JP2016211982A - ナビゲーション装置およびナビゲーション方法 - Google Patents

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【課題】目標に対する一連のアプローチの経時的な変化を感覚的に認識させるナビゲーション方法及びナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置101は、自車の現在位置からユーザが設定した目標までの案内経路を設定する経路案内部106と、目標位置と自車の現在位置との相対速度を算出する算出部107と、算出部107で算出された相対速度に応じて再生音のピッチを設定する音声処理部108と、音声処理部108で設定された再生音を再生する音声再生部109とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、経路のナビゲーション装置およびナビゲーション方法に関する。
目標までの経路案内を行うナビゲーション装置において、経路案内をする際に目標までの距離を表示する技術や、目標を通り過ぎた場合には再検索して新しい経路案内を開始する技術は周知である。さらに、特許文献1には、目標に対する距離に応じて、案内ポイントへの接近をユーザに認識させるとともに、警告音を鳴らすことで案内ポイントを通過したことをユーザに認識させる技術が開示されている。
特開2006−029847号公報
しかし、上記の従来技術においては、案内ポイント付近以外の音声案内が発生しない区間では、目標までの距離や方向は画面上に示された距離でしか知ることができず、目標に近づいた状態で、目標を通り過ぎることがあるが、案内ポイントや目標に対して一旦、近づいてから、その後、遠ざかるまでの一連のアプローチの経時的な変化を感覚的に認識することができない。
目標に対する一連のアプローチの経時的な変化を感覚的に認識させるナビゲーション方法およびナビゲーション装置を提供する。
本発明におけるナビゲーション装置は、自車の現在位置からユーザが設定した目標までの案内経路を設定する経路案内部と、前記目標位置と自車の現在位置との相対速度を算出する算出部と、前記算出部で算出された相対速度に応じて再生音のピッチを設定する音声処理部と、前記音声処理部で設定された再生音を再生する音声再生部とを備える。
本発明におけるナビゲーション方法は、経路案内部と、算出部と、音声処理部と、音声再生部とを備えたナビゲーション装置において、前記経路案内部が自車の現在位置からユーザが設定した目標までの案内経路を設定するステップと、前記算出部が前記目標位置と前記自車の現在位置との相対速度を算出するステップと、音声処理部前記相対速度に応じて再生音のピッチを設定するステップと、前記音声再生部が前記ピッチで再生音を再生するステップと、を有する。
表示画面を視認することなく、目標を通過する際の一連のアプローチの経時的な変化を感覚的に認識できる。
本発明の実施の形態1に関わるナビゲーション装置の構成図。 本発明の実施の形態1に関わるスピーカシステムの説明図。 本発明の実施の形態1に関わる経路案内の説明図。 本発明の実施の形態1に関わる経路案内における音声案内の処理のフロー図。 本発明の実施の形態4に関わるスピーカシステムの説明図。
以下、本発明の実施の形態に係るナビゲーション装置について説明する。係る実施形態に示す具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置として、車載のカーナビゲーション装置を例にして説明する。図1に、ナビゲーション装置のブロック図示す。実施の形態1に示すカーナビゲーション装置11は、自動車に設置されており、制御部102と、センサ部103と、データベース104と、経路探索部105と、経路案内部106と、算出部107と、音声処理部108と、音声再生部109と、表示部110とを備える。
センサ部103は、ジャイロセンサから検出される自車の進行方向、車速パルス検出器から検出される自車の車速、GPS(Global Positioning System)から検出される地球上における自車の現在位置、をそれぞれ検出する。
データベース104は、地図データ、各種の操作案内音声や、経路案内に必要な音素データや、音楽などの音声データを記憶している。
制御部102は、ユーザからの操作を受付けて経路探索部105による経路探索、経路案内部106による経路案内、音声処理部108による音声処理を制御し、また、制御部102は、センサ部103によって検出された自車の進行方向、自車の車速、自車の現在位置を取得する制御を行う。
経路探索部105は、ユーザによって案内すべき目標が設定された場合に、データベース104の地図データからユーザに設定された目標位置と、データベース104の地図データとセンサ部103から得られた自車の進行方向、自車の速度、および自車の現在位置とをそれぞれ制御部102を通じて取得する。取得された目標位置と自車の現在位置を用いて地図データの道路交通区分を基にして最短の経路を探索する。
経路案内部106は、経路探索部105で探索された経路に従って、案内経路上の分岐点などの音声案内すべき案内ポイントで再生させる再生音をデータベース104に格納されている音素データの中から選んで設定し、経路案内中は、案内ポイントに到達する前、具体的には案内ポイント通過時に再生が完了するタイミングで音素データを再生させる再生音を音声処理部108に送り、音声再生部109に再生音を再生させる。
算出部107は、センサ部103での検出結果を基にして、目標と自車との相対速度を算出して目標の方向を設定し、音声処理部108に送る。
音声処理部108は、算出部107から受け取った相対速度をパラメータとして経路案内部106から送られる案内ポイントで再生すべき再生音のピッチを決定し、音声再生部109に音声をマルチチャンネルの各チャンネル成分に分けて再生させる。
制御部102、データベース104、経路探索部105、経路案内部106、算出部107、音声処理部108、音声再生部109は、ハードウェアによって構成されても良いし、これら機能を実行できるソフトウェアによって構成されてもよい。
図2にスピーカシステム110の配置を示す。スピーカシステム110は、自車の車室内の点SOを音像の中心として、スピーカSPKFR、スピーカSPKFL、スピーカSPKRR、スピーカSPKRRを有するマルチチャンネルスピーカシステムである。音声再生部109から各チャンネルのスピーカへ送られる各チャンネル成分の音声を再生させる。矢印Bが自車の正面方向であり、スピーカSPKFRは自車の正面から45度だけ時計回りした位置に配置され、スピーカSPKRR、スピーカSPKRR、スピーカSPKFLの順にそれぞれ90度の角度間隔で配置されている。スピーカの配置はこれに限定せず、センタースピーカを追加してもよいし、ステレオチャンネルスピーカシステムやイヤホンによる音声再生によって音像定位をさせてもよい。
図3に表示部111に表示される画像の表示例を示す。表示部111は、指定された縮尺の地図上に目標位置、自車の現在位置、経路探索部105によって探索された経路、目標までの距離、目標の方向を示す線分、などをそれぞれ表示することができる。図3では、白抜き三角印が自車の現在位置(O)を、白抜き三角印の挟角頂点が自車の正面を、黒丸Aが目標位置を、白抜き丸印のP1〜6が案内ポイントを、細実線が幹線道路や主要道路を、太実線が経路探索部105によって探索された経路を、それぞれ示している。自車の現在位置Oから目標位置Aに向かって線分で結んで表示させることで自車から目標位置への直線方向を示す。ここでは、自車は経路上の案内ポイントP2と案内ポイントP3の間を走行中で、目標Aは自車の進行方向から左前方に角度θだけずれた位置にあることを示している。目標と自車の間の距離には、自車の現在位置Oから経路の案内ポイントP3〜P6を経由したAまでの距離が示されている。
図4に示すフロー図を用いて実施の形態1の装置による音声案内について説明する。地図上のランドマークを目標とした場合の説明を行う。
ステップS11において、ユーザによって目標地点が設定される。目標地点が設定されると、設定された目標地点の位置情報をデータベース104の地図データから取得し、自車の進行方向、自車の車速、自車の現在位置、をそれぞれセンサ部103から取得する。
ステップ12において、制御部102は、ユーザの経路探索開始の指示を受け取ったら、経路探索手段111に自車の現在位置と自車の進行方向と目標位置とに基づき案内経路を決定させ、経路案内部106に決定された案内経路に基づいて経路案内を開始させる。
ステップS13において、制御部102は、経路案内中にセンサ部103から自車の現在位置、自車の進行方向、自車の速度をそれぞれ受信する。これらの検出は常時または一定時間間隔で行われており、所定の時間間隔でサンプリングして各種処理が実行される。この時間間隔を短くすることで、目標位置との位置関係のリアルタイム性が強くなり、る。
ステップS14において、算出部107は、目標位置と、センサ部103から受信した自車の進行方向から、自車を基準として自車進行方向と目標位置とのなす角θを算出して目標の方向を計算する。
ステップS15において、算出部107は、目標位置と、センサ部103から受信した自車の現在位置と、経路探索手段111によって決定された経路から、目標までの距離を計算する。
ステップS16において、目標位置と、センサ部103から受信した自車の速度から、自車と目標の相対速度を計算する。ここで、自車の速度は自車の進行方向の速度を示すが、相対速度とは、自車の進行方向の速度の自車位置から目標位置への方向の速度成分を示す。以下、このように相対速度を解釈して説明を進める。
ステップS17において、計算された相対速度を基本として、算出部107は、自車と目標との相対速度が正か負かゼロかを判断する。
ここで、自車と目標の相対速度がゼロ、つまり、自車と目標の距離が変化していない場合は、次の4通りに分類される。すなわち、目標の近傍を通り過ぎる瞬間、目標の直上を通らずに最接近して通り過ぎる瞬間、目標を中心に自車が円運動している場合、停車している場合、の各4通りである。
ここで、自車が目標近傍を通り過ぎた場合、または目標の直上を通らずに最接近して通り過ぎた場合を考えると、それまで近づいていて相対速度が正の状態が負になる。つまり、相対速度がゼロの状態になる瞬間の目標に最も接近した点を境にして相対速度の正負が入れ替わる。
また、目標を中心に自車が円運動になった場合を考えると、それまでは近づいたり遠ざかったりしていて相対速度が正または負の状態が、目標を中心に円運動になると相対速度がゼロの状態になる。つまり、それまで変化していた再生音のピッチが元に戻る。さらに、その後、目標に近づけば相対速度が正の状態でピッチが上がり、遠ざかれば相対速度が負の状態でピッチが下がり、ピッチに変化が起きる。
このように、相対速度ゼロの状態を境界としてその前後でピッチが変化するため、感覚的に目標を通り過ぎたことを認識しやすくなる。
音声信号処理部102は、相対速度が正か負かゼロかに応じて、データベース104に格納された音声データの音声のピッチを変化させる。相対速度がゼロの場合はステップS18へ、相対速度が正の場合はステップS19へ、相対速度が負の場合はステップS20へ、それぞれ処理が進む。
相対速度がゼロの場合は、ステップS18において、現在のピッチを維持し、ステップS23へ進む。
相対速度が正の場合は、ステップS19において、相対速度の大きさに応じてピッチを上げ、ステップS21へ進む。例えば、自車と目標の相対速度が80km/h以上の場合はピッチを+8%とし、30〜80km/hの場合はピッチを+5%とし、0〜30km/hの場合はピッチを+3%とする。
相対速度が負の場合は、ステップS20において、相対速度の大きさに応じてピッチを下げ、ステップS22に進む。例えば、自車と目標の相対速度が−80km/h以上の場合はピッチを−8%とし、−80〜−30km/hの場合はピッチを−5%とし、−30〜0km/hの場合はピッチを−3%とする。
ここで、ステップS19、ステップS20において、ピッチをそれぞれ+3%、−3%としている速度領域を10〜30km/h、−30〜−10km/hなどとすることで急激なピッチ変化をしないようにすることもできる。
ステップS21において、制御部102が目標に対して直進していると判断した場合はステップS23に進む。制御部102が自車の方向から目標に対して直進していないと判断した場合は、ステップS22に進む。
ステップS22において、これまでのステップで計算されたピッチで音声処理部108によってピッチを変更する処理が行われ、音声再生部109がスピーカシステム110から音声を再生させる。ここで再生される音声データはデータベース104に格納されている各種の操作案内音声、経路案内音声、音楽データなどである。
ステップS23において、相対速度がゼロの場合と、相対速度が正で、かつ目標に直進している場合は、自車から目標までの距離が2m以内かどうかを評価し、2mより大きい場合はステップS22に進む。目標までの距離が2m以内の場合はステップS24へ進む。この処理によって自車が目標近傍を通過するかどうかを判断しやすくしている。
ステップS24において、自車から目標までの距離が2m以内と接近した状態になった場合、制御部102は、車速が10km/h以下かどうかを判定し、車速が10km/hより大きければ目標に到着したと判定せずにステップS22へ進む。つまり、車速が10km/hより大きい場合は自車は目標近傍を通過したことになる。一方、車速が10km/h以下と判定されたら、ステップS25に進む。
ステップS25において、自車から目標までの距離が2m以内でかつ車速が10km/h以下の場合は自車が目標位置に到着したと判定し、案内を終了する。
これらの一連の処理を繰り返すことによって、再生されている再生音声のピッチを継続的に聴取することによって、目標に対して近づいているか遠ざかっているかが認識できる。さらに、目標近傍を通過する際に、再生音のピッチが高い状態から低い状態に変化することでドップラー効果を想起させて、目標位置に近づいているか遠ざかっているかを感覚的に認識させ、さらに目標近傍を通過する瞬間を認識することができる。ここで、本発明の実施の形態1では、実際のドップラー効果よりは相対速度が正から負への切り替わりは緩やかでないため、より通り過ぎた瞬間を認識しやすくなる。このように、目標に対する一連のアプローチの経時的な変化を感覚的に認識できる。
(実施の形態2)
これまで説明した(実施の形態1)に加えて、音声処理部108は、目標位置と自車の現在位置から算出されたの距離に応じて案内ポイントで再生すべき再生音の音量を変化させてもよい。具体的には、図4のステップS13において、次に示すような音声信号処理を行って、各スピーカの音圧レベルを調整してさらに遠近感を出す。
経路探索部106によって経路が探索された時点での目標までの距離を基準として、目標位置に対する自車の現在位置までの距離が小さくなるにつれて、定率で再生音音量を上昇させ、逆に目標位置に対する自車の現在位置までの距離が大きくなるにつれて、定率で再生音音量を下降させる。例えば、ユーザがガイダンス音量で設定した音量を0dBとした場合において、自車と目的の間の距離が2m以下の場合がもっとも大きくなるようにユーザが設定した音量から+3dBとし、2m〜100mでは+2dB、100m〜1kmでは+1dB、1km以上ではユーザが設定した音量レベルのまま、それぞれ出力する。
このように再生音の音量を変化させることで、目標を通り過ぎた場合には、目標位置に対して自車が近づくにつれて再生音量が上昇し、その後、音量が下降するという実際の現象に近い変化が起きるため、目標を通り過ぎたことに対して、さらにユーザが感覚的に察知しやすくなる。
(実施の形態3)
これまで説明した(実施の形態1)や(実施の形態2)に加えて、音声処理部108は、さらに、音声処理部108が算出部107から受け取った目標の方向をパラメータとして経路案内部106から送られる案内ポイントで再生すべき再生音のピッチと再生方向を決定することで、音声再生部109から送られる各チャンネル成分に再生させる音声を、目標の方向に応じて案内ポイントで再生すべき再生音を生成してもよい。具体的には、図4のステップS13において、次に示すような音声信号処理を行って、各スピーカの音圧レベルを調整して方向感を出す。
図2の自車の正面を示す音像中心SOからの矢印Bを角度の起点として、自車の正面から左側にθ(45°≦θ≦135°)の場合は、目標Aの方向に隣接するスピーカSPKFLとスピーカSPKRLの再生音の音圧レベルの比を(スピーカSPKFL):(スピーカSPKRL)=((θ−45°)/90°):((135°−θ)/90°)とすることで、自車の正面方向に対して実際の目標位置と同じ方向から再生音が再生される。例えばθ=60°の場合には、スピーカSPKFLとスピーカSPKRLの音圧レベルの比は(スピーカSPKFL):(スピーカSPKRL)=1:5になる。他のスピーカ間の再生音の音圧レベルの比も同様にして計算することで実際の目標位置と同じ方向から再生音が再生されることになる。
このように再生音の到来方向も制御することによって、目標を通り過ぎた場合には、目標位置に対して自車が近づく場合は進行方向(−90°<θ<90°)から再生音が再生され、その後、通り過ぎると後方から再生音が再生されるという実際の現象に近い変化が起きるため、目標を通り過ぎたことに対して、さらにユーザが感覚的に察知しやすくなる。
実施の形態3において、山道などでは、経路が曲がりくねって道が続いて案内ポイントが山道の終点まで無いなどの場合において、自車の正面に対して目標の方向の変化が頻繁になって音像定位が頻繁に変わることがある。このような状態はユーザにとってわずらわしく運転に支障を与えることがある。そのような場合は、山道が続く区間の終わる案内ポイントまでは、区間の始点と終点を直線で結んだ場合の方向の成分の速度を算出し、その速度成分と目標位置との相対速度によって再生音のピッチを変更してもよい。
(実施の形態4)
別のナビゲーション装置の実施の形態について示す。図5は、図2のスピーカシステムの配置の図に、地図上の目標地点Aと自車の現在位置Oを重畳させた図である。算出部107は、自車の現在位置Oを円の中心にして一定時間間隔でサンプリングした最新の目標の位置Stと1つ前の位置St-1を用いて、ベクトルの始点と終点をそれぞれSt-1、StとしてベクトルVFを算出し、ベクトルVFを音像中心SOから囲まれたスピーカの方向の軸に対して分解したベクトルVFL、ベクトルVRLをそれぞれ算出する。ここで、ベクトルVFの長さで速度が示される。
音声処理部108は、スピーカSPKFL、スピーカSPKFRは、それぞれベクトルVFL、ベクトルVRLの先端から自車位置Oまでの距離を元に音量を決定する。経路案内部106は、ベクトルVFの先端が自車位置付近に位置し、ベクトルVFLとベクトルVRLと自車の現在位置Oとの距離が共に2〜0mと小さくなった場合に、目標位置に自車の現在位置が接近していると判断し、4つのスピーカ全てから0dBの音量でガイダンス音声が出力される。
また、音声処理部108は、ベクトルの長さでガイダンスのピッチを変化させることができる。例えば、自車の現在位置と目標位置を取得するサンプル間隔が1秒であるとすると、ベクトルの長さが2.777メートルの場合、10km/hとなるので、近づくようであれば、ピッチを90%に設定し、遠くなるようであればピッチを110%に設定する。この例では、1km/hで1%ピッチを変えるとしたが、これに限らない。
このようにして、過去の目標の位置を基にして作成したベクトルから、目標位置と自車の現在位置に応じて再生音の音量、方向、ピッチを変化させることができる。
これまでの実施の形態ではランドマークなどの地図上の移動しない箇所を目標として設定した例を説明したが、ナビゲーション装置101が外部通信手段(図示しない)をさらに備え、自らの位置情報を発信する移動する対象物の位置情報を取得することで、移動する対象物を目標として設定してもよい。
なお、(実施の形態1)において車速の検出を車速パルス検出器によって行ったが、GPSを用いて単位時間当たりの移動量から求めた速度を用いても良い。
また、(実施の形態1)において車載用のナビゲーション装置を例示したが、車載に限らず、ポータブルタイプのナビゲーション装置でも良い。
また、(実施の形態1)において、案内ポイントで再生される音声案内のみのピッチを変更するのではなく、通常に試聴している音声(音楽など)のピッチを変更してもよい。継続的かつ連続的に試聴している音声のピッチ変更することで、より相対速度が負から正へ切り替わる際に目的を通り過ぎたことを認識できるようになる。ここで、音楽などにたいするピッチの変化量は、音声案内に対するピッチの変化量に比べて小さくすることで音楽試聴の違和感を緩和できる。
101 ナビゲーション装置
102 制御部
103 センサ部
104 データベース
105 経路探索部
106 経路案内部
107 算出部
108 音声処理部
109 音声再生部
110、510 スピーカシステム
111 表示部

Claims (4)

  1. 自車の現在位置からユーザが設定した目標までの案内経路を設定する経路案内部と、
    前記目標位置と前記自車の現在位置との相対速度を算出する算出部と、
    前記相対速度に応じて再生音のピッチを設定する音声処理部と、
    前記ピッチで再生音を再生する音声再生部と、
    を備えたナビゲーション装置。
  2. 前記音声処理部は、
    前記目標位置と前記自車の現在位置との距離に応じて前記再生音の音量を設定する
    ことを特徴とした請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記音声処理部は、
    前記目標位置から前記自車の現在位置への方向に合致するように前記再生音を前記再生部に再生させる
    ことを特徴とした請求項1、または項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 経路案内部と、
    算出部と、
    音声処理部と、
    音声再生部と
    を備えたナビゲーション装置において、
    前記経路案内部が自車の現在位置からユーザが設定した目標までの案内経路を設定するステップと
    前記算出部が前記目標位置と前記自車の現在位置との相対速度を算出するステップと、
    音声処理部前記相対速度に応じて再生音のピッチを設定するステップと、
    前記音声再生部が前記ピッチで再生音を再生するステップと、
    を有することを特徴とするナビゲーション方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018157485A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 ヤマハ株式会社 ヘッドフォン
WO2021153732A1 (ja) * 2020-01-30 2021-08-05 いすゞ自動車株式会社 報知装置

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