JP2016211674A - 筒状保護部材及び筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管 - Google Patents

筒状保護部材及び筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管 Download PDF

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Abstract

【課題】ガス用ポリエチレン管の外側を覆う筒状保護部材に係り、特に、シートを幅方向中心で折返して、幅方向の両端部を二重にした状態で、両端部に固着部と非固着部とを交互に設けて筒状に形成して、ガス用ポリエチレン管の施工が容易な筒状保護部材とした技術である。【解決手段】地中に埋設される所定長のガス用ポリエチレン管の外側を覆う筒状保護部材であって、筒状保護部材1は、ガス用ポリエチレンと略同じ長さと、ガス用ポリエチレン管の外周長さよりも大きな幅とを有するシート2を幅方向中心2cで折返して、幅方向の両端部21を二重にした状態で、両端部21に固着部22と非固着部23とを交互に設けて筒状に形成し、シート2は、少なくとも合成樹脂製のフラットヤーンの織布2枚をラミネートしたものであり、固着部22の長さを400mm〜800mmとし、非固着部23の長さを70mm〜200mmとし、固着部22の引裂強さを20N〜40Nとしたものである。【選択図】図1

Description

本発明は、地中に埋設される所定長のガス用ポリエチレン管の外側を覆う筒状保護部材及びそれを装着したガス用ポリエチレン管に係り、特に、シートを幅方向中心で折返して、幅方向の両端部を二重にした状態で、前記両端部に固着部と非固着部とを交互に設けて筒状に形成して、ガス用ポリエチレン管の施工が容易な筒状保護部材とした技術である。
従来、地中に埋設されるガス用管として、耐震性、耐腐食性、柔軟性、高ねじれ応力等からポリエチレン管が多用されており、ガス用ポリエチレン管を地中に埋設するときは、山砂の使用量の削減と同時に、掘削残土の廃棄処分を削減するために、道路管理者の許可を得て、掘削土をそのまま埋め戻したり、再生して埋め戻したりするようにしている。
そして、従来、ガス用ポリエチレン管は、埋設場所を掘削して配管した後、埋め戻し前に各種の保護部材を装着して、埋め戻し土の中の岩石による損傷や、埋設後の再度掘削時のショベルなどの掘削工具での損傷を防止するようにしている。
従来のガス用ポリエチレン管の保護部材として、耐衝撃性樹脂による円筒状の周壁を可撓性の蛇腹状に形成し、軸方向全長に亘ってガス管に着脱するための割れ目を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のガス用ポリエチレン管の保護部材として、硬質塩化ビニール樹脂製で、軸線方向に切欠け部と、切欠け部から周方向に延びる複数のスリットとを形成するとともに、内周面に複数条のリブを軸線方向に形成したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、従来のガス用ポリエチレン管の保護部材として、断面が一部切欠かれた樹脂製筒状であって、内周面に長手方向に沿って複数条のリブを形成するとともに、外周面に複数条のリブを形成されたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
実公平3−11515号公報 特開平8−145278号公報 実開平5−40694号公報
特許文献1〜特許文献3に記載された従来のガス用ポリエチレン管の保護部材は、いずれも、埋設場所を掘削して配管した後、埋め戻し前に保護部材を装着するようにしているために、ガス用ポリエチレン管を埋設場所に運搬するときに損傷しない梱包が必要であり、取扱いにも注意しなければならないという課題があった。
また、埋設場所において配管後に保護部材を現場装着しなければならないという課題があった。
そこで、本発明は、このような従来の技術が有している課題を解決しようとするものであり、ガス用ポリエチレン管を埋設場所に搬送する前に事前に、装着可能とした筒状保護部材及びそれを装着したガス用ポリエチレン管を提供することを目的としている。
請求項1に係る本発明の筒状保護部材は、地中に埋設される所定長のガス用ポリエチレン管の外側を覆う筒状保護部材であって、
前記筒状保護部材は、前記ガス用ポリエチレン管の所定長と略同じ長さと、前記ガス用ポリエチレン管の外周長さよりも大きな幅とを有するシートを幅方向中心で折返して、幅方向の両端部を二重にした状態で、前記両端部に固着部と非固着部とを交互に設けて筒状に形成し、
前記シートは、少なくとも合成樹脂製のフラットヤーンの織布2枚をラミネートしたものであり、
前記固着部の長さを400mm〜800mmとし、前記非固着部の長さを70mm〜200mmとし、
前記固着部の引裂強さを20N〜40Nとしたものである。
請求項2に係る本発明の筒状保護部材は、請求項1に記載の筒状保護部材の構成に加え、前記固着部は、ヒートシールにより形成したものである。
請求項3に係る本発明の筒状保護部材は、請求項1に記載の筒状保護部材の構成に加え、前記固着部は、縫製により形成したものである。
請求項4に係る本発明の筒状保護部材は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の筒状保護部材の構成に加え、前記シートにおけるフラットヤーンの材質を、ポリエチレン樹脂としたものである。
請求項5に係る本発明の筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の筒状保護部材により、前記ガス用ポリエチレン管の外側を覆ったものである。
請求項1に係る本発明の効果は、筒状保護部材は、地中に埋設される所定長のガス用ポリエチレン管の所定長と略同じ長さと、前記ガス用ポリエチレン管の外周長さよりも大きな幅とを有するシートを幅方向中心で折返して、幅方向の両端部を二重にした状態で、前記両端部に固着部と非固着部とを交互に設けて筒状に形成し、前記シートは、少なくとも合成樹脂製のフラットヤーンの織布2枚をラミネートしたものであり、前記固着部の長さを400mm〜800mmとし、前記非固着部の長さを70mm〜200mmとし、前記固着部の引裂強さを20N〜40Nとしたから、ガス用ポリエチレン管を埋設場所に搬送する前に事前に、筒状保護部材を装着して、埋設現場に搬送することができるので、ガス用ポリエチレン管の搬送時の取扱いが容易であり、かつ、筒状保護部材を装着したガス用ポリエチレン管を埋設場所にそのまま配管をすることができるのである。
また、ガス用ポリエチレン管の配管時に、分岐管の接続のためのチーズの介設、サドルの設置、水取器の介設等のために、筒状保護部材からガス用ポリエチレン管を露出させる必要があるときには、作業者が非固着部から作業手袋をはめたままで固着部を裂くことができるので、配管作業も容易に行うことができるのである。
請求項2に係る本発明の効果は、請求項1に係る本発明の効果に加え、筒状保護部材は、前記固着部を、ヒートシールにより形成したから、ヒートシール装置を設置することにより容易に製作することができるのである。
請求項3に係る本発明の効果は、請求項1に係る本発明の効果に加え、筒状保護部材は、前記固着部を、縫製により形成したから、ミシンを設置することにより容易に製作することができるのである。
請求項4に係る本発明の効果は、請求項1〜請求項3のいずれかの効果に加え、筒状保護部材は、前記シートにおけるフラットヤーンの材質を、ポリエチレン樹脂としたから、汎用の安価なシートにより製作することができるのである。
請求項5に係る本発明の効果は、請求項1〜請求項4のいずれかに係る筒状保護部材により、前記ガス用ポリエチレン管の外側を覆っているから、請求項1〜請求項4のいずれかに係る筒状保護部材の効果を備えた筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管とすることができるのである。
本発明の第一の実施の形態に係る筒状保護部材を板状となるように内面が近接接した部分平面図である。 図1の筒状保護部材を形成するシートの展開図である。 図1のA−A線拡大部分断面図である。 図1のB−B線拡大部分端面図である。 本発明の第一の実施の形態に係る筒状保護部材に固着部と非固着部とを形成するヒートシール装置の説明図であり、(a)は装置全体の説明図、(b)は固着部を形成する際のヒートシール部材の説明図、(c)は非固着部を形成する際のヒートシール部材の説明図である。 本発明の第二の実施の形態に係る筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管の部分斜視図である。 図6のC−C線断面図である。 図6のD−D線端面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付した図面により詳細に説明する。
図1〜図5は本発明の第一の実施の形態に係る図面で、図1は筒状保護部材を板状となるように内面が近接する状態にした部分平面図、図2は図1の展開図、図3は図1のA−A線拡大部分断面図、図4は図1のB−B線拡大部分端面図、図5はヒートシール装置の説明図であり、図6〜図8は本発明の第二の実施の形態に係る図面で、図6は筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管の部分斜視図、図7は図6のC−C線断面図、図8は図6のD−D線端面図である。
第一の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1〜図5において、1は、地中に埋設される呼び径100Aのガス用ポリエチレン管の外側を覆う筒状保護部材である。
地中に埋設されるガス用ポリエチレン管は長さを5500mmとしたものが汎用されており、筒状保護部材1は、前記ガス用ポリエチレン管の長さ5500mmと同じ長さに形成している。
また、呼び径100Aのガス用ポリエチレン管の外径は114mmで、外周長さは358mmであり、前記筒状保護部材1は、前記ガス用ポリエチレン管の外周長さ358mmよりも大きな幅420mm(図2参照)を有するシート2から形成するのである。
筒状保護部材1を形成するシート2は、少なくとも合成樹脂製のフラットヤーン26a、26bをラミネートしたものであり、幅方向中心2cで折返して、幅方向の両端部21を二重にした状態で、二重の両端部21に固着部22と非固着部23とを交互に設けて、筒状保護部材1に形成するのである。
また、筒状保護部材1は、前記固着部22の長さを約600mmとして、固着部22を両端を含む7箇所に形成するとともに、6箇所の隣合う固着部22間を長さ約100mmの非固着部23としている。
シート2の積層構造の詳細は、筒状保護部材1に形成した状態で、図3及び図4に示すように、5層の積層構造である。
そして、筒状保護部材1は、表面側から、厚さ18μmのPP(ポリプロピレン)印刷フィルム24、厚さ10μmのLDPE(低密度ポリエチレン)フィルム25a、2000デニール(222.2テックス)のHDPE(高密度ポリエチレン)フラットヤーンから織った10×10/平方インチの織布26a、厚さ10μmのLDPE(低密度ポリエチレン)フィルム25b及び2000デニール(222.2テックス)のHDPE(高密度ポリエチレン)フラットヤーンから織った10×10/平方インチの織布26bの5層をラミネートした積層構造によりシート2を形成しており、空気層27を挟んで同様にシート2を形成している。
なお、シート2の製造は、たとえば、LDPEフィルム25a、25bの融点がPP印刷フィルム24及びHDPEフラットヤーン製の織布26a、26bの融点よりも低いので、所定温度雰囲気下での圧着によりLDPEフィルム25a、25bを溶着させて積層している。
筒状保護部材1に固着部22と非固着部23とを形成方法の一例は、図5に示すように、ヒートシール装置3により行うのであり、ヒートシール装置3は、供給ロール32、ヒートシール部材31、一対の送りロール33a、33b及び巻取ロール34を備えている。
供給ロール32には、シート2を幅方向中心2cで折返して、幅方向の二重の両端部21を下方にし、折返し部を上方にした状態で、シート2を巻き付けている。
ヒートシール部材31は、シート2の両端部21の外側に位置して両端部21間を縮める方向に駆動可能な一対の開閉具31a、31bと、シート2の両端部21間に位置して両端部21の内面を加熱可能な加熱具31cとを備えている。
加熱具31cは、電気ヒータ(図示せず)で約200℃に加熱され、シート2の両端部21を約5mmの幅で接触可能に形成している。
一対の送りロール33a、33bは、一対の開閉具31a、31bの間欠的な開と閉とにより、シート2の両端部21に7箇所の固着部22と6箇所の非固着部23とを形成するように連続的に所定速度で駆動するようにしている。
加熱具31cの表面温度と、送りロール33a、33bの送り速度とは、固着部22の引裂強さが30Nとなるように、試運転により引裂強さの試験により定めるのである。
引裂強さの試験は、「JISL 1096:2010 織物及び編物の生地試験方法」に準拠して行い、引裂強さが約30Nとなるように、例えば、加熱具31cの表面温度を約200℃に固定して、送りロール33a、33bの送り速度を調節するのである。
そして、試運転により、送りロール33a、33bの送り速度を設定して駆動し、加熱具31cを電気ヒータにより連続的に通電して加熱し、開閉具31a、31bをシート2が600mmが通過する際に閉じ、100mm移動する際に開くように制御することで、シート2の二重の両端部21に600mmの固着部22と100mmの非固着部23とを交互に設けて、筒状保護部材1に形成するのである。
なお、筒状保護部材1の長手方向両端部を固着部22としながら、長尺のシート2から多数の筒状保護部材1を形成するには、5500mmごとに切断することとなり、切断部の前後を固着部22とする必要があり、1200mmの固着部22を形成するように、開閉具31a、31bを制御するのである。
また、筒状保護部材1の外表面には、透明の印刷フィルム24を積層しており、図1及び図2に示すように、「ガス管注意」と「ガス会社の立会いを求めて下さい」とを2段書きの黒色文字で印刷している。
フラットヤーンから織った織布26a、26bは緑色であり、透明の印刷フィルム24に印刷した上記注意書が目立つようにして、筒状保護部材1で覆ったガス用ポリエチレン管の埋設後の再度掘削時に損傷しないように注意喚起するようにしている。
以上の第一の実施の形態では、シート2を形成するフラットヤーンを織った織布26a、26bをHDPE製としたが、PP製等の合成樹脂製でもよいことはもちろんである。
また、以上の第一の実施の形態では、シート2は、PP(ポリプロピレン)印刷フィルム24、LDPEフィルム25a、HDPEフラットヤーンから織った織布26a、LDPE(フィルム25b及びHDPEフラットヤーンから織った織布26bの5層をラミネートした積層構造としたが、少なくとも合成樹脂製のフラットヤーンの織布2枚をラミネートしたものであれば、他のフィルムを省略してもよい。
以上の第一の実施の形態では、固着部22の長さを約600mmとし、非固着部23の長さを約100mmとしたが、固着部の長さを400mm〜800mmとし、非固着部の長さを70mm〜200mmとして、ガス用ポリエチレン管の配管時に、筒状保護部材からガス用ポリエチレン管を容易に露出させることができればよい。
また、以上の第一の実施の形態では、要があるときには、作業者が非固着部から作業手袋をはめたままで固着部を裂くことができるので、配管作業も容易に行うことができるのである。
以上の第一の実施の形態では、固着部22の引裂強さが30Nとなるようにしたが、固着部の引裂強さは、作業者が非固着部から作業手袋をはめたままで固着部を裂くことができように20N〜40Nであればよい。
また、以上の第一の実施の形態では、固着部22の形成をヒートシールにより行うようにしたが、縫製でもよく、接着剤の塗布でもよく、要は引裂強さを20N〜40Nとなるように固着部を形成すればよい。
次に、第二の実施の形態を図6〜図8に基づいて説明する。
図6〜図8において、11は、第一の実施の形態で説明した筒状保護部材1により、地中に埋設される呼び径100Aで長さ5500mmのガス用ポリエチレン管11aの外側を覆った筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管である。
筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管11は、図7及び図8に示すように、ガス用ポリエチレン管11aを埋設場所に搬送する前に事前にガス用ポリエチレン管11aの製造工場において、筒状保護部材1を装着して、埋設現場に搬送するのである。
このように、事前にガス用ポリエチレン管11aを筒状保護部材1により覆って筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管11とすることにより、搬送時の取扱いが容易であり、かつ、筒状保護部材1を装着したガス用ポリエチレン管11を埋設場所にそのまま配管をすることができるのである。
また、筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管11の配管時に、分岐管の接続のためのチーズの介設、サドルの設置、水取器の介設等の必要があるときには、作業者が筒状保護部材1の非固着部23から作業手袋をはめたままで固着部22を裂いて、ガス用ポリエチレン管11aを露出させ、配管作業も容易に行うことができるのである。
呼び径100Aのガス用ポリエチレン管は、外径が114mmで、外周長さが358mmであり、筒状保護部材1は二重にした両端部21の合計10mmを除いたシート幅410mmである。
したがって、筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管11は、筒状保護部材1により、ガス用ポリエチレン管11aを覆うと、筒状保護部材1の内面とガス用ポリエチレン管11aの外側との間に空所11bができるようにしており、筒状保護部材1によりガス用ポリエチレン管11aの外側を覆う作業を容易にできるようにしている。
以上の実施の形態2では、筒状を形成するシート幅を410mmとした筒状保護部材1により、呼び径100Aのガス用ポリエチレン管11aを覆うようにしたが、呼び径75Aのガス用ポリエチレン管を覆うようにしてもよい。
この場合、75Aのガス用ポリエチレン管の外径は89mmであるから、筒状保護部材1の内面との間に呼び径100Aのガス用ポリエチレン管を覆った際に生ずる空所11bよりも大きな空所が生ずることとなる。
また、以上の実施の形態2では、筒状を形成するシート幅を410mmとした筒状保護部材1により、呼び径100A又は75aのガス用ポリエチレン管を覆うようにしたが、シート幅を呼び径50A用、150A用及び200A用のガス用ポリエチレン管を覆うように製作することにより、呼び径50A用で25A用及び30A用を兼用させて、ガス用ポリエチレン管の汎用外径のものを網羅することができる。
なお、呼び径200A用で150A用を兼用させる筒状保護部材とすることもできるが、200A用の外径が216mmで、150A用の外径が165mmであり、150A用は200A用よりもシート幅が160mm狭いもので足りるから、材料の節減のために200A用と150A用とのそれぞれの筒状保護部材を製作することが望ましい。
また、ガス管用ポリエチレン管の長さが5000mmの場合、筒状保護部材も略同じ長さの約5000mmとするのである。
また、以上の実施の形態では、具体的な寸法などの数値や材質を例示したが、必要な仕様に合わせて適宜変更することができることはもちろんである。
1 筒状保護部材
11 筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管
11a ガス用ポリエチレン管
2 シート
2c 幅方向中心
21 両端部
22 固着部
23 非固着部
26a、26b HDPEフラットヤーン

Claims (5)

  1. 地中に埋設される所定長のガス用ポリエチレン管の外側を覆う筒状保護部材であって、
    前記筒状保護部材は、前記ガス用ポリエチレン管の所定長と略同じ長さと、前記ガス用ポリエチレン管の外周長さよりも大きな幅とを有するシートを幅方向中心で折返して、幅方向の両端部を二重にした状態で、前記両端部に固着部と非固着部とを交互に設けて筒状に形成し、
    前記シートは、少なくとも合成樹脂製のフラットヤーンの織布2枚をラミネートしたものであり、
    前記固着部の長さを400mm〜800mmとし、前記非固着部の長さを70mm〜200mmとし、
    前記固着部の引裂強さを20N〜40Nとしたことを特徴とする筒状保護部材。
  2. 前記固着部は、ヒートシールにより形成したことを特徴とする請求項1に記載の筒状保護部材。
  3. 前記固着部は、縫製により形成したことを特徴とする請求項1に記載の筒状保護部材。
  4. 前記シートにおけるフラットヤーンの材質を、ポリエチレン樹脂としたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の筒状保護部材。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の筒状保護部材により、前記ガス用ポリエチレン管の外側を覆ったことを特徴とする筒状保護部材付ガス用ポリエチレン管。
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