JP2016205476A - 流体回路及び流体回路を備える冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1は、1つの流入口A及び仮想の正多角形の頂点の何れかに配された4つの連通口(開口)B−Eの連通状態を5通りに切換可能な五方弁を開示している(0059、0061、図17,20,22、要約等)。冷蔵庫が備える五方弁を含む冷媒回路は、開口周縁部に配された結露防止配管17や減圧手段54a,54b、圧縮機等を有している(0060、0065、図5−9)。
本実施形態によれば、開口数に対する切換状態数の比を改善した流体切換弁を提供できる。特に、流体供給部に対して或る開口を開放させつつ、弁体溝を介して3通りの状態に切換ることができる。
<流体切換弁60の構成と動作>
流体切換弁60の構成と動作について説明する。まず、開口をN個有する流体切換弁60の一例として、N=4に相当する五方弁を説明する。
流体切換弁60の外装を成す筒形状のステータケース61の内部には、コイルを巻回した筒形状のステータ62が形成されている。ステータケース61には、外方に突出したコネクタケース63が形成されている。コネクタケース63内にはコネクタ65が設けられている。コネクタ65は、ステータ62のコイルからの配線を、外部の駆動回路に接続するコネクタピン64を有する。
ロータピニオンギヤ75の下端部の回転軸周囲に設けられた凸部であるロータ駆動部先端76は、弁体80の上面に載置されている。ロータピニオンギヤ75と弁体80とは、共通の中心軸である弁体軸71のまわりにそれぞれロータ駆動軸穴77と弁体軸穴85を介して回転自在に配置されている。
開口B_1−B_4は、弁体軸71からそれぞれ略等距離の位置に設けられている。開口B_1−B_4は、円周方向時計回りにB_1,B_2,B_3,B_4と順番に並んでおり、開口_1,B_4は円周方向に隣接している。また、各開口B_1−B_4は、弁体軸71を中心として略等角度で配されている。例えば、開口がN個の流体切換弁60は、弁体軸71を中心とする仮想の円に内接する正N角形のそれぞれの頂点に、各開口の一部が重なるように配されている。
図6は、開口B_1−B_4及び弁体摺接面81の正面図である。弁体80の一面である弁体摺接面81は、開口B_1−B_4が設けられた研磨仕上面90と接しながら、弁体軸71を中心として回動する。弁体80が弁座プレート67に対して相対的に回動することで、弁座プレート67に設けられた開口B_1−B_4を開閉できる。なお、流入口Aは、弁体80の回動に依らず、流体を弁ケース66内部に供給できる。
弁体摺接面81には、流体流通部82が設けられている。流体流通部82は、弁体溝82a(第一の弁体溝),弁体溝82b(第二の弁体溝)、弁体凹部82cを有する。以下、弁体軸71(弁体軸穴85)から弁体凹部82cを観察したときに、反時計回り側にある弁体溝82を弁体溝82aと呼び、時計回り側にある弁体溝82を弁体溝82bと呼ぶ。
弁体溝82a,82bは、各開口B_1−B_4が位置する上記の仮想の円について、略θa離れた2点を繋ぐように設けることができる。例えば、各開口が位置する仮想の円について、図6で例示するように、略θa沿った円弧状に設けることができる。以下、このように弁体溝82a,82bが所定角度離れた仮想の円の2点を繋ぐことを、円を「切り取る」とも表現する。なお、弁体溝82a,82bは、略θaより大きい範囲を切り取るように設けても良い。
以下、弁体溝82a,82bが2つ又は3つ以上の開口と重なっている状態、又は弁体凹部82cと開口が重なって弁ケース66内部に開口が露出した状態を、開口が開放していると呼ぶ。また、弁体溝82a,82bが1つ以下の開口と重なっている状態、又は開口が弁体摺接面81と重なっている状態を、開口が閉塞していると呼ぶ。
また、冷蔵庫の場合は同様に、弁体凹部82cが同時に開放する開口の個数は1つが好ましい。2つ以上だと、それぞれの開口に流れる冷媒流量が低減して冷却能力が減少するとともに、複数の開口のそれぞれに対応した流路抵抗の大小に応じて冷媒流量の配分が変化するので、冷却能力を安定して得るのが困難になる。
図7は、開口Bの個数Nが4の流体切換弁60に相当する五方弁の切換状態を示す図である。図6を参照しつつ説明した流体切換弁60は、図7中、五方弁5−1に相当する。図7について、弁体凹部82cによって露出している開口ごとに、弁体溝82a,82bが開放する開口の組合せが3通り存在するため、3つごとに区切って最上段に示す数値「1」−「4」として纏めている。
まず、例示している弁のうち、五方弁5−1、六方弁6−1,6−2、七方弁7−1,7−2について説明する。弁体凹部82cは、開口それぞれについて、開口を流入口Aに開放させた状態で、弁体溝82a,82bが開放させる開口の組合せを3通りに切換えることができる。
同様の切換状態をそれぞれの開口で実現できるため、例示した流体切換弁60のうち、五方弁5−1,5−2、六方弁6−1,6−2、七方弁7−1,7−2は、開口の個数Nの3倍の切換状態を実現できる。
本実施形態によれば、一例として説明した五方弁と同様にして、弁体凹部82cが或る開口B_i(i=1,2,・・・,N)を流入口Aに開放させている状態で、弁体溝82a,82bによる開放状態を3通りに切換え可能にできる。すなわち、開口数(ポート数)の最大3倍の切換状態を実現可能な流体切換弁を提供できる。開口数は4つ(五方弁)又は5つ(六方弁)以上であれば特に制限されない。すなわち本実施形態によれば、実現可能な切換状態数が(3×N)通りの切換が可能な開口数N≧4個の(N+1)方弁を提供できる。なお、上述したように、切換状態数が(2×N)通りで、2つの弁体溝それぞれが同時に2つ(計4つ)の開口を開放できる流体切換弁も提供し得る。
以下、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態の構成は、以下の点を除いて第1実施形態と同様にできる。
図9は、本実施形態の開口B_1−B_4の配置と弁体摺接面81の構造を示す弁体摺接面81の正面図である。説明を判り易くするために図9(a)では弁体摺接面81に、図9(b)では流体流通部82に、ハッチングを付与している。また、図9(b)には、弁体80と弁座プレート67とがステップ回動角度θpごとに相対的に回動した場合の、各開口B_1−B_4の位置を示している。さらに、図9(b)には、弁体軸71で互いに交わる仮想の直線を3本描いているが、隣接する2本の直線それぞれはθp=45°の角度を為している。
弁体溝82a,82bは、円周方向に隣接している2つの開口を開放して、流体の流通を可能にする。弁体溝82aが切り取る円弧の角度と、弁体溝82bが切り取る円弧の角度とは、それぞれθa以上である。例えば、図9(b)で例示するように、弁体溝82aの2つの端部はθ4=2×θp=θa以上離間しており、同様に、弁体溝82bの2つの端部はθ5=2×θp=θa以上離間している。
流通領域S3は、θ4=θa=90°又はこれより大きい円弧を切り取る。また、流通領域S3は略円弧形状にできる。
流通領域S4は、流通領域S3の端部のうち、弁体凹部82cから離れた側に設けられている。流通領域S4は内周円又は外周円の径方向に略平行にできる。また、流通領域S4は径方向に(d2−d1)又はこれより長い長さである。
流通領域S5は、θ5=θa=90°又はこれより大きい円弧を切り取る。また、流通領域S5は略円弧形状にできる。
流通領域S6は、流通領域S5の端部のうち、弁体凹部82cから離れた側に設けられている。流通領域S6は内周円又は外周円の径方向に略平行にできる。また、流通領域S6は径方向に(d2−d1)又はこれより長い長さである。
なお、流通領域S4,S6が切り取る外周円の角度は後述するθ0と同様にでき、開口B_1,B_3の略全部と重なることができる角度にできる。
弁体80と弁座プレート69との相対的な回動により、弁体凹部82cとともに、流体が流通可能な流通領域S1,S2が弁体軸79のまわりを回動する。以下、弁体凹部82cが流通領域S1,S2を有すると表現する。弁体凹部82cは、弁体摺接面81の正面視において弁体凹部82cの中央及び弁体軸71を通る上記の直線に対して略対称な形状にできる。
弁体凹部82cの流通領域S1,S2のうち、切り取る円弧の角度が大きい流通領域S1が位置する側の円周上には、流通領域S4,S6のうち、流通領域S3,S5と繋がる端部とは異なる部分が位置している。
また、弁体凹部82cの流通領域S1,S2のうち、切り取る円弧の角度が小さい流通領域S2が位置する側の円周上には、流通領域S3,S5が位置している。すなわち、弁体溝82a,82bのうち、例えばθa離れた円の2点を切り取る部分が位置している。
弁体溝82a,82bそれぞれと弁体凹部82cの間には、弁体摺接面81の一部が存在する。これを仕切部94と呼ぶ。
より具体的には、弁体溝82a,82bそれぞれの、弁体凹部82c側の端部又は端部近傍の径方向外側には、流通領域S1の一部が存在しており、弁体溝82a,82bそれぞれの、弁体凹部82c側の端部の円周方向側には、流通領域S2が存在している。この弁体溝82a,82bの端部と、流通領域S1との径方向の間又は流通領域S2との円周方向の間に位置する弁体摺接面81が、仕切部94である。
開口が配されている2円周の直径の差[2×(d2−d1)]は、開口B_1−B_4の直径よりも大きい。また、開口B_2,B_4の外周に接する仮想の円の直径よりも、開口B_1,B_3の内周に接する仮想の円の直径の方が大きくなるように各開口B_1−B_4は配置されている。このように開口B_1−B_4を配することで、内周円側の流通領域S2,S3及びS5が外周円側の開口B_1,B_3に重なることや、外周円側の流通領域S1,S4及びS6が内周円側の開口B_2,B_4に重なることを抑制できる。
図10は、本実施形態の流体切換弁60が実現する8つの状態を示す図である。流体切換弁60は、上述の通り、内周円上の開口B_2,B_4が弁体凹部82cに重なる角度範囲は小さいため、開口B_2,B_4それぞれを流入口Aに対して開放させる条件での切換状態の組合せが第1実施形態の3から1に減少して、一部消滅している。すなわち、流体切換弁60の一例である五方弁が実現する状態数は、12より4つ小さい。
以下、各状態における流入口Aと開口B_1−B_4の開放状態について、弁体凹部82cが開放する開口ごとに説明する。
回動角度θ=0°の原点状態(第4状態)では、弁体凹部82cにより開口B_3が弁体80から露出して、弁ケース66内部に露出している。このため、流入口A、弁ケース66及び開口B_3を介して、流入管68及び連通管69dが連通し、流体が流通可能になる。開口B_1,B_2及びB_4は閉塞しており、他の開口及び流入口Aとは、互いに流体の流通が抑制されている。
第5状態は、弁体80が弁座プレート69に対して、原点状態から略+θpだけ相対的に回動した状態である。すなわち、回動角度θは略+θp=45°である。
第5状態では、弁体凹部82cにより開口B_3が弁ケース66内部に露出している。また、開口B_1、B_4が弁体溝82bによって開放している。このため、連通管69b及び69eの間を流体が流通可能になる。
第3状態は、弁体80が弁座プレート69に対して、原点状態から略−θpだけ相対的に回動した状態である。
第3状態では、弁体凹部82cにより開口B_3が弁ケース66内部に露出している。また、開口B_1、B_2が弁体溝82aによって開放している。このため、連通管69b及び69cの間を流体が流通可能になる。
回動角度θが略+4×θp=−4×θp=180°の第8状態では、弁体凹部82cにより開口B_1が弁ケース66内部に露出している。開口B_2、B_3及びB_4は閉塞しており、他の開口及び流入口Aとは、互いに流体の流通が抑制されている。
第1状態は、回動角度θが略−3×θp=−135°の状態である。
第1状態では、弁体凹部82cにより開口B_1が弁ケース66内部に露出している。また、開口B_2、B_3が弁体溝82bによって開放している。開口B_4は閉塞しており、他の開口及び流入口Aとは、互いに流体の流通が抑制されている。
第7状態は、回動角度θが略+3×θp=+135°の状態である。
第7状態では、弁体凹部82cにより開口B_1が弁ケース66内部に露出している。また、開口B_3、B_4が弁体溝82aによって開放している。開口B_2は閉塞しており、他の開口及び流入口Aとは、互いに流体の流通が抑制されている。
第6状態は、回動角度θが略+2×θp=+90°の状態である。
第6状態では、弁体凹部82cにより開口B_4が弁ケース66内部に露出している。開口_1、B_2及びB_3は閉塞しており、他の開口及び流入口Aとは、互いに流体の流通をが抑制されている。
第2状態は、回動角度θが略−2×θp=−90°の状態である。
第2状態では、弁体凹部82cにより開口B_2が弁ケース66内部に露出している。開口B_1、B_3及びB_4は閉塞しており、他の開口及び流入口Aとは、互いに流体の流通が抑制されている。
上記で説明したように、本実施形態の流体切換弁60の開口B_1、B_3は、弁体凹部82cにより弁体80から露出した条件を満たしつつ、3通りに状態を切換え可能である。一方、開口B_2、B_4は、1通りの状態のみが実現可能である。以下、開口B_1、B_3のように、3通りの状態が可能な開口を非縮退口と、1通り又は2通りの状態が可能な開口を縮退口と呼ぶ。
弁体80と弁座プレート69をθpずつ相対的に回動させることで、第1−第8状態を順番に切換え可能である。なお、回動は円周方向の移動であるため、第8状態と第1状態も互いに遷移可能である。但し、上述したストッパ84を利用して弁体80の回動角度範囲を制限すれば、何れかの2つの状態間の遷移を制限できる。これは、第1−第8状態の何れかを実現する必要がないときなどに採用すると好ましい。
本実施形態によれば、第1実施形態の流体切換弁の技術的思想を適用しつつ、一部の切換状態を省略可能な流体切換弁を提供できる。例えば、2つの開口B_1、B_3それぞれについて、流通領域S1、S2を介して流入口Aに対して開放させつつ、弁体溝82a、82bを介して開口同士の開閉状態を3通りに切換可能である。
なお、開口を配する仮想の円周を3つ以上にしても良い。
以下、本発明の第3実施形態を説明する。本実施形態の構成は、以下の点を除いて第2実施形態と同様にできる。本実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
本実施形態は、第2実施形態に対して、内周側の構成と外周側の構成とを交換した場合の一例に関する。すなわち、開口B_1、B_3は内周円上に位置し、開口B_2、B_4は外周円上に位置している。
第3実施形態によっても、第2実施形態と同様に、一部の切換状態を省略可能な流体切換弁60を提供できる。但し、第3実施形態における流体切換弁60は、円弧の切り取り角度が小さい流通領域S2が外周円側に位置し、流通領域S2と繋がっている流通領域S1が内周円側に位置している。このため、第2実施形態に比して、内周円側にある流通領域S1への流体に対する流通抵抗が大きくなる。このため、弁体凹部82cが切り取る(弁体凹部82cに重なる)円弧の角度は、内周円側よりも外周円側の方が大きいと好ましい。
以下、本発明の第4実施形態を説明する。本実施形態の構成は、以下の点を除いて第2実施形態と同様にできる。本実施形態の流体切換弁60は、θp=θ2又はθ3=(θa−θp)の相対回動毎に状態が切換る。
図13は、本実施形態の開口B_1−B_4の配置と弁体摺接面81の構造を示す弁体摺接面81の正面図である。説明を判り易くするために図13(a)では弁体摺接面81に、図13(b)では流体流通部82に、ハッチングを付与している。また、図13(b)には、弁体80と弁座プレート71とがステップ回動角度θp=θ2又はθ3ごとに相対的に回動した場合の、各開口B_1−B_4の位置を示している。図13(b)には、弁体軸71で互いに交わる仮想の直線がθpごとに引かれている。本実施形態では、θpを、θa=90°の半分より小さい1/3の略30°としている。
なお、本実施形態の流通領域S1の角度範囲θ1は、θ6=2×θp=60°以上にできる。
図14は、本実施形態の流体切換弁60が実現する8つの状態を示す図である。外周円側の開口B_1、B_3については、弁座プレート69と弁体80とをθpずつ相対的に回動させることで3通りの状態を切換えることができる。すなわち、同一の開口を弁体凹部82cに重ねる第3、4、5状態間や、第7、8、1状態間の遷移はθpの回動で可能である。
一方、開口同士の離間角度はθa=90゜≒3×θpであり、流通領域S2に対しては、時計回り及び反時計回り方向にθpの範囲で流通領域S1が設けられているため、弁体凹部82cに重ねる開口を変化させる第1、2、3状態間の遷移や第5、6、7状態間の遷移は、θ3=(θa−θp)≒2×θp≒60°の回動で可能である。
以下、本発明の第5実施形態を説明する。本実施形態は、流体切換弁60を適用した機器の一例である冷蔵庫1に関する。本実施形態によれば、機器に適したモード数を持つ流体回路と、この流体回路を備えた機器を提供できる。本実施形態では、一例として、第4実施形態で説明した流体切換弁を適用した流体回路を持つ冷蔵庫1を説明する。
図15は、冷蔵庫1の正面外観に流体回路の概要を付記した図である。冷蔵庫1は、上方から、冷蔵室2と、左右に並べた製氷室3及び上段冷凍室4と、下段冷凍室5と、野菜室6と、を有している。冷蔵庫1の各扉2a、2b、3a、4a、5a、6aは、冷蔵庫前面の開口を開閉する。各扉を開くと、温かい外気が冷蔵庫1の前面の開口周縁部と接触するため、開口周縁に結露が生じるおそれがある。このため、高温の冷媒を通過させる結露抑制配管17が開口周縁部の一部又は全部に埋設されている。
図16は、冷蔵庫1が備える流体回路(冷凍サイクル)の回路図である。冷蔵庫1は、流体として冷媒を用いた冷凍サイクルを駆動している。冷凍サイクルは、流体切換弁60に加えて、圧縮機51、凝縮器52、結露抑制配管17、減圧部54、冷却器7、配管55、56、57を有している。なお、冷媒は、例えばイソブタンを採用できる。
開口B_1、B_3には、それぞれ結露抑制配管17の一端及び他端が接続している。
開口B_2には第一の減圧部54aの一端が接続し、開口B_4には第二の減圧部54bの一端が接続している。第一の減圧部54a及び第二の減圧部54bの他端は、それぞれ合流部89で接続している。第一の減圧部54a又は第二の減圧部54bを通過した冷媒は、合流部89を通過した後、冷却器7に流入し、圧縮機51に戻る。第一の減圧部54aと第二の減圧部54bでは、通過する冷媒の減圧量が異なる。例えば、2つの減圧部54としてキャピラリーチューブを採用し、その径を異なるものにできる。
流体切換弁60の切換状態に応じた流体回路のモードについて説明する。図17乃至図23は、それぞれ順に、冷蔵庫1の流体回路のモードである第1モード乃至第7モード時の、冷媒の流路を示す図である。図24は、流体切換弁60の状態と流体回路のモードとの対応を示す図である。本実施形態では、7つのモードを実行する機器を説明する。なお、図示の便宜上、開口Bの位置関係が実際の位置関係と異なるものになっている。具体的には、図16乃至23では、開口Bを時計回りにB_1、B_2、B_4、B_3の順で記載しているが、実際には図24に例示するように、時計回りにB_1、B_2、B_3、B_4の順である。
圧縮機51により圧縮された高温高圧の冷媒は、凝縮器52に流入し、凝縮器52で空気(庫外空気)と熱交換することにより冷却される。凝縮器52から流出した冷媒は、第一冷媒配管55を経て、流体切換弁60の流入口Aに流入する。冷媒は各モードに応じて流通した後、送流口である開口B_2又はB_4によって流体切換弁60の下流に流れる。さらに冷媒は、減圧部54によって減圧して低温低圧となり、合流部89に至る。その後、冷媒は冷却器7に流入し、周囲空気と熱交換して圧縮機51に戻る。以下、各モードについて説明する。
第1モードは、結露抑制配管17及び第一の減圧部54aに冷媒を流通させる。冷媒は、図示するようにL1、L2の経路を流れて、開口B_1側から結露防止配管17を通過する。これを第一の結露抑制モードと呼ぶ。
第2モードは、第一の減圧部54aに冷媒を流通させる。冷媒は、図示するようにL3の経路を流れて、結露防止配管17には送り出されない。これを第一のバイパスモードと呼ぶ。
第3モードは、結露抑制配管17及び第一の減圧部54aに冷媒を流通させる。冷媒は、図示するようにL4、L5の経路を流れて、開口B_3側から結露防止配管17を通過する。これを第二の結露抑制モードと呼ぶ。
第4モードは、送流口である開口B_2、B_4をともに閉塞し、冷媒の流通を遮断している。本実施形態ではこのとき、圧縮機51を停止させる。これを停止モードと呼ぶ。送流口である開口B_2、B_4が閉塞されているため、凝縮器52、結露抑制配管17や配管55、56の比較的高温な冷媒が冷却器7に流れ込み、冷却器7の温度を上昇させることを抑制できる。
第5モードは、結露抑制配管17及び第二の減圧部54bに冷媒を流通させる。冷媒は、図示するようにL4、L6の経路を流れて、開口B_3側から結露防止配管17を通過する。これを第三の結露抑制モードと呼ぶ。
第6モードは、第二の減圧部54bに冷媒を流通させる。冷媒は、図示するようにL7の経路を流れて、結露防止配管17には送り出されない。これを第二のバイパスモードと呼ぶ。
第7モードは、結露抑制配管17及び第二の減圧部54bに冷媒を流通させる。冷媒は、図示するようにL1、L8の経路を流れて、開口B_1側から結露防止配管17を通過する。これを第四の結露抑制モードと呼ぶ。
第8状態に対応するモードは、第4モードと同様の停止モードである。第8状態に対応するモードを実行可能にしても良いが、本実施形態では、ストッパ84を用いて第8状態に対応するモードへの遷移を抑制している。
結露抑制配管17には凝縮器52を経由した後の高温の冷媒が流れるが、冷蔵庫本体前面16の開口周縁部を加熱する間に温度が低下する。すなわち、結露抑制配管17を流れる冷媒は、その上流側が高温で下流側が低温の温度分布となる。開口周縁部の結露を効果的に抑制するには、最も低温となる下流側を、外気の露点温度よりも高温に保つ必要がある。このとき、結露防止配管17に流す冷媒の向きを変更できないと、下流側の結露を抑制しようとすれば、上流側の温度は露点温度よりも比較的高くなるため、庫内に進入する熱量が増加し、省エネ性の向上が困難になる。
冷蔵庫1内に新たな食品を追加するべく使用者が扉を開閉すると、食品とともに暖かい外気も冷蔵庫1内に侵入する。食品の保存性の観点から、庫内を短時間に冷却する強運転の実行が望まれる。このときには減圧部54による圧力降下は小さい方が望ましく、弱い絞りがよい。
第1モードから第3モードにおいては、送流口は開口B_2である。すなわち、冷媒は第一の減圧部54aを経由する。一方、第5モードから第7モードにおいては、送流口は開口B_4である。すなわち、冷媒は第二の減圧部54bを経由する。
図25は、冷蔵庫1の冷媒回路に対して、(a)第1実施形態で説明した流体切換弁を適用した場合と、(b)第4実施形態で説明した流体切換弁を適用した場合それぞれについて、実現するモードを示す図である。
本実施形態では、N=4の五方弁において、3×N=12通りが可能な流体切換弁60ではなく、その内8通りのみが可能な流体切換弁60を用いた。これにより、上述したようなモードの配列になり、冷蔵庫1として好ましいモード制御が可能になった。
冷媒中に含まれる水分、圧縮機51や流体切換弁60の動作によって生じる摩耗粉のような異物が冷凍サイクルを循環することがある。強い絞りである第二の減圧部54bは細く、比較的異物が詰まり易い。例えば冷却器の温度を温度センサによって監視して、第5モードから第7モードの何れかで運転しているにも関わらず冷却器7の温度が低下しない場合には、第二の減圧部54bが詰まっている可能性がある。冷蔵庫1がこれを検知した場合には、第一の減圧部54aを用いる第1モードから第4モードのみを用いた運転を行うことにすれば、冷蔵庫1の冷却運転が停止することを抑制できる。
第4モードでは、開口B_2及び開口B_4が流入口Aに開放しておらず、冷媒回路は閉塞されている。そのため、この状態で圧縮機51を運転すると、圧縮機51の下流側(流入口A側)の圧力が上昇し、圧縮機51の上流側(冷却器7側)の圧力が低下するが、冷媒は流れない。よって、圧縮機51が空転する、所謂チョーク状態となり、好ましくない。
本実施形態によれば、弁体凹部82cに重なって露出する(開になる)開口のうち2つについて、弁座プレート69と弁体80とを相対的に回動させることで、流体回路を3通りに切換可能な流体切換弁60を用いた機器を提供できる。すなわち、開口のうち2つは、非縮退口である。これにより、流体切換弁60として例えば五方弁を採用すると、8つの状態を実現可能になる。また、この流体切換弁60を適用した冷蔵庫1について、7つのモードを実現可能になる。
以上、本発明の様々な実施形態を述べたが、本発明の範囲内で様々な修正と変更が可能である。すなわち、本発明の具体的形態は、発明の趣旨を変更しない範囲において適宜、任意に変更可能である。
本願は、次の技術的思想を包含する。
(付記1)
流体供給部と、
N個の開口を有する弁座と、
弁体軸を中心として該弁座に対して相対的に回動可能で、前記弁座に対して弁体摺接面が接する弁体と、を備える流体切換弁であって、
Nは、4又は4より大きい自然数であり、
前記弁体は、
2つの前記開口同士を開放可能な弁体溝と、
1つの前記開口を前記流体供給部に対して開放可能な流通領域を形成する弁体凹部と、を有し、
前記相対的な回動に応じて、前記流体供給部に対する前記開口の開閉、及び前記開口同士の開閉を切換可能で、
前記N個の開口のうち、1若しくは2又は2より大きい個数の開口それぞれについて前記流通領域を介して前記流体供給部に対して該開口を開放しつつ、前記弁体溝を介した前記開口同士の開閉状態を3通り実行可能なことを特徴とする流体切換弁。
7 冷却器
17 結露抑制配管
51 圧縮機
52 凝縮器
54 減圧部
60 流体切換弁
66 弁ケース(ケース)
67 弁座プレート(弁座)
67a 第一の弁座プレート(弁座)
67b 第二の弁座プレート(弁座)
68 流入管
69 連通管(第1連通管、第2連通管、第3連通管、第4連通管)
69b 連通管(第1連通管)
69c 連通管(第2連通管)
69d 連通管(第3連通管)
69e 連通管(第4連通管)
71 弁体軸
80 弁体
81 弁体摺接面
82 流体流通部
82a 弁体溝(第一の弁体溝)
82b 弁体溝(第二の弁体溝)
82c 弁体凹部
86 板バネ(付勢手段)
89 合流部
90 研磨仕上面
94 仕切部
A 流入口(流体供給部)
B_1 開口(第一の開口)
B_2 開口(第二の開口)
B_3 開口(第三の開口)
B_4 開口(第四の開口)
Claims (7)
- 流体供給部と、
4つ以上の開口の前記流体供給部に対する開閉状態及び前記開口同士の開閉状態を切換える流体切換弁と、を備え、
前記開口の2つは、配管を介して互いに繋がった還流口であり、
前記開口の他の2つ以上は、前記流体供給部に流体を送る送流口であり、
前記流体切換弁は、前記還流口に流す流体の流れ方向を切換可能である流体回路。 - 2つの前記還流口の一方側から流体を供給して、その後2つの前記送流口の一方に流体を供給するモードと、
2つの前記還流口の他方側から流体を供給して、その後2つの前記送流口の一方に流体を供給するモードと、を実行可能なことを特徴とする請求項1に記載の流体回路。 - 2つの前記還流口の一方側から流体を供給して、その後2つの前記送流口の他方に流体を供給するモードと、
2つの前記還流口の他方側から流体を供給して、その後2つの前記送流口の他方に流体を供給するモードと、を実行可能なことを特徴とする請求項2に記載の流体回路。 - 前記開口のそれぞれは、前記流体切換弁の弁座に環状の並びに配されており、
前記開口は、還流口、送流口、還流口、送流口、の順の並びを含むことを特徴とする請求項1に記載の流体回路。 - 請求項1乃至4何れか一項に記載の流体回路を備え、
箱体の開口縁に配した結露抑制配管を有し、
前記流体供給部に、冷媒を圧縮する圧縮機の吐出側を接続し、
前記還流口のうちの2つに、前記結露抑制配管の一端側及び他端側をそれぞれ接続し、
前記送流口のうちの2つに、前記圧縮機の吸込み側をそれぞれ接続した冷蔵庫であって、
前記結露抑制配管の一端側から前記冷媒を供給した後、前記2つの送流口の一方に前記冷媒を供給する第1モードと、
前記2つの送流口の一方に前記冷媒を供給する第2モードと、
前記結露抑制配管の他端側から前記冷媒を供給した後、前記2つの送流口の一方に前記冷媒を供給する第3モードと、
前記結露抑制配管の他端側から前記結露抑制配管に前記冷媒を供給した後、前記2つの送流口の他方に前記冷媒を供給する第5モードと、
前記2つの送流口の他方に前記冷媒を供給する第6モードと、
前記結露抑制配管の一端側から前記冷媒を供給した後、前記2つの送流口の他方に前記冷媒を供給する第7モードと、を実行することを特徴とする冷蔵庫。 - 前記第1モード及び前記第2モード、
前記第2モード及び前記第3モード、
前記第5モード及び前記第6モード、並びに/又は
前記第6モード及び前記第7モード、間の切換操作の過程で、前記結露抑制配管の一端側及び他端側がそれぞれ接続する前記2つの還流口のそれぞれの閉塞を実質的に維持することを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。 - 前記圧縮機の吐出側及び前記流体切換弁の間に凝縮器を配したことを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
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