。レーン割当制御部745から切替対象としてODUレーン#kが通知された場合、デフレーミング部171aは、OTUCnフレームのODUレーン#kに対応したTSに代えて、予備のODUレーンに対応したTSを復号対象とする。
逆多重化部172aは、デフレーミング部171aが抽出したODUCnフレームF2rの信号から各クライアント信号が設定されたLO ODUフレームを抽出し、LO ODUフレームの電気パス信号をODU−SW210に出力する。レーン割当制御部745から切替対象としてODUレーン#kが通知された場合、逆多重化部172aは、OTUCnフレームのODUレーン#kに対応したTSに代えて、予備のODUレーンに対応したTSからクライアント信号を取得する。
光伝送装置50sの監視制御部80sは、自装置の光SC送受信機543または光SC送受信機563の障害を検出するか、受信側の光伝送装置50rから障害が発生した光SCの通知を受信する(ステップS510)。監視制御部80sは、障害が検出された光SC送受信機543s−3を出力先とするODUレーン#3を、切替対象のODUレーンとする。あるいは、監視制御部80sは、受信側の光伝送装置50rから障害が発生した光SC(λ3)が通知された場合、その光SC(λ3)を使用する光SC送受信機543s−3を出力先とするODUレーン#3を、切替対象のODUレーンとする。
光伝送装置50rの監視制御部80rは、図21のステップS520において送信側の光伝送装置50sが送信した障害通知を受信する(ステップS610)。監視制御部80sは、受信した障害通知により、障害が発生した、すなわち、切替対象の光SC(λ3)と、切替先の光SC(λ2)を認識する。
なお、監視制御部80は、光SC送受信機の停止を指示する保守コマンドを受信した場合も、その光SC送受信機の障害を検出した場合と同様の処理を行う。
また、本実施形態によれば、スイッチは、予備のODUレーンについて生成されたパラレル信号のみを入力とし、出力先を4つの光SC送受信機のいずれかに切り替える構成である。よって、本実施形態のスイッチは、第1の実施形態のスイッチと比較して構成を単純にすることができる。
受信側の光伝送装置の制御部は、複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送された信号を受信する複数の光受信部のうち、送信側の光伝送装置において切替先となった光送信部から送信された信号を受信する光受信部に対して、伝送レートを増加させるよう制御を行う。これにより、受信側の光伝送装置の信号受信は、複数の光受信部が送信側の光伝送装置から受信した信号から、クライアント信号を取得する。
従って、1光チャネルの信号を複数の光サブキャリアによりマルチキャリア光伝送する場合に、一部の光サブキャリアが使用できない場合でも、使用可能な光サブキャリアを増速してクライアント信号を伝送することができるため、トラヒック断となる影響範囲を低減することが可能となる。
51 ODUクロスコネクト機能部
52 UNIカード
53 ODU−XC
54、54s、54r NNIカード
55 光伝送機能部
56 トランスポンダ
57 合分波器
60、60s、60r 監視制御部
74、74s、70r NNIカード
80、80s、80r 監視制御部
110 送信処理部
120 クライアント信号受信部
121 受信部
122 マッピング部
123 OH処理部
130、130a 多重処理部
131、131a 多重化部
132、132a フレーミング部
140、140a ライン側送信処理部
141、141a インタリーブ部
142−1、142−2、142−3、142−4、142−5 OH処理部
143−1、143−2、143−3、143−4、143−5 マルチレーン送信部
150 受信処理部
160、160a ライン側受信処理部
161−1、161−2、161−3、161−4、161−5 マルチレーン受信部
162−1、162−2、162−3、162−4、162−5 OH処理部
163、163a デインタリーブ部
170、170a 分離処理部
171、171a デフレーミング部
172、172a 逆多重化部
180 クライアント信号送信部
181 OH処理部
182 デマッピング部
183 送信部
210 ODU−SW
220 送信機
230 受信機
521 OTNフレーマ
541、541s、541r OTNフレーマ
542、542s、542r スイッチ(SW)
543、543s、543s−1〜543s−4、543r、543r−1〜543r−4 光SC送受信機
561 OTNフレーマ
562 スイッチ(SW)
563 光SC送受信機
741、741s、741r OTNフレーマ
742、742s、742r スイッチ(SW)
745 レーン割当制御部
800 OTNフレーマ
Claims (5)
- 複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う複数の光送信部と、
一つ以上のクライアント信号から、前記光送信部によりマルチキャリア光伝送する信号を生成する信号生成部と、
前記信号生成部から前記光送信部への前記信号の出力を切り替えるスイッチと、
前記信号の出力先を、前記信号の伝送に使用できない前記光送信部から前記信号の伝送に使用可能な他の前記光送信部へ切り替えるよう前記スイッチを制御する処理と、切り替え先の他の前記光送信部の伝送レートを増加させる処理とを行う制御部と、
を備えることを特徴とする光伝送装置。 - 前記信号生成部は、一つ以上の前記クライアント信号を複数の前記光送信部のそれぞれを出力先とする複数のレーンに分割し、前記レーン毎に前記光送信部へ出力する信号を生成し、
前記スイッチは、前記レーン毎に前記信号の出力先の前記光送信部を切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。 - 前記信号生成部は、一つ以上の前記クライアント信号を複数の前記光送信部と同じ数の複数のレーンに分割し、前記レーン毎に前記光送信部へ出力する信号を生成し、
前記レーンには、複数の前記光送信部それぞれを出力先とする通常のレーンと、予備のレーンとがあり、
前記制御部は、使用できない前記光送信部を出力先とする前記通常のレーンに代えて前記予備のレーンを使用するよう前記信号生成部を制御する処理と、前記予備のレーンについて生成された前記信号を切替先の他の前記光送信部に出力するよう前記スイッチを制御する処理とを行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。 - 光伝送装置が実行する光伝送方法であって、
一つ以上のクライアント信号から、それぞれ異なる搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う複数の光送信部へ出力する信号を生成する信号生成ステップと、
前記信号の出力先の前記光送信部を切り替えるスイッチに対し、前記信号生成ステップにおいて生成された前記信号の出力先を、前記信号の伝送に使用できない前記光送信部から前記信号の伝送に使用可能な他の前記光送信部へ切り替えるよう制御する第一制御ステップと、
切り替え先の他の前記光送信部の伝送レートを増加させる第二制御ステップと、
を有することを特徴とする光伝送方法。 - 送信側の光伝送装置と受信側の光伝送装置とを有する光伝送システムであって、
前記送信側の光伝送装置は、
複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送を行う複数の光送信部と、
一つ以上のクライアント信号から、前記光送信部によりマルチキャリア光伝送する信号を生成する信号生成部と、
前記信号生成部から前記光送信部への前記信号の出力を切り替えるスイッチと、
前記信号の出力先を、前記信号の伝送に使用できない前記光送信部から前記信号の伝送に使用可能な他の前記光送信部へ切り替えるよう前記スイッチを制御する処理と、切り替え先の他の前記光送信部の伝送レートを増加させる処理とを行う第一制御部とを備え、
前記受信側の光伝送装置は、
複数の搬送波によりマルチキャリア光伝送された前記信号を受信する複数の光受信部と、
マルチキャリア光伝送において切り替え先の他の前記光送信部から送信された信号を受信する前記光受信部の伝送レートを増加させるよう制御する第二制御部と、
複数の前記光受信部が受信した前記信号から前記クライアント信号を取得する信号受信部とを備える、
ことを特徴とする光伝送システム。
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