JP2016210023A - 可撓性積層体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】可撓性積層体の製造工程において、切断加工の後に、割れを生じること無く、可撓性積層体の切断面を研削加工できるようにすること。【解決手段】可撓性積層体1の製造方法は、作製工程と、積層工程と、切断工程と、研削工程と、剥離工程とを備える。作製工程では、樹脂フィルム2と樹脂フィルム2に積層及び結合されたガラスフィルム4とを有する可撓性積層体1を作製する。作製工程後の積層工程では、可撓性積層体1を支持シート5に積層及び接着してシート付積層体7を形成する。積層工程後の切断工程では、シート付積層体7を切断する。切断工程後の研削工程では、シート付積層体7の切断面を研削する。研削工程後の剥離工程では、シート付積層体7から可撓性積層体1を剥離する。【選択図】図3
Description
本発明は、可撓性積層体の製造方法に関するものである。
周知のように、ガラス板を樹脂板に積層一体化させた積層体は、ガラスに由来する高硬度、高耐久性、高気密性、ガスバリヤ性および高級感などといった諸特性と、樹脂に由来する軽量性や高耐衝撃性などといった諸特性とを兼ね備えている。
従って、この種の積層体は、広範囲な分野、例えば液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ(FPD)、携帯電話やタブレット型PC等の携帯用電子デバイス、太陽電池、電磁調理器などの電気・電子機器のパネル用材料として、あるいは建築構造物や各種車両の窓パネル用材料などとしての使用が期待されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、このような積層体は、薄板化によって可撓性を有するようになる。この可撓性を有する積層体(以下、可撓性積層体と記す)を、用途に応じた形状・寸法に切断する必要がある。しかし、可撓性積層体を切断した場合、特に、ガラス部分の切断面はクラックやチッピング等の微小欠陥を有する凹凸面(粗面)に形成される可能性がある。かかる面性状の切断面を放置したままでは、微小欠陥を起点としたガラス部分の割れ等、可撓性積層体を組み込んだ製品の品質上致命的な問題を招来する可能性が格段に高まる。そのため、可撓性積層体を所定形状・寸法に切断した後には、可撓性積層体の切断面を含む端部を、研削加工で所定寸法除去することが必要である。
しかしながら、可撓性積層体の切断面を研削加工しようとした場合、可撓性積層体の可撓性が故に、可撓性積層体に研削工具が接触した時点で、可撓性積層体が激しく動いて割れてしまうという事態が生じるため、可撓性積層体を研削加工することができなかった。
また、可撓性積層体は可撓性に富むため、切断加工の後、研削加工にハンドリングする際に可撓性積層体が自重によって曲がることがある。切断後のガラス部分の端面には微小欠陥が多数存在し、切断面の微小欠陥に曲げ応力が集中することで可撓性積層体のガラス部分が割れてしまう場合もあった。
本発明は、上記事情に鑑み、可撓性積層体の製造工程において、切断加工の後に、割れを生じること無く、可撓性積層体の切断面を研削加工できるようにすることを技術的課題とする。
前記課題を解決するために創案された可撓性積層体の製造方法は、樹脂フィルムと前記樹脂フィルムに積層及び結合されたガラスフィルムとを有する可撓性積層体を作製する作製工程と、前記作製工程後に、前記可撓性積層体を支持シートに積層及び接着してシート付積層体を形成する積層工程と、前記積層工程後に、前記シート付積層体を切断する切断工程と、前記切断工程後に、前記シート付積層体の切断面を研削する研削工程と、前記研削工程後に、前記シート付積層体から前記可撓性積層体を剥離する剥離工程とを備えることを特徴とする。
シート付積層体では、可撓性積層体が支持シートに支持された状態となり、可撓性積層体単体の場合より、可撓性が抑制される。従って、研削工程で、シート付積層体に、研削工具が接触しても、シート付積層体が激しく動くことが抑制され、可撓性積層体の研削加工が可能となる。
また、上記の構成では、切断工程の前に積層工程があり、切断工程から研削工程まで、可撓性積層体が支持シートに支持された状態になるため、切断加工後、研削加工に至る前に、可撓性積層体が湾曲することで切断面の微小欠陥に起因して可撓性積層体のガラスフィルムが割れてしまう事態を回避できる。
上記の構成において、前記シート付積層体において、前記樹脂フィルムが前記可撓性積層体の中で最も前記支持シートの側に配置されていることが好ましい。
剥離工程で、シート付積層体から可撓性積層体を剥離する際には、可撓性積層体は、支持シート側が凸となるように曲がる可能性がある。このように曲がった状態では、可撓性積層体の支持シート側には、引っ張り応力が生じ、可撓性積層体の支持シートとは反対側には、圧縮応力が生じる。ガラスは、圧縮応力が生じた場合より、引っ張り応力が生じた場合の方が割れやすい。上記の構成であれば、可撓性積層体においてガラスフィルムが支持シートとは反対側に配置され、圧縮応力が生じる側に配置されることになるので、可撓性積層体が割れることを抑制する効果が期待され得る。
上記の構成において、前記積層工程で、前記可撓性積層体を前記支持シートに接着層を介して積層及び接着し、前記接着層において、前記可撓性積層体に対する接着力が、前記支持シートに対する接着力より小さいことが好ましい。
この構成であれば、シート付積層体から可撓性積層体を剥離した後に、接着層が、可撓性積層体ではなく、支持シートに残留する。従って、可撓性積層体から接着層を剥がす時間や労力を不要とすることができる。
上記の構成において、前記研削工程後に、前記可撓性積層体の被研削面のうち、前記ガラスフィルムに積層方向に隣接する部位が前記ガラスフィルムより出っ張っていることが好ましい。ここで、ガラスフィルムに積層方向に隣接する部位は、樹脂フィルムとガラスフィルムの間に介在する層(樹脂フィルムとガラスフィルムを結合するための層やその他の機能を有する層など)が形成されている場合には、その介在する層であり、樹脂フィルムにガラスフィルムが直接積層及び結合されている場合には、樹脂フィルムである。
この構成であれば、シート付積層体から可撓性積層体を剥離した後に、可撓性積層体の研削面のうち、ガラスフィルムの部位が出っ張っていないので、ガラスフィルムの部位が他の部材等に接触して割れたり傷ついたりすることを抑制できる。
上記の構成において、前記剥離工程で、前記可撓性積層体を剥離する際に、前記支持シートを曲げることが好ましい。
この構成であれば、シート付き積層体から可撓性積層体を剥離する際に、可撓性積層体の曲げを抑制できるので、可撓性積層体に不当に負荷がかかって割れることを抑制できる。
以上のように、本発明によれば、可撓性積層体の製造工程において、切断加工の後に、割れを生じること無く、可撓性積層体の切断面を研削加工できるようにすることができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る可撓性積層体の製造方法を示すフローチャートである。この可撓性積層体の製造方法は、作製工程S1と、積層工程S2と、切断工程S3と、研削工程S4と、剥離工程S5とを備える。
作製工程S1では、図2に示す可撓性積層体1を作製する。可撓性積層体1は、樹脂フィルム2と、樹脂フィルム2に結合層3を介して積層及び結合されたガラスフィルム4とを有する。なお、図示例では、ガラスフィルム4、結合層3、樹脂フィルム2は、この順番で大きいものとなっており、この順番で、端部が出っ張るように配設されている。これは、ガラスフィルム4が一番割れやすいため、ガラスフィルム4の端部が出っ張らないようにするためである。
樹脂フィルム2としては、厚さ1μm以上1000μm以下のものが好ましく、厚さ5μm以上500μm以下のものがより好ましく、厚さ10μm以上100μm以下のものが最も好ましい。ここでは厚さ38μmの樹脂フィルム2を使用している。樹脂フィルム2の材質としては、例えば、ポリカーボネート(PC)、アクリル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)等が挙げられる。
結合層3としては、厚さ1μm以上1000μm以下のものが好ましく、厚さ5μm以上500μm以下のものがより好ましく、厚さ10μm以上100μm以下のものが最も好ましい。ここでは厚さ25μmの結合層3を使用している。結合層3の材質としては、例えば、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤、紫外線硬化性アクリル系接着剤、紫外線硬化性エポキシ系接着剤、熱硬化性エポキシ系接着剤、熱硬化性メラミン系接着剤、熱硬化性フェノール系接着剤、エチレンビニルアセテート(EVA)中間膜、ポリビニルブチラール(PVB)中間膜等が挙げられる。
ガラスフィルム4としては、厚さ10μm以上1000μm以下のものが好ましく、厚さ10μm以上500μm以下のものがより好ましく、厚さ10μm以上100μm以下のものが最も好ましい。ここでは、厚さ50μmのガラスフィルム4を使用している。使用可能なガラスフィルム4の組成に特段の限定はないが、アルカリ成分を含まない無アルカリガラスで形成したガラスフィルム4が特に好適に使用される。これは、組成にアルカリ成分を含むガラスの場合、経時に伴ってガラス中のアルカリ成分が抜け、可撓性積層体1に曲げ応力が作用したときに、アルカリ成分の抜けた部分が起点となってガラスフィルム4が割れ易くなるためである。
作製工程S1の後の積層工程S2では、可撓性積層体1を支持シート5に接着層6を介して積層して図3に示すシート付積層体7を形成する。本実施形態では、シート付積層体7において、樹脂フィルム2が可撓性積層体1の中で最も支持シート5の側に配置されているが、ガラスフィルム4が可撓性積層体1の中で最も支持シート5の側に配置されていてもよい。また、図示は省略するが、積層工程S2では、ガラスフィルム4に対して、ガラスフィルム4を保護するための保護フィルムを積層及び固定する。なお、図示例では、可撓性積層体1の樹脂フィルム2、接着層6、支持シート5は、この順番で大きいものとなっており、この順番で、端部が出っ張るように配設されているが、これも、可撓性積層体1のガラスフィルム4を保護するためである。
支持シート5としては、厚さ0.1mm以上5mm以下のものが好ましく、厚さ0.3mm以上3mm以下のものがより好ましく、厚さ0.5mm以上1mm以下のものが最も好ましい。ここでは厚さ0.5mmの支持シート5を使用している。すなわち、支持シート5の厚さが、可撓性積層体1の厚さより大きい。
支持シート5の材質としては、可撓性積層体1を支持することが可能な剛性が得られれば特に限定されず、樹脂、ガラス、セラミックス等が挙げられるが、可撓性積層体1の剥離のし易さ、切断の容易性、コスト等の観点から樹脂が好ましい。
支持シート5として樹脂を使用する場合には、樹脂の材質としては、樹脂フィルム2と同様のものが挙げられる。
また、支持シート5の曲げ弾性率は、100MPa以上5000MPa以下が好ましい。曲げ弾性率が5000MPaを超える場合は、支持シート5が曲がりにくくなるため、可撓性積層体1をシート付積層体7から剥離できなくなる可能性がある。曲げ弾性率が100MPa未満の場合は、シート付積層体7の剛性が不十分になり、研削加工ができなくなる可能性がある。この観点から、曲げ弾性率は、500MPa以上4000MPa以下がより好ましく、1000MPa以上3000MPa以下が最も好ましい。ここでは、曲げ弾性率が2300MPaのポリカーボネート(PC)を使用している。
接着層6は、可撓性積層体1と支持シート5を剥離可能に接着する層であり、接着層6において、可撓性積層体1に対する接着力は、支持シート5に対する接着力より小さい。接着層6としては、厚さ5μm以上1000μm以下のものが好ましく、厚さ20μm以上500μm以下のものがより好ましく、厚さ50μm以上100μm以下のものが最も好ましい。ここでは厚さ80μmの接着層6を使用している。
接着層6としては、本実施形態では、自己粘着性を有する樹脂層と、樹脂層に接着剤を塗布して形成した接着剤層とで構成されたものを使用しており、樹脂層が可撓性積層体1側、接着材層が支持シート5側となるように配設している。しかし、接着層6は、このような構成に限定されず、可撓性積層体1と支持シート5を剥離可能に接着するものであればよい。
本実施形態の接着層6を構成する自己粘着性を有する樹脂層の材質としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)等が挙げられる。また、本実施形態の接着層6を構成する接着剤層の材質としては、結合層3の材質と同様のものが挙げられる。
積層工程S2の後の切断工程S3では、図3に二点鎖線で示す線に沿ってシート付積層体7を切断することによって、シート付積層体7を図4に示す所望の大きさとする。切断方法としては、例えば、レーザ溶断、ウォータージェット切断、レーザ割断、ダイシング切断等が挙げられる。
切断工程S3の後の研削工程S4では、シート付積層体7の切断面7aを研削する。研削は、図4に二点鎖線で示す断面V字状の研削面8aを有する研削工具8を回転させながら、切断面7aに押し付けることによって行なう。この研削工程S4で、シート付積層体7において最も研削で除去される部分は支持シート5の下端であり、研削後の面(被研削面7b)の切断面7aからの最大距離dは、例えば、0.8〜1.2mmである。
シート付積層体7の切断面7aを全て研削して研削工程S4を完了すると、シート付積層体7は、図5に示す状態となる。
研削工程S4の後の剥離工程S5では、図6に示すように、シート付積層体7を吸着ステージ9上に固定した状態で、シート付積層体7から可撓性積層体1を剥離する。詳述すれば、まず、シート付積層体7を上下反転させて、吸着ステージ9上に載置し、吸着ステージ9の吸着によりシート付積層体7を固定する。この状態で、吸着パッド10を、シート付積層体7の支持シート5に吸着させ、支持シート5が曲がるように支持シート5を引っ張って可撓性積層体1から剥離する。なお、剥離の際に、シート付積層体7の可撓性積層体1は吸着ステージ9によって平板状に維持されるため、可撓性積層体1が不当に屈曲して割れることを防止できる。
支持シート5全体を可撓性積層体1から剥離した後、可撓性積層体1に対する吸着ステージ9の吸着を停止して、可撓性積層体1を上下反転させると、可撓性積層体1は図7に示す状態となる(剥離工程S5が完了)。この可撓性積層体1は、切断面7aが研削加工されたものとなっている。図8(A)に拡大して示すように、可撓性積層体1の被研削面7bのうち、ガラスフィルム4に積層方向に隣接する部位(結合層3)がガラスフィルム4より出っ張っている。また、被研削面7bのうち、結合層3は、樹脂フィルム2より出っ張っている。
なお、本発明では、可撓性積層体1の被研削面7bのうち、ガラスフィルム4に積層方向に隣接する部位がガラスフィルム4より出っ張っていればよく、例えば、図8(B)に示すように、被研削面7bのうち、結合層3より樹脂フィルム2が出っ張っていてもよい。また、図8(C)に示すように、被研削面7bは、断面が直線状でなく、曲線状であってもよい。
以上のように構成した本実施形態の可撓性積層体の製造方法では、以下の効果を享受できる。
シート付積層体7では、可撓性積層体1が支持シート5に支持された状態となり、可撓性積層体1単体の場合より、可撓性が抑制される。従って、研削工程S4で、シート付積層体7に、研削工具8が接触しても、シート付積層体7が激しく動くことが抑制され、可撓性積層体1の研削加工が可能となる。
また、本発明では、切断工程S3の前に積層工程S2があり、切断工程S3から研削工程S4まで、可撓性積層体1が支持シート5に支持された状態になるため、切断加工後、研削加工に至る前に、切断面7aの微小欠陥に起因して可撓性積層体1のガラスフィルム4が割れてしまう事態を回避できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものでは無く、その技術的思想の範囲内で、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、研削工程S4で使用される研削工具8の研削面8aが断面V字状であったが、断面が直線状であってもよいし、断面が曲線状であってもよい。
また、上記実施形態では、シート付積層体7において、可撓性積層体1は、支持シート5に接着層6を介して積層及び接着されているが、例えば接触面を平滑及び清浄なものとして密着させる等の手段によって、可撓性積層体1は、支持シート5に直接積層及び接着されてもよい。
また、上記実施形態では、可撓性積層体1において、ガラスフィルム4は、樹脂フィルム2に結合層3を介して積層及び結合されているが、例えば溶着等の手段によって、ガラスフィルム4は、樹脂フィルム2に直接積層及び結合されてもよい。また、ガラスフィルム4と樹脂フィルム2との間に、ガラスフィルム4と樹脂フィルム2を結合する以外の機能を有する層が介在してもよい。また、可撓性積層体1において、ガラスフィルム4と樹脂フィルム2はそれぞれ1枚であったが、それぞれ、複数枚であってもよい。
1 可撓性積層体
2 樹脂フィルム
3 結合層
4 ガラスフィルム
5 支持シート
6 接着層
7 シート付積層体
7a 切断面
7b 被研削面
S1 作製工程
S2 積層工程
S3 切断工程
S4 研削工程
S5 剥離工程
2 樹脂フィルム
3 結合層
4 ガラスフィルム
5 支持シート
6 接着層
7 シート付積層体
7a 切断面
7b 被研削面
S1 作製工程
S2 積層工程
S3 切断工程
S4 研削工程
S5 剥離工程
Claims (5)
- 樹脂フィルムと前記樹脂フィルムに積層及び結合されたガラスフィルムとを有する可撓性積層体を作製する作製工程と、
前記作製工程後に、前記可撓性積層体を支持シートに積層及び接着してシート付積層体を形成する積層工程と、
前記積層工程後に、前記シート付積層体を切断する切断工程と、
前記切断工程後に、前記シート付積層体の切断面を研削する研削工程と、
前記研削工程後に、前記シート付積層体から前記可撓性積層体を剥離する剥離工程とを備えることを特徴とする可撓性積層体の製造方法。 - 前記シート付積層体において、前記樹脂フィルムが前記可撓性積層体の中で最も前記支持シートの側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の可撓性積層体の製造方法。
- 前記積層工程で、前記可撓性積層体を前記支持シートに接着層を介して積層及び接着し、
前記接着層において、前記可撓性積層体に対する接着力が、前記支持シートに対する接着力より小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の可撓性積層体の製造方法。 - 前記研削工程後に、前記可撓性積層体の被研削面のうち、前記ガラスフィルムに積層方向に隣接する部位が前記ガラスフィルムより出っ張っていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の可撓性積層体の製造方法。
- 前記剥離工程で、前記可撓性積層体を剥離する際に、前記支持シートを曲げることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の可撓性積層体の製造方法。
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