JP2016210009A - 印刷装置、印刷システム、制御方法、およびプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷システム、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷物の印刷出力のし忘れを抑止する印刷装置、印刷システム、制御方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】クライアント端末からユーザ情報を含む印刷データを複合機へ送信すると、複合機において、クライアント端末から送信された印刷データをHDDへ記憶し、この記憶された印刷データのうち、未印刷の印刷ジョブにかかる未印刷ジョブリストを生成して、管理サーバへ送信する。管理サーバでは、ネットワークに接続された全ての複合機から受信した未印刷ジョブリストをマージして、それぞれの複合機へ送信すると、各複合機では、未印刷の印刷ジョブが存在すると、周辺に存在する携帯端末と通信を確立した後、携帯端末の所持者に対して、自身の未印刷の印刷ジョブの存在が携帯端末を介して通知される。【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置に蓄積された印刷ジョブの印刷に関する発明であり、特に、未印刷の印刷ジョブの通知方法に関する。
近年、印刷物のとり忘れや、放置された印刷物が第三者に盗み見られる、あるいは印刷物が持ち去られる等によって、情報漏洩などに繋がる危険性が叫ばれている。
そこで、印刷装置とネットワークを介して接続された情報処理装置から印刷指示を受けると、当該情報処理装置から印刷データが印刷装置へ送信され、印刷データを受信した印刷装置は、そのまま印刷出力することなく、一度、印刷装置内のハードディスクに印刷データを記憶しておき、ユーザが印刷装置の表示部に対して、この記憶した印刷データを選択して印刷指示を行う留め置き印刷を行う印刷方法が存在する。
しかしながら、このような印刷方法でも、印刷物が放置されることを皆無にすることは難しいことから、ユーザの取り忘れを防止するための更なる工夫が必要とされている。
例えば、印刷物が印刷出力されると、印刷物の印刷指示を行ったユーザが所持するスマートフォンデバイスへ印刷物を取得したことを確認するための電子メールを送信し、当該ユーザがこの電子メールへ返信を行うと、当該ユーザが印刷物を取得したとして、ユーザの印刷物の取得状況を管理することで、印刷物の取り忘れを防止する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−178848号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、印刷物の取り忘れを抑止することができるものの、留め置き印刷において生じ得る、ハードディスクに蓄積された印刷データの印刷し忘れを抑止するところまでには至っていない。
例えば、留め置き印刷では、1人ずつ印刷装置の前に立って順々に印刷を行うことからも、多くのユーザが印刷装置の前に並んだのを見て、印刷装置まで行かずに、自分の座席に戻り、混雑が解消したのを待って印刷を行うようなユーザも存在する。
しかしながら、このようなユーザの場合、自席で待っている際に、電話や来客、会議などによって、自分が印刷指示を行ったものの、印刷装置に印刷データが蓄積されたままで、印刷出力することを忘れてしまうという問題が生じ得る。
そこで、本発明では、印刷物の印刷出力のし忘れを抑止する印刷装置、印刷システム、制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の発明は、記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置であって、ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶手段と、ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知手段と、前記検知手段によって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶手段によって印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する第1の通知手段と、を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するための第2の発明は、携帯端末と記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置とが通信可能な印刷システムであって、前記携帯端末は、印刷装置の通知手段によって通知された未印刷の印刷データが存在する旨を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した未印刷の印刷データが存在する旨を表示部へ表示する表示手段と、を備え、前記印刷装置は、ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶手段と、ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知手段と、前記検知手段によって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶手段によって印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するための第3の発明は、記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置の制御方法であって、前記印刷装置は、ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶ステップと、ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知ステップと、前記検知ステップによって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶ステップにおいて印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する第1の通知ステップと、を実行することを特徴とする。
上記課題を解決するための第4の発明は、記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置で読み取り実行可能なプログラムあって、前記印刷装置を、ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶手段と、ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知手段と、前記検知手段によって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶手段によって印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する第1の通知手段と、して機能させることを特徴とする。
上記課題を解決するための第5の発明は、携帯端末と記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置とが通信可能な印刷システムの制御方法であって、前記携帯端末は、印刷装置の通知手段によって通知された未印刷の印刷データが存在する旨を受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信した未印刷の印刷データが存在する旨を表示部へ表示する表示ステップと、を実行し、前記印刷装置は、ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶ステップと、ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知ステップと、前記検知ステップによって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶ステップによって印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する通知ステップと、を実行することを特徴とする。
上記課題を解決するための第6の発明は、携帯端末と記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置とが通信可能な印刷システムで読み取り実行可能なプログラムあって、前記携帯端末を、印刷装置の通知手段によって通知された未印刷の印刷データが存在する旨を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した未印刷の印刷データが存在する旨を表示部へ表示する表示手段と、して機能させ、前記印刷装置を、ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶手段と、ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知手段と、前記検知手段によって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶手段によって印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する通知手段と、して機能させることを特徴とする。
本発明では、ユーザが所持する携帯端末へ未印刷の印刷ジョブが存在することを通知することで、印刷物の印刷出力のし忘れを抑止することができる、という効果を奏する。
本発明の実施形態にかかる印刷システムの概略構成を示す構成図である。 本発明の実施形態にかかるクライアント端末、管理サーバ、IC認証サーバ、入退室管理サーバ107のハードウェアの概略構成を示す構成図である。 本発明の実施形態にかかる複合機のハードウェアの概略構成を示す構成図である。 本発明の実施形態において印刷物の印刷し忘れを通知する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において印刷物の印刷し忘れを通知する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において印刷システムで実行される処理で用いるテーブル、及びリストの構成図である。 本発明の実施形態においてカードID登録画面の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態において通知メッセージ画面の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態において通知メッセージ画面の構成を示す構成図である。 本発明の変形例において印刷システムで実行される処理で用いるテーブル、及びリストの構成図である。 本発明の変形例において通知メッセージ画面の構成を示す構成図である。 本発明の変形例において通知メッセージ画面の構成を示す構成図である。 本発明の変形例において印刷物の印刷し忘れを通知する処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1には、本発明の実施形態にかかる印刷システムの概略構成が示されている。
印刷システム100は、クライアント端末101、複合機102、103、管理サーバ104、IC認証サーバ105、入退室装置106、入退室管理サーバ107及び携帯端末108を含んで構成されており、それぞれの機器がネットワーク109を介して接続されている。なお、各機器は複数の構成を備える態様としても良い。
クライアント端末101は、ユーザによって起動されると、ユーザを一意に識別するためのユーザIDやパスワード等のユーザ情報の入力を求め、ユーザによって入力されたユーザ情報を用いて認証処理を行い、当該ユーザが認証されると、クライアント端末101の使用が可能となる。
また、クライアント端末101では、印刷を所望するデータファイル等を選択して印刷指示を行うと、ユーザID等のユーザを特定するための情報を含む印刷データを生成して、印刷出力を行いたい複合機へ当該印刷データを送信する。
複合機102、103は、クライアント端末101から送信された印刷データを受信すると、自身のハードディスクへ受信した印刷データを記憶する。ユーザが複合機102、103に備えられたカードリーダへユーザが所持するICカードを翳すと、ICカードに記憶されたユーザを特定するためのカードIDなどの情報を取得する。
そして、複合機102、103内で、カードIDとユーザIDとが対応した情報を保持しておくことで、複合機102、103は、取得したカードIDから特定されるユーザIDを有するハードディスクに記憶した印刷データを取得し、操作部へ表示する。
ユーザは、操作部に表示された印刷データから印刷を行いたいものを選択して印刷指示を行うと、印刷データを用いて印刷物を出力し、当該印刷データの印刷状況が未印刷から印刷済と変更する。
また、複合機102、103は、未印刷の印刷ジョブのオーナであるユーザが携帯端末108を所持して周辺に存在する場合、あるいは、当該ユーザがフロアーから退室するときに、携帯端末108へ未印刷の印刷ジョブが存在することを通知する。
管理サーバ104は、ネットワーク109に接続された複合機から未印刷の印刷ジョブを管理しており、それぞれの複合機から送信されてきた未印刷の印刷ジョブにかかる情報を纏めた後、纏められた未印刷の印刷ジョブにかかる情報をそれぞれの複合機へ送信する。
IC認証サーバ105は、複合機102、103に備えられたカードリーダに翳されたICカードから取得したカードIDを受信し、当該カードIDを用いて認証処理を行い、認証処理の結果を複合機102、103へ送信する。複合機102、103は、認証処理の結果を用いて複合機102、103の使用可否を制御する。
入退室装置106は、フロアーの入口及び出口の付近に備えられえており、ユーザが入退室時にICカードを翳すことによって、ICカードのカードIDを取得して、入退室にかかる情報を管理する入退室管理サーバ107に送信する。入退室管理サーバ107は、カードIDに対応させて入退室の時刻に係る情報を履歴として記憶している。
また、出口に備えられた入退室装置106に対してICカードが翳されると、ICカードを翳したユーザがオーナとなる未印刷の印刷ジョブが残っているかを確認するため、ICカードから取得したICカードを管理サーバ104へ送信する。
携帯端末108は、複合機102、103に未印刷の印刷ジョブが存在することの通知を受信し、ディスプレイへ未印刷の印刷ジョブが存在している旨を表示することで、ユーザへその旨を知らしめることが可能である。
携帯端末108は、図7に示すような、ユーザが所持するICカードのカードIDを携帯端末108自身に登録するためのカードID登録画面400を備えている。
このカードID登録画面400は、カードIDを入力するための入力欄401、入力欄401に表示されたカードIDを登録する際に押下するための登録ボタン402、既に登録されたカードIDを削除するための削除ボタン403を備えている。
カードID登録画面400は、既にカードIDを登録している状況で起動させると、入力欄401には、登録されたカードIDが表示された状態で、当該画面が表示される。
以下、図2を用いて、図1に示したクライアント端末101、管理サーバ104、IC認証サーバ105、入退室管理サーバ107、及び携帯端末108に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ、各PC、或いは各携帯端末の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(ディスプレイ)210等の表示器への表示を制御する。なお、図2では、ディスプレイ210と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したネットワーク109)を介して外部機器と有線あるいは無線で接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
次に、図3を用いて、図1に示した複合機102、103のハードウェア構成について説明する。
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したネットワーク109)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム、画像データ等を格納する。
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(キーボード)308とのインタフェース部である。また、操作部I/F307は、操作部308から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU301に伝える役割をする。
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)109に接続する。また、無線通信も可能な構成となっており、赤外線やBluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)を用いた通信にて他の装置と接続し、データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394、プリンタポート、RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となるICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F部318に接続されている。
そして、CPU301は、この外部I/F部318を介してカードリーダ319によるICカードからのカードIDなどの情報読み取りを制御し、当該ICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、複合機の補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。
プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。
また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、ICカード(ICチップとして携帯端末内に備えられていてもよい)に記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F部318を介してCPU301へ通知する。
また、カードリーダ319はNFCの通信規格に対応しており、ICカードや携帯端末108のICチップへの読み書きを行うことが可能な構成となっている。なお、NFC規格対応のカードリーダに、NFC規格対応の携帯端末108をかざすと、認証を行い、携帯端末と複合機とのペアリングを行う。
そして、かざされた携帯端末108と複合機で通信(P2P)を確立してデータの通信を行うことが可能である。
例えば、携帯端末108をカードリーダにかざすことで、携帯端末に記憶されている画像を複合機へ送信することが可能となる。なお、NFCの通信規格の詳細は、従来技術であるため、説明を省略するものとする。
また、通信部321において、携帯端末108をかざすことなく、高速通信規格である、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)通信によって、携帯端末と複合機間で通信を行わせることも可能である。
上述した複合機102、103では、複合機102、103を制御するためのプラットフォームが存在し、このプラットフォーム上で、IC認証サーバ105と通信するための認証アプリケーションが動作している。認証アプリケーションはHDD304に記憶されており、プラットフォームが管理する、ログイン時にユーザ情報を格納するログインコンテキストや、各種設定情報は、HDD304上に領域が確保されている。
また、プラットフォーム上には、複合機102、103の本体機能を拡張したアプリケーションがインストールされ、動作している。これらアプリケーションは、プラットフォームのAPIを用いて実行される。
このプラットフォームを介して、複合機の各機能を制御することが可能な構成となっている。
また、複合機102、103には、Webブラウザも記憶されており、Webシステムと連携することも可能である。この場合、Webアプリケーションサーバから受信した画面を、Webブラウザを用いて表示する。Webブラウザ上で指示した命令は、Webアプリケーションサーバへ要求がなされ、Webアプリケーションサーバからの命令を受け付けることによって、複合機102、103により動作(スキャンやプリント処理)を実行することが可能である。
以上のような構成によって、複合機102、103は、スキャナ部314から読み込んだ画像データをネットワーク109上に送信したり、ネットワーク109から受信した印刷データをプリンタ部312により印刷出力することができる。
また、スキャナ部314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力することできる。
次に、図4及び図5に示すフローチャートを用いて印刷物の印刷し忘れを通知する処理について説明する。
ステップS100では、クライアント端末101に対して起動指示がなされた後、クライアント端末101において、ユーザによって入力されたユーザ情報を受け付けると、ステップS101では、クライアント端末101において、ステップS100で受け付けたユーザ情報を用いて、ユーザ情報を管理するサーバ(不図示)において、認証処理を行い、認証がなされると、ステップS102へ処理を進める。なお、IC認証サーバ105にユーザ情報を管理する機能を設けることで、当該サーバ(不図示)の代替として構成することも可能である。
ステップS102では、クライアント端末101において、ユーザから印刷指示を受け付けると、印刷を所望するデータファイルを用いて、ステップS100で受け付けたユーザ情報を含む印刷データを生成する。
ステップS103では、クライアント端末101において、ステップS102において生成された印刷データの印刷を行う複合機102あるいは複合機103へ送信する。本実施形態では、複合機102へ送信するものとする。
ステップS104では、複合機102において、クライアント端末101からの印刷データの受信を待機しており、印刷データを受信したと判定したらステップS105へ処理を進める。
ステップS105では、複合機102において、ステップS104において受信した印刷データをHDD304へ記憶し、ステップS106では、複合機102において、印刷ジョブテーブル(図6参照)に記憶した印刷ジョブ情報を更新する。
印刷ジョブテーブルは、印刷ジョブを一意に識別するためのジョブID、ユーザ情報に含まれるユーザID、印刷ジョブの印刷状況などの印刷ジョブ情報を含んで構成されている。
本ステップでは、ステップS104において受信した印刷データにかかる印刷ジョブ情報を記憶する。
ステップS107では、複合機102において、未印刷の印刷ジョブに関するリストを作成する。本ステップでは、印刷序部テーブルの印刷状況が未印刷の印刷ジョブのカードIDを抽出してリストを生成する。そのリストの一例を、図6の最下段に示す。
ステップS108では、複合機102において、ステップS107において生成した未印刷ジョブリストを管理サーバ104へ送信し、その後、管理サーバ104では、他の複合機103などからの未印刷ジョブリストを受信して、受信した全ての未印刷ジョブリストをマージした後、すべての複合機へマージした未印刷ジョブリストをそれぞれに送信する(図5にて後述)。
ステップS109では、複合機102において、管理サーバ104から送信された未印刷ジョブリストを受信し、ステップS110では、複合機102において、ステップS109で受信した未印刷ジョブリストを用いて、自身の未印刷ジョブリストを更新する。
ステップS111では、複合機102において、未印刷ジョブリストから未印刷の印刷ジョブが存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、ステップS112へ処理を進め、存在しないと判定した場合は、ステップS104へ処理を進める。
ステップS112では、複合機102において、複合機102の周辺に存在する携帯端末108に無線や音波などを用いて通信を試み、通信が確立されると、未印刷ジョブリストを通信が確立した携帯端末108へ送信する。
ステップS113では、複合機102において、印刷ジョブテーブルに記憶した印刷ジョブ情報にかかる情報を操作部308へ表示し、ユーザが印刷を所望する印刷ジョブ情報が選択されて印刷指示を受け付けると、プリンタ部312によって印刷出力を行う。あるいは、操作部308へ表示された印刷ジョブ情報の削除の指示を受け付ける。
印刷指示あるいは削除指示を受け付けると、ステップS106へ処理を進め、ステップS106以後、印刷指示あるいは削除指示を受け付けた印刷ジョブに関して、印刷ジョブテーブルの印刷状況を未印刷から印刷済、あるいは削除などの情報へ変更する。
ステップS114では、ステップS112において通信の確立要求が複合機102からなされると、携帯端末108は複合機102との通信を確立する。そして、通信が確立すると、未印刷ジョブリストを複合機102から受信する。
ステップS115では、携帯端末108において、通知メッセージ画面500(図8参照)がディスプレイ210へ表示されているか否かを判定し、表示されていると判定している場合は、ステップS114へ処理を進め、表示されていないと判定した場合は、ステップS116へ処理を進める。
ステップS116では、携帯端末108において、携帯端末108を所持しているユーザの未印刷の印刷ジョブが存在するか否かをチェックする。
チェック方法としては、ステップS114において複合機102から受信した未印刷ジョブリストに含まれるカードIDが、前述したカードID登録画面400で登録されたカードIDとが一致すれば、ユーザの未印刷の印刷ジョブが存在すると判定し、一致するものがなければ、存在しないとして判定する。
ステップS117では、携帯端末108において、ステップS116において判定した結果を用いて、ユーザの未印刷の印刷ジョブが存在すると判定した場合、ステップS118へ処理を進め、存在しないと判定した場合、ステップS114へ処理を進める。
ステップS118では、通知メッセージ画面500をディスプレイ210へ表示する。ユーザは、通知メッセージ画面500を確認すると、通知メッセージ画面500に備えたOKボタン501を押下すると、通知メッセージ画面500は閉じられる。
図5に示すフローチャートにおいて、ステップS200では、管理サーバ104において、複合機から未印刷ジョブリストの受信を待機し、何れの複合機から未印刷ジョブリストを受信するとステップS201へ処理を進める。
ステップS201では、管理サーバ104において、ステップS200で受信した未印刷ジョブリストをRAM203へ記憶し、ステップS202では、管理サーバ104において、ステップS201でそれぞれの複合機から送信されRAM203へ記憶した未印刷ジョブリストをマージする。
そして、マージした未印刷ジョブリストを、ネットワーク109を介して接続されたすべての複合機へ送信する。そして、ステップS109では、複合機102において受信した未印刷ジョブリストを用いて、自身の未印刷ジョブリストを更新する。
ステップS203では、フロアーの出口の付近に備えられた入退室管理装置106において、ICカードが翳されたか否かを判定し、翳されたと判定した場合、ICカードのカードIDを取得して、ステップS204へ処理を進める。
ステップS204では、入退室装置106において、ステップS203において取得したカードIDを管理サーバ104へ送信して、ステップS205へ処理を進め、ステップS205では、管理サーバ104において、ステップS204で入退室装置106から送信されたカードIDを受信する。
ステップS206では、管理サーバ104において、入退室装置106へICカードを翳したユーザの未印刷の印刷ジョブが存在するか否かをチェックする。
チェック方法としては、ステップS205において入退室装置106から受信したカードIDと未印刷ジョブリストに含まれるカードIDとが一致すれば、ユーザの未印刷の印刷ジョブが存在すると判定し、一致するものがなければ、存在しないとして判定する。
ステップS207では、管理サーバ104において、ステップS206において判定した結果を用いて、ユーザの未印刷の印刷ジョブが存在すると判定した場合、ステップS208へ処理を進め、存在しないと判定した場合、ステップS200へ処理を進める。
ステップS208では、管理サーバ104において、カードが翳された入退室装置106に対して警告通知を行うと、ステップS209では、入退室装置106において、警告音を鳴らすことで、退室しようとしているユーザへ、未印刷の印刷ジョブが存在することを通知する。
次に、図4へ戻り、ステップS120では、クライアント端末101において、ユーザによってクライアント端末101に対してシャットダウンの指示がなされたか否かを判定し、指示がなされたと判定した場合、ステップS121へ処理を進め、指示がなされたと判定しない場合、ステップS102へ処理を進める。
ステップS121では、クライアント端末101において、シャットダウン処理に対して割り込み処理を起動し、ステップS122では、クライアント端末101において、クライアント端末101を使用していたユーザの未印刷の印刷ジョブが存在するか否かの確認を複合機102に対して行う。本ステップでは、ユーザ情報を複合機102へ送信する。
ステップS123では、複合機102において、ステップS122で未印刷の印刷ジョブが存在するか否かの確認を受け付ける、つまり、ユーザ情報を受け付けると、ステップS124では、複合機102において、ステップS123で受け付けたユーザ情報のユーザIDに対応するカードIDをユーザ情報テーブルから特定する。
そして、特定したカードIDと一致するカードIDが未印刷ジョブリストに存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、未印刷の印刷ジョブが存在するとして、ステップS125へ処理を進め、存在すると判定しない場合、未印刷の印刷ジョブが存在しないとして、ステップS126へ処理を進める。
ステップS125では、複合機102において、未印刷の印刷ジョブが存在することをクライアント端末101へ送信し、ステップS126では、複合機102において、未印刷の印刷ジョブが存在しないことをクライアント端末101へ送信する。
ステップS127では、クライアント端末101において、複合機102と通信可能か否かを判定し、通信可能と判定した場合は、ステップS128へ処理を進め、通信不可と判定した場合は、ステップS129へ処理を進める。
ステップS128では、クライアント端末101において、ステップS125あるいはステップS126で複合機102から送信される未印刷の印刷ジョブの存在有無にかかる情報を受信して、ディスプレイ210へ表示する。
未印刷の印刷ジョブが存在することを表示する例として、図9に示す通知メッセージ画面600をディスプレイ210へ表示し、通知メッセージ画面600のOKボタン601が押下されたことを検知するとステップS129へ処理を進める。
未印刷の印刷ジョブが存在しない場合は、同じように、通知メッセージ画面600をディスプレイ210へ表示してその旨を通知しても良いし、何も表示せずにステップS129へ処理を進めても良い。
ステップS129では、クライアント端末101において、シャットダウンの処理を行い、本処理を終了する。
「第1の変形例」
前述の実施形態では、何れの複合機に未印刷の印刷ジョブが存在する際に、ユーザが所持する携帯端末へ通知を行っていたが、第一の変形例では、何れの複合機に未印刷の印刷ジョブが存在するかを通知するものである。尚、前述の実施形態と同様な構成及び処理を行うため、異なる部分のみを説明する。
本変形例では、管理サーバ104では、複合機にかかる情報を複合機情報として記憶するための複合機情報テーブルを備えており、複合機情報には、複合機を一意に識別するための機器ID、複合機のフロアーにおける設置位置(位置座標や位置の通知にかかる情報など)、複合機が入退室装置106の近隣に設置されている場合、入退室装置106を一意に識別するための入退室管理装置IDなどを備えている。
また、図6に示す未印刷ジョブリストに対して、図10に示すように、カードID以外にも、前述した複合機情報をも備えている。
図4のフローチャートにおけるステップS107では、複合機102では、図10に示す未印刷ジョブリストを作成するが、未印刷ジョブリストの複合機情報には、自身に設定されている機器IDを取得して設定する。
そして、図5に示すフローチャートにおけるステップS202では、受信した未印刷ジョブリストの機器IDを有する複合機情報テーブルの複合機情報を取得して、未印刷ジョブリストの複合機情報へ設定し、当該未印刷ジョブリストをマージする。
ステップS109では、ステップS202でマージされた未印刷ジョブリストを受信し、以降、前述の実施形態と同様な処理を行い、ステップS118では、図11に示す通知メッセージ画面700をディスプレイ210へ表示する。通知メッセージ画面700は、通知メッセージ画面500とは異なり、何れの複合機に未印刷の印刷ジョブがあるかを表示する態様を備える。
ユーザは、通知メッセージ画面700を確認すると、通知メッセージ画面700に備えたOKボタン701を押下すると、通知メッセージ画面700は閉じられる。
また、ステップS128では、クライアント端末101において、ステップS125あるいはステップS126で複合機102から送信される未印刷の印刷ジョブの存在有無にかかる情報を受信して、ディスプレイ210へ表示する。
未印刷の印刷ジョブが存在することを表示する例として、図12に示す通知メッセージ画面800をディスプレイ210へ表示し、通知メッセージ画面800のOKボタン801が押下されたことを検知するとステップS129へ処理を進める。
通知メッセージ画面800は、通知メッセージ画面600とは異なり、何れの複合機に未印刷の印刷ジョブがあるかを表示する態様を備える。
さらに、ステップS204では、入退室装置106において、カードIDに加えて入退室装置106を一意に識別するための入退室管理装置IDを管理サーバ104へ送信する。
ステップS206では、管理サーバ104において、ステップS204で受信した入退室管理装置IDを有する複合機を複合機情報テーブルに記憶した複合機情報を用いて特定し、未印刷の印刷ジョブが存在する複合機から、特定された複合機に対して未印刷の印刷ジョブを送信する。
そして、未印刷の印刷ジョブを送信したことをユーザが所持する携帯端末108へ通知し、ユーザは携帯端末108のディスプレイ210に近隣の複合機へ未印刷の印刷ジョブが送信されたことを確認することが可能である。これによって、ユーザは、未印刷の印刷ジョブをスムーズに印刷することができる。
「第2の変形例」
前述の実施形態及び第1の変形例では、未印刷の印刷ジョブがあることの通知方法として、携帯端末の画面にメッセージを通知する方法を挙げたが、第2の変形例では、携帯端末を振動させることで通知する方法をとる。尚、前述の実施形態及び第1の変形例と同様な構成及び処理を行うため、異なる部分のみを説明する。
図13には、図4に示すフローチャートを改良したものを図示しているが、異なるのは、ステップS115及びステップS118の処理がなくなり、ステップS200を新たに追加した。
ステップS117では、携帯端末108において、ステップS116において判定した結果を用いて、ユーザの未印刷の印刷ジョブが存在すると判定した場合、ステップS200へ処理を進め、ステップS200では、携帯端末108は自身を振動する。
また、ステップS200では、ステップS112及びステップS114において近距離通信を行っている複合機に未印刷の印刷ジョブが存在する場合、携帯端末108の振動を強く行い、近距離通信を行っている複合機に未印刷の印刷ジョブが存在せず、他の複合機に未印刷の印刷ジョブが存在する場合、前者よりも振動を弱く行うことで、携帯端末108の画面を見ることなく未印刷の印刷ジョブの存在に気づくとともに、ユーザが近隣の複合機に未印刷の印刷ジョブがあることに気づくことで、当該複合機での印刷をスムーズに行わせることが可能である。
尚、前述の実施形態及び第1の変形例において通知メッセージ画面にメッセージを通知する方法を記載したが、画面へ通知するとともに、本変形例のように振動することを合わせて行わせることも可能である。
「第3の変形例」
前述の実施形態、第1の変形例、及び第2の変形例では、未印刷の印刷ジョブがある場合に通知を行っていたが、第3の変形例では、未印刷の印刷ジョブが作成された時刻を用いて、通知方法を変える点が、前述の実施形態、第1の変形例、及び第2の変形例と異なる。尚、前述の実施形態、第1の変形例及び第2の変形例と同様な構成及び処理を行うため、異なる部分のみを説明する。
第3の変形例では、未印刷ジョブリストに対して、印刷ジョブが作成された時刻に関する情報を含んで構成される。
そして、図4に示すフローチャートにおいて、ステップS111、ステップS116、及びステップS124において、未印刷ジョブリストから未印刷の印刷ジョブが存在するか否かを判定するが、この判定を行う際に、現在、処理を行っている時刻と、未印刷の印刷ジョブが作成された時刻とを比較し、所定時間内であれば、未印刷の印刷ジョブが存在すると判定し、所定時間内でなければ、未印刷の印刷ジョブが存在しないと判定する。
また、図5に示すフローチャートにおいて、ステップS204では、ステップS203において取得したカードIDに対応するユーザが入室した時刻を入退室管理サーバ107へ要求し、カードID及び入室した時刻を管理サーバ104へ送信して、ステップS205へ処理を進める。
ステップS205では、管理サーバ104において、ステップS204で入退室装置106から送信されたカードID及び入室した時刻に係る情報を受信する。
ステップS206では、未印刷の印刷ジョブが作成された時刻が、ステップS205で受信した入室した時刻(例えば、本日最初に入室した時刻)よりも前の印刷ジョブは、未印刷の印刷ジョブが存在するとはせず、未印刷の印刷ジョブが作成された時刻が、入室した時刻よりも後の印刷ジョブであれば、未印刷の印刷ジョブが存在するという判定条件を加えることが可能である。
以上、本発明によれば、ユーザが所持する携帯端末へ未印刷の印刷ジョブが存在することを通知することで、印刷物の印刷出力のし忘れを抑止することができる。
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。
この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体をシステムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 KB
210 ディスプレイ
211 外部メモリ
301 CPU
302 RAM
303 ROM
304 HDD
305 ネットワークインタフェース
306 MDEM
307 操作部I/F
308 操作部
309 システムバス
310 RIP
311 プリンタI/F
312 プリンタ部
313 スキャナI/F
314 スキャナ部
315 画像バス
316 コントローラユニット
317 画像処理部
318 外部I/F
319 カードリーダ
320 イメージバスインタフェース
321 通信部

Claims (16)

  1. 記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置であって、
    ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶手段と、
    ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶手段によって印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する第1の通知手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記記憶手段は、印刷データが作成された時刻にかかる情報を含めて記憶し、
    前記第1の通知手段は、未印刷の印刷データの時刻が所定の時間以内であれば、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知し、一方、未印刷の印刷データの時刻が所定の時間以内でなければ、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知しないことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1の通知手段は、前記検知手段によって検知した携帯端末のユーザの未印刷の印刷データが他の印刷装置へ記憶されている場合よりも、強く振動を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. ユーザの情報処理装置の停止がなされると当該情報処理装置から当該ユーザの未印刷の印刷ジョブの確認要求を受付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受付けたユーザの印刷データが、前記記憶手段によって印刷状況が未印刷である場合、前記情報処理装置へ未印刷の印刷データが存在することを通知する第2の通知手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記受付手段は、ユーザがフロアーから退室することを入退室装置から受付け、
    前記受付手段によって受付けたユーザの印刷データが、前記記憶手段によって印刷状況が未印刷である場合、前記入退室装置へ未印刷の印刷データが存在することを通知する第3の通知手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記第3の通知手段は、前記受付手段によって入退室装置から受付けたユーザの退室時刻と前記ユーザの未印刷である印刷データの時刻が所定の時間以内であれば、前記入退室装置へ未印刷の印刷データが存在することを通知し、一方、未印刷の印刷データの時刻が所定の時間以内でなければ、前記入退室装置へ未印刷の印刷データが存在することを通知しないことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記第3の通知手段は、前記受付手段によって入退室装置から受付けたユーザの当日の最初の入室時刻以降の前記ユーザの未印刷である印刷データが存在することを通知することを特徴とする請求項5または6に記載の印刷装置。
  8. 前記記憶手段は、ユーザの他の印刷装置の記憶部に記憶された前記印刷データの印刷状況をも記憶することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記第1の通知手段は、前記未印刷の印刷データが記憶された印刷装置が、自身の印刷装置か他の印刷装置によって、異なる通知方法を行うことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の印刷装置。
  10. 前記第2の通知手段は、前記未印刷の印刷データが記憶された印刷装置が、自身の印刷装置か他の印刷装置によって、異なる通知方法を行うことを特徴とする請求項4乃至9の何れか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記第3の通知手段は、前記未印刷の印刷データが記憶された印刷装置が、自身の印刷装置か他の印刷装置によって、異なる通知方法を行うことを特徴とする請求項5乃至10の何れか1項に記載の印刷装置。
  12. 携帯端末と記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置とが通信可能な印刷システムであって、
    前記携帯端末は、
    印刷装置の通知手段によって通知された未印刷の印刷データが存在する旨を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した未印刷の印刷データが存在する旨を表示部へ表示する表示手段と、
    を備え、
    前記印刷装置は、
    ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶手段と、
    ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶手段によって印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する通知手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷システム。
  13. 記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶ステップと、
    ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップによって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶ステップにおいて印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する第1の通知ステップと、
    を実行することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  14. 記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置で読み取り実行可能なプログラムあって、
    前記印刷装置を、
    ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶手段と、
    ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶手段によって印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する第1の通知手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  15. 携帯端末と記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置とが通信可能な印刷システムの制御方法であって、
    前記携帯端末は、
    印刷装置の通知手段によって通知された未印刷の印刷データが存在する旨を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信した未印刷の印刷データが存在する旨を表示部へ表示する表示ステップと、
    を実行し、
    前記印刷装置は、
    ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶ステップと、
    ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップによって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶ステップによって印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する通知ステップと、
    を実行することを特徴とする印刷システムの制御方法。
  16. 携帯端末と記憶部へ記憶された印刷データを印刷する印刷装置とが通信可能な印刷システムで読み取り実行可能なプログラムあって、
    前記携帯端末を、
    印刷装置の通知手段によって通知された未印刷の印刷データが存在する旨を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した未印刷の印刷データが存在する旨を表示部へ表示する表示手段と、
    して機能させ、
    前記印刷装置を、
    ユーザの前記印刷データの印刷状況を記憶する記憶手段と、
    ユーザの携帯端末が近づいたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知した携帯端末のユーザの印刷データが、前記記憶手段によって印刷状況が未印刷である場合、前記携帯端末へ未印刷の印刷データが存在することを通知する通知手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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