JP2016206133A - 振動子駆動回路及びその駆動方法 - Google Patents

振動子駆動回路及びその駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016206133A
JP2016206133A JP2015091339A JP2015091339A JP2016206133A JP 2016206133 A JP2016206133 A JP 2016206133A JP 2015091339 A JP2015091339 A JP 2015091339A JP 2015091339 A JP2015091339 A JP 2015091339A JP 2016206133 A JP2016206133 A JP 2016206133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
vibration
detection
vibrator
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015091339A
Other languages
English (en)
Inventor
敏夫 海保
Toshio Kaiho
敏夫 海保
佳彦 小泉
Yoshihiko Koizumi
佳彦 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Electronics Co Ltd filed Critical Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Priority to JP2015091339A priority Critical patent/JP2016206133A/ja
Publication of JP2016206133A publication Critical patent/JP2016206133A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

【課題】振動子の電極間の寄生容量による影響を低減した振動子駆動回路及びその駆動方法を提供すること。
【解決手段】振動子1からの振動信号の変化タイミングを検出して振動検出信号Vsensを出力する振動信号検出回路21a及び振動検出信号Vsensと基準レベルを比較して比較信号Vzdetを出力する極性検出回路21bとからなる振動信号検出部21と、振動信号検出部21からの振動検出信号と基準レベルの比較出力である矩形波信号Vzdetから駆動信号の極性変化時に振動信号の入力を遮断する第1の制御信号Vcutと駆動信号の極性を変化させるための第2の制御信号Vsigを制御する制御回路22と、制御信号Vsigから振動部11を駆動する駆動信号Vdrvを出力する駆動信号生成回路23とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動子駆動回路及びその駆動方法に関し、より詳細には、振動子の電極間の寄生容量による影響を低減するようにした振動子駆動回路及びその駆動方法に関する。特に、角速度センサ、ジャイロセンサ、ヨーレートセンサなどに適用可能である。
従来から、ビデオカメラやデジタルカメラの手振れ検出や、カーナビゲーションシステムのGPS(Global Positioning System)の位置検出、航空機やロボットの姿勢検出などに必要となる角速度を検出するジャイロセンサが組み込まれている。駆動用センサエレメントに振動子を使った振動型ジャイロセンサは、振動子駆動回路により振動子を共振周波数で一定振幅に振動させて用いられる。
この種の物体に働く角速度を検出する振動型ジャイロセンサには、信頼性や小型化に有利な水晶や圧電素子を励振する圧電振動型ジャイロセンサ、容量駆動型のジャイロセンサなどがある。振動型ジャイロセンサは、振動している物体に角速度が加わると、その振動と直角方向にコリオリ力が生じることを利用している。
特開2010−190766号公報
しかしながら、振動型ジャイロセンサを励振ループで励振する構成において、容量駆動される振動子の電極間の寄生容量、特に、駆動電極と検出電極との間の寄生容量によって寄生ループが形成されてしまうという問題がある。
この寄生ループが形成されると、励振に必要な励振ループの利得が低下し、それにより、励振振幅が低下する。また、寄生ループにより不要な発振が発生するという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、振動子の電極間の寄生容量による影響を低減するようにした振動子駆動回路及びその駆動方法を提供することにある。
本発明の第1の態様は、振動子の検出電極からの振動信号を検出する振動信号検出部と、前記振動子を駆動する駆動信号を前記振動子の駆動電極へ出力する駆動信号生成回路と、前記振動信号検出部で検出した前記振動検出信号に応じて、前記振動信号検出部の前記振動検出信号の検出パスを形成し、前記駆動信号生成回路の前記駆動信号の出力を維持する第1のフェーズと、前記振動信号検出部の前記振動検出信号の検出パスを遮断し、前記駆動信号生成回路の前記駆動信号の出力を前記第1のフェーズで検出した前記振動検出信号に応じて変化させる第2のフェーズと、を切り替える制御回路と、を備える振動子駆動回路である。
また、本発明の第2の態様は、振動子の検出電極から振動信号を検出し、前記振動子の駆動電極への駆動信号の出力を維持する第1のステップと、前記検出電極からの前記振動信号の検出を停止し、前記駆動電極への前記駆動信号の出力を前記第1のステップで検出した前記振動信号に応じて変化させる第2のステップと、を有する振動子駆動方法である。
なお、上述した態様は、本発明の必要な特徴的な構成のすべてを記載したものではなく、その他の構成を組み合わせることにより本発明を構成することも可能である。
本発明によれば、寄生容量による影響を低減するようにした振動子駆動回路及びその駆動方法が実現できる。特に、検出電極と駆動電極との間における寄生容量による影響を低減することが可能な振動子駆動回路及びその駆動方法を実現することができる。
本発明に係る振動子駆動装置における振動子駆動回路の実施形態を説明するための回路構成図である。 図1における振動子駆動回路のフェーズ1の動作を説明するための回路構成図である。 図1における振動子駆動回路のフェーズ2の動作を説明するための回路構成図である。 (a)乃至(e)は、図1における振動子駆動回路の動作を説明するためのタイミングチャートを示す図である。 本発明に係る振動子駆動回路の実施例1を説明するための回路構成図である。 (a),(b)は、図5における振動検出回路の具体例を示す回路構成図である。 本発明に係る振動子駆動回路の実施例2を説明するための回路構成図である。 本発明に係る振動子駆動方法を説明するためのフローチャートを示す図である。
以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の具体的な構成について記載されている。しかしながら、このような特定の具体的な構成に限定されることなく他の実施態様が実施できることは明らかであろう。また、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態で説明されている特徴的な構成の組み合わせの全てを含むものである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、本発明に係る振動子駆動装置における振動子駆動回路の実施形態を説明するための回路構成図である。図中符号1は振動子、2は振動子駆動回路、11は振動部、12aは検出電極、12bは駆動電極、21は振動信号検出部、21aは振動検出回路、21bは極性検出回路、22は制御回路、23は駆動信号生成回路を示している。
本発明に係る振動子駆動装置は、検出電極12aと駆動電極12bと振動部11を有する振動子1と、この振動子1の検出電極12aからの振動信号を検出して、その振動信号に基づいて駆動信号Vdrvを生成する振動子駆動回路2とを備えている。
本発明に係る振動子駆動回路2は、振動子1を連続励振させるために、振動子1を含む駆動系のループを切断して、複数フェーズに分けて振動子1を励振させるもので、振動信号検出のフェーズ1と、駆動信号の極性変化のフェーズ2とを導入し、ループが切断された2状態を交互に繰り返すことで振動子1を連続励振させるものである。なお、フェーズ1及びフェーズ2以外のフェーズを導入して、2以上の状態を配列する形態であってもよい。
つまり、フェーズ1は、出力変化停止状態(振動子からの振動信号をゼロクロス検出して制御回路で制御する状態)で、フェーズ2は、振動信号入力停止状態(制御回路からの駆動信号の極性変化を行って振動子を励振する状態)である。
本実施形態の振動子駆動回路2は、振動子1と接続された振動信号検出部21と、この振動信号検出部21に接続された制御回路22と、この制御回路22に接続された駆動信号生成回路23とを備えている。
振動信号検出部21は、振動子1の検出電極12aからの振動信号の変化タイミングを検出する。振動信号検出部21は、振動検出回路21aと極性検出回路21bとを有する。振動検出回路21aは、振動子1の検出電極12aからの振動信号を電圧に変換した振動検出信号Vsensを出力する。極性検出回路21bは、振動検出回路21aからの振動検出信号Vsensと基準レベルを比較して比較信号Vzdetを出力する。
制御回路22は、比較信号Vzdetからフェーズ1と2を切り替えるタイミング信号を生成する。具体的には、駆動信号Vdrvの極性を変化させる区間において、振動検出信号Vsensの入力を遮断する制御信号Vcutと、駆動信号Vdrvの極性を変化させるための制御信号Vsigを出力する。つまり、前述のフェーズ1と2とを切り替える制御を行う。
駆動信号生成回路23は、制御回路22からの制御信号Vsigから振動部11を駆動する矩形波状の信号である駆動信号Vdrvを駆動電極12bへ出力する。
このように、本発明の振動子駆動回路2は、容量駆動される振動子の電極間の寄生容量、特に、駆動電極12bと検出電極12aとの間の寄生容量Cabによって寄生ループが形成されないような構成である。
この駆動電極12bと検出電極12aとの間における寄生容量Cabとは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems;集積化デバイス)側の検出電極と駆動電極との間の寄生容量、IC側の検出電極と接続される検出電極PADとIC側の駆動電極と接続される駆動電極PAD(パッド)との間の寄生容量又はMEMSとICとを接続する配線間の寄生容量などが挙げられる。
このような寄生容量による問題点を解消させるために、上述したように本実施形態の振動子駆動回路2は、振動信号検出部21と駆動信号生成回路23と制御回路22とを備えている。
振動信号検出部21は、振動子1の検出電極12aからの振動信号を電圧に変換した振動検出信号(電圧)Vsensを検出する。駆動信号生成回路23は、振動子1を駆動する駆動信号Vdrvを振動子1の駆動電極12bへ出力する。
制御回路22は、振動信号検出部21で検出した振動検出信号Vsensに応じて、振動信号検出部21の振動検出信号Vsensの検出パスを形成し、駆動信号生成回路23の駆動信号Vdrvの出力を維持する第1のフェーズと、振動信号検出部21の振動検出信号Vsensの検出パスを遮断し、駆動信号生成回路23の駆動信号Vdrvの出力を第1のフェーズで検出した振動検出信号Vsensに応じて変化させる第2のフェーズとを切り替える。
また、振動信号検出部21は、振動検出信号Vsensの極性の変化を検出し、第2のフェーズにおいて、振動検出信号Vsensの極性の変化に応じて駆動信号生成回路23の駆動信号Vdrvの極性を変化させる。振動検出信号Vsensの極性の変化は、極性検出回路21bで、振動検出信号Vsensと基準レベル(例えば、コモン電圧)を比較して比較信号Vzdetとして検出できる。
また、振動信号検出部21は、検出電極12aから振動信号を検出する振動検出回路21aと、振動検出信号Vsensの極性を検出する極性検出回路21bとを有し、制御回路22は、振動検出信号Vsensの極性の変化に応じて、第1のフェーズと第2のフェーズとを切り替える。
また、制御回路22は、振動検出信号Vsensに応じて第1の制御信号Vcutと第2の制御信号Vsigを生成し、第1の制御信号Vcutに基づいて振動信号検出部21の振動検出信号Vsensの検出パスの形成と遮断を制御し、第2の制御信号Vsigに基づいて駆動信号生成回路23の駆動信号Vdrvの出力の維持と変化を制御する。
なお、このような振動子駆動回路2を備えた振動子駆動装置としては、例えば、角速度センサ、ジャイロセンサ、ヨーレートセンサなどが挙げられる。
角速度を検出する方法としては、例えば、振動する質量体に回転が加えられた際に生じるコリオリ力に起因して発生する非常に微弱な振動や変位を、圧電素子を介して検出することにより、各方向における回転動作(回転角速度)を検知・測定することが可能な圧電振動型ヨーレートセンサ(ジャイロセンサ)、また、コリオリ力に起因して容量値が変化し、その容量変化を検出する角速度センサ、コリオリ力に起因して抵抗値が変化し、その抵抗変化を検出する角速度センサなどが知られている。
図2は、図1における振動子駆動回路のフェーズ1の動作を説明するための回路構成図である。
フェーズ1は、振動信号検出部21が、振動検出信号Vsensを基準レベルと比較して比較信号Vzdetを出力するフェーズである。このときアクティブなパスは、振動子1から振動信号検出部21へ、さらには制御回路22へのパスである。この時の駆動信号生成回路23は停止状態になる。
フェーズ2へは、比較回路の出力が変化(反転)して、制御回路22が、駆動信号Vdrvの極性変化時に振動検出信号Vsensの入力を遮断する制御信号Vcutをアクティブ(信号検出部の機能停止)にしたときに移行する。
図3は、図1における振動子駆動回路のフェーズ2の動作を説明するための回路構成図である。
フェーズ2は、振動信号検出部21が入力遮断状態の期間に、駆動信号生成回路23の出力の極性を変化させる。なお、変化のタイミングは、制御回路22が制御することができる。このときアクティブなパスは、制御回路22から駆動信号生成回路23を経て振動部11へのパスである。
制御信号Vcutにより、振動信号検出部21が振動検出信号Vsensを検出する機能を停止させる。フェーズ1へは、フェーズ2の開始後、所定の時間経過後に移行する。
図4(a)乃至(e)は、図1における振動子駆動回路23の動作を説明するためのタイミングチャートを示す図である。図4(a)は振動検出信号Vsensの波形図、図4(b)は振動検出信号Vsensと基準レベルの比較出力である矩形波信号Vzdet、図4(c)は振動検出信号Vsensの入力を遮断する制御信号Vcut、図4(d)は駆動信号Vdrvの極性を変化させるための制御信号Vsig、図4(e)は振動部11を励振するための駆動信号Vdrvを示している。
以下の2つのフェーズを交互に繰り返して振動子1を駆動することにより、寄生ループの影響を低減できる。
フェーズ1において、振動子1からの振動信号のゼロクロスを検出する。フェーズ1では、制御回路22により、駆動信号Vdrvの極性変化を停止させる制御が行われる。つまり、駆動信号生成回路23は、振動検出信号Vsensのゼロクロス検出を待つ状態である検出待受状態にある。フェーズ2の終了から、次のゼロクロス検出までの期間は、駆動信号Vdrvの極性を変化させない。つまり、フェーズ1では、振動子1の励振信号は振動子駆動回路2には伝達しない状態である。
フェーズ2において、制御回路22により、駆動信号Vdrvの極性変化を行い、かつ、振動信号の検出を停止する。つまり、振動子1の励振信号のゼロクロスを検出後、一定期間、振動検出信号Vsensの入力を遮断する。ゼロクロス検出から設定した期間待ってから駆動信号Vdrvの極性を変化させる。
以上の通り、励振ループによる励振を、振動検出信号の検出を行うフェーズ1と、駆動信号を変化させるフェーズ2とを、分離して励振することにより、寄生ループを形成せずに、励振を行うことができる。
図5は、本発明に係る振動子駆動回路の実施例1を説明するための回路構成図で、図3に示した振動子駆動回路2の具体的な回路構成を示した図である。図中符号120aはIV変換回路、121aはアンプ入出力ショートスイッチ、121bはゼロクロス検出コンパレータ、24は振動開始信号生成部、24aは振動開始信号生成回路を示している。その他、図1と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
振動検出回路21aは、IV変換回路120aと、アンプ入出力ショートスイッチ121aと、フィードバック抵抗Rと、容量素子Cと、を有する。IV変換回路120aの反転入力端子(−)と出力端子間にアンプ入出力ショートスイッチ121aが接続されていて、このアンプ入出力ショートスイッチ121aに並列にフィードバック抵抗Rと容量素子Cがそれぞれ接続されている。
アンプ入出力ショートスイッチ121aは、制御回路22が生成する制御信号Vcutにより、IV変換回路の入出力端子間をショートする。アンプ入出力ショートスイッチ121aを接続することでIV変換回路は基準レベルであるコモン電圧Vcomを出力する。短絡することにより、IV変換回路を、基準レベルを出力するバッファ構成に変化させて、振動部11又は寄生容量Cabからの信号を切断する。基準レベルとしては、アナロググランドであってもよい。
極性検出回路21bは、ゼロクロス検出コンパレータ121bで構成されている。ゼロクロス検出コンパレータ121bは、IV変換出力信号Vsensが基準レベルと交差するゼロクロスポイントを検出するためのコンパレータである。
振動開始信号生成回路24aは、振動子1の振動を開始する振動開始信号Vdisを生成する。
制御回路22は、振動開始信号Vdisを駆動電極12bへ出力する振動開始区間の後に、第1のフェーズと第2のフェーズを切り替えて振動子1の振動部11を振動させる励振区間を設定する。
制御回路22は、ゼロクロス検出コンパレータ121bが出力したVzdetをイベント信号として、振動部11からの信号を遮断するための制御信号Vcutを生成してアンプ入出力ショートスイッチ121aへ出力する。また、振動検出信号の入力の遮断期間に、振動部11を励振するための制御信号を生成して駆動信号生成回路へ出力する。
駆動信号生成回路23は、制御回路22が生成する制御信号に応じて、電圧レベルを設定されたHレベル、Lレベルに切り替えて出力する。例えば、電源電圧と接地電圧に切り替えて出力する。
振動開始信号生成回路24aは、停止状態の振動部11を励振させるための振動部11の励振周波数を含むランダムな周波数信号Vdisを生成する(ホワイトノイズ)。Vsensのゼロクロスポイント検出が可能な励振レベルまで、振動部11の励振が成長したところで、Vsigに切り替えて、通常動作にする。
図6(a),(b)は、図5における振動検出回路の具体例を示す回路構成図で、図6(a)は振動検出回路(IV変換回路+ショートスイッチ)、図6(b)は他の振動検出回路(CV変換回路+ショートスイッチ)を示している。
図6(a)の振動検出回路21aは、振動検出回路21aは、IV変換回路120aと、アンプ入出力ショートスイッチ121aと、フィードバック抵抗Rと、を有する。IV変換回路120aの反転入力端子(−)と出力端子間にアンプ入出力ショートスイッチ121aが接続されていて、このアンプ入出力ショートスイッチ121aに並列にフィードバック抵抗Rが接続されている。また、図6(b)の他の振動検出回路21aは、振動検出回路21aは、CV変換回路120bと、アンプ入出力ショートスイッチ121aと、フィードバック抵抗Rと、容量素子Cと、を有する。CV変換回路120bの反転入力端子(−)と出力端子間にアンプ入出力ショートスイッチ121aが接続されていて、このアンプ入出力ショートスイッチ121aに並列にフィードバック抵抗Rと容量素子Cがそれぞれ接続されている。
図7は、本発明に係る振動子駆動回路の実施例2を説明するための回路構成図である。図中21cは振幅検出回路、25はスイッチを示している。その他、図5と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
実施例2は、さらに振幅検出回路21cを備える構成である。振動子の振動レベルに応じて、励振動作と自由振動とを切り替えて振動振幅制御を行う形態である。このように、振動振幅に応じて、励振動作が間欠動作で行われる形態であってもよい。
振動信号検出部21は、振動検出信号Vsensが設定された振幅レベルに到達するのを検出する振幅検出回路21cをさらに備えている。
振幅検出回路21cは、IV変換出力信号Vsensが設定された振幅レベルに到達するのを検出する。検出後、駆動信号生成回路23の出力から基準電圧Vcom出力に切り替える。また、設定された周期で駆動信号生成回路23に切り替える。
図8は、本発明に係る振動子駆動方法を説明するためのフローチャートを示す図である。
まず、振動子1の検出電極12aから振動信号を検出し、振動子1の駆動電極12bへの駆動信号Vdrvの出力を維持する(第1のステップS1)。次に、検出電極12aからの振動信号の検出を停止し、駆動電極12bへの駆動信号Vdrvの出力を第1のステップ(S1)で検出した振動信号に応じて変化させる(第2のステップS2)。
また、第1のステップS1は、振動信号の極性の変化を検出し、第2のステップS2は、駆動電極12bへの駆動信号Vdrvの出力を第1のステップS1で検出した振動信号の極性の変化に応じて変化させる。
また、第1のステップS1と第2のステップS2を繰り返して振動子1を駆動する。
さらに、検出電極12aからの振動信号の振幅を検出し、検出した振幅に応じて振動子1の励振と自由振動とを切り替える。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の技術的範囲には限定されない。上述した実施形態に、多様な変更又は改良を加えることも可能であり、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 振動子
2 振動子駆動回路
11 振動部
12a 検出電極
12b 駆動電極
21 振動信号検出部
21a 振動検出回路
21b 極性検出回路
21c 振幅検出回路
22 制御回路
23 駆動信号生成回路
24 振動開始信号生成部
24a 振動開始信号生成回路
25 スイッチ
120a IV変換回路
120b CV変換回路
121a アンプ入出力ショートスイッチ
121b ゼロクロス検出コンパレータ

Claims (12)

  1. 振動子の検出電極からの振動信号を検出する振動信号検出部と、
    前記振動子を駆動する駆動信号を前記振動子の駆動電極へ出力する駆動信号生成回路と、
    前記振動信号検出部で検出した前記振動検出信号に応じて、前記振動信号検出部の前記振動検出信号の検出パスを形成し、前記駆動信号生成回路の前記駆動信号の出力を維持する第1のフェーズと、前記振動信号検出部の前記振動検出信号の検出パスを遮断し、前記駆動信号生成回路の前記駆動信号の出力を前記第1のフェーズで検出した前記振動検出信号に応じて変化させる第2のフェーズと、を切り替える制御回路と、
    を備える振動子駆動回路。
  2. 前記振動信号検出部は、前記振動検出信号の極性の変化を検出し、前記第2のフェーズにおいて、前記振動検出信号の極性の変化に応じて前記駆動信号生成回路の前記駆動信号の極性を変化させる請求項1に記載の振動子駆動回路。
  3. 前記振動信号検出部は、前記検出電極から前記振動信号を検出する振動検出回路と、前記振動検出信号の極性を検出する極性検出回路と、を有し、
    前記制御回路は、前記振動検出信号の極性の変化に応じて、前記第1のフェーズと前記第2のフェーズとを切り替える請求項1又は2に記載の振動子駆動回路。
  4. 前記制御回路は、前記振動検出信号に応じて第1の制御信号と第2の制御信号を生成し、前記第1の制御信号に基づいて前記振動信号検出部の前記振動検出信号の検出パスの形成と遮断を制御し、前記第2の制御信号に基づいて前記駆動信号生成回路の前記駆動信号の出力の維持と変化を制御する請求項1〜3のいずれか一項に記載の振動子駆動回路。
  5. 前記振動子の振動を開始する振動開始信号を生成する振動開始信号生成回路をさらに備え、
    前記制御回路は、前記振動開始信号を前記駆動電極へ出力する振動開始区間の後に、前記第1のフェーズと前記第2のフェーズを切り替えて前記振動子の振動部を振動させる励振区間を設定する請求項1〜4のいずれか一項に記載の振動子駆動回路。
  6. 前記振動信号検出部は、前記振動検出信号が設定された振幅レベルに到達するのを検出する振幅検出回路をさらに備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の振動子駆動回路。
  7. 前記振動子の容量駆動による前記検出電極と前記駆動電極との電極間の寄生容量によって寄生ループが形成されないように構成される請求項1〜6のいずれか一項に記載の振動子駆動回路。
  8. 前記寄生容量が、集積化デバイス側の検出電極と駆動電極との間の寄生容量、IC側の検出電極と接続される検出電極パッドとIC側の駆動電極と接続される駆動電極パッドとの間の寄生容量又は集積化デバイスとICとを接続する配線間の寄生容量である請求項7に記載の振動子駆動回路。
  9. 振動子の検出電極から振動信号を検出し、前記振動子の駆動電極への駆動信号の出力を維持する第1のステップと、
    前記検出電極からの前記振動信号の検出を停止し、前記駆動電極への前記駆動信号の出力を前記第1のステップで検出した前記振動信号に応じて変化させる第2のステップと、
    を有する振動子駆動方法。
  10. 前記第1のステップは、前記振動信号の極性の変化を検出し、
    前記第2のステップは、前記駆動電極への前記駆動信号の出力を前記第1のステップで検出した前記振動信号の極性の変化に応じて変化させる請求項9に記載の振動子駆動方法。
  11. 前記第1のステップと前記第2のステップを繰り返して前記振動子を駆動する請求項9又は10に記載の振動子駆動方法。
  12. さらに、前記検出電極からの前記振動信号の振幅を検出し、検出した振幅に応じて前記振動子の励振と自由振動とを切り替える第3のステップを有する請求項10又は11に記載の振動子駆動方法。
JP2015091339A 2015-04-28 2015-04-28 振動子駆動回路及びその駆動方法 Pending JP2016206133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015091339A JP2016206133A (ja) 2015-04-28 2015-04-28 振動子駆動回路及びその駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015091339A JP2016206133A (ja) 2015-04-28 2015-04-28 振動子駆動回路及びその駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016206133A true JP2016206133A (ja) 2016-12-08

Family

ID=57489636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015091339A Pending JP2016206133A (ja) 2015-04-28 2015-04-28 振動子駆動回路及びその駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016206133A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101880911B1 (ko) * 2017-02-21 2018-07-23 한국기술교육대학교 산학협력단 정전 용량형 mems 공진기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101880911B1 (ko) * 2017-02-21 2018-07-23 한국기술교육대학교 산학협력단 정전 용량형 mems 공진기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8618889B2 (en) Oscillation drive device, physical quantity measurement device and electronic apparatus
JP6211463B2 (ja) 慣性センサ
JP4633058B2 (ja) 振動型慣性力センサ
JP5136016B2 (ja) 駆動装置、物理量測定装置及び電子機器
JP2005233706A (ja) 角速度センサ
JP2007256233A (ja) 慣性力センサ
US8656775B2 (en) Vibratory gyro-sensor and vibratory gyro circuit
JP6067102B2 (ja) 角速度センサ
JP2016206133A (ja) 振動子駆動回路及びその駆動方法
JP2007071654A (ja) 振動ジャイロ
JP5365770B2 (ja) 角速度検出装置用回路、角速度検出装置及び角速度検出装置の故障診断方法
WO2016021305A1 (ja) 角速度センサ
US20180164100A1 (en) Vibration device
JP2009162641A (ja) 同軸上複数ジャイロ及びそのドリフト低減化方法
JP2006010408A (ja) 振動ジャイロ
JP2010169498A (ja) 角速度センサ素子
US20150033851A1 (en) Apparatus for driving gyro sensor and method for controllong thereof
JP2006250643A (ja) 角速度センサの異常検出装置
JP2006170914A (ja) 角速度検出装置
JP2004301510A (ja) 音叉型角速度センサ
JPH1054722A (ja) 角速度検出装置
US20190310086A1 (en) Gyrosensor, signal processing device, electronic apparatus, and method of controlling a gyrosensor
JP2004333460A (ja) 振動ジャイロスコープ
KR102031909B1 (ko) Mems 구동 회로
JP2010096695A (ja) 振動ジャイロ