JP2016204176A - ガラスフィルムの製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
帯状ガラスフィルムをロール状に巻き取ってガラスロールとする前に、当該帯状ガラスフィルムの表裏面に付着したガラス粉を除去すること。
【解決手段】
搬送経路の下流端まで搬送された帯状ガラスフィルムGをロール状に巻き取ってガラスロールGRとする巻芯6を有するガラスフィルムの製造装置1について、搬送経路上の巻芯6よりも上流側で、帯状ガラスフィルムGの表裏両側にそれぞれ配置されると共に、帯状ガラスフィルムGと接触しつつその搬送方向に倣って旋回する旋回周部7aによって帯状ガラスフィルムGに付着したガラス粉Kを回収して除去するフリーローラー7を設け、フリーローラー7の旋回周部7aによるガラス粉Kの保持力を帯状ガラスフィルムGよりも高くした。
【選択図】図1
帯状ガラスフィルムをロール状に巻き取ってガラスロールとする前に、当該帯状ガラスフィルムの表裏面に付着したガラス粉を除去すること。
【解決手段】
搬送経路の下流端まで搬送された帯状ガラスフィルムGをロール状に巻き取ってガラスロールGRとする巻芯6を有するガラスフィルムの製造装置1について、搬送経路上の巻芯6よりも上流側で、帯状ガラスフィルムGの表裏両側にそれぞれ配置されると共に、帯状ガラスフィルムGと接触しつつその搬送方向に倣って旋回する旋回周部7aによって帯状ガラスフィルムGに付着したガラス粉Kを回収して除去するフリーローラー7を設け、フリーローラー7の旋回周部7aによるガラス粉Kの保持力を帯状ガラスフィルムGよりも高くした。
【選択図】図1
Description
本発明は、搬送経路の下流端まで搬送された帯状ガラスフィルムをロール状に巻き取ってガラスロールを作製するガラスフィルムの製造装置に関する。
周知のように、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、及び有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ(FPD)に用いられる板ガラスは、軽量化への要請の高まりに伴って薄板化が推進されている。そして、このような要請に応えるべく、厚みが300μm以下、或いは、200μm以下にまで薄板化されたガラスフィルムが開発、製造されるに至っている。
このガラスフィルムを製造するための製造装置の一例が、下記の特許文献1に開示されている。同文献に開示された装置は、帯状ガラスフィルムの元となるリボン状のガラス板をダウンドロー法によって連続的に成形した後、これを搬送しつつ長手方向に沿って切断することで、その幅方向端部(耳部)を連続的に切断すると共に、当該端部を切断済の帯状ガラスフィルムを巻芯の周りにロール状に巻き取ってガラスロールとする装置(以下、製造装置1と表記)である。
また、別の製造装置として、所謂ロール・トゥ・ロールの形態で帯状ガラスフィルムに処理を施すための装置が知られている。このような装置は、上記の製造装置1で作製したガラスロールの巻芯から帯状ガラスフィルムを巻き外すと共に、これを搬送しつつその幅方向端部を連続的に切断したり、欠陥の有無を検査した後、別の巻芯の周りに再びロール状に巻き取ってガラスロールとする装置(以下、製造装置2と表記)である。
ところで、上記の製造装置1や製造装置2を使用した場合には、幅方向端部の切断に伴って発生したガラス粉が帯状ガラスフィルムの表裏面に付着することに起因して、下記のような問題が発生している。
すなわち、ガラス粉が付着した帯状ガラスフィルムをガラスロールとするべく巻き取った場合には、ロール状に重なった帯状ガラスフィルムの層の相互間にガラス粉が介在することにより、ガラス粉の付着した箇所と重なった層に不当な変形が生じてしまう。この変形に起因して発生した応力により、帯状ガラスフィルムに含まれる微小クラックが進展する等して、ガラスロールとされた帯状ガラスフィルムが破断してしまうことがあった。また、ガラス粉が付着した帯状ガラスフィルムについて欠陥の有無を検査した場合には、ガラス粉によって正確な検査の結果を得ることが困難であった。
なお、このようなガラス粉の付着に起因した問題は、帯状ガラスフィルムの切断を伴う場合にのみ生じているものではなく、切断を伴わない場合であっても帯状ガラスフィルムに不可避的にガラス粉が付着してしまう場合があり、同様の問題が生じ得る。このような事情に鑑みなされた本発明は、帯状ガラスフィルムをロール状に巻き取ってガラスロールとする前に、当該帯状ガラスフィルムの表裏面に付着したガラス粉を除去することを技術的な課題とする。
上記の課題を解決するために創案された本発明に係るガラスフィルムの製造装置は、帯状ガラスフィルムの搬送経路の下流端に配置され、下流端まで搬送された帯状ガラスフィルムをロール状に巻き取ってガラスロールとする巻取手段を有する装置であって、搬送経路上の巻取手段よりも上流側で、帯状ガラスフィルムの表裏両側にそれぞれ配置されると共に、帯状ガラスフィルムと接触しつつその搬送方向に倣って旋回する旋回周部によって帯状ガラスフィルムに付着したガラス粉を回収して除去する旋回除去体を備え、旋回除去体の旋回周部によるガラス粉の保持力が、帯状ガラスフィルムによるガラス粉の保持力よりも高いことに特徴付けられる。
このような構成によれば、帯状ガラスフィルムよりもガラス粉の保持力が高い旋回周部を有する旋回除去体が、帯状ガラスフィルムの搬送経路上の巻取手段よりも上流側で、当該帯状ガラスフィルムの表裏両側にそれぞれ配置されていることから、以下のような作用・効果を得ることが可能となる。すなわち、帯状ガラスフィルムが巻取手段へと到達してガラスロールとされる前に、当該帯状ガラスフィルムの表裏面にそれぞれ付着したガラス粉を旋回除去体の旋回周部によって回収して除去することができる。その結果、巻取手段が帯状ガラスフィルムをロール状に巻き取ったガラスロールにおいて、ガラス粉の付着に起因して帯状ガラスフィルムが破断してしまうような事態の発生を可及的に防止することが可能となる。
上記の構成において、旋回除去体の旋回周部が帯状ガラスフィルムの全幅と接触していることが好ましい。
このようにすれば、旋回除去体の旋回周部は、帯状ガラスフィルムの表裏面の全幅からガラス粉を回収して除去することができる。従って、ガラス粉を確実に帯状ガラスフィルム全体から回収して除去することが可能になる。
上記の構成において、帯状ガラスフィルムと非接触の状態で、旋回除去体と接触しつつその旋回方向に倣って旋回することにより、旋回除去体の旋回周部よりもガラス粉の保持力が高い旋回周部によって旋回除去体の旋回周部からガラス粉を回収する旋回回収体を備えることが好ましい。
このようにすれば、帯状ガラスフィルムから旋回除去体の旋回周部によって回収され除去されたガラス粉が、さらに旋回除去体の旋回周部から旋回回収体の旋回周部によって回収されることになる。つまり、旋回除去体の旋回周部は、帯状ガラスフィルムから回収して除去したガラス粉を旋回回収体の旋回周部へと受け渡すまでの間だけ、一時的にガラス粉を保持すればよくなる。これにより、旋回除去体の旋回周部におけるガラス粉を保持したままの箇所が、継続して帯状ガラスフィルムからガラス粉の回収を実行し続けるようなことがなくなる。その結果、一旦は帯状ガラスフィルムから旋回除去体の旋回周部によって回収され除去されたガラス粉が、旋回除去体の旋回に伴って再び帯状ガラスフィルムへと付着するような恐れを的確に排除することが可能となる。
上記の構成において、旋回除去体及び旋回回収体がローラーであることが好ましい。
このようにすれば、旋回除去体であるローラーは、自身が回転するだけで帯状ガラスフィルムからガラス粉を回収して除去することができる。また、旋回回収体であるローラーは、自身が回転するだけで旋回除去体からガラス粉を回収することが可能になる。そのため、ガラスフィルムの製造装置の構成を簡略化することができる。
上記の構成において、ローラーがフリーローラーであることが好ましい。
このようにすれば、旋回除去体であるローラーは、帯状ガラスフィルムとの摩擦により、当該帯状ガラスフィルムの搬送速度と同一な回転周速度でもって回転するようになる。そのため、帯状ガラスフィルムの表裏面上で旋回除去体であるローラーが滑る等して、帯状ガラスフィルムの表裏面に擦り傷が発生するような恐れを排除することが可能である。また、旋回回収体であるローラーは、旋回除去体であるローラーとの摩擦により、当該ローラーと同一な回転周速度でもって回転するようになる。このため、旋回回収体であるローラーは、旋回除去体であるローラーからガラス粉をより回収しやすくなる。
上記の構成において、旋回回収体であるローラーの径が、旋回除去体であるローラーの径よりも大きいことが好ましい。
このようにすれば、旋回回収体であるローラーの旋回周部における曲率が、旋回除去体であるローラーの旋回周部における曲率よりも小さくなる。これにより、旋回除去体であるローラーの旋回周部から、旋回回収体であるローラーの旋回周部へとガラス粉を受け渡しやすくなる。
上記の構成において、旋回回収体であるローラーの旋回周部が粘着テープで構成されていることが好ましい。
このようにすれば、旋回回収体であるローラーの旋回周部がガラス粉で満たされた場合においても、ローラー自体を交換することなく、粘着テープのみを新品(ガラス粉が未付着の粘着テープ)と交換すればよくなる。従って、帯状ガラスフィルムからのガラス粉の除去に伴って発生するコストを抑制することができる。
上記の構成において、搬送経路上の旋回除去体よりも上流側に、搬送中の帯状ガラスフィルムを長手方向に沿って切断する切断手段が配置されていてもよい。
このようにすれば、切断手段による帯状ガラスフィルムの切断に伴って発生し、当該帯状ガラスフィルムの表裏面に付着したガラス粉についても、帯状ガラスフィルムが巻取手段へと到達してガラスロールとされる前に、旋回除去体の旋回周部で回収して除去することが可能である。
上記の構成において、搬送経路上における旋回除去体と巻取手段との間に、搬送中の帯状ガラスフィルムについて欠陥の有無を検査する検査手段が配置されていてもよい。
このようにすれば、旋回除去体によって表裏面からガラス粉が除去された帯状ガラスフィルムについて、検査手段が欠陥の有無を検査することができる。そのため、ガラス粉の付着に起因して、正確な検査の結果が得られなくなるような事態の発生を防止することが可能となる。
上記の構成において、搬送経路上における旋回除去体と検査手段との間に、搬送中の帯状ガラスフィルムの表裏面を洗浄する洗浄手段が配置されていてもよい。
このようにすれば、旋回除去体の旋回周部との接触等によって帯状ガラスフィルムの表裏面が汚染された場合であっても、検査手段による欠陥の有無の検査が実行される前に、洗浄手段によって帯状ガラスフィルムの表裏面を洗浄して汚れを取り除くことが可能になる。このため、より正確な検査の結果を得やすくなる。
上記の構成において、帯状ガラスフィルムの表面側に配置される旋回除去体と、裏面側に配置される旋回除去体とが、帯状ガラスフィルムを厚み方向に挟んで対向して配置されていることが好ましい。
このようにすれば、帯状ガラスフィルムの表裏両側にそれぞれ配置された旋回除去体によって帯状ガラスフィルムが厚み方向に挟持されることから、巻取手段による帯状ガラスフィルムの巻き取り時に当該帯状ガラスフィルムに負荷できる張力(巻き取るための張力)を大きくすることができる。そして、張力を大きくすることで、巻き取り時に帯状ガラスフィルムに発生する振動を抑制することが可能となる。さらには、帯状ガラスフィルムが旋回除去体によって厚み方向に挟持されていることで、巻取手段による帯状ガラスフィルムの巻き取りに伴って当該帯状ガラスフィルムに発生した振動が、旋回除去体を境界として搬送経路の上流側の部位へと伝播することも防止できる。以上のことから、帯状ガラスフィルムにおける切断手段が切断中の部位にまで振動が伝播し、切断の正確な実行が妨げられたり、検査手段が検査中の部位にまで振動が伝播し、検査の正確な実行が妨げられたりするような事態の発生を防止することが可能となる。
本発明によれば、帯状ガラスフィルムをロール状に巻き取ってガラスロールとする前に、当該帯状ガラスフィルムの表裏面に付着したガラス粉を除去することが可能である。
以下、本発明の実施形態に係るガラスフィルムの製造装置について添付の図面を参照して説明する。
<第一実施形態>
まず、本発明の第一実施形態に係るガラスフィルムの製造装置について説明する。
まず、本発明の第一実施形態に係るガラスフィルムの製造装置について説明する。
図1及び図2に示すように、第一実施形態に係るガラスフィルムの製造装置1は、帯状ガラスフィルムGを連続的に成形する成形装置2と、成形された帯状ガラスフィルムGを搬送経路に沿って搬送する搬送装置3と、搬送中の帯状ガラスフィルムGを長手方向に沿って切断することで、その幅方向端部Ga(以下、耳部Gaと表記する)を連続的に切断する切断手段としてのレーザー照射器4及び冷媒噴射器5と、搬送経路の下流端に配置され、耳部Gaが切断された帯状ガラスフィルムGをロール状に巻き取ってガラスロールGRとする巻取手段としての巻芯6と、搬送経路上の巻芯6よりも上流側で、帯状ガラスフィルムGの表面Gb側、及び裏面Gc側にそれぞれ配置されると共に、帯状ガラスフィルムGと接触しつつその搬送方向に倣って旋回することで、当該帯状ガラスフィルムGに付着したガラス粉Kを回収して除去する旋回除去体としてのフリーローラー7と、フリーローラー7と接触し、且つフリーローラー7の旋回方向に倣って旋回することで、フリーローラー7からガラス粉Kを回収する旋回回収体としてのフリーローラー8とを有している。
成形装置2は、オーバーフローダウンドロー法によって溶融ガラスMGを連続的に板状に成形するための成形体2aと、成形体2aから下方に流下するリボン状のガラス板の幅方向への収縮を規制しつつ、当該ガラス板を冷却する冷却ローラー2bと、アニール処理によって歪を除去するためのアニーラー2cと、アニーラー2c内で上下複数段に亘って配置されたアニーラーローラー2dと、リボン状のガラス板をアニーラーローラー2dの直下で支持しつつ、下方に引き出すための支持ローラー2eとを備えている。なお、成形装置2によって成形される帯状ガラスフィルムGの厚みは、例えば300μm以下であり、当該帯状ガラスフィルムGはロール状に巻き取れる程度の可撓性を有している。
ここで、本実施形態においては、オーバーフローダウンドロー法によって帯状ガラスフィルムGを成形する構成されているが、これに限定されるものではない。スロットダウンドロー法やリドロー法等に代表されるダウンドロー法をはじめとして、種々の成形方法によって帯状ガラスフィルムGを成形する構成としてよい。
搬送装置3は、成形装置2によって成形された帯状ガラスフィルムGの搬送方向を上下方向から水平方向に転換させるローラーコンベア3aと、搬送方向が転換された帯状ガラスフィルムGを水平方向に搬送する三基のベルトコンベア3b,3c,3dとを備えている。
レーザー照射器4は、水平方向に搬送中の帯状ガラスフィルムGにレーザーLを照射して、帯状ガラスフィルムGが局所的に加熱された局所加熱部を形成することが可能となっている。一方、冷媒噴射器5は、帯状ガラスフィルムGにおけるレーザーLを照射済の箇所に向けて冷媒C(例えば霧状の水等)を噴射して、帯状ガラスフィルムGが局所的に冷却された局所冷却部を形成することが可能となっている。レーザー照射器4及び冷媒噴射器5(以下、両器4,5をまとめて切断器9と表記する)は、共に帯状ガラスフィルムGの搬送経路上におけるフリーローラー7よりも上流側で、ベルトコンベア3cの上方に固定して設置されている。そして、切断器9の下方を通過する帯状ガラスフィルムGの耳部Gaを、局所加熱部と局所冷却部との温度差に起因して発生する熱応力で切断するように構成されている。すなわち、切断器9はレーザー割断法によって耳部Gaを切断するように構成されている。この切断器9は、帯状ガラスフィルムの幅方向における一方側の耳部Gaの切断用と、他方側の耳部Gaの切断用との二器が配置されている。切断された耳部Gaは、図示省略のガイドによって下方へと案内され、帯状ガラスフィルムG(耳部Gaを切断済の帯状ガラスフィルムG)の搬送経路から下方へと離脱していく。なお、切断器9による耳部Gaの切断に伴って、帯状ガラスフィルムGの表裏面Gb,Gcにはガラス粉Kが付着する。
ここで、本実施形態においては、切断手段として切断器9(レーザー照射器4及び冷媒噴射器5)を用い、レーザー割断法によって帯状ガラスフィルムGの耳部Gaを連続的に切断する構成となっているが、この限りではない。例えば、切断手段として、切断器9に代えて、帯状ガラスフィルムGの長手方向に沿ってスクライブ線を形成するスクライブホイールと、帯状ガラスフィルムGにおけるスクライブ線が形成済の部位を幅方向に沿って湾曲変形させる機構とを用い、折割り法によって耳部Gaを連続的に切断する構成としてもよい。また、レーザー照射器4を用い、レーザー溶断法によって耳部Gaを連続的に切断する構成としてもよい。
巻芯6は、駆動源と連結されており、自身の回転に伴って帯状ガラスフィルムGに張力(引張力)を付与することが可能となっている。この巻芯6の下方には、帯状ガラスフィルムGの表裏面Gb,Gcを保護するための保護シートSがロール状に巻き取られてなるシートロールSRが配置されている。そして、巻芯6は、シートロールSRから供給される保護シートSと重ね合わされた状態の帯状ガラスフィルムGを、保護シートSと共にロール状に巻き取るように構成されている。
図2に示すように、フリーローラー7は、帯状ガラスフィルムGを厚み方向に挟んで対向するように一対が配置されている。一対のフリーローラー7の各々は、帯状ガラスフィルムGよりもガラス粉Kの保持力が高い旋回周部7a(外周部)を有している。一対のフリーローラー7は、帯状ガラスフィルムGとの摩擦によって旋回しつつ、その旋回周部7aで帯状ガラスフィルムGの表裏面Gb,Gcからそれぞれガラス粉Kを回収して除去することが可能となっている。旋回周部7aの材質としては、ガラスよりもガラス粉Kとの付着力や粘着力の高い材質や、ガラス粉Kが突き刺さりやすい材質等を用いればよく、例えば、ブチルゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム等を用いることができる。また、一対のフリーローラー7は、帯状ガラスフィルムGの搬送経路上において切断器9と巻芯6との間に一組のみが配置されており、その配置された位置で帯状ガラスフィルムGの全幅を挟持している。さらに、一対のフリーローラー7は、両者の間で径D1の大きさが同一(例えば90mm〜110mm)とされると共に、両者が帯状ガラスフィルムGを挟んで対称に配置されている。
図2に示すように、フリーローラー8は、フリーローラー7の旋回周部7a(外周部)よりもガラス粉Kの保持力が高い旋回周部8a(外周部)を有し、帯状ガラスフィルムGとは非接触の状態で旋回することが可能となっている。このフリーローラー8は、一対のフリーローラー7の各々に対して一つずつ設置されている。両フリーローラー8の各々は、フリーローラー7との摩擦によって旋回しつつ、その旋回周部8aでフリーローラー7の旋回周部7aからガラス粉Kを回収することが可能となっている。旋回周部8aは、フリーローラー7の旋回周部7aよりもガラス粉Kとの付着力や粘着力の高い材質や、ガラス粉Kが突き刺さりやすい材質等で構成すればよく、本実施形態においては、フリーローラー8の外周面8sの全面に貼り付けられた粘着テープTで構成されている。この粘着テープTは、適宜新品(ガラス粉Kが未付着の粘着テープT)と交換することができる。また、両フリーローラー8の各々は、帯状ガラスフィルムGの幅方向に沿った旋回周部8aの幅が、フリーローラー7における旋回周部7aの幅と同一な長さとされている。さらに、両フリーローラー8は、両者の間で径D2の大きさが同一(例えば90mm〜110mm)とされると共に、両者の径D2がフリーローラー7の径D1よりも大きくなっている(両者の径D2はフリーローラー7の径D1と同一な大きさであってもよい)。加えて、両フリーローラー8は、帯状ガラスフィルムGを基準として対称に配置されている。また、両フリーローラー8のそれぞれの回転軸8bと、上記の一対のフリーローラー7のそれぞれの回転軸7bとは、これら四者が相互に平行となるように配置されると共に、四者が帯状ガラスフィルムGの表裏面Gb,Gcに直交する同一平面上に位置している。
ここで、本実施形態においては、一対のフリーローラー7が、帯状ガラスフィルムGの搬送経路上において切断器9と巻芯6との間に一組のみ配置されているが、変形例として、切断器9と巻芯6との間に複数組の一対のフリーローラー7を配置してもよい。この場合、フリーローラー8は、図3に示すように、フリーローラー7の一つあたりに一つずつ設置してもよいし、図4に示すように、隣り合う二つのフリーローラー7あたりに一つずつ設置してもよい。また、帯状ガラスフィルムGの表面Gb側に配置されるフリーローラー7の数と、裏面Gc側に配置されるフリーローラー7の数とは異なっていてもよい。さらには、一対のフリーローラー7は、必ずしも帯状ガラスフィルムGの全幅を挟持する構成である必要はなく、変形例として、切断器9による切断に伴って帯状ガラスフィルムGに形成された端面の近傍(既に切断済の耳部Gaが除去された後の帯状ガラスフィルムGにおける幅方向端部)のみを挟持する構成であってもよい。
また、本実施形態においては、一対のフリーローラー7は、両者の間で径D1の大きさが同一とされているが、変形例として、図5に示すように、両者の径D1を異なる大きさとしてもよい。さらに、本実施形態においては、一対のフリーローラー7の両者が、帯状ガラスフィルムGを挟んで対称に配置されているが、これに限定されるものではない。変形例として、図6に示すように、帯状ガラスフィルムGの表面Gb側に配置されるフリーローラー7に対して、裏面Gc側に配置されるフリーローラー7の位置を、帯状ガラスフィルムGの搬送経路に沿って上流側、或いは、下流側にずらしてもよい(図6では、下流側にずらしている)。ただし、このずれの大きさは、巻芯6による帯状ガラスフィルムGの巻き取りに伴って当該帯状ガラスフィルムGに発生する振動が、一対のフリーローラー7を境界として搬送経路の上流側の部位へと伝播することを防止できるように、一対のフリーローラー7が帯状ガラスフィルムGを確実に厚み方向に挟持できる範囲内とすることが好ましい。
また、本実施形態においては、両フリーローラー8の各々について、帯状ガラスフィルムGの幅方向に沿った旋回周部8aの幅が、フリーローラー7における旋回周部7aの幅と同一な長さとされているが、この限りではない。変形例として、フリーローラー8における旋回周部8aの幅が、フリーローラー7における旋回周部7aの幅よりも長くてもよい。さらに、本実施形態においては、両フリーローラー8が、両者の間で径D2の大きさが同一とされているが、変形例として、図7に示すように、両者の間で径D2の大きさが異なっていてもよい。この場合、帯状ガラスフィルムGの表裏面Gb,Gcのうち、ガラス粉Kの付着が多い面側に配置されるフリーローラー8の径D2を、少ない面側に配置されるフリーローラー8の径D2よりも大きくすることが好ましい。また、本実施形態においては、両フリーローラー8の径D2が、一対のフリーローラー7の径D1よりも大きくなっているが、この限りではない。変形例として、図8に示すように、フリーローラー8の径D2を、フリーローラー7の径D1よりも小さくしてもよい。加えて、本実施形態においては、両フリーローラー8が、帯状ガラスフィルムGを基準として対称に配置されているが、これに限定されるものではない。変形例として、図9に示すように、両フリーローラー8が帯状ガラスフィルムGを基準として非対称に配置されていてもよい。
また、本実施形態においては、旋回除去体、旋回回収体として、それぞれフリーローラー7,フリーローラー8を用いているが、この限りではなく、変形例として、旋回除去体、旋回回収体として駆動ローラーを用いてもよい。この場合、帯状ガラスフィルムGの搬送速度と、旋回除去体としての駆動ローラーの回転周速度とを同一の速度とすることが好ましい。さらに、旋回除去体としての駆動ローラーの回転周速度と、旋回回収体としての駆動ローラーの回転周速度とを同一の速度とすることが好ましい。また、別の変形例として、旋回除去体と旋回回収体との一方として駆動ローラーを用い、他方としてフリーローラーを用いてもよい。この場合にも、旋回除去体としてのローラー(フリーローラー、或いは、駆動ローラー)の回転周速度が、帯状ガラスフィルムGの搬送速度と同一の速度となるように、駆動ローラーの回転周速度を調節することが好ましい。
以上に説明した第一実施形態に係るガラスフィルムの製造装置1によれば、帯状ガラスフィルムGが巻芯6へと到達してガラスロールGRとされる前に、当該帯状ガラスフィルムGの表裏面Gb,Gcにそれぞれ付着したガラス粉Kをフリーローラー7の旋回周部7aによって回収して除去することができる。そのため、巻芯6が帯状ガラスフィルムGをロール状に巻き取ったガラスロールGRにおいて、ガラス粉Kの付着に起因して帯状ガラスフィルムGが破断してしまうような事態の発生を可及的に防止することが可能となる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態に係るガラスフィルムの製造装置について説明する。なお、第二実施形態の説明において、上記の第一実施形態で既に説明した要素については、第二実施形態の説明で参照する図面に同一の符号を付すことで重複する説明を省略し、第一実施形態との相違点についてのみ説明する。
次に、本発明の第二実施形態に係るガラスフィルムの製造装置について説明する。なお、第二実施形態の説明において、上記の第一実施形態で既に説明した要素については、第二実施形態の説明で参照する図面に同一の符号を付すことで重複する説明を省略し、第一実施形態との相違点についてのみ説明する。
図10に示すように、第二実施形態に係るガラスフィルムの製造装置1’が、上記の第一実施形態に係るガラスフィルムの製造装置1と相違している点は、切断器9が成形装置2によって成形された帯状ガラスフィルムGの耳部Gaではなく、ガラスロールGRの巻芯6から巻き外された帯状ガラスフィルムGの幅方向端部Ga’を連続的に切断している点と、帯状ガラスフィルムGの表裏面Gb,Gcを洗浄する洗浄手段としての洗浄装置10、及び、帯状ガラスフィルムGについて欠陥の有無を検査する検査手段としての検査装置11を備えている点である。
このガラスフィルムの製造装置1’では、帯状ガラスフィルムGの搬送経路の上流側から下流側へと向かって順番に、巻芯6、切断器9、一対のフリーローラー7及びフリーローラー8、洗浄装置10、検査装置11、巻芯6’が配置されている。そして、ガラスフィルムの製造装置1’は、巻芯6から巻き外された帯状ガラスフィルムGに対し、切断器9による幅方向端部Ga’の切断、一対のフリーローラー7及びフリーローラー8によるガラス粉Kの除去、洗浄装置10による洗浄、検査装置11による検査を順々に施した後、巻芯6’の周りに再びロール状に巻き取ってガラスロールGR’とするように構成されている。
巻芯6は、帯状ガラスフィルムGの搬送経路の上流端に配置されており、保護シートSと重ね合わされた状態の帯状ガラスフィルムGをロール状に巻き取ってガラスロールGRとしている。ここで、本実施形態におけるガラスロールGRは、上記の第一実施形態に係るガラスフィルムの製造装置1で作製したものであり、ガラスロールGRを構成する帯状ガラスフィルムGは、既に耳部Gaを切断済のものである。すなわち、この帯状ガラスフィルムGの幅方向端部Ga’とは、既に切断済の耳部Gaが除去された後の帯状ガラスフィルムGにおける幅方向端部である。ガラスロールGRとされた帯状ガラスフィルムGは、搬送経路の下流端に配置された巻芯6’による巻き取りに伴って、巻芯6から巻き外されて搬送経路の下流側へと送り出される。なお、帯状ガラスフィルムGと重ね合わされた保護シートSは、帯状ガラスフィルムGから分離した後、ロール状に巻き取られてシートロールSR’とされる。
洗浄装置10は、搬送中の帯状ガラスフィルムGの表裏面Gb,Gcに対し、それぞれ洗浄液(例えば水等)を噴射して表裏面Gb,Gcを洗浄できると共に、洗浄後の帯状ガラスフィルムGを乾燥させることが可能となっている。検査装置11は、洗浄装置10によって洗浄された帯状ガラスフィルムGについて、異物や気泡の混入等(欠陥)の有無を検査することが可能となっている。巻芯6’は、検査装置11による検査を終えた帯状ガラスフィルムGを、保護シートSと重ね合わせた状態でロール状に巻き取ってガラスロールGR’とすることが可能となっている。
なお、洗浄手段としては、上記の洗浄装置10に限らず、搬送中の帯状ガラスフィルムGの表裏面Gb,Gcを洗浄できるものである限り、既に公知となっている種々の洗浄装置を使用することが可能である。同様にして、検査手段としては、上記の検査装置11に限らず、搬送中の帯状ガラスフィルムGについて欠陥の有無を検査できるものである限り、既に公知となっている種々の検査装置を使用することが可能である。
ここで、この第二実施形態に係るガラスフィルムの製造装置1’においても、上記の第一実施形態に係るガラスフィルムの製造装置1の説明で示した各変形例を同様に適用することが可能である。そして、この第二実施形態に係るガラスフィルムの製造装置1’においても、上記の第一実施形態に係るガラスフィルムの製造装置1と同様の作用・効果を得ることができる。
ここで、本発明に係るガラスフィルムの製造装置は、上記の各実施形態で説明した構成に限定されるものではない。上記の第一及び第二実施形態においては、幅方向端部(耳部)が切断された帯状ガラスフィルムをロール状に巻き取ってガラスロールとする構成となっているが、この限りではない。例えば、帯状ガラスフィルムを長手方向に沿って切断することにより、当該帯状ガラスフィルムを複数の帯状ガラスフィルムに分割した後、分割後の各帯状ガラスフィルムをそれぞれロール状に巻き取ってガラスロールとする構成としてもよい。
また、上記の第一実施形態においては、ガラスフィルムの製造装置が、オーバーフローダウンドロー法によって成形した帯状ガラスフィルムについて、耳部を連続的に切断した後、ロール状に巻き取ってガラスロールとするように構成されている。しかしながら、これに限定されるものではなく、ガラスロールの巻芯から巻き外された帯状ガラスフィルムの幅方向端部を連続的に切断した後、再びロール状に巻き取ってガラスロールとするように構成してもよい。
また、上記の第一及び第二実施形態においては、フリーローラー(旋回除去体としてのフリーローラー)が帯状ガラスフィルムを挟んで対向して配置されているが、この限りではない。帯状ガラスフィルムの表面側に配置されるフリーローラーと、裏面側に配置されるフリーローラーとが、帯状ガラスフィルムの搬送経路上の異なった位置に配置されていてもよい。すなわち、帯状ガラスフィルムの表面に付着したガラス粉と、裏面に付着したガラス粉とを、帯状ガラスフィルムの搬送経路上の異なった位置で当該帯状ガラスフィルムから除去する構成としてもよい。
また、上記の第一及び第二実施形態においては、帯状ガラスフィルムよりもガラス粉の保持力が高いベルトを備えるベルトコンベアを旋回除去体として用いてもよい。この場合、ベルトが旋回周部を構成することになる。さらに、上記の第一及び第二実施形態では、例えば、粘着テープが貼り付けられたベルトを備えるベルトコンベアを旋回回収体として用いてもよい。この場合、粘着テープを貼り付けられたベルトが旋回周部を構成することになる。
1 ガラスフィルムの製造装置
1’ ガラスフィルムの製造装置
4 レーザー照射器
5 冷媒噴射器
6 巻芯
6’ 巻芯
7 フリーローラー
7a 旋回周部
8 フリーローラー
8a 旋回周部
9 切断器
10 洗浄装置
11 検査装置
D1 径
D2 径
G 帯状ガラスフィルム
Ga 幅方向端部(耳部)
Ga’ 幅方向端部
Gb 表面
Gc 裏面
GR ガラスロール
GR’ ガラスロール
K ガラス粉
T 粘着テープ
1’ ガラスフィルムの製造装置
4 レーザー照射器
5 冷媒噴射器
6 巻芯
6’ 巻芯
7 フリーローラー
7a 旋回周部
8 フリーローラー
8a 旋回周部
9 切断器
10 洗浄装置
11 検査装置
D1 径
D2 径
G 帯状ガラスフィルム
Ga 幅方向端部(耳部)
Ga’ 幅方向端部
Gb 表面
Gc 裏面
GR ガラスロール
GR’ ガラスロール
K ガラス粉
T 粘着テープ
Claims (11)
- 帯状ガラスフィルムの搬送経路の下流端に配置され、該下流端まで搬送された前記帯状ガラスフィルムをロール状に巻き取ってガラスロールとする巻取手段を有するガラスフィルムの製造装置であって、
前記搬送経路上の前記巻取手段よりも上流側で、前記帯状ガラスフィルムの表裏両側にそれぞれ配置されると共に、前記帯状ガラスフィルムと接触しつつその搬送方向に倣って旋回する旋回周部によって該帯状ガラスフィルムに付着したガラス粉を回収して除去する旋回除去体を備え、
前記旋回除去体の旋回周部によるガラス粉の保持力が、前記帯状ガラスフィルムによるガラス粉の保持力よりも高いことを特徴とするガラスフィルムの製造装置。 - 前記旋回除去体の旋回周部が前記帯状ガラスフィルムの全幅と接触していることを特徴とする請求項1に記載のガラスフィルムの製造装置。
- 前記帯状ガラスフィルムと非接触の状態で、前記旋回除去体と接触しつつその旋回方向に倣って旋回することにより、前記旋回除去体の旋回周部よりもガラス粉の保持力が高い旋回周部によって該旋回除去体の旋回周部からガラス粉を回収する旋回回収体を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスフィルムの製造装置。
- 前記旋回除去体及び前記旋回回収体がローラーであることを特徴とする請求項3に記載のガラスフィルムの製造装置。
- 前記ローラーがフリーローラーであることを特徴とする請求項4に記載のガラスフィルムの製造装置。
- 前記旋回回収体であるローラーの径が、前記旋回除去体であるローラーの径よりも大きいことを特徴とする請求項4又は5に記載のガラスフィルムの製造装置。
- 前記旋回回収体であるローラーの旋回周部が粘着テープで構成されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のガラスフィルムの製造装置。
- 前記搬送経路上の前記旋回除去体よりも上流側に、搬送中の前記帯状ガラスフィルムを長手方向に沿って切断する切断手段が配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のガラスフィルムの製造装置。
- 前記搬送経路上における前記旋回除去体と前記巻取手段との間に、搬送中の前記帯状ガラスフィルムについて欠陥の有無を検査する検査手段が配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のガラスフィルムの製造装置。
- 前記搬送経路上における前記旋回除去体と前記検査手段との間に、搬送中の前記帯状ガラスフィルムの表裏面を洗浄する洗浄手段が配置されていることを特徴とする請求項9に記載のガラスフィルムの製造装置。
- 前記帯状ガラスフィルムの表面側に配置される前記旋回除去体と、裏面側に配置される前記旋回除去体とが、前記帯状ガラスフィルムを厚み方向に挟んで対向して配置されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のガラスフィルムの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015084110A JP2016204176A (ja) | 2015-04-16 | 2015-04-16 | ガラスフィルムの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015084110A JP2016204176A (ja) | 2015-04-16 | 2015-04-16 | ガラスフィルムの製造装置 |
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JP2016204176A true JP2016204176A (ja) | 2016-12-08 |
Family
ID=57487161
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Country | Link |
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JP (1) | JP2016204176A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018187797A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 日本電気硝子株式会社 | ガラスロールの製造方法 |
CN111278779A (zh) * | 2017-11-27 | 2020-06-12 | 日本电气硝子株式会社 | 玻璃卷筒的制造方法 |
WO2021024955A1 (ja) * | 2019-08-05 | 2021-02-11 | 日東電工株式会社 | ガラスフィルムの製造方法 |
-
2015
- 2015-04-16 JP JP2015084110A patent/JP2016204176A/ja active Pending
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CN111278779B (zh) * | 2017-11-27 | 2023-03-24 | 日本电气硝子株式会社 | 玻璃卷筒的制造方法 |
WO2021024955A1 (ja) * | 2019-08-05 | 2021-02-11 | 日東電工株式会社 | ガラスフィルムの製造方法 |
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