JP2016212930A - 記憶装置、コントローラ、及び制御方法 - Google Patents

記憶装置、コントローラ、及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データの信頼性を向上させる。【解決手段】実施形態の記憶装置は、磁気ディスクと、ヘッドと、コントローラと、を備えている。ヘッドは、光が照射された磁気ディスクの記録領域に対してライトデータを記録する磁界を出力するライト部と、磁気ディスクの記録領域からリードデータを読み込むリード部と、を有する。コントローラは、磁気ディスクの第1の位置でリード部が読み込んだ第1のリードデータの第1のスペクトラムと、第1の位置に後続する第2の位置でリード部が読み込んだ第2のリードデータの第2のスペクトラムと、に基づいて、ライト部による磁気ディスクの記録領域に対するライト中に、ライト部のオフセットが生じているか否かを検出する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、記憶装置、コントローラ、及び制御方法に関する。
従来、ハードディスク等の磁気記録媒体においては、磁気記録媒体に設けられたサーボ領域を用いて、磁気記録媒体に対して書き込みを行う磁気ヘッドの誘導を行っていた。
近年、磁気記録媒体に対する書き込み方式として、熱アシスト記録方式が提案されている。熱アシスト記録方式とは、光源からの出射光を照射部で照射光に変換して磁気記録媒体(磁気ディスク)の記録面の一部に照射し、局所的に磁気記録媒体を加熱し、保磁力が下がった磁気記録媒体に対して磁気的に書き込み制御を行う技術である。光源の例としては、レーザ素子がある。当該レーザ素子を用いた場合、出力光としてレーザ光が出力される。照射部の例としては、近接場光素子がある。近接場光素子を用いた場合、照射光として近接場光が照射される。熱アシスト記録方式を用いることで、面記録密度の向上が期待される。
特開2006−99852号公報
しかしながら、面記録密度が向上するに従って、外乱等が生じた場合に、磁気ヘッドがトラックから外れる可能性が生じる。
実施形態の記憶装置は、磁気ディスクと、ヘッドと、コントローラと、を備えている。ヘッドは、光が照射された磁気ディスクの記録領域に対してライトデータを記録する磁界を出力するライト部と、磁気ディスクの記録領域からリードデータを読み込むリード部と、を有する。コントローラは、磁気ディスクの第1の位置でリード部が読み込んだ第1のリードデータの第1のスペクトラムと、第1の位置に後続する第2の位置でリード部が読み込んだ第2のリードデータの第2のスペクトラムと、に基づいて、ライト部による磁気ディスクの記録領域に対するライト中に、ライト部のオフセットが生じているか否かを検出する。
図1は、実施形態の磁気ディスク装置の一部の断面構成と、他の一部の機能構成と、を示した図である。 図2は、実施形態の磁気ヘッドのダウントラック方向の断面図である。 図3は、実施形態の磁気ディスク装置の各構成の間で送受信される信号を例示した図である。 図4は、実施形態の磁気ディスク装置の磁気ディスクへの書き込み時の状況を例示した図である。 図5は、実施形態の磁気ディスク装置にデータを書き込む際の制御信号を例示した図である。 図6は、実施形態のRWCの構成を示したブロック図である。 図7は、実施形態の磁気ディスク上から再生ヘッドがデータを読み込む際の第1の位置関係を例示した図である。 図8は、図7で示した位置から再生ヘッドが読み取ったリードデータに対するスペクトラム分析の結果を例示した図とする。 図9は、実施形態の磁気ディスク上から再生ヘッドがデータを読み込む際の第2の位置関係を例示した図である。 図10は、図9で示した位置から再生ヘッドが読み取ったリードデータに対するスペクトラム分析の結果を例示した図とする。 図11は、実施形態において、トラックオフセットが生じた場合の磁気ヘッドの位置関係を例示した図である。 図12は、書き込み制御を停止させた場合のトラックの軌跡を例示した図である。 図13は、実施形態の磁気ヘッドの位置とトラックとの対応関係を例示した図である。 図14は、実施形態の磁気ディスク装置における書き込み制御の手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる磁気ディスク装置を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
実施形態にかかる磁気ディスク装置100について説明する。図1は、磁気ディスク装置100の一部の断面構成と、他の一部の機能構成と、を示した図である。
図1に示されるように、磁気ディスク装置100は、ケース101と、ボイスコイルモータ102と、スピンドルモータ103と、ヘッドスライダ104と、アーム107と、軸108と、磁気ヘッド110と、磁気ディスク50と、磁気記録制御部120と、を有する。本実施形態の磁気ディスク装置100においては、磁気ディスク50、磁気ヘッド110、ボイスコイルモータ102、及びスピンドルモータ103が、ケース101に収容されている。
磁気ディスク50は、各種情報を記録する円盤状の記録媒体であり、スピンドルモータ103により回転駆動される。磁気ディスク50は、表面に対して垂直方向に異方性をもつ垂直記録層を有する。磁気ディスク50は、例えば、スピンドルモータ103の回転中心近傍を中心とする同心円状の複数のトラックを有する。
磁気ディスク50に対するデータの読み書きは、ヘッド支持機構であるアーム107の一方の先端にヘッドスライダ104を介して設けられた磁気ヘッド110により行われる。
磁気ヘッド110は、記録ヘッド110wと、再生ヘッド110rと、を有する。磁気ヘッド110は、ヘッドスライダ104のトレーリング側に設けられている。磁気ヘッド110は、磁気ディスク50の回転によって生じる揚力によって、磁気ディスク50の表面からわずかに浮いた状態を維持しながら、ダウントラック方向に磁気ディスク50の表面に対して相対的に移動する。
本実施形態の記録ヘッド110wは、揚力によって、磁気ディスク50の表面からわずかに浮いた状態を維持しながら、磁気ディスク50の記録領域に情報を記録する。記録ヘッド110wは、熱アシスト記録方式に従って、近接場光素子5(図2参照)でレーザ光を近接場光に変換して、変換された近接場光を磁気ディスク50の表面の一部に照射する。磁気ディスク50は、照射により局所的に温度が上げられ、温度が上がった部分に記録ヘッド110wにより磁場が印加され情報が磁気的に記録される。すなわち、記録ヘッド110wは、磁気ディスク50に対して、熱アシスト記録方式によるライト動作に用いられる。
再生ヘッド110rは、磁気ディスク50の磁界から、情報(リードデータ)を読み出す。本実施形態の再生ヘッド110rは、揚力によって、磁気ディスク50の表面からわずかに浮いた状態を維持しながら磁気ディスク50に記録された情報を読み出して再生する。すなわち、再生ヘッド110rは、磁気ディスク50に対するリード動作に用いられる。
アーム107のもう一方の端に設けられたヘッド駆動機構であるボイスコイルモータ102の駆動により、アーム107は軸108を中心として回動する。この回動によって記録ヘッド110w及び再生ヘッド110rが磁気ディスク50のクロストラック方向に円弧上に移動し、読み書きする対象のトラックを変更する。
磁気記録制御部120は、ヘッド制御部123と、パワー制御部121と、RWC(リード・ライト・チャネル)124と、ハードディスク制御部122と、記憶部125と、を有する。ヘッド制御部(プリアンプ)123は、ライト電流制御部123aと、再生信号検出部123bと、光制御部123cと、を有する。パワー制御部121は、スピンドルモータ制御部121aと、ボイスコイルモータ制御部121bと、を有する。記憶部125は、例えば、RAM、ROM又は不揮発性メモリで構成されている。
ライト電流制御部123aは、RWC124からのライト信号に基づいて、記録ヘッド110wに出力する電流制御を行う。
再生信号検出部123bは、再生ヘッド110rから入力される信号に基づいて、リードデータを、RWC124に出力する。
光制御部123cは、熱アシスト記録方式によるライト動作の制御のため、記録ヘッド110wの(図示しない)近接場光素子から光を照射するための(図示しない)光源(例えばレーザダイオード)を制御する。
スピンドルモータ制御部121aは、ハードディスク制御部122からの指示に従って、スピンドルモータ103を制御する。ボイスコイルモータ制御部121bは、ハードディスク制御部122からの指示に従って、ボイスコイルモータ102を制御する。
本実施形態の磁気ヘッド110の記録ヘッド110wは、少なくとも磁気ディスク50に対して光を照射する照射部(近接場光素子5)と、照射部により光が照射された磁気ディスク50の記録領域に対してライトデータを記録するための記録磁界を出力する記録磁極61(ライト素子)と、を有する。
照射部(近接場光素子5)は、光制御部123cの制御に従って、照射する光の点灯と消灯とを切り替えられる。
次に、磁気ヘッド110の記録ヘッド110w及び再生ヘッド110rの詳細な構成について説明する。図2は、磁気ヘッド110のダウントラック方向の断面図である。
図2に示される例では、紙面左側が、ヘッドスライダ104のトレーリング側とし、紙面右側がリーディング側とする。
磁気ヘッド110は、トレーリング側に記録ヘッド110wを有し、リーディング側に再生ヘッド110rを有する。換言すると、磁気ヘッド110において、記録ヘッド110wは再生ヘッド110rよりもトレーリング側に配置される。
再生ヘッド110rは、磁気抵抗効果素子(リード素子)6と、シールド7と、シールド8と、を有する。シールド7及びシールド8は、磁気抵抗効果素子6をヘッド走行方向に両側から挟むように配されている。これにより、磁気抵抗効果素子6は、シールド7及びシールド8によりヘッド走行方向両側から磁気的にシールドされた状態で磁気ディスク50に記録された情報(以下、リードデータとも称する)を読み出す。
記録ヘッド110wは、記録磁極61と、磁気コア1と、記録コイル3と、導波路4と、近接場光素子5と、を有する。
記録磁極61は、近接場光素子5及び導波路4のトレーリング側において、ABS面40に配されている。例えば、記録磁極61は、磁気ディスク50側の端面がABS面40上に位置するように配されている。記録磁極61は、近接場光素子5の近傍に配され、軟磁性材料で形成されている。
磁気コア1は、記録磁極61のABS面40側の部分から磁界を発生させるように、記録磁極61に接続されている。磁気コア1は、近接場光素子5の図2中の上側からトレーリング側へ突出するとともにABS面40側へ下がるように延びて、記録磁極61に接続されている。磁気コア1は、軟磁性材料で形成されている。
記録コイル3は、近接場光素子5及び導波路4のトレーリング側において、磁気コア1に周回するように配されている。記録コイル3は、図2中の紙面に垂直な縦方向の平面に沿って、磁気コア1に周回するように巻き回されている。これにより、記録コイル3に流す電流を制御することで、磁気コア1を介して記録磁極61が磁界を発生して、磁気ディスク50に情報を磁気的に記録する。記録コイル3は、例えば、導電性の金属(例えば、Cu)で形成されている。
導波路4は、光源(例えば、図示しないレーザーダイオード)から近接場光素子5の近傍まで延びている。これにより、導波路4は、光源から出射された光(例えば、レーザー光)を近接場光素子5へ導く。なお、図2に示す例では、導波路4が板形状とした例を示しているが、光を近接場光素子5へ導くことが可能な構造であれば他の形状(例えば、直方体形状等)でもよい。
近接場光素子5は、ABS面40に配されている。近接場光素子5は、導かれた光(例えば、レーザー光)を近接場光に変換し、磁気ディスク50表面の記録磁極61が記録すべき部分に近接場光を照射する。これにより、磁気ディスク50の表面における記録磁極61が記録すべき部分が加熱されるので、当該部分の垂直記録層は、キュリー点程度まで高温化されて異方性磁界が小さくなり、記録磁極61による情報の記録が容易になる。
図3は、本実施形態の磁気ディスク装置100の各構成の間で送受信される信号を例示した図である。
図3に示されるように、ハードディスク制御部122は、ホストHSから(図示しない)ホストI/Fを介して受けたコマンド及び/又はデータ311に応じて、所定のデータ312を生成してRWC124に出力する。
RWC124は、所定のデータ312に応じた制御を行う。例えば、RWC124は、ホストHSから受領した書き込み命令及び対応するデータに応じて、磁気ディスク50に書き込むべきデータ(以下、ライトデータと称す)313を生成する。そして、RWC124は、記憶部125に記憶されたライト周波数情報332に基づいた周波数で当該ライトデータ313をヘッド制御部123に出力する。
また、RWC124は、光制御信号314を生成する。そして、RWC124は、記憶部125に記憶された光定数情報331と、ライト周波数情報332に基づいた周波数と、に基づいて生成された光制御信号314を、ヘッド制御部123に出力する。なお、光制御信号314は、ヘッド制御部123で光源の明滅を制御させるための駆動電流の制御信号とする。
ヘッド制御部123は、光制御部123cを備え、磁気ヘッド110の制御を行う。例えば、ヘッド制御部123は、ライトデータ313に応じた磁気情報を書き込むための電流(以下、ライト電流と称す)315を生成し、ライト電流315を磁気ヘッド110に供給する。これにより、磁気ヘッド110の記録磁極61は、ライト電流315に応じた磁界を発生させて、磁気ディスク50に対してデータを書き込む。
磁気ディスク50に対してデータの書き込みを行う前に、ヘッド制御部123は、予め記憶部125から光電流情報333を取得する。光電流情報333は、光源を駆動させる駆動電流316を生成するための設定であり、例えば電流の最大値や最小値等を保持している。
ヘッド制御部123の光制御部123cは、光制御信号314と、光電流情報333と、に基づいて、光源に対する駆動電流316を生成する。そして、ヘッド制御部123は、生成された駆動電流316を磁気ヘッド110に供給する。
磁気ヘッド110の(図示しない)光源(例えば、レーザ素子)は、入力された駆動電流316に従って光(例えば、レーザ光)を発生させる。そして、図2の導波路4は、光源で発生されたレーザ光を、近接場光素子5に導く。そして、近接場光素子5は、レーザ光を近接場光に変換し、変換した近接場光を、磁気ディスク50の記録面の一部に照射する。これにより、磁気ディスク50の記録面において局所的に温度が上昇する。
そして、磁気ヘッド110の記録磁極61は、温度が上昇した部分に対して、磁場を印加して、磁気ディスク50に対してデータを磁気的に記録(磁気ディスク50の記録面にデータを磁化)する。
そして、磁気ヘッド5の再生ヘッド110rは、磁気ディスク50で生じている磁界(磁化)に基づいて、読み込まれたデータに対応する電流(以下、リード電流と称す)321をヘッド制御部123に出力する。ヘッド制御部123は、入力されたリード電流321に基づいてリードデータ322を生成し、これをRWC124に出力する。
本実施形態のRWC124は、入力されたリードデータ322に基づいて磁気ヘッド110のトラックオフセットを検出する。そして、RWC124が、磁気ヘッド110の記録ヘッド110wが、書き込み対象のトラックから外れていると判定した場合には、書き込み制御を停止するためのライト動作停止信号324を、ハードディスク制御部122に出力する。
図4は、本実施形態の磁気ディスク装置100の磁気ディスク50への書き込み時の状況を例示した図である。図4に示されるように、近接場光素子5から近接場光が、磁気ディスク50の表面の一部に照射されることで、磁気ディスク50上にヒーティングスポット(加熱部)501が生じる。そして、局所的に熱せられた、換言すれば保磁力が低下したヒーティングスポット501に対して、磁気ヘッド110の記録磁極61が、ライトデータに対応する磁界を印加していく。
本実施形態においては、近接場光素子5から照射される近接場光は、所定の周期に従って点灯と消灯とを繰り返す。これにより、磁気ディスク50上で磁化反転が生じた領域502も、点灯した際に生じるヒーティングスポット501の形状に従って形成される。
従って磁気ディスク50のトラック上には、ヒーティングスポット501の形状に従って磁化された領域群510が形成される。図4に示される例では、網掛けの違いで垂直磁化の方向(極性)を異ならせている。例えば、領域521では垂直磁化が下方向(ディスク表面から内側に向かう方向)であり、領域522では垂直磁化が上方向(ディスク内側から表面に向かう方向)とする。
図5は、本実施形態の磁気ディスク装置100にデータを書き込む際の制御信号を例示した図である。
本実施形態のライト電流のパターンを図5の(A)に例示し、光源(レーザダイオード)の照射パターンを図5の(B)に例示している。(B)において、Lレベルは消灯、Hレベルは点灯を示す。例えば、時間帯601に示されるように、光源の点灯と消灯とを切り替える周波数は、ライトデータの最小Tの周波数の2倍とする。換言すれば、ライト電流が切り替わる(変化する)タイミングでは、かならず光源(レーザダイオード)が消灯から点灯に切り替わるように駆動周波数が設定される。ライトデータの最小Tの周波数とは、磁気ディスク50へのライトデータの書き込みで、ビットの極性の切り替え間隔が最も小さくなる時の周期に対応する周波数であって、ライトデータの基準となるクロックの周波数と一致する。
つまり、磁気ディスク50に記録するビットの極性が切り替わる瞬間では、光源からの光が照射されて保磁力が低下するように制御される。これにより、ビットの極性が切り替わるタイミングの磁化反転が、明確に行われることになる。このように本実施形態では、図5のライト電流パターン(A)及びレーザダイオード照射パターン(B)に従って、図4に示されるヒーティングスポット501の形状に従って磁化された領域群510が生成される。
本実施形態では、当該領域群510と、再生ヘッド110rと、の位置関係に基づいて、トラックオフセットが生じているか否かが判定される。本実施形態は、当該判定がRWC124で行われる例とする。
なお、光源の点灯と消灯とを切り替えることで、光源を常に点灯している場合と比べて、光源の加熱を抑制できるため、光源の長寿命化を実現できる。
なお、本実施形態では、光源の点灯と消灯とを切り替える駆動周波数が、ライトデータの最小Tの周波数の2倍の場合について説明するが、2倍に制限するものではなく、2以上の偶数倍であれば良い。
このように、記録磁極61が、最小Tの周波数に基づいてライトデータを書き込むよう記録磁界を出力する。その際、近接場光素子5は、磁気ディスク50に対して照射する光を、ライトデータの最小Tの周波数の偶数倍となる周波数で点灯と消灯とを切り替える。
次に、RWC124の構成について説明する。図6は、本実施形態のRWC124の構成を示したブロック図である。
図6に示されるように、RWC124は、磁気ディスク50に記録するためのライトデータ313を生成する構成と、光を発生させるための光制御信号314を生成する構成と、磁気ヘッド110の記録ヘッド110wのトラックオフセットを検出する構成と、を有する。
本実施形態のRWC124は、ライトデータ生成回路401と、クロック生成回路402と、光信号生成回路403と、スペクトラム生成回路411と、スペクトラム記憶部412と、スペクトラム比較部413と、を備えている。
クロック生成回路402は、記憶部125から読み込んだライト周波数情報332に基づいて、ライトデータの基準クロックとなるクロック信号412を生成し、このクロック信号412を、ライトデータ生成回路401、及び光信号生成回路403に対して送信する。
ライトデータ生成回路401は、ハードディスク制御部122から、所定のデータ312を受信し、クロック生成回路402からクロック信号412を受信する。例えば、ライトデータ生成回路401は、クロック信号412に同期して、ハードディスク制御部122から受信した書き込むデータ312に従って、磁気ディスク50に書き込むためのライトデータ313を生成する。ライトデータ生成回路401は、生成したライトデータ313を、ヘッド制御部123に出力する。
光信号生成回路403は、記憶部125から読み込んだ光定数情報331と、クロック生成回路402からのクロック信号412とに、基づいて、光制御信号314を生成する。光定数情報331は、光源の明滅の周期を、ライトデータの基準となるクロックの周期(換言すればビット単位の書き込み周期)より短くするための定数を示す情報であり、例えば“2”等が設定されている。
例えば、光信号生成回路403は、以下の式(1)に従って、光制御信号314を生成する。
光制御信号の周期=クロック周期/光定数情報(例えば“2”等の正の偶数)……(1)
これにより、光制御信号の周期が、ライトデータの基準となるクロックの周期の1/n(n=2以上の偶数)倍、換言すれば光源の明滅制御を行う周波数が、ライトデータの基準となるクロックの周波数の偶数倍になる。
そして、本実施形態の光信号生成回路403は、生成した光制御信号314を、ヘッド制御部123に出力する。
これにより、磁気ヘッド110のライト素子(記録磁極)61は、ライトデータの基準となるクロックの周期の、自然数倍の周期で磁界を出力する。そして、照射部(近接場光素子5)は、“ライトデータの基準となるクロック”の“1/正の偶数”となる周期で点灯と消灯とを切り替える。
上述した構成により、RWC124が、ライトデータ313と、光制御信号314と、をヘッド制御部123に送信する。これにより、ヘッド制御部123が磁気ヘッド110を制御して、磁気ディスク50へのデータの書き込み制御が行われる。そして、書き込み制御が行われているときに、磁気ヘッド110の再生ヘッド110rが読み込んだリードデータ322が、ヘッド制御部123を介して、RWC124に送信される。そして、本実施形態のRWC124は、当該リードデータ322から、磁気ヘッド110の記録ヘッド110wのトラックオフセットを検出することができる。
スペクトラム生成回路411は、ヘッド制御部123から受信したリードデータ322に対してFFT処理を行い、リードデータのスペクトラム(周波数軸に対しての振幅分布)を生成する。なお、本実施形態は、スペクトラムを生成するタイミングを制限するものではなく、実施の態様に応じて設定されるものとする。例えば、前回のサーボ領域から次のサーボ領域までの間に1回又は複数回スペクトラムを生成しても良い。
スペクトラム記憶部412は、スペクトラム生成回路411により生成されたスペクトラムの情報を記憶する。スペクトラム記憶部412は、トラックオフセットが生じていない位置から読み込んだリードデータから生成されたスペクトラムの情報を記憶する。例えば、サーボ領域で磁気ヘッド110の位置制御が行われた直後であればトラックオフセットが生じていないと推測できる。このため、本実施形態のスペクトラム記憶部412は、サーボ領域直後に読み取ったリードデータから生成されたスペクトラムの情報を記憶する。このような状態で取得したスペクトラムを基準スペクトラムとも称する。
スペクトラム比較演算部413は、磁気ディスク50のサーボ領域直後の位置でのリードデータのスペクトラム(基準スペクトラム)と、サーボ領域直後の位置に後続する位置で、再生ヘッド110rが読み込んだリードデータから生成されたスペクトラムと、に基づいて、記録ヘッド110wによる磁気ディスク50の記録領域に対するライト中に、再生ヘッド110rがリードデータを読み込む際に、磁気ヘッド110wの記録磁極61のトラックオフセットが生じているか否かを検出する。
ここで、スペクトラム生成回路411で生成されるスペクトラムの幾つかの例を説明する。
図7は、本実施形態の磁気ディスク50上から再生ヘッド110rのリード素子(磁気抵抗効果素子)6がデータを読み込む際の第1の位置関係を例示した図である。図7に示される例では、ヒーティングスポットの形状に従って磁化反転された領域群710で構成されるトラックに対して、トラックオフセットが生じていない(換言すれば当該領域内である)位置701で、リード素子6がデータを読み込む例を示している。
図8は、図7で示した位置701で再生ヘッド110rのリード素子(磁気抵抗効果素子)6が読み取ったリードデータをスペクトラム分析した結果を例示した図とする。図8に示されるように、位置701で読み取ったリードデータから生成されたスペクトラムでは、振幅が他の周波数帯と比べて大きくなっている周波数は存在しない。換言すると、各周波数での振幅レベルはほぼ均一となる。
図9は、本実施形態の磁気ディスク50上から再生ヘッド110rのリード素子(磁気抵抗効果素子)6がデータを読み込む際の第2の位置関係を例示した図である。図9に示される例では、ヒーティングスポットの形状に従って磁化反転された領域群910で構成されるトラックに対して、トラックオフセットが生じている(換言すれば当該領域群の輪郭上にある)位置901で、リード素子6がデータを読み込む例を示している。
図10は、図9で示した位置901で再生ヘッド110rのリード素子(磁気抵抗効果素子)6が読み取ったリードデータをスペクトラム分析した結果を例示した図である。図10に示されるように、位置901で読み取ったリードデータから生成されたスペクトラムでは、周波数f1において他の周波数帯と比べて振幅1001が大きくなる。
つまり、再生ヘッド110rが、ヒーティングスポットの形状に従って磁化反転された領域群の輪郭近傍を再生(リード)する場合、再生ヘッド110rが読み込んだリードデータのスペクトラム分析の結果では、当該輪郭を表す周波数f1の振幅が大きくなる。
このように再生ヘッド110rの位置に応じて、スペクトラムの周波数の振幅が変化する。そこで、本実施形態では、トラックオフセットが生じていない状態で読み込んだリードデータのスペクトラムと、読み込んだリードデータのスペクトラムと、を比較することで、リードデータを読み込んだ時にトラックオフセットが生じているか否かを検出する。
図11は、本実施形態において、トラックオフセットが生じた場合の磁気ヘッド110の位置関係を例示した図である。図11に示されるように、サーボ領域直後である第1のヘッド位置(時刻t1)では、記録ヘッド110wの記録磁極61は、トラック内の位置1102に存在し、再生ヘッド110rのリード素子6も、トラック内の位置1101に存在している。このような位置1101から読み取ったリードデータは、スペクトラム生成回路411に出力される。そして、スペクトラム生成回路411は、入力されたリードデータからスペクトラムを生成し、生成したスペクトラムをスペクトラム記憶部412に記憶する。これにより例えば、図8に示されるようなスペクトラムが記憶される。
そして、書き込み制御が開始されたある程度の時間が経過した後の第2のヘッド位置(時刻T)では、記録磁極61は、トラックからずれ始めた位置1104に存在し、再生ヘッド110rもトラックからずれた位置(換言すれば、ヒーティングスポットの形状に従って磁化反転された領域群の輪郭上の位置)1103に存在している。このような位置1103から読み取ったリードデータは、スペクトラム生成回路411に出力される。そして、スペクトラム生成回路411は、入力されたリードデータからスペクトラムを生成し、生成したスペクトラムを、スペクトラム比較演算部413に出力する。この出力されるスペクトラムは、例えば図10に示されるようなスペクトラムが考えられる。
本実施形態のスペクトラム比較演算部413は、スペクトラム記憶部412に記憶されていたスペクトラム(例えば図8に示すスペクトラムであり、式(2)ではパラメータAmp_t1とする)と、スペクトラム生成回路411から入力され続けるスペクトラム(例えば図10に示すスペクトラムであり、式(2)では、パラメータAmp_Tとする)と、を随時比較する。当該比較により、トラックオフセットが生じているか否かを判定する。なお、比較は、以下に示す式(2)で行われる。そして、以下に示す式(2)が成立した場合に、トラックオフセットが生じていると判定する。
Amp_th<|Amp_t1−Amp_t|……(2)
スペクトラム比較演算部413は、式(2)が成立し、トラックオフセットが生じていると判定した場合に、ハードディスク制御部122に対して、ライト動作停止信号を出力する。これによりハードディスク制御部122は、磁気ディスク50に対する書き込み制御を停止する。なお、式(2)における閾値Amp_thは、ハードディスク制御部122から入力されたパラメータとする。本実施形態では、ハードディスク制御部122は、磁気ディスク50において現在読み込まれているトラックに対応した閾値Amp_thを、RWC124に出力する。また、ハードディスク制御部122は、磁気ディスク50に対する書き込み制御を停止するのではなく、照射部(近接場光素子5)からの光の照射を停止させる制御を行っても良い。
このように、RWC124は、トラックオフセットが生じていると判定した場合に、ライト動作停止信号を出力することで、磁気ヘッド110の記録磁極61による書き込み制御を停止させる。
本実施形態のRWC124は、磁気ディスク50のサーボ領域直後の位置で再生ヘッド110rが読み込んだリードデータのスペクトラムと、その後に再生ヘッド110rが現在読み込んだリードデータのスペクトラムと、に基づいて、現在のリードデータを読み込んだ時に、トラックオフセットが生じているか否かを検出する。すなわち、本実施形態では、磁気ディスク50のサーボ領域直後の位置のリードデータのスペクトラムを比較対象として用いた。換言すれば、比較対象となるリードデータのスペクトラムは、磁気ディスク50のサーボ領域に基づいて位置決め(サーボ)制御された後の位置のリードデータのスペクトラムであれば良い。さらには、サーボ領域に基づいて位置決め制御された後の位置でなくとも、磁気ヘッド110の位置が特定できているのであれば、当該位置のリードデータのスペクトラムを比較対象として用いて良い。
本実施形態では、近接場光素子5が照射する光が点灯と消灯とを切り替えられることで、磁気ディスク50に生じるヒーティングスポットの形状に従って磁化反転された領域が明確になる。これにより、当該領域の輪郭を表す周波数の振幅に基づいて、トラックオフセットが生じているか否かを検出することが可能となる。
図12は、書き込み制御を停止させた場合の磁気ヘッドの軌跡を例示した図である。図12に示される例では、第Nのトラックに対して書き込み制御を行っていた。そして位置1201において、スペクトラム記憶部412に記憶されていたスペクトラム(Amp_t1)と、位置1201のリードデータから生成されたスペクトラム(Amp_T)と、の差が閾値Amp_th以上となるために書き込み制御が停止される。このため、予測できない外乱等により位置1202で第N+1のトラックに書き込み制御が行われる前に、データを書き込む制御を停止できる。
上述した実施形態では、磁気ヘッド110がトラックにデータを書き込む際に、トラックオフセットが生じていない場合にはトラックに、磁気ヘッド110のライト素子61及びリード素子6が含まれる場合について説明した。しかしながら、本実施形態の磁気ヘッド110は、軸108を基準にした円弧状に磁気ディスク50上を移動し、磁気ディスク50はSPMを中心に回転するため、磁気ヘッド110が磁気ディスク50に対して書き込むトラックの位置に応じてスキュー角が生じる。スキュー角とは、磁気ディスク50の磁気ヘッド110で書き込む対象であるトラックの回転方向と、磁気ヘッド110の伸長方向(換言すれば、ライト素子61及びリード素子6が配列された方向)との間のなす角とする。
そこで、本実施形態のRWC124は、磁気ヘッド110のスキュー角を考慮して、トラックオフセットが生じているか否かを検出する。
図13は、本実施形態の磁気ヘッドの位置とトラックとの対応関係を例示した図である。図13に示されるように、磁気ヘッド110(記録磁極61と磁気抵抗効果素子6とを含む)が位置1301に存在する場合には、磁気ヘッド110の記録磁極(ライト素子)61及びリード素子6が配列された方向1321とトラック1311の接線方向とは平行となる。一方、磁気ヘッド110が位置1302に存在する場合には、磁気ヘッド110の記録磁極(ライト素子)61及びリード素子6が配列された方向1322とトラック1312の接線方向とは平行にはならない。これは、磁気ヘッド110が軸108を中心に動作するため、磁気ヘッド110がトラック移動をした際に角度φのずれが生じるためである。
しかしながら、本実施形態では、サーボ領域1351直後に読み込まれたリードデータのスペクトラムが、トラックオフセットが生じていない場合の基準スペクトラムとして用いられる。すなわち、本実施形態は、サーボ領域1351直後であれば、記録ヘッド110wの記録磁極61及び再生ヘッド110rの磁気抵抗効果素子6の位置で、トラックオフセットが生じていないものとみなす。そして、スペクトラム生成回路411は、当該位置の時に入力されたリードデータからスペクトラムを生成し、当該スペクトラムをスペクトラム記憶部412に記憶する。以降、当該スペクトラムと、スペクトラム生成回路411から入力され続けるスペクトラムと、を用いて、上記の式(2)で示された演算が行われる。
上述したように、磁気ヘッド110のライト素子61及びリード素子6は、近接場光素子5を間に挟み、離れて配置されている。このため、スキュー角が生じ、サーボ領域に基づいて位置決め(サーボ)制御された後で、ライト素子61がトラック内でも、リード素子6は、トラック内に含まれず、トラックエッジ(換言すれば、ヒーティングスポットの形状に従って磁化反転された領域群の輪郭上)を通る場合がある。この場合、例えば図10に示されるスペクトラムが、基準スペクトラムとして用いられる。
そして、スペクトラム比較演算部413は、磁気ディスク50に対する磁気ヘッド110のスキュー角に応じて得られる基準スペクトラムに基づいて、オフセットが生じているか否かを検出する。
このように、磁気ヘッド110のスキュー角により、サーボ領域直後のスペクトラムはトラック毎に異なるが、ハードディスク制御部122がトラック毎に対応した閾値Amp_thを算出し、当該閾値Amp_thを、RWC124に出力することとした。これにより、トラック毎の適したトラックオフセットの検出が可能となる。
次に、本実施形態の磁気ディスク装置100における書き込み制御について説明する。図14は、本実施形態の磁気ディスク装置100における上述した制御の手順を示すフローチャートである。
磁気記録制御部120は、ホストHSからの書き込み命令に従って、書き込み制御を開始する(処理S1401)。なお、書き込み制御は、ホストHSからの書き込み命令に基づくものに制限するものではなく、磁気ディスク装置100で自発的に行われる制御でも良い。
ヘッド制御部123は、サーボ領域から読み込んだリードデータに基づいて、磁気ヘッド110の位置決め制御を行う(処理S1402)。
RWC124は、サーボ領域直後の(セクタ、位置、など)から再生ヘッド110rで読み込まれたリードデータを入力する(処理S1403)。
スペクトラム生成回路411は、入力されたリードデータに対してスペクトラム分析を行い、スペクトラムを生成する(処理S1404)。
スペクトラム生成回路411は、生成された(サーボデータ直後の)スペクトラム(Amp_t1)を、スペクトラム記憶部412に記憶する(処理S1405)。
ハードディスク制御部122は、ホストHSからの指示等に基づいて、書き込みを継続するか否かを判定する(処理S1406)。書き込みを継続しないと判定した場合(処理S1406:No)、処理を終了する。
一方、ハードディスク制御部122は、書き込みを継続すると判定した場合(処理S1406:Yes)、スペクトラム生成回路411は、入力されたリードデータから、スペクトラム(Amp_T)を生成する(処理S1407)。
スペクトラム比較演算部413は、スペクトラム記憶部412に記憶されているスペクトラム(Amp_t1)と、生成されたスペクトラム(Amp_T)と、の差分(ΔAmp)を算出する(処理S1408)。
スペクトラム比較演算部413は、差分(ΔAmp)が、閾値(Amp_th)より大きいか否かを判定する(処理S1409)。なお、閾値(Amp_th)は、ハードディスク制御部122から現在書き込んでいるトラックに対応する値として入力されたものとする。
スペクトラム比較演算部413は、差分(ΔAmp)が、閾値(Amp_th)以下と判定した場合(処理S1409:No)、処理S1406から処理を再開する。
一方、差分(ΔAmp)が、閾値(Amp_th)より大きいと判定した場合(処理S1409:Yes)、RWC124は、ハードディスク制御部122に対して、ライト動作停止信号を出力する。ハードディスク制御部122は、磁気ディスク50に対する書き込みの中断制御を行い(処理S1410)、処理を終了する。
本実施形態では、RWC124がリードデータから複数のスペクトラムを生成し、当該複数のスペクトラム間を比較演算する構成を備える例について説明した。しかしながら、これらの構成は、RWC124に備える場合に制限するものではない。例えば、プリアンプ(ヘッド制御部)にこれらの構成を備えても良い。プリアンプ(ヘッド制御部)に備えた場合であっても、上述した制御を実現できるため、信頼性を向上させることができる。
本実施形態の磁気ディスク装置100においては、上述した制御を行うことで、一例として、書き込み制御を行う際にトラックから外れそうになった場合に、書き込みの中断制御が行われる。このように本実施形態の磁気ディスク装置100は、隣接するトラックのデータを保護し、磁気ディスク50に書き込まれたデータの信頼性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…磁気ディスク装置、110…磁気ヘッド、110w…記録ヘッド、110r…再生ヘッド、120…磁気記録制御部、121…パワー制御部、121a…スピンドルモータ制御部、121b…ボイスコイルモータ制御部、122…ハードディスク制御部、123…ヘッド制御部、123a…ライト電流制御部、123b…再生信号検出部、123c…光制御部、124…RWC(リード・ライト・チャネル)、125…記憶部、401…ライトデータ生成回路、402…クロック生成回路、403…光制御信号生成回路、411…スペクトラム生成回路、412…スペクトラム記憶部、413…スペクトラム比較演算部。

Claims (9)

  1. 磁気ディスクと、
    光が照射された前記磁気ディスクの記録領域に対してライトデータを記録する磁界を出力するライト部と、前記磁気ディスクの記録領域からリードデータを読み込むリード部と、を有するヘッドと、
    前記磁気ディスクの第1の位置で前記リード部が読み込んだ第1のリードデータの第1のスペクトラムと、第1の位置に後続する第2の位置で前記リード部が読み込んだ第2のリードデータの第2のスペクトラムと、に基づいて、前記ライト部による前記磁気ディスクの記録領域に対するライト中に、前記ライト部のオフセットが生じているか否かを検出するコントローラと、
    を備える記憶装置。
  2. 前記コントローラは、前記磁気ディスクのサーボ領域に基づいて前記ヘッドを位置決め制御した後の前記第1の位置で、前記第1のスペクトラムを取得する、
    請求項1に記載の記憶装置。
  3. 前記照射される光の点灯と消灯とを切り替える照射部をさらに有し、
    前記コントローラは、前記照射部による前記光の点灯時に前記磁気ディスクに生じる加熱部に従って磁化された複数の領域で構成されるトラックからの前記オフセットが生じているか否かを検出する、
    請求項1に記載の記憶装置。
  4. 前記ライト部は、第1の周期の自然数倍の周期で前記磁界を出力し、
    前記照射部は、前記第1の周期の1/正の偶数となる第2の周期で点灯と消灯とを切り替える、
    請求項3に記載の記憶装置。
  5. 前記コントローラは、前記オフセットが生じていると判定した場合に、前記ヘッドの前記ライト部による書き込み制御または前記光の照射を停止させる、
    請求項1に記載の記憶装置。
  6. 前記コントローラは、前記第1のスペクトラムと前記第2のスペクトラムとの差分が、閾値以上か否か判定し、判定結果に基づいて、前記オフセットが生じているか否かを検出する、
    請求項1に記載の記憶装置。
  7. 前記コントローラは、前記磁気ディスクに対する前記ヘッドのスキュー角に応じて得られる第1のスペクトラムに基づいて、前記オフセットが生じているか否かを検出する、
    請求項1に記載の記憶装置。
  8. 磁気ディスクと、光が照射された前記磁気ディスクの記録領域に対してライトデータを記録する磁界を出力するライト部と前記磁気ディスクの記録領域からリードデータを読み込むリード部とを有するヘッドと、を備えた記憶装置で使用されるコントローラであって、
    前記磁気ディスクの第1の位置で前記リード部が読み込んだ第1のリードデータの第1のスペクトラムと、第1の位置に後続する第2の位置で前記リード部が読み込んだ第2のリードデータの第2のスペクトラムと、に基づいて、前記ライト部による前記磁気ディスクの記録領域に対するライト中に、前記ライト部のオフセットが生じているか否かを検出する検出部を、
    備えるコントローラ。
  9. 記憶装置で実行される制御方法であって、
    前記記憶装置は、磁気ディスクと、光が照射された前記磁気ディスクの記録領域に対してライトデータを記録する磁界を出力するライト部と前記磁気ディスクの記録領域からリードデータを読み込むリード部とを有するヘッドと、を備え、
    前記磁気ディスクの第1の位置で前記リード部が読み込んだ第1のリードデータの第1のスペクトラムと、第1の位置に後続する第2の位置で前記リード部が読み込んだ第2のリードデータの第2のスペクトラムと、に基づいて、前記ライト部による前記磁気ディスクの記録領域に対するライト中に、前記ライト部のオフセットが生じているか否かを検出する、
    制御方法。
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