JP2016210004A - 卓上切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】制動時の反動の影響を抑制しながら切断工具を迅速に停止することの可能な卓上切断機を提供する。【解決手段】卓上切断機は、ベース1と、ベース1に連結されたターンテーブル2と、ターンテーブル2の後方側端部付近には、立設されたホルダ5と、ホルダ5の上部にシャフト10を介して軸支された切断部11とを備える。切断部11は、丸鋸刃18を回転可能に支持する。切断部11には、シャフト10の付近に、マイクロスイッチ21,23がそれぞれ設けられる。切断部11が上死点付近にある場合、マイクロスイッチ23がオンになる。切断部11が下死点付近にある場合、マイクロスイッチ21がオンになる。制御部は、マイクロスイッチ21がオンであれば、切断部11が下死点付近以外にある場合と比較して制動力を大きく設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、丸鋸刃等の切断工具によって被加工材を切断する、制動機能を有する卓上切断機に関する。
卓上切断機は、一般に、被加工材の載置面を有するベース部と、ベース部に立設されてベース部に対して傾斜可能なホルダ部と、ホルダ部に支持されてベース部に対して上下に揺動可能な切断部(丸鋸部)とを備える。切断部は、丸鋸刃等の切断工具(切断刃)を回転駆動するモータを有する。使用者は、切断工具を回転駆動している切断部を下方に揺動させ、ベース部に載置された被加工材を切断する。下記特許文献1は、卓上切断機において、切断部が上死点にあるか否かをマイクロスイッチ等の検出スイッチによって検出し、切断部が上死点付近にある場合にはモータを低速運転することにより、待機時の省電力化及び騒音の低減を図っている。
特開2014−14911号公報
卓上切断機において、モータへの通電の有無を切り替えるトリガスイッチがオフされると、自動的に制動を行う(ブレーキをかける)ものが知られている。切断作業終了後、まだ切断工具が回転しているうちに切断部を上げると、切断面にソーマーク(切断すじ)が発生することがある。そのため、使用者は、切断作業終了後、切断工具の回転が止まるのを待ってから切断部を上げる必要がある。したがって、切断作業終了後の待ち時間を少なくする観点(作業効率化の観点)では、制動力を大きくして制動時間を短縮化することが望ましい。一方、制動力が大きいと、切断部が下死点から離れた揺動位置にある場合に、制動時に切断部を下方に揺動させようとする反動が大きくなり、切断工具が不意に下方に動いて被加工材を傷つけてしまうリスクが高くなる。制動時の反動は、モータの回転数が高いほど大きくなる傾向がある。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、制動時の反動の影響を抑制しながら切断工具を迅速に停止することの可能な卓上切断機を提供することにある。
本発明のある態様は、卓上切断機である。この卓上切断機は、
被加工材を載置可能な載置面を有するベース部と、
切断工具を回転駆動するモータを有し、前記切断工具を回転可能に支持する切断部と、
前記モータへの通電の有無を切り替える操作部と、
前記切断部を前記ベース部に近接、離間するように揺動可能に支持するホルダ部と、
前記切断部の揺動位置を検出する揺動位置検出手段と、
少なくとも前記モータの制動を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記切断部が下死点を含む所定の揺動範囲内にある場合に、前記切断部が前記所定の揺動範囲外にある場合と比較して制動力を大きく設定する。
前記制御部は、前記操作部により前記モータへの通電が停止に切り替わった際に前記制動力を働かせてもよい。
前記揺動位置検出手段が、前記切断部の揺動軸付近に配置されてもよい。
前記揺動位置検出手段は、前記切断部が前記所定の揺動範囲内にあるか否かでオンオフが切り替わるスイッチであってもよい。
前記スイッチは、前記切断部に設けられ、前記切断部が前記所定の揺動範囲内にあるときに前記ホルダ部によって押されることでオンになってもよい。
前記揺動位置検出手段は、前記ホルダ部及び前記切断部の一方に設けられた磁気センサと、他方に設けられた磁界発生手段とを含んでもよい。
前記所定の揺動範囲では、前記切断工具の外縁が前記載置面より下方に延在してもよい。
前記モータの回転数を検出する回転数検出手段を更に有し、
前記制御部は、前記モータの回転数が所定値以下の場合に、前記モータの回転数が前記所定値を超えている場合と比較して、前記切断部が前記所定の揺動範囲外にあるときの前記制動力を大きく設定してもよい。
本発明のもう一つの態様は、卓上切断機である。この卓上切断機は、
被加工材を載置可能な載置面を有するベース部と、
切断工具を回転駆動するモータを有し、前記切断工具を回転可能に支持する切断部と、
前記モータへの通電の有無を切り替える操作部と、
前記切断部を前記ベース部に近接、離間するように揺動可能に支持するホルダ部と、
少なくとも前記モータの制動を制御する制御部と、
前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、を備え、
前記制御部は、前記モータの回転数が所定値以下の場合に、前記モータの回転数が前記所定値を超えている場合と比較して制動力を大きく設定する。
前記制動力が大きいほど制動時の前記モータの回転数の時間変化率が大きくなってもよい。
前記制御部は、電気制動用にオンされるスイッチング素子のオン期間のデューティ比を変化させることにより制動時の制動力を変化させてもよい。
前記制御部は、電気制動用にオンされるスイッチング素子の数を変化させることにより制動時の制動力を変化させてもよい。
前記モータがブラシレスモータであり、
前記制御部は、前記スイッチング素子を制御することで、前記ブラシレスモータの駆動を制御してもよい。
前記モータは制動用コイルを有し、
前記制御部は、制動時において、前記制動用コイルと前記モータを含むように閉回路を形成することで制動力を発生させてもよい。
前記制動用コイルは複数設けられており、
前記制御部は、電流が流れる前記制動用コイルの数を変化させることで、前記制動力を変化させてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、制動時の反動の影響を抑制しながら切断工具を迅速に停止することの可能な卓上切断機を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る卓上切断機の、切断部11が上限位置にある状態の側面図。 図1のA部拡大図。 前記卓上切断機の正面図。 前記卓上切断機の、切断部11を丸鋸刃18が被加工材35に接触する位置まで揺動させた状態の側面図。 前記卓上切断機の、切断部11が下限位置にある状態の側面図。 図5のB部拡大図。 モータ60がブラシレスモータである場合における前記卓上切断機の制御ブロック図。 モータ60がブラシ付きモータである場合における前記卓上切断機の制御ブロック図。 前記卓上切断機の第1の制御フローチャート。 前記卓上切断機の第2の制御フローチャート。 前記卓上切断機の第3の制御フローチャート。 前記卓上切断機の切断部11が下死点付近にある場合におけるモータ60の起動から制動、停止までの回転数波形図。 前記卓上切断機の切断部11が下死点付近以外にある場合におけるモータ60の起動から制動、停止までの回転数波形図。 前記卓上切断機のモータ60の回転数に応じて制動力を異ならせる場合におけるモータ60の起動から制動、停止までの回転数波形図。 本発明の実施形態2に係る卓上切断機の、切断部11が上限位置にある状態の側面図。 図15のC部拡大図。 前記卓上切断機の、切断部11を丸鋸刃18が被加工材35に接触する位置まで揺動させた状態の側面図。 前記卓上切断機の、切断部11が下限位置にある状態の側面図。 図18のD部拡大図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
実施の形態1
図1は、本発明の実施形態1に係る卓上切断機の、切断部11が上限位置にある状態の側面図である。図2は、図1のA部拡大図である。図3は、前記卓上切断機の正面図である。図4は、前記卓上切断機の、切断部11を丸鋸刃18が被加工材35に接触する位置まで揺動させた状態の側面図である。図5は、前記卓上切断機の、切断部11が下限位置にある状態の側面図である。図6は、図5のB部拡大図である。
本実施の形態の卓上切断機において、木材等の被加工材35は、ベース部の上面に載置される。ベース部は、床面等に載置可能なベース1と、ベース1の中央に埋設され、上面がベース1の上面とほぼ面一となるターンテーブル2とを有する。ターンテーブル2は、自身の上面に直交する不図示の回動軸を介して回動可能にベース1と連結される。ベース1の上面には一対のフェンス3が設けられており、被加工材35をフェンス3に当接させることにより、安定した切断作業を行うことができる。ターンテーブル2をベース1に対して回動させると、ターンテーブル2と連結された後述のホルダ5及び切断部11のフェンス3に対する位置が変化する。これにより、フェンス3と丸鋸刃18の側面との角度(上方から見た角度)が変化し、フェンス3に当接された被加工材35を様々な角度で切断加工(角度切り)することができる。
ターンテーブル2の後方側(図1左側)端部付近には、ホルダ部としてのホルダ5が上方に立設される。ホルダ5は、切断工具(切断刃)としての丸鋸刃18の側面及びターンテーブル2の上面とほぼ平行に延びたホルダシャフト(傾斜軸)4を介して、ターンテーブル2に接続される。ホルダシャフト4の軸心をターンテーブル2上面とほぼ一致させることで、ホルダ5はホルダシャフト4を支点にターンテーブル2に対して左右傾斜自在に軸支される。傾斜可能範囲は例えば左右それぞれ45度程度である。クランプレバー30を緩めると、ホルダ5は、ホルダシャフト4を支点に傾斜可能となる(ホルダ5の傾斜位置が調整可能となる)。クランプレバー30を締め付けると、ホルダ5の傾斜位置が任意の位置で固定される。
ホルダ5の上部には、シャフト(揺動軸)10を介して切断部(丸鋸部)11が軸支される。切断部11は、シャフト10の支持により、ベース1及びターンテーブル2の上面に対し上下揺動自在である。ホルダ5と切断部11の間には、切断部11を上方に付勢するスプリング12が設けられる。図示しないが、丸鋸部ホルダ7に設けたストッパ受部に、切断部11に支持されたストッパボルトが当接することで、切断部11の揺動下限位置が定められる。
切断部11の鋸刃軸には、丸鋸刃18が回転自在に支持される。切断部11は、丸鋸刃18の上部外周を覆うソーカバー(ギヤカバー)15と、丸鋸刃18の下部外周を覆う保護カバー28とを有する。ソーカバー15には、動力を発するモータ部16及びハンドル19が連結される。ハンドル19には、モータ部16への通電の有無を切り替える操作部としての操作スイッチ(トリガスイッチ)31が設けられる。切断部11の後部には、集塵機のホースを接続可能な排出口13が設けられ、切断作業によって発生する切屑等を排出可能となっている。保護カバー28は、ソーカバー15の外側で鋸刃軸を中心に回動可能に鋸刃軸外周に設けられ、図示しないスプリングにより、鋸刃回転方向(図1の時計回り方向)、すなわち丸鋸刃18を覆う方向に付勢されている。また、保護カバー28は、切断部11の揺動に連動して鋸刃軸を中心に回動するように、具体的には切断部11が下方(ベース部側)へ揺動すると反時計回り方向(丸鋸刃18を露出させる方向)に回動するように、リンク25、リンク支軸26、保護カバー回動軸27によるリンク機構によりソーカバー15と係合している。リンク支軸26は、ホルダ5の後端部に回動可能に設けられる。保護カバー回動軸27は、ソーカバー15に固定される。
切断部11には、シャフト10の付近に、モーメンタリ型のスイッチであるマイクロスイッチ21,23がそれぞれ設けられる。マイクロスイッチ21,23は、切断部11の揺動位置を検出する揺動位置検出手段の一例である。マイクロスイッチ21はネジ22によって切断部11に固定され、マイクロスイッチ23はネジ24によって切断部11に固定される。図1及び図2に示すように、切断部11が上死点(上限位置)付近にある場合、マイクロスイッチ23のアクチュエータ23aがホルダ5の当接部5bに当接して押され、マイクロスイッチ23がオンになる。一方、図5及び図6に示すように、切断部11が下死点(下限位置)付近にある場合、マイクロスイッチ21のアクチュエータ21aがホルダ5の当接部5aに当接して押され、マイクロスイッチ21がオンになる。マイクロスイッチ21は、信号ケーブル21bによって制御基板41(図3)に接続される。同様に、マイクロスイッチ23も、不図示の信号ケーブルによって制御基板41に接続される。制御基板41は、図7又は図8の制御部50を搭載している。制御部50は、マイクロスイッチ21,23のオンオフ状態により、切断部11が上死点付近にあるか、下死点付近にあるか、あるいは中間位置にあるかを検出でき、後述のように、操作スイッチ31がオフされた際(モータ60への通電が停止に切り替わった際)、切断部11の揺動位置に応じた制動制御(ブレーキ制御)を行う。
本実施の形態の卓上切断機は、直角切断、角度切断、傾斜切断、並びに角度切断及び傾斜切断を組み合わせた複合切断が可能であり、切断作業を行うには、まず、切断の種類に応じて、ターンテーブル2を所望の角度に回転させ、またクランプレバー30を操作してホルダ5を所望の傾斜位置にセットする。そして、ハンドル19を握り、ハンドル19に設けた操作スイッチ31を引くと、モータ部16が回転駆動し、図示しないギヤ等の回転伝達機構及び鋸刃軸を介してモータ部16の回転が丸鋸刃18に伝達され、丸鋸刃18が回転する。この状態で、ハンドル19をスプリング12の付勢力に抗して押し下げ、切断部11を下限位置まで揺動させ、被加工材35を切断する。被加工材35の切断完了後、ハンドル19の押し下げていた力を弱くすれば、スプリング12により、切断部11が上方に押し上げられ、元の上限位置に復帰する。
図7は、モータ60がブラシレスモータである場合における本実施の形態の卓上切断機の制御ブロック図である。なお、図7では、図2等に示す2つのマイクロスイッチ21,23を、1つのブロックにまとめて示している。図7に示すモータ60は、ブラシレスモータであり、不図示のロータコアに挿入保持されたロータマグネット61と、モータ部16のハウジング内に設けられた(固定された)ステータコア62と、ステータコア62に巻回されたステータコイル63とを含む。
交流電源51にはダイオードブリッジ42が接続され、ダイオードブリッジ42の出力端子間には平滑コンデンサ53が設けられる。交流電源51から供給され、ダイオードブリッジ42によって全波整流され、平滑コンデンサ53によって平滑された電圧が、インバータ回路43に印加される。インバータ回路43は、例えばMOSFETからなるスイッチング素子Tr1〜Tr6を三相ブリッジ接続したものであり、モータ60に駆動電流を供給する。検出抵抗Rsは、モータ60に流れる電流を電圧に変換する。
図7において、マイクロスイッチ21,23は、前述のように切断部11が上死点付近にあるか下死点付近にあるかによってオンオフ状態が変化するスイッチであり、切断部11の揺動位置に応じた揺動位置検出信号をコントローラ(マイコン)54に送信する。操作スイッチ検出回路55は、操作スイッチ31のオンオフに応じたスイッチ操作検出信号をコントローラ54に送信する。コントローラ54は、スイッチ操作検出信号により操作スイッチ31がオンになったことを検出すると、モータ60の駆動制御を開始する。コントローラ54は、スイッチ操作検出信号により操作スイッチ31がオフになったことを検出すると、後述のように切断部11の揺動位置に応じたモータ60の制動制御を行う。モータ電流検出回路56は、検出抵抗Rsの端子電圧に基づいてモータ60に流れる電流を特定し、モータ電流検出信号をコントローラ54に送信する。制御信号出力回路(ゲートドライバIC)57は、コントローラ54の制御に従い、インバータ回路43を構成する各スイッチング素子のゲートにPWM信号等の駆動信号を印加する。
本発明の回転数検出手段の例示である回転子位置検出回路58は、ホールIC45の出力信号に基づいてモータ60の回転子の回転位置を検出し、回転子位置検出信号をコントローラ54及びモータ回転数検出回路59に送信する。モータ回転数検出回路59は、回転子位置検出回路58からの回転子位置検出信号に基づいてモータ60の回転数を検出し、モータ回転数検出信号をコントローラ54に送信する。コントローラ54は、スイッチ操作検出信号、モータ電流検出信号、回転子位置検出信号、及びモータ回転数検出信号に応じて制御信号出力回路57を制御し、インバータ回路43を構成する各スイッチング素子を駆動し、モータ60を回転駆動する。
図7に示す構成の卓上切断機において制動を行う場合、電気制動(電気ブレーキ)を利用することができる。具体的には、図7において、制御部50は、インバータ回路43を構成する複数のスイッチング素子のうちハイサイド側のスイッチング素子Tr1,Tr3,Tr5をオフ、ローサイド側のスイッチング素子Tr2,Tr4,Tr6の少なくとも1つをオンにすることで、電気制動を行うことができる。例えばローサイド側のスイッチング素子Tr2をオンにすると、グランド、スイッチング素子Tr2、ステータコイル63のU相巻線、V相巻線、グランドという閉回路が形成され、ロータの回転によって発生する電力を当該閉回路で消費してロータの回転を減速させることができる。このときの電気制動力は、スイッチング素子Tr2をPWM信号でオンオフし、そのオン期間のデューティ比によって変化させることができる。オン期間のデューティ比が大きいほど制動力も大きくなる。また、電気制動力は、ローサイド側のスイッチング素子Tr2,Tr4,Tr6のうち制動時にオンされるものの数によって変化させることができ、オンさせるスイッチング素子を増やすほど制動力も大きくなる。制御部50は、ローサイド側のスイッチング素子Tr2,Tr4,Tr6のうち制動時にオンされるものの数と、オン期間のデューティ比との組合せにより、任意の制動力を発生させることができる。制動力が大きいほど、制動時のモータ60の回転数の時間変化率が大きくなる。
図8は、モータ60がブラシ付きモータである場合における本実施の形態の卓上切断機の制御ブロック図である。図8においても、図7と同様に、図2等に示す2つのマイクロスイッチ21,23を、1つのブロックにまとめて示している。モータ60は、ステータコイル64,65と、ブレーキコイル(制動用コイル)66,67とを含む。ブレーキコイル66,67は、モータ60の制動用のコイルである。図8の制御部(コントローラ)50において、演算部(マイコン)71は、操作スイッチ31がオンされると、制御信号出力回路72を制御し、モータ60と直列接続されたトライアック70のゲートに駆動信号(例えばPWM信号)を印加し、モータ60を回転駆動する。回転数検出回路69は、ホールIC(磁気センサ)73の出力信号によりモータ60の回転数を検出し、演算部71にフィードバックする。
演算部71は、例えばMOSFETからなるスイッチング素子Q1,Q2のいずれかをオンすることで、ブレーキコイル66とモータ60、あるいはブレーキコイル66,67とモータ60を含む閉回路を形成し、モータ60の制動が可能である。具体的には、スイッチング素子Q1をオンすると、スイッチング素子Q1、ブレーキコイル66、モータ60、スイッチング素子Q1という閉回路が形成され、小さい制動力が発生する。スイッチング素子Q2をオンすると、スイッチング素子Q2、ブレーキコイル66、モータ60、ブレーキコイル67、スイッチング素子Q2という閉回路が形成され、大きい制動力が発生する。なお、ブレーキコイル66,67の巻数を相互に異ならせ、制動時の閉回路にブレーキコイル66を含めずにブレーキコイル67を含めることも可能な回路構成としてもよく、この場合、制動力を3段階にすることができる。
図9は、本実施の形態の卓上切断機の第1の制御フローチャートである。制御部50は、操作スイッチ31がオフになったことを検出すると(S1)、マイクロスイッチ21のオンオフ状態を確認する(S2)。制御部50は、マイクロスイッチ21がオンであれば(S2,YES)、切断部11が下死点付近にあると判断し、切断部11が下死点付近以外にある場合と比較して制動力を大きく設定し、当該制動力による強ブレーキ制御によりモータ60の制動を行う(S3)。これにより、切断作業終了後、モータ60を迅速に停止することができる。一方、制御部50は、マイクロスイッチ21がオフであれば(S2,NO)、切断部11が下死点付近にないと判断し、切断部11が下死点付近にある場合と比較して制動力を小さく設定し、当該制動力による弱ブレーキ制御によりモータ60の制動を行う(S4)。これにより、制動時に切断部11を下方に揺動させようとする反動を抑制できる。制御部50による制動制御(ブレーキ制御)により、やがてモータ60は停止する(S8)。
図10は、本実施の形態の卓上切断機の第2の制御フローチャートである。図10に示すフローチャートは、図9に示したものと比較して、切断部11が上死点付近にある場合に、切断部11が上死点付近でも下死点付近でもない中間位置にある場合と比較して制動力を小さくする点で相違し、その他の点で一致する。以下、相違点について具体的に説明する。制御部50は、マイクロスイッチ21がオフの場合(S2,NO)、マイクロスイッチ23のオンオフ状態を確認する(S5)。制御部50は、マイクロスイッチ23がオフであれば(S5,NO)、切断部11が上死点付近でも下死点付近でもない中間位置にあると判断し、切断部11が下死点付近にある場合と比較して制動力を小さく設定し、当該制動力による弱ブレーキ制御によりモータ60の制動を行う(S6)。一方、制御部50は、マイクロスイッチ23がオンであれば(S5,YES)、切断部11が上死点付近にあると判断し、切断部11が中間位置にある場合と比較して制動力を更に小さく設定し、当該制動力による最弱ブレーキ制御によりモータ60の制動を行う(S7)。これは、切断部11の復元力(スプリング12による付勢力)が最も小さい上死点付近では、ブレーキの反動による切断部11の下方への揺動量(反動の影響)が大きいため、中間位置と比較して更に小さいブレーキ力(制動力)として反動の影響を抑制するものである。なお、最弱ブレーキ制御は、ブレーキ無し(自然減速のみによる減速)であってもよい。
図11は、本実施の形態の卓上切断機の第3の制御フローチャートである。制御部50は、操作スイッチ31がオフになったことを検出すると(S1)、モータ60の回転数が所定の回転数n0以下であるかを確認する(S10)。制御部50は、モータ60の回転数がn0以下であれば(S10,YES)、制動力を大きく設定し、当該制動力による強ブレーキ制御によりモータ60の制動を行う(S3)。その後制御部50は、モータ60の回転が停止したかを確認し、停止していなければ(S11,NO)、再びモータ60の回転数を確認し(S10)、停止していれば(S11,YES)制御を終了する。一方、制御部50は、操作スイッチ31がオフになったあとのモータ60の回転数がn0よりも高いとき(S10,NO)、制動力を小さく設定し、当該制動力による弱ブレーキ制御によりモータ60の制動を行う(S4)。これにより、制動時に切断部11を下方に揺動させようとする反動を抑制できる。その後制御部50はモータ60の回転が停止したかを確認し、停止していなければ(S11,NO)再びモータ60の回転数を確認し(S10)、ブレーキの作用でモータ60の回転数がn0以下になった際には(S10,YES)、制動力を大きく設定し、当該制動力による強ブレーキ制御によりモータ60の制動を行い(S3)、モータ60が停止したら(S11,YES)制御を終了する。
図12は、本実施の形態の卓上切断機の切断部11が下死点付近にある場合におけるモータ60の起動から制動、停止までの回転数波形図である。時刻t0において操作スイッチ31がオンになると、制御部50は、モータ60の駆動制御を開始する。その後の時刻t1において操作スイッチ31がオフになったことを検出すると、制御部50は、切断部11が下死点付近にあるので、強ブレーキ制御によりモータ60の制動を行う(図9又は図10のS3に対応)。制動開始からモータ60の停止までの制動時間Txは強ブレーキのため短くなっている。
図13は、本実施の形態の卓上切断機の切断部11が下死点付近以外にある場合におけるモータ60の起動から制動、停止までの回転数波形図である。この波形図では、図12と異なり切断部11が下死点付近以外にあるため、制御部50は、時刻t1において操作スイッチ31がオフになったことを検出すると、弱ブレーキ制御によりモータ60の制動を行う(図9のS4又は図10のS6に対応)。制動開始からモータ60の停止までの制動時間Tyは、図12の場合(強ブレーキ制御の場合)の制動時間Txよりも長い。
図14は、本実施の形態の卓上切断機のモータ60の回転数に応じて制動力を異ならせる(第3の制御)場合におけるモータ60の起動から制動、停止までの回転数波形図である。図14において、実線の波形は制動開始時にモータ60が高回転の場合を、破線の波形は制動開始時にモータ60が低回転の場合をそれぞれ示す。制御部50は、時刻t1において制動を開始した際、モータ60が所定値n0を超える高回転数の場合、モータ60の回転数が所定値n0以下になるまでは弱ブレーキ制御を行い、時刻t2においてモータ60の回転数が所定値n0以下になると強ブレーキ制御(例えば切断部11が下死点付近にある場合と同等の強ブレーキ制御)に移行する。一方、制御部50は、時刻t1における制動開始時にモータ60が所定値n0以下の低回転数の場合、当初から強ブレーキ制御を行う。こうした制御によれば、モータ60の回転数が低ければ制動時の反動が小さいことを考慮して、ブレーキ力を大きく設定し制動時間の短縮化を図ることができる。また、第1の制御と第2の制御はそれぞれ第3の制御と組み合わせ可能であり、そうすることで切断部11が下死点付近以外にある場合でも、モータ60の回転数が低ければ制動時の反動が小さいことを考慮して、ブレーキ力を大きく設定し制動時間の短縮化を図ることができる。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 制御部50は、切断部11が下死点を含む所定の揺動範囲(マイクロスイッチ21がオンとなる揺動範囲)内にある場合に、切断部11が前記所定の揺動範囲(マイクロスイッチ21がオフとなる揺動範囲)外にある場合と比較して制動力を大きく設定するため、切断部11が前記所定の揺動範囲内にある場合に操作スイッチ31がオフになった際、モータ60及び丸鋸刃18を迅速に停止することができる。切断作業終了後は切断部11は下死点付近にあることが多いため、使用者からすると、切断作業終了後に操作スイッチ31がオフにしてから丸鋸刃18の回転が止まるまでの待ち時間(ソーマークの発生を防ぐための待ち時間)を短縮化でき、効率的な作業が可能となる。
(2) 制御部50は、切断部11が下死点付近以外(マイクロスイッチ21がオフとなる揺動範囲内)にある場合に、切断部11が下死点付近(マイクロスイッチ21がオンとなる揺動範囲内)にある場合と比較して制動力を小さく設定するため、切断部11が下死点付近以外にある場合に操作スイッチ31がオフになった際に切断部11を下方に揺動させようとする反動を小さくすることができる。このため、使用者が操作スイッチ31をオフした際に丸鋸刃18が不意に下方に動いて被加工材35を傷つけてしまうリスクを低くすることができる。
(3) 図10に示す制御においては、制御部50は、切断部11が上死点を含む所定の揺動範囲(マイクロスイッチ23がオンとなる揺動範囲)内にある場合に、切断部11が上死点付近でも下死点付近でもない中間位置(マイクロスイッチ21,23が共にオフとなる揺動範囲内)にある場合と比較して更に制動力を小さく設定するため、切断部11の復元力(スプリング12による付勢力)が最も小さく制動時の反動の影響を受けやすい上死点付近において、使用者が操作スイッチ31をオフした際の反動を抑制することができる。
(4) 図14に示す制御においては、制御部50は、切断部11が下死点付近以外にある場合でも、モータ60の回転数が所定値以下であれば、モータ60の回転数が所定値を超えている場合と比較して制動力を大きく設定するため、制動時の反動が小さい低回転数領域での制動時間を短くすることができ、反動の影響を抑制しながらトータルの制動時間の短縮化を図ることができる。
実施の形態2
図15は、本発明の実施形態2に係る卓上切断機の、切断部11が上限位置にある状態の側面図である。図16は、図15のC部拡大図である。図17は、前記卓上切断機の、切断部11を丸鋸刃18が被加工材35に接触する位置まで揺動させた状態の側面図である。図18は、前記卓上切断機の、切断部11が下限位置にある状態の側面図である。図19は、図18のD部拡大図である。本実施の形態の卓上切断機は、実施の形態1のものと比較して、マイクロスイッチ21,23がマグネット46及び磁気センサ47に変わり切断部11の揺動位置検出を磁気センサ47で行う点と、切断部11がホルダ5に対してスライドするスライド式である点で相違し、その他の点で一致する。以下、相違点について説明する。
ホルダ5の上部には、ホルダシャフト4と平行(ベース部の上面と平行)に延びる2本のガイドバー6の後端部が固定される。ガイドバー6の前端部には、ガイドバー6を支持するサポート8が設けられる。ガイドバー6のホルダ5とサポート8との間には、丸鋸部ホルダ7がガイドバー6に沿ってスライド可能に支持される。具体的には、2本のガイドバー6が丸鋸部ホルダ7の不図示の2つの貫通孔を貫通し、丸鋸部ホルダ7が前後スライド可能になっている。ホルダ5及び丸鋸部ホルダ7は、本発明のホルダ部の例示である。
丸鋸部ホルダ7には、シャフト(揺動軸)10を介して切断部(丸鋸部)11が軸支される。切断部11は、シャフト10の支持により、ベース1及びターンテーブル2の上面に対し上下揺動自在である。丸鋸部ホルダ7と切断部11の間には、切断部11を上方に付勢するスプリング12が設けられる。図示しないが、丸鋸部ホルダ7に設けたストッパ受部に、切断部11に支持されたストッパボルトが当接することで、切断部11の揺動下限位置が定められる。
直角切断、角度切断、傾斜切断のいずれにおいても、幅の広い被加工材を切断するスライド切断を行う場合には、ハンドル19を前側に引いて丸鋸部ホルダ7及び切断部11をガイドバー6に沿って前方にスライド移動させ、ハンドル19を切断部11の揺動下限位置まで押し下げ、後方に切断部11をスライドさせながらのスライド切断を行う。切断後、ハンドル19を押し下げていた力を弱くすれば、スプリング12により、切断部11が上方に押し上げられ、切断部11が上限位置に復帰する。
丸鋸刃ホルダ7には、シャフト10の付近に、揺動位置検出手段の一部を構成する磁界発生手段であるマグネット46が設けられる。切断部11には、シャフト10の付近に、揺動位置検出手段の一部を構成するホールIC等の磁気センサ47が設けられる。磁気センサ47は、信号ケーブル48(図16)によって制御基板41に接続される。図15及び図16に示すように、切断部11が上死点(上限位置)付近にある場合、マグネット46と磁気センサ47は相互に正対せず離間しており、マグネット46の発生する磁界は磁気センサ47によって検出されない。一方、図18及び図19に示すように、切断部11が下死点(下限位置)付近にある場合、マグネット46と磁気センサ47は相互に近接して正対(対向)しており、マグネット46の発生する磁界は磁気センサ47によって検出される。したがって、磁気センサ47は、切断部11が下死点を含む所定の揺動範囲(マグネット46の発生する磁界を検出可能な範囲)内にあるか否かに応じて異なるレベルとなる揺動位置検出信号を発生することになる。制御部50(図7又は図8)は、磁気センサ47からの揺動位置検出信号により、切断部11が下死点を含む所定の揺動範囲内にあるか否かを検出し、実施の形態1と同様に、切断部11が前記所定の揺動範囲内にある場合には、切断部11が前記所定の揺動範囲外にある場合と比較して制動力を大きく設定する。
本実施の形態のその他の点は実施の形態1と同様であり、同様の効果を奏することができる。また、磁気センサ47がマグネット46の磁界を検出可能な範囲は実施の形態1のマイクロスイッチ21がオンとなる範囲より広いため、本実施の形態では、実施の形態1と比較して、切断部11の下死点を含む所定の揺動範囲を広くとることができる。好ましくは、前記所定の揺動範囲は、丸鋸刃18がベース1及びターンテーブル2の上面(被加工材35の載置面)より下方に延在する揺動範囲とする。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
実施の形態1において、マイクロスイッチ21,23をホルダ5に設け、切断部11が上死点付近あるいは下死点付近にあるときにマイクロスイッチ21,23とそれぞれ当接する当接部を切断部11に設けてもよい。同様に実施の形態2において、マグネット46を切断部11に設け、磁気センサ47を丸鋸部ホルダ7に設けてもよい。また、磁界発生手段はマグネット46に限られず、磁性を帯びたその他の磁性体であっても良い。また、第1の制御と第2の制御は、それぞれ第3の制御と組み合わせてもよく、ブレーキによる切断部の反動を抑制しつつ更に迅速な作業を実現できる。
切断部11の揺動位置を検出する揺動位置検出手段は、実施の形態で例示したマイクロスイッチや磁気センサに限定されず、切断部11の揺動位置に応じて出力電圧を可変する単巻変圧器(いわゆるスライダック)、又は切断部11に取り付けた加速度センサ若しくはジャイロセンサ等の他の種類のものであってもよい。
実施の形態2では、ガイドバー6がホルダ5に固定で丸鋸部ホルダ7及び切断部11がガイドバー6に沿ってスライドする構成を例に説明したが、ガイドバー6が丸鋸部ホルダ7及び切断部11と共にホルダ5に対してスライドする構成であってもよい。
1 ベース、2 ターンテーブル、3 フェンス、4 ホルダシャフト(傾動軸)、5 ホルダ、5a,5b 当接部、6 ガイドバー、7 丸鋸部ホルダ、8 サポート、10 シャフト(揺動軸)、11 切断部(丸鋸部)、12 スプリング、13 排出口、15 ソーカバー(ギヤカバー)、16 モータ部、18 丸鋸刃(切断刃)、19 ハンドル、21 マイクロスイッチ、21a アクチュエータ、21b 信号ケーブル、22 ネジ、23 マイクロスイッチ、23a アクチュエータ、24 ネジ、25 リンク、26 リンク支軸、27 保護カバー回動軸、28 保護カバー、30 クランプレバー、31 操作スイッチ(トリガスイッチ)、35 被加工材、41 制御基板、42 ダイオードブリッジ、43 インバータ回路、45 ホールIC、46 マグネット、47 磁気センサ、48 信号ケーブル、50 制御部、51 交流電源、53 平滑コンデンサ、54 コントローラ(マイコン)、55 操作スイッチ検出回路、56 モータ電流検出回路、57 制御信号出力回路(ゲートドライバIC)、58 回転子位置検出回路、59 モータ回転数検出回路、61 ロータマグネット、62 ステータコア、63 ステータコイル、64,65 ステータコイル、66,67 ブレーキコイル(制動用コイル)、70 トライアック、71 演算部、72 制御信号出力回路、73 ホールIC(磁気センサ)、Rs 検出抵抗

Claims (15)

  1. 被加工材を載置可能な載置面を有するベース部と、
    切断工具を回転駆動するモータを有し、前記切断工具を回転可能に支持する切断部と、
    前記モータへの通電の有無を切り替える操作部と、
    前記切断部を前記ベース部に近接、離間するように揺動可能に支持するホルダ部と、
    前記切断部の揺動位置を検出する揺動位置検出手段と、
    少なくとも前記モータの制動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記切断部が下死点を含む所定の揺動範囲内にある場合に、前記切断部が前記所定の揺動範囲外にある場合と比較して制動力を大きく設定する、卓上切断機。
  2. 前記制御部は、前記操作部により前記モータへの通電が停止に切り替わった際に前記制動力を働かせる、請求項1に記載の卓上切断機。
  3. 前記揺動位置検出手段が、前記切断部の揺動軸付近に配置される、請求項1又は2に記載の卓上切断機。
  4. 前記揺動位置検出手段は、前記切断部が前記所定の揺動範囲内にあるか否かでオンオフが切り替わるスイッチである、請求項1から3のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  5. 前記スイッチは、前記切断部に設けられ、前記切断部が前記所定の揺動範囲内にあるときに前記ホルダ部によって押されることでオンになる、請求項4に記載の卓上切断機。
  6. 前記揺動位置検出手段は、前記ホルダ部及び前記切断部の一方に設けられた磁気センサと、他方に設けられた磁界発生手段とを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  7. 前記所定の揺動範囲では、前記切断工具の外縁が前記載置面より下方に延在する、請求項1から6のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  8. 前記モータの回転数を検出する回転数検出手段を更に有し、
    前記制御部は、前記モータの回転数が所定値以下の場合に、前記モータの回転数が前記所定値を超えている場合と比較して、前記切断部が前記所定の揺動範囲外にあるときの前記制動力を大きく設定する、請求項1から7のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  9. 被加工材を載置可能な載置面を有するベース部と、
    切断工具を回転駆動するモータを有し、前記切断工具を回転可能に支持する切断部と、
    前記モータへの通電の有無を切り替える操作部と、
    前記切断部を前記ベース部に近接、離間するように揺動可能に支持するホルダ部と、
    少なくとも前記モータの制動を制御する制御部と、
    前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、を備え、
    前記制御部は、前記モータの回転数が所定値以下の場合に、前記モータの回転数が前記所定値を超えている場合と比較して制動力を大きく設定する、卓上切断機。
  10. 前記制動力が大きいほど制動時の前記モータの回転数の時間変化率が大きくなる、請求項1から9のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  11. 前記制御部は、電気制動用にオンされるスイッチング素子のオン期間のデューティ比を変化させることにより制動時の制動力を変化させる、請求項1から10のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  12. 前記制御部は、電気制動用にオンされるスイッチング素子の数を変化させることにより制動時の制動力を変化させる、請求項1から11のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  13. 前記モータがブラシレスモータであり、
    前記制御部は、前記スイッチング素子を制御することで、前記ブラシレスモータの駆動を制御する、請求項11又は12に記載の卓上切断機。
  14. 前記モータは制動用コイルを有し、
    前記制御部は、制動時において、前記制動用コイルと前記モータを含むように閉回路を形成することで制動力を発生させる、請求項1から10のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  15. 前記制動用コイルは複数設けられており、
    前記制御部は、電流が流れる前記制動用コイルの数を変化させることで、前記制動力を変化させる、請求項14に記載の卓上切断機。
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