JP2016208282A - Ofdm受信装置及びチップ - Google Patents

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Abstract

【課題】先行波が存在する伝搬環境においても、シンボル間干渉が生じることのない適切なFFT窓位置の補正を、少ない演算量にて行う。
【解決手段】OFDM受信装置1のGI期間長減算部17は、受信信号の相関ピーク位置pにおけるGI長の信号から、1有効シンボル長遅延したGI長の信号を減算する。窓位置補正量検出部20は、GI長の最後のサンプルポイントから先頭方向へ向けて、閾値y2 thよりも減算結果の二乗値y2が小さい最初のサンプルポイントx0を特定し、FFT窓位置の補正量Δpを検出する。FFT窓位置制御部21は、相関ピーク位置pに基づいて設定したFFT窓位置を補正量Δpだけ前方へシフトすることで、FFT窓位置を補正する。これにより、補正されたFFT窓位置には、先行波、主波及び遅延波のそれぞれについて、信号内容の異なる隣接シンボル期間が含まれることはない。
【選択図】図1

Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)受信信号のシンボル同期技術に関し、特に、GI(Guard Interval:ガードインターバル)相関によりFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)窓位置を設定し、FFT窓位置のオフセット量を適切に補正するOFDM受信装置及びチップに関するものである。
一般的なOFDM伝送システムは、シンボル毎にGIと呼ばれる期間を設け、多重伝搬路等の影響で生じるシンボル間干渉による劣化を防いでいる。このGI期間は、有効シンボルの最後の部分を先頭にコピーしたその先頭部分の時間期間である。通常、このGI期間と有効シンボルの最後の部分の相関(以下、GI相関という。)が非常に大きくなることを利用して、シンボル同期及びサンプリング周波数の同期を確立している(例えば、非特許文献1を参照)。
通常のデジタル変調を用いた無線通信では、搬送波の周波数及び位相を同期させた後にシンボル同期が行われるが、OFDM伝送システムでは、FFTを用いて復調するという性質からシンボル同期が先に行われる。このため、シンボル同期の手法、つまりFFT窓位置を決定する手法は非常に重要となる。
しかしながら、GI相関を用いてシンボル同期を確立する手法では、GI相関の出力波形の変化が緩くばらつきがあることから、多重伝搬路環境下では、GI相関のピーク値から推定されるFFT窓位置は、必ずしも適切であるとは限らない。
主波のみが存在する理想的な伝搬環境においては、FFT窓位置は、シンボル間干渉のない適切な位置情報として容易に設定することができ、遅延波が存在する伝搬環境においても、適切に設定することができる。これに対し、先行波が存在する伝搬環境では、FFT窓位置は、必ずしも適切に設定することができるとは限らない。
図7(1)は、遅延波が存在する場合のFFT窓位置を説明する図であり、主波よりも信号レベルの低い遅延波が到来する伝搬環境の主波及び遅延波等を示している。図7(1)に示すように、GI相関が最大となるピーク位置p(GIの相関ピーク位置p)が、例えば主波のGI期間の先頭位置に検出されたとする。そうすると、FFT窓位置は、相関ピーク位置pを基準に、その位置からGI長遅延した位置を開始位置とした有効シンボル長の期間に設定される。
このFFT窓位置は、主波の同じシンボルの期間(S1及びG1)に対応し、かつ、遅延波の同じシンボルの期間(S1及びG1)に対応する。したがって、FFT窓位置は、主波及び遅延波において異なるシンボルに跨ることがないから、シンボル間干渉のない適切な位置情報となる。
図7(2)は、先行波が存在する場合のFFT窓位置を説明する図であり、主波よりも信号レベルの低い先行波が到来する伝搬環境の先行波及び主波等を示している。図7(2)に示すように、GIの相関ピーク位置pが、図7(1)と同様に、例えば主波のGI期間の先頭位置に検出されたとする。そうすると、FFT窓位置は、相関ピーク位置pを基準に、その位置からGI長遅延した位置を開始位置とした有効シンボル長の期間に設定される。
このFFT窓位置は、主波の同じシンボルの期間(S1及びG1)に対応するが、先行波の同じシンボルの期間(S1及びGI)だけでなく異なるシンボルの期間(G2、Tの箇所を参照)にも対応する。したがって、FFT窓位置は、先行波において異なるシンボルに跨るため、適切な位置情報とはならない。
このように、図7(2)に示したとおり、先行波が存在する伝搬環境では、FFT窓位置が後方へずれてしまい、シンボル間干渉が発生し、受信特性が著しく劣化する。また、先行波の存在を考慮して、予めFFT窓位置を固定的に前方へずらした場合、そのずらした量によっては、遅延波が存在したときの計算に用いるGIの有効長が短くなる可能性がある。この場合、シンボル間干渉が発生しやすくなり、総合的にマルチパス耐性が低下する。
このような課題を解決するため、FFT演算後の信号からパイロット信号を抽出し、抽出したパイロット信号をIFFTして遅延プロファイルを求め、遅延プロファイルに基づいて先行波の有無を判定し、FFT窓位置を補正する手法等が提案されている(例えば特許文献1,2,3を参照)。
特開2004−304618号公報 特開2003−319005号公報 特許第3993441号公報
関、多賀、石川、「OFDMにおけるガード期間を利用した新しい周波数同期方式の検討」、テレビジョン学会技術報告、ITE Technical Report Vol.19、No.38、p.13-18
前述の特許文献1等の手法では、シンボル間干渉を生じさせない適切なFFT窓位置を決定するために、FFT演算後に算出された遅延プロファイルに基づいて先行波をサーチし、FFT窓位置を補正する。
このため、遅延プロファイルを算出するためにIFFT演算が必要になる等、FFT窓位置を補正するための演算規模が小さくないという問題があった。特に、ダイバーシティ受信またはMIMO伝送等では、アンテナブランチ単位でFFT窓位置を独立かつ適切に決定する必要があり、演算規模が増大するという問題があった。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、先行波が存在する伝搬環境においてもシンボル間干渉が生じないように、FFT窓位置を少ない演算量にて補正可能なOFDM受信装置及びチップを提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1のOFDM受信装置は、OFDM信号を受信し、前記OFDM信号からGI(ガードインターバル)の移動相関を求め、前記移動相関に基づいて前記GIの相関ピーク位置を検出し、前記相関ピーク位置に基づいてFFT窓位置を設定し、前記FFT窓位置を補正し、補正後のFFT窓位置にて前記OFDM信号をFFT(高速フーリエ変換)するOFDM受信装置において、前記受信したOFDM信号に対し、前記相関ピーク位置におけるGI長の第1の信号と、前記相関ピーク位置から1有効シンボル長遅延した位置におけるGI長の第2の信号との間の差を、前記GI長の各サンプルポイントの減算結果として求めるGI期間長減算部と、前記GI期間長減算部により求めた減算結果に基づいて、閾値を算出する閾値算出部と、前記GI長の最後のサンプルポイントから先頭のサンプルポイントへ向けて、前記GI期間長減算部により求めた減算結果が前記閾値算出部により算出された閾値よりも小さい最初のサンプルポイントを特定し、前記特定したサンプルポイントに基づいて、前記FFT窓位置の補正量を検出する窓位置補正量検出部と、前記相関ピーク位置に基づいてFFT窓位置を設定し、前記FFT窓位置を、前記窓位置補正量検出部により検出された補正量に基づいて補正するFFT窓位置制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2のOFDM受信装置は、請求項1に記載のOFDM受信装置において、さらに、前記GI期間長減算部により求めた減算結果を二乗し、前記GI長の各サンプルポイントについて二乗値を算出する二乗演算部を備え、前記閾値算出部が、前記二乗演算部により前記GI長の各サンプルポイントについて算出された二乗値のうち、最小の二乗値から順に所定数のサンプルポイントの二乗値を抽出し、前記所定数のサンプルポイントの二乗値に基づいて閾値を算出し、前記窓位置補正量検出部が、前記GI長の最後のサンプルポイントから先頭のサンプルポイントへ向けて、前記二乗演算部により算出された二乗値が前記閾値算出部により算出された閾値よりも小さい最初のサンプルポイントを特定し、前記最後のサンプルポイントと前記特定したサンプルポイントとの間のサンプルポイント数を、前記FFT窓位置の補正量として検出する、ことを特徴とする。
さらに、請求項3のチップは、OFDM信号を受信し、前記OFDM信号からGI(ガードインターバル)の移動相関を求め、前記移動相関に基づいて前記GIの相関ピーク位置を検出し、前記相関ピーク位置に基づいてFFT窓位置を設定し、前記FFT窓位置を補正し、補正後のFFT窓位置にて前記OFDM信号をFFT(高速フーリエ変換)するOFDM受信装置に搭載されるチップにおいて、前記受信したOFDM信号に対し、前記相関ピーク位置におけるGI長の第1の信号と、前記相関ピーク位置から1有効シンボル長遅延した位置におけるGI長の第2の信号との間の差を、前記GI長の各サンプルポイントの減算結果として求めるGI期間長減算部と、前記GI期間長減算部により求めた減算結果に基づいて、閾値を算出する閾値算出部と、前記GI長の最後のサンプルポイントから先頭のサンプルポイントへ向けて、前記GI期間長減算部により求めた減算結果が前記閾値算出部により算出された閾値よりも小さい最初のサンプルポイントを特定し、前記特定したサンプルポイントに基づいて、前記FFT窓位置の補正量を検出する窓位置補正量検出部と、前記相関ピーク位置に基づいてFFT窓位置を設定し、前記FFT窓位置を、前記窓位置補正量検出部により検出された補正量に基づいて補正するFFT窓位置制御部と、を備えたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、先行波が存在する伝搬環境においてもシンボル間干渉が生じないように、FFT窓位置を少ない演算量にて補正することが可能となる。
本発明の実施形態によるOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。 遅延波が存在する場合の処理を説明する図である。 先行波が存在する場合の処理を説明する図である。 先行波が存在する場合の補正後のFFT窓位置を説明する図である。 遅延波が存在する場合のフェージングシミュレータによる実験結果を示す図である。 先行波が存在する場合のフェージングシミュレータによる実験結果を示す図である。 (1)は、遅延波が存在する場合のFFT窓位置を説明する図である。(2)は、先行波が存在する場合のFFT窓位置を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態によるOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。このOFDM受信装置1は、ADC(Analog to Digital Converter:アナログ/デジタル変換部)10、QDM(Quadrature DeModulator:直交復調部)11、LPF(Low Pass Filter:低域通過フィルタ)12、DS(Down Sampling:ダウンサンプリング部)13、有効シンボル長遅延部14、移動相関演算部15、相関ピーク検出部16、GI期間長減算部17、二乗演算部18、閾値算出部19、窓位置補正量検出部20、FFT窓位置制御部21及びFFT部22を備えている。
図1には、デジタル信号処理に関する構成部のみが示されている。QDM11からFFT部22までのデジタル信号処理部は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)等に実装することができる。尚、ADC10及びデジタル信号処理部を、FPGA等に実装するようにしてもよい。
OFDM受信装置1がOFDM信号を受信すると、ADC10は、受信したOFDM信号(受信信号)を入力し、アナログの受信信号をデジタルの受信信号にA/D変換し、デジタルの受信信号をQDM11に出力する。QDM11は、ADC10からデジタルの受信信号を入力し、デジタルの受信信号に直交復調を施して復調信号を生成し、復調信号をLPF12に出力する。
LPF12は、QDM11から復調信号を入力し、復調信号に低域通過フィルタ処理を施し、フィルタ処理後の信号をDS13に出力する。DS13は、LPF12からフィルタ処理後の信号を入力し、フィルタ処理後の信号にダウンサンプリング処理を施し、ダウンサンプリング処理後の信号を有効シンボル長遅延部14、移動相関演算部15、GI期間長減算部17及びFFT部22に出力する。
有効シンボル長遅延部14は、DS13からダウンサンプリング処理後の信号を入力し、当該信号を1有効シンボル長(例えば1024サンプルポイント)だけ遅延させ、1有効シンボル長遅延した信号を移動相関演算部15及びGI期間長減算部17に出力する。
移動相関演算部15は、DS13からダウンサンプリング処理後の信号を入力すると共に、有効シンボル長遅延部14から1有効シンボル長遅延した信号を入力する。そして、移動相関演算部15は、ダウンサンプリング後の信号におけるGI長(例えば128サンプルポイント)に相当する信号と、1有効シンボル長遅延した信号における同じ長さ(例えば128サンプルポイント)の信号との間で、移動相関演算を行う。移動相関演算部15は、移動相関演算により得られた移動相関値を相関ピーク検出部16に出力する。
相関ピーク検出部16は、移動相関演算部15から移動相関値を入力し、移動相関値が最大となる時間位置を相関ピーク位置pとして検出し、相関ピーク位置pをGI期間長減算部17及びFFT窓位置制御部21に出力する。
GI期間長減算部17は、DS13からダウンサンプリング処理後の信号を入力すると共に、有効シンボル長遅延部14から1有効シンボル長遅延した信号を入力し、さらに、相関ピーク検出部16から相関ピーク位置pをそれぞれ入力する。そして、GI期間長減算部17は、ダウンサンプリング処理後の信号のサンプルポイント毎に、ダウンサンプリング処理後の信号と1有効シンボル長遅延した信号との間の差を求め、サンプルポイント毎の減算結果を得る。GI期間長減算部17は、入力した相関ピーク位置pのタイミングからGI長に相当するサンプルポイント数(例えば128サンプルポイント)の減算結果を、相関ピーク位置pを基準にしたGI長の各サンプルポイントの減算結果として二乗演算部18に出力する。
つまり、GI期間長減算部17は、ダウンサンプリング処理後の信号に対し、その相関ピーク位置pからGI長の信号を抽出すると共に、その相関ピーク位置pから1有効シンボル長遅延した位置におけるGI長の信号を抽出する。そして、GI期間長減算部17は、抽出した2つのGI長の信号の差を求め、相関ピーク位置pを基準にしたGI長の各サンプルポイントの減算結果を求める。
図2は、遅延波が存在する場合の処理を説明する図であり、主波よりも信号レベルの低い遅延波が到来する伝搬環境の主波及び遅延波等を示している。図2において、GIの相関ピーク位置pは主波のシンボル先頭位置であるとし、遅延波のシンボル先頭位置をqとする。図3は、先行波が存在する場合の処理を説明する図であり、主波よりも信号レベルの低い先行波が到来する伝搬環境の先行波及び主波等を示している。図3において、GIの相関ピーク位置pは主波のシンボル先頭位置であるとし、先行波の有効シンボル先頭位置をrとする。
図2及び図3を参照して、GI期間長減算部17により、ダウンサンプリング処理後の信号の相関ピーク位置pを始点として、区間Aの128サンプルポイント(GI長のサンプルポイント)の信号が抽出される。また、GI期間長減算部17により、ダウンサンプリング処理後の信号の相関ピーク位置pから1有効シンボル長(例えば1024サンプルポイント)遅延した位置を始点として、区間Bの128サンプルポイントの信号が抽出される。
そして、GI期間長減算部17により、サンプルポイント毎に、区間Aの128サンプルポイントの信号から区間Bの128サンプルポイントの信号が減算され、サンプルポイント毎の減算結果が得られる。
図1に戻って、二乗演算部18は、GI期間長減算部17から、相関ピーク位置pを基準にしたGI長の各サンプルポイントの減算結果を入力し、サンプルポイント毎に減算結果を二乗し、各サンプルポイントの減算結果の二乗値を閾値算出部19に出力する。
図2及び図3を参照して、二乗演算部18により、GI期間長減算部17にて算出された減算結果(相関ピーク位置pを基準にしたGI長の各サンプルポイントの減算結果)が二乗され、二乗結果が得られる。
図1に戻って、閾値算出部19は、二乗演算部18から、相関ピーク位置pを基準にしたGI長の各サンプルポイントにおける減算結果の二乗値を入力し、二乗値が小さい所定数のサンプルポイントの二乗値に基づいて閾値を算出し、閾値を窓位置補正量検出部20に出力する。
例えば、閾値算出部19は、二乗演算部18から、128サンプルポイントの減算結果の二乗値y2を入力し、これらのサンプルポイントの二乗値y2を小さい順に並べ、最小の二乗値y2から昇順に所定数のサンプルポイントの二乗値y2を抽出する。そして、閾値算出部19は、抽出した所定数のサンプルポイントの二乗値y2の平均値
を算出し、予め設定された定数αを乗算して定数βを加算する以下の式により、閾値y2 thを算出する。
このように、閾値算出部19は、サンプルポイントの二乗値y2を小さい順に並べた場合の所定数のサンプルポイントの二乗値y2を基準にして、これらの平均値よりも所定値だけ大きい値となるように、閾値を算出する。尚、閾値算出部19は、最小の二乗値y2を基準にして、当該値よりも所定値だけ大きい値となるように、閾値を算出するようにしてもよい。
閾値算出部19は、算出した閾値y2 th、及び入力した相関ピーク位置pを基準にしたGI長の各サンプルポイントにおける減算結果の二乗値y2を窓位置補正量検出部20に出力する。
閾値y2 thとして予め設定された定数を用いないのは、減算結果の二乗値y2が伝搬環境によって大きく変化することから、伝搬環境に応じた適切な閾値y2 thを動的に設定することで、後述する窓位置補正量検出部20において窓位置補正量を精度高く検出するためである。例えば、受信状況が良好で理想的な伝搬環境において、相関ピーク位置pを基準にしたGI長の信号と1有効シンボル長遅延したGI長の信号とは、内容が同じであるため、減算結果の二乗値y2は比較的小さな値になる。しかし、受信CN比の低い受信状況が劣化した伝搬環境においては、両信号の内容が同じであっても雑音成分の影響により、減算結果の二乗値y2は、大きな値になる。
このように、閾値y2 thは定数でなく、伝搬環境に応じて動的に変化する値を用いるようにしたから、後述する窓位置補正量検出部20において、窓位置補正量を精度高く検出することができ、結果として、適切なFFT窓位置の補正を実現することができる。
図2及び図3を参照して、GI長に相当する128個の各サンプルポイントを、先頭から順にx=1〜128とする。閾値算出部19により、各サンプルポイントx=1〜128における減算結果の二乗値y2が算出される。二乗値y2は、理想的には図2及び図3に示すとおりである。
図2を参照して、GI長に相当する128個のサンプルポイントx=1〜128において、相関ピーク位置p(サンプルポイントx=1)から遅延波のシンボル先頭位置qまでの区間では、区間A,Bで信号の内容(S0及びS1)が異なる遅延波の隣接シンボル期間が含まれるため、減算結果の二乗値y2は比較的大きな値となる。これに対し、遅延波のシンボル先頭位置qからサンプルポイントx=128までの区間では、区間A,Bで信号の内容(G1)が同じであるため、減算結果の二乗値y2、は、理想的には0に近い小さな値を示す。
また、図3を参照して、GI長に相当する128個のサンプルポイントx=1〜128において、相関ピーク位置p(サンプルポイントx=1)から先行波の有効シンボル先頭位置r(サンプルポイントx=x0=60)までの区間では、区間A,Bで信号の内容(G1)が同じであるため、減算結果の二乗値y2は、理想的には0に近い小さな値を示す。これに対し、先行波の有効シンボル先頭位置r(サンプルポイントx=x0=60)からサンプルポイントx=128までの区間では、区間A,Bで信号の内容(S1及びG2)が異なる先行波の隣接シンボル期間が含まれるため、減算結果の二乗値y2、は比較的大きな値を示す。
図1に戻って、窓位置補正量検出部20は、閾値算出部19から、閾値y2 th、及び相関ピーク位置pを基準にしたGI長の各サンプルポイントにおける減算結果の二乗値y2を入力する。そして、窓位置補正量検出部20は、GI長の各サンプルポイントにおいて、時間軸上の最後のサンプルポイントから先頭方向(最初のサンプルポイント)へ向けて、閾値y2 thと二乗値y2とを比較する。窓位置補正量検出部20は、閾値y2 thよりも二乗値y2が小さい最初のサンプルポイントx0を特定し、最後のサンプルポイントと特定したサンプルポイントとの間のサンプルポイント数をFFT窓位置の補正量Δpとして検出する。窓位置補正量検出部20は、FFT窓位置の補正量ΔpをFFT窓位置制御部21に出力する。
FFT窓位置制御部21は、相関ピーク検出部16から相関ピーク位置pを入力すると共に、窓位置補正量検出部20からFFT窓位置の補正量Δpを入力し、相関ピーク位置pに基づいてFFT窓位置を設定し、設定したFFT窓位置を補正量Δpだけ前方へシフトすることでFFT窓位置を補正し、補正後のFFT窓位置をFFT部22に出力する。
図2及び図3を参照して、窓位置補正量検出部20により、最後のサンプルポイントx=128から先頭方向へ向けて、閾値y2 thと二乗値y2とが比較され、閾値y2 thよりも二乗値y2が小さい最初のサンプルポイントx0(図2ではx0=128、図3ではx0=60)が特定される。そして、最後のサンプルポイントx=128と特定したサンプルポイントx0との間のサンプルポイント数が算出され、このサンプルポイント数がFFT窓位置の補正量Δp(図2ではΔp=0、図3ではΔp=68)として検出される。つまり、FFT窓位置の補正量Δpは、Δp=128−x0により算出される。
図2では、FFT窓位置の補正量Δpは0となり、FFT窓位置制御部21により、FFT窓位置は補正されない。これは、遅延波が存在する伝搬環境では、図7(1)にて説明したとおり、FFT窓位置を補正する必要がないからである。
図3では、FFT窓位置の補正量Δpは68となり、FFT窓位置制御部21により、相関ピーク位置pに基づいて設定されたFFT窓位置は、補正量Δp=68のサンプルポイントだけ前方へシフトするように補正され、補正後のFFT窓位置が設定される。これは、先行波が存在する伝搬環境では、図7(2)にて説明したとおり、シンボル間干渉が発生している時間期間(図7(2)ではTの期間)につき、FFT窓位置を補正する必要があり、その時間期間が補正量Δpに相当するからである。
図4は、先行波が存在する場合の補正後のFFT窓位置を説明する図であり、図3に対応している。図3と同様に、相関ピーク検出部16により、GIの相関ピーク位置pが、例えば主波のGI期間の先頭位置に検出された場合、FFT窓位置制御部21により、FFT窓位置が、相関ピーク位置pを基準に、その位置からGI長遅延した位置を開始位置とした有効シンボル長の期間に設定される。
図7(2)にて説明したとおり、このFFT窓位置は、先行波において異なるシンボルに跨り、シンボル干渉が発生することから、適切な位置情報ではない。
そこで、本発明の実施形態では、相関ピーク位置pに基づいて設定されたFFT窓位置を補正し、シンボル間干渉のない適切なFFT窓位置を新たに設定する。具体的には、窓位置補正量検出部20が、先行波においてシンボルが跨る期間を補正量Δpとして検出し、FFT窓位置制御部21が、相関ピーク位置pに基づいて設定したFFT窓位置を、補正量Δpだけ前方へシフトすることでFFT窓位置を補正する。
図4に示すように、相関ピーク位置pに基づいて設定されたFFT窓位置は、主波の同じシンボルの期間(S1及びG1)に対応するが、先行波の同じシンボルの期間(S1及びG1)だけでなく異なるシンボルの期間(区間A内のG2)にも対応する。このFFT窓位置は、先行波における区間A内のG2の期間において、異なるシンボルに跨っている。一方で、補正後のFFT窓位置は、相関ピーク位置pに基づいて設定されたFFT窓位置に対し、異なるシンボルに跨る区間A内のG2の期間に相当する補正量Δpだけ、前方へシフトする。
したがって、補正後のFFT窓位置は、主波の同じシンボルの期間(S1及びG1)に対応し、かつ、先行波の同じシンボルの期間(S1及びGI)に対応することとなり、シンボル間干渉のない適切な位置情報となる。
尚、遅延波が存在する伝搬環境では、図7(1)にて説明したとおり、相関ピーク位置pに基づいて設定したFFT窓位置を用いることにより、シンボル干渉が発生しないから、窓位置補正量検出部20により検出される補正量Δpは0である。つまり、先行波及び遅延波が存在する伝搬環境においても、補正後のFFT窓位置は、シンボル間干渉のない適切な位置情報となる。
図1に戻って、FFT部22は、DS13からダウンサンプリング処理後の信号を入力すると共に、FFT窓位置制御部21から補正後のFFT窓位置を入力する。そして、FFT部22は、補正後のFFT窓位置にて、ダウンサンプリング処理後の信号をFFTすることで、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換し、周波数領域の信号を出力する。FFT部22により出力された周波数領域の信号は、図示しない後段の構成部にて、OFDM復調処理が行われる。
以上のように、本発明の実施形態のOFDM受信装置1によれば、GI期間長減算部17は、直交復調処理、フィルタ処理及びダウンサンプリング処理が施された受信信号に対し、その相関ピーク位置pからGI長の信号を抽出すると共に、受信信号に対し、その相関ピーク位置pから1有効シンボル長遅延した位置におけるGI長の信号を抽出し、抽出した2つのGI長の信号の差を算出し、GI長の各サンプルポイントの減算結果を求めるようにした。そして、二乗演算部18は、減算結果の二乗値y2を算出し、閾値算出部19は、減算結果の二乗値y2が小さい所定数のサンプルポイントの二乗値に基づいて、閾値y2 thを算出する。
窓位置補正量検出部20は、最後のサンプルポイントから先頭方向へ向けて、閾値y2 thと二乗値y2とを比較し、閾値y2 thよりも二乗値y2が小さい最初のサンプルポイントx0を特定し、最後のサンプルポイントと特定したサンプルポイントとの間のサンプルポイント数をFFT窓位置の補正量Δpとして検出するようにした。そして、FFT窓位置制御部21は、相関ピーク位置pに基づいてFFT窓位置を設定し、設定したFFT窓位置を補正量Δpだけ前方へシフトすることでFFT窓位置を補正する。
これにより、補正されたFFT窓位置には、先行波、主波及び遅延波のそれぞれについて、信号内容の異なる隣接シンボル期間が含まれることはない。
また、本発明の実施形態によるFFT窓位置の補正は、GI期間長減算部17による減算処理、二乗演算部18による二乗処理、閾値算出部19による加算及び乗算処理、並びに窓位置補正量検出部20による検索及び減算処理等の簡易な処理にて行われる。この処理は、従来手法(FFT演算後に算出された遅延プロファイルに基づいて先行波をサーチし、FFT窓位置を補正する)のような大きな演算規模が不要である。
したがって、先行波が存在する伝搬環境において、受信信号品質が劣化した状況であっても、少ない演算量にて、シンボル間干渉が生じることのない適切なFFT窓位置の補正を行うことができる。
〔実験結果〕
次に、本発明の実施形態によるOFDM受信装置1の実験結果について説明する。図5は、遅延波が存在する場合のフェージングシミュレータによる実験結果を示す図であり、主波に対し、DUR(DU比)=3dB及び遅延時間=2μsの遅延波が到来する伝搬モデルの例である。図5(a)はCNR(CN比)=35dBの場合の実験結果を示し、図5(b)は、CN比(CN比)=10dBの場合の実験結果を示す。横軸は、サンプルポイントx(=1〜128)を示し、縦軸は、サンプルポイントxにおける減算結果の二乗値y2(二乗演算部18により算出された減算結果の二乗値y2)を示す。
図5(a)及び図5(b)から、この実験結果は、図2に示した理想的なサンプルポイントx及び二乗値y2の特性に近く、閾値y2 thが適切に算出されていることがわかる。図5(a)において、窓位置補正量検出部20により、最後のサンプルポイントx=128から先頭方向へ向けて、閾値y2 thよりも二乗値y2が小さい最初のサンプルポイントx0=120が特定され、FFT窓位置の補正量Δp=8が検出される。そして、FFT窓位置制御部21により、相関ピーク位置pに基づいて設定されたFFT窓位置を、補正量Δp=8だけ前方へシフトした補正後のFFT窓位置が設定される。
また、図5(b)において、窓位置補正量検出部20により、最後のサンプルポイントx=128から先頭方向へ向けて、閾値y2 thよりも二乗値y2が小さい最初のサンプルポイントx0=122が特定され、FFT窓位置の補正量Δp=6が検出される。そして、FFT窓位置制御部21により、相関ピーク位置pに基づいて設定されたFFT窓位置を、補正量Δp=6だけ前方へシフトした補正後のFFT窓位置が設定される。
図2に示した理想的な特性に対し、図5(a)及び図5(b)は、FFT窓位置の補正量Δp=8,6であり、サンプルポイントx0の位置が前方へずれている。これは、1OFDMシンボル毎に、シンボルの先頭と末尾に所定の窓係数を乗算し、波形整形(スプリアスを抑えるための信号処理)しているからである。
図6は、先行波が存在する場合のフェージングシミュレータによる実験結果を示す図であり、主波に対し、DUR(DU比)=3dB及び遅延時間=−2μsの先行波が到来する伝搬モデルの実験結果を示している。図6(a)はCNR(CN比)=35dBの場合の実験結果を示し、図6(b)は、CN比(CN比)=10dBの場合の実験結果を示す。横軸及び縦軸は、図5と同様である。
図6(a)及び図6(b)から、この実験結果は、図3に示した理想的なサンプルポイントx及び二乗値y2の特性に近く、閾値y2 thが適切に算出されていることがわかる。図6(a)において、窓位置補正量検出部20により、最後のサンプルポイントx=128から先頭方向へ向けて、閾値y2 thよりも二乗値y2が小さい最初のサンプルポイントx0=80が特定され、FFT窓位置の補正量Δp=48が検出される。そして、FFT窓位置制御部21により、相関ピーク位置pに基づいて設定されたFFT窓位置を、補正量Δp=48だけ前方へシフトした補正後のFFT窓位置が設定される。
また、図6(b)において、窓位置補正量検出部20により、最後のサンプルポイントx=128から先頭方向へ向けて、閾値y2 thよりも二乗値y2が小さい最初のサンプルポイントx0=85が特定され、FFT窓位置の補正量Δp=43が検出される。そして、FFT窓位置制御部21により、相関ピーク位置pに基づいて設定されたFFT窓位置を、補正量Δp=43だけ前方へシフトした補正後のFFT窓位置が設定される。
このように、先行波が存在する伝搬環境において、受信信号品質が劣化した状況であっても、適切なFFT窓位置の補正を行うことができ、結果として、シンボル間干渉をなくすことができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
前記実施形態において、図1に示したOFDM受信装置1のデジタル信号処理部(QDM11からFFT部22まで)の各構成部の処理は、OFDM受信装置1に搭載される集積回路であるLSIのチップにより実現されるようにしてもよい。また、デジタル信号処理部にADC10を加えた各構成部の処理が、LSIのチップにより実現されるようにしてもよい。これらは、個別に1チップ化されていてもよいし、これらの一部または全部が1チップ化されていてもよい。
また、LSIの代わりに、集積度の異なるVLSI、ULSI等のチップにより実現されるようにしてもよい。さらに、LSI等のチップに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサを用いるようにしてもよいし、FPGAを用いるようにしてもよい。
1 OFDM受信装置
10 ADC
11 QDM
12 LPF
13 DS
14 有効シンボル長遅延部
15 移動相関演算部
16 相関ピーク検出部
17 GI期間長減算部
18 二乗演算部
19 閾値算出部
20 窓位置補正量検出部
21 FFT窓位置制御部
22 FFT部

Claims (3)

  1. OFDM信号を受信し、前記OFDM信号からGI(ガードインターバル)の移動相関を求め、前記移動相関に基づいて前記GIの相関ピーク位置を検出し、前記相関ピーク位置に基づいてFFT窓位置を設定し、前記FFT窓位置を補正し、補正後のFFT窓位置にて前記OFDM信号をFFT(高速フーリエ変換)するOFDM受信装置において、
    前記受信したOFDM信号に対し、前記相関ピーク位置におけるGI長の第1の信号と、前記相関ピーク位置から1有効シンボル長遅延した位置におけるGI長の第2の信号との間の差を、前記GI長の各サンプルポイントの減算結果として求めるGI期間長減算部と、
    前記GI期間長減算部により求めた減算結果に基づいて、閾値を算出する閾値算出部と、
    前記GI長の最後のサンプルポイントから先頭のサンプルポイントへ向けて、前記GI期間長減算部により求めた減算結果が前記閾値算出部により算出された閾値よりも小さい最初のサンプルポイントを特定し、前記特定したサンプルポイントに基づいて、前記FFT窓位置の補正量を検出する窓位置補正量検出部と、
    前記相関ピーク位置に基づいてFFT窓位置を設定し、前記FFT窓位置を、前記窓位置補正量検出部により検出された補正量に基づいて補正するFFT窓位置制御部と、
    を備えたことを特徴とするOFDM受信装置。
  2. 請求項1に記載のOFDM受信装置において、
    さらに、前記GI期間長減算部により求めた減算結果を二乗し、前記GI長の各サンプルポイントについて二乗値を算出する二乗演算部を備え、
    前記閾値算出部は、
    前記二乗演算部により前記GI長の各サンプルポイントについて算出された二乗値のうち、最小の二乗値から順に所定数のサンプルポイントの二乗値を抽出し、前記所定数のサンプルポイントの二乗値に基づいて閾値を算出し、
    前記窓位置補正量検出部は、
    前記GI長の最後のサンプルポイントから先頭のサンプルポイントへ向けて、前記二乗演算部により算出された二乗値が前記閾値算出部により算出された閾値よりも小さい最初のサンプルポイントを特定し、前記最後のサンプルポイントと前記特定したサンプルポイントとの間のサンプルポイント数を、前記FFT窓位置の補正量として検出する、ことを特徴とするOFDM受信装置。
  3. OFDM信号を受信し、前記OFDM信号からGI(ガードインターバル)の移動相関を求め、前記移動相関に基づいて前記GIの相関ピーク位置を検出し、前記相関ピーク位置に基づいてFFT窓位置を設定し、前記FFT窓位置を補正し、補正後のFFT窓位置にて前記OFDM信号をFFT(高速フーリエ変換)するOFDM受信装置に搭載されるチップにおいて、
    前記受信したOFDM信号に対し、前記相関ピーク位置におけるGI長の第1の信号と、前記相関ピーク位置から1有効シンボル長遅延した位置におけるGI長の第2の信号との間の差を、前記GI長の各サンプルポイントの減算結果として求めるGI期間長減算部と、
    前記GI期間長減算部により求めた減算結果に基づいて、閾値を算出する閾値算出部と、
    前記GI長の最後のサンプルポイントから先頭のサンプルポイントへ向けて、前記GI期間長減算部により求めた減算結果が前記閾値算出部により算出された閾値よりも小さい最初のサンプルポイントを特定し、前記特定したサンプルポイントに基づいて、前記FFT窓位置の補正量を検出する窓位置補正量検出部と、
    前記相関ピーク位置に基づいてFFT窓位置を設定し、前記FFT窓位置を、前記窓位置補正量検出部により検出された補正量に基づいて補正するFFT窓位置制御部と、
    を備えたことを特徴とするチップ。
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