JP2016210567A - 乗客コンベアの監視システムおよび乗客コンベアの監視方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 利用者の利用状況を詳細に把握し、これに基づいて事故防止対策のための適格な制御を行う乗客コンベアの監視システムおよび乗客コンベアの監視方法を提供する。
【解決手段】 実施形態によれば乗客コンベアの監視システムは、乗客コンベア内の異なる箇所を撮影する複数のカメラ装置と撮像情報解析部と制御部とを備える。撮像情報解析部は複数のカメラ装置で生成された撮像情報を解析し、乗客コンベアの異常事態を誘発する恐れのある状態にあることを対応する撮影カメラ装置で撮影された撮像情報から検知すると、該当する状態識別情報を特定する。制御部は特定された状態識別情報に対応する乗客コンベア内の機器の動作を制御する。
【選択図】図2
【解決手段】 実施形態によれば乗客コンベアの監視システムは、乗客コンベア内の異なる箇所を撮影する複数のカメラ装置と撮像情報解析部と制御部とを備える。撮像情報解析部は複数のカメラ装置で生成された撮像情報を解析し、乗客コンベアの異常事態を誘発する恐れのある状態にあることを対応する撮影カメラ装置で撮影された撮像情報から検知すると、該当する状態識別情報を特定する。制御部は特定された状態識別情報に対応する乗客コンベア内の機器の動作を制御する。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、乗客コンベアの監視システムおよび乗客コンベアの監視方法に関する。
従来、乗客コンベアにおいては、乗客コンベア上での利用者の転倒や欄干の外側への転落等を防止するため、様々な対策が採られている。例えば、アナウンスやステッカーによる注意喚起を行ったり、利用者の異常行動を検知したときに運転速度を低下させたり緩やかに停止させたりすることが行われている。
しかし、アナウンスやステッカーによる注意喚起では利用者が認識しづらい場合があるという問題があった。また、運転速度を低下させたり停止させたりすると輸送能力が低下し、サービスが低下するという問題があった。また、実際に利用者の転倒や転落が発生した場合に、再発防止のために、管理者が発生状況を詳細に把握したいという要望があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、利用者の利用状況を詳細に把握し、これに基づいて事故防止対策のための適格な制御を行う乗客コンベアの監視システムおよび乗客コンベアの監視方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によれば乗客コンベアの監視システムは、乗客コンベア内の異なる箇所を撮影する複数のカメラ装置と撮像情報解析部と制御部とを備える。撮像情報解析部は、複数のカメラ装置で生成された撮像情報を解析し、乗客コンベアの異常事態を誘発する恐れのある状態にあることを、対応する撮影カメラ装置で撮影された撮像情報から検知すると、該当する状態識別情報を特定する。制御部は、特定された状態識別情報に対応する乗客コンベア内の機器の動作を制御する。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態においては、本発明を適用した乗客コンベアの例として、多数の踏段が連続して階段状に上下に移動することで乗客を上下階に亘って搬送するエスカレータを例示するが、本発明は、多数の踏段が連続して水平に移動することで乗客を搬送する動く歩道(オートロード)に対しても有効に適用可能である。
〈一実施形態によるエスカレータの監視システムの構成〉
本実施形態によるエスカレータの監視システムの構成について、図1および図2を参照して説明する。監視システム1は、乗り口21が下階にあり降り口22が上階にあるエスカレータ2の利用者の状態を監視し、監視結果に基づいてエスカレータ2の動作を制御するシステムであり、第1カメラ装置11と、第2カメラ装置12と、第3カメラ装置13と、画像解析装置14と、制御盤15と、スピーカ16と、モータ17とを備える。
本実施形態によるエスカレータの監視システムの構成について、図1および図2を参照して説明する。監視システム1は、乗り口21が下階にあり降り口22が上階にあるエスカレータ2の利用者の状態を監視し、監視結果に基づいてエスカレータ2の動作を制御するシステムであり、第1カメラ装置11と、第2カメラ装置12と、第3カメラ装置13と、画像解析装置14と、制御盤15と、スピーカ16と、モータ17とを備える。
第1カメラ装置11は、下階の天井に設置され、乗り口21およびその周辺エリアA1を撮影する。第2カメラ装置12は、エスカレータ2を俯瞰する位置に設置され、乗り口21と降り口22との間の踏段23による移動エリアA2を撮影する。第3カメラ装置13は、上階の天井に設置され、降り口22およびその周辺エリアA3を撮影する。
画像解析装置14は、状態情報記憶部141と、撮像情報取得部142と、撮像情報解析部143とを有する。状態情報記憶部141は、予め設定された、エスカレータ2における異常事態を誘発する恐れのある状態に関する複数の状態情報と、当該複数の状態情報をそれぞれ識別するための状態識別情報と、当該複数の状態情報それぞれに対応するカメラ装置の識別情報とを格納した状態情報テーブルを記憶する。撮像情報取得部142は、第1カメラ装置11で撮影されたエリアA1の撮像情報、第2カメラ装置12で撮影されたエリアA2の撮像情報、および、第3カメラ装置13で撮影されたエリアA3の撮像情報を取得する。撮像情報解析部143は、撮像情報取得部142で取得された各撮像情報を解析し、状態情報記憶部141の状態情報テーブルに格納された状態情報に該当する状態にあることを、当該状態情報に対応する撮影カメラ装置で撮影された撮像情報から検知すると、該当する状態識別情報を特定して制御盤15に送信する。
制御盤15は、制御情報記憶部151と、制御内容特定部152と、音声出力制御部153と、運転制御部154とを有する。制御情報記憶部151は、予め設定された、状態識別情報ごとの、想定される異常事態を示す情報と、当該異常事態の発生防止のために行うエスカレータ2内の機器(スピーカ16およびモータ17)の制御内容とを格納した制御情報テーブルを記憶する。制御内容特定部152は、画像解析装置14から状態識別情報を取得すると、制御情報記憶部151に記憶された制御情報テーブルを参照することにより、当該状態識別情報に基づいて想定される異常事態およびこれを防止するためのエスカレータ2内の機器に関する制御内容を特定する。音声出力制御部153は、制御内容特定部152において音声アナウンスを出力する制御内容が特定されると、対応するアナウンス情報を、エスカレータ2内に設置されたスピーカ16から出力させる。運転制御部154は、制御内容特定部152においてエスカレータ2の運転速度を変更させるかまたは運転を停止させる制御内容が特定されると、特定された制御内容に基づいてエスカレータ2のモータ17を動作させる。
〈一実施形態によるエスカレータの監視システムの動作〉
次に、本実施形態によるエスカレータ2の監視システム1の動作について説明する。本実施形態において、画像解析装置14の状態情報記憶部141には、図3に示す状態情報テーブルが記憶されている。当該状態情報テーブルには、エスカレータ2における異常事態を誘発する恐れのある状態に関する状態情報「利用者が多数であり、且つ多くの人がベルトをつかんでいない」に対応する情報として、状態識別情報[1]および対応する第2カメラ装置12を示す情報が格納されている。また、状態情報「手すりベルトから身を乗り出している」に対応する情報として、状態識別情報[2]および対応する第2カメラ装置12を示す情報が格納されている。また、状態情報「長靴またはクロックス(登録商標)を履いている利用者が多数いる」に対応する情報として、状態識別情報[3]および対応する第1カメラ装置11、第2カメラ装置12、第3カメラ装置13を示す情報が格納されている。また、状態情報「泥酔者がいる」に対応する情報として、状態識別情報[4]および対応する第1カメラ装置11、第2カメラ装置12、第3カメラ装置13を示す情報が格納されている。また、状態情報「高齢者が乗場で滞留している(うまく乗車できていないと予測)」に対応する情報として、状態識別情報[5]および対応する第1カメラ装置11、第3カメラ装置13を示す情報が格納されている。また、状態情報「インレット付近で人が滞留している(遊んでいると予測)」に対応する情報として、状態識別情報[6]および対応する第1カメラ装置11、第3カメラ装置13を示す情報が格納されている。
次に、本実施形態によるエスカレータ2の監視システム1の動作について説明する。本実施形態において、画像解析装置14の状態情報記憶部141には、図3に示す状態情報テーブルが記憶されている。当該状態情報テーブルには、エスカレータ2における異常事態を誘発する恐れのある状態に関する状態情報「利用者が多数であり、且つ多くの人がベルトをつかんでいない」に対応する情報として、状態識別情報[1]および対応する第2カメラ装置12を示す情報が格納されている。また、状態情報「手すりベルトから身を乗り出している」に対応する情報として、状態識別情報[2]および対応する第2カメラ装置12を示す情報が格納されている。また、状態情報「長靴またはクロックス(登録商標)を履いている利用者が多数いる」に対応する情報として、状態識別情報[3]および対応する第1カメラ装置11、第2カメラ装置12、第3カメラ装置13を示す情報が格納されている。また、状態情報「泥酔者がいる」に対応する情報として、状態識別情報[4]および対応する第1カメラ装置11、第2カメラ装置12、第3カメラ装置13を示す情報が格納されている。また、状態情報「高齢者が乗場で滞留している(うまく乗車できていないと予測)」に対応する情報として、状態識別情報[5]および対応する第1カメラ装置11、第3カメラ装置13を示す情報が格納されている。また、状態情報「インレット付近で人が滞留している(遊んでいると予測)」に対応する情報として、状態識別情報[6]および対応する第1カメラ装置11、第3カメラ装置13を示す情報が格納されている。
また本実施形態において、制御盤15の制御情報記憶部151には、図4に示す制御情報テーブルが記憶されている。当該制御情報テーブルには、状態識別情報[1]により想定される情報「将棋倒しによる転倒事故」を防止するための制御内容「注意アナウンス『手すりベルトにおつかまり下さい。』をスピーカから出力」を示す情報が格納されている。また状態識別情報[2]により想定される情報「転落事故」を防止するための制御内容「注意アナウンス『手すりから身を乗り出さないで下さい。』をスピーカから出力」を示す情報、および制御内容「緩やか停止」を示す情報が格納されている。また状態識別情報[3]により想定される情報「ステップと踏段と間の挟まれ事故」を防止するための制御内容「注意アナウンス『長靴やクロックス(登録商標)はステップに挟まれ易いのでご注意ください。』をスピーカから出力」を示す情報が格納されている。また状態識別情報[4]により想定される情報「転倒事故」を防止するための制御内容「注意アナウンス『足元に気を付けて下さい。』をスピーカから出力」を示す情報、および制御内容「低速に変更」を示す情報が格納されている。また状態識別情報[5]により想定される情報「転倒事故」を防止するための制御内容「低速に変更」を示す情報が格納されている。また状態識別情報[6]により想定される情報「インレットへの挟まれ事故」を防止するための制御内容「注意アナウンス『エスカレータの近くで遊ぶのは危険です。』をスピーカから出力」を示す情報、および制御内容「緩やか停止」を示す情報が格納されている。
これらのテーブルが記憶されている状態で、監視システム1において実行される処理について、図5のシーケンス図を参照して説明する。
まず、エスカレータ2の稼働中に、第1カメラ装置11においてエリアA1が撮影され、生成された撮像情報が画像解析装置14に送信される(S1)。同様に、第2カメラ装置12においてエリアA2が撮影され、生成された撮像情報が画像解析装置14に送信される(S2)。同様に、第3カメラ装置13においてエリアA3が撮影され、生成された撮像情報が画像解析装置14に送信される(S3)。
画像解析装置14では、各カメラ装置から送信された撮像情報が撮像情報取得部142で取得され、撮像情報解析部143において画像解析処理が実行される(S4)。画像解析処理により、状態情報記憶部141の状態情報テーブルに格納された状態情報に該当する状態にある(エスカレータ2における異常事態を誘発する恐れのある状態にある)ことが、当該状態情報に対応する撮影カメラ装置で撮影された撮像情報から検知されると、状態情報テーブルの情報に基づいて、該当する状態識別情報が特定される。特定された状態識別情報は、制御盤15に送信される(S6)。
制御盤15では、画像解析装置14から送信された状態識別情報が制御内容特定部152で取得され(S7)、制御情報記憶部151に記憶された制御情報テーブルが参照され、当該状態識別情報に基づいて想定される異常事態およびを防止するためのエスカレータ2内の機器に関する制御内容が特定される(S8)。
ここで、特定されたエスカレータ2内の機器に関する制御内容が、音声アナウンスの出力に関するものであるときには、音声出力制御部153からスピーカ16に対し、対応するアナウンス情報を出力させるよう制御が行われる。また、特定された制御内容が、エスカレータ2の運転速度を変更させるかまたは運転を停止させるものであるときには、運転制御部154からモータ17に対し、該当する動作を実行させるよう制御が行われる(S9)。
以上の実施形態によれば、カメラ装置によりエスカレータを撮影した撮像情報を用いて利用者の利用状況を詳細に把握し、これに基づいて事故防止対策のための適格な制御を行うことができる。また、エスカレータを撮影することにより、実際に利用者の転倒や転落が発生した場合に、再発防止のために、管理者が撮像情報を再生して発生状況を詳細に把握することができる。
上述した実施形態においては、スピーカをエスカレータ内に1台設置した場合について説明したが、乗り口、降り口、および移動エリア等、複数個所に設置してもよい。この場合、異常事態を誘発する恐れのある状態にあることを検知した撮像情報を生成したカメラ装置の設置場所に最も近いスピーカから、該当するアナウンス情報を出力させるようにすることができる。
また上述した実施形態において、図1のような上り方向のエスカレータ2では、利用者は、第1カメラ装置11→第2カメラ装置12→第3カメラ装置13により順に撮影される。そこで、画像解析装置14の撮像情報解析部143において、第1カメラ装置11で撮影された撮像情報を解析したときに、状態情報テーブルに格納された状態情報に該当する状態にあるか否かが不明瞭である(グレーゾーンである)と判定されたときには、その後段の第2カメラ装置12の撮像情報の解析処理を、注意レベルを上げて行うようにしてもよい。ここで「注意レベルを上げる」処理として、例えば、当該利用者に関して解像度を上げて撮像情報の解析処理を行うようにしたり、状態情報に該当する状態にあるか否かの判定レベルを下げるようにすることが挙げられる。状態情報に該当する状態にあるか否かの判定レベルを下げる処理として具体的には、前段の第1カメラ装置11の撮像情報に続いて後段の第2カメラ装置12の撮像情報からも当該利用者についてグレーゾーンに該当すると判定したときに「状態情報テーブルに格納された状態情報に該当する」と判定するようにすることが挙げられる。このとき、当該利用者が前段の第1カメラ装置11による撮影エリアから出て、所定時間経過後(例えば2秒後)から数秒間、後段の第2カメラ装置12による撮像情報の解析処理の注意レベルを上げるようにしてもよい。また、第2カメラ装置12で撮影された撮像情報を解析したときに、状態情報テーブルに格納された状態情報に該当する状態にあるか否かが不明瞭である(グレーゾーンである)と判定された利用者がいるときに、さらに後段の第3カメラ装置13の撮像情報の解析処理を、注意レベルを上げて行うようにしてもよい。このように、前段のカメラ装置による撮像情報の解析結果を後段のカメラ装置による撮像情報の解析処理に用いることにより、さらに精度の高い監視処理を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…監視システム、2…エスカレータ、11…第1カメラ装置、12…第2カメラ装置、13…第3カメラ装置、14…画像解析装置、15…制御盤、16…スピーカ、17…モータ、21…乗り口、22…降り口、23…踏段、141…状態情報記憶部、142…撮像情報取得部、143…撮像情報解析部、151…制御情報記憶部、152…制御内容特定部、153…音声出力制御部、154…運転制御部
上記目的を達成するための実施形態によれば乗客コンベアの監視システムは、乗客コンベア内の異なる箇所を撮影する複数のカメラ装置と撮像情報解析部と制御部とを備える。撮像情報解析部は、複数のカメラ装置で生成された撮像情報を解析し、乗客コンベアの異常事態を誘発する恐れのある状態にあることを、対応する撮影カメラ装置で撮影された撮像情報から検知すると、該当する状態識別情報を特定し、第1カメラ装置で撮影された撮像情報を解析したことにより、状態情報テーブルに格納された状態情報に該当する状態にあるか否かが不明瞭であると判定したときには、第2カメラ装置で撮影された撮像情報を解析する際の解像度を上げるかまたは、状態情報に該当する状態にあるか否かの判定レベルを下げ、第2カメラ装置で撮影された撮像情報を解析したことにより、状態情報テーブルに格納された状態情報に該当する状態にあるか否かが不明瞭であると判定したときには、第3カメラ装置で撮影された撮像情報を解析する際の解像度を上げるかまたは、状態情報に該当する状態にあるか否かの判定レベルを下げる。制御部は、特定された状態識別情報に対応する乗客コンベア内の機器の動作を制御する。
Claims (5)
- 乗客コンベアの乗り口およびその周辺を撮影する第1カメラ装置と、
前記乗客コンベアによる移動エリア内を撮影する第2カメラ装置と、
前記乗客コンベアの降り口およびその周辺を撮影する第3カメラ装置と、
予め設定された、前記乗客コンベアにおける異常事態を誘発する恐れのある状態に関する複数の状態情報と、当該複数の状態情報をそれぞれ識別するための状態識別情報と、当該複数の状態情報それぞれに対応する撮影カメラ装置の識別情報とを格納した状態情報テーブルを記憶する状態情報記憶部と、
前記第1カメラ装置で撮影された撮像情報、前記第2カメラ装置で撮影された撮像情報、および前記第3カメラ装置で撮影された撮像情報を解析し、前記状態情報記憶部の状態情報テーブルに格納された状態情報に該当する状態にあることを、対応する撮影カメラ装置で撮影された撮像情報から検知すると、該当する状態識別情報を特定する撮像情報解析部と、
予め設定された、前記状態識別情報ごとの、異常事態の発生を防止するための前記乗客コンベア内の機器の制御内容を格納した制御情報テーブルを記憶する制御情報記憶部と、
前記制御情報記憶部に記憶された制御情報テーブルに格納された情報に基づいて、前記撮像情報解析部で特定された状態識別情報に対応する前記乗客コンベア内の機器の制御内容を特定する制御内容特定部と、
前記制御内容特定部で特定された制御内容に基づいて、前記乗客コンベア内の機器の動作を制御する制御部と
を備えることを特徴とする乗客コンベアの監視システム。 - 前記乗客コンベア内の機器の制御内容は、前記乗客コンベア内のスピーカからの音声アナウンス情報の出力制御、または前記乗客コンベアを稼動させるモータの動作制御に関するものである
ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの監視システム。 - 前記スピーカは複数設置され、
前記制御部は、前記撮像情報解析部において、異常事態を誘発する恐れのある状態にあることを検知した撮像情報を生成したカメラ装置の設置場所に最も近いスピーカから、該当する音声アナウンス情報を出力させる
ことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベアの監視システム。 - 前記撮像情報解析部は、前記第1カメラ装置で撮影された撮像情報を解析したことにより、前記状態情報テーブルに格納された状態情報に該当する状態にあるか否かが不明瞭であると判定したときには、前記第2カメラ装置で撮影された撮像情報を解析する際の解像度を上げるかまたは、前記状態情報に該当する状態にあるか否かの判定レベルを下げ、
前記第2カメラ装置で撮影された撮像情報を解析したことにより、前記状態情報テーブルに格納された状態情報に該当する状態にあるか否かが不明瞭であると判定したときには、前記第3カメラ装置で撮影された撮像情報を解析する際の解像度を上げるかまたは、前記状態情報に該当する状態にあるか否かの判定レベルを下げる
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の乗客コンベアの監視システム。 - 第1カメラ装置で撮影された乗客コンベアの乗り口およびその周辺の撮像情報、第2カメラ装置で撮影された前記乗客コンベアによる移動エリア内の撮像情報、および第3カメラ装置で撮影された前記乗客コンベアの降り口およびその周辺の撮像情報を解析し、予め設定された、前記乗客コンベアにおける異常事態を誘発する恐れのある状態に関する複数の状態情報と、当該複数の状態情報をそれぞれ識別するための状態識別情報と、当該複数の状態情報それぞれに対応する撮影カメラ装置の識別情報とを格納した状態情報テーブルに格納された情報に基づいて、当該状態情報に該当する状態にあることを、対応する撮影カメラ装置で撮影された撮像情報から検知すると、該当する状態識別情報を特定するステップと、
予め設定された、前記状態識別情報ごとの、異常事態の発生を防止するための前記乗客コンベア内の機器の制御内容を格納した制御情報テーブルに格納された情報に基づいて、特定された状態識別情報に対応する前記乗客コンベア内の機器の制御内容を特定するステップと、
特定された制御内容に基づいて、前記乗客コンベア内の機器の動作を制御するステップとを有することを特徴とする乗客コンベアの監視方法。
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