JP2016205300A - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
つまり、前記噴射モードの切り替えに際し、前記第二検出値が安定するまでの間は、前記第一センサを用いることなく、前記第二センサを用いて前記フィードバック制御を実施することが好ましい。一方、前記第二検出値が安定した後には、前記第一センサと前記第二センサとを併用して前記フィードバック制御を実施することが好ましい。
なお、前記第一モードには、MPI+DI単噴射モード(ポート・筒内単噴射モード)やMPI+DI分割噴射モード(ポート・筒内分割噴射モード)が含まれることが好ましい。また、前記第二モードには、前記第一噴射弁の噴射比率が前記第二噴射弁の噴射比率未満となるMPI噴射モード(ポート噴射モード)が含まれることが好ましい。
なお、前記分割噴射モードには、MPI+DI分割噴射モード(ポート・筒内分割噴射モード)が含まれることが好ましい。また、前記単噴射モードには、MPI+DI単噴射モード(ポート・筒内単噴射モード)が含まれることが好ましい。
この場合、前記変更部が、前記第一モードにおける前記基準値を、前記第二モードにおける前記基準値よりもリッチ寄りの値に設定することが好ましい。また、前記変更部が、前記分割噴射モードにおける前記基準値を、前記単噴射モードにおける前記基準値よりもリッチ寄りの値に設定することが好ましい。
(6)前記制御部は、前記噴射モードの切り替えからの経過時間が第二所定時間未満である場合に、前記第一検出値を使用せず前記第二検出値に基づいて前記フィードバック制御を実施することが好ましい。
図1は、車両に搭載されるエンジン10及びこれを制御するエンジン制御装置1を示す図である。ここでは、エンジン10に設けられる複数の気筒11のうち、一つを例示する。このエンジン10には、筒内噴射及びポート噴射を併用した燃料噴射システムが適用される。各気筒11には、気筒11内へ燃料を噴射する第一噴射弁6(筒内噴射弁)と、吸気通路内に燃料を噴射する第二噴射弁7(ポート噴射弁)とが設けられる。図1に示す第二噴射弁7は、吸気ポート12内に燃料を噴射するものである。吸気ポート12よりも吸気の上流側となる吸気通路には、吸入空気量を制御するためのスロットル弁16が介装される。
選択部2は、噴射モード切替制御を実施するものであり、エンジン10の運転状態に応じた噴射モードを択一的に選択するものである。選択部2には、エンジン10の運転状態と複数の噴射モードとの関係を規定するための数式,グラフ,マップなどが予め設定される。本実施形態における噴射モードの数は三種類(MPI噴射モード,MPI+DI単噴射モード,MPI+DI分割噴射モード)である。図3(A)に示すように、エンジン回転速度Ne及び負荷Ecで特定されるエンジン10の運転点に対し、何れか一つの噴射モードが割り当てられる。ここで選択された噴射モードの情報は、変更部3に伝達される。なお、マップ上における噴射モードの数や各噴射モードの内容,各噴射モードの具体的な形状は任意であり、図3(B)に示すように、エンジン10の特性や、第一噴射弁6,第二噴射弁7の燃料噴射特性,エンジン10を搭載する車両の特性などに応じて設定することができる。
変更部3は、選択部2で選択された噴射モードに応じて、第一センサ8の検出信号の基準値を規定する噴射モードマップを択一的に選択するものである。ここでは、噴射モードの変化に合わせて、噴射モードマップが変更される。ここで選択,変更された噴射モードマップの情報は、制御部5に伝達され、空燃比フィードバック制御で目標空燃比を設定する際に使用される。
判定部4は、噴射モードの切り替えに際し、第二センサ9で検出された検出値Bが安定しているか否か(実空燃比がストイキ空燃比の近傍に位置しているか否か)を判定するものである。ここでは、検出値Bの値が以下の条件を満たす場合に、検出値Bが安定しているものと判定される。
・検出値Bが、ストイキ空燃比に対応する値を含む所定範囲内に入っている
・検出値Bが所定範囲内に入っている時間が、所定時間以上である
図5(B)に示すように、上記の所定範囲は「第一所定値B1以上、第二所定値B2以下」の範囲である。検出値Bが変動していたとしても、その変動が上記の所定範囲内であれば、検出値Bが安定しているものと判断される。判定部4での判定結果は制御部5に伝達される。
制御部5は、選択部2で選択された噴射モードマップに基づき、第一センサ8の検出値Aと第二センサ9の検出値Bとを用いて空燃比フィードバック制御を実施するものである。フィードバック補正量は、基本的には実空燃比と目標空燃比との差Dに基づいて算出される。また、実空燃比は第一センサ8で検出された検出値Aに基づいて算出され、目標空燃比はLAFS中央値Cに基づいて算出される。一方、噴射モードが切り替えられたときには、第一センサ8の検出値Aと実空燃比との対応関係がずれることがある。そこで制御部5は、噴射モードの切り替えに際し、検出値Bが安定している場合に、検出値A,検出値Bを併用して空燃比フィードバック制御を実施する。また、検出値Bが安定していない場合には、検出値Aを使用せず、検出値Bに基づいて空燃比フィードバック制御を実施する。
空燃比フィードバック制御及び噴射モード切替制御の手順を図5に例示する。このフローチャートに示された制御は、エンジン制御装置1にて所定周期で繰り返し実行される。フローチャート中のフラグFは、第一制御の実施状態に対応する制御用フラグである。F=1は第一制御が実施されている(第二制御が不実施の)状態に対応し、F=0は第一制御が実施されていない(第二制御が実施中の)状態に対応する。
(1)上記のエンジン制御装置1では、噴射モードの切り替えに際し、第二センサ9の検出値B(第二検出値)が安定している場合には、第二制御が実施される。つまり、検出値Aと検出値Bとを併用することで、フィードバック制御の精度を高めることができる。一方、検出値Bが不安定な場合には、第一制御が実施される。これにより、検出値Aを不使用とすることで、噴射モードの切り替えによる第一センサ8の誤検出を避けてフィードバック制御を実施することができ、フィードバック制御の収束性を高めることができる。また、噴射モードマップの急変による実空燃比のブレを防止することができる。したがって、エンジン10の排ガス性能を総合的に向上させることができる。例えば、実空燃比が目標空燃比に収束しやすくなり、実空燃比が過剰にリーン化することが防止されるため、NOx低減を図ることができる。また、実空燃比が過剰にリッチ化することも防止されるため、CO低減を図ることができる。
(6)上記のエンジン制御装置1では、噴射モードが切り替えられてからの経過時間が少なくとも第二所定時間に達するまでは、制御部5で第一制御が継続される。これにより、噴射モードの切り替えによる第一センサ8の誤検出を確実に回避することができ、空燃比フィードバック制御を適正化することができる。また、空燃比のフィードバック内容を公知の学習制御に反映させる場合には、学習精度の低下を防止することができる。
上述の実施形態では、噴射モードに応じて噴射モードマップを変更するものを例示したが、噴射モードだけでなく、燃料の噴射開始タイミングに応じて噴射モードマップを変更してもよい。例えば、MPI+DI単噴射モードにおいて、第一噴射弁6からの燃料噴射が開始されるタイミングが遅いほど、LAFS中央値Cがリッチ寄りとなるように、MPI+DI単噴射モードマップを補正,変更することができる。あるいは、MPI噴射モードにおいて、第二噴射弁7からの燃料噴射が開始されるタイミングが遅いほど、LAFS中央値Cがリッチ寄りとなるように、MPI噴射モードマップを補正,変更することも考えられる。
2 選択部
3 変更部
4 判定部
5 制御部
6 第一噴射弁(筒内噴射弁)
7 第二噴射弁(ポート噴射弁)
8 第一センサ(空燃比センサ)
9 第二センサ(酸素濃度センサ)
10 エンジン
18 エンジン回転速度センサ
19 アクセル開度センサ
Claims (6)
- 実空燃比を検出する第一センサと排気の酸素濃度を検出する第二センサとを具備し、前記第一センサで検出された第一検出値と前記第二センサで検出された第二検出値とに基づいて燃料噴射量をフィードバック制御するエンジンの制御装置において、
複数の噴射弁における噴射比率、又は、前記エンジンの一行程中における燃料噴射回数が異なる複数の噴射モードを有し、前記エンジンの運転状態に応じて前記複数の噴射モードの何れかを選択する選択部と、
前記噴射モードの切り替えに際し、前記第二検出値が不安定であるか否かを判定する判定部と、
前記第二検出値が不安定である場合に、前記第一検出値を使用せず前記第二検出値に基づいて前記フィードバック制御を実施する制御部と、を備える
ことを特徴とする、エンジンの制御装置。 - 前記エンジンが、気筒内に燃料を噴射する第一噴射弁と吸気通路内に燃料を噴射する第二噴射弁とを具備し、
前記複数の噴射モードには、前記第一噴射弁の噴射比率が前記第二噴射弁の噴射比率以上となる第一モードと、前記第一モード以外の第二モードとが含まれる
ことを特徴とする、請求項1記載のエンジンの制御装置。 - 前記複数の噴射モードには、前記エンジンの一行程中において複数回に分けて燃料噴射する分割噴射モードと、複数回に分けずに燃料噴射する単噴射モードとが含まれる
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のエンジンの制御装置。 - 前記噴射モードに応じて、前記第一検出値の基準値を規定するマップを変更する変更部を備える
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のエンジンの制御装置。 - 前記判定部は、前記第二検出値が所定範囲内に入っている時間が所定時間以上となった場合に、前記第二検出値が安定しているものと判定する
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のエンジンの制御装置。 - 前記制御部は、前記噴射モードの切り替えからの経過時間が第二所定時間未満である場合に、前記第一検出値を使用せず前記第二検出値に基づいて前記フィードバック制御を実施する
ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載のエンジンの制御装置。
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