JP2016212693A - 車両の規制速度表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適用されるべき規制速度ではない速度が表示される可能性を低減した車両の規制速度表示装置を提供する。
【解決手段】規制速度を表示する表示器を備え、画像取得装置によって取得された画像データに基づいて画像中の交通標識に表示されている規制速度を検出し、画像データに基づいて交通標識を検出したときの車両と交通標識との間の距離ΔDst又はΔDsubが小さい場合、検出された規制速度を表示器に表示する。一方、交通標識と車両との間の距離が大きい場合、検出された規制速度を表示器に表示しない。
【選択図】図4

Description

本発明は、交通標識に表示されている規制速度を車両の乗員(主として、運転者)に対して表示する「車両の規制速度表示装置」に関する。
道路には、その道路を走行する車両に対する規制速度に関する情報を表示する交通標識(道路標識)が設置されている。特許文献1には、この交通標識に表示されている規制速度を表示する車両の規制速度表示装置が記載されている。この装置(以下、「従来装置」と称呼する。)は、車両に搭載されたカメラにより撮影された車両前方の風景の画像のデータに基づいて画像中の交通標識を認識し、その認識した交通標識を、車両の運転者が視認可能な位置に設けられたディスプレイに表示するようになっている。
特開2010−205160号公報
ところで、高速道に並行して一般道が設けられている場合がある。この場合、高速道を走行している車両の規制速度表示装置のカメラが「一般道を走行する車両に対する交通標識(一般道用の交通標識)」を撮影することがある。この場合において、規制速度表示装置が一般道用の交通標識に表示されている規制速度をディスプレイに表示してしまうことは好ましくない。同様に、一般道を走行している車両の規制速度表示装置が、一般道と並行して設けられている高速道用の交通標識に表示されている規制速度をディスプレイに表示してしまうことも好ましくない。
本発明は、上述したような課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の1つは、適用されるべき規制速度ではない速度が表示される可能性が低減された「車両の規制速度表示装置」を提供することにある。
本発明に係る車両の規制速度表示装置(以下、「本発明装置」と称呼する。)は、
車両に搭載され、
前記車両が走行している道路の規制速度に関する情報を表示するための表示器と、
前記車両の進行方向の風景を撮影して同風景の画像データを取得する画像取得装置と、
前記撮影された風景中の交通標識に表示されている規制速度を前記画像データに基づいて検出し、前記検出された規制速度を前記表示器に表示させる処理部と、
を備えている。
前記処理部は、前記画像データに基づいて前記交通標識を検出したときに前記車両と前記交通標識との距離が所定距離よりも小さいという条件を含む所定条件が成立するか否かの判定を行う。
更に、前記処理部は、前記所定条件が成立するとの判定が得られるときには前記検出された規制速度を前記表示器に表示させるように構成されている。
これにより、交通標識が車両が走行する道路の近くに設置されていてその車両に適用されるべき規制速度を表示している交通標識である場合に、その交通標識に表示されている規制速度を規制速度表示装置に表示させることができる。
一方、前記処理部は、前記所定条件が成立しないとの判定が得られるときには前記検出された規制速度を前記表示器に表示させないように構成されている。
これにより、交通標識が車両が走行する道路から遠く離れて設置されていてその車両に適用されるべき規制速度を表示している交通標識ではない可能性がある場合に、その交通標識に表示されている規制速度が規制速度表示装置に表示されることを防止することができる。このため、適用されるべき規制速度ではない速度が規制速度表示装置により表示される可能性を低減することができる。
更に、前記所定条件は、前記検出された規制速度が速度閾値以上であるという条件を含み、前記速度閾値は、前記規制速度が検出された時点において前記表示器に表示されている速度よりも所定値だけ小さい速度以上の値に設定されてもよい。
これにより、表示器に表示されている規制速度を基準として前記検出された規制速度を規制速度表示装置に表示させるか否かを決定することができる。
前記処理部は、前記検出された規制速度が所定速度よりも大きい場合、前記検出された規制速度が前記所定速度以下である場合に比べて前記所定距離を大きく設定するように構成されてもよい。
道路の幅が広くなると、車両が走行している道路に設置されている交通標識と車両との間の距離は大きくなる傾向にある。加えて、道路の幅が広くなると、その道路に設置されている交通標識に表示されている規制速度も大きくなる傾向にある。従って、交通標識に表示されている規制速度が大きい場合、道路の幅が広いので、交通標識と車両との間の距離が大きくなる傾向にある。
このため、検出された規制速度が所定速度よりも大きい場合、検出された規制速度が所定速度以下である場合に比べて、前記所定距離を大きく設定することにより、検出された規制速度が規制速度表示装置に表示させるべき規制速度であるか否かを精度良く判定することができる。
本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の各実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の規制速度表示装置の概略構成図である。 図2は、図1に示したカメラにより撮影される画像(撮影画像)を示した図である。 図3の(A)は標準交通標識を示し、(B)は補助標識付き交通標識を示している。 図4は、図1に示した処理部(CPU)が実行するルーチンを示したフローチャートである。 図5は、標識設置距離の取得方法を説明するための図である。 図6は、図1に示した規制速度表示装置による規制速度の表示等を説明するための図である。 図7は、図1に示した処理部(CPU)が実行するルーチンを示したフローチャートである。 図8は、規制速度表示装置による規制速度の表示等を説明するための図である。 図9は、図1に示した処理部(CPU)が実行するルーチンを示したフローチャートである。 図10は、図1に示した規制速度表示装置による規制速度の表示等を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る車両の規制速度表示装置について説明する。
<構成>
図1は、本発明の実施形態に係る規制速度表示装置(以下、「実施装置」と称呼する。)10の概略構成を示している。本実施装置10は、車両(自動車、自車両)に搭載される。本実施装置10は、カメラ(画像取得装置)11、処理部12及びディスプレイ(表示器)13を含んでいる。
カメラ11は、車体前部のインナーリアビューミラー(所謂、ルームミラー)のステイ等に固定されている。カメラ11の光軸は、カメラ11が車体に固定された状態において、車体前後方向(車両進行方向)に一致している。従って、カメラ11は、図2に示したように、車両進行方向(車両前方)の風景を撮影することにより同風景の画像(画像データ)60を取得することができるようになっている。カメラ11は、処理部12から撮影指示を受信すると、車両前方の風景を撮影する。カメラ11は、例えば、CCDカメラである。
道路周辺(道路の脇及び道路の上方等)には、図3に示した「車両に対する最高規制速度(以下、単に「規制速度」と称呼する。)を表示した交通標識51及び52等」が設置されている。図3の(A)に示した交通標識51は、その交通標識51に表示されている規制速度(標準規制速度)が適用される条件を表示した補助標識を備えていない交通標識(標準交通標識)である。一方、図3の(B)に示した交通標識52は、その交通標識52に表示されている規制速度(補助規制速度)が適用される条件を表示する補助標識52aを備えている交通標識(補助標識付き交通標識、補助標識付きの標識)である。この「適用される条件」には、例えば、天気、車種及び時間帯等の条件が含まれる。
処理部12は、RAM(記憶部)、ROM及びCPU等を含む周知のマイクロコンピュータを含む電子回路装置(ECU)である。処理部12は、後に詳述するように、カメラ11によって取得された画像60(画像データ、撮影画像、画像信号)を処理することにより、交通標識51又は52を検出(認識)するようになっている。
更に、処理部12は、後に詳述するように、撮影画像60中に標準交通標識51を検出した場合、その検出した標準交通標識51に表示されている規制速度を標準規制速度Vst_newとして検出(認識)し、その検出した標準規制速度Vst_newをディスプレイ13に表示させるか否かを判定するようになっている。更に、処理部12は、後に詳述するように、撮影画像60中に補助標識付き交通標識52を検出した場合にも、その検出した補助標識付き交通標識52に表示されている規制速度を補助規制速度Vsub_newとして検出(認識)し、その検出した補助規制速度Vsub_newをディスプレイ13に表示させるか否かを判定するようになっている。
ディスプレイ13は、車両の運転席から視認可能な位置(例えば、メータクラスタパネル内)に設けられている。図1に示したように、ディスプレイ13は、主要な規制速度(標準規制速度)を表示する第1表示部13aと、補助的な規制速度(補助規制速度)を表示する第2表示部13bと、を含んでいる。各表示部13a及び13bは、それぞれ、処理部12の表示指示に従って標準規制速度及び補助規制速度を表示する。
車速センサ21は、車両の速度(車速)を検出し、その車速SPDを表す信号を出力するようになっている。車速センサ21から出力された信号は、処理部12に入力される。処理部12は、この入力された信号に基づいて車速SPDを取得する。
警報器22は、処理部12からの指示に応答して音による警報を発する。
<作動>
次に、上述したように構成された本実施装置10の作動について説明する。この作動は、実際には、本実施装置10の処理部12が備えるCPU(以下、単に「CPU」と称呼する。)が、ROMに格納されたプログラム(インストラクション)に従って次に述べる処理を実行することによって実現される。
本例においては、イグニッションスイッチがオン状態とされたとき、標準規制速度のデータVst及び補助規制速度のデータVsubはRAMから消去される。即ち、標準規制速度及び補助規制速度のデータとして「有効でないことを示すデータ」が、それらのデータとしてRAMの所定領域に格納される。
CPUは、イグニッションスイッチがオン状態とされている場合、図4にフローチャートにより示したルーチンの処理を所定時間(例えば、0.1秒)が経過する毎に繰り返し実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、CPUは、図4のステップ400から処理を開始し、以下に述べるステップ405及びステップ407の処理を順に行う。
ステップ405:CPUは、カメラ11に撮影指示を送出してカメラ11に撮影を行わせ、カメラ11により撮影された撮影画像(画像データ)60を取得する。
ステップ407:CPUは、ステップ405にて取得された撮影画像60を周知の方法(例えば、特許文献1を参照。)により処理し、その処理された撮影画像60のデータに基づいて撮影画像60中に「規制速度を表示している交通標識51及び/又は52」が含まれているか否かを判定する。更に、CPUは、撮影画像60中に標準交通標識51が含まれていると判定した場合(CPUが撮影画像60中に標準交通標識51を認識(検出)した場合)には、その標準交通標識51に表示されている規制速度を標準規制速度Vst_newとして検出する。加えて、CPUは、撮影画像60中に補助標識付き交通標識52が含まれていると判定した場合(CPUが撮影画像60中に補助標識付き交通標識52を認識(検出)した場合)には、その補助標識付き交通標識52に表示されている規制速度を補助規制速度Vsub_newとして検出する。
次いで、CPUは、ステップ410に進み、ステップ407における判定結果に基づいて、撮影画像60中に標準交通標識51が含まれているか否かを判定する。撮影画像60中に標準交通標識51が含まれている場合、CPUはそのステップ410にて「Yes」と判定してステップ415に進む。
CPUは、ステップ415にて、撮影画像60中の標準交通標識51と車両との間の距離(以下、「標準標識設置距離ΔDst」と称呼する。)を取得する。
ところで、交通標識と車両との間の距離(以下、「標識設置距離ΔD」と称呼する。)は、例えば、以下のようにして取得される。尚、標識設置距離ΔDは、上述の「標準標識設置距離ΔDst」又は後述の「補助標識設置距離ΔDsub」である。
図5に例示したように、撮影画像60を「特定の画面(ディスプレイ)」に表示させたと仮定した場合に、その表示画面における交通標識の直径が「或る一定の直径」に一致したとき(以下、「直径一致時点」とも称呼する。)、車両進行方向における車両と交通標識との距離が「或る特定距離」に到達したと見做すことができる。これは、交通標識の直径が略一定であるという事実に基づく。
そこで、直径一致時点において、「その特定の画面における交通標識50の中心C50」と「その特定の画面の中央を通って上下方向に延びる中心線C60」との距離Δdと、実際の標識設置距離ΔDと、の関係を予め計測し、その関係をROMに記憶させておく。
そして、CPUは、車両の実際の走行中に直径一致時点が到来すると、その直径一致時点における距離Δdを取得し、その距離ΔdとROMに記憶させておいた上記関係とから、実際の標識設置距離ΔDを取得する。このときに取得される実際の標識設置距離ΔDは、車両が交通標識に最も接近したときの車両と交通標識との間の距離である。
尚、CPUは、周知の距離測定センサを利用したり、画像60の周知の画像処理方法により、車両進行方向における車両と交通標識との距離が「或る特定距離」に到達したと見做してもよい。更に、画像60を周知の画像処理方法により俯瞰図を示すデータに変換し、そのデータから標識設置距離ΔDを取得してもよい。
次いで、CPUはステップ420に進み、ステップ415にて取得された標準標識設置距離ΔDstが所定距離ΔDthよりも小さいか否かを判定する。この所定距離ΔDthは、車両が走行している道路とは異なる道路用の交通標識と車両との間の距離よりも確実に小さい値に設定される。
標準標識設置距離ΔDstが所定距離ΔDthよりも小さい場合、CPUはステップ420にて「Yes」と判定し、以下に述べるステップ425及びステップ427の処理を順に行う。
ステップ425:CPUは、ステップ407にて新たに検出された標準規制速度Vst_newを第1表示部13aに表示させるための指示(表示指示)を送出すると共に、第2表示部13bにおける補助規制速度の表示を終了させるための指示(非表示指示)を送出する。その結果、新たに検出された標準規制速度Vst_newが第1表示部13aに表示されると共に、第2表示部13bにおける補助規制速度の表示が停止される。
ステップ427:CPUは、ステップ407にて新たに検出された標準規制速度Vst_newを「第1表示部13aに表示されている標準規制速度のデータVst」としてRAMに記憶させると共に、「第2表示部13bに表示されている補助規制速度のデータVsub」をRAMから消去する。その後、CPUは、ステップ430に進む。
一方、ステップ405にて取得された撮影画像60中に標準交通標識51が含まれていない場合、CPUはステップ410にて「No」と判定してステップ430に直接進む。この場合、第1表示部13aにおける標準規制速度の表示は変更されず、第1表示部13aにおける現在の表示が継続される。
更に、取得された撮影画像60中に標準交通標識51が含まれている場合であっても標準標識設置距離ΔDstが所定距離ΔDth以上であるとき、CPUはステップ420にて「No」と判定してステップ430に直接進む。この場合においても、第1表示部13aにおける標準規制速度の表示は変更されず、第1表示部13aにおける現在の表示が継続される。
CPUは、ステップ430に進むと、撮影画像60中に補助標識付き交通標識52が含まれているか否かを判定する。撮影画像60中に補助標識付き交通標識52が含まれている場合、CPUはステップ430にて「Yes」と判定してステップ435に進む。
CPUは、ステップ435に進むと、撮影画像60中の補助標識付き交通標識52と車両との間の距離(以下、「補助標識設置距離ΔDsub」と称呼する。)を取得する。補助標識設置距離ΔDsubは、標識設置距離ΔDと同様の方法により取得される。
次いで、CPUはステップ440に進み、ステップ435にて取得された補助標識設置距離ΔDsubが前記所定距離ΔDthよりも小さいか否かを判定する。補助標識設置距離ΔDsubが所定距離ΔDthよりも小さい場合、CPUはステップ440にて「Yes」と判定し、以下に述べるステップ445及びステップ447の処理を順に行う。
ステップ445:CPUは、ステップ407にて新たに検出された補助規制速度Vsub_newを第2表示部13bに表示させるための指示(表示指示)を送出する。その結果、新たに検出された補助規制速度Vsub_newが第2表示部13bに表示される。
ステップ447:CPUは、ステップ407にて新たに検出された補助規制速度Vsub_newを「第2表示部13bに表示されている補助規制速度のデータVsub」としてRAMに記憶させる。その後、CPUは、ステップ495に進み、本ルーチンを一旦終了する。
尚、撮影画像60中に補助標識付き交通標識52が含まれていない場合、CPUはステップ430にて「No」と判定してステップ495に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。この場合、第2表示部13bにおける補助規制速度の表示は変更されず、第2表示部13bにおける現在の表示が継続される。
更に、撮影画像60中に補助標識付き交通標識52が含まれている場合であっても、補助標識設置距離ΔDsubが所定距離ΔDth以上である場合、CPUはステップ440にて「No」と判定してステップ495に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。この場合においても、第2表示部13bにおける補助規制速度の表示は変更されず、第2表示部13bにおける現在の表示が継続される。
以上が本実施装置10の作動である。本実施装置10によれば、例えば、図6に示した状況下にある道路を車両30が走行する場合、ディスプレイ13における規制速度の表示は、以下のように行われる。
図6に示した例においては、一般道と高速道とが互いに並行して伸びている。更に、一般道の左脇に「30km/hの標準規制速度を表示している一般道用の標準交通標識51a」が設置されている。加えて、一般道と高速道との間に「100km/hの標準規制速度を表示している高速道用の標準交通標識51b」が設置されている。標準交通標識51bは車両進行方向において標準交通標識51aよりも前方に設置されている。
尚、車両30が高速道で交通標識51aの手前を走行している時点において、第1表示部13aには「80km/hの標準規制速度」が表示されており、第2表示部13bには「60km/hの補助規制速度」が表示されている場合を仮定している。
車両30が前進して交通標識51aに接近すると、その車両30のカメラ11が交通標識51aを含む風景を撮影する。このとき、本実施装置10は、交通標識51aと車両30との間の距離(標準標識設置距離)ΔDst_aを取得する。
図6に示した例においては、この標準標識設置距離ΔDst_aは、所定距離ΔDth以上であるので、本実施装置10は、車両30が交通標識51aの横を通過したとしても、交通標識51aに表示されている標準規制速度(=30km/h)を第1表示部13aに表示させるための指示を送出しない。
つまり、CPUは、図4のステップ410にて「Yes」と判定し、ステップ420にて「No」と判定する。このため、第1表示部13aに表示される標準規制速度は、80km/hのままである。
車両30が更に前進して交通標識51bに接近すると、その車両30のカメラ11が交通標識51bを含む風景を撮影する。このとき、本実施装置10は、交通標識51bと車両30との間の距離(標準標識設置距離)Dst_bを取得する。
図6に示した例においては、この標準標識設置距離ΔDst_bは、所定距離ΔDthよりも小さいので、本実施装置10は、車両30が交通標識51bの横を通過するときに、交通標識51bに表示されている標準規制速度(=100km/h)を第1表示部13aに表示させるための指示をディスプレイ13に送出すると共に、第2表示部13bにおける補助規制速度の表示を終了させるための指示をディスプレイ13に送出する。
つまり、CPUは、図4のステップ410及びステップ420にて「Yes」と判定し、ステップ425の処理を行う。その結果、第1表示部13aに表示される標準規制速度が80km/hから100km/hに切り替わると共に、第2表示部13bにおける補助規制速度の表示が停止する。
このように、本実施装置10によれば、(車両の左右方向において)所定距離ΔDth以上離れた場所に設置されている交通標識(適用されるべき規制速度を表示している交通標識ではない交通標識であり、図6に示した例における交通標識51a)に表示されている規制速度は、第1表示部13aには表示されない。
一方、所定距離ΔDth以内に設置されている交通標識(即ち、適用されるべき規制速度を表示している交通標識であり、図6に示した例における標準交通標識51b)に表示されている規制速度は、第1表示部13aに表示される。
従って、誤った規制速度がディスプレイ13に表示されることを防止することができると共に、正しい規制速度をディスプレイ13に確実に表示させることができる。
更に、処理部12のCPUは、イグニッションスイッチがオン状態とされている場合、図7にフローチャートにより示したルーチンを所定時間(例えば、0.1秒)が経過する毎に繰り返し実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、CPUは、図7のステップ700から処理を開始してステップ705に進み、車速SPD及び「第1表示部13aに表示されている規制速度Vst」を取得する。車速SPDは、車速センサ21から出力される信号に基づいて取得される。
次いで、CPUは、ステップ710に進み、ステップ705にて取得された車速SPDがステップ705にて取得された標準規制速度Vstよりも大きいか否かを判定する。
CPUがステップ710の処理を実行する時点において車速SPDが標準規制速度Vstよりも大きい場合、CPUはそのステップ710にて「Yes」と判定してステップ715に進み、警報器22を作動させるための指示を送出する。その後、CPUは、ステップ795に進み、本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、CPUがステップ710の処理を実行する時点において車速SPDが標準規制速度Vst以下である場合、CPUはそのステップ710にて「No」と判定してステップ795に進み、本ルーチンを一旦終了する。
以上のルーチンによれば、車速SPDが第1表示部13aに表示されている標準規制速度Vstよりも大きくなったときに、警報器22により、車速SPDが標準規制速度Vstよりも大きくなったことを知らせる警報音が発せられる。
<変更例1>
ところで、図8に示したように、高速道に並行して一般道がある場合において、一般道用の標準交通標識(図8に示した例においては、「30km/h」の標準規制速度を表示している標準交通標識)51cが高速道と一般道との間に設定されていることがあり得る。このとき、標準交通標識51cと車両30との間の距離(標準標識設置距離)ΔDst_cが所定距離ΔDthよりも小さいこともあり得る。
この場合において、その標準交通標識51cに表示されている標準規制速度(=30km/h)を第1表示部13aに表示すると、車両30が高速道を走行中であるにも拘わらず、過剰に小さい標準規制速度(=30km/h)が第1表示部13aに表示されることになってしまう。
そこで、実施装置10は、ディスプレイ13における規制速度の表示を以下のように行ってもよい。即ち、実施装置10は、標準標識設置距離ΔDstが所定距離ΔDthよりも小さい場合であっても、「新たに検出された、標準交通標識51に表示されている標準規制速度Vst_new」と「第1表示部13aに表示されている標準規制速度Vst」との関係に基づいて、その新たに検出された標準規制速度Vst_newを第1表示部13aに表示させるか否かを判定するように構成されてもよい。
より具体的に述べると、実施装置10の処理部12が備えるCPUは、イグニッションスイッチがオン状態とされている場合、図9にフローチャートにより示したルーチンの処理を所定時間が経過する毎に繰り返し実行するように構成されてもよい。
図9のルーチンは、ステップ922、ステップ923、ステップ950及びステップ952が追加されている点を除いて図4のルーチンと同じであるので、これらステップ922、ステップ923、ステップ950及び952以外のステップについての説明は省略する。
CPUは、ステップ420にて「Yes」と判定すると、ステップ922に進む。CPUは、ステップ922に進むと、第1表示部13aに標準規制速度が表示されているか否かを判定する。
CPUがステップ922の処理を実行する時点において標準規制速度が第1表示部13aに表示されている場合、CPUはそのステップ922にて「Yes」と判定してステップ923に進む。
CPUは、ステップ923に進むと、ステップ407にて新たに検出された標準規制速度Vst_newが速度閾値Vth以上であるか否かを判定する。ここで、速度閾値Vthは、第1表示部13aに表示されている標準規制速度Vstから所定値V1を減じて得られる値(=Vst−V1)であり、前記所定値V1は、正の適切な値に設定されている。
CPUがステップ923の処理を実行する時点においてステップ407にて新たに検出された標準規制速度Vst_newが速度閾値Vth以上である場合、CPUはそのステップ923にて「Yes」と判定し、上述したステップ425及びステップ427の処理を順に行い、その後、ステップ430に進む。その結果、ステップ407にて新たに検出された標準規制速度Vst_newが第1表示部13aに表示される。
これに対し、CPUがステップ923の処理を実行する時点においてステップ407にて新たに検出された標準規制速度Vst_newが速度閾値Vthよりも小さい場合、CPUはそのステップ923にて「No」と判定してステップ430に直接進む。この場合、第1表示部13aにおける標準規制速度の表示は変更されず、第1表示部13aにおける現在の表示が継続される。
一方、CPUがステップ922の処理を実行する時点において第1表示部13aに標準規制速度が表示されていない場合、CPUはそのステップ922にて「No」と判定し、以下に述べるステップ950及びステップ952の処理を順に行う。
ステップ950:CPUは、ステップ407にて新たに検出された標準規制速度Vst_newを第1表示部13aに表示させるための指示(表示指示)を送出すると共に、第2表示部13bにおける補助規制速度の表示を終了させるための指示(非表示指示)を送出する。その結果、新たに検出された標準規制速度Vst_newが第1表示部13aに表示されると共に、第2表示部13bにおける補助規制速度の表示が停止される。
ステップ952:CPUは、ステップ407にて新たに検出された標準規制速度Vst_newを「第1表示部13aに表示されている標準規制速度のデータVst」としてRAMに記憶させると共に、「第2表示部13bに表示されている補助規制速度のデータVsub」をRAMから消去する。その後、CPUは、ステップ430に進む。
これによれば、例えば、図10に示した状況下にある道路を車両30が走行する場合、ディスプレイ13における規制速度の表示は、以下のように行われる。
図10に示した例においては、一般道と高速道との間に「30km/hの標準規制速度を表示している一般道用の標準交通標識51c」が設置されており、高速道の右脇に「100km/hの標準規制速度を表示している高速道用の標準交通標識51d」が設置されている。標準交通標識51dは車両進行方向において標準交通標識51cよりも前方に設置されている。尚、本例においては、車両30が交通標識51cの手前を走行している時点において、第1表示部13aには「80km/hの標準規制速度」が表示されており、第2表示部13bには「60km/hの補助規制速度」が表示されている場合を仮定している。加えて、前記所定値V1は、「20km/h」に設定されている。
車両30が前進して交通標識51cに接近すると、その車両30のカメラ11が交通標識51cを含む風景を撮影する。このとき、実施装置10は、交通標識51cと車両30との間の距離(標準標識設置距離)ΔDst_cを取得する。
図10に示した例においては、この標準標識設置距離ΔDst_cは、所定距離ΔDthよりも小さいので、実施装置10は、交通標識51cに表示されている標準規制速度(=30km/h)が、速度閾値Vth以上であるか否かを判定する。ここで、速度閾値Vthは、第1表示規制速度(=80km/h)から所定値V1(=20km/h)を減じた値(=60km/h)である。
この場合、交通標識51cに表示されている標準規制速度(=30km/h)は、速度閾値Vth(=60km/h)よりも小さいので、実施装置10は、車両30が交通標識51cの横を通過したとしても、交通標識51cに表示されている標準規制速度を第1表示部13aに表示させるための指示を送出しない。
つまり、CPUは、図9のステップ410、ステップ420及びステップ922の何れにおいても「Yes」と判定し、ステップ923にて「No」と判定する。このため、第1表示部13aに表示される標準規制速度は、80km/hのままとなる。
車両30が更に前進して交通標識51dに接近すると、その車両30のカメラ11が標準交通標識51dを含む風景を撮影する。このとき、実施装置10は、交通標識51dと車両30との間の距離(標準標識設置距離)ΔDst_dを取得する。
図10に示した例においては、この標準標識設置距離ΔDst_dは、所定距離ΔDthよりも小さいので、実施装置10は、交通標識51dに表示されている標準規制速度(=100km/h)が、速度閾値Vth(=60km/h)以上であるか否かを判定する。
この場合、交通標識51dに表示されている標準規制速度(=100km/h)は、速度閾値Vth(=60km/h)以上であるので、実施装置10は、交通標識51dに表示されている標準規制速度を第1表示部13aに表示させるための指示をディスプレイ13に送出する。
つまり、CPUは、図9のステップ410、ステップ420、ステップ922及びステップ及びステップ923の何れにおいても「Yes」と判定し、ステップ425の処理を行う。
これによれば、所定距離ΔDth以内に設置されている標準交通標識51に表示されている標準規制速度が、第1表示部13aに表示されている標準規制速度よりも大幅に小さい場合、その標準交通標識51に表示されている標準規制速度は、第1表示部13aには表示されない。
従って、車両30が高速道を走行中であるにも拘わらず、実際の規制速度よりも大幅に小さい規制速度が第1表示部13aに表示されることを防止することができる。
<変更例2>
ところで、車両30が幅の広い道路(例えば、高速道)を走行している場合、標識設置距離ΔDは比較的大きい。一方、車両30が幅の狭い道路(例えば、一般道)を走行している場合、標識設置距離ΔDは比較的小さい。
従って、車両30が幅の広い道路を走行している場合の標識設置距離ΔDを考慮した結果、前記所定距離が比較的大きく設定されていると、車両30が幅の狭い道路を走行しているときに、その車両30に対する規制速度を表示していない交通標識が、その車両30に対する規制速度を表示している交通標識であると誤って認識されてしまう可能性がある。
逆に、車両30が幅の狭い道路を走行している場合の標識設置距離ΔDを考慮した結果、前記所定距離が比較的小さく設定されていると、車両30が幅の広い道路を走行しているときに、その車両30に対する規制速度を表示している交通標識が、その車両30に対する規制速度を表示していない交通標識であると誤って認識されてしまう可能性がある。
そこで、実施装置10は、新たに検出された標準規制速度Vst_newに応じて前記所定距離を設定するように構成されてもよい。より具体的に述べると、実施装置10の処理部12は、新たに検出された標準規制速度Vst_newが大きい場合、新たに検出された標準規制速度Vst_newが小さい場合に比べて前記所定距離ΔDthを大きく設定する。
一般に、標準規制速度は、道路の幅が広いほど大きい傾向にある。従って、新たに検出された標準規制速度Vst_newが大きいことから、車両30が幅の広い道路を走行している可能性が高い場合、前記所定距離ΔDthが大きい値に設定されることにより、車両30が幅の広い道路を走行しているときに、その車両30に対する標準規制速度を表示している標準交通標識51を、その車両30に対する標準規制速度を表示していない標準交通標識であると誤って判定されることを防止することができる。
一方、新たに検出された標準規制速度Vst_newが小さいことから、車両30が幅の狭い道路を走行している可能性が高い場合、前記所定距離ΔDthが小さい値に設定される。これによれば、車両30が幅の狭い道路を走行しているときに、その車両30に対する標準規制速度を表示していない標準交通標識51を、その車両30に対する標準規制速度を表示している標準交通標識であると誤って判定されることを防止することができる。
尚、上述した実施装置10は、図4のステップ420において、標準標識設置距離ΔDstと所定距離ΔDthとを比較している。しかしながら、これに代えて、実施装置10は、画像標識中心C50から画像中心線C60までの長さと前記所定距離に対応する所定長さとを比較するように構成されてもよい。この場合、実施装置10は、図4のステップ420において、画像標識中心C50から画像中心線C60までの長さが前記所定長さよりも小さい場合、ステップ420にて「Yes」と判定する。
更に、上述した実施装置10は、図9のステップ923において、新たに検出された標準規制速度Vst_newと「第1表示部13aに表示されている標準規制速度Vstから所定値V1を減じた速度閾値Vth(=Vst−V1)」とを比較している。しかしながら、これに代えて、実施装置10は、ステップ923において、新たに検出された標準規制速度Vst_newと第1表示部13aに表示されている標準規制速度Vstとを比較するように構成されてもよい。この場合、実施装置10は、新たに検出された標準規制速度Vst_newが標準規制速度Vst以上である場合、ステップ923にて「Yes」と判定する。
これによれば、第1表示部13aに表示されている標準規制速度よりも小さい速度が第1表示部13aに表示されることを防止することができる。
加えて、実施装置10は、図9のステップ923において、新たに検出された標準規制速度Vst_newと「第1表示部13aに表示されている標準規制速度Vstに所定値V2(>0)を加えた値(Vst+V2)」とを比較するように構成されてもよい。この場合、実施装置10は、新たに検出された標準規制速度Vst_newが「標準規制速度Vstに所定値V2を加えた値(Vst+V2)」以上である場合、ステップ923にて「Yes」と判定する。
これによれば、第1表示部13aに表示されている標準規制速度Vstよりも所定値V2だけ大きい速度よりも小さい速度が第1表示部13aに表示されることを防止することができる。
尚、上述した実施装置10は、車速SPDが第1表示部13aに表示されている標準規制速度Vstよりも大きくなると警報器22から音を発することにより、運転者に車速SPDが標準規制速度Vstよりも大きいことを知らせる。しかしながら、実施装置10は、ディスプレイ13において車速SPDが標準規制速度Vstよりも大きいことを表示することにより、運転者に車速SPDが標準規制速度Vstよりも大きいことを知らせてもよい。即ち、本発明においては、音やディスプレイ13における表示を含む警報手段により、運転者に車速SPDが標準規制速度Vstよりも大きいことを知らせるように構成されてもよい。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る車両の規制速度表示装置10は、表示器(ディスプレイ)13と、画像取得装置(カメラ)11と、規制速度(標準規制速度及び/又は補助規制速度)を表示器13に表示させる処理部12と、を備えている。
処理部12は、画像取得装置11によって取得された画像データに基づいて、画像取得装置11によって撮影された風景中の交通標識(標準規制速度又は補助標識付き交通標識)51又は52である撮影交通標識に表示されている規制速度を検出し(図4のステップ407)、且つ、前記画像データに基づいて撮影交通標識を検出したとき(図4のステップ410及びステップ430にて「Yes」の判定)に撮影交通標識と車両との間の距離(標準標識設置距離又は補助標識設置距離)ΔDst又はΔDsubが所定距離ΔDthよりも小さいという条件を含む所定条件が成立するか否かの判定を行う(図4のステップ415及びステップ420)。
前記所定条件が成立するとの判定が得られるとき(図4のステップ420にて「Yes」の判定)には、処理部12は、検出された規制速度(標準規制速度)Vst_newを表示器13に表示させる(図4のステップ425)。
一方、前記所定条件が成立しないとの判定が得られるとき(図4のステップ420にて「No」の判定)には、処理部12は、検出された規制速度Vst_newを表示器13に表示させない。
更に、前記所定条件は、検出された規制速度Vst_newが速度閾値Vth以上であるという条件を含み(図9のステップ923)、前記速度閾値は、表示器13に表示されている規制速度Vstよりも所定値V1だけ小さい速度以上の値に設定される。
加えて、処理部12は、検出された規制速度Vst_newが所定速度よりも大きい場合、検出された規制速度Vst_newが前記所定速度以下である場合に比べて前記所定距離ΔDを大きく設定する。
これにより、適用されるべき規制速度ではない速度が表示器13に表示される可能性を低減することができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、表示器13は、第1表示部13aのみを有していてもよい。この場合、前記各ルーチンにおける第2表示部13bへの指示の送出及び処理は省略される。
10…規制速度表示装置、11…カメラ、12…処理部、13…ディスプレイ、13a…第1表示部、13b…第2表示部、21…車速センサ、22…警報器、30…車両、51…標準交通標識、52…補助標識付き交通標識(補助標識付きの標識)、52a…補助標識、60…撮影画像、Vst_new…新たに検出された標準規制速度、Vst…標準規制速度、Vsub_new…新たに検出された補助規制速度、Vsub…補助規制速度、ΔD…標識設置距離

Claims (3)

  1. 車両に搭載され、
    前記車両が走行している道路の規制速度に関する情報を表示するための表示器と、
    前記車両の進行方向の風景を撮影して同風景の画像データを取得する画像取得装置と、
    前記撮影された風景中の交通標識に表示されている規制速度を前記画像データに基づいて検出し、前記検出された規制速度を前記表示器に表示させる処理部と、
    を備える、規制速度表示装置において、
    前記処理部は、
    前記画像データに基づいて前記交通標識を検出したときに前記車両と前記交通標識との距離が所定距離よりも小さいという条件を含む所定条件が成立するか否かの判定を行い、
    前記所定条件が成立するとの判定が得られるときには前記検出された規制速度を前記表示器に表示させ、
    前記所定条件が成立しないとの判定が得られるときには前記検出された規制速度を前記表示器に表示させない、
    ように構成されている、車両の規制速度表示装置。
  2. 請求項1に記載の規制速度表示装置において、
    前記所定条件は、前記検出された規制速度が速度閾値以上であるという条件を含み、
    前記速度閾値は、前記規制速度が検出された時点において前記表示器に表示されている速度よりも所定値だけ小さい速度以上の値に設定される、
    車両の規制速度表示装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の規制速度表示装置において、
    前記処理部は、前記検出された規制速度が所定速度よりも大きい場合、前記検出された規制速度が前記所定速度以下である場合に比べて前記所定距離を大きく設定する、ように構成されている、
    車両の規制速度表示装置。
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