JP2016206864A - 集合住宅費管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】各戸の支払管理の簡素簡便化を行う集合住宅費管理システムを提供する。
【解決手段】集合住宅管理装置100は、大メータ読取部302により読み取られた集合住宅におけるガスと水道の全使用量と大口契約の料金体系とに基づき、集合住宅に一括して請求される料金を算出する総括料金算出部303と、子メータ読取部304により読み取られた各戸のガスと水道の使用量と各戸の個別契約の料金体系とに基づき、各戸のガス代と水道代の総和を算出する総和料金算出部305と、それらから発生する差益に基づき個別契約であるよりは低廉な各戸への実際のガス代と水道代の請求額を決定する各戸請求額決定部306と、更に家賃も合算して、各戸から集合住宅の管理者への口座振込手続を処理する口座処理部307と、口座引落の費用明細を各戸について発行する明細発行部309と、を具備する。
【選択図】図4

Description

本発明は、家賃徴収を含んだ集合住宅費管理システムに関し、特に、電気ガス水道といった従量的に発生する費用と、セキュリティサービスやCATV受信など個別に定額的に発生する費用とを、集合住宅がまとめて管理し、各家庭が各費用を個別的に支払うより低廉化が可能な住宅費管理システムおよびプログラムに関する。
また、既存の集合住宅であっても、サービスを順次組み入れ、費用の低廉化・享受サービスの多様化を目的として導入しやすい集合住宅費管理システム技術に関する。
従来、集合住宅においては、各戸についてそこに住む以上当然発生する費用、たとえば、家賃、共益費(管理費)、電気ガス水道料金、TV受信料(CATV、BS、CS等)、セキュリティサービス料金、町内会費など存在していた。
しかしながら、従来は、各サービスの提供元がそれぞれ使用量や利用量の徴収をおこなっており、効率的ではない、といった問題点があった。また、使用料金や利用料金の内訳についても、ばらばらに通知されるので、各戸における管理等も十分となりにくい、という問題点があった。また、小口契約から大口契約に変更すると差益が生じるが、本来的に魅力があるはずのこのような利益享受、差益還元を十分認識してもらえないという問題点もあった。また、集合住宅の管理者側からしても、導入システムに自由度が少なく、とりあえず導入して、適時住人の意見を聞いてサービス拡充して行きたい、という要請に叶いにくいという問題点もあった。
特開2013−41452号公報 特開2007−233766号公報 特開2009−251984号公報 特開2011−53859号公報 特開2009−15486号公報 特開2005−120751号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、各戸の支払管理の簡素簡便化および差益還元の存在の明瞭化を実現することを目的とする。
また、既存の集合住宅であっても、費用の低廉化・享受サービスの多様化を目的として導入しやすい集合住宅費管理システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の集合住宅費管理システムは、集合住宅において各戸へ分岐して提供される電気、ガス、水道、その他のサービスであって各戸に配された子メータの読取により従量基準で支払が発生するサービス群(以降従量サービス群と称する。)のなかから、少なくとも一つのサービスを選択するサービス選択手段と、サービス選択手段により選択されたサービス(以降選択サービスと称する。)につき、分岐上流に配した大メータを読み取る大メータ読取手段と、大メータ読取手段により読み取られた使用量と、集合住宅自体を単位とした大口契約の料金体系と、に基づき集合住宅に一括して請求される選択サービスの使用料金を算出する総括料金算出手段と、子メータを読み取る子メータ読取手段と、子メータ読取手段により読み取られた使用量と、各戸それぞれを単位とした個別契約の料金体系と、に基づき各戸の選択サービスの使用料金の総和を算出する総和料金算出手段と、総和料金算出手段により算出された使用料金から総括料金算出手段により算出された使用料金を差し引いた差益と、子メータ読取手段により読み取られた使用量と、に基づき個別契約であるよりかは低廉な各戸への実際の選択サービスに関する請求額を決定する各戸請求額決定手段と、各戸請求額決定手段により決定された請求額と各戸の家賃を合算して、各戸から集合住宅の管理者への口座振込手続を処理する口座処理手段と、口座処理手続により処理される口座引落の費用明細を各戸について発行する明細発行手段と、を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項1にかかる発明は、電気でもガスでも水道でも、通常の個別契約であるよりか安い使用料とすることができ、かつ、どのみち支払う家賃も加算し、各戸の支払管理の簡素簡便化を実現できる。また、明細を発行することにより差益還元を明瞭に住人に知得させることができる。また、電気、ガス、水道は、集合住宅に必ず導入されているため、低廉化可能であることについて集合住宅の管理者(オーナーや管理組織、管理会社をいう。)が各戸に呼びかけることにより、容易に全戸の意思統一を図ることができ、電気もガスも水道も大口契約への切替が容易となる。また、導入するサービスが一つより二つ二つより三つの方が差益が大きくなるという重畳的なメリットも生じる。集合住宅の管理者が窓口となり得るので、サービス提供側からしても人件費等の削減が可能であり、反射的に使用量等の定額化の交渉も実現可能となる。
家賃は、広く、分譲マンションのローンも含まれるものとする。また、電気代等は、集合住宅の管理者から電力会社へ一括して支払うものであることはいうまでもない。子メータの読取はNCUを介して自動検針することもできる。このとき、接続端子の空きを利用して、セキュリティサービス等他のサービスにも利用することができる。
請求項2に記載の集合住宅費管理システムは、請求項1に記載の集合住宅費管理システムにおいて、契約により定期的に一定額の支払が発生するサービス群(以降定額サービス群と称する。)を更に含み、個々の住戸が定額サービス群のなかのどのサービスの享受につき契約をしているかの契約情報を住戸毎に記憶する記憶手段と、口座処理手段を制御して、記憶手段に記憶された契約情報にも基づき、合算をおこなうことを特徴とする定額付加処理制御手段と、を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項2にかかる発明は、オプション的な定額サービスについても合算し、各戸の支払管理の簡素簡便化および差益還元の存在の明瞭化を実現することができる。本発明は、住戸に対して発生する費用にかかるサービスが増えれば増えるほど、住人にとり管理の煩雑さから解放されることとなる。
なお、一定額とはたとえば、月々同額であるという意義に限定されず、予め設定されている額ないし所定額も含まれるものとする。
請求項3に記載の集合住宅費管理システムは、請求項2に記載の集合住宅費管理システムにおいて、定額サービス群には、セキュリティサービス、安否確認サービス、TVサービス、集合住宅維持管理サービス、町内会サービスのいずれかを含むことを特徴とする。
すなわち、請求項3にかかる発明は、需要の多いサービスを含み、魅力的な集合住宅とすることができる。
町内会サービスとは、町内の各種案内等をいう。場合により、集合住宅の管理組合がおこなう事業ないしサービスも含ませることができる。
請求項4に記載の集合住宅費管理システムは、請求項3に記載の集合住宅費管理システムにおいて、各戸には子メータに接続されるNCUがそれぞれ備わっており、安否確認サービスを契約している場合には子メータ読取手段はNCUを介して子メータを適時読み取り、選択サービスについて所定期間における使用量が所定値を下回る場合に、集合住宅の管理者にその旨を通知する通知手段を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項4にかかる発明は、NCUを利用した検針により、特に、独居老人宅の細やかな安否確認が可能となる。
通知手段は、警告灯の点滅、メール自動配信など特に限定されない。使用の態様により、家族や親族へメールが送られるようにしてもよい。
請求項5に記載の集合住宅費管理システムは、請求項1〜4のいずれか一つに記載の集合住宅費管理システムにおいて、従量サービス群または定額サービス群のいずれかの未享受のサービスに対して、当該サービスを享受した場合の支払の増減に関する情報を提供する情報提供手段を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項5にかかる発明は、いわば新たなサービスの加入促進を図ることができる。特に、明細に情報付加することにより、一元的で明確な案内とすることできる。
情報提供手段は、明細に情報を付加する態様のほか、別途紙媒体での通知、電子媒体での通知とすることもできる。
請求項6に記載の集合住宅費管理プログラムは、請求項1〜5のいずれか一つに記載の集合住宅費管理システムを構築すべく、計算機を前記各手段として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項6にかかる発明は、ソフトウェアによる処理にて、各戸の支払管理の簡素簡便化および差益還元の存在の明瞭化を実現することができる。また、既存の集合住宅であっても、費用の低廉化・享受サービスの多様化を目的として導入しやすい集合住宅費管理システムを構築するソフトウェアを提供可能となる。
本発明によれば、各戸の支払管理の簡素簡便化および差益還元の存在の明瞭化を実現することができ、また、新たなサービスの加入促進も図れ、重畳的にメリットを享受できる。
集合住宅費管理システムが運用される集合住宅につき、ガスと水道と各戸との関係を示した模式図である。 集合住宅費管理プログラムがインストールされたサーバ装置のハードウェア構成例を示した説明図である。 データ構成例を概念的に示した説明図である。 集合住宅費管理システムの機能ブロック図である。 従来のサービスと集合住宅費管理システムを導入した集合住宅の管理変化の概念図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
ここでは、本発明の集合住宅費管理プログラムをインストールしたサーバ装置を用いた集合住宅費管理システムについて説明する。
また、本実施の形態では、集合住宅が賃貸マンションであり、都市ガスと水道については既に大口契約されているものとして説明する。
また、以降では、電気代、ガス代、水道代、のように、メータの読取により従量基準で支払が発生するサービス(群)を従量サービス(群)と適宜称し、また、非常事態の対応要請(セキュリティサービス)、安否確認サービス、TV受信サービス、集合住宅維持管理のサービス、町内会に関連するサービスのように、契約等により定期的に一定額の支払が発生するサービス(群)を定額サービス(群)と適宜称する。
図1は、集合住宅費管理システムが構築された集合住宅につき、ガスと水道と各戸との関係を示した模式図である。図示したように、集合住宅Cは、住戸c1、住戸c2、住戸c3、・・・、住戸cnから構成され、ガスについては一括したガス引込口GTに大メータMgt、そこから分岐し、各住戸の元栓部分に子メータMgcが備わり、水道については一括した水道引込口WTに大メータMwt、そこから分岐し、各住戸の元栓部分に子メータMwcが備わっている。ガス用の子メータMgcと水道用の子メータMwcとは各戸に配されたNCU(NetworkControlUnit)200に接続され、集合住宅Cの管理者がそれぞれ自動検針できるようにしてある。
また、住戸c1は、独居老人宅であって、別途安否確認のオプションサービスを契約しており、住戸c2はCATV契約を、住戸c3は非常時通報のオプションサービスを契約しているものとする。
図2は、集合住宅費管理プログラムがインストールされたサーバ装置のハードウェア構成例を示した説明図である。以降において、このサーバ装置を集合住宅費管理装置と適宜称することとする。
集合住宅費管理装置100は、そのハードウェア構成として、CPU101と、ROM102と、RAM103と、ハードディスク(HDD)104と、グラフィックスカード105と、モニタ106と、キーボード(K/B)107と、マウス(MOUSE)108と、ネットワークコントロール部109と、を有する。
CPU101は、OSとともに集合住宅費管理装置100全体を制御し、また、各種のプログラムの処理制御をおこなう。具体的には、CPU101は、ハードディスク104に格納されているプログラムにしたがって、ネットワークコントロール部109から入力された各NCU200からの情報を受信し、大メータMgt、大メータMwt、子メータMgcおよび子メータMwcの数値を読み取り、また料金計算をおこなう。このほかCPU101は、ハードディスク104に格納されている作業データをRAM103に一時保存する制御等もおこなう。
ROM102は、ブートプログラム等を記憶する。使用の態様によっては、ROM102は、集合住宅費管理装置100の制御プログラムを格納しておいてもよい。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用する。具体的には、ハードディスク104から読み出されたデータの内容やプログラム内容などを一時的に格納する。
ハードディスク104は、オペレーティング装置(OS)、アプリケーションプログラム、各種のデータを記憶する。ハードディスクの構成については後述する。
グラフィックスカード105は、モニタ106へ出力すべき画像信号を送出する。グラフィックスカード105は、出力すべき画像信号を格納するVRAMと、処理された画像信号をモニタ106へ出力する画像出力インターフェース(画像出力I/F)を備える。画像出力I/Fは、VRAMに展開された画像データをモニタ106へ出力する。
ネットワークコントロール部109は、NCU200を介して大メータMgt、大メータMwt、子メータMgcおよび子メータMwcの数値を取得する。使用の態様により、メール送信して住人やその親族、関係者への通知をおこなうようにしてもよい。送受信のためのハードウェア構成は、NCU200と適正に交信でき制御が確実であればその態様は問わない。
ハードディスク104について説明する。ハードディスク104は、アプリケーション部141とデータ部142とに分かれる。アプリケーション部141は、集合住宅費管理装置100全体を制御するOS151と、各戸のサービス享受に基づく費用の支払額の計算等をおこなう計算プログラム群152と、を有する。
計算プログラム群152は、メータ読取プログラム153と、料金算出プログラム154と、請求額決定プログラム155と、口座処理プログラム156と、明細発行プログラム157と、通知プログラム158と、広告プログラム159と、メニュー選択設定プログラム160と、を有する。
メニュー選択設定プログラム160は、選択サービスが、ガスと水道であることを設定する。新たに、電力サービスも大口契約した場合には、本プログラムを起動し、選択サービスの追加もおこなう。
メータ読取プログラム153は、NCU200を介して、大メータMgtと大メータMwtと子メータMgcと子メータMwcに信号を送信し、各メータがこの信号に基づいて返す数値または使用量を受信する。この使用量は、各戸cx(x=1〜n)の識別番号、受信時刻とともにデータ部142に格納される。なお、本実施の形態では、安否確認のオプション契約をしている独居老人宅c1については30分毎に信号を発信し、ガス使用量と水道使用量とを受信するようにしている(図3)。他の住戸においては、一日に1回のデータ取得の態様としている。
料金算出プログラム154は、メータ読取プログラム153により読み取られた大メータMgtと大メータMwtの数値と、データ部142に格納された大口契約の料金体系と、に基づき集合住宅Cにガス会社と電力会社から一括して請求されるそれぞれの使用料金である総括料金を算出する。また、料金算出プログラム154は、メータ読取プログラム153により読み取られた子メータMgcと子メータMwcの数値と、データ部142に格納された個別契約の料金体系と、に基づき各戸総和のガス代と水道代である総和料金を算出する。
請求額決定プログラム155は、料金算出プログラム154により算出された総和料金から総括料金を差し引いた差益に、メータ読取プログラム153により読み取られた各戸のガスと水道との使用量を加味して、個別契約であるよりかは低廉となる、各戸へ請求すべきガス代と電気代を決定する。すなわち、差益を考慮して費用決定をおこなう。このとき、集合住宅Cの管理者は、手数料として一定額を差し引いた分を還元すべき差益としてもよい。
口座処理プログラム156は、請求額決定プログラム155により決定された電気代とガス代の請求額と、当該住戸の家賃と、データ部142に記憶された当該住戸に関するオプション契約の契約情報と、に基づき、請求額の合算をおこなう(総請求額の算出をおこなう)。すなわち、集合住宅Cに住まうことにより発生する基本的な費用の計算を各戸毎におこなう。オプション契約に発生する費用には、セキュリティサービスに伴う費用、安否確認サービスに伴う費用、TV受信料、共益費、町内会費などを挙げることができる。
そして、口座処理プログラム156は、この総請求額の各戸からの自動引き落とし処理をおこなう。具体的には、各戸の口座から集合住宅Cの管理者の口座へそれぞれ前述の総請求額が送金される手配をおこなう。銀行と各戸と管理者とが予め契約しておくことにより、集合住宅費管理装置100と銀行のサーバ装置とが電子的な通信もおこない、その送金処理が可能となる。
明細発行プログラム157は、口座処理プログラム156により処理される口座引落の費用明細を各戸について発行する。発行は、紙媒体、または、NCU200を介したまたは介さないメール等の送信による電子媒体のいずれでも可能である。明細が一元的に発行されるので、各戸には使用量や単価、費用の確認などの管理の煩雑さから解放される。
通知プログラム158は、ガスまたは水道の使用量を事実上モニタリングし、所定値を下回る場合に、集合住宅Cの管理者および予め決められた相手にその旨を通知する。通知方法は、管理者に対しては、どの住戸であるかの情報とともに、使用量の履歴をグラフ化してモニタ106に出力する例を挙げることができる。ここでは、住戸c1が安否確認オプションサービスを選択しているので、使用量が少ない場合には、室内で動けない状体である場合もあり、早急に直行するなどの対応をする。
また、通知プログラム158は、非常時通報の処理もおこなう。ここでは、住戸c3が、非常時通報のオプションサービスを契約しており、住戸に非常連絡ボタンBが備わっている。ボタンBの押下があった場合には、NCU200がこれ検知して、集合住宅費管理装置100にその連絡が入ようにしている。たとえば、不審者の侵入察知、子供からの緊急連絡など、早急に対応して欲しい場合に、非常連絡ボタンBが押下され、通知プログラム158は、モニタ106上に住戸情報とボタン押下の旨の表示、押下時刻などの表示処理をおこなう。使用の態様により、警備会社へ直に連絡が入るようにしてもよい。
広告プログラム159は、契約していないサービス、未享受のサービスに関して、当該サービスを享受した場合の支払の増減に関する情報を提供する。提供の態様は、メール通知でも郵送でも、場合により、NCU200を介した住戸への音声案内でもよい。これは、明細と同時に発行すると効果的である。
本実施の形態では、電気代については集合住宅Cが大口契約をしておらず、各戸が小口契約(個別契約)のままであり、相対的に高い電気料金を支払っている。したがって、広告プログラム159は、全戸に大口契約に切り替えた場合の差益についての案内をだす。住戸にとっては、この案内は、これまでも差益を還元してもらえた集合住宅C(の管理者)からであって情報に信頼感があり、また、電気代が安くなるという内容であるため、総意を形成しやすく、速やかな導入が可能となる。また、集合住宅Cの管理者にとっても、順次サービスを追加しやすいシステムであるため、システム導入しやすくまた利便性が高い。
これ以外にも、広告プログラム159は、その住戸が契約していないオプションサービスについての案内をだすことができる。たとえば、住戸c1に対しては、電気代の契約切替案内のほか、非常時通報のオプションサービス、CATV受信のオプションサービスの案内をだすことができる。住戸c2には、電気代の契約切替案内のほか、非常時通報のオプションサービスや安否確認サービスといった未加入の案内をだすことができる。
次に、データ部142について説明する。図3は、データ構成例を概念的に示した説明図である。
データ部142は、検針データ格納部161と、料金表格納部162と、契約情報格納部163と、を有する。
検針データ格納部161は、ガスの大メータMgtと各子メータMgc、水道の大メータMwtと各子メータMwcの値を、測定日時、NCU200のIDとともに記録する。
料金表格納部162は、ガス代と水道代の料金情報を格納する。大口契約と小口契約とで料金設計が異なり、それぞれ差益計算および明細出力に必要である。また、電気料金についても料金体系を格納しておく。すなわち、本実施の形態では、公共料金については、ガスと水道に関してのみ、差益還元可能な大口契約としているが、将来的な、電気についての大口契約も選択可能とするためであり、また、大口契約に切り替えた場合の差益還元試算等の情報提供をおこなうためである。このほか、オプション契約に関する費用についても格納する。
契約情報格納部163は、オプションで各戸が選択しているサービスについての情報(契約情報)を各戸毎に格納する。
次に、集合住宅費管理システムの機能的構成について説明する。図4は、集合住宅費管理システムの機能ブロック図である。
集合住宅費管理システム1は、その機能的構成として、サービス選択部301と、大メータ読取部302と、総括料金算出部303と、子メータ読取部304と、総和料金算出部305と、各戸請求額決定部306と、口座処理部307と、定額付加処理制御部308と、明細発行部309と、記憶部310と、通知部311と、情報提供部312と、を備える。
サービス選択部301は、電気、ガス、水道等の従量サービス群のうち、ガスと水道サービスを選択する。サービス選択部は電力供給の大口契約への切替をおこなわなければ特に変更ないので、サービス設定部ということもできる。サービス選択部301は、メニュー選択設定プログラム160とOS151とデータ部142などによりその機能を実現することができる。
大メータ読取部302は、ガスについての集合住宅Cへの引き込み上流側に設置した大メータMgtと、水道についての集合住宅Cへの引き込み上流側に設置した大メータMwtと、の数値を読み取る。大メータ読取部302は、ネットワークコントロール部109と、大メータMgtおよび大メータMwtにそれぞれ備わるNCUと、メータ読取プログラム153と、検針データ格納部161と、RAM103などによりその機能を実現することができる。
総括料金算出部303は、大メータ読取部302により読み取られた集合住宅Cの全体のガス使用量および水道使用量と、集合住宅C自体を単位とした大口契約の料金体系と、に基づき集合住宅Cに一括してガス会社および水道局から請求されるそれぞれの使用料金を算出する。総括料金算出部303は、料金算出プログラム154と、料金表格納部162と、CPU101などによりその機能を実現することができる。
子メータ読取部304は、ガスについての子メータMgc、電気についての子メータMwcの数値を全住戸から読み取る。子メータ読取部304は、ネットワークコントロール部109と、NCU200と、メータ読取プログラム153と、検針データ格納部161と、RAM103などによりその機能を実現することができる。
総和料金算出部305は、子メータ読取部304により読み取られた各戸のガス使用量および各戸の水道使用量と、各戸それぞれを単位とした個別契約の料金体系と、に基づき各戸それぞれのガス代と水道代の総和を算出する。総和料金算出部305は、料金算出プログラム154と、料金表格納部162と、CPU101などによりその機能を実現することができる。
各戸請求額決定部306は、総和料金算出部305により算出されたガス代総計から総括料金算出部303により算出されたガス代を差し引いたガス差益と、子メータ読取部304により読み取られた各戸のガス使用量と、に基づき使用量に応じて各戸への実際のガス代を決定する。各戸請求額決定部306は、同様に、総和料金算出部305により算出された水道代総計から総括料金算出部303により算出された水道代を差し引いた水道差益と、子メータ読取部304により読み取られた各戸の水道使用量と、に基づき使用量に応じて各戸への実際の水道代を決定する。
これらは、差益がある分だけ個別契約であるよりガス代水道代が安くなり、これが集合住宅Cの魅力の一つとなる。各戸請求額決定部306は、請求額決定プログラム155と、検針データ格納部161と、CPU101、RAM103などによりその機能を実現することができる。
口座処理部307は、各戸請求額決定部306により決定された請求額と各戸の家賃を合算して、各戸から集合住宅Cの管理者への口座振込手続を処理する。また、定額付加処理制御部308は、口座処理部307を制御して、契約情報格納部163に格納された契約情報にも基づき、費用合算をおこなう。従来、公共料金ですら支払も一元的でなかったところ、集合住宅費管理システム1ではこれを統一的に処理するだけでなく、集合住宅であれば、契約される割合が高い定額サービスも一元的に支払・管理が可能でなる。また、定額サービスについても、場合によりスケールメリットがでる場合もある。たとえば、CATV受信料などは大口契約の料金設定がある場合もあり、公共料金と同様に差益を住戸に還元できる。
すなわち、集合住宅費管理システム1は、導入する管理者にとっても、各住戸にとっても、また、サービス提供側にとっても、更には銀行にとっても利便性の高いシステムとなる。
口座処理部307は、口座処理プログラム156と、CPU101と、RAM103と、ネットワークコントロール部109などによりその機能を実現することができる。
定額付加処理制御部308は、口座処理プログラム156と、料金算出プログラム154と、契約情報格納部163と、CPU101とRAM103などによりその機能を実現することができる。
明細発行部309は、口座処理部307により処理される口座引落の費用明細を各戸について発行する。明細発行部309は、明細発行プログラム157と、ネットワークコントロール部109と、OS151とによりその機能を実現することができる。
記憶部310は、個々の住戸が定額サービス群のなかのどのサービスの享受につき契約をしているかの契約情報を住戸毎に記憶する。また費用改定があった場合に、その内容を更新する。記憶部310は、ハードディスク104によりその機能を実現することができる。
通知部311は、選択サービスについて所定期間における使用量が所定値を下回る場合に、集合住宅の管理者にその旨を通知する。すなわち、安否確認のオプションサービスを処理する。なお、使用の態様により、通知部311は、各メータの数値に基づいて、ガスもれや漏水についても検知するようにしてもよい。通知部311は、通知プログラム158と、CPU101と、OS151と、ネットワークコントロール部109と、モニタ106などによりその機能を実現することができる。
情報提供部312は、従量サービス群または定額サービス群のいずれかの未享受のサービスに対して、当該サービスを享受した場合の支払の増減に関する情報を提供する。情報提供部312は、広告プログラム159と、料金算出プログラム154と、料金表格納部162と、検針データ格納部161、NCU200などによりその機能を実現することができる。
以上説明したように、集合住宅費管理システム1は、集合住宅Cの利便性を高め、スケールメリットを生かして、各種費用を安くすることができる。また、どのみち支払う必要のある家賃も含め、住人にとっては、一元的な支払および明細を通じた支出・支払管理が可能となる。なお、図5に、従来のサービスと集合住宅費管理システム1を導入した集合住宅Cの管理変化の概念図を示した。
本発明は、将来的な送発電分離、電力の自由化等にも対応でき、汎用性が高い。また、自由にサービスを組み合わせることができ、集合住宅Cの管理者にとっても、順次サービスを追加し易いシステムであって、導入障壁が低く、利便性が高い。また、各戸にとっても公共料金の費用が事実上安くなるので、住人の総意が得やすく、また、このような過程により自治会等への参画意識も高まり、新たなサービス享受も容易となる。
1 集合住宅費管理システム
100 集合住宅費管理装置
101 CPU
103 RAM
104 ハードディスク
105 グラフィックスカード
106 モニタ
109 ネットワークコントロール部
141 アプリケーション部
142 データ部
151 OS
152 計算プログラム群
153 メータ読取プログラム
154 料金算出プログラム
155 請求額決定プログラム
156 口座処理プログラム
157 明細発行プログラム
158 通知プログラム
159 広告プログラム
161 検針データ格納部
162 料金表格納部
163 契約情報格納部
200 NCU
301 サービス選択部
302 大メータ読取部
303 総括料金算出部
304 子メータ読取部
305 総和料金算出部
306 各戸請求額決定部
307 口座処理部
308 定額付加処理制御部
309 明細発行部
310 記憶部
311 通知部
312 情報提供部
B 非常連絡ボタン
C 集合住宅
cx 住戸(n=1,2,・・・n)
GT ガス引込口
WT 水道引込口
Mgt ガスの大メータ(親メータ)
Mwt 水道の大メータ(親メータ)
Mgc ガスの子メータ
Mwc 水道の子メータ

Claims (6)

  1. 集合住宅において各戸へ分岐して提供される電気、ガス、水道、その他のサービスであって各戸に配された子メータの読取により従量基準で支払が発生するサービス群(以降従量サービス群と称する。)のなかから、少なくとも一つのサービスを選択するサービス選択手段と、
    サービス選択手段により選択されたサービス(以降選択サービスと称する。)につき、分岐上流に配した大メータを読み取る大メータ読取手段と、
    大メータ読取手段により読み取られた使用量と、集合住宅自体を単位とした大口契約の料金体系と、に基づき集合住宅に一括して請求される選択サービスの使用料金を算出する総括料金算出手段と、
    子メータを読み取る子メータ読取手段と、
    子メータ読取手段により読み取られた使用量と、各戸それぞれを単位とした個別契約の料金体系と、に基づき各戸の選択サービスの使用料金の総和を算出する総和料金算出手段と、
    総和料金算出手段により算出された使用料金から総括料金算出手段により算出された使用料金を差し引いた差益と、子メータ読取手段により読み取られた使用量と、に基づき個別契約であるよりかは低廉な各戸への実際の選択サービスに関する請求額を決定する各戸請求額決定手段と、
    各戸請求額決定手段により決定された請求額と各戸の家賃を合算して、各戸から集合住宅の管理者への口座振込手続を処理する口座処理手段と、
    口座処理手続により処理される口座引落の費用明細を各戸について発行する明細発行手段と、
    を具備したことを特徴とする集合住宅費管理システム。
  2. 契約により定期的に一定額の支払が発生するサービス群(以降定額サービス群と称する。)を更に含み、
    個々の住戸が定額サービス群のなかのどのサービスの享受につき契約をしているかの契約情報を住戸毎に記憶する記憶手段と、
    口座処理手段を制御して、記憶手段に記憶された契約情報にも基づき、合算をおこなうことを特徴とする定額付加処理制御手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載の集合住宅費管理システム。
  3. 定額サービス群には、セキュリティサービス、安否確認サービス、TVサービス、集合住宅維持管理サービス、町内会サービスのいずれかを含むことを特徴とする請求項2に記載の集合住宅費管理システム。
  4. 各戸には子メータに接続されるNCUがそれぞれ備わっており、
    安否確認サービスを契約している場合には子メータ読取手段はNCUを介して子メータを適時読み取り、
    選択サービスについて所定期間における使用量が所定値を下回る場合に、集合住宅の管理者にその旨を通知する通知手段を具備したことを特徴とする請求項3に記載の集合住宅費管理システム。
  5. 従量サービス群または定額サービス群のいずれかの未享受のサービスに対して、当該サービスを享受した場合の支払の増減に関する情報を提供する情報提供手段を具備したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の集合住宅費管理システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の集合住宅費管理システムを構築すべく、計算機を前記各手段として機能させることを特徴とする集合住宅費管理プログラム。
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