JP2016210057A - 筆記具用のパッド印刷装置およびパッド印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】筆記具の軸筒の外周面に対し、通常のパッド印刷により図柄を転写することが可能な範囲を超える角度範囲に明瞭な図柄を印刷する。【解決手段】支持装置10は、印刷対象の筆記具をその長さ方向を水平方向に沿わせ、かつ軸筒の周方向に沿って回転可能に支持するもので、パッドPを支持する複数のパッド支持部60毎に、筆記具1の回転角度が設定される。装置の内部の制御部は、凹版2から図柄が転写された各パッドPがステージ部15の上方に移動すると、ステージ部15を各パッド支持部60に対応する位置で順に停止させながら移動させ、ステージ部15が停止する都度、その停止位置に対応するパッド支持部60に下降動作を行わせる。また、0度以外の回転角度が設定されているパッド支持部60に対しては、設定されている回転角度の分だけ筆記具1を回転させてからパッド支持部60に下降動作を行わせる。【選択図】図1
Description
本発明は、弾性を有するパッドを用いて、ボールペン、万年筆、シャープペンシルなどの筆記具の軸筒の外周面に所定の図柄を転写する印刷装置に関する。なお、この明細書で言うところの図柄とは、絵、模様、文字、記号などを表すパターンであって、これら複数種のパターンを組み合わせたものも含まれる。
ゴム製のパッドを凹版と被印刷物との間で往復動させながら凹版に塗布されたインクをパッドに移し、このパッドを被印刷物に押し付けることによって、凹版に彫られた図柄を被印刷物に転写するパッド印刷装置が知られている(たとえば特許文献1を参照。)。記念品や広告媒体として配布する目的で行われる筆記具への図柄の印刷にも、このパッド印刷装置が用いられている。
筆記具の軸筒は径の小さな筒状体であるため、周方向においてパッドを押し付けて転写を行うことができる範囲には限りがあるが、近年は趣向を凝らしたデザインの図柄を印刷するために、より広い角度範囲に図柄を印刷したいという要望が増えている。パッドをより大きく変形させて軸筒に対するパッドの接触範囲を拡大することができれば、上記の要望に応えることができるようにも思われるが、それのみで図柄を綺麗に印刷することは困難である。
たとえば、パッドの柔軟度合いを高めてパッドを大きく変形させ、図柄が転写されている範囲の全体を軸筒に接触させることができたとしても、その範囲が伸びすぎると、軸筒に転写される図柄の形が崩れてしまう。また、パッドに対する押圧力を高めることによりパッドを大きく変形させると、押圧力が解除されたときの反発力によってインクがパッドの方に戻り、軸筒への図柄の転写が不十分になる場合がある。
本発明は上記の問題点に着目してなされたもので、筆記具の軸筒に対して通常のパッド印刷により図柄を転写することが可能な範囲を超える角度範囲に明瞭な図柄を転写できるようにすることを課題とする。
本発明は、筆記具をその長さ方向を水平方向に沿わせて支持する支持装置と、所定の図柄が彫られた複数の凹版を一列に並べて支持することが可能な広さの版台と、版台の各凹版にインクを塗布するインクユニットと、弾性を有するパッドを昇降可能に支持するパッド支持部が版台に配置可能な凹版の数と同じ数だけ各凹版の並び方向に対応する方向に沿って配置されたパッド支持機構と、版台と支持装置との間でパッド支持機構を往復動させるパッド往復動機構と、支持装置が搭載されたステージ部をパッド支持部の並び方向に沿って往復動させるステージ部往復動機構と、前記の各機構の動作を制御する制御部と、制御部の制御に関わる設定のための操作を受け付ける操作部と、操作により設定された内容を表示する表示部とを備えた、筆記具専用のパッド印刷装置を提供する。
上記の支持装置は、筆記具を水平姿勢が維持された状態で当該筆記具の軸筒の周方向に沿って回転可能に支持する支持具と、支持具に支持された筆記具を回転させる回転機構とを備える。操作部では、パッド支持機構のパッド支持部毎に、支持具の筆記具の回転角度を設定する操作を受け付ける。
制御部は、パッド支持機構を往復動機構によりステージ部の上方位置まで移動させたことに応じて、前記ステージ部がパッド支持機構の各パッド支持部に対応する位置で順に停止しながら移動するようにステージ部往復動機構の動作を制御しつつ、ステージ部が停止する都度、その停止位置に対応するパッド支持部に下降動作を行わせる。また0度以外の回転角度が設定されているパッド支持部を下降させる場合には、その下降より前に支持装置の回転機構を動かして、当該パッド支持部に設定されている回転角度だけ筆記具を回転させる。
上記構成のパッド印刷装置により、筆記具の軸筒に対し通常のパッド印刷による転写範囲より広い範囲への印刷を行うには、あらかじめ、印刷対象の図柄全体を表す原図の形態や幅(軸筒の周方向に対応する側の長さ)や色の分布などをふまえて、この原図を幅方向の少なくとも一カ所を含む所定数の位置で分割し、分割により生じた領域毎に、その領域内の図柄を元に少なくとも一枚の凹版を作成する。そして各凹版を転写の順序に従って版台に一列に並べ、これらの凹版に対応するパッド支持部にパッドを取り付け、各パッドを下降させる順序や各パッドにどの領域の図柄が転写されるかに基づき、1つ前に下降する隣のパッドとは異なる領域の図柄が転写されたパッドを支持するパッド支持部に対し、隣のパッドが接触した範囲を超える範囲に当該パッドを接触させるのに必要な回転角度を設定する操作を行う。
上記の設定後にパッド印刷装置を動かすと、支持装置により支持された筆記具がステージ部の動きに従って各パッド支持部に対応する位置に順に停止しながら移動し、毎回の停止の都度、筆記具の上方に位置しているパッドがパッド支持部の動きに従って下降して筆記具の軸筒に押し付けられる。また、0度以外の回転角度が設定されているパッド支持部が下降する場合には、その下降より前に回転機構が作動して、支持具に支持されている筆記具が設定された回転角度の分だけ回転し、その回転によって図柄の転写範囲が変更される。
上記の処理により、原図から切り分けられた複数の領域の図柄を、軸筒の外周面に対し、原図と同様の関係をもって連なるように転写することが可能になる。また、パッド支持部毎に回転角度を設定することができるので、原図から分割される領域の数や各領域に対応させる凹版やパッドの数の変動にも支障なく対応することができる。
本発明の一実施形態にかかるパッド印刷装置では、操作部は、前記パッド支持機構のパッド支持部毎に、そのパッド支持部により支持されるパッドを筆記具の軸筒に対して押し付ける処理の時間長さを示す押圧時間と前記回転角度との設定を受け付ける。また制御部は、各パッド支持部の下降動作をそのパッド支持部に設定された押圧時間に従って制御する。
上記の実施形態によれば、下降させたパッドを軸筒に押し付けるときにかける押圧力を調整することによって図柄の転写範囲の微調整を行いつつ、直前に転写された図柄とは異なる領域に対応する図柄が転写されるタイミングで筆記具を回転させることによって、原図の図柄を忠実に再現して綺麗な仕上がりを得ることが可能になる。
本発明の他の実施形態にかかるパッド印刷装置では、支持装置の回転機構は、時計回り方向および反時計回り方向に対してそれぞれ所定の角度単位で筆記具を回転させる。したがって、筆記具の軸筒にパッドを1回押し付けることにより図柄を転写することが可能な角度範囲に相当する角度以内の値を一単位分の角度として設定すれば、筆記具を回転させた後の図柄の転写範囲を回転前の図柄の転写範囲に連ねるための設定を容易に行うことができる。
本発明によれば、支持具に支持された筆記具を適宜回転させながら、複数のパッドによる図柄の転写を順に行うことによって、通常のパッド印刷では実現できない広い角度範囲に明瞭な図柄を印刷することができる。
図1および図2は、本発明が適用された筆記具用のパッド印刷装置の概略構成を示すものである。この実施例のパッド印刷装置の機体は、所定大きさの基台101と、この基台101の背面側に連結されて前方へと延び出た逆L字型のハウジング102と、ハウジング102の前端に一体に設けられた設定装置103とにより構成される。基台101の前面側には筆記具1の支持装置10が搭載されたステージ部15を往復動可能に支持するステージ部往復動機構16が設けられ、その背後に、6枚の凹版2が横一列に配置される版台20や各凹版2に対応する数のインクタンク21を含むインクユニット22などが設けられている。設定装置103の前面には表示部および操作部として機能するタッチパネル30が嵌め込まれている。
設定装置103とハウジング102の後方側の壁部との間には、後述するパッドユニット往復動機構4のボールねじ40が水平方向に軸の長さ方向を合わせて取り付けられ、このボールねじ40によりパッドユニット昇降機構5が往復動可能に支持されている。パッドユニット昇降機構5は、垂直方向に軸の長さ方向を合わせたボールねじ50や一対のスライドレール51,51によって、凹版2と同じ数(6個)のパッド支持部60を有するパッドユニット6を昇降可能に支持するものである。
各パッド支持部60は、エアシリンダによるパッド昇降機構61(図5を参照。)が収容された角筒型の本体フレーム62や、エアシリンダのロッドの先端に一体に設けられた板状の支持フレーム63などにより構成される。図示を省略しているが、本体フレーム62には、パッド支持部60の高さや上下および左右における位置の微調整を行うための調整ねじが設けられている。支持フレーム63にはシリコンゴム製のパッドPが着脱自由に取り付けられ、パッド昇降機構61のロッドの伸縮によって支持フレーム63と共にパッドPが上下動する。
各パッド支持部60には、大きさや形状が異なる複数種のパッドの中から、印刷される図柄に適したものとして選択されたパッドPが取り付けられる。なお、図1では、凹版2やパッドPが6個ずつ設けられている例が示されているが、印刷対象の図柄の形態や色彩などに応じて、6以下の任意の数の凹版2やパッドPを配置すればよい。
図3および図4は、筆記具1を支持する支持装置10の詳細な構成を示すものである。この実施例の支持装置10は、筆記具1をその長さ方向を水平方向に沿わせて支持する支持具7と、筆記具1を軸回転させるための回転処理部8と、支持具に支持された筆記具1の下端部を支える補助支持部9とにより構成される。
支持具7は、筆記具1の上端部を把持する支持片70,筆記具1の軸筒1Cの中間位置を支える溝を有する台部71および一対のガイドローラ72,73などにより構成され、適所に、筆記具1を検出するためのセンサ(図示省略)が設けられている。支持片70は、回転処理部8の前面側に突き出た回転軸80に一体に設けられ、回転軸80の回転に従って筆記具1を把持した状態のまま回転する。回転処理部8の内部には、サーボモータを駆動源とする回転機構81(図5参照。)が収容されている。
補助支持部9は、支持具8に対向する側の面が開口された本体の中に設けられた出入機構91(図5参照)により、本体の開口部分から支持片90を出し入れするものである。支持片90の支持具8に対向する側の面には、筆記具の下端部(ペン先側)を挿脱可能に支える穴(図示省略)が設けられている。
上記の支持具7,回転処理部8,補助支持部9を含む支持装置10はステージ部往復動機構16の動作によって、ステージ部15と共に機体の幅方向(凹版2やパッド支持部60の並び方向に対応する方向)に沿って移動する。
図5は、上記のパッド印刷装置の主要な電気構成を示したブロック図である。この実施例の制御部100は、マイクロコンピュータやインタフェース回路等が搭載された制御基板であって、機体の内部の適所に配備される。
制御部100には、図2に示したボールねじ40を含むパッドユニット往復動機構4,図1に示したボールねじ50やスライドレール51,51を含むパッドユニット昇降機構5,ステージ部往復動機構16,6個のパッド支持部60のそれぞれに設けられたパッド昇降機構61,回転処理部8の中の回転機構81,補助支持部9の中の出入機構91,タッチパネル30,インクユニット22およびその往復動機構23などが接続されている。
パッドユニット往復動機構4,パッドユニット昇降機構5,およびステージ部往復動機構16は、それぞれサーボモータを駆動源として、その動力を受けたボールねじにより移動対象物(パッドユニット6またはステージ部15)を一軸に沿って移動させる。さらに、これらの機構4,5,16には、リニアエンコーダなどの位置検出器が含まれている。これらの位置検出器からの検出信号により、制御部100は移動中のパッドユニット6やステージ部15の位置を判別しながら、各機構4,5,16の動作を制御する。
回転機構81は、サーボモータやその駆動回路を含むもので、モータの回転により回転軸80を軸回転させる。各パッド支持部60のパッド昇降機構61は前記したようにエアシリンダを含むもので、エアシリンダのロッドを伸張させることによって、このロッドに支持フレーム63を介して取り付けられているパッドPを、パッドユニット昇降機構5による下降位置よりさらに下降させる。出入機構91もエアシリンダを含むもので、エアシリンダのロッドを伸張させることによって支持片90を支持具7の側へと押し出し、ロッドを縮退させることによって支持片90を本体の内部に戻す。
インクユニット22には、インクタンク21やインクの塗布機構などが含まれる。インクユニット往復動機構23は、このインクユニット22を、凹版21の前半分の領域の上方と後半分の領域の上方との間で往復動させる。
タッチパネル30には、印刷処理に必要な各種パラメータの設定値を入力する操作を受け付ける操作部31の機能と、設定内容を示す画面を表示する表示部32の機能とが設定される。制御部100の図示されていないメモリには、操作部31により受け付けられた設定データが保存される設定データ記憶部110が設けられる。
主要な設定データとして、この実施例では、パッドユニット6に取り付けられる6個のパッドP毎に、対応するパッド昇降機構61の下降動作によって当該パッドPが筆記具1の軸筒1Cに押し付けられる時間長さを表す押圧時間と、その押し付けが行われる直前の筆記具1に適用される回転角度とが設定される。
上記の押圧時間や回転角度の設定値は、それぞれ各パッドPを表す「1」〜「6」の識別番号(以下「パッド番号」という。)に紐付けられて設定データ記憶部110に保存される。なお、パッドユニット6に取り付けられるパッドPが6個より少ない場合には、取り付けられるパッドPに対応するパット番号のみを有効にして、有効なパッド番号のパッドPに対する設定データのみを設定することができる。
設定に用いられるタッチパネル30にも、各設定値をパッド番号に対応づけて示した表形式の設定画面が現れるので、作業者は、パッドP毎に(制御部100にとっては各パッドPを支持するパッド支持部60毎に)、各設定の内容を確認しながら設定値を自由に調整することができる。
筆記具1の回転角度の設定画面では、たとえば、各パッドPのパット番号とデフォルトの回転角度(0度)とが対応づけられた表と共に、回転方向の切り替えボタンや回転角度の変更ボタンなどが表示される。作業者は、0度以外の回転角度を設定する必要があるパッドPに対応する欄をタッチした後、各ボタンへのタッチ操作を行うことによって回転角度を変更することができる。回転方向は、時計回り方向をプラス、反時計回り方向をマイナスとして表され、回転角度は、0度,90度,180度,270度の4通りの回転角度が設定ボタンに対するタッチ操作に応じて切り替えられる。
パッドPの押圧時間の設定画面では、たとえば、各パッドPのパット番号とデフォルトの押圧時間とが対応づけられた表と共に、押圧時間を長くするための+ボタンと、押圧時間を短くするための−ボタンとが表示される。作業者は、デフォルト値とは異なる押圧時間を設定する必要があるパッドPに対応する欄をタッチした後、+ボタンや−ボタンを必要な回数だけタッチすることによって押圧時間を変更することができる。
各種の設定が終了してスタート操作が行われると、制御部100は、ステージ部往復動機構16により、ステージ部15を初期位置(この実施例では、左端に位置する1番のパッドPに対応する位置)に位置決めする。また、パッドユニット往復動機構4により、パッドユニット6を版台20よりも前方の位置で待機させる。
その間に、作業者は、印刷対象の筆記具1を支持具7に装着する。装着された筆記具1は支持具7の中のセンサによって検出され、この検出信号を受けた制御部100からの指令により補助支持部9の出入機構91が作動して、支持片90が支持具7の側へと押し出される。この押し出しによって、筆記具1の下端部(ペン先側)が支持片90の穴の中に収容される。筆記具1がその上端部を支持する支持片80の回転に従って回転する場合、下端部はこの支持片90の穴の中で回転するので、筆記具1が水平姿勢で支持される状態を維持することができる。
印刷処理において、制御部100は、まずインクユニット往復動機構23により各凹版2の図柄が彫られている前半分の領域の上方にインクユニット22を移動させて、凹版2にインクを塗布させる。この処理が終了すると、制御部100は、インクユニット22を後退させると共に、パッドユニット往復動機構4によりパッドユニット6を版台20の上方に移動させる。ついで、パッドユニット昇降機構5および各パッド昇降機構61に下降動作を行わせることにより、各パッドPを対応する凹版2のインク塗布面に軽く押し付ける。この押圧力によって凹版2に塗布されたインクがパッドPの表面に移り、パッドPの表面に図柄が転写される。
次に、制御部100は、パッドユニット6を所定の高さ位置まで上昇させ、その上昇が完了すると、パッドユニット往復動機構4により、パッドユニット6を前方へと移動させる。パッドユニット6がステージ部往復動機構16の上方位置まで移動すると、制御部100は、パッドユニット6の前進を停止させ、パッドユニット昇降機構5および1番のパッドPを支持するパッド支持部60のパッド昇降機構61に下降動作を開始させる。これらの下降動作により、パッドユニット6内の全てのパッドPが下降すると共に、1番のパッドPが他のパッドPより低い位置まで下降し、支持具7に支持されている筆記具1の軸筒1Cに接する状態となる。
制御部100は、上記の下降動作を進行させながらパッドユニット昇降機構5の中の位置検出器によりパッドユニット6の高さをチェックしており、パッドユニット6があらかじめ定めた基準位置まで下降したと判別した時点から内部のタイマによる計時を開始して、その計時開始から1番のパッドPに設定されている押圧時間が経過するまで、パッドユニット昇降機構5および1番のパッドPのパッド昇降機構6に下降動作を続けさせる。
この実施例では、事前にパッド支持部60の位置を調整することによって、パッドユニット6が上記の基準位置まで下降したときに、支持具7に支持された筆記具1の上方にあって他のパッドPより下に下降したパッドPが、筆記具1の軸筒1Cに接触する状態になるようにしている。その後のパッドユニット昇降機構5およびパッド昇降機構6の下降動作によって、軸筒1Cに接触したパッドPは上方から軸筒1Cに押し付けられて大きく変形し、パッドPの図柄が軸筒1Cの外周面に転写される。計時開始からの経過時間が設定された押圧時間に達すると、制御部100は、パッドユニット昇降機構5およびパッド昇降機構6の動作を上昇動作に切り替え、パッドユニット6を下降開始時点の高さ位置に戻す。
その後、制御部100は、ステージ部往復動機構16によりステージ部15を各パッド支持部60に対応する位置に順に停止させながら、左から右に向かって移動させ、ステージ部15が停止する都度、パッドユニット昇降機構5およびステージ部15の停止位置の上方に位置するn番(n=2〜6)のパッドPのパッド昇降機構61に下降動作を行わせる。このときも、1番のパッドPに対する処理と同様に、パッドユニット6が基準位置に下降したと判別したときから計時を開始して、n番のパッドPに設定された押圧時間に相当する時間が経過するまで下降動作を続けさせる。計時開始からの経過時間がn番目のパッドPに設定された押圧時間に達すると、制御部100は、パッドユニット昇降機構5およびパッド昇降機構6の動作を上昇動作に切り替え、パッドユニット6を下降開始時点の高さ位置に戻す。なお、設定の内容によっては、計時開始前または計時開始からの経過時間がZtnに達するより前にパッド昇降機構61のロッドが上死点に達する場合があるが、ロッドの伸張状態は維持される。
n番のパッドPに関して0度以外の回転角度が設定されている場合には、制御部100は、パッドユニット昇降機構5やパッド昇降機構61を作動させるより前に、回転処理部8の回転機構81を作動させ、n番のパッドPに関して設定されている回転角度の分だけ回転軸80を回転させる。この回転に従って回転軸80に連結されている支持具70と共に筆記具1が回転した後に、n番のパッドPが下降して、軸筒1Cに対し、1つ前のn−1番のパッドPとは異なる範囲に接触することになる。
制御部100は、図柄を転写するための上記一連の制御に並列させて、機体の後部のインクユニット往復動機構23やインクユニット22を動かして、次の筆記具1への印刷のためのインクを凹版2に塗布させる。有効なパラメータが設定されているパッドPの中で最も右に位置するパッドPの下降や押圧処理が終了すると、制御部100は、ステージ部15を初期位置に戻すと共にパッドユニット6を版台20の上方まで移動させ、各パッドPを再び凹版2に接触させる。また、パッドユニット6が版台20の側に移動している間に、補助支持部9の出入機構91により支持片90を後退させることによって、筆記具1の下端部に対する支持が解除される。この解除に応じて、作業者は筆記具1を支持具8から取り外し、次の印刷対象の筆記具1を支持具7に装着する。
なお、印刷の条件によっては、まず左端から中間の所定位置までのパッドPにのみインクを塗布してパッドユニット6を前方に移動させ、インクが塗布された各パッドPによる図柄の転写を行った後に、パッドユニット6を版台20の方に戻して残りのパッドPにインクを塗布し、再びパッドユニット6を前方に移動させて残りのパッドPによる図柄の転写を行う場合がある。
また、この実施例では、版台20へと移動する途中のパッドユニット6を、いったん版台20の前方のクリーニング台3(図2を参照。)の上に下降させることによって、パッドPに残っていたインクを除去し、その後にパッドユニット6を上昇させて版台20の上方へと導くようにしている。
上記構成のパッド印刷装置によれば、筆記具1を適宜回転させながら、複数のパッドPによる転写を行うことによって、軸筒1Cの外周面の複数の角度範囲にそれぞれ図柄を転写することができる。またパッドP毎に筆記具1の回転角度を設定することができるので、転写の対象範囲の数やこれらの範囲に対する転写の回数の変動に容易に対応することができる。
また発明者は、長年の経験によって、パッドPの柔軟度合いやパッドPへの押圧力を調整することによって、軸筒1Cの外周面へのパッドPの接触範囲を、約150度までの角度範囲で種々に変動させるノウハウを持っている。このノウハウに上記の回転角度の設定を加えることによって、軸筒1Cの広い角度範囲に明瞭な図柄を転写することが可能となる。以下、具体的な事例を用いて、上記のパッド印刷装置による印刷方法の原理を説明する。
図6は、上記のパッド印刷装置を用いた印刷を行うための準備の概要を表したものである。図6(1)は、印刷対象の図柄全体を表す原図であって、幅方向(原図の短辺に沿う方向)が軸筒1Cの周方向に対応する。
図6(1)中に一点鎖線で示すように、この実施例では、幅方向における所定位置を分割位置として、原図が文字部分を含む領域Aと絵の部分を含む領域Bとに分けられる。そして、図6(2)に示すように、領域A,B毎に、当該領域の図柄を反映させた凹版2(ここでは「版A」「版B」とする。2つの版の大きさは同一である。)が作成され、筆記具2の軸筒1Cにおいて版A,版Bの図柄を転写させる範囲RA,RBが定められる。これらの範囲RA,RBの角度は原図の領域A,Bの幅に対応するものである。この例では、原図の領域Aが領域Bより幅が広いことをふまえて、版Aの図柄の転写範囲RAの角度幅は90度より大きい値(約120度)に設定され、版Bの図柄の転写範囲RBの角度幅は90度より小さい値(約60度)に設定されている。
この実施例では、領域Aの図柄は2色刷りにより印刷され、領域Bの図柄は4色刷りにより印刷されるので、実際には領域Aに対しては2枚の凹版2が作成され、領域Bに対しては4枚の凹版2が作成される。図6(3)では、領域Aに対する凹版2の識別コード(以下「版コード」という。)をA1,A2とし、領域Bに対応する凹版2の版コードをB1,B2,B3,B4として、これらの版コードとパッド番号との組み合わせにより各凹版2とパッドPとの対応関係を表している。
さらに図6(3)では、各パッドPのパッド番号に、先に述べた回転角度の設定値を対応づけている。この実施例では、3番のパッドPでのみ回転角度が90度に設定され、その他のパッドPについては、回転角度は0度に設定されている。
上記のほか、各パッドPに対しては、各凹版2からパッドPに転写された図柄を軸筒1Cに移すのに必要な押圧時間が個別に設定される。同じ領域に対応するパッドPであっても、それぞれに転写される図柄の範囲やインクの種類などに応じてパッドPの変形度合いを異ならせる必要が生じる場合があり、その場合にはパッドP毎に異なる押圧時間が設定される。
上記の設定がされたパッド印刷装置において、図6(2)に示すように軸筒1Cの範囲RAを上向きにした筆記具1を支持具7に装着した後に、印刷処理を開始すると、領域Aを反映した図柄が転写された1番および2番のパッドPが順に下降して軸筒1Cに押し付けられて、範囲RAに領域Aの図柄が転写される。つぎに、3番のパッドPに設定された回転角度に基づき作動した回転機構81によって、支持具7に支持されている筆記具1が時計回り方向に90度回転した後、領域Bを反映した図画が転写された3〜6番のパッドPが順に下降して軸筒1Cに押し付けられて、範囲RBに領域Bの図柄が転写される。
図7は、別の図柄を例として、印刷の準備の他の例を表したものである。この実施例の原図(図7(1))にも文字や絵が含まれているが、絵の中に幅方向を高さ方向とする木の絵t1,t2が含まれている。この原図は、幅方向の所定位置で二分され、さらに上側の領域が長さ方向で二分されることにより、絵を含む領域a,bと文字を含む領域cとの3つに分けられる。木を表す絵t1,t2は幹の根元で分断され、上側が領域aに含まれ、下側が領域bに含まれる状態となる。
図7(2)では、上記の各領域a,b,cを元に作成された3種類の凹版2(ここでは版a,版b,版cとする。各版の大きさは同一である。)とこれらの版a,b,cの図柄の転写範囲Ra,Rb,Rcとの関係を表している。転写範囲Ra,Rbの角度は原図の領域a,bの幅長さに対応する。この実施例でも、領域aの幅が領域bの幅より広くなることをふまえて、版aの図柄の転写範囲Raの角度幅は90度より大きい値(約120度)に設定され、版bの図柄の転写範囲Rbの角度幅は90度より小さい値(約60度)に設定されている。
版cの元となる領域cは領域aと同じ幅であるが、転写対象である文字の部分の幅が全体に占める割合を考慮して、版aの転写範囲Raの中の一部分に相当する範囲Rcが版cの転写範囲に定められている。
この実施例では、領域aの図柄は2色刷りにより印刷され、領域bの図柄は3色刷りにより印刷される一方、領域cの図柄の印刷は単色刷りとなる。図7(3)では、領域aに対する2枚の凹版2の版コードをa1,a2とし、領域bに対する3枚の凹版2の版コードをb1,b2,b3とし、領域cに対する1枚の凹版2の版コードをc1として、これらの版コードとパッド番号との組み合わせにより各凹版2とパッドPとの対応関係を表している。
図7(3)でも、各パッド番号に回転角度の設定値を対応づけて示している。この実施例では、3番のパッドPについて+90度の回転角度が設定され、6番のパッドPについて−90度の回転角度が設定され、その他のパッドPについての回転角度は0度に設定されている。また、この実施例でも、それぞれのパッドP毎に、対応する凹版2から転写された図柄を当該パッドPの押圧により軸筒1Cに移すのに必要な押圧時間が設定される。
上記の設定がされたパッド印刷装置において、図7(2)に示すように軸筒1Cの範囲Raを上向きにした筆記具1を支持具7に装着した後に、印刷処理を開始すると、領域aを反映した図柄が転写された1番および2番のパッドPが順に下降して軸筒1Cに押し付けられて、範囲Raに領域aの図柄が転写される。
つぎに、3番のパッドPに設定された回転角度に基づき作動した回転機構81によって、支持具7に支持されている筆記具1が時計回り方向に90度回転し、領域bを反映した図柄が転写された3〜5番のパッドPが順に下降して軸筒1Cに押し付けられて、範囲R2に領域bの図柄が転写される。ここまでの5つのパッドPの下降においては、各パッドPにそれぞれ個別に設定された押圧時間に基づく押圧処理が行われ、先に転写された領域aの図柄に領域bの図柄を連ねることができる。
さらに、この後、6番のパッドPに設定された回転角度に基づき作動した回転機構81によって、支持具7に支持されている筆記具1が反時計回り方向に90度回転し、領域cを反映した図柄が転写された6番のパッドPが下降して軸筒1Cに押し付けられる。この2度目の回転によって筆記具1の回転位置は最初の状態に戻り、6番のパッドPに対して設定されている押圧時間に基づく押圧処理が行われることによって、範囲Raの中の範囲Rcの部分に領域cの図柄を転写することができる。
原図の分割方法や回転角度の設定方法は、図6,図7に示した例に限らず、原図の形態や幅や色彩の分布状態などに応じて、種々の設定を行うことができる。また、筆記具1のクリップなどによる制約を受けることがなければ、軸筒1Cの全周にわたって図柄を転写することも可能である。さらに、複数の転写範囲を軸筒1Cの周方向に沿って連ねる印刷に限らず、所定の距離を隔てて周方向における複数の範囲に印刷を行う場合にも、同様の方法で印刷を行うことができる。たとえば、軸筒1Cの中心軸を挟んで対向する2箇所にそれぞれ文字列を印刷したい場合には、一方の文字列を印刷した後に筆記具1を180度回転させて、他方の文字列を印刷すればよい。
なお、上記の実施例では、回転機構81を用いて時計回り方向および反時計回り方向のそれぞれに対して筆記具1を90度単位で回転させたが、回転角度の単位は90度に限定されるものではない。または、単位を設定せずに任意の角度で回転させるようにしてもよい。
この実施例によれば、熟練者が長年の経験に基づき、種々の条件を考慮して、原図を複数の領域に分割してこれらの領域毎に凹版2を作成すると共に、各領域の図柄を軸筒1Cの異なる角度範囲に転写するのに必要な筆記具1の回転角度やパッドPに対する押圧時間を設定することにより、様々な形態の図柄を軸筒1Cの広い範囲に印刷することができる。また、操作部31と表示部32とにより各設定値の現在値を確認しながら必要に応じて値を変更することができるので、熟練者であれば、何度かの試し刷りをしながら設定値を調整する方法により、短時間で適切な設定値を割り出すことができる。その後は、特定された設定値を維持して装置を動かすことによって、受注した数の筆記具1を順に対象として、各軸筒1Cに明瞭な図柄を印刷することができる。
1 筆記具
1C 軸筒
2 凹版
4 パッドユニット移動機構
5 パッドユニット昇降機構
6 パッドユニット
7 支持具
8 回転処理部
9 補助支持部
10 支持装置
15 ステージ部
16 ステージ往復動機構
20 版台
21 インクタンク
22 インクユニット
23 インクユニット往復動機構
30 タッチパネル
31 操作部
32 表示部
60 パッド支持部
61 パッド昇降機構
80 押圧面
81 押圧部
82 駆動部
83 可動部
100 制御部
110 設定データ記憶部
1C 軸筒
2 凹版
4 パッドユニット移動機構
5 パッドユニット昇降機構
6 パッドユニット
7 支持具
8 回転処理部
9 補助支持部
10 支持装置
15 ステージ部
16 ステージ往復動機構
20 版台
21 インクタンク
22 インクユニット
23 インクユニット往復動機構
30 タッチパネル
31 操作部
32 表示部
60 パッド支持部
61 パッド昇降機構
80 押圧面
81 押圧部
82 駆動部
83 可動部
100 制御部
110 設定データ記憶部
Claims (4)
- 筆記具をその長さ方向を水平方向に沿わせて支持する支持装置と、所定の図柄が彫られた複数の凹版を一列に並べて支持することが可能な広さの版台と、前記版台の各凹版にインクを塗布するインクユニットと、弾性を有するパッドを昇降可能に支持するパッド支持部が前記版台に配置可能な凹版の数と同じ数だけ各凹版の並び方向に対応する方向に沿って配置されたパッド支持機構と、前記版台と前記支持装置との間で前記パッド支持機構を往復動させるパッド往復動機構と、前記支持装置が搭載されたステージ部を前記パッド支持部の並び方向に沿って往復動させるステージ部往復動機構と、前記の各機構の動作を制御する制御部と、前記制御部の制御に関わる設定のための操作を受け付ける操作部と、操作により設定された内容を表示する表示部とを備え、
前記支持装置は、前記筆記具を水平姿勢が維持された状態で当該筆記具の軸筒の周方向に沿って回転可能に支持する支持具と、前記支持具に支持されている筆記具を回転させる回転機構とを備え、
前記操作部は、前記パッド支持機構のパッド支持部毎に、前記支持具に支持される筆記具の回転角度を設定する操作を受け付けるものであり、
前記制御部は、前記パッド支持機構を前記往復動機構により前記ステージ部の上方位置まで移動させたことに応じて、前記ステージ部がパッド支持機構の各パッド支持部に対応する位置で順に停止しながら移動するように前記ステージ部往復動機構の動作を制御しつつ、ステージ部が停止する都度、その停止位置に対応するパッド支持部に下降動作を行わせると共に、0度以外の回転角度が設定されているパッド支持部を下降させる場合には、その下降より前に前記支持装置の回転機構を動かして、当該パッド支持部に設定されている回転角度だけ前記支持具の筆記具を回転させる、
筆記具用のパッド印刷装置。 - 前記操作部は、前記パッド支持機構のパッド支持部毎に、そのパッド支持部により支持されるパッドを筆記具の軸筒に対して押し付ける処理の時間長さを示す押圧時間と前記回転角度との設定を受け付け、前記制御部は、各パッド支持部の下降動作をそのパッド支持部に設定された押圧時間に従って制御する、請求項1に記載された筆記具用のパッド印刷装置。
- 前記支持装置の回転機構は、時計回り方向および反時計回り方向に対してそれぞれ所定の角度単位で前記筆記具を回転させる、請求項1または2に記載された筆記具用のパッド印刷装置。
- 弾性を有するパッドを介して凹版に彫られた図柄を筆記具の軸筒に転写する印刷方法において、
印刷対象の図柄の原図を前記軸筒の周方向に対応させる側の少なくとも一カ所を含む所定数の位置で分割し、その分割により生じた複数の領域毎に当該領域の図柄を反映させた少なくとも一枚の凹版を作成して、作成された複数の凹版を転写の順序に従って一列に並べると共に、各凹版に対応する複数のパッドを、それぞれ昇降可能かつ対応する凹版と当該凹版より前方の位置との間で往復動可能に支持し、
各凹版に反映された図柄と各凹版の間の転写の順序とに基づき、転写の順序が1つ前になる凹版とは異なる領域の図柄が反映された凹版に対応するパッドに対して、1つ前の転写の範囲とは異なる範囲に図柄を転写させるために必要な筆記具の回転角度を設定し、
対応する凹版の図柄を転写させた各パッドを前記凹版の前方位置に移動させると共に、長さ方向を水平方向に沿わせかつ前記軸筒の周方向に沿って回転可能に支持された状態の前記筆記具を、前記転写の順序に従って各凹版の前方位置に順に停止させながら移動させ、前記筆記具が停止する都度、その停止位置の上方のパッドを下降させて筆記具の軸筒に押し付けると共に、前記回転角度が設定されているパッドを下降させる場合には、その下降の前に、前記設定された回転角度だけ筆記具を回転させる、
筆記具用のパッド印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015094456A JP2016210057A (ja) | 2015-05-01 | 2015-05-01 | 筆記具用のパッド印刷装置およびパッド印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015094456A JP2016210057A (ja) | 2015-05-01 | 2015-05-01 | 筆記具用のパッド印刷装置およびパッド印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016210057A true JP2016210057A (ja) | 2016-12-15 |
Family
ID=57549932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015094456A Pending JP2016210057A (ja) | 2015-05-01 | 2015-05-01 | 筆記具用のパッド印刷装置およびパッド印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016210057A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107264012A (zh) * | 2017-07-20 | 2017-10-20 | 苏州市烨铭塑胶制品厂 | 一种用于织品移印的工作台 |
JP2020055285A (ja) * | 2018-02-28 | 2020-04-09 | 三ツ星ベルト株式会社 | 伝動ベルトのマーク印刷方法 |
-
2015
- 2015-05-01 JP JP2015094456A patent/JP2016210057A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107264012A (zh) * | 2017-07-20 | 2017-10-20 | 苏州市烨铭塑胶制品厂 | 一种用于织品移印的工作台 |
JP2020055285A (ja) * | 2018-02-28 | 2020-04-09 | 三ツ星ベルト株式会社 | 伝動ベルトのマーク印刷方法 |
JP7189803B2 (ja) | 2018-02-28 | 2022-12-14 | 三ツ星ベルト株式会社 | 伝動ベルトのマーク印刷方法 |
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